JP2000209083A - 集積回路 - Google Patents

集積回路

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JP2000209083A
JP2000209083A JP11004395A JP439599A JP2000209083A JP 2000209083 A JP2000209083 A JP 2000209083A JP 11004395 A JP11004395 A JP 11004395A JP 439599 A JP439599 A JP 439599A JP 2000209083 A JP2000209083 A JP 2000209083A
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voltage
power supply
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Shuichi Shirata
修一 白田
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Renesas Design Corp
Mitsubishi Electric Corp
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Renesas Design Corp
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のプルアップ抵抗17が接続された入出
力パッド1からフラッシュメモリなどへの書込み電圧な
どを印加すると、書込み電圧の電圧安定精度が得られな
くなってしまい、閾値電圧にばらつきが生じてしまうな
どの課題があった。 【解決手段】 書込み電圧などの電源電圧よりも高い電
圧を印加する場合には、遮断トランジスタ16でプルア
ップ抵抗17と電源端子5との接続を遮断するものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、入出力パッドお
よび内部回路を有するシングルチップマイクロコンピュ
ータなどの集積回路に係り、特に、フラッシュメモリや
EPROMなどのメモリを内蔵したシングルチップマイ
クロコンピュータのように高圧側電源の電圧よりも高い
書込み電圧や消去電圧を印加する必要がある集積回路の
改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の集積回路の一般的な入出力
パッド周辺部の構成を示すブロック図である。図におい
て、1は入出力パッド、28はシングルチップマイクロ
コンピュータの内部回路、4はこの内部回路28と入出
力パッド1とを接続する入出力信号線、5はそれぞれ図
示外の内部電源回路などが接続される高圧電源接続端
子、17は高圧電源接続端子5と入出力信号線4との間
に直列に接続されるプルアップ抵抗である。
【0003】次に動作について説明する。まず、図示外
の内部電源回路などから高圧電源接続端子5に高圧側電
源電圧を供給した状態で、入出力パッド1から電圧を入
力すると、この入力電圧が入出力信号線4を介して内部
回路28に供給され、これに応じて集積回路は所定の処
理を行なう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の集積回路は以上
のように構成されているので、外部電源などから入出力
パッド1に高圧側電源の電位よりも高い電圧を入力した
場合、その入出力パッド1からプルアップ抵抗17を介
して高圧側電源に電流が流れ込んでしまうことになり、
この不要に流れ込んでしまった電流によって単に外部電
源の消費電流が増加するばかりでなく、高圧側電源の配
線抵抗などに起因して高圧側電源の電位が変動して集積
回路内部の電源電圧が上昇してしまったりするため、集
積回路を正常に動作させることができないなどの課題が
あった。
【0005】特に、フラッシュメモリやEPROMなど
を内蔵し、これらのメモリに対して高圧側電源の電圧よ
りも高い書込み電圧や消去電圧を印加する必要がある集
積回路においては、その高圧側電源の電圧よりも高い電
圧を印加する入出力パッド1を他の機能と兼用化させて
しまうと、入出力パッド1に接続された配線の抵抗があ
るために上記プルアップ抵抗17を介して流れ込んでし
まう電流などに起因して書込み電圧の電圧安定精度が得
られなくなってしまい、メモリに書き込んだ閾値電圧の
ばらつき(電圧分布)を助長してしまうため、このよう
な書込み電圧や消去電圧を印加する入出力パッド1を他
の機能と兼用する上で妨げとなっていた。特に、最近の
低電圧駆動に対応しようとした場合、メモリの書込み電
圧のバラツキを精度よく抑える必要があるため、この書
込み電圧や消去電圧のバラツキを抑えることが必須であ
り、このような用途における集積回路においてはこの書
込み電圧印加用の入出力パッドは必ずそれ専用のパッド
として確保しなければならず、高集積化、多機能化の妨
げとなっていた。
【0006】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、高圧側電源よりも高い電圧を精度
良く印加することができ、しかも、この高圧側電源より
も高い電圧を印加する機能以外の機能にも用いることが
できる入出力端子を備え、これにより従来においては実
現することができなかった高集積化や多機能化を図るこ
とができる集積回路を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る集積回路
は、入出力パッドと、内部回路と、当該内部回路を上記
入出力パッドに接続する入出力信号線と、高圧側電源と
当該入出力信号線との間に接続されたプルアップ抵抗
と、上記高圧側電源と上記入出力信号線との間において
上記プルアップ抵抗と直列に接続され、上記高圧側電源
の電位よりも上記入出力信号線の電位が高い場合に電流
を遮断するように動作する遮断トランジスタとを備える
ものである。
【0008】この発明に係る集積回路は、入出力パッド
と、内部回路と、当該内部回路を上記入出力パッドに接
続する入出力信号線と、高圧側電源と当該入出力信号線
との間に接続された出力用トランジスタと、上記高圧側
電源と上記入出力信号線との間において上記出力用トラ
ンジスタと直列に接続され、上記高圧側電源の電位より
