JP2000206630A - 撮影装置 - Google Patents

撮影装置

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JP2000206630A
JP2000206630A JP11009528A JP952899A JP2000206630A JP 2000206630 A JP2000206630 A JP 2000206630A JP 11009528 A JP11009528 A JP 11009528A JP 952899 A JP952899 A JP 952899A JP 2000206630 A JP2000206630 A JP 2000206630A
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audio
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JP11009528A
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English (en)
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Daikichi Morohashi
大吉 師橋
Takeji Uejima
岳二 上島
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】小型化や携帯性を満足しつつ、音声コードイメ
ージの記録形成を極力短時間で行うことを可能にするこ
と。 【解決手段】音声入力部10から入力された音声コード
イメージ化すべき音声をディジタル変換部11及び音声
圧縮部12で処理した後、エンコード部13で符号化
し、この符号化した音声符号化データを記憶部14に記
憶する。また、対応付けデータ生成部15で、同一のプ
リント媒体上に記録形成される撮影静止画像と音声コー
ドイメージとを対応付けるためのデータを生成し、その
生成された対応付けデータを上記記憶部14に当該対応
付けされた音声符号化データと関連付けて記憶する。そ
して、出力部17により、上記記憶部14に記憶された
上記音声符号化データ及び対応付けデータを、上記プリ
ント媒体に静止画像及び音声コードイメージを記録形成
する外部のシステムに出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学的に読み取り
可能な音声コードイメージを、撮影静止画像が記録形成
されるプリント媒体上に記録形成できる撮影画像処理シ
ステムにおいて使用される、写真フィルム式カメラや電
子スチルカメラ等の撮影装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光学的に読み取り可能な1次元或
いは2次元のバーコード等を含む音声コードイメージ
を、撮影静止画像が記録形成されるプリント媒体上に記
録形成できる撮影画像処理システムは、種々知られてい
る。
【0003】例えば、特開昭60−244146号公
報、特開平5−224320号公報、同6−23146
6号公報、同7−64215号公報、同7−12083
2号公報、同7−140568号公報、同7−1520
94号公報、同7−181606号公報、同7−199
380号公報、同8−76290号公報、及び同9−2
00669号公報等である。
【0004】これらの公報に開示されている撮影画像処
理システムによれば、何れのものも、プリント媒体上に
光学的に読み取り可能な音声コードイメージが記録形成
されることになるため、紙等のプリント媒体上において
撮影静止画像と音声との一体化が実現でき、専用のリー
ダ等でその音声コードイメージを読み取ることにより、
写真を見ながらその場で簡単且つ手軽に音声を聞くこと
ができる。
【0005】従って、昨今の、映像信号及び音声信号を
テープ状の磁気記録媒体に磁気記録するタイプのビデオ
ムービーカメラ等の鑑賞の仕方とは、また一味違った画
像及び音声の鑑賞の仕方が期待できるものとなる。
【0006】とりわけ、本出願人による上記特開平6−
231466号公報や同7−181606号公報におい
ては、紙等のプリント媒体上に、手動走査で光学的に読
み取り可能な音声コードイメージとしてのドットコード
を撮影静止画像と共に記録形成したものが開示されてい
る。
【0007】図16は、そのドットコード1のフォーマ
ット構成を示した図である。
【0008】即ち、複数個のブロック2が2次元に隣接
配列されてドットコード1を構成し、その各ブロック2
は、音声に対応するデータの各ブロック毎に分割された
データがその値である「0」又は「1」に対応した白ド
ット又は黒ドットのドットイメージとして所定の配列形
態にて存在するデータエリア3と、そのデータエリア3
の各ドット(データドット4)を検出するための基準点
を見つけるために使用される各ブロック2の四隅に配置
された一定の黒の連続数を有するマーカ5と、上記複数
の異なるブロック2を読み取り時に識別できるようにマ
ーカ5間に配置されたエラー検出又はエラー訂正符号を
含むブロックアドレスパターン6と、から構成されてい
る。
【0009】而して、このドットコード1によれば、ド
ットコード全体の大きさが読取手段(図示せず)の撮像
視野7より大きくても、この読取手段がドットコード上
を手動で走査し、領域分割しながら順次撮像することに
より、その読み取りが可能となる。換言すれば、当該ド
ットコード1をワンショットにて撮像することができな
くても、上記ブロック2に付与された各アドレスさえ読
み取って認識できれば、そのアドレスによって各ブロッ
クのデータから元のデータを再構築することが可能とな
る。
【0010】従って、上記ドットコードは、従来の1次
元、或いは2次元のバーコードでは実現し得なかった音
声情報の紙面等に対する記録形成を現実的に可能とする
もので、上記撮影画像処理システムには極めて好適に利
用し得るコードイメージとして、今後が期待されてい
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
撮影画像処理システムにおいて使用される撮影装置につ
いては、未だ改善すべき点を残している。
【0012】即ち、この種撮影画像処理システムに対し
ては、基本的に、プリント媒体に対する音声コードイメ
ージの記録形成が短時間で行われる必要が有るという要
求が存在する。
【0013】従って、撮影装置自体には、少なくとも音
声コードイメージに対応するイメージデータまでを作成
するための諸機能を予め設けておくことが好ましいとも
いえる。
【0014】しかし、一方では、撮影装置には、携帯性
や小型化、更には低コスト化も求められていることか
ら、このようなイメージデータまでを作成するための機
能である、例えば、大容量のメモリ等を搭載しておくこ
とは、それに反して望ましくない。
【0015】加えて、音声コードイメージに対応するイ
メージデータの作成が撮影装置側ですべて行われると、
実際に音声コードイメージの記録形成を行うプリンタ
や、写真フィルムの現像焼付け装置側では、音声コード
イメージの印刷記録解像度に一定の制約条件が生じてし
まうため、結果として、音声コードイメージの広汎な普
及が妨げられるという不都合を招く。
【0016】そして、以上の点に関する具体的な対応に
ついては、上記公報には開示がない。
【0017】本発明は上記した事情に鑑みなされたもの
で、小型化や携帯性を満足しつつ、音声コードイメージ
の記録形成を極力短時間で行うことを可能にした、この
種、撮影画像処理システムで使用される撮影装置を提供
することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明による撮影装置は、光学的に読み取り可能
な音声コードイメージを、撮影静止画像が記録形成され
るプリント媒体上に記録形成できる撮影画像処理システ
ムで使用される撮影装置であって、上記音声コードイメ
ージに対応する音声を入力するための音声入力手段と、
上記音声入力手段で入力された音声をディジタル音声信
号に変換するディジタル変換手段と、上記ディジタル変
換手段で変換されたディジタル音声信号を圧縮する音声
圧縮手段と、上記音声圧縮手段で圧縮された音声データ
を記録に適した形態のデータに符号化するエンコード手
段と、上記エンコード手段で符号化された音声符号化デ
ータを記憶する音声符号化データメモリと、を備えるこ
とを特徴とする。
【0019】即ち、本発明の撮影装置によれば、音声圧
縮手段で圧縮された音声データをエンコード手段で各種
のデータ変調処理やエラー訂正符号化処理等を含む記録
に適した形態のデータに符号化し、この符号化された音
声符号化データを音声符号化データメモリに記憶するよ
うにしている。従って、音声コードイメージを印字する
外部印字装置側で専用の音声符号化処理部を持たなくて
も良く、印字システムが特化又は限定されることが無
く、また、安価で済むという効果を奏する。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を説明する前
に、本発明の概念を説明する。
【0021】本発明の撮影装置は、図1に示すように、
