JP2000202893A - 押出成形装置における制御装置 - Google Patents

押出成形装置における制御装置

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JP2000202893A
JP2000202893A JP11004254A JP425499A JP2000202893A JP 2000202893 A JP2000202893 A JP 2000202893A JP 11004254 A JP11004254 A JP 11004254A JP 425499 A JP425499 A JP 425499A JP 2000202893 A JP2000202893 A JP 2000202893A
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Tetsuya Yoda
哲也 余田
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 押出成形の厚さ調整作業効率の向上を図ると
ともに、引取速度の調整に要する原料消費の計測回数を
多くすることによって製品の厚さの品質を向上させる押
出成形装置における制御装置を提供する。 【解決手段】 原料計量部における原料の計量を制御す
る手段と、製品の厚さを制御する手段とを備えた押出成
形装置における制御装置であって、前記原料の計量を制
御する手段は、前記原料計量部の原料の供給停止設定値
を検出する手段と、該供給停止設定値及び計測重量スパ
ン値に基づいて計測終了の重量値を算出する手段と、前
記供給停止設定値及び前記計測終了の重量値に基づいて
前記計測重量スパン値の消費に要する時間を計測する手
段と、前記計測終了重量値算出手段と前記消費時間計測
手段の計測開始を遅延する手段とを有し、前記製品の厚
さを制御する手段は、前記計測重量スパン値の消費に要
した時間に基づいて算出された押出量により引取機の引
取速度を調整する手段を有してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、押出成形装置にお
ける制御装置に係り、特に、インフレーションフィルム
成形装置における引取速度を調整するフィルム厚さ制御
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フィルムのインフレーション成形
装置は、押出機、折径制御器及び引取機によって行われ
ており、前記押出機のシリンダ内で加熱溶融された樹脂
は、該シリンダ内のスクリューの回転によって金型から
押出され、前記折径制御器において所定の折径に折り畳
まれた後、前記引取機に引取られている。
【0003】該インフレーション成形において、所定厚
さのフィルムの安定的な成形を図るためには、前記押出
機への単位時間当りの原料消費量にばらつきがないよう
にしなければならないし、ばらつきがある場合、又は前
記押出機のスクリーンに目詰まりが生ずる等の場合に
は、前記押出機からの樹脂押出量に対する前記引取機の
引取速度を常に一定にしなければならない。 この場合
に、従来では、フィルムの厚さはマイクロゲージ等を用
いて直接に測定され、この値に基づいて前記スクリュー
の回転速度を変更、又は前記引取機の引取速度の変更を
行うことによって調整し、フィルムの成形をしている。
【0004】一方、フィルム厚さの調整には、マイクロ
コンピュータ等を用いて自動に調整する技術が知られて
おり、例えば、特公平6−13190号公報記載の技術
が挙げられる。該技術は、制御装置が、原料計量部に下
限設定値及び上限設定値を設定し、該原料計量部の前記
下限設定値を検出した時に、電磁開閉シリンダを開ける
命令を出力し、前記上限設定値から前記下限設定値を減
じた量の原料が原料供給部から前記原料計量部に供給さ
れる。一方、前記原料計量部の上限設定値を検出した時
には、前記電磁開閉シリンダを閉じる命令を出力し、前
記原料供給部からの供給を停止する。すなわち、前記原
料計量部の前記下限設定値、前記上限設定値で予め設定
された一定量の原料が、前記電磁開閉シリンダを介して
前記原料供給部から前記原料計量部に供給され、該供給
された一定量の原料が消費された時間を計測することに
よって、押出量を算出し、引取速度を制御するものであ
る。
【0005】
【発明が解決しょうとする課題】ところで、原料供給の
停止は、上述のように、前記原料計量部の上限設定値を
検出した時に前記電磁開閉シリンダを閉じることによっ
