JP2000202648A - 摩擦圧接方法 - Google Patents

摩擦圧接方法

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JP2000202648A
JP2000202648A JP11011822A JP1182299A JP2000202648A JP 2000202648 A JP2000202648 A JP 2000202648A JP 11011822 A JP11011822 A JP 11011822A JP 1182299 A JP1182299 A JP 1182299A JP 2000202648 A JP2000202648 A JP 2000202648A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワーク完成品の接合精度の向上を図ることが
できるとともに、ワーク完成品の外観品質の向上を図る
ことができる摩擦圧接方法を提供する。 【解決手段】一方のワークW1を回転駆動される主軸2
2に取り付け、他方のワークW2をクランプ28に固定
する。コントローラ33はt0のタイミングにおいて両
ワークW1,W2との間に相対回転運動を付与しつつ、
両ワークW1,W2を接触させて推力付与装置により摩
擦推力P1を付与することによってワークW1,W2同
士間の接合界面を軟化させた後に、主軸22が停止した
t5のタイミングからt6のタイミングまでの所定増圧
時間T内では、スライド用サーボモータ14を制御して
両ワークW1,W2の接合界面に加えるアプセット推力
を摩擦推力P1から目標値のP2まで段階的に上げてい
くようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、摩擦圧接方法に係
り、詳しくは圧接過程中におけるワーク同士間の接合界
面に加える摩擦推力及びアプセット推力が段階的に上げ
られていくことを特徴とする摩擦圧接方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、ワーク同士を接合する手法と
して摩擦圧接方法が知られている。この方法は、両ワー
クの接合界面を摩擦接触させることによって発生する熱
エネルギーを有効に利用し、さらに高い圧力(推力)を
加えてワーク同士を接合する方法である。この摩擦圧接
方法は、品質面、コスト面、生産性等のメリットがある
ため、自動車や産業機械等に適用される量産部品を接合
する方法として、特に、棒材や管材などの素材に広く用
いられている。
【0003】ここで、一般的な摩擦圧接方法による接合
過程を図10及び図11を用いて説明する。まず、図示
しないが、接合しようとする2つのワークW1,W2を
摩擦圧接装置に装着する。具体的には、一方のワークW
1を回転駆動される主軸に取り付け、他方のワークW2
をワーク固定装置に固定する。
【0004】そして、図10に示すようにt0のタイミ
ングにおいて一方のワークW1を主軸の回転によって一
定の回転数で回転させながらワークW1,W2同士を接
触させる。つまり摩擦発熱工程の予熱段階に入る。この
とき(t1のタイミング)、推力付与装置により両ワー
クW1,W2の接合界面に予熱推力P0を加える。そし
て、所定期間(即ち予熱段階)が経過したt2のタイミ
ングで推力付与装置により両ワークW1,W2の接合界
面に摩擦推力P1を加えると、両ワークW1,W2の接
合界面は摩擦熱により温度が上昇し、高温層が形成され
る。すると、両ワークW1,W2間の接合界面が軟化す
るためt3のタイミングで寄り代が発生する。この後、
接合界面における両ワークW1,W2の先端部が所望の
軟化状態(つまり摩擦発熱工程の摩擦発熱段階が終了)
となるt4のタイミングにてワークW1の回転を急停止
させつつ両ワークW1,W2の接合界面にアプセット推
力P2を加える。つまりアプセット加圧工程に入る。そ
の後、t7のタイミングまでの所定期間(即ち圧力保持
段階)内において両ワークW1,W2を、その接合界面
に加えるアプセット推力がP2のままで保持させると、
両ワークW1,W2は、寄り代の変化量が増加し、高温
・高圧のもとで固相接合が行われる。
【0005】また、図10において2点鎖線に示すよう
に、主軸回転の停止タイミングをt4からtmに遅らせ
