JP2000204054A - 分解生成物相からの有機酸および/または無機酸の除去方法 - Google Patents

分解生成物相からの有機酸および/または無機酸の除去方法

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JP2000204054A JP11368992A JP36899299A JP2000204054A JP 2000204054 A JP2000204054 A JP 2000204054A JP 11368992 A JP11368992 A JP 11368992A JP 36899299 A JP36899299 A JP 36899299A JP 2000204054 A JP2000204054 A JP 2000204054A
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ポムペッツキー ヴェルナー
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分解生成物相から有機酸および/または無機
酸を除去するための簡単かつ安価な方法の提供。 【解決手段】 イオン交換体を用いて処理された有機相
を、少なくとも1回蒸留法により処理し、この処理の際
に、主に水性で、少なくとも1つの有機酸を有する相少
なくとも1相を有機相から分離し、かつ第2のイオン交
換体を用いてこの相を処理する。 【効果】 本発明による方法は、アラルキルヒドロペル
オキシド、またはクモールヒドロペルオキシドの分解の
際に生じる相から、有機酸および/または無機酸を除去
するために適当である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アラルキルヒドロ
ペルオキシドの分解の際に生じる相から、有機酸および
/または無機酸を除去するための方法に関する。
【0002】特に本発明は、クモールヒドロペルオキシ
ドの分解の際に生じる相から、有機酸および/または無
機酸を除去するための方法に関する。
【0003】
【従来の技術】多数の酸触媒反応による工程の場合、触
媒として使用される有機酸および/または無機酸の少な
からぬ部分が、生じる混合物中に残留する。混合物は、
可能な場合には相分離によって水性相および有機相に分
離され、この場合、有機相中には依然として無機成分、
例えば水および無機酸が溶解されている。前記の生成物
相を後処理する場合、なお存在する酸は、望まれない副
反応、例えば酸触媒反応によるアルキル化反応または縮
合反応を惹起することもあり、これらの反応は高価値生
成物の収量の損失をまねく。したがって、このような望
まれない副反応を阻止するため、有機酸および/または
無機酸は有機相からできるだけ迅速に分離されることが
必要である。
【0004】経済的に著しく重要な工程は、古典的なホ
ック(Hock)法によりクモールから出発し、フェノール
およびアセトンを取得する際に実施される、クモールヒ
ドロペルオキシドからフェノールおよびアセトンへの酸
触媒反応による分解の工程である。前記の工程の場合、
硫酸によって触媒反応を行われる、クモールヒドロペル
オキシド(CHP)からフェノールおよびアセトンへの
分解反応の際に、硫酸を含有する、酸性で、主に有機の
相が生じる。一般には、さらにクモールの酸化の際、ま
たは酸触媒反応による分解の際に、副生成物として生じ
うる有機酸が加えられ、その結果、酸の全含量はさらに
いくらか増大する。分解生成物中での酸触媒反応による
アルキル化反応および縮合反応を回避するため、および
使用される装置の腐食損傷を回避するため、例えば蒸留
法で行われる、分解生成物の成分への分離前に、酸は迅
速に分解生成物から除去されなければならない。
【0005】このことは実際、常法によれば、クモール
ヒドロペルオキシドの酸触媒反応による分解の際に生じ
る分解生成物を、アルカリ金属水酸化物および/または
アルカリ金属フェノラートの水溶液を用いてすぐに中和
し、引続き、生じるアルカリ金属硫酸塩除去のため塩洗
浄することによって行われる(このように欧州特許第0
032255号、同第0085289号明細書、BP7
56408、ドイツ連邦共和国特許出願公開第1128
859号および同第2512842号明細書中に記載さ
れている)。しかし、中和および塩洗浄にもかかわら
ず、なお無視できない量のアルカリ金属硫酸塩もしくは
