JP2000207978A - 多機能スイッチ装置 - Google Patents

多機能スイッチ装置

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JP2000207978A
JP2000207978A JP11008485A JP848599A JP2000207978A JP 2000207978 A JP2000207978 A JP 2000207978A JP 11008485 A JP11008485 A JP 11008485A JP 848599 A JP848599 A JP 848599A JP 2000207978 A JP2000207978 A JP 2000207978A
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light
operation button
character
switch device
button
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JP11008485A
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Yoshiyuki Furuya
嘉之 古屋
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作ボタンの操作面における表示を煩雑にさ
せずに、しかも、その操作ボタンの操作により選択でき
る機能や動作内容を十分に、かつ、もれなく認識させる
ことができる多機能スイッチ装置を提供すること。 【解決手段】 操作ボタン3の内部を仕切板部3bによ
って、相互間の遮光性が保たれた上下2つの空間3c,
3dに仕切り、各空間3c,3dに文字シート13a,
13bとLED7a,7bとを各々収容して、LED7
aの選択的な点灯により、文字シート13aを透過した
LED7aからの光で、操作ボタン3の操作面3aのう
ち空間3cに臨む部分にのみ「AUTO」の文字を発光
表示させ、LED7bの選択的な点灯により、文字シー
ト13bを透過したLED7aからの光で、操作ボタン
3の操作面3aのうち空間3dに臨む部分にのみ「OF
F」の文字を発光表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の機能や動作
内容の選択に共用される多機能スイッチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車のセンターコンソールに
集中配置されるカーステレオやカーエアコン等の電装品
は、機能や動作内容の選択用に操作ボタンを各々必要と
しており、旧来は、各機能や動作内容毎に個別の操作ボ
タンを各々用意してセンターコンソール上に配置してい
た。
【0003】しかし、技術の進歩により電装品の機能や
動作内容が多様化し始め、それに伴い必要とする操作ボ
タンの数が増えてきたため、限られたスペースのセンタ
ーコンソール上に必要とする全ての操作ボタンを配置す
ることが次第に困難になり、そのような事情が複数の電
装品に各々存在する場合には、センターコンソール上に
操作ボタンを配置する困難さは、より一層厳しいものと
なっていた。
【0004】しかも、例えば図13に正面図で示すよう
に、あまりに多数の操作ボタン33をセンターコンソー
ル31上に配置すると、センターコンソール31の意匠
上の美観を損ないかねないため、根本的に操作ボタン3
3を削減する対策を採る必要性に迫られていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、図14に正面
図で示すように、同じ操作を行ってもその操作により選
択される機能や動作内容が状況によって異なる操作ボタ
ン35の操作面に、その操作に伴い各状況において選択
される機能や動作内容を全て表示させるという方法があ
る。
【0006】しかし、この方法を採用すると、実際の操
作ボタン35の操作によりどのような機能や動作内容が
選択されるかを、操作する者が自分で現在の状況を基に
判断しなければならないので、操作ボタン35の操作時
にどの機能や動作内容が混乱を招き易く、しかも、操作
ボタン35の操作により複数の機能や動作内容を表示さ
せることから、操作ボタン35の操作面が表示だらけと
なって、却って見づらくなってしまう。
