JP2000206430A - 光照射装置 - Google Patents

光照射装置

Info

Publication number
JP2000206430A
JP2000206430A JP11011556A JP1155699A JP2000206430A JP 2000206430 A JP2000206430 A JP 2000206430A JP 11011556 A JP11011556 A JP 11011556A JP 1155699 A JP1155699 A JP 1155699A JP 2000206430 A JP2000206430 A JP 2000206430A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scanning
light beams
light
lens
reflecting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP11011556A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Yamazaki
広之 山▲崎▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba TEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba TEC Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP11011556A priority Critical patent/JP2000206430A/ja
Publication of JP2000206430A publication Critical patent/JP2000206430A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 単一の偏向器により走査される複数の光線の
色ずれを防止して表示品位を向上する。又複数の光線の
干渉を防止する。更に偏向後の光線を最終補正レンズか
ら結像位置に導く反射ミラーの組立性向上を図る。 【解決手段】 第1の反射ミラー28a及び第2の反射
ミラー28bを第2の結像レンズ26から第1の反射ミ
ラー28aに至る走査面を介して対向配置し、4本のレ
ーザ光27a〜27dが互いに干渉するのを防止する。
全ての反射ミラー28a〜28cを、光学フレーム21
の側面から開口部44に挿通し、反射面を位置決め基準
として開口部44に固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカラー画像形成装置
において、色成分毎の走査光線をそれぞれ異なる結像位
置に導く光照射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー電子写真装置やカラープリンタ等
のカラー画像形成装置において、低コスト、コンパクト
な画像形成装置を提供し更に高速化を図ると共に色成分
毎の光線の相対的な照射位置精度を向上するため、近年
図4及び図5に示す様に、複数の半導体レーザ素子1に
よる複数のレーザ光2を、単一の偏向器3及び補正レン
ズ4、6を用いて夫々に走査集光後、各色成分毎のレー
ザ光2を分解して、各色成分毎に夫々複数枚設けられる
反射ミラー8a、8b、8cにより、夫々異なる結像位
置10a〜10dに導いて被画像形成体に画像情報を書
き込む光照射装置11が開発されている。
【0003】そしてこのような光照射装置11にあって
は、各レーザ光2の焦点距離がほぼ等しいので、レーザ
光2を、おおむね等間隔に並んだ各結像位置10a〜1
0dに導くためには、最終補正レンズ6通過後に、各レ
ーザ光2が互いに干渉しない様に、各レーザ光2を分離
して感光体10に導く反射ミラー8a、8b、8cの配
置を考慮する必要から、第1の反射ミラー8aと第2の
反射ミラー8bの反射面を、走査面を介して対向させな
ければならない。
【0004】このため従来は、第1の方法として反射ミ
ラー8a、8b、8cを取り付ける組立時に、一方向で
ある上方から全ての反射ミラー8a、8b、8cを取り
付ける場合には、組立性に優れることから、第1の反射
ミラー8aの取り付け基準面を反射面と逆側にしてい
た。又第2の方法としては、反射位置精度を向上するた
め、すべての反射ミラー8a、8b、8cの取り付け基
準を反射面側とするよう、支持部材の上方及び下方の両
方向から反射ミラー8a、8b、8cを取り付けてい
た。更に第3の方法としては、組立性向上のために反射
ミラー8a、8b、8cを、半導体レーザ素子1、偏向
器3あるいは補正レンズ4、6を支持するユニットとは
別のユニットとして組立てた後に、半導体レーザ素子
1、偏向器3あるいは補正レンズ4、6を支持するユニ
ットと組み合わせる等していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら複数の反
射ミラーのうちの何本かの反射ミラーの取り付け基準面
を反射面と逆側にした第1の方法にあっては、反射ミラ
ーの厚さにバラツキがあることから反射面の位置に誤差
を生じ、正規の結像位置に画像データを走査する事がで
きず、色ずれを生じ表示品位を低下するという問題点を
有していた。又、同一支持部材の上下両方向から反射ミ
ラーを取り付ける第2の方法にあっては、支持部材に複
数の穴を形成する必要を生じ、支持部材の強度が低下し
て振動や負荷によって、レーザ光の形状や走査位置が変
化してしまい表示品位を低下するという問題点を有して
いた。更に反射ミラーを別ユニットとする第3の方法で
は、半導体レーザ素子、偏向器、補正レンズとの、位置
精度が著しく悪化し、色ずれにより表示品位を著しく低
