JP2000210355A - 自立歩行支援機 - Google Patents

自立歩行支援機

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JP2000210355A
JP2000210355A JP11017800A JP1780099A JP2000210355A JP 2000210355 A JP2000210355 A JP 2000210355A JP 11017800 A JP11017800 A JP 11017800A JP 1780099 A JP1780099 A JP 1780099A JP 2000210355 A JP2000210355 A JP 2000210355A
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group
elevating
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water
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JP11017800A
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Hiroyuki Kawada
博之 河田
Yashio Suzuki
弥志雄 鈴木
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Showa Denko Materials Co Ltd
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Hitachi Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 浴室や洗面室などで使用した際に付着する水
滴が自然に落下して拭き取り作業が軽減できる自立歩行
支援機を提供する。 【解決手段】 フレーム1,2,6と、フレームに挿抜
自在に設けた昇降部材8と、フレーム下部に設けた複数
の車輪3からなる移動機構と、昇降部材の昇降動作によ
り使用者の身体を着座位置から起立位置まで上下動させ
る昇降機構9と、昇降部材の上端に設けた上肢支持部1
2と、フレーム、昇降機構及び制御部を覆ったカバー部
材15を備えた自立歩行支援機の上肢支持部12とカバ
ー部材15を、水性汚れ付着防止樹脂材料で被覆する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、下肢機能などに障
害を持つ人のために、歩行、起立、着座動作を支援する
自立歩行支援機に係り、詳しくは、水性汚れ付着防止材
料で被覆した自立歩行支援機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、下肢機能に障害を持つ人のための
歩行、起立、着座動作を支援する装置として、(1)実
開平7−31023号公報記載の起立動作支援装置が知
られており、この装置は、人体と上肢を支持する支持体
と、駆動機構と、操作部と、基部からなり、駆動機構に
よって支持体が昇降するもので、駆動機構などが基台に
支持された外筒によって覆われた構成となっている。
【0003】一方、(2)特開平8−71114号公報
記載の電動立ち上がり訓練器は、台車と、支柱と、可動
支柱と、電動アクチュエータと、使用者の上半身を支え
るための上半身保持手段からなり、電動アクチュエータ
の伸縮動作によって可動支柱が起伏作動し、結果的に上
半身保持手段が上下動するもので、電動アクチュエータ
は、外部に露出した構成となっている。
【0004】さらに、従来、生活関連製品、自動車、車
両部品等に用いられる金属、合成樹脂、木材、セラミッ
ク、ガラス等の基材に、水性汚れ(水が蒸発した後に残
留する物質が汚染物として視覚的に見られるような状態
を水性汚れとして説明する)の防汚性を付与させる方法
としては、(3)特開平9−227804号公報に示さ
れるように、ポリフルオロアルキル基を有する(メタ)
アクリレートの重合体とイソシアネート基を含まないポ
リウレタン化合物とからなる防汚コーティング材を基材
に塗布して防汚被膜を形成させるようにした方法が提案