【0007】そこで、図15に正面図で示すように、図
14の操作ボタン35とは反対に、操作ボタン37の操
作面には機能や動作内容を全く表示させず、操作ボタン
37の近傍に配置したディスプレイ39上に、現在の状
況で操作ボタン37を操作することで選択される機能や
動作内容を切換表示する方法もある。
【0008】しかし、そのようにすると、操作ボタン3
7とは別にディスプレイ39とその表示制御系が必要と
なる分だけコストが嵩み、その上、操作ボタン37だけ
でなくディスプレイ39にも視線を向けなければならな
い分だけ、視線を頻繁に移動させなければならなくなっ
てしまう。
【0009】本発明は前記事情に鑑みなされたもので、
本発明の目的は、操作ボタンの数を減らすべく1つの操
作ボタンの操作により選択できる機能や動作内容の種類
を増やしたとしても、操作ボタンの操作面における表示
を煩雑にさせずに、しかも、その操作ボタンの操作によ
り選択できる機能や動作内容を十分に、かつ、もれなく
認識させることができる多機能スイッチ装置を提供する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に記載した本発明の多機能スイッチ装置は、操
作ボタンの操作面上に、該操作ボタンの機能報知用のキ
ャラクタを複数パターン表示する多機能スイッチ装置で
あって、前記操作面の背面側の操作ボタン部分に形成さ
れ、該操作面の背後を互いに遮光された複数の空間に仕
切る仕切り部材と、前記各空間に各々収容された照明用
光源と、前記各空間に対応して各々設けられ、前記照明
用光源からの照明光が背後から照射されることで、前記
操作面のうち前記各空間に臨む操作面部分に前記キャラ
クタを発光表示させる発光キャラクタ像部材とを備え、
前記各照明用光源の点灯及び消灯のパターンが前記操作
ボタンの操作により変更されることを特徴とする。
【0011】また、請求項2に記載した本発明の多機能
スイッチ装置は、請求項1記載の多機能スイッチ装置に
おいて、前記発光キャラクタ像部材が、前記キャラクタ
と該キャラクタの周囲の余白部分とのうちいずれか一方
を、前記照明光の透過を不能とする遮光部とすると共
に、前記キャラクタと該キャラクタの周囲の余白部分と
のうちいずれか他方を、前記照明光の透過を可能とする
透光部とするように構成されているものとした。
【0012】請求項1に記載した本発明の多機能スイッ
チ装置によれば、操作ボタンの操作面の背面側に複数形
成された各空間において照明用光源を点灯させると、そ
の照明用光源が収容された空間に設けられた発光キャラ
クタ像部材に、照明用光源からの照明光が背後から照射
されて、その空間に臨む操作面部分に、照明光が背後か
ら照射された発光キャラクタ像部材によって、操作ボタ
ンの機能報知用のキャラクタが発光表示されることにな
る。
【0013】また、請求項2に記載した本発明の多機能
スイッチ装置によれば、請求項1記載の多機能スイッチ
装置において、各空間の照明用光源を点灯させると、そ
の空間に対応する操作ボタンの各操作面部分において、
キャラクタとその周囲の余白部分とのうちいずれか一方
が非発光表示となり他方が発光表示となって、キャラク
タと余白部分との間にコントラスト差が生じることにな
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明による多機能スイッ
チ装置の実施形態を図面を参照して説明する。
【0015】図1は従来の技術の説明の際に参照した図
14のセンターコンソール31に適用される、本発明の
一実施形態に係る多機能スイッチ装置の概略構成を示す
要部拡大断面図であり、本実施形態の多機能スイッチ装
置は、図14のエアコン用の操作ボタン33に代えてセ
ンターコンソールのパネル1に埋め込み配置される押圧
式の操作ボタン3と、パネル1の背後の基板5に実装さ
れて操作ボタン3の背後に配置されたLED7a,7b
(照明用光源に相当)と、操作ボタン3の内部に収容さ
れたプリズム9a,9b及びルーバ11a,11bと、
文字シート13a,13b(発光キャラクタ像部材に相
当)等を有している。
【0016】前記操作ボタン3は、一端が閉塞され他端
が開放された筒状を呈しており、操作ボタン3の閉塞端
は、パネル1の開口部1aからその外部に突出して、図
2に要部拡大正面図で示すように、矩形状の操作面3a
を構成している。
【0017】また、図1に示すように、前記操作ボタン
