JP2000213559A - 車両用摩擦クラッチ装置 - Google Patents
車両用摩擦クラッチ装置Info
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Abstract
ングの挟み付け力とレリーズシリンダー装置の油圧との
間の相関を簡単にかつ安定して求めることができ、か
つ、ストローク効率が良い車両用摩擦クラッチ装置を提
供する。 【解決手段】 クラッチディスク12のフエーシング1
2bを、フライホイール11とこのフライホイール11
と一体に回転するがフライホイール11に対して進退可
能なプレッシャープレート13bとで挟み付けることに
よってエンジンと変速機との間のトルク伝達を行う車両
用摩擦クラッチ装置で、油圧シリンダー装置18により
プレッシャープレート13bをフライホイールに向けて
押圧させることでフエーシングの挟み付け力を発生させ
る。望ましくは、油圧シリンダー18装置のシリンダー
18aとピストン18cとで形成させた作動油圧室18
bの油圧を排出したときのピストン18cの復帰位置
を、フエーシングの摩耗に追従して、作動油圧室18b
の容積が拡大する方向へ移動させる位置調節装置20を
設ける。
Description
速機の入力軸と一体に回転するクラッチディスクのフエ
ーシングを、車両のエンジンの出力軸と一体に回転する
フライホイールとこのフライホイールと一体に回転する
がフライホイールに対して進退可能なプレッシャープレ
ートとで挟み付けることによってエンジンと変速機との
間のトルク伝達を行わせる車両用摩擦クラッチ装置に関
するものである。
般的に、プレッシャープレートをフライホイールに向け
て付勢するスプリングによりフエーシングの挟み付け力
を発生させると共に、スプリングの力と対抗する力を発
生させるレリーズレバーを設けてフエーシングの挟み付
け力を制御可能とし、フエーシングの挟み付け力に比例
する伝達トルクを制御可能としており、スプリングとし
てダイヤフラムスプリングを使用したものはダイヤフラ
ムスプリング式摩擦クラッチ装置と呼ばれ、またスプリ
ングとしてコイルスプリングを使用したものはコイルス
プリング式摩擦クラッチ装置と呼ばれている。ダイヤフ
ラムスプリング式摩擦クラッチ装置は、小型、中型の車
両に広く使用されており、ダイヤフラムスプリングとレ
リーズレバーとが一体に形成されている。そして、ダイ
ヤフラムスプリング式摩擦クラッチ装置とコイルスプリ
ング式摩擦クラッチ装置の何れにおいても、プレッシャ
ープレート、スプリング、レリーズレバーをカバープレ
ートに組付けてクラッチカバー組立体とし、このクラッ
チカバー組立体のカバープレートとフライホイールとを
結合するようになっている。
記レリーズレバーの力点に力を加えるレリーズベアリン
グを変速機のケースにより摺動自在に支持させ、変速機
のケースにより揺動自在に支持させたレリーズフォーク
を介してレリーズベアリングと変速機のケースに固定し
た油圧作動のレリーズシリンダー装置のピストンとを機
械的に連結するか、或いはレリーズベアリングと同軸的
に変速機のケースに固定した油圧作動のレリーズシリン
ダー装置のピストンとレリーズベアリングとを機械的に
連結し、レリーズシリンダー装置に油圧を供給すること
によりスプリングの力に対抗する力を発生させ、フエー
シングの挟み付け力、即ち伝達トルクを制御可能として
いる。
は、車両用摩擦クラッチ装置の伝達トルクを運転者が制
御する場合には車両のクラッチペダルに機械的に連結さ
れたマスタシリンダー装置によりレリーズシリンダー装
置に油圧を供給することにより制御され、また車両用摩
擦クラッチ装置の伝達トルクを発進時や変速時に自動制
御する場合には、油圧源からの油圧を圧力制御弁により
所望の油圧に減圧してレリーズシリンダー装置に供給す
るか、或いはレリーズシリンダー装置の油圧を検出して
所望の油圧となるように油圧源からの圧油を給排制御弁
によりレリーズシリンダー装置に給排することによって
制御される。
クラッチの伝達トルクを可変させるためにレリーズシリ
ンダー装置に対して給排しなければならない圧油量がフ
エーシングの摩耗に影響されないようにするため、レリ
ーズシリンダー装置の圧力室の油圧を排出したときのピ
ストンの復帰位置を、フエーシングの摩耗に追従して、
圧力室の容積が縮小する方向へ移動させる位置調節装置
が附設されている。
フライホイールと一体に回転する油圧シリンダー装置に
よりフエーシングの挟み付け力を発生させるように構成
した車両用摩擦クラッチ装置が記載されている。
プリング式摩擦クラッチ装置やコイルスプリング式摩擦
クラッチ装置は、レリーズシリンダー装置を変速機のケ
ースに支持させているため、レリーズシリンダー装置と
その油圧制御装置との油圧的接続構造が簡単であり、普
通の車両への搭載性の点で優れている。これに対し、実
開平4−90736号公報に記載の摩擦クラッチ装置
は、油圧シリンダー装置がフライホイールと一体回転す
るため、油圧シリンダー装置とその油圧制御装置との油
圧的接続構造が複雑である上、油圧シリンダー装置の油
圧が遠心力の影響を受けるので、遠心力の影響を打消す
ための装置を必要とし、従って普通の車両への搭載性の
点で劣る。
車両のショックをもたらすので、車両用摩擦クラッチ装
置の伝達トルクを自動制御する場合には、フエーシング
の挟み付け力とレリーズシリンダー装置の油圧との間の
相関を簡単にかつ安定して求めることができることが望
まれる。
ング式摩擦クラッチ装置やコイルスプリング式摩擦クラ
ッチ装置では、上記相関を簡単に求めることができな
い。即ち、車両の走行によってクラッチディスクのフエ
ーシングが摩耗し、やがては摩滅する。フエーシングの
摩耗が進行するのに伴い、フエーシングを挟み付けてい
るプレッシャープレートの位置がフライホイール側へず
れ、スプリングの撓み量が減少してスプリングの力が変
化する。従って、フエーシングの挟み付け力を任意の値
に調節するためにレリーズシリンダー装置に供給しなけ
ればならない油圧の値は、フエーシングの摩耗によるプ
レッシャープレートの位置の変動を検出し、プレッシャ
ープレートの位置の変動によるスプリングの力の変動分
を補正しなければならない。特に、ダイヤフムスプリン
グ式摩擦クラッチ装置のダイヤフラムスプリングの撓み
量と力との関係は非線形であるので、フエーシングの摩
耗によるプレッシャープレートの位置ずれを高精度で検
出することが重要となる。
は、(油圧シリンダー装置の作動ストローク量−プレッ
シャープレートのストローク量×レバー比)/油圧シリ
ンダー装置の作動ストローク量で表わされるストローク
効率が良いことが望まれる。しかし、従来のダイヤフラ
ムスプリング式摩擦クラッチ装置やコイルスプリング式
摩擦クラッチ装置は、レリーズシリンダー装置のピスト
ンのストローク量がレリーズレバーやカバープレート等
の撓みにより消費され、特にトルク伝達状態とトルク伝
達の遮断状態とではレリーズレバーの支点部に加わる力
の方向が反転することからカバープレートの撓みが大き
く、従って無効ストローク量が大きいことから、ストロ
ーク効率が悪い。特に、ダイヤフラムスプリング式摩擦
クラッチ装置はダイヤフラムスプリングとレリーズレバ
ーとが一体である関係上、レリーズレバーの曲げ剛性が
低くならざるを得ず、レリーズレバーの撓みが大きい。
リンダー装置を含む油圧系の大型化を招き、多くの不利
益を招く。
の点で優れ、フエーシングの挟み付け力と油圧シリンダ
ー装置の油圧との間の相関を簡単にかつ安定して求める
ことができ、かつ、ストローク効率が良い、車両用摩擦
クラッチ装置を提供することを主たる目的とする。
伝達トルクを可変させるために油圧シリンダー装置に対
して給排すべき圧油量がフエーシングの摩耗に影響され
ない、車両用摩擦クラッチ装置を提供することを他の目
的とする。
明は、車両の変速機の入力軸と一体に回転するクラッチ
ディスクのフエーシングを、車両のエンジンの出力軸と
一体に回転するフライホイールとこのフライホイールと