アルカリ金属カルボキシレートが分解生成物中に溶解、
および/または乳濁している。したがって、引続き行わ
れる蒸留の場合、蒸発器の規則的な洗浄および浄化を必
要とする塩沈殿物が、再三再四もたらされる。蒸留の際
に蒸留塔の塔底部内に残留する塩の高い含量により、さ
らに蒸留の際に残留する残滓の後処理はむずかしくな
り、そのため塩をできるだけ早く、分解生成物混合物か
ら分離することが必要である。
【0006】さらに、米国特許第4262150号およ
び同第4262151号明細書の記載から、酸触媒反応
によるクモールヒドロペルオキシドの分解の際に生じる
分解生成物を、2〜6のpH値の維持下に意図的に中和
し、引続き塩洗浄することによって、塩分離の改善が達
成されうることが公知である。
【0007】米国特許第5510543号明細書中に
は、塩分離を改善するためのもう1つの方法が記載され
ている。この方法は、中和の前に、分解生成物混合物に
対してクモール3〜5重量%を添加することによって達
成される。
【0008】酸触媒反応によるクモールヒドロペルオキ
シドの分解の際に生じる分解生成物混合物の中和は、米
国特許第3927124号明細書中に記載されているよ
うに、アンモニア、メチルアミンまたはトリエチルアミ
ンを使用することによっても可能である。
【0009】中和後に必要な塩洗浄は、これら全ての方
法の場合、塩洗浄の際に多大な相分離の問題をまねきか
ねないことから、困難になる。
【0010】したがって、特許明細書のドイツ連邦共和
国特許出願公開第963520号明細書からは、非揮発
性弱カルボン酸を用いて抽出することによる、酸触媒反
応によるクモールヒドロペルオキシドの分解の際に生じ
る酸性分解生成物からの硫酸除去も公知である。
【0011】旧東ドイツ特許第91643号明細書中に
は、水を用いて抽出することによる、酸触媒反応による
クモールヒドロペルオキシドの分解の際に生じる酸性分
解生成物からの硫酸除去が、記載されている。しかしこ
の場合、排水に給送される前に、引続き処理されなけれ
ばならない硫酸の含量を、分解生成物中で10ppm未
満に低減させるため、著量の水(15〜35重量%)が
必要とされる。抽出は、10mm大のラシッヒリングを
備えた抽出塔内で、20〜40℃の温度で行われる。こ
の方法は、部分中和された分解生成物に関しても使用可
能である。
【0012】さらにカナダ特許第697600号、フラ
ンス特許第1302848号およびソ連特許第1184
15号明細書の記載からは、酸触媒反応によるクモール
ヒドロペルオキシドの分解の際に生じる分解生成物から
の硫酸除去が、抽出なしで、陰イオン交換体を使用する
ことによって可能であることが公知であり、この場合、
陰イオン交換体の再生は、アルカリ金属水酸化物溶液を
用いて行われる。しかし、分解生成物から硫酸を除去す
るためのイオン交換体樹脂の使用は、分解生成物に対し
て、わずかな陰イオン交換体樹脂の成分に基づき、陰イ
オン交換体の比較的短い寿命をひき起こす。
【0013】ドイツ連邦共和国特許出願公開第1983
5306号明細書中には、抽出と、引続くイオン交換体
を用いた有機相の処理を用いて、有機酸および/または
無機酸を、有機相から除去する、有機相からの有機酸お
よび/または無機酸除去のための方法が記載されてい
る。この方法を使用する際には、大量のイオン交換体が
必要とされ、その結果、イオン交換体樹脂の運転(再
生、洗浄および交換)の場合、著しい出費が生じる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明に
は、分解生成物相から有機酸および/または無機酸を除
去するための、簡単かつ安価な方法を提供するという課
題が基礎として課されている。
【0015】特に本発明には、塩が少ないか、もしくは
塩を有しない、そのため簡単に後処理できる分解生成物
の製造を可能にするアラルキルヒドロキシペルオキシ
ド、例えばクモールヒドロキシペルオキシドの分解の際
に生じる相から、有機酸および/または無機酸を除去す
るための簡単な方法を提供するという課題が基礎として
課されている。
【0016】
【課題を解決するための手段】驚くべきことに、アラル
キルヒドロペルオキシドの分解の際に生じる相からの有
機酸および/または無機酸の除去は、抽出し、引続きイ
オン交換体を用いて有機相を処理することによって、な
らびに有機相を蒸留法により処理し、かつ有機相を蒸留
