JP2000211545A - 走行車両の操向駆動装置 - Google Patents
走行車両の操向駆動装置Info
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Abstract
走行用、他方はステアリング(操向)用として、左右一
対の車軸を駆動しかつ操向できるようにした構成とした
操向駆動装置において、該装置のコンパクト化を図る。 【解決手段】 油圧ポンプと油圧モータと両者を流体的
に結合する油路からなる走行駆動HST21とステアリ
ングHST22と、それぞれの油圧モータ53・72の
出力軸54・77にそれぞれ連動連結される差動装置5
とを有し、該差動装置5に連動連結される左右一対の車
軸40L・40Rを操向駆動する走行車両の操向駆動装
置2において、両HST21・22の油圧ポンプと油圧
モータ(52・53、72・73)を結合する油路を、
一つのセンタセクション51内に設けた。
Description
タティックトランスミッション(以下「HST」と略
す。)を連結して、一方は走行用、他方はステアリング
(操向)用として、左右一対の車軸を駆動しかつ操向で
きるようにした構成とした走行車両において、該走行車
両の操向操作性を向上させ、かつ、装置のコンパクト化
を図るための技術に関する。
て、それぞれのHST式変速装置から車軸を両側方に突
出して、両車軸の端部に車輪を固定し、前記HST式変
速装置の斜板の角度を変更して、左右の車輪を駆動する
ようにした技術が公知となっている。例えば、米国特許
第4782650の技術である。該技術において、直進
走行する場合には左右のHSTの走行速度を同じとし、
旋回する場合は左右の車輪の走行速度が異なるようにし
ていた。
従来の操向駆動装置を具備した走行車両は、左右のHS
T式変速装置の出力回転をまったく一致させないと、正
確に直進することができず、従って出荷時の調整に手間
がかかっていた。また、油圧ポンプや油圧モータの容量
に差があると、左右いずれに旋回するかで旋回フィーリ
ングが異なることとなって、大変操縦しにくいものとな
っていたのである。また、旋回しながら作業する場合
は、上記のような従来の走行車両は旋回半径が大きく、
例えば、木立の周りの芝刈り等の場合は、同じ位置を何
度も走行して作業する必要があって、作業効率が悪くな
っていたのである。従って、旋回半径を小さくできる技
術が要望されていたのである。
向駆動装置の技術も要望されていたのである。
る課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するた
めの手段を説明する。請求項1においては、ハウジング
内に油圧ポンプと油圧モータと両者を流体的に結合する
油路からなる走行駆動HSTとステアリングHSTと、
それぞれの油圧モータの出力軸にそれぞれ連動連結され
る差動装置とを有し、該差動装置に連動連結される左右
一対の車軸を操向駆動する走行車両の操向駆動装置にお
いて、両HSTの油圧ポンプと油圧モータを一つのセン
タセクション上に設けたものである。
車両の操向駆動装置において、該センタセクションを平
板状としたものである。
車両の操向駆動装置において、該センタセクションのH
ST取付面を、該操向駆動装置のハウジングの接合面と
略一致させたものである。
車両の操向駆動装置において、該センタセクションのH
ST取付面が、該操向駆動装置のハウジングの分割面よ
りオフセットされた位置にあるものである。
車両の操向駆動装置において、該センタセクションはハ
ウジング内に水平に配置され、該センタセクション上下
いずれか一側の面に両HSTを取り付け、HSTと反対
側にはハウジング内に伝動系を配置したものである。
2記載の走行車両の操向駆動装置において、走行駆動H
STの油圧ポンプ及び油圧モータを、ポンプ軸とモータ
軸とが平行となるようセンタセクションに垂直に配置
し、車軸を、平面視において該油圧ポンプ及び該油圧モ
ータの間に該車軸が位置するように配置したものであ
る。
車両の操向駆動装置において、該操向駆動装置のハウジ
ング外に配設されたチャージポンプの吐出ポートを、該
センタセクション内の両HSTの油路のそれぞれに連通
したものである。
車両の操向駆動装置において、走行駆動HSTの油圧ポ
ンプのポンプ軸にチャージポンプを設けたものである。
車両の操向駆動装置において、前記チャージポンプの吐
出ポートをセンタセクション内の両HSTの油路にそれ
ぞれ連通したものである。
行車両の操向駆動装置において、前記チャージポンプの
吐出ポートは、操向駆動装置のハウジング内に配設され
た配管を介して、センタセクション内のステアリングH
STの油路に連通されるものである。
行車両の操向駆動装置において、前記チャージポンプの
吐出ポートは、操向駆動装置のハウジング外に配設され
た配管を介して、センタセクション内のステアリングH
STの油路に連通されるものである。
走行車両の操向駆動装置において、前記配管に冷却装置
を付設したものである。
行車両の操向駆動装置において、前記チャージポンプの
吐出ポートに配管を連結し、該配管は操向駆動装置のハ
ウジング外に引き出された後二つに分岐される構成と
し、該配管は分岐後それぞれハウジング内に導かれて、
センタセクション内の両HSTの油路に連通したもので
ある。
走行車両の操向駆動装置において、前記配管のハウジン
グ外部分において、冷却装置を付設したものである。
行車両の操向駆動装置において、前記チャージポンプの
吐出ポートは、前記センタセクション内に一体的に形設
された油路を介して、センタセクション内のステアリン
グHSTの油路に連結されるものである。
行車両の操向駆動装置において、走行駆動HSTの油圧
ポンプのポンプ軸及びステアリングHSTの油圧ポンプ
のポンプ軸に、それぞれチャージポンプを設けたもので
ある。
行車両の操向駆動装置において、走行駆動HSTの油圧
モータとステアリングHSTの油圧ポンプとを、互いに
近接させて、かつ、該油圧モータのモータ軸と該油圧ポ
ンプのポンプ軸が平行となるよう、並置したものであ
る。
行車両の操向駆動装置において、走行駆動HSTが平面
視で車軸と垂直となるよう配置され、ステアリングHS
Tは平面視で車軸と平行に配置されるものである。
行車両の操向駆動装置において、走行駆動HSTの油圧
ポンプ及び油圧モータがハウジングの一側の側部に配置
され、ステアリングHSTの油圧ポンプ及び油圧モータ
がハウジング前部又は後部に配置されたものである。