一体に回転するがフライホイールに対して進退可能なプ
レッシャープレートとで挟み付けることによってエンジ
ンと変速機との間のトルク伝達を行わせる車両用摩擦ク
ラッチ装置において、押圧力発生機構により前記プレッ
シャープレートを、前記プレッシャープレートと一体に
回転するレバー機構を介して、前記フライホイールに向
けて押圧させることで前記フエーシングの挟み付け力を
発生させることを特徴とする車両用摩擦クラッチ装置で
ある。
記載の車両用摩擦クラッチ装置であって、前記押圧力発
生機構は、前記車両に対して固定の部材により支持され
た油圧シリンダー装置であることを特徴とする車両用摩
擦クラッチ装置である。
記載の車両用摩擦クラッチ装置であって、前記油圧シリ
ンダー装置の固定部材と可動部材とで形成させた作動油
圧室の圧油を排出したときの前記可動部材の復帰位置
を、前記フエーシングの摩耗に追従して、前記作動油圧
室の容積が拡大する方向へ移動させる位置調節装置を設
けたことを特徴とする車両用摩擦クラッチ装置である。
記載の車両用摩擦クラッチ装置であって、前記油圧シリ
ンダー装置を前記フライホイールと離間させて配置し、
前記レバー機構と係合させるリング状のベアリング組立
体を前記車両に対して固定の部材により前記フライホイ
ールと同軸的にかつ前記レバー機構に対して進退自在に
支持させ、前記車両に対して固定の部材により両端間の
部分をピボット運動自在に支持させたフォーク部材の一
端部を前記ベアリング組立体と作動的に連結し、前記油
圧シリンダー装置には前記可動部材に対して同軸的でか
つピボット運動可能に係合させるとともに前記フォーク
部材の他端部にピボット運動可能に係合させたロッド部
材を設け、このロッド部材と前記固定部材との間で前記
位置調節装置が作用するようにしたことを特徴とする車
両用摩擦クラッチ装置である。
記載の車両用摩擦クラッチ装置であって、前記ロッド部
材と前記固定部材の何れか一方の部材に対して、前記油
圧シリンダー装置の軸方向の一方向へは所定値以上の軸
方向の力が加わることによって移動可能であるが他方向
へは移動不能に係合させると共に、その他方の部材に対
して、所定ストローク量だけ前記軸方向に往復運動可能
に係合させた調節部材を設けたことを特徴とする車両用
摩擦クラッチ装置である。
記載の車両用摩擦クラッチ装置であって、前記油圧シリ
ンダー装置の前記可動部材を前記作動油圧室の容積が拡
大する方向に付勢することによって前記作動油圧室の油
圧を排出したときにおける前記可動部材の盲動を規制す
る付勢部材を設けたことを特徴とする車両用摩擦クラッ
チ装置である。
記載の車両用摩擦クラッチ装置であって、前記ロッド部
材の外周面と前記固定部材の内周面の間に限定させた環
状空間内に前記調節部材を配置し、かつ、前記環状空間
を限定する前記ロッド部材および前記固定部材の互いに
対向する周面のうちの一方の周面に近い一方の周縁に、
該周面に対して前記一方向へは移動可能であるが前記他
方向へは移動不能なように、該周面に係止させる複数の
舌状部を設け、またその他方の周縁部にて、前記対向す
る周面のうちの他方の周面に対して、前記所定ストロー
ク量以上の前記往復運動を阻止させるように、該他方の
周面に設けた一対のストッパ部と当接可能とした、リン
グ状のばね板によって前記調節部材を構成したことを特
徴とする車両用摩擦クラッチ装置である。
記載の車両用摩擦クラッチ装置であって、前記油圧シリ
ンダー装置の前記固定部材および前記可動部材をリング
状に形成し、前記油圧シリンダー装置を前記フライホイ
ールと同軸的に配置し、前記レバー機構と係合させるベ
アリング組立体を前記油圧シリンダー装置の前記可動部
材により一体に軸方向へ移動するように支持させ、前記
可動部材と前記固定部材との間で前記位置調節装置が作
用するようにしたことを特徴とする車両用摩擦クラッチ
装置である。
記載の車両用摩擦クラッチ装置であって、前記可動部材
と前記固定部材の何れか一方の部材に対して、前記油圧
シリンダー装置の軸方向の一方向へは所定値以上の軸方
向の力が加わることによって移動可能であるが他方向へ
は移動不能に係合させると共に、その他方の部材に対し
て、所定ストローク量だけ前記軸方向に往復運動可能に
係合させた調節部材を設けたことを特徴とする車両用摩
擦クラッチ装置である。
に記載の車両用摩擦クラッチ装置であって、前記油圧シ
リンダー装置の前記可動部材を前記作動油圧室の容積が
拡大する方向に付勢することによって前記作動油圧室の
油圧を排出したときにおける前記可動部材の盲動を規制
する付勢部材を設けたことを特徴とする車両用摩擦クラ
ッチ装置である。
0に記載の車両用摩擦クラッチ装置であって、前記可動
の外周面と前記固定部材の内周面の間に限定させた環状
空間内に前記調節部材を配置し、かつ、前記環状空間を
限定する前記可動部材および前記固定部材の互いに対向
する周面のうちの一方の周面に近い一方の周縁に、該周
面に対して前記一方向へは移動可能であるが前記他方向
へは移動不能なように、該周面に係止させる複数の舌状
部を設け、またその他方の周縁部にて、前記対向する周
面のうちの他方の周面に対して、前記所定ストローク量
以上の前記往復運動を阻止させるように、該他方の周面
に設けた一対のストッパ部と当接可能とした、リング状
のばね板によって前記調節部材を構成したことを特徴と
する車両用摩擦クラッチ装置である。
に記載の車両用摩擦クラッチ装置であって、内部の油圧
に略比例してトルク伝達が可能なマスターシリンダーに
より前記油圧シリンダー装置へ油圧が供給されることを
特徴とする車両用摩擦クラッチ装置である。
2に記載の車両用摩擦クラッチ装置であって、前記マス
タシリンダーが、シリンダーボデーと、該シリンダーボ
デー内を摺動可能に配設される入力側ピストンと、該入
力側ピストン及び前記シリンダーボデーにより形成され
る圧力室と、内部に油を貯留するとともに前記シリンダ
ーボデーに対する前記入力側ピストンの位置に応じて前
記圧力室との連通・遮断を切替可能なリザーバと、前記
圧力室内と前記油圧シリンダー装置内とを連通する出力
ポートとを備え、クラッチペダルの操作ストロークに応
じて入力側ピストンが前記シリンダーボデー内を摺動
し、前記圧力室内の油圧を前記油圧シリンダー装置に出
力することにより前記フエーシングの挟み付け力を制御
させることを特徴とする車両用摩擦クラッチ装置であ
る。
3に記載の車両用摩擦クラッチ装置であって、前記クラ
ッチペダルに操作力が加えられていない状態で前記油圧
シリンダー装置が前記フエーシングの最大挟み付け力を
発生させていることを特徴とする車両用摩擦クラッチ装
置である。
4に記載の車両用摩擦クラッチ装置であって、前記クラ
ッチペダルに操作力が加えられると前記油圧シリンダー
装置の作動油圧室の容積が増大する方向に前記入力側ピ
ストンが摺動することを特徴とする車両用摩擦クラッチ
装置である。
5に記載の車両用摩擦クラッチ装置であって、前記クラ
ッチペダルに操作力が加えられていない状態で、前記マ
スタシリンダーを介して変換される油圧によって前記油
圧シリンダー装置が前記フエーシングの挟み付け力を発
生させる方向に前記入力側ピストンを付勢する付勢機構
が配設されることを特徴とする車両用摩擦クラッチ装置
である。
6に記載の車両用摩擦クラッチ装置であって、前記付勢
機構は前記クラッチペダルのストローク量が増大すると
前記入力側ピストンを付勢する力が低減する領域を有す
ることを特徴とする車両用摩擦クラッチ装置である。
6に記載の車両用摩擦クラッチ装置であって、前記付勢
機構は前記マスタシリンダーと前記クラッチペダルとの
間に配設されることを特徴とする車両用摩擦クラッチ装
置である。
8に記載の車両用摩擦クラッチ装置であって、前記付勢
機構は、ダイアフラムスプリングであることを特徴とす
る車両用摩擦クラッチ装置である。
9に記載の車両用摩擦クラッチ装置であって、前記付勢
機構は、外周が前記シリンダーボデーに対して支持され
内周が前記入力側ピストンに連結するロッドに当接する
ダイアフラムスプリングであることを特徴とする車両用
