JP2000202640A - 車両駆動軸アセンブリの各部品を固定する方法 - Google Patents

車両駆動軸アセンブリの各部品を固定する方法

Info

Publication number
JP2000202640A
JP2000202640A JP11045242A JP4524299A JP2000202640A JP 2000202640 A JP2000202640 A JP 2000202640A JP 11045242 A JP11045242 A JP 11045242A JP 4524299 A JP4524299 A JP 4524299A JP 2000202640 A JP2000202640 A JP 2000202640A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drive shaft
tube
welding
end fitting
neck
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11045242A
Other languages
English (en)
Inventor
A Yablochnikov Boris
ボリス、エイ、ヤブロクニコフ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dana Inc
Original Assignee
Dana Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to US08/880,177 priority Critical patent/US5981921A/en
Priority to BR9803347-6A priority patent/BR9803347A/pt
Application filed by Dana Inc filed Critical Dana Inc
Priority to JP11045242A priority patent/JP2000202640A/ja
Priority claimed from AU12152/99A external-priority patent/AU763768B2/en
Priority to DE19902122A priority patent/DE19902122A1/de
Publication of JP2000202640A publication Critical patent/JP2000202640A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K20/00Non-electric welding by applying impact or other pressure, with or without the application of heat, e.g. cladding or plating
    • B23K20/06Non-electric welding by applying impact or other pressure, with or without the application of heat, e.g. cladding or plating by means of high energy impulses, e.g. magnetic energy
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C3/00Shafts; Axles; Cranks; Eccentrics
    • F16C3/02Shafts; Axles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K2101/00Articles made by soldering, welding or cutting
    • B23K2101/04Tubular or hollow articles
    • B23K2101/06Tubes
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
    • Y10T29/49803Magnetically shaping
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
    • Y10T29/49826Assembling or joining
    • Y10T29/49908Joining by deforming
    • Y10T29/49925Inward deformation of aperture or hollow body wall
    • Y10T29/49927Hollow body is axially joined cup or tube
    • Y10T29/49929Joined to rod
    • Y10T29/49931Joined to overlapping ends of plural rods

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
  • Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)
  • Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
  • Motor Power Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 補助流体圧ポンプをトルク・トランスファ・
ケースから直接に駆動して、補助流体圧ポンプを駆動す
るための動力取出し装置アダプタの必要をなくすことに
ある。 【解決手段】 駆動装置14を備えた自動車トルク・ト
ランスファ・ケース・ポンプ駆動装置10を、トルク・
トランスファ・ケース12の前部に取付け、補助流体圧
ポンプ16を直接にトランスファ・ケース12から駆動
して補助流体圧ポンプ16の駆動に動力取出し装置(P
TO)アダプタの必要をなくすことができる。このよう
に動力取出し装置(PTO)アダプタの必要をなくすこ
とにより、自動車両内のトルク・トランスファ・ケース
12の装備を簡略化し、空間の問題のある用途において
も補助流体圧ポンプ16の使用ができる。出力連結部
は、補助流体圧ポンプ16の位置決めを容易にする標準
のSAE流体圧ポンプ取付台を使うのがよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般に自動車駆動軸を
作る方法、ことに自動車U字形ジョイント・ヨーク(U
−joint yoke)及びスプライン付き管軸のよ
うな金属製の端部フィッティング(end fitti
ng)を、自動車駆動軸としての使用時のように種種の
速度で回転しトルク及び軸線方向の力を伝える管状軸に
取付ける方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に車両駆動軸は、変速機から車軸に
トルクを伝え車両の選定した車輪を駆動する。駆動軸
は、変速機及び車軸間の相対角度を変えることによって
作動する。さらに駆動軸は車両の運転時に道路条件に応
じて伸縮する。これ等の機能を果すように駆動軸は、駆
動軸管に連結した公知の自在継手及び滑り継手(sli
pjoint)を備える。
【0003】駆動軸管は、管ヨークの一端部に終ること
の多い所望の長さの中空円筒形部分を備える。管ヨーク
は、クロスの各トラニオンに取付けた軸受カップを受入
れる互いに対向する1対のアームを備える。管ヨーク、
クロス及び軸受は端部ヨークと組合せて自在継手を形成
することができる。駆動軸管の反対側端部は、端部ヨー
クを受入れるようにしたスプライン付き管軸に終ること
ができる。この駆動軸管の反対側端部は又第2の管ヨー
クに終ることができる。管ヨーク及び駆動軸管は、通常
鋼材で形成され普通の溶接法により駆動軸管に取付け
る。
【0004】車両重量を減らし、平滑な運転が行われ、
燃料消費を改良するように、各駆動軸部品はアルミニウ
ムのような比較的軽い材料から形成してある。純粋なア
ルミニウムは許容できる強度を持つ駆動軸部品を作るこ
とができないが、アルミニウム合金は適当な強度を持
つ。アルミニウム合金はその強度及び比較的軽い重量に
よって許容できる材料であったが、このような各部品に
従来の溶接法を使うと問題を伴った。たとえばアルミニ
ウム部品は、従来の溶接中にこれ等の部品に伝わる発生
熱により弱くなった。
【0005】金属管への端部フィッティングの取付けの
ために、その他多くの方法が利用されているがそれぞれ
成功の程度は異なっている。これ等の他の方法では、ピ
ン、リベット、ボルト、接着剤の使用とスプライン、キ
ーみぞ、多角形整合形状、焼きばめ及びプレスばめのよ
うな機械的方法とがある。しかしこれ等の機械的方法
は、とくに車両の駆動軸に適用するときは望ましい程度
には経済的でない。
【0006】現用の場合に商標名MAGNAFORMと
して知られる最近の革新技術の1例では成功度が限定さ
れる。この技術では非駆動軸用に一般に使われているよ
うに極めて高い電磁誘導力を使いアルミニウム管を継手
にスエージ加工する(swage)。しかし端部フィッ
ティングを駆動軸管に取付けるこのような方法の成績は
あまり満足が得られていない。磁気形成法は2個の回転
部品間にトルクを伝えるのに非円形の力伝達形状を必要
とする。典型的には駆動軸に使うアルミニウムは、切欠
き感知材料であり、比較的大きい輪郭を持つ形状に変形
させることによりこの材料が応力を受ける場合にき裂を
生ずる。又車両の駆動軸にトルクを加えるときは、ヨー
ク及び駆動軸管の間に、大きく騒がしい音を生ずる少量
の滑りが起る。この場合多くの使用者の不満を生じた。
なおそのほかに磁気パルス成形法(magnetic
pulse forming)ではトルクが高すぎない
場合だけ良好な機械的強度が得られる。しかし疲労試験
で計測すると高レベルのトルクでは駆動軸の寿命は著し
く低下する。
【0007】これ等の問題を解決するように多くの修正
が行われている。しかしこれ等の修正ではすべて満足が
得られていない。従って管のスエージ加工を行うパルス
磁界の有利な使用と端部継手及びアルミニウム駆動軸管
を互いに接合する溶接法の有利な使用とができる解決法
を提供する必要がある。
【0008】従来の公知の圧接法は、高い強度の電流の
インパルスを通過させるインダクタにより生ずる磁界の
相互作用の使用に基づく。溶接しようとする各部品はこ
れ等の部品間に或る角度をなして互いに間隔を置いた関
係に位置させる。この方法は、溶接しないで互いに異な
る厚さを持ち互いに異なる材料で作った薄肉の部品の重
なり合う溶接した継手を得るのに使うことができる。こ
のことはライゼンコ(Lysenko)等を発明者とす
る米国特許第3,520,049号明細書に記載してあ
る。この方法は、磁気パルス溶接(MPW)[Magn
etic Pulse Welding]と呼ばれ、と
くに核燃料棒の端部を溶接するのに使われ又接合しよう
とする各部品の直径の小さい(約25mm)その他の場
合と、機械的強度の高い金属で作った管とに使用される
ことが分った。互いに溶接しようとする各部品の直径
は、各管が技術的に純粋なアルミニウムで作られ約1.
