JP2000212993A - 建設機械の配管接続構造 - Google Patents

建設機械の配管接続構造

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JP2000212993A
JP2000212993A JP11018677A JP1867799A JP2000212993A JP 2000212993 A JP2000212993 A JP 2000212993A JP 11018677 A JP11018677 A JP 11018677A JP 1867799 A JP1867799 A JP 1867799A JP 2000212993 A JP2000212993 A JP 2000212993A
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hose
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JP11018677A
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Kazunori Shukuzawa
一徳 宿澤
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可撓ホースとパイプ等との接続部が緩んだ
り、分離したり、さらにはホースが損傷して高圧の圧油
が噴出しても、オペレータ等がこの噴出油を直接浴びる
ことがないようにする。 【解決手段】 ホース20とパイプ21とを着脱可能に
連結する接続部材25を構成する雌カップリング部材2
3には噴出流堰止め筒体30が、また雄カップリング部
材24には保持筒31が嵌合され、これら噴出流堰止め
筒体30と保持筒31とは相互に螺合される。保持筒3
1には雄カップリング部材24における六角部24bと
当接可能な端板部32が連設され、噴出流堰止め筒体3
0には、その内周面における中間位置に雌カップリング
部材24における口金23aに当接可能な円環状のスト
ッパ板33が連設され、噴出流堰止め筒体30と保持筒
31とを螺合させると両カップリング部材23,24及
びホース20の引き出し部を完全に覆い、高圧油が噴出
しても堰止められる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小型の油圧ショベ
ル等、上部旋回体に作業機を装着すると共に、この作業
機に近接した位置に運転席が設けられる建設機械におい
て、その作業機を駆動するために設けられる配管の接続
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】建設機械として、例えば都市土木等の分
野で広く用いられるスイングポスト式の油圧ショベルを
図6に示す。図中において、1は履帯式の下部走行体を
示し、この下部走行体1には旋回装置2を介して上部旋
回体3が旋回可能に設置されている。上部旋回体3に
は、作業機として、ブーム4,アーム5及びバケット6
からなる掘削手段を備えている。ブーム4は上部旋回体
3に対して水平方向に所定角度往復回動するスイングポ
スト7に俯仰動作可能に装着されており、またアーム5
はブーム4の先端に上下方向に回動可能に連結されてい
る。バケット6は、アーム5の先端にリンク機構8を介
して操作可能に連結される。そして、これらブーム4,
アーム5及びバケット6はそれぞれシリンダ4a,5
a,6aにより駆動されて、土砂の掘削等の作業が行わ
れる。また、アーム5には、バケット6に代えてブレー
カ等、他のフロントアタッチメントも装着可能となって
いる。そして、油圧ショベルの操作を行うオペレータは
上部旋回体3に設けた運転席9に着座して、この運転席
9の前部や側部に設けた操作レバー10等を操作するこ
とにより、車両の走行、旋回及び作業機の操作等を行え
るようになっている。運転席9は外部に露出しており、
その上部にはキャノピー11が設けられ、また運転席9
の前方には手すり12が取り付けられている。
【0003】以上の構成において、アームシリンダ5a
はブーム4の上部位置に設けられ、またバケットシリン
ダ6aはアーム5に連結して設けられている。そして、
