JP2000215107A - デ―タ記録装置、デ―タ再生装置および記録媒体 - Google Patents

デ―タ記録装置、デ―タ再生装置および記録媒体

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JP2000215107A
JP2000215107A JP11015361A JP1536199A JP2000215107A JP 2000215107 A JP2000215107 A JP 2000215107A JP 11015361 A JP11015361 A JP 11015361A JP 1536199 A JP1536199 A JP 1536199A JP 2000215107 A JP2000215107 A JP 2000215107A
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Toshiyuki Iijima
利幸 飯島
Takeshi Iizuka
健 飯塚
Ariyoshi Kato
有美 加藤
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 音データと画像データの何れか一方または双
方を含む入力データを記録媒体に記録し、当該入力デー
タに関連する付加情報を前記記録媒体の目視により識別
可能なように表出させるデータ記録装置を提供する。 【解決手段】 データ記録装置1404は、入力データ
が入力される第1の入力手段101と、第1の入力手段
101に入力された前記入力データを記録媒体1405
の記録領域に記録する記録手段106と、前記入力デー
タの付加情報が入力される第2の入力手段102と、第
2の入力手段102に入力された前記付加情報を一時的
に記憶する記憶手段104と、記憶手段104に一時的
に記憶された前記付加情報を、前記記録媒体1405の
目視により識別可能なように、記録媒体1405の外表
面に表出させる付加情報表出手段107とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音データと画像デ
ータの何れか一方または双方を含む入力データを記録ま
たは再生し、入力データに関連する付加情報を記録媒体
の外観から識別可能なように記録するデータ記録装置ま
たはデータ再生装置と、前記データ記録装置またはデー
タ再生装置で利用可能な記録媒体とに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、データ記録方式としてディジタル
化が急速に進み、CD(Compact Disc)やDVD(Digi
tal Versatile Disc)などのディジタル記録方式の記録
媒体、およびインターネットやディジタル放送が普及し
つつある。また、CDレコーダやミニディスク(MD)
などのディジタル記録装置が登場し、手軽にディジタル
記録が可能となっている。
【0003】一方、ディジタル方式がデータを劣化させ
ることなく情報伝達が可能である点を利用し、音楽や画
像のコンテンツが不正利用されることがある。したがっ
て、著作権保護の観点から、各コンテンツに対し、複製
の禁止であるとか、再生回数を制限する等、不正利用に
対して制限を加える必要がある。
【0004】ディジタルデータを記録媒体に記録する場
合、記録データに付随するタイトル名、演奏者名等の情
報、記録日時などの情報を、使用者が記録媒体の表面に
筆記用具で記入したり、前記情報が記入されたシールを
記録媒体に貼付したりすることがある。
【0005】ディジタルデータの利用を制限する手法と
しては、読出専用の記録媒体に関しては、複製の許可/
禁止を示すコピー管理情報を予め書き込んでおき、コピ
ー管理情報をデータ再生装置で読み取り、例えば複製禁
止である場合にはデータ記録装置にはデータ出力しない
ようにする手法がある。また、読出専用の記録媒体に関
しては、再生可能回数を示す再生管理情報を予め書き込
んでおき、再生管理情報をデータ再生装置で読み取り、
例えば再生禁止である場合にはデータ記録装置にはデー
タ出力しないようにする手法がある。以下、便宜のた
め、再生管理情報とコピー管理情報の何れか一方または
双方を利用管理情報という。一方、インターネットやデ
ィジタル放送などにより記録媒体にダウンロードする場
合には、送出するデータに利用管理情報を予め含有させ
たり、ダウンロード時にデータ記録装置が利用管理情報
を記録媒体に書き込んだりする手法がある。
【0006】利用管理情報は、外部から簡単に読み取れ
る場合は改ざんされるおそれがある。このため利用管理
情報は、暗号鍵を用いて暗号をかけたり、データ自身を
暗号化して再生可能なときだけ暗号鍵を供給したりする
などして、記録媒体に記録したり、データ伝送したりす
ることが多い。電子透かし技術を用いて利用管理情報を
データ自身に隠し持たせて記録媒体に記録したり、デー
タ伝送したりすることもある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】記録媒体がリードライ
ト可能である場合、記録媒体の表面に記入された付加情
報に対しては、使用者がデータを記録媒体に記録するた
びに書き換えが必要となって煩雑である。筆記用具で付
加情報を記録媒体の表面に記入すると、データ自体は書
換え可能であるにもかかわらず、表面に記入された付加
情報は書き直しが困難なことが多い。また、付加情報を
記入したシールを記録媒体に貼付すると、付加情報を変
更するときに貼り替えが必要となって煩雑である。
【0008】一方、ネットワークや放送からダウンロー
ドしてデータを記録した記録媒体では、データ記録後に
データ記録装置から記録媒体を取り出すと、記録媒体に
記録された利用管理情報を外部から知ることが困難であ
る。この利用管理情報を知るには、利用管理情報を検出
する装置を用いる必要がある。
【0009】本発明の第1の目的は、音データと画像デ
ータの何れか一方または双方を含む入力データを記録媒
体に記録し、当該入力データに関連する付加情報を前記
記録媒体の目視により識別可能なように表出させるデー
タ記録装置を提供することにある。本発明の第2の目的
は、記録媒体に記録された入力データに関連する付加情
報を検出し、付加情報を前記記録媒体の目視により識別
可能なように表出させるデータ再生装置を提供すること
にある。また、上記データ記録装置またはデータ再生装
置で利用可能な記録媒体を提供することが、本発明の第
3の目的である。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1のデー
タ記録装置は、音データと画像データの何れか一方また
は双方を含む入力データであって当該入力データの付加
情報が重畳された入力データが入力される入力手段と、
前記入力手段に入力された前記入力データを記録媒体の
記録領域に記録する記録手段と、前記入力手段に入力さ
れた前記入力データから前記付加情報を検出する検出手
段と、前記検出手段で検出された前記付加情報を、前記
記録媒体の目視により識別可能なように前記記録媒体の
外表面に表出させる付加情報表出手段とを有する。
【0011】本発明に係る第2のデータ記録装置は、音
データと画像データの何れか一方または双方を含む入力
データが入力される第1の入力手段と、前記第1の入力
手段に入力された前記入力データを記録媒体の記録領域
に記録する記録手段と、前記入力データの付加情報が入
力される第2の入力手段と、前記第2の入力手段に入力
された前記付加情報を、前記記録媒体の目視により識別
可能なように前記記録媒体の外表面に表出させる付加情
報表出手段とを有する。
【0012】本発明に係る第3のデータ記録装置は、音
データと画像データの何れか一方または双方を含む入力