る。図1は本発明の操向駆動装置を具備するモアトラク
タの全体的な構成を示した側面図、図2はモアトラクタ
の第一変形例を示した図、図3はモアトラクタの第二変
形例を示した図である。
実施例の全体構成について説明する。即ち、このモアト
ラクタ1は、車両シャーシ12の前部上にフロントコラ
ム13が立設され、該フロントコラム13上にステアリ
ング操作手段たるステアリングハンドル14が突設され
る。該フロントコラム13の側部には変速操作手段とし
ての変速ペダル15と図略のブレーキペダルが配置され
る。
たシーソー式とし、前後二つの踏面部を有し、前側を踏
むと前進し、後側を踏むと後進するようにし、また、そ
の踏み込み量に応じて増速できるようにしている。そし
て該変速ペダル15には、該ペダル15を中立(停止)
位置に付勢するための図略の戻しバネが介装される。
従動前輪としてキャスター輪16を一ずつ配設してい
る。本実施例ではこのキャスター輪16は左右に一ずつ
配設する構成としているが、前部中央に一のみ配置する
構成としてもよいし、三つ以上配設してもよい。
配置されて、該エンジン11はボンネットで覆われる。
該シャーシ12の後部上方には座席17が配置され、該
シャーシ12の中途部下方にはモア9が配置される。該
モア9は機体1の前後略中央に位置させていわゆるミッ
ドマウント式としており、少なくとも一の回転刃を内蔵
したケース19を具備し、図略の伝動軸やプーリー・ベ
ルト等を介して、上記エンジン11の動力にて駆動され
る。また、該モア9は、リンク機構を介して昇降可能と
している。エンジン11は出力軸11aが鉛直下方に突
出するバーチカル型としており、図略のプーリー・ベル
ト等を介して、シャーシ後部に配置される操向駆動装置
2に動力を伝達している。該操向駆動装置2は機体1左
右に配置される走行駆動輪43・43を左右一対の車軸
40・40を介して駆動する。走行駆動輪43・43は
シャーシ後部に支持する構成として、いわゆるリア駆動
方式としている。
て、これに限定するものではない。例えば、図2に示す
第一変形例のモアトラクタのように構成することもでき
る。この第一変形例に係るモアトラクタ1aについて説
明する。即ち、このモアトラクタ1aは、車両シャーシ
12' の前部上にステップ12sを前方に突出するよう
に設け、該ステップ12sの前部上にはフロントコラム
13が立設され、該フロントコラム13上にステアリン
グハンドル14が突設される。該フロントコラム13の
側部には変速ペダル15とブレーキペダルが配置され
る。上記ステアリングハンドル14・変速ペダル15の
構成は、図1に示すモアトラクタ1のそれと同様であ
る。該シャーシ12' の後下部には、従動後輪としてキ
ャスター輪16を左右一ずつ配設している。
が配置されて、該エンジン11はボンネットで覆われ
る。該シャーシ12' の中途部下方にはモア9が配置さ
れ、該モア9はシャーシ12' 前後略中央(走行駆動輪
43・43より後方)に位置させていわゆるミッドマウ
ント式としている。該モア9の構成は、上述の図1に示
すモアトラクタ1のそれと同様である。エンジン11は
出力軸11aが鉛直下方に突出するバーチカル型として
おり、図略のプーリー・ベルト等を介して、シャーシ1
2' 前部に配置される操向駆動装置2に動力を伝達して
いる。該操向駆動装置2は機体1a左右に配置される走
行駆動輪43・43を車軸40・40を介して駆動す
る。走行駆動輪43・43はシャーシ前部に支持する構
成として、いわゆるフロント駆動方式としている。
トラクタとすることもできる。即ち、図3に示すこのモ
アトラクタ1bは、モア9の配置のみが前述の第一変形
例に係るモアトラクタ1aと異なるものであって、モア
9はシャーシ12' の前方(走行駆動輪43・43より
前方)に配置する、いわゆるフロントマウント方式とし
ているのである。
向駆動装置2の構成について、説明する。図4は本発明
の操向駆動装置の全体的な構成を示した側面図、図5は
図4におけるX−X断面矢視図、図6は図4におけるY
−Y端面矢視図である。また、図7はセンタセクション
及び該センタセクション内の油路の構成を示した平面図
である。図8は操向駆動装置のスケルトン図である。
ように一つのハウジング23内に機体を前後進させるた
めの走行駆動HST21と機体を旋回させるためのステ
アリングHST22と、遊星ギア装置により構成される
差動装置5と、左右一対の車軸40L・40R、及び、
これらを相互に連結するドライブトレーンが配置される
構成としている。
板)型のセンタセクション51が水平方向に収納されて
おり、平面視において互いに垂直な平板状の左右部51
x及び前後部51yを一体的に形成した構成として、該
ハウジングの後部壁及び一側側壁に沿うようにして平面
視逆「L」字状となるようにしている。前記走行駆動H
ST21とステアリングHST22は、それぞれ一対の
油圧ポンプと油圧モータ(52・53、71・72)
が、上記センタセクション51上に、垂直な回転軸線を
もつように配置される構成としている。尚、走行駆動H
ST21はハウジング23の一側(本実施例では右側)
側壁に沿うように前記センタセクション51の前後部5
1y上に配置され、ステアリングHST22はハウジン
グ23の後部壁に沿うように、前記センタセクションの
左右部51xに配置される。また、両HST21・22
を構成する二対の油圧ポンプと油圧モータ(52・5
3、71・72)は該センタセクション51上面に付設
される構成とする一方、該センタセクション51下方に
は、両HST21・22の油圧モータ53・72のモー
タ軸54・77を差動装置5に連動連結するための歯車
等からなる伝動系が配置される。
ンプ軸25はハウジング23上方に突出され入力軸を兼
ねることとし、該入力軸25の突出部分には入力プーリ
ー27が配置され(図5)、該入力プーリー27には図
略のベルトが巻回され、エンジン11の出力軸11aに
固定される図略の出力プーリーと連動連結される。ま
た、該入力軸25のハウジング23上方突出部分にはフ
ァン42が固設される。
上下のケース半部を水平面で平坦な周囲の接合面23a
で互いに接合することにより構成され、該接合面23a
において後述の軸105と走行伝動軸93の軸受部が設
けられている。車軸40L・40Rの軸受部は接合面よ
り上方に偏位させて回転自在に支持している。尚、図5
に示すように、該接合面23aは、センタセクション5
1の上面(即ち、HST取付面)から下方に距離hだけ
オフセットされた構成としているが、図19に示すよう