これら両シリンダ5a,6aにはそれぞれ2本の配管1
3を接続する必要があり、またブレーカ等他のフロント
アタッチメントを装着した時のために、さらに余分の配
管が必要となる。これらの配管13は、ブーム4の表面
に沿うように設けられるが、配置スペースの関係から、
また他の物体と衝突しないようにするために、ブーム4
の背面側、つまり運転席9と対面する側の面に沿わせる
ように配置される。配管13は、強度等の観点からは金
属パイプで形成するのが望ましい。しかしながら、上部
旋回体3のフレーム内を通ってブーム4の背面までは、
ブーム4の俯仰動作時に曲げられることから、少なくと
もこの部位では可撓性のあるホースが用いられる。従っ
て、ホースとパイプとはブーム4の背面における下部位
置で連結されることになる。
【0004】そこで、図7にホース及びパイプをブーム
4に取り付けた状態状態を、また図8にホースとパイプ
との接続部を拡大した状態を示す。これらの図におい
て、20はホース、21はパイプを示し、ホース20は
配管13を構成する一方側配管、パイプ21は相手側配
管である。パイプ21は、その端部近傍位置でクランプ
部材22によってブーム4に固定されている。一方、ホ
ース20は固定しないままパイプ21に接続される。ホ
ース20の端部には雌カップリング部材23が連結して
設けられ、パイプ21側には雄カップリング部材24が
連結して設けられる。雌カップリング部材23は口金2
3aにナット部23bを連結したものであり、かつ口金
23aとナット部23bとの間には、外径が口金23a
より大きく、ナット部23bより小さい六角部23cが
設けられている。また雄カップリング部材24はねじ部
24aと六角部24bとから構成される。従って、ねじ
部24aにナット部23bを螺合させて、両六角部23
c,24bを回り止めした状態で、所定の締め付け力を
作用させることによって、ホース20とパイプ21とが
接続され、これら雌カップリング部材23と雄カップリ
ング部材24とで接続部材25が構成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したホ
ース20とパイプ21との接続部としては、螺合による
ものであることから、車両の振動により緩む可能性があ
る。特に、フロントアタッチメントとしてブレーカを用
いる場合には、作動中には作業機全体が大きく振動する
ことから、両カップリング部材23,24間が強力に締
め付けられていないと、その間に緩みが生じる可能性が
さらに高くなり、甚だしい場合には、接続部材25が分
離してしまうおそれもある。また、ホース20の端部に
連結された雌カップリング部材23は金属等の剛性部材
で形成されるので、前述した振動によりホース20の雌
カップリング部材23からの引き出し部、つまり口金2
3aの端部位置に応力が集中する。しかも、ホース20
のこの部位は外部に露出していることから、長い間には
ホース20自体に劣化も生じる。従って、ホース20の
雌カップリング部材23への連結部分が損傷する可能性
もある。このように、カップリング部材23,24間の
螺合部が緩んだり、分離したり、またホース20が破損
したりする可能性があるが、アーム5やバケット6に大
きな荷重が作用し、配管13内が極めて高い圧力状態と
なっている時にこのような事態が発生すると、配管13
内の圧油が周囲に噴出して、オペレータが油圧ショベル
の操作中に、突然、高圧の噴出油を直接浴びる可能性が
あるという不都合が生じる。また、配管13内に数百k
g/cmというように極端な高圧状態の圧油が流れて
いる状態で、ホース20にピンホール等が発生すると、
噴出油は、十数m乃至数十mというように、極めて遠く
にまで飛散することがあり、工事現場の近くを通行して
いる者等にも噴出油が付着する等のおそれもある。
【0006】本発明は以上の点に鑑みてなされたもので
あって、その目的とするところは、ホースとパイプ等と
の接続部が緩んだり、分離したり、さらにホースが損傷
して高圧の圧油が噴出しても、オペレータがこの噴出油
を直接浴びることがないようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明は、下部走行体上に旋回可能に設置した