データが入力される入力手段と、前記入力手段に入力さ
れた前記入力データを記録媒体の記録領域に記録する記
録手段と、前記記録手段が前記入力データを前記記録媒
体に記録した記録日時を検出する検出手段と、前記記録
媒体の目視により識別可能なように前記記録日時を前記
記録媒体の外表面に表出させる付加情報表出手段とを有
する。
【0013】本発明に係る第1のデータ再生装置は、音
データと画像データの何れか一方または双方を含む入力
データであって、当該入力データの付加情報が重畳され
た入力データが記録された記録媒体から前記入力データ
を読み出す入力手段と、前記入力手段で読み出された前
記入力データから前記付加情報を検出する検出手段と、
前記入力手段で読み出された前記入力データに対し、前
記検出手段で検出された前記付加情報を変更して重畳す
る書換手段と、変更後の前記付加情報が重畳された前記
入力データを外部装置に出力する出力手段と、変更後の
前記付加情報を、前記記録媒体の目視により識別可能な
ように前記記録媒体の外表面に表出させる付加情報表出
手段とを有する。
【0014】本発明に係る第2のデータ再生装置は、音
データと画像データの何れか一方または双方を含む入力
データが記録されている記録媒体から前記入力データを
読み出す入力手段と、前記入力手段で読み出された前記
入力データを外部装置に出力する出力手段と、前記入力
手段が前記入力データを読み出した読出日時を検出する
検出手段と、前記記録媒体の目視により識別可能なよう
に前記読出日時を前記記録媒体の外表面に表出させる付
加情報表出手段とを有する。
【0015】本発明に係る記録媒体は、音データと画像
データの何れか一方または双方を含むデータであって付
加情報が重畳されたデータが記録された記録領域と、記
録媒体の目視により識別可能なように前記付加情報を表
出する表出領域とを有する記録媒体であって、前記表出
領域は前記記録媒体の外表面に設けてある。
【0016】本発明に係るデータ記録装置では、記録手
段は入力データを記録媒体の記録領域に記録し、付加情
報表出手段は前記入力データに関連する付加情報を、記
録媒体の目視により識別可能なように記録媒体の外表面
に表出させる。これにより、利用者は、入力データに関
連する付加情報を記録媒体の目視によって記録媒体の外
観から知ることができる。本発明に係るデータ再生装置
では、記録媒体から読み出された入力データの付加情報
を、記録媒体の目視により識別可能なように記録媒体の
外表面に表出させる。これにより、利用者は、入力デー
タに関連する付加情報を記録媒体の目視によって記録媒
体の外観から知ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して説明する。
【0018】記録システム 図1は、本発明に係るデータ記録装置を有する記録シス
テムの構成例を示す説明図である。図1の記録システム
1500は、スピーカ1401と、テレビジョンモニタ
1402と、受信装置1403と、データ記録装置14
04と、受信アンテナ1406と、記録媒体1405と
を有する。
【0019】スピーカ1401は、音声を再現する装置
であり、受信装置1403またはデータ記録装置140
4からの音データが入力され、当該音データに応じた音
を発生する。スピーカ1401は、テレビジョンモニタ
1402の左右にそれぞれ配置されている。テレビジョ
ンモニタ1402は、映像または画像を表示する装置で
あり、受信装置1403からの画像データが入力され、
当該画像データに応じた画像を表示する。受信アンテナ
1406は、放送を受信して受信データを受信装置14
03に出力する。受信装置1403は、受信アンテナ1
406からの受信データが入力され、受信データから音
データを抽出してスピーカ1401に出力し、受信デー
タから画像データを抽出してテレビジョンモニタ140
2に出力し、受信データから画像データおよび音データ
を抽出してデータ記録装置1404に出力する。データ
記録装置1404は、受信装置1403からの画像デー
タおよび音データが入力され、入力された画像データお
よび音データを記録媒体1405に記録する。データ記
録装置1404は、不図示の電話回線に接続されてい
る。
【0020】記録システム1500において、データ記
録装置1404に代えてデータ再生装置1404Aを接
続してもよい。このデータ再生装置1404Aの外観
は、データ記録装置1404の外観と同じにしてもよ
い。この場合は、データ再生装置1404Aは記録媒体
1405から音データおよび画像データを読み出し、音
データをスピーカ1401に出力し、画像データをテレ
ビジョンモニタ1402に出力する。
【0021】データ記録装置 図2は、データ記録装置1404を説明する概略ブロッ
ク図である。データ記録装置1404は、第1の入力手
段101と、第2の入力手段102と、マイクロプロセ
ッサユニット(MPU)103と、表示手段108と、
記憶手段104と、検出手段105と、記録手段106
と、付加情報表出手段107と、データバス10とを有
する。第1の入力手段101は、ディジタルデータから
なる入力データが入力される入力インタフェース回路を
有する。第1の入力手段101は、アナログデータから
なる入力データが入力される入力インタフェース回路
と、この入力インタフェース回路の出力データをアナロ
グ/ディジタル変換するアナログ/ディジタル変換回路
(A/D変換回路)とを、更に有してもよい。入力デー
タは、音データと画像データの何れか一方または双方を
有するマルチメディアデータからなる。第1の入力手段
101の出力データは、MPU103の制御の下で、デ
ータバス10を介して、検出手段105と記録手段10
6とに供給される。
【0022】第2の入力手段102は、電話回線(TE
L LINE)に接続されており、電話回線用のインタ
フェース回路を有する。第2の入力手段102は、電話
回線から暗号鍵が入力され、この暗号鍵をMPU103
に出力する。MPU103は、データ記録装置1404
の全体の制御を行うコントローラである。MPU103
は、データ転送を制御するDMA(ダイレクトメモリア
クセス)コントローラやデータ転送量を計数するカウン
タ等を有する。MPU103には第2の入力手段102
からの暗号鍵が入力され、前記暗号鍵を検出手段105
に出力する。
【0023】検出手段105には、第1の入力手段10
1からの入力データがデータバス10を介して入力さ
れ、検出手段105は、入力された前記入力データを検
出手段105の内部メモリに記憶する。検出手段105
は、前記内部メモリに記憶された入力データから前記付
加情報を検出する暗号解読手段を有する。表示手段10
8は、液晶表示装置などを有し、MPU103の制御下
で、付加情報またはデータ記録装置1404の状態等を
表示する。記憶手段104は、メモリを有して構成さ
れ、検出手段105で検出された付加情報を一時的に記
憶する。記録手段106には、入力手段101からの入
力データがデータバス10を介して入力され、記録手段
106は、記録媒体1405の記録領域(データ記録領
域)に前記入力データを記録する。付加情報表出手段1
07は、記憶手段104に一時的に記憶されている付加
情報を、記録媒体1405の目視により識別可能なよう
に記録媒体1405の外表面に表出させる。第2の記録
手段107は、例えば、記録媒体1405の外表面に付
加情報を印刷して記録してもよい。なお、付加情報の記
録方式については、後に詳しく述べる。
【0024】検出手段105は、付加情報の検出に必要
とされるデータ量が内部メモリに転送されると、付加情
報の検出処理を開始する。付加情報や入力データ自身が
暗号鍵により暗号化されている場合には、検出手段10