5mmの壁厚を持つ場合に、一層大きく(約60mm)
することができる。
【0009】製造の際に現在使われるMPW用装置は磁
気パルス成形用装置と同じ基本構造を持つ。各装置の主
要な部品には、コンデンサ・バンク(capacito
rbank)、インダクタ(inductor)及び高
電流スイッチ開閉装置(high current s
witching device)がある。従来のMP
W装置の技術的能力は、約75ないし180mmの範囲
内の管直径と2なし3mmの壁厚とを持つ駆動軸の磁気
パルス溶接に必要な能力よりはるかに低い。さらに従来
のMPW装置は6061Tのような高強度アルミニウム
合金で作った駆動軸に対し端部フィッティングの磁気パ
ルス溶接を行うことができない。
【0010】MPWを使う大直径の各管状部品の溶接の
改良は、1983年刊行Avt.Svarka第4号4
8ないし51ページ及び58ページのヤブロクニコフ
(Yablochnikov)を著者とする「大直径薄
肉管のMPW用装置」に記載してある。アーク・マグネ
ティック・パルス・エクイツプメント(Arc Mag
netic Pulse Equipment)(AM
PE)と称する装置は2つの主要な特徴を持つ。第1の
特徴では特殊形式のインダクタを使い、又第2の特徴で
はインダクタに近接して位置させた密接な間隔を置いた
環状電極を持つ特殊な真空スイッチを使う。これ等の電
極間には絶縁物(insulator)及び金属質ハウ
ジングがある。絶縁物、金属質ハウジング及び各電極の
接触面は、真空ポンプにより真空にした密閉した放電室
を生成するように密封してある。これ等の特徴とシステ
ム接続バスバー(system connection
bus bar)の超低インダクタンス(extra
−low inductance)とによって、AMP
Eは放電処理でエネルギー損失が最低である。
【0011】とくにAMPEは、MPWを使い駆動軸と
同じ大きさの管を溶接することができる。しかしこの技
術が製造の見地から有用になる前に解決しなければなら
ない4つの問題がある。第1の問題は、溶接処理中に溶
接面に沿い軸線方向に(すなわち駆動軸管の軸線方向
に)流れる強力な累積ジェット(cumulative
jet)によるインダクタの絶縁エレメント(insu
lation element)の破損及び汚染であ
る。この累積ジェットは衝撃速度が十分に高いとき金属
の衝突溶接(collision welding)の
処理で生ずる。第2の問題は、高強度アルミニウム合金
管と端部フィッティングとの間の溶接接手の強度がこの
端部フィッティングを鋼材で作った場合に低くなること
である。第3の問題は、真空スイッチの早期の破損の可
能性である。そして第4の問題はAMPEの長いサイク
ル時間とこれにより生ずる低い生産性とである。後から
述べた2つの問題は相互に関連があり又相互に相反して
いる。
【0012】MPW溶接の処理では、各金属表面は或る
角度をなして相互に近接し高い相対速度で衝突する。各
溶接面は通常酸化物膜及び汚染物を持つ。強い継手又は
溶接部を得るには溶接面からこの汚染物を清掃する必要
がある。各表面が高い速度で相互に衝突する区域におけ
るMPW処理では、累積ジェットは表面シートからの材
料と衝突面からの汚染物とを含む。累積ジェットと共に
運ばれるこの材料は溶接面を清掃する作用をする。
【0013】累積ジェットは、大気に逃がす場合に超音
速を持ち雷のような大きい音を生ずる。累積ジェットが
拘束され端部フィッティングの肩部又は工具の表面のよ
うな障害物からはね返りインダクタの絶縁エレメントに
差向けられると、この累積ジェットは問題を生ずる。こ
のような場合に絶縁エレメントは汚染され少ない回数
(おそらくは100回以下)の溶接サイクル内で破壊す
る。このことは、インダクタの破壊が起るおそれがある
ので製造処理で許容できないのは明らかである。
【0014】前記した問題によってMPWを使う溶接で
は、駆動軸管を6061のような高強度アルミニウム合
金及び任意の関連添加物で作り又端部フィッティングを
EMS−40のような中炭素鋼で作った場合に駆動軸管
と端部フィッティングとの間に高品質の溶接継手の得ら
れることはなお分っていない。このことの物理的理由は
まだ知られていない。しかし駆動軸の製造では、割りフ
ィッティング(slip fitting)が鋼材でし
か作ることができないから、割りフィッティングに対す
るアルミニウム駆動軸管のMPWを可能にする方法を見
付けることが極めて望ましい。
【0015】スイッチの前記した自動破損をなくす問題
は、高いパルス電流及び強磁界の技術で基本的な問題で
ある。この問題は、電流の振幅が1メガアンペア又はそ
れ以上のレベルに達する場合とパルスのエネルギーが4
0キロジュールまたはそれ以上の場合と電荷移動が10
クーロン又はそれ以上の場合とパルス周波数が毎分1以
上である場合とはとくに複雑になる。
【0016】どの高電流スイッチも自然破壊を伴わない
でコンデンサ・バンクの作用電圧に耐えることがなけれ
ばならない。スイッチは又低いインダクタンス及び固有
抵抗を持たなければならない。さらにスイッチは、十分
な電流通過能力、電荷移動及び長い使用寿命を持たなけ
ればならない。実際の条件に従ってこれ等の主な要求に
は、放電回路の他の部品に対する結合の容易なことと静
かな運転と放電サイクル間の十分に短い時間間隔とのよ
うなその他の要求を加える。駆動軸の磁気パルス溶接の
ためには、とくに真空スイッチに対し放電サイクル間の
時間間隔が短かく自然のブレークダウン(sponta
neous breakdown)を生じないすなわち
相反する要求を持つワーキング・スイッチ(worki
ng switch)のような性質を持つことがとくに
重要である。これ等の性質のうちの第1の性質(時間間
隔が短い)に対する理由は、駆動軸の高い生産量の得ら
れることが必要であるからである。第2の性質(自然の
ブレークダウンを生じない)に対する理由は、溶接作業
の失敗の場合に駆動軸の修理のできないことである。こ
のことは、磁気パルス成形法及び磁気パルス溶接法の間
の臨界的な違いである。磁気パルス成形作業の失敗は、
放電パルスの繰返しを使うことにより修正することがで
きる。しかし磁気パルス溶接作業の失敗は、放電パルス
の繰返しを使うことにより修正することはできない。そ
の理由は、第1のパルスが、MPW処理の成功に極めて
臨界的な値を持つ溶接する表面間のすきまを、変化させ
るか又は除去するからである。MPWの失敗により修復
できないほど役立たない駆動軸管が生ずる。長い使用寿
命は又各製造条件のもとでMPW駆動軸に必要であるの
は明らかである。
【0017】MPWを使い駆動軸を溶接するには2種類
の形式のインダクタだけしか使用できない。第1のイン
ダクタは、大きい高強度単巻きコイル(massive
high−strength single−tur
n coil)を持つ。このコイルの欠点は、リード線
間のすきまが不均等な磁力界を生ずることにより不均等
な溶接部を生ずることである。他方の好適な形式のイン
ダクタは、ヤブロクニコフを発明者とする米国特許第
4,129,846号明細書に記載してあるように、若
干の大体において扁平な密接に詰めてあるが互いに間隔
を置いたほぼ円形の又は環状の導体条片(conduc
tor strip)から成る高強度コイルを持つ。こ
の形式のコイルは一様な方位分布の磁界を生じ従来のA
MPE法に使われる。MPWを使い駆動軸を溶接するに
は両方の形式のインダクタは極めて高い電流(1ないし
2メガアンペア及びそれ以上)と高いパルスエネルギー
(40ないし60キロジュール及びそれ以上)とを必要
とする。
【0018】電流の振幅が大きいほど又パルスのエネル
ギーが高いほど、電流パルスのスイッチング作用の問題
が複雑になる。この問題は、経済的な製法に必要なよう
にパルス電流を短い時間間隔で繰返さなければならない
場合にますます複雑になる。従来のAMPE法のパルス
電流のスイッチング作用での最もよい成績は真空スイッ
チにより得られる。この場合一分間に2.0ないし2.
