JP2000211858A - エレベ―タ―巻上機の電磁ブレ―キ - Google Patents

エレベ―タ―巻上機の電磁ブレ―キ

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JP2000211858A
JP2000211858A JP11015224A JP1522499A JP2000211858A JP 2000211858 A JP2000211858 A JP 2000211858A JP 11015224 A JP11015224 A JP 11015224A JP 1522499 A JP1522499 A JP 1522499A JP 2000211858 A JP2000211858 A JP 2000211858A
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braking
divided
armature
electromagnetic brake
coil
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Michitoshi Shimada
通利 島田
Kaoru Kurosawa
薫 黒沢
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Hitachi Ltd
Hitachi Mito Engineering Co Ltd
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Hitachi Ltd
Hitachi Mito Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の課題は、複数系統の制動手段を有し、
単純な構造で安定した制動力が更に、得られることであ
る。 【解決手段】制動体は、ドーナツ状に分割され、該分割
される分割制動体が各々独立に制動作動するようにし
て、回転体の回転方向に対して鋭角部をなくすことで制
動性の向上を図ることである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転軸の回転を電
磁的に制動する電磁ブレーキおよびこれをエレベーター
装置の巻上機に使用するエレベーター装置の巻上機に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】回転軸の回転をばねで制動し電磁的に制
動を解除する電磁ブレーキ、たとえばエレベーターの巻
上機などに用いられるディスク形電磁ブレーキは、作動
の確実性,安全性の面などから制動を行う制動手段を2
系統設けることを要求されることがある。2系統の制動
手段を有するディスク形電磁ブレーキとしては、たとえ
ば実開昭58−30046 号公報に開示されたものが知られて
いる。このディスク形電磁ブレーキは、制動力を2段階
に発生させることが目的であるが、制動手段は2系統に
なっている。同心の円板アーマチャ2個とそれぞれのア
ーマチャに対して2個の電磁石を設け、2個のアーマチ
ャに対して、それぞれ独立に制動ばねを設けている。回
転するロータ(ブレーキ板)の片面にアーマチャを制動
ばねで押し付けることにより制動力を発生する。
【0003】一方、実開昭58−149630 号公報に開示さ
れた一般産業用に用いられるディスク形電磁ブレーキが
知られている。このディスク形電磁ブレーキは、電磁石
が1個のステータと、円板状の1個のアーマチャとから
構成され、ロータは回転軸に対してスプラインなどによ
り結合され、回転軸の回転方向に対しては拘束されてい
るが、軸方向には移動できるようになっている。ステー
タと固定板は、アーマチャの外周部寄りを貫通する通し
ボルトにより結合されている。アーマチャは、通しボル
トにより回転が拘束されているが、ボルトの軸方向(電
磁石の吸引力方向)には移動できる。ステータにはコイ
ルばねが設けられており、アーマチャを固定板方向に押
し付け、ロータはアーマチャと固定板とに挟まれ、この
ばね力により押し付けられて制動力を発生し、ロータの
両面で制動力を発生する。小形で簡単な構造になってい
る。
【0004】また、回転が拘束される固定体と、該固定
体から予め決められる距離だけ離れる位置に配置される
回転体と、前記固定体に設けられるコイルに電流を流す
時に前記固定体側に吸引され、前記コイルに電流を流さ