て行われるものである。ここで、該閉じる命令に対する
前記電磁開閉シリンダの動作が、機械的な動作遅れを生
ずる場合には、前記上限設定値を大きく超えた量の原料
が前記原料計量部に投入されることになる。
【0006】図8は、前記技術の押出量算出に用いられ
るタイミングチャートである。図8に示すように、上限
設定値uを大きく超えた量の原料が前記原料計量部に供
給される場合には、従来のフィルム制御装置における押
出量の算出は、上限設定値uと下限設定値dとの間にお
いて、上限設定値uを切った時点(再びuに達した時
点)から下限設定値dに至るまでの一定量の原料が消費
される時間t′1、t′2…から求められている。これ
は、押出量の変動による原料消費時間にばらつきが存在
するためである。
【0007】したがって、従来の押出量の計測方法で
は、供給された原料が消費されて再び上限設定値uに達
するまでは重量の計測ができないことになり、上限設定
値uに達してから再び上限設定値uに達するまでの時間
が計測の対象とならず、無駄な時間となる。フィルム厚
さの制御は、原料供給が開始された時点(電磁開閉シリ
ンダが開いた時点)から次の原料供給が開始される時点
までの時間において行う必要があるものである。
【0008】ここで、前記電磁開閉シリンダの機械的な
動作遅れの問題を解消するには、前記原料計量部に対す
る単位時間当りの原料供給能力を小さくすることが考え
られるが、一定量の原料を供給するのに時間を要するた
め、計測効率が悪くなるという問題がある。また、上限
設定値に達する直前に原料供給量を制限することができ
る電磁開閉シリンダを採用することも考えられるが、閉
動作の制御が複雑になり、設備費が高価になるという不
都合がある。
【0009】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
てものであって、その目的とするところは、押出成形の
作業効率の向上を図るとともに、引取速度の調整に要す
る原料消費の計測回数を多くすることによって製品の厚
さの品質を向上させる押出成形装置における制御装置を
提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成すべく、
本発明に係る押出成形装置における制御装置は、原料計
量部における原料の計量を制御する手段と、製品の厚さ
を制御する手段とを備えた押出成形装置における制御装
置において、前記原料の計量を制御する手段は、前記原
料計量部の原料の供給停止設定値を検出する手段と、該
供給停止設定値及び計測重量スパン値に基づいて計測終
了の重量値を算出する手段と、前記供給停止設定値及び
前記計測終了の重量値に基づいて前記計測重量スパン値
の消費に要する時間を計測する手段と、前記計測終了重
量値算出手段と前記消費時間計測手段の計測開始を遅延
する手段とを有し、前記製品の厚さを制御する手段は、
前記計測重量スパン値の消費に要した時間に基づいて算
出された押出量により引取機の引取速度を調整する手段
を有することを特徴としている。
【0011】また、本発明の押出成形装置における制御
装置における好ましい具体的な態様は、前記計測開始遅
延手段は、前記供給停止設定値の検出後、所定のタイマ
ー設定時間の経過時に計測開始を出力することを特徴と
している。さらに、前記引取速度を調整する手段は、順
次算出される前記押出量の所定個数の平均押出量に基づ
いて前記引取速度を算出することを特徴としている。
【0012】また、本発明の押出成形装置における制御
装置における好ましい他の具体的な態様は、原料供給
部、原料計量部、押出機、金型、引取機とからなる押出
成形装置の制御装置において、該制御装置は、原料計量
制御手段と厚さ制御手段とを備えているとともに、前記
原料供給部が、前記制御装置からの出力信号に基づいて
前記原料計量部に原料を投入し、該原料計量部が、前記
原料の重量値を測定して前記押出機に前記原料を供給
し、該押出機が、前記金型を介して前記原料を押出、前
記引取機が、前記押出された原料を引取ることによって
製品を生産するように制御するものであって、前記原料
計量制御手段は、前記原料の供給停止設定値を検出し、
該供給停止設定値に基づいて計測重量スパン値の消費に
要する時間を計測し、前記厚さ制御手段は、前記計測時
間に基づいて押出量を算出して該押出量により製品の引
取速度の調整を行うことを特徴としている。
【0013】前述の如く構成された本発明に係る押出成
形装置における制御装置は、原料計量制御手段が、供給
