JP2000207545A - ナンバ―プレ―ト等の屋外サ―チ用輝度変換方法 - Google Patents

ナンバ―プレ―ト等の屋外サ―チ用輝度変換方法

Info

Publication number
JP2000207545A
JP2000207545A JP11011846A JP1184699A JP2000207545A JP 2000207545 A JP2000207545 A JP 2000207545A JP 11011846 A JP11011846 A JP 11011846A JP 1184699 A JP1184699 A JP 1184699A JP 2000207545 A JP2000207545 A JP 2000207545A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slice
image
density
license plate
identified
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11011846A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Matsumura
謙一 松村
Hirofumi Matsuura
洋文 松浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP11011846A priority Critical patent/JP2000207545A/ja
Publication of JP2000207545A publication Critical patent/JP2000207545A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Image Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 屋外画像に対するサーチにおいて,環境の変
化に関わらず,ソフトウェアで高速サーチできる構成を
提供するものであり,システムの仕組みを変更しやすく
し,輝度変換よるナンバープレートについての情報損失
がなく,絶対値差分マッチング処理で結果を不安定にす
る映り込みの影響を取り除くと同時に,ナンバープレー
ト部分の最低限のコントラストを保証し,かつコストダ
ウンを可能にするナンバープレート等の屋外サーチ用輝
度変換方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 スライス処理をする過程を含み,識別す
べき事物の濃淡レベルが入ることを保証する範囲を下ス
ライスから上スライスまでとして設定し,次にこの範囲
の濃淡を強調することによる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,ナンバープレート
等の屋外画像に対するサーチにおいて,外環境の光量変
化・絞り変動・プレートの汚れを回避して,ソフトウェ
アで高速サーチできる構成を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に,自動車のナンバープレート等の
画像を取り込んで文字等の内容を認識する場合,画像デ
ータのデジタル処理をする画像処理技術を実行する必要
がある。
【0003】従来,自動車のナンバープレート等の画像
を取り込んで文字等の内容文字等を認識する場合,照明
の当たり具合・反射強度・ナンバープレートの汚れ等の
周囲の環境によって自動認識が困難であり,特に文字認
識の画像処理技術は,画像データのデジタル処理のため
のハードウェア主体の構成に頼らざるを得なかった。
【0004】当初は,2値画像にしてからナンバープレ
ートらしいパターンを2値マッチングでサーチするか,
2値画像の縦・横の射影からナンバープレートをサーチ
していた。しかし,この方法は屋外で使用するには余り
にナンバープレートの検出性能が悪いので,それに代わ
る方法として,以下の4つの方法が多用されている。
【0005】第1の方法は,環境変化に依存しない方法
として図6に示すとおり,従来のナンバープレートの高
速サーチを行う場合,間引き対象採取画像52からm画
素×n走査の間引きを行い,低分解能化した画像53を
得,低分解能画像に対し粗サーチ用テンプレート51に
よるサーチを行う。その後間引き前の画像に対し,粗サ
ーチより求めた限定範囲で細テンプレートを使い高精度
サーチを行う方法である。
【0006】第2の方法は,絶対値差分マッチング法に
よりサーチを行う方法である。この方法は,カメラ絞り
に関して,ヘッドライトからの直射光・照明の映り込み
によるハレーションを防止するためにレンズを絞り気味
