JP2000207020A - 遠隔制御システム及び遠隔制御方法 - Google Patents

遠隔制御システム及び遠隔制御方法

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JP2000207020A
JP2000207020A JP11006232A JP623299A JP2000207020A JP 2000207020 A JP2000207020 A JP 2000207020A JP 11006232 A JP11006232 A JP 11006232A JP 623299 A JP623299 A JP 623299A JP 2000207020 A JP2000207020 A JP 2000207020A
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remote control
vehicle
traveling direction
control system
image
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JP11006232A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Tsunewaki
寛 常脇
Satoshi Tawara
諭 田原
Hideaki Takami
英明 高見
Ichita Kobayashi
一太 小林
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遠隔制御システム及び遠隔制御方法に関し、
車両等の移動装置の遠隔制御時における目標軌道からの
ずれを低減できるようにする。 【解決手段】 移動装置1にそなえられた撮影手段5に
より移動装置1の進行方向前方領域を撮影する際に、光
線照射手段4により進行方向前方領域に光線を照射す
る。そして、撮影手段5により撮影された進行方向前方
領域の映像を映像表示手段21に映し出し、映像中の光
線が進行方向前方領域につくり出す輝点の位置に基づ
き、遠隔制御手段20により移動装置1の遠隔制御を行
なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両,ロボット,
飛しょう体,宇宙機器等の移動と姿勢制御とを伴う移動
装置の遠隔制御に用いて好適の、遠隔制御システム及び
遠隔制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両,ロボット,飛しょう
体,宇宙機器等のように姿勢の制御をしながら路面上又
は空間の軌道上を移動する装置において、遠隔制御によ
って姿勢制御を行なう技術が知られている。例えば、図
9は、従来の技術を用いて車両の姿勢制御を行なう場合
のシステム構成を模式的に示したものである。図9に示
すように、車両101の前部にCCDカメラ105が取
り付けられており、このCCDカメラ105で撮影され
る車両前方の映像がケーブル13を介してディスプレイ
121に映し出される。制御者は、この車両前方の映像
から車両の状態を把握して、コントローラ120にステ
アリング角度指令値,速度指令値を入力し、車両101
に設置された車輪102の操舵角と回転速度とを変化さ
せることにより、車両101の姿勢制御を行なうように
なっている。なお、106は照明であり、CCDカメラ
105とともにカメラユニット108内に内蔵されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な装置構成で車両101を移動させる場合、制御者は、
ディスプレイ121に映し出された車両前方の映像から
得られる情報によって車両101を制御することになる
が、前方の映像だけでは車両101の正確な進行方向を
把握することは困難である。したがって、車両101が
正確に予定した軌道上を走行するように操作することは
難しく、車両101を長距離移動させる場合に大きな蛇
行を伴い、走行時間,走行エネルギーの損失を招いてし
まうという課題があった。
【0004】さらに、走行軌道上に障害物等の空間的な
制約がある場合、車両101の透過性を確認できないま
ま走行することになるため、走行中に車両101が障害
物に引っ掛かり脱出できなくなる状況に陥るという課題
もあった。本発明はこのような課題に鑑み創案されたも
ので、車両等の移動装置の遠隔制御時における目標軌道
からのずれを低減できるようにした、遠隔制御システム
及び遠隔制御方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の本発明の遠隔制御システムは、移動
