JP2000207861A - ディスク記録再生装置のスライダ - Google Patents

ディスク記録再生装置のスライダ

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JP2000207861A
JP2000207861A JP11007347A JP734799A JP2000207861A JP 2000207861 A JP2000207861 A JP 2000207861A JP 11007347 A JP11007347 A JP 11007347A JP 734799 A JP734799 A JP 734799A JP 2000207861 A JP2000207861 A JP 2000207861A
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志生 デン
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転型のアクチュエータに使用される場合に
おいて、ディスクの内直径から外直径にわたる周速度の
違いやスキュー角の変化に伴う浮上高度の変動を極めて
小さくし、シーク速度が速くても正確な情報のアクセス
を可能とする。 【解決手段】 ディスクとの対向面には、空気の流入端
21側に近接して第1、第2の左右一対のパッド31,
32が突出形成され、また、空気の流出端22側に近接
して第3パッド33が突出形成されており、第1、第2
の各パッド31,32は、空気の流入端21から流出端
22までの長さ方向に設定される縦軸Mに沿って延びる
稜線71,72,73,74が、縦軸Mと非平行となる
ように形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハードディスク装
置等の記録再生装置に用いられるパッドエアベアリング
型のスライダに関する。
【0002】
【従来の技術】図11は、ハードディスク装置(以下、
HDDと表記する)の内部の斜視図、図12はHDDの
断面図、図13は一枚のディスク2を上から見た平面図
である。
【0003】HDDは、ハウジング7内に記録媒体であ
る複数のディスク2が所定の間隔を存して設けられてお
り、各ディスク2は、モータ8によって主軸1を中心に
矢印Aで示す方向に回転する。ディスク2には、図3に
示すように、磁気情報が記録される同心状のトラックが
あり、最も外側のトラックが外直径(以下、ODと表記
する)10に、最も内側のトラックが内直径(以下、ID
と表記する)11に相当する。
【0004】さらに、ハウジング7内には、回転型のア
クチュエータ4が設けられている。この回転型のアクチ
ュエータ4は、アクチュエータアーム5およびこれを駆
動するボイスコイルモータ6とからなり、アクチュエー
タアーム5はアクチュエータ軸20を中心として揺動す
る。
【0005】なお、従来技術では、図11ないし図13
に示した回転型のアクチュエータ4の外に、ディスク2
の径方向に沿って直線的にアクチュエータアームがスラ
イドするいわゆるリニア型と称されるものもあるが、小
型のディスク2でかつ高速アクセスには回転型アクチュ
エータが適応しているため、これが主流になっている。
【0006】アクチュエータアーム5の先端には、各デ
ィスク2の表裏に対してそれぞれサスペンション14が
設けられ、さらに、各サスペンション14の先端には、
セラミック材質等でできたスライダ3が固定され、この
スライダ3には、ディスク2に対してデータの記録再生
を行なうことができる図示しない磁気ヘッドが設けられ
ている。
【0007】したがって、アクチュエータアーム5の揺
動に応じてスライダ3とそれに一体化された磁気ヘッド
とは、ディスク2のトラックのID11からOD10ま
での範囲内のいずれの箇所にでも位置することができ、
これによって、その範囲内で情報の読み書きが可能とな
る。
【0008】上記のスライダ3のデスク2との対向面に
は、磁気ヘッドがデスク2と非接触の状態で記録再生が
できるように、スライダ3をデスク2から浮上させるた
めの突起状のパッド(図示せず)が形成されている。
【0009】スライダ3のデスク2との対向面にパッド
を形成することでスライダ3を浮上させるものは、パッ
ドエアベアリング型と称され、このパッドエアベアリン
グ型のスライダには、パッドの形状によって、従来、テ
ーパーフラット・スライダや、トライパッド・スライダ
などが提供されている。
【0010】前者のテーパーフラット・スライダは、デ
ィスク2との対向面に、左右二つのパッドが並列してレ
ール状に形成されており、これらの各パッドのディスク
の回転方向に面する先端にはテーパー面が設けられてい