摩擦クラッチ装置である。
8に記載の車両用摩擦クラッチ装置であって、前記付勢
機構は、前記入力側ピストンに連結するロッドに形成さ
れ前記マスタシリンダーから前記クラッチペダルに向か
って細くなる斜面を有するテーパ部材と、該テーパ部材
の斜面に面して配されるローラと、前記テーパ部材の斜
面を前記ローラに向かって荷重を付与する蓄力部材とを
備えることを特徴とする車両用摩擦クラッチ装置であ
る。
8に記載の車両用摩擦クラッチ装置であって、前記付勢
機構は、前記入力側ピストンに連結するロッドに形成さ
れ、前記ロッドに前記クラッチペダルから前記マスタシ
リンダーに向かう荷重を付与する蓄力部材を備えること
を特徴とする車両用摩擦クラッチ装置である。
6に記載の車両用摩擦クラッチ装置であって、前記付勢
機構は前記マスタシリンダーから離間するとともに前記
クラッチペダルによって作動される位置に配設されるこ
とを特徴とする車両用摩擦クラッチ装置。
3に記載の車両用摩擦クラッチ装置であって、前記付勢
機構は、ダイアフラムスプリングであることを特徴とす
る車両用摩擦クラッチ装置である。
4に記載の車両用摩擦クラッチ装置であって、前記付勢
機構は、外周が車両のブラケットに対して支持され内周
が前記クラッチペダルに連結する軸に当接するダイアフ
ラムスプリングであることを特徴とする車両用摩擦クラ
ッチ装置である。
3に記載の車両用摩擦クラッチ装置であって、前記付勢
機構は、前記クラッチペダルに連結する軸に形成され前
記クラッチペダルから前記マスタシリンダー或いは前記
マスタシリンダーから前記クラッチペダルに向かって細
くなる斜面を有するテーパ部材と、該テーパ部材の斜面
に面して配されるローラと、前記テーパ部材の斜面を前
記ローラ向かって荷重を付与する蓄力部材とを備えるこ
とを特徴とする車両用摩擦クラッチ装置である。
3に記載の車両用摩擦クラッチ装置であって、前記付勢
機構は、前記入力側ピストンに連結するロッドに形成さ
れ、前記ロッドに前記クラッチペダルから前記マスタシ
リンダーに向かう荷重或いは前記マスタシリンダーから
前記クラッチペダルに向かう荷重を付与する蓄力部材を
備えることを特徴とする車両用摩擦クラッチ装置であ
る。
に記載の車両用摩擦クラッチ装置であって、前記油圧シ
リンダー装置は、前記固定部材と前記可動部材との間に
て前記固定部材に対して摺接するシール部材を備え、該
シール部材の摺接部或いは固定部材の少なくともいずれ
か一方がフッ素樹脂にてコーティングされることを特徴
とする車両用摩擦クラッチ装置である。
3に記載の車両用摩擦クラッチ装置であって、前記マス
タシリンダーは、前記シリンダーボデーと前記入力側ピ
ストンとの間にて前記シリンダーボデーに対して摺接す
るシール部材を備え、該シール部材の摺接部或いは前記
シリンダーボデーの少なくともいずれか一方がフッ素樹
脂にてコーティングされることを特徴とする車両用摩擦
クラッチ装置である。
装置においては、クラッチディスクのフエーシングの挟
み付け力を押圧力発生機構によって発生させるようにし
たことから、普通の車両への搭載性の点で優れる。そし
て、レバー機構の支点に加わる力の方向がトルク伝達状
態とトルク伝達の遮断状態とで反転することがないの
で、トルク伝達状態とトルク伝達の遮断状態との間で切
換える際のカバープレートの撓みによる無効ストローク
量が低減し、従ってストローク効率を向上させ、押圧力
発生機構を含む操作系を小型化することができる。
装置においては、フエーシングの挟み付け力を任意の値
に調節するために油圧シリンダー装置に供給しなければ
ならない油圧の値は、フエーシングの摩耗量の如何に拘
わらず、略一定となり、フエーシングの挟み付け力とレ
リーズシリンダー装置の油圧との間の相関を簡単にかつ
安定して求めることができる。そして、油圧シリンダー
装置を含む油圧系を小型化することができる。
装置は、油圧シリンダー装置の固定部材と可動部材とで
形成させた作動油圧室の油圧を排出したときの可動部材
の復帰位置を、フエーシングの摩耗に追従して、作動油
圧室の容積が拡大する方向へ移動させる位置調節装置を
設けたので、伝達トルクを可変させるために油圧シリン
ダー装置に対して給排すべき圧油量は、フエーシングの
摩耗に影響されることがなく、常に一定である。
擦クラッチ装置は、油圧シリンダー装置をフライホイー
ルと離間させて配置した一般的な構成であり、位置調節
装置も油圧シリンダー装置に内蔵されかつその構成部品
数も少ないことから、普通の車両への搭載性に優れ、か
つ安価に製造することができる。
摩擦クラッチ装置は、油圧シリンダー装置をその軸線が
フライホイールの軸線と略同軸に配置した一般的な構成
であり、位置調節装置も油圧シリンダー装置に内蔵され
かつその構成部品数も少ないことから、普通の車両への
搭載性に優れ、かつ安価に製造することができる。
用摩擦クラッチ装置は、クラッチペダルの非操作時には
安定したクラッチの係合荷重を供給し、クラッチペダル
を操作することで車両用摩擦クラッチ装置の伝達トルク
を制御する場合において油圧シリンダー装置へ油圧を供
給する具体的な構成であり、入力側ピストンがシリンダ
ーボデー内を摺動することによりクラッチの解放時に圧
力室とリザーバとが連通する。したがって、前記フエー
シングが摩耗してプレッシャプレートを押し付けるレバ
ー機構の傾きが変位する場合であっても、フエーシング
の摩耗量に応じた量の油がリザーバから圧力室内に供給
されるので、入力側ピストンの摺動ストロークは略一定
である。これにより、クラッチペダルのストロークと荷
重との関係が略一定となり、安定した特性を得ることが
できる。
両用摩擦クラッチ装置は、摺接部がフッ素樹脂にてコー
ティングされたシール部材としたことで、作動油圧室及
び圧力室が高圧に晒されている場合であってもシール部
材が固定部材或いはシリンダーボデーの内周面に貼り付
くのを可及的に抑えることができ、安定した特性が得ら
れる。
用摩擦クラッチ装置の実施形態について、図を参照して
説明する。
クラッチ装置の伝達トルクが最大となっているときの縦
断面を示す。図1において、11は図示しないエンジン
の出力軸と一体に回転するフライホイール、12は図示
しない変速機(そのケースは車両に対して固定される)
の入力軸にスプライン連結されたクラッチディスク、1
3はクラッチカバー組立体、14は変速機の入力軸の外
周を取り囲むように変速機ケースに固定された支持スリ
ーブ(車両に対して固定に部材)、15は支持スリーブ
14により摺動自在に支持されたベアリング組立体、1
6は変速機ケース或いは車両に対して固定のクラッチハ
ウジング(図示省略)に固定されたピボット支持部材
(車両に対して固定に部材)、17は半径方向に横たわ
りかつその中間部をピボット支持部材16によりピボッ
ト運動自在に支持されたフォーク部材、18はフォーク
部材17の外端を押す油圧シリンダー装置である。
グ組立体15はフライホイール11に対してほぼ同軸に
配置され、油圧シリンダー装置18はその軸線がフライ
ホイール11の軸線に対してほぼ平行となるように配置
されている。
えた薄い板ばね材製のクッショニングスプリング12a
の両側にフエーシング12bを備えている。
に示すように、外周部にてフライホイール11にボルト
結合されるカバープレート13aと、プレッシャープレ
ート13bと、カバープレート13aとプレッシャープ
レート13bと一体に回転するように連結すると共にプ
レッシャープレート13bをフライホイール11から離
間するように軸方向に付勢するストラップ(薄い板ばね
材を複数枚積層してなる)13cと、カバープレート1
3aとプレッシャープレート13bの軸方向対向部間に
位置するレバー機構13dとを主たる構成要素としてい
る。
と、フランジ部13fと、それらの境界のコーナー部1
3gを有している。レバー機構13dは、カバープレー
ト13aの円筒部13eの内周側に、円筒部13eの内
周に沿って放射状に配置された板材製の12本のレバー
部材13h〜13hと、カバープレート13aのコーナ
ー部13gの内周側に配置された線材製のリング状の支