装置の遠隔制御に適用される遠隔制御システムであっ
て、該移動装置にそなえられ該移動装置の進行方向前方
領域を撮影する撮影手段と、該移動装置にそなえられ該
移動装置の進行方向前方領域に光線を照射する光線照射
手段と、該移動装置とは別体に設けられ該撮影手段が撮
影した該進行方向前方領域の映像を映し出す映像表示手
段と、該移動装置とは別体に且つ該映像表示手段に近接
して設けられ該移動装置を遠隔制御する遠隔制御手段と
からなることを特徴としている。
【0006】請求項2記載の本発明の遠隔制御システム
は、請求項1記載の遠隔制御システムにおいて、該光線
照射手段が、該移動装置の進行方向前方領域を走査する
ように光線を照射することを特徴としている。請求項3
記載の本発明の遠隔制御方法は、移動装置にそなえられ
た撮影手段により該移動装置の進行方向前方領域を撮影
して、該撮影手段により撮影された該進行方向前方領域
の映像を該映像表示手段に映し出し、この映像に基づき
該移動装置の遠隔制御を行なう遠隔制御方法において、
該撮影手段による撮影時に、該進行方向前方領域に光線
を照射し、該光線が該進行方向前方領域につくり出す輝
点の位置に基づき、該移動装置の遠隔制御を行なうこと
を特徴としている。
【0007】請求項4記載の本発明の遠隔制御方法は、
移動装置にそなえられた撮影手段により該移動装置の進
行方向前方領域を撮影して、該撮影手段により撮影され
た該進行方向前方領域の映像を該映像表示手段に映し出
し、この映像に基づき該移動装置の遠隔制御を行なう遠
隔制御方法において、該撮影手段による撮影時に、該進
行方向前方領域を走査するように光線を照射し、該光線
が該進行方向前方領域につくり出す輝線の長さに基づ
き、該移動装置の遠隔制御を行なうことを特徴としてい
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。まず、本発明の第1実施形態とし
ての遠隔制御システム及び遠隔制御方法について説明す
る。図1,図2は本発明の第1実施形態としての遠隔制
御システム及び遠隔制御方法について示しており、図1
は本遠隔制御システムを適用した車両制御システムの構
成を示す模式図、図2は本遠隔制御システムにかかるデ
ィスプレイ表示画面の一例を示す図である。
【0009】図1に示すように、本車両制御システム
は、舵角と回転数とを任意に制御可能な車輪2を、コン
トローラ(遠隔制御手段)20から送信される無線信号
によって遠隔制御することにより、車両(移動装置)1
の走行制御を行なうようになっている。車両1の上部に
は、CCDカメラ(撮影手段)5と照明装置6とが内蔵
されたカメラユニット8がそなえられ、内蔵されたCC
Dカメラ5が車両前方の路面(移動装置の進行方向前方
領域)を写すように、車両1の前方向にやや下向いて固
定されている。また、カメラユニット8の上部のCCD
カメラ5の中心線上には、レーザポインタ(光線照射手
段)4が設置されており、CCDカメラ5の撮影方向と
同方向に向けて光軸が調整されている。
【0010】CCDカメラ5が撮影した映像は、車両1
の上部に設置されたアンテナ3から送信されるようにな
っており、コントローラ20では、アンテナ22により
車両1から送信された映像信号を受信して、付設された
ディスプレイ(画像表示手段)21に映し出すようにな
っている。また、制御者がコントローラ20に入力した
ステアリング角度指令値,速度指令値は、アンテナ22
から制御信号として送信され、車両1では、アンテナ3
によりコントローラ20から送信された制御信号を受信
して、指令値に基づいて車輪2の操舵角と回転速度とを
変化させるようになっている。
【0011】本発明の第1実施形態としての遠隔制御シ
ステムが適用される車両制御システムは上述のように構
成されているので、レーザポインタ4からビーム(光
線)を出力すると、図1に示すように、車両進行方向の
走行面上には輝点7が現れる。レーザポインタ4の光軸
はCCDカメラ5の撮影方向と同方向であるため、輝点
7が現れる位置はCCDカメラ5の撮影範囲内となる。
このため、CCDカメラ5により車両前方の走行面を撮
影し、撮影した走行面の映像を無線信号に変換してアン
テナ3から送信し、この信号をアンテナ22で受信して
ディスプレイ21に映したときには、図2に示すよう
に、画面上にレーザポインタ4による輝点7′が映し出
される。
【0012】このように、本遠隔制御システム及び遠隔
制御方法によれば、ディスプレイ21の画面上にレーザ
ポインタ4による輝点7′が映し出されるようになって