音声入力部10、ディジタル変換部11、音声圧縮部1
2、エンコード部13、記憶部14、対応付けデータ生
成部15、撮像部16、出力部17、及びシステムコン
トローラ18から構成されている。
【0022】即ち、本発明の撮影装置では、音声入力部
10から入力された音声コードイメージに対応する音声
をディジタル変換部11にてディジタル音声信号に変換
し、音声圧縮部12で圧縮した後、エンコード部13で
符号化する。そして、この符号化した音声符号化データ
を記憶部14に記憶する。また、対応付けデータ生成部
15で、同一のプリント媒体上に記録形成される撮影静
止画像と音声コードイメージとを対応付けるためのデー
タを生成し、その生成された対応付けデータを上記記憶
部14に当該対応付けされた音声データに相当する音声
符号化データと関連付けて記憶する。
【0023】本発明の撮影装置は、図2の(A)又は
(B)に示すように、光学的に読み取り可能な音声コー
ドイメージ19を、撮影静止画像20が記録形成される
プリント媒体21上に記録形成できる撮影画像処理シス
テムで使用されるものである。ここで、図2の(A)
は、撮影静止画像20の中に音声コードイメージ19及
び対応付けデータを記録形成する場合を示し、図2の
(B)は、撮影静止画像20の外側に余白部22がある
もの、もしくはそのように余白部22を作るべくして撮
影静止画像20を記録形成したものにおいて、その余白
部22に音声コードイメージ19及び対応付けデータを
記録形成する場合を示している。
【0024】なお、上記対応付けデータは、同一のプリ
ント媒体21上に記録形成される音声コードイメージ1
9と撮影静止画像20とを対応付けるためのものであ
り、該対応付けデータに関連する情報と共に、対応付け
データ記録形成部23に記録形成される。即ち、図2の
(A)及び(B)において対応付けデータ記録形成部2
3中に書かれた「98.9.10 No.2 コブタの
ブーキチ」のうち「No.2」が対応付けデータであ
り、これは撮影静止画像20の駒番号を示している。ま
た、「98.9.10」という日付や「コブタのブーキ
チ」という文字コメントが対応付けデータに関連する情
報である。この場合、後者の文字コメントは対応付けデ
ータ生成部15により、旅行先の地名等、任意に設定可
能である。さらに、上記対応付けデータ生成部15は、
音声コードイメージ19及び対応付けデータ記録形成部
23の任意に指定された記録位置を示す記録形成位置情
報も、対応付けデータに関連する情報として生成し、上
記記憶部14に記憶する。
【0025】また、上記撮像部16は、既知の銀塩写真
フィルム式カメラ又はディジタルカメラ(デジカメ)と
称される電子スチルカメラと同様の撮影機構である。本
発明の撮影装置が銀塩写真フィルム式カメラに適用され
る場合、上記記憶部14は、該カメラ内に固定又は着脱
可能な音声符号化データメモリ14Aとして構成され
る。また、本発明の撮影装置が電子スチルカメラに適用
される場合には、上記記憶部14は、電子スチルカメラ
が通常備える固定式又は着脱可能な画像メモリを利用す
る。あるいは、上記音声符号化データメモリ14A又は
画像メモリを、マイクロコンピュータ(マイコン)であ
るシステムコントローラ18の動作プログラムを記憶し
たプログラムメモリを利用することも可能である。
【0026】出力部17は、上記記憶部14に記憶され
た上記音声符号化データや対応付けデータ及び該対応付
けデータに関連する情報を外部に出力するためのデータ
出力端子や、音声データを出力するための音声出力用ス
ピーカ又は端子である。また、この出力部17は表示部
17Aを含み、合焦表示等の画像撮影情報や、上記記録
形成位置情報を対応付けデータ生成部15で生成するた
めに使用者が記録位置を任意に指定できるよう記録形成
位置を表示できるようになっている。
【0027】以下、本発明の実施の形態を図面を参照し
て説明する。
【0028】[第1の実施の形態]図3は、本発明の撮
影装置の第1の実施の形態としての銀塩写真フィルム式
カメラ100の構成を示す図である。
【0029】即ち、マイクロフォンやオートゲインコン
トロール(AGC)アンプ等でなる音声入力回路101
(上記音声入力部10に相当する)によって入力され既
知の信号処理がなさたアナログ音声信号は、上記ディジ
タル変換部11に相当するA/D変換回路102でディ
ジタル信号に変換された後、上記音声圧縮部12に相当
するディジタル信号プロセッサ(DSP)により構成さ
れた音声圧縮/伸張回路103に入力されて、音声圧縮
処理される。この圧縮処理されたディジタル音声データ
は、上記システムコントローラ18に相当するマイクロ
コンピュータ(マイコン)で構成されたシステムコント
ローラ104によって読み込まれ、該システムコントロ
ーラ104の機能として実現された上記エンコード部1
3に相当するエンコード/デコード部104Aにより、
8−10変調処理やリードソロモン符号化法によるエラ
ー訂正符号化処理が行われて、記録に適した形態のデー
タに符号化される。そして、この符号化された音声符号
化データが、上記音声符号化データメモリ14Aに相当
する音声符号化データメモリ105に書き込まれる。
【0030】ここで、音声符号化データメモリ105
は、カメラ内部に固定のものであっても良いし、着脱可
能なメモリカード等として構成されても良い。従って、
図3では、この着脱可能を破線で示している。
【0031】なお、本実施の形態では、この音声符号化
データメモリ105に格納された音声符号化データの内
容を再生して、使用者が確認するための手段を持ってい
る。即ち、再生確認を行う場合においては、システムコ
ントローラ104は、この音声符号化データメモリ10
5にアクセスして記憶されている音声符号化データを読
み出して、上記エンコード/デコード部104Aで復号
化して、上記音声圧縮/伸張回路103に供給する。上
記音声圧縮/伸張回路103は、この復号化された音声
データに対して伸張処理を行い、その後、D/A変換回
路106でアナログの音声信号に戻す。そして、上記出
力部17の一部に相当する音声出力回路107にて、パ
ワーアンプ等で増幅した後、電気から音圧へ変換するス
ピーカやイヤホン等によって、再生音として出力され
る。
【0032】また、システムコントローラ104には、
当該システムコントローラ104の動作プログラムを格
納したプログラムメモリ108及び種々の処理実行時に
利用するワーク用のデータメモリ109が接続されてい
る。
【0033】さらに、このシステムコントローラ104
には、動作モード設定部110及び対応付けデータ設定
部111が接続されている。
【0034】即ち、動作モード設定部110は、種々の
動作モードを使用者が指定するためのスイッチである。
ここで、動作モードとしては、例えば、対応付けデータ
の設定を手動又は自動で行うかを示す設定モードや、音
声符号化データメモリ105に記憶された音声データや
対応付けデータの何れを出力するかを示す出力モード等
がある。
【0035】対応付けデータ設定部111は、実際には
スイッチ等で構成され、対応付けデータ及び該対応付け
データ等に関わるコメント等の情報を入力するものであ
る。例えば、上記動作モード設定部110により対応付
けデータを手動設定するモードが設定されている場合、
音声符号化データメモリ105に上記のようにして音声
符号化データを記憶させたときに、それを対応付けデー
タとしての駒番号のいくつに対応させるかを示す駒番号
を、ここで設定する。そして、そのスイッチ入力があっ
たときに、システムコントローラ104は、その内部機
能としての対応付けデータ生成部104B(上記対応付
けデータ生成部15に相当)により、そのスイッチ入力
された駒番号を対応付けデータとして生成し、音声符号
化データと関連付けて、音声符号化データメモリ105
に格納する。
【0036】また、システムコントローラ104には、
露出レベル検出/制御部112、フォーカス検出/制御
部113、日付データ記録部114、時計回路115、
駒番号検出部116、画像撮影情報表示部117、及び
画像記録媒体給送部118が接続されている。これら
は、既知の銀塩写真フィルム式カメラに備えられたもの
と同様のものであり、画像撮影情報表示部117は上記
表示部17Aの一部に相当し、それ以外は上記撮像部1
5に相当する。
【0037】即ち、露出レベル検出/制御部112によ
りAE動作を、フォーカス検出/制御部113によりA
F動作を行い、その結果に応じてシステムコントローラ
104は、ファインダ等の画像撮影情報表示部117に
露出警告や合焦表示を行う。また、時計回路115で計
時した日付データを読み込んで、日付データ記録部11
4により画像記録媒体119としてのフィルムに日付を
焼き付ける。そして、撮影毎に、画像記録媒体給送部1
18によりフィルムを巻上げ、駒番号検出部116は、
その巻上げに伴なって駒数を「1」インクリメントす
る。
【0038】上記動作モード設定部110により対応付
けデータを自動設定するモードが設定されている場合、
この駒番号検出部116で検出された駒番号が対応付け
データとして、対応付けデータ生成部104Bで生成さ
れて、音声符号化データメモリ105に記憶される。な
