JP2000216250A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JP2000216250A
JP2000216250A JP11325640A JP32564099A JP2000216250A JP 2000216250 A JP2000216250 A JP 2000216250A JP 11325640 A JP11325640 A JP 11325640A JP 32564099 A JP32564099 A JP 32564099A JP 2000216250 A JP2000216250 A JP 2000216250A
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wiring layer
insulating film
semiconductor device
connection hole
layer
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JP11325640A
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Hiroshi Yamamoto
浩史 山本
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Rohm Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属プラグ34を中間配線層24を越えて配
線するようにしているので、従来のように、上下の金属
プラグを互いに接続するための接続層を形成する必要が
ない。したがって、中間配線層24と金属プラグ34の
中心との間隔L1や金属プラグ34の中心間の間隔L2
が接続層の幅に依存して決定されることはなく、従来技
術に比べてこれらの間隔を縮小できる。 【解決手段】 中間配線層24と金属プラグ34の中心
との間隔L1 や金属プラグ34の中心間の間隔L2 を縮
小できるので、チップサイズを小型化できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する利用分野】この発明は半導体装置および
その製造方法に関し、特に、LSIやVLSI等の高集
積デバイスに適用されるものであって、最下配線層、最
上配線層および少なくとも1つの中間配線層を有する、
多層配線構造およびそのような多層配線構造の形成方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】図11を参照して、LSIやVLSI等
に適用される多層配線構造1においては、配線層2とそ
れよりも上の配線層3とを少なくとも一つの配線層4を
越えて配線する場合がある。このような場合、従来で
は、配線層2と配線層4との間の層間絶縁膜5に第1金
属プラグ6を埋め込み、第1金属プラグ6の上に接続層
(接続用パッド)7を形成し、さらに、配線層4と配線
層3との間の層間絶縁層8に接続層7と電気的に導通す
る第2金属プラグ9を埋め込むようにしていた。なお、
このような配線構造は、STACKED VIA構造と
して周知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術において、配
線層4と接続層7、接続層7と他の接続層7とは、互い
に接触するのを防止する等のために所定の間隔Aを隔て
て形成する必要があった。一方、接続層7の幅Cは、第
2金属プラグ9との電気的な接続を確実にするために、
第2金属プラグ9の幅よりも十分に大きく設定する必要
があった。そのため、配線層4と第2金属プラグ9の中
心との間隔L1 および第2金属プラグ9の中心どうしの
間隔L2 が間隔A以外に接続層7の幅Cに依存して決定
されることとなり、チップサイズの小型化を阻む原因と
なっていた。
【0004】本発明は、前記実情に鑑みてなされたもの
で、チップサイズを小型化することの可能な多層配線構
造を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1は、最下配
線層、最上配線層および少なくとも1つの中間配線層を
有し、最下配線層と最上配線層とが電流経路で接続され
た、多層配線構造において、電流経路は少なくとも1つ
の中間配線層を越えて配線する金属プラグを含むことを
特徴とする、多層配線構造を形成したことを特徴とす
る。
【0006】かかる構成によれば予r場第1配線層と第