る。また、後者のトライパッド・スライダは、ディスク
2との対向面の3箇所に方形をしたパッドが形成されて
いる。
【0011】そして、上記のいずれの構成のスライダに
おいても、ディスク2が回転する時にスライダ3のパッ
ドとディスク2との間に空気が引き込まれ、これによっ
て、スライダ3に空気圧がかかって、磁気ヘッドがディ
スク2の表面から数百NMから数十NMの僅かな高さだ
け浮上する。このとき、スライダ3とディスク2の対向
表面間には、自己加圧式のエア潤滑膜が形成される。こ
のようなエア潤滑膜が形成された表面は、エアベアリン
グ表面と称され、また、そのときのスライダ3とディス
ク2間の距離を浮上高度という。
【0012】ところで、HDDにおいては、スライダ3
の浮上高度を適切な値に設定することは、信号の記録再
生時の性能を左右する重要なパラメータである。すなわ
ち、浮上高度が大きくなると信号振幅が小さくなってS
/N比が劣化し、誤り率が高くなる。これとは逆に、浮
上高度が小さくなると、磁気ヘッドがディスク2表面と
接触する可能性が高くなり、摩耗が進んでHDDの故障
の原因ともなる。
【0013】このようなスライダ3の浮上高度に影響を
与える因子として、特に、回転型のアクチュエータ4の
場合には、主として次の,の2つがある。
【0014】 スライダ3とディスク2との相対速度 アクチュエータ4の揺動に伴うスライダ3への空気
流入角度の変動 に関しては、ディスク2が一定の回転数で回転されて
いても、ID11側とOD10側とでスライダ3の下方
でのディスク2の周速度が異なるため、空気の流速が異
なってくる。つまり、ID11では最低速度、OD10
では最高速度となるため、スライダ2の浮上高度に影響
する。
【0015】に関して次に説明する。
【0016】図13に示すように、アクチュエータ軸2
0の中心O2を通るスライダ3の縦軸Mに対する空気流
入角度はスキュー角と呼ばれる。
【0017】ここで、上記のスライダ3の縦軸Mと、デ
ィスク2の主軸1の中心O1を通る径方向の横軸Nとが
直交しているとき(たとえば、図13でスライダ3がP0
点にあるとき)には、ディスク2の回転に伴ってスライ
ダ3の縦軸Mと平行に空気がスライダ3に流入するた
め、スキュー角は0°となる。アクチュエータ4の揺動
に伴ってスライダ3がディスク2のID11側に傾斜し
たとき(たとえば、図13でスライダ3がP-点にあると
き)には、空気がスライダ3の内端側に強く当たるよう
になるため、スキュー角は『負』、逆に、スライダ3が
ディスク2のOD10側に傾斜したとき(たとえば、図
13でスライダ3がP+点にあるとき)には、空気がスラ
イダ3の外端側に強く当たるようになるため、スキュー
角は『正』と定義される。
【0018】そして、アクチュエータ4がたとえばID
11側からOD10側に向けて移動するときには、スキ
ュー角が負から正に変化し、これに伴いスライダ3の縦
軸Mに対して空気の流入方向も変化するので、浮上高度
が変動し易くなる。特に、高速アクセスのために、スキ
ュー角の変化速度(以下、シーク速度という)が高速化す
るときには、浮上高度への影響が顕著になる。
【0019】当然ながら、回転型のアクチュエータ4で
は、アクチュエータ4の揺動によってスライダ3のディ
スク2上の位置が変わるので、スライダ3に対してスキ
ュー角が変化するだけでなく、ディスク2の周速度も変
化する。つまり、浮上高度には,の因子が同時に影
響を及ぼす。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
に、従来のパッドエアベアリング型のスライダには、テ
ーパーフラット・スライダやトライパッド・スライダな
どがあるが、これらのスライダをそのまま近年の主流で
ある回転型のアクチュエータに取り付ける場合には、次
の問題がある。
【0021】前者のテーパーフラット・スライダは、左
右一対のパッドがレール状に形成されているため、リニ
ア型アクチュエータに適しているものの、回転型アクチ
ュエータにそのまま使用するときには、上記,の影
響を極めて受け易く、シーク速度が高速になると浮上高
度の極端な低下が起きる。なお、特開平8−25533
1号公報に記載されている技術も、基本的には、テーパ
ーフラット・スライダの構成であるため、同様な問題が
ある。
【0022】一方、トライパッド・スライダは、テーパ
ーフラット・スライダよりもパッド面積が小さいので、
浮上高度を小さく設定できる利点があるものの、回転型
のアクチュエータに使用するときには、テーパーフラッ
ト・スライダと同様に、依然として、,の影響を受
け易い。つまり、3つのパッドは、いずれも方形で、4
辺の内の2つの対辺がスライダ3の縦軸Mに対して平行