5は暗号鍵を利用して付加情報を検出する。暗号鍵は、
入力手段102を介してMPU103に供給され、検出
手段105に転送される。なお、前記入力データと共に
暗号鍵が第1の入力手段101に入力されるようにし、
MPU103の制御の下で、暗号鍵を検出手段105に
転送してもよい。検出手段105での検出結果または検
出された付加情報は、記憶手段104に記憶される。こ
のとき、検出結果を表示手段108に表示してもよい。
【0025】一方、記録手段106に前記入力データが
転送されると、前記入力データは記録媒体1405で記
録できる形態に変換され、入力データは記録媒体140
5のデータ記録領域に書き込まれて記録される。前記入
力データの記録がすべて終了すると、MPU103は付
加情報を記憶手段104から付加情報表出手段107に
転送し、記録媒体1405の目視により識別可能なよう
に前記付加情報を記録媒体1405の外表面に表示させ
る。
【0026】データ記録装置の動作 図3と図4は、データ記録装置の動作およびMPUの制
御動作を説明する概略フローチャートである。記録開始
ボタン(記録ボタン)が押されると、または第1の入力
手段に前記入力データの入力が開始されると、ステップ
S201で付加情報が検出できたか否かを示すフラグF
lag_dec_OKを0にクリアする。なお、フラグ
Flag_dec_OK=1の場合は、付加情報を検出
できたことを示す。また、検出手段105に転送された
データ量を示すカウント値Mdecを0にクリアする。
【0027】ステップS202では、入力データが終了
したか否かを判定すると共に、停止ボタンが押されたか
否かを判定する。入力データが終了した場合、または停
止ボタンが押された場合、ステップS212に進み、記
憶手段104に一時的に記憶された付加情報を付加情報
表出手段107に転送し、付加情報表出手段107は記
録媒体1405の目視により識別可能なように記録媒体
1405の外表面に表出させる。入力データが終了して
いない場合であって停止ボタンが押されていない場合、
ステップS203に進み、記録手段106にnバイトの
入力データを転送して記録媒体1405のデータ記録領
域に入力データを書き込む。また、検出手段105の内
部メモリにnバイトの入力データを転送して記憶させ
る。
【0028】ステップS204では、フラグFlag_
dec_OKの値が1であるか否かを判定する。なお、
フラグFlag_dec_OK=1の場合は、付加情報
を検出できたことを示す。フラグFlag_dec_O
Kの値が1である場合は、ステップS202に戻る。フ
ラグFlag_dec_OKの値が1でない場合は、ス
テップS205に進む。
【0029】ステップS205では、カウント値Mde
cの値が、所定のデータ量DEC_OK以上であるか否
かを判定する。所定のデータ量DEC_OKは、検出手
段105が付加情報の検出に必要なデータ量である。カ
ウント値Mdecの値が、所定のデータ量DEC_OK
以上でない場合は、ステップS206に進み、カウント
値Mdecの値にnを加算してステップS202に戻
る。カウント値Mdecの値が、所定のデータ量DEC
_OK以上である場合は、ステップS207に進み、カ
ウント値Mdecを0にクリアする。ステップS208
では、検出手段105は付加情報の検出処理を開始す
る。ステップS209では、検出手段105の検出結果
を判定する。検出手段105が付加情報を検出しない場
合は、ステップS202に戻る。検出手段105が付加
情報を検出した場合は、ステップS210に進み、付加
情報を記憶手段104に書き込んで記憶させる。ステッ
プS211では、フラグFlag_dec_OKの値を
1にセットし、ステップS202に戻る。
【0030】データ再生装置 図5は、前記データ再生装置1404Aを説明する概略
ブロック図である。データ再生装置1404Aは、入力
手段302と、第1の記憶手段305と、第2の記憶手
段308と、第3の記憶手段311と、MPU303
と、表示手段309と、出力手段310と、付加情報表
出手段304と、検出手段306と、書換手段307
と、データバス40とを有する。入力手段302は、読
出装置(リーダ)と入力インタフェース回路とを有し、
読出装置は記録媒体1405の記録領域(データ記録領
域)に記録されている入力データを読み出し、入力イン
タフェース回路は読出装置が出力した入力データをデー
タバス40に供給する。MPU303は、データ再生装
置1404Aの全体の制御を司るコントローラである。
MPU303は、データ転送を制御するDMA(ダイレ
クトメモリアクセス)コントローラやデータ転送量を計
数するカウンタ等を有する。
【0031】表示手段309は、液晶表示装置などを有
して構成され、MPU303の制御下で、付加情報また
はデータ再生装置1404Aの状態などを表示する。検
出手段306は、入力手段302からの入力データがデ
ータバス40を介して入力され、入力データを検出手段
306の内部メモリに記憶する。検出手段306は、内
部メモリに記憶された入力データから付加情報を検出す
る。検出手段306は、付加情報が入力データに暗号を
用いて重畳されている場合には暗号解読手段を有しても
よく、付加情報が電子透かし情報として入力データに重
畳されている場合には電子透かし検出手段を有してもよ
い。付加情報表出手段304は、検出手段306で検出
された付加情報を、記録媒体1405の目視により識別
可能なように記録媒体1405の外表面に表出させる。
第1の記憶手段305は、メモリを有しており、MPU
303の制御下で、入力手段302からの入力データが
データバス40を介して供給され、供給された入力デー
タを記憶する。第2の記憶手段308には、検出手段3
06で検出された付加情報がデータバス40を介して供
給され、供給された付加情報を記憶する。出力手段31
0は出力インタフェース回路を有しており、出力手段3
10にはデータバス40を介して入力データが供給さ
れ、出力手段310は外部出力端子310Tを介して入
力データを外部装置に出力する。出力手段310は、供
給された入力データをディジタル/アナログ変換するデ
ィジタル/アナログ変換回路(D/A変換回路)と、D
/A変換回路の出力データを外部出力端子を介して外部
装置に出力する出力インタフェース回路とを有してもよ
い。
【0032】データ再生装置1404Aでは、入力デー
タが記録された記録媒体1405がデータ再生装置14
04Aに装着されると、入力手段302により入力デー
タを記録媒体1405から読み出る。または、記録媒体
1405の装着後に使用者による再生指示があると、入
力手段302は記録媒体1405から入力データを読み
出す。入力データは、MPU303によって記憶手段3
05に順次記憶される。第1の記憶手段305に記憶さ
れた入力データが所定のデータ量に達すると、MPU3
03は第1の記憶手段305から検出手段306に入力
データを転送する。前記所定のデータ量は、検出手段3
06が付加情報を検出するのに必要なデータ量である。
検出手段306は、検出手段306の内部メモリに入力
データを記憶し、付加情報の検出処理を開始する。検出
手段306で検出された付加情報は、第2の記憶手段3
08に記憶される。このとき、MPU303の制御下
で、表示手段309は、第2の記憶手段308に記憶さ
れた付加情報を表示してもよい。
【0033】検出手段306で検出された付加情報が、
再生許可を示すものである場合は、MPU303は第1
の記憶手段305に記憶されている入力データを、デー
タバス40を介して出力手段310に逐次転送する。な
お、第1の記憶手段305に記憶されているすべての入
力データを一度転送した後では、入力手段302から出
力手段310に入力データを直接的に転送してもよく、