5電流放電を生ずるが、この値は駆動軸の経済的製法に
は十分でない。生産性は少なくとも2ないし3倍だけ高
くなければならない。
【0019】従来のAMPEに使う真空スイッチは、各
電極の間に約5mmのすきまを持ち、放電室内の残留圧
力を約10ないし20パスカルまで下げるとスイッチ作
用をする状態になる。物理的特性を持つこの区域ではス
イッチの自動ブレークダウンの電圧は、圧力の低下に伴
い室内の残留圧力の値に逆比例して増加する。しかしこ
の関係は、絶縁エレメントのインタバキューム(int
ervacuum)表面が清浄な場合だけ成立する。し
かし各スイッチング工程の過程でこれ等の表面の状態は
変化する。高い電流放電には電極及び絶縁物の極めて斬
新的な過程の電気的侵食(electric eros
ion)を伴う。電気的侵食の生成物は、電極からの金
属の蒸気及び小さい金属滴を含む。真空スイッチの各素
子へのこれ等の電気的侵食生成物の堆積によって、スイ
ッチは充電の開始が早すぎるとコンデンサ・バンクを横
切って生ずる電圧を阻止することができない。
【0020】早期放電を防ぐようにスイッチを高レベル
の清浄状態に保持することが困難な理由は次の通りであ
る。コンデンサ・バンクからの蓄えられたエネルギーの
放電ごとに、スイッチの真空室からのガス状混合物は真
空ポンプにより排出する。しかし金属質の蒸気及び滴の
一部は絶縁物の表面に堆積し、或る時限にわたりこれ等
の堆積物は種種の絶縁エレメントに被覆を形成し、従っ
て絶縁性が低下する。真空スイッチの放電室内の精巧な
物理的過程は、とくに電流の振幅が数百万アンペアに達
するときは分っていない。しかし放電室内の良好な真空
はこれだけでは早期放電を防ぐのに十分でないことが経
験上分った。
【0021】溶接サイクル中に、インタバキューム絶縁
(intervacuum insulation)の
絶縁特性の回復に必要な時間と、コンデンサ・バンクに
充電する時間とは、AMPEの全作用サイクルの80な
いし90%で典型的には25ないし30秒である。AM
PEの付加的な欠点は、自己ブレークダウン(self
breakdown)が可能であるから各サイクルが
適正に作用するという保証がないことである。AMPE
の生産性及び信頼性の問題に対するよく知られた解決法
は、放電室のポンピング(pumping)の時間中の
各スイッチング後に、特殊な断路器によりコンデンサ・
バンクを放電回路から隔離し、又各電極間のブレークダ
ウン電圧を測定することから成る。室のポンピングとコ
ンデンサ・バンクへの充電との処理は同時に行うことが
できる。必要に応じブレークダウンを生じ電圧をチャー
ジした後、各断路器を閉じ、スイッチングを行うことが
できる。この解決法の欠点は、断路器に精密な大きい寸
法を必要とすることである。又構造が機械的原理に基づ
く場合は断路器により制御する特定の流体圧システムが
必要であり、又構造が液体−金属の原理に基づく場合は
水銀の使用が必要である。
【0022】従ってアルミニウム製駆動軸管を同じ金属
又は異なる金属で作った端部フィッティングに取付ける
ことを含み駆動軸アセンブリの種種の部品を相互に接合
するMPWを使用できる解決用を提供する必要がある。
このシステムにより高い生産性及び信頼性が得られるが
AMPEの複雑な構造は避けなければならない。このよ
うなシステムは各部品又は最終アセンブリの一体性又は
強度を損じないようにして車両駆動軸の各アルミニウム
部品を溶接しなければならない。
【0023】
【発明の開示】本発明は車両駆動軸の各部品を固定する
方法に関する。本方法は、電磁界を利用し1つの部品を
他の部品に極めて高い速度で押付けることにより各部品
を衝突時に相互に溶接する。この方法では、従来の溶接
法で認められる熱による損傷のおそれを伴わないで磁気
パルス溶接法により各部品を互いに溶接する。
【0024】本発明によれば、車両駆動軸アセンブリの
各部品を固定する方法において、開いた端部を持つ駆動
軸管を用意する段階と、頸部を持つ端部フィッティング
を用意する段階と、前記端部フィッティングの前記頸部
を前記駆動軸管の前記開いた端部内に配置することによ
り、前記頸部と前記駆動軸管との間に環状すきまを形成
する段階と、前記駆動軸管のまわりに前記頸部を受入れ
る端部に隣接してインダクタを用意する段階と、このイ
ンダクタを付勢して前記駆動軸管と前記端部フィッティ
ングを相互に磁気パルス溶接するのに十分な速度で前記
駆動軸管を前記頸部のまわりに押しつぶすように磁界を
生成する段階と、を包含する方法を提供する。
【0025】本発明の他の実施例では、車両駆動軸アセ
ンブリの端部軸受及び駆動軸管を互いに接合する方法
は、開いた第1の端部を持ち又第1の内径により形成し
た内面を持つ中空の駆動軸管を設け、第1直径より小さ
い第2の直径により形成した外面と第2直径より小さい
第3の直径により形成した内面とを持つ管状スリーブを
設け、第3直径より小さい第4の直径により仕切った外
面を備えた頸部を持つ端部フィッティングを設け、電気
インダクタを設け、前記の端部フィッティングの頸部を
管状スリーブ内に配置し前記の頸部及び管状スリーブの
間に第1の環状すきまを形成するようにし、前記駆動軸
管の開いた端部に前記スリーブを配置し前記管状スリー
ブ及び駆動軸管の間に第2の環状すきまを形成するよう
にし、前記のスリーブ及び頸部を納める前記駆動軸管の
第1端部を前記インダクタ内に配置し、電磁力が生ずる
ようにこのインダクタに通電し前記駆動軸管を前記管状
スリーブに又この管状スリーブを前記頸部に高い速度で
押当てることにより前記の駆動軸管をスリーブに又管状
スリーブを前記頸部に溶接することから成る。
【0026】本発明の他の実施例では駆動軸アセンブリ
の端部フィッティング及び駆動軸管を互いに接合する方
法は、遷移材料(transition materi
al)から成る大体において管状のスリーブを端部フィ
ッティングの頸部の外面に磁気パルス溶接により溶接
し、遷移材料の厚さを減らし、中空駆動軸管を端部フィ
ッティングに接合するのに磁気パルス溶接を使い中空駆
動軸管を遷移材料に溶接することから成る。
【0027】本発明の他の実施例は、電磁パルス溶接に
より駆動軸アセンブリの駆動軸管に接合するのに適当な
端部フィッティングが得られる。この溶接法は端部フィ
ッティングに沿って移動する汚染物を生ずる。この端部
フィッティングは、磁気パルス溶接により駆動軸管に溶
接するのに適当な溶接面とこれ等の汚染物の収集場所を
形成するポケットとを備える。
【0028】本発明の他の実施例では、電磁パルス溶接
により駆動軸アセンブリの駆動軸管に接合するのに適当
な端部フィッティングは、溶接により駆動軸管に接合す
るのに適当な溶接面を持ち端部フィッティングに位置さ
せた頸部と、この端部フィッティングの頸部に位置し駆
動軸の作動中に端部フィッティングの頸部のたわみ性を
増すようにしたみぞ穴とを備える。
【0029】本発明の他の実施例では駆動軸アセンブリ
の各部品を固定する方法は、開いた端部を持つ駆動軸管
を設け、円すい台形表面及び肩部を持つことにより空洞
を形成する頸部を持つ端部フィッティングを設け、この
端部フィッティングの頸部を駆動軸管の開いた端部内に
配置しこれ等の頚部及び駆動軸管の間に環状のすきまを
形成して駆動軸管の端部を肩部に対し大体において軸線
方向に整合させ、前記空洞から肩部に沿って逸散する汚
染物の放出を阻止する遮蔽を設け、駆動軸管を端部フィ
ッティングに溶接することから成る。
【0030】本発明の他の実施例では、磁気パルス溶接
装置を使い駆動軸アセンブリの各部品を固定する方法
は、放電スイッチを囲むガスを進行的に放出しこの放出
により放電スイッチが自己ブレークダウンする電圧を進
行的に増し、放電スイッチの自己ブレークダウン電圧以
下のレベルにコンデンサの電圧を保持する割合でこのコ
ンデンサに充電し、電圧が所定の電圧に達した後コンデ
ンサを放電スイッチにより放電させることから成る。
【0031】本発明の他の実施例では、磁気パルス溶接
装置を使い駆動軸アセンブリの各部品を固定する方法
は、駆動軸及び端部フィッティングをこれ等を相互に溶
接するために互いに組立て、コンデンサを所定のしきい
値レベルに等しい電圧に充電し、組立てた駆動軸及び端
部フィッティングをコンデンサの電圧が所定のレベルに
達した後インダクタコイル内に挿入し、組立てた駆動軸
及び端部フィッティングを駆動軸アセンブリに溶接する
ことから成る。
【0032】本発明の種種の目的及び利点は好適な実施
例の添付図面による以下の説明から当業者には明らかで
ある。
【0033】
【実施例】添付図面において図1には車両駆動軸アセン
ブリ10の選定した部品を例示してある。所定の長さの
駆動軸管12は少なくとも第1の開いた端部14を持つ
中空の円筒形部材である。図示の実施例では駆動軸管1
2は第2の開いた端部16を持つように例示してある。
しかし他の実施例では駆動軸管12は、第2の端部16
に固定した中央管軸(図示してない)又は滑り管軸(図
示してない)又はその他の部材を備えることができる。
【0034】駆動軸管12は、図2に示すように内面1
8を形成する実質的に一定の内径と外面20を形成する
実質的に一定の外径とを持つことにより一様な厚さを持
つ駆動軸管12が得られる。駆動軸管12は、アルミニ
ウムのような任意適当な材料から、とくに6061Tア
ルミニウム合金のような強いアルミニウム合金から形成
することができる。他のおそらく適当な材料はチタン合
金である。
【0035】管ヨーク24の形の端部フィッティング
(end fitting)が得られる。図示の実施例
は端部フィッティングとして管ヨーク24を例示してあ
るが、駆動軸管12の開いた端部14に固定するのが望
ましいその他の任意の形式の端部フィッティングを使う
ことができるのはもちろんである。管ヨーク24は、こ
れから延びる1対の互いに間隔を置いて対向するアーム
28を持つ本体部分26を備える。図6に示すように互
いに対向する各アーム28はこれ等を貫いて円筒形の穴
30を形成してある。各穴30は、図6に示すように自
在継手クロス34に回転できるように取付けた各軸受カ
ップ32を受入れる。管ヨーク24、クロス34及び端
部ヨーク36は互いに協働して自動車駆動軸に公知の自
在継手を形成する。管ヨーク24は、アルミニウム及び
鋼を含む任意適当な材料から形成することができる。
【0036】管状頸部38は本体部分26から各アーム
28の反対側に延びている。頸部38は種種の形状を持
つ内面及び外面を持つことができる。図8に示すように
頸部38は、テーパ付き内面42を形成する変化する内
径とテーパ付き外面44を形成する変化する外径とを持
つ。その他の表面形状には、後述するように円筒形、二