3配線層とを電気的に接続するための金属プラグを少な
くとも1つの中間配線層すなわち第2配線層を越えて配
線するようにしているので、上下の金属プラグを互いに
接続するための接続層を形成する必要がない。したがっ
て、金属プラグと配線層との間隔や互いに隣接する金属
プラグ間の間隔が接続層の幅に依存して決定されること
はなく、従来技術に比べてこれらの間隔を縮小すること
ができる。
【0007】本発明の第2は、請求項1の半導体装置に
おいて、前記導体プラグは、前記最下配線層および中間
配線層を覆う絶縁膜に形成された接続孔に対して高圧埋
込み法によって形成された導体膜からなることを特徴と
する。
【0008】かかる構成によれば、高圧埋め込み法を用
いることにより、高アスペクト比の接続孔内に良好に導
体プラグを埋め込むことが可能となる。
【0009】本発明の第3は、請求項2の半導体装置に
おいて前記接続孔のアスペクト比は1.5〜5.0の範
囲にあることを特徴とする。
【0010】ここで接続孔のアスペクト比が1.0より
も小さいと、ボイドが形成され良好に埋め込むことがで
きない。従って、むしろ高いアスペクト比をもつように
開口を小さくすることにより、信頼性が高くかつ占有面
積の小さい多層配線構造を達成することが可能となる。
【0011】本発明の第4は、請求項3の半導体装置に
おいて、前記接続孔の開口径は0.2〜1.0ミクロン
の範囲にあることを特徴とする。
【0012】かかる構成によれば、信頼性が高くかつ占
有面積の小さい多層配線構造を達成することが可能とな
る。ここで接続孔の開口径が1.0よりも大きいと、ボ
イドが形成され良好に埋め込むことができない。
【0013】本発明の第5は、半導体基板の上に第1配
線層を形成する工程と、前記第1配線層の上に第1層間
絶縁膜、第2配線層および第2層間絶縁膜を順次形成す
る工程と、前記第1層間絶縁膜および前記第2層間絶縁
膜に前記第2配線層を越えて前記第1配線層に至る接続
孔を形成する工程と、前記接続孔に導体プラグを埋め込
むとともにこの上層に導体プラグ第3配線層を形成する
工程とを含むことを特徴とする。
【0014】本発明の第6は、請求項5記載の半導体装
置の製造方法において、前記導体プラグの埋め込みは、
高圧埋込み工程によってなされることを特徴とする。
【0015】かかる構成によれば、導体プラグの埋め込
みに、高圧埋込み工を用いているため、アスペクト比の
大きい接続孔にも極めて良好に埋め込みを行うことが可
能となる。
【0016】本発明の第7は、請求項5記載の半導体装
置の製造方法において、前記接続孔のアスペクト比は
1.0〜5.0の範囲にあることを特徴とする。
【0017】接続孔のアスペクト比は1よりも小さいと
ボイドが形成され易く、5を超えると、逆に埋め込みに
くくなる。
【0018】本発明の第8は、請求項5記載の半導体装
置の製造方法において、前記接続孔の開口径は0.2〜
1.0ミクロンの範囲にあることを特徴とする。
【0019】接続孔の開口径は0.2よりも小さいと埋
め込みにくく、1.0ミクロンを超えると、逆にボイド
が形成され易くなる。
【0020】本発明の第9は、メモリセルを構成するス
イッチング用のMOSFETと、これに接続されるキャ
パシタとからなるメモリがアレイ状に配列されたメモリ
セル部と、CMOS回路からなるロジック部とからなる
半導体装置において、前記スイッチング用のMOSFE
TおよびCMOS回路を構成するMOSFETを形成し
てなる半導体基板と、前記半導体基板表面に形成された
第1の層間絶縁膜を介して形成されたキャパシタと、前
記キャパシタおよび前記半導体基板全体を覆う第2の絶
縁膜と、前記第1および第2の絶縁膜とを貫通して形成
された導体プラグとを含み、前記キャパシタおよび前記
MOSFETの接続は、前記導体プラグを前記第2の絶
縁膜の上層で相互接続する接続部によって達成されてい
ることを特徴とする。
【0021】かかる構成によれば、通常、大面積を使用
しかつ多数回にわたるフォトリソグラフィ工程を必要と
するDRAM、FRAMなどの半導体装置の製造に際
し、工数の低減をはかるとともにセルの大幅な縮小化を
図ることが可能となる。
【0022】本発明の第10は請求項9に記載の半導体
装置において、前記キャパシタは強誘電体キャパシタで
あることを特徴とする。
【0023】強誘電体キャパシタの場合、多数の処理工
程を経る場合、キャパシタ絶縁膜の劣化の問題が生じ易
いが、かかる構成によれば、キャパシタ絶縁膜の形成
後、処理工程が少なくてすむため、信頼性の向上をはか
ることが可能となる。