3の内部には、この内部を上下2つの空間3c,3dに
仕切る仕切板部3b(仕切り部材に相当)が一体形成さ
れており、前記操作面3aを除く操作ボタン3部分の全
体は、上述した仕切板部3bを含めて全て、例えば黒色
塗装等によって遮光性を有するように構成されている。
【0018】前記LED7aは操作ボタン3の空間3c
内に収容されており、同様に、前記LED7bは操作ボ
タン3の空間3d内に収容されていて、これらLED7
a,7bの点滅パターンは、基板5に実装されたタクト
スイッチ14が操作ボタン3の押圧操作を検出する毎
に、不図示の制御部の制御により切り換えられるように
構成されている。
【0019】前記プリズム9aは、操作ボタン3の空間
3c内に収容されており、同様に、前記プリズム9b
は、操作ボタン3の空間3d内に収容されている。
【0020】前記各プリズム9a,9bは、図3に拡大
断面図で示すように、前記操作ボタン3の操作面3aに
平行する出射面9dと、この出射面9dに対して所定の
角度θをなすように傾斜した入射面9cとを有する三角
柱状に形成しており、LED7a,7bからの光を、入
射面9cに対する入射角度と出射面9dに対する出射角
度とに応じた角度で、入射面9cの傾斜方向に合わせて
下方に偏向するように構成されている。
【0021】前記ルーバ11aは、図1に示すように、
操作面3aの背面とプリズム9aの出射面9dとに各々
密着するように操作ボタン3の空間3c内に収容されて
おり、同様に、前記ルーバ11bは、操作面3aの背面
とプリズム9bの出射面9dとにほぼ密着するように操
作ボタン3の空間3d内に収容されている。
【0022】これらルーバ11a,11bは共に、図4
に拡大断面図で示すように、透明な一対の基板11c,
11cの間に帯状の遮光部11dを基板11c,11c
の上下方向に間隔をおいて複数配置して形成されてお
り、プリズム9a,9bの出射面9dから各々出射され
たLED7a,7bからの光のうち、比較的輝度の高い
光軸中心付近の光路成分が、隣り合う遮光部11d,1
1d間を通過でき、それ以外の比較的輝度の低い拡散光
路成分が、隣り合う遮光部11d,11d間を通過せず
これら遮光部11d,11dにより遮光されるように構
成されている。
【0023】前記文字シート13aは、プリズム9aの
出射面9dとルーバ11aとに各々密着するように操作
ボタン3の空間3c内に収容されており、同様に、前記
文字シート13bは、プリズム9bの出射面9dとルー
バ11bとに各々密着するように操作ボタン3の空間3
c内に収容されている。
【0024】前記文字シート13aは、図5に拡大正面
図で示すように、遮光性のシート本体13c(遮光部に
相当)の略中央部分に「AUTO」の文字を意匠抜きし
た透光部13dを有しており、文字シート13aの背後
から光が照射されることで、透光部13dを透過した光
により「AUTO」の文字(キャラクタに相当)を発光
表示するように構成されている。
【0025】同様に、前記文字シート13bは、図6に
拡大正面図で示すように、遮光性のシート本体13cの
略中央部分に「OFF」の文字を意匠抜きした透光部1
3eを有しており、文字シート13bの背後から光が照
射されることで、透光部13eを透過した光により「O
FF」の文字(キャラクタに相当)を発光表示するよう
に構成されている。
【0026】尚、図1に示すように、操作ボタン3の空
間3c,3dのうちLED7a,7bプリズム9a,9
bの入射面9cとの間に位置する内周面部分には、白色
に塗装した光拡散部3eが各々形成されており、この光
拡散部3eにLED7a,7bからの光が照射される
と、光拡散部3eでの反射の際に光が拡散され、文字シ
ート13a,13bの各透光部13d,13eの全体に
LED7a,7bからの光が均一に照射されて、各透光
部13d,13eを透過する光の光量にばらつきがなく
なる。
【0027】そして、上述のように構成された本実施形
態の多機能スイッチ装置が設けられたセンターコンソー
ルは、図7に説明図で示すように、従来からポピュラー
なパネル1が比較的縦置きとなるレイアウトで車両の室
内に設置されたり、図8に説明図で示すように、近年増
えつつあるパネル1が比較的横置きとなるレイアウトで
車両の室内に設置されたりする。
【0028】そのため、上述した各プリズム9a,9b
の入射面9cと出射面9dとのなす角度θは、図7及び
図8にそれぞれ示す、車両の座席に着席した乗員の目が
