JP2000206587A - フィルム送り鎖錠装置を有する写真機 - Google Patents

フィルム送り鎖錠装置を有する写真機

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JP2000206587A
JP2000206587A JP2000004896A JP2000004896A JP2000206587A JP 2000206587 A JP2000206587 A JP 2000206587A JP 2000004896 A JP2000004896 A JP 2000004896A JP 2000004896 A JP2000004896 A JP 2000004896A JP 2000206587 A JP2000206587 A JP 2000206587A
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Rolf Schroeder
ロルフ・シユレダー
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造を簡単にし2重露光を防ぐ。 【解決手段】 送り鎖錠装置が鎖錠位置にあるとき、及
びこれが解錠位置に変えられたときにばねレザーバーの
張力が無くされ、そしていずれの場合もシャッターのレ
リーズに続く1駒分の長さのフィルムの送り中に、フィ
ルムを送っているときに動く制御装置によりばねレザー
バーが増加した張力を加えられる写真機である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真機内に配置さ
れた感光フィルムを送るためのフィルム送り装置を有す
る写真機であって、フィルムの画像形成用露出用の写真
機の写真シャッターレリーズ装置及び特許請求の範囲の
前文によるフィルム送り装置を鎖錠するための装置を有
する写真機に関する。
【0002】
【従来技術及びその課題】この形式の公知の写真機にお
いては、送り鎖錠装置がフィルム送りを固定する機能状
態又はフィルム送りを解放する機能状態にあるとき、前
記送り鎖錠装置のばねレザーバーは張力が加えられる。
一般に、これら2種の機能状態の各において、ばねレザ
ーバーは多少なりとも張力が加えられる。写真機は、と
きどき、使用されずに比較的長期間、使用者によってこ
れら機能状態の一方に保持されることが多い。このこと
は、送り鎖錠装置のばねレザーバーがかなり長期間、張
力が加えられたままであることを意味する。このため、
特に、このばねレザーバーが製造費を下げるために弾性
プラスチック材料で製造された場合、かかる材料におい
ては望ましくないコールドフローが発生する可能性があ
り、このため、ばねレザーバーが疲労して、後で写真機
の使用中に故障を起こす危険がある。
【0003】本発明の目的は、始めに説明した形式の写
真機であって、写真機が前述の機能状態の一方に比較的
長期間保持されたときでも、送り鎖錠装置のばねレザー
バーの疲労又は劣化の危険がない写真機を提供すること
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明により、この目的
は特許請求の範囲の特徴とする部分の特徴により達成さ
れる。
【0005】本発明の更なる発展例が実施態様2以下に
明らかにされる。
【0006】
【実施例】本発明の好ましい実施例が図面の支援を得
て、以下、詳細に説明される。
【0007】本発明の幾つかの実施例が図面を参照し
て、以下、詳細に説明される。関連して、図解された実
施例のそれぞれの部品を特定するために図面の各図にお
いて使用された番号は、認められるように、他の図にお
ける同じもの又は同等なものの対応する指定のためにも
適用され、かかる部品は番号が付されていない。
【0008】写真機の形式 以下、より詳細に説明される静止画写真機は、好ましく
は、製造業者により予めフィルムが装填された使捨て式
カメラであり、「135」ロールフィルムを使用するよ
うに設計される。この形式のフィルムは35mmフィルム
であり、不変の相互間隔に配列されたパーフォレーショ
ンにより形成されたパーフォレーションの組が両方の縁
に設けられる。しかし、本発明は、使用者が、まず公知
の方法でフィルムを装填しなくてはならない多数回使用
式の写真機にも同じ方法で使用することができる。35
mmフィルム使用の代わりに、両方の縁の少なくも一方に
連続パーフォレーションを有するストリップ状のその他
の記録用媒体に使うように適合させることもできる。
【0009】写真機の構造 図1ないし3は、35mmロールフィルム用写真機の一実
施例の構造の主要な特徴を単純化した形式で示す。この
写真機1は、前部ハウジングカバー3と後部ハウジング
カバー4との間に配列されたコア組立体2、図6にのみ
示されている写真機内の挿入されたフィルムFを備え
る。コア組立体2と後部ハウジングカバー4との間に遮
光連結部が設けられる。写真機内に挿入されたフィルム
上に静止画像を光学的に記録するために、写真レンズ5
が写真機の前面に置かれる。
【0010】コア組立体2は、写真機内に挿入し得るル
ーズフィルム(loose film)供給スプール(図示せず)
を受け入れるための受入室6とフィルムカセット(図示
せず)を受け入れるための受入室7、並びにフィルムを
フィルムスプールからフィルムカセットに絵1枚分ずつ
案内するためのフィルム案内装置とフィルム送り装置と
を備える。フィルム送り装置の中で、外向きに突き出て
いる刻み付きのフィルム送りホイール9が、例えば図2
5に図示された後部ハウジングカバー4にスリット8の
手段により示され、このホイールはここにはより詳細に
は示されない公知の方法でフィルムカセットの取上げス
プールに連結され、フィルム送りを実行するために写真
機の使用者により、より特別には図1による図解におい
ては前記ホイールを反時計方向に回すことにより手動操
作される。
【0011】例えば図3に示されるように、フィルムに
画像を形成する露出のための写真機シャッターが、写真
機ハウジングのレンズの光学経路内に置かれる。このシ
ャッターは、好ましくは、1個のシャッター羽根10だ
けを有し、これはハウジングと一体でかつ長穴11内を
動く軸受ピン12に回転可能に取り付けられ、そしてば
ね部材、好ましくは引張ばね13の作用下にある。この
ばねは、一方の端部がシャッター羽根10に固定され、
他方の端部はハウジングと一体のピン14に固定され、
シャッター羽根10をハウジングと一体の停止手段15
の方に強制する。シャッター羽根10は、以下、より詳
細に説明される方法でシャッター羽根10を作動させる
ためにラグ形式の突き出ている作動停止部16を持つ。
非解放状態においては、シャッター羽根10は図3によ
る位置を取り、これによりレンズ5を通過した光が写真
機内に挿入された写真フィルムの部分上に至ることを防
ぐ。前記部分は、いずれの場合も、写真機の後壁の付近
のレンズの軸上にある。
【0012】以上説明された写真機は以下の構造的組立
体を備える。 − フィルム計測手段を形成するパーフォレーションホ
イール組立体100、 − パーフォレーションホイール組立体100の回転に
より制御され、そしてフィルムを1駒送った後、その都
度、フィルム送り装置を鎖錠させる送り鎖錠装置20
0、 − 写真シャッターをレリーズし作動させ、かつシャッ
ターの各レリーズ後にフィルム送り装置の鎖錠を解くた
めの装置300、並びに − 写真機内に挿入された写真フィルムにおける既に撮
られた写真(露出)の数を前方に計数し、又はこのフィ
ルムにおいて、なお撮り得る写真(露出)の数を後方に
計数しかつ表示するためにパーフォレーションホイール
組立体により制御され画像(露出)計数装置400。
【0013】これらの構造的組立体を取り付けるため
に、写真機組立体は、コア組立体に属する中央区画17
及び上部区画18を備え、これらは互いに平行で る。
【0014】以上説明された構造的組立体及びこれらの
共同作用が、以下、より詳細に説明される。
【0015】パーフォレーションホイール組立体(perf
oration wheel assembly) パーフォレーションホイール組立体100はフィルム計
測用手段として作用し、その目的で、写真機におけるフ
ィルム送り中、パーフォレーションホイール組立体が軸
まわりに回転する方法で、写真機内に収容されたフィル
ムと共同作用する。加えて、パーフォレーションホイー
ル組立体100は、送り鎖錠装置200の鎖錠運動を制
御して、送り鎖錠装置200のばねリザーバー(spring
reservoir)に同時に張力を加えることによるシャッタ
ーレリーズ後の非組合位置から、次のシャッターレリー
ズの準備位置に至るシャッターレリーズ装置300のリ
セット運動を制御し、更に、画像計数装置400も駆動
する。
【0016】特に図3ないし6より見られるように、パ
ーフォレーションホイール組立体100は、写真機のコ
ア組立体2の上壁17と2個のハウジングカバー3、4
により形成された上部ハウジング壁18との間に配列さ
れ、以下、より詳細に説明される方法で回転可能に取り
付けられる。パーフォレーションホイール組立体100
は、フィルムパーフォレーションホイール、即ち、スプ
ロケットホイール101を備え、これは、その縁の歯1
02がフィルム送り経路内に突き出し、前記歯102
が、公知の方法であり従ってここで更に詳細に説明され
ない方法で、フィルムに設けられた縁のパーフォレーシ
ョン内に組み合い、これによりホイールが捕捉され、フ
ィルムの送り中、ホイールが回される。図示の実施例に
おいては、スプロケットホイール101の周囲は、フィ
ルムが1駒送られるごとにスプロケットホイールの軸ま
わりに180゜回転するような寸法にされる。パーフォ
レーションホイール組立体100は次の更なる構成要素
も備える。
【0017】軸受カラー103がスプロケットホイール
101の直ぐ上に置かれて、前記スプロケットホイール
101の半径方向の取付部として作用する。周囲の円柱
状の面105を有する円柱状部材104が軸受カラー1
03の上方にある。円柱状部材104の直ぐ上に制御ア
ーム106が置かれ、このアームは互いに180゜に配
置された第1及び第2の制御カム面107、108を有
し、その断面は軸に隣接した領域から外側の同心状領域
に螺旋状に大きくなり、制御カム面107、108の外
側同心状区域109は、円柱状部材104の周囲円柱面
105と同じ半径を持った部分的な円柱状の面を形成す
る。円柱状部材104及び制御カム面を有する制御カム
106は、一緒に制御部材104、106を形成する。
円柱状の面105の上方の縁の部分は、いずれの場合
も、写真用シャッターをレリーズし作動させるために装
置300に対して縁105aとの組合の解除を形成し、
制御カム106の第1及び第2の制御カム面107、1
08は、いずれの場合も、出発位置への連続的な変化の
際に、フィルムを次の1駒分送る途中で、シャッターレ
リーズ後に、写真シャッターがレリーズし作動できるよ
うに装置300をリセットさせるように作用し、同時
に、以下、より詳細に説明されるであろう送り鎖錠装置
200の弾性部材に連続的に張力を加えるように作用す
る。
【0018】円柱状で溝付きの円板110が制御カム1
06の上方に置かれ、この円板は互いに180゜に配置
された2個の半径方向内向きの溝111、112を有
し、かつ、フィルム送り装置を鎖錠するための、以下、
より詳細に説明される送り鎖錠装置200を制御するた
めの制御装置を構成する。
【0019】パーフォレーションホイール組立体100
を回転可能に取り付けるために同様に作用する短軸11
3が、溝付き円板110の直ぐ上に置かれ、そしてその
端部前面に偏心して配置された偏心ピン114を支持す
る。このピンは、図2ないし8には示されず図25及び
続く図面の支援により後で詳細に説明される画像計数装
置400を駆動するように作用する。
【0020】パーフォレーションホイール組立体100
の上述の構成要素103、104、106、110及び
113は、スプロケットホイール101と同軸に配列さ
れ、そしてスプロケットホイール101と共に回転運動
をする。図4に特に示されるように、全パーフォレーシ
ョンホイール組立体100は一体部品として形成され、
そして1個のプラスチック射出成型部品よりなることが
好ましい。これにより、パーフォレーションホイール組
立体100は極めて安価に量産でき、このことは、いず
れの場合も、種々の構成要素が、寸法的に高精度である
というだけでなく、その他の構成要素との空間的関係に
おける高い寸法精度も有するという更なる利点を持つ。
【0021】さて、パーフォレーションホイール組立体
100の写真機ハウジング内への組み込み及び写真機ハ
ウジングにおけるパーフォレーションホイール組立体1
00の回転可能な取付けが、図6ないし8の支援によ
り、更に詳細に説明されるであろう。
【0022】ハウジングと一体であってかつ後部ハウジ
ングカバー4の付近に置かれた第1の案内板115が、
写真機ハウジングのコア組立体2の上壁17の上方に設
置され、この案内板の下方部分は内向きで、かつこの後
方ハウジングカバー4に直角に伸びる。案内板115は
半円形の凹所116を持つ。写真用レンズ5を収容して
いる組立体117(以下レンズキャリヤーと呼び、その
正面にコア組立体2を取り付けることができる)に第2
の案内板118が設けられ、これは、レンズキャリヤー
117が定位置にあるとき、第1の案内面115と同一
面内にあり、かつ同様に半円形の凹所119を有し、こ
の凹所は、レンズキャリヤー117が定位置にあると
き、第1の案内板115の半円形の凹所116の鏡像対
象を形成する。レンズキャリヤー117が定位置にある
とき、第1及び第2の案内板115、118の2個の凹
所116、119は半円形の開口を形成し、その有効直
径はパーフォレーションホイール組立体100の軸受カ
ラー103の直径より僅かに大きい。コア組立体2の上
壁17から上方の第1及び第2の案内板115、118
の下面までの距離は、パーフォレーションホイール組立