に形成されているため、パッドとディスク2との間に発
生する空気圧が、スキュー角の変化およびディスクの周
速度の違いによって変動し、浮上高度の変動が依然とし
て起こり易い。
【0023】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたもので、回転型のアクチュエータに使用される場
合において、ディスク2の内直径(ID)から外直径(O
D)にわたる周速度の違いやスキュー角の変化に伴う浮
上高度の変動を極めて小さくすることができ、シーク速
度が速くても正確な情報のアクセスを可能とし、また、
ディスクとの接触による摩耗を極力少なくすることを課
題とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明は、パッドエアベアリング型のスライダにお
いて、次のようにしている。
【0025】請求項1記載の発明では、ディスクとの対
向面には、空気の流入端側に近接して第1、第2の左右
一対のパッドが突出形成され、また、空気の流出端側に
近接して第3のパッドが突出形成されており、前記第
1、第2の各パッドは、空気の流入端から流出端までの
長さ方向に設定される縦軸に沿って延びる少なくとも一
つの稜線が、前記縦軸と非平行となるように形成されて
いる。
【0026】これにより、スライダがHDDのIDから
ODの間で移動するときのスキュー角の変化に影響され
ることなく、浮上高度の変動を最小限にすることができ
る。
【0027】請求項2記載の発明では、請求項1の構成
において、前記第1、第2パッドの少なくとも前記縦軸
と非平行な稜線は、浮上高度の変動が最小となるような
傾斜角度に設定されている。
【0028】これにより、パッドの角度を変えるという
簡便な手法でもって浮上高度の変動量を小さくするため
の最適化を図ることができる。
【0029】請求項3記載の発明では、請求項1または
請求項2の構成において、前記第1、第2の各パッド
は、共に各パッドよりも低位の第1,第2リセスの上に
それぞれ形成され、さらに、前記第1、第2のリセスの
間には、第1、第2リセスよりも低位の中央リセスが形
成されている。
【0030】これにより、第1、第2パッドへの空気の
流入が容易となり、ディスクが低速度で回転しても容易
にスライダが浮上する。
【0031】請求項4記載の発明では、請求項1ないし
請求項3のいずれかの構成において、前記第1のパッド
の中央リセス側の稜線と第1リセスの中央リセス側の稜
線同士、および、第2のパッドの中央リセス側の稜線と
第2リセスの中央リセス側の稜線同士の内、少なくとも
一方の稜線同士は非平行となるように形成されている。
【0032】これにより、ディスクの外周側での浮上量
を抑制できばかりでなく、ディスクの起動時などにおい
て、低いディスク回転数でスライダが容易に浮上する。
【0033】請求項5記載の発明では、パッドエアベア
リング型のスライダにおいて、ディスクとの対向面に
は、少なくとも空気の流出端側の中央に流出端パッドが
突出形成され、この流出端パッドの稜線は、略円弧状に
形成されている。
【0034】これにより、スキュー角が変化しても流出
端パッドの下方で発生する圧力を適切に設定することが
でき、浮上高度の変動が抑制できるばかりでなく、塵等
の流入も防止でき、ヘッドでの記録再生特性を安定化で
きる。
【0035】請求項6記載の発明では、請求項5の構成
において、前記流出端パッドは、この流出端パッドより
も低位の流出端リセスの上に形成されている。
【0036】これにより、ディスクの起動時などにおい
ては、低いディスク回転数でスライダが容易に浮上す
る。
【0037】請求項7記載の発明では、請求項6の構成
において、前記流出端リセスは略円弧状に形成されてい
る。
【0038】これにより、浮上高度の変動の小さい状態
に設定できるばかりでなく、ディスクの起動時などにお
いて低いディスク回転数でスライダが浮上する。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0040】図1(a)は、本発明の実施形態に係るディ
スク記録再生装置のスライダ3において、ディスク2と
の対向面であるエア・ベアリング表面(以下、ABSと
表記する)の形状を示す平面図、図1(b)は図1(a)のA
−A線に沿う断面図である。なお、図11ないし図13
に示した従来技術と対応する部分には同一の符号を付
す。
【0041】この実施形態のスライダ3は、基本的には
トライパッド型のものであって、空気の流入端21、空
気の流出端22、内周側端23、外周側端24で略長方
形をしており、それらの端部21〜24の各辺で囲まれ
