JP2000205304A - 両方向クラッチ - Google Patents

両方向クラッチ

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JP2000205304A JP11013320A JP1332099A JP2000205304A JP 2000205304 A JP2000205304 A JP 2000205304A JP 11013320 A JP11013320 A JP 11013320A JP 1332099 A JP1332099 A JP 1332099A JP 2000205304 A JP2000205304 A JP 2000205304A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の両方向クラッチに比して部品の種類や
組立工数を削減することができ、かつ、軸方向への所要
スペースも狭くすることのできる両方向クラッチを提供
する。 【解決手段】 内輪1(または軸)の外周面と外輪2の
内周面との間に形成される環状空間3内に、複数のブロ
ックベアリング7を配置して内輪1と外輪2との半径方
向への相対位置を一定に保持するとともに、その各ブロ
ックベアリング7を保持器5に設けた凹所52内に周方
向に所定の隙間2Gを開けて収容し、ロック方向の切り
換えに際して保持器5を周方向に移動させたとき、凹所
52の内側壁面がブロックベアリング7の側面に当接す
ることによって、保持器5が周方向に位置決めされるよ
うに構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トランスミッショ
ン等に用いられる両方向(二方向)クラッチに関し、更
に詳しくは、内輪もしくは軸の外周面と外輪内周面との
間に形成される環状空間内に複数のトルク伝達部材とこ
れらを周方向一定の間隔で保持する保持器を配置すると
ともに、その保持器を環状空間内で周方向に移動させる
ことにより、各トルク伝達部材の噛み込み方向を切り換
えるように構成された両方向クラッチに関する。
【0002】
【従来の技術】スプラグまたはローラ等のトルク伝達部
材を内輪もしくは軸(以下、内輪等と称する)の外周面
と外輪内周面との間の環状空間内に配置し、スプラグの
外周面もしくは外輪の内周面に形成されたカム面の楔作
用により、内輪等と外輪とが相対的に一方向に回転した
ときにはロックし(動力を伝達し)、逆方向の動力に対
しては空転する(動力伝達を行わない)ようにした一方
向クラッチが知られている。
【0003】また、このような一方向クラッチのカム面
による楔作用の原理を利用し、両方向の動力を選択的に
伝達できるようにした両方向クラッチが知られている。
この両方向クラッチにおいては、基本的に、上記のカム
面形状を周方向に対称形として両方向のいずれにも楔作
用を発揮できるように構成するとともに、環状空間内で
各トルク伝達部材を周方向に一定間隔で保持する保持器
を当該環状空間内で周方向に移動させることにによっ
て、各トルク伝達部材の環状空間内での位置もしくは姿
勢を変更させて、楔作用を発揮させるべき方向を選択す
る。
【0004】図8および図9にそれぞれ従来のスプラグ
タイプおよびローラタイプの両方向クラッチの要部軸直
交断面図を模式的に示す。スプラグタイプの両方向クラ
ッチにおいては、内輪等81の外周面と外輪82の内周
面との間の環状空間83内に、外周側および内周側にそ
れぞれカム面が形成された複数のスプラグ84が配置さ
れ、その各スプラグ84は内保持器85aと外保持器8
5bによって環状空間83内に周方向に一定間隔で保持
される。スプラグ84のカム面は、スプラグ84が図中
A方向に傾斜している状態では、外輪82に対する内輪
等81のα方向への相対回転時にロックし、その逆方向
への回転時には空転するとともに、A方向と反対側に傾
斜している状態では、外輪82に対する内輪等81のα
方向への相対回転時に空転し、その逆方向への回転時に
はロックするように形成されている。このロック方向の
切り換えは、内保持器85aを外力によって環状空間8
3内で周方向に移動させてスプラグ84の傾斜の向きを
変更することによって行われる。この内保持器85aの
周方向両側の移動端、つまりロック方向切り換え時にお
ける内保持器85aの位置決めは、例えば内保持器85
aにピン状の突起86を設ける一方、内保持器85aと
ともに回転する部材である内輪等81には溝87を形成
し、突起86を溝87の内側面に当接させることによっ
て行うのが一般的である。
【0005】また、ローラタイプの両方向クラッチにお
いては、内輪等91の外周面と外輪92の内周面との間
の環状空間93内に複数のローラ94が配置され、カム
面92aは外輪92の内周面に周方向一定間隔で形成さ
れる。各ローラ94は、保持器95によって外輪92の
各カム面92aに1個ずつ配置されるように保持され
