JP2000213238A - 戸枠調整用金具 - Google Patents

戸枠調整用金具

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JP2000213238A
JP2000213238A JP11016496A JP1649699A JP2000213238A JP 2000213238 A JP2000213238 A JP 2000213238A JP 11016496 A JP11016496 A JP 11016496A JP 1649699 A JP1649699 A JP 1649699A JP 2000213238 A JP2000213238 A JP 2000213238A
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JP
Japan
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door frame
fitting
screw member
door
male screw
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Application number
JP11016496A
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English (en)
Inventor
Yasuyuki Kishimoto
保幸 岸本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meiko Co Ltd
Original Assignee
Meiko Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高度な熟練を要することなく簡単にかつ短時間
で戸枠の建て付け調整が行えるようにする。 【解決手段】中空孔部2aにネジ溝が形成され、戸枠外
面に形成された凹部20aに対して嵌合される雌ネジ筒
部材2と、この雌ネジ筒部材2に螺合され先端部を扉用
開口部21に対して当接させることにより戸枠位置の調
整を行う雄ネジ部材3とからなり、前記雄ネジ部材3に
は、その後端面側にねじ回しの先端が係合される十字係
合溝8が形成されるとともに、先端面側に扉用開口部2
1に対して刻入される錐状突起7が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般住宅等におい
て、玄関ドア、室内ドア、引違い戸、間仕切り、クロー
ゼット扉などの建具を設置するために外壁や間仕切り壁
の開口部に設けられる戸枠のための調整用金具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、一般住宅などの建築物におい
て玄関ドアや室内ドアなどの各種開閉扉を取り付けるに
当たっては、その建て付け精度を確保するために、先ず
外壁や間仕切り壁などに設けられた開口部に対して扉枠
となる枠材を精度良く取り付けた後、この枠材に対して
前記開閉扉が取り付けられる。
【0003】具体的には、図6に示されるように、両側
の躯体50,51と梁52とによって形成された壁開口
部に対して方形枠状の戸枠53を持ち込み、この戸枠5
3と躯体50,51および梁52との間にパッキン5
4、54…を挿入することによって前記戸枠53を壁開
口部に対して建て付け調整した後、この戸枠53に対し
て開閉扉が設けられる。前記パッキン54としては、通
常、薄板木材、クサビ状木材片などの建築残材が用いら
れている。なお、扉の取付に際して、戸枠53の建て付
け精度が悪いと、戸枠53と扉との間に隙間が空いた
り、接触して扉が円滑に開閉できないなどの問題が生じ
るため、前記戸枠53の設置作業には高い精度が要求さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たパッキン54による戸枠調整の場合には、戸枠53と
躯体50,51、梁52との隙間にパッキン材54とな
る薄板木材やクサビ状木材片などを押し込んだり、引き
抜いたりして戸枠位置の微妙な調整を行うものであるた
め、多くの手間と時間が掛かるとともに、高い精度で設
置するためには高度な熟練を要するなどの問題があっ
た。たとえば、左右調整や傾き調整などでは、戸枠53
の両側の隙間を同時に調整しなければならず、一方側の
調整を終えて他方側の調整を行った際に、調整の誤差が
大きいと、調整し終えた一方側に再度の調整が必要にな
るなどの事態が頻繁に起こり得ることがあり、建て付け
調整に多くの手間と時間が費やされていた。
【0005】また、調整完了後にパッキン54をビスネ
ジ或いは接着剤により堅固に固定していたため、供用後
に扉の開閉に不具合が生じた場合でも戸枠の調整は一切
出来ないなどの問題もあった。
【0006】そこで本発明の主たる課題は、高度な熟練