も上記入出力信号線の電位が高い場合に電流を遮断する
ように動作する遮断トランジスタとを備えるものであ
る。
【0009】この発明に係る集積回路は、入出力信号線
に接続され、当該入出力信号線の電位が高圧側電源の電
位以下である場合にはハイレベルの切替信号を出力し、
入出力信号線の電位が高圧側電源の電位よりも高い場合
にはローレベルの切替信号を出力する入力判定回路と、
入出力信号線とグランド電位との間に直列に接続された
一対のトランジスタを有し、切替信号がハイレベルであ
る場合にはグランド電位に基づく反転切替信号を出力
し、切替信号がローレベルである場合には入出力信号線
に基づく反転切替信号を出力する論理反転インバータと
を備えるとともに、遮断トランジスタがゲート電極に反
転切替信号が入力されるPチャネルトランジスタである
ものである。
【0010】この発明に係る集積回路は、入出力信号線
に接続され、当該入出力信号線の電位が高圧側電源の電
位以下である場合にはハイレベルの切替信号を出力し、
入出力信号線の電位が高圧側電源の電位よりも高い場合
にはローレベルの切替信号を出力する入力判定回路と、
遮断トランジスタがゲート電極に切替信号が入力される
Nチャネルトランジスタであるものである。
【0011】この発明に係る集積回路は、入力判定回路
が、入出力信号線とグランド電位との間に直列に接続さ
れた一対のトランジスタからなり、これら一対のトラン
ジスタのゲート電極に高圧側電源が接続されるとともに
一対のトランジスタの間の電位を出力する初段インバー
タと、高圧側電源とグランド電位との間に直列に接続さ
れた一対のトランジスタからなり、これら一対のトラン
ジスタのゲート電極に初段インバータの出力が入力され
る第二段インバータとを備え、第二段インバータの一対
のトランジスタの間の電位を切替信号として出力するも
のである。
【0012】この発明に係る集積回路は、遮断トランジ
スタはゲート電極とソース電極とが短絡接続されたPチ
ャネルトランジスタであるものである。
【0013】この発明に係る集積回路は、遮断トランジ
スタはゲート電極とドレイン電極とが短絡接続されたN
チャネルトランジスタであるものである。
【0014】この発明に係る集積回路は、内部回路とし
て書込み可能なメモリを備え、入出力パッドに当該メモ
リに対する書込み電圧および/または消去電圧を印加す
るものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1によるシ
ングルチップマイクロコンピュータ(集積回路)の入出
力パッド周辺部の構成を示すブロック図である。図にお
いて、1は入出力パッド、2はフラッシュメモリ(内部
回路)、3は他の内部回路(内部回路)、4はフラッシ
ュメモリ2や当該他の内部回路3と入出力パッド1とを
接続する入出力信号線である。
【0016】5はそれぞれ図示外の内部電源回路などが
接続される高圧電源接続端子、6はそれぞれチップ内の
グランドプレーンに接続される低圧電源接続端子、7は
ゲート電極が高圧電源接続端子5に接続されるとともに
ドレイン電極が低圧電源接続端子6に接続される初段N
チャネルトランジスタ(初段インバータ)、8はゲート
電極が高圧電源接続端子5に接続されるとともにドレイ
ン電極が入出力信号線4に接続される初段Pチャネルト
ランジスタ(初段インバータ)、9はこの初段Nチャネ
ルトランジスタ7のソース電極と初段Pチャネルトラン
ジスタ8のソース電極とを接続する初段出力信号線、1
0はゲート電極が初段出力信号線9に接続されるととも
にドレイン電極が低圧電源接続端子6に接続される第二
段Nチャネルトランジスタ(第二段インバータ)、11
はゲート電極が初段出力信号線9に接続されるとともに
ドレイン電極が高圧電源接続端子5に接続される第二段
Pチャネルトランジスタ(第二段インバータ)、12は
この第二段Nチャネルトランジスタ10のソース電極と
第二段Pチャネルトランジスタ11のソース電極とを接
続する第二段出力信号線(切替信号の信号線)である。
【0017】13はゲート電極が第二段出力信号線12
に接続されるとともにドレイン電極が低圧電源接続端子
6に接続される論理反転Nチャネルトランジスタ(論理
反転インバータ)、14はゲート電極が第二段出力信号
線12に接続されるとともにドレイン電極が入出力信号
線4に接続される論理反転Pチャネルトランジスタ(論
理反転インバータ)、15はこの論理反転Nチャネルト
ランジスタ13のソース電極と論理反転Pチャネルトラ
ンジスタ14のソース電極とを接続する論理反転出力信
号線(反転切替信号の信号線)である。
【0018】16はゲート電極が論理反転出力信号線1
5に接続されるとともにドレイン電極が高圧電源接続端
子5に接続される遮断Pチャネルトランジスタ(遮断ト
ランジスタ)、17は遮断Pチャネルトランジスタ16
のソース電極と入出力信号線4との間に直列に接続され
るプルアップ抵抗である。
【0019】次に動作について説明する。まず、内部電
源回路などから高圧電源接続端子5に高圧側電源電圧を
供給した状態で、入出力パッド1からグランド電位と高
圧側電源電圧の電位との間の電位となる電圧を入力する
と、この入力電圧が入出力信号線4を介してフラッシュ
メモリ2や他の内部回路3に供給され、これに応じてシ
ングルチップマイクロコンピュータは所定の処理を行な
う。
【0020】この際、入出力信号線4の電位は最高でも
電源電圧レベルであるので、初段Pチャネルトランジス
タ8は常にオフ状態となる。これに対して初段Nチャネ
ルトランジスタ7は入出力信号線4の電位に拘わらず常
にオン状態であるので、初段出力信号線9は常にグラン
ドレベル(ローレベル)の電圧に保持される。そして、
第二段Pチャネルトランジスタ11はオン状態、第二段
Nチャネルトランジスタ10はオフ状態、第二段出力信
号線12は常に高圧側電源電圧レベル(ハイレベル)の
電圧に保持され、論理反転Pチャネルトランジスタ14
はオフ状態、論理反転Nチャネルトランジスタ13はオ
ン状態、論理反転出力信号線15は常にグランドレベル
(ローレベル)の電圧に保持され、遮断Pチャネルトラ
ンジスタ16のゲート電極にはグランドレベル(ローレ
ベル)の電圧が印加されることになる。従って、遮断P
チャネルトランジスタ16は入出力パッド1の入力電圧
に拘わらず常にオン状態となって、プルアップ抵抗17
は常に高圧電源接続端子5に接続された状態となるの