にして絶対値差分マッチング法を用いる方法である。
【0007】第3の方法は,画像の濃度ヒストグラムを
平坦化してから,絶対値差分マッチングサーチを行う方
法である。
【0008】第4の方法は,屋外の車両検出においてカ
メラの様々なシャッター速度で撮像した画像を合成する
ことにより,見かけのダイナミックレンジを拡大した全
体画像を用いて,画面全体から先行車両を検出する方法
である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし,第1の正規相
関マッチングによるサーチを行う方法では,正規相関マ
ッチングはハードウェアによるパイプライン処理でない
とm画素×n走査のブロック間引き後の低分解能化した
画像53であっても,すべての処理をソフトで行う場
合,特にパソコンのCPUによる高速処理化が困難であ
るという問題がある。
【0010】また,第2の絶対値差分マッチング法によ
りサーチを行う方法では,原画像はコントラストの落ち
た画像になっており,テンプレートとして標準的なサー
チ方式として絶対値差分マッチングを用いる場合の前提
条件である一定のコントラスト確保が成立していない。
このため,採取した画像自体の性質から絶対値差分マッ
チング法ではマッチングのピークが明確にでないという
問題がある。
【0011】更に,第3の画像の濃度ヒストグラムを平
坦化してから,絶対値差分マッチングサーチを行う方法
によっても,光源,特に太陽の映り込みの影響とその明
るさの程度が安定していないことと,大きな一定レベル
の領域があるとナンバープレートを含む部分の濃淡が十
分にコントラスト強調されないために,とりわけ条件が
悪い場合は,ナンバープレートの存在する輝度範囲で輝
度の縮退が発生し,大きな情報損失が発生するので,単
純な濃度ヒストグラムの濃度平坦化では結果が安定しな
いという問題がある。また,第4の方法の場合もカメラ
を含めたコストが高くなるという問題がある。
【0012】これらの課題を解決するために本発明は,
屋外画像に対するサーチにおいて,環境の変化に関わら
ず,ソフトウェアで高速サーチできる構成を提供するも
のであり,システムの仕組みを変更しやすくし,輝度変
換よるナンバープレートについての情報損失がなく,絶
対値差分マッチング処理で結果を不安定にする映り込み
の影響を取り除くと同時に,ナンバープレート部分の最
低限のコントラストを保証し,かつコストダウンを可能
にするナンバープレート等の屋外サーチ用輝度変換方法
を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本出
願第1の発明の輝度変換方法は,スライス処理をする過
程を含むことを特徴とする。
【0014】したがって,本出願第1の発明の輝度変換
方法によれば,スライス処理をする過程を含むことによ
り,輝度変換よるナンバープレートについての情報損失
がなく,絶対値差分マッチング処理で結果を不安定にす
る映り込みの影響を取り除くと同時に,ナンバープレー
ト部分の最低限のコントラストを保証することが可能に
なる。
【0015】本出願第2の発明は,本出願第1の発明の
輝度変換方法において,識別すべき事物の濃淡レベルが
入ることを保証する範囲を下スライスから上スライスま
でとして設定し,次にこの範囲の濃淡を強調することを
特徴とする。
【0016】したがって,本出願第2の発明の輝度変換
方法によれば,識別すべき事物の濃淡レベルが入ること
を保証する範囲を下スライスから上スライスまでとして
設定し,次にこの範囲の濃淡を強調することにより,輝
度変換よるナンバープレートについての情報損失がな
く,絶対値差分マッチング処理で結果を不安定にする映
り込みの影響を取り除くと同時に,ナンバープレート部
分の最低限のコントラストを保証することが可能にな
る。
【0017】本出願第3の発明は,本出願第1の発明又
は本出願第2の発明の輝度変換方法において,P−タイ
ト法を用いるスライス処理方法を有することを特徴とす
る。
【0018】したがって,本出願第3の輝度変換方法に
よれば,P−タイト法を用いるスライス処理方法を有す
ることにより,輝度変換よるナンバープレートについて
の情報損失がなく,絶対値差分マッチング処理で結果を
不安定にする映り込みの影響を取り除くと同時に,ナン
バープレート部分の最低限のコントラストを保証するこ
とが可能になる。
【0019】本出願第4の発明は,本出願第1の発明又
は本出願第3の発明の輝度変換方法において,識別すべ
き事物を含む領域に対して,上スライス及び下スライス
を設定することを特徴とする。
【0020】したがって,本出願第4の輝度変換方法に
よれば,識別すべき事物を含む領域に対して,上スライ
ス及び下スライスを設定することにより,輝度変換よる