る。外輪92のカム面92aは、ローラ94が図中B方
向に偏って位置している状態では、外輪92に対する内
輪等91のβ方向への相対回転時にはロックし、その逆
方向への回転時には空転するとともに、ローラ94がB
方向と反対側に偏って位置している状態では、外輪92
に対する内輪等91のβ方向の相対回転時に空転し、そ
の逆方向への回転時にロックするように形成されてい
る。また、このロック方向の切り換えは、保持器95を
外力によって環状空間93内で周方向に移動させてロー
ラ94をカム面に対して周方向に移動させることによっ
て行われる。この保持器95の周方向両側の移動端は、
上記したスプラグタイプと同様に、保持器95にピン状
の突起96を設け、この保持器95とともに回転する部
材である外輪92に溝97を形成して、突起96を溝9
7の内側面に当接させることによって行うのが一般的で
ある。
【0006】また、以上のような両方向クラッチにおい
ては、ロック方向を切り換えるべく外力により保持器を
周方向に移動させる必要があることは既述したが、その
外力と保持器とを連結するためにクラッチの少なくとも
一端側を開放する必要があって、外輪と内輪等との半径
方向位置を一定に保持してこれら両者のセンタリングを
行うべく一方向クラッチにおいて多用されているエンド
ベアリングを使用することができない。そのため、従来
の両方向クラッチにおいて、図10に図8に例示したス
プラグタイプの両方向クラッチの軸平行断面図を例示す
るように、内輪等81と外輪82の間に玉軸受101を
介在させることにより、内輪等81と外輪82との半径
方向への位置を一定に保持するような構成が採用されて
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上のよう
な従来の両方向クラッチによれば、ロック方向の切り換
え時における保持器の周方向への移動端を、保持器に設
けたピンと内輪等または外輪に形成した溝側面との当接
によって規制するため、部品の種類が増えるばかりでな
く、ピンが溝内に嵌まり込むように組み立てる必要があ
って組立工数が増大するという問題がある。また、玉軸
受により内輪等と外輪とのセンタリングを行っているた
め、軸方向への所要スペースが大きくなってしまうとい
う問題もある。
【0008】本発明はこのような実情に鑑みてなされた
もので、従来の両方向クラッチに比して部品の種類や組
立工数を削減することができ、かつ、軸方向への所要ス
ペースも狭くすることのできる両方向クラッチの提供を
目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の両方向クラッチは、内輪外周面もくしは軸
外周面と外輪内周面との間に形成される環状空間内に、
内輪もしくは軸と外輪間で楔作用により噛み込んでトル
クを伝達する複数のトルク伝達部材と、その各トルク伝
達部材を当該環状空間内で周方向一定の間隔で保持する
保持器を備えるとともに、環状空間内で保持器を周方向
に所定量移動させることにより、各トルク伝達部材が内
輪もしくは軸と外輪間で噛み込んでトルクを伝達する回
転方向が切り換わるように構成された両方向クラッチに
おいて、上記環状空間内に、内輪もしくは軸の外周面お
よび外輪内周面のうち、いずれか一方に対して周方向へ
の移動が規制され、かつ、他方に対して摺動接触する複
数のブロックベアリングが配置されているとともに、上
記保持器には、その各ブロックベアリングをそれぞれ周
方向に所定の隙間を開けて収容する複数の凹所が形成さ
れ、その各凹所の内側壁面と各ブロックベアリングの側
面との当接により、上記保持器の周方向両側への移動端
が規制されるように構成されていることによって特徴づ
けられる。
【0010】本発明は、内輪等と外輪との半径方向への
位置決めを、環状空間内に複数のブロックベアリングを
配置することによって行うと同時に、ブロックベアリン
グの両側面を保持器の周方向への移動端を規制するスト
ッパとして機能させることにより、所期の目的を達成し
ようとするものである。
【0011】すなわち、内輪等と外輪との間の環状空間
内に、内輪等の外周面および外輪の内周面のいずれか一
方に対して周方向に移動が規制され、他方に対しては摺
動接触する複数のブロックベアリングを配置することに
より、内輪等と外輪との半径方向位置関係が一定に保持
され、これにより、エンドベアリングの使用が不能であ
るが故に従来の両方向クラッチにおいて採用されていた
玉軸受を不要としてその軸方向への所要スペースを狭く
することができる。また、この各ブロックベアリング
を、保持器に形成した複数の凹所内にそれぞれ周方向に
所定の隙間を介して収容することにより、保持器を周方
向に移動させたとき、凹所の内側壁面とブロックベアリ
ングの側面とが当接することによってその移動端が規制
されて位置決めされるため、この凹所内でのブロックベ