で、このプルアップ抵抗17を介して入出力信号線4の
配線容量などを充電することができる。
【0021】次に、内部電源回路などから高圧電源接続
端子5に高圧側電源電圧を供給した状態で、入出力パッ
ド1から高圧側電源電圧の約2倍の書込み電圧あるいは
消去電圧を入力すると、この入力電圧が入出力信号線4
を介してフラッシュメモリ2や他の内部回路3に供給さ
れ、これに応じてフラッシュメモリ2のデータの書込み
処理や消去処理を行なうことができる。
【0022】この際、入出力信号線4の電位は高圧側電
源電圧の約2倍の電圧レベルであるので、初段Pチャネ
ルトランジスタ8は常にオン状態となる。また、初段N
チャネルトランジスタ7は入出力信号線4の電位に拘わ
らず常にオン状態であるので、初段出力信号線9はそれ
らの中間電位である略高圧側電源の電圧レベル(ハイレ
ベル)の電圧に保持される。そして、第二段Pチャネル
トランジスタ11はオフ状態、第二段Nチャネルトラン
ジスタ10はオン状態、第二段出力信号線12は常にグ
ランドレベル(ローレベル)の電圧に保持され、論理反
転Pチャネルトランジスタ14はオン状態、論理反転N
チャネルトランジスタ13はオフ状態、論理反転出力信
号線15は入出力信号線4の電位レベル、すなわち高圧
側電源電圧の約2倍の電圧レベル(ハイレベル)の電圧
に保持され、遮断Pチャネルトランジスタ16のゲート
電極には高圧側電源電圧の約2倍の電圧レベル(ハイレ
ベル)の電圧が印加されることになる。従って、遮断P
チャネルトランジスタ16は入出力パッド1の入力電圧
に拘わらず常にオフ状態となって、プルアップ抵抗17
は常に高圧電源接続端子5から切断された状態となるの
で、プルアップ抵抗17を介して入出力信号線4から高
圧側電源に電流が流れ込んでしまうことがなくなる。
【0023】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、プルアップ抵抗17と直列に、高圧側電源の電位よ
りも上記入出力信号線4の電位が高い場合に電流を遮断
するように動作する遮断Pチャネルトランジスタ16を
接続しているので、フラッシュメモリ2への書き込みや
消去の際に入出力パッド1に高圧側電源の電圧の約2倍
の電圧を印加しても、入出力パッド1からプルアップ抵
抗17を介して高圧側電源に電流が流れ込んでしまうこ
とはない。従って、この不要な電流に起因する外部電源
の消費電流増加の問題や、集積回路内部の電源電圧上昇
の問題などの副次的な問題の発生を防止することができ
る。また、上記不要な電流が防止されているので、書込
み電圧や消去電圧の電圧安定精度を得ることができ、こ
の入出力パッド1を高圧側電源よりも高い電圧を印加す
る機能以外の機能、例えば信号入力機能にも用いて、低
電圧駆動される集積回路の高集積化や多機能化を図るこ
とができる効果がある。
【0024】また、初段Nチャネルトランジスタ7、初
段Pチャネルトランジスタ8、第二段Pチャネルトラン
ジスタ11および第二段Nチャネルトランジスタ10か
らなる入力判定回路や、論理反転Nチャネルトランジス
タ13および論理反転Pチャネルトランジスタ14から
なる論理反転インバータとで、遮断Pチャネルトランジ
スタ16を制御するようにしているので、入出力パッド
1の入力電圧が高圧側電源よりも少し低い電圧まで上昇
するような場合であっても、遮断Pチャネルトランジス
タ16をオン状態とすることができて、プルアップ抵抗
17に流れる電流を確保することができるので、このよ
うな入力電圧においても遮断Pチャネルトランジスタ1
6を直列接続したことに起因する信号の立ち上がり時間
の劣化などを防止することができる。
【0025】実施の形態2.図2はこの発明の実施の形
態1によるシングルチップマイクロコンピュータ(集積
回路)の入出力パッド周辺部の構成を示すブロック図で
ある。図において、18は遮断Pチャネルトランジスタ
16のソース電極と入出力信号線4との間に直列に接続
されるハイレベル出力トランジスタ(出力用トランジス
タ)、19は入出力信号線4と低圧電源接続端子6との
間に接続されるローレベル出力トランジスタ、20は第
一出力用内部回路(内部回路)、21は第二出力用内部
回路(内部回路)、22はこれら出力用内部回路20,
21の出力信号に基づいてハイレベル出力トランジスタ
18をオン制御する第一反転論理積回路、23は出力用
内部回路20,21の出力信号に基づいてローレベル出
力トランジスタ19をオン制御する第二反転論理和回
路、24は反転回路である。これ以外の構成は実施の形
態1と同様であり同一の符号を付して説明を省略する。
【0026】次に動作について説明する。第一出力用内
部回路20および第二出力用内部回路21からともにハ
イレベル信号が出力されると、第一反転論理積回路22
はローレベル信号を出力し、ハイレベル出力トランジス
タ18はオン状態となる。この時、第二反転論理和回路
23はローレベル信号を出力するのでローレベル出力ト
ランジスタ19はオフ状態となる。従って、高圧電源接
続端子5の高圧側電源電圧が入出力信号線4を介して入
出力パッド1から出力される。
【0027】第一出力用内部回路20からハイレベル信
号を出力するとともに第二出力用内部回路21からロー
レベル信号を出力すると、第二反転論理和回路23はハ
イレベル信号を出力し、ローレベル出力トランジスタ1
9はオン状態となる。この時、第一反転論理積回路22
はハイレベル信号を出力するのでハイレベル出力トラン
ジスタ18はオフ状態となる。従って、低圧電源接続端
子6のグランド電位の電圧が入出力信号線4を介して入
出力パッド1から出力される。
【0028】なお、第一出力用内部回路20からローレ
ベル信号が出力されている間は、第二出力用内部回路2
1の出力レベルに拘わらず2つの出力トランジスタ1
8,19は共にオフ状態となり、信号が出力されること
はない。
【0029】また、内部電源回路などから高圧電源接続
端子5に高圧側電源電圧を供給した状態で、入出力パッ
ド1からグランド電位と高圧側電源電圧の電位との間の
電位となる電圧を入力する場合の動作は実施の形態1と
同様であり説明を省略する。
【0030】次に、内部電源回路などから高圧電源接続
端子5に高圧側電源電圧を供給した状態で、入出力パッ
ド1から高圧側電源電圧の約2倍の書込み電圧あるいは
消去電圧を入力すると、この入力電圧が入出力信号線4
