JP2000214781A - 面発光用貼着シ―ト及びディスプレイ方法 - Google Patents

面発光用貼着シ―ト及びディスプレイ方法

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JP2000214781A
JP2000214781A JP11014033A JP1403399A JP2000214781A JP 2000214781 A JP2000214781 A JP 2000214781A JP 11014033 A JP11014033 A JP 11014033A JP 1403399 A JP1403399 A JP 1403399A JP 2000214781 A JP2000214781 A JP 2000214781A
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light
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Kazuhiko Konase
和彦 木名瀬
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単に製造でき、製品の歩留りも良好なディ
スプレイ方法及びそのディスプレイに用いることができ
る貼着シート及び有色発光可能な貼着シートを提供す
る。 【解決手段】 基材シートと該基材シートの片面に設け
られた貼着層からなり、貼着層側の反射率を85%以上
にした面発光用貼着シートとする。また、反射率が85
%以上の基材シートの片面に着色剤が混合された貼着層
を設けた面発光用貼着シートとする。さらに、上記面発
光用貼着シートを導光板の表面に貼着し、導光板の端面
から光を照射し、該貼着シートの貼着面を発光させるこ
とによるディスプレイ方法とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、照明ディスプレ
イ、照明サイン、ウインドウサインディスプレイなどに
おいて使用できる面発光用貼着シート及び面発光用貼着
シートを使用したディスプレイ方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】面発光体は、導光板及び反射シートを積
層したものであり、導光板の端面から蛍光灯などの光源
の光を導入し、その光を導光板の表面から出し、照明及
び表示機能を発揮するものである。従来、面発光体に使
用される面発光パネルは、アクリル樹脂などの光透過性
の良好な透明樹脂基板から成る導光板の片面に、樹脂バ
インダー中に光屈折材料である酸化チタンなどを混合し
たインクでスクリーン印刷し、記号、図形などの模様を
形成し、これにより乱反射面を形成させ、さらに反射シ
ートで覆ったものがある。この面発光体の発光は、端面
から蛍光灯の光を照射し、乱反射面に当てて乱反射させ
ることにより起こる。しかしながら、スクリーン印刷な
どで模様を形成する場合、その都度スクリーン版を作成
し印刷していたが、この方法で行うとスクリーン版作成
から完成まで日数がかかると共に、労力やコストが莫大
となるという問題がある。また、有色発光させる面発光
体はなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の従来
技術の欠点に鑑みてなされたものであり、簡単に製造で
き、製品の歩留りも良好なディスプレイ方法及びそのデ
ィスプレイに用いることができる貼着シート及び有色発
光可能な貼着シートを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、アクリル
樹脂などの導光板にスクリーン印刷して模様を形成する
のではなく、基材シート上に貼着層を設けたシートをカ
ッテイングマシーンなどの装置で任意な模様形状にして
導光板上に貼付することに着目し、貼着層側の反射率を
特定の範囲にした貼着シートにより高輝度発光のディス
プレイが得られることを見い出し、また、貼着層を着色
した貼着シートにより目的とする色を発光できるディス
プレイを得られることを見い出し、さらにそれらの貼着
シートを導光板の表面に貼着し、導光板の端面から蛍光
灯の光を照射し、貼着面を発光させることによるディス
プレイ方法を見い出し、その知見に基づいて本発明を完
成するに至った。
【0005】すなわち、本発明は、基材シートと該基材
シートの片面に設けられた貼着層からなり、貼着層側の
反射率が85%以上であることを特徴とする面発光用貼
着シートを提供するものである。また、本発明は、反射
率が85%以上の基材シートの片面に着色剤が混合され
た貼着層が設けられていることを特徴とする面発光用貼
着シートを提供するものである。さらに、本発明は、上
記面発光用貼着シートを導光板の表面に貼着し、導光板
の端面から光を照射し、該貼着シートの貼着面を発光さ