ナンバープレートについての情報損失がなく,絶対値差
分マッチング処理で結果を不安定にする映り込みの影響
を取り除くと同時に,ナンバープレート部分の最低限の
コントラストを保証することが可能になる。
【0021】本出願第5の発明は,本出願第1〜本出願
第4の発明の輝度変換方法において,ある画像全体若し
くはその部分領域の濃度ヒストグラムの高スライス又は
中スライス以上の画素を,ヒストグラム平坦化のカウン
ト対象外にすることを特徴とする。
【0022】したがって,本出願第5の輝度変換方法に
よれば,ある画像全体若しくはその部分領域の濃度ヒス
トグラムの高スライス又は中スライス以上の画素を,ヒ
ストグラム平坦化のカウント対象外にすることにより,
輝度変換よるナンバープレートについての情報損失がな
く,絶対値差分マッチング処理で結果を不安定にする映
り込みの影響を取り除くと同時に,ナンバープレート部
分の最低限のコントラストを保証することを可能にす
る。
【0023】本出願第6の発明は,本出願第1〜本出願
第5の発明の輝度変換方法において,下スライスから上
スライスの間を最低濃度から最高濃度に対応させて,全
体の濃度を平坦化する手順を含むことを特徴とする。
【0024】したがって,本出願第6の輝度変換方法に
よれば,下スライスから上スライスの間を最低濃度から
最高濃度に対応させて,全体の濃度を平坦化する手順を
含むことにより,輝度変換よるナンバープレートについ
ての情報損失がなく,絶対値差分マッチング処理で結果
を不安定にする映り込みの影響を取り除くと同時に,ナ
ンバープレート部分の最低限のコントラストを保証する
ことが可能になる。
【0025】本出願第7の発明の輝度変換方法は,識別
すべき事物を含む領域に対する画像を採取し,ある画像
全体若しくは指定された領域について濃度ヒストグラム
を作成し,上中下スライスを算出し,コントラスト強調
した画像を作成し,絶対値差分マッチング又は差分マッ
チング法によりピークサーチを行い認識すべき候補点を
検出し,その候補点のピーク形状により認識すべき事物
を特定し識別することを特徴とする。
【0026】したがって,本出願第7の輝度変換方法に
よれば,識別すべき事物を含む領域に対する画像を採取
し,ある画像全体若しくは指定された領域について濃度
ヒストグラムを作成し,上中下スライスを算出し,コン
トラスト強調した画像を作成し,絶対値差分マッチング
又は差分マッチング法によりピークサーチを行い認識す
べき候補点を検出し,その候補点のピーク形状により認
識すべき事物を特定し識別することにより,屋外画像に
対するサーチにおいて、環境の変化に関わらず、ソフト
ウェアで高速サーチできる構成を提供するものであり,
システムの仕組みを変更しやすくし,輝度変換よるナン
バープレートについての情報損失がなく,絶対値差分マ
ッチング処理で結果を不安定にする映り込みの影響を取
り除くと同時に,ナンバープレート部分の最低限のコン
トラストを保証し,かつコストダウンを可能にする。
【0027】本出願第8の発明のプログラムを記録した
コンピュータ読み取り可能な記録媒体は,識別すべき事
物を含む領域に対する画像を採取し,ある画像全体若し
くは指定された領域について濃度ヒストグラムを作成
し,上中下スライスを算出し,コントラスト強調した画
像を作成し,絶対値差分マッチング又は差分マッチング
法によりピークサーチを行い認識すべき候補点を検出
し,その候補点のピーク形状により認識すべき事物を特
定し識別することを特徴とする。
【0028】したがって,本出願第8のプログラムを記
録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体によれば,
識別すべき事物を含む領域に対する画像を採取し,ある
画像全体若しくは指定された領域について濃度ヒストグ
ラムを作成し,上中下スライスを算出し,コントラスト
強調した画像を作成し,絶対値差分マッチング又は差分
マッチング法によりピークサーチを行い認識すべき候補
点を検出し,その候補点のピーク形状により認識すべき
事物を特定し識別することにより,屋外画像に対するサ
ーチにおいて、環境の変化に関わらず、ソフトウェアで
高速サーチできる構成を提供するものであり,システム
の仕組みを変更しやすくし,輝度変換よるナンバープレ
ートについての情報損失がなく,絶対値差分マッチング
処理で結果を不安定にする映り込みの影響を取り除くと
同時に,ナンバープレート部分の最低限のコントラスト
を保証し,かつコストダウンを可能にする。
【0029】
【発明の実施の形態】以下に本発明のナンバープレート
等の屋外サーチ用輝度変換方法に対する実施の各形態を
図1〜図4に基づいて説明する。
【0030】第1の実施の形態 図1は,本発明における第1の実施の形態のナンバープ