第1の記憶手段305を経由して出力手段310に転送
してもよい。
【0034】検出手段306で検出された付加情報が、
再生可能回数のように再生後に変更を加えなければなら
ない情報である場合には、付加情報は第2の記憶手段3
08から書換手段307に転送され、書換手段307で
付加情報の変更が加えられた後、第2の記憶手段308
に再び記憶される。ここでの変更とは、例えば付加情報
が残りの再生可能回数を示す場合には、その回数をデク
リメントして1だけ減算するような動作を示す。このよ
うな場合には、MPU303は、第1の記憶手段305
からデータバス40および書換手段307を経由して第
3の記憶手段311に入力データを転送する。第3の記
憶手段311に記憶された入力データは、データバス4
0を介して出力手段310に供給され、出力手段310
は外部出力端子310Tを介して入力データを外部装置
に出力する。
【0035】入力データの転送がすべて終了すると、M
PU303は第2の記憶手段308に記憶されている付
加情報を付加情報表出手段304に転送し、記録媒体1
405の目視により識別可能なように付加情報を記録媒
体1405の外表面に表出させる。記録手段304は、
一例として、記録媒体1405の外観の物理的変容によ
り、付加情報を表出させてもよい。なお、付加情報に変
更がなく、記録媒体1405表面の記録内容を変更する
必要がない場合は、外観の物理的変容は変更が不要であ
る。
【0036】データ再生装置の動作 図6と図7は、データ再生装置1404Aの動作とMP
U303の制御動作とを説明する概略フローチャートで
ある。記録媒体1405がデータ再生装置1404Aに
装着されると、または記録媒体1405の装着後に使用
者によって再生指示が出されると、ステップS401に
おいて、付加情報が検出されたか否かを示すフラグFl
ag_dec_OKの値を0にクリアする。なお、フラ
グFlag_dec_OK=1は、付加情報が検出され
たことを示す。また、検出手段306に転送された入力
データの量を示すカウント値Mdecを0にクリアす
る。また、再生を許可するか否かを示すフラグFlag
_Play_OKの値を0にクリアする。
【0037】ステップS402では、入力データが終了
したか否かを判定すると共に、停止ボタンが押されたか
否かを判定する。入力データが終了した場合、または停
止ボタンが押された場合、ステップS417に進み、付
加情報表出手段304は第2の記憶手段308に記憶さ
れている付加情報を、記録媒体1405の目視により識
別可能なように記録媒体1405の外表面に表出させ
る。入力データが終了していない場合であって、停止ボ
タンが押されていない場合は、ステップS403に進
み、第1の記憶手段305に入力データをnバイト転送
する。nバイトは、MPU303の制御下における1回
のデータ転送量である。
【0038】ステップS404では、フラグFlag_
Play_OKの値が1であるか否かを判定する。フラ
グFlag_Play_OKは、再生を許可するか否か
を示すフラグである。フラグFlag_Play_OK
の値が1である場合は、ステップS415に進む。フラ
グFlag_Play_OKの値が1でない場合は、ス
テップS405に進む。
【0039】ステップS405では、フラグFlag_
dec_OKの値が1であるか否かを判定する。フラグ
Flag_dec_OKは、付加情報が検出されたか否
かを示すフラグである。フラグFlag_dec_OK
の値が1である場合は、ステップS402に戻る。フラ
グFlag_dec_OKの値が1でない場合は、ステ
ップS406に進む。
【0040】ステップS415では、書換手段307
は、第1の記憶手段305に記憶されている入力データ
を、付加情報を書き換えながら第3の記憶手段311に
転送する。ステップS416では、第3の記憶手段31
1に記憶されている入力データを出力手段310に転送
して外部装置に出力し、ステップS402に戻る。
【0041】ステップS406では、カウント値Mde
cの値が所定のデータ量DEC_OK以上であるか否か
を判定する。所定のデータ量DEC_OKは、検出手段
306が付加情報の検出に必要なデータ量である。カウ
ント値Mdecの値が所定のデータ量DEC_OK以上
でない場合は、ステップS407に進んでカウント値M
decの値にnを加算し、ステップS402に戻る。カ
ウント値Mdecの値が所定のデータ量DEC_OK以
上である場合は、ステップS408に進んでカウント値
Mdecの値を0にクリアし、ステップS409に進
む。ステップS409では、検出手段306は付加情報
の検出処理を行う。ステップS410では、検出処理の
結果を判定する。付加情報が検出されない場合は、ステ
ップS402に戻る。付加情報が検出された場合は、ス
テップS411に進み、フラグFlag_dec_OK
の値を1にセットする。
【0042】ステップS412では、付加情報の内容
が、記録媒体1405の入力データを再生してよいこと
を示しているか否かを判定する。付加情報の内容が再生
禁止を示す場合は、このフローチャートを終了する。付
加情報の内容が再生許可を示す場合は、ステップS41
3に進み、フラグFlag_Play_OKの値を1に
セットする。ステップS414では、付加情報を変更し
て第2の記憶手段308に書き込んで記憶させ、ステッ
プS402に戻る。ここでの付加情報は、例えば残りの
再生可能回数を示す再生管理情報とする。
【0043】付加情報の記述方式 次に、付加情報の記述方式について説明する。付加情報
は、暗号を用いて入力データに重畳してもよく、電子透
かし情報として入力データに重畳してもよい。図8は、
暗号を利用した場合における付加情報の記述方法を説明
する説明図である。付加情報は、例えばマルチメディア
データなどの入力データのヘッダという形で記述する。
再生可能回数を示す付加情報を3ビットで表現する場
合、ヘッダに「000」が付記されていれば「再生禁
止」を表し、「001」が付記されていれば「1回に限
り再生可能」を表し、「010」が付記されていれば
「2回に限り再生可能」等を表す。
【0044】暗号化手段501は、共通鍵生成部502
と、データ暗号化部504とを有する。共通鍵生成部5
02は、暗号鍵503を生成する。入力されたマルチメ
ディアデータであって暗号化されていない再生管理情報
がヘッダに付記されたマルチメディアデータ(平文)に
対し、データ暗号化部504は暗号鍵503を用いて暗
号化し、暗号文505を生成する。暗号化後のマルチメ
ディアデータである暗号文505は、記録媒体に記録さ
れたり、放送等により配信されたりすることで、使用者
に供給される。暗号解読手段(復号化手段)506は、
共通鍵生成部507と、データ復号部509とを有す
る。共通鍵生成部507は、共通鍵生成部502で生成
された暗号鍵(暗号化鍵)503と同一の暗号鍵(復号
化鍵)508を生成し、データ復号部509は暗号鍵
(復号化鍵)508を用いて暗号文505を平文のマル
チメディアデータに復元する。暗号化鍵と復号化鍵とが
同一である秘密鍵暗号方式を用いる場合について上述し
たが、暗号化鍵と復号化鍵とが異なる公開鍵暗号方式を
用いてもよい。
【0045】データ再生装置1404Aでは、検出手段
306は暗号解読手段506を有しており、暗号解読手
段506は、マルチメディアデータを平文に戻して再生
管理情報などの付加情報を検出する。なお、付加情報が
残りの再生可能回数を示す再生管理情報である場合に
は、書換手段307で付加情報がデクリメントされて減
算され、減算後の付加情報とマルチメディアデータとを
暗号化手段501で再度暗号化してもよい。
【0046】暗号としては、秘密鍵暗号方式(secret -