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術で述べた(1)の起立動作支援装置では、駆動機構
などの露出部が外筒で覆われているものの、外筒の構成
については具体的開示がなく、外筒の構成によっては、
浴室、洗面室、トイレ、キッチンといった水を扱う場所
での使用後、外筒が水に濡れた場合には、再度、リハビ
リ室、病室、寝室、リビング等で使用するために、使用
者が外筒部分の水を拭き取るといった面倒な作業が必要
となっていた。
【0006】また、従来の技術で述べた(2)の電動立
ち上がり訓練器では、電動アクチュエータが外部に露出
しているため、(1)の起立動作支援装置と同様に、一
度水に濡れた場合は、使用者が装置の水を拭き取る作業
が必要であった。
【0007】さらに、従来の技術で述べた(3)のフッ
素樹脂からなる防汚コーティング材を基材に塗布して形
成させた防汚被膜は、はっ水性が高いので接触した水滴
が水玉になるものの、水滴と膜面との相互作用が強いた
め、落水しないで付着してしまう、すなわち滑水性が十
分なものではなかった。そのため、防汚被膜に水が付着
すると後に微小の水滴が残ってしまい、この水滴が蒸発
すると溶存していた物質が水性汚れとして防汚被膜面に
付着して残ってしまい、装置にコートしたとしても水を
拭き取る作業が必要であった。
【0008】本発明は、従来の技術が有するこのような
問題に鑑みてなされたもので、下肢機能に障害を持つ人
のために、歩行、起立、着座動作を支援する自立歩行支
援機を浴室、洗面室、トイレ、キッチンなどで使用する
際、自立歩行支援機の上肢支持部の部分、及びカバー部
材の部分に付着した水滴が自然に落下する滑水性に優れ
た被膜を形成させることができて、清潔で衛生的な自立
歩行支援機を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、フレームと、該フレームに
挿抜自在に設けた昇降部材と、該フレーム下部に設けた
複数の車輪からなる移動機構と、前記フレームに内蔵さ
れ、前記昇降部材の昇降動作により使用者の身体を着座
位置から起立位置まで上下動させる昇降機構と、前記昇
降部材の上端に設けた上肢支持部と、前記昇降機構を制
御するための制御部と、前記フレーム、昇降機構及び制
御部を覆うためのカバー部材を備えた自立歩行支援機で
あって、前記上肢支持部とカバー部材が、水性汚れ付着
防止樹脂材料で被覆されていることを特徴とする。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、水性汚れ付着防止樹脂材料が、(a)熱硬
化性重合型不飽和エステルに、(b)式(1)
【0011】
【化2】 (式中、Rはメチル基又はフェニル基、Zは水酸基、エ
ポキシ基、カルボキシル基、メタクリロキシ基、アクリ
ロキシ基又はジメチロールアルキル基、nは6〜300
の整数、kは1〜10の整数、lは0〜1の整数、mは
0〜6の整数を示す)で表わされるシリコーン樹脂をグ
ラフト重合させた樹脂材料であることを特徴とする。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、(a)熱硬化性重合型不飽和エステルが、
不飽和ポリエステル又はビニルエステルであることを特
徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
【0014】本発明における車輪とは、主に地面を移動
するタイヤ部と、タイヤ部を固定しタイヤ部と一体に回
転するホイール部により構成される。ホイール部の中心
部にベアリングを挿着することにより、回転を円滑にす
ることができる。また、タイヤ部とホイール部を一体成
形したものも使用できる。
【0015】本発明におけるフレームとは、後輪を取付
けるための後脚と、後脚の前端から上方に立設した縦フ
レームと、縦フレームから前方に突設して前輪を取付け
るための前脚からなる左フレームと、右フレームと、左
右フレームの上端部で左右フレームを連結するためのセ
ンターフレームにより構成されるが、フレームの構成
は、前脚、縦フレーム、後脚を含めて左右フレーム各々
が一体化されていたり、さらに左右フレームとセンター
フレームが一体化されていてもよい。
【0016】本発明における昇降部材とは、ある駆動源