ない時に前記固定体に設けられる弾性部材によって前記
回転体に押圧され、前記固定体に回転が規制される制動
体とを備える電磁ブレーキにおいて、前記制動体は、円
周方向に分割され、該分割される分割制動体が各々独立
に制動作動するようにしてなることである。
【0005】固定体に設けられるコイルに電流を流す
と、制動体は固定体側に吸引される。回転体は固定体か
ら予め決められる距離だけ離れる位置に配置され、この
位置は、制動体が固定体側に吸引されると、少なくとも
制動体は回転体の制動を解除する。この際、制動体が回
転体から離れるように、固定体から離れる位置に回転体
を配置すれば、回転体の制動は確実に解除される。固定
体に設けられるコイルに電流を流さない時は、制動体は
固定体に吸引されず、制動体は固定体に設けられる弾性
部材によって回転体側に押圧される。この際、回転体は
固定体から予め決められる距離だけ離れる位置に配置さ
れ、この位置は制動体が回転体を押圧できる位置であ
る。したがって、制動体は回転体の回転を制動し、した
がって回転体とともに回転する回転軸を制動する。
【0006】そして、制動体は、円周方向に複数に分割
され、この複数に分割される分割制動体は各々独立に、
すなわち各分割制動体は固定体に設けられるコイルによ
って固定体側に吸引され、また弾性部材によって回転体
側に押圧される。複数に分割される分割制動体は、各々
独立に制動作動するので、複数系統の制動手段を有する
ことになり、万が一どれかの分割制動体が作動しない時
でも他の正常に作動する分割制動体によって制動される
ので、安全で信頼性の高い電磁ブレーキとなる。
【0007】さらに、上記電磁ブレーキにおいて、前記
固定体から一定の距離だけ離れる位置に該固定体に固定
されて配置される別の固定体を有し、前記回転体は前記
制動体と前記別の固定体との間に配置されてなることで
ある。別の固定体を有する電磁ブレーキは、上記電磁ブ
レーキの作用に加え、回転体が制動体と別の固定体との
間に配置され、両側から制動されるので、一層安定した
制動力が得られる。別の固定体は、固定体のコイルに電
流を流さない時に弾性部材によって回転体が別の固定体
に押圧される位置に配置される。
【0008】したがって、別の固定体と制動体とは回転
体の回転を制動し、回転体とともに回転する回転軸を制
動することができる。この際、回転体が回転軸の中心線
方向に規定範囲内で移動可能に形成されることにより、
制動体がコイルによって固定体側に吸引される時、また
は弾性部材によって回転体に押圧される時に作動が一層
確実になる。
【0009】さらに、上記いずれかの電磁ブレーキにお
いて、前記制動体は、二つの前記分割制動体を有してな
ることである。二つの分割制動体を有する電磁ブレーキ
は、上記いずれかの電磁ブレーキの作用に加え、単純な
構造で安定した制動力が得られ、この装置の製作の際に
は部品数も少なく、組み立ても容易で経済的である。そ
して、上記いずれかの電磁ブレーキにおいて、前記分割
制動体は、前記固定体に設けられる一つの共通コイルに
よって吸引されてなることである。分割制動体を吸引す
る際に、一つの共通コイルによって行うことは、上記い
ずれかの電磁ブレーキの作用に加え、一層単純な構造
で、この装置の製作の際には部品数も少なく、組み立て
も容易で経済的である。
【0010】また、昇降路内で乗りかごとつり合おもり
とを駆動シープの回転によって昇降駆動するエレベータ
ー装置の巻上機において、上記いずれかの電磁ブレーキ
を有してなることである。上記いずれかの電磁ブレーキ
を有するエレベーター装置の巻上機は、複数系統の制動
手段を有し、安全で信頼性の高い制動作動を行うことが
できる構造である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記2
系統の制動手段を持つディスク形電磁ブレーキ(実開昭
58−30046 号公報)は、円板状のアーマチャを2個同心
状に配置するので、ブレーキの外形が大きくなる。ロー
タの片面で制動力を発生させることから、ロータに軸方
向力が発生して、軸受に負担がかかり、軸受の寿命低下
や軸の移動に伴う制動力のバラツキが発生し、安定した
制動力が得られない恐れがあった。また、電磁石を2個
設けるので高価格になり経済的ではなかった。
【0012】一方、先の一般産業用に用いられるディス
ク形電磁ブレーキ(実開昭58−149630号公報)は、ロー