法により処理する際に分離される、少なくとも1つの有
機酸を有する、主に水性の相を第2のイオン交換体を用
いて処理することによって、および/または抽出前に分
解生成物相へとフェノール流を添加することによって、
本質的に改善され、かつより経済的に実施されることが
できることが見出された。
【0017】したがって本発明の対象は、アラルキルヒ
ドロペルオキシドの分解の際に生じる分解生成物相か
ら、少なくとも1つの抽出剤を用いて分解生成物相を抽
出し、引続きイオン交換体を用いて相の有機部分を処理
することによって、有機酸および/または無機酸を除去
する方法において、イオン交換体を用いて処理された有
機相を、少なくとも1回蒸留法により処理し、この処理
の際に、主に水性で、少なくとも1つの有機酸を有する
相少なくとも1相を有機相から分離し、かつ第2のイオ
ン交換体を用いてこの相を処理することによって特徴付
けられている。
【0018】同様に本発明の対象は、アラルキルヒドロ
ペルオキシドの分解の際に生じる分解生成物相から、少
なくとも1つの抽出剤を用いて分解生成物相を抽出し、
引続きイオン交換体を用いて相の有機部分を処理するこ
とによって、有機酸および/または無機酸を除去する方
法において、分解生成物相に、抽出前に少なくとも1つ
のアルカリ性フェノール流を添加することによって特徴
付けられている。
【0019】本発明による方法を用いて、有機酸および
/または無機酸および無機成分を含有する有機相から、
意外なことに良好に無機成分および酸が除去されること
ができる。公知の方法に対する利点は、抽出工程におい
て従来の方法の約4分の1量の抽出剤が必要とされるだ
けであることにある。それというのも、従来の方法の場
合に必要とされているような、酸の完全な除去は不必要
だからである。抽出工程において、水が抽出剤として使
用される場合、濃度に基づき工程中で使用されることが
できるような従来の方法と比較して、希釈の少ない硫酸
溶液が得られる。この硫酸溶液は。抽出すべき相が水で
飽和されており、および付加的に、相に対して水7重量
%まで、有利に2〜7重量%、特に全く有利に2〜4重
量%が抽出のために使用される程度の水が、有利に抽出
のため、使用される。この抽出の、付加的に重要な効果
は、先行する処理過程から搬入される全ての塩が十分に
除去されることである。有機相中に残留する硫酸残滓
は、商業的に得られる弱塩基性イオン交換体を用いて除
去される。イオン交換体の使用には、無機酸の含分だけ
でなく、有機酸、殊にギ酸および/または酢酸の一部
も、有機相中で極めて効果的に減少されるという利点が
ある。クモールからのフェノール製造途中の本方法の、
特に有利な実施方法の場合、使用されるイオン交換体を
再生するため、例えばフェノラートアルカリ液が使用さ
れてよい。これはクモール法によるフェノール製造の全
工程において、主にクモールおよびα−メチルスチロー
ルを含有するクモール塔の塔頂部生成物から、フェノー
ルを洗浄する際に、アルカリ液と一緒に生じる。陰イオ
ン交換体の再生のためフェノラートアルカリ液が使用さ
れることによって、常法によれば陰イオン交換体の再生
のため使用される、純粋なアルカリ金属水酸化物の消費
は回避され、その結果、著しく有利な費用が達成され
る。付加的に、フェノール再生のため酸性化されなけれ
ばならない、フェノラートアルカリ液中のフェノールの
量は、減少される。それというのも、イオン交換体中で
酸はフェノールと交換され、その結果、既にフェノール
の一部が再生されるからである。イオン交換体中で処理
される前に、有機相から酸の大部分が抽出によって除去
されることによって、有機相の後浄化のためにだけ使用
されるイオン交換体は、負荷を減少され、その結果、長
い寿命を有し、このことは運転費用に関してプラスに作
用する。
【0020】本発明による方法のもう一つの利点は、弱
塩基性陰イオン交換体の容量が、比較的小さく抑えられ
ることができる点である。それというのも、有機酸を余
すところなく有機相から除去する必要がないからであ
る。有機酸、殊にギ酸および/または酢酸は、分解生成
物相をさらに後処理する場合、殊に分解生成物相からク
モールおよびα−メチルスチロールを分離する場合、主
に水を含有する相中に生じる。相が強塩基性陰イオン交
換体を用いて処理されることによって、有機酸は前記の
相から、比較的簡単に分離されることができる。強塩基
性陰イオン交換体は実際苛性ソーダ液を用いて再生され
