JP2000211186A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000211186A
JP2000211186A JP1487399A JP1487399A JP2000211186A JP 2000211186 A JP2000211186 A JP 2000211186A JP 1487399 A JP1487399 A JP 1487399A JP 1487399 A JP1487399 A JP 1487399A JP 2000211186 A JP2000211186 A JP 2000211186A
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Toshiyuki Sekiya
利幸 関谷
Mitsuo Shiraishi
光生 白石
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 書き込み媒体に書き込まれる書き込みライン
を主走査全幅において一直線にする。書き込み媒体の副
走査方向移動速度が予め定められた所定値に下がった場
合に、過補正をなくして、チップ幅で発生するノコギリ
状段差の大きさをより小さくする。 【解決手段】 書き込み媒体(感光体ドラム)342の
予め定められた副走査方向移動速度における書き込み媒
体上の書き込みライン100の副走査繰り返し速度を主
走査解像度のn倍相当とすると共に、主走査画素長の1
/n分だけ、個々のLEDアレーチップ211を斜め実
装、もしくはLEDアレーチップ211上の発光素子ア
レーを斜め形成したLEDアレーヘッドを用いる。書き
込み媒体の副走査方向移動速度が所定の値に下がった場
合、副走査の繰り返し速度をそれに対応させて低減させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LEDアレーを用
いて画像形成を行う電子写真方式の画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、自己走査型LEDアレー(以
後、SLEDと呼ぶ)は、特開平1−238962号公
報,特開平2−208067号公報,特開平2−212
170号公報,特開平3−20457号公報,特開平3
−194978号公報,特開平4−5872,特開平4
−23367号公報,特開平4−296579号公報,
特開平5−84971号公報及びジャパンハードコピ
ー′91(A−17)の論文「 駆動回路を集積した光プ
リンタ用発光素子アレー」 の提案,電子情報通信学会の
春季大会(′90.3.5)の論文「 PNPNサイリス
タ構造を用いた自己走査型発光素子(SLED)」 の提
案等で紹介されており,記録用発光素子として近年注目
されている。
【0003】図7に、このSLEDの回路構成例を示
す。図8はこのSLEDを制御するためのコントロール
信号及び画像データの出力タイミングを示し、本図は全
発光素子を点灯する場合を例示している。
【0004】図7のVGAはSLEDの電源電圧であっ
て、抵抗R1〜R5…を介してφSにカスケードに接続
されているダイオードD1〜D5…に接続されている。
SLEDは図7に示すように転送用のサイリスタTH
1′〜TH5′…がアレー状に配列したものと、発光用
サイリスタTH1〜TH5…がアレー状に配列したもの
からなり、それぞれのサイリスタのゲート信号が互いに
接続され、1番目のサイリスタTH1′、TH1はスタ
ートパルスφSの信号入力部(a点)に接続される。2
番目のサイリスタTH2′、TH2のゲートはスタート
パルスφSの端子に接続されたダイオードD1のカソー
ドに接続され、3番目のサイリスタTH3′、TH3の
ゲートは次のダイオードD2のカソードに接続され、と
いうように順次接続されて構成されている。
【0005】図8のタイミングチャートを参照して、図
7のSLEDアレーの転送及び発光動作について説明す
る。転送のスタートはφSの信号(スタートパルス)を
0Vから5Vに変化させることにより始まる。φSの信
号が5Vになることにより、Va=5V、Vb=3.7
V(ダイオードの順方向電圧降下を1.3Vとする)、
Vc=2.4V、Vd=1.1V、Ve以降は0Vとな
り、転送用のサイリスタTH1′とTH2′のゲート信
号0Vからそれぞれ5V、3.7Vと変化する(なお、
Vaは接点aの電圧、Vbは接点bの電圧、Vcは接点
cの電圧、…というように表している)。
【0006】この状態での発光用のサイリスタTH1を
5Vから0Vにすることにより、転送用サイリスタTH
1′のそれぞれの電位はアノード:5V、カソード:0