重テーパ付凸形及び二重テーパ付き凹入形がある。
【0037】本発明は、管ヨーク24として例示した端
部フィッティングを駆動軸管12に固定する方法にあ
る。管ヨーク24の頸部38と駆動軸管12とは、頸部
38を図2に示すように開いた第1端部14内に挿入し
たときに頸部38の外面44と駆動軸管12の内面18
との間に環状すきまGが存在するように寸法を定める。
すきまGは、管ヨーク24の頸部38のまわりの各周辺
場所で実質的に均等であるのがよい。頸部38を図2に
示すように駆動軸管12の開いた端部14内に挿入する
と、一般にすきまばめの状態が生ずる。明示のためにす
きまばめにより生ずる環状すきまGは図面では誇張して
ある。管ヨーク24及び駆動軸管12は適当な位置決め
固定具(図には示してなくて図13に示され詳しく後述
する)により保持してすきまGが実質的に一様になるよ
うにする。円筒形外面を持つ管ヨークのすきまGは、典
型的には約0.5ないし約5mmの範囲内なるべくは約
1ないし約3mmの範囲内の比較的大きい半径方向距離
を持つのがよい。非円筒形外面を持つ管ヨークではすき
まは約零ないし約5mmの間で変る。
【0038】インダクタ(inductor)46は、
第1端部14に隣接して駆動軸管12の外面20のまわ
りになるべくはこの外面から半径方向に間隔を置いて設
けてある。インダクタ46はインダクタ・コイルを備え
る。典型的には約7.5ないし約18cmの範囲内の直
径を持つ駆動軸管の磁気パルス溶接のためには、2形式
のインダクタ・コイルだけしか使うことができない。第
1の形式は大きい高強力単巻きコイル(massive
high−strength single−tur
n coil)[図示してない]である。この単巻きイ
ンダクタは、各端部間又は各リード線間にすきま又は間
隔を持ち、駆動軸を囲む一様でない磁力界を生ずること
により均等な溶接部を生ずる点で不利である。
【0039】他方の好適な形式のコイルは、図1に示し
た大体において扁平で密接に詰まるが互いに間隔を置い
た複数のほぼ円形の又は環状の導体条片(conduc
tor strip)50から成る高強力コイル48で
ある。導体条片50は導体条片50の端部又はリード線
の相対移動を確実にするピッチでつる巻状に湾曲させる
ことができる。インシュレータ52は互いに隣接する導
体条片50の間に位置させる。インダクタ46はヤブロ
クニコフを発明者とし本説明に参照した米国特許第4,
129,846号明細書に記載してあるものと同様にす
るのがよい。図1に示した好適な多導体条片コイル48
は、多導体条片コイル48が均等な方位分布の磁界を生
ずるから従来の単巻きコイルより勝っている。
【0040】インダクタ46は、インダクタ・コイルす
なわち多導体条片コイル48に電気的に接続するリード
線又は端子53を備える。各インシュレータ55、5
6、57により付加的な絶縁作用が得られる。中心の絶
縁物(insulator)58はインダクタ46の内
径内に位置させてある。端子53の一方は第1のスイッ
チ・コネクタ又は電極59を介し電流を供給され、又他
方の端子53は第1のバス・バー(bus bar)6
0により電流源に接続してある。同様に第2電極61は
第2のバスバー62により電流源に接続してある。
【0041】インダクタ46は放電回路63を介し高電
圧コンデンサ64に接続してある。2個の高電圧コンデ
ンサ64だけしか示してないが、任意の個数の高電圧コ
ンデンサを使うことができる。車両駆動軸として使うの
に適したアルミニウム管及びヨークの有効な溶接に必要
な電流は、少なくとも数十万アンペアの程度であり又お
そらくは百万アンペアまたはそれ以上にもなる。従って
放電回路は高い強さの電流を導くのに適当でなければな
らない。放電回路63は、作動したときにコンデンサを
放電させインダクタ46にエネルギー・スパイク(en
ergy spike)又はサージ(surge)を供
給させる放電スイッチ65を備える。インダクタ46
は、さらに詳しく後述するように駆動軸管12の外面2
0に対し力を及ぼす強い磁界を生成する。スイッチ65
は、放電回路63内に流れる高電流に対応するのに適当
でなければならない。スイッチ65は放電回路63を開
閉する任意適当な手段でよい。適当なスイッチは図1に
示す通りである。図1では環状又は円形の導体又は第1
の電極59は第2電極61に対しこれ等の電極間に約5
mmのすきま68を置いて密接に位置させてある。スイ
ッチ65用の環状又は円形の電極59、61の使用によ
りあまり損失を伴わないで放電回路63に電流が流れる
ことにより本発明の磁気パルス溶接装置の能力を著しく
高める。このような高電流スイッチは当業界にはよく知
られている。
【0042】コンデンサ64の充電中にすきま68を横
切って電圧が生成する。すきま68を横切る早期放電を
防ぐように、このすきまに真空手段(図示してない)に
より真空又は部分真空を生成してスイッチ65を横切っ
てアーク発生が起らないようにする。たとえば約10な
いし約20Paの部分真空をすきま68に生じさせる。
所望によりこの部分真空は、インダクタ46による電流
の放電を開始するようにスパーク・プラグ(図示してな
い)のような任意の手段により遮断することができる。
電流はすきま68を横切ってアークを発生し放電回路6
3を経て移行する瞬間放電パルスを生成する。コンデン
サ64は、単一のコンデンサの形でもよく、又は図1に
示すように並列回路に配置したコンデンサから成る蓄電
池がよい。各コンデンサは少なくとも数千ボルトの動作
電圧(working voltage)を持つのがよ
い。低いインダクタンスを持つコンデンサが好適であ
る。
【0043】コンデンサ64から成る蓄電池は、充電回
路72を介し電源70のような電源に接続する。理想的
には電源及びコンデンサは各コンデンサ内に電荷の急速
な生成ができるように寸法を定めることにより各磁気パ
ルス溶接作業に対する時限又はサイクル時間を短縮す
る。この工程中に電流がすきま68を横切ってアークを
発生し、放電回路が閉じるときは、充電回路72は電源
から接続を切り又は絶縁するのがよい。このことは充電
回路72内のスイッチ74によってできる。
【0044】金属質駆動軸管12に対する強い瞬間的磁
界の作用により、駆動軸をインダクタ46から半径方向
内方に押圧し又は駆動する極めて強い力を生ずる。イン
ダクタ46を介し電流パルスによって生成する磁界はア
ルミニウム製駆動軸管12に強い反作用うず電流を生起
する。これ等のうず電流により、図2に矢印78により
示すように金属質駆動軸に加わる内向きの力を生ずる対
向磁界(opposing magnetic fie
ld)を生成する。図3に示すようにこれ等の力により
駆動軸管12を頸部38のまわりに押当てるが、このよ
うな衝撃作用により駆動軸管を頚部38に溶接する。
【0045】管ヨーク24の頸部38と駆動軸管12と
の寸法及び形状とインダクタ46の寸法及び形状と電磁
界の強さ及び形状とはすべて、溶接部の強度を定める要
因である。駆動軸管12及び頸部38の間に比較的大き
い環状すきまGを保持することによって、駆動軸管12
の押しつぶれ部分は比較的高い速度に加速することがで
きる。高い衝撃速度により駆動軸管12の内面18を頸
部38の外面44にこれ等の内外面が図3に示すように
相互に接触するときに相互に溶接した状態にする。
【0046】駆動軸管12の速度は、この駆動軸管が端
部ヨークの頚部38の外面44に接触するようになると
きは、少なくとも300メートル/秒なおなるべくは約
300ないし約400メートル/秒の範囲内にするのが
よい。場合により磁気成形法と呼ばれる一般によく知ら
れた金属成形法とは異なって、本発明の電気パルス溶接
法は、駆動軸管12を管ヨーク24の頸部38に溶接す
るのに十分な速度で金属質加工品を管ヨーク24に向か
い推進する。管ヨークの頸部に駆動軸管を接触させる衝
撃速度は、インダクタ46により生ずる磁気駆動力の関
数であるだけでなく、又駆動軸管12及び管ヨークの頸
部38の間のすきま又は距離Gの関数でもある。
【0047】磁気パルス溶接装置の物理的配置を考慮す
ると考慮する他の要因は、すきまを閉じ駆動軸管を管ヨ
ークに接触させるように変形又は収縮させることにより
駆動軸管12が磁界に応答しなければならないことであ
る。しかし駆動軸管12は変形に耐える。すきまが大き
すぎる場合は、内方への変形に対するこの抵抗により管
ヨーク24への駆動軸管の衝撃速度を低下させることに
よって良好な溶接部の生成を妨げる。なお一層重要な制
限は、駆動軸壁がインダクタ・コイル50から遠ざかる
向きに半径方向内方に移動する際にインダクタ・コイル
50により生成する電磁界がこう配及び弱さを持つこと
である。従って、比較的大きいすきま68により衝撃速
度を高める期待と狭いすきまにより電磁界からの力を最
大にし又駆動軸の変形に反作用を及ぼす力を最小にする
必要性との間を調和させなければならない。
【0048】操作に当たっては電源70により高電圧コ
ンデンサ64に充電する。高電圧コンデンサの充電中に
充電回路を閉じ放電回路を開く。すきま68を横切る電
圧が所望の放電レベルまで上昇すると、スイッチ65を
閉じすきま68を横切って電流がアークを生成し、放電
回路63に電流が流れる。高電圧コンデンサの放電中に
充電回路が開き放電回路を閉じる。インダクタ46を経
て流れる電流は強い磁界を生成する。この磁界により端
部ヨーク24の頸部38に向かい駆動軸管12の急速な
内向きの斥力を生ずる。駆動軸管12と端部ヨーク24
の頸部38との間のすきまGは、駆動軸管12の端部ヨ
ーク24の頸部38への恒久的な溶接ができるのに十分
な衝撃速度を生ずることができるのに適当な距離であ
る。
【0049】本発明の磁気パルス溶接法により比較的大
きい駆動軸及び管ヨークの溶接ができる。たとえば約
7.5ないし約18cmの範囲内の外径を持つ駆動軸
は、典型的な駆動軸寸法は約10cmであるが、本発明
方法を使って溶接することができる。駆動軸への端部フ
ィッティングの有効な溶接は、端部フィッティング及び
駆動軸の間にトルクを加えるときは溶接部の破壊に先だ
って駆動軸が破壊することを意味する。
【0050】前記した磁気パルス溶接法は、駆動軸管1
2を形成するのに使った材料が端部フィッティングを形
成するのに使った材料と同じであるときに適当である。
他の例では、駆動軸管12は高強度アルミニウム合金の
ような第1の材料から又端部フィッティングは鋼のよう
な第2の材料から形成することが望ましい。このような
例では1100系列のアルミニウムのような遷移材料か
ら成る中空円筒形スリーブ80は、図4に示すように駆
動軸管12の内面18と頸部38の外面44との間に配