上部旋回体に、運転席を設置すると共に、この運転席の
前方にブームを俯仰動作可能に連結して設け、このブー
ムの先端にアームを連結し、さらにこのアームの先端に
フロントアタッチメントを装着した作業機を装着し、こ
の作業機には、前記ブームの運転席と対面する側の面に
沿って複数の油圧配管を配置し、かつこのブームに沿っ
て引き回す部位に少なくとも一方側配管が可撓ホースで
形成され、相手側配管はパイプまたは可撓ホースにより
形成され、これら一方側配管と相手側配管とは接続部材
で着脱可能に連結したものにおいて、前記各接続部材か
ら前記可撓ホースの連設部を含む部位に、少なくとも前
記運転席と対面する側を覆うように噴出流堰止め部材を
着脱可能に装着する構成としたことをその特徴とするも
のである。
【0008】ここで、噴出流堰止め部材としては、例え
ば接続部材乃至その近傍からの作動油の噴出流を受ける
堰止め体を構成する2つの筒状部材を有し、これら両筒
状部材を螺合すると共に、一方の筒状部材にはその端部
にストッパ部材を設け、また他方の筒状部材の中間位置
にストッパ部材を設けて、これら両ストッパ部材で接続
部材を挾持するようにして着脱可能に固定する構成とし
たり、またストッパ部を設け、概略トンネル状の作動油
の噴出流を受ける堰止め部を有し、また接続部材におけ
る相手側配管部にナットの螺合部を設けて、堰止め部で
接続部材及びその近傍を覆うと共に、ナットと接続部材
との間にストッパ部を挾持させるようにして着脱可能に
固定する構成とすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して詳細に説明する。なお、油圧ショベ
ルの全体構成等については、従来技術で説明したものと
格別の差異はないので、それらと同一または均等な部材
については、同一の符号を付して、その説明は省略す
る。
【0010】まず、図1及び図2は本発明の第1の実施
の形態を示すものであって、これらの図において、30
は円筒状に形成した噴出流堰止め筒体であり、また31
はこの噴出流堰止め筒体30をパイプ21に固定する保
持筒であって、これら噴出流堰止め筒体30及び保持筒
31は共に金属や硬質樹脂等からなる剛体で形成されて
いる。これら噴出流堰止め筒体30と保持筒31とは、
ホース20及びパイプ21とを接続する雄,雌のカップ
リング部材23,24から高圧油が噴出するのを堰止め
るための噴出流堰止め部材を構成し、またそれらの内面
が堰止め部を構成している。
【0011】保持筒31は、その内径が両カップリング
部材23,24を構成する各部のうち最大外径のものよ
りさらに大きくなっている。そして、保持筒31の一端
側の外周面にはねじ部31aが形成されており、またそ
の他端側における端部には端板部32が連設されてお
り、この端板部32には、パイプ21の外径と、雄カッ
プリング部材24における六角部24bの外径との間の
孔径を有する透孔32aが形成されている。
【0012】噴出流堰止め筒体30は、その一端が保持
筒31の端板部32を連設した側とは反対側に螺合する
ことにより連結されるものである。従って、この噴出流
堰き止め筒体30の内径は、保持筒31の内径よりさら
に大きくなっており、また噴出流堰止め筒体30の一端
側の内周面には、保持筒31のねじ部31aに螺合され
るねじ部30aが形成されている。さらに、噴出流堰止
め筒体30は、その内周面における中間位置に円環状の
ストッパ板33が連設されている。このストッパ板33
の内径は、雌カップリング部材24における口金23a
の外径と六角部23cの外径との間の寸法となってい
る。
【0013】図1には、雄,雌のカップリング部材2
3,24からなる接続部材25と、噴出流堰止め筒体3
0及び保持筒31とを分離した状態が、また図2にはそ
れらの接続状態が示されている。而して、ホース20に
設けた雌カップリング部材23をパイプ21側の雄カッ
プリング部材24に螺合させて、雌カップリング部材2
3におけるナット部23bを回転させることによって、
ホース20とパイプ21とが接続されるが、さらにこの
接続後に噴出流堰止め筒体30と保持筒31とを螺合さ
せる。この結果、ホース20とパイプ21とを着脱可能