体100のスプロケットホイール101がコア組立体2
の上壁17と第1、第2の案内板115、118との間
の空間内に突き出し過剰な摩擦なしでこの中で回転でき
るような寸法にされる。同時に、パーフォレーションホ
イール組立体100の軸受カラー103は、第1、第2
の案内板115、118の凹所116、119により形
成された開口内にありかつ半径方向の支持を得て、これ
により、パーフォレーションホイール組立体100は、
その軸受カラー103と共にその中心軸まわりの回転
中、この開口により半径方向の案内をされる。
【0023】写真機の組立の際は、パーフォレーション
ホイール組立体100の挿入は、レンズキャリヤー11
7がまだ定位置にない状態で、パーフォレーションホイ
ール組立体100の軸受カラー103が案内板115の
凹所116に当たって止まるまで、パーフォレーション
ホイール組立体100がそのスプロケットホイール10
1と共に案内板115の下に挿入される方法で行われ
る。これに続いて、レンズキャリヤー117がコア組立
体2の正面から取り付けられ、第1、第2の案内板11
5、118の凹所116、119により形成された開口
が閉鎖した円形の輪郭を形成するまで、第2の案内板1
18がパーフォレーションホイール組立体100のスプ
ロケットホイール101上を動く。この方法で、スプロ
ケットホイール101は、全パーフォレーションホイー
ル組立体100と共に、軸方向及び半径方向の両方で取
り付けられ、これによりパーフォレーションホイール組
立体100の、この軸方向及び半径方向取付けにおける
その中心軸まわりの比較的摩擦のない回転が可能とな
る。レンズキャリヤー117がコア組立体2に取り付け
られた後、前部ハウジングカバー3が定位置に置かれ、
これは、特に図6から見られるように、レンズキャリヤ
ー117を覆う。
【0024】写真機におけるパーフォレーションホイー
ル組立体100の設置は、単純なプラグイン作業で行う
ことができ、これは写真機の自動組立有利である。上述
の実施例とは異なって、スプロケットホイール101
が、フィルム1駒分の送りを1回転(360゜回転)で
はなくて半回転(180゜回転)で行うならば、制御ア
ーム106は、2個の制御カム面107、108を持た
ずただ1個の制御カム面を持ち、これが制御アーム10
6の周囲の大きな部分に亙って伸びるように変更され
る。更に、この変更例においては、溝付き円板110は
2個の溝111、112を持たず、ただ1個の溝しか持
たない。
【0025】前述の実施例においては、パーフォレーシ
ョンホイール組立体100の回転はフィルムがフィルム
送りホイール9に供給されたときのフィルムによるスプ
ロケットホイール101の捕捉により生じたが、これと
異なって、中間歯車(図示せず)をフィルム送りホイー
ル9とパーフォレーションホイール組立体100との間
に設けて、このパーフォレーションホイール組立体を中
間歯車で駆動することもできる。この変更例において
は、通常、写真機に挿入されたフィルムカセットのフィ
ルム巻上げ用スプールとフィルム送りホイール9との間
に滑りクラッチが設けられる。
【0026】パーフォレーションホイール組立体100
に対する前述の変更例は、フィルム送り装置9及び回転
可能に取り付けられたスプロケットホイール101を有
し、後者が歯102によりフィルムの縁のパーフォレー
ションと組み合い、フィルムが送られるときに回転運動
を行い、スプロケットホイール101の一方の側がハウ
ジング部分2の支持面17上にあり、更に他方の側が同
軸の軸受カラー103上にあり、このカラーがハウジン
グ部分の軸受開口内に回転可能に配置された写真機によ
る一般的な教示の具体化の例である。スプロケットホイ
ール101と軸受カラー103とは1個の一体ユニット
として形成されることが好ましい。
【0027】スプロケットホイール101は、その外側
の縁の領域でハウジング部品間の周囲の空間内に組み合
うことができ、この空間は、支持面17と案内板11
5、118との間に形成されかつ後者の上方に配列され
ることが好ましい。この配列は、内部にスプロケットホ
イール101の軸受カラー103が半径方向で支持され
る円形の軸受開口を形成することができる。この開口
は、互いに対称的に配置された半円形凹所116、11
9を有する第1、第2の部分的なプレート115、11
8により形成され、スプロケットホイール101の軸受
カラー103のための軸受開口を形成する。
【0028】写真機の組立の際は、スプロケットホイー
ル101は、第1の部分板115及びこの第1の部分板
115まで動かすことのできる第2の部分板118とに
よって境界の定められた空間内に挿入することができ
る。第1の部分板115はハウジング部分により形成で
き、第2の部分板118はハウジング部分に取り付け得
るレンズキャリヤー117により形成することができ
る。
【0029】スプロケットホイール101は、送り鎖錠
装置200を制御するための制御装置110と組み合わ
せられ、この制御装置は、好ましくは、スプロケットホ
イール101に連結された溝付き円板110を有し、こ
の円板上に送り鎖錠装置200の鎖錠用レバー201が
ある。溝付き円板110は少なくも1個の溝111、1
12を有し、この中に送り鎖錠装置200の鎖錠用レバ
ー201の爪205が組み合うことができる。
【0030】更に、スプロケットホイール101は、シ
ャッターレリーズ装置300制御用の制御装置104、
106に連結される。この制御装置はシャッター作動用
部材317の作動シーケンスを制御でき、かつ写真機の
写真用シャッターのレリーズ後、シャッターレリーズ装
置300を非結合位置からシャッターの更新されたレリ
ーズのための準備位置にリセットすることができる。制
御装置104、106は、外向きに断面の増加している
少なくも1個の制御カム面107、108を有し、この
面に対して、シャッターレリーズ装置300の少なくも
1個の従動子318、321が当たる。シャッター作動
用部材317の作動シーケンスを制御するためのシャッ
ターレリーズ装置の従動子318、並びに非結合位置か
らレリーズ準備位置へのリセットを制御するためのシャ
ッターレリーズ装置300の更なる従動子321は、好
ましくは、制御部材104、106の少なくも1個の制
御カム面107、108に当たっていることが好まし
い。
【0031】シャッターレリーズ装置300を制御する
制御部材104、106の少なくも1個の制御カム面1
07、108は、好ましくは、制御部材104、106
の制御カム面107、108の少なくも1個の凹所が送
り鎖錠装置200のための溝付き円板110として形成
された制御装置の溝111、112の少なくも一方に関
してわずかな角度で変位されるような方法で、送り鎖錠
装置200を制御する制御装置110に関して予定の角
度位置を取る。
【0032】スプロケットホイール101は、写真機の
画像計数装置400用の制御装置114に連結すること
ができる。好ましくは、この制御装置は、画像計数装置
400の画像計数用円板401と共同作用する偏心体1
14を持つ。
【0033】スプロケットホイール101、並びに送り
鎖錠装置200、シャッターレリーズ装置300及び/
又は画像計数装置400の制御用の少なくも1個の制御
装置は、プラスチック材料から形成された1個の一体式
ユニットとして形成し得るパーフォレーションホイール
組立体100を形成することができる。
【0034】送り鎖錠装置 送り鎖錠装置200は、いずれの場合も、フィルムを1
駒送った後でフィルム送り装置を鎖錠し、次いで写真機
の写真シャッターのレリーズ中に再び鎖錠を解くように
作動する。従って、送り鎖錠装置200は、パーフォレ
ーションホイール組立体100、フィルム送りホイール
9、及びシャッターレリーズ装置300と共同作用す
る。更に、送り鎖錠装置200は、画像計数装置400
によっても影響を受ける。
【0035】送り鎖錠装置200は特に図9ないし13
に示され、鎖錠用レバー201を備え、このレバーは図
9及び11に斜視図で示され、図13に前方ハウジング
カバーからの斜視図で別に示される。
【0036】実質的にパーフォレーションホイール組立
体100とフィルム送りホイール9との間に配置された
鎖錠用レバー201は4個のアームを有し、かつレンズ
キャリヤー117に固定された軸受ピン203に射出成
型の軸受スリーブ202により回転可能に取り付けられ
る。鎖錠用レバー201は、第1のレバーアーム204
に第1の爪205を有し、この爪はパーフォレーション
ホイール組立体100の溝付き円板110の周囲上にあ
って、溝付き円板110の溝の一方が、スプロケットホ
イール101の回転を許している爪205と向かい合っ
たとき、前記溝付き円板110の溝111、112の一
方と組み合うことができる。第2のレバーアーム206
においては、鎖錠用レバー201は第2の爪207を有
し、鎖錠用レバー201の第1の爪205が溝付き円板
110の溝111、112の一方と組み合ったとき、反
時計方向のホイールの回転(図3),従ってフィルム送
り方向の回転を鎖錠し防止しするため、この爪がフィル
ム送り装置のフィルム送りホイール9の周囲の刻み部分
内に組み合うことができる。
【0037】更に、鎖錠用レバー201の軸受スリーブ
202に第3のレバーアーム208と第4のレバーアー
ム209とが配列され、これらアームは第1、第2のレ
バーアーム203、206よりも短い。第3、第4のレ
バーアーム208、209は、シャッターレリーズ及び
作動装置300の、以下更に詳細に説明される更なる切
替部材320を受け入れるフォークを形成する。
【0038】第3のレバーアーム208は弾性体であ
り、その自由端は、切替部材320の作用下で第2のレ
バーアーム206の方向にある量だけ突き出すことがで
き、このとき、撓んだ位置にある第3のレバーアーム2
08はばねレザーバーを形成し、その作用で、鎖錠用レ
バー201の第1の爪205は、パーフォレーションホ
イール組立体100の溝付き円板110上にありかつ設
定時に溝付き円板110の溝111、112の一方と組
み合う。第3のレバーアーム208の弾性変形と撓みが
次のように生じる。即ち、鎖錠用レバー201の第1の
爪205が、第3のレバーアーム208の弾性変化の結
果としてその中に蓄積されたエネルギーの解放により溝
付き円板110の溝111、112の一方と組み合う位
置に達する直前に、第3のレバーアーム208の自由端
の最大の指定弾性変形に到達し、これにより、第2の爪
207がフィルム送りホイール9の刻み部分と組み合
い、これによりパーフォレーションホイール組立体は、
スプロケットホイール101及びフィルム送りホイール
9と共に、いずれの場合も、更に回転されることが防が
れる。
【0039】第4のレバーアーム209は、写真シャッ
ターのレリーズの後、次の駒によりフィルムの更新され
た送りを許すために、シャッターレリーズ及び作動装置
300の切替用部材320の作用下で、鎖錠用レバー2
01を、フィルム送りホイール9及びパーフォレーショ
ンホイール組立体100が再びレリーズされる位置にリ
セットするように作動する。
【0040】第1、第2の爪205、207を有しかつ
軸受スリーブ202を有する鎖錠用レバー201及びこ
れに配列された第1から第4のレバーアーム204、2
06、208、209は、好ましくは、単一の一体ユニ
ットとして形成され、好ましくはプラスチック材料から
単一の射出成型部品として製造される。第3のレバーア
ーム208の形状と寸法及び鎖錠用レバー201の製造
に選ばれるプラスチック材料は、以上の説明及び以下の
機能説明に対応する第3のレバーアーム208の自由端
の弾性変形とリセットとを許すように、その材料特性に
関して適合させられる。
【0041】特に、シャッターレリーズ装置300の以
下の説明の途中で、鎖錠用レバー201の鎖錠時及び解
錠時の反対方向の運動のシーケンスが、一方ではフィル
ム送りの機能として、他方では写真機の写真シャッター
のレリーズ及び作動の機能として、より詳細に説明され
る。
【0042】送り鎖錠装置の前述の実施例は、写真機内
に配列された感光フィルムを送るためのフィルム送り装
置9、写真機の写真シャッター10のレリーズ用のシャ
ッターレリーズ装置300、及び送り鎖錠装置200を
有する写真機のばねレザーバー208の提供の一般的教
示の具体化の例であり、この鎖錠装置は、ばねレザーバ
ー208の作用下で、フィルムの1駒ずつの前方への送
りに応じて、フィルム送り装置9を鎖錠する鎖錠位置に
動かされ、更にシャッターレリーズ装置300の作動に
応じて、フィルム送り装置9を解錠する解放位置に動か
され、このばねレザーバー208は、送り鎖錠装置20
0が鎖錠位置にあるとき及び解放位置に変わったときは
張力が無くされ、即ち解放され、そしていずれの場合も
シャッターレリーズに続いてフィルムが1駒分の距離だ
け送られる間はフィルムの送りにより動かされる制御部
材104、106により大きな張力が加えられる状態に
なる。好ましくは、送り鎖錠装置200のばねレザーバ
ー208は、フィルムが完全に1駒分送られて送り鎖錠
装置200がその鎖錠位置を取る少し前に、制御部材1
04、106により最大の張力を受ける。送り鎖錠装置
200は制御部材104、106を鎖錠位置に鎖錠する
ことができる。
【0043】送り鎖錠装置200のばねレザーバー20
8は、好ましくは、シャッターがレリーズされた後、シ
ャッターレリーズ装置300が制御部材104、106
によりレリーズ準備位置に置かれたとき、シャッターレ
リーズ装置により張力が加えられる。好ましくは、送り
鎖錠装置200のばねレザーバー208は、シャッター
レリーズ装置300の解放レバー301の切替用部材3
20により張力を加えることができ、この切替用部材3
20は送り鎖錠装置200を鎖錠位置から解放位置に変
えることができる。
【0044】好ましくは、送り鎖錠装置200は鎖錠用
レバー201を有し、これにばね状のレバーアーム20
8のようなばねレザーバーが形成される。このばね状の