置する。駆動軸管12及びスリーブ80の間には実質的
に一様な環状すきまG1が保持され、又スリーブ80及
び頸部38の間には実質的に一様なすきまG2を保持す
る。円筒形外面を持つ端部フィッティングではすきまG
1、G2は典型的には約1ないし3mmの範囲内の比較
大きい半径方向距離を持つのがよい。各すきまG1、G
2はスリーブ80のまわりの各周辺場所で実質的に均等
である。
【0051】駆動軸管12、スリーブ80及び頸部38
を図13に示した位置決めフィッティング(locat
or fitting)により所望の位置に保持しイン
ダクタ46の磁力を加えるときは、互いに隣接する表面
は比較的高い速度のもとで押しつぶされ両境界面に溶接
作用が生じ駆動軸管12をスリーブ80に又スリーブ8
0を管ヨーク24として例示した端部フィッティングの
頸部38に固定するようにする。図2の環状すきまGと
同様にして図4の環状すきまG1、G2は駆動軸管12
及びスリーブ80間とスリーブ80及び頸部38間との
各すきまばめを示すように誇張してある。
【0052】図6及び図7に示すように管ヨークを駆動
軸管に溶接した後、端部ヨーク36及びクロス34は管
ヨーク24に連結され自在継手82を形成することがで
きる。自在継手82は図7に示すように車両84でトル
クを伝えるのに使うことができる。エンジン85は変速
機86に動力を供給し、変速機86は自在継手82及び
駆動軸管12を介し後車輪87に回転力を加える。
【0053】図8ないし図11に示すように端部フィッ
ティング24の外面は円筒形でなくてもよく異なる形状
を備えてもよい。図8は、テーパ付き内面42及びテー
パ付き外面44Aを持つ管ヨーク頸部38Aを備えた端
部フィッティング24Aを示す。図9では端部フィッテ
ィング24Bの管ヨーク頸部38Bの外面44Bは凹入
した二重テーパ付き形状を持つ。図10の外面44Cは
端部フィッティング24Cの管ヨーク頸38Cの二重テ
ーパ付き凹入面44Cとして例示してある。又図11で
は端部フィッティング24Dの管ヨーク頸部38Dの外
面44Dは大体において円筒形の形状を持つ。
【0054】駆動軸管12の軸線方向の場所は、異なる
管と端部フィッティングの外側の異なる形状とに対し臨
界的である。図8に明らかなように駆動軸管12の端部
14は導体条片ガス包囲体の端部90に大体において軸
線方向に整合する。しかし図11に示すように端部フィ
ッティング外面が外面44Dのように円筒形であるとき
は、駆動軸管12の端部14の最適の位置は導体条片ガ
ス包囲体の端部90でなくて導体条片ガス包囲体のほぼ
中間の点92に整合する。その理由は、磁気パルス溶接
により良好な品質の溶接接合部を生成するには図12に
示すように2個の加工品(すなわち駆動軸及び端部フィ
ッティング)を5ないし15゜の程度のわずかな角度を
相互になすように向きを定め又は整合させることが必要
であるからである。両表面間のこの角度は、溶接処理中
に端部フィッティングに向かう駆動軸管12の不均等な
加速に適応するように定める。初期の状態では駆動軸は
円筒形であり、自由端部14は図11に示すように導体
条片ガス包囲体の中間点92に位置させる。通常コイル
の軸線方向長手に沿う磁界の分布によりコイルの中間点
92に最高の磁界強さが生ずる。中間点92における最
高の磁界によって、自由端部14は駆動軸管12の他の
どの部分より一層高い衝撃速度に達する。自由端部14
が軸線方向で磁力の最高の位置にあることによって、こ
の自由端部は端部フィッティングの面に当たる駆動軸管
の第1の部分である。全駆動軸面の即座の衝撃でなくて
駆動軸管の一部分(すなわち端部14)の不均等な衝撃
により強い溶接部を生ずる。
【0055】とくに有利な形状を図12に示してある。
角度94は駆動軸管12及び端部フィッティング96間
の角度である。駆動軸管及び端部フィッティング間のこ
の角度は、この場合端部フィッティングに対し駆動軸の
不均等な衝撃を生ずるから有利である。端部フィッティ
ング96には、駆動軸管12の端部14に対して止め又
は位置決め体として作用する肩部又は環状段98を設け
てある。端部フィッティング96の内面100は互いに
異なる3つの部分を持つ。第1の表面部分は、一般に駆
動軸壁に接触し端部フィッティング96を駆動軸管12
内に心合わせする作用をする大体において円筒形の部分
102である。端部フィッティング内面100の軸線方
向外端面部分104は、駆動軸管12内への端部フィッ
ティング96の挿入が容易になるように半径方向内方に
テーパを付けてある。軸線方向内端面部分106は駆動
軸管12に対して半径方向内方にテーパを付を付けるこ
とにより駆動軸管12及び内端面部分106間に間隔を
生ずる。この間隔により駆動軸管壁に衝撃時に有効な溶
接部が生ずるように溶接処理中に十分な速度を生じさせ
る。
【0056】図13に示すように本発明の特定の実施例
では駆動軸管12及び端部フィッティング110はイン
ダクタ46内に位置させる。位置決めクランプ112は
駆動軸管12に固定され、そしてインダクタ46内への
駆動軸管12の軸線方向の移動はインダクタ46に対し
て固定した制限部材又は止め114に対する位置決めク
ランプ112の衝合又は接触により制限される。
【0057】端部フィッティング110に対し位置決め
取付具(locator fixture)116を設
けてある。位置決め取付具116は、インダクタ46に
対する端部フィッティング110の能動的な所定の軸線
方向位置決めのために環状ブシュ120に接触するよう
になる環状の位置決め環118を持つ。環状絶縁ブシュ
120はインダクタ46に対し固定してある。インダク
タ46内への端部フィッティング110の侵入を軸線方
向に固定するほかに位置決め取付具116は又インダク
タ46及び駆動軸管12に対する端部フィッティング1
10の半径方向心合わせができる。環状環118には軸
線方向みぞ穴と止めねじ122のような調整部材とを設
けて環状位置決め環118を位置決め取付具116に調
整できるように結合又は連結できるようにするのがよ
い。位置決め取付具116は端部フィッティング連結部
124により端部フィッティング110に固定する。イ
ンダクタ46内の駆動軸管12の適正な心合わせが確実
にできるように円すい形グリップ126を設けてある。
【0058】例 有効な作用の例では電源70は最高約5,000ボルト
の定常電圧を生じ、又コンデンサ・バンクは8400μ
Fの全キャパシタンスが得られるように5,000ボル
トの保証電圧で350μFのキャパシタンスをそれぞれ
持つ24個のコンデンサを並列に備える。すきま68を
横切る電圧はアーク放電の開始に先だって約3,500
ボルトのレベルまで上昇できる。インダクタを流通する
電流は約百万アンペア以上典型的には百三十万アンペア
以上にするのがよい。インダクタ46を通る電流の流れ
は約30テスラの磁界を生成する。このようにして駆動
軸を半径方向内方に動かし恒久的溶接を生ずるのに十分
な速度で管ヨークに接触させる。
【0059】図14ないし図16は遷移材料を使う好適
な方法を示す。この遷移材料は、強いアルミニウム合金
から成る駆動軸と鋼のような他の材料から成る端部フィ
ッティングとの間の接着を高める任意適当な材料でよ
い。好適な遷移材料は1100のような軟質の金属アル
ミニウム合金である。カラー130の形状の遷移材料か
ら成る素材又はセグメントは図14に示すように先ず管
ヨーク頸部に隣接して位置させる。次いでカラー130
はMPWを使い管ヨーク頸部に溶接する。次いで溶接し
たカラー130は図15に示すように極めて薄い層13
0Aに旋削し又は薄くする。このような旋削は任意適当
な旋削装置(turning device)により行
うことができる。このカラーの厚さを減らすのに任意の
応用できる機械加工処理を使うことができるのはもちろ
んである。層130Aの薄さは駆動軸及び端部フィッテ
ィングの間の最終的な接合の強さに役立つ。遷移材料か
ら成る薄い層130Aは約0.3ないし約1.0mmの
範囲の厚を持つのがよい。遷移層をその厚さを減らすよ
うに旋削した後、駆動軸管12は図16に示すように遷
移材料130Aに溶接することができる。
【0060】薄い層130Aは、厚さを減らすように旋
削を必要とする厚い方の層130でなくて管ヨーク頸部
38に当てがうのがよいと考えられる。しかし遷移材料
から成る薄い層は、比較的厚い層を当てがうのに使った
同じ周波数のエネルギーを使うと当てがうことができな
い。磁気パルス溶接により薄い層130Aを当てがうに
は、遷移層130のような典型的な金属層又は駆動軸管
12を溶接するのに必要な周波数(約10kHz)より
かなり高い周波数(約20kHz又はそれ以上)で電流
を放電することのできる溶接装置を必要とする。2組の
別個の機械を使う必要をなくすには、厚い方の層130
を当てがい、次いでこの層を所望の薄い層130Aが得
られるように旋削する。すなわち遷移材料から成る薄い
層130Aを使うことにより得られる接着強さの向上
は、2組の溶接機を使う余分の負担を負って始めて又は
所望の薄い層を得るのに一層厚い層を旋削する余計な製
造工程を加えて始めて得られることが明らかである。
【0061】遷移材料から成る層は、又ガルバニック処
理(galvanic process)により又は金
属溶射処理(metallic spraying p
rocess)出吹付け法により施すことができるのは
もちろんである。
【0062】図17及び図18は本発明の代表的なMP
W溶接サイクル中に種種の処理工程のタイミングを例示
する。例示のために溶接サイクルは15秒の周期を持
つ。図17及び図18は1つの可能なタイミング図を表
わすだけであるのはもちろんである。そして本発明では
多くのその他のタイミング及び処理の構成を使用するこ
とができる。先行サイクルから電圧を放電するとすぐに
新規のサイクルが始まる。真空ポンプ(図示してない)
は連続的に作動し真空を吸引するサイクルの開始時に始
動することにより図18に時間バー134により示すよ
うに放電スイッチ65を囲む空気圧力を連続的に低下さ
せる。
【0063】サイクルの第1の1秒中又は数秒中に先行
サイクルで溶接された各駆動軸部品は時間バー(tim
e bar)136により示すように溶接装置から除
く。このサイクルに入る約1秒で充電回路スイッチ74
を閉じ、図1に示すように又図18の時間バー138に
より示すようにコンデンサバンク64に電圧を供給す
る。図17に明らかなようにコンデンサ群の充電の開始
の遅れは、曲線140により示すようにコンデンサバン
ク64の電圧が自己ブレークダウンの電圧142より低
いことを意味する。自己ブレークダウン電圧は装置の絶
縁に打勝ち急激な望ましくない放電を生じるのに十分な
