JP2000208469A - 半導体ウェ―ハの品質評価方法 - Google Patents

半導体ウェ―ハの品質評価方法

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JP2000208469A
JP2000208469A JP11009404A JP940499A JP2000208469A JP 2000208469 A JP2000208469 A JP 2000208469A JP 11009404 A JP11009404 A JP 11009404A JP 940499 A JP940499 A JP 940499A JP 2000208469 A JP2000208469 A JP 2000208469A
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Sumio Miyazaki
澄夫 宮崎
Morimasa Miyazaki
守正 宮崎
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Nippon Steel Corp
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Sumitomo Metal Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 酸化膜の耐圧特性等、半導体ウェ−ハの特性
を簡便に評価することができる半導体ウェ−ハの品質評
価方法を提供すること。 【解決手段】 半導体ウェ−ハの品質評価方法に、半導
体ウェ−ハ表面近傍に存在する欠陥や面あれに対するエ
ッチングの選択性の高い配合比のNH4 OHとH22
とH2 Oとの混合液を用いて半導体ウェ−ハ表面の洗浄
を複数回行う工程、及びレーザー等の高輝度の光源を用
いた表面検査装置を用いてウェ−ハ表面におけるLight
Point Defect(LPD)の分布を測定することで半導体
ウェ−ハ表面の品質を評価する工程、を含ませる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体ウェ−ハの品
質評価方法に関し、より詳細には半導体ウェ−ハの表面
近傍に存在する欠陥、エピタキシャル層形成時の微小凹
凸や重金属汚染に関連する品質を評価するための半導体
ウェ−ハの品質評価方法に関する。
【0002】
【従来の技術】エピタキシャル層を形成する前の半導体
ウェ−ハの表面にすでに汚染物質(重金属、有機物な
ど)や、パーティクルが存在している場合、あるいはエ
ピタキシャル層の形成中に汚染が発生していると、作製
されたエピタキシャル半導体ウェ−ハの表面近傍には通
常欠陥や面あれが存在している。これら欠陥や面あれは
レーザー表面検査装置では観察されにくいため、エピタ
キシャル半導体ウェ−ハの表面近傍に、これら欠陥や面
あれが存在していても外観的には良品と判断されること
が多い。しかし、これらのエピタキシャル半導体ウェ−
ハについて酸化膜の耐圧評価を行うと、不良と判断され
る確率は高い。
【0003】通常、酸化膜の耐圧評価を行うためにはそ
れらエピタキシャル半導体ウェ−ハの表面に Metal-Oxi
de-Semiconductor(MOS)構造を形成しなければなら
ないが、MOS作製のためには多くの工程を必要とし、
多大な時間とコストを要する。
【0004】他方、半導体ウェ−ハの洗浄によく用いら
れている、いわゆるSC−1洗浄液では、アンモニアと
過酸化水素と水との配合比は、一般的にアンモニア:過
酸化水素:水=1:1:5の体積比に設定されている
(特開平8−250460号公報)。この配合比は、洗
浄プロセスにおいてウェ−ハ表面を荒らさないことに重
点をおいて決定されている。
【0005】また、特開平3−254125号公報、特
開平5−275416号公報では、SC−1洗浄の際の
洗浄液によるウェ−ハ表面の汚染を軽減するために、ア
ンモニアあるいは過酸化水素溶液中に不可避的に含まれ
る金属不純物の影響を軽減することを目的としてSC−
1洗浄液における純水の割合を高める提案がなされてい
る。
【0006】また、SC−1洗浄液は半導体基板評価の
際のエッチング工程におけるエッチング液としても用い