た内側には、内パッド31、外パッド32、流出端パッ
ド33がそれぞれ設けられ、さらに、流入端リセス4
1、内リセス42、外リセス43、流出端リセス44、
中心リセス45がそれぞれ設けられている。そして、こ
のような形状を有するABSは、型成形、エッチング、
レーザ切削加工、イオン粉砕加工、汎用の機械加工、あ
るいは他の種々の方法によって形成される。
【0042】なお、特許請求の範囲における第1パッド
が内パッド31に、第2パッドが外パッド32にそれぞ
れ相当する。また、特許請求の範囲の第1リセスは流入
端リセス41と内リセス42により、第2リセスは流入
端リセス41と外リセス43によりそれぞれ構成され、
さらに、第3リセスが流出端リセス44にそれぞれ相当
している。
【0043】流入端21と流出端22とは、スキュー角
が0°の場合には、図13に示した横軸Nと平行する。
【0044】内パッド31と外パッド32とは、流入端
21側に近接した左右位置に形成されていて、内パッド
31は常にディスク2のID11側に位置し、外パッド
は常にディスク2のOD10側に位置している。しか
も、両パッド31,32は、ディスク2側に向けて同じ
高さだけ突出形成されている。さらに、両パッド31,
32は、スキュー角の変化に対する浮上高度および回転
の変動が最小となるような圧力分布を生じる形状となる
ように設定されている。
【0045】すなわち、この実施形態では、内パッド3
1と外パッド32とは、共に平行四辺形に形成されてい
て、両パッド31,32は同じ面積を有している。つま
り各パッド31,32の流入端21に平行な各々稜線7
9,77,80,78は、同じ長さで、対向する稜線7
9と77間および80と78間の間隔は同じである。ま
た、スライダ3の流入端21から流出端22に向かう長
さ方向に設定される縦軸M(これは図13に示したよう
にアクチュエータ軸20の中心O2を通る)に対して、内
パッド31は、その縦軸Mに沿って延びる稜線71,7
2が所定の角度θ1だけ傾斜されて縦軸Mと非平行にな
っている。同様に、外パッド32は、その縦軸Mに沿っ
て延びる稜線73,74が所定の角度θ2だけ傾斜され
て縦軸Mとは非平行になっている。この実施形態の場
合、各パッド31,32について、スキュー角の変化に
対する浮上高度および回転の変動が最小になるように最
適化を図っているため(この点については後でさらに詳
述する)、内パッド31の稜線71,72の傾斜角度θ1
と、外パッド32の稜線73,74の傾斜角度θ2とは
一致していない(つまり、θ1≠θ2)。また、この場合の
各稜線71,72、73,74の傾斜方向は、スライダ
3に対する空気のスキュー角の負の方向に向いている。
したがって、アクチュエータアアーム14が揺動されて
スライダ3がID11側に近接するのにつれて、各稜線
71,72、73,74の方向は、空気の流入方向に沿
う方向に向かうことになる。
【0046】流入端リセス41は、内パッド31および
外パッド32よりも流入端21側に位置していて、わず
かな揚力が生じるように各パッド31,32よりも低位
になっている。また、内リセス42と外リセス43と
は、それぞれ左右位置において流出端22側に向けて延
出形成されていて、流入端リセス41と同じ高さになっ
ている。
【0047】一方、流出端パッド33は、流出端22に
近接した位置においてディスク2側に向けて内パッド3
1と外パッド32と同じ高さだけ突出形成されている。
しかも、その稜線75は円弧状に形成されている。これ
に合わせて、流出端リセス44の稜線76も円弧状に形
成され、両稜線75,76は同心状となっている。そし
て、流出端パッド33のほぼ円弧中心にあたる位置に磁
気ヘッド99が取り付けられている。なお、流出端パッ
ド33の稜線75および流出端リセス44の稜線76の
流出端22側の末端部は、各内周側端23と外周側端2
4とに平行(したがって、縦軸Mとも平行)している。
【0048】中心リセス45は、上記の各パッド31,
32,33と各リセス41,42,43,44を除く領
域に形成されており、エア潤滑膜効果によって揚力が生
じないように、これらの各パッド31,32,33や各
リセス41,42,43,44よりもさらに低位となる
ように、十分な深さに形成されている。
【0049】たとえば、各パッド31,32,33の表
面を基準にすると、各リセス41,42,リセス43,
リセス44は、いずれも2μmの深さであり、また、中
心リセス45は10μmの深さである。
【0050】上記のように、内パッド31、外パッド3
2は、共に平行四辺形で各辺が直線部で構成され、ま
た、流入端リセス41,内リセス42,外リセス43、
中央リセス45も平行部分は直線部で構成されている。