電圧である。自己放電電圧は電気絶縁が放電を防ぐのに
もはや十分でないレベルである。早期放電を防ぐように
コンデンサ・バンクの充電は自己ブレークダウンの電圧
とコンデンサ・バンクの電圧との差又は隔たりを保持す
る割合で故意に実施する。放電スイッチの自己ブレーク
ダウン電圧とコンデンサの電圧との間の電圧差は、コン
デンサの充電中に少なくとも200ボルトのレベルに保
持するのがよい。
【0064】コンデンサ・バンク64に充電している間
に、互いに溶接しようとする部品は時間バー144によ
り示すように組立てられインダクタ46内に挿入される
状態になる。コンデンサの電圧が図17の曲線146に
より示した最低電圧又はしきい電圧を越えた後、次いで
コンデンサ・バンク64の充電を終える。図17及び図
18に示した代表的サイクルではこの状態は約14秒の
マークで生ずる。しきい電圧は、図17に約3,000
ボルトで示され約3,000ないし約4,000ボルト
の範囲内であると考えられる。しきい電圧に達した後、
組立てた駆動軸部品及び端部継手は時間バー148によ
り示すようにインダクタ46内に挿入する。組立てた各
部品をインダクタ内に挿入した後、コンデンサ・バンク
64の電圧は放電スイッチ65のすきま68を横切って
放電されそして組立てた各部品が溶接される。組立て、
インダクタへの挿入及びインダクタからの取出しは手動
で又はロボットのような図示してない自動装置により終
えることができる。コンデンサ・バンクが充分に充電さ
れるまで組立てた各部品の挿入を遅らせることにより、
コンデンサ・バンクの早期の放電と駆動軸の恒久的な破
損とのおそれがなくなる。
【0065】図19に示すようにヨーク24の頸部38
の溶接面149の一部分は主溶接区域152である。主
溶接区域152は典型的には端部フィッティングの溶接
面149の残りの部分と同じ材料から作る。しかし主溶
接区域152は溶接部の最高強度を持つ区域である。こ
のことは、駆動軸管12及び溶接面149間の間隔又は
すきまのような、又駆動軸管及び溶接面149間の接触
の角度及び衝撃のような種種の要因によって定める。溶
接面149の他の区域も又駆動軸管12に溶接してもよ
いが、主溶接区域152はヨーク24への駆動軸管12
の最良の接着ができる。
【0066】前記したように各溶接面は通常酸化物膜と
種種の汚染物とを持つ。強い接合部又は溶接部を得るに
はこの汚染物を溶接面から漬掃する必要がある。各表面
が或る角度をなして高い速度で相互に衝突する区域にお
けるMPW処理では、生ずる累積ジェットが衝突面から
の材料を含む。累積ジェットと共に運ばれるこの材料は
溶接面を漬掃するように作用する。これ等の汚染物及び
加圧空気が空洞156から逃げないようにするのに、こ
れ等の汚染物及び空気を含むことが望ましい。そうでな
ければこれ等の汚染物はインダクタ装置の種種の部品に
堆積し、又空洞156から逃げる汚染物及び加圧空気の
力は中央インシュレータ58(図1に示してある)を劣
化させる。この処理によりインダクタ・コイルの絶縁破
壊が生ずる。
【0067】図19ないし図25は、それぞれ互いに異
なる利点を生ずる互いに異なる溶接用構造を示す。任意
特定の溶接作業用に選定した構造は、ヨーク形状と材料
及び接着部の所要の強度と管直径と使用しようとする材
料とのような要因による。図19、図21及び図22に
示すように溶接面149は、円筒形にする必要がなくて
或る角度を持つ(円すい台形)ことによりヨーク肩部1
54と共に空洞156を形成する。空洞156の端部
に、溶接処理中に生ずる汚染物に対する集合部又は堆積
部として作用する1個又は複数個のポケット160を設
けてある。端部ヨーク内のポケット160の存在により
汚染物の実質的な部分を大気に逃がさないで保持するこ
とによりシステムの効率を高める。溶接面149が円す
い台形である場合には、溶接処理により駆動軸管12
を、先ず溶接面149の初期接触部分161で、次いで
溶接面149の中間部分162に沿い進行的に、最後に
溶接面149の端部部分163で溶接面149に接触さ
せる。ポケット160は、汚染物及び加圧空気を収集す
るように溶接面の端部部分163の近くに位置させてあ
る。ポケット160は、図19に示すように環状スリッ
ト又は切欠きであり又図19に示すように肩部154に
又は溶接面149に又は肩部及び溶接面の両方に位置さ
せることができる。ポケット160は汚染物及び加圧空
気を収集する任意適当な形状でよい。
【0068】本発明溶接法の他の態様では環状のプラス
チック材遮蔽体164のような汚染物遮蔽体を使用す
る。駆動軸管12の端部14が肩部154に大体軸線方
向に整合しても、溶接処理中に過度の汚染物を空洞15
6から放出することができる。遮蔽体164は余分な汚
染物及び加圧空気が空洞156から逃げないようにする
のに役立つ。前記したように空洞156から強制的に放
出する汚染物及び加圧空気の衝撃により中央の絶縁物5
8を損傷する。遮蔽体164に適当な材料は約0.3な
いし約0.5mmの厚さを持つポリエチレン・フィルム
である。遮蔽体164は、駆動軸管12の端部14が頸
部38Aの肩部154に出会う場所に位置し溶接処理中
に汚染ガス、蒸気及び特異物が逃げないようにする1回
使用の保護囲いがよい。
【0069】図20に示すように端部フィッティングの
溶接面149Bが円すい台形でなくて円筒形である場合
に、駆動軸管12の端部14はインダクタ・コイル48
の中間点の近くに位置させる。これは図11の形状と同
様である。主溶接区域152Bは駆動軸管12の端部1
4に隣接して位置するものとして示してある。図20に
示した本発明の実施例の特別の利点は、端部14が先ず
溶接面に接触するから、汚染物及び加圧ガスの波又は流
れが封じ込められ逃げることができないことである。
【0070】図21に示すように溶接面は2個所の主溶
接区域152Cを持つ凸形溶接面149Cである。同様
に図22に示すように溶接面149Dは2個所の主溶接
区域152Dを持つ凹入面である。各溶接部分間に接着
部を持つ2つの表面を備えたことの利点は両接着部が駆
動軸管12及び端部継手38C、38D間に伝わるトル
ク力に対向できることである。
【0071】本発明の付加的な特徴は図21に示すよう
に自在接手の互いに溶接したヨーク及び駆動軸管の作動
中に端部フィッティングのたわみ性を高めるように端部
フィッティングにみぞ穴168Cを使用することであ
る。みぞ穴168Cは、図21及び図22に示したよう
な2個所の主溶接区域がある場合にとくに有利である。
その理由は、みぞ穴168Cによりヨークが必要なとき
にわずかに変形する能力を得ることにより駆動軸アセン
ブリの部品としてこのヨークの有用性を著しく高めるか
らである。典型的には駆動軸管は厚さが2ないし3mm
の程度であるが、ヨークは典型的にははるかに厚い厚さ
たとえば8ないし10mm又はそれ以上までの厚さを持
つ。従って2個所の溶接区域があるときは、みぞ穴の使
用により得られるたわみ性により互いに溶接した両連結
体に応力を加えることにより力を配分し一層強い全溶接
部を生成することができる。
【0072】みぞ穴168Cは任意の形状でよくたとえ
ば図21に示した環状の形状でよい。みぞ穴168Cは
図示のように溶接面に大体において直交する配置を持つ
のがよいが、他の配置にしてもよい。図22のみぞ穴1
68Dは、図21に示したみぞ穴168Cについて述べ
たのと同じようにして端部フィッティングのたわみ性を
高める。さらに第2のみぞ穴170Dも又端部フィッテ
ィング38Dの内面に設けてもよい。好適なみぞ穴は、
約2ないし約5mmの範囲内の幅と約1.0ないし約1
0mmの範囲内の深さとを持つ。このみぞ穴の実際の寸
法はヨークに必要なたわみ性によって定めなければなら
ない。
【0073】本発明の付加的な特徴は図23及び図24
に示してある。これ等の図では図14ないし図16につ
いて前記したのと同様にして頸部38Eの傾斜した又は
円すい台形溶接面149Eに対して使う。遷移材料17
2は溶接面149Eに溶接し次いで旋削して図24に示
すように遷移材料から成る薄い層172Aを形成する。
次いで駆動軸管12は遷移材料層172Aに溶接する。
遮蔽体164は遷移材料及び駆動軸管のいずれか又は両
方の溶接に使うことができる。
【0074】図25に示すように溶接面149Fは円筒
形で、遷移材料174は駆動軸管12と頸部38Fの溶
接面149Fとの間に位置させる。本発明のMPW溶接
法は遷移材料174を溶接面149Fに溶接しこれと同
時に駆動軸管12を遷移材料174に溶接する。このよ
うにして2工程の溶接法を1工程で達成できる。
【0075】本発明の作用の原理及びモードをその好適
な実施例で説明し例示した。しかし本発明はその精神を
逸脱しないで種種の変化変型を行うことができるのはも
ちろんである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法によりインダクタを使い端部フィッ
ティングを駆動軸管に溶接する前の端部フィッティング
及び駆動軸管の展開斜視図である。
【図2】端部フィッティングを駆動軸管内に挿入し駆動
軸管をインダクタ内に配置した後の図1の端部フィッテ
ィング、駆動軸管及び導体条片を本発明方法により生成
した磁界の力と共に示す部分横断面図である。
【図3】本発明方法を完了した後図2の端部フィッティ
ング、駆動軸管及びインダクタの部分横断面図である。
【図4】端部継手、円筒形スリーブ、駆動軸管、及びイ
ンダクタを本発明方法の実施中に生成する磁界により生
ずる力と共に示す部分横断面図である。
【図5】本発明方法の完了後の図4の端部フィッティン
グ、円筒形スリーブ、駆動軸管及びインダクタの部分横
断面図である。
【図6】本発明方法により駆動軸管に連結した自在継手
の展開斜視図である。
【図7】本発明方法により作った自在継手及び駆動軸管
を備えた車両の平面図である。
【図8】本発明の駆動軸管と単一のテーパ付外面を持つ
端部フィッティングと好適なインダクタコイルとの軸断
面図である。
【図9】二重テーパ付き凹入外面を持つ端部フィッティ
ングを含む図8と同様な軸断面図である。
【図10】二重テーパ付き凸出外面を持つ端部フィッテ
ィングを含む図8と同様な軸断面図である。
【図11】円筒形外面を持つ端部フィッティングを含む
図8と同様な軸断面図である。
【図12】本発明の1実施例の駆動軸の一部と端部フィ
ッティングの一部との部分軸断面図である。
【図13】駆動軸管、インダクタ及び端部フィッティン
グの他の実施例を位置決め固定具と共に示す軸断面図で
ある。
【図14】遷移材料から成る中間スリーブの極めて薄い
層を当てがう工程を例示した駆動軸管の一部及び端部フ
ィッティングの一部を示す軸断面図である。