られており(特開平4−212433号公報、特開平4
−299550号公報)、この場合にも、上記SC−1
洗浄液におけるアンモニアと過酸化水素と水との配合比
は、アンモニア:過酸化水素:水=1:1:5の体積比
に設定されていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、通
常、酸化膜の耐圧評価を行うためにはそれらエピタキシ
ャル半導体ウェ−ハの表面に Metal-Oxide-Semiconduct
or(MOS)構造を形成しなければならず、MOS作製
のために多大な時間とコストを要していた。
【0008】また、上記した半導体ウェ−ハの洗浄、あ
るいは半導体基板評価の際のエッチング工程におけるエ
ッチング液として用いられているSC−1洗浄液では、
アンモニアと過酸化水素と水との配合比は、上記したよ
うに、洗浄プロセスにおいてウェ−ハ表面を荒らさない
ことに主眼をおいて決定されており、アンモニア:過酸
化水素:水=1:1:5の体積比に設定されていた。
【0009】上記した配合比は、半導体ウェ−ハ表面の
欠陥や面あれに対する選択性を高めるような配合比では
なく、このため、上記SC−1洗浄液を用いた洗浄を行
ってもエピタキシャル半導体ウェ−ハ表面の凹凸は顕在
化されにくく、エピタキシャル半導体ウェ−ハ表面の品
質評価、例えば、MOSによる酸化膜耐圧評価の代用評
価のためのエッチング工程に前記SC−1洗浄液を使用
することはできなかった。
【0010】また、特開平3−254125号公報、特
開平5−275416号公報におけるSC−1洗浄液に
おける純水の割合を高める提案は、SC−1洗浄の際の
洗浄液によるウェ−ハ表面の汚染を軽減するために、ア
ンモニアあるいは過酸化水素溶液中に不可避的に含まれ
る金属不純物の影響を軽減することを目的として行われ
ており、前記SC−1洗浄液を半導体ウェ−ハ表面の品
質評価、例えば、MOSによる酸化膜耐圧評価の代用評
価のために用いるといった思想は開示されていなかっ
た。
【0011】本発明は上記した課題に鑑みなされたもの
であって、エピタキシャル半導体ウェ−ハ表面近傍に存
在する欠陥や面あれ等を選択的にエッチングすることが
できる洗浄液を用い、エピタキシャル半導体ウェ−ハの
表面近傍に存在する欠陥や面あれ等を顕在化させ、後は
レーザー表面検査装置等を用いてLPDを測定すること
により、エピタキシャル半導体ウェ−ハを簡便に評価す
ることができるエピタキシャル半導体ウェ−ハの品質評
価方法を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段及びその効果】上記目的を
達成するために本発明に係る半導体ウェ−ハの品質評価
方法(1)は、半導体ウェ−ハ表面近傍に存在する欠陥
や面あれに対するエッチングの選択性の高い配合比のN
4 OHとH22 とH2 Oとの混合液を用いて半導体
ウェ−ハ表面の洗浄を複数回行う工程、レーザー等の高
輝度の光源を用いた表面検査装置を用いてウェ−ハ表面
におけるLight Point Defect(LPD)の分布を測定す
ることで半導体ウェ−ハ表面の品質を評価する工程、を
含んでいることを特徴としている。
【0013】上記した半導体ウェ−ハの品質評価方法
(1)によれば、選択的エッチングにより欠陥や面あれ
が凹凸として顕在化された部分は、レーザー表面検査装
置により測定するとLPDとして略確実に観察される。
該洗浄を行っていない同一条件で作製したエピタキシャ
ル半導体ウェ−ハを用い、MOSを形成して酸化膜の耐
圧評価を行った場合と比較すると、前記LPDが高密度
に検出された部分に対応する部分での酸化膜耐圧は明ら
かに低い値を示しており、本発明に係る半導体ウェ−ハ
の品質評価方法(1)を採用すれば、例えばエピタキシ
ャル半導体ウェ−ハにMOSを形成することなく、簡便
に容易かつ迅速に酸化膜の耐圧評価を行うことができ
る。
【0014】また、本発明に係る半導体ウェ−ハの品質
評価方法(2)は、上記半導体ウェ−ハの品質評価方法
(1)において、前記評価を酸化膜耐圧の評価とするこ
とを特徴としている。
【0015】上記した半導体ウェ−ハの品質評価方法
(2)によれば、MOSを形成して酸化膜の耐圧評価を