レート等の屋外サーチ用輝度変換方法の動作の流れ図で
ある。図2は,本発明における第1の実施の形態のナン
バープレート等の屋外サーチ用輝度変換方法を実施する
装置のブロック図である。図3は,本発明における第1
の実施の形態のナンバープレート等の屋外サーチ用輝度
変換方法のある濃度分布の図である。図4は,本発明に
おける第1の実施の形態のナンバープレート等の屋外サ
ーチ用輝度変換方法の図3の濃度分布のレンジを引き伸
ばしたことを示す図である。本発明の第1の実施の形態
の構成を図2に基づいて説明する。
【0031】図2では,外界から認識すべき事物を認識
しIEEE1394−I/Fボード19に信号を入力す
る高分解能IEEE1394−I/Fカメラ18を設
け,その高分解能IEEE1394−I/Fカメラ18
から信号を入力しCPU1と大容量キャッシュ20とC
PU2と大容量キャッシュ21に信号を出力するIEE
E1394−I/Fボード19を設け,そのIEEE1
394−I/Fボード19から信号を入力し高解像度ビ
デオボード22に信号を出力するCPU1と大容量キャ
ッシュ20とCPU2と大容量キャッシュ21を設け,
それらCPU1と大容量キャッシュ20とCPU2と大
容量キャッシュ21から信号を入力し高分解能モニタ2
3に信号を出力する高解像度ビデオボード22を設け,
その高解像度ビデオボード22からの信号を入力する高
分解能モニタ23を設ける。
【0032】以上の本発明の第1の実施の形態のナンバ
ープレート等の屋外サーチ用輝度変換方法の構成では,
高分解能IEEE1394−I/Fカメラ18は,外界
から認識すべき物体を認識しその物体の情報を電気信号
に変換する機構を有し,IEEE1394−I/Fボー
ド19は,入力した信号をCPU1と大容量キャッシュ
20とCPU2と大容量キャッシュ21に伝達可能な形
式の信号に変換する機構を有し,CPU1と大容量キャ
ッシュ20とCPU2と大容量キャッシュ21は,IE
EE1394−I/Fボード19から送られてくる信号
を処理し出力する機構を有し,高解像度ビデオボード2
2は,CPU1と大容量キャッシュ20とCPU2と大
容量キャッシュ21から信号を画像処理する機構を有
し,高分解能モニタ23は,高解像度ビデオボード22
からの信号を画面に映し出す機構を有する。つぎに本発
明の第1の実施の形態のナンバープレート等の屋外サー
チ用輝度変換方法の動作を図1,図3,図4に基づいて
説明する。
【0033】まずナンバープレート画像採取及び低分解
能化1において,ナンバープレートをサーチする対象と
なるナンバープレート画像を採取する。つぎに,採取画
像若しくは低分解能化した採取画像2に対し,指定され
た領域について原画像から濃度ヒストグラムを作成する
濃度ヒストグラム作成処理3によりナンバープレートを
含む領域についてナンバープレートを含む領域の濃度ヒ
ストグラム4を作成する。例えば,濃度ヒストグラム
は,図3の曲線の濃度ヒストグラム曲線24のようにな
る。このナンバープレートを含む領域の濃度ヒストグラ
ム4に対し,照明の映り込み・ヘッドライト直射などに
よる高レベルの部分のみを抽出するために,適当な中ス
ライス25のレベルから飽和レベルの範囲の濃度ヒスト
グラムに,濃度ヒストグラムの中スライス25以上部分
についてしきい値を仮照明スライス6として算出し,同
時にその算出したスライスによる分離度とスライスがど
の程度等しいかの信頼度も必要に応じて算出する仮照明
スライス算出処理5を適用する。この際の使用する中ス
ライス25は,照明の映り込み・ヘッドライト直射等に
よる高レベルの部分より低く,かつ通常の画像での白い
部分(例えば,白いナンバープレートの下地のレベル)
のレベル程度以上に設定する。同時に仮照明スライス算
出処理5自体は,中スライス25のレベルから飽和レベ
ル(FFh等)の範囲2値化スライスの算出アルゴリズ
ムであり,群間分散最大化による手法等を使用する。
【0034】このようにして得られた仮照明スライス6
とその分離度と高スライス26に,照明スライス算出処
理7を用いて,照明スライス8を算出する。この照明ス
ライス算出処理7として最も簡単なものは,照明スライ
ス8が仮照明スライス6と高スライス26の最小値に等
しくする処理である。なお,分離度が低い場合は,照明
の映り込み・ヘッドライト直射による高レベル画素が無
いケースであるので,この場合は高スライス26をその
まま使用する場合も有り得る。
【0035】このように求めた照明スライス8と0に等
しい下限レベルの範囲の濃度ヒストグラムについて,今
度はナンバープレート等の最小黒部の面積部分について
は,P−タイト法で下側から切り落とすようにして下ス
ライス10を決定する下スライス算出処理9,ナンバー
プレートの最小白部の面積分については,P−タイト法