レバーアーム208は、鎖錠用レバーの更なるレバーア
ーム209と共にフォークを形成し、これに、シャッタ
ーレリーズ装置300のレリーズレバー301の切替用
部材320が組み合い、これにより切替用部材320
は、鎖錠用レバー201の更なるレバーアーム209を
介して、送り鎖錠装置200の鎖錠位置から解放位置へ
の運動をさせ、更に次のフィルム送り中にばね状のレバ
ーアーム208に張力を加えることができる。
【0045】送り鎖錠装置200は更なる制御装置11
0により制御され、この制御装置は、送り鎖錠装置20
0のばねレザーバー208の張力を起こす制御部材10
4、106に連結される。一方、送り鎖錠装置200の
ばねレザーバー208は制御部材104、106により
調整され、そして送り鎖錠装置200は更なる制御装置
110により調整される。この更なる制御装置110
は、送り鎖錠装置200のばねレザーバー208に張力
を与えている制御部材104、106と共に構造的ユニ
ットを形成し、更に写真機のスプロケットホイール10
1を有するパーフォレーションホイール組立体100
に、送り鎖錠装置200のばねレザーバー208の張力
を起こす制御部材104、106が設けられる。
【0046】好ましくは、送り鎖錠装置200の鎖錠用
レバー201は爪205を有し、この爪は、溝付き円板
として形成された更なる制御装置110の溝111、1
12内に組み合うことができる。鎖錠用レバー201
は、フィルム送り装置9の鎖錠用の歯と組み合う鎖錠用
の爪207を持つことができる。
【0047】好ましくは、送り鎖錠装置200は、更な
る制御装置210、440−444により、写真機の画
像計数装置400の少なくも1個の予定された計数位置
において前記送り鎖錠装置200が効果的に非作動とな
るような方法で制御される。送り鎖錠装置200の鎖錠
用レバー201は、この目的で、画像計数装置400の
画像計数円板41の停止部440、441、442、4
43、444に当たって止まることにできる停止部材2
10を持つことができる。
【0048】好ましくは、送り鎖錠装置200の鎖錠用
レバー201は、そのレバーアーム208、209、そ
の爪205、207、及び/又はその停止部材210と
共に、プラスチック材料製の単一の一体ユニットとして
形成される。これは、写真機のレンズキャリヤー117
に固定された軸受軸202上に回転可能に取り付けるこ
とができる。
【0049】シャッターレリーズ装置 シャッターレリーズ装置300は写真機の写真シャッタ
ーをレリーズしかつ作動させるように作用し、このため
に、パーフォレーションホイール組立体100及び送り
鎖錠装置200を備える。特に図14から24に示され
たシャッターレリーズ装置は、基本的に3個のアームの
あるレリーズレバー301を備え、これは図15に上方
からの図、及び図17に前面からの図で別に示される。
レリーズレバー301は、ハウジングと一体のプレート
302の切取部分303内に配置される。プレート30
2は、図14に上方からの図で、及び図14に示された
断面の線に沿った断面図で図16に別に示される。レリ
ーズレバー301とプレート302とは、長方形断面の
2個のウェブ状の連結部材304、305により、切取
部分303を形成しているプレート302の両側30
6、307において一緒に固定される。プレート302
及び連結部材304、305によりこれに固定されたレ
リーズレバー301は、連結部材304、305と共
に、プラスチック材料より単一の一体ユニットとして形
成され、前記連結部材304、305は短い長方形の捩
り棒を形成し、この連結部材により定められた回転軸ま
わりに連結部材304、305を捩ることにより、レリ
ーズレバー301はこの捩り棒まわりで揺動できる。長
方形の連結部材304、305の断面の長手方向軸線
は、シャッターのレリーズ及び作動中のレリーズレバー
301に斜方向に作用する可能性のある力をできるだけ
吸収するためにプレート302の面に関して傾けられ
る。
【0050】レリーズレバー301の設計と形状とが、
以下、より詳細に説明される。図15によりほぼ板状の
第1のレバーアーム308に球状のキャップ309が形
成され。このキャップは、写真機の上方部分311を形
成しているハウジングの部分の開口310を通って上方
に突き出す。開口310は写真機の上方部分311に固
定された膜状体312により覆われる。球状のキャップ
309は、膜状体312上に手で圧力を加えることによ
り下方に強制され、このとき、レリーズレバー301
は、図17に示されたように捩り方向に強固でない連結
部材304、305により形成された回転軸まわりの反
時計方向に旋回する。
【0051】解放レバー301の第2のレバーアーム3
13は、以後、ばねウェブ314、315と呼ぶ2個の
互いに平行に配置された比較的狭くかつ角度を付けて曲
がった弾性ウェブを持つ。図に示された2個のばねウェ
ブ314、315の代わりにただ1個のばねウェブ又は
2個以上のばねウェブを設けることもできる。これら
は、連結部材304、305により形成されたレリーズ
レバー301の回転軸に直角に走り、かつこれらの端部
には横断方向のウェブ316があり、このウェブはシャ
ッター羽根10を作動させるためにレリーズレバー30
1の回転軸と平行な前方に突き出た作動アーム317、
並びにこの回転軸に直角方向に揃えられそしてパーフォ
レーションホイール組立体100の軸方向回転の際にそ
の制御部材104、106の制御面を追跡する従動子を
形成するカム状の突起318を持つ。
【0052】更に、レリーズレバー301は第3のレバ
ーアーム319を有し、これは大部分が第2のレバーア
ーム313と平行に走るが、比較的剛性の大きいことが
好ましい。第3のレバーアーム319は、図17に示さ
れる下向きに曲がった端部、前節「送り鎖錠装置」にお
いて述べられた切替部材320、並びにパーフォレーシ
ョンホイール組立体100の制御部材104、106の
制御面の主に半径方向の追跡を行う従動子321を持
つ。切替部材320は送り鎖錠装置200の鎖錠用レバ
ー201の第3、第4のレバーアーム208、209の
間の空間内に組み合う。
【0053】さて、シャッターレリーズに関する有効作
業の場合のシーケンスが、より詳細に説明されるであろ
う。
【0054】図18及び19はレリーズ準備状態にある
写真機を示し、これにおいては、図9により、送り鎖錠
装置200の鎖錠用レバー201の第1の爪205はパ
ーフォレーションホイール組立体100の溝付き円板1
10の溝111、112の一方の中に組み合い、またこ
の鎖錠用レバー210の第2の爪207はフィルム送り
ホイール9の刻み部分内に組み合い、これによりホイー
ル9はフィルム送り方向における更なる回転を鎖錠され
る。同時に、鎖錠用レバー201の弾性的な第3のレバ
ーアーム208は、張力を加えられない位置を取る。
【0055】レリーズレバー301は、そのばねウェブ
314、315に事前に張力を加えられることがない
か、又はほとんどなく、従って、カム状突起として形成
された従動子318は、パーフォレーションホイール組
立体100の円柱状部材104の円柱状の面105に当
たってその上にある。パーフォレーションホイール組立
体100の制御カム部材106の制御カム面107、1
08は、図19に明らかに見られる角度位置を取る。
【0056】写真機の使用者がシャッターをレリーズす
るために図19に示されるように膜状体312を押すこ
とにより球状のキャップ309を下方に強制すると、連
結部材304、305の捩りの結果として解放レバー3
01は、この連結部材の軸線まわりに反時計方向に旋回
運動を受ける。しかし、シャッター作動アーム317を
支持している第2のレバーアーム313は、パーフォレ
ーションホイール組立体100の円柱状部材104の円
柱状の面105上のカム状突起318との組合のため、
このレバーアーム313が図20による位置の方向で図
19による位置から上向きに動いた分だけしかレリーズ
レバー301のこの旋回運動に関係せず、これによりば
ねウェブ314、315はより大きく曲げられ、これら
の間借りの角度が減少する。このため、一体ユニットと
してレリーズレバー301を形成するプラスチック材料
の特性の結果としてばねウェブ314、315に弾性応
力が生じ、これにより、レリーズレバー301は、ばね
ウェブ314、315を部分として備えたエネルギーレ
ザーバーとなる。
【0057】膜状体312を押すことにより、レリーズ
レバー301が十分に大きく旋回すると、カム状突起3
18は、パーフォレーションホイール組立体100の円
柱状部材104の円柱状の壁面105の上の一方の縁1
05aから外れる。図20は、カム状突起318が円柱
状部材104の円柱状壁面の上の縁105aから外れる
少し前の解放レバー301の位置を示す。
【0058】外れる縁105aを形成しているこの壁面
105の上の縁からカム状突起318が外れた後、ばね
ウェブ314、315内に作られた機械応力が前記ばね
ウェブ314、315内の張力を急激に解放させ、ばね
ウェブ314、315内に貯蓄されたエネルギーを解放
により、シャッター作動用アーム317を非常に急速に
図20に示された位置から図21及び22に示される位
置に反時計方向に動かす。図20による位置から図21
及び22による位置への運動中に、レリーズレバー30
1の作動用アーム317がシャッター羽根10の作動停
止部16と組み合って、この羽根を、引張ばね13の作
用に対抗して時計方向の旋回運動で回転させる。同時
に、レリーズレバー301は、そのシャッター作動用ア
ーム317と共に、シャッター羽根10の作動停止部1
6からもう一度外れて、特に図22に示されるように、
そのカム状突起と共に、例えば、制御カム部材106の
第1の制御カム面107の螺旋状断面の第1の部分に当
たる。
【0059】シャッター羽根10の前述の旋回運動の結
果として、シャッターがレンズの光学経路内で短時間開
かれ、このとき、写真機内に挿入されたフィルム上に画
像が記録される。シャッターの開いている時間は、シャ
ッター羽根10がその引張りばね13により閉鎖位置に
急速に回復されるため、予定された方法で限定される。
この方法で、シャッター羽根10は図22に示された機
能状態となる。
【0060】レリーズレバー301の本来強固な第3の
レバーアーム319もレリーズレバー301の前述の旋
回運動を受け、シャッター羽根10との組合によりシャ
ッターを開く。この旋回運動中、レバーアーム319
は、その切替部材320と共に、送り鎖錠装置の鎖錠用
レバー201の第4のレバーアーム209と組み合い、
これにより鎖錠用レバー201は、鎖錠用レバー201
が第1、第2の爪205、207と共にパーフォレーシ
ョンホイール組立体100の溝付き円板110の関係の
溝及びフィルム送りホイール9の刻み部分から持ち上げ
られ、その結果、フィルム送りホイール9とパーフォレ
ーションホイール組立体100とが鎖錠を解かれる。鎖
錠用レバー201の弾性的なレバーアーム208も鎖錠
用レバー201のこの解錠運動を受けるが、これは、な
お、先に取った張力のない状態のままである。
【0061】フィルム送りホイール9及びパーフォレー
ションホイール組立体100のこの解錠の後で、フィル
ムは、フィルム送りホイール9を手で作動させることに
より1駒分だけ再び動かすことができる。生じた切替手
順は、以下、より詳細に説明される。
【0062】このフィルム送り運動の実行においては、
スプロケットホイール101及びパーフォレーションホ
イール組立体100全体が、スプロケットホイール10
1の軸線まわりに180゜回転させられる。約45゜の
第1の部分回転後の機能的な状態が図23及び24に示
される。パーフォレーションホイール組立体100の1
80゜の前述の回転中に、制御カム106の螺旋状断面
の第1の制御カム面107に対するレバーアーム319
の従動子321及びレバーアーム313のカム状突起3
18の組合の結果として、レリーズレバー301が時計
方向に連続的に動かされる。これが、一方では、以下、
より詳細に説明されるように、レリーズ装置300をレ
リーズ準備位置にリセットさせ、他方では送り鎖錠装置
200のばねリザーバー208の負荷を作る。
【0063】レリーズレバー301のリセットにおいて
は、シャッター羽根10の作動停止部16は、長穴11
におけるその取付けのため、シャッターの開口の更新を
生ずることなしに、引張りばね13の作用に対抗して短
時間だけ下方に逃げ動く。同時に、球状キャップ309
が膜状体312に当たるとばねウェブ314、315に
再び張力が生じ、パーフォレーションホイール組立体1
00が前述の180゜回転の途中でレリーズレバー30
1のカム状突起318が制御カム106の第1の制御カ
ム面107の部分的円柱状の周囲部分上にくるような角
度位置に達するまで、レリーズレバー301のカム状突
起318がパーフォレーションホイール組立体100の
制御カム106の第1の制御カム面107から円柱状部
材104の円柱状壁面105上に滑る。
【0064】レリーズレバー301のカム状突起318
の、制御カム106の第1のカム面107の部分的円柱
状の周囲部分109から円柱状部材104の円柱状壁面
105上への摺動により、カムレバー301のばねウェ
ブ314、315の張力が事実上完全に無くされ、この
ため、パーフォレーションホイール組立体100が18
0゜を完全に回った後は、レリーズレバー301は図1
4及び15に相当する位置に達する。ただし、180゜
回転のため、パーフォレーションホイール組立体100
の制御カム106の第1、第2の制御カム面107、1
08が図14及び15のよる初期位置と比べて逆になっ
ている。同時に、ばねウェブ314、315により形成
されるレリーズ装置300のばねレザーバーは、事実
上、再び張力のない状態にされる。
【0065】更に、パーフォレーションホイール組立体
100の制御カム106のそれぞれの制御カム面107
及び108によりレリーズレバー301がその初期位置
にリセットされたため、レリーズレバー301の切替部