タの両面で制動力を発生させることからロータに軸方向
力が発生せず、大きな制動力が得られ、ブレーキの外形
寸法も小さくでき、簡単な構造で安価に製造できるが、
制動手段は1系統である。
【0013】また、回転が拘束される固定体と、該固定
体から予め決められる距離だけ離れる位置に配置される
回転体と、前記固定体に設けられるコイルに電流を流す
時に前記固定体側に吸引され、前記コイルに電流を流さ
ない時に前記固定体に設けられる弾性部材によって前記
回転体に押圧され、前記固定体に回転が規制される制動
体とを備える電磁ブレーキにおいて、前記制動体は、円
周方向に分割され、該分割される分割制動体が各々独立
に制動作動するようにしてなることであるが、前記制動
体は、円周方向に分割され、該分割される分割制動体が
各々独立に制動作動するようにしてなるため、制動体の
分割部分が鋭角となるため電磁ブレーキの動作時に鋭角
部の破損するおそれがある。
【0014】本発明の課題は、複数系統の制動手段を有
し、単純な構造で安定した制動力が更に、得られること
である。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明では、回転が拘束される固定体と、該固定体から
予め決められる距離だけ離れる位置に配置される回転体
と、前記固定体に設けられるコイルに電流を流す時に前
記固定体側に吸引され、前記コイルに電流を流さない時
に前記固定体に設けられる弾性部材によって前記回転体
に押圧され、前記固定体に回転が規制される制動体とを
備える電磁ブレーキにおいて、前記制動体は、ドーナツ
状に分割され、該分割される分割制動体が各々独立に制
動作動するようにして、回転体の回転方向に対して鋭角
部をなくすことで制動性の向上を図ることである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る電磁ブレーキ
およびこれを有するエレベーター装置の巻上機の実施の
形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、図1〜図5
において、同じ構造,作用部分には同一符号を付けて示
す。
【0017】図1は、本発明に係る電磁ブレーキの一実
施形態を示す断面図である。図2は、図1におけるI−
I線断面図である。図3は、図1におけるII−II線断面
図である。図4は、図3におけるIII−III線断面図であ
る。本電磁ブレーキの実施形態の説明においては、主に
図1を用いて説明し、必要に応じて図2〜図4を参照し
て説明する。なお、図5は立体図を示したものである。
【0018】図1における実施形態の電磁ブレーキは、
無励磁のディスク形電磁ブレーキBを示している。ディ
スク形電磁ブレーキBは、回転が拘束され略平坦な面2
5を有する固定体としてのステータ1と、このステータ
1の略平坦な面25に垂直な線を中心軸26に回転可能
に設けられる回転軸11とともに回転し、ステータ1の
略平坦な面25から予め決められる距離D1だけ離れる
位置に配置される回転体としてのロータ15と、ステー
タ1に回転が規制されてステータ1に設けられるコイル
2に電流を流す時にステータ1側に吸引され、コイル2
に電流を流さない時にステータ1に設けられる弾性部材
としてのコイルばね21,22(図3,図4に表示)に
よってロータ15に押圧される制動体としてのアーマチ
ャ24を備える。
【0019】さらに、アーマチャ24は、ドーナツ状
(環状)に二つに分割され、この分割される分割制動体
としての分割アーマチャ17,18が各々独立に制動作
動する。そして、ディスク形電磁ブレーキBは、ステー
タ1の略平坦な面25から一定の距離D2だけ離れる位
置にステータ1に固定されて配置される別の固定体とし
て固定板3を有し、ロータ15は分割アーマチャ17,
18と固定体3との間に配置される。この時、ステータ
1に設けられるコイル2は、一つの共通コイルとして設
けられ、分割アーマチャ17,18は、この一つの共通
コイルによって別々に吸引される。
【0020】次に、本ディスク形電磁ブレーキBについ
てさらに詳細に説明する。ステータ1にはリング状に巻
かれるコイル2が装着される。固定板3は、ボルト4
(図2,図4に表示)により巻上機のケース5に固定さ
れる。固定板8とステータ1は3本の通しボルト6、同
じく3本の通しボルト7により結合されている。通しボ