key cryptosystem )のDES(Data Encryption Stan
dard)、公開鍵暗号方式(public - key cryptosystem
)のRSA(Rivest - Shamir - Adleman )等があ
る。DESでは、64ビットのブロックを単位に暗号化
と復号化を行う。暗号鍵(秘密鍵、key )の長さは56
ビットであり、8ビットのパリティビットを加えると6
4ビットである。暗号化鍵と復号化鍵は等しい。暗号ア
ルゴリズムは、転置(transposition )と換字(substi
tution)を基本とする。DESの暗号化では、転置(ビ
ット位置をある規則で入れ替える変換)と換字(数値を
ある規則で置き換える変換)とを適当に組み合わせた処
理を16段繰り返すことにより、平文のビットパターン
をかき混ぜて撹拌し、意味不明の暗号文に変換する。D
ESの復号化では、逆にかき混ぜる(撹拌する)ことに
より、もとの平文を復元する。このかき混ぜ方のパラメ
ータを、56ビットの暗号鍵で指定する。暗号の安全性
の目安となる暗号鍵の候補数は、256(=64×102
5 ≒1017)個である。DESでは、64ビットの長
さのブロックが入力され、64ビットの長さのブロック
を出力する。
【0047】RSAは、桁数の大きな整数を素因数に分
解することが困難である性質を利用したものである。暗
号化鍵と復号化鍵は異なる。RSAでは、暗号化鍵は
(e,m)の組であり、復号化鍵は(d,m)の組であ
る。正整数eと正整数mは公開鍵であり、正整数dは秘
密鍵である。RSAの暗号化では、平文Mに対し、暗号
文Cは、暗号化鍵e,mを用いて、C=Me mod m …
を計算して生成することができる。RSAの復号化で
は、暗号文Cに対し、平文Mは、復号化鍵d,mを用い
て、M=Cd mod m …を計算して復元することがで
きる。但し、MとCは、0〜m−1の値の整数データで
ある。暗号鍵e,mは、暗号化手段に供給されて暗号化
鍵として用いられる。暗号鍵d,mは、暗号解読手段に
供給されて復号化鍵として用いられる。なお、2つの鍵
e,dは、次のようにして予め決定されているものとす
る。互いに異なる2つの大きな素数p,qを選び、m=
p×qとする。(p−1)と(q−1)との最小公倍数
(LCM)である正整数Lを計算し、2<e<Lを満た
すと共に正整数Lと互いに素である正整数(公開鍵)e
を決定する。そして、(e×d)mod L=1が成立する
正整数(秘密鍵)dを決定する。
【0048】電子透かし技術 電子透かし技術を用いて付加情報を記述する記述方式を
例示して説明する。先ず、電子透かし(Watermark )技
術について述べる。電子透かし技術は、人間の目や耳で
は知覚し難い形態でマルチメディアデータ等のデータに
電子透かし情報を埋め込んで隠し持たせる際に用いられ
る。近年、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Ve
rsatile Disc)などのディジタルメディアや、ディジタ
ル放送、インターネットなどの普及に伴い、マルチメデ
ィアデータの著作権保護の観点から電子透かし技術が注
目されている。この電子透かし技術を利用することで、
使用者(ユーザ)に対し、著作権所有者側の意向によっ
てデータの複製を禁止することが可能である。電子透か
し技術に関しては、日経エレクトロニクス(1997.
2.24(no.683))、日経エレクトロニクス
(1997.3.10(no.684))などに記載が
ある。
【0049】マルチメディアデータに電子透かし情報を
埋め込む手法は、種々のものが提案されている。ここで
は、多値レベルで表現される画像データに電子透かし情
報を埋め込む手法を例示して説明する。
【0050】図9は、画素の輝度(濃度)の階調とその
輝度の表現パターンとの対応を示す説明図である。画像
データの各画素は2ドット×2ドットの4ドットに対応
し、各画素の濃度は4ドットを用いて0〜4の輝度とし
て示されるものとする。すなわち、図9のように、輝度
が0、1、2、3、4の場合のデータの表現方法として
は、それぞれ1、2、6、4、1通りの方法がある。こ
のうち、輝度が1、2、3の場合において、ある特定の
1パターン(パターンS)は通常使用せず、電子透かし
情報を画像データに隠し持たせるときに使用する。図9
において、斜線を施したパターンが前記パターンSであ
る。
【0051】電子透かし情報を隠し持たせるため、パタ
ーンSを利用して例えばパターンSが連続した場合には
「0」を表し、1つ空けた場合には「1」を表し、2つ
空けた場合には電子透かし情報の開始点であるヘッダ部
を表すこととする。なお、輝度0または輝度4の画素が
途中にある場合には、その画素は読み飛ばしてその画素
がないものと見なす。隠し持たせる電子透かし情報は、
例えば2ビットで表され、複製許可を示す電子透かし情
報は「00」とし、複製禁止を示す電子透かし情報は
「10」とする。電子透かし情報を検出する検出手段は
パターンSを探し、ヘッダ部を探した後の2ビットを複
製の制御情報(コピー管理情報)として読み取る。
【0052】図10は、画像データに電子透かし情報を
隠し持たせるデータ隠蔽方法の一例を示す説明図であ
る。図10(A)は、画像と輝度との関係を示す説明図
である。図10(B)は、画素の輝度と、元の画像デー
タと、電子透かし情報を埋め込んだ後の画像データとの
関係を示す説明図である。ここでの画像データは、一例
として球体を示す画像データである。
【0053】この画像は「12222341332…」
の輝度の画素を有し、輝度が画素データであり、画素デ
ータにより画像データが構成されている。この画像デー
タで1番目に現れる「1」の画素は、電子透かし情報を
埋め込むために、輝度1のパターンSに書き換える。4
番目に現れる「2」の画素は、電子透かし情報を埋め込
むために、輝度2のパターンSに書き換える。6番目に
現れる「3」の画素は、電子透かし情報を埋め込むため
に、輝度3のパターンSに書き換える。8番目に現れる
「1」の画素は、電子透かし情報を埋め込むために、輝
度1のパターンSに書き換える。
【0054】すると、電子透かし情報が埋め込まれた画
像データでは、1番目と4番目とにパターンSがあるか
ら、この部分がヘッダ部となる。また、4番目と6番目
のパターンSの画素の間に輝度2の画素があって1つ空
いているから、この部分は電子透かし情報1を示すこと
になる。また、6番目と8番目のパターンSの画素の間
に濃度4の画素があって1つ空いているが、この部分は
読み飛ばされて電子透かし情報0を示すことになる。し
たがって、この画像データには複製禁止の電子透かし情
報「10」が埋め込まれていることになる。
【0055】電子透かし技術を用いた場合も、付加情報
が残りの再生可能回数を示す再生管理情報であるときに
は、書換手段は付加情報をデクリメントし、付加情報は
電子透かし情報としてマルチメディアデータに再度埋め
込まれる。
【0056】入力データに関連する付加情報としては、
入力データのタイトルの情報としてもよい。例えば、文
字列「ABC」を送るなら、16進数のヘキサデータに
変換して「0x41,0x42,0x43」という形に
して、マルチメディアデータに付記して暗号化したり、
電子透かし情報として埋め込んだりしてもよい。なお、
データに関連する付加情報のうち秘匿性が低いものは、
マルチメディアデータにそのまま付記したり、電話回線
等を用いてそのまま転送してもよい。
【0057】付加情報の表出 データに関連する付加情報を記録媒体の目視により識別
可能なように、外観の物理的変容をもって表出させる方
式の例として、熱可逆性を有する塗料(熱可逆性塗料)
を用いる手法がある。図11は、熱可逆性塗料の温度と