材320は送り鎖錠装置の鎖錠用レバー201の第3の
レバーアーム208に当たる所にきて、この第3のレバ
ーアーム208の自由端は、パーフォレーションホイー
ル組立体100の制御カム106の増加した角度変位に
よるその弾性を使って、第2のレバーアーム206の方
向に、より大きな力で後方に押され、従って、第3のレ
バーアーム208における弾性による張力が大きくな
り、その結果、鎖錠用レバー201が第1の爪205と
共に溝付き円板110に対してより増加した圧力を加え
る。このため、レバーは、パーフォレーションホイール
組立体100が180゜の回転を完了したとき爪205
に面した溝付き円板101の溝の中に組み合う。制御カ
ム面106の制御カム面107及び108の上昇に対応
する送り鎖錠装置の鎖錠用レバー201の第3のレバー
アーム208の増加した弾性変形は、スプロケットホイ
ール101、従って溝付き円板110がその180゜回
転をほとんど完了したとき、その大きくなっていく弾性
変形の結果としての第3のレバーアーム208内に蓄積
されたエネルギーがその最大値に達することを意味す
る。鎖錠用レバー201の第1の爪205が溝付き円板
110の新たに与えられた溝111又は112内に組み
合い、これによりフィルム送りホイール9を鎖錠したと
きの角度位置に溝付き円板110が達する直前にのみ、
鎖錠用レバー201の第3のレバーアーム208のばね
張力がその最大値に達する。溝付き円板110の関係の
溝におけるこの爪205の組合のため、第3のレバーア
ーム208は張力なしの出発位置に弾性的に戻り、従っ
てレバーアーム208内に形成された張力はもう一度な
くされる。
【0066】パーフォレーションホイール組立体100
がその180゜回転を完了する少し前であってかつ鎖錠
用レバー201がその爪205と共に溝付き円板110
の新たに与えられた溝111又は112と組み合う少し
前に、レリーズレバー301の第3のレバーアーム31
9の従動子321は、いずれの場合も、パーフォレーシ
ョンホイール組立体100の回転方向に従って追跡して
いる制御カム面107又は108から外れ、また制御カ
ム106の部分的円柱状面109から外れる。制御カム
106の関連の部分的円柱状の面109から制御カム面
107又は108への変換の角度位置は、遷移領域にお
いて部分的円柱面109から引っ込んでいるため、溝付
き円板110の溝111又は112の角度位置と比較し
て僅かに変位されるだけである。従って、パーフォレー
ションホイール組立体100の回転時には、鎖錠用レバ
ー201の爪205は溝付き円板110の溝111又は
112と組み合い、また、これの少し前に、レリーズレ
バー301のレバーアーム319の従動子321は制御
カム106の関係の部分的円柱状の面109から既に離
れている。しかし、このカム従動子321は、隣接した
制御カム面107又は108の凹所に追随できないにも
拘わらず、レリーズレバー301のレバーアーム313
のカム状突起318のため、再び円柱状部分104の円
柱状壁面105にきて、レリーズレバー301のレバー
アーム319の逆回転を防止する。
【0067】部分的円柱状の面109と隣接の制御カム
面との遷移領域の間でかついずれの場合も溝付き円板1
10の溝111又は112と組み合わせられた角度変位
は,それぞれのフィルムの完全な1駒分の送りの完了以
前、従ってパーフォレーションホイール組立体の回転角
度の角度範囲におけるパーフォレーションホイール組立
体100の180゜回転の完了前における、写真機使用
者によるシャッターの望ましくないレリーズの危険が少
しもないように小さく保たれる。この場合は、レリーズ
レバー301のレバーアーム319の従動子321がパ
ーフォレーションホイール組立体100の制御アーム1
06の部分的円柱状の面109から既に離れて外れ、一
方、送り鎖錠装置200の鎖錠用レバー201は溝付き
円板110の組み合わせられた溝111又は112内に
まだ配置されていない。
【0068】その他については、以下の説明を述べるこ
とができる。写真機の使用者が、露光の実施後に、偶発
的にフィルム送りホイール9を部分的にしか作動させな
かったためフィルムが巻かれず、例えば、フィルムの送
りが半駒分で中断された場合は、パーフォレーションホ
イール組立体100は、180゜の初期回転運動をまだ
完成していない。この中間状態においては、レリーズレ
バー301は、いかなり更新作動に対してもまだ鎖錠さ
れている。鎖錠用レバー201の弾力のある第3のレバ
ーアーム208は、なお、完全負荷状態にならず、従っ
て有り得るコールドフローの結果としての第3のレバー
アーム208の弾性低下の危険は有利に減らされ、そし
て、使用者がフィルムを部分的に巻いた後、写真機が、
次の更なる写真露光を行うより前に完全な1駒分へのフ
ィルムの中断された巻取り以前の中間状態に比較的長期
化保持されたとしても、前記の危険は事実上無視するこ
とができる。一方では、鎖錠用レバー201をその鎖錠
位置に動かすに要するエネルギーの保存は、鎖錠用レバ
ー201を鎖錠位置に動かすために別のばねを要するこ
となしに、単一の一体式ユニットとして形成された鎖錠
用レバー201の第3のレバーアーム208の好ましく
は弾性形状により増強される。
【0069】同様な説明をばねウェブ314、315に
より作られたレリーズ装置300のエネルギーレザーバ
ーにも適用できる。
【0070】シャッターのレリーズ後に取られた非組合
位置からシャッターの更新されたレリーズのための準備
位置へのレリーズ装置300の戻りが、フィルムの送り
中にだけ動くパーフォレーションホイール組立体の制御
部材104、106によりなされるため、意図的なシャ
ッターのレリーズ後、及びフィルムの巻上げ以前のシャ
ッターの不慮の更新されたレリーズは不可能であり、こ
れが、前述の写真機において2重露光を防止するために
別個の鎖錠装置を設けなばならないかの理由である。
【0071】シャッターレリーズ装置の前述の実施例
は、写真機内に配置された感光フィルムを送るためのフ
ィルム送り装置9、露出をさせるために光学経路内に配
置されかつ感光フィルムの画像作成用の露出をさせるよ
うに意図された写真シャッター10、及びシャッターの
レリーズ前に準備位置を取りかつシャッターのレリーズ
後に非組合位置を取りそしてシャッター10を作動させ
るためにシャッターレリーズ装置の準備位置から非組合
位置への変位により張力の加えられるばねレザーバー3
14、315を有するシャッターレリーズ装置300を
備えた写真機による一般的な教示の具体化の例であり、
これにおいては、シャッターレリーズ装置は非組合位置
から準備位置に戻ることができ、シャッターレリーズ装
置300のばねレザーバー314、315は、準備位置
及び非組合位置において張力状態にないような方法で設
けられるべきであり、そしてシャッターレリーズ装置3
00を非組合位置から準備位置に戻すためにフィルムの
送り中に動く制御部材104、106を設けるべきであ
る。好ましくは、シャッターレリーズ装置300の負荷
位置において張力状態にないばねレザーバー314、3
15は、一時的に張力が加えられ、次いでシャッターレ
リーズ装置の準備位置への戻りの間に再び張力状態でな
くされる。
【0072】シャッターレリーズ装置300は、好まし
くは、ばねレザーバー314、315に張力を加えそし
て張力を無くすために制御部材104、106と共同作
用する第1の従動子318を有し、この第1の従動子3
18はばねレザーバー314、315の張力を無くすた
めに制御部材104、106の非組合の縁105a上で
案内される、更に、シャッターレリーズ装置300は、
シャッターレリーズ装置300を非組合位置からレリー
ズ準備位置に戻すために制御部材104、106と共同
作用する第2の従動子321を持つことができる。
【0073】制御部材104、106は、シャッターレ
リーズ装置300の第1の従動子318と第2の従動子
321とにより追跡される少なくも1個の制御カム面1
07、108を持つことができる。
【0074】好ましくは、シャッターレリーズ装置30
0は、あるレバーアーム(313)上にばねレザーバー
314、315を収容する複数アームのレリーズレバー
301を持つ。関連して、ばねレザーバー314、31
5は、レザーバーアーム313の1個又は複数個の弾性
ウェブより形成することができ、一方、このアームは第
1の従動子318を含むことができる。レザーバーアー
ム313は、一方向的に作用する継手16によりシャッ
ター10と共同作用できるシャッター作動部材317を
持つことができる。
【0075】第2の従動子321はレリーズレバー30
1の更なるレバーアーム319に配置されることが好ま
しい。この第2の従動子は、シャッターレリーズ装置3
00がレリーズ準備位置にあるとき、制御部材104、
106から解放することができる。特に、第2の従動子
321の制御部材104、106からの解放はいずれの
場合もフィルムの1駒分の送り手順の完了の少し前に起
こる。好ましくは、第2の従動子321の制御部材10
4、106からの解放は、写真機の送り鎖錠装置200
のための更なる制御装置110が送り鎖錠装置200の
鎖錠位置への運動をさせる少し前に生ずる。
【0076】シャッターレリーズ制御部材300用の1
04、106装置及び送り鎖錠装置200用の更なる制
御装置110は、好ましくは互いに連結され、かつ好ま
しくは写真機のスプロケットホイール101に対して不
動である。制御部材104、106及び/又は更なる制
御装置100は、写真機のスプロケットホイール101
と共に単一の一体ユニットとしてプラスチック材料から
形成される。
【0077】好ましくは、レリーズレバー301の更な
るレバーアーム319は、写真機の送り鎖錠装置200
と共同作用する切替部材320を持つことができる。レ
リーズレザーバー301の更なるレバーアーム308は
レリーズハンドル312を有するレリーズキーを形成す
ることができる。レリーズレバー301は、レバーアー
ム308、313、319と共にかつばねレザーバー3
14、315を含んで単一の一体ユニットとしてプラス
チック材料から形成される。好ましくは、レリーズレバ
ー301は、写真機のキャリヤー板302と共に、単一
の一体ユニットとしてプラスチック材料から形成され、
かつ捩り方向に強固でない連結部材304、305によ
りこれに回転可能に連結される。
【0078】画像(露出)計数装置 スプロケットホイール101は、以下、幾つかの実施例
の方法により説明される画像計数装置400に連結され
る。これらの実施例においては、画像計数装置は、既に
なされた露出の数を計測し、いずれの場合も写真機に収
容されたフィルムを使い切るまでにまだ何回の露出が残
っているかを表示する。
【0079】前述の実施例においては、写真機内に挿入
されたフレームの、通常のフィルムのリーダーストリッ
プに相当しかつ第1の露出に先行する空フレームの後
に、続けて27個の露出シーケンスを取ることができ、
このシーケンスには、通常のフィルムのエンドストリッ
プに相当する1駒又は複数駒の空フレームが続く。いず
れの場合も、使用写真機内にあと何個の露出が残ってい
るかを写真機の使用者に知らせるために、1個の空フレ
ームと27個の露出とからなる28個の計数可能な対象
を数えるように、好ましくは、写真機のフィルム送り装
置と一体でかつ連結された画像計数装置400が設定さ
れる。図示の実施例においては、画像計数装置は、「ス
タート」の空フレームから始まって、露出数27から露
出数1に逆行し、そして最後の「エンド」の空フレーム
に至る画像形成のフィルム送りを含んだ送り段階の連続
を数える。
【0080】この画像計数装置400の第1の好ましい
実施例が図25及び27に示され、そして、以下、より
詳細に説明される。
【0081】画像計数装置400の中心構成要素は画像
計数円板401であり、これは、写真機の上部ハウジン
グ壁の直下に置かれかつコア組立体2に固定されたプレ
ート402の平らな凹所403内に配列される。この平
らな凹所403はキャリヤートレイを形成し、この中
に、パーフォレーションホイール組立体100の偏心ピ
ン114と組み合わせられた画像計数円板401が、以
下、より詳細に説明される方法で、回転可能かつ変位可
能に取り付けられる。
【0082】図26に拡大して示された画像計数円板4
01は、上面404と下面405とを有する好ましくは
プラスチック材料製の薄くて小さい円板として形成され
る。画像計数円板401の上面404は、以下、より詳
細に説明される計数すべき28個の対象の数に相当する
28個の計数マークの組を持つ。
【0083】画像計数円板401は、その外側円周上に
14個のノッチ状の窪みの組を有し、この窪みは、簡単
のため以下ノッチ406と呼ばれ、そして画像計数円周
401の周囲を回って等しい角度間隔に分布される。ノ
ッチ406の数は画像計数円周401上に配列された計
数マークの総数28の半分に相当する。ノッチ406
は、いずれの場合もクサビ状であって、そのクサビ頂点
はいずれの場合も画像計数円板401の中心点に向きか
つ画像計数円板401の中心点を中心とするノッチ円上
にある。隣接した2個のノッチ406間に台形状の歯4
07が形成され、これらは一緒に画像計数円板401上
に14個の歯407よりなる歯付きリング408を形成
する。
【0084】計数円板401と同心の2個の計数マーク
円409、410上に、半分ずつ計28個の計数マーク
が画像計数円板401に形成される。内側計数マーク円
409の半径は、ノッチ406のクサビ頂点のあるノッ
チ円の半径より小さいことが好ましく、外側計数マーク
円410の半径はノッチ円半径と等しいか又はこれより
大きいことが好ましい。2個の計数マーク円409、4
10の相互間隔は、以下、より詳細に説明される画像計
数円板401の半径方向の最大変位に相当する。14個
の内側計数マーク411の組は内側計数マーク円409
上に配置され、これら内側計数マークは、いずれの場合
も、ノッチ406のクサビ頂点と向き合いかつ2から2
