JP2000204104A - 微粒子の製造方法及び微粒子、液晶表示素子用スペ―サ及び液晶表示素子、並びに、導電性微粒子及び導電接続構造体 - Google Patents

微粒子の製造方法及び微粒子、液晶表示素子用スペ―サ及び液晶表示素子、並びに、導電性微粒子及び導電接続構造体

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JP2000204104A
JP2000204104A JP11003101A JP310199A JP2000204104A JP 2000204104 A JP2000204104 A JP 2000204104A JP 11003101 A JP11003101 A JP 11003101A JP 310199 A JP310199 A JP 310199A JP 2000204104 A JP2000204104 A JP 2000204104A
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Yasuhiko Nagai
康彦 永井
Haruma Kawaguchi
春馬 川口
Yasuhiro Hashimoto
康弘 橋本
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶表示素子用スペーサや導電性微粒子等に
適し、単分散性が高く、かつ、耐溶剤性に優れた微粒子
を簡便に製造する方法を提供する。 【解決手段】 分子内に不飽和二重結合を2つ以上有す
る多官能単量体を含有する重合性単量体と重合開始剤と
を、上記重合性単量体及び上記重合開始剤は溶解する
が、生成する共重合体は溶解しない有機溶媒中に溶解
し、これを共重合させる微粒子の製造方法であって、上
記多官能単量体として、アリル(メタ)アクリレートを
全重合性単量体量に対して3〜15モル%用いる微粒子
の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、微粒子の製造方法
及び該微粒子の製造方法を用いて製造される微粒子、液
晶表示素子用スペーサ及び液晶表示素子、並びに、導電
性微粒子及び導電接続構造体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】架橋度が高く優れた耐溶剤性を有する微
粒子は、液晶表示素子用スペーサ、クロマトグラフィー
用の担体、導電性微粒子、樹脂フィルムの滑り向上剤な
どに必要とされている。従来このような微粒子の製造に
は、一般的に、懸濁重合やシード重合等を用いた微粒子
の製造方法が用いられてきた。
【0003】懸濁重合は、通常、油溶性単量体に油溶性
重合開始剤を溶解し、これを水中で分散させて粒径分布
を調整した後に、系を昇温することにより重合を行う。
しかし、懸濁重合により得られる微粒子は、粒子径分布
が広く分級操作を行わないと粒子径分布の狭い微粒子を
得ることができず、歩留まりが悪いという問題点があっ
た。また、乳化重合は、数モル%の架橋成分を導入する
ことができるものの、製造できる粒子径の範囲が0.1
〜1.0μmであり、ミクロンサイズの微粒子を得るこ
とができなかった。
【0004】単分散性が高く、かつ、ミクロンサイズの
微粒子を得る方法として、特開昭54−126288号
公報には、促進シード重合を用いる方法が開示されてい
る。この方法は、第一段階として膨潤助剤と呼ばれる水
に対する溶解度が2〜10g/l以下の有機化合物をシ
ード粒子に吸収させ、その後、第2段階においてシード
粒子に対し20〜300倍重量の程度のモノマーを吸収
させてモノマーの膨潤粒子を形成した後、粒子径を保持
したまま重合する方法である。この方法ではミクロンサ
イズの単分散性の高い架橋粒子が得られるが、シード粒
子の合成過程、膨潤助剤の吸収過程、モノマーの吸収過
程と工程数が多く煩雑であり、吸収されずに残ったモノ
マーが粗大粒子となるといった問題点もあった。
【0005】また、単分散性が高く、かつ、ミクロンサ
イズの微粒子を得る他の方法としては、分散重合が知ら