いるので、制御者は、車両1を通路30の目標軌道31
に沿って移動させるには、輝点7′が目標軌道31上に
くるように操作すればよく、例えば、目標軌道31に対
して輝点7′が左にあれば車両1を右方向に操舵し、輝
点7′が右にあれば車両1を左方向に操舵するようにコ
ントローラ20に指令値を入力すればよい。従って、従
来の前方映像のみを頼った制御に比べて、蛇行の振幅、
周期を低減することができ、制御者の負担を軽減すると
ともに、無駄な走行距離,走行時間及び消費エネルギー
を減少させることができるという利点がある。
【0013】なお、コントローラ20と車両1と間の通
信は、無線のみならずケーブルを介した有線通信として
もよい。また、カメラユニット8を車両1の内部に内蔵
するようにしてもよい。さらに、制御者がコントローラ
20に操舵指令値を入力するのではなく、画像処理装置
を用いて、輝点7′が目標軌道31上をトレースするよ
うに自動制御による車両1の操舵制御を行なってもよ
い。
【0014】次に、本発明の第2実施形態としての遠隔
制御システム及び遠隔制御方法について説明する。図3
〜図5は、本発明の第2実施形態としての遠隔制御シス
テム及び遠隔制御方法について示しており、図3は本遠
隔制御システムを適用した車両制御システムの構成を示
す模式図、図4は本遠隔制御システムにかかるディスプ
レイ表示画面の一例を示す図,図5は本遠隔制御システ
ムにかかるディスプレイ表示画面の他の例を示す図であ
る。
【0015】図3に示すように、本車両制御システム
は、第1実施形態の車両制御システムと同様に、舵角と
回転数とを任意に制御可能な車輪2を、コントローラ
(遠隔制御手段)20から送信される無線信号により遠
隔制御することにより、車両(移動装置)1の走行制御
を行なうようになっているが、本車両制御システムで
は、CCDカメラ(撮影手段)5と照明装置6と光線照
射手段とを内蔵されたカメラユニット8が車両1の前部
に内蔵されている。
【0016】カメラユニット8は、内蔵されたCCDカ
メラ5が車両前方の路面(移動装置の進行方向前方領
域)を写すように、車両1の前方向にやや下向いて固定
されている。また、光線照射手段は、レーザポインタ1
1とポリゴンミラー10とにより構成されており、ポリ
ゴンミラー10によって、レーザポインタ11が出力す
るビームを車両前方のCCDカメラ5の撮影方向に反射
するとともに、反射角を所定の角度範囲で高速に変化さ
せるようになっている。
【0017】そして、第1実施形態の車両制御システム
と同様に、車両1の上部にはCCDカメラ5が撮影した
映像を送信するアンテナ3が設置されており、コントロ
ーラ20にはアンテナ3から送信された映像信号を受信
するアンテナ22が設置され、受信した映像をディスプ
レイ21に映し出すようになっている。また、制御者が
コントローラ20に入力したステアリング角度指令値,
速度指令値は、アンテナ22からアンテナ3へ制御信号
として送信されるようになっている。
【0018】本発明の第2実施形態としての遠隔制御シ
ステムが適用される車両制御システムは上述のように構
成されているので、レーザポインタ11から出力された
ビームは、高速回転しているポリゴンミラー10により
所定範囲の反射角で反射される。ポリゴンミラー10に
よるビームの反射方向は、CCDカメラ5の撮影方向と
同様に車両前方下向きに設定されているため、図3に示
すように、車両進行方向の走行面が平坦の場合、走行上
にはポリゴンミラー10により反射されたビームによる
走査線(輝線)9が現れる。
【0019】そして、輝線9が現れる範囲はCCDカメ
ラ5の撮影範囲内であるため、CCDカメラ5により撮
影した車両前方の走行面の映像を無線信号に変換してア
ンテナ3から送信し、この信号をアンテナ22で受信し
てディスプレイ21に映したときには、図4又は図5に
示すように、画面上にレーザポインタ11による輝線
9′が映し出される。
【0020】このように、本遠隔制御システム及び遠隔
制御方法によれば、ディスプレイ21の画面上にレーザ
ポインタ11による輝線9′が映し出されるようになっ
ているので、輝線9の長さdを車両の最大幅Wと等しく
することによって、車両進行方向の障害物に対する車両
1の通過性が確認できる。例えば、図4に示すように、
ディスプレイ21の画面上において、輝線9′の全体が
通路30上に投影されている場合には、車両1は通路3
0を通過可能と判断することができる。一方、図5に示
すように、輝線9′の一部が障害物32に投影されてい
る場合には、通路30の幅員が車両1よりも狭く通過不
能と判断することができる。