に、両面を略同じ高さに揃えた構成(即ち、h=0)と
することもできる。また、接合面23aを車軸40L・
40Rの軸心と同じ高さとすることも可能である。この
場合にセンタセクション51を下側のケースに固定して
下から順に組み立てるようにすることができる。これ
は、該接合面23aを上方に変位させたり、センタセク
ション51の厚さを変更したり、センタセクションの取
付け高さを変更すること等により可能である。
上記の遊星ギアを用いた差動装置5によって差動的に結
合され、その両端がハウジング23の左右外側方へ突出
されている。該差動装置5は、平面視においてセンタセ
クションの前後部51yと反対側の側部であって、ま
た、左右部51xの前方側に配置されることとしてい
る。
22及び差動装置5の配置は一例であって、例えば平面
視で前後が逆となるよう構成したり、左右逆に構成する
こともできる。
動HST21について詳述する。この走行駆動HST2
1は油圧ポンプ52と油圧モータ53よりなり、油圧ポ
ンプ52はセンタセクション51の前後部51y上面に
ポンプ付設面が形成され、その中央に前記ポンプ軸とな
る入力軸25が垂直方向に支持されて、図5に示すよう
に該入力軸25にシリンダブロック44を嵌合してポン
プ付設面上に回転摺動自在に配置し、該シリンダブロッ
ク44内に付勢バネを介して複数のピストン45・45
・・・を往復動自在に嵌合し、該ピストン45・45・
・・の頭部には可動斜板57が当接されている。可動斜
板57を傾動操作することで、油圧ポンプ52からの油
の吐出量及び吐出方向を変更できるようにしている。
ハウジング23の側壁には車軸40と平行にコントロー
ル軸59が支持され(図4)、該コントロール軸59の
ハウジング23内の部分には図略の中立戻しバネが外嵌
されて可動斜板57を中立位置となるように付勢し、中
立位置の調整もできるようにしている。ハウジング23
外のコントロール軸59上にはコントロールアーム60
を固設し、リンク機構を介してレバーやペダル等の変速
操作手段、本実施例では前記変速ペダル15と連結して
いる。
ダル15を回動することによってコントロールアーム6
0が回動されて、コントロール軸59の回動によって可
動斜板57が傾動操作されて、油圧ポンプ52からの作
動油の吐出方向及び吐出量を変更することができる。
クション51内の第一油路51a(図7)を介して油圧
モータ53に送油される。該油圧モータ53の構成は、
センタセクション51のポンプ付設面より平面視で車軸
40Rを挟んで後方(図4における下方、図5における
左方)の位置にモータ付設面が構成され、該モータ付設
面にシリンダブロック63が回転自在に支持されている
(図5)。該シリンダブロック63の複数のシリンダ孔
内には付勢バネを介して複数のピストン64・64が往
復動自在に嵌合され、該ピストン64の頭部は固定斜板
65に接当されている。そして、シリンダブロック63
の回転軸心上にはモータ軸54が一体的に垂直に配置さ
れて相対回転不能に係止されて、油圧モータ53を構成
している。上記油圧ポンプ52と油圧モータ53の間の
センタセクション51下方を前記車軸40が通過する構
成として、コンパクトとなるようにしている。ただし、
車軸はセンタセクション51の上面を通過させる構成と
することもできる。
を貫通して下方に突出され(図5)、該モータ軸54の
該突出部分にはステアリング駆動ギア160及びベベル
ギア61が固設される。このうちステアリング駆動ギア
160は、後述するステアリングHST22の油圧ポン
プ71の入力軸26に固設された入力ギア161に噛合
されて、該油圧ポンプ71を駆動する。そして、該ベベ
ルギア61は、ハウジング23内に車軸40と平行に軸
支された走行伝動軸93に固設されたベベルギア62と
噛合して、該走行伝動軸93を駆動する。該走行伝動軸
93には駆動ギア69が形設されており(図4)、該駆
動ギア69により後述する差動装置5のサンギア95が
センターギア94を介して駆動される。該走行伝動軸9
3にはブレーキ装置110が設けられて(図4)、該装
置を操作するためのブレーキアーム111、リンク等を
介して上述のブレーキペダルに連結される。
グHST22について詳述する。このステアリングHS
T22は図4に示すように油圧ポンプ71と油圧モータ
72よりなり、油圧ポンプ71はセンタセクション51
上面の上記走行駆動HST21より後方位置にポンプ付
設面が形成され、その中央に入力軸26が垂直方向に支
持される。該入力軸はセンタセクション51下方に突出
され、該突出部分には上記の入力ギア161が固定され
て、該入力ギア161には走行駆動HST21の油圧モ
ータ53の駆動力がステアリング駆動ギア160を介し
て伝達される。
嵌合されてポンプ付設面上に回転摺動自在に配置し(図
5)、該シリンダブロック46内に付勢バネを介して複
数のピストン47・47・・・を往復動自在に嵌合し、
該ピストン47・47・・・の頭部には可動斜板76が
当接されている。可動斜板76を傾動操作することで、
油圧ポンプ71からの油の吐出量及び吐出方向を変更で
きるようにしている。
ハウジング23の天井面にはコントロール軸73が垂直
支持され、該コントロール軸73のハウジング23内の
部分には図略の中立戻しバネが外嵌されて可動斜板76
を中立位置となるよう付勢し、中立位置の調整もできる
ようにしている。ハウジング23外のコントロール軸7
3上にはコントロールアーム74を固設し(図4)、リ
ンク機構を介してステアリング操作手段、本実施例では
前記ステアリングハンドル14と連結している。
リングハンドル14を回動することによってコントロー
ルアーム74が回動されて、コントロール軸73の回動
によって可動斜板76が傾動操作されて、油圧ポンプ7
1からの作動油の吐出方向及び吐出量を変更することが
できる。
クション51内の第二油路51bを介して油圧モータ7
2に送油される。該油圧モータ72の構成は図4・図6
に示すように、センタセクション51上面の上記ポンプ
付設面より平面視左方位置にモータ付設面が構成され、
該モータ付設面上にシリンダブロック80が回転摺動自
在に支持されている。該シリンダブロック80の複数の
シリンダ孔内には付勢バネを介して複数のピストン82
・82・・・が往復動自在に嵌合されている。該ピスト
ン82・82・・・の頭部は可動斜板85に接当してい
る。そして、シリンダブロック80の回転軸心上にモー
タ軸77を一体的に垂直に配置して相対回転不能に係止