光学的濃度との関係を示す説明図である。この熱可逆性
塗料は、温度T1までは無色透明であり、温度T1〜T
2を所定時間与えると白色となって発色状態を保持し、
この温度T1〜T2では加えた熱量にほぼ比例して光学
的濃度が増加する。一方、この塗料は、温度T2を越え
る温度を所定時間与えると無色透明となって透明状態を
保持する。この性質を利用し、文字などの情報を記録す
る部分にのみ、温度T1〜T2を熱可逆性塗料に所定時
間与え、情報を消去するときには温度T2を越える温度
を熱可逆性塗料に所定時間与える。熱可逆性塗料として
は、図11の特性に限定されず、約80℃〜約100℃
を所定時間与えると白色等に発色して発色状態を保持
し、約100℃よりも高い温度を所定時間与えると無色
透明になって透明状態を保持するような塗料を用いても
よい。
【0058】熱可逆性塗料の使用例 上記熱可逆性塗料を、記録媒体の付加情報の表出領域
(書換え可能領域)に使用する。書換え可能領域には、
記録媒体の目視により識別可能なように情報が表され
る。図12は、本発明に係る記録媒体の第1の実施の形
態を示す説明図である。ここでは記録媒体として、光デ
ィスク1600を例示している。光ディスク1600の
一方の面1601は、書換え可能領域1605を有す
る。光ディスク1600には、中心穴1602が設けて
ある。光ディスク1600の他方の面は、マルチメディ
アデータを記録する記録領域を有する。矩形の書換え可
能領域1605は、熱可逆性塗料が塗布してある。書換
え可能領域1605には、「TITLE1」の文字と、
目盛り用の文字を有するバーグラフとが、光学的濃度の
違いを利用して記録されており、光ディスク1600の
目視により識別可能なように光ディスク1600の外表
面に表出されている。
【0059】図13は、本発明に係る記録媒体の第2の
実施の形態を示す説明図である。ここでは記録媒体とし
て、フロッピーディスク1700を例示している。フロ
ッピーディスク1700は、移動可能な金属片1702
と、プラスチックケース1701と、表出領域(書換え
可能領域)1705とを有する。また、プラスチックケ
ース1701内に、円盤状の不図示の磁気ディスクを有
する。プラスチックケース1701の表面には、矩形の
書換え可能領域1705が設けてある。書換え可能領域
1705には、熱可逆性塗料が塗布してある。書換え可
能領域1705には、「TITLE1」の文字と、「1
999年10月31日まで利用可能」の文字とが記録さ
れており、フロッピーディスク1700の目視により識
別可能なようにフロッピーディスク1700の外表面に
表出されている。このように、マルチメディアデータの
タイトル名、ファイル名、記録日時または再生日時など
の付加情報を記録媒体1700の外表面に表してもよ
い。
【0060】付加情報表出手段 図14は、付加情報表出手段が記録媒体の書換え可能領
域に付加情報を表出させる機構を説明する簡易説明図で
ある。ここでは、一例として記録媒体はフロッピーディ
スク1700としている。フロッピーディスク1700
は、サーマルヘッド1101とプラテンローラ1103
との間に挟まり、プラテンローラ1103の回転により
フロッピーディスク1700が移動する。サーマルヘッ
ド1101は通電素子群を有し、通電素子群は一列に密
接して配置されている。通電素子群の配列幅が、フロッ
ピーディスク1700の書換え可能領域の幅以上である
場合には、フロッピーディスク1700をプラテンロー
ラ1103によって一定方向に移動させつつ通電素子に
通電することで、付加情報の表出が可能となる。一方、
通電素子群の配列幅が書換え可能領域の幅未満である場
合は、サーマルヘッド1101はフロッピーディスク1
700の進行方向に対して垂直方向に移動し、1ライン
分を印刷して1ライン分の付加情報の表出が終了すると
プラテンローラ1103が回転し、フロッピーディスク
1700を移動させる。そして、隣のラインの印刷を開
始する。なお、停止中のフロッピーディスク1700に
対し、サーマルヘッド1101とプラテンローラ110
3とが連動して移動することによって、付加情報を書換
え可能領域に印刷して記録し、表出させてもよい。デー
タ記録装置1404の付加情報表出手段107は、サー
マルヘッド1101と、プラテンローラ1103と、プ
ラテンローラ1103を回転させる不図示のモータとを
有する。このモータの回転は、MPU103から制御可
能である。データ再生装置1404Aの付加情報表出手
段304は、サーマルヘッド1101とプラテンローラ
1103と、プラテンローラ1103を回転させる不図
示のモータとを有する。このモータの回転は、MPU3
03から制御可能である。
【0061】図15は、記録媒体の書換え可能領域に付
加情報を記録する機構の説明図である。ここでは、一例
として記録媒体はフロッピーディスク1700としてい
る。サーマルヘッド1101は、レジスタ1202と、
電源供給線1203と、スイッチ群1204と、抵抗素
子群1205と、通電素子群1206とを有する。レジ
スタ1202の各ビットの値は、サーマルヘッド110
1を有するデータ記録装置のMPUから制御可能であ
る。レジスタ1202の各ビットの値は、サーマルヘッ
ド1101を有するデータ再生装置のMPUから制御可
能である。レジスタ1202の各ビットは、スイッチ群
1204のスイッチと対応しており、各ビットによって
対応するスイッチのオン、オフが制御されるようになっ
ている。スイッチ群1204の各スイッチは、抵抗素子
群1205の各抵抗素子と対応している。抵抗素子群1
205の各抵抗素子は、対応する通電素子群1206の
通電素子と接続されている。スイッチ群1204のスイ
ッチがオンすると、当該スイッチに接続されている抵抗
素子と通電素子とに電源供給されて、当該通電素子の温
度が上昇する。すると、当該通電素子に接している書換
え可能領域1705の部分が温度上昇し、熱可逆性塗料
の光学的濃度が変化して付加情報を記録することができ
る。スイッチ群1204のスイッチがオフの場合は、こ
のスイッチに接続された通電素子には電源供給されな
い。なお、書換え可能領域1705に記録してある情報
を消去する場合には、情報の記録時よりも高温にする必
要があるので、例えば電源供給線1203からの供給電
圧を高くしたり、または電源供給時間を長くしたりす
る。
【0062】データに関連する付加情報の記録方法は、
上記した熱可逆性塗料を用いる場合に限定されるもので
はない。例えば、再生可能回数を示す再生管理情報の表
出方法としては、図16に示すように、光ディスク18
00の内周部に目盛りを設け、再生可能回数の変化に伴
って切り欠きを設けてもよい。この場合は、付加情報表
出手段は、光ディスク1800の内周部に切り欠きを付
けるカッターを有する。また、再生可能回数の変化に伴
って、内周部の目盛りに応じて穴を開けることで、付加
情報を表出させてもよい。また、記録媒体の外表面の光
学的反射率を変化させることで、付加情報を表出させて
もよい。
【0063】また、データ記録装置1404またはデー
タ再生装置1404Aにおいて、日時を示す日時データ
を生成する計時手段を検出手段として設け、記録または
再生した日時を入力データの付加情報として、記録媒体
1405の目視により識別可能なように記録媒体140
5の外表面に表出させてもよい。なお、日時としては、
日と時刻の何れか一方または双方を用いてもよい。単一
の入力手段に入力データおよび入力データの付加情報が
入力されるようにしてもよく、複数の入力手段のうち第
1の入力手段に入力データが入力され、第2の入力手段
に入力データの付加情報が入力されるようにしてもよ
い。例えば、データ記録装置1404において、第1の
入力手段には入力データが入力され、第2の入力手段1