【0021】つまり、本遠隔制御システム及び遠隔制御
方法によれば、進行方向の走行空間と車両1との関係が
容易に把握することが可能となり、従来の前方映像のみ
に頼った操作のように、未知の走行路面を走行させる場
合に車輪2が走行路から脱輪して車両1が転倒したり、
車両1が障害物と衝突する等の事故が発生することを回
避することができ、遠隔操作される車両1の安全な運行
を確保することができるという利点がある。
【0022】なお、コントローラ20と車両1と間の通
信は、第1実施形態と同様に無線のみならずケーブルを
介した有線通信としてもよい。また、ポリゴンミラー1
0にかえてガルバノミラーをそなえ、このガルバノミラ
ーによってレーザポインタ11から出力するビームを車
両前方のCCDカメラ5の撮影方向に反射するととも
に、反射角を所定の角度範囲で高速に変化させるように
してもよい。
【0023】次に、本発明の第3実施形態としての遠隔
制御システム及び遠隔制御方法について説明する。図6
〜図8は、本発明の第3実施形態としての遠隔制御シス
テム及び遠隔制御方法について示しており、図6は本遠
隔制御システムを適用した車両制御システムの構成を示
す模式図,図7は本遠隔制御システムにかかるディスプ
レイ表示画面の一例を示す図,図8は本遠隔制御システ
ムにかかるディスプレイ表示画面の他の例を示す図であ
る。
【0024】図6に示すように、本車両制御システムで
は、CCDカメラ(撮影手段)5が車両(移動装置)1
の前部に取り付けられており、車両前方の路面(移動装
置の進行方向前方領域)を写すように車両1の前方向に
やや下向いて固定されている。また、車両1の上部の左
右両隅には、一対のレーザポインタ(光線照射手段)1
2がそなえられており、さらに、車両1の側面に突起部
14がある場合には、この突起部14にもレーザポイン
タ(光線照射手段)15がそなえられている。これらの
レーザポインタ12,15の光軸は、車両前方に向けて
真っ直ぐに水平に設定されている。本車両制御システム
では、これらのレーザポインタ12,15が遠隔制御補
助装置を構成する。
【0025】CCDカメラ5が撮影した映像は、ケーブ
ル13を介してコントローラ(遠隔制御手段)20に送
信され、ディスプレイ(画像表示手段)21に映し出さ
れるようになっている。また、制御者がコントローラ2
0に入力したステアリング角度指令値,速度指令値は、
ケーブル13を介して車両1に送信され、指令値に基づ
いて車輪2の操舵角と回転速度とが制御されるようにな
っている。
【0026】本発明の第3実施形態としての遠隔制御シ
ステムが適用される車両制御システムは上述のように構
成されているので、レーザポインタ12,15からは進
行方向と平行にビームが出力され、車両前方に障害物が
ある場合には、障害物上に車両1上のレーザポインタ1
2,15の設置位置に応じて輝点が現される。障害物が
CCDカメラ5の撮影範囲内にある場合には、CCDカ
メラ5により撮影した車両前方の映像をケーブル13を
介してコントローラ20に送信し、ディスプレイ21に
映したときには、図7又は図8に示すように、画面上に
レーザポインタ12,15による輝点16′が映し出さ
れる。なお、レーザポインタ12による輝点16′は車
両1の幅と高さを示し、レーザポインタ15による輝点
16′は突起物14の位置を示している。
【0027】このように、本遠隔制御システム及び遠隔
制御方法によれば、車両前方に障害物が存在する場合に
は、ディスプレイ21の画面上にレーザポインタ12,
15による輝点16′が映し出されるようになっている
ので、車両進行方向の障害物に対する車両1の通過性が
確認できる。例えば、図7に示すように、ディスプレイ
21の画面上において、通路30上を横断する配管33
に輝点16′が投影されている場合には、車両1と配管
33とが干渉するため通過することができないと判断す
ることができる。一方、図8に示すように、ビームが全
て配管33の下を通過して正面の壁に輝点16′を投影
している場合には、車両1は配管33の下を通過するこ
とができると判断することができる。
【0028】つまり、本遠隔制御システム及び遠隔制御
方法によれば、第2実施形態と同様に車両1の幅方向と
路面上の障害物との干渉を検出できるのに加え、さら
に、車両1の高さ方向と路面上の障害物との干渉や、車
両突起物14と路面上の障害物との干渉も検出すること
ができる。したがって、事前の事故回避がさらに容易に
なり、遠隔操作される車両1の運行の安全をより確保す
ることができるという利点がある。
【0029】以上、本発明の遠隔制御システム及び遠隔
制御方法について3つの実施形態について説明したが、