を介してフラッシュメモリ2や他の内部回路3に供給さ
れ、これに応じてフラッシュメモリ2のデータの書込み
処理や消去処理を行なうことができる。この際、入出力
信号線4の電位は高圧側電源電圧の約2倍の電圧レベル
であるので、実施の形態1と同様に、論理反転出力信号
線15は高圧側電源電圧の約2倍の電圧レベル(ハイレ
ベル)の電圧に保持されて、遮断Pチャネルトランジス
タ16は入出力パッド1の入力電圧に拘わらず常にオフ
状態となって、ハイレベル出力トランジスタ18は常に
高圧電源接続端子5から切断された状態となるので、こ
のハイレベル出力トランジスタ18を介して入出力信号
線4から高圧側電源に電流が流れ込んでしまわなくな
る。なお、ローレベル出力トランジスタ19はこのよう
な電圧を印加してもそもそもオフ状態にあるので、ロー
レベル出力トランジスタ19を介して入出力信号線4か
らグランド電位に電流が流れ込んでしまうこともない。
【0031】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、ハイレベル出力トランジスタ18と直列に、高圧側
電源の電位よりも上記入出力信号線4の電位が高い場合
に電流を遮断するように動作する遮断Pチャネルトラン
ジスタ16を接続しているので、フラッシュメモリ2へ
の書き込みや消去の際に入出力パッド1に高圧側電源の
電圧の約2倍の電圧を印加しても、入出力パッド1から
ハイレベル出力トランジスタ18を介して高圧側電源に
電流が流れ込んでしまうことはない。従って、この不要
な電流に起因する外部電源の消費電流増加の問題や、集
積回路内部の電源電圧上昇の問題などの副次的な問題の
発生を防止することができる。また、上記不要な電流が
防止されたことにより、書込み電圧や消去電圧の電圧安
定精度を得ることができ、この入出力パッド1を高圧側
電源よりも高い電圧を印加する機能以外の機能、例えば
信号入力機能にも用いて、低電圧駆動される集積回路の
高集積化や多機能化を図ることができる効果がある。
【0032】また、初段Nチャネルトランジスタ7、初
段Pチャネルトランジスタ8、第二段Pチャネルトラン
ジスタ11および第二段Nチャネルトランジスタ10か
らなる入力判定回路や、論理反転Nチャネルトランジス
タ13および論理反転Pチャネルトランジスタ14から
なる論理反転インバータとで、遮断Pチャネルトランジ
スタ16を制御するようにしているので、入出力パッド
1の入力電圧が高圧側電源よりも少し低い電圧まで上昇
するような場合であっても、遮断Pチャネルトランジス
タ16をオン状態とすることができて、プルアップ抵抗
17に流れる電流を確保することができるので、このよ
うな入力電圧においても遮断Pチャネルトランジスタ1
6を直列接続したことに起因する信号の立ち上がり時間
の劣化などを防止することができる。
【0033】実施の形態3.図3はこの発明の実施の形
態3によるシングルチップマイクロコンピュータ(集積
回路)の入出力パッド周辺部の構成を示すブロック図で
ある。図において、25はゲート電極が第二段出力信号
線12に接続されるとともにドレイン電極が高圧電源接
続端子5に接続される遮断Nチャネルトランジスタ(遮
断トランジスタ)である。これ以外の構成は実施の形態
1と同様であり同一の符号を付して説明を省略する。
【0034】次に動作について説明する。まず、内部電
源回路などから高圧電源接続端子5に高圧側電源電圧を
供給した状態で、入出力パッド1からグランド電位と高
圧側電源電圧の電位との間の電位となる電圧を入力する
と、この入力電圧が入出力信号線4を介してフラッシュ
メモリ2や他の内部回路3に供給され、これに応じてシ
ングルチップマイクロコンピュータは所定の処理を行な
う。
【0035】この際、入出力信号線4の電位は最高でも
電源電圧レベルであるので、初段Pチャネルトランジス
タ8は常にオフ状態となる。これに対して初段Nチャネ
ルトランジスタ7は入出力信号線4の電位に拘わらず常
にオン状態であるので、初段出力信号線9は常にグラン
ドレベル(ローレベル)の電圧に保持される。そして、
第二段Pチャネルトランジスタ11はオン状態、第二段
Nチャネルトランジスタ10はオフ状態、第二段出力信
号線12は常に高圧側電源電圧レベル(ハイレベル)の
電圧に保持され、遮断Nチャネルトランジスタ25のゲ
ート電極には電源電圧レベル(ハイレベル)の電圧が印
加されることになる。従って、遮断Nチャネルトランジ
スタ25は入出力パッド1の入力電圧に拘わらず常にオ
ン状態となって、プルアップ抵抗17は常に高圧電源接
続端子5に接続された状態となるので、このプルアップ
抵抗17を介して入出力信号線4の配線容量などを充電
することができる。
【0036】次に、内部電源回路などから高圧電源接続
端子5に高圧側電源電圧を供給した状態で、入出力パッ
ド1から高圧側電源電圧の約2倍の書込み電圧あるいは
消去電圧を入力すると、この入力電圧が入出力信号線4
を介してフラッシュメモリ2や他の内部回路3に供給さ
れ、これに応じてフラッシュメモリ2のデータの書込み
処理や消去処理を行なうことができる。
【0037】この際、入出力信号線4の電位は高圧側電
源電圧の約2倍の電圧レベルであるので、初段Pチャネ
ルトランジスタ8は常にオン状態となる。また、初段N
チャネルトランジスタ7は入出力信号線4の電位に拘わ
らず常にオン状態であるので、初段出力信号線9はそれ
らの中間電位である略高圧側電源の電圧レベル(ハイレ
ベル)の電圧に保持される。そして、第二段Pチャネル
トランジスタ11はオフ状態、第二段Nチャネルトラン
ジスタ10はオン状態、第二段出力信号線12は常にグ
ランドレベル(ローレベル)の電圧に保持され、遮断N
チャネルトランジスタ25のゲート電極にはグランド電
位(ローレベル)の電圧が印加されることになる。従っ
て、遮断Nチャネルトランジスタ25は入出力パッド1
の入力電圧に拘わらず常にオフ状態となって、プルアッ
プ抵抗17は常に高圧電源接続端子5から切断された状
態となるので、プルアップ抵抗17を介して入出力信号
線4から高圧側電源に電流が流れ込んでしまわなくな
る。
【0038】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、プルアップ抵抗17と直列に、高圧側電源の電位よ
りも上記入出力信号線4の電位が高い場合に電流を遮断
するように動作する遮断Nチャネルトランジスタ25を