なければならないが、しかし、有機酸は水性相から除去
されるので、比較的小さく抑えられることができる。こ
うしたことを背景に、イオン交換体の運転(再生、洗浄
および交換)には、傑出して少ない工業的および経済的
費用が必要とされる。
【0021】本発明により分解生成物相の抽出前に、分
解生成物相にアルカリ性フェノール流を添加することに
よって、分解生成物相中に存在する酸のわずかな濃縮物
は中和され、かつ塩として有機相から抽出されることが
できる。フェノール流によって供給されるフェノール
は、有機相中に残留し、かつ有機分解生成物相を後処理
する場合に再生される。本発明による方法の特別な実施
態様によって、一つには酸の分離が改善され、もう1つ
には、分解生成物相の後処理工程においてアルカリ性フ
ェノール流中に生じ、かつ従来は高価な費用で後処理さ
れるか、または廃棄されなければならなかったフェノー
ルが、再び後処理工程中に返送されることができる。
【0022】本発明による方法を、次に、ホック(Hock)
のフェノール合成の中間生成物であるクモールヒドロペ
ルオキシドの分解に基づき、制限されることなく例示的
に記載する。
【0023】この公知の方法で実施される合成の場合、
クモールおよび酸素からクモールヒドロペルオキシドが
製造される。クモールヒドロペルオキシドは、分解反応
中、酸触媒反応によりフェノールとアセトンとに分解さ
れる。触媒としては、酸、例えば硫酸が使用される。さ
らに本発明による方法の例示的な記載は、しかしながら
制限されることなく、触媒として酸の使用を用いた分解
反応の実施に関する。
【0024】分解生成物および副生成物とともに、触媒
として使用される酸、並びに、アラルキル、例えばクモ
ールの酸化の際に副生成物として形成される有機酸を含
有していてよい酸性の分解生成物相は、酸の除去のた
め、本発明による方法の第1工程において、抽出装置、
有利に抽出塔内へと運送される。酸性の分解生成物相
の、液−液抽出塔内への供給は、有利に塔頂部の下方
で、特に有利には塔底部の真上で行われる。抽出塔に
は、塔の塔底部の上で、有利には塔の塔頂部の真下で、
抽出剤が入れられる。抽出剤としては有利に水、または
主に水を含有する混合物が使用される。抽出塔内への抽
出剤および抽出すべき相の供給は、分解生成物混合物に
対して、抽出剤、有利に水または主に水を含有する混合
物14重量%までが抽出塔内に運送されるように、制御
される。有利に水、または主に水を含有する混合物は、
抽出すべき分解生成物相が水で飽和されており、かつ付
加的に、分解生成物相に対して水7重量%まで、有利に
2〜7重量%、特に全く有利に2〜4重量%が抽出のた
めに使用される程度の量で、使用される。抽出剤および
抽出すべき相は、直流または向流で、有利に向流で、抽
出塔を貫流する。
【0025】本発明による方法の特に好ましい実施態様
の場合、クモールヒドロペルオキシドの分解の際に得ら
れる分解生成物相には、抽出装置内への供給前に、フェ
ノールの後処理の際に生じ、かつフェノールの蒸留によ
る後処理中に工程に添加された全苛性ソーダ液を含有す
る、フェノールを有する混合物が添加される。抽出中、
分解生成物中に存在する酸陰イオンと、フェノールを有
する混合物からのナトリウムイオンとから、抽出後主に
水性相中にある塩が形成される。この方法で、抽出によ
って有機分解生成物相中の酸濃度を低下させることが可
能であるだけでなく、塩、例えばNaSOの濃度を
低下させることも可能である。分解生成物混合物中の塩
もしくは酸の開始濃度、およびNaOHの濃度および添
加されるフェノールを有する混合物の量に依存して、有
機分解生成物相中の1〜2ppmのNaSO濃度が
達成されることができる。
【0026】酸を負荷する抽出剤、好ましくは水は、本
発明によれば抽出装置、有利に抽出塔の下部から除去さ
れる。触媒として硫酸が使用される場合、抽出塔の下部
から希釈された硫酸が除去され、希釈された硫酸は工程
中でさらに使用されてよい。
【0027】抽出装置内の温度は、0〜90℃、好まし
くは20〜50℃、特に有利に30〜40℃である。
【0028】抽出装置、有利に抽出塔の塔頂部から得ら
れる、なお有機酸ならびにわずかな量の無機酸を含有す
る有機分解生成物相の、水溶性イオンを減損された部分
に、本発明により、少なくとも1つの市販で、有利には
弱塩基性の陰イオン交換体、例えばローム&ハアス社(F