本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本
発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々変形して実施でき
ることは言うまでもない。例えば、第1実施形態のレー
ザポインタ4からなる光線照射手段と、第2実施形態の
レーザポインタ11とポリゴンミラー10とからなる光
線照射手段とを組み合わせて、目標軌道に沿った移動を
可能にするとともに、車両1の幅方向と路面上の障害物
との干渉を検出するようにしてもよい。
【0030】同様に、第1実施形態のレーザポインタ4
からなる光線照射手段と、第3実施形態のレーザポイン
タ12,15からなる光線照射手段とを組み合わせて、
車両1の目標軌道に沿った移動を可能にするとともに、
車両1の高さ方向と路面上の障害物との干渉及び車両突
起物14と路面上の障害物との干渉を検出するようにし
てもよい。
【0031】さらに、第2実施形態の光線照射手段と第
3実施形態の光線照射手段との組合せや、第1実施形態
から第3実施形態までの全ての実施形態の光線照射手段
を組み合わせることも可能である。また、上述の実施形
態では、本遠隔制御システム及び遠隔制御方法を車両の
遠隔制御に適用した場合について説明しているが、本発
明は車両の遠隔制御のみならず、ロボット,飛しょう
体,宇宙機器等の姿勢の制御をしながら路面上又は空間
の軌道上を移動する移動装置一般の遠隔制御に適用しう
るものである。
【0032】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の本
発明の遠隔制御システム及び請求項3記載の本発明の遠
隔制御方法によれば、移動装置にそなえられた撮影手段
により移動装置の進行方向前方領域を撮影して、撮影さ
れた移動装置の進行方向前方の映像を映像表示手段に映
し出し、この映像に基づき移動装置の遠隔制御を行なう
際に、光線照射手段から移動装置の進行方向前方領域に
光線を照射するようになっているので、光線が進行方向
前方領域につくり出す輝点の位置に基づき移動装置の遠
隔制御を行なうことができ、これにより、移動装置が目
標軌道上を移動する際の蛇行の振幅、周期を低減するこ
とができ、制御者の負担を軽減するとともに、無駄な走
行距離,走行時間及び消費エネルギーを減少させること
ができるという利点がある。
【0033】また、光線照射手段を複数そなえた場合に
は、光線が移動装置の進行方向前方領域につくり出す複
数の輝点の位置に基づき、進行方向の空間と移動装置と
の関係を容易に把握することが可能となり、進行方向の
障害物に対する移動装置の通過性が容易に確認できると
いう利点がある。請求項2記載の本発明の遠隔制御シス
テム及び請求項4記載の本発明の遠隔制御方法によれ
ば、移動装置にそなえられた撮影手段により移動装置の
進行方向前方領域を撮影して、撮影された移動装置の進
行方向前方領域の映像を映像表示手段に映し出し、この
映像に基づき移動装置の遠隔制御を行なう際に、光線照
射手段から移動装置の進行方向前方領域を走査するよう
に光線を照射するようになっているので、光線が進行方
向前方領域につくり出す輝線の長さに基づき移動装置の
遠隔制御を行なうことができ、これにより、進行方向の
空間と移動装置との関係を容易に把握することが可能と
なり、進行方向の障害物に対する移動装置の通過性が容
易に確認できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態としての遠隔制御システ
ムを搭載した車両制御システムの構成を示す模式図であ
る。
【図2】本発明の第1実施形態としての遠隔制御システ
ムにかかるディスプレイ表示画面の一例である。
【図3】本発明の第2実施形態としての遠隔制御システ
ムを搭載した車両制御システムの構成を示す模式図であ
る。
【図4】本発明の第2実施形態としての遠隔制御システ
ムにかかるディスプレイ表示画面の一例である。
【図5】本発明の第2実施形態としての遠隔制御システ
ムにかかるディスプレイ表示画面の他の例である。
【図6】本発明の第3実施形態としての遠隔制御システ
ムを搭載した車両制御システムの構成を示す模式図であ
る。
【図7】本発明の第3実施形態としての遠隔制御システ
ムにかかるディスプレイ表示画面の一例である。
【図8】本発明の第3実施形態としての遠隔制御システ
ムにかかるディスプレイ表示画面の他の例である。
【図9】従来の遠隔制御システムを搭載した車両制御シ
ステムの構成を示す模式図である。
【符号の説明】