せることを特徴とするディスプレイ方法を提供するもの
である。以下、本発明を詳細に説明する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の面発光用貼着シートにお
ける基材シートとしては、紙、合成紙、金属箔、合成樹
脂フィルムなど各種のものが使用できる。なお、透明な
貼着剤又は後述する着色剤が混合された貼着剤を使用す
る場合には、基材シートはJIS A5759に規定す
る反射率で85%以上であることが必要である。さら
に、反射率が90%以上有するものが高輝度や有色発光
を得られるので好ましい。このような基材シートとして
は、発泡樹脂フィルム、白色顔料含有層を有するフィル
ム、または白色顔料練り込み樹脂フィルムなどの白色樹
脂フィルム、金属蒸着フィルムなどが挙げられる。白色
樹脂フィルムとしては、白色ポリエチレンテレフタレー
トフィルムなどの白色ポリエステルフィルム、白色ポリ
カーボネートフィルム、白色塩化ビニルフィルムなどが
挙げられ、金属蒸着フィルムとしては、アルミニウム蒸
着フィルムなどが挙げられる。また、基材シートが透明
または反射率が85%未満の場合、後述する白色系貼着
剤を使用し、反射率を85%以上としたものも基材シー
トとして用いることができる。基材シートの厚みは、特
に制限なく、適宜選定すればよいが、通常30〜500
μmの範囲が好ましい。
【0007】基材シートの表面に設けられる貼着層は、
貼着剤からなる。貼着剤としては、本発明の面発光用貼
着シートを導光板に貼着、保持できるものであればよ
く、例えば、粘着剤や貼付剤などが挙げられる。貼着剤
は、透明なもの、白色系のもの及び着色剤が混合された
ものが使用される。透明性貼着剤は、可視光の透過率が
95%以上の透明性を有するものが好ましい。さらに、
透明性貼着剤は、屈折率が基材シートを貼付する導光板
の屈折率と同等程度で、かつ2.0以下のものが好まし
い。導光板がアクリル樹脂である場合、アクリル樹脂板
の屈折率が1.49であるので、透明性貼着剤の屈折率
は、好ましくは1.40以上であり、特に好ましくは
1.45〜2.0である。これにより、極めて高輝度の
ディスプレイを製造することができる。
【0008】透明性粘着剤の具体例は、アクリル樹脂系
粘着剤、ポリウレタン樹脂系粘着剤、合成ゴム系粘着
剤、シリコーン樹脂系粘着剤、ビニル樹脂系粘着剤など
が挙げられる。上記粘着剤には、さらに必要に応じて粘
着付与剤、軟化剤、老化防止剤、希釈剤などを配合する
ことができる。粘着付与剤としては、ロジン系樹脂、テ
ルペンフェノール樹脂、テルペン樹脂、芳香族炭化水素
変性テルペン樹脂、石油樹脂、クマロン・インデン樹
脂、スチレン系樹脂、フェノール系樹脂、キシレン樹脂
などが挙げられる。軟化剤としては、プロセスオイル、
液状ゴム、可塑剤などが挙げられる。希釈剤としては、
例えば、キシレン、トルエンなどの芳香族炭化水素、ヘ
キサン、ヘプタンなどの脂肪族炭化水素などが挙げられ
る。粘着剤の接着力としては弱貼着性のものから強貼着
性のものまで、その用途に合わせて任意に選択できる。
【0009】透明性貼付剤としては、100%モジュラ
ス値が20〜60kg/cm2のポリウレタンエラスト
マーなどが挙げられる。100%モジュラスが20kg
/cm2未満であるポリウレタンエラストマーでは、導
光板に対する接着力が大きく、特に貼付経時において著
しく接着力が大きくなり、剥離が困難になる。また、場
合によっては、剥離する際に導光板の損傷、汚染をもた
らす。逆に100%モジュラスが60kg/cm2を超
えるポリウレタンエラストマー層は、導光板に対する接
着力が小さ過ぎ、貼付できない。
【0010】100%モジュラスが20〜60kg/c
2であるポリウレタンエラストマー層からなる貼着層
は、平滑な導光板に対して適度な接着性を有し、かつ導
光板を損傷、汚染することなく容易に剥離することがで
き、さらに繰り返し使用が可能である。貼付剤としての
適度な貼着性とは、接着力が10〜300g/25mm
である。
【0011】白色系貼着剤は上述の粘着剤や貼付剤に反
射剤を混合することにより作成することができる。反射
剤としては、酸化チタン、硫酸バリウム、炭酸バリウ
ム、炭酸カルシウム、ガラスビーズ、アクリル樹脂ビー
ズ、アルミニウム粉体などが挙げられる。また、着色剤
混合貼着剤も上述の粘着剤、貼付剤に着色剤を混合する
ことにより作成できる。なお、着色剤を混合することに
より、有色発光させることができる。着色剤としては、
顔料、染料などが挙げられる。顔料としては、アゾ顔
料、フタロシアニン顔料、染付レーキなどの有機系顔
料、カーボンブラックなどの無機系顔料などが挙げられ
る。染料としては、塩基性染料、酸性染料、硫化染料、
酒精溶染料、油溶染料、分散染料、酸化染料、不溶性ア
ゾ染料、鉱物染料などが挙げられる。
【0012】反射剤や着色剤の顔料の平均粒径は、0.