行った場合と比較しても、精度的にはほとんど見劣りす
ることなく正確に評価することができ、しかも簡便に容
易かつ迅速に評価を行うことができる。
【0016】また、本発明に係る半導体ウェ−ハの品質
評価方法(3)は、上記半導体ウェ−ハの品質評価方法
(1)又は(2)において、前記混合液におけるNH4
OHとH22 とH2 Oとの配合比をNH4 OH:H2
2 :H2 O=X:Y:Zと表わした場合、0<Y≦
X、かつ100X≦Z≦400Xの関係を成立させるこ
とを特徴としている。
【0017】NH4 OHとH22 とH2 Oとの混合液
による半導体ウェ−ハ表面のエッチングは、以下のメカ
ニズムにより進行していると考えられる。すなわち、ま
ずH22 が半導体ウェ−ハの表面を酸化する。次いで
その酸化された表面部分をNH4 OHがエッチングして
ゆく。従って、上記した半導体ウェ−ハの品質評価方法
(3)の場合、NH4 OHの配合比がH22 よりも多
いことで、H22 が半導体ウェ−ハの表面を酸化すれ
ば、すぐにその酸化された表面部分をNH4 OHがエッ
チングしていっている状況にあると考えられ、半導体ウ
ェ−ハの表面近傍に存在する欠陥や面あれを凹凸として
顕在化させるのに極めて都合のよいエッチングを実施で
きている状況にあると考えられる。
【0018】またNH4 OHに対してH2 Oの量を増や
してゆくと、100X≦Zのあたりから急にNH4 OH
によるエッチングがスム−ズになる。しかし、H2 Oの
量を増やし過ぎると、H22 によるウェ−ハ表面の酸
化能力が低下し、前記欠陥や面あれを凹凸として顕在化
させる能力が低下してしまう。従って、H2 Oの量はZ
≦400Xの範囲内に抑えておくことが好ましい。
【0019】また、本発明に係る半導体ウェ−ハの品質
評価方法(4)は、上記半導体ウェ−ハの品質評価方法
(1)〜(3)のいずれかにおいて、前記混合液を用い
た半導体ウェ−ハ表面の洗浄を5〜10回の範囲内で繰
り返し行うことを特徴としている。
【0020】前記混合液を用いた半導体ウェ−ハ表面の
洗浄を繰り返し行うことにより、顕在化される欠陥や面
あれの数、すなわちレーザー表面検査装置により観察さ
れるLPDの数は増えてくる。そしてこの数は洗浄回数
5回まではかなりの増加率で増え続け、5回を超えると
増加率は落ち着きを見せ、洗浄回数が10回を超えると
その数はほとんど増えなくなる。従って、前記混合液を
用いた半導体ウェ−ハ表面の洗浄を、5〜10回の範囲
内で繰り返し行うことにより、半導体ウェ−ハの品質評
価を正確に行うことができることとなる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る半導体ウェ−
ハの品質評価方法の実施の形態を図面に基づいて説明す
る。
【0022】実施の形態に係る半導体ウェ−ハの品質評
価方法では、NH4 OHとH22とH2 Oとの混合液
における半導体ウェ−ハ表面近傍に存在する欠陥や面あ
れに対するエッチングの選択性を高めておく。NH4
HとH22 とH2 Oとの混合液による半導体ウェ−ハ
表面のエッチングでは、まずH22 が半導体ウェ−ハ
の表面を酸化し、次いでその酸化された表面部分をNH
4 OHがエッチングしてゆくと考えられる。従って、N
4 OHの配合比をH22 よりも多くしておくこと
で、H22 が半導体ウェ−ハの表面を酸化すれば、す
ぐにその酸化された表面部分をNH4 OHがエッチング
してゆく状況を作り出し、半導体ウェ−ハの表面近傍に
存在する欠陥や面あれを凹凸として顕在化させるのに極
めて都合のよいエッチングを実施できると考えられる。
【0023】このことを実証するために、NH4 OHと
22 とH2 Oとの配合比が種々異なる混合液を使用
して半導体ウェ−ハの表面を繰り返し洗浄し、その後レ
ーザー表面検査装置を用いてウェ−ハ表面におけるLP
Dの発生状況を測定した。その結果を図1に示す。この
際のさらに詳しい条件は以下の通りである。
【0024】 使用サンプル:6インチエピタキシャルウェ−ハ、P/P+ ウェ−ハ結晶面 (100) 酸素濃度 12×1017atoms/cc(ASTM F−121,1979) 抵抗率 10Ωcm 洗浄条件: 温度 80℃ 時間 10分 レーザー表面検査装置を用いたLPDの測定:洗浄を1回行う毎に行う また、図1の結果から、混合液におけるNH4 OHとH