して、可動斜板型の油圧モータ72を構成している。
85を傾動操作するために、ハウジング23の側面には
コントロール軸86が車軸40と垂直に水平支持され、
ハウジング23外のコントロール軸86上にはコントロ
ールアーム87を固設している(図4)。該コントロー
ルアーム87は可動斜板85を任意の傾斜位置で固定で
きるようにしている。
のリンク機構により、上記の走行駆動HST21の油圧
ポンプ52の可動斜板57を傾動するコントロールアー
ム60に連係される。上記コントロールアーム87が回
動されると、コントロール軸86の回動によって可動斜
板85が傾動操作されて、油圧モータ72のモータ軸7
7の回転速度及び回転方向が変更される。尚、上記のリ
ンク機構は、変速ペダル14を踏み込んで、上記走行駆
動HST21の油圧ポンプ52の可動斜板57が傾斜さ
れて機体が増速された場合は、それとともにステアリン
グHST22の油圧モータ72の可動斜板85をも傾斜
するようにしている。このことにより、ステアリングハ
ンドル14を同一量だけ回動しても、該可動斜板85が
傾斜することにより、高速走行時には該油圧モータ72
のモータ軸77の回転数が抑制されるようにしている。
即ち、機体が高速走行中の場合は、ステアリングハンド
ル14の回動による応答性を弱める(つまり、ハンドル
14の利きを鈍くする)ようにしているのであり、一般
にオペレータが恐怖心を感じることが多い高速走行時の
急旋回が、容易に行われないようにしており、操作時に
オペレータが恐怖心を起こしにくいような構成としてい
る。
を貫通して下方に突出され(図6)、該下端にはベベル
ギア104が固設される。該ベベルギア104の下方に
は軸105が前記車軸40と平行に配置されて、該軸1
05上には二つのベベルギア106・106が遊転可能
に配置される。両ベベルギア106・106は上記モー
タ軸77に関して左右対称に配置されて、両者ともに該
モータ軸77上のベベルギア104と噛合している。従
って、油圧モータ72からの出力回転はベベルギア10
4から上記ベベルギア106・106に分岐されて伝達
され、左右のベベルギア106・106は互いに逆方向
に回転される。そして二つのベベルギア106・106
には、伝動ギア107・107がそれぞれ固設され、該
伝動ギア107・107は上記走行伝動軸93に左右一
対で遊転可能に配置された減速ギア108・108と噛
合される。
アとしており、大径ギアは上記伝動ギア107・107
と噛合され、小径ギアは後述する差動装置5のインター
ナルギア98・98の外周面に刻設されるギア99・9
9に噛合されている。
に結合する差動装置5の構成について、主に図4・図6
・図8を用いて説明する。即ち、前記走行駆動HST2
1の油圧モータ53の出力回転を減速して動力を伝達す
る駆動ギア69に車軸40L・40Rと同一軸心上に相
対回転自在に配置したセンターギア94が噛合され、該
センターギア94の回転中心にはサンギア95が相対回
転不能にスプライン嵌合される。
挟んで左右にそれぞれ複数個配置されたプラネタリギア
96・96・・・が噛合され、該プラネタリギア96・
96・・・は左右のキャリア97・97に支持されて、
該キャリア97・97はそれぞれ左右の車軸40L・4
0Rに相対回転不能に取り付けられる。プラネタリギア
96・96・・・は更に外側において左右のインターナ
ルギア98・98に噛合されており、該インターナルギ
ア98・98の外周面にはそれぞれギア99・99が刻
設され、上記減速ギア108・108の小径ギアとそれ
ぞれ噛合されている。
21の油圧モータ53からの駆動力はベベルギア61・
62→走行伝動軸93→駆動ギア69→センターギア9
4と伝達されて、サンギア95を駆動する。一方、ステ
アリングHST22の油圧モータ72からの駆動力はベ
ベルギア104から二つのベベルギア106・106へ
と分岐され、一方は正回転、他方は逆回転となって、左
右の減速ギア108・108を介して左右のインターナ
ルギア98・98を互いに逆方向に駆動する。
ア96・96には、サンギア95の回転に該プラネタリ
ギア96・96と同じ側のインターナルギア98の回転
が加算されて伝達される一方、他方のプラネタリギア9
6・96には、サンギア95の回転に該プラネタリギア
96・96と同じ側のインターナルギア98の回転が減
算されて伝達される。従って、左右のプラネタリギア9
6・96・・・をそれぞれ支持する左右のキャリア97
・97の回転数に差が生じて、車軸40L・40Rの回
転数の差となって機体が旋回されるのである。
れを補う等のための、チャージ回路の構成について詳述
する。図9はセンタセクションに付設されたチャージポ
ンプの構成を示した底面一部断面図、図10は両HST
の油圧回路図である。また、図11はステアリングHS
Tに導かれるチャージ油を、ハウジング外部を通過する
ように構成した変形例の油圧回路図、図12はチャージ
油を一旦ハウジング外に導き、冷却した後両HSTに供
給するように構成した変形例の油圧回路図、図13はチ
ャージ油をステアリングHSTに導くための経路を、セ
ンタセクション内に形設した油路とした場合のセンタセ
クションの構成を示した平面図、図14はチャージポン
プをエンジンの出力軸から駆動されるよう構成した変形
例の油圧回路図である。
油路51a・51bにチャージ油を供給する、チャージ
ポンプの構成について説明する。即ち図5に示すよう
に、走行駆動HST21の油圧ポンプ52のポンプ軸
(入力軸)25はセンタセクション51を貫通して下方
に突出され、該突出部分にチャージポンプ300が設け
られる。該チャージポンプ300は、センタセクション
51の走行駆動HST21の油圧ポンプ52付設面の反
対側の面にチャージポンプ付設面を設け、該付設面にチ
ャージポンプケース301を配置してハウジング23内
の油溜まりに浸漬させ、該ケース301内に図9に示す
如くインナーロータ302とアウターロータ303を互
いに係合させて収納し、該インナーロータ302には上
記ポンプ軸25が相対回転不能に挿嵌されている。チャ
ージポンプケース301には吸入ポート304及び吐出
ポート305が設けられる。該吸入ポート304にはス
トレーナ306が設けられる。
ン11の駆動力を受けて回転すると、インナーロータ3
02が駆動され、アウターロータ303も駆動される。
両者302・303は互いに偏心回転させることとし
て、両者間にできる間隙の容積に一定位置で差を生じさ
せることにより、吸入ポート304では吸い込みが連続