1〜10μmの範囲が好ましく、特に0.2〜5μmの
範囲が好ましい。また、それらの粒径分布は、0.05
〜25μmの範囲が好ましく、特に0.1〜10μmの
範囲が好ましい。反射剤や着色剤は、1種単独で又は2
種以上を組み合わせて用いることができる。反射剤の含
有量(固形分)は、貼着剤の固形分100重量部に対し
通常5〜60重量部が好ましく、特に20〜40重量部
が好ましい。着色剤の含有量(固形分)は、貼着剤の固
形分100重量部に対し通常0.05〜30重量部が好
ましく、特に0.1〜10重量部が好ましい。反射剤含
有の白色系貼着層は、その層自体でJIS A5759
による反射率が85%以上であってもよい。貼着層の厚
みは、特に限定されるものではないが、通常5〜100
μmの範囲であり、好ましくは10〜50μmの範囲で
ある。
【0013】本発明の面発光用貼着シートにおいては、
貼着層側の反射率が85%以上であり、好ましくは90
%以上である。貼着層側の反射率とは、基材シートと貼
着層から構成される本発明の面発光用貼着シートの貼着
層面側から光を照射したときの反射率をいうものであ
る。反射率が85%より少ないと十分な光輝度が得られ
ない。また、有色発光させる本発明の面発光用貼着シー
トにおいて、反射率が85%以上の基材シートとは、前
述した反射率が85%以上の基材シート、または、上述
した基材シートと貼着層から構成され、貼着層側の反射
率が85%以上の貼着シートのことをいい、好ましくは
それらの反射率は90%以上である。反射率が85%よ
り少ないと、十分な有色発光が得られない。反射率は、
JIS A5759により測定した値である。貼着層の
上には、剥離紙などの剥離シートで覆ってもよい。ま
た、剥離シートを使用しないで、基材シートの裏面の表
面に剥離剤を塗布するなどにより剥離性を付与し、面発
光用貼着シートをロール巻きにして保存してもよい。こ
のようにして、貼着層表面を保護して、その表面の汚れ
を防止することができる。
【0014】本発明の面発光用貼着シートの好適な製造
方法は、基材シートの片面に塗工機で貼着剤を塗布する
方法、剥離シートの剥離面に貼着剤を塗布形成し、基材
シートと貼合せる方法、スクリーン版を用い基材シート
に貼着剤を印刷する方法などが挙げられる。連続した基
材シートを使用すると、連続的に塗工機又はスクリーン
印刷機に送り込み、連続的に塗工又は印刷することがで
き、極めて効率的に面発光用貼着シートを製造すること
ができる。
【0015】本発明のディスプレイ方法は、上記面発光
用貼着シートから目的とする模様形状の貼着シートを形
成し、該貼着シートを導光板の表面に貼着し、導光板の
端面から光を照射し、該貼着シートの貼着面を発光させ
ることを特徴とする。面発光用貼着シートから模様形状
を形成する方法は、カッテイングマシーンなどの装置で
形成する方法など種々の方法が挙げられる。模様形状
は、文字、記号、図形、絵、写真、及びこれらの同種又
は異種の1種以上の組合せなどの種々の模様形状にする
ことができる。模様形状は、導光板のいずれか一方の片
面、又はその両面に位置をずらして貼着することができ
る。導光板は、光透過性の良好な透明板であり、例えば
アクリル樹脂板、ポリカーボネート樹脂板、光学ガラス
板などが挙げられる。導光板の光透過率は、40%以上
が好ましく、70%以上がより好ましい。
【0016】導光板の厚みは、適宜選定すればよいが、
通常0.3〜30mmのものであり、好ましくは0.5
〜20mmのものである。導光板の形状は、特に制限な
いが、導光板の端面の形状は光源の形状に合わせて選定
した方が好ましい。通常使用される光源は、直線状の蛍
光管であるので、端面の形状も直線にした方がよい。導
光板の大きさは、用途に応じて適宜選定すればよい。
【0017】本発明のディスプレイ方法は、導光板の端
面から光を照射させることにより、貼着シートの貼着面
を発光させることである。導光板の端面から照射する光
は、可視光線などが挙げられる。可視光線の波長は、特
に制限ないが、通常380〜780nmのものが好まし
い。導光板の端面から照射する光の光源は、光を発光で
きるものであれば、任意のものを使用でき、例えば、蛍
光灯が挙げられる。光源の管輝度は、特に制限なく各種
のものが用いられる。光の照射は、端面から行えばよい
が、光源から離れるに従って、照度が小さくなるので、
光源から離れるに従って模様形状の発光が弱くなる。こ
のような場合、照度を補うために、光源を2個以上使用
