JP2000210232A - ディスプレイ付き衛生装置 - Google Patents

ディスプレイ付き衛生装置

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JP2000210232A
JP2000210232A JP1554399A JP1554399A JP2000210232A JP 2000210232 A JP2000210232 A JP 2000210232A JP 1554399 A JP1554399 A JP 1554399A JP 1554399 A JP1554399 A JP 1554399A JP 2000210232 A JP2000210232 A JP 2000210232A
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JP
Japan
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display
toilet
sanitary device
present
room
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Application number
JP1554399A
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English (en)
Inventor
Masao Yamamoto
雅雄 山本
Yukie Ozawa
夕紀恵 小澤
Yoshihiro Ohira
義博 大平
Takashi Kaneko
隆 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Building Systems Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Building Systems Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 便器の前に立った状態で便器を使用する人に
とってディスプレイに表示される内容が見やすく、か
つ、小水の滴を床に落下させる危険性を小さくできるデ
ィスプレイ付き衛生装置の提供。 【解決手段】 複数個並設された便器5、5Aの一方を
使用する人に対して情報を表示する表示画像部2Aを有
し、この表示画像部2Aが、便器5、5Aの上方で、か
つ使用者の目6の高さの位置に設置されるとともに、便
器5、5A間の中央に介設されている。これにより、表
示画像部2Aを左右方向に僅かに振るだけで、この表示
画像部2Aを例えば便器5の前に立った人がほぼ正面か
ら見ることができるとともに、表示画像部2Aに表示さ
れる内容を見ようとして便器5の使用者が便器5に接近
する状態になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駅、劇場などのト
イレ内に設置するのに好適なディスプレイ付き衛生装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置としては、例えば特
開平4−20317号公報に記載されているように、男
性用の便器に直接取付けたもの、あるいは実開平6−6
5508号公報に記載されているように、男性用の便器
の間仕切りに取付けたものが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで上述した従来
技術にあって、男性用の便器にディスプレイを取付けた
ものでは、その便器の高さが便器使用者の腹の高さ以下
であるために、便器の前に立つ使用者がディスプレイを
見下ろす状態となり、ディスプレイに表示される内容が
見にくくなってしまうとともに、そのディスプレイに表
示される内容を見ようとして便器から離れる方向に使用
者が移動するために、小水の滴が床に落下させる危険が
大きくなってしまうという問題がある。
【0004】また、上述した男性用の便器の間仕切りに
取付けたものでは、便器の使用時にディスプレイが便器
使用者の横方向に位置する状態となるため、ディスプレ
イに表示される内容が見にくくなってしまうとともに、
ディスプレイに表示される内容を便器使用者が見ようと
した場合、便器使用者が顔を便器のある方向に対して約
90度回転させる必要があるため、便器使用者が便器か
ら目を反らしてしまうことになり、小水の滴を床に落下
させる危険が大きいという問題がある。
【0005】本発明はこのような従来技術における実情
に鑑みてなされたもので、その第1の目的は、便器の前
に立った状態で便器を使用する人にとってディスプレイ
の表示内容が見やすく、かつ、小水の滴を床に落下させ
る危険性を小さくすることのできるディスプレイ付き衛
生装置を提供することにある。
【0006】また、その第2の目的は、複数個並設して
なる便器を使用する際にあっても、ディスプレイの表示
内容が見やすく、かつ、小水の滴を床に落下させる危険
性を小さくすることのできるディスプレイ付き衛生装置
を提供することにある。
【0007】また、その第3の目的は、ディスプレイに
表示される内容が見やすいようにディスプレイの位置を
簡単に調整することのできるディスプレイ付き衛生装置
を提供することにある。
【0008】また、その第4の目的は、便器を設置した
室内用照明装置の省電力化を図ることのできるディスプ
レイ付き衛生装置を提供することにある。
【0009】また、その第5の目的は、ディスプレイに
表示される内容を新鮮なものにすることのできるディス
プレイ付き衛生装置を提供することにある。
【0010】また、その第6の目的は、ディスプレイの
連続使用による短寿命化を防止できるとともに、省電力
化を図ることのできるディスプレイ付き衛生装置を提供
することにある。
【0011】また、その第7の目的は、ディスプレイな
どの破損を防止でき、耐久性に富むディスプレイ付き衛
生装置を提供することにある。
【0012】また、その第8の目的は、ディスプレイを
盗んだり破壊しようとする行為を阻止することのできる
ディスプレイ付き衛生装置を提供することにある。
【0013】また、その第9の目的は、便器の使用方法
を使用者が容易に知ることができ、使い勝手の優れたデ
ィスプレイ付き衛生装置を提供することにある。
【0014】また、その第10の目的は、便器の前に立
った状態で便器を使用する人にとってディスプレイの表
示内容を見やすく、かつ、小水の滴を床に落下させる危
険性を小さくできるとともに、洗面設備の使用者に対し
ても情報を表示することのできるディスプレイ付き衛生
装置を提供することにある。