た場合では、全寄り代は増加し、点線で示すようにアプ
セット推力P2を加えるタイミングをt4から主軸が完
全に停止した時刻t5に遅らせた(つまり主軸停止段階
が終了した)場合では、全寄り代は減少する。つまり、
主軸停止遅れ時間x1やアプセット推力P2の加圧遅れ
時間x2を変化させることによって、摩擦圧接時の全寄
り代を変えることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記摩擦圧
接方法による接合過程では、いずれのアプセット加圧工
程において、ある(t4又はt5の)タイミングにて両
ワークW1,W2の接合界面にアプセット推力P2を加
えるようにしている。言い換えれば、両ワークW1,W
2の接合界面に加える圧力(推力)は、ある(t4又は
t5の)タイミングに至ると一瞬に摩擦推力P1からア
プセット推力P2へ切り換えられるようになっている。
このような両ワークW1,W2の接合界面における瞬間
の大きな圧力変化(特に上記のような低い値の推力P1
から高い値の推力P2への圧力変化)は、両ワークW
1,W2の接合界面に推力付与装置のボールネジの歪み
等によるビビリ又はサージ圧の発生を引き起こす。その
ビビリ又はサージ圧の発生によって両ワークW1,W2
の接合後の全長精度はバラツキが生じやすくなる。これ
は、両ワークW1,W2の接合精度の向上を図る上の問
題点となった。
【0007】この現象は予熱推力P0から摩擦推力P1
へ一瞬に切り換えられるときにも起こる。これも摩擦接
合過程の安定及び両ワークW1,W2の接合精度の向上
を図る上の問題点となった。
【0008】また、図11(a)に示す摩擦発熱段階を
経て軟化状態となった両ワークW1,W2間の接合界面
における先端部は、一瞬で両ワークW1,W2の接合界
面に加えるアプセット推力P2の衝撃を受けて、図11
(b)に示すようにバリが外方へ多量にはみ出すように
なる。これは、接合後のワーク完成品の外観品質の向上
を図る上の問題点となった。
【0009】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であって、その目的は、ワーク完成品の接合精度の向上
を図ることができるとともに、ワーク完成品の外観品質
の向上を図ることができる摩擦圧接方法を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、回転装置を用いて一方
のワークと他方のワークとの間に相対回転運動を付与し
つつ、その両ワークを接触させて推力付与装置により摩
擦推力を付与してワーク同士間の接合界面を軟化させた
後、アプセット推力を加えることによってワーク同士を
固相接合させる摩擦圧接方法において、前記摩擦推力か
らアプセット推力に切り換えるとき、アプセット推力を
段階的に目標値まで上げていくようにしたことを要旨と
する。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の摩擦圧接方法において、前記アプセット推力は、時間
が推移するにつれて加える推力増分を大きくするように
したことを要旨とする。
【0012】請求項3に記載の発明は、回転装置を用い
て一方のワークと他方のワークとの間に相対回転運動を
付与しつつ、その両ワークを接触させて推力付与装置に
より予熱推力を付与し、次に摩擦推力を付与してワーク
同士間の接合界面を軟化させた後、アプセット推力を加
えることによってワーク同士を固相接合させる摩擦圧接
方法において、前記予熱推力から摩擦推力に切り換える
とき、摩擦推力を段階的に目標値まで上げていくように
したことを要旨とする。
【0013】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3
のいずれか1に記載の摩擦圧接方法において、前記推力
付与装置の駆動源は、サーボモータを用いたことを要旨
とする。
【0014】(作用)請求項1に記載の発明によれば、
摩擦推力からアプセット推力に移る時のアプセット推力
が段階的に上げられることから、ワーク同士間の接合界
面に発生する瞬間的な大きな圧力変化は抑制されること
になる。従って、アプセット加圧工程において、ワーク
同士間の接合界面に推力付与装置等によるビビリ又はサ