【図15】図14をその次の工程で示す軸断面図であ
る。
【図16】図15をその次の工程で示す軸断面図であ
る。
【図17】自己ブレークダウン電圧の生成経過時間とコ
ンデンサバンクの充電電圧の生成とを示す線図である。
【図18】本発明方法による磁気パルス溶接の工程順序
を示す時間線図である。
【図19】浮遊汚染物を収集するすきまとインダクタの
残りの部分への汚染物の流出を防ぐ障壁とを示す縦断面
図である。
【図20】傾斜した円すい台面でなくて円筒面への端部
継手の溶接を示す縦断面図である。
【図21】凸出面とたわみ性向上用スリットとを持つ端
部フィッティングの縦断面図である。
【図22】凹入面とたわみ性向上用スリットとを持つ端
部フィッティングの縦断面図である。
【図23】駆動軸の他の実施例に薄い遷移層を加える1
工程を示す縦断面図である。
【図24】図23をその次の工程で示す縦断面図であ
る。
【図25】他の実施例による駆動軸に遷移材料層を加え
る1工程を示す縦断面図である。
【符号の説明】
10 駆動軸アセンブリ 12 駆動軸管 14 開端部 24 端部フィッティング(管ヨーク) 38 頸部 46 インダクタ G すきま
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D042 AA06 AB01 AB07 AB11 AB16 DA05 DA08 DA12 DA15 4E067 AA02 AA05 BL00 DA13 DA17 EA08 EB00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両駆動軸アセンブリの各部品を固定す
    る方法において、 開いた端部を持つ駆動軸管を用意する段階と、 頸部を持つ端部フィッティングを用意する段階と、 前記端部フィッティングの前記頸部を前記駆動軸管の前
    記開いた端部内に配置することにより、前記頸部と前記
    駆動軸管との間に環状すきまを形成する段階と、 前記駆動軸管のまわりに前記頸部を受入れる端部に隣接
    してインダクタを用意する段階と、 このインダクタを付勢して前記駆動軸管と前記端部フィ
    ッティングを相互に磁気パルス溶接するのに十分な速度
    で前記駆動軸管を前記頸部のまわりに押しつぶすように
    磁界を生成する段階と、を包含する方法。
  2. 【請求項2】 前記環状すきまが、実質的に均等であ
    り、約0.5ないし約5mmの範囲内の半径方向距離に
    わたるようにする請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 前記駆動軸管と前記端部フィッティング
    とを、同じ材料で形成する請求項1の方法。
  4. 【請求項4】 前記材料が、アルミニウム合金である請
    求項3の方法。
  5. 【請求項5】 前記インダクタを付勢するために、充電
    回路を使い電源により高電圧コンデンサを充電し、放電
    回路を使い前記高電圧コンデンサを放電し、この場合前
    記高電圧コンデンサの充電中は前記充電回路を閉じ前記
    放電回路を開き、前記高電圧コンデンサの放電中は、前
    記充電回路を開き、前記放電回路を閉じる請求項1の方
    法。
  6. 【請求項6】 前記インダクタを、750,000アン
    ペアより大きい電流で付勢する請求項1の方法。
JP11045242A 1997-06-20 1999-01-18 車両駆動軸アセンブリの各部品を固定する方法 Pending JP2000202640A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/880,177 US5981921A (en) 1997-06-20 1997-06-20 Method of magnetic pulse welding an end fitting to a driveshaft tube of a vehicular driveshaft
BR9803347-6A BR9803347A (pt) 1997-06-20 1998-06-19 Método para soldagem magnética por pulso de uma conexão terminal à um tubo de eixo de transmissão veicular
JP11045242A JP2000202640A (ja) 1997-06-20 1999-01-18 車両駆動軸アセンブリの各部品を固定する方法
DE19902122A DE19902122A1 (de) 1997-06-20 1999-01-20 Verfahren zum Befestigen von Komponenten einer Fahrzeugantriebswellenanordnung

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/880,177 US5981921A (en) 1997-06-20 1997-06-20 Method of magnetic pulse welding an end fitting to a driveshaft tube of a vehicular driveshaft
JP11045242A JP2000202640A (ja) 1997-06-20 1999-01-18 車両駆動軸アセンブリの各部品を固定する方法
AU12152/99A AU763768B2 (en) 1999-01-19 1999-01-19 Method of magnetic pulse welding an end fitting to a driveshaft tube of a vehicular driveshaft
DE19902122A DE19902122A1 (de) 1997-06-20 1999-01-20 Verfahren zum Befestigen von Komponenten einer Fahrzeugantriebswellenanordnung

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000202640A true JP2000202640A (ja) 2000-07-25

Family

ID=27422491

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11045242A Pending JP2000202640A (ja) 1997-06-20 1999-01-18 車両駆動軸アセンブリの各部品を固定する方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5981921A (ja)
JP (1) JP2000202640A (ja)
BR (1) BR9803347A (ja)
DE (1) DE19902122A1 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007518564A (ja) * 2003-07-07 2007-07-12 パルサー・ウェルディング・リミテッド 容器を封止するための磁気パルス溶接方法および封止装置ならびに封止容器
JP2008230382A (ja) * 2007-03-20 2008-10-02 Honda Motor Co Ltd シャフトドライブ装置
JP2009541059A (ja) * 2006-06-20 2009-11-26 パルサー・ウェルディング・リミテッド 第1および第2の金属被加工物を高い圧力/高い速度によって溶接または接合する方法、ならびにそれによって作製される製造品
JP2013531210A (ja) * 2010-07-19 2013-08-01 デーナ、オータモウティヴ、システィムズ、グループ、エルエルシー 等速ジョイントアセンブリおよびアセンブリにシャフトを固定する方法
JP2016504193A (ja) * 2012-11-08 2016-02-12 デーナ、オータモウティヴ、システィムズ、グループ、エルエルシー 管のプロファイルの機械加工処理
JP2017507788A (ja) * 2013-12-31 2017-03-23 アデエム28 エス.アエール.エル 金属製のリングをフレームに固定する方法及び該方法により得られる誘導コイル
JP2021016863A (ja) * 2019-07-17 2021-02-15 マツダ株式会社 金属部材の接合構造

Families Citing this family (68)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IL119679A (en) * 1996-11-24 2001-08-08 Pulsar Welding Ltd Electromagnetic forming apparatus
US6379254B1 (en) * 1997-06-20 2002-04-30 Spicer Driveshaft, Inc. End fitting adapted to be secured to driveshaft tube by electromagnetic pulse welding
US6137094A (en) * 1998-09-29 2000-10-24 Kistersky; Ludmila External inductor for magnetic-pulse welding and forming
DE19921228C2 (de) * 1999-05-07 2003-10-23 Gkn Loebro Gmbh Antriebswelle
US6255631B1 (en) * 1999-11-29 2001-07-03 Dana Corporation Apparatus and method for joining vehicle frame components
US6375381B1 (en) * 2000-01-06 2002-04-23 Curtiss Wright Flight Systems, Inc. Machine element/assembly and magneform joint
US6348670B2 (en) * 2000-03-03 2002-02-19 Inli, Llc Energy storage apparatus and discharge device for magnetic pulse welding and forming