ルト6,7において、固定板3に結合されている部分に
は段付きが設けられており、通しボルト6,7は固定板
3に対してナット8により締め付けられている。ステー
タ1と通しボルト6,7の間にはわずかに隙間が設けら
れ、ステータ1は通しボルト6,7に対して自由方向に
位置決めのための移動調整ができるようになっており、
ダブルナット9,10により調節,固定される。
【0021】軸受28を介してケース5に支持される回
転軸11にはスプライン溝が設けられ、ロータハブ12
がキー13を介して取り付けられる。ロータハブ12が
ゆるんで回転軸11から抜けないように止め鈴14が設
けられる。ロータハブ12には、ロータ15が取り付け
られる。ロータ15は、回転軸11に対して回転軸の中
心軸26方向に規定範囲内で移動可能に形成され、回転
軸11の回転方向には、回転軸11とともに回転する。
ロータ15と固定板3の間にはリング状の摺動材16が
介在する。
【0022】この摺動材16はロータ15または固定板
8のどちらかに接続されて取り付けられる。この実施形
態において、摺動材16は固定板3に接着される。ロー
タ15とステータ1の間には二つのドーナツ状の分割ア
ーマチャ17,18(図3参照)が介在する。通しボル
ト6は分割アーマチャ17を貫通しており、貫通部には
適度な隙間が設けてある。これにより、分割アーマチャ
17は、通しボルト6により回転を拘束されているが通
しボルト6の軸方向には移動でき、通しボルト6をガイ
ドとして分割アーマチャ17が軸方向にスムーズに移動
できるようになっている。
【0023】また、ガイドピン7は分割アーマチャ18
のガイドをしており、ガイド部には適度な隙間が設けて
ある。これにより分割アーマチャ18は、ガイドピン7
により回転を拘束されているがガイドピン7の軸方向に
はスムーズに移動できるようになっている。
【0024】二つの分割アーマチャ17,18とロータ
15の間にも摺動材19,20が介在する。この摺動材
も、ロータ15にリング状にして接着しても良いし、分
割アーマチャ17,18に各々接着しても良い。この実
施形態では、分割アーマチャ17,18に各々接着す
る。ステータ1には、8本のコイルばね21,22が設
けられる(図3,図4)。
【0025】分割アーマチャ17を押し付けるコイルば
ね21は4本であり、分割アーマチャ18を押し付ける
コイルばね22は4本である。この実施形態では、コイ
ルばねの本数をそれぞれの分割アーマチャに対して4本
設定しているが、制動力に応じて本数を設定すれば良
い。コイルばね21,22の位置は分割アーマチャを平
均的に押し付けられるように決められることが望まし
い。
【0026】図4は、コイル2に電流を流し、分割アー
マチャ17,18がステータ1に吸引される(または吸
引されている)状態を示している。この状態において、
分割アーマチャ17,18に接着される揺動材19,2
0とロータ15にはエアギャップδが生じる。この時、
ロータ15は分割アーマチャ17,18に接着される揺
動材19,20と固定板3に接着される摺動材16から
開放される。エアギャップδが小さすぎると、回転中に
ロータ15と摺動材16〜18が絶えず接触し、摺動材
が著しく摩耗する。また温度が上昇し、摺動材16〜1
8が劣化するなどの問題が生じる。
【0027】一方、エアギャップδが大きすぎると、コ
イルばね21,22の押圧力(または押付力)に打ち勝
って分割アーマチャ17,18を吸引できなくなるの
で、エアギャップδは適当な範囲に設定しなければなら
ない。このエアギャップδは、ダブルナット9,10の
ねじ込み量を調節することにより設定できる。
【0028】次に、本ディスク形電磁ブレーキBの動作
について説明する。制動時は、ステータ1のコイル2に
流れる電流を切ると、電磁力がなくなるので分割アーマ
チャ17はコイルばね21により押圧され、分割アーマ
チャ18はコイルばね22により押圧される。そして、
ロータ15は固定板3に接着される摺動材16と分割ア
ーマチャ17に接着される摺動材19に挟まれ、また、
固定板3に接着される摺動材16と分割アーマチャ18
に接着される摺動材20に挟まれて制動力を発生する。
【0029】このように、制動時には分割アーマチャ1
7と分割アーマチャ18の2系統により制動力を発生す
る。つまり、二つの分割アーマチャ17,18は相互に
関連することなく独立に動作する。コイル2に電流を流
すと、分割アーマチャ17を囲む磁気回路と分割アーマ