お、上記駒番号検出部116は、システムコントローラ
104内に構成しても良い。
【0039】また、上記システムコントローラ104に
は、記録形成位置設定部120と、上記表示部17Aの
一部に相当する記録形成位置表示部121とが接続され
ている。即ち、記録形成位置設定部120は、図2の
(A)及び(B)に示したような音声コードイメージ1
9及び対応付けデータ記録形成部23をプリント媒体2
1のどの位置にするかを使用者が設定するためのスイッ
チであり、記録形成位置表示部121は、それらがどの
位置に設定されたかを確認するための表示部である。
【0040】そしてさらに、上記システムコントローラ
104には、上記出力部17の一部に相当するデータ出
力端子122が接続されている。
【0041】即ち、本実施の形態における撮影装置は、
銀塩写真フィルム式カメラであるので、この画像記録媒
体119としてのフィルムに記録された画像情報と、上
記音声符号化データメモリ105に格納された音声符号
化データは、写真ラボラトリシステム(写真ラボシステ
ム)200の方に伝送され、実際に音声コードイメージ
19及び撮影静止画像20がプリント媒体21に記録形
成される処理を受けなければならない。そのため、上記
音声符号化データメモリ105に記憶されている音声符
号化データと、対応付けデータ並びに該対応付けデータ
に関する情報が、システムコントローラ104によって
読み出され、データ出力端子122から、例えば接続ケ
ーブルを介して写真ラボシステム200に伝送される。
また、画像記録媒体(フィルム)119は、従来からあ
る通り、物理的に写真ラボシステム200に持ち込まれ
る。
【0042】なお、上記音声符号化データメモリ105
が固定式の場合には、当該カメラを直接、写真ラボシス
テム200に持ち込むことが必要であるが、それがメモ
リカード等、着脱可能な場合には、この音声符号化デー
タメモリ105とフィルムの2つをセットにして、写真
ラボシステム200に持ち込むだけで良い。
【0043】こうして、写真ラボシステム200には、
音声符号化データと対応付けデータとがペアになって持
ち込まれることになるので、写真ラボシステム200で
は、外部制御機器201にてそれらデータを検出して音
声コードイメージ19を生成し、フィルムの駒番号と合
わせて、外部印字装置202で、プリント媒体に焼き付
ける処理が行われる。
【0044】また、当該銀塩写真フィルム式カメラに、
対応付けデータ記録部123を設けても良い。即ち、今
まで説明してきたのは、プリント媒体21としての印画
紙上への音声コードイメージ19及び対応付けデータの
記録形成についてであったが、対応付けデータを、画像
記録媒体119であるフィルム上に直接焼き付けること
も可能である。例えば、日付データ記録部114と同様
に、バックライト付きドットマトリクス液晶パネルを光
学的に合焦させる露光システムを使用して、図4に示す
ように、対応付けデータ及びそれに関連する情報を直
接、画像記録媒体(フィルム)119上に露光する。こ
の場合、さらに、音声コードイメージ19を記録生成す
る領域を確保するために、その領域を白く露光しても良
い。
【0045】なお、対応付けデータについては、対応付
けデータ生成部104Bで生成されたものがデータメモ
リ109に一時的に格納されており、フィルムに対応付
けデータを記録する場合には、上記対応付けデータ記録
部123は、このデータメモリ109に一時待避されて
いるメモリ内容を読み出して記録する。そして、最終的
には、上記データメモリ109に一時待避されている対
応付けデータは、音声符号化データに関連付けられて音
声符号化データメモリ105に記憶される。
【0046】次に、本実施の形態における銀塩写真フィ
ルム式カメラの外観形状について、図5の(A)及び
(B)を参照して説明する。
【0047】即ち、カメラ本体100Aの前面には、図
5の(A)に示すように、既知のカメラと同様に、レン
ズ124、ファインダ125、露出レベル検出部112
A、フォーカス検出部113A、及びセルフタイマラン
プ126等が配置され、また上面に、撮影開始ボタン1
27が設けられている。
【0048】そして、本発明の特徴部として、カメラ本
体100Aの前面には、音声を入力するためのマイクロ
フォン101Aが設けられ、上面には、音声の録音を任
意のタイミングで開始指示するための手動録音開始ボタ
ン128が設けられている。また、側面には、音声符号
化データを格納するための音声符号化データメモリ(着
脱可能なものとする場合にはメモリカード)105と、
音声確認用のイヤホン107Aが設けられている。そし
て、上記セルフタイマランプ126は、録音時間を表示
するためのランプとしても機能する。この録音時間は、
動作モード設定部110により、任意の時間に設定、あ
るいは音声コードイメージの記録形成長さの設定に応じ
て必然的に決定される。
【0049】なお、上記マイクロフォン101Aは、前
面つまりレンズ側に設けているが、これは、背面側に設
けても良いことは勿論である。例えば、レンズ側に設け
た場合には、被写体となっている人物の声を録音するの
に適し、背面側に設けた場合には、撮影者が自ら感じた
ことを録音するのに適している。勿論、無指向性のマイ
クにおいては、どちら側についていても同じことにな
る。
【0050】一方、カメラ本体100Aの背面側には、
図5の(B)に示すように、通常のファインダ117A
に加えて、上記データ出力端子122と、上記記録形成
位置表示部121としての情報表示液晶パネル121A
と、各種ボタンとが配されている。ここで、各種ボタン
は、上記動作モード設定部110としての動作モード設
定ボタン110A、上記対応付けデータ設定部111と
しての対応付けデータ設定ボタン111A、上記記録形
成位置設定部120としての記録形成位置設定ボタン1
20A、音声符号化データメモリ105に記憶された音
声符号化データの選択及び再生を指示するための音声選
択/再生ボタン129、音声符号化データと対応付ける
べき画像を指定するための画像セレクトボタン130等
を含む。なお、上記音声選択/再生ボタン129と画像
セレクトボタン130は、一つで兼用することも可能で
ある。
【0051】情報表示液晶パネル121Aは、図6の
(A)に示すように、音声コードイメージ19の記録形
成位置を表示する4個の記録形成位置表示部131と、
対応付けデータの及び該対応付けデータに関連する情報
を表示するための対応付けデータ内容表示部132と、
録音可能時間表示部133と、指定登録番号/録音済み
件数の表示部134とからなる。
【0052】記録形成位置表示部131は、点灯してい
る位置に対応するところに音声コードイメージ19が記
録形成されることを示すものであり、記録形成位置設定
ボタン120Aによって使用者が任意に指定した位置が
点灯される。ここで、音声データ量が多いときには、例
えばプリント媒体21の下側一列に音声コードイメージ
19を記録形成することが考えられ、そのような場合に
は、下側の右と左の両方の記録形成位置表示部131が
点灯される。また、音声コードイメージ19は、図16
に示す如き分割可能なブロックアドレス方式のドットコ
ードの形態をとる場合、上下に分割されたとしても全て
を読み取ることで元の音声データを再生可能なものであ
るので、4点とも点灯して上側1段、下側1段というよ
うに、2段にコードが分かれる場合もあり得る。
【0053】また、対応付けデータ内容表示部132
は、対応付けデータ設定ボタン111Aで設定された又
は自動的に生成された、対応付けデータ(同図では駒番
号「No.24」)と、該対応付けデータに関連する情
報(同図では日付データ「98.9.10」及びコメン
ト「FUJISAN」)とを表示するものである。
【0054】録音可能時間表示部133は、動作モード
設定部110により、任意の時間に設定、あるいは音声
コードイメージの記録形成長さの設定に応じて必然的に
決定される録音可能時間を表示する。そして、指定登録
番号/録音済み件数の表示部134は、音声符号化デー
タメモリ105に記憶した録音済みの音声データの個数
と、音声選択/再生ボタン129によって指定された、
録音済み音声データ中の当該撮影静止画像に対応付ける
べき音声符号化データあるいは再生すべき音声符号化デ
ータとを表示するものである。
【0055】また、ファインダ117Aは光学式ファイ
ンダであり、該ファインダ117A内には、図6の
(B)に示すように、図示しない光学系を介した被写体
像を観察するための光学的な画像表示部135の上下に
3個ずつ、計6個の音声コードイメージ/対応付けデー
タの記録形成位置表示用LED136を配置している。
ここで、LED136は、音声コードイメージ19と対
応付けデータ記録形成部23の両方の記録形成位置を兼
用して表示するもので、何れが記録形成されるかを、そ
の発光色又は輝度によって識別できるようになってい
る。例えば、同図に示すように、上方の3個のLED1
36を消灯することで、上方には音声コードイメージ1
9も対応付けデータも記録形成されないことを示す。こ
れに対して、下方の中央部と右側の2つのLED136
を第1の色で点灯することで、そこに音声コードイメー
ジ19が記録形成されることを表し、左下のハッチング