さらに、流出端リセス44と流出端パッド33の流出端
22側の末端部も直線部で構成されているため、ABS
を成型する場合の加工が容易であり、しかも、加工後の
形状検査も容易に行うことができる。
【0051】次に、上記構成のスライダ3の作用につい
て説明する。
【0052】ディスク2が停止している状態では、内パ
ッド31、外パッド32および流出端パッド33は、い
ずれもディスク2に接触している。
【0053】この状態からディスク2が回転を開始する
と、これに伴って、流入端リセス41、内リセス42、
外リセス43、流出端リセス44とディスク2の間に空
気が流れる。そして、回転するディスク2は、粘性効果
によって、空気を流入端リセス41の下を通過し、内パ
ッド31と外パッド32の中へ押し込み、それによっ
て、各パッド31,32とディスク2との間にエア潤滑
膜が形成される。
【0054】ここで、スライダ3が空気圧で持ち上げら
れてディスク2から離れる方向に作用する力を正圧と、
逆に、スライダ3がディスク2に近付く方向の作用する
力を負圧とそれぞれ定義すると、内パッド31、外パッ
ド32、流出端パッド33では、スライダ3に対する正
圧が発生する。また、流入端リセス41の流出端22側
の稜線81には負圧が発生する。さらに、スライダ3に
は、サスペンション14による押し付け力がそれぞれ加
わるが、これらの各力が釣り合う結果、スライダ3は、
ディスク2から所定量だけ浮上して保持される。
【0055】いま、スライダ3がID11側に位置する
とき、すなわち負のスキュー角となるときには、ディス
ク2の周速度はスキュー角が0°のときよりも小さくな
って、従来ならば、ディスク2に加わる正圧は小さくな
る。しかし、この実施形態では、前述のように、内パッ
ド31の左右の稜線71,72は共に縦軸Mから角度θ
1だけ傾斜され、また、外パッド32の左右の稜線7
3,74も共に縦軸Mから角度θ2だけ傾斜されている
関係上、スライダ3がID11側に近接するにつれて、
各稜線71,72、73,74の方向は、次第に空気の
流入方向に沿うようになってくる(もっとも、θ1≠θ
2であるから、各パッド31,32に対する空気の流入
方向は若干相違する)。その結果、流入空気が各パッド
31,32を通過する長さがスキュー角が0°の場合よ
りも長くなる。つまり、両パッド31,32の受圧面積
が相対的に大きくなる。このため、ディスク2の周速度
が低いことによる正圧の不足分が補われて、浮上高度が
一定する。
【0056】一方、スライダ3がOD10側に位置する
とき、すなわち正のスキュー角となるときには、ディス
ク2の周速度はスキュー角が0°のときよりも大きくな
って、従来ならば、ディスク2に加わる正圧は大きくな
る。しかし、この実施形態では、前述のように、各パッ
ド31,32の左右の各稜線71,72,73,74が
縦軸Mから角度θ1,θ2だけ傾斜されている関係上、ス
ライダ3がOD10側に近接するにつれて、各稜線7
1,72、73,74の方向は、空気の流入方向から次
第に外れるようになるため、流入空気が各パッド31,
32を通過する長さがスキュー角“0”の場合よりも短
くなる。つまり、両パッド31,32の受圧面積が相対
的に小さくなる。このため、ディスク2の周速度が高い
ことによる正圧の過剰分が減らされて、浮上高度が一定
する。
【0057】さらに、この実施形態では、スライダ3が
正のスキュー角の状態でディスク2の回転が開始される
と、内パッド31の稜線72と流入端リセスの稜線85
で挟まれた領域に空気が流れる。この稜線72と稜線8
5で挟まれた領域は楔形をしており、かつ、その深さが
浅く設定されているため、空気は稜線72に衝突して
も、稜線72からパッド31の下方に容易に流入して正
圧を発生させる。このため、内パッド31は、ディスク
回転数がより低速の状態から浮上する。したがって、内
パッド31のディスク2との接触による摩耗を抑制する
ことができる。
【0058】さらにまた、この実施形態のスライダ3で
は、流出端リセス44の稜線75から流入した空気は、
流出端パッド33の下方に押し込められ、稜線75から
流出端22の方向へ流れ、このとき流出端パッド33上
で空気の流れる距離に応じた正圧が発生する。ここで、
流出端リセス44の稜線76および流出端パッド33の
稜線75は、共に同心の円弧状になっている。しかも、
ヘッド99は、流出端パッド33の略中心に位置するた
め、ヘッド99から稜線75および稜線76までの距離
は、スキュー角にほとんど依存せず一定である。したが
って、流出端パッド33で発生する正圧は、スキュー角
に依らずほぼ等しくなり、その結果、ヘッド99のディ
スク2からの浮上量は、スキュー角に依存しにくくな