【0024】この発明の上述の目的、その他の目的、特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施の形態
の説明から一層明らかとなろう。
【0025】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
説明する。図1に示すこの実施例の多層配線構造10
は、シリコン(Si)等からなる半導体基板(以下、単
に「基板」という。)12を含み、基板12の上部には
導電部14が形成される。そして、基板12の上には、
酸化シリコン(SiO2 )等からなる層間絶縁膜16が
形成され、層間絶縁膜16の上には、アルミニウム(A
l)等からなる最下配線層18が形成され、導電部14
と最下配線層18とが層間絶縁膜16に埋め込まれたア
ルミニウム(Al)等からなる金属プラグ20を介して
電気的に接続される。
【0026】また、最下配線層18の上には、酸化シリ
コン(SiO2 )等からなる層間絶縁膜22が形成さ
れ、層間絶縁膜22の上には、アルミニウム(Al)等
からなる中間配線層24が部分的に形成され、層間絶縁
膜22および中間配線層24の上には、酸化シリコン
(SiO2 )等からなる層間絶縁膜26が形成される。
さらに、層間絶縁膜26の上には、アルミニウム(A
l)等からなる最上配線層28が形成される。そして、
最下配線層18と中間配線層24とが層間絶縁膜22に
埋め込まれた金属プラグ30を介して接続され、中間配
線層24と最上配線層28とが層間絶縁膜26に埋め込
まれた金属プラグ32を介して接続され、最下配線層1
8と最上配線層28とが層間絶縁膜22および層間絶縁
膜26に埋め込まれた金属プラグ34を介して接続され
る。
【0027】このように、多層配線構造10には、金属
プラグ30、32および34ならびに中間配線層24に
よって、最下配線層18と最上配線層28とを電気的に
接続する電流経路が形成され、電流経路を構成する金属
プラグ34が中間配線層24を越えて配線される。
【0028】以下、図2から図4に従って、多層配線構
造10の具体的な形成方法を説明する。まず、図2
(A)に示すように、導電部14が形成された基板12
の上に層間絶縁膜16をCVD法等によって積層し、こ
の層間絶縁膜16をパターン形成したレジスト36でマ
スクしてエッチングして、導電部14に至る接続孔38
を形成する。そして、レジスト36を除去した後、図2
(B)に示すように、接続孔38の内部に金属プラグ2
0をスパッタリングまたはCVD法によって埋め込み、
その後、埋め込み工程において層間絶縁膜16の上に積
層された図示しない金属膜をエッチングにより除去す
る。
【0029】続いて、図2(C)に示すように、金属プ
ラグ20および層間絶縁膜16の上に最下配線層18を
スパッタリングまたはCVD法によって積層し、最下配
線層18の上に層間絶縁膜22をCVD法等によって積
層する。そして、図2(D)に示すように、上述した金
属プラグ20と同様にして層間絶縁膜22に金属プラグ
30を埋め込む。
【0030】そして、図3(E)に示すように、層間絶
縁膜22および金属プラグ30の上に中間配線層24を
スパッタリングまたはCVD法よって積層し、図3
(F)に示すように、中間配線層24をパターン形成し
たレジスト40でマスクしてエッチングして、中間配線
層24の不要部分を除去する。そして、レジスト40を
除去した後、図3(G)に示すように、中間配線層24
および層間絶縁膜22の上に、層間絶縁膜26をCVD
法等によって積層する。
【0031】続いて、図4(H)に示すように、フォト
リソグラフィおよび反応性イオンエッチング(RIE)
を用いて、層間絶縁膜26に中間配線層24に至る接続
孔42、層間絶縁膜26および層間絶縁膜22に最下配
線層18に至る接続孔44が形成される。この工程は、
この他、FIB(Focused Ion Beam:
集束イオンビーム)法によって順次描画していくことに
よりアスペクト比の高い接続孔の形成が可能となる。な
お、中間配線層24と接続孔44、接続孔44と他の接
続孔44とは、中間配線層24と金属プラグ34または
金属プラグ34どうしが互いに接触するのを防止する等
のために所定の間隔Aを隔てて形成する必要があり、こ
の実施例では、間隔Aが0.4μm程度に設定される。
また、この接続孔44のアスペクト比は1.0〜5.0
の範囲にあり、開口径は0.5ミクロンであった。
【0032】そして、このように高アスペクト比の接続
孔42、44の形成された基板に対し、図4(I)に示