V、ゲート:3.7Vとなり、サイリスタのON条件と
なり、転送用のサイリスタTH1′がONするその状態
でφSを0Vに変えても、すでに転送用のサイリスタT
H1′がONしているため、ほぼVa=5Vとなる。そ
の理由を説明すると、φSのラインは抵抗( 図示しな
い) を介してパルスが印加されており、サイリスタはO
Nするとそのアノードとゲート間の電位がほぼ等しくな
るからである。
【0007】このため、φSを0Vにしても1番目のサ
イリスタTH1′、TH1のON条件が保持され、1番
目のサイリスタTH1′、TH1のシフト動作が完了す
る。
【0008】この状態で、発光サイリスタ用のφI信号
を5Vから0Vにすると、転送用のサイリスタがONし
た条件と同じになるため、発光用のサイリスタ(以後、
発光サイリスタと称する)TH1がONして、1番目の
LED(発光ダイオード)が点灯することになる。
【0009】1番目のLEDはφIの信号を5Vに戻す
ことにより、発光サイリスタTH1のアノード・カソー
ド間の電位差が無くなり、サイリスタの最低保持電流を
流せなくなるため、発光サイリスタTH1はOFFす
る。
【0010】次に、転送用サイリスタTH1′からTH
2′に、サイリスタのON条件が転送することについて
説明すると、発光サイリスタTH1がOFFしても、φ
1の信号が0Vのままなので、転送用サイリスタTH
1′はONのままとなり、転送用サイリスタTH1′の
ゲート電圧Vaは5Vであり、Vbは3.7Vである。
この状態でφ2の信号を5Vから0Vに変化させること
により、転送用サイリスタTH2′の電位はアノード:
5V、カソード:0V、ゲート:37Vとなり、これに
より転送用サイリスタTH2′はONする。
【0011】転送用サイリスタTH2′がONした後、
φ1の信号を0Vから5Vに変えることにより、転送用
サイリスタTH1′は発光サイリスタTH1がOFFし
たのと同様にOFFする。こうして、転送用サイリスタ
のONはTH1′からTH2′に移る。そして、φIの
信号を5Vから0Vにすると、発光用サイリスタTH2
がONして発光する。
【0012】ここで、転送用サイリスタがONしている
発光サイリスタのみが発光できる理由は、転送用サイリ
スタがONしていない場合、ONしているサイリスタの
隣のサイリスタを除いてゲート電圧が0Vであるため、
サイリスタのON条件とならないからである。隣のサイ
リスタについても発光用サイリスタがONすることによ
り、φIの電位は3.4V(発光用サイリスタの順方向
電圧降下分)となるため、隣のサイリスタは、ゲート・
カソード間の電位差がないため、ONすることができな
い。
【0013】また、上述でφIの信号を0Vにすること
により、発光サイリスタがONとなり、発光すると述べ
たが、実際のプリント動作においては当然、そのタイミ
ングで実際に発光させるか、させないかを画像データに
対応させて制御する必要がある。
【0014】図8の画像データとφDはこれを示す信号
で、SLEDのφI端子には、外部においてφIの信号
と画像信号の論理和をとり、画像データが0Vの場合の
み、実際にSLEDのφI端子が0Vになって発光し、
画像データが5Vの場合はSLEDのφI端子が5Vの
ままとなって発光しない。
【0015】次に、電子写真方式の画像形成装置のLE
D記録ヘッドとして用いられる、SLEDアレーヘッド
の構成例について説明する。SLEDアレーヘッドの外
観構成を図9に示す。211はSLED半導体チップで
ある。212はSLED半導体チップ211を搭載する
べース基板であって、ガラスエポキシ材、セラミック材
などのプリント配線板を用いる。213は外部からの制
御信号、電源を受け取るコネクタである。214は外部
からの制御信号を受け取り、SLED半導体チップ21
1の点灯制御信号を発生する点灯制御回路(以後、ドラ
イバーICと呼ぶ)である。
【0016】215はドライバIC214からの出力信
号φ1、φ2、φS、φIおよび負極側電源入力(本例
ではGND)をそれぞれ、SLED半導体チップ211
に接続するためのワイヤボンディングである。216は
べース基板212に引かれた正極側電源パターン(本例
では+5V)である。217はべース基板212に引か
れた正極側電源パターン216とSLED半導体チップ
211の裏面電極との間の電気的導電をとり、かつ接着
固定するための銀ぺーストである。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来の自己走査型LEDアレーヘッドにおいて
は、各LEDアレーチップが各々独立に操作動作を行う
ため、感光体ドラムが副走査方向に回転するにつれて、