停止設定値検出後、計測開始遅延時間経過時点から計測
終了重量値の出力時点までの時間を測定し、この時間に
基づいて引取速度を求めて引取速度の調整をするので、
電磁開閉シリンダの開閉動作の機械的な遅れ等により、
原料計量部に供給停止設定値を大きく超える量の原料が
供給されても、製品の厚さの制御が原料供給後のより早
い時点から行うことのできるものである。
【0014】また、原料計量制御手段は、原料の供給停
止設定値検出時にタイマーを設定し、タイマー設定時間
経過時点から計測終了重量値の出力時点までの時間が、
ピーク点を避けて測定されるので、ピーク点近傍におい
て機械的な振動等によりピーク点の検出に誤差が生じ得
る場合にも、計測不安定領域を必要最低限に抑え、原料
消費の計測回数を多くすることができるものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明による押
出成形装置の制御装置の一実施形態について説明する。
図1は、本実施形態のフィルム厚さ制御装置20を備
えたインフレーションフィルム成形装置100のシステ
ム全体構成を示したものである。該インフレーションフ
ィルム成形装置100は、押出機1、金型2、折径制御
幅センサ4、引取機5、原料計量制御手段6と厚さ制御
手段7を備えたフィルム厚さ制御装置20、原料供給部
10、原料計量部12からなり、原料供給部10から投
入された原料は、原料計量部12を通って押出機1に入
り、該押出機1内の樹脂加熱用シリンダ(図示しない)
によって融解され、押出機1内のスクリュー(図示しな
い)により整流されて金型2側に送り出される。
【0016】押出機1の左上側に設けられた金型2で
は、前記融解された原料が円筒状に押出されてフィルム
3となり、該押出されたフィルム3は、引取機5に引取
られるとともに、折径制御器の幅センサ4にて行われた
幅の検出値等に基づいて、所定の折径に折り畳まれて製
品になる。原料計量制御手段6は、押出機1の上側に設
けられた原料供給部10及び原料計量部12から検出さ
れる信号を取り込み、該信号に基づいて厚さ制御手段7
に出力し、該厚さ制御手段7が、引取機5に出力するこ
とによって、フィルム3の引取速度LSを調整してい
る。
【0017】図2は、図1のインフレーションフィルム
成形装置100の原料供給部10及び原料計量部12の
詳細図である。原料の供給・計量部は、原料供給部1
0、電磁開閉シリンダ11、原料計量部12、重量セン
サ14から構成されており、原料供給部10に投入され
た原料は、原料計量制御手段6からの命令によって開閉
する電磁開閉シリンダ11を介して、原料計量部12に
供給される。
【0018】該原料計量部12の円筒部13の上方に
は、重量センサ14が設けられており、該重量センサ1
4が、原料計量部12の実際に残っている原料の重量
(実重量計測値Qt)を計測し、この計測値が原料計量
制御手段6に送られ、フィルム厚さの制御に利用され
る。なお、前記円筒部13は押出機1の前記樹脂加熱用
シリンダに連通しており、原料計量部12内の原料は、
前記スクリューの回転に伴って前記樹脂加熱用シリンダ
に入り、加熱・溶融される。
【0019】図3は、図1のフィルム厚さ制御装置20
の動作内容の概要を示した制御ブロック図である。重量
センサ14で検出された実重量計測値Qtは、原料計量
制御手段6内に入り、信号変換手段61で変換され、前
記実重量計測値Qtから供給停止設定値検出手段62に
て供給停止設定値Fを検出し、シリンダ開閉時期設定手
段67と計測開始遅延手段63に出力される。
【0020】該計測開始遅延手段63は、前記供給停止
設定値Fに基づいてタイマー等を設定するとともに、計
測重量スパン値の消費時間計測手段64及び計測終了重
量値算出手段66に計測開始時期を出力する。また、前
記計測開始遅延手段63は、計測開始の遅延値を設定す
る手段68からの出力信号によって、前記タイマー等で
遅延時間を任意に設定できるようにされている。
【0021】前記計測終了重量値算出手段66では、前
記計測開始時期及び計測重量スパン値設定手段65から
の計測重量スパン値Lに基づいて計測終了重量値Qeを
算出するとともに、重量センサ14からの信号を取り込
んで計測重量スパン値の消費時間計測手段64及びシリ
ンダ開閉時期設定手段67に計測終了を出力する。な
お、シリンダ開閉時期設定手段67は、計測終了重量値
算出手段66からの信号によって電磁開閉シリンダ11
に開く命令を出力し、前記供給停止設定値検出手段62
からの信号によって電磁開閉シリンダ11に閉じる命令