に接続する両カップリング部材23,24をこれら噴出
流堰止め筒体30と保持筒31とにより完全に覆われる
ことになる。そして、この状態では、噴出流堰止め筒体
30の先端は、ホース20の口金23aへの連結部をも
完全に覆う長さとしている。しかも、保持筒31に連設
した端板部32が雄カップリング部材24の六角部24
bに当接し、また噴出流堰止め筒体30に連設したスト
ッパ板33が雌カップリング部材23の六角部23cに
当接することから、噴出流堰止め筒体30と保持筒31
とを強く締め付けると、両カップリング部材23,24
間に対して、相互に近接する方向の力が作用することに
なる。また、好ましくは、噴出流堰止め筒体30と保持
筒31との螺合長を、両カップリング部材23,24間
の螺合長、つまりナット部23bとねじ部24aとの間
の螺合長より長くする。
【0014】以上のように構成することによって、ホー
ス20とパイプ21とを着脱可能に接続するために、螺
合により連結される接続部材25の連結強度はナット部
23bとねじ部24bとの締め付け力に加えて、噴出流
堰止め筒体30のねじ部30aと保持筒31のねじ部3
1aとの螺合による締め付け力も補助的に作用すること
から、両カップリング部材23,24間の連結強度がさ
らに向上する。
【0015】ここで、例えば、ナット部23bとねじ部
24bとの間の螺合時に、誤ってその間に必要な締め付
け力を作用させないままで組み付けられる等の状況下
で、接続部材25の部位に繰り返し振動等が作用する
と、これら両カップリング部材23,24間が緩んだり
するおそれがある。そして、この時にホース20及びパ
イプ21からなる配管13に極めて高い圧力の圧油が流
通していると、接続部材13の部位から圧油が噴出流と
して飛散することになる。しかしながら、その外周部は
噴出流堰止め筒体30及び保持筒31からなる噴出流堰
止め部材で完全に覆われているので、この噴出流はこれ
ら噴出流堰止め筒体30,保持筒31の内面からなる堰
止め部に当って堰止められるようになる。この結果、運
転席9に着座しているオペレータが高圧の噴出流を直接
浴びるような事態が生じることはない。また、この堰止
めにより噴出力が大きく減殺されるので、油圧ショベル
の近傍で作業する作業者や、作業領域の近傍を通行して
いる者等に噴出油が付着することもない。
【0016】ここで、噴出流堰止め筒体30と保持筒3
1との螺合長を両カップリング部材23,24間の螺合
長より長くすることによって、たとえ両カップリング部
材23,24間が完全に分離したとしても、噴出流堰止
め筒体30と保持筒31との間が連結状態に保たれるの
で、非固定状態となっているホース20が自由状態にな
るようなことがなく、作動油が周囲に大きく飛散させる
おそれもなくなる。勿論、この噴出流堰止め部材は接続
部材25の部位を密閉するものではないので、作動油は
一度堰止められて、噴出力が減殺され、その圧力が低下
した状態で、噴出流堰止め筒体30とホース20との間
等から流出するが、オペレータ等に作動油が付着するお
それはほとんどない。
【0017】また、ホース20は可撓性のあるゴム等で
構成されており、外部に露出しているので、長い間には
劣化することになり、かつ繰り返し振動が加わることか
ら、特にホース20の雌カップリング部材23への連結
部近傍、具体的には口金23aへの接合部乃至その近傍
に亀裂やピンホール等の損傷が発生するおそれがある。
従って、内部に極めて高圧の圧油が流れていると、この
損傷箇所から細い噴出油が、例えば数百kg/cm
いうように極端な高圧状態で飛散することになる。しか
しながら、このような損傷する可能性のある箇所は噴出
流堰止め筒体30で覆われているので、やはり噴出流は
それに堰止められるから、オペレータ等がこの噴出油を
直接浴びることはない。
【0018】次に、図3乃至図5は、本発明の第2の実
施の形態を示し、この実施の形態においては、トンネル
状の噴出流堰止め部材40を用いるように構成してい
る。この噴出流堰止め部材40はこの噴出流堰止め部材
40は、円筒状の部材の一部を軸線方向に切り欠いたも
のからなり、その円弧の内径は接続部材25を構成する
各部の最大外径より大きなものとなり、内面が堰止め部