れている。これは、モノマーは溶解するが、重合により
生成するポリマーは溶解しない貧溶媒系に高分子安定剤
を添加することで、生成する粒子の形状を安定化させ、
沈殿重合させるものである。しかしながら、一般的に分
散重合では架橋性モノマーを2.0モル%以上使って重
合を行うと、粒子凝集が発生し、単分散性が著しく低い
粒子となることが知られている。このように、単分散性
の高いミクロンサイズの架橋粒子を得る簡便な方法は確
立されていないのが現状であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記現状に
鑑み、液晶表示素子用スペーサや導電性微粒子等に適
し、単分散性が高く、かつ、耐溶剤性に優れた微粒子を
簡便に製造する方法、及び、該微粒子の製造方法を用い
て製造された微粒子を提供することを目的とする。ま
た、本発明は上記微粒子を用いてなる液晶表示素子用ス
ペーサ及び該液晶表示素子用スペーサを用いてなる液晶
表示素子、並びに、上記微粒子を用いてなる導電性微粒
子及び該導電性微粒子を用いてなる導電接続構造体を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、分子内に不飽
和二重結合を2つ以上有する多官能単量体を含有する重
合性単量体と重合開始剤とを、上記重合性単量体及び上
記重合開始剤は溶解するが、生成する共重合体は溶解し
ない有機溶媒中に溶解し、これを共重合させる微粒子の
製造方法であって、上記多官能単量体として、アリル
(メタ)アクリレートを全重合性単量体量に対して3〜
15モル%用いることを特徴とする微粒子の製造方法で
ある。以下に本発明を詳述する。
【0008】本発明では、上記アリル(メタ)アクリレ
ートは、架橋成分としての役割を果たすこととなる。本
発明と同様の反応を行う際、エチレングリコールジメタ
クリレートのような2官能(メタ)アクリレートを架橋
成分として用いると、重合の進行と共に粒子のゲル化が
急速に進み、重合系から急激にこれらの粒子が析出して
くるため、粒子径分布の広い多分散粒子ができるという
問題点がある。これに対して、本発明では、アリル(メ
タ)アクリレートのような反応性の異なる架橋成分を用
いるので、上記した問題点を解消することができ、単分
散性の高い微粒子を製造することができる。
【0009】上記多官能単量体としては、アリル(メ
タ)アクリレートを用いる。上記アリル(メタ)アクリ
レートの含有量は、3〜15モル%である。アリル(メ
タ)アクリレートの含有量が3モル%未満であると粒子
中の架橋が充分でないため、良好な耐溶剤性を有する微
粒子が得られず、15モル%を超えると、微粒子の安定
性が損なわれて、粒子径分布の広い微粒子が得られるた
め上記範囲に限定される。好ましくは5〜10モル%で
ある。
【0010】上記重合性単量体は、上記多官能単量体以
外に、単官能単量体を含有している。上記単官能単量体
としては特に限定されず、例えば、スチレン、α−メチ
ルスチレン、p−メチルスチレン、p−クロロスチレ
ン、クロロメチルスチレン等のスチレン誘導体;塩化ビ
ニル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等のビニルエス
テル類;アクリロニトリル等の不飽和ニトリル類;(メ
タ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、
(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸−2−
エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸ステアリル、エチ
レングリコール(メタ)アクリレート、トリフルオロエ
チル(メタ)アクリレート、ペンタフルオロプロピル
(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリ
レート等の(メタ)アクリル酸エステル誘導体等が挙げ
られる。これら単量体は単独で用いてもよく、2種以上