で上側から切り落とすようにして上スライス12を決定
する上スライス算出処理11を適用し,ナンバープレー
トが存在している範囲の輝度範囲を決定する。この場合
ナンバープレートは,通常に撮像されている部分として
はコントラストがあることから,この部分に相当する最
小面積部分については除外可能である。このため,この
面積に相当する部分を除外するためにP−タイト法を適
用し下スライス10,上スライス12を決定する。求ま
った下スライス10から上スライス12間の部分の輝度
が輝度の下限から飽和レベルになるようにレンジを広げ
てコントラストを強調するコントラスト強調処理13
を,レンジの単純引き伸ばし27・ヒストグラムの完全
平坦化28・頻度に反比例した間隔での再配置の手法に
より行う。このコントラスト強調をした画像14に対
し,絶対値差分マッチングによるピークサーチによる候
補点検出処理15を行う。これによって,候補点16を
抽出し,その候補点16のピーク形状評価によるナンバ
ープレートの検出相関値評価17を行う。
【0036】以上の本発明の第1の実施の形態のナンバ
ープレート等の屋外サーチ用輝度変換方法の構成では,
スライス処理をする過程を含む輝度変換方法を有し,識
別すべき事物を含む領域に対する画像を採取し,ある画
像全体若しくは指定された領域について濃度ヒストグラ
ムを作成し,上中下スライスを算出し,コントラスト強
調した画像を作成し,絶対値差分マッチング又は差分マ
ッチング法によりピークサーチを行い認識すべき候補点
を検出し,その候補点のピーク形状により認識すべき事
物を特定し識別することにより,屋外画像に対するサー
チにおいて、環境の変化に関わらず,ソフトウェアで高
速サーチできる構成を提供するものであり,システムの
仕組みを変更しやすくし,輝度変換よるナンバープレー
トについての情報損失がなく,絶対値差分マッチング処
理で結果を不安定にする映り込みの影響を取り除くと同
時に,ナンバープレート部分の最低限のコントラストを
保証し,かつコストダウンを可能にするナンバープレー
ト等の屋外サーチ用輝度変換方法を提供することが可能
となる。
【0037】第2の実施の形態 図5は,本発明における第2の実施の形態のナンバープ
レート等の屋外サーチ用輝度変換方法の実施の画像模式
図である。図5(A)は,ハレーションを起こしている
場合の画像模式図であり,図5(B)は,絞りを絞った
場合の画像模式図である。
【0038】本発明の第2の実施の形態のナンバープレ
ート等の屋外サーチ用輝度変換方法の実施の構成は,第
1の実施の形態のナンバープレート等の屋外サーチ用輝
度変換方法に等しくその機構も同一である。つぎに本発
明の第2の実施の形態のナンバープレート等の屋外サー
チ用輝度変換方法の動作を図5に基づいて説明する。
【0039】屋外における先行車両の検出に適用した実
施例である。第1の実施の形態のナンバープレート等の
屋外サーチ用輝度変換方法と以下の2点が異なってい
る。第1の相違点は,検出対象が先行車29であり,常
に先行車29が存在するとは限らないこと,また先行車
29があった場合でも,車の色が千差万別でありナンバ
ープレートと異なりその濃度についてある程度コントラ
ストがあることである。第2の相違点は,濃度ヒストグ
ラムの生成領域31が道路面及びその上の領域に限定さ
れることである。このため下スライス・上スライスの決
定方法において,濃度分布図における下スライスより下
の面積と濃度分布図における上スライスより上の面積と
して検出すべき車両の最小サイズの数分の1を取り,第
1の実施の形態のナンバープレート等の屋外サーチ用輝
度変換方法を適用する。その他の第2の実施の形態のナ
ンバープレート等の屋外サーチ用輝度変換方法の動作
は,第1の実施の形態の動作に等しくその機構も同一で
ある。
【0040】本発明第2の実施例では,絞りを絞り込ん
で撮像したハレーションなしの低コントラスト画像の道
路及びその上の先行車29が存在すると予想される領域
についてのみ,第1の実施の形態のナンバープレート等
の屋外サーチ用輝度変換方法のコントラスト強調を行
う。この際,車両の灯火・照明・太陽30からの正反射
部分などが,上スライスの決定にかかわる部分であり,
車の下の影となる部分が下スライスにかかわる部分であ
る。
【0041】以上の本発明の第2の実施の形態のナンバ
ープレート等の屋外サーチ用輝度変換方法の構成では,
スライス処理をする過程を含む輝度変換方法を有し,識
別すべき事物を含む領域に対する画像を採取し,ある画
像全体若しくは指定された領域について濃度ヒストグラ
ムを作成し,上中下スライスを算出し,コントラスト強
調した画像を作成し,絶対値差分マッチング又は差分マ
ッチング法によりピークサーチを行い認識すべき候補点