を出力する。
【0022】そして、フィルム厚さ制御手段7は、前記
スパン値設定手段65の計測重量スパン値L及び前記時
間計測手段64の計測重量スパン値の消費時間tiに基
づいて引取速度LSを調整する。図4は、図1のフィル
ム厚さ制御装置20の第一の実施例におけるタイミング
チャートと信号の出力関係図である。
【0023】まず、原料計量部12での実重量計測値Q
tが、異常空杯設定値Eと同等又はそれ以下を検出する
場合には、電磁開閉シリンダ11を開いて原料供給部1
0から原料計量部12に原料の供給を行い、供給停止設
定値Fを検出することで、電磁開閉シリンダ11を閉じ
て原料の供給を停止する。このとき、電磁開閉シリンダ
11の閉動作を行っても開閉動作の機械的な遅れ等によ
り、原料計量部12には、供給停止設定値Fを大きく超
える量の原料が供給される。なお、この供給される間に
おいても、押出機1は稼動して原料の消費が進むので、
供給と消費との関係から原料計量部12で計測される実
重量計測値Qtには、供給される重量のピーク点Pが存
在することになる。
【0024】ここで、重量センサ14がこの供給停止設
定値Fを検出すると、原料計量制御手段6が、タイマー
を設定し、該タイマー設定時間Tが経過した時点の実重
量計測値Qtを計測開始重量値Qsとして記憶し、消費
が進み、前記計測開始重量値Qsから予め設定されてい
る計測重量スパン値Lを減じた重量値を計測終了重量値
Qeとして記憶するとともに、計測開始信号Sを出力す
る。
【0025】また、原料計量制御手段6は、計測開始信
号Sの出力時に時間の計測を開始し、原料の消費が進
み、重量センサ14が計測終了重量値Qeを検出した時
に、時間の計測を終了する。そして、タイマー設定時間
T経過時である計測開始信号Sの出力時点から計測終了
重量値Qeの出力時点までの時間ti(i=1,2…)
を測定する。
【0026】さらに、原料計量制御手段6は、計測終了
重量値Qeに達した時に、電磁開閉シリンダ11を開い
て原料供給部10から原料計量部12に原料の供給を開
始し、供給停止設定値Fに達した時に、電磁開閉シリン
ダ11を閉じて原料の供給を停止する。そして、重量セ
ンサ14が供給停止設定値Fを検出すると、原料計量制
御手段6が、タイマーを設定する。以下、前述の動作を
繰り返す。
【0027】前記タイマーによる設定時間Tは、供給停
止設定値Fに達することによって電磁開閉シリンダ11
が閉じられ、ピーク点Pを通過した後、原料消費の減少
勾配が一定となるのに要する時間であり、予め入力され
ているものである。なお、この設定時間Tは、実験によ
って予め設けられた複数の時間から任意に選択できるも
の、又は任意に時間を入力できるものであってもよい。
【0028】なお、前記異常空杯設定値Eは、計測重量
スパン値Lの測定ができない場合にも、強制的に原料の
供給を原料計量部12に行えるようにするためのもので
ある。押出機1の押出量Qは、上述の供給停止設定値F
の検出後、タイマー設定時間T経過時である計測開始信
号Sの出力時点から計測終了重量値Qeの出力時点まで
の時間ti(i=1,2…)を用いて算出される。繰り
返し計測される時間をt1、t2…とすると、例えば、
計測時間t1(秒)における押出量Q1(kg/h)
は、次の式により求められる。
【0029】
【数1】Q1=(3600×L)/t1 (式1) ここで、Lは計測重量スパン値(kg)である。
【0030】式1で算出されたQ1、Q2、Q3…から
平均押出量Qaveを求める。Qaveは、計測時間ti時間
毎に算出されるQiを時系列に配列し、所定の個数nに
よる平均値である。すなわち、新しいQiが求まる毎に
これをデータとして取り入れるとともに、古いQi−n
を捨て、所定の個数nの下において平均押出量Qaveを
求めている。引取速度LS(m/min)の算出は次の
式2によって求められる。
【0031】
【数2】LS=Qave/(フィルム幅×厚さ×密度×効
率×係数) (式2)ここで、かっこ内は、フィルムの製品規格値、
製造効率等の値である。
【0032】式2で算出された引取速度LSの値を引取
機5の駆動モータに出力することによって、フィルムの
厚さを所定の規格範囲内になるように制御する。次に、
前記制御のフローチャートを図5乃至図7によって説明
する。ステップ51では、原料計量部12が実重量計測
値Qtを測定する。ステップ52では、実重量計測値Q
tが異常空杯設定値Eかどうかの判断を行う。そして、
異常空杯設定値E又はそれ以下であれば、ステップ53