接続しているので、フラッシュメモリ2への書き込みや
消去の際に、入出力パッド1に高圧側電源の電圧の約2
倍の電圧を印加しても、入出力パッド1からプルアップ
抵抗17を介して高圧側電源に電流が流れ込んでしまう
ことはない。従って、この不要な電流に起因する外部電
源の消費電流増加の問題や、集積回路内部の電源電圧上
昇の問題などの副次的な問題の発生を防止することがで
きる。また、上記不要な電流が防止されているので、書
込み電圧や消去電圧の電圧安定精度を得ることができ、
この入出力パッド1を高圧側電源よりも高い電圧を印加
する機能以外の機能、例えば信号入力機能にも用いて、
低電圧駆動される集積回路の高集積化や多機能化を図る
ことができる効果がある。
【0039】また、初段Nチャネルトランジスタ7、初
段Pチャネルトランジスタ8、第二段Pチャネルトラン
ジスタ11および第二段Nチャネルトランジスタ10か
らなる入力判定回路で、遮断Nチャネルトランジスタ2
5を制御するようにしているので、入出力パッド1の入
力電圧が高圧側電源よりも少し低い電圧まで上昇するよ
うな場合であっても、遮断Nチャネルトランジスタ25
をオン状態とすることができて、プルアップ抵抗17に
流れる電流を確保することができるので、このような入
力電圧においても遮断Nチャネルトランジスタ25を直
列接続したことに起因する信号の立ち上がり時間の劣化
などを防止することができる。
【0040】更に、この実施の形態3によれば、初段N
チャネルトランジスタ7、初段Pチャネルトランジスタ
8、第二段Pチャネルトランジスタ11および第二段N
チャネルトランジスタ10からなる入力判定回路と遮断
Nチャネルトランジスタ25とで、入出力パッド1から
プルアップ抵抗17を介して高圧側電源に電流が流れ込
んでしまうことを防止しているので、入力判定回路、論
理反転インバータおよび遮断Pチャネルトランジスタ1
6とで同様の機能を実現した場合に比べて、その占有領
域を削減することができ、低電圧駆動される集積回路の
高集積化や多機能化を図ることができる効果がある。
【0041】なお、この実施の形態3では実施の形態1
の構成を前提として発明の実施の形態を説明したが、実
施の形態2の構成を前提としても同様の効果を得ること
ができる。
【0042】実施の形態4.図4はこの発明の実施の形
態4によるシングルチップマイクロコンピュータ(集積
回路)の入出力パッド周辺部の構成を示すブロック図で
ある。図において、26はドレイン電極が高圧電源接続
端子5に接続されるとともにゲート電極およびソース電
極が共に入出力信号線4に短絡的に接続されている遮断
Pチャネルトランジスタ(遮断トランジスタ)である。
これ以外の構成は実施の形態1と同様であり同一の符号
を付して説明を省略する。
【0043】次に動作について説明する。まず、内部電
源回路などから高圧電源接続端子5に高圧側電源電圧を
供給した状態で、入出力パッド1からグランド電位と高
圧側電源電圧の電位との間の電位となる電圧を入力する
と、この入力電圧が入出力信号線4を介してフラッシュ
メモリ2や他の内部回路3に供給され、これに応じてシ
ングルチップマイクロコンピュータは所定の処理を行な
う。
【0044】この際、入出力信号線4の電位は最高でも
電源電圧レベルであるので、遮断Pチャネルトランジス
タ26は入出力パッド1の入力電圧に拘わらず常にオン
状態となって、プルアップ抵抗17は常に高圧電源接続
端子5に接続された状態となるので、このプルアップ抵
抗17を介して入出力信号線4の配線容量などを充電す
ることができる。
【0045】次に、内部電源回路などから高圧電源接続
端子5に高圧側電源電圧を供給した状態で、入出力パッ
ド1から高圧側電源電圧の約2倍の書込み電圧あるいは
消去電圧を入力すると、この入力電圧が入出力信号線4
を介してフラッシュメモリ2や他の内部回路3に供給さ
れ、これに応じてフラッシュメモリ2のデータの書込み
処理や消去処理を行なうことができる。
【0046】この際、入出力信号線4の電位は高圧側電
源電圧の約2倍の電圧レベルであるので、遮断Pチャネ
ルトランジスタ26には逆バイアスが印加されることに
なって、プルアップ抵抗17は常に高圧電源接続端子5
から切断された状態となるので、プルアップ抵抗17を
介して入出力信号線4から高圧側電源に電流が流れ込ん
でしまわなくなる。
【0047】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、プルアップ抵抗17と直列に、高圧側電源の電位よ
りも上記入出力信号線4の電位が高い場合に電流を遮断
するように動作するダイオード接続の遮断Pチャネルト
ランジスタ26を接続しているので、フラッシュメモリ
2への書き込みや消去の際に入出力パッド1に高圧側電
源の電圧の約2倍の電圧を印加しても、入出力パッド1
からプルアップ抵抗17を介して高圧側電源に電流が流
れ込んでしまうことはない。従って、この不要な電流に
起因する外部電源の消費電流増加の問題や、集積回路内
部の電源電圧上昇の問題などの副次的な問題の発生を防
止することができる。また、上記不要な電流が防止され
ているので、書込み電圧や消去電圧の電圧安定精度を得
ることができ、この入出力パッド1を高圧側電源よりも
高い電圧を印加する機能以外の機能、例えば信号入力機
能にも用いて、低電圧駆動される集積回路の高集積化や
多機能化を図ることができる効果がある。
【0048】また、この実施の形態4によれば、ダイオ
ード接続された遮断Pチャネルトランジスタ26のみで
入出力パッド1からプルアップ抵抗17を介して高圧側
電源に電流が流れ込んでしまうことを防止しているの
で、実施の形態3のように入力判定回路や遮断Nチャネ
ルトランジスタで同様の機能を実現した場合と比べても
その占有領域を削減することができ、低電圧駆動される
集積回路の高集積化や多機能化を図ることができる効果
がある。
【0049】なお、この実施の形態4では実施の形態1
の構成を前提として発明の実施の形態を説明したが、実
施の形態2の構成を前提としても同様の効果を得ること
ができる。
【0050】実施の形態5.図5はこの発明の実施の形
態5によるシングルチップマイクロコンピュータ(集積
回路)の入出力パッド周辺部の構成を示すブロック図で
ある。図において、27はドレイン電極およびゲート電
極が共に高圧電源接続端子5に短絡的に接続されるとと