位置する領域であるアイレンジIと、図7及び図8での
図示を省略した操作ボタン3との位置関係によって設定
されることになる。
【0029】即ち、各プリズム9a,9bにより偏向さ
れた後に操作ボタン3の操作面3aを透過するLED7
a,7bからの光の光軸方向が、アイレンジIに向かう
ように、各プリズム9a,9bの入射面9cと出射面9
dとのなす角度θが設定される。
【0030】また、各ルーバ11a,11bの隣り合う
遮光部11d,11dの間隔や、基板11c,11cの
間隔方向における各遮光部11dの寸法は、図7及び図
8にそれぞれ示す、センターコンソールの上方に位置す
るフロントガラスWとの位置関係によって設定され、詳
しくは、各プリズム9a,9bの出射面9dから出射し
てフロントガラスWに向かう、光軸中心付近以外の比較
的輝度の低い拡散光路成分が、隣り合う遮光部11d,
11d間を通過せずこれら遮光部11d,11dにより
遮光されるような値に設定される。
【0031】次に、上述のように構成された本実施形態
の多機能スイッチ装置の動作(作用)について説明す
る。
【0032】本実施形態の多機能スイッチ装置では、操
作ボタン3を押圧操作する毎に、その押圧操作をタクト
スイッチ14により検出した不図示の制御部の制御によ
って、両LED7a,7bとも消灯した状態と、LED
7aが点灯しLED7bが消灯した状態と、LED7a
が消灯しLED7bが点灯した状態とが、サイクリック
に順次繰り返される。
【0033】そして、先に説明したように、操作面3a
を除く操作ボタン3部分の全体が仕切板部3bを含めて
全て遮光性を有することから、LED7aが点灯しLE
D7bが消灯した状態ではLED7aの光が空間3dに
漏れることはなく、反対に、LED7aが消灯しLED
7bが点灯した状態ではLED7aの光が空間3dに漏
れることはない。
【0034】したがって、両LED7a,7bとも消灯
した状態では、図9(a)に説明図で示すように、操作
ボタン3部分の操作面3aにおける発光表示はなく、L
ED7aが点灯しLED7bが消灯した状態では、図9
(b)に説明図で示すように、操作ボタン3の操作面3
aのうち、一点鎖線で示す空間3cに臨む上半部3e
(操作面部分に相当)にのみ、文字シート13aの透光
部13dを透過したLED7aからの光により「AUT
O」の文字が発光表示され、同じく一点鎖線で示す空間
3dに臨む操作面3aの下半部3f(操作面部分に相
当)には、何の発光表示もなされない。
【0035】一方、LED7aが消灯しLED7bが点
灯した状態では、図9(c)に説明図で示すように、操
作面3aの下半部3fにのみ、文字シート13bの透光
部13eを透過したLED7bからの光により「OF
F」の文字が発光表示され、操作面3aの上半部3eに
は、何の発光表示もなされない。
【0036】そして、上述したように操作面3aの上半
部3eや下半部3fに選択的に発光表示される「AUT
O」や「OFF」の文字の像光の光軸は、上半部3eや
下半部3fに対応する操作ボタン3の空間3cや空間3
dのプリズム9a,9bによって、LED7aやLED
7bの指向する操作面3aに直交する方向から、車両の
アイレンジIに向かう方向に偏向される。
【0037】そのため、図7及び図8にそれぞれ示す縦
置き又は横置きのいずれのレイアウトでセンターコンソ
ールが車両の室内に設置されている場合であっても、操
作面3aの「AUTO」や「OFF」の文字の発光表示
は、室内のアイレンジIから操作ボタン3の操作面3a
を視認した際に最も高い輝度で視認されることになる。
【0038】その上、図7及び図8にそれぞれ示す縦置
き又は横置きのいずれのレイアウトでセンターコンソー
ルが車両の室内に設置されている場合であっても、操作
面3aの「AUTO」や「OFF」の文字の像光のう
ち、フロントガラスWに向かう拡散光路成分は、上半部
3eや下半部3fに対応する操作ボタン3の空間3cや
空間3dのルーバ11a,11bによって遮光されるの
で、これら「AUTO」や「OFF」の文字の像光がフ
ロントガラスWに達してこのフロントガラスWに映り込
むことはない。
【0039】このように本実施形態の多機能スイッチ装
置によれば、操作ボタン3の内部を仕切板部3bによっ
て、相互間の遮光性が保たれた上下2つの空間3c,3
dに仕切り、各空間3c,3dに文字シート13a,1
3bとLED7a,7bとを各々収容して、LED7a
