JP2000205165A - 輪切形多段ポンプ - Google Patents

輪切形多段ポンプ

Info

Publication number
JP2000205165A
JP2000205165A JP11007727A JP772799A JP2000205165A JP 2000205165 A JP2000205165 A JP 2000205165A JP 11007727 A JP11007727 A JP 11007727A JP 772799 A JP772799 A JP 772799A JP 2000205165 A JP2000205165 A JP 2000205165A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
casing
suction
discharge
fluid
port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11007727A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4146020B2 (ja
Inventor
Yasuharu Yamamoto
康晴 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP00772799A priority Critical patent/JP4146020B2/ja
Publication of JP2000205165A publication Critical patent/JP2000205165A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4146020B2 publication Critical patent/JP4146020B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Control Of Non-Positive-Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸込ケーシングや締付ボルトといった構成部
品の温度分布を均一化できると共に、流体の漏洩を低減
させた安全性の高い輪切形多段ポンプの提供。 【解決手段】 輪切形多段ポンプ1は、吸込ケーシング
3と、吐出ケーシング5と、両者の間に配された複数の
中間ケーシング6とを複数の締付ボルトVで締め付けて
一体化させたものであり、吐出ケーシング5側に設けら
れており、バランス室17を有するバランス機構14
と、吸込口2の反対側に位置するように吸込ケーシング
3内に設けられており、吸込口2と連通する吸込側流体
対流室18と、吐出口4の反対側に位置するように吐出
ケーシング5内に設けられており、バランス室17と連
通する吐出側流体対流室20と、吸込側流体対流室18
と吐出側流体対流室20とを連通する流体流通管21と
を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸込ケーシング
と、吐出ケーシングと、複数の中間ケーシングとを複数
の締付ボルトで締め付けて一体化させた輪切形多段ポン
プに関し、特に、高温又は低温の流体を取り扱うのに好
適な輪切形多段ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、吸込ケーシングと、吐出ケー
シングと、複数の中間ケーシングとを複数の締付ボルト
で締め付けて一体化させた輪切形多段ポンプが広く用い
られている。このような輪切形多段ポンプで高温又は低
温の流体を取り扱った場合、吸込ケーシングや吐出ケー
シング全体の温度は、均一に変化するものではなく、局
所的に異なる。このため、吸込ケーシングや吐出ケーシ
ングに歪みが生じてしまうことがある。
【0003】また、各締付ボルトには、吸込ケーシング
や吐出ケーシングからナットを介して熱が伝わることか
ら、各締付ボルトの温度変化は、流体から熱が直接伝わ
る各中間ケーシングの温度変化に完全に追従するもので
はない。更に、吸込ケーシングや吐出ケーシングの温度
分布は一定ではないので、各締付ボルトの温度同士も異
なることになり、締付ボルトの膨張量又は収縮量は、各
締付ボルト同士の間で相違する。この結果、吸込ケーシ
ング及び吐出ケーシングの歪みや、各締付ボルトの締付
力に差違が生じることに起因して、中間ケーシング同士
の間に隙間を生じ、このような隙間から流体が漏洩して
しまうことがある。
【0004】このような問題を解決するための技術とし
ては、特開昭60−69297号公報によって開示され
たものが知られている。この公報に記載された従来の輪
切形多段ポンプは、一般的な輪切形多段ポンプと同様
に、複数の締付ボルト(ステージボルト)を有する。各
締付ボルトには、軸方向に延びる貫通穴が形成されてお
り、この貫通穴には、吐出ケーシングに接続された流入
管を介して流体が導入される。貫通穴を流通した流体
は、流出管を介して吸込ケーシング内に戻される。これ