すように、高圧埋め込み法により、銅薄膜Wを形成す
る。この銅薄膜は、スパッタリング後、700気圧程度
の高圧条件下で、埋め込みを行うことにより、ボイドの
形成も少なく、良好な銅薄膜Wが形成される。
【0033】また、必要に応じてフォトリソグラフィ法
により、図5(J)に示すように、この銅薄膜のパター
ニングを行うことにより、金属プラグ32、34および
配線パターン28の形成された多層配線構造が完成す
る。
【0034】このようにして形成される多層配線構造
は、中間接続層を形成するためのリソグラフィ工程で必
要とするマージンおよび、多数層にわたるコンタクト孔
形成のために必要とされるマージンが不要となるため、
配線面積の低減をはかることができ、しかもコンタクト
が確実となり、信頼性の高い多層配線構造を得ることが
可能となる。
【0035】さらにまた、フォトリソグラフィの回数が
低減されるため、工数が大幅に低減され、生産性が向上
する上、不良発生率も大幅に低減される。
【0036】なお、層間絶縁膜26および層間絶縁膜2
2に跨がって形成される接続孔44はアスペクト比が高
いため、接続孔44に金属プラグ34を埋め込む際に
は、最下配線層18との電気的な接続を確実にするため
に特別な配慮が必要である。この、金属プラグ34の埋
め込みには、図4(I)工程で用いた高圧埋込み法の
他、MOCVD法(有機金属化学気相成長法)、レーザ
CVD法またはPlating法等のような高アスペク
ト比の接続孔44に適した方法を採用することも可能で
ある。
【0037】なお、前記実施例では高圧埋め込み法によ
り、高アスペクト比の接続孔44への銅薄膜の埋め込み
を行ったが、この高圧埋め込み法では、アスペクト比が
高く、しかも開口径の小さい接続孔に対して、極めて良
好な埋め込み特性を呈することがわかった。本発明者ら
は、開口径およびアスペクト比を変化させて、埋め込み
を行い、多層配線構造を形成し、この良品率を測定し
た。その結果アスペクト比は1.0〜5.0程度、開口
孔は0.6ミクロン以下とするのが望ましい。アスペク
ト比が低く、開口径の大きい接続孔の場合図6Bに示す
ように、ボイドVが形成され易いが、上記範囲に選択す
ることにより、図6Aに示すように孔径が小さく、高ア
スペクト比のコンタクト孔に対して埋め込みを行う場
合、ボイドの発生もなく、極めて信頼性の高い埋め込み
が可能となる。これは微細化に際して極めて有効な方法
であり、この方法を用いることにより、微細で信頼性の
高い多層配線構造を得ることが可能となる。
【0038】また、この高圧埋め込み法は、銅などの金
属の有機化合物を含む液体を基板表面に塗布し、加圧条
件下で高温にすることにより、接続孔内に導体膜を埋め
込む方法なども有効である。
【0039】さらに、また、前記実施例では、接続孔内
に埋め込まれる金属プラグと配線パターンとを同一工程
で形成したが、接続孔の埋め込みを行った後、さらに表
面に最上配線層となる導体膜を形成するようにしてもよ
い。図7(A)に示すように、接続孔42および44の
それぞれに金属プラグ32および34を埋め込み、その
後、この後図7(B)に示すように、層間絶縁膜26な
らびに金属プラグ32および34の上に最上配線層28
をスパッタリングまたはCVD法等によって形成し、最
上配線層28の不要部分をエッチングによって除去す
る。
【0040】層間絶縁膜26および層間絶縁膜22に跨
がって形成される接続孔44はアスペクト比が高いた
め、接続孔44に金属プラグ34を埋め込む際には、最
下配線層18との電気的な接続を確実にするために特別
な配慮が必要である。ここでも、図7(A)工程におけ
る金属プラグ34の埋め込みには、高圧埋込み法、MO
CVD法(有機金属化学気相成長法)、レーザCVD法
またはプレーティング法等のような高アスペクト比の接
続孔44に適した方法を採用する。
【0041】この実施例によれば、金属プラグ34を中
間配線層24を越えて配線するようにしているので、従
来のように、上下の金属プラグを互いに接続するための
接続層7(図11)を形成する必要がない。したがっ
て、中間配線層24と金属プラグ34の中心との間隔L
1 や金属プラグ34の中心間の間隔L2 が、上述の間隔
Aとプラグ34の幅Bとに依存して決定されることとな
り、従来技術(図11)に比べると、金属プラグに対し
て接続層がはみ出していた分だけチップサイズを小型化
できる。
【0042】なお、上述の実施例では、この発明を3層
配線構造に適用した場合を示したが、この発明は、4層