irma Rohm und Haas) のアンバーリスト(Amberlyst)A
21またはIRA96SBが導かれてよい。陰イオン交
換体の負荷速度は、交換体床の測量に依存し、測量は再
度処理すべき容量流および容量流の酸濃度に依存してお
り、かつバルブ等を用いて調節されてよい。
【0029】本発明による方法のもう1つの特に好まし
い実施態様の場合、抽出装置から得られる、有機分解生
成物相の、水溶性イオンが減損された部分は、陰イオン
交換体を用いた処理の前に、乳濁された水を除去するた
め、まず融合部を通して運送されることができる。融合
部を用いて、有機分解生成物相の含水量および塩の運送
物はさらに減少されることができる。融合部を用いて分
離された水性相は、後処理に導入されてよい。水が無害
化処理されるべき場合、場合によっては存在する有機成
分、例えばアセトンおよび/またはフェノールは分離さ
れなければならない。
【0030】抽出装置および陰イオン交換体を通過後、
有機分解生成物相からは、無機酸が分析によりそれ以上
検出され得ないほど十分に、無機酸を除去されており、
かつ後処理、有利には蒸留による後処理に供給されるこ
とができる。有機分解生成物相の塩含量は、場合によっ
ては使用される融合部を有する抽出装置、および/また
は陰イオン交換体を通過後、本質的に減少されており、
かつ硫酸ナトリウムとして計算すれば、有利に1〜2p
pmである。
【0031】一般に公知の方法で行われてよい、有機分
解生成物相の蒸留による後処理の場合、複数の蒸留工程
では、高沸点化合物および低沸点化合物が、クモールヒ
ドロペルオキシド、フェノールの分解の際に本来の生成
物から分離される。蒸留工程の進行中には、有機酸、例
えばギ酸または酢酸を有してよい、主に水性の相も生じ
る。前記の酸以外に、主に水性の相は、わずかな量の有
機生成物またはアラルキルヒドロペルオキシド分解の副
生成物、例えばフェノールまたはクモールを有してよ
い。
【0032】前記の相が蒸留による後処理の中へと返送
されることは有利であってよく、その結果いくつかの成
分、例えば有機酸が増量される。前記の酸は再度、主に
水性の相中に生じる。
【0033】同様に、この生じる水性相を容器内に導入
し、この容器内では有機成分が主に水性の相から分離さ
れうることは、有利であってよい。
【0034】なおアラルキルヒドロペルオキシド分解か
らの生成物または副生成物、例えばフェノールを含有し
ていてよい、生じる水性の有機酸、例えばギ酸および/
または酢酸を有する相は、分解生成物混合物から硫酸を
抽出するために使用されてよい。
【0035】本発明による方法の特別な実施態様の場
合、なおアラルキルヒドロペルオキシド分解からの生成
物または副生成物、例えばフェノールを含有していてよ
い、生じる水性の有機酸、例えばギ酸および/または酢
酸を有する相は、第2の、有利に強塩基性の陰イオン交
換体を用いて後処理されてよい。陰イオン交換体として
は、各々商業的に得られる陰イオン交換体、有利に強塩
基性陰イオン交換体、例えばローム&ハアス社(Firma R
ohm und Haas)のアンバージェット(Amberjet)4400
OHが使用されてよい。
【0036】抽出塔とともに、基本的に(例とは無関係
に)全ての連続的または非連続的に作業する抽出装置が
使用されてよい。有利には、適当な内蔵物を備えた抽出
塔が使用される。
【0037】弱塩基性陰イオン交換体としては、商業的
に得られる陰イオン交換体、例えばポリアクリルアミド
樹脂もしくはスチロールジビニルベンゾール樹脂、例え
ばローム&ハアス社のアンバーリスト(Amberlyst)A2
1またはIRA96SBが使用されてよい。強塩基性陰
イオン交換体としては、商業的に得られる陰イオン交換
体、例えばローム&ハアス社のアンバーリスト(Amberly
st)4400 OHが使用されてよい。
【0038】陰イオン交換体の本発明による再生は、ア
ルカリ液、例えばアルカリ金属水酸化物溶液を用いて行
われてよい。再生の目的のため、再生溶液は処理すべき
相が陰イオン交換体を貫流するような方向と同じ方向ま
たは逆方向に、有利には同じ方向に陰イオン交換体を介
して進行する。本発明による方法の特に好ましい実施態
様の場合、弱塩基性陰イオン交換体を再生するため、フ
ェノールを含有する相を後処理する際に生じる、遊離フ
ェノールを含有するフェノラートアルカリ液が使用され
る。