で示すLED136は第2の色で点灯もしくは上記第1
の色ではあるが若干暗い点灯状態で点灯することで、対
応付けデータが記録形成されることを表す。
【0056】なお、ファインダ117Aは、その面積が
小さいため、対応付けデータの内容は表示しないものと
しているが、勿論、表示するようにしても良い。
【0057】次に、上記音声符号化データメモリ105
の記憶フォーマットを、図7を参照して説明する。
【0058】この音声符号化データメモリ105は、大
きく、音声符号化データヘッダ部137と音声符号化デ
ータ格納部138とに分けられる。ここで、音声符号化
データ格納部138は、上記エンコード/デコード部1
04Aで符号化された各音声符号化データを記憶するも
のであり、音声符号化データヘッダ部137は、これら
各音声符号化データの登録情報を記憶するものである。
【0059】即ち、音声符号化データヘッダ部137
は、各音声符号化データに対し1レコードとして、音声
登録番号、撮影駒番号、音声コード記録形成位置、日
付、時刻、入力時間、開始アドレス、データサイズ、圧
縮方式、コメント、等を記憶している。
【0060】ここで、音声登録番号は、対応する音声符
号化データを識別するためのもので、同図では数字で示
しているがそれに限定されるものではない。撮影駒番号
は、対応付けデータに相当するものである。なお、該撮
影駒番号が「0」というのは対応付けていないという意
味であり、「5,6」というのは複数の画像に割り付け
ることを意味している。音声コード記録形成位置は、ど
こにその音声コードイメージを割り付けるかという位置
を数字で表して対応付けている。
【0061】次に、以上のような構成における銀塩写真
フィルム式カメラ100の動作を、システムコントロー
ラ104で実行されるプログラムメモリ108に記憶さ
れた動作プログラムを示すフローチャートを参照して説
明する。
【0062】図8は、メインフローチャートであり、電
源が投入されると、まず、カメラの初期化処理を行う
(ステップS1)。
【0063】その後、手動録音開始ボタン128がON
操作されたかどうか判別し(ステップS2)、それがO
N操作された時には、詳細は後述するような録音開始処
理を行った後(ステップS3)、上記ステップS2に戻
る。
【0064】また、手動録音開始ボタン128がON操
作されていないと判別した場合には、次に、対応付けデ
ータ設定ボタン111AがON操作されたかどうか判別
し(ステップS4)、それがON操作された時には、詳
細は後述するような対応付けデータ設定処理を行った後
(ステップS5)、上記ステップS2に戻る。
【0065】また、対応付けデータ設定ボタン111A
がON操作されていないと判別した場合には、次に、動
作モード設定ボタン110AがON操作されたかどうか
判別する(ステップS6)。そして、それがON操作さ
れた時には、詳細は後述するような動作モード設定処理
を行った後(ステップS7)、上記ステップS2に戻
る。
【0066】また、動作モード設定ボタン110AがO
N操作されていないと判別した場合には、次に、音声コ
ード記録形成位置設定ボタン120AがON操作された
かどうか判別する(ステップS8)。そして、それがO
N操作された時には、詳細は後述するような音声コード
記録形成位置設定処理を行った後(ステップS9)、上
記ステップS2に戻る。
【0067】また、音声コード記録形成位置設定ボタン
120AがON操作されていないと判別した場合には、
次に、撮影開始ボタン127の第1スイッチ(SW)所
謂ファーストレリーズスイッチがON操作されたかどう
か判別する(ステップS10)。そして、それがON操
作された時には、詳細は後述するような撮影開始処理を
行った後(ステップS11)、上記ステップS2に戻
る。
【0068】また、撮影開始ボタン127の第1スイッ
チがON操作されていないと判別した場合には、次にデ
ータ出力要求が、データ出力端子122を介して写真ラ
ボシステム200の外部制御機器201から与えられた
かどうか判別する(ステップS12)。そして、それが
与えられた時には、詳細は後述するようなデータ出力処
理を行った後(ステップS13)、上記ステップS2に
戻る。また、データ出力要求が与えられない場合には、
上記ステップS2に戻る。
【0069】図9の(A)は、上記ステップS7で実行
される動作モード設定処理のフローチャートである。こ
の動作モード設定処理は、システム全体のモードを設定
する処理である。
【0070】即ち、まず、動作モード設定ボタン110
Aによる操作が、音声コード記録形成モードの設定操作
であるかどうか判別し(ステップS21)、そうであれ
ば、その操作に応じて、音声コード記録形成モードを
「有」又は「無」に設定する(ステップS22)。その
後、あるいは上記ステップS21で音声コード記録形成
モードの設定操作でないと判別されたときには、動作モ
ード設定ボタン110Aによる操作が、対応付けモード
の設定操作であるかどうか判別する(ステップS2
3)。そして、対応付けモードの設定操作でないと判別
されたときには、当該動作モード設定処理を終了して、
上位のルーチンに戻る。これに対して、対応付けモード
の設定操作であれば、その操作に応じて、対応付けモー
ドを「自動」又は「手動」に設定した後(ステップS2
4)、当該動作モード設定処理を終了して、上位のルー
チンに戻る。
【0071】また、図9の(B)は、上記ステップS9
で実行される音声コード記録形成位置設定処理のフロー
チャートである。この音声コード記録形成位置設定処理
は、ディフォルトの記録形成位置を記憶しておく処理で
ある。
【0072】即ち、まず、音声コード記録形成位置設定
ボタン120Aの操作に応じて、音声コード記録形成位
置を指定する(ステップS31)。次に、この指定され
た音声コード記録形成位置により、入力できる音声時間
は決まるので、それを算出して(ステップS32)、上
記指定された音声コード記録形成位置を情報表示液晶パ
ネル121A及びファインダ117Aに表示し、また上
記算出した音声入力可能時間を上記情報表示液晶パネル
121Aに表示する(ステップS33)。
【0073】そして、使用者がその表示を見た結果とし
て所定の記憶指示操作がなされたかどうか判断する(ス
テップS34)。記憶指示操作がない場合、つまり設定
をやり直す場合には、上記ステップS31に戻る。これ
に対して、記憶指示操作があった場合には、上記指定さ
れた音声コード記録形成位置をディフォルトの音声コー
ド記録形成位置として、データメモリ109に一時記憶
した後(ステップS35)、当該音声コード記録形成位
置設定処理を終了して、上位のルーチンに戻る。
【0074】また、上記ステップS5で実行される対応
付けデータ設定処理は、図10に示すようにして行われ
る。これは、上記動作モード設定処理において「手動」
モードが設定されている時の動作である。
【0075】即ち、対応付けデータ設定ボタン111A
の操作に応じてこの対応付けデータ設定処理がコールさ
れると、まず最初に、それに続けてなされた音声選択/
再生ボタン129の操作に応じて音声符号化データメモ
リ105に既に登録されている音声データの音声登録番
号を指定する(ステップS41)。またこのとき、必要
に応じて、その音声符号化データを再生して確認するよ
うにしても良い。
【0076】そして、その指定した音声登録番号に対応
する音声符号化データを、次に撮影する画像に対応させ
るかどうか判断する(ステップS42)。
【0077】次撮影画像に対応させる場合には、次に、
記録形成位置設定ボタン120Aの操作により音声コー
ド記録形成位置が指定され、その指定された位置を情報
表示液晶パネル121A及びファインダ117A内に表
示する(ステップS43)。そして、上記指定された音
声登録番号及び音声コード記録形成位置をデータメモリ
109に一時記憶した後(ステップS44)、当該対応
付けデータ設定処理を終了して、上位のルーチンに戻
る。
【0078】また、上記ステップS42において、上記
指定の音声登録番号に対応する音声符号化データを次撮
影画像に対応させるのではないと判断された場合には、
更に、撮影済みの画像に対して音声符号化データを割り
付けるかどうか判断し(ステップS45)、そうでない
場合には、当該対応付けデータ設定処理を終了して、上
位のルーチンに戻る。
【0079】これに対して、撮影済みの画像に対して音
声符号化データを割り付ける場合には、画像セレクトボ
タン130の操作により対応付けデータとしての撮影駒
番号が指定され、その指定された撮影駒番号が情報表示
液晶パネル121Aに表示される(ステップS46)。
記録形成位置設定ボタン120Aの操作により音声コー
ド記録形成位置が指定され、その指定された位置を情報
表示液晶パネル121A及びファインダ117A内に表
示する(ステップS47)。そして、上記指定された撮
影駒番号及び音声コード記録形成位置を、上記指定され
た音声登録番号に対応する音声符号化データメモリ10
5の音声符号化データヘッダ部137のレコードに登録
する、つまり音声符号化データヘッダ部137を書き換
えた後(ステップS48)、当該対応付けデータ設定処
理を終了して、上位のルーチンに戻る。
【0080】次に、上記ステップS3で実行される録音