により、各締付ボルトには、流体から直接熱が伝わるこ
とになるため、各締付ボルトの温度変化を、中間ケーシ
ングの温度変化に追従させることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
輪切形多段ポンプは、上述したように構成されているた
め、次のような問題点をもっていた。すなわち、輪切形
多段ポンプにおいて、締付ボルトは、各ケーシングを一
体化させるという、きわめて重要な役割を担うものであ
り、強度、耐久性等が要求される部材である。しかしな
がら、各締付ボルトに貫通穴を形成すれば、締付ボルト
の強度は下がってしまう。これを解消するためには、高
い強度をもった高価な素材を用いたり、締付ボルトの径
を大きくしたりする必要があるが、これらの手立てを講
じることには種々の制約から限界がある。また、締付ボ
ルトの内部に流体を流通させた場合、締付ボルトが、そ
の内部から腐食してまい、腐食の程度を確認することも
困難を極める。加えて、従来の輪切形多段ポンプでは、
吸込ケーシングや吐出ケーシングの温度分布を均一化さ
せる点について何ら対策が講じられてはいない。
【0006】そこで、本発明は、吸込ケーシングや締付
ボルトといった各種構成部品の温度分布を均一化できる
と共に、流体の漏洩を低減させた安全性の高い輪切形多
段ポンプを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
による輪切形多段ポンプは、吸込口を有する吸込ケーシ
ングと、吐出口を有する吐出ケーシングと、吸込ケーシ
ングと吐出ケーシングとの間に配された複数の中間ケー
シングとを複数の締付ボルトで締め付けて一体化させた
輪切形多段ポンプにおいて、吐出ケーシング側に設けら
れており、バランス室を有するバランス機構と、吸込口
の反対側に位置するように吸込ケーシング内に設けられ
ており、吸込口と連通する吸込側流体対流室と、吐出口
の反対側に位置するように吐出ケーシング内に設けられ
ており、バランス室と連通する吐出側流体対流室と、吸
込側流体対流室と吐出側流体対流室とを連通する流体流
通管とを備えることを特徴とする。
【0008】この輪切形多段ポンプでは、吸込口から吸
込ケーシング内に流入する流体は、中間ケーシング内に
流入し、各中間ケーシング内でエネルギーを受け取った
後、吐出ケーシング内に流入し、吐出口から吐き出され
る。また、この際、吐出ケーシング側では、吐出口に流
入しようとする流体の一部がバランス機構を経由してバ
ランス室へと流れ込む。ここで、バランス室は、吐出側
流体対流室と連通しており、吐出側流体対流室は、流体
流通管を介して吸込側流体対流室と連通している。従っ
て、バランス室へと流れ込んだ流体は、吐出側流体対流
室内を対流すると共に、流体流通管を介して、吸込ケー
シングに設けられている吸込側流体対流室に流入する。
吸込側流体対流室に流れ込んだ流体は、吸込側流体対流
室内を対流すると共に、中間ケーシング内に吸込まれて
いく。
【0009】また、バランス室は、吐出側流体対流室、
流体流通管、及び、吸込側流体対流室を介して吸込口と
連通している。この結果、吐出側流体対流室内及びバラ
ンス室内の圧力は、流体の吸込圧力とほぼ同一となり、
バランス機構が有効に作動することになる。すなわち、
流体流通管は、一般的なポンプに設けられており、バラ
ンス室と吸込側とを連通させるバランス管の役割をも果
たすことになる。
【0010】このように、この輪切形多段ポンプでは、
吸込ケーシングと吐出ケーシングとの内部に、吸込側流
体対流室と、吐出側流体対流室とがそれぞれ設けられて
いる。そして、両対流室内には、常に、中間ケーシング
内を流通する流体の一部が流通させられる。従って、吸
込ケーシング及び吐出ケーシングの温度は、それぞれ全
体として均一になると共に、各中間ケーシングの温度と
ほぼ同一となる。これにより、吸込ケーシング及び吐出
ケーシングから熱が伝わる締付ボルトの温度は、各締付
ボルトについてほぼ同一となり、各締付ボルトの温度変
化を、各中間ケーシングの温度変化に追従させることが
できる。この結果、吸込ケーシング及び吐出ケーシング
の歪みや、各締付ボルトの締付力に差違が生じることが
低減されるので、中間ケーシング同士の間に隙間を生
じ、この隙間から流体が漏洩してしまうことを防止可能
となる。また、この輪切形多段ポンプは、簡易な構造を
有するので低コストで製造可能である。
【0011】請求項2に記載の本発明による輪切形多段
ポンプは、吸込口を有する吸込ケーシングと、吐出口を
有する吐出ケーシングと、吸込ケーシングと吐出ケーシ
ングとの間に配された複数の中間ケーシングとを複数の
締付ボルトで締め付けて一体化させた輪切形多段ポンプ
において、各中間ケーシングの外表面と、締付ボルトの
外表面とに接触するスペーサを備えることを特徴とす
る。
【0012】一般に、輪切形多段ポンプで高温又は低温
の流体を取り扱う場合、各中間ケーシングには、流体か
ら直接熱が伝えられることになるため、その温度は、各
中間ケーシング全体でほぼ均一となる。これを踏まえ
て、この輪切形多段ポンプでは、各中間ケーシングの外
