JP2000211758A - ベルト搬送装置および画像形成装置 - Google Patents

ベルト搬送装置および画像形成装置

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JP2000211758A
JP2000211758A JP11015809A JP1580999A JP2000211758A JP 2000211758 A JP2000211758 A JP 2000211758A JP 11015809 A JP11015809 A JP 11015809A JP 1580999 A JP1580999 A JP 1580999A JP 2000211758 A JP2000211758 A JP 2000211758A
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roller
belt
shaft
driving
conveying device
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Yoshimitsu Nakane
義満 中根
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベルトの脱着の容易化を図り、また、ベルト
の走行の安定化を図った信頼性に優れたベルト搬送装置
および画像形成装置を提供する。 【解決手段】 U字孔22a,22b,23a,23b
は上方はほぼ等距離に垂直方向にあけ、下方は直径Dの
円形にあけて、下方の直径Dの円形部分を、ローラ軸を
回動自在に軸支する軸孔部として機能させて、上方の部
分をローラの軸部を着脱自在に誘導するための誘導孔と
して機能させる。また、駆動ローラ16はその両端に同
径の歯車25,25′を固定配置させ、駆動軸26の回
転を伝達されるようにして、駆動ローラ16の駆動時は
常に軸受24の摺動面の下方向へ押しつけられている状
態にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機,ファクシ
ミリ,プリンタ等の画像形成装置において、感光体ベル
ト,転写ベルト,中間転写ベルト等に用いられるベルト
搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像形成装置としては、
たとえば、複写機,ファクシミリ,プリンタ等がある。
【0003】図6は従来技術に係るベルト搬送装置を搭
載した画像形成装置の一例として複写機の断面図を示し
ている。
【0004】図6において、図中手前側に引き出し可能
なカセット1に収納された転写紙Pは、周知の画像形成
プロセスを行う画像形成部2によって形成された画像が
転写され、搬送ユニット3によって定着器4へ送られ、
定着器4の熱と圧力によって定着され、画像形成装置
(以下「複写機本体」という)5の排紙ローラ6によっ
て排紙口7から複写機本体5の機外へ排出される。
【0005】複写機本体5の機外へ排出された転写紙P
はシート分離装置8の入口9に入り、シート分離装置8
に備える排紙ローラ10によってシート分離装置8の外
部へ排出され、排紙トレイ11上に積載される。
【0006】一方、原稿の読み取りに関しては、原稿を
圧板12にセットすると原稿を露光装置13で読み取
る。
【0007】このように読み取った原稿画像を上記のよ
うに、画像形成部2でトナー像とし転写紙Pに転写す
る。
【0008】複数の原稿を2部以上複写する場合、シー
ト分離装置8内の用紙搬送路変更手段であるフラッパ1
3によって転写紙Pはローラ14の方向に進路を変え、
排紙ローラ15によって排紙トレイ11上に排出され
る。
【0009】排紙トレイ11は複数のビンを多段に積み
重ねられた構成になっており、不図示の排紙トレイ駆動
手段によって排紙トレイ11は矢印Aの方向に割り出し
移動し、各ビンに排紙ローラ15の出口側を一致させ複
写部数分だけ分類する。
【0010】上記においてフロントローディングカセッ
ト1、搬送ユニット3、定着器4は図の紙面に直角方向
の手前側に引き出して、装置の保全や、転写紙Pの補給
を行えるようになっている。
【0011】次に、画像形成部2によって形成された画
像(潜像担持体としての感光ドラム19に潜像が形成さ
れた後に現像手段によって現像化されたトナー画像)を
転写紙Pに転写し、定着器4まで搬送する搬送ユニット
3について説明する。
【0012】図6において、複写機本体5より駆動が伝