LEDアレーヘッドから感光体ドラムへの書き込みライ
ンが各々斜めになってしまい、走査ラインがノコギリ状
になってしまうという現象生ずる。
【0018】このノコギリの段差の部分は、例えば、主
走査方向の罫線や文字を印字した場合に、その罫線や文
字の周辺部で不自然な段差を発生させたり、また、スク
リーン処理されたグレー画像を書き込みした場合には、
その段差部分でスクリーン画像周波数と視感的にビート
を発生させたりする不具合を生じさせることになる。
【0019】この様子を図10および図11を用い説明
する。図10は光書き込み手段としてLEDアレーヘッ
ドを用いる電子写真方式の画像形成装置の感光体および
光書き込み部を模式的に表した図である。342は感光
体ドラムであって画像形成時に図10の矢印の方向に所
定の速度で定速回転する。210は前述の従来例で説明
したLEDアレーヘッドであり、211は発光画素をチ
ップ長手方向に平行に複数(本例では128ドットとす
る)一直線上に配列したLEDアレーチップである。2
12はLEDアレーチップ211を整列搭載し、ワイヤ
ーボンデイング(図9の215参照)を通して必要な駆
動信号をチップに供給するべース基板である。
【0020】このべース基板212上にLEDアレーチ
ップ211が複数個(本例では12個とする)一直線上
に整列される。各LEDアレーチップ211は図10の
矢印の方向に発光点を走査する。図11の感光体ドラム
342上の複数の斜線はそれぞれの感光体ドラム342
上の1チップ当たりの光書き込みラインを示す。
【0021】感光体ドラム342の周速度をVd、副走
査の繰り返し周期をTs、主走査の解像度(=発光画素
ピッチ)をPmとすると、一般に
【0022】
【数1】Pm=Vd*Ts …(1) のような関係で副走査の繰り返し周期が設定され、副走
査の解像度が主走査の解像度にあわされる。しかし、各
LEDアレーチップ211の走査ラインは実際には段差
Vd*Ts(=Pm)をもった図11に示すようなノコ
ギリ状のものとなる。
【0023】このノコギリ状段差の問題は、もちろん自
己走査型LEDアレーヘッドに限ったものではなく、発
光点をヘッドの複数の分割したエリアで各々独立に移動
走査することによって光書き込みを行うようなLEDア
レーヘッドであれば、同様な問題をもつものである。
【0024】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
で、その目的は、LEDアレーヘッドを用いた画像形成
装置において、書き込み媒体(例えば感光体)に書き込
まれる書き込みラインを主走査全幅において一直線にす
ることを実現することにある。
【0025】本発明のさらなる目的は、書き込み媒体の
副走査方向移動速度が予め定められた所定値に下がった
場合に、過補正をなくして、チップ幅で発生するノコギ
リ状段差の大きさをより小さくすることにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、複数のLED発光素子を一列に
整列したLEDアレーチップを複数個基板上に一列に整
列させ駆動信号により各該LED素子を所定の駆動電流
または駆動電圧で発光させるLEDアレーヘッドと、該
LEDアレーヘッドの前記LEDアレーチップの配列方
向(主走査方向)に対して垂直な方向(副走査方向)に
光書き込みラインが相対的に所定の定速度で移動する書
き込み媒体とを有し、前記LEDアレーヘッドによる前
記書き込み媒体への光書き込みにより画像形成を行う画
像形成装置において、予め定められた副走査方向の移動
速度での前記書き込み媒体上の光書き込みラインの副走
査繰り返し速度を主走査解像度のn倍相当にすると共
に、主走査画素長の1/n分だけ、個々の前記LEDア
レーチップを斜め実装、もしくは該LEDアレーチップ
上の発光素子アレーを斜め形成したことを特徴とする。
【0027】ここで、好ましくは、前記書き込み媒体の
副走査方向の移動速度が所定の値に下がった場合、副走
査の繰り返し速度をそれに対応させて低減させる制御手
段を有する。
【0028】また、好ましくは、前記書き込み媒体は感
光体ドラムである。
【0029】(作用)本発明では、書き込み媒体(例え
ば感光体)の予め定められた副走査方向移動速度におけ
る書き込み媒体上の書き込みラインの副走査繰り返し速
度を主走査解像度のn倍相当に高速化する共に、主走査
画素長の1/n分だけ、個々のLEDアレーチップを斜
めに実装、もしくはLEDアレーチップ上の発光素子ア
レーを斜めに形成するようにしたので、書き込み媒体に
書き込まれる書き込みラインを主走査全幅において一直
線にすることができる。