開始処理を、図11の(A)のフローチャートを参照し
て説明する。
【0081】即ち、まず最初に、上記音声コード記録形
成位置設定処理において設定されたディフォルトの音声
コード記録形成位置より、音声の入力可能時間を設定し
(ステップS51)、更に、入力する音声データを、デ
ータメモリ109中のどの位置に格納するかを設定する
(ステップS52)。その後、マイクロフォン101A
からの音声データ入力及び音声圧縮/伸張回路103に
よる圧縮処理、即ち録音処理を行い、データメモリ10
9の上記設定された格納位置に一時記憶する(ステップ
S53)。そして、このデータメモリ109に一時記憶
されている音声データを、エンコード/デコード部10
4Aによって符号化して、その符号化された音声符号化
データを音声符号化データメモリ105の音声符号化デ
ータ格納部138に格納するというエンコード処理を行
う(ステップS54)。その後、この音声符号化データ
に対して音声登録番号を割り振り、これにより、音声符
号化データメモリ105の音声符号化データヘッダ部1
37のレコードが追加され(ステップS55)、次に、
当該音声符号化データに関わる情報、即ち日付や時刻、
入力時間、等々を、音声符号化データヘッダ部137の
そのレコードに登録する(ステップS56)。そして、
上記割り振られた音声登録番号及び上記ディフォルトの
音声コード記録形成位置を、データメモリ109に一時
記憶する(ステップS57)。つまりこの段階では、ま
だ、画像との対応付けは行っていない。そして、当該録
音開始処理を終了して、上位のルーチンに戻る。
【0082】次に、上記ステップS11で実行される撮
影開始処理を、図11の(B)に示すフローチャートを
参照して説明する。
【0083】即ち、撮影開始ボタン127の第1SWの
ONによりこの処理がコールされると、最初に、既知の
AE及びAF等の撮影前処理を実行し(ステップS6
1)、その後、上記動作モード設定処理で設定した音声
コード記録形成モードが「有」となっているかどうか判
断する(ステップS62)。
【0084】音声コード記録形成モードが「無」のモー
ドである場合には、撮影開始ボタン127の第2スイッ
チ所謂セカンドレリーズスイッチのON待ちとなり(ス
テップS63)、それがONされると、既知の撮影処理
を行った後(ステップS64)、当該撮影開始処理を終
了して、上位のルーチンに戻る。
【0085】一方、上記ステップS62で音声コード記
録形成モードが「有」のモードであると判断された場合
には、更に、上記動作モード設定処理で設定した対応付
けモードが「自動」となっているかどうか判断する(ス
テップS65)。そして、対応付けモードが「自動」で
あれば、上記ステップS3のそれと同様の録音開始処理
を実行し(ステップS66)、「手動」であれば、該ス
テップS66の処理をスキップする。即ち、「手動」の
場合には、上記したような対応付けデータ設定処理によ
り音声登録番号及び音声記録形成位置がデータメモリ1
09に一時記憶されており、「自動」の場合には、この
録音開始処理が終わった段階で、それらがデータメモリ
109に一時記憶されることになる。
【0086】従って、次に、音声符号化データメモリ1
05の音声符号化データヘッダ部137のレコードを、
データメモリ109に一時記憶されている音声登録番号
より選択し(ステップS67)、同様にデータメモリ1
09に一時記憶されている音声コード記録形成位置と、
「撮影済みの駒番号+1」である撮影駒番号とを、その
選択したレコードに登録する(ステップS68)。その
後、実際の撮影時に画像記録媒体119としてのフィル
ム上へ対応付けデータを記録するための設定処理を行う
(ステップS69)。そして、上記ステップS63に進
み、撮影開始ボタン127の第2SWのONに応じて、
ステップS64で、既知の撮影処理を行うことになる。
但しこの場合、対応付けデータ記録部123によって、
フィルム上に上記ステップS69で設定された対応付け
データを記録する。
【0087】そして、上記ステップS13のデータ出力
処理は、図11の(C)のフローチャートに示すよう
に、音声符号化データメモリ105の音声符号化データ
格納部138のデータをデータ出力端子122より出力
する(ステップS71)処理である。
【0088】[第2の実施の形態]次に、本発明の撮影
装置の第2の実施の形態として、電子スチルカメラの場
合を説明する。
【0089】図12は、その構成を示す図であり、上記
第1の実施の形態で説明した銀塩写真フィルム式カメラ
の構成と同様の部分には、図3と同一の参照番号を附し
てある。従って、それらの部分の説明は省略し、異なる
部分についてのみ以下に説明する。
【0090】即ち、電子スチルカメラ300の場合は、
撮影した画像を記憶するための画像データメモリ301
を元々持っている。従って、本実施の形態では、音声符
号化データ及び対応付けデータ並びにそれに関連する情
報を記憶するための音声符号化データメモリ14Aを別
に設けるのではなく、この画像データメモリ301をそ
のような音声符号化データメモリ14Aとして兼用する
ものとしている。勿論、この画像データメモリ301
も、固定、着脱可能の何れであっても良い。
【0091】また、当然、フィルムを使用するものでは
ないので、フィルムへの撮影機構並びにフィルム給送機
構は無く、その代わりとして、画像データをピックアッ
プするための撮像素子302と、該撮像素子302から
出力された映像信号を処理し、色信号及び輝度信号もし
くはRGB等の信号に変換して、システムコントローラ
104にディジタル映像信号として与える映像信号処理
回路303と、上記撮像素子302を駆動する撮像素子
駆動回路304とが備えられている。
【0092】更に、画像撮影情報表示部117(ファイ
ンダ117A)及び記録形成位置表示部121(情報表
示液晶パネル121A)の代わりに、一つの大きな液晶
ビューファインダでなる記録形成位置/画像撮影情報表
示部305が設けられている。但しこれは、第1の実施
の形態と同様に、画像撮影情報表示部117(ファイン
ダ117A)及び記録形成位置表示部121(情報表示
液晶パネル121A)のままでも良いことは勿論であ
る。
【0093】また、本実施の形態では、システムコント
ローラ104の機能として、対応付けデータとして使用
される撮影駒番号を生成する駒番号生成部306を備え
ている。これは、撮像素子302での撮影動作に伴っ
て、駒番号を生成するものである。
【0094】なお、画像情報と音声コードイメージを印
字する外部のシステムについては、通常は電子スチルカ
メラ300は個人的に用いられるものであるので、パー
ソナルコンピュータ(パソコン)等の外部制御機器40
1に接続されたプリンタ等の外部印字装置402でなる
家庭内の外部記録システム400としている。しかしな
がら、最近はディジタルラボシステム等も増えてきてい
るので、上記第1の実施の形態と同様に、ディジタル写
真ラボシステムであっても良い。
【0095】図13の(A)は、上記記録形成位置/画
像撮影情報表示部305としての液晶ビューファインダ
305Aの外観図を示している。
【0096】この液晶ビューファインダ305Aは、カ
ラー液晶等で構成され、全体が被写体画像を表示する画
像表示部307であるが、その中に、音声コードイメー
ジの記録形成位置308と対応付けデータ記録形成位置
309とを表示するようにしている。この場合、音声コ
ードイメージの記録形成位置308は白抜きで表示し、
対応付けデータの記録形成位置309は、所定の色で枠
が形成され、その中に対応付けデータ及び該対応付けデ
ータに関係する情報が表示される。
【0097】図14は、画像データメモリ301の記憶
フォーマットを示す図である。
【0098】この画像データメモリ301は、大きく、
音声符号化データヘッダ部310と音声符号化データ格
納部311、及び画像データヘッダ部312と画像デー
タ格納部313に分けられる。ここで、音声符号化デー
タヘッダ部310及び音声符号化データ格納部311
は、図7に示した音声符号化データメモリ105におけ
る音声符号化データヘッダ部137及び音声符号化デー
タ格納部138と同様である。
【0099】また、画像データヘッダ部312は、各画
像データに対し1レコードとして、撮影駒番号、日付、
時刻、解像度、色、開始アドレス、データサイズ、圧縮
方式、等を記憶している。従って、撮影駒番号により、
画像データと音声符号化データとが対応付け可能となっ
ている。
【0100】次に、このような構成の本第2の実施の形
態にかかる電子スチルカメラ300の動作を説明する。
【0101】本電子スチルカメラ300のメインフロー
チャートは、図8に示した上記第1の実施の形態におけ
る銀塩写真フィルム式カメラの場合と同様であり、ま
た、該メインフローチャート中の録音開始処理、動作モ
ード設定処理、及び音声コード記録形成位置設定処理に
ついても同様である。従って、上記第1の実施の形態と
は異なる部分である対応付けデータ設定処理、撮影開始
処理、及びデータ出力処理についてのみ、以下に説明す
る。
【0102】まず、対応付けデータ設定処理において
は、図13の(B)に示すように、ステップS46の処