達されている駆動ローラ16とテンションローラ17の
間に所定のテンションを持って無端の転写ベルト18が
張設されている。
【0013】駆動ローラ16,テンションローラ17は
所定の軸間をもって搬送ユニット3の不図示の側板によ
って回動支持されている。
【0014】転写ベルト18は、基層がNBR系ゴムで
表層がフッ素系ゴムで構成されており、体積抵抗率を
1.0×1013Ωの高抵抗に設定している。
【0015】転写ベルト18は感光ドラム19に、転写
ベルト18の内側に配置された転写手段を構成する転写
ローラ20によって所定の圧力を持って付勢されて接触
している。
【0016】転写ローラ20は高抵抗なEPDM系のゴ
ム層から構成され、この転写ローラ20に不図示の電源
装置(電圧印可手段)より所定の電圧を印加し、転写ベ
ルト18の表面を帯電させ、電荷を持たせる。
【0017】転写紙Pが、搬送ユニット3の転写ベルト
18に接触すると静電吸着力によって表面に吸着され搬
送される。
【0018】そして、感光ドラム19と転写ローラ20
のニップ部周辺において、画像形成部2によって感光ド
ラム19上に形成された画像が転写紙Pに転写される。
【0019】転写後も転写紙Pは転写ベルト18上に吸
着されたまま定着器4へと搬送される。
【0020】また、駆動ローラ16,テンションローラ
17の径は、長手方向中央部を最大にして、両端部に行
くにしたがって細くしている(クラウンローラ)。
【0021】このようなローラ間に張設された転写ベル
ト18はローラ中央部のテンションが高く、ローラ端部
に近づく程、ベルトテンションは小さくなる。
【0022】このような構成をすることによって転写ベ
ルト18は中央方向へと自動調整される。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術の場合には、下記のような問題が生じて
いた。
【0024】上述した従来技術では、駆動ローラ16,
テンションローラ17は、各々ローラ端部を搬送ユニッ
ト3の不図示の側板にあけられた丸穴に通され回転支持
されている。
【0025】また、駆動ローラ16,テンションローラ
17と側板の間にはローラの摺動性を良くする為、ロー
ラと所定のクリアランスを持たせた樹脂製の軸受を配置
している。
【0026】したがって、駆動ローラ16,テンション
ローラ17間に張設された転写ベルト18を交換する場
合には、側板をローラ端部方向にずらして、ローラ端部
を丸穴から外して、交換を行なっていた。
【0027】このように転写ベルト18を交換すると交
換が非常にしにくく、また交換に要する時間も多くかか
ってしまう。
【0028】また、交換時に転写ベルト18の表面に傷
を作ってしまい、それが原因で画像不良等も発生してし
まうこともある。
【0029】また、画像形成時、転写ベルト18が走行
している際、駆動ローラ16,テンションローラ17と
側板(不図示)の間に設けられた軸受とは所定のクリア
ランスを設けて、駆動ローラ16の一端側でのみ駆動力
を付与する為、以下の問題点が発生していた。
【0030】転写ベルト18の停止時には駆動ローラ1
6と、テンションローラ17は所定の軸間が保たれてい
る為、転写ベルト18の円周方向と略直角方向(ベルト
の前・奥)で、テンションの差が生じることはない。
【0031】しかし、駆動時には駆動ローラ16とテン
ションローラ17端部が軸受の摺動部で動いてしまい転
写ベルト18のテンションを一定に保つことができなか
った。
【0032】そのため、転写ベルト18の前・奥でベル
トテンションがくずれてしまうと、転写ベルト18は前
・奥のどちらかに寄ってしまい、その程度によっては転
写ベルト18がローラを支持している側板(不図示)に
当たり、傷が生じていた。
【0033】また、その転写ベルト18に付いた傷によ
って画像不良等が発生していた。
【0034】本発明は上記の従来技術の課題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、ベル
トの脱着の容易化を図り、また、ベルトの走行の安定化
を図った信頼性に優れたベルト搬送装置および画像形成
装置を提供することにある。
【0035】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、複数のローラに架け回されたベル
トを備えたベルト搬送装置において、ローラを回動自在
に支持する支持部材には、ローラの軸部を軸支する軸孔
