JP2000210804A - チャックの把握確認装置 - Google Patents

チャックの把握確認装置

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JP2000210804A
JP2000210804A JP11015887A JP1588799A JP2000210804A JP 2000210804 A JP2000210804 A JP 2000210804A JP 11015887 A JP11015887 A JP 11015887A JP 1588799 A JP1588799 A JP 1588799A JP 2000210804 A JP2000210804 A JP 2000210804A
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JP
Japan
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chuck
dog
jaw
slide shaft
roller
Prior art date
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Pending
Application number
JP11015887A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Iwata
雅彦 岩田
Seiji Kitsukawa
政治 橘川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okuma Corp
Original Assignee
Okuma Corp
Okuma Machinery Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Okuma Corp, Okuma Machinery Works Ltd filed Critical Okuma Corp
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Publication of JP2000210804A publication Critical patent/JP2000210804A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のチャック爪の動きを別々に検出して、
全てのチャック爪が物品を把握したことを正しく確認す
る。 【解決手段】 チャック本体1にチャック爪4と同数の
スライド軸12を支持し、スライド軸12の前端にロー
ラ13を設ける。ローラ13をマスタージョー2のガイ
ド溝14に嵌合して、スライド軸12をチャック爪4に
連動可能に連結する。スライド軸12の後端を環状のド
ッグ18に連結し、ドッグ18の位置を近接スイッチ2
3で検出する。近接スイッチ23の信号に基づき、NC
装置25は全てのチャック爪4がワークを把握したこと
を確認する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チャックの把握確
認装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、旋盤等の工作機械のチャックに
おいては、従来、図7に示すような把握確認装置が用い
られていた。この装置は、シリンダ51でドロー部材5
2を介しチャック爪53を開閉するチャックにおいて、
シリンダ51のピストンロッド54にドッグ55を設
け、ドッグ55の位置を検出器56で検出し、検出器5
6の信号に基づいてチャック爪53がワーク(図示略)
を把握したことを確認するように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の把握
確認装置は、シリンダ51の動きに基づいてチャック爪
53の位置を確認しているため、加工中に複数のチャッ
ク爪53の内の一つが開くなどの異常事態が発生した場
合でも、シリンダ51が正常に動作していれば、全ての
チャック爪53がワークを把握していると誤認する可能
性があった。
【0004】そこで、本発明の課題は、複数のチャック
爪の動きを別々に検出して、全部のチャック爪が物品を
把握したことを正しく確認できる装置を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の把握確認装置は、複数のチャック爪をチャ
ック本体の径方向へ移動して物品を把握するチャックに
おいて、チャック爪と同数の移動体をチャック本体に支
持し、移動体をチャック爪に連動可能に連結し、移動体
にドッグを設け、ドッグの位置を検出する検出器と、検
出器の信号に基づき全てのチャック爪が物品を把握した
ことを確認する手段とを備えて構成される。
【0006】ここで、移動体をチャック径方向へ移動可
能に支持することも可能であるが、把握確認装置をコン
パクトな形態でチャックに装備できるように、また、移
動体がチャック爪の径方向移動にスムーズに連動するよ
うに、移動体をチャック軸線と平行に支持し、移動体の
前端にローラを支持し、移動体の後端にドッグを連結
し、チャック爪にローラが係合する傾斜面を形成するの
が望ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を旋盤のチャックに
具体化した一実施形態を図面に基づいて説明する。図1
及び図2に示すように、この実施形態のチャックにおい
ては、チャック本体1の前面に複数のマスタージョー2
が支持され、各マスタージョー2の前面にトップジョー
3が交換可能に取り付けられ、マスタージョー2及びト
ップジョー3によりチャック爪4が構成されている。マ
スタージョー2はウエッジ部材5及び連結部材6を介し
ドロー部材7に連結され、ドロー部材7をシリンダ(図
示略)でチャック軸線方向後側へ駆動することにより、
複数のチャック爪4をチャック本体1の径方向内側へ移
動して、ワーク(図示略)を把握するようになってい
る。
【0008】チャック本体1の外周部にはチャック爪4
と同数の横孔11が貫設され、各横孔11には移動体と
してのスライド軸12がチャック軸線と平行に支持され
ている。スライド軸12の前端にはローラ13が支持さ
れ、マスタージョー2にはローラ13が移動可能に嵌合
するガイド溝14が斜状に形成されている。横孔11に
はスライド軸12を前方へ付勢するバネ15がキャップ
16により保持され、バネ15の付勢力でローラ13が