表面と、締付ボルトの外表面とに接触するスペーサを設
けている。これにより、各締付ボルトには、各中間ケー
シングからも熱が伝えられることになり、各締付ボルト
の温度は、各中間ケーシングの温度とほぼ同一となる。
従って、各締付ボルトの締付力に差違が生じることが低
減され、中間ケーシング同士の間に隙間を生じ、この隙
間から流体が漏洩してしまうことを防止可能となる。
【0013】請求項3に記載の本発明による輪切形多段
ポンプは、吸込口と連通する吸込ケーシングと、吐出口
と連通する吐出ケーシングと、吸込ケーシングと吐出ケ
ーシングとの間に配された複数の中間ケーシングとを複
数の締付ボルトで締め付けて一体化させた輪切形多段ポ
ンプにおいて、吐出ケーシング側に設けられており、バ
ランス室を有するバランス機構と、吸込口の反対側に位
置するように吸込ケーシング内に設けられており、吸込
口と連通する吸込側流体対流室と、吐出口の反対側に位
置するように吐出ケーシング内に設けられており、バラ
ンス室と連通する吐出側流体対流室と、各中間ケーシン
グと各締付ボルトとの周囲を覆う筒状の温度調整用ケー
シングとを備え、温度調整用ケーシングの内部は、吸込
側流体対流室及び吐出側流体対流室と連通していること
を特徴とする。
【0014】この輪切形多段ポンプでは、各中間ケーシ
ング及び各締付ボルトの周囲は、筒状の温度調整用ケー
シングによって覆われている。この温度調整用ケーシン
グの内部には、中間ケーシング内からバランス室に流れ
込み、吐出側流体対流室を対流した流体が流入すること
になる。そして、流体は、温度調整用ケーシング内を対
流すると共に、各締付ボルトに対して熱を伝えた後、吸
込ケーシングに設けられている吸込側流体対流室に流入
する。吸込側流体対流室に流れ込んだ流体は、吸込側流
体対流室内を対流すると共に、中間ケーシング内に吸込
まれていく。
【0015】このように、この輪切形多段ポンプでは、
温度調整用ケーシングの内部において、各締付ボルトに
対して流体から直接熱が伝えられる。また、吸込ケーシ
ングと吐出ケーシングとの内部に、中間ケーシング内を
流通する流体の一部が流通させられる吸込側流体対流室
と、吐出側流体対流室とがそれぞれ設けられている。従
って、吸込ケーシング及び吐出ケーシングの温度は、そ
れぞれ全体として均一になると共に、各中間ケーシング
の温度とほぼ同一となる。この結果、吸込ケーシング、
吐出ケーシング、及び、各締付ボルトの温度を、全体と
して均一に設定することが可能となるので、吸込ケーシ
ング及び吐出ケーシングの歪みや、各締付ボルトの締付
力に差違が生じることが低減される。従って、中間ケー
シング同士の間に隙間を生じ、この隙間から流体が漏洩
してしまうことを防止可能となる。
【0016】請求項4に記載の本発明による輪切形多段
ポンプは、吸込口を有する吸込ケーシングと、吐出口を
有する吐出ケーシングと、吸込ケーシングと吐出ケーシ
ングとの間に配された複数の中間ケーシングとを締付ボ
ルトで締め付けて一体化させた輪切形多段ポンプにおい
て、吸込ケーシングには、吸込口から流入した流体を吸
込ケーシングの外周に沿うように流通させる吸込側環状
流路と、吸込側環状流路から放射状に分岐されると共
に、中間ケーシングの内部と連通する複数の吸込側放射
状流路とが設けられており、吐出ケーシングには、中間
ケーシングの内部から流入した流体を放射状に流通させ
る複数の吐出側放射状流路と、各吐出側放射状流路と連
通しており、流体を吐出ケーシングの外周に沿うように
流通させて吐出口に導く吐出側環状流路とが設けられて
いることを特徴とする。
【0017】この輪切形多段ポンプを用いて高温又は低
温の流体を取り扱う場合、流体は、吐出口から吸込ケー
シング内の吸込側環状流路に流入し、複数の吸込側放射
状流路を経て、中間ケーシング内に流入する。また、中
間ケーシング内から吐出ケーシング内に流入する流体
は、複数の吐出側放射状流路から吐出側環状流路に流入
し、吐出ケーシングの外周に沿うように流通したのち、
吐出口から吐き出される。
【0018】これにより、吸込ケーシング及び吐出ケー
シングの内部のほぼ全体に対して流体が流通することに
なるので、吸込ケーシング及び吐出ケーシングの温度
は、それぞれ全体として均一になると共に、各中間ケー
シングの温度とほぼ同一となる。これにより、吸込ケー
シング及び吐出ケーシングから熱が伝わる締付ボルトの
温度は、各締付ボルトについてほぼ同一となり、各締付
ボルトの温度変化を各中間ケーシングの温度変化に追従
させることができる。この結果、吸込ケーシング及び吐
出ケーシングの歪みや、各締付ボルトの締付力に差違が
生じることが低減されるので、中間ケーシング同士の間
に隙間を生じ、この隙間から流体が漏洩してしまうこと
を防止可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明による輪
切形多段ポンプの好適な実施形態について詳細に説明す
る。
【0020】〔実施形態1〕図1は本発明による輪切形
多段ポンプの第1実施形態を示す断面図である。同図に