と、該軸孔に対してローラの軸部を着脱自在に誘導する
誘導孔と、を備えたことを特徴とする。
【0036】したがって、ローラを容易に支持部材から
着脱できる。
【0037】また、複数のローラに架け回されたベルト
と、該ベルトを駆動する駆動ローラと、を備えたベルト
搬送装置において、前記駆動ローラは、ローラ軸の両端
側から駆動力を付与されることを特徴とする。
【0038】したがって、駆動ローラは両端側から駆動
されるので、安定した回転を行う。
【0039】また、駆動ローラを含む複数のローラに架
け回されたベルトを備えたベルト搬送装置において、ロ
ーラを回動自在に支持する支持部材には、駆動ローラを
含むローラの軸部を軸支する軸孔と、該軸孔に対してロ
ーラの軸部を着脱自在に誘導する誘導孔と、を備えると
共に、前記駆動ローラは、ローラ軸の両端側から駆動力
を付与されて、前記軸孔の一定の方向に押さえつけられ
ながら回転することを特徴とする。
【0040】また、複数のローラに架け回されたベルト
を備えたベルト搬送装置において、ローラを回動自在に
支持する支持部材には、ローラの軸部を軸支する軸孔
と、該軸孔に対してローラの軸部を着脱自在に誘導する
誘導孔と、を備えると共に、前記ローラのうち少なくと
も一つの駆動ローラと共に前記ベルトを挟持しながら該
ベルトを駆動する駆動伝達ローラを設け、かつ、該駆動
伝達ローラの駆動によって、前記駆動ローラのローラ軸
を前記軸孔の一定の方向に押さえつけながら回転させる
ことを特徴とする。
【0041】前記駆動ローラの表面の摩擦力により前記
ベルトを駆動するとよい。
【0042】また、潜像が形成される潜像担持体と、該
潜像担持体の表面に形成された潜像をトナーによって現
像化する現像手段と、を備えた画像形成装置において、
前記現像手段によって現像化された未定着の画像を、上
記のベルト搬送装置に設けられたベルトに向けて転写さ
せる転写手段を備えたことを特徴とする。
【0043】前記駆動伝達ローラの表面を、未定着画像
を形成するトナーとは逆極性に帯電させる電圧印可手段
を設けるとよい。
【0044】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣
旨のものではない。
【0045】ここで、本発明のベルト搬送装置は、例え
ば、各種画像形成装置に適用されるものであるが、画像
形成装置については上述の従来技術の中で説明した複写
機など各種公知技術を適用できるので、その詳細な説明
は省略する。
【0046】また、本発明のベルト搬送装置の利用態様
としては、例えば、ベルト表面上に潜像が形成された後
に現像される感光ベルトとして用いられたり、シートを
搬送しつつそのシート表面上にトナー画像を転写させる
ための転写ベルトとして用いられたり、ベルト表面上に
トナー画像が転写されて、シート上にさらに転写させる
ためにそのトナー画像を運ぶための中間転写ベルトとし
て用いられるものである。
【0047】以下の説明では、その一例として、上述の
従来技術で説明したのと同様に、複写機の転写ベルトと
して用いられる場合を例にして説明する。
【0048】なお、上述の従来技術の中で参照した図6
中に示した構成と、同一の部分については同一の符号を
付して、その説明は省略する。
【0049】(第1の実施の形態)図1〜図3を参照し
て、第1の実施の形態に係るベルト搬送装置について説
明する。
【0050】図1は第1の実施の形態に係るベルト搬送
装置の概略構成斜視図であり、図2は第1の実施の形態
に係るベルト搬送装置を搭載した画像形成装置の概略構
成断面図である。
【0051】また、図3は第1の実施の形態に係るベル
ト搬送装置のベルト脱着性を説明した説明図である。
【0052】図1において、駆動ローラ16およびテン
ションローラ17はベルト搬送装置21の前側板22,
後側板23にあけられたU字孔22a,22bおよび2
3a,23b間にそれぞれ通されている。
【0053】なお、前側板22,後側板23は支持部材
を構成する主要部材である。
【0054】U字孔22a,22b,23a,23bは
図3(B)に示すように、上方は距離lでほぼ等距離に
垂直方向にあけ、下方は直径Dの円形にあけている。
【0055】また、駆動ローラ16およびテンションロ
ーラ17の端部外径をdとすると、l>dの寸法関係に
なっている。
【0056】そして、このU字孔22a,22b,23
a,23bの下方円形部に非導電性で、外径が図3
(B)のDと同等の外径を持つ軸受24が配置され、こ
の軸受24によって駆動ローラ16,テンションローラ