を検出し,その候補点のピーク形状により認識すべき事
物を特定し識別することにより,屋外画像に対するサー
チにおいて、環境の変化に関わらず,ソフトウェアで高
速サーチできる構成を提供するものであり,システムの
仕組みを変更しやすくし,輝度変換よるナンバープレー
トについての情報損失がなく,絶対値差分マッチング処
理で結果を不安定にする映り込みの影響を取り除くと同
時に,ナンバープレート部分の最低限のコントラストを
保証し,かつコストダウンを可能にするナンバープレー
ト等の屋外サーチ用輝度変換方法を提供することが可能
になる。更に,絞り込んだ低コントラスト画像から車両
を検出するために使用する輝度変化部分をつぶさずに,
大幅なコントラスト強調が可能となり,低コントラスト
画像から安定した先行車検出が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における第1の実施の形態のナンバープ
レート等の屋外サーチ用輝度変換方法の動作の流れ図で
ある。
【図2】本発明における第1の実施の形態のナンバープ
レート等の屋外サーチ用輝度変換方法のブロック図であ
る。
【図3】本発明における第1の実施の形態のナンバープ
レート等の屋外サーチ用輝度変換方法のある濃度分布の
図である。
【図4】本発明における第1の実施の形態のナンバープ
レート等の屋外サーチ用輝度変換方法の図3の濃度分布
のレンジを引き伸ばしたことを示す図である。
【図5】本発明における第2の実施の形態のナンバープ
レート等の屋外サーチ用輝度変換方法の実施の画像模式
図である。 (A)ハレーションを起こしている場合の画像模式図で
ある。 (B)絞りを絞った場合の画像模式図である。
【図6】従来の正規相関マッチング法の手順を示す図で
ある。
【符号の説明】
1ナンバープレート画像採取及び低分解能化 2採取画像若しくは低分解能化した採取画像 3濃度ヒストグラム作成処理 4ナンバープレートを含む領域の濃度ヒストグラム 5仮照明スライス算出処理 6仮照明スライス 7照明スライス算出処理 8照明スライス 9下スライス算出処理 10下スライス 11上スライス算出処理 12上スライス 13コントラスト強調処理 14コントラスト強調をした画像 15候補点検出処理 16候補点 17検出相関値評価
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年3月17日(2000.3.1
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本出
願第1の発明の輝度変換方法は,識別すべき事物の濃淡
レベルが入ることを保証する範囲を下スライスから上ス
ライスまでとし,次に下スライスから上スライスの間を
最低濃度から最高濃度に対応させて,全体の濃度ヒスト
グラムを平坦化する手順を含む輝度変換方法において,
中スライス以上の画素をカウント対象外にして,前記濃
度ヒストグラムを作成することを特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】また本出願第2の発明は、識別すべき事物
を含む領域に対する画像を採取し,識別すべき事物の濃
淡レベルが入ることを保証する範囲を下スライスから上
スライスまでとし,次に下スライスから上スライスの間
を最低濃度から最高濃度に対応させて,全体の濃度ヒス
トグラムを平坦化し,コントラスト強調した画像を作成
し,絶対値差分マッチング又は差分マッチング法により
ピークサーチを行い認識すべき候補点を検出し,その候
補点のピーク形状により認識すべき事物を特定し識別す
る輝度変換方法において,中スライス以上の画素をカウ
ント対象外にして,前記濃度ヒストグラムを作成するこ
とを特徴とする。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】また本出願第3の発明は、識別すべき事物
を含む領域に対する画像を採取し,識別すべき事物の濃
淡レベルが入ることを保証する範囲を下スライスから上
スライスまでとし,次に下スライスから上スライスの間
を最低濃度から最高濃度に対応させて,全体の濃度ヒス
トグラムを平坦化し,コントラスト強調した画像を作成
し,絶対値差分マッチング又は差分マッチング法により
ピークサーチを行い認識すべき候補点を検出し,その候
補点のピーク形状により認識すべき事物を特定し識別す
るプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記
録媒体において,中スライス以上の画素をカウント対象
外にして,前記濃度ヒストグラムを作成することを特徴
とする。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】本出願第1から3の何れか一の発明は,係