示す輪切形多段ポンプ1は、例えば、高温の流体(水)
を取り扱うボイラ給水ポンプ等に好適なものであり、ま
た、低温流体を取り扱う場合にも好適なものである。図
1に示すように、輪切形多段ポンプ1は、吸込口2を有
する吸込ケーシング3と、吐出口4を有する吐出ケーシ
ング5とを有する。吸込ケーシング3と、吐出ケーシン
グ5との間には、複数(この場合、5体)の中間ケーシ
ング6が配置されている。
【0021】吸込ケーシング3と、吐出ケーシング5と
には、複数のボルト穴(図示省略)が同心円上に配設さ
れており、各ボルト穴を貫通する締付ボルトVには、吸
込ケーシング3の外方(図1における左側)、及び、吐
出ケーシング5の外方(図1における右側)からナット
Nが螺合され、強固に締め付けられる。これにより、吸
込ケーシング3と、吐出ケーシング5と、各中間ケーシ
ング6とは、複数の締付ボルトV及びナットN(この場
合、6組、図2参照)によって一体化される。
【0022】各中間ケーシング6の内部には、それぞ
れ、1体ずつの羽根車(インペラ)7が収容される。各
羽根車7は、図示しない原動機によって回転駆動される
主軸8に取り付けられている。吸込口2側において、主
軸8は、グランドパッキンやメカシール等が収容される
と共に、吸込ケーシング3に装着されたスタッフィング
ボックス9を貫通しており、吸込ケーシング3に固定さ
れた軸受箱10によって支持されている。同様に、吐出
口4側において、主軸8は、吐出ケーシング5に装着さ
れたスタッフィングボックス11を貫通しており、吐出
ケーシング5に固定された軸受箱12によって支持され
ている。
【0023】また、吐出ケーシング5内には、最も吐出
口4側に位置する羽根車7とスタッフィングボックス1
1との間にバランス機構14が設けられている。バラン
ス機構14は、主軸8に固定されたバランスディスク1
5と、バランスディスク1と対向するバランスシート
(静止部材)16とを含む。また、吐出ケーシング5内
には、バランス室17が形成されており、このバランス
室17は、バランスディスク15及びバランスシート1
6の軸受箱12側に位置する。
【0024】ここで、図2に示すように、この輪切形多
段ポンプ1の吸込ケーシング3内部には、吸込口2の反
対側に位置する吸込側流体対流室(いわゆる、死水部)
18が形成されている。一般に、吸込ケーシングは、そ
の内部で主軸8の周囲に位置すると共に中間ケーシング
6の内部と連通する空間部2aが吸込口2と連通してい
れば、本来の役割を果たすことにはなる。これに対し
て、この吸込ケーシング3には、空間部2aが設けられ
ていない部分に及ぶように形成された吸込側流体対流室
18を有している。この吸込側流体対流室18は、流路
19を介して吸込口2と連通している。
【0025】同様に、この輪切形多段ポンプ1の吐出ケ
ーシング5に対しても、吐出口4と連通する空間部4a
が設けられていない部分に及ぶと共に、吐出口4の反対
側に位置するように吐出側流体対流室20が形成されて
いる。この吐出側流体対流室20は、図1に示すよう
に、バランス機構14に含まれるバランス室17と連通
している。また、吐出ケーシング5には、吐出側流体対
流室20と連通する流体流通管21が接続されており、
この流体流通管21は、吸込ケーシング3に接続されて
吸込側流体対流室18と連通する。
【0026】次に、上述した輪切形多段ポンプ1の動作
について説明する。
【0027】この輪切形多段ポンプ1で、例えば高温の
流体(水等)を取り扱うと、吸込口2から吸込ケーシン
グ3内に流入する流体は、中間ケーシング6内に流入
し、各中間ケーシング6内で回転する各羽根車7によっ
てエネルギーが加えられた後、吐出ケーシング5内に流
入して吐出口4から吐き出される。この際、各羽根車7
の前後における圧力差に起因して吸込口2側から吐出口
4側に向けて生じる軸方向推力は、バランス機構14に
よって打ち消される。
【0028】また、吸込ケーシング5の内部では、吐出
口4に流入しようとする流体の一部がバランス機構14
のバランスディスク15と、バランスシート16との間
で減圧されながら、バランス室17へと流れ込む。この
バランス室17は、図1に示すように、吐出側流体対流
室20と連通しており、この吐出側流体対流室20は、
流体流通管21を介して吸込側流体対流室18と連通し
ている。従って、バランス室17へと流れ込んだ流体
は、吐出側流体対流室20内を対流すると共に、流体流
通管21を介して、吸込ケーシング3に設けられている
吸込側流体対流室18に流入する。吸込側流体対流室1
8に流れ込んだ流体は、吸込側流体対流室18内を対流
すると共に、流路19及び空間部2aを介して中間ケー
シング6内に吸込まれていく。
【0029】また、バランス室17は、吐出側流体対流
室20、流体流通管21、及び、吸込側流体対流室18
を介して吸込口2と連通している。従って、吐出側流体
対流室20内及びバランス室17内の圧力は、流体の吸
込圧力とほぼ同一となり、バランス機構14が有効に作
動することになる。すなわち、流体流通管21は、一般
的なポンプに設けられており、バランス室と吸込側とを