として機能するものである。そして、この噴出流堰止め
部材40における一端部には、概略馬蹄形のストッパ板
41が連設されている。一方、パイプ21に連結した雄
カップリング部材24′は、ねじ部24a′に六角部2
4b′を連結したものからなるが、第1の実施の形態の
雄カップリング部材24とは異なり、さらにこの六角部
24b′にはねじ筒部24c′が延出されている。ま
た、ねじ筒部24c′にはナット42が螺合されるよう
になっている。そして、噴出流堰止め部材40の端部に
連結して設けたストッパ板41の開口部41aは、その
幅寸法が六角部24b′とねじ筒部24c′との中間の
ものとなっている。
【0019】以上のように構成することによって、ナッ
ト42を螺回して、雄カップリング部材24′の六角部
24b′から離間させた状態で、このナット42と六角
部24b′との間において、ねじ筒部24c′に噴出流
堰止め部材40におけるストッパ板41の開口部41a
を嵌め込むようにして組み込み、ナット42をねじ筒部
24c′に沿って六角部24b′側に追い込むように螺
回すると、ストッパ板41はナット42と六角部24
b′との間に挾持されるようにして固定される。そし
て、この状態で、噴出流堰止め部材40の先端部は、ホ
ース20における雌カップリング部材23の口金23a
との連結部近傍を覆うようになる。ここで、噴出流堰止
め部材40は一部切り欠いたトンネル状となっている
が、図5に示したように、この切り欠いた側をブーム4
の背面側に向けることによって、たとえ接続部材25を
構成する雄,雌のカップリング部材23,24′の螺合
部が緩んだり、分離したりして、またはホース20に亀
裂やピンホール等が発生して、高圧油が噴出したとして
も、この噴出油は噴出流堰止め部材40の内面に当るよ
うにして堰止められ、運転席9に着座しているオペレー
タが極めて高い噴出油を直接浴びるようなことはない。
また、噴出流堰止め部材40は切り欠かれているが、こ
の切り欠いた部位はブーム4と対面しているので、この
方向への噴出油もブーム4に跳ね返ることになる。従っ
て、オペレータはもとより、その周囲の作業者その他が
噴出油を浴びる等のおそれはない。
【0020】そして、この第2の実施の形態に示したよ
うに構成すると、ホース20,パイプ21からなる配管
13をブーム4に組み込んだ状態でも、ナット42を適
宜螺回することによって、この噴出流堰止め部材40を
着脱できることになる。
【0021】ここで、前述した2つの実施の形態におい
ては、噴出流堰止め筒体30及び保持筒31、及び噴出
流堰止め部材40は接続部材25のいずれかに固定する
ように構成したが、必ずしも接続部材25に着脱可能に
固定する必要はない。例えば、パイプ21はクランプ部
材22により固定的に保持されているが、このクランプ
部材22にねじ等の手段で着脱可能に固定することがで
きる。ただし、ブーム4に沿って配置される複数の配管
13に対してそれぞれ個別的に装着できるようにする必
要がある。而して、複数本設けられる配管13のすべて
を覆うような噴出流堰止め機能を有する板体等を装着す
ることも可能ではあるが、そうするとブーム4の形状
や、クランプ部材22の形状等に応じてそれぞれ異なる
噴出流堰止め部材を形成しなければならず、汎用性に欠
けるからである。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、可撓ホ
ースとパイプまたは可撓ホース同士を接続する接続部材
から可撓ホースの連設部を含む部位に、少なくとも運転
席と対面する側を覆うように噴出流堰止め部材を着脱可
能に装着するように構成したので、可撓ホースとパイプ
等との接続部が緩んだり、分離したり、さらにはホース
が損傷して高圧の圧油が噴出しても、オペレータがこの
噴出油を直接浴びることがない等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態において、ホースと
パイプと共に示す噴出流堰止め部材を分離した状態の断
面図である。
【図2】図1の連結状態を示す図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態において、ホースと