ージ圧の発生が抑制される。その結果、摩擦圧接加工に
おけるアプセット加圧工程は安定し、接合されたワーク
完成品の全長精度の向上を図ることができる。また、外
方にはみ出るバリの量が少なくすることができ、完成品
の外観品質の向上を図ることができるとともに、接合部
分の肉厚を厚くでき強度を向上させることができる。
【0015】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の作用に加え、アプセット加圧工程の初期
段階においてはバリとしてはみ出やすい両ワークの接合
部分に小さな推力増分を加え、時間が推移するにつれて
両ワークの接合部分がだんだん固まってそのとき両ワー
クの接合部分に大きな推力増分を加えても両ワークの接
合部分からはみ出るバリの量が少なくなる。その結果、
ワーク完成品の外観品質の向上を更に図ることができる
とともに、接合部分の肉厚増によるワーク完成品の強度
を更に向上することができる。
【0016】請求項3に記載の発明によれば、予熱推力
から摩擦推力に移る時の摩擦推力が段階的に上げられる
ことから、ワーク同士間の接合界面に発生する瞬間的な
大きな圧力変化は抑制されることになる。従って、摩擦
発熱工程において、ワーク同士間の接合界面に推力付与
装置等によるビビリ又はサージ圧の発生が抑制される。
その結果、摩擦圧接加工における摩擦発熱工程は安定
し、接合されたワーク完成品の全長精度の向上を図るこ
とができる。
【0017】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
〜3に記載の発明の作用に加え、ワーク同士間の接触界
面に摩擦推力及びアプセット推力を加えるための推力付
与装置の駆動源は、サーボモータを用いたため、その摩
擦推力及びアプセット推力に対する木目細かい制御が可
能且つ容易になる。その結果、摩擦推力及びアプセット
推力を段階的に上げていく制御は実施しやすいことか
ら、本発明の摩擦圧接方法の信頼性を向上することがで
きる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を2つのワークを接
合する単頭型摩擦圧接装置に具体化した実施の形態を図
面に従って説明する。
【0019】図1には、本実施形態の単頭型摩擦圧接装
置の側断面図を示し、図2には、同摩擦圧接装置の正断
面図を示す。本実施形態の単頭型摩擦圧接装置11は、
図1及び図2に示すように、水平面上に載置された設備
ベース12上にブラケット13により推力付与装置の駆
動源としてのスライド用サーボモータ14が固定されて
いる。ボールねじ軸15の一端がスライド用サーボモー
タ14の回転軸にカップリング16を介して固定される
とともに、ボールねじ軸15が水平となるようにボール
ねじ軸15の他端がブラケット17により軸支される。
設備ベース12上には直動軸受(リニアガイド)18
が、ボールねじ軸15と平行に形成されており、該直動
軸受18上に主軸ボックス19が摺動可能に設けられて
いる。主軸ボックス19のアーム部19aは、ボールね
じナット20及びロードセル21を介してボールねじ軸
15に螺合されている。そして、スライド用サーボモー
タ14によりボールねじ軸15が回転駆動されることで
主軸ボックス19が図2に示すY方向に摺動し、ロード
セル21によってボールねじナット20と主軸ボックス
19のアーム部19aとに生じる実推力が検出される。
【0020】主軸ボックス19には主軸22が水平に軸
支されており、主軸22の先端にはチャック23が設け
られ、該チャック23に管状のワークW1が固定され
る。主軸ボックス19上には、回転装置としての主軸回
転用サーボモータ24が固定されており、該モータ24
はモータ用ギア25、アイドルギア26、主軸用ギア2
7を介して主軸22と駆動連結される。
【0021】設備ベース12上においてチャック23と
対向する側にはクランプ28が固定され、該クランプ2
8に管状のワークW2が固定される。クランプ28の後
方にストッパ29が固定されている。
【0022】また、摩擦圧接装置11を構成する図示し
ない制御装置では、図3に示すように、CRT30とデ
ジタルスイッチ31とからなる操作盤32がコントロー
ラ33に接続されている。コントローラ33には、スラ
イド用サーボドライバ(サーボアンプ)34を介して前