連通させるバランス管の役割をも果たすことになる。
【0030】このように、この輪切形多段ポンプ1で
は、吸込ケーシング3と吐出ケーシング5との内部に、
吸込側流体対流室18と、吐出側流体対流室20とがそ
れぞれ設けられている。そして、両対流室18,20内
には、常に、中間ケーシング6内を流通する流体の一部
が流通させられる。従って、吸込ケーシング3及び吐出
ケーシング5の温度は、それぞれ全体として均一になる
と共に、各中間ケーシング6の温度とほぼ同一となる。
また、各締結ボルトVに対しては、吸込ケーシング3及
び吐出ケーシング5からナットNを介して熱が伝わる。
従って、締付ボルトVの温度は、各締付ボルトVについ
てほぼ同一となり、各締付ボルトVの温度変化を、各中
間ケーシング6の温度変化に追従させることができる。
この結果、吸込ケーシング3や吐出ケーシング5の歪み
や、各締付ボルトVの締付力に差違が生じることが低減
されるので、中間ケーシング6同士の間に隙間を生じ、
この隙間から流体が漏洩してしまうことを防止可能とな
る。また、この輪切形多段ポンプ1は、簡易な構造を有
するので低コストで製造可能である。
【0031】〔実施形態2〕図3は、本発明による輪切
形多段ポンプの第2実施形態を示す断面図である。同図
に示す輪切形多段ポンプ1Aは、図1及び2に示した輪
切形多段ポンプ1に対して、スペーサ22を更に設けた
ものである。スペーサ22は、カーボン、銅等の熱伝導
性の高い素材によって略円筒形状に形成されている。ス
ペーサ22は、図3に示すように、その内周面が各中間
ケーシング6の外表面に接触する状態で配置される。ま
た、スペーサ22の外表面には、輪切形多段ポンプ1A
の各締付ボルトVの位置に対応させて、各締付ボルトV
の外表面と接触する複数(この場合6ヶ所)の凹部22
aが形成されている。この凹部22aは、断面略半円形
状を有し、各締付ボルトVを収容可能である。
【0032】一般に、輪切形多段ポンプで高温又は低温
の流体を取り扱う場合、各中間ケーシングには、流体か
ら直接熱が伝えられることになるため、その温度は、各
中間ケーシング全体でほぼ均一となる。そこで、この輪
切形多段ポンプ1では、これを踏まえて上述したスペー
サ22を設けている。これにより、各締付ボルトVに
は、スペーサ20を介して各中間ケーシング6からも熱
が伝えられることになり、それぞれの締付ボルトVの温
度は、各中間ケーシング6の温度とほぼ同一となる。従
って、ボルトVの膨張量又は収縮量は、すべてのボルト
Vについてほぼ同一となるので、各締付ボルトVの締付
力に差違が生じることが低減され、中間ケーシング6同
士の間に隙間を生じ、この隙間から流体が漏洩してしま
うことを防止可能となる。また、この輪切形多段ポンプ
1Aも、簡易な構造を有するので低コストで製造可能で
ある。
【0033】なお、図3に示す例では、スペーサ22
は、円筒形状を有するものとして説明したが、これに限
られるものでない。すなわち、図3において、2点鎖線
で示すように、1本の締付ボルトVと、各中間ケーシン
グ6とに接触するスペーサ22Aを、各締付ボルトVご
とに配設してもよい。これにより、スペーサの材料費が
低減可能であると共に、取り付け性を向上させることが
できる。また、上述したスペーサ22,22Aは、吸込
側流体対流室18、吐出側流体対流室20、流体流通管
21が設けられていない一般的な輪切形多段ポンプに対
して適用しても有用である。
【0034】〔実施形態3〕図4は本発明による輪切形
多段ポンプの第3実施形態を示す模式図である。同図に
示す輪切形多段ポンプ1Bは、図1等に示した輪切形多
段ポンプ1と同用に、吸込口を有する吸込ケーシング3
と、吐出口を有する吐出ケーシング5と、吸込ケーシン
グ3と吐出ケーシング5との間に配された複数の中間ケ
ーシング6とを複数の締付ボルトVで締め付けて一体化
させたものである。また、各中間ケーシング6内には、
主軸8に取り付けられた複数(5体)の羽根車7が配さ
れ、吐出ケーシング5内には、バランス室17を含むバ
ランス機構14が配されている。更に、吸込ケーシング
3内には、吸込口2の反対側に位置するように設けられ
ており、吸込口2と連通する吸込側流体対流室18が形
成されている。また、吐出ケーシング5内には、吐出口
4の反対側に位置するように設けられており、バランス
室17と連通する吐出側流体対流室20が形成されてい
る。
【0035】加えて、この輪切形多段ポンプ1Bには、
吸込ケーシング3と吐出ケーシング5との間に配置され
ており、各中間ケーシング6と各締付ボルトVとの周囲
を覆う円筒状の温度調整用ケーシング23が設けられて
いる。温度調整用ケーシング23と、吸込ケーシング3
及び吐出ケーシング5との接触部分には、適宜シールが
施されている。同様に、吸込ケーシング3及び吐出ケー
シング5に配設されているボルト穴の周囲に対しても適
宜シールが施されている。この温度調整用ケーシング2
3の内部は、吐出ケーシング5に接続されると共に吐出
側流体対流室20と連通している流入管24と連通して
いる。また、温度調整用ケーシング23は、流出管25
