JP2000204344A - 凍結防止剤 - Google Patents
凍結防止剤Info
- Publication number
- JP2000204344A JP2000204344A JP11008530A JP853099A JP2000204344A JP 2000204344 A JP2000204344 A JP 2000204344A JP 11008530 A JP11008530 A JP 11008530A JP 853099 A JP853099 A JP 853099A JP 2000204344 A JP2000204344 A JP 2000204344A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- antifreezing
- antifreezing agent
- urea
- weight
- solution
- Prior art date
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- Pending
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- Materials Applied To Surfaces To Minimize Adherence Of Mist Or Water (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】凍結防止効果が高くかつ水質汚濁を引き起こし
にくい凍結防止剤を提供する。 【解決手段】20重量%の尿素水溶液と23重量%の蟻
酸ナトリウム水溶液とを5:5〜8:2の体積比で含
む。
にくい凍結防止剤を提供する。 【解決手段】20重量%の尿素水溶液と23重量%の蟻
酸ナトリウム水溶液とを5:5〜8:2の体積比で含
む。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、路面の氷雪を融解
するのに適した凍結防止剤に関する。
するのに適した凍結防止剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の凍結防止剤として、尿素を用いた
ものが知られている。
ものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来
の、尿素を用いた凍結防止剤では、凍結防止効果が低
く、また、溶解した水が湖沼に流れ込んで富栄養化によ
り水質汚濁の原因となるという問題点があった。
の、尿素を用いた凍結防止剤では、凍結防止効果が低
く、また、溶解した水が湖沼に流れ込んで富栄養化によ
り水質汚濁の原因となるという問題点があった。
【0004】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、凍結防止効果が高くかつ水質汚濁
を引き起こしにくい凍結防止剤を提供することを目的と
する。
してなされたもので、凍結防止効果が高くかつ水質汚濁
を引き起こしにくい凍結防止剤を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る凍結防止剤は、尿素と尿素に対し20
〜80重量%の蟻酸ナトリウムとを主成分とすることを
特徴とする。凍結防止剤は、粒状であっても、液状であ
ってもよい。特に、本発明に係る凍結防止剤は、20重
量%の尿素水溶液と23重量%の蟻酸ナトリウム水溶液
とを5:5〜8:2の体積比で含むことが好ましい。本
発明に係る凍結防止剤には、ハーブ等の添加物を加えて
もよい。
に、本発明に係る凍結防止剤は、尿素と尿素に対し20
〜80重量%の蟻酸ナトリウムとを主成分とすることを
特徴とする。凍結防止剤は、粒状であっても、液状であ
ってもよい。特に、本発明に係る凍結防止剤は、20重
量%の尿素水溶液と23重量%の蟻酸ナトリウム水溶液
とを5:5〜8:2の体積比で含むことが好ましい。本
発明に係る凍結防止剤には、ハーブ等の添加物を加えて
もよい。
【0006】尿素は、塩化カルシウムに比べて、水溶液
のすべり摩擦係数が高い、金属腐食性が弱い、植物に吸
水障害を起こさないという利点を有する。一方、尿素
は、湖沼に流れ込んで富栄養化により水質汚濁の原因と
なるという問題がある。本発明に係る凍結防止剤は、蟻
酸ナトリウムを用いることにより尿素の使用量を減らす
ことができるので、富栄養化ないし水質汚濁を引き起こ
しにくい。
のすべり摩擦係数が高い、金属腐食性が弱い、植物に吸
水障害を起こさないという利点を有する。一方、尿素
は、湖沼に流れ込んで富栄養化により水質汚濁の原因と
なるという問題がある。本発明に係る凍結防止剤は、蟻
酸ナトリウムを用いることにより尿素の使用量を減らす
ことができるので、富栄養化ないし水質汚濁を引き起こ
しにくい。
【0007】尿素と蟻酸ナトリウムとを主成分とする凍
結防止剤、特に、20重量%の尿素水溶液と23重量%
の蟻酸ナトリウム水溶液とを5:5〜8:2の体積比で
含む凍結防止剤は、尿素のみから成る凍結防止剤に比べ
て、凍結しにくくかつ融解しやすく、凍結防止効果が高
い。
結防止剤、特に、20重量%の尿素水溶液と23重量%
の蟻酸ナトリウム水溶液とを5:5〜8:2の体積比で
含む凍結防止剤は、尿素のみから成る凍結防止剤に比べ
て、凍結しにくくかつ融解しやすく、凍結防止効果が高
い。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。2
0重量%の尿素水溶液と23重量%の蟻酸ナトリウム水
溶液とを準備し、5:5の体積比で混合して実施例1の