またはそれ以上の配線構造にも同様に適用できる。この
場合には、たとえば図8に示すように、2つ以上の中間
配線層24を超えて金属プラグ34aを配線するように
してもよい。
【0043】また、少なくとも1つの配線層を越えて配
線する金属プラグの下端に接続される配線層を第1配線
層、その金属プラグの上端に接続される配線層を第3配
線層、第1配線層と第3配線層との間に形成される配線
層を第2配線層と定義すると、たとえば図8に示すよう
に、第1配線層を最下配線層18ではなく中間配線層2
4aによって構成し、第3配線層を最上配線層28では
なく中間配線層24bによって構成してもよい。ただ
し、第2配線層が常に中間配線層24aまたは24b等
によって構成されることは言うまでもない。
【0044】次に本発明の第2の実施例について説明す
る。この例では図9に示すように、強誘電体メモリ(F
ERAM)を用いた半導体メモリ装置に本発明の多層配
線方法を適用した例について説明する。すなわち、強誘
電体メモリがアレイ状に配列されたメモリセル部100
と、CMOS回路からなるロジック部200とからな
る、半導体装置において、メモリセルを構成するスイッ
チング用のMOSFET50と、これに接続される強誘
電体キャパシタ60と、CMOS回路を構成するMOS
FETなどの回路素子70を、個別素子として形成する
と共に、相互配線層81を形成し、これを最上層あるい
はそれに近い部分で、一気に接続孔を形成し、この接続
孔に高圧埋め込み法により、導体プラグ54、64を埋
め込み、配線接続を達成するようにしたものである。
【0045】このメモリセルは、素子分離膜91によっ
て素子分離されたシリコン基板90内に不純物拡散領域
からなるソース・ドレイン領域51と、ゲート絶縁膜を
介して形成されたゲート電極52とからなるスイッチン
グトランジスタとしてのMOSFET50と、基板表面
を覆う絶縁膜82上に下部電極61と上部電極63とに
よってPZTからなる強誘電体膜62を挟んだ強誘電体
キャパシタ60とからなるもので、このスイッチングト
ランジスタのソースドレイン領域51の一方と、強誘電
体キャパシタの上部電極との接続はこの導体プラグ5
4、64を最上層の配線層58で接続することによって
接続されている。
【0046】一方CMOSロジック部においても、シリ
コン基板90内に不純物拡散領域からなるソース・ドレ
イン領域71A、71Bと、ゲート絶縁膜を介して形成
されたゲート電極72とからなるMOSFET70が形
成されており、ここでも配線接続は、接続孔を介して形
成された導体プラグ54、74によって基板表面で達成
されている。78は配線層である。
【0047】次に、このメモリ装置の製造工程について
説明する。まず、LOCOS法によって素子分離絶縁膜
91の形成されたシリコン基板90に通常の方法により
MOSFETを形成する。この後絶縁膜82を形成
し、必要な配線層81などを形成した後、さらに、層間
絶縁膜82を形成する。
【0048】そしてこの酸化シリコン層82に一度のフ
ォトリソグラフィ工程で、全面にマスクパターンを形成
しRIEによりコンタクトホールHを形成する。そし
て、このコンタクトホール内に高圧埋め込み法により、
銅薄膜からなる導体膜を埋め込み、フォトリソグラフィ
により導体金属プラグ54、64、74および配線金属
58、78を形成する。
【0049】かかる方法によれば、最上層の近傍で、各
素子間の配線接続のほとんどを行うことができるため、
フォトリソグラフィ工程の回数が大幅に低減されるとと
もに、マスクあわせの必要がないため、マージンが不要
となり、セルサイズの低減を図ることができるととも
に、CMOSロジック部においても、相互配線のための
マージンが大幅に低減されるため、占有面積を小さくす
ることが可能となる。さらにまた厚さについても低減さ
れる。
【0050】比較のために、接続パッドを利用した従来
の半導体メモリ装置を図10に示す。図10においても
各部品は図9における部品と同一符号を付した。図9と
図10との比較からも、本発明によれば、占有面積の大
幅な低減を図ることが可能であることがわかる。
【0051】
【発明の効果】この発明によれば、導体プラグと配線層
との間隔や互いに隣接する導体プラグ間の間隔を縮小で
きるので、チップサイズを小型化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す図である。
【図2】同実施例の形成方法を示す図である。
【図3】同実施例の形成方法を示す図である。