パイプとの間、及び噴出流堰止め部材を分離した状態の
外観図である。
【図4】図3の組み付け状態の外観図である。
【図5】図4のX−X断面図である。
【図6】建設機械の一例としての小型の油圧ショベルの
全体構成図である。
【図7】従来技術による配管接続構造を示す外観図であ
る。
【図8】図7の要部拡大図である。
【符号の説明】
1 下部走行体 3 上部旋回体 4 ブーム 5 アーム 6 バケット 4a,5a,6a シ
リンダ 13 配管 20 ホース 21 パイプ 22 クランプ部材 23 雌カップリング部材 23a 口金 23b ナット部 23c 六角部 24,24′ 雄カップリング部材 24a,24a′ ねじ部 24b,24b′ 六
角部 24c′ ねじ筒部 25 接続部材 30 噴出流堰止め筒体 30a ねじ部 31 保持筒 31a ねじ部 32 端板部 33 ストッパ板 40 噴出流堰止め部材 41 ストッパ板 42 ナット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部走行体上に旋回可能に設置した上部
    旋回体に、運転席を設置すると共に、この運転席の前方
    にブームを俯仰動作可能に連結して設け、このブームの
    先端にアームを連結し、さらにこのアームの先端にフロ
    ントアタッチメントを装着した作業機を装着し、この作
    業機には、前記ブームの運転席と対面する側の面に沿っ
    て複数の油圧配管を配置し、かつこのブームの表面に沿
    って引き回す部位に少なくとも一方側配管が可撓ホース
    で形成され、相手側配管はパイプまたは可撓ホースによ
    り形成され、これら一方側配管と相手側配管とには、そ
    れぞれカップリング部材を螺合することにより接続部材
    で着脱可能に連結したものにおいて、前記各接続部材か
    ら前記可撓ホースの連設部を含む部位に、少なくとも前
    記運転席と対面する側を覆うように噴出流堰止め部材を
    着脱可能に装着する構成としたことを特徴とする建設機
    械の配管接続構造。
  2. 【請求項2】 前記噴出流堰止め部材は前記接続部材乃
    至その近傍からの作動油の噴出流を受ける堰止め部を構
    成する2つの筒状部材を有し、これら両筒状部材を螺合
    すると共に、一方の筒状部材にはその端部にストッパ部
    材を設け、また他方の筒状部材の中間位置にストッパ部
    材を設けて、これら両ストッパ部材で接続部材を挾持す
    るようにして着脱可能に固定する構成としたことを特徴
    とする請求項1記載の建設機械の配管接続構造。
  3. 【請求項3】 前記噴出流堰止め部材は一端にストッパ
    部を設け、概略トンネル状の作動油の噴出流を受ける堰
    止め部を有し、また前記接続部材における前記相手側配
    管部にナットの螺合部を設けて、前記堰止め部で前記接
    続部材及びその近傍を覆うと共に、前記ナットと前記接
    続部材との間に前記ストッパ部を挾持させるようにして
    着脱可能に固定する構成としたことを特徴とする請求項
    1記載の建設機械の配管接続構造。
JP11018677A 1999-01-27 1999-01-27 建設機械の配管接続構造 Pending JP2000212993A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100483334B1 (ko) * 2001-05-28 2005-04-14 가부시끼 가이샤 구보다 굴삭작업기
JP2012189198A (ja) * 2011-02-23 2012-10-04 Hitachi Constr Mach Co Ltd 油圧配管の保護カバー
JP2017106601A (ja) * 2015-12-11 2017-06-15 日本フルハーフ株式会社 油圧ホース接続部構造
KR101859269B1 (ko) * 2016-04-28 2018-05-18 손성국 굴삭기용 유압호스 자동 연결장치

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