02には入力データの付加情報が入力され、前記付加情
報が記憶手段104に記憶される構成としてもよい。
【0064】以上に述べたように、データ記録装置14
04によれば、記録媒体1405に記録されている入力
データのタイトルまたは記録日時等の付加情報が記録媒
体1405の目視により識別可能なように、ある種の物
理的変容をもって自動的に表出されるので、使用者が記
録媒体1405の外表面に付加情報を記入する手間を省
くことができる。本実施の形態のデータ再生装置140
4Aによれば、記録媒体1405に記録されている入力
データのタイトル、入力データの再生可能回数または再
生日時等の付加情報が記録媒体1405の目視により識
別可能なように、ある種の物理的変容をもって自動的に
表出されるので、使用者が記録媒体1405に付加情報
を記入する手間を省くことができる。また、記録媒体1
405のデータの内容などを確認するために、データ再
生装置1404Aでデータを再生する手間を不要にする
ことができる。
【0065】
【発明の効果】本発明に係る第1のデータ記録装置は、
付加情報が重畳された入力データが入力される入力手段
と、前記入力手段に入力された前記入力データを記録媒
体の記録領域に記録する記録手段と、前記入力手段に入
力された前記入力データから前記付加情報を検出する検
出手段と、前記検出手段で検出された前記付加情報を、
前記記録媒体の目視により識別可能なように前記記録媒
体の外表面に表出させる付加情報表出手段とを有する。
したがって、第1のデータ記録装置によれば、前記入力
データを記録媒体に記録し、当該入力データに関連する
付加情報を記録媒体の目視により識別可能なように表出
させることができる。また、入力データには入力データ
の付加情報が重畳されているので、入力データと付加情
報とを第1のデータ記録装置に別個に転送する手間を無
くすることができる。また、第1のデータ記録装置の使
用者は、入力データに関連する付加情報を記録媒体の外
表面に記入する手間を省くことができる。
【0066】本発明に係る第2のデータ記録装置は、第
1の入力手段に入力された前記入力データを記録媒体の
記録領域に記録する記録手段と、第2の入力手段に入力
された前記付加情報を、前記記録媒体の目視により識別
可能なように前記記録媒体の外表面に表出させる付加情
報表出手段とを有する。したがって、第2のデータ記録
装置によれば、前記入力データを記録媒体に記録し、当
該入力データに関連する付加情報を記録媒体の目視によ
り識別可能なように表出させることができる。また、第
2のデータ記録装置の使用者は、入力データに関連する
付加情報を記録媒体の外表面に記入する手間を省くこと
ができる。
【0067】本発明に係る第3のデータ記録装置は、入
力手段に入力された入力データを記録媒体の記録領域に
記録する記録手段と、前記記録手段が前記入力データを
前記記録媒体に記録した記録日時を検出する検出手段
と、前記記録媒体の目視により識別可能なように前記記
録日時を前記記録媒体の外表面に表出させる付加情報表
出手段とを有する。したがって、第3のデータ記録装置
によれば、前記入力データを記録媒体に記録し、当該入
力データの記録日時を記録媒体の目視により識別可能な
ように表出させることができる。また、第3のデータ記
録装置の使用者は、入力データの記録日時を記録媒体の
外表面に記入する手間を省くことができる。
【0068】本発明に係る第1のデータ再生装置は、付
加情報が重畳された入力データが記録された記録媒体か
ら前記入力データを読み出す入力手段と、前記入力手段
で読み出された前記入力データから前記付加情報を検出
する検出手段と、前記入力手段で読み出された前記入力
データに対し、前記検出手段で検出された前記付加情報
を変更して重畳する書換手段と、変更後の前記付加情報
が重畳された前記入力データを外部装置に出力する出力
手段と、変更後の前記付加情報を、前記記録媒体の目視
により識別可能なように前記記録媒体の外表面に表出さ
せる付加情報表出手段とを有する。したがって、第1の
データ再生装置によれば、前記入力データを記録媒体か
ら再生し、当該入力データの付加情報を変更して記録媒
体の目視により識別可能なように表出させることができ
る。また、第1のデータ再生装置の使用者は、入力デー
タに関連する付加情報を記録媒体の外表面に記入する手
間を省くことができる。
【0069】本発明に係る第2のデータ再生装置は、記
録媒体から入力データを読み出す入力手段と、前記入力
手段で読み出された前記入力データを外部装置に出力す
る出力手段と、前記入力手段が前記入力データを読み出
した読出日時を検出する検出手段と、前記記録媒体の外
観から識別可能なように前記読出日時を前記記録媒体の
外表面に表出させる付加情報表出手段とを有する。した
がって、第2のデータ再生装置によれば、前記入力デー
タを記録媒体から再生し、当該入力データの再生日時を
記録媒体の目視により識別可能なように表出させること
ができる。また、第2のデータ再生装置の使用者は、入
力データの再生日時を記録媒体の外表面に記入する手間
を省くことができる。
【0070】本発明に係る記録媒体は、付加情報が重畳
されたデータが記録された記録領域と、記録媒体の目視
により識別可能なように前記付加情報を表出する表出領
域とを有し、前記表出領域は前記記録媒体の表面に設け
てある。本発明に係る記録媒体によれば、上記データ記
録装置または上記データ再生装置で利用可能な記録媒体
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデータ記録装置を有する記録シス
テムの構成例を示す説明図である。
【図2】本発明に係るデータ記録装置を説明する概略ブ
ロック図である。
【図3】データ記録装置の動作およびMPUの制御動作
を説明する概略フローチャートである。
【図4】図3に続いて、データ記録装置の動作およびM
PUの制御動作を説明する概略フローチャートである。
【図5】本発明に係るデータ再生装置を説明する概略ブ
ロック図である。
【図6】データ再生装置の動作およびMPUの制御動作
を説明する概略フローチャートである。
【図7】図6に続いて、データ再生装置の動作およびM
PUの制御動作を説明する概略フローチャートである。
【図8】暗号を利用した場合における付加情報の記述方
法を説明する説明図である。
【図9】画素の輝度の階調とその輝度の表現パターンと
の対応を示す説明図である。
【図10】画像データに電子透かし情報を隠し持たせる
データ隠蔽方法の一例を示す説明図である。
【図11】熱可逆性塗料の温度と光学的濃度との関係を
示す説明図である。
【図12】本発明に係る記録媒体の実施の形態を示す説
明図である。
【図13】本発明に係る記録媒体の実施の形態を示す説
明図である。
【図14】記録媒体の書換え可能領域に付加情報を書き
込む機構を説明する簡易説明図である。
【図15】書換え可能領域に付加情報を記録する機構の
説明図である。
【図16】本発明に係る記録媒体の実施の形態を示す説
明図である。
【符号の説明】
101…第1の入力手段、102…第2の入力手段、3
02…入力手段、103,303…MPU、104…記
憶手段、305…第1の記憶手段、308…第2の記憶
手段、311…第3の記憶手段、105,306…検出
手段、106…記録手段、107,304…付加情報表
出手段、108,309…表示手段、310…出力手
段、307…書換手段、310T…外部出力端子、50
1…暗号化手段、502,507…共通鍵生成部、50
3,508…暗号鍵、504…データ暗号化部、505
…暗号文、506…暗号解読手段、509…データ復号
部、1101…サーマルヘッド、1103…プラテンロ
ーラ、1202…レジスタ、1203…電源供給線、1