下するという問題点を生じていた。
【0006】そこで本発明は上記課題を除去するもの
で、最終補正レンズ通過後、焦点距離の等しい複数の光
線を夫々結像位置に導く複数の反射ミラーを、容易に支
持手段に取着可能であり、且つ各光線を、互いに干渉す
る事無く、又光線形状の歪みや結像位置ずれを生じる事
無く結像位置に導き、色ずれの無い良好な画像を容易に
得ることの出来る光照射装置を提供する事を目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
する為の手段として、複数の光線を形成する光形成手段
と、単一の偏向手段を有し前記複数の光線を等速で走査
する走査手段と、この走査手段による複数の走査光線の
各走査光線毎に設けられ前記各走査光線をそれぞれ異な
る結像位置に導く複数の反射ミラーと、前記任意の走査
光線に対する前記複数の反射ミラーの内の少なくとも1
対の反射ミラーを前記走査手段による走査面を介して対
向するよう支持すると共に、前記複数の走査光線に対す
る全ての反射ミラーを反射面を位置決め基準として支持
する支持手段とを設けるものである。
【0008】又本発明は上記課題を解決するための手段
として、複数の光線を形成する光形成手段と、単一の偏
向手段を有し前記複数の光線を等速で走査する走査手段
と、この走査手段による複数の走査光線の各走査光線毎
に設けられ前記各走査光線をそれぞれ異なる結像位置に
導く複数の反射ミラーと、この複数の反射ミラーの長手
方向と垂直な複数の開口部を有し、この開口部から前記
反射ミラーを挿入して前記開口部の開口面と前記反射ミ
ラーの反射面とを当接後固定する事により、前記任意の
走査光線に対する前記複数の反射ミラーの内の少なくと
も1対の反射ミラーを前記走査手段による走査面を介し
て対向するよう支持すると共に、前記複数の走査光線に
対する全ての反射ミラーを反射面を位置決め基準として
支持する光学フレームとを設けるものである。
【0009】上記構成により本発明は、複数の反射ミラ
ーにて複数の光線を互いに干渉する事無く又位置ずれを
生じる事無く結像位置に導き良好な画像を得るものであ
り、且つ支持手段に反射ミラーを容易に取着可能とする
事により組立性向上を図るものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明を図1乃至図3に示す
実施の形態を参照して説明する。図1はカラープリンタ
の結像位置30a〜30dに設けられる感光体30に黒
(BK)、赤(R)、緑(G)、青(B)の4色の各色
成分毎の4つの画像データを形成する光照射装置である
マルチビーム光走査装置20を示すもので、単一ユニッ
トを構成する光学フレーム21内には、各色成分毎の画
像データに対応する4本のレーザ光27a〜27dを発
生する4個の半導体レーザ素子22、走査手段であり各
半導体レーザ素子22から出射された各レーザ光27を
所定の線速度で偏向する単一の偏向手段であるポリゴン
ミラー23及び偏向後の各レーザ光27a〜27dを集
光する単一の第1の結像レンズ24及び第2の結像レン
ズ26、各色成分毎に各レーザ光27a〜27dを分離
し、各々所定の結像位置30a〜30dにレーザ光27
a〜27dを導く複数の第1乃至第3の反射ミラー28
a、28b、28cが設けられている。
【0011】各半導体レーザ素子22とポリゴンミラー
23との問には、半導体レーザ素子22からのレーザ光
27の断面ビームスポット形状を所定の形状に整える偏
向前光学系31が配置され、ポリゴンミラー23と感光
体30との間には、第1の結像レンズ24、第2の結像
レンズ26、複数の反射ミラー28a、28b、28c
及び防塵ガラス32からなり、ポリゴンミラー23を介
して偏向された各色成分毎のレーザ光27を、感光体3
0の所定の位置に、おおむね等速直線状に結像させる偏
向後光学系33が配置されている。
【0012】半導体レーザ素子22は、自己発熱し、こ
れによるケース温度の上昇がレーザ寿命あるいは発振効
率の低下に影響することから、アルミニウム等の放熱性
の良い支持部材22aに固定させている。
【0013】次に偏向前光学系31及び偏向後光学系3
3について詳述する。尚各色成分毎に用いられる偏向前
光学系31及び偏向後光学系33は同一構造である事か
ら、任意の色成分に関する偏向前光学系31及び偏向後
光学系33を用いて説明する。
【0014】偏向前光学系31の有限焦点レンズ34
は、非球面ガラスレンズもしくは、球面ガラスレンズに
UV硬化プラスチックで非球面を貼りあわせたものによ
り形成される。また有限焦点レンズ34は、アルミダイ
カスト(ADC12)と実質的に熱膨張率の等しい材質
によって形成された鏡筒(図示せず)もしくはレンズ保
持リング(図示せず)を介して、有限レンズ保持部材3
6に光軸方向に焦点調整可能に取り付けられている。有
限焦点レンズ34を保持する図示しない鏡筒もしくはレ
ンズ保持リングは、弾性部材にて有限レンズ保持部材3
6に設けられた基準平面に押し付けられ、焦点調整後の
有限焦点レンズ34の固定を確実にし、焦点の経時変化
の少ないUV硬化接着材にて固定させている。半導体レ
ーザ素子22を固定する支持部材22aは、有限レンズ
保持部材36に対して、半導体レーザ素子22と有限焦
点レンズ34の光軸を同軸上に調整可能な構造となって
いる。
【0015】偏向前光学系31のハイブリットシリンダ
レンズ37は、 ポリメチルメタクリル(PMMA )等
の材質により形成されるプラスチックシリンダレンズ及
びFD15等のガラス材質により形成されるガラスシリ
ンダレンズとを含み、両シリンダレンズは、副走査方向
に関して実質的に同一の曲率が与えられている。両シリ
ンダレンズは、有限レンズ保持部材36と実質的に熱膨
張係数の等しい材質によって形成されたシリンダレンズ