記スライド用サーボモータ14が接続され、回転用サー
ボドライバ(サーボアンプ)35を介して前記主軸回転
用サーボモータ24が接続されている。さらに、コント
ローラ33には、CRT36とCPU37とからなる品
質保証装置38が接続され、長さ及び時間に関連した信
号の伝達が可能となっている。品質保証装置38のCP
U37には、主軸回転計39が接続され、これにより主
軸22の回転(回転数、位相、トルク等)に関連した信
号の伝達が可能となっている。また、回転信号を主軸回
転用サーボモータ24のものを用いてもよい。さらに
は、前記ロードセル21は、トランスミッタ40を介し
てコントローラ33に接続されるとともに、トランスミ
ッタ40が品質保証装置38のCPU37に接続され、
推力(圧力)に関連した信号の伝達が可能となってい
る。
【0023】なお、本実施形態で用いられる主軸回転用
サーボモータ24としては、1回転、つまり、360度
に対して10000パルスの信号を出力するものが用い
られ、コントローラ33によって高精度の回転位置が検
出される。
【0024】次に、このように構成された本実施の形態
の摩擦圧接装置11による摩擦圧接方法を図4を用いて
説明する。図4は、主軸回転数、推力(圧力)、寄り代
との関係を示している。
【0025】まず、チャック23及びクランプ28にワ
ークW1,W2をその中心軸線L1,L2(図5参照)
を一致させながら把持する。次いで、コントローラ33
は図4に示すt0のタイミングにて主軸回転用モータ2
4により主軸22を回転駆動させる。そして、コントロ
ーラ33は主軸22を一定の回転数(例えば、2000
rpm)に保持しつつスライド用サーボモータ14によ
りボールねじ軸15を回転させて主軸ボックス19をY
方向(図2参照)にスライド前進させる。なお、一定に
保持する主軸22の回転数は、接合するワークW1,W
2の材質や外形(パイプ材、中実材の違い、あるいは外
径の違い等)により設定される。
【0026】その後、t1のタイミングにてワークW
1,W2が接触したときに、コントローラ33は摩擦発
熱工程を行うべく、スライド用サーボモータ14を駆動
制御してワークW1,W2の接合界面に予熱推力P0を
加えて予熱送りを行う。つまり摩擦発熱工程の予熱段階
に入る。この予熱推力P0は、接触初期に生じる過渡的
なトルクの増加を低く抑え、両ワークW1,W2の接合
界面の凹凸をなじませるようにするため、摩擦推力P1
よりも十分低い推力とする。
【0027】そして、所定時間が経過した(つまり予熱
段階が終了した)t2のタイミングにおいて、コントロ
ーラ33はスライド用サーボモータ14を駆動制御して
摩擦推力P1を加えて両ワークW1,W2の接合界面に
摩擦熱を生じさせる。つまり摩擦発熱工程の摩擦発熱段
階に入る。すると、この摩擦熱により接合界面が軟化す
るためt3のタイミングで寄り代が発生する。
【0028】次いで、接合界面の軟化が所望の状態とな
る所定の時間が経過した(つまり摩擦発熱段階が終了し
た)t4のタイミングにおいて、コントローラ33はア
プセット加圧工程を行うべく、主軸回転用サーボモータ
24を制御して、主軸22の回転を減速して停止させ
る。つまりアプセット加圧工程の主軸停止段階に入る。
そして、主軸22が停止したt5のタイミングにおい
て、コントローラ33はスライド用サーボモータ14を
制御してアプセット推力を加え始める。つまりアプセッ
ト加圧工程のアプセット加圧段階に入る。
【0029】このt5のタイミングからt6のタイミン
グまでのアプセット加圧段階(所定増圧時間T内)で
は、コントローラ33は両ワークW1,W2の接合界面
に加えるアプセット推力が摩擦推力P1から段階的(ソ
フト的)にP2(目標値)までに上げられていく(切り
換えられる)ようにスライド用サーボモータ14を制御
している。言い換えれば、t5のタイミングからt6の
タイミングまでの間(アプセット加圧段階)では、t5
のタイミングから所定時間間隔ごとにアプセット推力が
摩擦推力P1から所定推力増分にてP2(目標値)まで
段々上げられていくようにしている。
【0030】本実施形態では、図4に示すように、t5
のタイミングでアプセット推力が(P1+Δa1)、
(t5+Δt1)のタイミングでアプセット推力が(P