204…スイッチ群、1205…抵抗素子群、1206
…通電素子群、1401…スピーカ、1402…テレビ
ジョンモニタ、1403…受信装置、1404…データ
記録装置、1404A…データ記録装置、1405…記
録媒体、1406…受信アンテナ、1500…記録シス
テム、1600…光ディスク(記録媒体)、1601…
光ディスク1600の一方の面、1602…中心穴、1
605,1705…表出領域(書換え可能領域)、17
00…フロッピーディスク(記録媒体)、1701…プ
ラスチックケース、1702…金属片、1800…光デ
ィスク。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 有美 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5B017 AA06 BA07 BB03 BB10 CA08 CA09 CA16 5B035 AA13 BB02 BB03 BC05 CA06 CA11 CA22 CA38 5J104 AA14 BA03 EA16 NA02 NA32 PA05 PA14 9A001 BB03 BB04 CC02 EE02 EE03 EE04 EE05 HH23 HZ15 HZ27 KK31 KK43 KK62 LL03

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】音データと画像データの何れか一方または
    双方を含む入力データであって当該入力データの付加情
    報が重畳された入力データが入力される入力手段と、 前記入力手段に入力された前記入力データを記録媒体の
    記録領域に記録する記録手段と、 前記入力手段に入力された前記入力データから前記付加
    情報を検出する検出手段と、 前記検出手段で検出された前記付加情報を、前記記録媒
    体の目視により識別可能なように、前記記録媒体の外表
    面に表出させる付加情報表出手段とを有するデータ記録
    装置。
  2. 【請求項2】前記付加情報は暗号を用いて前記入力デー
    タに重畳されており、 前記検出手段は、前記入力データから前記付加情報を検
    出する暗号解読手段を有する請求項1記載のデータ記録
    装置。
  3. 【請求項3】前記付加情報は電子透かし情報として前記
    入力データに重畳されており、 前記検出手段は、前記入力データから前記付加情報を検
    出する電子透かし検出手段を有する請求項1記載のデー
    タ記録装置。
  4. 【請求項4】前記付加情報表出手段は、前記記録媒体の
    目視により識別可能なように表出された前記付加情報を
    消去することが可能である請求項1記載のデータ記録装
    置。
  5. 【請求項5】前記付加情報は、前記入力データのタイト
    ルの情報または前記入力データのコピー管理情報を有す
    る請求項1記載のデータ記録装置。
  6. 【請求項6】音データと画像データの何れか一方または
    双方を含む入力データが入力される第1の入力手段と、 前記第1の入力手段に入力された前記入力データを記録
    媒体の記録領域に記録する記録手段と、 前記入力データの付加情報が入力される第2の入力手段
    と、 前記第2の入力手段に入力された前記付加情報を、前記
    記録媒体の目視により識別可能なように、前記記録媒体
    の外表面に表出させる付加情報表出手段とを有するデー
    タ記録装置。
  7. 【請求項7】前記付加情報表出手段は、前記記録媒体の
    目視により識別可能なように表出された前記付加情報を
    消去することが可能である請求項6記載のデータ記録装
    置。
  8. 【請求項8】前記付加情報は、前記入力データのタイト
    ルの情報または前記入力データのコピー管理情報を有す
    る請求項6記載のデータ記録装置。
  9. 【請求項9】音データと画像データの何れか一方または
    双方を含む入力データが入力される入力手段と、 前記入力手段に入力された前記入力データを記録媒体の
    記録領域に記録する記録手段と、 前記記録手段が前記入力データを前記記録媒体に記録し
    た記録日時を検出する検出手段と、 前記記録媒体の目視により識別可能なように、前記記録
    日時を前記記録媒体の外表面に表出させる付加情報表出
    手段とを有するデータ記録装置。
  10. 【請求項10】前記付加情報表出手段は、前記記録媒体
    の目視により識別可能なように記録された前記記録日時
    を消去することが可能である請求項9記載のデータ記録
    装置。
  11. 【請求項11】音データと画像データの何れか一方また
    は双方を含む入力データであって、当該入力データの付
    加情報が重畳された入力データが記録された記録媒体か
    ら前記入力データを読み出す入力手段と、 前記入力手段で読み出された前記入力データから前記付
    加情報を検出する検出手段と、 前記入力手段で読み出された前記入力データに対し、前
    記検出手段で検出された前記付加情報を変更して重畳す
    る書換手段と、 変更後の前記付加情報が重畳された前記入力データを外
    部装置に出力する出力手段と、 変更後の前記付加情報を、前記記録媒体の目視により識
    別可能なように前記記録媒体の外表面に表出させる付加
    情報表出手段とを有するデータ再生装置。
  12. 【請求項12】前記記録手段は、前記記録媒体の目視に
    より識別可能なように表出された前記付加情報を消去す
    ることが可能である請求項11記載のデータ再生装置。
  13. 【請求項13】前記付加情報は、前記入力データのコピ
    ー管理情報または前記入力データの再生可能回数を示す
    再生管理情報を有する請求項11記載のデータ再生装
    置。
  14. 【請求項14】音データと画像データの何れか一方また
    は双方を含む入力データが記録されている記録媒体から
    前記入力データを読み出す入力手段と、 前記入力手段で読み出された前記入力データを外部装置
    に出力する出力手段と、 前記入力手段が前記入力データを読み出した読出日時を
    検出する検出手段と、 前記記録媒体の目視により識別可能なように、前記読出
    日時を前記記録媒体の外表面に表出させる付加情報表出
    手段とを有するデータ再生装置。
  15. 【請求項15】前記記録手段は、前記記録媒体の目視に
    より識別可能なように表出された前記読出日時を消去す
    ることが可能である請求項14記載のデータ再生装置。
  16. 【請求項16】音データと画像データの何れか一方また
    は双方を含むデータであって付加情報が重畳されたデー
    タが記録された記録領域と、 記録媒体の目視により識別可能なように前記付加情報を
    表出する表出領域とを有する記録媒体であって、 前記表出領域は前記記録媒体の外表面に設けてある記録
    媒体。
  17. 【請求項17】前記記録媒体は、第1の状態と第2の状
    態とに可逆的に変化する物質を前記表出領域に有し、 前記表出領域は、前記物質を用いて前記付加情報の表出
    および消去を行う請求項16記載の記録媒体。
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US7801327B2 (en) 2000-11-14 2010-09-21 Koninklijke Philips Electronics N.V. Record carrier with watermark

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