点部材13jと、プレッシャープレート13bに形成さ
れた12個の突起状の作用点部13k〜13kと、12
本のレバー部材13h〜13hの半径方向外端部を相互
に連結する薄い板ばね材製のリング状の連結部材13m
とを主たる構成要素としている。各レバー部材13hの
内端部はベアリング組立体15によってフライホイール
11側へ押される力点部とされている。
すように、その一端をリベット13nによりカバープレ
ート13aに結合され、またその他端をリベット13o
によりプレッシャープレート13bの外周の突出部に結
合されている。ストラップ13cは周方向に等間隔で3
本設けられている。連結部材13mは、弾性を有する薄
板で形成されており、図2および図4に示すように、リ
ベット13p、13pにより各レバー部材13hと結合
されている。連結部材13mの応力集中を回避し且つレ
バー部材13hに働く遠心力で連結部材13mの周方向
長さが増大しレバー部材13mの半径方向外端がカバー
プレート13aの円筒部13eの内周に当接するように
するため、連結部材13mのレバー部材13hと対向す
る部分と対向しない部分とが軸方向でずれているよう
に、ウェーブが付与されている。
13aのコーナー部13gの内側面は切削仕上げされて
いる。そして、支点部材13jと各レバー部材13h
は、耐摩耗性を高くするために、焼き入れが施されてい
る。
としたフォーク部材17のピボット運動によりベアリン
グ組立体15は軸方向へ摺動するように、フォーク部材
17の内端はベアリング組立体15と連結されている。
フォーク部材17は、スプリング20によりベアリング
組立体15との当接を維持され、またスプリング19に
よりレバー部材13hとの当接を維持されている。
5に示すように、変速機ケースに固定されたシリンダー
(固定部材)18aと、このシリンダー18a内に摺動
自在に嵌合され作動油圧室18bを区画形成するピスト
ン(可動部材)18cと、シリンダー18aとピストン
18cとの間に配設されるシール部材18gと、ピスト
ン18cとフォーク部材17の外端との間で力の伝達を
行うプッシュロッド(ロッド部材)18dと、作動油圧
室18b内に設置されてピストン18cをフォーク部材
17の外端に向けて付勢してプッシュロッド18dとピ
ストン18cおよびフォーク部材17との当接状態を維
持するスプリング18eと作動油圧室18b内へ油圧を
供給・排出する油圧ポート18fを主たる構成要素とし
ている。作動油圧室18bの油圧を油圧ポート18fを
介して排出したときのピストン18cの盲動は、スプリ
ング18eにより規制される。
8には、作動油圧室18bの油圧を排出したときのピス
トン18cの復帰位置を、フエーシング12bの摩耗に
追従して、作動油圧室18bの容積が拡大する方向へ移
動させる位置調節装置20が附設されている。この位置
調節装置20は、シリンダー18aの開口寄りの拡大さ
れた内径部18a1とプッシュロッド18dの外周との
間の環状空間20aに収容された皿ばね(リング状のば
ね板)20bを備える。この皿ばね20bは、図6に示
すように、その外周縁に、内径部18a1に対して図5
の右方向へは所定値以上の軸方向の力が加わることで移
動可能であるが図5の左方向へは移動不能なように係合
される舌状部20b1を8個、周方向に等間隔で有して
いる。舌状部20b1の数は任意に設定し得るものであ
る。作動油圧室18bの油圧によりピストン18cを図
5の右方向に押す力は、皿ばね20bの舌状部20b1
を内径部18a1に対して図5の右方向に移動させるの
に十分である。皿ばね20bの内径は、ピストン18c
の往復運動に伴い発生するプッシュロッド18dの、ピ
ストン18dとの当接点を中心としたピボット運動によ
りプッシュロッド18dの外周と皿ばね20bの内周と
が干渉することのないような大きさに選定されている。
プッシュロッド18dの外周には、皿ばね20bの内径
よりも大きな外径を有する鍔部(ストッパ部)18d1
が形成されると共に、この鍔部18d1から所定間隔だ
け油圧シリンダー装置18の軸方向に隔ててスナップリ
ング(ストッパ部)20cが固定されている。このスナ
ップリング20cはプッシュロッド18dの外周に形成
されたリング状の溝にその内周縁部を嵌入されることで
プッシュロッド18dに対して固定されているものであ
り、その外径も皿ばね20bの内径より大きくされてお
り、皿ばね20bの内周縁部は油圧シリンダー装置18
の軸方向において鍔部18d1とスナップリング20c
との間に位置している。フエーシング12bの挟み付け
力を最大にするべく作動油圧室18bに最高の油圧が供
給されている図5の状態では、皿ばね20bの内周縁と
スナップリング20cとの間に所定ストロークに対応す
る間隔Sが存在する。
装置においては、油圧シリンダー装置18の作動油圧室
18bに油圧を供給しなければ、ストラップ13cによ
ってプレッシャープレート13bに加えられる力がスプ
リング18eの力やベアリング組立体15、フォーク部
材17、ピストン18cの摺動抵抗に打ち勝ってプレッ
シャープレート13bはフライホイール11から遠ざか
る方向へ動かされ、プレッシャープレート13bがプレ
ッシャープレート側のフエーシング12bから離間する
と共にフライホイール側のフエーシング12bがフライ
ホイール11から離間するので、フエーシング12b、
12bの挟み付け力がゼロとなり、伝達トルクがゼロと
なる。この場合のプレッシャープレート13b、ベアリ
ング組立体15、フォーク部材17、プッシュロッド1
8d、ピストン18cの移動は、プッシュロッド18d
に固定されたスナップリング20aが皿ばね20bの内
周縁に当接してそれ以上の移動を規制されることによっ
て終了する。
fから作動油圧室18bに油圧を供給すると、油圧によ
ってピストン18cに推進力が発生し、この推進力(油
圧シリンダー装置18の出力)がプッシュロッド18
d、フォーク部材17、ベアリング組立体15およびレ
バー機構13dを順次介してプレッシャープレート13
bに、これをフライホイール11側へ押すように伝達さ
れる。ピストン18cの推進力に基づきプレッシャープ
レート13bに加えられる力がストラップ13cにより
プレッシャープレート13bに加えられる力を上回る
と、プレッシャープレート13bがフライホイール側へ
動く。従って、作動油圧室18bの油圧の上昇によりプ
レッシャープレート13bがフライホイール側へ動き、
フエーシング12bをフライホイール11との間で挟み
付け、このフエーシングの挟み付け力に応じたトルクが
フラーホイール11から変速機の入力軸に伝達される。
ート13bに加えられる力は油圧シリンダー装置18の
作動油圧によってプレッシャープレート13bに加えら
れる力に対して非常に小さいので、フエーシングの挟み
付け力は、油圧シリンダー装置18に供給する油圧に略
比例するので、伝達トルクの大きさは油圧シリンダー装
置18に供給する油圧によって制御することができる。
フエーシングの挟み付け力を発生させる場合、フォーク
部材17やレバー部材12hに曲げ力が加わるためこれ
らが撓むと共に、支点部材13jを支持するカバープレ
ート13aにも曲げ力が加わってカバープレート13a
が撓み、ピストン18cのストローク量の一部が無効と
なる。しかし、カバープレート13aに加わる力の方向
は常に一定であり、カバープレート13aの撓みに起因
する無効ストローク量は、カバープレート13aに加わ
る力の方向が反転する場合に比べれば少ない。また、こ
れら撓みは、クッショニングスプリング12aによりフ
エーシングに付与されるクッション撓みと直列である。
く作動油圧室18bに最高の油圧を供給したときのピス
トン18cの位置は、フエーシング12bが新品の状態
であって摩耗していない場合には、プッシュロッド18
dの鍔部18d1が皿ばね20bの内周縁に所定値未満
の力で当接する位置である。
達状態と非トルク伝達状態との間で繰り返し切換えるこ
とによってフエーシング12bが摩耗すると、作動油圧