を選択的に点灯させることで、文字シート13aの透光
部13dを透過したLED7aからの光により、操作ボ
タン3の操作面3aのうち空間3cに臨む上半部3eに
のみ「AUTO」の文字が発光表示され、LED7bを
選択的に点灯させることで、文字シート13bの透光部
13eを透過したLED7aからの光により、操作ボタ
ン3の操作面3aのうち空間3dに臨む下半部3fにの
み「OFF」の文字が発光表示される構成とした。
【0040】このため、点灯させるLED7a,7bを
適宜切り換えて、操作ボタン3の操作面3aに発光表示
される文字の内容を変化させることで、操作ボタン3の
押圧操作により実際に選択された機能や動作内容に対応
する文字だけを操作面3aに選択的に発光表示させて、
発光表示の内容を必要以上に煩雑にすることなく、操作
ボタン3の押圧操作により選択できる「AUTO」や
「OFF」といった機能や動作内容を十分に、かつ、も
れなく、座席の乗員に認識させることができる。
【0041】尚、操作ボタン3の操作面3aに「AUT
O」や「OFF」の文字を発光表示させるための構成
は、遮光性のシート本体13cとその略中央部分の透光
部13d,13eとによる文字シート13a,13bに
限らず、ホログラム表示であったり、或は、操作面3a
に裏側から刻設した「AUTO」や「OFF」の文字に
よるものであってもよい。
【0042】しかし、本実施形態のような文字シート1
3a,13bによる構成とすれば、「AUTO」や「O
FF」の文字とその周囲の余白部分との間にコントラス
ト差が生じて両者が明確に区別されるようになり、発光
表示された「AUTO」や「OFF」の文字の視認性が
向上するので有利である。
【0043】但し、「AUTO」や「OFF」の文字部
分を発光表示とし、その周囲の余白部分を発光表示とし
ない本実施形態の態様はあくまで一例であり、逆に、文
字部分を発光表示とせず余白部分を発光表示とするよう
にしてもよいのは言うまでもない。
【0044】また、操作ボタン3の操作面3aに発光表
示させるのは、本実施形態のような「AUTO」や「O
FF」の文字に限らず、機能や動作内容を示すシンボル
マーク等、キャラクタと称されるものであれば如何なる
ものであってもよいのは勿論のことである。
【0045】さらに、本実施形態では、操作ボタン3の
内部を仕切板部3bによって、相互間の遮光性が保たれ
た上下2つの空間3c,3dに仕切り、各空間3c,3
dに文字シート13a,13bとLED7a,7bとを
各々収容することで、「AUTO」や「OFF」という
2パターンの文字を選択的に発光表示させる場合につい
て説明したが、3つ以上の照明用光源と発光キャラクタ
像部材とを用いて操作ボタンの操作面上に3つ以上の発
光表示パターンを選択的に発光表示させるようにしても
よいのは言うまでもない。
【0046】また、本実施形態では、プリズム9a,9
bの出射面9dとルーバ11aとに各々密着するように
文字シート13a,13bを配置したが、プリズム9
a,9bの入射面9cと操作ボタン3の操作面3aとの
間に文字シート13a,13bを配置してもよい。
【0047】さらに、本実施形態で採用した、プリズム
9a,9bによるLED7a,7bの光路の偏向機能や
ルーバ11a,11bによるLED7a,7bの光路方
向の規制機能、並びに、操作ボタン3内の光拡散部3e
による光拡散機能は、単一又は任意の組み合わせの単位
で省略してもよい。
【0048】また、本発明は、本実施形態で説明した操
作ボタン3のような単純に押圧操作するものとは操作形
態が異なるスイッチ装置にも適用可能である。
【0049】即ち、図10に正面図で示すような、カセ
ットデッキとCDプレーヤとの共用操作パネルとして使
用される、マルチスイッチパネル15上の多方向シーソ
ーボタン17(操作ボタンに相当)を例にとって説明す
ると、この多方向シーソーボタン17は上下を端軸方向
とする楕円の環状を呈しており、上下左右に傾倒させる
ことで、各々異なる機能や操作内容が選択できるように
構成され、また、同じ方向に傾倒させたとしても、多方
向シーソーボタン17の中央に配置されたモード選択ボ
タン19の押圧操作に応じて、多方向シーソーボタン1
7の操作により選択できる機能や操作内容の対象そのも
のを、2つのパターンのどちらかに設定変更できるよう
に構成されている。
【0050】そして、詳細な図示を省略するものの、モ