を要することなく簡単にかつ短時間で戸枠の建て付け調
整が行えるようにするとともに、供用後であっても再調
整が可能な戸枠調整用金具を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明は、建具設置用開口部に対して戸枠を設置する
ための戸枠調整用金具であって、中空孔部にネジ溝が形
成され、戸枠外面に形成された凹部に対して嵌合設置さ
れる雌ネジ筒部材と、この雌ネジ筒部材に螺合され先端
部を前記建具設置用開口部に対して当接させることによ
り戸枠位置の調整を行う雄ネジ部材とからなり、前記雄
ネジ部材には、その後端面側にねじ回しの先端が係合さ
れる係合溝が形成されているとともに、先端面側に前記
建具設置用開口部に対して刻入される錐状突起が形成さ
れていることを特徴とするものである。
【0008】この場合において、錐状突起は雄ネジ部材
の先端面中央位置に一つ形成するのが望ましい。雄ネジ
部材の回転軸芯上に形成することにより錐状突起が建具
設置用開口部に接触した状態からさらに雄ネジ部材3を
回転し螺進させた際に、錐状突起の位置が変わらないた
め前記錐状突起をきっちりと刻入させることができるよ
うになる。
【0009】また、前記雄ネジ部材の先端に建具設置用
開口部に対して当接する押圧板を設けるとともに、この
押圧板の外面側に前記錐状突起を形成することにより、
建具設置用開口部に対して前記雄ネジ部材を安定的に当
接させることができるようになる。また、前記雌ネジ筒
部材は戸枠の凹部に対して圧入によって固定設置するこ
ともできるが、好ましくは前記雌ネジ筒部材の外面に対
して、抜け止め用の波歯状突起と回り止め用の山状突起
とを併設することにより、雄ネジ部材をねじ回しで回し
ても雌ネジ筒部材が抜け出ること無くかつ共周りするこ
となく安定的に保持されるようになる。
【0010】さらには、前記雄ネジ部材の後端面中央よ
り先端面手前までの深さで固定ネジ設置穴を形成し、最
終的に調整が完了した段階で固定ネジを前記ネジ設置穴
より前記建具設置用開口部に向けて螺入し固定すること
により、その後に戸枠の移動や変形を防止し、初期の建
て付け具合を長期的に保持し得るようになる。固定ネジ
を設けた場合の供用後の再調整は、前記固定ネジを取り
外すことにより、雄ネジ部材の螺進または螺退が行える
ようになり戸枠位置の再調整が可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳述する。図1は本発明に係る戸
枠調整用金具1の分解斜視図であり、図2は図1のII−
II線矢視図である。
【0012】本戸枠調整用金具1は、中空孔部2aにネ
ジ溝が形成された雌ねじ筒部材2と、この雌ねじ筒部材
2に螺合される雄ネジ部材3との2部材より構成される
ものである。
【0013】前記雌ねじ筒部材2は、図3に示されるよ
うに、戸枠20の縦枠および上横枠の外面側に複数形成
された凹部20aに対して嵌合設置されるものであり、
外面には中心より90°方向の4カ所にそれぞれ部材長
手方向に沿って抜け防止のために波歯状突起4,4…が
形成されているとともに、これら各波歯状突起4,4…
の間に同じく部材長手方向に沿って共周り防止のために
山状突起5,5…が形成されている。
【0014】一方、雄ネジ部材3は、外面に部材長手方
向の全長に亘ってネジ溝が形成されるとともに、前記雌
ネジ筒部材2に螺設された状態から螺進/螺退させるた
めに一方側端面(後端側)にねじ回しの先端が係合する
十字係合溝8が形成された全ネジボルトである。他方側
端面(先端側)には扉開口面21に当接する押圧板6が
一体的に形成されるとともに、この押圧板6の外面側で
あって雄ネジ部材3の中央、すなわち回転軸芯上位置に
錐状突起7が形成されている。なお、前記押圧板6は扉
開口面21に対する当接を安定させるためのものであ
り、場合によっては省略が可能である。また、図3に示
されるように、前記十字係合溝8の中央より雄ネジ先端
手前までの深さで固定ネジ設置穴9が形成されている。
【0015】前述した戸枠調整用金具1を用いて戸枠2
0の位置調整を行うには、扉用開口部21に戸枠20を
持ち込む前に予め、戸枠20に形成された各凹部20a
に対して雌ネジ筒部材2を嵌入させて戸枠調整用金具1
を設置する。戸枠20を扉用開口部21に持ち込んだな
らば、図3に示されるように、ねじ回し10を戸枠内側
に形成された条溝20b部分より挿入し、雄ネジ部材3
を右回りに回転させ扉用開口部21側に向けて螺進さ
せ、雄ネジ部材3の先端に設けられた押圧板6を扉用開
口部21に当接させる。この時、押圧板6の前面に設け
られた錐状突起7は扉用開口部21に刻入し、戸枠21
が上下方向および前後方向に位置ずれしないように保持
する。
【0016】戸枠20に設けられた各戸枠調整用金具1
について雄ネジ部材3の螺進または螺退を行い、戸枠2
0を所定の位置に調整し終えたならば、図5に示される
ように、戸枠20に対して扉22を蝶番24によって固