【0015】また、その第11の目的は、ディスプレイ
用電気配線の取付けおよび取外し作業を簡単に行なうこ
とのできるディスプレイ付き衛生装置を提供することに
ある。
【0016】また、その第12の目的は、便器のこれま
での使用状況を容易に知ることのできるディスプレイ付
き衛生装置を提供することにある。
【0017】また、その第13の目的は、便器を設置し
た室内の美化を図ることのできるディスプレイ付き衛生
装置を提供することにある。
【0018】また、その第14の目的は、便器を設置し
た室内の快適感を高めたり、ディスプレイに対するいた
ずら行為を抑制することのできるディスプレイ付き衛生
装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため、本発明の請求項1に係る発明は、便器の前に立
った状態でこの便器を使用する人に対して情報を表示す
るディスプレイを有するディスプレイ付き衛生装置にお
いて、前記ディスプレイを、前記便器の上方で、かつ前
記使用者の目の高さと同等若しくはそれ以上の高さの位
置に設置した構成にしてある。
【0020】このように構成した本発明の請求項1に係
る発明では、使用者が便器の前に立った状態でディスプ
レイを正面に見るので、そのディスプレイに表示される
内容を見やすい。そして、ディスプレイに表示される内
容を見ようとして便器の使用者がその便器に接近する状
態になるため、小水の滴を床に落下させる危険性が小さ
くなる。
【0021】また、上記第2の目的を達成するため、本
発明の請求項2に係る発明は、複数個並設してなる便器
のうちいずれか一つの便器の前に立った状態でこの便器
を使用する人に対して情報を表示するディスプレイを有
するディスプレイ付き衛生装置において、前記ディスプ
レイを、前記便器の上方で、かつ前記使用者の目の高さ
と同等若しくはそれ以上の高さの位置に設置するととも
に、前記ディスプレイを前記複数個並設してなる便器間
の中央に介設した構成にしてある。
【0022】このように構成した本発明の請求項2に係
る発明では、複数個並設された便器であっても、ディス
プレイを左右方向に僅かに振るだけでこのディスプレイ
を便器の前に立った人がほぼ正面に見ることができるの
で、ディスプレイに表示される内容が見やすい。そし
て、ディスプレイに表示される内容を見ようとして便器
の使用者が便器に接近する状態になるため、小水の滴を
床に落下させる危険性が小さくなる。
【0023】また、上記第3の目的を達成するため、本
発明の請求項3に係る発明は、請求項1または2に係る
発明において、前記ディスプレイを、前記便器の上方の
壁、およびこの便器の上方に形成される棚状平坦部の少
なくとも一方に取付け、このディスプレイの取付け位置
を水平方向と垂直方向の少なくとも一方の方向に移動可
能にした構成にしてある。
【0024】このように構成した本発明の請求項3に係
る発明では、便器を使用する人が見やすい状態となるよ
うにディスプレイの位置を簡単に調整でき、棚状平坦部
に鞄などの物を置いてもその物にディスプレイが遮られ
ることがなくて済む。
【0025】また、上記第4の目的を達成するため、本
発明の請求項4に係る発明は、請求項1〜3のいずれか
に係る発明において、前記ディスプレイの明るさを、前
記便器を設置した室内用の照明装置を消灯した状態で前
記便器を使用者の目で確認可能な明るさとした構成にし
てある。
【0026】このように構成した本発明の請求項4に係
る発明では、便器を設置した室内用の照明装置を消灯し
てもディスプレイによる照明で便器を見ることができ、
室内用の照明装置の省電力化を図ることができる。
【0027】また、上記第5の目的を達成するため、本
発明の請求項5に係る発明は、請求項1〜4のいずれか
に係る発明において、前記ディスプレイの表示制御を行
なう表示制御部と、この表示制御部に情報を送信するパ
ソコンとを備えた構成にしてある。
【0028】このように構成した本発明の請求項5に係
る発明では、パソコンより情報を表示制御部へ送信し、
この送信した情報をディスプレイに表示するので、この
ディスプレイに表示される内容を、便器を設置した室内
に合わせて変えることができるとともに、便器を利用す
る人に飽きさせることなく新鮮なものとすることができ
る。
【0029】また、上記第6の目的を達成するため、本
発明の請求項6に係る発明は、請求項1〜5のいずれか
に係る発明において、前記ディスプレイは、このディス
プレイの作動時間を調整可能にするタイマを備えた構成
にしてある。
【0030】このように構成した本発明の請求項6に係
る発明では、便器を設置した室内の環境にあわせて、あ
るいは便器を使用する人のニ−ズに合わせて、適宜な時
間帯にのみディスプレイを作動させることができ、ディ
スプレイの連続使用による短寿命化を防止できるととも
に、省電力化を図れる。
【0031】また、上記第6の目的を達成するため、本
発明の請求項7に係る発明は、請求項1〜6のいずれか
に係る発明において、前記便器を設置した室内、および
この室内への出入口の少なくとも一方に検知センサを設
け、この検知センサにより人体を検知してから所定時
間、前記ディスプレイを作動する構成にしてある。
【0032】このように構成した本発明の請求項7に係
る発明では、便器を設置した室内に人がいることを検知
センサで検知した後、ディスプレイが所定時間のみ作動
するので、ディスプレイの連続使用による短寿命化を防
止できるとともに、省電力化を図れる。
【0033】また、上記第6の目的を達成するため、本
発明の請求項8に係る発明は、請求項1〜6のいずれか
に係る発明において、前記便器を設置した室内の出入口
ドアが開いた後、この室内に人が入ったことを検知する
検知手段を設け、この検知手段により室内に人が入った
ことを検知してから所定時間、前記ディスプレイを作動
する構成にしてある。
【0034】このように構成した本発明の請求項8に係
る発明では、便器を設置した室内に人が入ったことを検
知手段で検知した後、ディスプレイが所定時間のみ作動
するので、ディスプレイの連続使用による短寿命化を防
止できるとともに、省電力化を図れる。
【0035】また、上記第7の目的を達成するため、本
発明の請求項9に係る発明は、請求項1〜8のいずれか
に係る発明において、前記ディスプレイを、防水機能お
よび防火機能の少なくとも一方を有する保護カバ−で覆
う構成にしてある。
【0036】このように構成した本発明の請求項9に係
る発明では、ディスプレイに水がかけられたり、あるい
は火が近づけられたりしても、保護カバ−によりディス
プレイが保護されているので、このディスプレイの破損
を防止でき、耐久性に富むディスプレイ付き衛生装置が