ード選択ボタン19の押圧操作により設定される、多方
向シーソーボタン17の傾倒操作で選択できる機能や操
作内容対象の発光表示パターンを切り換えるために、モ
ード選択ボタン19の上下左右の多方向シーソーボタン
17部分の背後には、上述した実施形態で説明した操作
ボタン3やその背後の基板5、及び、操作ボタン3の内
部のLED7a,7b、プリズム9a,9b、ルーバ1
1a,11b、並びに、文字シート13a,13bと同
様の構成が、各々設けられている。
【0051】したがって、このマルチスイッチパネル1
5においては、多方向シーソーボタン17の操作面17
aのうち、モード選択ボタン19の上下左右に各々位置
する操作面17a部分が、モード選択ボタン19の押圧
操作に応じて、図10乃至図12に各々正面図で示すよ
うな発光表示状態をサイクリックに順次繰り返すことに
なる。
【0052】そして、図10に示す状態では、多方向シ
ーソーボタン17の背後の不図示のLEDがいずれも消
灯されて何も発光表示されず、図11に示す状態では、
多方向シーソーボタン17の背後の不図示のLEDの一
部が点灯され、他の一部が消灯されて、各操作面17a
部分に「リピート」、「巻き戻し」、「早送り」、並び
に、「方向転換」という、カセットデッキに関する機能
や操作内容の文字のみが発光表示される。
【0053】さらに、図12に示す状態では、多方向シ
ーソーボタン17の背後の不図示のLEDの一部が消灯
され、他の一部が点灯されて、各操作面17a部分に
「リピート」、「TRACK−」、「TRACK+」、
並びに、「ランダム」という、CDプレーヤに関する機
能や操作内容の文字のみが発光表示される。
【0054】尚、図10乃至図12中引用符号21,2
3,25,27は、マルチスイッチパネル15の四隅に
各々配置された他の操作ボタンを示す。
【0055】このような図10乃至図12に示すマルチ
スイッチパネル15における多方向シーソーボタン17
に本発明を適用した場合にも、上述した実施形態と同様
の効果を得ることができる。
【0056】また、本発明は、先の押圧や上述した傾倒
という操作ボタンの操作形態に限って適用されるもので
はなく、例えば、操作ボタンの内部や背後に配置される
構造物を操作ボタンに追従させることができる場合に
は、回転操作する操作ボタンについても本発明は適用可
能である。
【0057】さらに、上述した実施形態では、自動車の
センターコンソールに配置される機器の動作内容の選
択、設定のために用いられるスイッチ装置を例に取って
説明したが、本発明は、自動車内のスイッチ装置に限ら
ず、例えば、屋内設備の集中設定器等、複数の対象機器
の動作内容を共用の操作ボタンの操作により選択、設定
するために用いられるスイッチ装置に、広く適用可能で
あることは言うまでもない。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載した
本発明の多機能スイッチ装置によれば、操作ボタンの操
作面上に、該操作ボタンの機能報知用のキャラクタを複
数パターン表示する多機能スイッチ装置であって、前記
操作面の背面側の操作ボタン部分に形成され、該操作面
の背後を互いに遮光された複数の空間に仕切る仕切り部
材と、前記各空間に各々収容された照明用光源と、前記
各空間に対応して各々設けられ、前記照明用光源からの
照明光が背後から照射されることで、前記操作面のうち
前記各空間に臨む操作面部分に前記キャラクタを発光表
示させる発光キャラクタ像部材とを備え、前記各照明用
光源の点灯及び消灯のパターンが前記操作ボタンの操作
により変更される構成とした。
【0059】このため、照明用光源を点灯させる空間を
適宜変更して、操作ボタンのキャラクタが表示される操
作面部分のパターンを変化させ、操作ボタンの操作面に
発光表示されるキャラクタの内容を複数パターンに変化
させることで、実際に選択された操作ボタンの機能や動
作内容に対応するキャラクタだけを1つの操作ボタンの
操作面上に選択的に発光表示させて、発光表示の内容を
必要以上に煩雑にすることなく、その操作ボタンの操作
により選択できる機能や動作内容を十分に、かつ、もれ
なく認識させることができる。
【0060】また、請求項2に記載した本発明の多機能
スイッチ装置によれば、請求項1記載の多機能スイッチ
装置において、前記発光キャラクタ像部材が、前記キャ
ラクタと該キャラクタの周囲の余白部分とのうちいずれ