凍結防止剤を、8:2の体積比で混合して実施例2の凍
結防止剤を製造した。また、比較例1の凍結防止剤とし
て20重量%の尿素水溶液を、比較例2の凍結防止剤と
して30重量%の尿素水溶液を、比較例3の凍結防止剤
として23重量%の蟻酸ナトリウム水溶液を準備した。
0重量%の尿素水溶液と23重量%の蟻酸ナトリウム水
溶液とを準備し、5:5の体積比で混合して実施例1の
凍結防止剤を、8:2の体積比で混合して実施例2の凍
結防止剤を製造した。また、比較例1の凍結防止剤とし
て20重量%の尿素水溶液を、比較例2の凍結防止剤と
して30重量%の尿素水溶液を、比較例3の凍結防止剤
として23重量%の蟻酸ナトリウム水溶液を準備した。
【0009】実施例1,2および比較例1,2の凍結防
止剤について、氷結試験を行った。氷結試験は、冷凍庫
の温度を初めに−6℃に設定しておき、実施例1,2お
よび比較例1,2の凍結防止剤を製氷皿に入れ、28時
間後の状態を確認して行った。製氷皿には12ブロック
の区画を有するものを用い、各ブロックに90gの凍結
防止剤を入れた。
止剤について、氷結試験を行った。氷結試験は、冷凍庫
の温度を初めに−6℃に設定しておき、実施例1,2お
よび比較例1,2の凍結防止剤を製氷皿に入れ、28時
間後の状態を確認して行った。製氷皿には12ブロック
の区画を有するものを用い、各ブロックに90gの凍結
防止剤を入れた。
【0010】その結果、実施例1,2の凍結防止剤は、
28時間後も12ブロックのすべてで水溶液のまま凍結
していなかった。これに対し、比較例1,2の凍結防止
剤は、どちらも12ブロック中、2箇所でシャーベット
状に凍結していた。この結果から、実施例1,2の凍結
防止剤は、比較例1,2の凍結防止剤に比べて、凍結防
止効果が高いことがわかる。
28時間後も12ブロックのすべてで水溶液のまま凍結
していなかった。これに対し、比較例1,2の凍結防止
剤は、どちらも12ブロック中、2箇所でシャーベット
状に凍結していた。この結果から、実施例1,2の凍結
防止剤は、比較例1,2の凍結防止剤に比べて、凍結防
止効果が高いことがわかる。
【0011】次に、実施例2および比較例1,2,3の
凍結防止剤について、融解試験を行った。まず、氷結試
験で用いた製氷皿で各90gの氷を作り、各氷を常温
(20℃)の実施例2および比較例1,2,3の凍結防
止剤それぞれ30gに浸した後、−6℃の冷凍庫に入れ
た。30分後に各氷を冷凍庫から取り出し、液体の重量
を測定した。各液体の重量から凍結防止剤の重量30g
を引いた重量を、凍結防止剤により融解した重量として
求めた。
凍結防止剤について、融解試験を行った。まず、氷結試
験で用いた製氷皿で各90gの氷を作り、各氷を常温
(20℃)の実施例2および比較例1,2,3の凍結防
止剤それぞれ30gに浸した後、−6℃の冷凍庫に入れ
た。30分後に各氷を冷凍庫から取り出し、液体の重量
を測定した。各液体の重量から凍結防止剤の重量30g
を引いた重量を、凍結防止剤により融解した重量として
求めた。
【0012】その結果、実施例2の凍結防止剤では、融
解重量は20gであった。これに対し、比較例1,2,
3の凍結防止剤では、いずれも融解重量は10gであっ
た。この結果から、実施例2の凍結防止剤は、比較例
1,2,3の凍結防止剤に比べて、融解効果が高いこと
がわかる。
解重量は20gであった。これに対し、比較例1,2,
3の凍結防止剤では、いずれも融解重量は10gであっ
た。この結果から、実施例2の凍結防止剤は、比較例
1,2,3の凍結防止剤に比べて、融解効果が高いこと
がわかる。
【0013】
【発明の効果】本発明に係る凍結防止剤によれば、凍結
防止効果が高くかつ水質汚濁を引き起こしにくい。
防止効果が高くかつ水質汚濁を引き起こしにくい。
Claims (2)
- 【請求項1】尿素と尿素に対し20〜80重量%の蟻酸
ナトリウムとを主成分とすることを特徴とする凍結防止
剤。 - 【請求項2】20重量%の尿素水溶液と23重量%の蟻
酸ナトリウム水溶液とを5:5〜8:2の体積比で含む
ことを特徴とする凍結防止剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11008530A JP2000204344A (ja) | 1999-01-14 | 1999-01-14 | 凍結防止剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11008530A JP2000204344A (ja) | 1999-01-14 | 1999-01-14 | 凍結防止剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000204344A true JP2000204344A (ja) | 2000-07-25 |
Family
ID=11695712
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11008530A Pending JP2000204344A (ja) | 1999-01-14 | 1999-01-14 | 凍結防止剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000204344A (ja) |
-
1999
- 1999-01-14 JP JP11008530A patent/JP2000204344A/ja active Pending
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