【図4】同実施例の形成方法を示す図である。
【図5】同実施例の形成方法を示す図である。
【図6】同実施例の形成方法を示す図である。
【図7】同実施例の形成方法を示す図である。
【図8】本発明の他の実施例を示す図である。
【図9】本発明の第2の実施例の半導体装置を示す図で
ある。
【図10】従来例の半導体装置を示す図である。
【図11】従来技術を示す図である。
【符号の説明】
10 …多層配線構造 12 …半導体基板 18 …最下配線層 20、30、32、34 …金属プラグ 24 …中間配線層 28 …最上配線層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/8242

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】最下配線層、最上配線層および少なくとも
    1つの中間配線層を有し、前記最下配線層と前記最上配
    線層とが電流経路で接続された、多層配線構造におい
    て、 前記電流経路は少なくとも1つの中間配線層を越えて配
    線する導体プラグを含むことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】前記導体プラグは、前記最下配線層および
    中間配線層を覆う絶縁膜に形成された接続孔に対して高
    圧埋込み法によって形成された導体膜からなることを特
    徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】前記接続孔のアスペクト比は1.5〜5.
    0の範囲にあることを特徴とする請求項2記載の半導体
    装置。
  4. 【請求項4】前記接続孔の開口径は、0.2〜1.0ミ
    クロンの範囲にあることを特徴とする請求項2記載の半
    導体装置。
  5. 【請求項5】半導体基板の上に第1配線層を形成する工
    程と、 前記第1配線層の上に第1層間絶縁膜、第2配線層およ
    び第2層間絶縁膜を順次形成する工程と、 前記第1層間絶縁膜および前記第2層間絶縁膜に前記第
    2配線層を越えて前記第1配線層に至る接続孔を形成す
    る工程と、 前記接続孔に導体プラグを埋め込むとともにこの上層に
    第3配線層を形成する工程とを含むことを特徴とする半
    導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】前記導体プラグの埋め込みは、高圧埋込み
    工程によってなされることを特徴とする請求項5記載の
    半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】前記接続孔のアスペクト比は1.5〜5.
    0の範囲にあることを特徴とする請求項5記載の半導体
    装置の製造方法。
  8. 【請求項8】前記接続孔の開口径は0.2〜1.0ミク
    ロンの範囲にあることを特徴とする請求項5記載の半導
    体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】メモリセルを構成するスイッチング用のM
    OSFETと、これに接続されるキャパシタとからなる
    メモリがアレイ状に配列されたメモリセル部と、 CMOS回路からなるロジック部とからなる半導体装置
    において、 前記スイッチング用のMOSFETおよびCMOS回路
    を構成するMOSFETを形成してなる半導体基板と、 前記半導体基板表面に形成された第1の層間絶縁膜を介
    して形成されたキャパシタと、 前記キャパシタおよび前記半導体基板全体を覆う第2の
    絶縁膜と、 前記第1および第2の絶縁膜とを貫通して形成された導
    体プラグとを含み、 前記キャパシタおよび前記MOSFETの接続は、前記
    導体プラグを前記第2の絶縁膜の上層で相互接続する接
    続部によって達成されていることを特徴とする半導体装
    置。
  10. 【請求項10】前記キャパシタは強誘電体キャパシタで
    あることを特徴とする請求項9に記載の半導体装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009082207A (ja) * 2007-09-27 2009-04-23 Fujifilm Corp 機能性膜の製造方法および製造装置

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