を併用してもよい。これらのなかでは、アリル(メタ)
アクリレートとの共重合性の点から(メタ)アクリル酸
エステル誘導体が望ましい。
【0011】本発明で用いられる重合開始剤としては特
に限定されず、例えば、過酸化ベンゾイル、過酸化ラウ
ロイル、オルソクロロ過酸化ベンゾイル、オルソメトキ
シ過酸化ベンゾイル、3,5,5−トリメチルヘキサノ
イルパーオキサイド、t−ブチルパーオキシ−2−エチ
ルヘキサノエート、ジ−t−ブチルパーオキサイド等の
有機過酸化物;アゾビスイソブチロニトリル、アゾビス
シクロヘキサカルボニトリル、アゾビス(2,4−ジメ
チルバレロニトリル)等のアゾ系化合物等が挙げられ
る。上記重合開始剤の使用量は通常、全重合性単量体量
に対して、0.1〜5.0重量%が好ましい。重合開始
剤の使用量が0.1重量%未満では重合速度が低く、モ
ノマーの転化率が低くなることがあり、5.0重量%を
超えると重合熱による反応の暴走等の危険がある。
【0012】上記有機溶媒としては、上記重合性単量体
及び上記重合開始剤は溶解するが、該重合性単量体の反
応生成物である共重合体は溶解しないものであれば特に
限定されない。具体的な有機溶媒は、使用する重合性単
量体により決定され、特に限定されないが、一般的に好
適に用いられる有機溶媒としては、アルコール類、セロ
ソルブ類、ケトン類又は炭化水素等が挙げられる。
【0013】上記有機溶媒の具体例としては、例えば、
アセトニトリル;N,N−ジメチルホルムアミド;ジメ
チルスルホキシド;酢酸エチル;メタノール、エタノー
ル、プロパノール等のアルコール類;メチルセロソル
ブ、エチルセロソルブ等のセロソルブ類;アセトン、メ
チルエチルケトン、2−ブタノン等のケトン類が挙げら
れる。上記有機溶媒は、単独で用いてもよく、2種以上
を併用してもよい。更には、上記有機溶媒と相溶しあう
他の有機溶媒又は水と上記有機溶媒との混合溶媒も用い
ることができる。
【0014】本発明においては、生成する微粒子の凝
集、変形、融着を防ぎ、その分散安定性を増加させるた
めに分散安定剤を用いることが好ましい。上記分散安定
剤としては特に限定されず、各種の合成高分子及び天然
高分子を用いることができ、例えば、ポリビニルピロリ
ドン、ポリビニルメチルエーテル、ポリエチレンイミ
ン、ポリアクリル酸、ポリビニルアルコール及びその誘
導体、エチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロー
ス等を用いることができる。更に、重合時の微粒子の安
定性を高めるため、上記分散安定剤に加えて補助安定剤
を用いることもできる。このような補助安定剤として
は、例えば、アニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活
性剤、4級アンモニウム塩、長鎖アルコール等が挙げら
れる。
【0015】本発明では、まず、上記有機溶媒中に上記
重合性単量体及び重合開始剤を溶解させた後、重合を行
い微粒子を製造する。この時、上記重合性単量体及び上
記重合開始剤は最初に全量仕込んでもよいし、一部を仕
込んだ後に、残りを段階的に又は連続的に仕込んでもよ
い。
【0016】上記製造方法においては、有機溶媒中に重
合性単量体の全量を溶解させることが好ましい。重合性
単量体の一部でも溶解しない場合には、製造した微粒子
が凝集することがある。
【0017】上記重合性単量体の仕込み量は特に限定さ
れないが、全仕込み量に対して20体積%以下が好まし
い。20体積%を超えると、重合反応により生成する粒
子核が重合性単量体自身によって可塑化され、微粒子同
士の凝集を引き起し、多分散性の微粒子となることがあ
る。本発明では、重合が進行するに従って、合成された
共重合体は有機溶媒に溶解しないため、次々に析出し、
単分散性の高い微粒子が製造される。このような構成か
らなる本発明の微粒子の製造方法では、分級工程や多段
階の重合工程を必要とせず、少量の多官能単量体を重合
するだけで簡便に、単分散で耐溶剤性に優れる微粒子を