することができる。例えば、導光板の形状が四角形であ
る場合、光の照射を1個の端面から行ってもよいし、光
の照射を対向する2個の端面又は隣接する2個の端面、
あるいは、3もしくは4個の端面から行ってもよい。
【0018】また、本発明においては、面発光体の光源
を設置していない端面部分を端面シールで覆ってもよ
い。端面部分を端面シールで覆うことにより、端面に到
達した光を反射させ、光の端面からの漏れを少なくし、
発光強度を強くすることができる。端面シールは、光を
反射し易い材質であることが好ましく、色は白色のもの
が好ましい。端面シールを端面に取り付けるには、端面
シールの表面に粘着剤を設けて貼着してもよいし、端面
に両面粘着テープを貼付し、その上に白色シートを貼着
してもよい。
【0019】本発明の面発光用貼着シート及びディスプ
レイ方法の具体例を図により説明する。図1は、本発明
の面発光用貼着シート1に剥離シート4が積層されてい
る具体例の断面図であり、基材シート2の片面に貼着層
3が積層され、さらにその貼着層3の表面に剥離シート
4が積層されている。図2は、本発明のディスプレイ方
法に使用するディスプレイの具体例の平面図(左図)及
び断面図(右図)であり、本発明の貼着シート14、1
5、16を、それぞれ縦50mm×横50mmにカット
した正方形の模様形状を形成し、予め貼着層2を介して
設けられた剥離シート4を剥し、導光板用透明アクリル
板11(縦298mm×横310mm×厚み10mm)
に貼り付けてディスプレイ(面発光体)を構成してい
る。
【0020】導光板の四辺のうち一辺の端面に蛍光灯1
0(φ10mm、長さ300mm、18000cd/m
2)を配置した。この蛍光管10から貼付された本発明
の貼着シート14、15、16までの距離は、100m
mである。蛍光管の周囲に光が漏れないよう白色発泡ポ
リエステルフィルム(東レ(株)製、厚み188μm)
からなるランプリフレクター13で覆い、蛍光管10を
配置しない三方に端面シール12(東レ(株)製、白色
発泡ポリエステルフィルム、厚み188μm)を両面粘
着テープで固定した。蛍光灯10を点灯すると、本発明
の貼着シートの貼付された反対側から目視し、貼着層面
が発光する。
【0021】
【実施例】次に、本発明を実施例により具体的に説明す
る。ただし、本発明は、これらの例によって、何ら限定
されるものではない。
【0022】実施例1 剥離シート(厚さ150μmのポリエチレンテレフタレ
ートフィルムの片面にシリコーン系剥離層を形成したも
の)の剥離面に、アクリル系粘着剤(東洋インキ製造
(株)製、製品名「P−162」、固形分33重量%)
を塗工し、90℃で1分間加熱して厚さ20μmの透明
な貼着層を形成した。この貼着層面に基材シートとして
白色塩化ビニルフィルム(反射率92%、厚さ50μ
m)を貼り合わせ、本発明の面発光用貼着シートを作成
した。貼着層側の反射率、接着力、及び貼着層の透過
率、屈折率を表1に示す。なお、反射率はJIS A5
759、接着力はJIS Z0237、透過率はJIS
R3106、屈折率はJIS K0062に準拠して測
定した。
【0023】実施例2 実施例1と同じ剥離シートの剥離面にアクリル系粘着剤
(東洋インキ製造(株)製、製品名「P−162」、固
形分33重量%)100重量部に対して、反射剤(大日
精化工業(株)製、製品名「TPL−01」、酸化チタ
ン、粒径0.2〜0.5μm、平均粒径0.3μm、ト
ルエン分散液、固形分50%)20重量部を配合し、均
一に混合したものを塗工し、90℃で1分間加熱して、
厚さ20μmの白色アクリル系粘着剤からなる貼着層を
形成した。この貼着層面に基材シートとして実施例1と
同じ白色塩化ビニルフィルムを貼り合わせ、本発明の面
発光用貼着シートを作成した。貼着層側の反射率、接着
力を表1に示す。
【0024】実施例3 ポリテトラメチレングリコール(重量平均分子量:20
00)を100重量部、鎖延長剤1,4−ブタンジオー
ルを10重量部を、MEK140重量部に溶解し、トリ
レンジイソシアネート30重量部を加え、固形分50重
量%、粘度1000ポイズ(25℃)の粘調溶液を得
た。固形分のポリウレタン樹脂中間体の重量平均分子量
は約10万であった。このポリウレタン樹脂中間体28
0重量部に、硬化剤として脂肪族ポリイソシアネートで
あるコロネートHL(日本ポリウレタン社製)を30重
量部添加したものを、剥離シート(厚さ25μmのポリ
エチレンテレフタレートフィルムの片面に長鎖アルキル