理が、撮影済みの画像に対して音声符号化データを割り
付ける場合に、画像セレクトボタン130の操作により
対応付けデータとしての撮影駒番号が指定され、その指
定された撮影駒番号とその撮影済み画像データとを液晶
ビューファインダ305Aに表示するというステップS
46’に置き換えられているものであり、その他は、上
記第1の実施の形態と同様である。
【0103】また、撮影開始処理については、撮影前に
対応付けデータを生成する場合と、撮影後に対応付けデ
ータを生成する場合の2種類がある。
【0104】図15の(A)は、撮影前に対応付けデー
タを生成する場合のフローチャートであり、まず、既知
のAE及びAF等の撮影前処理を実行し(ステップS8
1)、その後、上記動作モード設定処理で設定した音声
コード記録形成モードが「有」となっているかどうか判
断する(ステップS82)。音声コード記録形成モード
が「無」のモードである場合には、撮影開始ボタン12
7の第2SWのON待ちとなり(ステップS83)、そ
れがONされると、既知の撮影処理を行った後(ステッ
プS84)、当該撮影開始処理を終了して、上位のルー
チンに戻る。
【0105】一方、上記ステップS82で音声コード記
録形成モードが「有」のモードであると判断された場合
には、更に、上記動作モード設定処理で設定した対応付
けモードが「自動」となっているかどうか判断する(ス
テップS85)。そして、対応付けモードが「自動」で
あれば、録音開始処理を実行し(ステップS86)、
「手動」であれば、該ステップS86の処理をスキップ
する。
【0106】その後、撮影する画像の撮影駒番号を設定
して(ステップS87)、画像データメモリ301の音
声符号化データヘッダ部310のレコードを、データメ
モリ109に一時記憶されている音声登録番号より選択
し(ステップS88)、同様にデータメモリ109に一
時記憶されている音声コード記録形成位置と、上記設定
した撮影駒番号とを、その選択したレコードに登録する
(ステップS89)。そして、上記ステップS83に進
み、撮影開始ボタン127の第2SWのONに応じて、
ステップS84で、既知の撮影処理を行うことになる。
なお、上記ステップS87で設定される撮影駒番号は、
電子スチルカメラで既知のように、使用者が任意に設定
することができる。
【0107】また、撮影後に対応付けデータを生成する
場合は、図15の(B)のフローチャートに示すように
なる。
【0108】即ち、まず、既知のAE及びAF等の撮影
前処理を実行した後(ステップS81)、撮影開始ボタ
ン127の第2SWのON待ちとなる(ステップS8
3)。そして、それがONすると、駒番号生成部306
により撮影する画像の撮影駒番号を生成設定し(ステッ
プS87)、既知の撮影処理を行う(ステップS8
4)。その後、動作モード設定処理において設定した音
声コード記録形成モードが「有」となっているかどうか
判断し(ステップS82)、音声コード記録形成モード
が「無」のモードである場合には、当該撮影開始処理を
終了して、上位のルーチンに戻る。
【0109】これに対して、音声コード記録形成モード
が「有」のモードであると判断された場合には、更に、
動作モード設定処理において設定した対応付けモードが
「自動」となっているかどうか判断する(ステップS8
5)。そして、対応付けモードが「自動」であれば、録
音開始処理を実行し(ステップS86)、「手動」であ
れば、該ステップS86の処理をスキップする。その
後、画像データメモリ301の音声符号化データヘッダ
部310のレコードを、データメモリ109に一時記憶
されている音声登録番号より選択し(ステップS8
8)、同様にデータメモリ109に一時記憶されている
音声コード記録形成位置と、上記指定した撮影駒番号と
を、その選択したレコードに登録した後(ステップS8
9)、当該撮影開始処理を終了して、上位のルーチンに
戻る。
【0110】また、データ出力処理は、図13の(C)
に示すように、上記第1の実施の形態と同様に、まず、
画像データメモリ301の音声符号化データ格納部31
1のデータをデータ出力端子122から出力する(ステ
ップS71)。そしてその後、本第2の実施の形態で
は、更に、画像データメモリ301の画像データ格納部
313のデータをデータ出力端子122から出力して
(ステップS72)、上位のルーチンに戻る。
【0111】以上実施の形態に基づいて本発明を説明し
たが、本発明は上述した実施の形態に限定されるもので
はなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可
能である。ここで、本発明の要旨をまとめると以下のよ
うになる。
【0112】(1) 光学的に読み取り可能な音声コー
ドイメージを、撮影静止画像が記録形成されるプリント
媒体上に記録形成できる撮影画像処理システムで使用さ
れる撮影装置において、上記音声コードイメージに対応
する音声を入力するための音声入力手段と、上記音声入
力手段で入力された音声をディジタル音声信号に変換す
るディジタル変換手段と、上記ディジタル変換手段で変
換されたディジタル音声信号を圧縮する音声圧縮手段
と、上記音声圧縮手段で圧縮された音声データを記録に
適した形態のデータに符号化するエンコード手段と、上
記エンコード手段で符号化された音声符号化データを記
憶する音声符号化データメモリと、を具備することを特
徴とする撮影装置。
【0113】即ち、音声圧縮手段で圧縮された音声デー
タを符号化するエンコード手段と、上記エンコード手段
で符号化された音声符号化データを記憶する音声符号化
データメモリとを具備するものとしたので、音声コード
イメージを印字する外部印字装置側で専用の音声符号化
処理部を持たなくても良く、印字システムが特化又は限
定されることが無く、また、安価で済むという効果を奏
する。
【0114】(2) 上記撮影装置は、同一のプリント
媒体上に記録形成される撮影静止画像と音声コードイメ
ージとを対応付けるためのデータを生成する対応付けデ
ータ生成手段を更に具備しており、上記音声符号化デー
タメモリは、上記対応付けデータ生成手段で生成された
対応付けデータを入力して、当該対応付けされた音声符
号化データと関連付けて記憶するように構成されたもの
であることを特徴とする(1)に記載の撮影装置。
【0115】即ち、音声符号化データメモリは、同一の
プリント媒体上に記録形成される撮影静止画像と音声コ
ードイメージとを対応付けるための対応付けデータを入
力して、当該対応付けされた音声符号化データと関連付
けて記憶するように構成されているので、実際の撮影状
況下で、撮影された静止画像と、該静止画像が記録形成
されるプリント媒体と同一のプリント媒体上に記録形成
される音声コードイメージとを確実且つ簡単に対応付け
できるという効果を奏する。
【0116】(3) 上記撮影装置が、写真フィルム上
に露光された撮影静止画像を上記プリント媒体としての
印画紙に焼き付けて記録形成し、上記音声コードイメー
ジを同印画紙上に記録形成できる撮影画像処理システム
で使用される写真フィルム式カメラであるとき、該写真
フィルム式カメラは、上記音声符号化データメモリ内に
記憶された音声符号化データと、当該音声符号化データ
と関連付けて記憶された上記対応付けデータとを共に外
部に出力するデータ出力端子を更に具備することを特徴
とする(2)に記載の撮影装置。
【0117】即ち、撮影装置が写真フィルム式カメラの
場合、撮影静止画情報と音声情報が記憶される媒体が物
理的に異なることで(フィルムと音声符号化データメモ
リ)、写真ラボシステム(写真フィルム上に露光された
撮影静止画像を上記プリント媒体としての印画紙に焼き
付けて記録形成し、上記音声コードイメージを同印画紙
上に記録形成できる撮影画像処理システム)への情報伝
達の際に撮影静止画像と音声コードイメージとの対応付
けが保たれないという問題を引起し易くなるが、音声符
号化データメモリ内に記憶された音声符号化データと、
当該音声符号化データと関連付けて記憶された上記対応
付けデータとを共に外部に出力するデータ出力端子を更
に備えたことにより、音声符号化データメモリがカメラ
本体から着脱不可能な構成でも、データ出力端子からケ
ーブルや電話回線を介して上記対応付けデータが写真ラ
ボシステムに伝達できるので、撮影された静止画像と、
該静止画像が記録形成されるプリント媒体と同一のプリ
ント媒体上に記録形成される音声コードイメージとを確
実且つ簡単に対応付けできるという効果を奏する。
【0118】(4) 上記撮影装置が、写真フィルム上
に露光された撮影静止画像を上記プリント媒体としての
印画紙に焼き付けて記録形成し、上記音声コードイメー
ジを同印画紙上に記録形成できる撮影画像処理システム
で使用される写真フィルム式カメラであるとき、該写真
フィルム式カメラは、上記音声符号化データメモリを着
脱自在に配設したものであることを特徴とする(2)に
記載の撮影装置。
【0119】即ち、該写真フィルム式カメラは、上記音
声符号化データメモリを着脱自在に配設したものとした
ことにより、写真ラボシステムへの情報伝達の際に接続
ケーブルや電話回線伝送回路等の付属品、付加回路を必
要としないため、カメラシステムを安価、軽量、低消費
電力にできると共に、撮影された静止画像と、該静止画