得られる。
【0037】また、上記第8の目的を達成するため、本
発明の請求項10に係る発明は、請求項1〜9のいずれ
かに係る発明において、前記ディスプレイに加わる所定
以上の力を検知する振動センサおよび前記ディスプレイ
に加わる所定以上の熱を検知する熱センサの少なくとも
一方と、このセンサの検知に応じて異常発生を監視セン
タまたは管理人室に発報する発報手段とを備えた構成に
してある。
【0038】このように構成した本発明の請求項10に
係る発明では、ディスプレイを盗んだり壊そうとして、
ディスプレイに強い力が加わると熱センサが検知し、同
様に、ディスプレイに強い熱が加わると熱センサが検知
して発報手段より異常発生を監視センタまたは管理人室
に発報するので、監視センタの保守員または管理人室の
管理人が直ちにディスプレイの設置場所に駆けつけて、
前記のディスプレイを盗んだり壊そうとする行為を阻止
できる。
【0039】また、上記第9の目的を達成するため、本
発明の請求項11に係る発明は、請求項1〜10のいず
れかに係る発明において、前記ディスプレイに表示され
る情報が、前記便器の使用方法を喚起する内容を含む構
成にしてある。
【0040】このように構成した本発明の請求項11に
係る発明では、ディスプレイで便器の使用方法を喚起す
る内容が表示されるので、この表示により便器の使用方
法を使用者が容易に知ることができ、使い勝手の優れた
ディスプレイ付き衛生装置が得られる。
【0041】また、上記第10の目的を達成するため、
本発明の請求項12に係る発明は、複数個並設してなる
便器のうちいずれか一つの便器の前に立った状態でこの
便器を使用する人に対して情報を表示するディスプレイ
を有するディスプレイ付き衛生装置において、前記ディ
スプレイを、前記便器の上方で、かつ前記使用者の目の
高さと同等若しくはそれ以上の高さの位置に設置すると
ともに、前記便器を設置した室内の洗面設備の上方に、
他のディスプレイを設けた構成にしてある。
【0042】このように構成した本発明の請求項12に
係る発明では、便器の前に立った状態で使用者がディス
プレイをほぼ正面に見るので、そのディスプレイに表示
される内容を見やすいとともに、ディスプレイに表示さ
れる内容を見ようとして便器の使用者がその便器に接近
する状態になるため、小水の滴を床に落下させる危険性
が小さくなる。さらに、前記の便器を設置した室内の洗
面設備の上方に設けられる他のディスプレイにより、洗
面設備の使用者に対しても情報を表示することができ
る。
【0043】また、上記第11の目的を達成するため、
本発明の請求項13に係る発明は、請求項12に係る発
明において、前記ディスプレイおよび前記他のディスプ
レイの少なくとも一方と、前記洗面設備に設けたコンセ
ントとを取外し自在の電源コ−ドを用いて接続した構成
にしてある。
【0044】このように構成した本発明の請求項13に
係る発明では、ディスプレイおよび他のディスプレイの
少なくとも一方と洗面設備に設けたコンセントとを取外
し自在の電源コ−ドを用いて接続することにより、この
電気配線の取付けおよび取外し作業を簡単に行えるの
で、新たに電源設置工事等の大工事をすることがなくて
済む。
【0045】また、上記第12の目的を達成するため、
本発明の請求項14に係る発明は、前記ディスプレイ
が、使用日時および使用者累計を表示する構成にしてあ
る。
【0046】このように構成した本発明の請求項14に
係る発明では、ディスプレイに表示される日時および使
用者累計を見ることにより、便器のいままでの使用状況
を容易に知ることができる。
【0047】また、上記第13の目的を達成するため、
本発明の請求項15に係る発明は、前記ディスプレイ
が、飾りを載置する載置台部を備えた構成にしてある。
【0048】このように構成した本発明の請求項15に
係る発明では、ディスプレイに表示された内容と載置台
部に載置される飾りとの相乗効果によって、便器を設置
した室内をより一層美化でき、無味乾燥になりがちな室
内を快適な空間に演出することができる。
【0049】また、上記第14の目的を達成するため、
本発明の請求項16に係る発明は、前記ディスプレイ
が、音楽、威嚇音および警告音を含む音声を発する音発
生部を備えた構成にしてある。
【0050】このように構成した本発明の請求項16に
係る発明では、音発生部から音楽を出力することによ
り、便器を設置した室内の快適感が高められるととも
に、音発生部から威嚇音や警告音を流すことにより、デ
ィスプレイなどのいたずらを抑止できる。
【0051】
【発明の実施の形態】以下、本発明のディスプレイ付き
衛生装置の実施の形態を図に基づいて説明する。図1は
本発明の第1の実施形態に係るディスプレイ付き衛生装
置の側面図、図2は本実施形態のディスプレイ付き衛生
装置の正面図、図3は本実施形態のディスプレイ付き衛
生装置に設けられる表示制御部のブロック図である。
【0052】図1、図2に示す本実施形態のディスプレ
イ付き衛生装置1は、薄い箱型状の本体ケース2と、こ
の本体ケース2に配線3により接続された表示制御部4
とを有し、本体ケース2の正面側に、複数個並設してな
る便器5、5Aの一方の前に立った状態でこの便器を使
用する人に対して情報を表示するディスプレイ(以下、
表示画面部と称す)2Aが配設されている。
【0053】本体ケース2は、複数個並設された便器
5、5Aの上方で、かつ便器5、5Aを立った状態で使
用する人の目6の高さと同等若しくはそれ以上の高さの
位置に設置されるとともに、便器5、5A間の中央に介
設されている。
【0054】便器5、5Aの上方には棚状平坦部7が形
成されており、この棚状平坦部7は、便器5、5Aを使
用する人が図示しない鞄等の携帯品を載置できる奥行き
寸法を有している。
【0055】表示制御部4は、図3に示すように、CP
U8と、メインメモリ9と、受信・画像ファイル変換メ
モリ10と、画像蓄積メモリ11と、画像表示メモリ1
2とを有しており、この表示制御部4では、外部、例え
ば情報センタ13から通信用の圧縮ファイルに変換され
た画像ファイルのデ−タが電話回線14を介してCPU
8に送られたとき、そのデ−タがメインメモリ9に予め
登録されたプログラムにより受信・画像ファイル変換メ
モリ10にて元の画像ファイルに変換された後、画像蓄
積メモリ11に蓄積される。次いで、画像蓄積メモリ1
1に蓄積された画像は、画像表示メモリ12に予め登録
されたプログラムにより表示画面部(ディスプレイ)2
Aに表示されるようにしてある。
【0056】この第1の実施形態にあっては、例えば使
用者が便器5の前に立ったとき、この使用者の目6の高
さと同等若しくはそれ以上の高さの位置に、本体ケース