保持部材38に、弾性部材もしくはUV接着材にて固定
されている。シリンダレンズ保持部材38はシリンダレ
ンズ光軸方向にガイド38aがあり移動調整可能となっ
ている。更にシリンダレンズ保持部材38は、ガイド3
8aを軸として回転調整可能な構造となっていて、回転
調整後は、弾性部材付き止めネジ(図示せず)にて固定
される。
【0016】偏向前光学系31の有限焦点レンズ34と
ハイブリットシリンダレンズ37との間には、レーザ光
27を所定の形状に整えるアパーチャ40が設けられて
いる。アパーチャ40は、厚さ0.1mmの薄板からな
りレーザ光通過部の窓形状が、主走査方向に11mm、
副走査方向に3.4mmの長方形穴形状となっている。
また、このアパーチャ40には位置決め用の凸部(図示
せず)があり、有限レンズ保持部材36に設けられた位
置決め用の凹部(図示せず)に嵌合され、主走査方向、
副走査方向に位置決め固定されている。アパーチャ40
の窓より外側に照射される光は、このアパーチャ40に
よって遮光され窓により規制される所定形状のレーザ光
27だけが通過しハイブリットシリンダレンズ37ヘ導
かれる。
【0017】次にポリゴンミラー23は、アルミニウム
(Al)からなり、8面の平面反射鏡が正8角形状に配
置された多面鏡本体と、この多面鏡本体を一定の速度で
所定の方向に等速回転させるモータとから構成されてい
る。また、多面鏡本体の各平面反射鏡は、多面鏡本体が
回転される方向を含む面と直交する面に沿って切り出さ
せた後に切断面に、酸化シリコン(Si02)等の表面
保護層を蒸着して形成される。
【0018】次に偏向後光学系33は、ポリゴンミラー
23により感光体30上にて偏向走査されるレーザ光2
7の主走査方向である、感光体30の幅方向全域で、ポ
リゴンミラー23の各反射鏡にて偏向された4本のレー
ザ光27a〜27dに所定の収差特性を与えるととも
に、それぞれのレーザ光27a〜27dの結像位置の変
動を一定の範囲に抑えるための第1及び第2の結像レン
ズ24、26を有している。
【0019】第1及び第2の結像レンズ24、26は、
ポリメチルメタクリル(PMMA)等の樹脂材質により
形成されている。第1及び第2の結像レンズ24、26
は、レンズ光軸のレンズ長手方向の中心を基準面とする
凸部がレンズ短手方向の下面にあり、光学フレーム21
に形成される凹部21a、21bに嵌合され主走査方向
の位置決めが成されている。
【0020】尚第1及び第2の結像レンズ24、26の
成形時、レンズ成形金型の構造上、成形後の型開き時に
レンズ成形品が金型からスムーズに取り出せるように押
し出しピンを有する成形品押し出し機構があり、この押
し出しピンにより押し出すタイミングがレンズ成形品の
完全に固まる前であるため、押し出しピンの跡がレンズ
成形品に形成される。
【0021】更にポリメチルメタクリル(PMMA )
等の樹脂材料を流し込むいわゆる成形ゲートがレンズ長
手方向端部にある場合、レンズ長手方向の両端で夫々樹
脂材料の固まる時間に差を生じレンズの反りが発生す
る。このレンズの反りは、走査光線の等速性の補正に悪
影響を及ぼし、いわゆる色ムラの原因となりそのままで
は均一なカラー画像が得られ無いことから、この問題を
解決するため、光学フレーム21の基準面に対してレン
ズを均一に押し付けることが出来るように、レーザ光通
過部に窓41a、41bを切欠いた箱型押し付け部材4
1にて、第1の結像レンズ24の出射面側、第2のレン
ズ26の入射面側を同時に押し付ける構造となってい
る。尚この箱型押し付け部材41により、第1の結像レ
ンズ24の出射面側及び、第2のレンズ26の入射面側
間の距離が一定に保たれることとなる。但し箱型押し付
け部材41は、押し出しピンの跡部近傍(一般に凸部と
凹部からなる)を押し付けない形状とされている。
【0022】次に偏向後光学系33の第1乃至第3の反
射ミラー28a、28b、28cについて述べる。第1
乃至第3の反射ミラー28a、28b、28cは第2の
結像レンズ26から感光体30に達するまでの間に設け
られ、第2の結像レンズ26を通過し分解したレーザ光
27a〜27dを各結像位置30a〜30dに導くよう
に光学フレーム21に配置されている。但し黒(BK)
画像用のレーザ光27aには第2、第3の反射ミラー2
8bが無く、黒(BK)画像用のレーザ光27aは第1
の反射ミラー28aによってのみ結像位置30aに導か
れる。
【0023】ここで第2の結像レンズ26を通過した各
色成分毎の4本のレーザ光27a〜27dの副走査方向
の距離が0.5mm程度しかないことから、これら4本
のレーザ光27a〜27dを分解するために、各色成分
毎の第1の反射ミラー28aは互いに他のレーザ光を干
渉しないよう、夫々高さを0.5mmづつずらして副走
査方向の位置決めを行っている。更に、第1の反射ミラ
ー28aにより分解された各レーザ光27a〜27dを
相互に干渉する事無く各結像位置30a〜30dにある
感光体30に導くために、第2の反射ミラー28bを、
第2の結像レンズ26から第1の反射ミラー28aに至
るレーザ光27の走査面を介して第1の反射ミラー28
aと対向する位置に配置している。
【0024】又、第3の反射ミラー28cは、ミラー長
手方向の一端を支点として、他端を反射面と垂直な方向
に精密に移動可能な構造となっている。この第3の反射
ミラー28cの精密な移動は、図示しないステッピング
モータ、ウォームギア、ホイールギア、さらに直動方向
のネジの組み合わせにより実現され、これにより4本の
レーザ光27a〜27dの走査方向の平行度を調整可能
とし、色ずれを防止することとなる。
【0025】これら反射ミラー28a〜28cを支持す
るため、光学フレーム21には各反射ミラー28a、2
8b、28cの断面より面積の大きい開口部44が形成