る構成により,先ず,下スライスから上スライスの間を
最低濃度から最高濃度に対応させるので,下スライスか
ら上スライスの間の範囲のコントラストを強調すること
ができる。これにより、輝度変換よるナンバープレート
についての情報損失がなく,ナンバープレート部分の最
低限のコントラストを保証することができるという利点
がある。次に、下スライスから上スライスの間に存在す
る高レベルの部分を中スライス処理することができる。
これにより,中スライス以上の画素をカウント対象外に
した濃度ヒストグラムを平坦化することができるので,
絶対値差分マッチング処理で結果を不安定にする映り込
みの影響を取り除くことができるという利点がある。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】削除
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】削除
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】削除
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】削除
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】削除
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】削除
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】削除
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】削除
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】削除
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】削除
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】削除
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】削除

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スライス処理をする過程を含むことを特徴
    とする輝度変換方法。
  2. 【請求項2】識別すべき事物の濃淡レベルが入ることを
    保証する範囲を下スライスから上スライスまでとして設
    定し,次にこの範囲の濃淡を強調することを特徴とする
    請求項1に記載の輝度変換方法。
  3. 【請求項3】P−タイト法を用いるスライス処理方法を
    有することを特徴とする請求項1に記載の輝度変換方
    法。
  4. 【請求項4】識別すべき事物を含む領域に対して,上ス
    ライス及び下スライスを設定することを特徴とする請求
    項1又は請求項3に記載の輝度変換方法。
  5. 【請求項5】ある画像全体若しくはその部分領域の濃度
    ヒストグラムの高スライス又は中スライス以上の画素
    を,ヒストグラム平坦化のカウント対象外にすることを
    特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一に記載の輝
    度変換方法。
  6. 【請求項6】下スライスから上スライスの間を最低濃度
    から最高濃度に対応させて,全体の濃度を平坦化する手
    順を含むことを特徴とする請求項1〜請求項5に記載の
    輝度変換方法。
  7. 【請求項7】識別すべき事物を含む領域に対する画像を
    採取し,ある画像全体若しくは指定された領域について
    濃度ヒストグラムを作成し,上中下スライスを算出し,
    コントラスト強調した画像を作成し,絶対値差分マッチ
    ング又は差分マッチング法によりピークサーチを行い認
    識すべき候補点を検出し,その候補点のピーク形状によ
    り認識すべき事物を特定し識別することを特徴とする輝
    度変換方法。
  8. 【請求項8】識別すべき事物を含む領域に対する画像を
    採取し,ある画像全体若しくは指定された領域について
    濃度ヒストグラムを作成し,上中下スライスを算出し,
    コントラスト強調した画像を作成し,絶対値差分マッチ
    ング又は差分マッチング法によりピークサーチを行い認
    識すべき候補点を検出し,その候補点のピーク形状によ
    り認識すべき事物を特定し識別することを特徴とするプ
    ログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体。