室18bに最高の油圧を供給したときのピストン18c
の位置は、フエーシング12bが摩耗していないときの
位置に比べて、フエーシング12bの摩耗量に対応した
量だけ図5で右方向にずれる。従って、この場合におい
ては、プッシュロッド18dの鍔部18d1が皿ばね2
0bの内周縁に所定値以上の力で当接し、皿ばね20b
が、ピストン18cの摺動が止まるまで、換言するとフ
エーシング12bの摩耗量に対応するピストン18cの
位置ずれ量だけ図5で右方向へ動かされる。
および最小値のそれぞれに対するプレッシャープレート
13b、ベアリング組立体15、フォーク部材17、プ
ッシュロッド18d、ピストン18cの位置は、フエー
シング12bの摩耗量に対応して調節され、ピストン1
8cについて見れば、作動油圧室18bの油圧を排出し
たときのピストン18cの復帰位置は、フエーシング1
2bの摩耗に追従して、作動圧力室18bの容積が拡大
する方向へ移動される。これにより、車両用摩擦クラッ
チの伝達トルクを最大と最小との間で切換える際に油圧
シリンダー装置18の作動油圧室18bに給排すべき作
動油の量は一定となる。
に切換えるために油圧シリンダー装置18の作動油圧室
18bをリザーバ(図示省略)に連通すると、撓みが発
生していた部材の復元作用やストラップ13cの作用に
よってピストン18cが迅速に復帰させられ、従ってフ
エーシング12bの挟み付け力が迅速に減少する。
18bの油圧の制御は、エンジンにより電磁クラッチ等
を介して駆動されるか、電動機により直接駆動される油
圧ポンプによりアキュームレータに所定レベルの油圧を
蓄積するようにした油圧源と、アキュームレータから導
いた油圧をリニアソレノイドにより駆動する圧力制御弁
により所望の油圧に減圧して供給することで行ったり、
アキュームレータからの作動圧油をリニアソレノイドに
より駆動する流量制御弁によって作動油圧室に給排させ
ると共に作動油圧室の油圧を検出して流量制御弁を制御
することで行ったり、或いはエンジン直結の油圧ポンプ
の吐出油をリニアソレノイドにより駆動する流量制御弁
によって作動油圧室に給排させると共に作動油圧室の油
圧を検出して流量制御弁を制御することで行うこととす
ればよい。
により油圧シリンダー装置18の作動油圧室18bの油
圧の制御を行なう場合においても、前述した油圧シリン
ダー装置の構成であれば同様の作用を奏することは明白
であり、このような形式の車両用摩擦クラッチ装置に採
用することももちろん可能である。尚、運転者がクラッ
チペダルを操作することにより油圧シリンダー装置内の
油圧を制御する場合の詳細な構成及びその構成による作
用については後述する。
る皿ばね20bは、その舌状部20b1によりシリンダ
ー18aに対して、油圧シリンダー装置18の軸方向の
一方向へは所定値以上の軸方向の力が加わることによっ
て移動可能であるが他方向へは移動不能に係合させると
共に、プッシュロッド18dに対して、所定ストローク
量だけ油圧シリンダー装置18の軸方向へ往復運動可能
に係合させたが、舌状部20b1を皿ばね20bの内周
縁に形成し、この舌状部20b1によりプッシュロッド
18dに対して、油圧シリンダー装置18の軸方向の一
方向へは所定値以上の軸方向の力が加わることによって
移動可能であるが他方向へは移動不能に係合させると共
に、シリンダー18aに対して、所定ストローク量だけ
油圧シリンダー装置18の軸方向へ往復運動可能に係合
させることとしてもよい。
用摩擦クラッチ装置であるが図1〜図6に示すものとは
異なる車両用摩擦クラッチ装置を示す。この図7および
図8の車両用摩擦クラッチ装置と図1〜図6の車両用摩
擦クラッチ装置との相違点は、油圧シリンダー装置によ
ってベアリング組立体を動かす構成および位置調節装置
の構成の点にある。図7および図8に示すように、変速
機ケースの支持スリーブ114に固定的に支持させる環
状のシリンダー118a内に環状のピストン118cを
摺動可能に嵌合して環状の作動油圧室118bを区画形
成させ、ピストン118cのシリンダー118aからの
小径の突出端部にベアリング組立体115を、ピストン
118cに固定したスナップリング120cおよびばね
板118fとにより一体に動くように結合し、レバー部
材13hとベアリング組立体115との当接を維持させ
るとともにピストン118cの盲動を規制させるスプリ
ング118eをシリンダー118aの外周側に配置して
いる。そして、位置調節装置120は、ピストン118
bの突出端部の付け根部分の外周とシリンダー118a
の開口寄りの拡大された内径部との間の環状空間120
a内に皿ばね120bを配置し、この皿ばね120bを
その外周縁に一体に形成した複数の舌状部120b1に
より、シリンダー118aに対して、油圧シリンダー装
置118の軸方向の一方向(図8で左方向)へは所定値
以上の軸方向の力が加わることによって移動可能である
が他方向(図8で右方向)へは移動不能に係合させてい
る。皿ばね120aの内周縁は、ピストン118cに形
成した段部(ストッパ部)118c1とスナップリング
(ストッパ部)120cとの間に配置し、フエーシング
12bの挟み付け力を最大にするべく作動油圧室118
bに最高の油圧が供給されている図8の状態では、皿ば
ね120bの内周縁とスナップリング120cとの間に
所定ストロークに対応する間隔(図5に示す間隔Sに相
当する)を存在させている。この図7および図8の車両
用摩擦クラッチ装置でも、図1〜図6に示す車両用摩擦
クラッチ装置と同等の作用、効果が得られる。
内周縁に形成し、この舌状部120b1によりピストン
118cに対して、油圧シリンダー装置118の軸方向
の一方向へは所定値以上の軸方向の力が加わることによ
って移動可能であるが他方向へは移動不能に係合させる
と共に、シリンダー118aに対して、所定ストローク
量だけ油圧シリンダー装置118の軸方向へ往復運動可
能に係合させることとしてもよい。
ッチ装置の伝達トルクを運転者が制御する場合における
油圧シリンダー装置の操作系を示す図である。
及び油圧シリンダー装置の詳細な構成については図1〜
図6に示す実施形態と同一であるものとして説明を省略
するとともに同一の符号を用いて説明する。
が加えられるクラッチペダル、60は油圧シリンダー装
置18がフエーシング12bの挟み付け力を発生させる
方向にロッド50を付勢する付勢機構、40はクラッチ
ペダル30と連結されるとともに付勢機構60による付
勢力とクラッチペダル30に加えられる操作力との差に
応じた油圧を油圧シリンダー装置18に出力するマスタ
シリンダー、50はクラッチペダル30に加えられる操
作力をマスタシリンダー40に伝達するロッドである。
とペダルレバー31の先端に取り付けられる踏み部32
とを備えており、車両に対して固定の回動中心33を中
心として回動可能である。ロッド50の一端はペダルレ
バー31の回動中心33側に連結され、他端はマスタシ
リンダー40の入力側ピストン43に連結される。
シリンダーボデー41と、シリンダーボデー41内を摺
動自在に嵌合され圧力室42を区画形成するとともにロ
ッド50と連結する入力側ピストン43と、圧力室42
内の油圧を油圧シリンダー装置18の作動油圧室18b
に出力する出力ポート44と、シリンダーボデー41に
対する入力側ピストン43の位置に応じて圧力室42と
の連通・遮断を切替えることで圧力室42内に油を供給
可能なリザーバ45とを備えている。油圧ホース46は
圧力室42内と油圧シリンダー装置18内とを連通して
いる。
ーボデー41を固定している。外周端がカバー61の内
周面に保持されるとともに内周端が入力側ピストン43
に保持されるダイアフラムスプリング62とを備える。
尚、カバー61はシリンダーボデー41を固定する側と
反対側で車両のブラケット63に固定されている。
置18との間の油圧の供給及び排出は出力ポート44と
油圧ポート18fとを連結する油圧ホース46を介して
行われており、油圧の供給時には圧力室42内の油圧が
出力ポート44、油圧ホース46から油圧ポート18f
を介して作動油圧室18b内に供給され、油圧の排出時