製造することができる。上記微粒子もまた本発明の一つ
である。
【0018】上記微粒子は、液晶表示素子用スペーサ、
導電性微粒子等に好適に用いることができる。上記液晶
表示素子用スペーサとは、液晶表示素子において液晶層
の厚さを均一かつ一定に保持するために用いるものであ
る。上記微粒子をスペーサとして用いる場合、液晶表示
素子のコントラストを向上させるために、カーボンブラ
ック、分散染料、酸性染料、塩基性染料、金属酸化物等
による処理等を行って、着色した微粒子としてもよい。
微粒子を着色させる方法としては、従来公知の方法を用
いることができ、例えば、「化学便覧応用化学 日本化
学会編」や「日本化薬染料便覧」に記載されている方法
等が挙げられる。
【0019】また、上記液晶表示素子用スペーサは、そ
の表面に新たな表面層を設けることにより、機能性スペ
ーサとして利用することも可能である。例えば、その表
面に接着材層を形成させることにより、基板に対し固着
性のある移動防止スペーサを提供できるし、表面エネル
ギーの小さな層を設けることにより液晶への配向規制力
を低減させた異常配向防止スペーサを提供することもで
きる。これらの表面層の形成は、コアセルベーション
法、界面重合法、メカノケミカル法等の被覆方法で行う
ことができる。上記液晶表示素子用スペーサもまた本発
明の一つである。上記液晶表示素子用スペーサは、液晶
表示素子に好適に用いることができ、該液晶表示素子も
また本発明の一つである。
【0020】上記微粒子を導電性微粒子として用いる場
合には、上記微粒子の表面に金属等の導電性物質からな
る導体層を形成させればよい。上記金属としては従来公
知のものを用いることができ、具体例としては、例え
ば、ニッケル、金、銀、銅、インジウム、これらの合金
等が挙げられる。これらのなかでは、導電性が高い点か
ら、ニッケル、金、インジウムが好ましい。
【0021】上記導体層の厚みは特に限定されないが、
0.01〜5μmが好ましく、0.02〜2μmがより
好ましい。導体層の厚みが0.01μm未満では、導電
性が不充分となることがあり、5μmを超えると、粒子
と導体層を形成する導電性物質との熱膨張率の差により
導体層がはがれ落ちやすくなる場合がある。上記導体層
は、1層でもよく、2層以上でもよい。2層以上の場合
には異なる導体からなる層が上下に設けられていてもよ
い。
【0022】上記導体層を形成する方法としては特に限
定されず、従来公知の方法を用いることができ、例え
ば、化学メッキ(無電解メッキ)法、コーティング法、
PVD法(真空蒸着、スパッタリング、イオンプレーテ
ィング等)法、電気メッキ法等が挙げられる。これらの
なかでは、形成が容易である点から化学メッキ法が好ま
しい。このようにして得られる上記導電性微粒子もまた
本発明の一つである。
【0023】上記導電性微粒子は、適度な硬度と狭い粒
子径分布を有しているため、液晶表示素子、LSI、プ
リント配線基盤等のエレクトロニクスの電気的接続材料
として好適に用いることができる。上記導電性微粒子を
上記電気的接続材料に用いて接続された導電接続構造体
もまた本発明の一つである。
【0024】上記導電接続構造体は、上記導電性微粒子
を介して貼り合わせた2つの電極部の隙間に液状のバイ
ンダーを注入した後、硬化させることにより、又は、上
記導電性微粒子を絶縁性樹脂中に分散させて異方性導電
接着剤を調製し、これを使用することにより作製するこ
とができる。
【0025】
【実施例】以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもの
ではない。なお、実施例中で得られた微粒子の粒子径及
び粒子径分布は、電子顕微鏡にて撮影した200〜50
0個の粒子の画像を解析することにより求めた。
【0026】実施例1 メチルメタクリレート(MMA):アリルメタクリレー
ト(AMA)を95:5モル%で混合したモノマー溶液
10gを調製し、このモノマー溶液10mlを200m
lのセパラブルフラスコに入れた。また、メタノール9
0mlにアゾビスイソブチルニトリル(AIBN)0.