1+Δa1+Δa2)、(t5+Δt1+Δt2)のタ
イミングでアプセット推力が(P1+Δa1+Δa2+
Δa3)、(t5+Δt1+Δt2+Δt3)のタイミ
ングでアプセット推力が(P1+Δa1+Δa2+Δa
3+Δa4)、(t5+Δt1+Δt2+Δt3+Δt
4)のタイミングでアプセット推力が(P1+Δa1+
Δa2+Δa3+Δa4+Δa5)となるように、コン
トローラ33はスライド用サーボモータ14を制御して
いる。
【0031】因みに、本実施形態では、各時間間隔Δt
1〜Δt4の関係を Δt1=Δt2=Δt3=Δt4(=Δt) としている。従って、 t6−t5=T=Δt1+Δt2+Δt3+Δt4=4
×Δt となる。
【0032】また、本実施形態では、各時間ごとの推力
増分Δa1〜Δa5の関係を Δa1=Δa2=Δa3=Δa4=Δa5(=Δa) としている。従って、 P2−P1=A=Δa1+Δa2+Δa3+Δa4+Δ
a5=5×Δa となる。
【0033】そして、t6のタイミングからは、コント
ローラ33はアプセット加圧工程の圧力保持段階に入
る。t6のタイミングからt7のタイミングまでの所定
期間(即ち圧力保持段階)内においてコントローラ33
はスライド用サーボモータ14を制御して両ワークW
1,W2の接合界面に加えるアプセット推力をP2のま
まで保持させると、両ワークW1,W2は、高温・高圧
のもとで一体に接合される。
【0034】続いて、アプセット推力P2の付与を停止
させた後に、主軸ボックス19をスライド後退させて、
接合されたワークW1,W2が摩擦圧接装置11から取
り外される。すると、ワークW1,W2の摩擦接合過程
は完了する。
【0035】このように本実施の形態は、下記のような
特徴を示す。 (1)本実施形態では、アプセット加圧工程には、アプ
セット加圧段階が設けられ、t5のタイミングからt6
のタイミングまでのアプセット加圧段階(時間T内)で
は、両ワークW1,W2の接合界面に加えるアプセット
推力がP1から段階的(ソフト的)にP2までに上げら
れていくようにしている。
【0036】従って、両ワークW1,W2の接合界面に
おける瞬間の大きな圧力変化は抑制され、両ワークW
1,W2の接合界面に推力付与装置のボールネジの歪み
等によるサージ圧の発生が防止される。その結果、その
摩擦圧接方法にて接合されたワークW1,W2の全長精
度のバラツキがなくなることから、両ワークW1,W2
つまりワーク完成品の接合精度の向上を図ることができ
る。
【0037】また、図5(a)に示す摩擦発熱段階を経
て軟化状態となった両ワークW1,W2間の接合界面に
おける先端部は、従来技術のような一瞬で両ワークW
1,W2の接合界面に加えるアプセット推力P2の衝撃
を受けなくなり、図5(b)に示すように外方にはみ出
るバリの量が少なくなることから、接合後のワーク完成
品の外観品質の向上を図ることができるとともに、接合
部分(バリ根元)の肉厚Dを厚くすることができ、ワー
ク完成品の強度(特に疲労強度)を向上することができ
る。
【0038】さらに、接合部分(バリ根元)の肉厚増に
よるワーク完成品の強度(特に疲労強度)を向上するこ
とから、アルミ等の低融点合金からなる両ワークW1,
W2の摩擦接合過程での焼き鈍しによる接合部分の強度
損失を補償(カバー)することができる。
【0039】(2)本実施形態では、両ワークW1,W
2の接合界面にアプセット推力を加えるための推力付与
装置の駆動源は、サーボモータを用いた。従って、両ワ
ークW1,W2の接合界面に加えるアプセット推力に対
する木目細かい制御が可能且つ容易になる。その結果、
アプセット推力を段階的(ソフト的)に上げていく制御
は実施しやすいことから、本発明の摩擦圧接方法の信頼
性を向上することができる。
【0040】なお、発明の実施の形態は、上記実施の形
態に限定されるものではなく、下記のように実施しても
よい。 ○上記実施形態では、t4のタイミングから入るアプセ
ット加圧工程において、アプセット加圧は主軸22が完
全に停止されたt5のタイミングから開始されるように
したが、図6に示すように、t4のタイミングから入る
アプセット加圧工程において、アプセット加圧を、主軸
22の停止が開始されるt4のタイミングから開始させ
るようにしてもよい。或いは、t4〜t5の間に何れか