2が設置されるとともに、便器5、5A間の中央に介設
されているので、本体ケース2を左右方向に僅かに振っ
て表示画面部2Aを使用者に対向させた状態で、この使
用者が表示画面部2Aを正面に見るようになっている。
【0057】このように構成した第1の実施形態では、
複数個並設された便器5、5Aの一方を使用する際、そ
の前に立つ使用者に表示画面部2Aが対向しているの
で、この表示画面部2Aに表示される内容を見やすい。
また、その表示画面部2Aに表示される内容を見ようと
して使用者が便器5、5Aに接近する状態になるために
小水の滴を床に落下させる危険性が小さくなる。
【0058】図4は本発明の第2の実施形態に係るディ
スプレイ付き衛生装置の正面図である。なお、図4にお
いて前述した図1〜図3に示すものと同等のものには同
一符号を付してある。
【0059】図4に示す本実施形態のディスプレイ付き
衛生装置は、前述した図1〜図3に示す第1の実施形態
と比べて、複数個並設された便器5、5A、5B、5C
の上方の壁に本体ケース2が取付位置調整部材15を介
して取付けられ、本体ケース2を水平方向と垂直方向に
移動可能であるとともに、本体ケース2の俯仰角度を調
整可能である点が異なっている。
【0060】この第2の実施形態にあっては、便器5、
5A、5B、5Cのいずれかを使用する際、使用者が取
付位置調整部材15を操作して本体ケース2の位置や俯
仰角度を調整することにより、表示画面部2Aを使用者
に対向させる。
【0061】このように構成した第2の実施形態では、
使用者が取付位置調整部材15を操作して本体ケース2
の位置や俯仰角度を微調整できるので、表示画面部2A
に表示される内容をさらに見やすくすることができ、棚
状平坦部7に図示しない鞄などの物を置いてもその物に
表示画面部2Aが遮られることがなくて済む。
【0062】なお、上記実施形態では、使用者が取付位
置調整部材15を操作して本体ケース2の位置を微調整
可能な構造としたが、本発明はこれに限らず、便器5、
5A、5B、5Cを設置した図示しない建物の管理人が
遠隔操作で本体ケース2の位置を微調整可能な構造とし
てもよい。
【0063】図5は本発明の第3の実施形態に係るディ
スプレイ付き衛生装置の正面図である。なお、図5にお
いて前述した図1〜図4に示すものと同等のものには同
一符号を付してある。
【0064】図5に示す本実施形態のディスプレイ付き
衛生装置では、便器5、5A、5B、5Cを設置した室
内16に設けた照明装置(図示せず)を消灯した状態
で、表示画面部2Aの室内16に向かって放射される光
量、すなわち、表示画面部2Aの明るさを、使用者の目
6で便器5、5A、5B、5Cを確認可能な明るさに設
定してある。
【0065】この第3の実施形態にあっては、便器5、
5A、5B、5Cを設置した室内16に設けた照明装置
(図示せず)を消灯しても、表示画面部2Aにより所定
の明るさで便器5、5A、5B、5Cや室内16の床面
16Aなどが照らされる。
【0066】このように構成した第3の実施形態では、
便器5、5A、5B、5Cを使用する際、室内16に設
けた照明装置(図示せず)を消灯した状態にしても使用
者の目6で便器5、5A、5B、5Cを確認して使用で
きるので、前記の照明装置の省電力化を図れる。
【0067】図6は本発明の第4の実施形態に係るディ
スプレイ付き衛生装置の説明図である。なお、図6にお
いて前述した図1〜図5に示すものと同等のものには同
一符号を付してある。
【0068】図6に示す本実施形態のディスプレイ付き
衛生装置では、前述した図1、図2に示す第1の実施形
態と比べて、表示制御部4に、卓上用パソコン17が送
信モデム18、通信回線19および受信側モデム20を
介して接続した点が異なっており、その他の構成は基本
的に同様である。
【0069】この第4の実施形態にあっては、卓上用パ
ソコン17より送信モデム18、通信回線19および受
信側モデム20を介して表示制御部4へ遠隔送信するこ
とにより、この送信した情報を表示画面部2Aに表示す
るようになっている。
【0070】このように構成した第4の実施形態では、
表示画面部2Aに表示される情報を簡単に、かつ何時で
も変えられるので、表示画面部2Aに表示される内容を
新鮮なものにすることができる。
【0071】図7は本発明の第5の実施形態に係るディ
スプレイ付き衛生装置の説明図である。なお、図7にお
いて前述した図1〜図6に示すものと同等のものには同
一符号を付してある。
【0072】図7に示す本実施形態のディスプレイ付き
衛生装置では、前述した図6に示す第4の実施形態と比
べて、本体ケース2に配線21Aを介してディスプレイ
用タイマ21を接続しており、適宜な時間帯にのみ表示
画面部2Aに情報が表示される点が異なっており、その
他の構成は基本的に同様である。
【0073】この第5の実施形態にあっては、便器5、
5A、5B、5Cを設置した図示しない建物の環境に合
わせて、ディスプレイ用タイマ21を作動させることに
より、表示画面部2Aで表示する時間帯を設定する。
【0074】このように構成した第5の実施形態では、
例えば、便器5、5A、5B、5Cを使用する人の少な
い夜間等には、表示画面部2Aに情報を表示するのを止
めることができるので、表示画面部2Aの寿命を長くす
るとともに、不要の電力消費を防ぐことができる。
【0075】図8は本発明の第6の実施形態に係るディ
スプレイ付き衛生装置の説明図である。なお、図8にお
いて前述した図1〜図7に示すものと同等のものには同
一符号を付してある。
【0076】図8に示す本実施形態のディスプレイ付き
衛生装置では、前述した図7に示す第5の実施形態と比
べて、本体ケース2全体を防水機能および防火機能を有
する保護カバー22で覆うようにした点が異なってお
り、その他の構成は基本的に同様である。
【0077】この第6の実施形態にあっては、万一、い
たずらで本体ケース2に水をかけられたり、あるいは本
体ケース2に図示しないライタ等の火をつけられたりし
ても、保護カバー22により本体ケース2や表示画面部
2Aを保護するようになっている。
【0078】このように構成した第6の実施形態では、
本体ケース2や表示画面部2Aの破損を防止でき、耐久
性に富むディスプレイ付き衛生装置が得られる。
【0079】図9は本発明の第7の実施形態に係るディ
スプレイ付き衛生装置の説明図である。なお、図9にお
いて前述した図1〜図8に示すものと同等のものには同
一符号を付してある。
【0080】図9に示す本実施形態のディスプレイ付き
衛生装置では、前述した図8に示す第6の実施形態と比
べて、本体ケース2に、所定以上の力が加わった場合に
検知する振動センサ23を設け、本体ケース2の近傍、