6の偶数番号並びに空フレームのシンボル「→」により
形成される。同様に、14個の外側計数マーク412の
組は外側計数マーク円410上に配置され、いずれの場
合も、ノッチ406間の歯407に又はその近くに配置
され、かつ制限された利用可能空間のため同様な点のマ
ークで単純に表される。関連して、外側計数マーク円4
10上にあるこれら点の計数マーク412は、いずれの
場合も、角度方向で、内側計数マーク円409の番号又
は空フレームシンボルにより決められた2個の隣接した
内側計数マーク411の間に設置される。
【0085】いずれの場合も、歯付きリング408の直
径方向で反対側の2個の歯407の外側の縁の間の距離
である画像計数円401の直径は、例えば図26より明
らかなように、プレート402のキャリヤートレイ40
3の直径より小さい。この配列により、画像計数円板4
01は、その下面405と共にプレートのキャリヤート
レイ403内で前記キャリヤートレイ403の床面に沿
って画像計数円板の中心軸に直角な方向で変位すること
ができる。
【0086】第1の停止用の歯413と第2の停止用の
歯414とが、床面の円周の縁、又は円形のキャリヤー
トレイ403の前記床面から突き出ている円周の内側の
縁に形成される。2個の停止用の歯413、414は、
14個のノッチ406と14個の歯407とが設けられ
た図示の実施例では互いに直径方向でほとんど反対側に
配列され、第2の停止用の歯414は、画像計数円板4
01の歯付きリング408の歯407の幅の半分だけ正
確に直径方向配置から反時計方向に角度方向でずらされ
る。第1及び第2の停止用の歯413、414は、いず
れの場合も、その歯の頂点がキャリヤートレイ403の
内部に突き出しかつ画像計数円板401の隣接した歯4
07の間のノッチ406内に組み合い得るように形成さ
れる。関連して、画像計数円板401の直径は、停止用
の歯413、414の一方又は他方の方向におけるその
可能最大変位の際、いずれの場合も、2個の停止用の歯
413、414のどちらか一方のみがノッチ406内、
従って画像計数円板401の歯付きリング408の歯4
07の間に組み合うことができ、一方、いずれの場合
も、他方の停止用の歯はノッチ406の一つと組み合う
ことなく歯付きリング408の外側にあるように選択さ
れる。一方、画像計数円板401の直径は、両方の停止
用の歯407が画像計数円板401から同時に外れるこ
とのないような十分な大きさである。従って、2個の停
止用の歯413、414の間の画像計数円板401の横
断変位中は、以下、より詳細に説明されるように、これ
ら2個の停止用の歯が画像計数円板401の歯付きリン
グ408と交互に完全に組み合う。
【0087】写真機ハウジングの後方の半カバー4は、
その上面でかつ画像計数円板401の上方の小さい距離
にT字形の検査窓415を有し、この窓は、いずれの場
合も、プレート402のキャリヤートレイ403内の画
像計数円板401の位置に応じて内側及び外側の計数マ
ーク円409、410のそれぞれの内側計数マーク41
1及び外側計数マーク412が、或いは内側計数マーク
円409の内側計数マーク411だけが検査窓415を
通して写真機使用者より観察可能である画像計数円40
1の半径方向の十分な長さのものである。このようにし
て、検査窓115は、画像計数円板401の計数マーク
411、412と共同作用する表示装置を形成し、前記
画像計数円板は表示装置に関連して配置することができ
る。
【0088】画像計数円板401はフィルムの送りによ
り駆動され、このために、好ましくは、画像計数円板4
01が図27に簡単化された方法で示されるパーフォレ
ーションホイール組立体100スプロケットホイール1
01に強固に組み合わせられような方法で、円板がフィ
ルム送り装置又はフィルム計数手段に動的に連結され、
このスプロケットホイールは、写真機に挿入されたフィ
ルムの縁のパーフォレーション内に組み合う。このため
に、図4及び5の詳細図に示されたパーフォレーション
ホイール組立体100の短軸113がプレート102の
キャリヤートレイ103の開口416を通過して、特に
図26に明らかなように、偏心ピン114が画像計数円
板401の中央開口417と組み合う。キャリヤートレ
イ403の開口416の有効直径は、パーフォレーショ
ンホイール組立体の偏心ピン114が、円形通路に沿っ
たその回転中に内部で動き得るに十分な大きさである。
一方、画像計数円板401の中央開口417の有効直径
は偏心ピン114の直径よりも僅かに大きいだけであ
り、このため、偏心ピンは、パーフォレーションホイー
ル組立体100の回転中、画像計数円板401のこの中
心開口417内で回転できるが、画像計数円板401は
偏心ピン114の円形運動に従うように強制される。
【0089】図示の実施例においては、フィルムの縁の
パーフォレーションと組み合っているスプロケットホイ
ール101はその周囲に関して、いずれの場合も、フィ
ルムを1駒分送る間に180゜回され、パーフォレーシ
ョンホイール組立体100の短軸113は偏心ピン11
4を支持し、かつスプロケットホイール101に連結さ
れて、同様にその中心軸線まわりにフィルム1駒当たり
180゜回転するように設計される。
【0090】停止用の歯413、414の共同作用を利
用したパーフォレーションホイール組立体100の偏心
ピン114の手段による画像計数円板401の調整が、
フィルムの連続した2駒分を送る際の、画像計数円板4
01が画像番号14から画像番号13を経て画像番号1
2に至る位相を例として、以下、更に詳細に説明され
る。
【0091】図27(a)は画像計数円板401の番号
「14」により確定された計数マークが検査窓415を
通して観察できる状態を示し、これにより写真機の使用
者は、写真機内に収容されたフィルムが、フィルムの使
用完了前にまだ14回の露出が残っている送り状態であ
ることを知らされる。画像計数円板401のこの位置に
おいては、内側計数マーク円409のただ1個の計数マ
ーク411だけが検査窓415内に観察でき、外側計数
マーク円410の計数マーク412は見えない。
【0092】写真機の使用者がフィルム上に番号14の
逆算式計数のある写真を撮った場合は、写真機の使用者
は、次の露出を行うより前に、フィルムを逆算式計数番
号13の露出を行う位置に送るために、フィルム送りホ
イール9を作動させ、画像計数円板401をこの画像番
号と組み合わせられた計数マークを示す位置に動かす。
これは、次のようにして達成される。
【0093】逆算式計数番号14の写真を撮った位置か
ら逆算式計数番号13の写真を撮る位置に、フィルムを
1駒送る間に、スプロケットホイール101は、短軸1
13及びその前面に配置された偏心ピン114と共に、
図27(a)−27(d)で示された連続表現に従って
反時計方向に180゜回転する。図27(a)による位
置においては第1の停止用の歯413と組み合わせられ
るが反対側の第2の停止用の歯414からは自由である
画像計数円板401は、第1の停止用の歯413の鎖錠
及び支持作用のため、右上方への変位運動及び小さい角
度の重畳された回転運動で偏心ピン114から時計方向
で図27(a)から図27(d)に進む部分的な段階で
示される。この回転運動は、画像計数円板401が第1
の停止用の歯413により形成された支持点まわりに、
偏心ピン114により時計方向に旋回させられることに
起因する。
【0094】この説明された旋回運動中に、第1の停止
用の歯413は、計数マーク「14」の近くにあって最
初に組み合っているノッチ406から徐々に外れ、第2
の停止用の歯414は、直径方向でほぼ反対側の番号
「26」の計数マークに近いノッチと徐々に組み合って
くる。
【0095】この手順が、図27(b)による位置から
図27(c)による位置への移動中継続し、画像計数円
板401は180゜の円形経路を作りながら偏心ピン1
14から上方に更に動かされ、その結果、一方では、第
1の停止用の歯413は計数マーク「14」に近いノッ
チから完全に外れ、他方では、第2の停止用の歯414
は計数マーク「26」に近いノッチ内に深く組み合う。
フィルムの1駒の送りに相当する画像計数円板401の
第1の停止用の歯413から第2の停止用の歯414へ
の移動を含んだこの手順は、パーフォレーションホイー
ル組立体100の前述の180゜回転の完了時に完了
し、これにより画像計数円板401は、画像計数円板4
01が図27(d)による位置に達するように偏心ピン
114により時計方向に回されかつ上向きに移動され
る。次いで、第1の停止用の歯が角度的に計数マーク
「14」と「12」との間の位置決めされた画像計数円
板401の歯付きリング408の歯407と向かい合っ
て置かれ、一方、第2の停止用の歯414は計数マーク
「26」に近いノッチ内に完全に組み合う。画像計数円
板401が図27(a)による位置から図27(d)に
よる位置に移動される得られた変位運動は、長さの単位
で表された画像計数円板401の可能最大変位の値に相
当する。
【0096】図27(d)による画像計数円板401の
位置において、2個の計数マーク「14」と「12」、
並びに角度方向でこれら2個の計数マークの間に置かれ
た外側計数マーク円の点の計数マークの全てが、検査窓
415内に観察できる。検査窓内のこの表示が、観察者
に対して、計数マーク点が角度方向で2個の計数マーク
「14」と「12」との間に置かれることを示し、検査
窓415が計数段階「13」を示すこと、従って露出番
号が「13」であることが認識できる。観察者は、これ
により、更に13回の露出がまだ残っていること、及び
フィルムは逆算式計数番号13の写真を撮るための位置
において巻かれた準備状態にあることが知らされる。
【0097】フィルムは、逆算式計数番号「13」の写
真を撮った後、逆算式計数番号13の写真を撮った位置
から逆算式計数番号12の写真を撮る位置に更に1駒分
巻かれ、このため、フィルムのパーフォレーションと組
み合っているスプロケットホイール101は、短軸11
3と共に更に180゜回転し、このとき、偏心ピン11
4は、図27(d)から27(h)に示されたシーケン
スに従って時計方向に更に180゜の円形運動を完了す
る。
【0098】図27(d)による位置にある画像計数円
板104は、第2の停止用の歯414と組み合っている
が、反対側に置かれた第1の停止用の歯413からは自
由であり、これにより、第2の停止用の歯414の鎖錠
及び支持作用のため、偏心ピン114から、図27
(d)より図27(e)に対応する左下方への変位運
動、及び小さい角度で時計方向に移動される重畳回転運
動を受ける。前記回転運動は、画像計数円板401が第
2の停止用の歯414の頂点により形成された支持点ま
わりに、偏心ピン114により反時計方向に旋回させら
れること起因する。
【0099】この画像計数円板401の旋回運動中に、
第2の停止用の歯414は、計数マーク「26」の近く
にある組み合っていたノッチから徐々に外れ、第1の停
止用の歯413は画像計数円板401と再び徐々に組み
合うが、今回は計数番号「12」に近いノッチと組み合
う。
【0100】この手順が、図27(e)による位置から
図27(f)及び27(g)による位置への移動中継続
し、画像計数円板401は偏心ピン114から更に下方
に変位され、その結果、一方では、第2の停止用の歯4
14は計数マーク「26」に近いノッチから完全に外
れ、他方では、第1の停止用の歯413は計数マーク
「12」に近いノッチ内に深く組み合う。この場合も、
フィルムの1駒の送りに相当する画像計数円板401の
第2の停止用の歯414から第1の停止用の歯413へ
の移動を含んだこの手順は、パーフォレーションホイー
ル組立体100の前述の更なる180゜回転の完了時に
完了し、そして画像計数円板401は、偏心ピン114
により時計方向に回されかつ下向きに移動し、画像計数
円板401が図27(h)による位置に達する。次い
で、第2の停止用の歯414が、角度的に計数マーク
「26」と「24」との間の置かれた画像計数円板40
1の歯付きリング408の歯407と向き合って置か
れ、一方、第1の停止用の歯413は計数マーク「1
2」に近いノッチ内に完全に組み合う。
【0101】画像計数円板401のこの位置において
は、検査窓415内には内側計数マーク円409の計数
マーク「12」が観察されるだけである。従って、観察
者は、更に12個の写真が撮れること、及びフィルは逆
算式計数番号12を取る位置において巻かれる準備状態
であることが知らされる。
【0102】計数マーク「14」の表示から角度方向で
計数マーク「14」と「12」との間に置かれかつ写真
番号「13」と組み合わせられた点の計数マークの表示
までのフィルム1駒に送りに相当する前述の切替手順、
並びにこの計数マークの表示から計数マーク「12」の
表示までのフィルムの更なる1駒の送りに相当する次の
切替手順は、いずれの場合も、より詳細には説明されな
い連続した2駒により既に行われた先行のフィルム送り
手順と同様であり、そしてフィルムの利用可能な露出の
最後が行われて内側計数マーク円409の空フレームシ
ンボル「→」が検査窓115内に現れるまで、いずれの
場合も、続いているフレーム送り手順において更なる連
続している2駒ずつで繰り返される。
【0103】この調節位置において、フレームの更なる
続いた送り中に画像計数円板401が回転することが防
止され、このために、スプロケットホイール101と画
像計数円板401との間の強制移動経路に、更なる実施
例の説明の途中でより詳細に説明されるように、摩擦結
合(より詳細には示されず)又はばね移動経路を設ける
ことができる。
【0104】フィルムの連続した2駒の送り中に、いず
れの場合も、画像計数円板401は、停止用の歯41
2、414の間の1回の前後方向運動及び画像計数円板
401の歯付きリング408の歯407の角度幅に等し
い重畳された回転運動を受け、その結果、画像係数円板
401の繰返ジャイロ運動中の連続した駒によるフィル
ム送り中に、以上説明された方法で、結果マークが順に