【0039】再生後、陰イオン交換体は水を用いて洗浄
されてよく、洗浄は有利には、洗浄水中にOHイオン
もしくはアルカリ金属またはNa−フェノラートがそれ
以上検出不可能になるまで行われる。
【0040】陰イオン交換体樹脂が、アルカリ金属水酸
化物液、例えばNaOHを用いて再生されたか、または
フェノラートアルカリ液を用いて再生されたかに依存し
て、陰イオン交換処理中では有機相中に含有される酸か
ら、次の式により水またはフェノールが生じる: イオン交換処理 樹脂−OH+HX→樹脂−X+HO 再生 樹脂−X+NaOH→樹脂−OH+NaX イオン交換処理 樹脂−フェノラート+HX→樹脂−X+フェノール 再生 樹脂−X+Na−フェノラート→樹脂−フェノラート+ NaX (Xは無機酸基または有機酸基、例えばHSO 、ギ酸塩または酢酸塩を表わ す) イオン交換処理中に水が生じる場合、水は例えば相分離
剤によって、有機相から分離されてよい。特に好ましい
方法の、イオン交換処理中に、フェノールが生じる場
合、フェノールは直接に有機分解生成物相を用いて後処
理に供給されてよい。
【0041】本発明による方法を連続的に運転できるよ
うに、それぞれ少なくとも2個の弱塩基性陰イオン交換
体および2個の強塩基性陰イオン交換体を使用すること
は、有利であってよい。前記陰イオン交換体は有利に、
1個の陰イオン交換体を負荷する間、別の陰イオン交換
体が前述の方法で再生されることができ、かつ反対も行
われるような方法で配置される。陰イオン交換体を再生
からイオン交換へ、および逆への転換は、バルブ、止め
栓等を用いて当業者に公知の方法で行われてよい。
【0042】本発明によれば、多数の抽出塔または多数
のイオン交換体の使用、または抽出塔と後接続されるイ
オン交換体との多数の組合せの使用が設けられていてよ
い。
【0043】本発明による抽出は、有利に周囲大気の圧
力および0〜90℃の温度、好ましくは20〜50℃の
温度、特に好ましくは30〜40℃の温度で実施され
る。
【0044】本発明によれば、抽出剤として、酸性の水
または中性の水、有利に中性の水が使用されてよい。有
利には抽出剤として、分解生成物相の蒸留による後処理
後、容器から生じ、かつ強塩基性陰イオン交換体を用い
て、有機酸および/または無機酸が十分に除去された水
性相が使用される。
【0045】本発明による方法は、連続的または非連続
的に実施されてよい。
【0046】本発明による方法の好ましい実施態様を組
み合わせることは、有利であり得る。
【0047】図1は本発明による方法の実施態様を、本
方法がこれに限定されることなく、例示的に示してい
る。
【0048】処理すべき分解生成物は、導管aを介して
抽出装置E内に達する。導管bを介して、抽出装置内へ
の伝導前の分解生成物に、フェノール流が添加される。
有機相は、抽出装置から導管cを介し、陰イオン交換体
A1を介して導かれる。前記導管中では、有機相中に乳
濁されている水の分離のために融合部Kが備えられてい
る。抽出装置内に生じる水性相、ならびに、存在する場
合には、融合部中に生じる水性相は、導管pもしくはq
を介して捕集される。
【0049】陰イオン交換体A1中で処理される相は、
導管dを介して、複数の蒸留塔からなる蒸留ユニットD
内へと導かれる。前記蒸留ユニット内では分解生成物の
後処理が行われる。この場合、主に水性の相が生じ、相
は陰イオン交換体A2に導管fを介して供給される。有
機相は、例えばもう1つの後処理の導管eを介して供給
される。
【0050】陰イオン交換体A2内で処理される相は、
陰イオン交換体を導管jを介して去り、かつこの導管を
介して抽出装置Eへと導かれ、および装置内へと供給さ
れる。
【0051】導管gを介して、陰イオン交換体A2は苛
性ソーダ液を用いて再生されることができる。導管sを
介して、陰イオン交換体A1は苛性ソーダ液を用いて再
生されることができる。再生アルカリ液は、導管kを介
して、陰イオン交換体A2を去り、および陰イオン交換
体A1は導管mを介して去る。2つの導管は、導管1中
で合わさっており、導管lを介して再生アルカリ液が脱
フェノール部に供給される。導管hおよびtを介して、
陰イオン交換体A1およびA2に洗浄水が供給されてよ
い。洗浄水は、導管iおよびnを介して陰イオン交換体
A1およびA2を去り、導管oへと集められる。導管o
には導管qも合わさっており、導管qは集められた、抽
出装置Eおよび/または融合部K内で生じた水性相を導