アリングの周方向隙間を適宜に設定することにより、従
来の両方向クラッチにおける位置決め手段である保持器
の突起および内輪等の外周面またはは外輪内周面の溝が
不要となり、組立工数等の削減を図ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
好適な実施の形態について説明する。図1は本発明の実
施の形態の正面図であり、図2はその裏面図である。ま
た、図3は図1の要部拡大図であり、図4は図2の要部
拡大図である。更に、図5は図1のA−A断面図で、図
6および図7は図1のB−B拡大断面図およびC−C拡
大断面図である。なお、図1および図3は、ワッシャ8
aの一部を切り欠いた状態で示しており、図2および図
4は、ワッシャ8bの一部を切り欠いた状態で示してい
る。
【0013】この実施の形態は、本発明をローラタイプ
の両方向クラッチに適用したものであり、内輪1の外周
面と外輪2の内周面との間に形成される環状空間3内に
複数のローラ4が配置されており、その各ローラ4は、
保持器5に形成されたポケット51内に収容されること
により、互いの周方向への間隔が一定となるように保持
されている。また、保持器5の各ポケット51内には、
それぞれ、ローラ4を周方向両側に付勢するための2つ
のスプリング6a,6bが配置されている。
【0014】外輪2の内周面には、各ローラ4に対応す
る複数のカム面21が形成されており、その各カム面2
1は、図3に示すように、その中心を通る面CPの周方
向両側に互いに対称な2つのカム面21a,21bを実
質的に備えた形状を有しており、その2つのカム面カム
面21a,21bは、面CPから遠ざかるほど内輪1の
外周面に接近するような形状を有している。
【0015】内輪1と外輪2の間の環状空間3内には、
また、各ローラ4の間に1個ずつブロックベアリング7
が周方向に互いに一定の間隔で配置されている。この各
ブロックベアリング7は、軽量化のために中空とされて
いるとともに、外輪2の内周面に形成された溝22内に
嵌め込まれ、外輪2に対しては周方向に移動不能に配置
されている。また、各ブロックベアリング7は、その内
輪1との対向面に形成された摺動面71において内輪1
の外周面と摺動接触し、これにより、内輪1と外輪2の
軸心が一致するように、これら両者の半径方向への位置
関係が一定に保たれる。そして、この各ブロックベアリ
ング7は、保持器5に形成された凹所52内にそれぞれ
収容され、各ブロックベアリング7と各凹所52との間
には周方向に所定量2Gの隙間が設けられている。この
隙間は、保持器5が周方向に中立位置にある状態におい
ては、図3に示すように、ブロックベアリング7の両側
にそれぞれ等量Gずつ存在する。
【0016】保持器5には、以上のように、各ローラ4
を収容するための複数のポケット51と、各ブロックベ
アリング7を収容するための複数の凹所52が周方向に
交互に形成されることになるが、この各ポケット51お
よび凹所52は、いずれも保持器5の正面側に形成さ
れ、裏面側には図2,図6および図7に示すように、周
方向に一様な厚さの基底部53を有している。そして、
この基底部53に、外力伝達用のレバー部54が一体形
成されており、このレバー部54は、外輪2に設けられ
た切欠部23を介して外部に突出している。
【0017】また、環状空間3は、その表裏両側が第1
および第2のワッシャ8a,8bによって覆われてい
る。これらの各ワッシャ8a,8bは、それぞれ金属板
を打ち抜いたものであり、その各外周に形成された突部
Lが前記した外輪2の溝22内に嵌まり込むことによっ
て外輪2に対する回転が阻止されている。また、第2の
ワッシャ8bには、ブロックベアリング7の摺動面71
に形成された溝72を通って正面側に至り、第1のワッ
シャ8bを抱き込んだ状態で外側に屈曲する爪部Nが形
成されており、この爪部Nによって第1および第2のワ
ッシャ8a,8bが相互に一体化されている。
【0018】さて、以上の実施の形態において、保持器
5のレバー部54を介して外力を付与することによって
保持器5を環状空間3内で周方向に移動させると、各ロ
ーラ4が同方向に一斉に移動し、ロック方向を切り換え
ることができる。すなわち、図3において、保持器5を
移動させて各ローラ4をカム面21a側の適正位置にま
で移動させると、外輪2に対して内輪1がC方向に回転
したときにローラ4はカム面21aと内輪1外周面との
間の楔作用によって噛み込み、内輪1と外輪2はロック
状態となるが、その逆方向への回転に対しては空転す
る。また、各ローラ4をカム面21b側の適正位置にま
で移動させると、外輪に対して内輪1がC方向に回転し
たときは空転し、その逆方向への回転に対してはローラ
4が上記と同様に噛み込み、内輪1と外輪2はロック状
態となる。
【0019】ここで、保持器5の周方向への移動は、保
持器5の凹所52の内側壁面がブロックベアリング7の