例えば室内16の天井16Bに、熱を検知する熱センサ
24を設けるとともに、これらのセンサ23、24を発
報手段25にそれぞれ接続した点が異なっており、その
他の構成は基本的に同様である。発報手段25は、便器
5、5Aを設置した図示しない建物の管理人室26、お
よびその建物から離れているところに設けられる監視セ
ンタ27に接続可能である。
【0081】この第7の実施形態にあっては、本体ケー
ス2や表示画面部2Aを盗んだり壊そうとして、本体ケ
ース2を手で強く叩いた場合、振動センサ23が検知し
て発報手段25からの発報が建物の管理人室26や、監
視センタ27へ出力される。同様に、煙草の火やライタ
の火で本体ケース2が熱せられた場合、熱センサ24が
検知して発報手段25からの発報が建物の管理人室26
や監視センタ27へ出力される。
【0082】このように構成した第7の実施形態では、
建物の管理人室26や監視センタ27でディスプレイ付
き衛生装置を遠隔監視し、発報手段25からの発報に応
じて監視センタの保守員またはまたは管理人室の管理人
が直ちに本体ケース2や表示画面部2Aの設置場所に駆
けつけることにより、本体ケース2を盗んだり壊そうと
する行為を阻止できる。
【0083】図10は本発明の第8の実施形態に係るデ
ィスプレイ付き衛生装置の説明図である。なお、図10
において前述した図1〜図9に示すものと同等のものに
は同一符号を付してある。
【0084】図10に示す本実施形態のディスプレイ付
き衛生装置では、前述した図9に示す第7の実施形態と
比べて、便器5、5A、5B、5Cを設置した室内16
に、人体センサ28および出入口センサ29を設けた点
が異なっており、その他の構成は基本的に同様である。
【0085】この第8の実施形態にあっては、室内16
内に人がいるのを人体センサ28が検知すると、発報手
段25を介してディスプレイ用タイマ21に信号が送ら
れて表示画面部2Aに所定時間のみ情報が表示される。
また、室内16の出入口ドア30が開閉されるのを出入
口センサ29が検知すると、表示画面部2Aに所定時間
だけ情報が表示される。
【0086】このように構成した第8の実施形態では、
室内16に人がいることをセンサ28、29で検知した
後、表示画面部2Aの表示が所定時間のみ行なわれるの
で、表示画面部2Aの連続使用による短寿命化を防止で
きるとともに、不要の電力消費を防いで省電力化を図れ
る。
【0087】なお、本実施形態では、人体センサ28お
よび出入口センサ29の両方を設けた場合を例示した
が、人体センサ28および出入口センサ29のいずれか
一方のみを設けるようにしてもよい。これにより、室内
16内に人がいる所定時間のみあるいは室内16の出入
口ドア30が開いてから所定時間のみ、本体ケース2の
表示画面部2Aに情報が表示される。さらに、出入口セ
ンサ29は、室内16の出入口ドア30が開閉されるこ
とを検知する機構に限定されるのではなく、室内16の
出入口ドア30から室内16に入る人を検知する機構に
してもよい。
【0088】図11は本発明の第9の実施形態に係るデ
ィスプレイ付き衛生装置の説明図である。なお、図11
において前述した図1〜図10に示すものと同等のもの
には同一符号を付してある。
【0089】図11に示す本実施形態のディスプレイ付
き衛生装置では、前述した図10に示す第8の実施形態
と比べて、人体センサ28および出入口センサ29の両
方が動作するとき、この動作を判定する動作判定回路3
1が組み込まれている点が異なっており、その他の構成
は基本的に同様である。
【0090】この第9の実施形態にあっては、室内16
の出入口ドア30が開いた後、室内16内に人がいるの
を人体センサ28が検知したとき、人体センサ28およ
び出入口センサ29から出力される検知信号が発報手段
25を介して動作判定回路31に送られるので、この動
作判定回路31により人体センサ28および出入口セン
サ29の両方の動作を判定して、ディスプレイ用タイマ
21の作動により所定時間のみ表示画面部2Aに情報が
表示される。これらのセンサ28、29および動作判定
回路31により、室内16のドア30が開いた後、この
室内16に人が入ったことを検知する検知手段が構成さ
れている。
【0091】このように構成した第9の実施形態でも、
室内16に人が入ったことを検知手段で検知した後、表
示画面部2Aの表示が所定時間のみ行なわれるので、デ
ィスプレイの連続使用による短寿命化を防止できるとと
もに、不要の電力消費を防いで省電力化を図れる。
【0092】図12は本発明の第10の実施形態に係る
ディスプレイ付き衛生装置の説明図である。なお、図1
2において前述した図1〜図11に示すものと同等のも
のには同一符号を付してある。
【0093】図12に示す本実施形態のディスプレイ付
き衛生装置では、前述した図1に示す第1の実施形態と
比べて、便器5、5Aの使用方法を喚起する情報、およ
び美しい風景の映像32を表示画面部2Aに表示する点
が異なっており、その他の構成は基本的に同様である。
【0094】この第10の実施形態にあっては、表示画
面部2Aにより、便器5、5Aを使用する人が便器使用
状態で見るのに好ましい情報、例えば、便器5、5Aを
使用する際の注意事項を喚起する情報や、便器5、5A
を使用する人の心を和らげる風景の映像32などの情報
をストーリ性を持たせて表示するようになっている。
【0095】このように構成した第10の実施形態で
は、便器5、5Aの使用方法を使用者が容易に知ること
ができるとともに、美しい風景の映像32により便器
5、5Aの使用時における心理状態を和らげることがで
き、使い勝手の優れた衛生装置が得られる。
【0096】図13は本発明の第11の実施形態に係る
ディスプレイ付き衛生装置に設けられる表示制御部のブ
ロック図、図14は本実施形態のディスプレイ付き衛生
装置の説明図である。なお、図13、図14において前
述した図1〜図12に示すものと同等のものには同一符
号を付してある。
【0097】図14に示す本実施形態のディスプレイ付
き衛生装置では、前述した図11に示す第9の実施形態
と比べて、室内16の洗面設備33の上方に、他のディ
スプレイ(以下、他の表示画面部と称す)34を設けた
点が異なっており、その他の構成は基本的に同様であ
る。上記の他の表示画面部34は、この表示画面部34
に表示される情報を洗面設備33の使用者が洗面設備使
用状態で見やすい位置に取付けられている。
【0098】この第11の実施形態にあっては、洗面設
備33を使用する使用者に対して、他の表示画面部34
で洗面設備33の使用方法などの情報が表示される。
【0099】このように構成した第11の実施形態で
は、他の表示画面部34によって洗面設備33の使用方