されている。そして組立時、第1乃至第3の全ての反射
ミラー28a、28b、28cは、矢印v方向で示す様
に光学フレーム21の側面から開口部44に挿通され、
開口部44内にて反射面を位置決め基準として配置され
た後、弾性材もしくは接着剤からなる固定部材(図示せ
ず)により光学フレーム21に固定される。
【0026】又47は4本のレーザ光27a〜27dの
水平同期を取るための単一の水平同期検出器、48は水
平同期用の単一の折り返しミラーである。
【0027】次に作用について述べる。カラープリント
開始により各半導体レーザ素子22は、入力される画像
データに従い各色成分毎に水平方向である主走査方向及
び垂直方向である副走査方向に異なる発光角を有する色
成分毎のレーザ光27を発光する。このレーザ光27
は、同軸上に配置された有限焦点レンズ34を通過し、
主走査方向及び副走査方向に異なる断面形状を有した集
束光となり、さらにアパーチャ40により所定形状に形
成された後、ハイブリットシリンダレンズ37によって
副走査方向に収束性を増し各色成分毎に副走査方向がず
れた状態でポリゴンミラー23に照射される。
【0028】次いでレーザ光27は、ポリゴンミラー2
3にて偏向後、副走査方向に所定の間隔をもって第1の
結像レンズ24更に第2の結像レンズ26に入射され
て、所定の収差特性を与えられた後、各色成分毎に副走
査方向に0.5mm程度の間隔を有した状態で夫々第1
の反射ミラー28aに照射される。この後、黒(BK)
画像用のレーザ光27aはそのまま第1の反射ミラー2
8aから結像位置30aへ導かれる。一方、赤(R)、
緑(G)、青(B)画像用のレーザ光27b〜27d
は、走査面を介し夫々第1の反射ミラー28aと対向さ
れる第2の反射ミラー28bに照射され、更に第3の反
射ミラー28cから夫々の結像位置30b〜30dに導
かれ、感光体30を走査し画像を形成する。この後図示
しない画像形成手段による現像、転写、定着工程を経て
所定の用紙等にカラープリントを完成される。
【0029】この様に構成すれば、マルチビーム光走査
装置20は、組立時にあっては、第1乃至第3の反射ミ
ラー28a、28b、28cを光学フレーム21の側面
から開口部44に挿通後、全ての反射ミラー28a、2
8b、28cを反射面を位置決め基準として光学フレー
ム21に容易に取着固定出来るので、良好な組立性を得
られる。しかも全ての反射ミラー28a、28b、28
cがその反射面を位置決め基準としている事から、反射
ミラー28a、28b、28cはその厚さのバラツキに
かかわらず、高い反射位置精度を得られ、色ずれの無い
良好な表示品位を得られる。又、第1の反射ミラー28
aと第2の反射ミラー28bとを、走査面を介して対向
配置する事から4本のレーザ光27a〜27dは互いに
他を干渉する事無く良好な画像を得られる。
【0030】更に反射ミラー28a、28b、28c
を、半導体レーザ素子22、ポリゴンミラー23a、第
1及び第2の結像レンズ24、26を支持する光学フレ
ーム21に取着して、半導体レーザ素子22、ポリゴン
ミラー23a、第1及び第2の結像レンズ24、26と
同一ユニット内に組込める事から、反射ミラー28a、
28b、28cは、組立精度にかかわらず良好な位置決
め精度を得られ、表示品位の向上を図れる。また各反射
ミラーを光学フレームの上下両方向から取り付ける装置
のように光学フレームに複数の穴を形成する必要が無
く、振動や変形に対して強い光学フレーム21を得ら
れ、レーザ光の形状の歪みや走査位置ずれを防止出来る
ことからも、色ずれの無い良好な表示品位を得られる。
【0031】尚、本発明は上記実施の形態に限られるも
のではなく、その趣旨を変えない範囲での変更は可能で
あって、例えば光学フレームは、光形成手段、走査手段
と共に反射ミラーを支持し、これらを全て単一ユニット
化出来る物であれば、その形状は任意である。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、反
射ミラーの厚さのバラツキにかかわらず、高い反射位置
精度を得られ色ずれを防止出来る。又副走査方向におけ
る線間距離が小さいにもかかわらず、反射ミラーにて光
線を導く間に複数の光線が干渉する事が無く、良好なカ
ラー画像を得られる。更に支持部材への反射ミラーの固
定が容易であり、良好な組立性を得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のマルチビーム光走査装置
を示す概略上面図である。
【図2】本発明の実施の形態のマルチビーム光走査装置
を側面から見た概略説明図である。
【図3】本発明の実施の形態の光学フレームに反射ミラ
ーを取り付ける状態を示す一部斜視図である。
【図4】従来の光照射装置を示す概略上面図である。
【図5】従来の光走査装置を側面から見た概略説明図で
ある。
【符号の説明】
20…マルチビーム光走査装置 21…光学フレーム 22…半導体レーザ素子 23…ポリゴンミラー 24…第1の結像レンズ 26…第2の結像レンズ 27a〜27d…レーザ光 28a〜28c…第1乃至第3の反射ミラー 30…感光体 30a〜30d…結像位置 31…偏向前光学系 32…防塵ガラス 33…偏向後光学系 34…有限焦点レンズ 36…有限レンズ保持部材 37…ハイブリットシリンダレンズ 38…シリンダレンズ保持部材 40…アパーチャ 41…箱型押し付け部材
フロントページの続き Fターム(参考) 2C362 BA52 BA83 BA87 BA90 CA22 CA39 DA04 2H045 AA01 BA22 BA32 DA02 DA04 5C072 AA03 BA04 BA19 DA04 DA18 DA21 HA02 HA06 HA08 HA13 QA14 QA17