と連通しており、この流出管25は、吸込ケーシング3
内の吸込側流体対流室18と連通している。
【0036】この輪切形多段ポンプ1Bで、例えば、高
温の流体を取り扱うと、温度調整用ケーシング23の内
部には、中間ケーシング6内からバランス室17に流れ
込み、吐出側流体対流室20を対流した流体が流入する
ことになる。そして、流体は、温度調整用ケーシング2
3内を対流すると共に、各締付ボルトVに対して熱を伝
えた後、吸込ケーシング3に設けられている吸込側流体
対流室18に流入する。吸込側流体対流室18に流れ込
んだ流体は、吸込側流体対流室18内を対流すると共
に、中間ケーシング6内に吸込まれていく。
【0037】このように、この輪切形多段ポンプ1Bで
は、温度調整用ケーシング23の内部において、各締付
ボルトVに対して流体から直接熱が伝えられる。また、
吸込ケーシング3と吐出ケーシング5との内部に、中間
ケーシング6内を流通する流体の一部が流通させられる
吸込側流体対流室18と、吐出側流体対流室20とがそ
れぞれ設けられている。従って、吸込ケーシング3及び
吐出ケーシング5の温度は、それぞれ全体として均一に
なると共に、各中間ケーシング6の温度とほぼ同一とな
る。この結果、吸込ケーシング3、吐出ケーシング5、
及び、各締付ボルトVの温度を、全体として均一に設定
することが可能となるので、吸込ケーシング3や吐出ケ
ーシング5の歪みや、各締付ボルトVの締付力に差違が
生じることが低減される。従って、中間ケーシング6同
士の間に隙間を生じ、この隙間から流体が漏洩してしま
うことを防止可能となる。
【0038】なお、この輪切形多段ポンプ1Bでは、各
締付ボルトVと流体とが直接接触するため、締付ボルト
Vが、ある程度腐食するのは避けられないが、温度調整
用ケーシング23を取り外せば、腐食の程度は容易に視
認できるので、メインテナンスが過剰に必要となった
り、手間がかかったりすることはない。
【0039】〔実施形態4〕図5は本発明による輪切形
多段ポンプの第4実施形態を示す断面図である。同図に
示す輪切形多段ポンプ1Cは、上述した輪切形多段ポン
プ1〜1Bと同様に、吸込口と連通する吸込ケーシング
と、吐出口と連通する吐出ケーシングと、吸込ケーシン
グと吐出ケーシングとの間に配された複数の中間ケーシ
ングとを締付ボルトで締め付けて一体化させたものであ
る。
【0040】この輪切形多段ポンプ1Cの吸込ケーシン
グ30内部には、吸込口31と連通する円環状の吸込側
環状流路32が形成されている。また、吸込側環状流路
32からは、複数(6本)の吸込側放射状流路33が放
射状に分岐されており、各吸込側放射状流路33は、中
間ケーシングの内部と連通している。同様に、この輪切
形多段ポンプ1Cの吐出ケーシング50には、吐出口5
1と連通する円環状の吐出側環状流路52が形成されて
いる。また、吐出側環状流路52からは、複数(6本)
の吐出側放射状流路53が放射状に分岐されており、各
吐出側放射状流路53は、中間ケーシングの内部と連通
している。
【0041】この輪切形多段ポンプ1Cを用いて高温又
は低温の流体を取り扱う場合、流体は、吐出口31から
吸込ケーシング30内の吸込側環状流路32に流入し、
吸込ケーシング30の外周に沿うように流通すると共
に、吸込側環状流路32から放射状に分岐されている複
数の吸込側放射状流路33を経て、中間ケーシング内に
流入する。一方、中間ケーシング内から吐出ケーシング
50内に流入する流体は、複数の吐出側放射状流路53
を経て吐出側環状流路52に流入し、吐出ケーシング5
0の外周に沿うように流通したのち、吐出口51から吐
き出される。
【0042】これにより、吸込ケーシング30及び吐出
ケーシング50の内部のほぼ全体に対して流体が流通す
ることになるので、吸込ケーシング30及び吐出ケーシ
ング50の温度は、それぞれ全体として均一になると共
に、各中間ケーシングの温度とほぼ同一となる。これに
より、吸込ケーシング30及び吐出ケーシング50から
熱が伝わる締付ボルトVの温度は、各締付ボルトVにつ
いてほぼ同一となり、各締付ボルトVの温度変化を各中
間ケーシングの温度変化に追従させることができる。こ
の結果、吸込ケーシング30や吐出ケーシング50の歪
みや、各締付ボルトVの締付力に差違が生じることが低
減されるので、中間ケーシング同士の間に隙間を生じ、
この隙間から流体が漏洩してしまうことを防止可能とな
る。
【0043】
【発明の効果】本発明による輪切形多段ポンプは、以上
説明したように構成されているため、吸込ケーシングや
締付ボルトといった各種構成部品の温度分布を均一化で
きると共に、流体の漏洩を低減させることにより、高い
安全性を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による輪切形多段ポンプの第1実施形態
を示す断面図である。
【図2】図1におけるII−II線についての断面図であ
る。
【図3】本発明による輪切形多段ポンプの第2実施形態
を示す断面図である。
【図4】本発明による輪切形多段ポンプの第3実施形態
を示す断面図である。