にはクラッチペタル30の作動に伴って圧力室42の体
積が膨らむ方向に入力側ピストン43が移動し、圧力室
42の油圧が低下して作動油圧室18b内の油圧が油圧
ポート18f、油圧ホース46から出力ポート44を介
して圧力室42内に排出される。
と運転者によるクラッチペダル30の操作について説明
する。運転者が踏み部32に踏力(操作力)を加えてい
ない状態では、ダイアフラムスプリング62の弾性力に
よって入力側ピストン43が圧力室42に進入する方向
(図9左方向)に付勢され、入力側ピストン43によっ
てリザーバ45と圧力室42との連通が遮断されて圧力
室42内が高圧に保持されている。この圧力室42内の
油圧は出力ポート44から油圧ホース46を介して油圧
ポート18fに供給され、作動油圧室18b内が圧力室
42と略同一の高圧に保持される。これにより、ピスト
ン18cがプッシュロッド18dをフォーク部材17の
外端に向けて付勢する。フォーク部材17が付勢される
と、ベアリング組立体15がレバー部材13hの端部を
押圧して、プレッシャプレート13bがフライホイール
11側へ押圧されて、フエーシング12bをプレッシャ
プレート13bとフライホイール11との間で挟み付
け、挟み付け力に応じたトルクがフライホイール11か
ら変速機の入力軸に伝達され、摩擦クラッチ装置は係合
している。尚、ダイアフラムスプリング62の弾性力
は、踏み部32に踏力が加えられない状態において、フ
エーシング12bの挟み付け力によりフライホイール1
1から変速機へ伝達可能なトルクが100%以上となる
ように設定されている。
でマスタシリンダー40の圧力室42及び油圧シリンダ
ー装置18の作動油圧室18bが高圧に保持されている
ので、圧力室42内でシリンダーボデー41の内周と入
力側ピストン43との間をシールするシール部材47及
び作動油圧室18b内でシリンダー18aとピストン1
8cとの間をシールするシール部材18gは摩擦クラッ
チ装置を操作していない状態では常に高圧に晒されてい
る。このような状態ではシール部材18g、47がシリ
ンダー内周面に貼り付いてしまう怖れがあるため、本実
施形態ではシール部材18g、47のシリンダー18a
及びシリンダーボデー41の内周面に接触する箇所をフ
ッ素樹脂にてコーティングすることにより、シール部材
18g、47が両シリンダーの内周面に貼り付くのを抑
えている。
達されるトルクを低減する時のクラッチペダル30の操
作について説明する。運転者が踏み部32に踏力を加
え、この踏力がダイアフラムスプリング62の弾性力に
打ち勝つと、ペダルレバー61は回動中心33を中心と
して回動し、入力側ピストン43が圧力室42の容積を
増大する方向(図9右方向)にシリンダーボデー41内
を摺動する。これによって圧力室42内の圧力が低圧に
なり、油圧ホース46を介して作動油圧室18bが低圧
になると、プッシュロッド18dがフォーク部材17を
付勢する力が低減し、レバー部材13hがプレッシャプ
レート13bを押し付ける力が低減することによりプレ
ッシャプレート13bとフライホイール11との間でフ
エーシング12bを挟み付ける力が低減されてストラッ
プ13cのバネ力が打ち勝ってプレッシャプレート13
bとフェーシング12bが離間し、摩擦クラッチ装置が
解放する。入力側ピストン43の摺動量が所定量を越え
ると圧力室42とリザーバ45とが連通し、リザーバ4
5から圧力室42内への油の供給が可能になる。ここ
で、油圧シリンダー装置18の説明で述べたように、フ
エーシング12bの摩耗によりピストン18cの復帰位
置がフエーシング12bの摩耗に追従して、作動油圧室
18bの容積が拡大する方向に移動した場合、プッシュ
ロッド18dが作動油圧室18bの容積を拡大する際の
ストロークは皿ばね20bとスナップリング20cによ
り規制されるので、作動油圧室18b内は負圧になる。
このときにフエーシング12bの摩耗量に追従した量の
油がリザーバ45から圧力室42内に供給される。運転
者がクラッチペダル30の操作を終了して踏み部32に
踏力が加えられなくなると、ダイアフラムスプリング6
2の弾性力によって入力側ピストン43が圧力室42に
進入する方向(図9左側)に付勢され、圧力室42とリ
ザーバ45との連通が遮断されるとともに圧力室42内
が高圧に保持されて、上述したようにフライホイール1
1から変速機へトルクが伝達される。リザーバ45と圧
力室42との連通が遮断されたときには、圧力室42、
油圧ホース46及び作動油圧室18bのそれぞれの容積
の合計は、前回の容積の合計にフエーシング12bの摩
耗量に追従して圧力室42内に供給された油の容積を加
えた値となる。このように、フエーシング12bの摩耗
量に追従してリザーバ45から油が供給されるので、ク
ラッチペダル30の非操作時における入力側ピストン4
3のシリンダーボデー41に対する位置が、フエーシン
グ12bの摩耗量に追従して変化することがない。した
がって、ダイアフラムスプリング62の傾きがフエーシ
ング12bの摩耗量に追従して変化することもないの
で、トルク伝達状態から非トルク伝達状態への切換時に
踏み部32へ加えるストローク及び荷重が経時変化する
ことがなく、常に安定した荷重特性となる。
の荷重特性をクッショニングスプリング12aの荷重特
性に沿ってクッショニングスプリング12aの荷重特性
に微少量の荷重を上乗せした特性に設定すれば、クラッ
チペダル30の踏力はダイアフラムスプリング62とク
ッショニングスプリング12aとの差となるので踏力を
大幅に低減することが可能になる。
ペダル30に踏力を加えない状態ではダイアフラムスプ
リング62の付勢力によってマスターシリンダ40から
レバー機構までが撓んでいる。反面、従来の方式ではク
ラッチペダルに踏力を加えられない状態では付勢力が作
用していないため、クラッチペダルに踏力を加えて各部
を撓ませてからプレッシャプレートを動作させている。
本実施形態の構成では各部を撓ませるのに要する操作ス
トロークが不要になるだけでなく、この撓みが逆方向に
作用しクラッチペダルの操作を助長することになる。従
って、プレッシャプレートを同じだけストロークさせる
場合には、効率向上分だけクラッチペダル30に加える
踏力が減少し、クラッチペダル踏力を大幅に低減する事
が可能となる。
160にて、図1〜図6に示す車両用摩擦クラッチ装置
の伝達トルクを運転者が制御する場合における油圧シリ
ンダー装置の操作系を示す図である。付勢機構160以
外のクラッチペダル130及びマスタシリンダー140
の構成については図9で説明したクラッチペダル30及
びマスタシリンダー40と同一であるので、説明を省略
する。また、クラッチカバー組立体、ベアリング組立体
及び油圧シリンダー装置の詳細な構成については図1〜
図6に示す実施形態と同一であるものとして説明を省略
する。
に連結するロッド150に形成されシリンダーボデー1
41からクラッチペダル130に向かって細くなる斜面
を有するテーパ部材164と、テーパ部材164の斜面
に面して配されるローラ165と、テーパ部材164の
斜面をローラ165に向かって荷重を付与する蓄力部材
166とを備える。ローラ165はシリンダーボデー1
41及び車両のブラケット163に固定される固定部1
61に取り付けられており、蓄力部材166はロッド1
50と垂直な方向に伸長するようにテーパ部材164に
荷重を付与しながらローラ165に接する。運転者がク
ラッチペダル130を操作していない状態では、図10
に示すようにローラ165はテーパ部材164の細部に
位置している。
32に踏力(操作力)を加えて、踏力が蓄力部材166
による荷重に打ち勝つと、ロッド150及びテーパ部材
164がマスタシリンダー140内の圧力室の容積を増
大する方向(図10右方向)に摺動する。マスタシリン
ダー140から油圧シリンダー装置18bへの油圧の供
給・排出については図9で説明した作用と同一であり、
トルク伝達状態から非トルク伝達状態への切換時に踏み
部132へ加える荷重及びストロークが経時変化するこ