検査窓115の下に現れる。図示の実施例においては、
ジャイロ運動により得られた画像計数円板401の回転
はスプロケットホイール101の逆方向に生ずる。
【0105】既に上に説明されたように、フィルム上で
写真が撮られるごとに、フィルムの縁のパーフォレーシ
ョンと組み合ってフィルム送り中に1駒ずつ回されるス
プロケットホイール101は、180゜の回転運動を受
け、これにより、スプロケットホイール101に強固に
固定された画像計数円板401は、上述された配列にお
いてその中心点まわりに角度約12.9゜だけ回され、
各フィルム送り段階により、全部で27個の露出と追加
の1個の空フレームよりなる総数28個の計数マークを
表示する。これにより、スプロケットホイール101と
画像計数円板401との間の減速比14:1が達せられ
る。
【0106】従って、前述の画像計数装置400は、ス
プロケットホイール101と画像計数円板401との間
の爪による駆動なしで作動するように管理する。また、
スプロケットホイール101と画像計数円板401との
間の確実な組合にも拘わらず、スプロケットホイール1
01と画像計数円板401との間に歯車式又はベルト式
の減速装置を設けることは不要である。更に、本発明に
よる計数装置400は極めて平坦である利点を有し、従
って空間節約型の設計及び構造であり、かつ単純なプラ
グイン技術を使って取り付けることができ、これは更に
画像計数装置と共同作用する写真機に計数装置及びその
他の構成要素の自動取付にも有利である。
【0107】上述の実施例とは異なって、写真機がフィ
ルム当たりの(1個又は複数個の空フレームを含んだ)
計数対象を28より大きく又は少なく取り得るように設
計された場合は、画像計数円板401上に設けられる画
像計数円板401の歯付きリング408のノッチ406
とこの間の歯407の数は、これらノッチ406とその
間の歯407の数がいずれの場合も計数対象の最大数の
半分に相当するように適合しなければならない。このた
め、画像計数円板401の回転を含んだ減速比は、スプ
ロケットホイール101の回転に依存して変えられる。
【0108】(空フレームを含んだ)最大露出数が28
でなくかつ画像計数円板401のノッチ406及び歯4
07の数に対応して適合した露出数を数えるため画像計
数装置では、2個の停止用の歯413、414が互いに
正確に直径方向反対側に配列され及び/又は画像計数円
板401のノッチ406内に2個の停止用の歯413、
414の一方が完全に組み合うことも起こり得る。いず
れの場合も、他方の停止用の歯は歯付きリングの歯と向
かい合って置かれるのではなく、画像計数円板401の
ノッチと向かい合って置かれる。ただし、この切替状態
においては、このノッチとは組み合わない。
【0109】これらの適合性は、以下説明される実施例
に適切に適用する。
【0110】図25−27の実施例においては、ノッチ
406は、その間に形成される歯407と共に、画像形
成される円板401上の計数マークの面内に配列された
が、図28−31に示された更なる実施例によれば、配
列は、2個の計数マーク円409、410上にある内側
及び外側の計数マークのみが画像計数円板401の上向
きの面404の上に配置され、一方、ノッチ406は、
その間に形成された歯付きリング408の歯407と共
に画像計数円板401の下面にのみ設けられるようにす
ることもできる。これは、いずれの場合も部分的に検査
窓115を通して部分的に観察し得る画像計数円板40
1の上面404が、滑らかな周囲の縁で囲まれた円形の
区域を形成し、これにより、画像計数円板401が移動
されたときに、画像計数円板401の下面405に配置
されたノッチ406が検査窓115を通して見えないと
いう利点を有し、これは、写真機使用者が検査窓115
を通して観察したときの計数マークの明瞭な表現に役立
つ。関連して、ノッチ406内に交互に組み合っている
停止用の歯413、414はキャリヤートレイ403内
に深く配列され、このため、上面404を形成している
画像計数円板401の上層は、停止用の歯413、41
4の上方でかつ離れて滑ることができる。
【0111】上述の実施例の2個の停止用の歯413、
414の代わりに、画像計数円板401の歯付きリング
408と共同作用するように、キャリヤートレイ403
の周囲に3個以上の停止用の歯を設けることができる。
【0112】停止用の歯413、414及び画像計数円
板401のノッチ406の代わりに、画像計数円板40
1を両側のほぼ向かい合ったキャッチ点又は停止点で交
互に保持する異なった構造のキャッチ又は停止装置を設
けることも可能である。これにより、パーフォレーショ
ンホイール組立体100の回転の際に、画像計数円板4
01の回転が、図25から27の支援により説明された
実施例と同様な方法でこれらのキャッチ又は停止点まわ
りに交互に生じ、画像計数円板401の回転が停止用の
歯413、414の一方又は他方を中心として交互に生
ずる。
【0113】例えば、本発明の更なる実施例により、第
2の停止用の歯414をスプロケットホイール101の
回転軸と平行な方向で作用するクランプ装置で置換する
ことができる。図30及び31によるクランプ装置は、
コア組立体2のハウジング部分に固定された1本アーム
式のばねレバー420及びその自由端に設けられた球状
キャップ421を有し、このキャップは、ばねレバー4
20のばね式の事前引張りの作用で強制されて画像計数
円板401の上面404に押し付けられる。画像計数円
板401は、図27(a)ないし27(h)に詳細に示
されたと同じ方法で球状キャップ421の当たり点の下
方で摩擦により動かされ回転される。これとは別に、ク
ランプ装置420、421をキャッチ手段により形成す
ることもできる。
【0114】本発明による画像形成する装置の更なる実
施例が図32から34に示される。この実施例において
は、画像計数円板401は、外側リング区域422と内
側リング区域423とに分割される。外側リング区域4
22は、歯付きリング408のノッチ406と歯407
及び図25−28に相当する内側と外側の計数マークを
持つ。画像計数円板401の中央開口部417は、内側
リング区域423内に置かれる。外側及び内側のリング
区域422、423は、例えば、3個の弾性連結用部材
424、425、426により互いに連結され、2個の
リング区域422、423と弾性連結用部材424、4
25、426との連結は、プラスチック製の単一の一体
ユニットとして形成することができる。
【0115】弾性連結用部材424、425、426は
次のような効果を持つ。即ち、写真機内に設けらたフィ
ルムカセット内に端部ストリップが続いて巻き戻され、
スプロケットホイール101がフィルムにより更に回さ
れ、このため偏心ピン114が更に回された場合でも、
可能最大数の写真が撮られた後、対応した最終位置に達
した画像形成円板401は、計数円板鎖錠装置により、
更なる回転を受けることが防がれる。その運動及びこれ
によりなされる画像計数円板401の内側リング区域の
回転運動は、弾性連結用部材424、425、426の
対応する変形により吸収され、このため、画像計数円板
401の外側リング区域には伝達されない。
【0116】計数円板鎖錠装置及びその作用が、以下、
より詳細に説明される。
【0117】画像計数円板401は、その下面405に
軸方向に突き出ている停止手段427を持つ。更に、計
数円板鎖錠装置は鎖錠用レバー428を有し、このレバ
ーには、長穴430及び端部に設置された爪429有
し、これにハウジングと一体の軸受ピン431が組み合
い、その結果、鎖錠用レバー428は、鎖錠用レバー4
28の他方の端部と組み合っている引張ばね432の作
用下で軸受ピン431まわりで回転でき、かつ長穴43
0のためある程度の長手方向変位を受けることができ
る。
【0118】検査窓115に「スタート」及び「終了」
のシンボル「→」が表示されている図32による画像計
数円板401の、先に調節された出発位置においては、
鎖錠用レバー428は、その爪429と共に画像計数円
板401の停止手段427に当たって半径方向で支持し
画像計数円板を回転させない。このとき、写真機の使用
者が画像送りホイール9を操作してフィルムを露出から
露出に送ろうとすると、画像計数円板401は、いずれ
の場合も、フィルム送り手順中、図27(a)から図2
7(h)による連続運動位相に従って連続した2駒だ
け、図32から図34に示されるように画像計数円板4
01の近くに置かれた矢印Aに従って時計方向に回転す
る。関連して、弾性連結用部材424、425、426
は、その運動位相中に、画像計数円板401の内側リン
グ区域421と外側リング区域420との間に相対運動
がないように十分な剛性を持つ。
【0119】画像計数円板401が「スタート」位置か
ら離れた少し後で、鎖錠用レバー428は、その爪42
9と共に、像計数円板401の停止手段427から滑
り、ハウジングと一体のピン433に当たるまで、その
軸受ピン431を中心として時計方向に僅かに回転す
る。これは図33に見ることができる。この場合、フィ
ルム送りは、画像計数円板401が、例えば露出番号
「14」を示す位置を取るまで既に進められている。更
なるフィルム送り段階の後に、最大露出可能数の最後の
露出が行われると、画像計数円板401が図34による
「終了」位置に達し、画像計数円板401の停止手段4
27が鎖錠用レバー428の爪429に当たり、これに
より鎖錠用レバー428が長穴430の長さに沿って画
像計数円板401により捕捉されると、直ちに画像計数
円板401の更なる回転を全く阻止する。画像計数円板
401のこの位置においては、第1の停止用の歯413
が画像計数円板401の歯付きリング408と組み合
い、一方、検査窓415を通して見ることのできるシン
ボル「→」は、フィルムの端部ストリップも、フィルム
送りホイール9の繰返し操作により、写真機内に収容さ
れているフィルムカセット内に巻き込み得ることを示
す。偏心ピン114から画像計数円板401の内側リン
グ区域423に伝達される回転運動は、画像計数円板4
01の外側リング区域422の阻止のため外側リング区
域には伝達されず、画像計数円板の内側リング区域42
3と外側リング区域422との間に生ずる相対運動は、
弾性連結部材424、425、426のパルシング(pu
lsing)運動により補償される。
【0120】画像計数装置の更なる実施例が図35ない
し43の支援を得て、以下、より詳細に説明される。こ
の装置は、以下、より詳細に説明される更なる制御装置
を更に備え、この手段により、写真機に挿入されたフィ
ルムで最後の写真を撮った後、写真機の送り鎖錠装置2
00の鎖錠用レバー201を外すことができ、従って最
後の露出を含んだフィルム部分の後に続くフィルムの端
部ストリップを、写真機内に挿入されたフィルムカセッ
トに巻き込むことができる。明瞭のために、上述のシャ
ッターレリーズ装置300のレリーズレバー301の図
解中、図36ないし43においては第2のレバーアーム
313は、その組み合わせられた諸部品と共に省略され
ている。ただし、この実施例においては、この第2のレ
バーアーム313は、その組み合わせられた諸部品と共
に存在する。
【0121】図35ないし43によるこの実施例におい
ては、画像計数円板401は、画像計数円板401の下
側405の歯付きリング408の歯407に関しては、
図28及び29による実施例と実質的に対応して形成さ
れされる。ただし、前者は、フィルムの端部ストリップ
を示すために、画像計数円板401の回転方向におい
て、内側計数マーク円409上に露出番号27の計数マ
ークの後に3個の連続し「→」シンボルが設けられ、更
にフィルムの終わりを示すために、即ちフィルムの端部
ストリップの送りの終わりを示すために「E」シンボル
が設けられることが両者間で異なる。歯付きリング40
8の分割は内側計数マーク円409上の計数マークにお
けるシンボルの追加数に対応して適合される。即ち、ノ
ッチ406の数はこれらの相互の間隔の対応した減少に
より適切に増やされる。更に、露出番号「27」と露出
番号「1」の計数マークとの間に、外輪計数マーク円4
10上に一連の空フレームのシンボル「→」がある。
【0122】送り鎖錠装置200の鎖錠用レバー201
は、画像計数円板401により次のように制御される。
即ち、パーフォレーションホイール組立体100の回転
中、フィルム送りホイール9の連続操作によりフィルム
の端部ストリップの長さだけフィルムを送り、露出番号
「1」を示す計数マークに続いて表示シンボル「→」又
は「E」が検査窓415内に現れた場合、このレバーは
溝付き円盤の溝111、112内に組み合うことが防止
され、これより非作動にされる。
【0123】画像計数円板401は、この目的で前述の
制御又は阻止装置を備え、これは、図示実施例において
は、長手方向に伸びている円弧状の制御又は阻止用の停
止具440が内側制御円に沿って計数円板401の下側
405に配置され、かつ同じ相互間隔を有する4個のク
サビ状の制御又は阻止用の停止具441、442、44
3、444が外側制御円に配置されるように形成され
る。これらの制御停止具440、441、442、44
3、444は、いずれの場合も、図35ないし45にお
いて最もよく認識できるように交差ハッチングで示され
る。前述の2個の制御円は画像計数円板401と同心で
ある。これら2個の制御円の相互間隔は、画像計数円板
401の外側計数マーク円410と内側計数マーク円4
09の相互間隔と正確に同じである。図37以下の図に
示されるように、前述の制御停止具440、441、4
42、443、444は画像計数円板401の下側40
5から軸方向下側に突き出し、このため、観察者が上方
から見ることはできない。円弧状の制御停止具440の
長さとクサビ状制御停止具441、442、443、4
44の数は、フィルムの端部ストリップの長さに対応す
る。端部ストリップが長くなると円弧状制御停止具44
0も長く、従ってクサビ状制御停止具441、442、