像が記録形成されるプリント媒体と同一のプリント媒体
上に記録形成される音声コードイメージとを確実且つ簡
単に対応付けできるという効果を奏する。
【0120】(5) 上記写真フィルム式カメラは、上
記対応付けデータ生成手段で生成された対応付けデータ
乃至は該対応付けデータに係る情報を、上記写真フィル
ム上の所定箇所に記録して表示するように構成されたも
のであることを特徴とする(3)又は(4)の何れかに
記載の撮影装置。
【0121】即ち、上記写真フィルム式カメラは、上記
対応付けデータ生成手段で生成された対応付けデータ乃
至は該対応付けデータに係る情報を、上記写真フィルム
上の所定箇所に記録して表示するように構成したため、
写真ラボシステムにおいて写真フィルム現像後、音声コ
ードイメージの記録形成前に、写真フィルム上に記録、
表示されている対応付けデータ乃至は該対応付けデータ
に係る情報を読み取り、音声符号化データと一緒に情報
伝達された対応付けデータとを比較することで、撮影さ
れた静止画像と、該静止画像が記録形成されるプリント
媒体と同一のプリント媒体上に記録形成される音声コー
ドイメージとを確認することができ、更に確実且つ簡単
に対応付けできるという効果を奏する。
【0122】(6) 上記撮影装置が、固体撮像素子の
受光面上に露光された撮影静止画像を画像信号として出
力し、該出力された画像信号をディジタル化した画像デ
ータを記憶する画像メモリを備え、該画像メモリ記憶さ
れた画像データに基づく画像を上記プリント媒体上に記
録形成し、上記音声コードイメージを同プリント媒体上
に記録形成できる撮影画像処理システムで使用される電
子スチルカメラであるとき、該電子スチルカメラは、上
記画像メモリが上記音声符号化データメモリを兼ねてお
り、該画像メモリは、上記画像データと上記音声符号化
データと上記対応付けデータとを関連付けて記憶するよ
うに構成されたものであることを特徴とする(2)に記
載の撮影装置。
【0123】即ち、該電子スチルカメラは、上記画像メ
モリが上記音声符号化データメモリを兼ねており、該画
像メモリは、上記画像データと上記音声符号化データと
上記対応付けデータとを関連付けて記憶するように構成
されているため、画像メモリと上記音声符号化データメ
モリを独立で構成する場合に比べて、カメラシステムを
安価、軽量、低消費電力にできると共に、撮影静止画像
情報と録音音声情報が1つの同じ媒体内に納まり、管理
できるので、静止画像と音声コードイメージの関連付け
が更に確実且つ簡単に対応付けできるという効果を奏す
る。
【0124】(7) 上記電子スチルカメラは、上記画
像メモリ内に記憶された上記画像データと上記音声符号
化データと上記対応付けデータとを共に外部に出力する
データ出力端子を更に具備することを特徴とする(6)
に記載の撮影装置。
【0125】即ち、上記電子スチルカメラは、上記画像
メモリ内に記憶された上記画像データと上記音声符号化
データと上記対応付けデータとを共に外部に出力するデ
ータ出力端子を更に備えたことにより、音声符号化デー
タメモリ/画像データメモリがカメラ本体から着脱不可
能な構成でも、データ出力端子からケーブルや電話回線
を介して上記対応付けデータが外部印字システム(デジ
タル写真ラボシステムを含む)に伝達できるので、撮影
された静止画像と、該静止画像が記録形成されるプリン
ト媒体と同一のプリント媒体上に記録形成される音声コ
ードイメージとを確実且つ簡単に対応付けできるという
効果を奏する。
【0126】(8) 上記電子スチルカメラは、上記画
像メモリを着脱自在に配設したものであることを特徴と
する(6)に記載の撮影装置。
【0127】即ち、上記電子スチルカメラは、上記音声
符号化データメモリと兼用化された画像メモリを着脱自
在に配設したものとしたことにより、外部印字システム
(デジタル写真ラボシステムを含む)への情報伝達の際
に接続ケーブルや電話回線伝送回路等の付属品、付加回
路を必要としないため、カメラシステムを安価、軽量、
低消費電力にできると共に、撮影された静止画像と、該
静止画像が記録形成されるプリント媒体と同一のプリン
ト媒体上に記録形成される音声コードイメージとを確実
且つ簡単に対応付けできるという効果を奏する。
【0128】(9) 上記対応付けデータ生成手段は、
上記対応付けデータを、撮影前又は撮影後の所定動作に
基づいて自動的に生成するように構成されたものである
ことを特徴とする(2)に記載の撮影装置。
【0129】即ち、上記対応付けデータ生成手段は、上
記対応付けデータを、撮影前又は撮影後の所定動作に基
づいて自動的に生成するように構成されたため、撮影静
止画と音声コードイメージとの対応付けを使用者が誤っ
て設定することが無く、より確実且つ簡単に対応付けで
きるという効果を奏する。
【0130】(10) 上記対応付けデータが、撮影さ
れた静止画像の撮影駒番号を含むことを特徴とする
(9)に記載の撮影装置。
【0131】即ち、上記対応付けデータが、撮影された
静止画像の撮影駒番号を含むようにしたことにより、静
止画像に対して直接的な対応付けとなるため、より確実
且つ簡単に対応付けできるという効果を奏する。
【0132】(11) 上記対応付けデータ生成手段
は、上記対応付けデータを、撮影前又は撮影後の手動に
よる入力操作に基づいて生成するように構成されたもの
であることを特徴とする(2)に記載の撮影装置。
【0133】即ち、上記対応付けデータ生成手段は、上
記対応付けデータを、撮影前又は撮影後の手動による入
力操作に基づいて生成するようにしたことにより、使用
者の意志によって撮影静止画と音声コードイメージとの
対応付けを設定でき、より柔軟に対応付け編集ができる
という効果を奏する。例えば、一つの録音音声符号化デ
ータを複数の撮影静止画に共通で、選択的に対応付ける
ことが可能となる。
【0134】(12) 上記撮影装置は、上記プリント
媒体上における上記音声コードイメージの記録形成位置
を設定する記録形成位置設定手段を更に具備しており、
上記音声符号化データメモリは、該記録形成位置設定手
段で設定された上記音声コードイメージの記録形成位置
に関する情報を、上記音声符号化データ及び上記対応付
けデータと関連付けて記憶するように構成されたもので
あることを特徴とする(2)に記載の撮影装置。
【0135】即ち、音声コードイメージが撮影静止画像
上に記録形成される場合、音声コードイメージが記録形
成される撮影静止画像内での記録形成領域の位置が決定
されていないと、主要な被写体や構図に悪影響を与え、
撮影者が全く意図しないところの写真ができてしまう
他、不用意に音声コードイメージが撮影静止画像上に記
録形成されると、その下地には、元々の画像による種々
の模様や色彩を有する画像が存在していることから、音
声コードイメージはイメージとして予想外の変化を強い
られることとなるので、時として読み取れなくなること
がある。例えば、上述したドットコードのフォーマット
構成においては、マーカを抽出することができなくなっ
て、データエリア中の各ドットを読み取ることが不可能
になるという事態である。
【0136】そこで、該記録形成位置設定手段で設定さ
れた上記音声コードイメージの記録形成位置に関する情
報を、上記符号化音声データ及び上記対応付けデータと
関連付けて音声符号化データメモリに記憶するように構
成している。これにより、撮影静止画像が与える絵柄と
しての悪影響を、使用者の意図により決定することで無
くす、または軽減することができ、コードの安定した読
み取り性能を確保することができるという効果を奏す
る。
【0137】(13) 上記撮影装置は、上記記録形成
位置設定手段で設定される上記音声コードイメージの記
録形成位置を表示する表示手段を更に具備することを特
徴とする(12)に記載の撮影装置。
【0138】即ち、上記撮影装置は、上記記録形成位置
設定手段で設定される上記音声コードイメージの記録形
成位置を表示する表示手段を更に備えるものとしたた
め、使用者が記録形成位置を設定する際にわかり易く、
確認してから決定することができるという効果を奏す
る。
【0139】(14) 上記表示手段は、撮影ファイン
ダ内に設けられたものであることを特徴とする(13)
に記載の撮影装置。
【0140】即ち、上記表示手段は、撮影ファインダ内
に設けられているので、使用者は一連の画像撮影動作の
中でファインダを見ながら、音声コードイメージの記録
形成領域を含めて構図を決定することができ、視線の移
動が少なくて設定し易いという効果を奏する。
【0141】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
小型化や携帯性を満足しつつ、音声コードイメージの記
録形成を極力短時間で行うことを可能にした、この種、
撮影画像処理システムで使用される撮影装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の撮影装置の概念を説明するためのブロ
ック構成図である。
【図2】(A)及び(B)はそれぞれ撮影静止画像が記
録形成されるプリント媒体上への音声コードイメージ及
び対応付けデータの記録形成形態を示す図である。
【図3】本発明の撮影装置の第1の実施の形態としての
銀塩写真フィルム式カメラの構成を示す図である。