く。導管oは、フェノールおよび/またはアセトンを含
有していてよい排水を、脱フェノール部に供給する。
【0052】
【実施例】例1: クモールヒドロペルオキシドの1相の分解を行う場合に
生じる混合物からの硫酸および有機酸の除去 典型的なホック法によりクモールから出発し、フェノー
ルおよびアセトンを取得する場合、硫酸によって触媒反
応される、クモールヒドロペルオキシドからフェノール
およびアセトンへの分解反応の際に、酸性の分解生成物
相が生じ、この分解生成物相は、実施される例中では硫
酸約950ppmを含有する。さらに有機酸が添加さ
れ、その結果、酸の全含量(硫酸として計算)は平均で
約1200ppmである。
【0053】分解生成物相を、平均で250 l/hを
用いて抽出塔を通して輸送した。水で飽和した分解生成
物相に付加的に、水4重量%を抽出装置内へと輸送し
た。平均30℃の温度で抽出を行った後、有機相中の硫
酸含量は20ppm未満であった。有機相中の酸の全含
量は、前記処理の後、なお平均で250ppm(硫酸と
して計算)であった。それというのも、有機酸はほとん
ど抽出されることができなかったからである。
【0054】この有機相を、225 l/hで、商業的
に得られる弱塩基性陰イオン交換体樹脂ローム&ハアス
社(Firma Rohm und Haas)のアンバーリスト(Amberlyst)
A21 15.3 lで充填した陰イオン交換体床上に
輸送した。有機相の温度は約30℃であった。陰イオン
交換体の貫流後、処理された有機相を分析し、およびH
SOとして計算し、250ppm未満の全酸濃縮物
を有機相中で確認することができた。全酸濃縮物に貢献
した硫酸は1ppm未満であった。
【0055】例2: クモールヒドロペルオキシドの1相の分解を行う場合に
生じる混合物からの硫酸および有機酸の除去 分解生成物相を、例1の場合と同様に抽出塔を通して輸
送するが、異なる点は、分解生成物相に、付加的にアル
カリ性フェノール流を平均8 l/hで混入した。約3
0℃の温度で抽出を行った後、有機相中の硫酸含量は1
00〜170ppmであった。有機相中の酸の全含量
は、前記処理の後、なお平均で300〜400ppm
(硫酸として計算)であった。それというのも、有機酸
はほとんど抽出されることができなかったからである。
【0056】例3:例1の場合と同様に処理した分解生
成物相を、多数の蒸留工程において後処理した。蒸留に
よる後処理の際に、有機酸、殊に酢酸およびギ酸を含有
する水性の相が得られた。水性の相を、225 l/h
で、強塩基性陰イオン交換体樹脂(アンバージェット(A
mberjet)4400 OH、ローム&ハアス社(Firma Roh
m und Haas))15.3 lを充填したイオン交換体塔を
通して輸送した。酸含量は、イオン交換体を用いた処理
後、酢酸として計算して、平均で1000〜1500p
pmから平均で25ppm未満に減少した。
【0057】
【発明の効果】本発明による方法は、アラルキルヒドロ
ペルオキシドの分解の際に生じる相から、有機酸および
/または無機酸を除去するために適当である。本発明に
よる方法は、クモールヒドロペルオキシドの分解の際に
生じる相から、有機酸および/または無機酸を除去する
ために、特に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による方法の実施形式を示す系統図。
【符号の説明】
a 導管、 b 導管、 c 導管、 d 導管、 e
導管、 f 導管、g 導管、 h 導管、 i 導
管、 j 導管、 k 導管、 l 導管、m 導管、
n 導管、 o 導管、 p 導管、 q 導管、
s 導管、t 導管、 A1 陰イオン交換体、 A2
陰イオン交換体、 D 蒸留ユニット、 E 抽出装
置、 K 融合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アラルキルヒドロペルオキシドの分解の
    際に生じる分解生成物相から、少なくとも1つの抽出剤
    を用いて分解生成物相を抽出し、引続きイオン交換体を
    用いて相の有機部分を処理することによって、有機酸お
    よび/または無機酸を除去する方法において、イオン交
    換体を用いて処理された有機相を、少なくとも1回蒸留
    により処理し、この処理の際に、主に水性で、少なくと
    も1つの有機酸を有する相少なくとも1相を有機相から