ガイド溝14の傾斜面14aに押し付けられている。そ
して、スライド軸12はローラ13を介してチャック爪
4に連動可能に連結され、チャック爪4の内側移動に伴
い前方へ移動し、チャック爪4の外側移動に伴い後方へ
移動するようになっている。
【0009】チャック本体1の後部にはその小径部1a
を包囲するように環状のドッグ18が配置され、このド
ッグ18に各スライド軸12の後端が連結されている。
ここで、チャック爪4が3個ある3爪チャックの場合に
は、図3に示すように、3本のスライド軸12が120
°離れた位置でドッグ18に連結されている。また、チ
ャック爪4が2個ある2爪チャックの場合には、図4に
示すように、2本のスライド軸12が180°離れた位
置でドッグ18に連結されている。これら3爪又は2爪
チャックにおいて、1本のスライド軸12が他と異なる
位置に移動すると、ドッグ18は全体がチャック軸線に
対し傾いた状態で振れ回りする。
【0010】また、チャック爪4が4個ある4爪チャッ
クの場合には、図5又は図6に示すように、4本のスラ
イド軸12が90°離れた位置でドッグ18に連結され
ている。図5に示すドッグ18には、スリット18aに
より4つの可撓部18bが設けられている。図6に示す
ドッグ18は、4枚の分割片18cをフリージョイント
19で結合して構成されている。この4爪チャックにお
いて、1本のスライド軸12が他と異なる位置に移動す
ると、そのスライド軸12と対応する部位の可撓部18
b又は分割片18cのみがチャック軸線に対し傾いた状
態で、ドッグ18が変則回転する。
【0011】一方、図1に示すように、旋盤の主軸頭2
0にはブラケット21及びプレート22を介して近接ス
イッチ23が取り付けられ、このスイッチ23によりド
ッグ18の位置を検出する検出器が構成されている。プ
レート22には近接スイッチ23の位置を前後に微調整
するための長孔24が形成されている。そして、近接ス
イッチ23は旋盤のNC装置25に接続され、NC装置
25は近接スイッチ23の信号に基づき全てのチャック
爪4がワークを把握したことを確認する手段を構成して
いる。
【0012】上記構成のチャックにおいて、NC装置2
5からチャッキング指令が出ると、図2に示すように、
マスタージョー2がチャック本体1の径方向内側へ移動
して、トップジョー3がワークを把握する。全部のマス
タージョー2が正しく閉じると、ローラ13と傾斜面1
4aとの係合を介し、各スライド軸12が前方へ移動
し、ドッグ18がチャック軸線に対し直角の状態で近接
スイッチ23に接近する。そして、近接スイッチ23が
ドッグ18を検出して把握確認信号を出力し、この信号
に基づき、NC装置25は全てのチャック爪4がワーク
を正常に把握したことを確認して、主軸回転指令を出力
する。
【0013】また、加工中に複数のチャック爪4の内の
一つが開いた場合には、そのマスタージョー2の外側移
動に伴い、ローラ13と傾斜面14aとの係合を介し、
1本のスライド軸12がバネ15の付勢力に抗して後方
へ移動する。これにより、ドッグ18が振れ回り又は変
則回転し、その一部が近接スイッチ23から離れ、近接
スイッチ23の把握確認信号が切れ、NC装置25が異
常を確認して、主軸緊急停止指令を出力する。従って、
爪開閉用のシリンダが正しく動作している場合でも、少
なくとも一つのチャック爪4が開けば、その異常事態を
正しく確認して、チャックの回転を直ちに停止でき、安
全を確保することができる。
【0014】なお、本発明の把握確認装置は旋盤のチャ
ックに限定されるものではなく、工作機械用ワークロー
ダのチャックや、ロボットハンド等の物品搬送装置のチ
ャックに適用することもできる。その他、本発明の趣旨
を逸脱しない範囲で各部の形状並びに構成を適宜に変更
して具体化することも可能である。
【0015】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の把握確認
装置によれば、複数のチャック爪の動きを別々に検出す
るので、全てのチャック爪が物品を把握したことを正し
く確認することができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すチャックの断面図で
ある。
【図2】図1のチャックの把握確認装置の作用を示す断
面図である。
【図3】3爪チャックのドッグを示す部品図である。
【図4】2爪チャックのドッグを示す部品図である。
【図5】4爪チャックのドッグを示す部品図である。
【図6】4爪チャックのドッグの変更例を示す部品図で
ある。
【図7】従来の把握確認装置を示すチャックの断面図で
ある。
【符号の説明】
1・・チャック本体、2・・マスタージョー、3・・ト
ップジョー、4・・チャック爪、12・・スライド軸、
13・・ローラ、14・・ガイド溝、14a・・傾斜
面、18・・ドッグ、23・・近接スイッチ、25・・
NC装置。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のチャック爪をチャック本体の径方
    向へ移動して物品を把握するチャックにおいて、チャッ
    ク爪と同数の移動体をチャック本体に支持し、移動体を
    チャック爪に連動可能に連結し、移動体にドッグを設
    け、ドッグの位置を検出する検出器と、検出器の信号に
    基づき全てのチャック爪が物品を把握したことを確認す
    る手段とを備えてなる把握確認装置。
  2. 【請求項2】 移動体をチャック軸線と平行に支持し、
    移動体の前端にローラを設け、移動体の後端にドッグを
    連結し、チャック爪にローラが係合する傾斜面を形成し
    てなる請求項1記載のチャックの把握確認装置。
JP11015887A 1999-01-25 1999-01-25 チャックの把握確認装置 Pending JP2000210804A (ja)

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JP11015887A JP2000210804A (ja) 1999-01-25 1999-01-25 チャックの把握確認装置

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JP11015887A JP2000210804A (ja) 1999-01-25 1999-01-25 チャックの把握確認装置

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