【図5】本発明による輪切形多段ポンプの第4実施形態
を示す断面図である。
【符号の説明】
1,1A,1B,1C…輪切形多段ポンプ、2,31…
吸込口、3,30…吸込ケーシング、4,51…吐出
口、5,50…吐出ケーシング、6…中間ケーシング、
7…羽根車、14…バランス機構、17…バランス室、
18…吸込側流体対流室、20…吐出側流体対流室、2
1…流体流通管、22,22A…スペーサ、23…温度
調整用ケーシング、24…流入管、25…流出管、30
… 吸込ケーシング、32…吸込側環状流路、33…吸
込側放射状流路、52…吸込側環状流路、53…吐出側
放射状流路、N…ナット、V…締結ボルト。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸込口を有する吸込ケーシングと、吐出
    口を有する吐出ケーシングと、前記吸込ケーシングと前
    記吐出ケーシングとの間に配された複数の中間ケーシン
    グとを複数の締付ボルトで締め付けて一体化させた輪切
    形多段ポンプにおいて、 前記吐出ケーシング側に設けられており、バランス室を
    有するバランス機構と、 前記吸込口の反対側に位置するように前記吸込ケーシン
    グ内に設けられており、前記吸込口と連通する吸込側流
    体対流室と、 前記吐出口の反対側に位置するように前記吐出ケーシン
    グ内に設けられており、前記バランス室と連通する吐出
    側流体対流室と、 前記吸込側流体対流室と前記吐出側流体対流室とを連通
    する流体流通管とを備えることを特徴とする輪切形多段
    ポンプ。
  2. 【請求項2】 吸込口を有する吸込ケーシングと、吐出
    口を有する吐出ケーシングと、前記吸込ケーシングと前
    記吐出ケーシングとの間に配された複数の中間ケーシン
    グとを複数の締付ボルトで締め付けて一体化させた輪切
    形多段ポンプにおいて、 前記各中間ケーシングの外表面と、前記締付ボルトの外
    表面とに接触するスペーサを備えることを特徴とする輪
    切型多段ポンプ。
  3. 【請求項3】 吸込口を有する吸込ケーシングと、吐出
    口を有する吐出ケーシングと、前記吸込ケーシングと前
    記吐出ケーシングとの間に配された複数の中間ケーシン
    グとを複数の締付ボルトで締め付けて一体化させた輪切
    形多段ポンプにおいて、 前記吐出ケーシング側に設けられており、バランス室を
    有するバランス機構と、 前記吸込口の反対側に位置するように前記吸込ケーシン
    グ内に設けられており、前記吸込口と連通する吸込側流
    体対流室と、 前記吐出口の反対側に位置するように前記吐出ケーシン
    グ内に設けられており、前記バランス室と連通する吐出
    側流体対流室と、 前記各中間ケーシングと前記各締付ボルトとの周囲を覆
    う筒状の温度調整用ケーシングとを備え、前記温度調整
    用ケーシングの内部は、前記吸込側流体対流室及び前記
    吐出側流体対流室と連通していることを特徴とする輪切
    形多段ポンプ。
  4. 【請求項4】 吸込口を有する吸込ケーシングと、吐出
    口を有する吐出ケーシングと、前記吸込ケーシングと前
    記吐出ケーシングとの間に配された複数の中間ケーシン
    グとを締付ボルトで締め付けて一体化させた輪切形多段
    ポンプにおいて、 前記吸込ケーシングには、前記吸込口から流入した流体
    を前記吸込ケーシングの外周に沿うように流通させる吸
    込側環状流路と、前記吸込側環状流路から放射状に分岐
    されると共に、前記中間ケーシングの内部と連通する複
    数の吸込側放射状流路とが設けられており、 前記吐出ケーシングには、前記中間ケーシングの内部か
    ら流入した流体を放射状に流通させる複数の吐出側放射
    状流路と、前記各吐出側放射状流路と連通しており、前
    記流体を前記吐出ケーシングの外周に沿うように流通さ
    せて前記吐出口に導く吐出側環状流路とが設けられてい
    ることを特徴とする輪切形多段ポンプ。
JP00772799A 1999-01-14 1999-01-14 輪切形多段ポンプ Expired - Lifetime JP4146020B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00772799A JP4146020B2 (ja) 1999-01-14 1999-01-14 輪切形多段ポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00772799A JP4146020B2 (ja) 1999-01-14 1999-01-14 輪切形多段ポンプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000205165A true JP2000205165A (ja) 2000-07-25
JP4146020B2 JP4146020B2 (ja) 2008-09-03