とがなく、常に安定した荷重特性となる。
したようなマスターシリンダとクラッチペダルとの間に
配設するのではなく、クラッチペダル230の回動中心
233より踏み部232側に連結される軸270に配設
した場合を示す実施形態であり、それ以外の構成及び作
動に関しては図9で説明したのと同一であるので、説明
を省略する。
に連結するとともにクラッチペダル230のストローク
に応じて図面水平方向に往復動する軸に内周が当接する
ダイアフラムスプリング262と、ダイアフラムスプリ
ング262の外周を支持するとともに車両のブラケット
263に枢軸固定されるカバー261とにより構成され
ている。この構成によると、マスターシリンダ240、
付勢機構260及びクラッチペダル230から成る構成
の配置に関する自由度が向上して、軸方向寸法を短縮す
ることが可能である。尚、図11で示す付勢機構260
の取付は、図10に示す構成の付勢機構にも用いること
ができるのは明白である。
の付勢機構360にて、図1〜図6に示す車両用摩擦ク
ラッチ装置の伝達トルクを運転者が制御する場合におけ
る油圧シリンダー装置の操作系を示す図である。付勢機
構360以外のクラッチペダル330及びマスタシリン
ダー340の構成については図9で説明したクラッチペ
ダル30及びマスタシリンダー40と同一であるので、
説明を省略する。また、クラッチカバー組立体、ベアリ
ング組立体及び油圧シリンダー装置の詳細な構成につい
ては図1〜図6に示す実施形態と同一であるものとして
説明を省略する。
1及び車両のブラケット363に固定される固定部36
1と、固定部361に一端が連結され入力側ピストン3
43に連結するロッド350に他端が連結されるととも
に伸長方向の蓄力を有する蓄力部材366とを備える。
運転者がクラッチペダル130を操作していない状態で
は、図12に示すように蓄力部材366の一端側がクラ
ッチペダル330側に、蓄力部材366の他端側がマス
タシリンダー340側に位置しており、クラッチペダル
330のストロークが最大のときであってもこの位置関
係が変わらないように設計されている。
作力)を加えて、踏力が蓄力部材366による荷重に打
ち勝つと、ロッド350がマスタシリンダー340内の
圧力室の容積を増大する方向(図12右方向)に摺動す
る。マスタシリンダー340から油圧シリンダー装置1
8bへの油圧の供給・排出については図9で説明した作
用と同一であり、トルク伝達状態から非トルク伝達状態
への切換時にクラッチペダル330へ加える荷重及びス
トロークが経時変化することがなく、常に安定した荷重
特性となる。
が、本発明は上述した形態に限定されるものではなく、
本発明の趣旨に沿った形態の車両用摩擦クラッチ装置で
あれば、どのような装置であってもよい。
に係る車両用摩擦クラッチ装置は、変速機ケースに取り
付けた油圧シリンダー装置によってフエーシングに挟み
付け力を発生させるようにしたものであり、普通の車両
への搭載性の点で優れ、フエーシングの挟み付け力とレ
リーズシリンダー装置の油圧との間の相関を簡単にかつ
安定して求めることができ、かつ、ストローク効率が良
い。
チ装置は、油圧シリンダー装置の固定部材と可動部材と
で形成させた作動油圧室の油圧を排出したときの可動部
材の復帰位置を、フエーシングの摩耗に追従して、作動
油圧室室の容積が拡大する方向へ移動させる位置調節装
置を設けたので、伝達トルクを可変させるために油圧シ
リンダー装置に対して給排すべき圧油量は、フエーシン
グの摩耗に影響されることがなく、一定である。
運転者がクラッチペダルを操作する形式の車両に用いた
場合には、クラッチペダルの踏力を大幅に低減できる。
す図である。
る。
付け関係を示す図である。
け関係を示す図である。
る。
クラッチ装置を示す図である。
圧シリンダー装置の操作系に係る構成を示す図である。
ンダー装置の操作系に係る構成を示す図である。
油圧シリンダー装置の操作系に係る構成を示す図であ
る。
油圧シリンダー装置の操作系に係る構成を示す図であ
る。
Claims (29)
- 【請求項1】 車両の変速機の入力軸と一体に回転する
クラッチディスクのフエーシングを、車両のエンジンの
出力軸と一体に回転するフライホイールとこのフライホ
イールと一体に回転するがフライホイールに対して進退
可能なプレッシャープレートとで挟み付けることによっ
てエンジンと変速機との間のトルク伝達を行わせる車両
用摩擦クラッチ装置において、押圧力発生機構により前
記プレッシャープレートを、前記プレッシャープレート
と一体に回転するレバー機構を介して、前記フライホイ
ールに向けて押圧させることで前記フエーシングの挟み
付け力を発生させることを特徴とする車両用摩擦クラッ
チ装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の車両用摩擦クラッチ装
置であって、前記押圧力発生機構は、前記車両に対して
固定の部材により支持された油圧シリンダー装置である
ことを特徴とする車両用摩擦クラッチ装置。 - 【請求項3】 請求項2に記載の車両用摩擦クラッチ装
置であって、前記油圧シリンダー装置の固定部材と可動
部材とで形成させた作動油圧室の圧油を排出したときの
前記可動部材の復帰位置を、前記フエーシングの摩耗に
追従して、前記作動油圧室の容積が拡大する方向へ移動
させる位置調節装置を設けたことを特徴とする車両用摩
擦クラッチ装置。 - 【請求項4】 請求項3に記載の車両用摩擦クラッチ装
置であって、前記油圧シリンダー装置を前記フライホイ
ールと離間させて配置し、前記レバー機構と係合させる
リング状のベアリング組立体を前記車両に対して固定の
部材により前記フライホイールと同軸的にかつ前記レバ
ー機構に対して進退自在に支持させ、前記車両に対して
固定の部材により両端間の部分をピボット運動自在に支
持させたフォーク部材の一端部を前記ベアリング組立体
と作動的に連結し、前記油圧シリンダー装置には前記可
動部材に対して同軸的でかつピボット運動可能に係合さ
せるとともに前記フォーク部材の他端部にピボット運動
可能に係合させたロッド部材を設け、このロッド部材と
前記固定部材との間で前記位置調節装置が作用するよう
にしたことを特徴とする車両用摩擦クラッチ装置。 - 【請求項5】 請求項4に記載の車両用摩擦クラッチ装
置であって、前記ロッド部材と前記固定部材の何れか一
方の部材に対して、前記油圧シリンダー装置の軸方向の
一方向へは所定値以上の軸方向の力が加わることによっ
て移動可能であるが他方向へは移動不能に係合させると
共に、その他方の部材に対して、所定ストローク量だけ
前記軸方向に往復運動可能に係合させた調節部材を設け
たことを特徴とする車両用摩擦クラッチ装置。 - 【請求項6】 請求項5に記載の車両用摩擦クラッチ装
置であって、前記油圧シリンダー装置の前記可動部材を
前記作動油圧室の容積が拡大する方向に付勢することに
よって前記作動油圧室の油圧を排出したときにおける前
記可動部材の盲動を規制する付勢部材を設けたことを特
徴とする車両用摩擦クラッチ装置。 - 【請求項7】 請求項6に記載の車両用摩擦クラッチ装
置であって、前記ロッド部材の外周面と前記固定部材の
内周面の間に限定させた環状空間内に前記調節部材を配
置し、かつ、前記環状空間を限定する前記ロッド部材お
よび前記固定部材の互いに対向する周面のうちの一方の
周面に近い一方の周縁に、該周面に対して前記一方向へ
は移動可能であるが前記他方向へは移動不能なように、
該周面に係止させる複数の舌状部を設け、またその他方
の周縁部にて、前記対向する周面のうちの他方の周面に
対して、前記所定ストローク量以上の前記往復運動を阻
止させるように、該他方の周面に設けた一対のストッパ
部と当接可能とした、リング状のばね板で前記調節部材
を構成したことを特徴とする車両用摩擦クラッチ装置。 - 【請求項8】 請求項3に記載の車両用摩擦クラッチ装
置であって、前記油圧シリンダー装置の前記固定部材お
よび前記可動部材をリング状に形成し、前記油圧シリン
ダー装置を前記フライホイールと同軸的に配置し、前記