のタイミングでアプセット加圧を開始させるようにして
もよい。更には、t4以前、或いはt5以降であっても
よい。但し、この場合の開始時期は、ワークの材質、形
状等の諸条件に応じて都度決定される、接合に適する範
囲に限られる。これらの場合、上記実施形態の特徴
(1)及び(2)に記載された効果とほぼ同様な効果を
得ることができる。
【0041】○上記実施形態では、所定時間間隔Δt1
〜Δt4をΔt1=Δt2=Δt3=Δt4(=Δt)
となるように設定し、所定推力増分Δa1〜Δa5をΔ
a1=Δa2=Δa3=Δa4=Δa5(=Δa)とな
るように設定していた。Δt1+Δt2+Δt3+Δt
4=Tという関係を前提条件とし、所定時間間隔Δt1
〜Δt4を両ワークW1,W2のデータに従ってそれぞ
れ任意に設定し、例えばΔt1>Δt2>Δt3>Δt
4又はΔt1<Δt2<Δt3<Δt4、若しくはΔt
1>Δt2=Δt3=Δt4又はΔt1=Δt2=Δt
3<Δt4にしてもよいてもよい。
【0042】同様に、P1+a1+a2+a3+a4+
a5=P2という関係を前提条件とし、所定推力増分Δ
a1〜Δa5を両ワークW1,W2のデータに従ってそ
れぞれ任意に設定し、例えばΔa1>Δa2>Δa3>
Δa4>Δa5又はΔa1<Δa2<Δa3<Δa4<
Δa5にしてもよい。この場合、上記実施形態の特徴
(1)及び(2)に記載された効果に加えて、接合しよ
うとするワークの材質、断面形状及び断面積などのデー
タに基づいてアプセット加圧の加圧パターンを任意に設
定することができるから、摩擦圧接方法の汎用性を向上
することができる。
【0043】特に、アプセット加圧工程の初期段階の推
力増分Δaを小さくし、時間が推移するにつれて推力増
分Δaを段々大きくすることが望ましい。この場合、ア
プセット加圧工程の初期段階においてバリとしてはみ出
やすい両ワークW1,W2の接合部分に小さな推力増分
Δaを加え、時間が推移するにつれて両ワークW1,W
2の接合部分がだんだん固まってそのとき両ワークW
1,W2の接合部分に大きな推力増分を加えても両ワー
クW1,W2の接合部分からはみ出るバリの量が少なく
なる。その結果、ワーク完成品の外観品質の向上を更に
図ることができるとともに、接合部分の肉厚Dを厚くで
きワーク完成品の強度(特に疲労強度)を更に向上する
ことができる。
【0044】○上記実施形態では、所定時間間隔Δtを
4段階の(Δt1,Δt2,Δt3,Δt4)に設定
し、所定推力増分Δaを5段階の(Δa1,Δa2,Δ
a3,Δa4,Δa5)に設定していたが、所定時間間
隔Δtを4段階に限定せず、例えば3段階、5段階以上
に設定してもよい。同様に、所定推力増分Δaを5段階
に限定せず、例えば3段階、4段階又は6段階以上に設
定してもよい。この場合、上記実施形態の特徴(1)及
び(2)に記載された効果とほぼ同様な効果を得ること
ができる。
【0045】○上記所定増圧時間Tは、接合しようとす
るワークの材質、断面形状及び断面積などのデータに基
づいて適当に変更してもよい。この場合、上記実施形態
の特徴(1)及び(2)に記載された効果と同様な効果
を得ることができる。
【0046】○上記実施形態では、摩擦発熱工程の予熱
段階が終了したt2のタイミングにて摩擦推力P1を加
えて両ワークW1,W2の接合界面に摩擦熱を生じさせ
るようにしたが、図7に示すように、t1のタイミング
からt2のタイミングまでの摩擦発熱工程の予熱段階に
おいて両ワークW1,W2の接合界面に加える摩擦推力
を、予熱推力P0から段階的(ソフト的)にP1(目標
値)までに上げていくようにしてもよい。言い換えれ
ば、t1のタイミングからt2のタイミングまでの間
(予熱段階)では、t1のタイミングから所定時間間隔
ごとに予熱推力P0から所定推力増分にて摩擦推力P1
まで段々上げられていくようにしてもよい。
【0047】詳述すると、例えば、図7に示すように、
t1のタイミングにおいて両ワークW1,W2の接合界
面に加える摩擦推力がゼロから予熱推力P0(=Δa1
1)に上げられ、t1からΔt11が経過した時点t1
+Δt11において、その摩擦推力がP0からP0+Δ
a12に上げられる。最後に、t1からΔt11+Δt
12+Δt13が経過した時点t2においてその摩擦推
力がP0+Δa12+Δa13+Δa14(=P1)ま