にて電磁開閉シリンダ11が開かれる。なお、ステップ
52において、異常空杯設定値Eに達しない、すなわち
NOであれば、ステップ51で実重量計測値Qtを測定
する。
【0033】ステップ54では、原料計量部12が実重
量計測値Qtを測定する。ステップ55では、実重量計
測値Qtが供給停止設定値Fかどうかの判断を行う。そ
して、供給停止設定値Fであれば、ステップ56にて電
磁開閉シリンダ11が閉じられる。なお、ステップ55
において、供給停止設定値Fに達しない、すなわちNO
であれば、ステップ54で実重量計測値Qtを測定す
る。
【0034】ステップ101は、原料の供給が行われ、
実重量計測値Qtが供給停止設定値Fに達したことに基
づいてタイマーを設定する。ステップ102では、タイ
マー設定時間Tが経過したかどうかの判断を行い、設定
時間T経過、すなわちYESであれば、ステップ103
にて原料計量部12が実重量計測値Qtを測定するとと
もに、ステップ104にて計測開始信号Sを出力し、ス
テップ105にて計測開始重量値Qs及び計測終了重量
値Qeを記憶する。なお、ステップ102において、設
定時間Tを経過していない、すなわちNOであればその
まま待機する。
【0035】ステップ106では、原料計量部12が実
重量計測値Qtを測定する。ステップ107では、実重
量計測値Qtが計測終了重量値Qeかどうかの判断を行
う。そして、計測終了重量値Qeであれば、ステップ1
08にて計測時間tiを測定する。なお、ステップ10
7において、計測終了重量値Qeでない、すなわちNO
であれば、ステップ106で実重量計測値Qtを測定す
る。
【0036】ステップ109では、電磁開閉シリンダ1
1が開かれて、原料供給部12に原料が供給される。ス
テップ110では、原料計量部12が実重量計測値Qt
を測定する。ステップ111では、実重量計測値Qtが
供給停止設定値Fかどうかの判断を行う。そして、供給
停止設定値Fであれば、ステップ112にて電磁開閉シ
リンダ11が閉じられる。以下、ステップ101に戻
る。なお、ステップ111において、供給停止設定値F
に達しない、すなわちNOであれば、ステップ110で
実重量計測値Qtを測定する。
【0037】また、ステップ108にて測定された時間
tiを用いて、ステップ201では計測時間ti間の押
出量Qが算出され、ステップ202では各計測時間ti
からti+nの平均押出量Qaveが算出され、ステップ
203では引取速度LSが算出される。以上のように、
本発明の実施形態は、上記の構成としたことによって次
の機能を奏するものである。
【0038】原料計量制御手段6は、供給停止設定値F
の検出時にタイマーを設定し、該タイマー設定時間Tが
経過した時点の実重量計測値Qtを計測開始重量値Qs
として記憶し、計測開始重量値Qsから予め設定されて
いる重量計測スパン値Lを減じた値を計測終了重量値Q
eとして記憶するとともに、計測開始信号Sを出力す
る。そして、タイマー設定時間T経過時である計測開始
信号Sの出力時点から計測終了重量値Qeの出力時点ま
での時間tiを測定し、この時間に基づいて引取速度L
Sを求めてフィルム厚さの調整をするので、従来の手作
業によるフィルム厚さ調整の必要がなく、さらに、電磁
開閉シリンダ11の閉動作に対する機械的な開閉動作の
遅れ等により、原料計量部12に供給停止設定値Fを大
きく超える量の原料が供給されても、フィルム厚さの制
御をより早い時点から行えるとともに、原料消費の計測
時間を長くできることによって、前記電磁開閉シリンダ
の機械的な動作遅れの問題にも触れることなく、フィル
ム厚さの精度の向上を図ることができる。
【0039】また、本実施形態によれば、ピーク点Pを
検出することなくタイマーを設定するので、ピーク点近
傍において機械的な振動等によりピーク点Pの周辺にお
ける測定誤差が生じ得る場合にも、計測不安定領域を必
要最低限に抑え、原料消費の計測時間を長くすることが
できる。以上、本発明の一実施形態について詳説した
が、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、
特許請求の範囲に記載された発明の精神を逸脱しない範
囲で、設計において種々の変更ができるものである。
【0040】例えば、ステップ101でのタイマーの設
定後から、ステップ102でのタイマー設定時間T経過
か否かの判断を行うまでの間に、ピーク点Pかどうかの
判断を行ってもよく、この場合には、タイマー設定時間
Tの入力ミス等が生じたときにも、ピーク点Pの検出前