443、444の数も大きくなる。
【0124】更に、図35ないし43による実施例にお
いては、鎖錠用レバー201は、その第1の鎖錠用の爪
405の付近に、鎖錠用レバーの回転軸203と平行で
かつ上方に突き出ているボルト210を備え、このボル
トの自由端は、鎖錠用レバー201が回転軸202まわ
りに時計方向に回転したとき、いずれの場合も、画像計
数円板401の制御停止具440、441、442、4
43、444の一つと交互に接触する。
【0125】図36及び37は、写真機が最後の写真、
即ち露出番号1の写真を撮るように準備された機能状態
を示す。従って、鎖錠用レバー201は、鎖錠位置、即
ちフィルム送りホイール9の刻み部分と組み合いかつパ
ーフォレーションホイール組立体100の溝付き円板1
10の溝111、112の一方と組み合い、同時に検査
窓415に計数マーク番号「1」が表示された位置にあ
る。番号「1」の写真を撮るためにレリーズ用膜状体3
12が操作されると、レリーズレバー301の第3のレ
バーアーム319の切換部材320が鎖錠用レバー20
1をその軸線203まわりに反時計方向に旋回させ、こ
のため、これが図38及び39に示された位置に達す
る。この方法で、パーフォレーションホイール組立体1
00の溝付き円板110とフィルム送りホイール9と
が、鎖錠用レバー201からもう一度解放される。
【0126】写真機の使用者がフィルム送りホイール9
を回し続けた場合は、スプロケットホイール101が1
80゜で1回まわった後、画像計数円板401が図40
及び41に示された位置に達し、この位置では、計数マ
ーク「1」に続いた第1の空フレームのシンボル「→」
が検査窓415内に表示され、かつ図27(a)から2
7(d)に従った画像計数円板401の回転と変位運動
のため、外側制御円の停止具441、442、443、
444の第1のものが、図40及び41に示されるよう
に、鎖錠用レバー201のボルト210と向かい合って
置かれる。画像計数円板401は、これが第1の停止用
の歯413から解放されて第2の停止用の歯414と組
み合う位置にされる。画像計数円板401の前述の制御
停止具441の阻止作用のため、鎖錠用レバー201
は、鎖錠用レバー201の第3のレバーアーム208に
形成されたばね張力にも拘わらず溝付き円板110の利
用可能な溝111又は112と組み合うことができず、
このため、鎖錠用レバー201によるフィルム送り装置
のフィルム送りホイール9の鎖錠は生じない。
【0127】従って、写真機の使用者は、検査窓415
内の表示シンボル「→」により与えられた情報に応じて
フィルム送りホイール9を操作し続けることができ、こ
れによりフィルムの端部ストリップが写真機の露出位置
を横断する。フィルムにより駆動されるスプロケットホ
イール101が更に180゜の回転を完了したとき、画
像計数円板401は図27(e)ないし27(h)によ
りその回転及び変位運動で図27(h)又は27(a)
による位置に達し、この位置で、第2の停止用の歯41
4からもう一度解放されるが、また第1の停止用の歯4
13と組み合わせられる。関連して、画像計数円板40
1の外側制御円の第1の制御停止具441は鎖錠用レバ
ー201のボルト210を解放し、従ってこのボルト2
10は画像計数円板401の外側制御円の第1の制御停
止具441と第2の制御停止具442との間の間隙内に
組み合うことができるが、図42及び43に示されるよ
うに画像計数円板401の円弧状の内側制御停止具44
0に当たる。画像計数円板401の生じた横断方向運動
のため、鎖錠用レバー201は、その回転軸403に関
して、これが外側制御円の第1の制御停止具441と当
たっていた作動シーケンスの先行位相において取ってい
たと同じ角度位置を取る。こうして、鎖錠用レバー20
1は、溝付き円板110の溝111、112の新たな利
用可能な溝と組み合うことがもう一度防止される。フィ
ルム送りは鎖錠されずに進行し、同時に、画像計数円板
401の外側計数マーク円409の第1及び第2の表示
シンボル「→」を検査窓415内に見ることができる。
【0128】フィルム送り装置は鎖錠されないままであ
るため、写真機の使用者は、次の条件下で、前述の手順
で妨げられることなくフィルム送りホイール9を原則的
に繰り返し操作し続けることができる。即ち、画像計数
円板401の外側制御円の第2の制御停止具442、第
3の制御停止具443、及び第4の制御停止具444
が、前述のこの外側制御円の第1の制御停止具441と
同じ方法で、続いて鎖錠用レバー201の第1の鎖錠用
の爪205のボルト210に向かい合い、かつある間隔
で、鎖錠用レバー201のボルト210がいずれの場合
も画像計数円板401の長手方向に伸びている内側制御
停止具440の別の区域に現れるという条件である。こ
の繰返手順の終りに検査窓415内に画像計数円板40
1の「終了」のシンボル「E」が現れ、これが、使用者
に、フィルム送りが完了したこと、及びフィルムの端部
ストリップが写真機内に配置されたフィルムカセット
(図示せず)上に完全に巻かれたことを知らせる。
【0129】好ましくは使捨て式に設計された写真機
は、使用者によりフィルムの現像及びコピーサービス所
に与えられ、ここで、フィルムカセットが露出済みフィ
ルムとともに写真機から出され、内部の露出済みフィル
ムは使用者の指示に従って現像及びコピーサービス所で
処理され、一方、写真機は廃棄され又はリサイクル用に
送られる。
【0130】画像計数円板401の下側405の外側制
御停止具441、442、443及び444並びに内側
の円弧状制御停止具440は、制御装置を構成して、あ
る角度範囲内の画像計数円板401の回転中、写真機の
送り鎖錠装置200の鎖錠用レバー201を非作動とす
るようにし、これにより、写真機の露出ユニットを通し
てフィルムの端部ストリップを送っている間は、写真機
のフィルム送り装置のフィルム送りホイール9をいつも
鎖錠しない状態に留どまらせる。この制御装置は画像計
数円板401から得られ、キャリヤートレイ403の床
に沿った画像計数円板401のジャイロ式の往復運動の
ため、2個の制御区域440及び441、442、44
3、444を有し、これらは、画像計数円板401の往
復運動に対応して半径方向で互いに変位されそしてこの
往復運動に従って交互に作動させられる。
【0131】上述の画像計数装置400においては、画
像を減少番号順で計数する代わりに増加番号順で計数す
るように、計数マークを画像計数円板401上に配列す
ることもできる。
【0132】最後に説明された実施例においては、画像
計数円板401は全計数手順の終わりに停止されないた
め、ある手順である計数が行われた後で、計数手順を逆
の順序にするために平滑な切替を行うことができる。こ
れは、フィルムの1駒ずつの露出の開始前又は1駒ずつ
の露出の完了後に編集のために写真機内のフィルムを後
向き又は前向きに巻くときに有利である。
【0133】図解された実施例とは異なって外側計数マ
ーク円410の点の外側計数マークの代わりに外側計数
マークとして奇数番号が設けられる場合は、検査窓41
5は、図示のT字形の水平棒に相当する検査窓415の
横断方向延長部の必要がなく、検査窓415を半径方向
に伸びている長方形又は円形とすることができる。
【0134】上述の画像計数装置は、いずれの場合も、
スプロケットホイール101のフィルムを1駒送ったと
きに180゜でなくて360゜回されるように設計され
ても使用することができる。この場合は、画像計数円板
401は、フィルムを1駒送る間に、継続的かつ順序に
従って図27(a)から27(h)によるすべての運動
位相を通過し、このために、この事例では、画像計数円
板401の総ての画像マークが、単一の画像マーク円上
に相互に間隔を空けて次のように配列される。即ち、図
27(a)による画像計数円板401を設定したときに
検査窓415内における露出番号に特有の画像マークの
表示から出発し、次いで、画像計数円板401が図27
(h)に達したとき検査窓415内に次の画像番号(逆
算式計数)の露出を示す画像マークが表示される方法で
ある。更に、この実施例においては、端部ストリップの
区域の増加したフィルムを送るとき、送り鎖錠装置20
0の鎖錠用レ201のボルト210のための停止具を形
成するため及び鎖錠用レバー201がパーフォレーショ
ンホイール組立体100の溝付き円板110の溝11
1、112の一方との組合を防ぐために、数個の制御停
止具440ないし444の代わりにただ1個の円弧状の
制御停止具440を設ける必要があるだけである。
【0135】最後に、画像計数装置400において、計
数マークを持っている画像計数円板401が検査窓41
5に関して変位されず、計数マークを持っている画像計
数円板が運動学的に逆に静止し、そして検査窓415の
あるキャリヤーが、フィルムの漸増する送り中、この画
像計数円板まわりに回転し、検査窓は静止の画像計数円
板の計数マーク上で動くことも可能である。この事例に
おいては、パーフォレーションホイール組立体100は
画像計数円板を駆動せず、検査窓415のキャリヤーを
駆動する。更に、パーフォレーションホイール組立体1
00の軸113上の偏心ピン114の代わりに、画像計
数円板401により偏心が形成される限り、図面に示さ
れた実施例との違いも可能である。
【0136】上述の画像計数装置は、画像又はその他の
形式の記録の計数を含んだ別の写真装置及び設備、或い
はその他の形式の記録用設備においても使用することが
できる。
【0137】更に上述の実施例の写真機における画像計
数用の計数装置は、例えば、車両及びその他の輸送手
段、会合開催地などへのアクセスの自動監視装置におい
て、或いは限定された数又は量の対象物又は物質を収容
している容器の梱包用又は販売用の装置において、限定
された計数範囲内の連続的な切り替え、制御又はその他
の手順を計数するためにその他の設備、装置及び機械に
おいて使用することができ、かかる装置の非定常的な使
用に際しては、計数手順は、外部エネルギー源の入手可
能性とは無関係に、いずれの場合も、単一の機械的手段
により行われる。関連して、図36ないし43による実
施例において提供された鎖錠用レバー201以外の切替
用部材は、計数円板の予定された角度位置に依存して制
御することができる。
【0138】写真機用の画像計数装置の上の実施例は、
より一般的な教示の具体例である。この教示により、第
1の組立体を形成している角度的に配列された複数の計
数マークを有する計数マークキャリヤー401、及び第
2の組立体を形成しかつ計数マークキャリヤーの計数マ
ークと共同作用する表示装置415を有し、かつこの2
個の組立体が制御装置114により互いに調整可能であ
る、写真機又はその他の用途のための計数装置におい
て、他の組立体に関して調整可能である組立体401
は、制御装置114により回転されかつ調整可能な組立
体401の回転面と平行に移動される。回転可能でかつ
移動可能な組立体は、計数マークキャリヤー401を有
することが好ましい。
【0139】調整可能な組立体401は、その縁の異な
った区域において交互に停止され、そして、制御装置の
手段により、停止区域をまわって交互に回すことができ
る。特に、調整可能な組立体401は環状の外側輪郭を
有し、かつ環状の外側輪郭の異なった点において組み合
っている少なくも2個の停止用手段413、414及び
/又は420、421よりなる停止用装置を形成でき、
調整可能な組立体401は、これら手段の間で、交互に
停止されるようにその調整面と平行に移動することがで
きる。停止用装置の停止用手段は、調整可能な組立体4
01を交互に停止させることができる。停止用手段は少
なくも1個の停止用の歯413を備え、調整可能な組立
体401はその環状の外側輪郭に歯付きリング408を
持つことができ、この手段により少なくも1個の停止用
の歯413は交互に組み合いそして外れることができ
る。
【0140】例えば、調整可能な組立体401は、検査
面404及びこの検査面と向かい合った面405を持
ち、この上に歯付きリング408が配列され、このリン
グは検査面404により覆われる。停止用装置は更なる
停止用の歯414を備え、これは、調整可能な組立体4
01に関して、第1の停止用の歯413と直径方向でほ
とんど反対側にある。別の実施例においては、停止用装
置はクランプ装置420、421を備え、この手段によ
り調整可能な組立体をクランプして停止させることがで
きる。
【0141】調整可能な組立体は、これを制御装置11
4により駆動でき、そして停止用装置の作用下で回され
かつ移動される。制御装置114は、調整可能な組立体
とともに偏心を形成することができる。調整可能な組立
体は円板状とすることができる。
【0142】更なる実施例においては、調整可能な組立
体401は、互いに動き得る2個の区域422、42
3、一方の区域422に作用する停止用装置、及び他方
の区域423に作用する制御装置414を有し、この2
個の区域を互いに摩擦で連結することができる。調整可
能な組立体401の2個の区域422、423の間に1
個又は複数個の弾性変形が可能ば連結部材424、42
5、426を設けることができる。
【0143】更に別の実施例においては、調整可能な組
立体401は、予定位置において鎖錠装置428−43
3により阻止される。更なる実施例では、調整可能な組
立体401は、調整可能な組立体の予定位置において切
替装置201と共同作用する停止手段440−444を
持つ。
【0144】好ましくは、計数マーク411、412は
計数マークキャリヤーを収容している組立体401上の
2個の同心円409、410に交互に予定の数列で配置
される。計数マークキャリヤーの計数マークと共同作用
する窓により表示装置415が形成され、この窓は両方
の同心円409、410の計数マークを表示するように
設計されかつ配列することができる。表示装置415の
窓は、計数マークキャリヤー401の少なくも一つの停
止位置において、計数マークが配置された両方の同心円
の上方を半径方向に伸びるような方法で形成される。特