る。
【0059】しかも、この流出端パッド33は、円弧状
に形成されているために、塵の流入や付着がし難く、こ
のため、記録再生の信号への悪影響を除くこともでき
る。
【0060】これに加えて、前述のように流出端パッド
33と流出端リセス44の各稜線75,76の流出端2
2側の末端部分は、縦軸Mに対して略平行に設定してい
るので、流出端パッド33の面積が大きくでき、正の圧
力を大きくすることができるばかりでなく、スキュー角
が変化しても空気の流れる長さの変化を減少させてい
る。長さの変化量が小さいため、浮上量変動は各稜線7
5,76の流出端22側の末端部分が無い場合に比較し
て小さい。さらに、この長さを制御することにより浮上
量の調整が可能である。
【0061】図2は、内パッド31の稜線71,72の
傾斜角度θ1と、外パッド32の稜線73,74の傾斜
角度θ2とを変化させた場合のスライダの浮上量変動を
調べた結果を示す特性図である。なお、ここでは、各稜
線79,80の長さを一定とし、また、各内パッド3
1,32の中心をそれぞれのパッドの回転軸として
θ1,θ2を変化させている。したがって、両パッド3
1,32の面積は傾斜角度θ1,θ2に依存せずに一定で
ある。
【0062】この結果から分かるように、θ1=−16
°、θ2=−18°の位置近傍で浮上量変動は最小とな
る。したがって、各パッド31,32の面積が一定の下
で、傾斜角度θ1,θ2をパラメータとして設計すること
により最適化を図ることができる。
【0063】図3は、図2の結果を踏まえて、スライダ
におけるスキュー角と浮上量の関係を調べた結果を示す
特性図である。なお、図中の破線は、θ1=0°、θ2
0°に設定した場合の測定結果を、図中の実線は、θ1
=−16°、θ2=−18°に設定した場合の測定結果
をそれぞれ示している。なお、ここでは、ID11での
スキュー角は−9°、OD10でのスキュー角は14°
であり、また、ディスク回転数は12000rpm(一定)
としている。
【0064】この測定結果から分かるように、θ1
0、θ2=0とした場合は、スキュー角の変化に伴う浮
上量の変動幅が大きく、浮上量はID11で最小、スキ
ュー角が4°近傍で最大となる。これに比較して、θ1
=―16°、θ2=―18°とした場合は、スキュー角
の変化に伴う浮上量の変動幅は小さくなる。したがっ
て、図1に示すABS形状を有するスライダ3において
は、内パッド31と外パッド32の各々の傾斜角度
θ1,θ2の最適化を図ることで、スキュー角の変化に伴
う浮上高度の変動を有効に抑制することができる。
【0065】図4は、負のスキュー角の条件下でスライ
ダ3のABSに作用するエア潤滑膜の圧力分布をシュミ
レーションした結果を示す斜視図である。
【0066】負のスキュー角では、内パッド31と外パ
ッド32の形状に沿って正圧が発生し、ドーム状の分布
となっている。また、流出端パッド33の形状に沿って
も正の圧力が発生している。流出端パッド33の圧力
は、流出端22に向かうと大きくなり、磁気ヘッド99
か設けられた部分でほぼ最大の圧力となる。
【0067】図5は、正のスキュー角の条件下でスライ
ダ3のABSに作用するエア潤滑膜の圧力分布をシュミ
レーションした結果を示す斜視図である。
【0068】正のスキュー角では、内パッド31と外パ
ッド32の圧力分布は、それぞれ2つの山を連ねたよう
な形状となり、流入側から空気の流れる方向に溝ができ
ている。これは、たとえば、内パッド32に着目する
と、流入側リセス41から内パッド31方向に流入する
空気の一部は、2つの稜線79,72の交わる角部から
各稜線79,72に沿って流れるため、角部よりも空気
の下流では圧力の減少が発生するためである。つまり、
流入端リセス41は浅く設定されているため、稜線7
9,72に沿って流れる流速が速いため、稜線79,7
2近傍では圧力が下がって内パッド31の下方の圧力が
減少する。そして、この内パッド31における圧力減少
により、正のスキュー角の圧力の増加が抑制できるた
め、正のスキュー角での浮上量を低く設定することがで
きる。これは正のスキュー角も下で、外パッド32につ
いても同様である。
【0069】上記の実施形態の外に、次のような変形例
も考えられる。
【0070】(1) 図1に示したスライダでは、内パッ
ド31と外パッド32の稜線の傾斜角度θ1,θ2は、負
のスキュー角に沿わせて全て負に設定しているが、本発
明は必ずしもこれに限定されるものではなく、たとえ
ば、図6あるいは図7に示すような形状とすることも可
能である。
【0071】すなわち、図6では、内パッド31の稜線
71,72の傾斜角度θ1は負であるが、外パッド32
の稜線73,74の傾斜角度θ2を正となるように設定