【0030】さらに、本発明では、書き込み媒体の副走
査方向移動速度が予め定められた値に対し所定の値に下
がった場合には、副走査の繰り返し速度をそれに対応さ
せてその所定の値に低減させるようにしたので、書き込
み媒体の副走査方向移動速度が予め定められた値に対し
所定の値に下がった場合に、LEDアレーチップの斜め
実施もしくはもしくはLEDアレーチップ上の発光素子
アレーの斜め形成による過補正を低減でき、チップ幅で
発生するノコギリ段差の大きさをより小さくすることが
できる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0032】(第1の実施形態)図1は本発明の第1の
実施形態におけるLEDアレーチップ211の配置構成
例と感光体ドラム342上の書き込みライン100の一
例を示す。
【0033】図2は図1の実施形態の効果と比較するた
めの模式図で、前述の従来例と同様にLEDアレーチッ
プ211を複数個一直線上に整列した場合の感光体ドラ
ム342上の書き込みラインを示す。この場合は、その
書き込みライン100はチップ幅で発生するノコギリ状
段差が生ずる。
【0034】副走査の繰り返し速度を変えない場合で、
個々のLEDアレーチップ211を斜めに実装する場合
でも、感光体ドラム342に書き込まれる書き込みライ
ン100を主走査全幅において一直線にすることができ
る。すなわち、感光体ドラム342の周速度をVd、副
走査の繰り返し周期をTsとすると,図2のようなLE
Dアレーチップ211の一直線配置にしたときは書き込
み位置副走査方向の段差S=Vd*Ts=Pv(Pvは
LEDアレーチップの発光画素ピッチである)が生ずる
から、チップ斜め実装の幅dS=PvになるようにLE
Dアレーチップ211を斜め実装すると、書き込み位置
副走査方向の段差S′は、ほぼS′=S−dS=0とな
る。
【0035】図1は上記副走査の繰り返し速度を2倍に
した例を示す。副走査の繰り返し周期は副走査の繰り返
し速度が2倍であるからTs/2となる。したがって、
この条件で図2のようにLEDアレーチップ211を一
直線状に配置した時のノコギリ段差Sは
【0036】
【数2】 S=Vd*Ts/2 …(2) となって、従来の段差Sの1/2となる。ただし、一回
の走査ライン中の感光ドラム342の副走査方向移動量
は主走査画像ピッチ(発光画素ピッチ)の1/2とな
る。
【0037】このままだと、依然として、主走査画像ピ
ッチの1/2分だけノコギリ段差が残ってしまう。
【0038】そこで、これを解決するために、本発明に
おいては、図1に示すように、LEDアレーチップ21
1を副走査方向と垂直なラインに対し、各チップを主走
査画像ピッチの1/2分だけノコギリ状にななめに配置
実装する。これによって、感光体ドラム342が副走査
方向に回転することによるノコギリ状段差が補償され
て、光書き込みライン100が図1に示すように、ほぼ
一直線となる。
【0039】図1中、光書き込みライン100が完全な
直線になっていないのは、LEDアレーチップ211の
実装位置精度等諸処の物理定数のばらつきを想定して例
証したもので、理想的には完全な直線となる。
【0040】図1の例のように、書き込みラインの副走
査繰り返し速度を主走査解像度のn倍相当とすると共
に、副走査方向と垂直なラインに対し主走査画素長の1
/n分だけ、個々のLEDアレーチップ211を斜め実
装、もしくはLEDアレーチップ211上の発光素子ア
レーを斜め形成すると、図1に示すように単に個々のL
EDアレーチップ211を斜め実装、もしくはLEDア
レーチップ211上の発光素子アレーを斜め形成するこ
とのみによって、書き込みラインのノコギリ段差を解消
しようとする場合よりも、LEDアレーチップ211の
ななめ実装角度が緩和され、発光点ピッチの狭小化が少
なくてすむ利点がある。
【0041】この原理を図3を用いてさらに詳細に説明
する。発光点ピッチPiをもつLEDアレーチップを副
走査方向と垂直なラインに対しθだけ傾けて実装した場
合、感光体ドラム上での主走査方向の書き込みピッチ
は、Pi*COSθとなり、Pi*(1−COSθ)だ
けピッチが縮小してしまう。このピッチの狭小化が本例
により緩和される。
【0042】また、LEDアレーチップの斜め実装をお
こなう場合、角度が大きくなるにつれ、チップのつなぎ
部での隙間余裕が少なくなり、チップの実装そのものが
困難になってしまう。図4を用いこれを説明する。同図
は各LEDアレーチップ211の両端辺がちょうど接し
た状態を想定したものである。チップの両端の発光画素
中心からチップの端までの距離をPe、それぞれのチッ
プの発光点中心を通りチップ長尺方向と水平なそれぞれ