的に行われ、吐出ポート305では吐出しが連続的に行
われる。
く、センタセクション内の第一油路51a・51aを連
結する通路308に連通される。また、チャージポンプ
ケース301には、チャージ圧を設定するリリーフバル
ブ307が設けられる(図5・図9)。また、該第一油
路51a・51aの入口部分にはチャージチェックバル
ブ309・309が設けられ(図9)、チャージポンプ
300により吐出された作動油は、該チャージチェック
バルブ309・309のうちいずれか一を通過して、低
圧側の油路51aに供給される。
1外に配設した経路310を介して、センタセクション
51の第二油路51b・51bを連結する通路311に
連通される。該第二油路51b・51bの入口部分には
チャージチェックバルブ312・312が設けられてお
り、チャージポンプ300により吐出された作動油は、
該経路310を通過して、該チャージチェックバルブ3
12・312のうちいずれか一を通過して、低圧側の油
路51bに供給される。
両HSTの油路51a・51bには、それぞれリリーフ
バルブ313・314が設けられ(図10)、急加速時
・急減速時等、回路に急激な負荷等が作用した場合には
高圧側の油路からドレーンさせることとして、回路の故
障を防ぐこととしている。
を供給するための上記経路310は、ハウジング23内
部に配設した配管としてもよいし、外部に配設した配管
としてもよい。尚、外部配管とした場合は、該配管を作
動油が通過する際に外気による冷却がされた後ステアリ
ングHST22に油が供給されるので、ステアリングH
ST22内の油温上昇による効率低下等を抑制すること
ができる。また、図11に示すように、外部配管中途に
オイルクーラー、フィン等の冷却装置315を設ける構
成とすることもでき、この場合は更なる冷却効果が期待
できる。
305は走行駆動HST21の通路に直接連通されてい
るが、図12に示すように、チャージポンプの吐出ポー
トから吐出された油を直接走行駆動HST21側の通路
308に導かずに、一旦ハウジング23外部に導いてか
ら、分岐して両通路308・311に流入させる構成と
することも可能である。具体的には、例えば、前記吐出
ポート305をチャージポンプケース301下面に設
け、該吐出ポートに配管を連結してハウジング23外部
に引き出す等とすればよい。更に、ハウジング23外部
の配管に冷却装置315を設ける構成とすることもでき
る。この構成により、ステアリングHST22の冷却効
果だけでなく、走行駆動HST21の冷却効果をも期待
することができ、油温上昇によるHST21・22のト
ラブルをより効果的に抑制することが可能である。
1aを連結する通路と、前記第二油路51bを連結する
通路とを、センタセクション51内部に形設した油路3
19を介して連通する構成としてもよい。この場合は配
管を設ける必要がないので、他の装置(例えば伝動系
等)との干渉を考慮する必要がないので、結果として構
成が簡素な、コンパクトな操向駆動装置を提供できる。
300をエンジン11の出力軸11aに設ける構成とす
ることもできる。この場合はチャージポンプ300が操
向駆動装置2に内設される構成でなく、外部に別途設け
る構成のため、該装置2のハウジング23内からチャー
ジポンプ300へ作動油を導き、あるいはチャージポン
プから両HST21・22内の回路に導くための配管は
必ずハウジング23外部を通過することとなるので、作
動油の冷却効果が期待できることとなる。また、操向駆
動装置2自体は、チャージポンプがない分だけ軽量化・
コンパクト化を図ることができる。また、ハウジング2
3外側の配管に上記と同様に冷却装置を設けることも可
能で、この場合は冷却効果のいっそうの向上を図ること
が可能である。
アリングHST22の油圧ポンプ71のポンプ軸(入力
軸)26は、走行駆動HST21の油圧モータ53のモ
ータ軸54に連動連結されて、該油圧モータ53の駆動
力が伝達されてステアリングHST22を駆動する、い
わゆるディペンデント(従属)型の駆動構成とされる
が、以下の構成により、ステアリングHST22の油圧
ポンプ71のポンプ軸(入力軸)26が、走行駆動HS
T21の油圧ポンプ52の(入力軸)25同様に、エン
ジンからの駆動力を受けて駆動される、いわゆるインデ
ィペンデント(独立)型の駆動構成とすることも可能で
ある。この構成について以下に説明する。図15は両H
STのポンプ軸が独立にエンジンからの駆動力を受けて
駆動される、いわゆるインディペンデント型の駆動構成
とした場合の、操向駆動装置の全体構成を示した平面
図、図16は図15におけるX−X断面矢視図である。
また、図17はインディペンデント型の駆動構成とした
場合の操向駆動装置のスケルトン図である。また、図1
8はインディペンデント型の駆動構成とした場合におい
て、両HSTのポンプ軸にチャージポンプを取り付けた
場合の油圧回路図である。尚、図15におけるY−Y断
面矢視図は、前述のインディペンデント型の構成例のそ
れ(図6)とまったく同様に現れる。
成は、前述のインディペンデント型の駆動構成と、以下
の点で異なるものである。つまり、上記ステアリングH
ST22の油圧ポンプ71の入力軸26と、走行駆動H
ST21の油圧モータ53のモータ軸54とを連動連結
するステアリング駆動ギア及び入力ギア(図5における
符号160・161)が取り外されて、両軸26・54
は互いに別個独立に回転可能としている。そして図16
に示す如く、ステアリングHST22の油圧ポンプ71
の入力軸26はハウジング23上方に突出され、該突出
部分には第二入力プーリー28及びファン42が固定さ
れる。該第二入力プーリー28、走行駆動HST21の
油圧ポンプ52の入力軸25に設けられるプーリー2
7、及びエンジン11の出力軸11aに設けられる出力
プーリーには、図略のベルトが巻回されて、両軸25・
26が独立してエンジン11からの駆動力を得て駆動さ
れるようにしている。その他の駆動構成は、上述のディ
ペンデント型の構成とまったく同様である。
ータ72の可動斜板85を傾動操作するコントロールア
ーム87と、走行駆動HST21の油圧ポンプ52の可
動斜板57を傾動するコントロールアーム60とを連係
するリンク機構は、上述のディペンデント型の構成にお
けるそれとは異なる構成とする必要がある。即ち、イン
ディペンデント型の駆動構成においては、前進時におい
てステアリングハンドル14の左右旋回操作方向と機体
の旋回方向とが一致するよう、走行駆動HST21とス