の重量計測値Qtを計測開始重量値Qsとされることが
ないため、厚さ制御精度の一層の向上を図ることができ
る。
【0041】また、計測開始遅延手段63には、前記タ
イマーのほか、供給停止設定値Fの検出後、設定重量値
の検出時に計測開始を出力するものであってもよく、さ
らに、供給停止設定値Fの検出後、設定重量勾配値の確
認時に計測開始を出力するものであってもよい。この場
合には、重量センサ14の実重量計測値Qtが、信号変
換手段61を介して、計測開始遅延手段63に直接送ら
れることになる。
【0042】
【発明の効果】以上の説明から理解できるように、本発
明に係る押出成形装置における制御装置は、押出成形の
厚さ調整作業効率の向上を図ることができるとともに、
引取速度の調整に要する原料消費の時間の計測回数を多
くできることによって、製品の厚さの品質向上を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るインフレーションフ
ィルム成形装置のシステムの全体構成図。
【図2】図1のインフレーションフィルム成形装置の詳
細図。
【図3】図1のインフレーションフィルム成形装置にお
けるフィルム厚さ制御装置の制御ブロック図。
【図4】図1のフィルム厚さ制御装置におけるタイミン
グチャートと信号の出力関係図。
【図5】図1の動作内容を示すフローチャート。
【図6】(a)、(b)ともに、図1の動作内容を示す
フローチャート。
【図7】図1の動作内容を示すフローチャート。
【図8】従来のフィルム厚さ制御装置のタイミングチャ
ート。
【符号の説明】
1 押出機 2 金型 5 引取機 6 原料計量制御手段 7 製品の厚さ制御手段 12 原料計量部 20 制御装置 62 原料供給停止設定値検出手段 63 計測開始遅延手段 64 計測重量スパン値の消費時間計測手段 66 計測終了重量値算出手段 100 押出成形装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原料計量部における原料の計量を制御す
    る手段と、製品の厚さを制御する手段とを備えた押出成
    形装置における制御装置において、 前記原料の計量を制御する手段は、前記原料計量部の原
    料の供給停止設定値を検出する手段と、該供給停止設定
    値及び計測重量スパン値に基づいて計測終了の重量値を
    算出する手段と、前記供給停止設定値及び前記計測終了
    の重量値に基づいて前記計測重量スパン値の消費に要す
    る時間を計測する手段と、前記計測終了重量値算出手段
    と前記消費時間計測手段の計測開始を遅延する手段とを
    有し、 前記製品の厚さを制御する手段は、前記計測重量スパン
    値の消費に要した時間に基づいて算出された押出量によ
    り引取機の引取速度を調整する手段を有することを特徴
    とする押出成形装置における制御装置。
  2. 【請求項2】 前記計測開始遅延手段は、前記供給停止
    設定値の検出後、所定のタイマー設定時間の経過時に計
    測開始を出力することを特徴とする請求項1記載の押出
    成形装置における制御装置。
  3. 【請求項3】 前記引取速度を調整する手段は、順次算
    出される前記押出量の所定個数の平均押出量に基づいて
    前記引取速度を算出することを特徴とする請求項1又は
    2記載の押出成形装置における制御装置。
  4. 【請求項4】 原料供給部、原料計量部、押出機、金
    型、引取機とからなる押出成形装置の制御装置におい
    て、 該制御装置は、原料計量制御手段と厚さ制御手段とを備
    えているとともに、前記原料供給部が、前記制御装置か
    らの出力信号に基づいて前記原料計量部に原料を投入
    し、該原料計量部が、前記原料の重量値を測定して前記
    押出機に前記原料を供給し、該押出機が、前記金型を介
    して前記原料を押出、前記引取機が、前記押出された原
    料を引取ることによって製品を生産するように制御する
    ものであって、 前記原料計量制御手段は、前記原料の供給停止設定値を
    検出し、該供給停止設定値に基づいて計測重量スパン値
    の消費に要する時間を計測し、前記厚さ制御手段は、前
    記計測時間に基づいて押出量を算出して該押出量により
    製品の引取速度の調整を行うことを特徴とする押出成形
    装置における制御装置。
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