【図4】対応付けデータ及びそれに関連する情報を記録
形成した画像記録媒体としてのフィルムを示す図であ
る。
【図5】(A)及び(B)はそれぞれ第1の実施の形態
としての銀塩写真フィルム式カメラの外観形状を示す図
である。
【図6】(A)及び(B)はそれぞれ情報表示液晶パネ
ル及びファインダ内表示を示す図である。
【図7】音声符号化データメモリの記憶フォーマットを
示す図である。
【図8】第1の実施の形態としての銀塩写真フィルム式
カメラのメインフローチャートである。
【図9】(A)及び(B)はそれぞれ図8のフローチャ
ート中の動作モード設定処理及び音声コード記録形成位
置設定処理のフローチャートである。
【図10】図8のフローチャート中の対応付けデータ設
定処理のフローチャートである。
【図11】(A)乃至(C)はそれぞれ図8のフローチ
ャート中の録音開始処理、撮影開始処理、及びデータ出
力処理のフローチャートである。
【図12】本発明の撮影装置の第2の実施の形態として
の電子スチルカメラの構成を示す図である。
【図13】(A)は液晶ビューファインダの外観図、
(B)は第2の実施の形態における対応付けデータ設定
処理のフローチャートの特徴部を抜き出して示す図であ
り、(C)は第2の実施の形態におけるデータ出力処理
のフローチャートである。
【図14】画像データメモリの記憶フォーマットを示す
図である。
【図15】(A)及び(B)はそれぞれ第2の実施の形
態における撮影開始処理のフローチャートである。
【図16】音声コードイメージとしてのドットコードの
フォーマット構成を示した図である。
【符号の説明】
10 音声入力部 11 ディジタル変換部 12 音声圧縮部 13 エンコード部 14 記憶部 14A 音声符号化データメモリ 15,104B 対応付けデータ生成部 16 撮像部 17 出力部 17A 表示部 18,104 システムコントローラ 19 音声コードイメージ 20 撮影静止画像 21 プリント媒体 22 余白部 23 データ記録形成部 100 銀塩写真フィルム式カメラ 101A マイクロフォン 104A エンコード/デコード部 105 音声符号化データメモリ 107A イヤホン 109 データメモリ 110A 動作モード設定ボタン 111A 対応付けデータ設定ボタン 114 日付データ記録部 115 時計回路 116 駒番号検出部 117A ファインダ 119 画像記録媒体(フィルム) 120A 音声コード記録形成位置設定ボタン 121A 情報表示液晶パネル 122 データ出力端子 123 対応付けデータ記録部 126 セルフタイマランプ 128 手動録音開始ボタン 129 音声選択/再生ボタン 130 画像セレクトボタン 137,310 音声符号化データヘッダ部 138,311 音声符号化データ格納部 200 写真ラボラトリシステム 300 電子スチルカメラ 301 画像データメモリ 305A 液晶ビューファインダ 306 駒番号生成部 312 画像データヘッダ部 313 画像データ格納部 400 外部記録システム

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学的に読み取り可能な音声コードイメ
    ージを、撮影静止画像が記録形成されるプリント媒体上
    に記録形成できる撮影画像処理システムで使用される撮
    影装置において、 前記音声コードイメージに対応する音声を入力するため
    の音声入力手段と、 前記音声入力手段で入力された音声をディジタル音声信
    号に変換するディジタル変換手段と、 前記ディジタル変換手段で変換されたディジタル音声信
    号を圧縮する音声圧縮手段と、 前記音声圧縮手段で圧縮された音声データを記録に適し
    た形態のデータに符号化するエンコード手段と、 前記エンコード手段で符号化された音声符号化データを
    記憶する音声符号化データメモリと、 を具備することを特徴とする撮影装置。
  2. 【請求項2】 前記撮影装置は、同一のプリント媒体上
    に記録形成される撮影静止画像と音声コードイメージと
    を対応付けるためのデータを生成する対応付けデータ生
    成手段を更に具備しており、 前記音声符号化データメモリは、前記対応付けデータ生
    成手段で生成された対応付けデータを入力して、当該対
    応付けされた音声符号化データと関連付けて記憶するよ
    うに構成されたものであることを特徴とする請求項1に
    記載の撮影装置。
  3. 【請求項3】 前記撮影装置が、写真フィルム上に露光
    された撮影静止画像を前記プリント媒体としての印画紙
    に焼き付けて記録形成し、前記音声コードイメージを同
    印画紙上に記録形成できる撮影画像処理システムで使用
    される写真フィルム式カメラであるとき、 該写真フィルム式カメラは、前記音声符号化データメモ
    リ内に記憶された音声符号化データと、当該音声符号化
    データと関連付けて記憶された前記対応付けデータとを
    共に外部に出力するデータ出力端子を更に具備すること
    を特徴とする請求項2に記載の撮影装置。
  4. 【請求項4】 前記撮影装置が、写真フィルム上に露光
    された撮影静止画像を前記プリント媒体としての印画紙
    に焼き付けて記録形成し、前記音声コードイメージを同
    印画紙上に記録形成できる撮影画像処理システムで使用
    される写真フィルム式カメラであるとき、 該写真フィルム式カメラは、前記音声符号化データメモ
    リを着脱自在に配設したものであることを特徴とする請
    求項2に記載の撮影装置。
  5. 【請求項5】 前記写真フィルム式カメラは、前記対応
    付けデータ生成手段で生成された対応付けデータ乃至は
    該対応付けデータに係る情報を、前記写真フィルム上の
    所定箇所に記録して表示するように構成されたものであ
    ることを特徴とする請求項3又は4の何れかに記載の撮
    影装置。
  6. 【請求項6】 前記撮影装置が、固体撮像素子の受光面
    上に露光された撮影静止画像を画像信号として出力し、
    該出力された画像信号をディジタル化した画像データを
    記憶する画像メモリを備え、該画像メモリ記憶された画
    像データに基づく画像を前記プリント媒体上に記録形成
    し、前記音声コードイメージを同プリント媒体上に記録
    形成できる撮影画像処理システムで使用される電子スチ
    ルカメラであるとき、 該電子スチルカメラは、前記画像メモリが前記音声符号
    化データメモリを兼ねており、 該画像メモリは、前記画像データと前記音声符号化デー
    タと前記対応付けデータとを関連付けて記憶するように
    構成されたものであることを特徴とする請求項2に記載
    の撮影装置。
  7. 【請求項7】 前記電子スチルカメラは、前記画像メモ
    リ内に記憶された前記画像データと前記音声符号化デー
    タと前記対応付けデータとを共に外部に出力するデータ
    出力端子を更に具備することを特徴とする請求項6に記
    載の撮影装置。
  8. 【請求項8】 前記電子スチルカメラは、前記画像メモ
    リを着脱自在に配設したものであることを特徴とする請
    求項6に記載の撮影装置。
  9. 【請求項9】 前記対応付けデータ生成手段は、前記対
    応付けデータを、撮影前又は撮影後の所定動作に基づい
    て自動的に生成するように構成されたものであることを
    特徴とする請求項2に記載の撮影装置。
  10. 【請求項10】 前記対応付けデータが、撮影された静
    止画像の撮影駒番号を含むことを特徴とする請求項9に
    記載の撮影装置。
  11. 【請求項11】 前記対応付けデータ生成手段は、前記
    対応付けデータを、撮影前又は撮影後の手動による入力
    操作に基づいて生成するように構成されたものであるこ
    とを特徴とする請求項2に記載の撮影装置。
  12. 【請求項12】 前記撮影装置は、前記プリント媒体上
    における前記音声コードイメージの記録形成位置を設定
    する記録形成位置設定手段を更に具備しており、 前記音声符号化データメモリは、該記録形成位置設定手
    段で設定された前記音声コードイメージの記録形成位置
    に関する情報を、前記音声符号化データ及び前記対応付
    けデータと関連付けて記憶するように構成されたもので
    あることを特徴とする請求項2に記載の撮影装置。
  13. 【請求項13】 前記撮影装置は、前記記録形成位置設
    定手段で設定される前記音声コードイメージの記録形成
    位置を表示する表示手段を更に具備することを特徴とす
    る請求項12に記載の撮影装置。
  14. 【請求項14】 前記表示手段は、撮影ファインダ内に
    設けられたものであることを特徴とする請求項13に記
    載の撮影装置。
JP11009528A 1999-01-18 1999-01-18 撮影装置 Withdrawn JP2000206630A (ja)

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