Family

ID=11673755

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP00772799A Expired - Lifetime JP4146020B2 (ja) 1999-01-14 1999-01-14 輪切形多段ポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4146020B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102852801A (zh) * 2011-06-30 2013-01-02 株式会社荏原制作所 节段式多级泵
JP2013113098A (ja) * 2011-11-25 2013-06-10 Kubota Corp ポンプおよびポンプの組立方法
JP2015075035A (ja) * 2013-10-09 2015-04-20 三菱重工業株式会社 送風機
CN105402156A (zh) * 2015-12-03 2016-03-16 普仑斯(福建)泵业有限公司 一种外置式轴向力平衡装置及其安装方法

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5967882B2 (ja) * 2011-09-02 2016-08-10 三菱重工業株式会社 流体機械
KR101457083B1 (ko) * 2014-03-27 2014-10-31 삼신진공주식회사 임펠러의 위치조절이 가능한 진공펌프

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102852801A (zh) * 2011-06-30 2013-01-02 株式会社荏原制作所 节段式多级泵
JP2013011241A (ja) * 2011-06-30 2013-01-17 Ebara Corp 輪切形多段ポンプ
JP2013113098A (ja) * 2011-11-25 2013-06-10 Kubota Corp ポンプおよびポンプの組立方法
JP2015075035A (ja) * 2013-10-09 2015-04-20 三菱重工業株式会社 送風機
CN105402156A (zh) * 2015-12-03 2016-03-16 普仑斯(福建)泵业有限公司 一种外置式轴向力平衡装置及其安装方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4146020B2 (ja) 2008-09-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0746683B1 (en) Pump with fluid bearing
US2942555A (en) Combination pump and motor
JP2958218B2 (ja) ポンプ
EP0747599B1 (en) Pump casing made of sheet metal
KR100402063B1 (ko) 개선된유로를구비한펌프
US5624245A (en) Centrufugal pump with thermally isolated and dynamically air cooled shaft seal assembly
JPH05187389A (ja) 電動ポンプ
US8857818B2 (en) Internally pressurized seals
EP1211784A1 (en) Motor frame and motor using the motor frame and motor pump
US4518311A (en) Centrifugal pump
EP0283292B1 (en) Pump with heat exchanger
WO2020213358A1 (ja) タービンハウジングおよび過給機
JP2000205165A (ja) 輪切形多段ポンプ
JP6170320B2 (ja) 固定スクロール体及びスクロール式流体機械
KR20020028221A (ko) 터빈 및 누출 유체를 방출시키기 위한 방법
US8011668B2 (en) Close coupled mechanical seal
CN210461177U (zh) 离心机压缩机轴密封处的隔热冷却装置
US4669738A (en) Internally installable package seal
JPH05187385A (ja) 電動ポンプ
JP6655712B2 (ja) 回転機械
US3164096A (en) Pumps with incorporated motor
US20060228238A1 (en) Coolant pump for x-ray device
TW202106983A (zh) 磁驅泵浦
US3202341A (en) Turbomachines assembly
JPS5846655B2 (ja) 過給機のタ−ビン側冷却装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051209

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071218

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080218

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080527

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080619

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110627

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110627

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120627

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130627

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term