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の光線を形成する光形成手段と、 単一の偏向手段を有し前記複数の光線を等速で走査する
    走査手段と、 この走査手段による複数の走査光線の各走査光線毎に設
    けられ前記各走査光線をそれぞれ異なる結像位置に導く
    複数の反射ミラーと、 前記任意の走査光線に対する前記複数の反射ミラーの内
    の少なくとも1対の反射ミラーを前記走査手段による走
    査面を介して対向するよう支持すると共に、前記複数の
    走査光線に対する全ての反射ミラーを反射面を位置決め
    基準として支持する支持手段とを具備することを特徴と
    する光照射装置。
  2. 【請求項2】 複数の光線を形成する光形成手段と、 単一の偏向手段を有し前記複数の光線を等速で走査する
    走査手段と、 この走査手段による複数の走査光線の各走査光線毎に設
    けられ前記各走査光線をそれぞれ異なる結像位置に導く
    複数の反射ミラーと、 この複数の反射ミラーの長手方向と垂直な複数の開口部
    を有し、この開口部から前記反射ミラーを挿入して前記
    開口部の開口面と前記反射ミラーの反射面とを当接後固
    定する事により、前記任意の走査光線に対する前記複数
    の反射ミラーの内の少なくとも1対の反射ミラーを前記
    走査手段による走査面を介して対向するよう支持すると
    共に、前記複数の走査光線に対する全ての反射ミラーを
    反射面を位置決め基準として支持する光学フレームとを
    具備することを特徴とする光照射装置。
  3. 【請求項3】 光学フレームが全ての反射ミラーと共に
    光形成手段及び走査手段を一体支持する事を特徴とする
    請求項2に記載の光照射装置。
JP11011556A 1999-01-20 1999-01-20 光照射装置 Abandoned JP2000206430A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11011556A JP2000206430A (ja) 1999-01-20 1999-01-20 光照射装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11011556A JP2000206430A (ja) 1999-01-20 1999-01-20 光照射装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000206430A true JP2000206430A (ja) 2000-07-28