1gとポリビニルピロリドン(PVP 分子量:36
0,000)1.6gを溶かし、得られた溶液をセパラ
ブルフラスコに加えた。次に、これを撹拌しながら、窒
素を系内に流し約1時間、窒素置換を行った後、系を7
0℃まで昇温して24時間反応を続け微粒子を得た。得
られた微粒子を遠心分離器にて固液分離を行い、メタノ
ールによる洗浄を3回繰り返した。洗浄終了後、微粒子
の粒子径及び粒子分布を求め、更に、粒子約0.5gを
トルエン400gに浸漬し、1週間放置したものを電子
顕微鏡にて観察し、耐溶剤性を評価した。結果を表1に
示した。
【0027】実施例2 メチルメタクリレート(MMA):アリルメタクリレー
ト(AMA)を90:10モル%で混合した以外は実施
例1と同様にして、微粒子を得た。得られた微粒子につ
いて実施例1と同様に評価し、結果を表1に示した。
【0028】比較例1 メチルメタクリレート(MMA):アリルメタクリレー
ト(AMA)を50:50モル%で混合した以外は実施
例1と同様にして、微粒子を得た。得られた微粒子につ
いて実施例1と同様に評価し、結果を表1に示した。
【0029】比較例2 メチルメタクリレート(MMA):アリルメタクリレー
ト(AMA)を5:95モル%で混合した以外は実施例
1と同様にして、微粒子を得た。得られた微粒子につい
て実施例1と同様に評価し、結果を表1に示した。
【0030】比較例3 アリルメタクリレート(AMA)に代えて、エチレング
リコールジメタクリレート(EGMA)を用いた以外は
実施例1と同様にして、微粒子を得た。得られた微粒子
について実施例1と同様に評価し、結果を表1に示し
た。
【0031】比較例4 アリルメタクリレート(AMA)を用いなかった以外は
実施例1と同様にして、微粒子を得た。得られた微粒子
について実施例1と同様に評価し、結果を表1に示し
た。
【0032】
【表1】
【0033】表1から明らかなように、実施例1及び2
では単分散性が高く、耐溶剤性に優れる微粒子が得られ
たものの、比較例1、2及び3で得られた微粒子は単分
散性に劣るものであり、比較例1、3及び4で得られた
微粒子は耐溶剤性に劣るものであった。
【0034】
【発明の効果】本発明の微粒子の製造方法は、上述した
構成からなるので、液晶表示素子用スペーサや導電性微
粒子等に適し、単分散が高く、かつ、耐溶剤性に優れた
微粒子を簡便に製造することができる。また、本発明の
製造方法により得られる微粒子は、上記特性を有するの
で、液晶表示素子用スペーサ及び導電性微粒子に好適で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H089 LA03 LA07 MA05X MA06X NA17 PA04 PA09 QA14 QA16 4J011 AA05 HA02 HA03 HA04 HA06 HA08 HB14 HB16 HB28

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分子内に不飽和二重結合を2つ以上有す
    る多官能単量体を含有する重合性単量体と重合開始剤と
    を、前記重合性単量体及び前記重合開始剤は溶解する
    が、生成する共重合体は溶解しない有機溶媒中に溶解
    し、これを共重合させる微粒子の製造方法であって、前
    記多官能単量体として、アリル(メタ)アクリレートを
    全重合性単量体量に対して3〜15モル%用いることを
    特徴とする微粒子の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の微粒子の製造方法により
    製造されることを特徴とする微粒子。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の微粒子を用いてなること
    を特徴とする液晶表示素子用スペーサ。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の液晶表示素子用スペーサ
    を用いてなることを特徴とする液晶表示素子。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の微粒子の表面層に導体層
    を有することを特徴とする導電性微粒子。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の導電性微粒子を用いてな
    ることを特徴とする導電接続構造体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005037873A1 (ja) * 2003-10-20 2005-04-28 Techno Network Shikoku Co., Ltd. ラジカル重合体の製造方法

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WO2005037873A1 (ja) * 2003-10-20 2005-04-28 Techno Network Shikoku Co., Ltd. ラジカル重合体の製造方法
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