テアリングHST21の油圧モータ53・72の各出力
回転方向をあわせた場合においては、後進時にステアリ
ングハンドル14を同様に回動すると、反対方向に旋回
してしまうのである。例えば、後進時にステアリングハ
ンドル14を左に回動すると、機体1が右方向に旋回し
てしまうのである。これは、通例の自動車の操作感覚と
は正反対のものであって、該感覚に慣れたオペレータに
とっては、強い違和感を覚えるものとなる。従って、上
述のリンク機構は、高速走行時の急旋回を抑制するとい
う目的を達成できるものであると同時に、上記の後進時
の逆旋回の問題をも解決できるようにしている。
ア及び入力ギアが取り外されたことに伴い、ステアリン
グHST22の油圧ポンプ71の下方にスペースが生ま
れることとなる。従って、該スペースに別途チャージポ
ンプを配設して第二チャージポンプ320として(図1
6)、図18に示すように二つのチャージポンプ300
・320によりチャージ油を供給する構成としている。
第二チャージポンプ320の構成は前記チャージポンプ
300とまったく同様に、インナーロータとアウターロ
ータによる構成としている。この場合は、図18のよう
に、二つのHST21・22に導かれる経路それぞれチ
ャージ圧設定用のリリーフバルブ307・307' を設
け、両HST21・22で異なるチャージ圧を設定する
ことができる構成となり、両HST21・22の容量に
差を設ける場合等に有用である。
て、他の構成とすることもできる。例えば、このインデ
ィペンデント型においても、前述のディペンデント型と
同様、エンジン11の出力軸11aにチャージポンプ3
00を設ける構成や、作動油を一旦ハウジング23の外
に導いて冷却装置を通過させて冷却し、その後にセンタ
セクション51内の両油路51a・51bに供給する構
成とすることも可能である。
以下に示すような効果を奏するのである。即ち、請求項
1に示す如く、ハウジング内に油圧ポンプと油圧モータ
と両者を流体的に結合する油路からなる走行駆動HST
とステアリングHSTと、それぞれの油圧モータの出力
軸にそれぞれ連動連結される差動装置とを有し、該差動
装置に連動連結される左右一対の車軸を操向駆動する走
行車両の操向駆動装置において、両HSTの油圧ポンプ
と油圧モータを一つのセンタセクション上に設けたの
で、センタセクションが一体型となるので、部品点数が
少なくなり、組み立ての手間が低減される。また、コン
パクト性の高い操向駆動装置が提供できるのである。
車両の操向駆動装置において、該センタセクションを平
板状としたので、HSTを構成する複数の油圧ポンプ・
油圧モータを納まり良く整列させて取り付けることが可
能である。また、センタセクションの製作も容易にでき
る。従って、あまりスペースを取らずにハウジングに収
容できることとなり、操向駆動装置ひいては走行車両の
コンパクト化が可能となる。
車両の操向駆動装置において、該センタセクションのH
ST取付面を、該操向駆動装置のハウジングの接合面と
略一致させたので、HSTの取り付け方向がハウジング
の取り付け方向と略一致することとなって、組み立てが
容易で、工数を削減でき、製造コストの低減を図れる。
また、HSTを取り外す方向もハウジングの取り外す方
向と一致することから、分解が容易で、従ってメンテナ
ンス性が良好である。
車両の操向駆動装置において、該センタセクションのH
ST取付面が、該操向駆動装置のハウジングの分割面よ
りオフセットされた位置にあるので、請求項3と同様
に、HSTの取り付け方向がハウジングの取り付け方向
と略一致することとなって、組み立てが容易であり、ま
た両者を取り外す方向も一致することから、分解が容易
で、従ってメンテナンス性が良好である。また、請求項
3と異なり、センタセクションのHST取付面とハウジ
ングの分割面が一致していることまでは要求しないの
で、装置設計の際の自由度も高く維持されるのである。
車両の操向駆動装置において、該センタセクションはハ
ウジング内に水平に配置され、該センタセクション上下
いずれか一側の面に両HSTを取り付け、HSTと反対
側にはハウジング内に伝動系を配置したので、HSTと
伝動系がすっきりと整理され、簡潔な構成とすることが
でき、また、メンテナンス性を向上することができたの
である。
2記載の走行車両の操向駆動装置において、走行駆動H
STの油圧ポンプ及び油圧モータを、ポンプ軸とモータ
軸とが平行となるようセンタセクションに垂直に配置
し、車軸を、平面視において該油圧ポンプ及び該油圧モ
ータの間に該車軸が位置するように配置したので、車軸
が走行駆動HSTとともにハウジング内にスペースを取
らずに収納される構成となって、操向駆動装置のコンパ
クト化を図ることができる。
車両の操向駆動装置において、該操向駆動装置のハウジ
ング外に配設されたチャージポンプの吐出ポートを、該
センタセクション内の両HSTの油路のそれぞれに連通
したので、操向駆動装置の構成を簡潔とすることがで
き、また、チャージ油はHSTに供給される前に冷却さ
れる構成となっているので、HSTの油温の上昇を効果
的に抑止できるのである。また、チャージポンプはハウ
ジング外に別途配設されることから、チャージポンプの
メンテナンスの際にハウジングを分解する必要がなく、
メンテナンス性が容易である。
車両の操向駆動装置において、走行駆動HSTの油圧ポ
ンプのポンプ軸にチャージポンプを設けたので、通常は
伝動のためのギア等を設ける必要がないポンプ軸にチャ
ージポンプを取り付ける構成となっており、該ギア等と
の干渉を考慮する必要がないのである。また、上述のよ
うにギア等を設ける必要がないのが通例であるので、ポ
ンプ軸の周囲はスペースが空きやすいが、該スペースに
チャージポンプを取り付けることでデッドスペース化を
防止しており、結果としてコンパクトな操向駆動装置が
提供できるのである。
車両の操向駆動装置において、前記チャージポンプの吐
出ポートをセンタセクション内の両HSTの油路にそれ
ぞれ連通したので、チャージポンプからの油が両油路に
供給されるので、回路内の不足した油が補充され、ま
た、両HSTの低圧側の油路の圧力が保持され、更には
回路中の作動油の循環がされることとなるのである。
行車両の操向駆動装置において、前記チャージポンプの
吐出ポートは、操向駆動装置のハウジング内に配設され
た配管を介して、センタセクション内のステアリングH
STの油路に連通されるので、配管がハウジング内に収
まってすっきりした構成となるのである。
行車両の操向駆動装置において、前記チャージポンプの