22 とH2 Oとの配合比をNH4 OH:H22 :H
2 O=X:Y:Zと表わした場合、NH4 OHに対して
2 Oの量を増やしてゆくと、100X≦Zのあたりか
ら急にNH4 OHによるエッチングがスム−ズになるこ
とが判明した。しかし、H2 Oの量を増やし過ぎると、
22 によるウェ−ハ表面の酸化能力が低下し、前記
欠陥や面あれを凹凸として顕在化させる能力が低下して
しまう。このため、H2 Oの量はZ≦400Xの範囲内
に抑えておくことが好ましいことも判明した。
【0025】また、NH4 OH:H22 :H2 Oが、
1:1:150、1:1:400、及び1:1:500
の混合液を用いた場合、洗浄を繰り返すたびにレーザー
表面検査装置を用いて検出されるLPDの数が増大し
た。
【0026】このため、洗浄回数の適正範囲を求めるた
め、NH4 OH:H22 :H2 Oが、1:1:15
0、及び1:1:400である混合液を用いた洗浄を1
4回まで繰り返し行い、その度毎にレーザー表面検査装
置を用いたLPDの検出を行った。その結果を図2に示
す。
【0027】また、NH4 OH:H22 が1:1以外
である混合液としてNH4 OH:H22 :H2 Oが、
3:1:300、及び5:1:500である混合液を用
いた洗浄を14回まで繰り返し行い、その度毎にレーザ
ー表面検査装置を用いたLPDの検出を行った。その結
果を併せて図2に示した。
【0028】この結果、以下のことが判明した。すなわ
ち、前記混合液を用いたエピタキシャル半導体ウェ−ハ
表面の洗浄を繰り返し行うことにより、顕在化される欠
陥や面あれの数、すなわちレーザー表面検査装置により
観察されるLPDの数は増えてくる。そしてこの数は洗
浄回数5回まではかなりの増加率で増え続け、5回を超
えると増加率は落ち着きを見せ、洗浄回数が10回を超
えるとその数はほとんど増えなくなる。従って、前記混
合液を用いたエピタキシャル半導体ウェ−ハ表面の洗浄
を、5〜10回の範囲内で繰り返し行うことにより、エ
ピタキシャル半導体ウェ−ハの品質評価を正確に行うこ
とができることが判明した。
【0029】また、NH4 OHの配合比をH22 より
も多くすることで、H22 が半導体ウェ−ハの表面を
酸化すれば、すぐにその酸化された表面部分をNH4
Hがエッチングしていっている状況にあることが確認さ
れ、エピタキシャル半導体ウェ−ハの表面近傍に存在す
る欠陥や面あれを凹凸として顕在化させるためにはNH
4 OHの配合比をH22 よりも多くすることが望まし
いことを確認することができた。
【0030】次に、レーザー表面検査装置を用いて観察
されたLPDの発生状況と、絶縁破壊電界強度との関係
を調査した。 この実験での酸化膜耐圧の評価条件は以
下の通りである。
【0031】 酸化膜厚: 25nm 電極: リンドープしたポリシリコン電極 面積 8mm2 厚み 400nm 測定: 階段状に1ボルトステップで電圧を印加 判定: 8MV/cmを保持できたか否かを良品か否かの基準とできる 酸化膜耐圧の評価に用いたサンプルと同一条件で作製し
たサンプルのLPDの測定を上記した条件(NH4
H:H22 :H2 Oが1:1:150である混合液に
よる洗浄回数5回)で行い、対応関係を調査し、その結
果を図3に示した。
【0032】この結果、酸化膜耐圧の劣化する部分とL
PDが高密度に発生する部分とは、よく対応しており、
実施の形態に係るエピタキシャル半導体ウェ−ハの品質
評価方法により酸化膜の耐圧評価を行うことができるこ
とが実証された。
【0033】上記した実施の形態に係るエピタキシャル
半導体ウェ−ハの品質評価方法によれば、選択的エッチ
ングにより欠陥や面あれが凹凸として顕在化された部分
は、レーザー表面検査装置により測定するとLPDとし
て略確実に観察することができる。また、同一条件で作
製したエピタキシャル半導体ウェ−ハを用い、MOSを
形成して酸化膜の耐圧評価を行った場合と比較すると、
前記LPDが高密度に検出された部分に対応する部分で
の酸化膜耐圧は明らかに低い値を示しており、実施の形
態に係るエピタキシャル半導体ウェ−ハの品質評価方法