系剥離層を形成したもの)の剥離面に塗工し、75℃1
分20秒加熱し厚さ20μmのポリウレタンエラストマ
ーからなる透明な貼着層を形成した。100%モジュラ
ス値は31kg/cm であった。この貼着面に基材シ
ートとして白色発泡ポリエチレンテレフタレートフィル
ム(反射率95%、厚さ50μm)を貼り合わせ、本発
明の面発光用貼着シートを作成した。貼着層側の反射
率、接着力及び貼着層の透過率、屈折率を表1に示す。
【0025】実施例4実施例1と同じ剥離シートの剥離
面にアクリル系粘着剤(東洋インキ製造(株)製、製品
名「P−162」、固形分33重量%)100重量部に
対して、着色剤(東洋インキ製造(株)製、製品名「C
AB−LX」、固形分20重量%、顔料粒径10μm以
下、平均粒径0.3μm、レッド、ブルー、グリーン、
イエローの各色)1重量部、溶剤(トルエン)20重量
部を配合し、均一に混合したものを塗工し、90℃で1
分間加熱して、厚さ20μmの着色アクリル系粘着剤か
らなる貼着層を形成した。この貼着層面に基材シートと
して実施例1と同じ白色塩化ビニルフィルムを貼り合わ
せ、本発明の面発光用貼着シートを作成した。貼着層側
の反射率、接着力を表1に示す。
【0026】実施例5図2のように、実施例1、2、3
及び4で作成した面発光用貼着シートを導光板用透明ア
クリル板11に貼り付けたディスプレイ(面発光体)を
作成し、蛍光灯11を点灯すると、面発光用貼着シート
の貼付された反対側から目視し、貼着層面が発光した。
実施例4で作成した着色剤含有貼着層を形成してなる面
発光用貼着シートは、着色剤の色と同様にそれぞれレッ
ド、ブルー、グリーン、イエローに有色発光した。面発
光用貼着シートの貼着層から1m離れた位置に、輝度計
(ミノルタLS100)を設置し輝度を測定した結果を
表1に示す。
【0027】
【表1】
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、簡単に製造でき、製品
の歩留りも良好であり、従来の印刷タイプと同等の輝度
に優れた面発光用貼着シート及び有色発光可能な面発光
用貼着シートを得ることができる。また、それらの貼着
シートを使用し、任意の模様形状に発光させるディスプ
レイ方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である面発光用貼着シートの
断面図である。
【図2】本発明の一実施例であるディスプレー方法を実
施するための装置の平面概略図(左図)及びその断面概
略図(右図)である。
【符号の説明】
1 面発光用貼着シート 2 基材シート 3 貼着層 4 剥離シート 10 蛍光管 11 導光板 12 端面シール 13 ランプリフレクター 14 貼着シート 15 貼着シート 16 貼着シート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材シートと該基材シートの片面に設け
    られた貼着層からなり、貼着層側の反射率が85%以上
    であることを特徴とする面発光用貼着シート。
  2. 【請求項2】 反射率が85%以上の基材シートの片面
    に着色剤が混合された貼着層が設けられていることを特
    徴とする面発光用貼着シート。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2のいずれかに記載の面発
    光用貼着シートを導光板の表面に貼着し、導光板の端面
    から光を照射し、該貼着シートの貼着面を発光させるこ
    とを特徴とするディスプレイ方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7241021B2 (en) 2004-03-12 2007-07-10 Avery Dennison Corporation Emergency information lighting system
JP2011081145A (ja) * 2009-10-06 2011-04-21 Furukawa Electric Co Ltd:The 表示シート、表示装置、および表示シートの製造方法
US8250794B2 (en) 2004-03-12 2012-08-28 Avery Dennison Corporation Emergency information sign

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