吐出ポートは、操向駆動装置のハウジング外に配設され
た配管を介して、センタセクション内のステアリングH
STの油路に連通されるので、配管がハウジング外を通
ることにより、ハウジング内に配管を巡らせる必要がな
くなり、ハウジング内の他の装置との干渉が防止され、
設計の際の自由度が高く維持される。また、配管がハウ
ジング外を通ることにより冷却効果が期待できるので、
HSTの油温の上昇を効果的に抑制することができる。
従って、作動油の温度上昇によるトラブルが防止される
のである。
走行車両の操向駆動装置において、前記配管に冷却装置
を付設したので、冷却効果がさらに良好となって、HS
Tの油温の上昇をより効果的に抑制することができる。
行車両の操向駆動装置において、前記チャージポンプの
吐出ポートに配管を連結し、該配管は操向駆動装置のハ
ウジング外に引き出された後二つに分岐される構成と
し、該配管は分岐後それぞれハウジング内に導かれて、
センタセクション内の両HSTの油路に連通したので、
請求項11に示すよりも更に多くの流量の作動油を冷却
できることとなって、冷却効果が高まるのである。特
に、ステアリングHSTの回路のみならず走行駆動HS
Tの回路にも冷却された作動油が供給されるため、走行
駆動HSTの油温上昇によるトラブルを効果的に抑止す
ることができる。
走行車両の操向駆動装置において、前記配管のハウジン
グ外部分において、冷却装置を付設したので、請求項1
3に示すよりも、更に冷却効果が高まり、走行駆動HS
Tの油温上昇によるトラブルをより効果的に抑止するこ
とができる。
行車両の操向駆動装置において、前記チャージポンプの
吐出ポートは、前記センタセクション内に一体的に形設
された油路を介して、センタセクション内のステアリン
グHSTの油路に連結されるので、チャージ油をステア
リングHSTの回路に送出するための配管を設ける必要
がなくなって、部品点数が減少するので、構成が簡潔と
なり、組み立て工数も削減でき、更には装置の軽量化を
も図ることができる。また、ハウジング内にもハウジン
グ外にも配管を巡らせる必要がないので、他の機器と配
管との干渉を考慮する必要がないので、設計の自由度が
高いのである。
行車両の操向駆動装置において、走行駆動HSTの油圧
ポンプのポンプ軸及びステアリングHSTの油圧ポンプ
のポンプ軸に、それぞれチャージポンプを設けたので、
例えば両HSTの容量が異なり、それに応じてチャージ
圧が異ならしめる必要がある場合等に、適切にチャージ
油を供給できる。
行車両の操向駆動装置において、走行駆動HSTの油圧
モータとステアリングHSTの油圧ポンプとを、互いに
近接させて、かつ、該油圧モータのモータ軸と該油圧ポ
ンプのポンプ軸が平行となるよう、並置したので、走行
駆動HSTの油圧モータとステアリングHSTの油圧ポ
ンプを連結するのが容易となるのである。例えば、ステ
アリングHSTの油圧ポンプのポンプ軸に平歯車を固設
し、走行駆動HSTの油圧モータのモータ軸に該歯車に
噛合する平歯車を固設することにより、両軸が簡単に連
結されるのである。従って、上述のいわゆるディペンデ
ントタイプの駆動構成が簡潔な構成で実現できる。
行車両の操向駆動装置において、走行駆動HSTが平面
視で車軸と垂直となるよう配置され、ステアリングHS
Tは平面視で車軸と平行に配置されるので、両HSTを
平面視略長方形状としたハウジングに収まり良く配置す
ることができる。この結果、ハウジングが小型化され
て、操向駆動装置の小型化が可能となる。
行車両の操向駆動装置において、走行駆動HSTの油圧
ポンプ及び油圧モータがハウジングの一側の側部に配置
され、ステアリングHSTの油圧ポンプ及び油圧モータ
がハウジング前部又は後部に配置されたので、両HST
が干渉することなく平面視略長方形状としたハウジング
内に収まり良く配置され、ハウジング内の走行駆動HS
Tと反対側の側部には差動装置を配する空間が形成され
る。この結果、両HST及び差動装置がハウジング内に
互いに干渉することなく収まり良く配置され、操向駆動
装置をコンパクトとすることが可能となる。
の全体的な構成を示した側面図。
側面図。
油路の構成を示した平面図。
の構成を示した底面一部断面図。
を、ハウジング外部を通過するように構成した変形例の
油圧回路図。
した後両HSTに供給するように構成した変形例の油圧
回路図。
の経路を、センタセクション内に形設した油路とした場
合のセンタセクションの構成を示した平面図。
されるよう構成した変形例の油圧回路図。
駆動力を受けて駆動される、いわゆるインディペンデン
ト型の駆動構成とした場合の、操向駆動装置の全体構成
を示した平面図。
の操向駆動装置のスケルトン図。
において、両HSTのポンプ軸にチャージポンプを取り
付けた場合の油圧回路図。
の上面と一致させた実施例の断面図。
Claims (19)
- 【請求項1】 ハウジング内に油圧ポンプと油圧モータ
と両者を流体的に結合する油路からなる走行駆動HST
とステアリングHSTと、それぞれの油圧モータの出力
軸にそれぞれ連動連結される差動装置とを有し、該差動
装置に連動連結される左右一対の車軸を操向駆動する走
行車両の操向駆動装置において、両HSTの油圧ポンプ
と油圧モータを一つのセンタセクション上に設けたこと
を特徴とする走行車両の操向駆動装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の走行車両の操向駆動装置
において、該センタセクションを平板状としたことを特
徴とする走行車両の操向駆動装置。 - 【請求項3】 請求項2記載の走行車両の操向駆動装置
において、該センタセクションのHST取付面を、該操
向駆動装置のハウジングの接合面と略一致させたことを
特徴とする走行車両の操向駆動装置。 - 【請求項4】 請求項2記載の走行車両の操向駆動装置
において、該センタセクションのHST取付面が、該操
向駆動装置のハウジングの分割面よりオフセットされた
位置にあることを特徴とする走行車両の操向駆動装置。 - 【請求項5】 請求項2記載の走行車両の操向駆動装置
において、該センタセクションはハウジング内に水平に
配置され、該センタセクション上下いずれか一側の面に
両HSTを取り付け、HSTと反対側にはハウジング内
に伝動系を配置したことを特徴とする走行車両の操向駆
動装置。 - 【請求項6】 請求項1又は請求項2記載の走行車両の
操向駆動装置において、走行駆動HSTの油圧ポンプ及
び油圧モータを、ポンプ軸とモータ軸とが平行となるよ