法を使用者が容易に知ることができる。
【0100】なお、上記実施形態では、他の表示画面部
34および表示画面部2Aの少なくとも一方の電源を洗
面設備33に設けたコンセント35からとることもでき
る。
【0101】図15は本発明の第12の実施形態に係る
ディスプレイ付き衛生装置の説明図である。なお、図1
5において前述した図1〜図14に示すものと同等のも
のには同一符号を付してある。
【0102】図15に示す本実施形態のディスプレイ付
き衛生装置では、前述した図13、図14に示す第11
の実施形態と比べて、表示画面部2Aおよび他の表示画
面部34の両方の電源を、洗面設備33に設けたコンセ
ント35から取外し自在の電源コ−ド36を介してえる
ようにした点が異なっており、その他の構成は基本的に
同様である。
【0103】この第12の実施形態にあっては、洗面設
備33のコンセント35と表示画面部2Aおよび他の表
示画面部34との間に取外し自在の電源コ−ド36を設
けることにより、表示画面部2Aおよび他の表示画面部
34の配線作業を行う。
【0104】このように構成した第12の実施形態で
は、大幅な電源設備工事をする必要とすることなく、表
示画面部2Aおよび他の表示画面部34の配線作業を簡
単に行うことができる。
【0105】図16は本発明の第13の実施形態に係る
ディスプレイ付き衛生装置の説明図である。なお、図1
6において前述した図1〜図15に示すものと同等のも
のには同一符号を付してある。
【0106】図16に示す本実施形態のディスプレイ付
き衛生装置では、前述した図12に示す本発明の第10
の実施形態と比べて、表示画面部2Aに、美しい風景の
映像32とともに、日時および便器5、5Aの使用者累
計を示す数字情報37を重ねて表示する点が異なってお
り、その他の構成は基本的に同様である。上記の数字情
報37は、適宜、表示制御部4にデ−タとして記憶させ
ておき、そのデ−タを必要に応じて、印刷物として出力
するようにしてもよい。
【0107】この第13の実施形態にあっては、便器
5、5Aのいずれか一方を使用する使用者に対して、表
示画面部2Aにより便器5、5Aの使用者累計および日
時を示す数字情報(例えば、累計使用者:150、日
時:1998、12、22)37が表示される。
【0108】このように構成した第13の実施形態で
は、美しい風景の映像32により便器5、5Aの使用時
における心理状態を和らげることができるとともに、便
器5、5Aのこれまでの使用状況を容易に知ることがで
きる。
【0109】図17は本発明の第14の実施形態に係る
ディスプレイ付き衛生装置の説明図である。なお、図1
7において前述した図1〜図16に示すものと同等のも
のには同一符号を付してある。
【0110】図17に示す本実施形態のディスプレイ付
き衛生装置では、前述した図12に示す本発明の第10
の実施形態と比べて、生け花や造花等の飾り38を載置
可能な載置台部39を棚状平坦部7上に形成した点が異
なっており、その他の構成は基本的に同様である。
【0111】この第14の実施形態にあっては、棚状平
坦部7上に形成した載置台部39に生け花や造花等の飾
り38を載置する。
【0112】このように構成した第14の実施形態で
は、表示画面部2Aによる美しい風景の映像32と生け
花等の飾り38とによる相乗効果で、便器5、5Aを設
置した室内16の美化を図ることができる。
【0113】なお、上記実施形態では載置台部39を棚
状平坦部7上に形成したが、本発明はこれに限らず、載
置台部39を本体ケース2自体に形成してもよい。
【0114】図18は本発明の第15の実施形態に係る
ディスプレイ付き衛生装置の説明図である。なお、図1
8において前述した図1〜図17に示すものと同等のも
のには同一符号を付してある。
【0115】図18に示す本実施形態のディスプレイ付
き衛生装置では、前述した図17に示す本発明の第14
の実施形態と比べて、便器5、5Aを設置した室内16
に音発生部40を設け、その音発生部40からの音を本
体ケース2に設けた拡声器41に流す点が異なってお
り、その他の構成は基本的に同様である。
【0116】この第15の実施形態にあっては、音発生
部40から音楽を出力して拡声器41から流したり、あ
るいは音発生部40から威嚇音や警告音を出力して拡声
器41から流す。
【0117】このように構成した第14の実施形態で
は、拡声器41から音楽を流すことにより、室内16の
快適感を高められるとともに、拡声器41から威嚇音や
警告音を流すことにより、表示画面部2Aなどのいたず
らを抑止できる。
【0118】なお、上記各種実施形態例では、表示画面
部(すなわちディスプレイ)2Aあるいは他の表示画面
部(すなわち他のディスプレイ)34を、便器5、5
A、5B、5Cの上方において常時露出した状態の構造
としているが、本発明はこれに限定されるものではな
く、必要時に室内16の天井16Bあるいは側壁から突
出する構造にしてもよい。また、表示画面部2Aあるい
は他の表示画面部34は、長方形や四方形に限定され
ず、例えば円形や楕円形であってもよい。さらに、表示
画面部2Aあるいは他の表示画面部34は、オ−バ−ヘ
ッドプロジェクト方式の構造にしてもよい。
【0119】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1に係る
発明によれば、使用者が便器の前に立った状態でディス
プレイを正面に見るので、そのディスプレイに表示され
る内容を見やすく、かつ、ディスプレイに表示される内
容を見ようとして便器の使用者がその便器に接近する状
態になるため、小水の滴を床に落下させる危険性を小さ
くすることができる。
【0120】また、本発明の請求項2に係る発明によれ
ば、複数個並設された便器であっても、使用者が便器の
前に立った状態でディスプレイを正面に見るので、その
ディスプレイに表示される内容を見やすく、かつ、ディ
スプレイに表示される内容を見ようとして便器の使用者
がその便器に接近する状態になるため、小水の滴を床に
落下させる危険性を小さくすることができる。
【0121】また、本発明の請求項3に係る発明によれ
ば、便器を使用する人が見やすい状態となるようにディ
スプレイの位置を簡単に調整でき、棚状平坦部に鞄など
の物を置いてもその物にディスプレイが遮られることが
なくて済む。
【0122】また、本発明の請求項4に係る発明によれ
ば、室内用の照明装置を消灯した状態にしてもディスプ
レイによる照明で便器を見ることができ、室内用の照明
装置の省電力化を図ることができる。
【0123】また、本発明の請求項5に係る発明によれ
ば、パソコンより送信した情報をディスプレイに表示す