JP11011846A 1999-01-20 1999-01-20 ナンバ―プレ―ト等の屋外サ―チ用輝度変換方法 Pending JP2000207545A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11011846A JP2000207545A (ja) 1999-01-20 1999-01-20 ナンバ―プレ―ト等の屋外サ―チ用輝度変換方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11011846A JP2000207545A (ja) 1999-01-20 1999-01-20 ナンバ―プレ―ト等の屋外サ―チ用輝度変換方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000207545A true JP2000207545A (ja) 2000-07-28

Family

ID=11789096

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11011846A Pending JP2000207545A (ja) 1999-01-20 1999-01-20 ナンバ―プレ―ト等の屋外サ―チ用輝度変換方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000207545A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010529577A (ja) * 2007-06-13 2010-08-26 センサーズ アンリミテッド インコーポレイテッド 画像をエンハンスする方法と装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010529577A (ja) * 2007-06-13 2010-08-26 センサーズ アンリミテッド インコーポレイテッド 画像をエンハンスする方法と装置
US8218868B2 (en) 2007-06-13 2012-07-10 Sensors Unlimited, Inc. Method and apparatus for enhancing images

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN105373794B (zh) 一种车牌识别方法
Parker et al. An approach to license plate recognition
Bronte et al. Fog detection system based on computer vision techniques
EP0720114B1 (en) Method and apparatus for detecting and interpreting textual captions in digital video signals
JP2002208007A (ja) スキャンした文書の自動式検出
CN116503388A (zh) 缺陷检测方法、装置及存储介质
JP3814353B2 (ja) 画像分割方法および画像分割装置
CN116324911A (zh) 用于从车辆牌照中提取字符的方法和用于执行方法的牌照字符提取装置
KR101514368B1 (ko) 영상 정보를 이용한 포트홀 검출 장치 및 방법
JP7264428B2 (ja) 道路標識認識装置及びそのプログラム
JP2010186246A (ja) 画像処理装置、方法、及び、プログラム
JPS61141087A (ja) 画像処理方法及び装置
JP2000207545A (ja) ナンバ―プレ―ト等の屋外サ―チ用輝度変換方法
JPH1125222A (ja) 文字切り出し方法及び文字切り出し装置
JPH0256688A (ja) 文字切出し装置
JPH1038542A (ja) 物体認識方法及び装置並びに記録媒体
JP3679958B2 (ja) ナンバープレート認識装置
JP2004110543A (ja) 顔画像処理装置及びプログラム
JP4409713B2 (ja) 文書画像認識装置及び記録媒体
JP2004037134A (ja) メタルマスク検査方法及びメタルマスク検査装置
JP2007257242A (ja) 白線認識装置
JPH0863549A (ja) 車両ナンバー認識装置、二値化装置及び画像処理装置
JP3175509B2 (ja) 道路白線検出装置
JP2000357287A (ja) ナンバープレート認識方法および認識装置
JP3198258B2 (ja) 駐車車両検出方法およびその装置