うセンタセクションに垂直に配置し、車軸を、平面視に
おいて該油圧ポンプ及び該油圧モータの間に該車軸が位
置するように配置したことを特徴とする走行車両の操向
駆動装置。 - 【請求項7】 請求項1記載の走行車両の操向駆動装置
において、該操向駆動装置のハウジング外に配設された
チャージポンプの吐出ポートを、該センタセクション内
の両HSTの油路のそれぞれに連通したことを特徴とす
る走行車両の操向駆動装置。 - 【請求項8】 請求項1記載の走行車両の操向駆動装置
において、走行駆動HSTの油圧ポンプのポンプ軸にチ
ャージポンプを設けたことを特徴とする走行車両の操向
駆動装置。 - 【請求項9】 請求項8記載の走行車両の操向駆動装置
において、前記チャージポンプの吐出ポートをセンタセ
クション内の両HSTの油路にそれぞれ連通したことを
特徴とする走行車両の操向駆動装置。 - 【請求項10】 請求項9記載の走行車両の操向駆動装
置において、前記チャージポンプの吐出ポートは、操向
駆動装置のハウジング内に配設された配管を介して、セ
ンタセクション内のステアリングHSTの油路に連通さ
れることを特徴とする走行車両の操向駆動装置。 - 【請求項11】 請求項9記載の走行車両の操向駆動装
置において、前記チャージポンプの吐出ポートは、操向
駆動装置のハウジング外に配設された配管を介して、セ
ンタセクション内のステアリングHSTの油路に連通さ
れることを特徴とする走行車両の操向駆動装置。 - 【請求項12】 請求項11記載の走行車両の操向駆動
装置において、前記配管に冷却装置を付設したことを特
徴とする走行車両の操向駆動装置。 - 【請求項13】 請求項9記載の走行車両の操向駆動装
置において、前記チャージポンプの吐出ポートに配管を
連結し、該配管は操向駆動装置のハウジング外に引き出
された後二つに分岐される構成とし、該配管は分岐後そ
れぞれハウジング内に導かれて、センタセクション内の
両HSTの油路に連通したことを特徴とする走行車両の
操向駆動装置。 - 【請求項14】 請求項13記載の走行車両の操向駆動
装置において、前記配管のハウジング外部分において、
冷却装置を付設したことを特徴とする走行車両の操向駆
動装置。 - 【請求項15】 請求項9記載の走行車両の操向駆動装
置において、前記チャージポンプの吐出ポートは、前記
センタセクション内に一体的に形設された油路を介し
て、センタセクション内のステアリングHSTの油路に
連結されることを特徴とする走行車両の操向駆動装置。 - 【請求項16】 請求項1記載の走行車両の操向駆動装
置において、走行駆動HSTの油圧ポンプのポンプ軸及
びステアリングHSTの油圧ポンプのポンプ軸に、それ
ぞれチャージポンプを設けたことを特徴とする走行車両
の操向駆動装置。 - 【請求項17】 請求項1記載の走行車両の操向駆動装
置において、走行駆動HSTの油圧モータとステアリン
グHSTの油圧ポンプとを、互いに近接させて、かつ、
該油圧モータのモータ軸と該油圧ポンプのポンプ軸が平
行となるよう、並置したことを特徴とする走行車両の操
向駆動装置。 - 【請求項18】 請求項1記載の走行車両の操向駆動装
置において、走行駆動HSTが平面視で車軸と垂直とな
るよう配置され、ステアリングHSTは平面視で車軸と
平行に配置されることを特徴とする走行車両の操向駆動
装置。 - 【請求項19】 請求項1記載の走行車両の操向駆動装
置において、走行駆動HSTの油圧ポンプ及び油圧モー
タがハウジングの一側の側部に配置され、ステアリング
HSTの油圧ポンプ及び油圧モータがハウジング前部又
は後部に配置されたことを特徴とする走行車両の操向駆
動装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11014917A JP2000211545A (ja) | 1999-01-22 | 1999-01-22 | 走行車両の操向駆動装置 |
| US09/489,678 US6312354B1 (en) | 1999-01-22 | 2000-01-24 | Integral hydrostatic transaxle apparatus for driving and steering |
| US09/821,043 US6547685B2 (en) | 1999-01-22 | 2001-03-30 | Transaxle apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11014917A JP2000211545A (ja) | 1999-01-22 | 1999-01-22 | 走行車両の操向駆動装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000211545A true JP2000211545A (ja) | 2000-08-02 |
| JP2000211545A5 JP2000211545A5 (ja) | 2006-03-09 |
Family
ID=11874330
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11014917A Pending JP2000211545A (ja) | 1999-01-22 | 1999-01-22 | 走行車両の操向駆動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000211545A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20170077030A (ko) * | 2015-12-25 | 2017-07-05 | 가부시끼 가이샤 구보다 | 동력 전달 기구 |
-
1999
- 1999-01-22 JP JP11014917A patent/JP2000211545A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20170077030A (ko) * | 2015-12-25 | 2017-07-05 | 가부시끼 가이샤 구보다 | 동력 전달 기구 |
| KR102633681B1 (ko) | 2015-12-25 | 2024-02-06 | 가부시끼 가이샤 구보다 | 동력 전달 기구 |
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