るので、このディスプレイに表示される内容を便器を設
置した室内に合わせて変えることができるとともに、便
器を利用する人に飽きさせることなく新鮮なものとする
ことができる。
【0124】また、本発明の請求項6に係る発明によれ
ば、便器を設置した室内の環境にあわせて、あるいは便
器を使用する人のニ−ズに合わせて適宜な時間帯にのみ
にディスプレイを作動させることができ、ディスプレイ
の連続使用による短寿命化を防止できるとともに、省電
力化を図れる。
【0125】また、本発明の請求項7に係る発明によれ
ば、便器を設置した室内に人がいることを検知した後、
ディスプレイが所定時間のみ作動するので、ディスプレ
イの連続使用による短寿命化を防止できるとともに、省
電力化を図れる。
【0126】また、本発明の請求項8に係る発明によれ
ば、便器を設置した室内に人が入ったことを検知した
後、ディスプレイが所定時間のみ作動するので、ディス
プレイの連続使用による短寿命化を防止できるととも
に、省電力化を図れる。
【0127】また、本発明の請求項9に係る発明によれ
ば、ディスプレイに水がかけられたり、あるいは火が近
づけられたりしても、保護カバーによりディスプレイが
保護されているので、このディスプレイの破損を防止で
き、耐久性に富むディスプレイ付き衛生装置が得られ
る。
【0128】また、本発明の請求項10に係る発明によ
れば、ディスプレイに強い力あるいは強い熱が加わると
センサで検知して発報手段より異常発生を監視センタま
たは管理人室に発報するので、監視センタの保守員また
は管理人室の管理人が直ちにディスプレイの設置場所に
駆けつけてディスプレイを盗んだり壊そうとする行為を
阻止できる。
【0129】また、本発明の請求項11に係る発明によ
れば、ディスプレイで便器の使用方法を喚起する内容が
表示されるので、便器の使用方法を使用者が容易に知る
ことができ、使い勝手の優れたディスプレイ付き衛生装
置が得られる。
【0130】また、本発明の請求項12に係る発明によ
れば、便器の前に立った状態で使用者がディスプレイを
正面に見るので、そのディスプレイに表示される内容が
見やすいとともに、ディスプレイに表示される内容を見
ようとして便器の使用者がその便器に接近する状態にな
るため小水の滴を床に落下させる危険性が小さくなる。
さらに、洗面設備に設置される他のディスプレイによ
り、この洗面設備の使用者に対しても情報を表示するこ
とができる。
【0131】また、本発明の請求項13に係る発明によ
れば、ディスプレイおよび他のディスプレイの少なくと
も一方と洗面設備に設けたコンセントとを取外し自在の
電源コ−ドを用いて接続したので、この電気配線の取付
けおよび取外し作業を簡単に行えるので、新たに電源設
置工事等の大工事をすることがなくて済む。
【0132】また、本発明の請求項14に係る発明によ
れば、ディスプレイに表示される日時および使用者累計
を見ることにより、便器のいままでの使用状況を容易に
知ることができる。
【0133】また、本発明の請求項15に係る発明によ
れば、ディスプレイに表示された内容と載置台部に載置
される飾りとの相乗効果によって、便器を設置した室内
をより一層美化でき、無味乾燥になりがちな室内を快適
な空間に演出することができる。
【0134】また、本発明の請求項16に係る発明によ
れば、音発生部から音楽を出力することにより、便器を
設置した室内の快適感が高められるとともに、音発生部
から威嚇音や警告音を流すことにより、ディスプレイな
どのいたずらを抑止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るディスプレイ付
き衛生装置の側面図である。
【図2】本実施形態のディスプレイ付き衛生装置の正面
図である。
【図3】本実施形態のディスプレイ付き衛生装置に設け
られる表示制御部のブロック図である。
【図4】本発明の第2の実施形態に係るディスプレイ付
き衛生装置の正面図である。
【図5】本発明の第3の実施形態に係るディスプレイ付
き衛生装置の正面図である。
【図6】本発明の第4の実施形態に係るディスプレイ付
き衛生装置の説明図である。
【図7】本発明の第5の実施形態に係るディスプレイ付
き衛生装置の説明図である。
【図8】本発明の第6の実施形態に係るディスプレイ付
き衛生装置の説明図である。
【図9】本発明の第7の実施形態に係るディスプレイ付
き衛生装置の説明図である。
【図10】本発明の第8の実施形態に係るディスプレイ
付き衛生装置の説明図である。
【図11】本発明の第9の実施形態に係るディスプレイ
付き衛生装置の説明図である。
【図12】本発明の第10の実施形態に係るディスプレ
イ付き衛生装置の説明図である。
【図13】本発明の第11の実施形態に係るディスプレ
イ付き衛生装置に設けられる表示制御部のブロック図で
ある。
【図14】本実施形態のディスプレイ付き衛生装置の説
明図である。
【図15】本発明の第12の実施形態に係るディスプレ
イ付き衛生装置の説明図である。
【図16】本発明の第13の実施形態に係るディスプレ
イ付き衛生装置の説明図である。
【図17】本発明の第14の実施形態に係るディスプレ
イ付き衛生装置の説明図である。
【図18】本発明の第15の実施形態に係るディスプレ
イ付き衛生装置の説明図である。
【符号の説明】
1 ディスプレイ付き衛生装置 2 本体ケース 2A 表示画面部(ディスプレイ) 3 配線 4 表示制御部 5、5A〜5C 便器 7 棚状平坦部 8 CPU 9 メインメモリ 10 受信・画像ファイル変換メモリ 11 画像蓄積メモリ 12 画像表示メモリ 15 取付位置調整部材 16 室内 17 パソコン 21 ディスプレイ用タイマ 22 保護カバ− 23 振動センサ 24 熱センサ 25 発報手段 26 管理人室 27 監視センタ 28 人体センサ 29 出入口センサ 31 動作判定回路 33 洗面設備 34 他の表示画面部(他のディスプレイ) 35 コンセント 36 電源コ−ド 37 数字情報 38 飾り 39 載置台部 40 音楽発生部 41 拡声器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 5/00 510 G09G 5/00 510V 550 550C (72)発明者 大平 義博 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株 式会社日立ビルシステム内 (72)発明者 金子 隆 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株 式会社日立ビルシステム内 Fターム(参考) 2D037 EB00 2D038 GA00 ZA00 5C082 AA34 BA02 BA12 CA76 CA81 CB01 DA01 DA51 MM00 MM08 MM10 5C083 AA02 CC30 DD06 HH35 5G435 AA01 DD01 EE13 EE17 EE18 EE30 EE50