に、表示装置415の窓はほぼT字形とすることができ
る。
【0145】例示の方法により、計数マークキャリヤー
401は写真機の画像計数円板を形成する。上の形式の
画像計数装置を有する写真機においては、調整可能な画
像計数円板401は、写真機の送り鎖錠装置200を制
御する制御手段440−444を有し、この制御装置4
40−444は、画像計数円板の予定位置において送り
鎖錠装置200を非作動とする。画像計数円板401の
制御装置440−444は、少なくも2グループの停止
手段440及び441−444を有し、これらは画像計
数円板401の調整運動に対応して交互に作動させられ
る。停止手段440及び441−444のグループは同
心のリングを形成し、外側円に配置された停止手段44
1−444は、送り鎖錠装置200の切替部材210又
は別の切替装置が、隣接停止手段の相互調整により、内
側円の円弧に沿って配置された更なる停止手段440に
達することができるように配列することができる。
【0146】
【実施態様】本発明の実施態様は次のとおりである。
【0147】1.写真機内に配置された感光フィルムを
送るためのフィルム送り装置(9)、フィルムの画像形
成用の露出のために、写真機の写真シャッター(10)
をレリーズするためのシャッターレリーズ装置(30
0)、及びばねレザーバー(208)の作用下で、いず
れの場合も1駒の前向きのフィルム送りに依存してフィ
ルム送り装置(9)を鎖錠する鎖錠位置に変えられ、か
つシャッターレリーズ装置(300)の作動に依存して
フィルム送り装置(9)の鎖錠を解く解放位置に変えら
れ得る送り鎖錠装置(200)を具備した写真機におい
て、送り鎖錠装置(200)が鎖錠位置にあるとき及び
これが解放位置に変えられたときにばねレザーバー(2
08)の張力が無くされ、更にいずれの場合もシャッタ
ーのレリーズに続く1駒分の長さのフィルムの送り中の
フィルムが送られているときに動く制御装置(104、
106)によりばねレザーバー(208)に増加した張
力が加えられることを特徴とする写真機。
【0148】2.完全な1駒分のフィルム送りが完了し
て送り鎖錠装置(200)がその鎖錠位置をとる少し前
に、送り鎖錠装置(200)のばねレザーバー(20
8)が制御装置(104、106)により最大張力を受
けることを特徴とする実施態様1による写真機。
【0149】3.送り鎖錠装置(200)が鎖錠位置に
おいて制御装置(104、106)を鎖錠することを特
徴とする実施態様1又は2による写真機。
【0150】4.送り鎖錠装置(200)のばねレザー
バー(208)が、制御装置(104、106)により
制御され得る従動子(321)と連絡している切替部材
(320)により張力を加えられることを特徴とする先
行実施態様の一つによる写真機。
【0151】5.切替装置(320)に連結された従動
子(321)が、制御装置(104、106)の少なく
も1個の制御カム面(107、108)により制御され
る実施態様4による写真機。
【0152】6.シャッターがレリーズされた後、シャ
ッターレリーズ装置(300)が制御装置(104、1
06)によりレリーズ準備位置に変えられたとき、送り
鎖錠装置(200)のばねレザーバー(208)がシャ
ッターレリーズ装置(300)により張力を加えられる
ことを特徴とする先行実施態様の一つによる写真機。
【0153】7.送り鎖錠装置(200)のばねレザー
バー(208)がシャッターレリーズ装置(300)の
レリーズレバー(301)の切替部材(320)により
張力が加えられることを特徴とする実施態様6による写
真機。
【0154】8.レーズレバー(301)が、送り鎖錠
装置(200)のばねレザーバー(208)に張力を加
えるために切替部材(320)に連結されかつ制御装置
(104、106)により制御される従動子(321)
を有することを特徴とする実施態様7による写真機。
【0155】9.レリーズレバー(301)の従動子
(321)が、制御装置(104、106)の少なくも
1個の制御カム面(107、108)により制御可能で
あることを特徴とする実施態様8による写真機。
【0156】10.シャッターレリーズ装置(300)
のレリーズレバー(301)の切替部材(320)が、
送り鎖錠装置(200)を鎖錠位置から解放位置に変え
ることを特徴とする実施態様7ないし9の一つによる写
真機。
【0157】11.送り鎖錠装置(200)が鎖錠用レ
バー(201)を有し、その上にばね作用レバーアーム
(208)としてバネレザーバーが形成されることを特
徴とする先行実施態様の一つによる写真機。
【0158】12.鎖錠用レバー(201)のばね作用
レバーアーム(208)が鎖錠用レバーの更なるレバー
アーム(209)と共にフォークを形成し、その中にシ
ャッターレリーズ装置(300)のレリーズレバー(3
01)の切替部材(320)が組み合い、これにより切
替部材(320)が、鎖錠用レバー(201)の更なる
レバーアーム(209)を介して送り鎖錠装置(20
1)を鎖錠位置から解放位置に変え、かつフィルムの次
の送り中、ばね作用レバーアーム(208)に張力を加
えることを特徴とする実施態様11による写真機。
【0159】13.送り鎖錠装置(200)が、送り鎖
錠装置(200)のばねレザーバー(208)に張力を
加えるように作用している制御装置(104、106)
に連結された更なる制御装置(110)により制御され
ることを特徴とする先行実施態様の一つによる写真機。
【0160】14.送り鎖錠装置(200)のばねレザ
ーバー(208)が制御装置(104、106)により
交互に調整され、更に送り鎖錠装置(200)が更なる
制御装置(110)により交互に調整されることを特徴
とする実施態様13による写真機。
【0161】15.更なる制御装置(110)は、送り
鎖錠装置(200)のばねレザーバー(208)に張力
を与えるように作用している制御装置(104、10
6)と共に一緒に構造的ユニットを形成することを特徴
とする実施態様14による写真機。
【0162】16.更なる制御装置(110)及び送り
鎖錠装置(200)のばねレザーバー(208)に張力
を与えるように作用している制御装置(104、10
6)が、写真機のフィルムパーフォレーションホイール
(スプロケットホイール)101)を備えたパーフォレ
ーションホイール組立体(100)に設けられることを
特徴とする実施態様15による写真機。
【0163】17.送り鎖錠装置(200)の鎖錠用レ
バー(201)が、溝付き円板として形成された更なる
制御装置(110)の溝(111、112)内に組み合
い得る爪(205)を有することを特徴とする実施態様
11から16の一つによる写真機。
【0164】18.鎖錠用レバー(201)が、フィル
ム送り装置(9)の鎖錠用歯付き部分内に組み合う鎖錠
用の爪(207)を有することを特徴とする実施態様1
1から17の一つによる写真機。
【0165】19.送り鎖錠装置(200)は、送り鎖
錠装置(200)が写真機の画像計数装置(400)の
少なくも一つの予定された係数位置において非作動とさ
れ得るような方法で、更なる鎖錠装置(210)(44
0−444)により制御されることを特徴とする先行実
施態様の一つによる写真機。
【0166】20.送り鎖錠装置(200)の鎖錠用レ
バー(201)が、画像計数装置(400)の画像計数
円板(401)の停止具(440、441、442、4
43、444)に当たって止まり得る停止部材(21
0)を有することを特徴とする実施態様19による写真
機。
【0167】21.送り鎖錠装置(200)の鎖錠用レ
バー(201)は、そのレバーアーム(208、20
9)、その爪(205、207)及び/又はその停止部
材(210)と共に、プラスチック材料から単一の一体
式ユニットとして形成されることを特徴とする実施態様
11から20の一つによる写真機。
【0168】22.鎖錠用レバー(201)が、写真機
のレンズキャリヤー(117)に固定された軸受軸(2
02)に回転可能に取り付けられることを特徴とする実
施態様11から21の一つによる写真機。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による写真機の、ハウジングカバーが部
分的に露出された状態の上から見た図面である。
【図2】図1による写真機の、同様に上から見た別の図
面である。
【図3】図2による写真機の前面ハウジングカバーを外
した状態の正面図である。
【図4】図1から3による写真機に収容されるパーフォ
レーションホィール組立体の分離した拡大図である。
【図5】図4によるパーフォレーションホイール組立体
の分解図である。
【図6】写真機ハウジングに挿入された図4によるパー
フォレーションホイール組立体及び前記写真機ハウジン
グの諸部品の断面にした側面図である。
【図7】図6の主題の上から見た図面である。
【図8】図7の主題の諸部品の分解図である。
【図9】フィルム送りの鎖錠されない位置において写真
機の写真撮影用シャッターをレリーズし作動させるため
に、図1から8の写真機に収納された送り鎖錠装置及び
装置の諸部品と共同作用する諸部品の断面で示された上
から見た図面である。
【図10】部分的に断面にされ部分的に完全に示された
図9の主題の諸部品を示す。
【図11】フィルム送りの鎖錠された位置における図9
の主題を示す。
【図12】部分的に断面にされ部分的に完全に示された
図11の主題の諸部品を示す。
【図13】図9から12による送り鎖錠装置の鎖錠用レ
バーの、ハウジングの前面カバーからの方向において見
た斜視図である。
【図14】図1から13による写真機のレリーズレバー
の取付用に作用するプレートの個別的な平面図である。
【図15】図14によるプレートに取り付けられたレリ
ーズレバーの個別的な平面図である。
【図16】図14によるプレートの、図14に示された
切断線に沿った断面図である。
【図17】図15によるレリーズレバーの正面図であ
る。
【図18】レリーズ準備状態における写真機の諸部品の
平面図である。
【図19】図18の主題の正面図である。
【図20】レリーズレバーの第1の部分運動後の図19
の主題を示す。
【図21】シャッターレリーズ状態における図18の主
題の平面図である。
【図22】図21の主題の正面図である。
【図23】シャッター作動後の状態における図22の主
題の平面図である。
【図24】図23の主題の正面図である。
【図25】後部ハウジングカバーが、写真機の画像計数
装置の配列を示すために部分的に露出された状態の写真
機の背面図である。
【図26】図25による画像計数装置の諸部品の拡大図
である。
【図27】図25による画像計数装置の画像計数用円板
及び例えば3個の連続した画像番号を表示するための連
続した設定段階を示す。
【図28】図25による画像計数装置の変更例としての
画像計数装置の更なる実施例を示す。
【図29】図28による主題の、図28に示された切断
線に沿った断面図である。
【図30】図25による画像計数装置の変更例としての
画像計数装置の更なる実施例である。
【図31】図30の主題の、図30に示された切断線に
沿った断面図である。
【図32】出発位置における画像計数用円板を示してい
る図25による画像計数装置の変更例としての画像計数
装置の更なる実施例である。
【図33】更なる位置における画像計数用円板を示して
いる図32の主題の図面である。
【図34】最終位置における画像計数用円板を示してい
る図32の主題の図面である。
【図35】図25による画像計数装置の更なる変更及び
発展例としての画像計数装置の更なる実施例である。
【図36】連続した露出の最終の露出前の機能的な状態
における最後の露出のための画像番号を表示するような
設定時における図35による画像計数装置及びフィルム
送りを鎖錠するために設定された送り鎖錠装置を有する
写真機の諸部品を示す。
【図37】図36の主題を部分的に断面図でかつ部分的
に背面図で示す。
【図38】フィルム送りの鎖錠解除後の図36の主題を
示す。
【図39】図38の主題を部分的に断面図でかつ部分的
に背面図で示す。
【図40】フィルム巻上げにおける更なる巻上げ段階の
実行後における図36の主題を部分的に断面図でかつ部
分的に背面図で示す。
【図41】図40の主題の断面図である。
【図42】フィルム巻上げにおける更なる巻上げ段階の
実行後における図40の主題を部分的に断面図でかつ部
分的に背面図で示す。及び
【図43】図42の主題の断面図である。
【符号の説明】
2 コア組立体 5 写真レンズ 6 受入れ室 9 フィルム送り装置 10 写真シャッター 104 制御装置 106 制御装置 300 シャッターレリーズ装置 314 ばねレザーバー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真機内に配置された感光フィルムを送
    るためのフィルム送り装置、 フィルムの画像形成用の露出のために、写真機の写真シ
    ャッターをレリーズするためのシャッターレリーズ装
    置、及びばねレザーバーの作用下で、いずれの場合も1
    駒の前向きのフィルム送りに依存してフィルム送り装置
    を鎖錠する鎖錠位置に変えられ、かつシャッターレリー
    ズ装置の作動に依存してフィルム送り装置の鎖錠を解く
    解放位置に変えられ得る送り鎖錠装置を具備した写真機
    において、 送り鎖錠装置が鎖錠位置にあるとき及びこれが解放位置
    に変えられたときにばねレザーバーの張力が無くされ、
    更にいずれの場合もシャッターのレリーズに続く1駒分
    の長さのフィルムの送り中のフィルムが送られていると
    きに動く制御装置によりばねレザーバーに増加した張力
    が加えられることを特徴とする写真機。
JP2000004896A 1999-01-16 2000-01-13 フィルム送り鎖錠装置を有する写真機 Pending JP2000206587A (ja)

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