の直線間の距離をPdとすると、2つのチップのそれぞ
れの両端発光画素の感光体ドラム342上での主走査方
向の書き込みピッチA+B+Aは
【0043】
【数3】 A+B+A=PeCOSθ+PdSINθ+PeCOSθ …(3) となる。ここで、Pe+Pe=Pi−2αのように各端
部発光画素とチップ端辺との距離をチップ内部の発光画
素ピッチの2分の1よりαだけ小さくチップを形成した
とすると、
【0044】
【数4】 A+B+A=PdSINθ+2PeCOSθ =PdSINθ+(2PeCOSθ+2αCOSθ)−2αCOSθ =PdSINθ+PiCOSθ−2αCOSθ …(4) となる。感光体ドラム342上での主走査方向の書き込
みピッチをチップつなぎ合わせ部で、チップ内部と同じ
にするためには、
【0045】
【数5】 PdSINθ<2αCOSθ …(5) のようにPd、α、θを設定してチップを形成しなけれ
ばならなくなる。以上の計算はチップ端辺が接している
場合の試算であるが、実際にはチップ端辺間には一定量
以上のスぺースがなければ、実装できず、左辺をできる
だけ小さくまた、右辺をできるだけ大きくする必要があ
る。本発明により、θが小さく設定できることになり、
αへの要求を緩和することができる。
【0046】(第2の実施形態)例えば、出力用紙上に
形成された出力画像を最終的に熱定着させるような画像
形成装置において、出力用紙に厚紙、あるいはOHP
(オーバーヘッドプロジェクタ)用紙が使用された時に
は、定着安定性を確保するという目的で画像形成プロセ
スのスピードをシステム全体として低速化させることが
必要となる場合がある。
【0047】本発明の第2の実施形態では、感光体ドラ
ム342の副走査方向移動速度が所定の値に下がった場
合、副走査の繰り返し速度をそれに対応させて低減さ
せ、これによりチップのななめ実装による過補正を回避
することにある。図5および図6を参照して本発明の第
2の実施形態を説明する。
【0048】第1の実施形態で述べたような図1の構成
において、感光体ドラム342のドラム速度がVdから
Vd/2に低速化されたとする。副走査繰り返し周期が
Ta/2の場合、発光点列の書き込み位置のノコギリ段
差は感光体ドラム342の副走査方向移動及び走査発光
による分、段差S‘がPv/4(PvはLEDアレーチ
ップの発光画素ピッチである)、LEDアレーチップの
斜め実装分dSが1/2Pvとなり、LEDアレーチッ
プの斜め実装分が1/4Pvだけ過補正してしまい、図
5に示すように、反対側にノコギリ段差を発生させてし
まうこととなる。
【0049】そこで、本実施形態では、感光体ドラム3
42のドラム速度が1/2速に切り替わる場合には、副
走査の繰り返し周期をTaに低下させるように制御し、
それにより書き込み位置副走査方向段差を、図6に示す
ように、ゼロにさせる。
【0050】画像形成装置が整数分の1以外の中間の速
度(1/x:ただしxは非整数)を設定するような場合
には、副走査の繰り返し周期をあらかじめ定めた主走査
解像度のn倍相当という値から1/x倍に相当する値に
すればよい。ただし、副走査の繰り返し周期を連続的に
変化させることができないシステムの場合には、より段
差が少ない周期を設定可能な値から選択するような方式
にすればよい。
【0051】(他の実施形態)なお、本発明は、複数の
機器(例えば、ホストコンピュータ、インターフェース
機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステム
に適用しても、1つの機器からなる装置(例えば、複写
機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
感光体の予め定められた副走査方向移動速度における感
光体上の書き込みラインの副走査繰り返し速度を主走査
解像度のn倍相当とすると共に、主走査画素長の1/n
分だけ、個々のLEDアレーチップを斜め実装、もしく
はLEDアレーチップ上の発光素子アレーを斜め形成す
ることにしたので、副走査方向の繰り返し走査速度を過
度に高速化させることなく、かつ、チップを過度に斜め
角度をつけて実装させることなく、書き込みラインの直
線化を実現することが可能となる。
【0053】さらに、本発明では、書き込み媒体の副走
査方向移動速度が所定の値に下がった場合、副走査の繰
り返し速度をそれに対応させて低減させることにより、
チップのななめ実装による過補正を回避することが可能
になる。
【0054】また、本発明では、ななめ実装による補正
量が副走査繰り返し速度の主走査解像度のn倍化により
低減化されるため、一種類のヘッドを予め想定した副走