17は回動支持されている。
【0057】すなわち、U字孔22a,22b,23
a,23bは、下方の直径Dの円形部分が、ローラ軸を
回動自在に軸支する軸孔部として機能し、上方の部分が
ローラの軸部を着脱自在に誘導するための誘導孔として
機能する。
【0058】転写ベルト18の駆動は、駆動ローラ16
を回転させることによって駆動ローラ16と転写ベルト
18との摩擦伝達によって行なう。
【0059】駆動ローラ16はその両端に同径の歯車2
5,25′を固定配置させ、駆動軸26の回転が伝達さ
れている。
【0060】駆動軸26の一端部にはカップリング2
6′を設け、このカップリング26′が図2に示す画像
形成装置27の本体に設けられた駆動連結部(不図示)
に連結され駆動が伝達される。
【0061】歯車25,25′は図1に示す矢印方向へ
回転させているので、駆動ローラ16には両側から図3
(A)に示すように垂直下方向へ力が働く。
【0062】したがって、駆動ローラ16の駆動時は常
に軸受24の摺動面の下方向へ押しつけられている状態
になる。
【0063】このように、従来は駆動ローラの一端側の
みで駆動力を付与し、また、側板との間にクリアランス
をもたせたことから、ベルトの走行性が不安定になって
いたが、本実施の形態のようにローラの両端側から駆動
力を付与させて、軸孔の一定の方向(下方向)に押し付
けながら駆動ローラを回転させることで、ベルト走行性
の安定化を図ることが可能となる。
【0064】また、ベルト走行性の安定化が実現するこ
とで、ベルトの寄りを原因とするサービスマンの負担
(出動回数)が減少し、サービスコストの低減を図るこ
ともできる。
【0065】なお、U字孔22a,22b,23a,2
3bの下方円形部の中心座標は22aと22bとの距離
と23aと23bとの距離が同じになるようにしてい
る。
【0066】また、22aと23aの座標と22bと2
3bの座標は相対的に一致している。
【0067】転写ローラ20は両端を導電性の軸受28
によって回動支持され、軸受28はピン29を回転中心
としている。
【0068】転写ローラ20への給電は画像形成装置2
7内に設けられた電圧発生装置(不図示)よりピン29
を介して電圧が印加される。
【0069】転写ローラ20は圧縮コイルバネ30によ
って図中垂直上方向へ付勢され転写ベルト18へ電荷が
かけられる。
【0070】転写ローラ支持板31はベルト搬送装置2
1の後側板23と前側板22の間に掛けられ、位置はピ
ン32が後側板23の位置決め穴(不図示)に入り、ビ
ス33が前側板22に固定されることによって決められ
る。
【0071】前側板22には図中前方から転写ローラ支
持板31を入れ易くするために、挿入孔22cがあけら
れ、転写ローラ支持板31を脱着容易な構成になってい
る。
【0072】34は前側板22と後側板23の間に固定
されたステーである。
【0073】35は前側板22と後側板23の間に固定
された底板である。
【0074】次に、ベルト搬送装置21を画像形成装置
27に着脱するための構成について特に図2を参照して
説明する。
【0075】図2において、ベルト搬送装置21の底板
35には、アキュライドレール36に嵌合する嵌合部材
(不図示)が付いており、図中手前奥に移動可能な構成
になっている。
【0076】また、ベルト搬送装置21を画像形成装置
に挿入した後は、ベルト搬送装置21は歯車25′の中
心位置を反時計回りに回動し、感光ドラム19との位置
関係がベルト搬送装置21に設けられた不図示の位置決
め部材によって決められる。
【0077】次に転写ベルト18の交換について説明す
る。
【0078】転写ベルト18を交換する時は、まずベル
ト搬送装置21を画像形成装置27の手前方向に引き出
す。
【0079】次に図1に示すビス33を外し、転写ロー
ラ支持板31を挿入孔22cから手前側へ引き出す。
【0080】そして、軸受24をU字孔22a,22
b,23a,23bから外し、駆動ローラ16,テンシ
ョンローラ17を垂直上方向へ持ち上げる(図3
(C))。
【0081】すなわち、上述したU字孔22a,22
b,23a,23bの誘導孔部から簡単に各ローラを取
り外すことができる。
【0082】その後は,転写ベルト18から駆動ローラ
16,テンションローラ17を外して、転写ベルト18
を交換する。
【0083】また、組み立て時は逆の動作を行えばよ
い。
【0084】このように、従来に比べて容易に各ローラ
の着脱が可能となり、転写ベルトの交換などが簡単にで