している。このようにすれば、正のスキュー角のときに
外パッド32に作用する圧力が高まるため、正のスキュ
ー角における浮上高度の低下を積極的に抑えることが可
能となる。さらに、最適化のためには、図7に示すよう
に、外パッド32の稜線73,74の傾斜角度θ2を負
に、内パッド31の稜線71,72の傾斜角度θ1を正
となるように必要に応じて設定することも可能である。
【0072】(2) 図1の実施形態に示したスライダ
は、トライパッド型のものであるが、これに限らず、テ
ーパーフラット型のスライダについても、流出端パッド
33の形状を円弧状にすることで、スキュー角が変化し
ても流出端パッドの下方で発生する圧力を適切に設定し
て浮上高度の変動を抑制する上で有効である。
【0073】(3) 図1に示したスライダでは、流出端
パッド33は略半円状のものにしているが、図8に示す
ように、流出端パッド33を3角形状とすることもでき
る。このような形状にすることにより、流出端パッド3
3に塵が流入しても容易にスライダ外部に排出されるた
め、磁気ヘッド99に悪影響が及ぶのを防止できる。
【0074】(4) 図9に示すように、流出端パッド3
3を平行四辺形に、流出端リセス44を方形にそれぞれ
形成することもできる。その場合は、流出端パッド33
の各稜線211,212の縦軸Mとのなす角をθ3とす
ると、各パッド31、32、33と縦軸Mとのなす角θ
1、θ2、θ3と浮上量変動との間には、図10で示すよ
うな関係が得られる。
【0075】この図10に示す関係から、各パッド3
1、32、33の傾斜角度θ1,θ2,θ3を浮上量変動
が最小となるように最適化することが可能となる。
【0076】
【発明の効果】本発明のディスク記録再生装置のスライ
ダは、次の効果を奏する。
【0077】(1) 請求項1記載の発明では、主として
回転型のアクチュエータに使用する場合において、スラ
イダが内直径(ID)から外直径(OD)の間で移動すると
きの周速度の変化や、スキュー角の変化に影響されるこ
となく、浮上高度の変動を最小限にすることができ、し
かも、シーク速度が速くても正確な情報のアクセスが可
能となる。しかも、ディスクとの接触による摩耗を極力
少なくすることができる。
【0078】(2) 請求項2記載の発明では、パッドの
角度を変えるという簡便な手法でもって浮上高度の変動
量を小さくするための最適化の設計を容易に行える。
【0079】(3) 請求項3記載の発明では、第1、第
2のパッドは共にリセスの上に形成されているため、各
パッドへの空気の流入が容易となり、ディスクが低速度
で回転しても容易にスライダが浮上する。
【0080】(4) 請求項4記載の発明では、ディスク
の外周側での浮上量を抑制できばかりでなく、ディスク
の起動時などにおいて、低いディスク回転数でスライダ
が容易に浮上する。
【0081】(5) 請求項5記載の発明では、流出端パ
ッドの稜線は略円弧状に形成されているため、スキュー
角が変化しても流出端パッドの下方で発生する圧力を適
切に設定でき、浮上高度の変動が抑制できるばかりでな
く、塵等の流入も防止でき、ヘッドでの記録再生特性を
安定化できる。
【0082】(6) 請求項6記載の発明では、ディスク
が低速で回転してもスライダが容易に浮上するため、ス
ライダとディスクの接触による摩耗をさらに一層抑制す
ることができる。
【0083】(7) 請求項7記載の発明では、流出端リ
セスは略円弧状に形成されているため、浮上高度の変動
の小さい状態に設定できるばかりでなく、ディスクの起
動時などにおいて低いディスク回転数でスライダが浮上
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るディスク記録再生装置
のスライダのディスクとの対向面であるエアベアリング
表面(ABS)の形状を示す説明図で、同図(a)はその平
面図、同図(b)は同図(a)のA−Aに沿う断面図
【図2】図1に示す構成のスライダにおけるパッドの傾
斜角度と浮上量変動の関係を示す特性図
【図3】図1に示す構成のスライダにおいてパッドの傾
斜角度を変えた場合のスキュー角と浮上量の関係を示す
特性図
【図4】本発明の実施形態におけるスライダにおいて、
負のスキュー角の条件下でエアベアリング表面に作用す
るエア潤滑膜の圧力分布の説明図
【図5】本発明の実施形態におけるスライダにおいて、
正のスキュー角の条件下でエアベアリング表面に作用す
るエア潤滑膜の圧力分布の説明図
【図6】本発明の他の実施形態に係るスライダのエアベ
アリング表面(ABS)の形状を示す平面図
【図7】本発明の他の実施形態に係るスライダのエアベ
アリング表面(ABS)の形状を示す平面図