もにソース電極が入出力信号線4に接続されている遮断
Nチャネルトランジスタ(遮断トランジスタ)である。
これ以外の構成は実施の形態1と同様であり同一の符号
を付して説明を省略する。
【0051】次に動作について説明する。まず、内部電
源回路などから高圧電源接続端子5に高圧側電源電圧を
供給した状態で、入出力パッド1からグランド電位と高
圧側電源電圧の電位との間の電位となる電圧を入力する
と、この入力電圧が入出力信号線4を介してフラッシュ
メモリ2や他の内部回路3に供給され、これに応じてシ
ングルチップマイクロコンピュータは所定の処理を行な
う。
【0052】この際、入出力信号線4の電位は最高でも
電源電圧レベルであるので、遮断Nチャネルトランジス
タ27は入出力パッド1の入力電圧に拘わらず常にオン
状態となって、プルアップ抵抗17は常に高圧電源接続
端子5に接続された状態となるので、このプルアップ抵
抗17を介して入出力信号線4の配線容量などを充電す
ることができる。
【0053】次に、内部電源回路などから高圧電源接続
端子5に高圧側電源電圧を供給した状態で、入出力パッ
ド1から高圧側電源電圧の約2倍の書込み電圧あるいは
消去電圧を入力すると、この入力電圧が入出力信号線4
を介してフラッシュメモリ2や他の内部回路3に供給さ
れ、これに応じてフラッシュメモリ2のデータの書込み
処理や消去処理を行なうことができる。
【0054】この際、入出力信号線4の電位は高圧側電
源電圧の約2倍の電圧レベルであるので、遮断Nチャネ
ルトランジスタ27には逆バイアスが印加されることに
なって、プルアップ抵抗17は常に高圧電源接続端子5
から切断された状態となるので、プルアップ抵抗17を
介して入出力信号線4から高圧側電源に電流が流れ込ん
でしまわなくなる。
【0055】以上のように、この実施の形態5によれ
ば、プルアップ抵抗17と直列に、高圧側電源の電位よ
りも上記入出力信号線4の電位が高い場合に電流を遮断
するように動作するダイオード接続の遮断Nチャネルト
ランジスタ27を接続しているので、フラッシュメモリ
2への書き込みや消去の際に入出力パッド1に高圧側電
源の電圧の約2倍の電圧を印加しても、入出力パッド1
からプルアップ抵抗17を介して高圧側電源に電流が流
れ込んでしまうことはない。従って、この不要な電流に
起因する外部電源の消費電流増加の問題や、集積回路内
部の電源電圧上昇の問題などの副次的な問題の発生を防
止することができる。また、上記不要な電流が防止され
ているので、書込み電圧や消去電圧の電圧安定精度を得
ることができ、この入出力パッド1を高圧側電源よりも
高い電圧を印加する機能以外の機能、例えば信号入力機
能にも用いて、低電圧駆動される集積回路の高集積化や
多機能化を図ることができる効果がある。
【0056】また、この実施の形態5によれば、ダイオ
ード接続された遮断Nチャネルトランジスタ27のみで
入出力パッド1からプルアップ抵抗17を介して高圧側
電源に電流が流れ込んでしまうことを防止しているの
で、実施の形態4のように遮断Pチャネルトランジスタ
26で同様の機能を実現した場合と比べてもその占有領
域を削減することができ、低電圧駆動される集積回路の
高集積化や多機能化を図ることができる効果がある。
【0057】なお、この実施の形態5では実施の形態1
の構成を前提として発明の実施の形態を説明したが、実
施の形態2の構成を前提としても同様の効果を得ること
ができる。
【0058】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、入出
力パッドと、内部回路と、当該内部回路を上記入出力パ
ッドに接続する入出力信号線と、高圧側電源と当該入出
力信号線との間に接続されたプルアップ抵抗と、上記高
圧側電源と上記入出力信号線との間において上記プルア
ップ抵抗と直列に接続され、上記高圧側電源の電位より
も上記入出力信号線の電位が高い場合に電流を遮断する
ように動作する遮断トランジスタとを備えるので、外部
電源などから入出力パッドに高圧側電源の電位よりも高
い電圧を入力した場合、プルアップ抵抗と直列に接続さ
れた遮断トランジスタが電流を遮断するように動作する
ので、入出力パッドからプルアップ抵抗を介して高圧側
電源に電流が流れ込んでしまうことはなくなる効果があ
る。
【0059】従って、この不要な電流に起因する外部電
源の消費電流増加の問題や、集積回路内部の電源電圧上
昇の問題などの副次的な問題の発生を防止することがで
きる。また、このような入出力パッドを用いてフラッシ
ュメモリやEPROMなどの書込み電圧などを印加して
も、上記不要な電流が防止されているので、書込み電圧
や消去電圧の電圧安定精度を得ることができ、この入出
力パッドを高圧側電源よりも高い電圧を印加する機能以
外の機能にも用いて、低電圧駆動される集積回路の高集
積化や多機能化を図ることができる効果がある。
【0060】この発明によれば、入出力パッドと、内部
回路と、当該内部回路を上記入出力パッドに接続する入
出力信号線と、高圧側電源と当該入出力信号線との間に
接続された出力用トランジスタと、上記高圧側電源と上
記入出力信号線との間において上記出力用トランジスタ
と直列に接続され、上記高圧側電源の電位よりも上記入
出力信号線の電位が高い場合に電流を遮断するように動
作する遮断トランジスタとを備えるので、外部電源など
から入出力パッドに高圧側電源の電位よりも高い電圧を
入力した場合、出力トランジスタと直列に接続された遮
断トランジスタが電流を遮断するように動作するので、
入出力パッドから出力トランジスタを介して高圧側電源
に電流が流れ込んでしまうことはなくなる効果がある。
【0061】従って、この不要な電流に起因する外部電
源の消費電流増加の問題や、集積回路内部の電源電圧上
昇の問題などの副次的な問題の発生を防止することがで
きる。また、このような入出力パッドを用いてフラッシ
ュメモリやEPROMなどの書込み電圧などを印加して
も、上記不要な電流に起因する書込み電圧や消去電圧の
電圧安定精度を得ることができ、この入出力パッドを高
圧側電源よりも高い電圧を印加する機能以外の機能にも
用いて、低電圧駆動される集積回路の高集積化や多機能
化を図ることができる効果がある。
【0062】この発明によれば、入出力信号線に接続さ
れ、当該入出力信号線の電位が高圧側電源の電位以下で
ある場合にはハイレベルの切替信号を出力し、入出力信
号線の電位が高圧側電源の電位よりも高い場合にはロー