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 便器の前に立った状態でこの便器を使用
    する人に対して情報を表示するディスプレイを有するデ
    ィスプレイ付き衛生装置において、 前記ディスプレイを、前記便器の上方で、かつ前記使用
    者の目の高さと同等若しくはそれ以上の高さの位置に設
    置したことを特徴とするディスプレイ付き衛生装置。
  2. 【請求項2】 複数個並設してなる便器のうちいずれか
    一つの便器の前に立った状態でこの便器を使用する人に
    対して情報を表示するディスプレイを有するディスプレ
    イ付き衛生装置において、 前記ディスプレイを、前記便器の上方で、かつ前記使用
    者の目の高さと同等若しくはそれ以上の高さの位置に設
    置するとともに、前記ディスプレイを前記複数個並設し
    てなる便器間の中央に介設したことを特徴とするディス
    プレイ付き衛生装置。
  3. 【請求項3】 前記ディスプレイを、前記便器の上方の
    壁、およびこの便器の上方に形成される棚状平坦部の少
    なくとも一方に取付け、このディスプレイの取付け位置
    を水平方向と垂直方向の少なくとも一方の方向に移動可
    能にしたことを特徴とする請求項1または2記載のディ
    スプレイ付き衛生装置。
  4. 【請求項4】 前記ディスプレイの明るさを、前記便器
    を設置した室内用の照明装置を消灯した状態で前記便器
    を使用者の目で確認可能な明るさとしたことを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれかに記載のディスプレイ付き衛
    生装置。
  5. 【請求項5】 前記ディスプレイの表示制御を行なう表
    示制御部と、この表示制御部に情報を送信するパソコン
    とを備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに
    記載のディスプレイ付き衛生装置。
  6. 【請求項6】 前記ディスプレイが、このディスプレイ
    の作動時間を調整可能にするタイマを備えたことを特徴
    とする請求項1〜5のいずれかに記載のディスプレイ付
    き衛生装置。
  7. 【請求項7】 前記便器を設置した室内、およびこの室
    内への出入口の少なくとも一方にセンサを設け、このセ
    ンサにより人体を検知してから所定時間、前記ディスプ
    レイを作動するようにしたことを特徴とする請求項1〜
    6のいずれかに記載のディスプレイ付き衛生装置。
  8. 【請求項8】 前記便器を設置した室内の出入口ドアが
    開いた後、この室内に人が入ったことを検知する検知手
    段を設け、この検知手段により室内に人が入ったことを
    検知してから所定時間、前記ディスプレイを作動するよ
    うにしたことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記
    載のディスプレイ付き衛生装置。
  9. 【請求項9】 前記ディスプレイを、防水機能および防
    火機能の少なくとも一方を有する保護カバ−で覆うよう
    にしたことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載
    のディスプレイ付き衛生装置。
  10. 【請求項10】 前記ディスプレイに加わる所定以上の
    力を検知する振動センサおよび前記ディスプレイに加わ
    る所定以上の熱を検知する熱センサの少なくとも一方
    と、このセンサの検知に応じて異常発生を監視センタま
    たは管理人室に発報する発報手段とを備えたことを特徴
    とする請求項1〜9のいずれかに記載のディスプレイ付
    き衛生装置。
  11. 【請求項11】 前記ディスプレイに表示される情報
    が、前記便器の使用方法を喚起する内容を含むことを特
    徴とする請求項1〜10のいずれかに記載のディスプレ
    イ付き衛生装置。
  12. 【請求項12】 複数個並設してなる便器のうちいずれ
    か一つの便器の前に立った状態でこの便器を使用する人
    に対して情報を表示するディスプレイを有するディスプ
    レイ付き衛生装置において、 前記ディスプレイを、前記便器の上方で、かつ前記使用
    者の目の高さと同等若しくはそれ以上の高さの位置に設
    置するとともに、前記便器を設置した室内の洗面設備の
    上方に、他のディスプレイを設けたことを特徴とするデ
    ィスプレイ付き衛生装置。
  13. 【請求項13】 前記ディスプレイおよび前記他のディ
    スプレイの少なくとも一方と、前記洗面設備に設けたコ
    ンセントとを取外し自在の電源コ−ドを用いて接続した
    ことを特徴とする請求項12記載のディスプレイ付き衛
    生装置。
  14. 【請求項14】 前記ディスプレイが、使用日時および
    使用者累計を表示することを特徴とする請求項1〜13
    のいずれかに記載のディスプレイ付き衛生装置。
  15. 【請求項15】 前記ディスプレイが、飾りを載置する
    載置台部を備えたことを特徴とする請求項1〜14のい
    ずれかに記載のディスプレイ付き衛生装置。
  16. 【請求項16】 前記ディスプレイが、音楽、威嚇音お
    よび警告音を含む音声を発する音発生部を備えたことを
    特徴とする請求項1〜15のいずれかに記載のディスプ
    レイ付き衛生装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005141135A (ja) * 2003-11-10 2005-06-02 Plenty:Kk 便所内広告装置
JP2010106659A (ja) * 2010-01-18 2010-05-13 Kimura Giken:Kk 流量制御装置
JP2012509527A (ja) * 2008-11-17 2012-04-19 アリード テレシス インコーポレイテッド 電力節約デバイスおよびシステム、ならびにそれの使用および製造の方法

Cited By (3)

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