でに上げられる。なお、ここの所定時間間隔Δtを2段
階、4段階以上にしてもよいし、所定推力増分Δaを3
段階、5段階以上に分けてもよい。このような場合、上
記実施形態の効果に加えて、ワークW1,W2同士間の
接合界面に発生する瞬間的な大きな圧力変化は抑制され
ることになる。従って、摩擦発熱工程において、ワーク
W1,W2同士間の接合界面に推力付与装置等によるビ
ビリ又はサージ圧の発生が抑制される。その結果、摩擦
圧接加工における摩擦発熱工程は安定し、接合されたワ
ーク完成品の全長精度の向上を更に図ることができる。
【0048】○上記実施形態では、両ワークW1,W2
の接合界面に摩擦推力及びアプセット推力を加えるため
の推力付与装置の駆動源は、サーボモータを用いたが、
両ワークW1,W2の接合界面に摩擦推力及びアプセッ
ト推力を加えるための推力付与装置の駆動源は、サーボ
モータに限定されず、例えば、インダクションモータ又
は油圧シリンダなどにて実施してもよい。この場合、上
記実施形態の特徴(1)に記載された効果と同様な効果
を得ることができる。
【0049】○また、上記実施形態に記載したような、
具体的なクランプ構造、回転構造、主軸駆動構造、スラ
イド構造及び制御方式等々は一切限定されず、あらゆる
構造の摩擦圧接装置に適用可能である。例えば、上記実
施形態では、回転側である主軸22側がスライドするも
のであったが図8に示すように、非回転側がスライドす
る摩擦圧接装置50に具体化してもよい。
【0050】詳述すると、図8に示すように、直動軸受
18上に摺動クランプ51が摺動可能に設けられ、摺動
クランプ51がボールねじナット20及びロードセル2
1を介してボールねじ軸15に螺合されている。クラン
プ51にはストッパ52が固定され、設備ベース12上
の図中右側には主軸22を軸支する主軸ボックス53が
固定されている。この構成では、摺動クランプ51がス
ライド前進して、摺動クランプ51に固定されたワーク
W2と主軸22のチャック23に固定されるワークW1
とが摩擦圧接される。
【0051】従って、この摩擦圧接装置50により上述
した摩擦圧接方法を実行すれば、上記実施形態と同様の
特徴を示す。これに加え、主軸22側が固定されるの
で、主軸回転用サーボモータ24の制御に必要な電気配
線の取り回し等が容易となる。さらに、スライドの慣性
が小さくなるので、スライドの高速化を図ることがで
き、実用上好ましいものとなる。
【0052】○さらに、上記実施形態では、本発明を2
つのワークを接合する単頭型摩擦圧接装置に具体化して
実施したが、図9に示すように、3つのワークW1,W
2,W3を接合する両頭型摩擦圧接装置60において具
体化してもよい。
【0053】詳述すると、図9に示すように、摩擦圧接
装置60では、設備ベース12上の両側に、スライド用
サーボモータ14、主軸回転用サーボモータ24等を各
2組ずつ配設して構成している。つまり、クランプ61
にワークW3を固定して、該ワークW3の両端に、ワー
クW1が摩擦圧接される。
【0054】従って、この摩擦圧接装置60により上述
した摩擦圧接方法を実行すれば、上記実施形態と同様の
特徴を示す。これに加え、両頭の部材の接合を短時間に
行うことができるので単位時間当たりの生産性が向上さ
れ、実用上好ましいものとなる。
【0055】○上記実施形態では、所定の時間が経過し
たt4のタイミングにおいて、主軸回転の減速を開始す
る時間制御により行うものであったが、これに限定せ
ず、ワークW1,W2の圧接時の長さに基づいて減速を
開始する寸法制御にて行うものであってもよい。つま
り、スライド用サーボモータ14の回転に関する情報等
により寄り代を検出して、所定の寄り代となったときに
主軸回転を減速開始するようにしてもよい。
【0056】次に、前記実施形態及び別例から把握さ
れ、特許請求の範囲に記載されていない技術的思想を、
その効果とともに以下に記載する。 (1)回転装置を用いて一方のワークと他方のワークと
の間に相対回転運動を付与しつつ、その両ワークを接触
させて推力付与装置により摩擦推力を付与してワーク同
士間の接合界面を軟化させた後、アプセット推力を加え
ることによってワーク同士を固相接合させる摩擦圧接方
法を備えた摩擦圧接装置において、前記摩擦推力からア
プセット推力に切り換えるとき、アプセット推力を段階