定し、扉22の開閉具合や戸枠20との接触具合などを
見ながら再度戸枠20の微調整を行う。最終的に戸枠2
0の位置調整が完了したならば、図4に示されるよう
に、雄ネジ部材3のネジ設置穴9より木ねじ11を扉用
開口部21に向けて螺入させる。前記ネジ設置穴9は前
記錐状突起7と同軸心上に形成されているため未貫通の
状態で形成されているが、前記木ねじ11によってネジ
設置穴8の底部肉壁を突き破り、扉用開口部21に螺入
させ戸枠20を扉用開口部21にしっかりと固定する。
そして、最後に条溝20aに戸当たり23を設置すると
ともに、戸枠20の両側部にコーナー枠26,26…を
設置して作業を完了する。
【0017】前記戸当たり23において、戸枠調整用金
具1配設相当位置に予めねじ回し挿入孔23aを形成し
ておけば、供用後の再調整が可能となる。すなわち、供
用後に戸枠20と扉22とが接触して扉22の開き具合
が悪くなった場合には、前記ねじ回し挿入孔23aを塞
いでいるキャップ25を取り外し、木ねじ11を一時的
に撤去した後、雄ネジ部材3を螺進または螺退させるこ
とにより戸枠20の位置を再調整することができるよう
になる。なお、前記コーナー枠26は戸枠20とは接着
剤により堅固に連結されているが躯体21とは縁切りさ
れており、左右方向および上下方向の調整は可能となっ
ている。
【0018】ところで、本戸枠調整用金具1において
は、前記ネジ設置穴9を雄ネジ部材3の後端面中央より
先端面手前までの深さで形成したが、部材寸法的に余裕
があるならば、後端面中央からずらすことにより、予め
後端面より先端面を抜けて貫通する貫通孔として形成す
ることもできる。この場合には、再調整に当たり、木ね
じ11を完全に撤去することなく、少なくとも扉用開口
部21から抜脱した状態とすれば雄ネジ部材3の螺進/
螺退調整が可能となる。
【0019】
【発明の効果】以上詳説のとおり、本発明によれば、高
度な熟練を要することなく簡単にかつ短時間で戸枠の建
て付け調整が行えるようになるとともに、供用後であっ
ても戸枠の再調整が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る戸枠調整用金具1の分解斜視図で
ある。
【図2】図1のII−II線矢視図である。
【図3】戸枠の建て付け調整要領図(その1)である。
【図4】戸枠の建て付け調整要領図(その2)である。
【図5】扉の設置完了時の水平横断面図である。
【図6】従来の戸枠調整要領説明図である。
【符号の説明】 1…戸枠調整用金具、2…雌ネジ筒部材、3…雄ネジ部
材、4…波歯状突起、5…山状突起、6…押圧板、7…
錐状突起、8…十字係合溝、9…固定ネジ設置穴、10
…ねじ回し、20…戸枠、20a…凹部、21…扉用開
口部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建具設置用開口部に対して戸枠を設置する
    ための戸枠調整用金具であって、 中空孔部にネジ溝が形成され、戸枠外面に形成された凹
    部に対して嵌合設置される雌ネジ筒部材と、この雌ネジ
    筒部材に螺合され先端部を前記建具設置用開口部に対し
    て当接させることにより戸枠位置の調整を行う雄ネジ部
    材とからなり、 前記雄ネジ部材には、その後端面側にねじ回しの先端が
    係合される係合溝が形成されているとともに、先端面側
    に前記建具設置用開口部に対して刻入される錐状突起が
    形成されていることを特徴とする戸枠調整用金具。
  2. 【請求項2】前記錐状突起は雄ネジ部材の先端面中央位
    置に一つ形成してある請求項1記載の戸枠調整用金具。
  3. 【請求項3】前記雄ネジ部材の先端に建具設置用開口部
    に対して当接する押圧板を設けるとともに、この押圧板
    の外面側に前記錐状突起を形成してある請求項1、2い
    ずれかに記載の戸枠調整用金具。
  4. 【請求項4】前記雌ネジ筒部材の外面に対して、抜け止
    め用の波歯状突起と回り止め用の山状突起とを併設して
    ある請求項1〜3いずれかに記載の戸枠調整用金具。
  5. 【請求項5】前記雄ネジ部材の後端面中央より先端面手
    前までの深さで固定ネジ設置穴を形成してある請求項1
    〜4いずれかに記載の戸枠調整用金具。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008144487A (ja) * 2006-12-11 2008-06-26 Taisei Corp 壁部材の位置決め構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008144487A (ja) * 2006-12-11 2008-06-26 Taisei Corp 壁部材の位置決め構造

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