によって、縦フレームの内部から外側、又は外側から内
側に、縦フレームに対して略平行に移動可能な部材であ
り、例えば、ガススプリングが縦フレームに略平行に配
置されていたり、電動アクチュエータの作動杵が配置さ
れていたりする。また、柱形状をなし、その一方の側に
ラックを施すことも有効である。
【0017】本発明における移動機構とは、複数の車輪
から構成され、さらに車輪は、固定輪や旋回輪であって
もよい。また車輪の駆動は、人が押すことで転動するも
のや、ある駆動源によって転動するものが考えられる。
【0018】本発明における昇降機構とは、昇降部材へ
の駆動源であって、例えばモータと、減速機により得ら
れた駆動力を昇降機構に伝達するものである。電動アク
チュエータでは、モータとウォームギヤ減速機により得
られた駆動力をボールねじで作動杵を動作させるものが
知られている。また、減速機の出力軸にピニオンを設
け、昇降部材にピニオンに噛み合うラックを設けること
も有効である。
【0019】本発明における上肢支持部とは、昇降部材
の上端部に、接続部材などを介して設けられる。また、
上肢支持部の構造は、接続部材に接続されるベース部材
と使用者が身体を預けるためのクッション部材により構
成されている。クッション部材は、使用者側に向かって
略コの字形に開口している方が、使用者が身体を預けや
すい形状である。
【0020】本発明における制御部とは、昇降機構を駆
動するための駆動回路と、駆動回路を制御するためのマ
イコンにより構成される。
【0021】本発明におけるカバー部材とは、フレー
ム、昇降機構、制御部を覆うためのもので、外観の向上
と特に制御部の水濡れ防止を目的としており、曲面等で
成形するためには樹脂材料で成形されたものが望まし
い。
【0022】本発明における自立歩行支援機の上肢支持
部とカバー部材を被覆する水性汚れ付着防止樹脂材料
は、(a)熱硬化性重合型不飽和エステルと(b)式
(1)で表わされるシリコーン樹脂とをグラフト重合さ
せて得られるものである。
【0023】そして、(a)熱硬化性重合型不飽和エス
テルには、不飽和ポリエステル、ビニルエステル、ポリ
アリレート、ウレタンアクリレート、ポリエステルアク
リレート、ポリエーテルアクリレート等が挙げられる
が、好ましくは不飽和ポリエステル、ビニルエステルが
用いられる。不飽和ポリエステルは、多価アルコールと
不飽和多塩基酸、飽和塩基酸を重縮合させて得られる。
ビニルエステルは、グリシジル(メタ)アクリレートと
ビスフェノールA等の多価フェノール類との反応により
得られ、またエポキシ樹脂と(メタ)アクリル酸との反
応によって得られる。
【0024】これらの(a)熱硬化性重合型不飽和エス
テルにおいて、特に不飽和ポリエステル又はビニルエス
テルの数平均分子量は、1,500〜100,000、
好ましくは1,500〜50,000、より好ましくは
1,500〜5,000のものが用いられる。数平均分
子量が、1,500未満であると防汚被膜の耐久性、防
汚特性が低下してしまうおそれがあり、また100,0
00を超えると粘度が高くなりすぎてしまい、取り扱い
性が悪くなってしまう。
【0025】また、不飽和ポリエステル、ビニルエステ
ルは、水酸基価が10〜400mgKOH/g、好まし
くは14〜250mgKOH/gを含んでいるものが用
いられる。水酸基価が、10mgKOH/g未満である
と防汚被膜の架橋度が低下をしてしまい硬化が不十分に
なるおそれがあり、また、250mgKOH/gを超え
ると防汚被膜の耐久性などの特性が低下してしまうおそ
れがある。
【0026】上記のような(a)熱硬化性重合型不飽和
エステルには、(b)式(1)で表わされるシリコーン
樹脂が必須成分として用いられ、グラフト重合される。
【0027】
【化3】 (式中、Rはメチル基又はフェニル基、Zは水酸基、エ
ポキシ基、カルボキシル基、メタクリロキシ基、アクリ
ロキシ基又はジメチロールアルキル基、nは6〜300
の整数、kは1〜10の整数、lは0〜1の整数、mは
0〜6の整数を示す)
【0028】なお、上記のジメチロールアルキル基は、
−C−(CH2OH)2−R(ここでのRはメチル基、エ
チル基などのアルキル基を示す)で表わされるものを示
している。
【0029】そして、(a)熱硬化性重合型不飽和エス