側面に当接することによって規制され、このブロックベ
アリング7の側面と凹所52の内側壁面との当接によ
り、保持器5の周方向両側への移動端、つまり、ロック
方向の切り換えに際しての保持器5の位置決めが行われ
る。前記した凹所52内でのブロックベアリング7の周
方向への隙間2Gは、ブロックベアリング7の一方およ
び他方の側面に、それぞれ凹所52の内側壁面の対応す
る側を当接させた状態で、各ローラ4が上記した各カム
面21aおよび21b側の各適正位置に位置するような
寸法に設定され、これにより、保持器5が停止するまで
周方向に移動させることで、各ローラ4は常にカム面2
1aまたは21bに対する適正位置に位置決めされる。
【0020】なお、以上の実施の形態においては、内輪
1と外輪2の間にローラ4等を配置するための環状空間
3を形成したが、内輪1は必ずしも必要ではなく、軸の
外周面と外輪2の間に環状空間3を形成してもよい。
【0021】また、以上の実施の形態ではローラタイプ
の両方向クラッチに本発明を適用した例を示したが、ス
プラグタイプの両方向クラッチにも本発明を等しく適用
し得ることは勿論である。
【0022】更に、各ブロックベアリング7は以上の実
施の形態においては外輪2側に周方向に移動不能に設け
たが、これは、この実施の形態では外輪2が保持器2と
共に回転する部材であるためであって、内輪1または軸
側が保持器2と共に回転する構成を採用する場合に本発
明を適用する際には、ブロックベアリング7は内輪1ま
たは軸側に周方向に移動不能に設ければよい。
【0023】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、内輪も
しくは軸の外周面と外輪との間形成される環状空間内に
配置された複数のブロックベアリングによって内輪等と
外輪との半径方向への位置決め(センタリング)が行わ
れるため、従来の両方向クラッチのように玉軸受が不要
となってその軸方向への所要スペースを狭くすることが
できると同時に、各ブロックベアリングを保持器に形成
した凹所内に周方向に所定の隙間を介して収容して、ブ
ロックベアリングの側面と保持器の凹所の内側壁面との
当接によって、ロック方向の切り換えに際しての保持器
の周方向への位置決めを行うように構成しているため、
従来の両方向クラッチのように保持器に設けるピン並び
に内輪等または外輪に形成する溝が不要となり、その
分、部品の種類の削減と組立工数の削減を達成すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の正面図である。
【図2】同じく本発明の実施の形態の裏面図である。
【図3】図1の要部拡大図である。
【図4】図2の要部拡大図である。
【図5】図1のA−A断面図である。
【図6】図1のB−B拡大断面図である。
【図7】図1のC−C拡大断面図である。
【図8】従来のスプラグタイプの両方向クラッチの要部
軸直交断面図である。
【図9】従来のローラタイプの両方向クラッチの要部軸
直交断面図である。
【図10】図8に示した従来の両方向クラッチの軸平行
断面図である。
【符号の説明】
1 内輪 2 外輪 21,21a,21b カム面 22 溝 23 切欠部 3 環状空間 4 ローラ 5 保持器 51 ポケット 52 凹所 53 基底部 54 レバー部 6a,6b スプリング 7 ブロックベアリング 71 摺動面 72 溝 8a 第1のワッシャ 8b 第2のワッシャ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内輪外周面もくしは軸外周面と外輪内周
    面との間に形成される環状空間内に、内輪もしくは軸と
    外輪間で楔作用により噛み込んでトルクを伝達する複数
    のトルク伝達部材と、その各トルク伝達部材を当該環状
    空間内で周方向一定の間隔で保持する保持器を備えると
    ともに、環状空間内で保持器を周方向に所定量移動させ
    ることにより、各トルク伝達部材が内輪もしくは軸と外
    輪間で噛み込んでトルクを伝達する回転方向が切り換わ
    るように構成された両方向クラッチにおいて、 上記環状空間内に、内輪もしくは軸の外周面および外輪
    内周面のうち、いずれか一方に対して周方向への移動が
    規制され、かつ、他方に対して摺動接触する複数のブロ
    ックベアリングが配置されているとともに、上記保持器
    には、その各ブロックベアリングをそれぞれ周方向に所
    定の隙間を開けて収容する複数の凹所が形成され、その
    各凹所の内側壁面と各ブロックベアリングの側面との当
    接により、上記保持器の周方向両側への移動端が規制さ
    れるように構成されていることを特徴とする両方向クラ
    ッチ。
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