【図8】本発明の他の実施形態に係るスライダのエアベ
アリング表面(ABS)の形状を示す平面図
【図9】本発明の他の実施形態に係るスライダのエアベ
アリング表面(ABS)の形状を示す平面図
【図10】図9に示す構成のスライダにおけるパッドの
傾斜角度と浮上量変動の関係を示す特性図
【図11】ディスク記録再生装置の斜視図
【図12】ディスク記録再生装置の断面図
【図13】ディスクと回転型アクチュエータの配置関係
を示す平面図
【符号の説明】
1…主軸、2…ディスク、3スライダ、4…回転型のア
クチュエータ、5…アクチュエータアーム、20…アク
チュエータ軸、99…ヘッド、10…外直径(OD)、1
1…内直径(ID)、21…流入端、22…流出端、23
…内周側端、24…外周側端、31…内パッド、32…
外パッド、33…流出端パッド、41…流入端リセス、
42…内リセス、43…外リセス、44…流出端リセ
ス、45…中心リセス、71,72,73,74,7
5,76,77,78,79,80…稜線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松岡 薫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5D042 NA02 PA01 PA05 QA02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクとの対向面には、空気の流入端
    側に近接して第1、第2の左右一対のパッドが突出形成
    され、また、空気の流出端側に近接して第3のパッドが
    突出形成されているパッドエアベアリング型のスライダ
    であって、 前記第1、第2の各パッドは、空気の流入端から流出端
    までの長さ方向に設定される縦軸に沿って延びる少なく
    とも一つの稜線が、前記縦軸と非平行となるように形成
    されていることを特徴とするディスク記録再生装置のス
    ライダ。
  2. 【請求項2】 前記第1、第2パッドの少なくとも前記
    縦軸と非平行な稜線は、浮上高度の変動が最小となるよ
    うな傾斜角度に設定されていることを特徴とする請求項
    1記載のディスク記録再生装置のスライダ。
  3. 【請求項3】 前記第1、第2の各パッドは、共に各パ
    ッドよりも低位の第1,第2リセスの上にそれぞれ形成
    され、さらに、前記第1、第2のリセスの間には、第
    1、第2リセスよりも低位の中央リセスが形成されてい
    ることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のデ
    ィスク記録再生装置のスライダ。
  4. 【請求項4】 前記第1のパッドの中央リセス側の稜線
    と第1リセスの中央リセス側の稜線同士、および、第2
    のパッドの中央リセス側の稜線と第2リセスの中央リセ
    ス側の稜線同士の内、少なくとも一方の稜線同士は非平
    行であることを特徴する請求項1ないし請求項3のいず
    れかに記載のディスク記録再生装置のスライダ。
  5. 【請求項5】 ディスクとの対向面には、少なくとも空
    気の流出端側の中央に流出端パッドが突出形成されてい
    るパッドエアベアリング型のスライダであって、 前記流出端パッドの稜線は、略円弧状に形成されている
    ことを特徴とするディスク記録再生装置のスライダ。
  6. 【請求項6】 前記流出端パッドは、この流出端パッド
    よりも低位の流出端リセスの上に形成されていることを
    特徴とする請求項5記載のディスク記録再生装置のスラ
    イダ。
  7. 【請求項7】 前記流出端リセスは、略円弧状に形成さ
    れていることを特徴とする請求項6記載のディスク記録
    再生装置のスライダ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010140523A (ja) * 2008-12-09 2010-06-24 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands Bv ディスク・ドライブ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010140523A (ja) * 2008-12-09 2010-06-24 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands Bv ディスク・ドライブ

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