    分離し、かつ第2のイオン交換体を用いてこの相を処理
    することを特徴とする、分解生成物相からの有機酸およ
    び/または無機酸の除去方法。
  2. 【請求項2】 イオン交換体を用いて処理された有機相
    を、少なくとも1回蒸留塔内で蒸留する、請求項1記載
    の方法。
  3. 【請求項3】 有機相を少なくとも1回蒸留処理するこ
    とによって、前記の有機相から分離される、少なくとも
    1つの有機酸を有する、少なくとも1つの、主に水性の
    相を、強塩基性陰イオン交換体を用いて処理する、請求
    項1または2記載の方法。
  4. 【請求項4】 抽出剤として、強塩基性陰イオン交換体
    を用いて処理した、主に水性の相を使用する、請求項1
    から3までのいずれか1項記載の方法。
  5. 【請求項5】 分解生成物相に、抽出前に少なくとも1
    つのアルカリ性フェノール流を添加する、請求項1から
    4までのいずれか1項記載の方法。
  6. 【請求項6】 アラルキルヒドロペルオキシドの分解の
    際に生じる分解生成物相から、少なくとも1つの抽出剤
    を用いて分解生成物相を抽出し、引続きイオン交換体を
    用いて相の有機部分を処理することによって、有機酸お
    よび/または無機酸を除去する方法において、分解生成
    物相に、抽出前に少なくとも1つのアルカリ性フェノー
    ル流を添加することを特徴とする、分解生成物からの有
    機酸および/または無機酸の除去する方法。
  7. 【請求項7】 抽出のため、分解生成物相に対して、水
    14重量%までを使用する、請求項1から5までのいず
    れか1項または請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 水で飽和した分解生成物相を抽出するた
    め、付加的に、分解生成物相に対して水7重量%までを
    使用する、請求項1から5までのいずれか1項または請
    求項6または7記載の方法。
  9. 【請求項9】 水で飽和した分解生成物相を抽出するた
    め、付加的に、分解生成物相に対して水2〜7重量%を
    使用する、請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 水で飽和した分解生成物相を抽出する
    ため、付加的に、分解生成物相に対して水2〜4重量%
    を使用する、請求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】 抽出の際の温度が10〜90℃であ
    る、請求項1から5までのいずれか1項または請求項6
    から10までのいずれか1項記載の方法。
  12. 【請求項12】 抽出の際の温度が20〜50℃であ
    る、請求項11記載の方法。
  13. 【請求項13】 抽出の際の温度が30〜40℃であ
    る、請求項12記載の方法。
  14. 【請求項14】 分解生成物相の抽出後に得られる有機
    部分を、弱塩基性陰イオン交換体を用いて処理する、請
    求項1から5までのいずれか1項または請求項6から1
    3までのいずれか1項記載の方法。
  15. 【請求項15】 分解生成物相の抽出後に得られる有機
    部分を、弱塩基性陰イオン交換体を用いて処理する前
    に、融合部を用いて処理する、請求項1から5までのい
    ずれか1項または請求項6から14までのいずれか1項
    記載の方法。
  16. 【請求項16】 陰イオン交換体を再生するため、アル
    カリ金属水酸化物溶液を使用する、請求項1から5まで
    のいずれか1項または請求項6から15までのいずれか
    1項記載の方法。
  17. 【請求項17】 弱塩基性陰イオン交換体を再生するた
    め、フェノラートアルカリ液を使用する、請求項1から
    5までのいずれか1項または請求項6から16までのい
    ずれか1項記載の方法。
  18. 【請求項18】 クモールヒドロペルオキシドを分解す
    る際に生じる、分解生成物相を使用する、請求項1から
    5までのいずれか1項または請求項6から17までのい
    ずれか1項記載の方法。
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