きる。
【0085】このように、転写ベルトの交換性が向上す
ることによって、ユニットの組み立て時間や交換時間が
短縮され、その分の組み立てコストやサービスコストを
低減できる。
【0086】また、このように交換が容易になったこと
で、組み立て時などに誤って転写ベルトなどに傷をつけ
てしまうことが低減され、そのような傷を原因とする転
写ムラなどの画像不良が防止され、品質向上も期待でき
る。
【0087】さらに、簡易な構成で上述のように転写ベ
ルトの交換性向上を実現できるので、構成の簡易化,コ
ストダウン,省スペース化等を期待できる。
【0088】なお、これまでの説明では駆動ローラ16
だけが駆動を受け、軸受24の下方向に力を受ける構成
について説明したが、テンションローラ24にも同様な
構成で駆動を受けるようにしても良い。
【0089】(第2の実施の形態)図4および図5に
は、第2の実施の形態が示されている。
【0090】本実施の形態では、上述した第1の実施の
形態で説明した転写ベルトの駆動構成が異なる場合を説
明する。
【0091】その他の構成および作用については第1の
実施の形態と同一なので、同一の構成部分については同
一の符号を付して、その説明は省略する。
【0092】図4は第2の実施の形態に係るベルト搬送
装置の概略構成斜視図であり、図5は第2の実施の形態
に係るベルト搬送装置の概略構成断面図である。
【0093】本実施の形態では、上記第1の実施の形態
と、転写ベルト18に伝達する駆動の構成(方法)が異
なる。
【0094】図4,図5において、37は所定の体積抵
抗率をもった導電性ゴムで形成された駆動伝達ローラで
ある。
【0095】駆動伝達ローラ37はベルト搬送装置38
の前側板39,後側板40の間に軸受24によって回動
可能に支持され、駆動ローラ16との間に転写ベルト1
8を挟んだ位置に配置している。
【0096】図4に示すように駆動伝達ローラ37を矢
印の方向に回転させると、駆動伝達ローラ37表面と転
写ベルト18の摩擦によって駆動が伝達される。
【0097】駆動伝達の方向は上記第1の実施の形態と
同様、垂直下方向であり駆動時には、駆動ローラ16は
常に軸受24の下方向に突き当たる。
【0098】また、本実施の形態においては、駆動伝達
ローラ37は転写ベルト18に駆動を伝達するだけでは
なく、転写ベルト18の表面を清掃するクリーニング手
段も兼ねており、以下、これについて説明する。
【0099】駆動伝達ローラ37には画像形成装置27
よりトナーの極性と逆極性を持つバイアスを印加させて
いる。
【0100】したがって、転写ベルト18上に付着した
トナーや紙粉は駆動伝達ローラ37側へ引き寄せられ
る。
【0101】そして、駆動伝達ローラ37に付着したト
ナーや紙粉は駆動伝達ローラ37に対して所定圧,角度
をもって配置されている非導電性樹脂で形成させたスク
レイバー41によってかき取られる。
【0102】かき取られたトナーや紙粉はトナー回収板
42上に落ちて、たまる。
【0103】なお、転写ベルト18の交換については、
上記第1の実施の形態の場合と同様である。
【0104】
【発明の効果】以上説明したように、ローラの軸部を軸
支する軸孔に対してローラの軸部を着脱自在に誘導する
誘導孔を備えることで、ローラを容易に支持部材から着
脱でき、ベルトの脱着の容易化を図ることができる。
【0105】また、駆動ローラのローラ軸の両端側から
駆動力を付与させることで、安定した回転を行わせて、
ベルトの走行の安定化を図ることができる。
【0106】駆動ローラを含むローラの軸部を軸支する
軸孔に対してローラの軸部を着脱自在に誘導する誘導孔
を備えることで、ベルトの脱着の容易化を図りつつ、駆
動ローラのローラ軸の両端側から駆動力を付与して、軸
孔の一定の方向に押さえつけられながら回転させること
で、ベルトの走行の安定化を図ることができる。
【0107】また、ローラの軸部を軸支する軸孔に対し
てローラの軸部を着脱自在に誘導する誘導孔を備えるこ
とで、ベルトの脱着の容易化を図りつつ、前記ローラの
うち少なくとも一つの駆動ローラと共にベルトを挟持し
ながら該ベルトを駆動する駆動伝達ローラを設け、か
つ、該駆動伝達ローラの駆動によって、駆動ローラのロ
ーラ軸を軸孔の一定の方向に押さえつけながら回転させ
ることで、ベルトの走行の安定化を図ることができる。
【0108】駆動伝達ローラの表面を、未定着画像を形
成するトナーとは逆極性に帯電させる電圧印可手段を設
ければ、ベルトに残ったトナーを駆動伝達ローラの表面