Family

ID=11781228

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11011556A Abandoned JP2000206430A (ja) 1999-01-20 1999-01-20 光照射装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000206430A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7619643B2 (en) 2003-11-11 2009-11-17 Ricoh Co., Ltd. Method and apparatus for image forming capable of effectively avoiding an adverse temperature effect to an optical scanning system

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7619643B2 (en) 2003-11-11 2009-11-17 Ricoh Co., Ltd. Method and apparatus for image forming capable of effectively avoiding an adverse temperature effect to an optical scanning system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8154706B2 (en) Scanning optical device, image forming apparatus using the same, and method of adjusting scanning optical device
US8416271B2 (en) Optical scanning device and image forming apparatus using the same
JP5116559B2 (ja) 光走査装置及びそれを用いた画像形成装置
US6985312B2 (en) Lens mounting device
US20100119258A1 (en) Scanning optical apparatus and image forming apparatus using the same
JP2000206430A (ja) 光照射装置
US7852540B2 (en) Optical scanning apparatus and image forming apparatus using the same
JP5084423B2 (ja) 光源装置
JP2005121985A (ja) 光学素子の位置決め治具、位置決め方法、光学素子、光走査装置および接着方法
JP4693438B2 (ja) 走査光学装置および画像形成装置
JP6124113B2 (ja) 光走査装置および画像形成装置
JP2000187175A (ja) 光走査装置
JPH07128604A (ja) 走査光学装置
JP2000180778A (ja) 光ビーム走査装置
JP2005062399A (ja) 光走査装置及び画像形成装置
KR100601701B1 (ko) 광주사장치
KR100601720B1 (ko) 광주사장치용 주사광학렌즈
JPH063609A (ja) 走査光学装置
JPH1010448A (ja) 光走査装置
JP2002062407A (ja) 結像素子アレイ
JP2003241127A (ja) 走査光学系
JP2001246781A (ja) 結像素子アレイ保持機構、光書込装置、画像形成装置
US7265774B2 (en) Collimating lens of beam scanning apparatus
JP2017207539A (ja) 光走査装置及びこれを用いた画像形成装置
JPH10246860A (ja) マルチビーム走査光学装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060110

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090421

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090421

A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20090615