査方向移動速度をもつ画像形成装置以外でより低い副走
査方向移動速度をもつ画像形成装置において流用して使
用しても、過補正による段差発生量が小さくおさえられ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態におけるLEDアレー
チップの配置構成例と副走査の繰り返し速度を2倍にし
たときの感光体ドラム上の書き込みラインの一例を示す
模式図である。
【図2】図1の実施形態の効果と比較するため、LED
アレーチップを複数個一直線上に整列した場合の感光体
ドラム上の書き込みラインを示す模式図である。
【図3】本発明の第1の実施形態の原理を説明する図で
ある。
【図4】LEDアレーチップの斜め実装をおこなう場
合、角度が大きくなるにつれ、チップのつなぎ部での隙
間余裕が少なくなり、チップの実装そのものが困難にな
ってしまうことを説明する図である。
【図5】図1のLEDアレーチップの配置構成で感光体
ドラムの副走査方向移動速度が所定の値に下がった場
合、過補正してしまい、反対側にノコギリ段差を発生さ
せてしまうことを示す模式図である。
【図6】本発明の第2の実施形態におけるLEDアレー
チップの配置構成例と感光体ドラム上の書き込みライン
の一例を示す模式図である。
【図7】SLEDの基本構成の一例を示す回路図であ
る。
【図8】SLEDを制御するためのコントロール信号及
び画像データの出力タイミングを示すタイミングチャー
トである。
【図9】SLED実装のSLEDアレーヘッドの外観構
成を示す斜視図である。
【図10】LEDアレーヘッドを用いる電子写真方式の
画像形成装置の感光体および光書き込み部を示す模式図
である。
【図11】従来例でのLEDアレーチップの配置構成例
と感光体ドラム上の書き込みラインの一例を示す模式図
である。
【符号の説明】
100 書き込みライン(光書き込み部) 210 SLEDアレーヘッド 211 SLED半導体チップ(LEDアレーチップ) 212 ベース基板 213 コネクタ 214 点灯制御回路(ドライバーIC) 215 ワイヤボンディング 216 正極側電源パターン 217 銀ペースト 342 感光体ドラム D1〜D5 ダイオード TH1′〜TH5′ 転送用のサイリスタ TH1〜TH5 発光用のサイリスタ(発光サイリス
タ)
フロントページの続き Fターム(参考) 2C162 AE04 AE21 AE28 AE40 AE47 AF04 AF13 AF25 AF69 AH72 FA04 FA17 2H076 AB42 AB53 AB54 AB66

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のLED発光素子を一列に整列した
    LEDアレーチップを複数個基板上に一列に整列させ駆
    動信号により各該LED素子を所定の駆動電流または駆
    動電圧で発光させるLEDアレーヘッドと、該LEDア
    レーヘッドの前記LEDアレーチップの配列方向(主走
    査方向)に対して垂直な方向(副走査方向)に光書き込
    みラインが相対的に所定の定速度で移動する書き込み媒
    体とを有し、前記LEDアレーヘッドによる前記書き込
    み媒体への光書き込みにより画像形成を行う画像形成装
    置において、 予め定められた副走査方向の移動速度での前記書き込み
    媒体上の光書き込みラインの副走査繰り返し速度を主走
    査解像度のn倍相当にすると共に、主走査画素長の1/
    n分だけ、個々の前記LEDアレーチップを斜め実装、
    もしくは該LEDアレーチップ上の発光素子アレーを斜
    め形成したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記書き込み媒体の副走査方向の移動速
    度が所定の値に下がった場合、副走査の繰り返し速度を
    それに対応させて低減させる制御手段を有することを特
    徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記書き込み媒体は感光体ドラムである
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8602626B2 (en) 2010-12-17 2013-12-10 Samsung Electronics Co., Ltd. LED light source module and display apparatus including the same

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