テルと、(b)式(1)で表わされるシリコーン樹脂と
は、次のようにしてグラフト重合が行われる。キシレ
ン、トルエン、クロロホルム、N,N−ジメチルホルム
アミド、ヘキサン、ベンゼン又はスチレン等の有機溶剤
中に、(a)熱硬化性重合型不飽和エステル、(a)熱
硬化性重合型不飽和エステルに対して0.17〜72倍
モルの式(1)で表わされるシリコーン樹脂、式(1)
で表わされるシリコーン樹脂の官能基に対して0.01
〜5倍モルの重合開始剤を加え、反応温度−30〜19
0℃、圧力0.07〜1.5MPaに設定して反応が行
われる。そして、所定時間の反応を行わせることによ
り、グラフト重合体が得られる。
【0030】なお、重合開始剤には、硫酸、りん酸、酢
酸、メタンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸
等のプロトン酸、四塩化スズ、四塩化チタン、三塩化ア
ルミニウム等のルイス酸、水酸化ナトリウム、トリメチ
ルアミン等の塩基類、又はターシャリー(tと略す)−
ブチルパーオキシベンゾエート、ベンゾイルパーオキサ
イド、t−ブチルパーオキシイソプロピルカルボネー
ト、t−ヘキシルパーオキシイソプロピルカーボネー
ト、t−ヘキシルパーオキシベンゾエート、ビス(4−
t−ブチルシクロヘキシル)パーオキシジカーボネー
ト、t−ヘキシルパーオキシジエチルヘキサノエート等
の有機過酸化物が挙げられるが、好ましくはルイス酸が
用いられる。
【0031】上記によって得たグラフト重合体、即ち水
性汚れ付着防止樹脂材料は、金属、合成樹脂、木材、セ
ラミックス又はガラス等の基材に塗布すると、有機溶剤
が蒸発飛散して防汚被膜を形成させることができる。ま
た、防汚被膜を形成させることができにくいものについ
ては、水性汚れ付着防止樹脂材料に更に架橋剤を加えて
硬化させることにより防汚被膜を形成させることができ
る。
【0032】そして、このグラフト重合体の架橋剤(硬
化剤)には、ヘキサメチレンジイソシアネート、トルイ
レンジイソシアネート又はメタキシレンジイソシアネー
ト等のジイソシアネート類、t−ブチルパーオキシベン
ゾエート、ベンゾイルパーオキサイド、t−ブチルパー
オキシイソプロピルカーボネート、t−ヘキシルパーオ
キシイソプロピルカーボネート、t−ヘキシルパーオキ
シベンゾエート、ビス(4−t−ブチルシクロヘキシ
ル)パーオキシジカーボネート、t−ヘキシルパーオキ
シイジエチルヘキサノエート、シクロヘキサノンパーオ
キサイド又はメチルエチルケトンパーオキサイド等の有
機過酸化物が加えられる。
【0033】従って、防汚被膜の基材への形成は、グラ
フト重合体、即ち水性汚れ付着防止樹脂材料に、グラフ
ト重合体の水酸基価に対して1.05倍以下のジイソシ
アネート基又はグラフト重合体の二重結合に対して有機
過酸化物を加えて均一に混合し、塗布することにより行
われる。なお、基材への塗布後は室温下で硬化させても
よく、又は加熱を行って硬化を促進させてもよい。この
構成による水性汚れ付着防止樹脂材料は、滑水性に優れ
ているため、自立歩行支援機の上肢支持部及びカバー部
材の外表面にコートすることによって、例えば装置を浴
室内で使用し、水がカバー部材にかかった場合でも水が
滑り落ち、車輪部分などをわずかに拭き取ることによっ
て、リビングに移動させることが可能となるのである。
【0034】
【実施例】以下、本発明に係る自立歩行支援機の実施例
について、図1乃至図2を参照して説明する。
【0035】図1は本発明に係る自立歩行支援機の一実
施例を示す正面縦断面図、図2は図1に示した自立歩行
支援機の側面縦断面図である。
【0036】図1乃至図2において、自立歩行支援機は
右フレーム1、左フレーム2と、左右フレーム1、2の
下部に設けた前輪3、後輪4、中間輪5により構成さ
れ、左右フレーム1、2の上部に設けたセンターフレー
ム6によって連結されている。昇降機構9は特に図示は
しないが、駆動源としてモータを使い、歯車等の伝達部
を介して昇降部材8の直線運動に変換されている。さら
に、制御部10もセンターフレーム6内に収納されてい
る。また、昇降部材8の上端部に接続部材11を介して
上肢支持部12が設けられている。この上肢支持部12
は、使用者の側に略コの字形に開口し、前側にはグリッ
プ13が設けられている。