に吸引して清掃できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るベルト搬送装
置の概略構成斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るベルト搬送装
置を搭載した画像形成装置の概略構成断面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るベルト搬送装置のベ
ルト脱着性を説明した説明図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係るベルト搬送装
置の概略構成斜視図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係るベルト搬送装
置の概略構成断面図である。
【図6】従来技術に係るベルト搬送装置を搭載した画像
形成装置の概略構成断面図である。
【符号の説明】
16 駆動ローラ 17 テンションローラ 18 転写ベルト 19 感光ドラム 20 転写ローラ 21 ベルト搬送装置 22 前側板 23 後側板 22a,22b,23a,23b U字孔 25,25′ 歯車 27 画像形成装置 37 駆動伝達ローラ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のローラに架け回されたベルトを備え
    たベルト搬送装置において、 ローラを回動自在に支持する支持部材には、 ローラの軸部を軸支する軸孔と、 該軸孔に対してローラの軸部を着脱自在に誘導する誘導
    孔と、を備えたことを特徴とするベルト搬送装置。
  2. 【請求項2】複数のローラに架け回されたベルトと、該
    ベルトを駆動する駆動ローラと、を備えたベルト搬送装
    置において、 前記駆動ローラは、ローラ軸の両端側から駆動力を付与
    されることを特徴とするベルト搬送装置。
  3. 【請求項3】駆動ローラを含む複数のローラに架け回さ
    れたベルトを備えたベルト搬送装置において、 ローラ
    を回動自在に支持する支持部材には、 駆動ローラを含むローラの軸部を軸支する軸孔と、 該軸孔に対してローラの軸部を着脱自在に誘導する誘導
    孔と、を備えると共に、 前記駆動ローラは、ローラ軸の両端側から駆動力を付与
    されて、前記軸孔の一定の方向に押さえつけられながら
    回転することを特徴とするベルト搬送装置。
  4. 【請求項4】複数のローラに架け回されたベルトを備え
    たベルト搬送装置において、 ローラを回動自在に支持する支持部材には、 ローラの軸部を軸支する軸孔と、 該軸孔に対してローラの軸部を着脱自在に誘導する誘導
    孔と、を備えると共に、 前記ローラのうち少なくとも一つの駆動ローラと共に前
    記ベルトを挟持しながら該ベルトを駆動する駆動伝達ロ
    ーラを設け、 かつ、該駆動伝達ローラの駆動によって、前記駆動ロー
    ラのローラ軸を前記軸孔の一定の方向に押さえつけなが
    ら回転させることを特徴とするベルト搬送装置。
  5. 【請求項5】前記駆動ローラの表面の摩擦力により前記
    ベルトを駆動することを特徴とする請求項2,3または
    4に記載のベルト搬送装置。
  6. 【請求項6】潜像が形成される潜像担持体と、 該潜像担持体の表面に形成された潜像をトナーによって
    現像化する現像手段と、を備えた画像形成装置におい
    て、 前記現像手段によって現像化された未定着の画像を、請
    求項1〜5のいずれか一つに記載のベルト搬送装置に設
    けられたベルトに向けて転写させる転写手段を備えたこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】前記駆動伝達ローラの表面を、未定着画像
    を形成するトナーとは逆極性に帯電させる電圧印可手段
    を設けることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013035680A (ja) * 2011-08-11 2013-02-21 Masahiro Sato 折り返し機能付き粘着テープカッター
CN103738751A (zh) * 2013-12-17 2014-04-23 安徽华印机电股份有限公司 废纸输送装置

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