レバー機構と係合させるベアリング組立体を前記油圧シ
リンダー装置の前記可動部材により一体に軸方向へ移動
するように支持させ、前記可動部材と前記固定部材との
間で前記位置調節装置が作用するようにしたことを特徴
とする車両用摩擦クラッチ装置。 - 【請求項9】 請求項8に記載の車両用摩擦クラッチ装
置であって、前記可動部材と前記固定部材の何れか一方
の部材に対して、前記油圧シリンダー装置の軸方向の一
方向へは所定値以上の軸方向の力が加わることによって
移動可能であるが他方向へは移動不能に係合させると共
に、その他方の部材に対して、所定ストローク量だけ前
記軸方向に往復運動可能に係合させた調節部材を設けた
ことを特徴とする車両用摩擦クラッチ装置である。 - 【請求項10】 請求項9に記載の車両用摩擦クラッチ
装置であって、前記油圧シリンダー装置の前記可動部材
を前記作動油圧室の容積が拡大する方向に付勢すること
によって前記作動油圧室の油圧を排出したときにおける
前記可動部材の盲動を規制する付勢部材を設けたことを
特徴とする車両用摩擦クラッチ装置。 - 【請求項11】 請求項10に記載の車両用摩擦クラッ
チ装置であって、前記可動の外周面と前記固定部材の内
周面の間に限定させた環状空間内に前記調節部材を配置
し、かつ、前記環状空間を限定する前記可動部材および
前記固定部材の互いに対向する周面のうちの一方の周面
に近い一方の周縁に、該周面に対して前記一方向へは移
動可能であるが前記他方向へは移動不能なように、該周
面に係止させる複数の舌状部を設け、またその他方の周
縁部にて、前記対向する周面のうちの他方の周面に対し
て、前記所定ストローク量以上の前記往復運動を阻止さ
せるように、該他方の周面に設けた一対のストッパ部と
当接可能とした、リング状のばね板によって前記調節部
材を構成したことを特徴とする車両用摩擦クラッチ装
置。 - 【請求項12】 請求項2に記載の車両用摩擦クラッチ
装置であって、内部の油圧に略比例してトルク伝達が可
能なマスタシリンダーにより前記油圧シリンダー装置へ
油圧が供給されることを特徴とする車両用摩擦クラッチ
装置。 - 【請求項13】 請求項12に記載の車両用摩擦クラッ
チ装置であって、前記マスタシリンダーは、シリンダー
ボデーと、該シリンダーボデー内を摺動可能に配設され
る入力側ピストンと、該入力側ピストン及び前記シリン
ダーボデーにより形成される圧力室と、内部に油を貯留
するとともに前記シリンダーボデーに対する前記入力側
ピストンの位置に応じて前記圧力室との連通・遮断を切
替可能なリザーバと、前記圧力室内と前記油圧シリンダ
ー装置内とを連通する出力ポートとを備え、クラッチペ
ダルの操作ストロークに応じて入力側ピストンが前記シ
リンダーボデー内を摺動し、前記圧力室内の油圧を前記
油圧シリンダー装置に出力することにより前記フエーシ
ングの挟み付け力を制御することを特徴とする車両用摩
擦クラッチ装置。 - 【請求項14】 請求項13に記載の車両用摩擦クラッ
チ装置であって、前記クラッチペダルに操作力が加えら
れていない状態では、前記油圧シリンダー装置が前記フ
エーシングの最大挟み付け力を発生させることを特徴と
する車両用摩擦クラッチ装置。 - 【請求項15】 請求項14に記載の車両用摩擦クラッ
チ装置であって、前記クラッチペダルに操作力が加えら
れると、前記圧力室の容積が増大する方向に前記入力側
ピストンが摺動することを特徴とする車両用摩擦クラッ
チ装置。 - 【請求項16】 請求項15に記載の車両用摩擦クラッ
チ装置であって、前記クラッチペダルに操作力が加えら
れていない状態で、前記マスタシリンダーを介して変換
される油圧によって前記油圧シリンダー装置が前記フエ
ーシングの挟み付け力を発生させる方向に前記入力側ピ
ストンを付勢する付勢機構が配設されることを特徴とす
る車両用摩擦クラッチ装置。 - 【請求項17】 請求項16に記載の車両用摩擦クラッ
チ装置であって、前記付勢機構は前記クラッチペダルの
ストローク量が増大すると前記入力側ピストンを付勢す
る力が低減する領域を有することを特徴とする車両用摩
擦クラッチ装置。 - 【請求項18】 請求項16に記載の車両用摩擦クラッ
チ装置であって、前記付勢機構は前記マスタシリンダー
と前記クラッチペダルとの間に作動的に配設されること
を特徴とする車両用摩擦クラッチ装置。 - 【請求項19】 請求項18に記載の車両用摩擦クラッ
チ装置であって、前記付勢機構は、ダイアフラムスプリ
ングであることを特徴とする車両用摩擦クラッチ装置。 - 【請求項20】 請求項19に記載の車両用摩擦クラッ
チ装置であって、前記ダイアフラムスプリングは、外周
が前記シリンダーボデーに対して支持され内周が前記入
力側ピストンに連結するロッドに当接することを特徴と
する車両用摩擦クラッチ装置。 - 【請求項21】 請求項18に記載の車両用摩擦クラッ
チ装置であって、前記付勢機構は、前記入力側ピストン
に連結するロッドに形成され前記マスタシリンダーから
前記クラッチペダルに向かって細くなる斜面を有するテ
ーパ部材と、該テーパ部材の斜面に面して配されるロー
ラと、前記テーパ部材の斜面を前記ローラに向かって荷
重を付与する蓄力部材とを備えることを特徴とする車両
用摩擦クラッチ装置。 - 【請求項22】 請求項18に記載の車両用摩擦クラッ
チ装置であって、前記付勢機構は、前記入力側ピストン
に連結するロッドに形成され、前記ロッドに前記クラッ
チペダルから前記マスタシリンダーに向かう荷重を付与
する蓄力部材を備えることを特徴とする車両用摩擦クラ
ッチ装置。 - 【請求項23】 請求項16に記載の車両用摩擦クラッ
チ装置であって、前記付勢機構は前記マスタシリンダー
から離間するとともに前記クラッチペダルによって作動
される位置に配設されることを特徴とする車両用摩擦ク
ラッチ装置。 - 【請求項24】 請求項23に記載の車両用摩擦クラッ
チ装置であって、前記付勢機構は、ダイアフラムスプリ
ングであることを特徴とする車両用摩擦クラッチ装置。 - 【請求項25】 請求項24に記載の車両用摩擦クラッ
チ装置であって、前記ダイアフラムスプリングは、外周
が車両のブラケットに対して支持され内周が前記クラッ
チペダルに連結する軸に当接することを特徴とする車両
用摩擦クラッチ装置。 - 【請求項26】 請求項23に記載の車両用摩擦クラッ
チ装置であって、前記付勢機構は、前記クラッチペダル
に連結する軸に形成され前記クラッチペダルから前記マ
スタシリンダー或いは前記マスタシリンダーから前記ク
ラッチペダルに向かって細くなる斜面を有するテーパ部
材と、該テーパ部材の斜面に面して配されるローラと、
前記テーパ部材の斜面を前記ローラ向かって荷重を付与
する蓄力部材とを備えることを特徴とする車両用摩擦ク
ラッチ装置。 - 【請求項27】 請求項23に記載の車両用摩擦クラッ
チ装置であって、前記付勢機構は、前記入力側ピストン
に連結するロッドに形成され、前記ロッドに前記クラッ
チペダルから前記マスタシリンダーに向かう荷重或いは
前記マスタシリンダーから前記クラッチペダルに向かう
荷重を付与する蓄力部材を備えることを特徴とする車両
用摩擦クラッチ装置。 - 【請求項28】 請求項3に記載の車両用摩擦クラッチ
装置であって、前記油圧シリンダー装置は、前記固定部
材と前記可動部材との間にて前記固定部材に対して摺接
するシール部材を備え、該シール部材の摺接部或いは固
定部材の少なくともいずれか一方がフッ素樹脂にてコー
ティングされることを特徴とする車両用摩擦クラッチ装
置。 - 【請求項29】 請求項13に記載の車両用摩擦クラッ
チ装置であって、前記マスタシリンダーは、前記シリン
ダーボデーと前記入力側ピストンとの間にて前記シリン
ダーボデーに対して摺接するシール部材を備え、該シー
ル部材の摺接部或いは前記シリンダーボデーの少なくと
もいずれか一方がフッ素樹脂にてコーティングされるこ
とを特徴とする車両用摩擦クラッチ装置。
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