チャ18を囲む磁気回路の2系統が形成される。よっ
て、各々の分割アーマチャは一つの共通コイル2によっ
て同時に吸引され、コイルばね21,22の押圧力に打
ち勝ちロータ15を開放(または解除)する。このよう
に、ロータの開放は1個のステータで済む。
【0030】ドーナツ状の分割アーマチャ17,18
は、図3に示すように、半径方向に寸法Lだけ離してあ
る。この寸法Lが小さすぎると、分割アーマチャ17と
分割アーマチャ18はお互いに吸引され、半径方向に力
が作用する。そうすると、分割アーマチャ17,18と
通しボルト6,ガイドピン7の接触力が大きくなり、分
割アーマチャの動きが悪くなる。一方、寸法Lが大きす
ぎると、コイル2によって形成される磁気回路がこの寸
法L分だけ縮小されるため、コイル2によって形成され
る電磁吸引力が小さくなる。以上のことから、寸法Lに
ついても適当な値にする必要がある。この寸法Lは、エ
アギャップの数十倍程度で十分であり、極端に小さくし
ない限り問題ないので、円板状の分割アーマチャを二分
割しても電磁吸引力が大きく低下することはない。
【0031】本実施形態のディスク形電磁ブレーキB
は、円板状のアーマチャを二つ設けることにより、2系
統の制動メカニズム(制動手段)を有する電磁ブレーキ
とすることができ、ステータとロータが各々1個で済む
ので、小型で安価である。
【0032】また、アーマチャを二分割しても、本実施
形態における電磁ブレーキの外形寸法は、従来の電磁ブ
レーキの外形寸法とほぼ同等になる。
【0033】
【発明の効果】本発明の電磁ブレーキによれば、複数系
統の制動手段を有し、単純な構造で安定した制動力が得
られ、かつ小型で経済的である。
【0034】また、本発明のエレベーター装置の巻上機
によれば、上記電磁ブレーキを有することにより、安全
で信頼性が高い安定する巻き上げ動作を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電磁ブレーキの一実施形態を示す
断面図である。
【図2】図1におけるI−I線断面図である。
【図3】図1におけるII−II線断面図である。
【図4】図3におけるIII−III縦断面図である。
【図5】本発明の電磁ブレーキの斜視図である。
【符号の説明】
1…ステータ(固定体)、2…コイル、3…固定板(別
の固定体)、15…ロータ(回転体)、17…円板大、
18…小円板(分割アーマチャ)、21,22…コイル
ばね(弾性部材)、24…アーマチャ(制動体)、D1
…予め決められる距離、D2…一定の距離。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒沢 薫 茨城県ひたちなか市市毛1070番地 株式会 社日立製作所水戸工場内 Fターム(参考) 3F306 AA07 BA09

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転体側に配置される制動体から予め決め
    られた距離をもって配置される回転体と、前記制動体は
    固定体に設けられているコイルに電流を流す時は磁力に
    よって前記固定体側へ吸引され、前記コイルに電流を流
    さない時には前記固定体に設けられる弾性体により前記
    回転体に押圧されることによって、前記回転の回転を制
    動する電磁ブレーキにおいて、前記制動体は、ドーナツ
    形をした大小2枚の円板であり、これらの円板はその中
    心を同一として小円板は大円板の内側に配置された制動
    体とされ、前記制動体が各々独立に制動可能にしてある
    ことを特徴とするエレベーター巻上機の電磁ブレーキ。
JP11015224A 1999-01-25 1999-01-25 エレベ―タ―巻上機の電磁ブレ―キ Pending JP2000211858A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010143298A1 (ja) 2009-06-12 2010-12-16 三菱電機株式会社 エレベータ用巻上機のブレーキ装置
JP2014015973A (ja) * 2012-07-09 2014-01-30 Toshiba Elevator Co Ltd 電磁ブレーキ装置

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