1 車両(移動装置) 2 車輪 3 アンテナ 4,11,12,15 レーザポインタ(光線照射手
段) 5 CCDカメラ(撮影手段) 6 照明 7′,16′ 輝点 8 カメラユニット 9′ 輝線 10 ポリゴンミラー(光線照射手段) 14 突起部 13 ケーブル 20 コントローラ(遠隔制御手段) 21 ディスプレイ(画像表示手段) 22 アンテナ 30 通路 31 目標軌道 32 障害物 33 配管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高見 英明 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂製作所内 (72)発明者 小林 一太 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂製作所内 Fターム(参考) 5H301 AA01 AA06 AA10 CC06 CC07 CC08 DD06 DD17 EE32 GG09 GG16 5J084 AA03 AB17 AC02 AC05 AC06 BA03 BA34 BB26 BB28 CA67 EA40

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動装置の遠隔制御に適用される遠隔制
    御システムであって、 該移動装置にそなえられ該移動装置の進行方向前方領域
    を撮影する撮影手段と、 該移動装置にそなえられ該移動装置の進行方向前方領域
    に光線を照射する光線照射手段と、 該移動装置とは別体に設けられ該撮影手段が撮影した該
    進行方向前方領域の映像を映し出す映像表示手段と、 該移動装置とは別体に且つ該映像表示手段に近接して設
    けられ該移動装置を遠隔制御する遠隔制御手段とからな
    ることを特徴とする、遠隔制御システム。
  2. 【請求項2】 該光線照射手段は、該移動装置の進行方
    向前方領域を走査するように光線を照射することを特徴
    とする、請求項1記載の遠隔制御システム。
  3. 【請求項3】 移動装置にそなえられた撮影手段により
    該移動装置の進行方向前方領域を撮影して、該撮影手段
    により撮影された該進行方向前方領域の映像を該映像表
    示手段に映し出し、この映像に基づき該移動装置の遠隔
    制御を行なう遠隔制御方法において、 該撮影手段による撮影時に、該進行方向前方領域に光線
    を照射し、該光線が該進行方向前方領域につくり出す輝
    点の位置に基づき、該移動装置の遠隔制御を行なうこと
    を特徴とする、遠隔制御方法。
  4. 【請求項4】 移動装置にそなえられた撮影手段により
    該移動装置の進行方向前方領域を撮影して、該撮影手段
    により撮影された該進行方向前方領域の映像を該映像表
    示手段に映し出し、この映像に基づき該移動装置の遠隔
    制御を行なう遠隔制御方法において、 該撮影手段による撮影時に、該進行方向前方領域を走査
    するように光線を照射し、該光線が該進行方向前方領域
    につくり出す輝線の長さに基づき、該移動装置の遠隔制
    御を行なうことを特徴とする、遠隔制御方法。
JP11006232A 1999-01-13 1999-01-13 遠隔制御システム及び遠隔制御方法 Withdrawn JP2000207020A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004126800A (ja) * 2002-09-30 2004-04-22 Secom Co Ltd 搬送ロボット及び搬送ロボットを用いた搬送システム。
KR100993241B1 (ko) * 2008-07-04 2010-11-10 고려대학교 산학협력단 이동 로봇 모니터링 시스템, 및 방법
JP2011179886A (ja) * 2010-02-26 2011-09-15 National Maritime Research Institute 障害物検知装置及び障害物検知方法
CN106647815A (zh) * 2017-01-23 2017-05-10 昆山市工研院智能制造技术有限公司 一种基于多传感器信息融合的智能跟随机器人及控制方法
JP2019209155A (ja) * 2019-07-11 2019-12-12 ホーチキ株式会社 消火システム及び放水銃装置並びに放水銃装置の放水シミュレーション方法、放水方向調整方法及び放水方向確認方法

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