レベルの切替信号を出力する入力判定回路と、入出力信
号線とグランド電位との間に直列に接続された一対のト
ランジスタを有し、切替信号がハイレベルである場合に
はグランド電位に基づく反転切替信号を出力し、切替信
号がローレベルである場合には入出力信号線に基づく反
転切替信号を出力する論理反転インバータとを備えると
ともに、遮断トランジスタがゲート電極に反転切替信号
が入力されるPチャネルトランジスタであるので、外部
電源などから入出力パッドに高圧側電源の電位よりも高
い電圧を入力した場合には、入力判定回路からローレベ
ルの切替信号が出力され、論理反転インバータから入出
力信号線に基づく反転切替信号が出力され、これにより
Pチャネルトランジスタのゲート電位を高圧側電源電圧
よりも高くしてオフさせることができる。従って、入出
力パッドからプルアップ抵抗や出力トランジスタを介し
て高圧側電源に電流が流れ込んでしまうことを防止する
ことができる効果がある。
【0063】また、外部電源などから入出力パッドに高
圧側電源の電位以下の電圧を入力した場合には、入力判
定回路からハイレベルの切替信号が出力され、論理反転
インバータからグランド電位に基づく反転切替信号が出
力され、これにより入出力パッドに入力する電圧に拘わ
らずPチャネルトランジスタを常にオン状態とすること
ができる。特に、この入力電圧が高圧側電源電圧と殆ど
同じ電圧であったとしても、Pチャネルトランジスタを
オン状態とすることができて、プルアップ抵抗に流れる
電流を確保することができるので、信号の立ち上がり時
間などの劣化を伴うことなく、入出力パッドからプルア
ップ抵抗を介して高圧側電源に電流が流れ込んでしまう
ことを防止することができる効果がある。
【0064】この発明によれば、入出力信号線に接続さ
れ、当該入出力信号線の電位が高圧側電源の電位以下で
ある場合にはハイレベルの切替信号を出力し、入出力信
号線の電位が高圧側電源の電位よりも高い場合にはロー
レベルの切替信号を出力する入力判定回路と、遮断トラ
ンジスタがゲート電極に切替信号が入力されるNチャネ
ルトランジスタであるので、外部電源などから入出力パ
ッドに高圧側電源の電位よりも高い電圧を入力した場合
には、入力判定回路からローレベルの切替信号が出力さ
れ、これによりNチャネルトランジスタのゲート電位を
高圧側電源電圧よりも高くしてオフさせることができ
る。従って、入出力パッドからプルアップ抵抗や出力ト
ランジスタを介して高圧側電源に電流が流れ込んでしま
うことを防止することができる効果がある。
【0065】また、外部電源などから入出力パッドに高
圧側電源の電位以下の電圧を入力した場合には、入力判
定回路からハイレベルの切替信号が出力され、これによ
り入出力パッドに入力する電圧に拘わらずNチャネルト
ランジスタを常にオン状態とすることができる。特に、
この入力電圧が高圧側電源電圧と殆ど同じ電圧であった
としても、Nチャネルトランジスタをオン状態とするこ
とができて、プルアップ抵抗に流れる電流を確保するこ
とができるので、信号の立ち上がり時間などの劣化を伴
うことなく、入出力パッドからプルアップ抵抗を介して
高圧側電源に電流が流れ込んでしまうことを防止するこ
とができる効果がある。
【0066】更に、この発明によれば、入力判定回路と
Nチャネルトランジスタとで、入出力パッドからプルア
ップ抵抗や出力トランジスタを介して高圧側電源に電流
が流れ込んでしまうことを防止しているので、入力判定
回路、論理反転インバータおよびPチャネルトランジス
タとで同様の機能を実現した場合に比べて、その占有領
域を削減することができ、低電圧駆動される集積回路の
高集積化や多機能化を図ることができる効果がある。
【0067】この発明によれば、入力判定回路が、入出
力信号線とグランド電位との間に直列に接続された一対
のトランジスタからなり、これら一対のトランジスタの
ゲート電極に高圧側電源が接続されるとともに一対のト
ランジスタの間の電位を出力する初段インバータと、高
圧側電源とグランド電位との間に直列に接続された一対
のトランジスタからなり、これら一対のトランジスタの
ゲート電極に初段インバータの出力が入力される第二段
インバータとを備え、第二段インバータの一対のトラン
ジスタの間の電位を切替信号として出力するので、外部
電源などから入出力パッドに高圧側電源の電位以下の電
圧を入力した場合には、これに基づいてハイレベルの切
替信号を出力することができる効果がある。
【0068】この発明によれば、遮断トランジスタがゲ
ート電極とソース電極とが短絡接続されたPチャネルト
ランジスタであるので、外部電源などから入出力パッド
に高圧側電源の電位よりも高い電圧を入力した場合に
は、このPチャネルトランジスタが逆方向にバイアスさ
れたダイオードと等価な働きをし、入出力パッドからプ
ルアップ抵抗や出力トランジスタを介して高圧側電源に
電流が流れ込んでしまうことを防止することができる効
果がある。
【0069】また、この発明によれば、Pチャネルトラ
ンジスタのみで入出力パッドからプルアップ抵抗や出力
トランジスタを介して高圧側電源に電流が流れ込んでし
まうことを防止しているので、入力判定回路やNチャネ
ルトランジスタとで同様の機能を実現した場合に比べ
て、その占有領域を削減することができ、低電圧駆動さ
れる集積回路の高集積化や多機能化を図ることができる
効果がある。
【0070】この発明によれば、遮断トランジスタはゲ
ート電極とドレイン電極とが短絡接続されたNチャネル
トランジスタであるので、外部電源などから入出力パッ
ドに高圧側電源の電位よりも高い電圧を入力した場合に
は、このPチャネルトランジスタが逆方向にバイアスさ
れたダイオードと等価な働きをし、入出力パッドからプ
ルアップ抵抗や出力トランジスタを介して高圧側電源に
電流が流れ込んでしまうことを防止することができる効
果がある。
【0071】また、この発明によれば、Nチャネルトラ
ンジスタのみで入出力パッドからプルアップ抵抗や出力
トランジスタを介して高圧側電源に電流が流れ込んでし
まうことを防止しているので、Pチャネルトランジスタ
とで同様の機能を実現した場合に比べて、その占有領域
を削減することができ、低電圧駆動される集積回路の高
集積化や多機能化を図ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるシングルチッ
プマイクロコンピュータ(集積回路)の入出力パッド周
辺部の構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1によるシングルチッ
プマイクロコンピュータ(集積回路)の入出力パッド周
辺部の構成を示すブロック図である。
【図3】 この発明の実施の形態3によるシングルチッ
プマイクロコンピュータ(集積回路)の入出力パッド周
辺部の構成を示すブロック図である。
【図4】 この発明の実施の形態4によるシングルチッ
プマイクロコンピュータ(集積回路)の入出力パッド周
辺部の構成を示すブロック図である。
【図5】 この発明の実施の形態5によるシングルチッ
プマイクロコンピュータ(集積回路)の入出力パッド周
辺部の構成を示すブロック図である。
【図6】 従来の集積回路の一般的な入出力パッド周辺
部の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 入出力パッド、2 フラッシュメモリ(内部回路,
メモリ)、3 他の内部回路(内部回路)、4 入出力
信号線、7 初段Nチャネルトランジスタ(初段インバ
ータ)、8 初段Pチャネルトランジスタ(初段インバ
ータ)、10第二段Nチャネルトランジスタ(第二段イ
ンバータ)、11 第二段Pチャネルトランジスタ(第
二段インバータ)、13 論理反転Nチャネルトランジ
スタ(論理反転インバータ)、14 論理反転Pチャネ
ルトランジスタ(論理反転インバータ)、16,26
遮断Pチャネルトランジスタ(遮断トランジスタ)、1
7 プルアップ抵抗、18 ハイレベル出力トランジス
タ(出力用トランジスタ)、20 第一出力用内部回路
(内部回路)、21 第二出力用内部回路(内部回
路)、25,27 遮断Nチャネルトランジスタ(遮断
トランジスタ)。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入出力パッドと、内部回路と、当該内部
    回路を上記入出力パッドに接続する入出力信号線と、高
    圧側電源と当該入出力信号線との間に接続されたプルア
    ップ抵抗と、上記高圧側電源と上記入出力信号線との間
    において上記プルアップ抵抗と直列に接続され、上記高
    圧側電源の電位よりも上記入出力信号線の電位が高い場
    合に電流を遮断するように動作する遮断トランジスタと
    を備えた集積回路。
  2. 【請求項2】 入出力パッドと、内部回路と、当該内部
    回路を上記入出力パッドに接続する入出力信号線と、高
    圧側電源と当該入出力信号線との間に接続された出力用
    トランジスタと、上記高圧側電源と上記入出力信号線と
    の間において上記出力用トランジスタと直列に接続さ
    れ、上記高圧側電源の電位よりも上記入出力信号線の電
    位が高い場合に電流を遮断するように動作する遮断トラ
    ンジスタとを備えた集積回路。
  3. 【請求項3】 入出力信号線に接続され、当該入出力信
    号線の電位が高圧側電源の電位以下である場合にはハイ
    レベルの切替信号を出力し、入出力信号線の電位が高圧
    側電源の電位よりも高い場合にはローレベルの切替信号
    を出力する入力判定回路と、 入出力信号線とグランド電位との間に直列に接続された
    一対のトランジスタを有し、切替信号がハイレベルであ
    る場合にはグランド電位に基づく反転切替信号を出力
    し、切替信号がローレベルである場合には入出力信号線
    に基づく反転切替信号を出力する論理反転インバータと
    を備えるとともに、 遮断トランジスタがゲート電極に反転切替信号が入力さ
    れるPチャネルトランジスタであることを特徴とする請
    求項1または請求項2記載の集積回路。
  4. 【請求項4】 入出力信号線に接続され、当該入出力信
    号線の電位が高圧側電源の電位以下である場合にはハイ
    レベルの切替信号を出力し、入出力信号線の電位が高圧
    側電源の電位よりも高い場合にはローレベルの切替信号
    を出力する入力判定回路と、 遮断トランジスタはゲート電極に切替信号が入力される
    Nチャネルトランジスタであることを特徴とする請求項
    1または請求項2記載の集積回路。
  5. 【請求項5】 入力判定回路は、 入出力信号線とグランド電位との間に直列に接続された
    一対のトランジスタからなり、これら一対のトランジス
    タのゲート電極に高圧側電源が接続されるとともに一対
    のトランジスタの間の電位を出力する初段インバータ
    と、 高圧側電源とグランド電位との間に直列に接続された一
    対のトランジスタからなり、これら一対のトランジスタ
    のゲート電極に初段インバータの出力が入力される第二
    段インバータとを備え、 第二段インバータの一対のトランジスタの間の電位を切
    替信号として出力することを特徴とする請求項3または
    請求項4記載の集積回路。
  6. 【請求項6】 遮断トランジスタはゲート電極とソース
    電極とが短絡接続されたPチャネルトランジスタである
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の集積回
    路。
  7. 【請求項7】 遮断トランジスタはゲート電極とドレイ
    ン電極とが短絡接続されたNチャネルトランジスタであ
    ることを特徴とする請求項1または請求項2記載の集積
    回路。
  8. 【請求項8】 内部回路として書込み可能なメモリを備
    え、入出力パッドが当該メモリに対する書込み電圧およ
    び/または消去電圧を印加するためのものであることを
    特徴とする請求項1から請求項7のうちのいずれか1項
    記載の集積回路。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012114621A (ja) * 2010-11-24 2012-06-14 New Japan Radio Co Ltd 信号入力回路
CN110675790A (zh) * 2019-11-13 2020-01-10 京东方科技集团股份有限公司 切割点腐蚀防护电路、栅极驱动电路及显示装置

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