【0037】水性汚れ付着防止樹脂材料は、500mL
のガラス製ナス型フラスコにクロロホルム100g、ビ
ニルエステル(PS6150;数平均分子量1,65
0、水酸基価131mgKOH/g、日立化成工業株式
会社製、商品名)20g、(b)式(1)で表わされる
シリコーン樹脂(サイラプレーンFM−0521、チッ
ソ株式会社製、商品名)14gを入れ混合させる。な
お、サイラプレーンFM−0521は、Rがメチル基、
Zがエポキシ基、nが平均約65、kが3、lが1及び
mが1で表される。次にこのナス型フラスコに窒素ガス
雰囲気下でルイス酸である四塩化チタン1.18gを滴
下し、温度25℃、圧力0.1MPaで12時間反応さ
せた。これによってビニルエステルと(b)式(1)で
表わされるシリコーン樹脂とのグラフト重合体を得た。
本実施例では、上記で得たビニルエステルと(b)式
(1)で表わされるシリコーン樹脂とのグラフト重量体
10質量部、架橋剤としてヘキサメチレンジイソシアネ
ート(コロネートHX、日本ポリウレタン工業株式会社
製、商品名)1質量部を均一に混合し、スプレーガンを
用いて、図1及び図2で示した自立歩行支援機の上肢支
持部12及びABS製のカバー部材15にそれぞれ塗布
した後、60℃12時間放置して硬化させ、厚み10μ
mの防汚被膜を形成させた。
【0038】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明による自立歩
行支援機によれば、上肢支持部とカバー部材が水性汚れ
付着防止樹脂材料で被覆されているため、自立歩行支援
機を水を使用する浴室、洗面室、トイレ、キッチンで使
用した際にも、上肢支持部やカバー部材に付着した水滴
は自然に落下するため、使用者の自立歩行支援機に付着
した水滴の拭き取り作業を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自立歩行支援機の一実施例を示す
正面縦断面図である。
【図2】図1に示した自立歩行支援機の側面縦断面図で
ある。
【符号の説明】
1…右フレーム 2…左フレーム 3…前輪 4…後輪 5…中間輪 6…センターフレ
ーム 7…歩行器用車輪装置 8…昇降部材 9…昇降機構 10…制御部 11…接続部材 12…上肢支持部 13…グリップ 14…操作部 15…カバー部材 16…蛇腹

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームと、該フレームに挿抜自在に設
    けた昇降部材と、該フレーム下部に設けた複数の車輪か
    らなる移動機構と、前記フレームに内蔵され、前記昇降
    部材の昇降動作により使用者の身体を着座位置から起立
    位置まで上下動させる昇降機構と、前記昇降部材の上端
    に設けた上肢支持部と、前記昇降機構を制御するための
    制御部と、前記フレーム、昇降機構及び制御部を覆うた
    めのカバー部材を備えた自立歩行支援機であって、前記
    上肢支持部とカバー部材が、水性汚れ付着防止樹脂材料
    で被覆されていることを特徴とする自立歩行支援機。
  2. 【請求項2】 水性汚れ付着防止樹脂材料が、(a)熱
    硬化性重合型不飽和エステルに、(b)式(1) 【化1】 (式中、Rはメチル基又はフェニル基、Zは水酸基、エ
    ポキシ基、カルボキシル基、メタクリロキシ基、アクリ
    ロキシ基又はジメチロールアルキル基、nは6〜300
    の整数、kは1〜10の整数、lは0〜1の整数、mは
    0〜6の整数を示す)で表わされるシリコーン樹脂をグ
    ラフト重合させた樹脂材料であることを特徴とする請求
    項1記載の自立歩行支援機。
  3. 【請求項3】 (a)熱硬化性重合型不飽和エステル
    が、不飽和ポリエステル又はビニルエステルであること
    を特徴とする請求項2に記載の自立歩行支援機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012100722A (ja) * 2010-11-08 2012-05-31 Toyota Motor Corp アシストロボット

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