的に目標値まで上げていくようにコントローラを設けた
ことを特徴とする摩擦圧接装置。
【0057】従って、摩擦圧接過程は安定となるととも
に、ワーク完成品の接合精度の向上を図ることができ
る。
【0058】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、摩擦圧
接加工におけるアプセット加圧工程は安定し、接合され
たワーク完成品の全長精度の向上を図ることができる。
また、完成品の外観品質の向上を図ることができるとと
もに、接合部分の強度を向上させることができる。
【0059】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加え、ワーク完成品の外観品質の
向上を更に図ることができるとともに、ワーク完成品の
強度を更に向上することができる。
【0060】請求項3に記載の発明によれば、摩擦圧接
加工における摩擦発熱工程は安定し、接合されたワーク
完成品の全長精度の向上を図ることができる。請求項4
に記載の発明によれば、請求項1〜3に記載の発明の効
果に加え、本発明の摩擦圧接方法の信頼性を向上するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の摩擦圧接装置の側断面図。
【図2】本実施形態の摩擦圧接装置の正断面図。
【図3】本実施形態の摩擦圧接装置における制御装置の
構成図。
【図4】本実施形態の摩擦圧接方法を示すタイミングチ
ャート。
【図5】本実施形態の摩擦圧接方法による接合状態を示
す説明図。
【図6】他の実施形態の摩擦圧接方法を示すタイミング
チャート。
【図7】他の実施形態の摩擦圧接方法を示すタイミング
チャート。
【図8】他の実施形態の摩擦圧接装置の正断面図。
【図9】他の実施形態の摩擦圧接装置の正断面図。
【図10】従来の摩擦圧接方法を示すタイミングチャー
ト。
【図11】従来の摩擦圧接方法による接合状態を示す説
明図。
【符号の説明】
14…推力付与装置の駆動源としてのスライド用サーボ
モータ、22…主軸、24…回転装置としての主軸回転
用サーボモータ、W1,W2…ワーク、P1…摩擦推
力、P2…アプセット推力。
フロントページの続き (72)発明者 山田 広之 愛知県大府市北崎町清水1丁目3番地 イ ヅミ工業 株式会社内 Fターム(参考) 4E067 BG01 CA02 CA05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転装置を用いて一方のワークと他方の
    ワークとの間に相対回転運動を付与しつつ、その両ワー
    クを接触させて推力付与装置により摩擦推力を付与して
    ワーク同士間の接合界面を軟化させた後、アプセット推
    力を加えることによってワーク同士を固相接合させる摩
    擦圧接方法において、 前記摩擦推力からアプセット推力に切り換えるとき、ア
    プセット推力を段階的に目標値まで上げていくようにし
    たことを特徴とする摩擦圧接方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の摩擦圧接方法におい
    て、 前記アプセット推力は、時間が推移するにつれて加える
    推力増分を大きくするようにしたことを特徴とする摩擦
    圧接方法。
  3. 【請求項3】 回転装置を用いて一方のワークと他方の
    ワークとの間に相対回転運動を付与しつつ、その両ワー
    クを接触させて推力付与装置により予熱推力を付与し、
    次に摩擦推力を付与してワーク同士間の接合界面を軟化
    させた後、アプセット推力を加えることによってワーク
    同士を固相接合させる摩擦圧接方法において、 前記予熱推力から摩擦推力に切り換えるとき、摩擦推力
    を段階的に目標値まで上げていくようにしたことを特徴
    とする摩擦圧接方法。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1に記載の摩
    擦圧接方法において、 前記推力付与装置の駆動源は、サーボモータを用いたこ
    とを特徴とする摩擦圧接方法。
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