を採用すれば、例えばエピタキシャル半導体ウェ−ハに
MOSを形成することなく、簡便に容易かつ迅速に酸化
膜の耐圧評価を行うことができ、精度的にはほとんど見
劣りすることなく正確に評価することができる。
【0034】また、混合液におけるNH4 OHとH2
2 とH2 Oとの配合比をNH4 OH:H22 :H2
=X:Y:Zと表わした場合、0<Y≦X、かつ100
X≦Z≦400Xの関係を成立させることにより、エピ
タキシャル半導体ウェ−ハの表面近傍に存在する欠陥や
面あれを凹凸として顕在化させるのに極めて都合のよい
エッチングを実施することができる。
【0035】また、前記混合液を用いたエピタキシャル
半導体ウェ−ハ表面の洗浄を繰り返し行うことにより、
顕在化される欠陥や面あれの数、すなわち、レーザー表
面検査装置により観察されるLPDの数は増えてくる
が、洗浄回数が5回を超えると増加率は落ち着きを見
せ、洗浄回数が10回を超えるとその数はほとんど増え
なくなる。従って、前記混合液を用いたエピタキシャル
半導体ウェ−ハ表面の洗浄を、5〜10回の範囲内で繰
り返し行うことにより、エピタキシャル半導体ウェ−ハ
の品質評価を正確に行うことができる。
【0036】なお、上記実施の形態では、鏡面研磨加工
を施していないエピタキシャル半導体ウェ−ハに本発明
に係る方法を適用した場合を例に挙げて説明したが、本
発明に係る方法を適用し得る半導体ウェ−ハは何ら鏡面
研磨加工を施していないエピタキシャル半導体ウェ−ハ
に限定されるものではなく、その他、鏡面研磨加工を施
した後、水素アニ−ル処理やアルゴンアニ−ル処理が施
された半導体ウェ−ハにも本発明に係る方法を同様に適
用し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】NH4 OHとH22 とH2 Oとの配合比が種
々異なる混合液を使用してエピタキシャル半導体ウェ−
ハの表面を繰り返し洗浄し、その後レーザー表面検査装
置を用いてウェ−ハ表面におけるLight Point Defect
(LPD)の発生状況を測定した結果を示すグラフであ
る。
【図2】NH4 OHとH22 とH2 Oとの配合比が実
施例の範囲内にある混合液を使用してエピタキシャル半
導体ウェ−ハの表面を繰り返し洗浄する回数をさらに増
やし、その後レーザー表面検査装置を用いてウェ−ハ表
面におけるLight PointDefect(LPD)の発生状況を
測定した結果を示すグラフである。
【図3】レーザー表面検査装置を用いて観察した7.5
mm×8mmの大きさに切断されたウェ−ハ表面におけ
るLight Point Defect(LPD)の発生状況と、絶縁破
壊電界強度との関係を示すグラフである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体ウェ−ハ表面近傍に存在する欠陥
    や面あれに対するエッチングの選択性の高い配合比のN
    4 OHとH22 とH2 Oとの混合液を用いて半導体
    ウェ−ハ表面の洗浄を複数回行う工程、 レーザー等の高輝度の光源を用いた表面検査装置を用い
    てウェ−ハ表面におけるLight Point Defect(LPD)
    の分布を測定することで半導体ウェ−ハ表面の品質を評
    価する工程、 を含んでいることを特徴とする半導体ウェ−ハの品質評
    価方法。
  2. 【請求項2】 前記評価を酸化膜耐圧の評価とすること
    を特徴とする請求項1記載の半導体ウェ−ハの品質評価
    方法。
  3. 【請求項3】 前記混合液におけるNH4 OHとH2
    2 とH2 Oとの配合比をNH4 OH:H22 :H2
    =X:Y:Zと表わした場合、0<Y≦X、かつ100
    X≦Z≦400Xの関係を成立させることを特徴とする
    請求項1又は請求項2記載の半導体ウェ−ハの品質評価
    方法。
  4. 【請求項4】 前記混合液を用いた半導体ウェ−ハ表面
    の洗浄を5〜10回の範囲内で行うことを特徴とする請
    求項1〜3のいずれかの項に記載の半導体ウェ−ハの品
    質評価方法。
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