か一方を、前記照明光の透過を不能とする遮光部とする
と共に、前記キャラクタと該キャラクタの周囲の余白部
分とのうちいずれか他方を、前記照明光の透過を可能と
する透光部とするように構成した。
【0061】このため、操作ボタンの各操作面部分にキ
ャラクタを、そのキャラクタ自身の部分とその周囲の余
白部分とがコントラスト差によって明確に区別されるよ
うに、視認性よく発光表示させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る多機能スイッチ装置
の概略構成を示す要部拡大断面図である。
【図2】図1の操作ボタン周りの要部拡大正面図であ
る。
【図3】図2の操作ボタンの空間内部の拡大断面図であ
る。
【図4】図2のルーバの拡大断面図である。
【図5】図2の文字シートの拡大正面図である。
【図6】図2の文字シートの拡大正面図である。
【図7】図1の多機能スイッチ装置が設けられるセンタ
ーコンソールの車両室内におけるレイアウト例を示す説
明図である。
【図8】図1の多機能スイッチ装置が設けられるセンタ
ーコンソールの車両室内におけるレイアウト例を示す説
明図である。
【図9】(a)は図2の両LED消灯時における操作ボ
タンの操作面上での発光表示パターンを示す説明図、
(b)は同LED一方点灯他方消灯時における説明図、
(c)は同LED一方消灯他方点灯時における説明図で
ある。
【図10】本発明に係る多機能スイッチ装置の他の実施
形態を示すマルチスイッチパネルの正面図である。
【図11】図10の多方向シーソーボタンの操作面上に
おけるLEDの一部が点灯で他の一部が消灯時の発光表
示パターンを示す説明図である。
【図12】図10の多方向シーソーボタンの操作面上に
おけるLEDの一部が消灯で他の一部が点灯時の発光表
示パターンを示す説明図である。
【図13】従来例に係るスイッチ装置を有するセンター
コンソールの正面図である。
【図14】図13のスイッチ装置に代えてセンターコン
ソールに適用可能な従来の他のスイッチ装置を示す正面
図である。
【図15】図13のスイッチ装置に代えてセンターコン
ソールに適用可能な従来のさらに他の機能解説ディスプ
レイ付のスイッチ装置を示す正面図である。
【符号の説明】
3,17 操作ボタン 3a,17a 操作面 3b 仕切板部(仕切り部材) 3c,3d 空間 7a,7b LED(照明用光源) 13a,13b 文字シート(発光キャラクタ像部材) 13c シート本体(遮光部) 13d,13e 透光部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作ボタンの操作面上に、該操作ボタン
    の機能報知用のキャラクタを複数パターン表示する多機
    能スイッチ装置であって、 前記操作面の背面側の操作ボタン部分に形成され、該操
    作面の背後を互いに遮光された複数の空間に仕切る仕切
    り部材と、 前記各空間に各々収容された照明用光源と、 前記各空間に対応して各々設けられ、前記照明用光源か
    らの照明光が背後から照射されることで、前記操作面の
    うち前記各空間に臨む操作面部分に前記キャラクタを発
    光表示させる発光キャラクタ像部材とを備え、 前記各照明用光源の点灯及び消灯のパターンが前記操作
    ボタンの操作により変更される、 ことを特徴とする多機能スイッチ装置。
  2. 【請求項2】 前記発光キャラクタ像部材は、前記キャ
    ラクタと該キャラクタの周囲の余白部分とのうちいずれ
    か一方を、前記照明光の透過を不能とする遮光部とする
    と共に、前記キャラクタと該キャラクタの周囲の余白部
    分とのうちいずれか他方を、前記照明光の透過を可能と
    する透光部とするように構成されている請求項1記載の
    多機能スイッチ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013122788A (ja) * 2005-11-10 2013-06-20 Openpeak Inc 多機能制御インターフェース
US8698752B2 (en) 2005-11-10 2014-04-15 Id8 Group R2 Studios, Inc. Multi-functional control interface

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