AR028029A1 (es) 2000-04-26 2003-04-23 Cosma Int Inc Hidroformado de una estructura tubular de diametro variable a partir de una preforma tubular, mediante la utilizacion de una soldadura de pulsacion electromagnetica
DE10024819A1 (de) * 2000-05-19 2001-11-22 Bayerische Motoren Werke Ag Verfahren zur Herstellung einer Bremsscheibe
US6389697B1 (en) 2000-07-17 2002-05-21 Fuel Cell Components And Integrators, Inc. Fabricating automotive spaceframes using electromagnetic forming or magnetic pulse welding
JP2002066953A (ja) * 2000-09-01 2002-03-05 Nisca Corp ステープラ装置
DE10045230A1 (de) 2000-09-13 2002-03-28 Bayerische Motoren Werke Ag Herstellverfahren für einen Fahrzeughilfsrahmen
US6438839B1 (en) * 2001-01-26 2002-08-27 Delphi Technologies, Inc. Method of manufacturing a catalytic converter by induction welding
DE10106157B4 (de) * 2001-02-10 2010-04-08 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Lenkerarm für das Fahrwerk eines Fahrzeugs
FR2822104B1 (fr) * 2001-03-15 2003-06-13 Vallourec Vitry Fixation perfectionnee d'une traverse et de bras, notamment dabs un essieu semi-rigide
US6523876B1 (en) 2001-09-30 2003-02-25 Dana Corporation Unitary cross member and body mount support bracket for a vehicle body and frame assembly
US7080436B2 (en) * 2001-10-18 2006-07-25 Torque-Traction Technologies, Llc Method of manufacturing an axially collapsible driveshaft
US7632671B2 (en) * 2001-11-29 2009-12-15 Sun-Wing Tong Molecular detection and assay by electrobiochip micro-array
US6910617B2 (en) * 2002-03-06 2005-06-28 Torque-Traction Technologies, Inc. Method for securing a yoke to a tube using magnetic pulse welding techniques
US6908023B2 (en) * 2002-03-06 2005-06-21 Torque-Traction Technologies, Inc. Apparatus for securing a yoke to a tube using magnetic pulse welding techniques
US6892929B2 (en) * 2002-03-06 2005-05-17 Torque-Traction Technologies, Inc. Yoke structure that is adapted to be secured to a tube using magnetic pulse welding techniques
US7144040B2 (en) * 2002-03-19 2006-12-05 Dana Corporation Bi-metallic structural component for vehicle frame assembly
US6921013B1 (en) 2002-04-04 2005-07-26 Dana Corporation Method and apparatus for performing a magnetic pulse welding operation
US6875964B2 (en) 2002-05-07 2005-04-05 Ford Motor Company Apparatus for electromagnetic forming, joining and welding
US7025245B2 (en) * 2002-06-10 2006-04-11 Andrew Charles Gust Magnetic welder
US20040074095A1 (en) * 2002-07-15 2004-04-22 Stempien Vincent M. Electromagnetic pulse welding of vehicle engine and exhaust components
DE10237215B3 (de) * 2002-08-14 2004-04-15 GKN Löbro GmbH Verbindung zwischen einem Gelenkkaußenteil und einem Wellenzapfen
DE10334021B4 (de) * 2002-08-14 2005-06-30 Gkn Driveline Deutschland Gmbh Verfahren zum Herstellen einer Verbindung zwischen einer Verschiebehülse und einem Rohrende
DE10237216B4 (de) * 2002-08-14 2004-12-02 Gkn Driveline Deutschland Gmbh Verfahren zum Anbringen einer Ausgleichsmasse an einem auszuwuchtenden Rotationskörper
US7363945B2 (en) * 2002-09-24 2008-04-29 The Boeing Co. Low chamfer angled torque tube end fitting with elongated overflow groove
US6932118B2 (en) * 2002-09-24 2005-08-23 The Boeing Company Low chamfer angled torque tube end fitting metal
DE10258381B3 (de) * 2002-12-13 2004-08-26 Gkn Driveline Deutschland Gmbh Antriebswelle sowie Verfahren und Vorrichtung zu deren Herstellung
US6817511B2 (en) * 2002-12-16 2004-11-16 Dana Corporation Method for joining axle components
US6860013B1 (en) 2002-12-16 2005-03-01 Dana Corporation Method for joining suspension components
US6813818B2 (en) 2002-12-24 2004-11-09 Dana Corporation Method for joining vehicle frame components
US6908024B2 (en) * 2003-08-12 2005-06-21 Dana Corporation Simultaneous magnetic pulse framing
US20070191929A1 (en) * 2003-08-27 2007-08-16 Cook Incorporated Medical devices using magnetic pulse welding
IL163974A0 (en) * 2003-09-10 2005-12-18 Dana Corp Method for monitoring the performance of a magnetic pulse forming or welding process
DE102004001142A1 (de) * 2004-01-07 2005-08-04 Gkn Driveline International Gmbh Verfahren zur Formgebung von Wellenrohren und zur Herstellung von gebauten Wellen
JP4829798B2 (ja) * 2004-01-26 2011-12-07 パルサー ウェルディング リミティド. 駆動シャフトを製造する装置と方法
US7137297B2 (en) * 2004-05-11 2006-11-21 Harco Laboratories, Inc. System and method for non-contact forming of parts to a fluid sensor assembly
EP1766727A1 (en) * 2004-06-17 2007-03-28 Pulsar Welding Ltd. Bi-metallic connectors, method for producing the same, and method for connecting the same to a structure
BRPI0503790B1 (pt) * 2004-09-08 2019-04-30 Dana Automotive Systems Group, Llc Método de fabricação de membro estriado
US7364062B2 (en) * 2004-10-19 2008-04-29 American Axle & Manufacturing, Inc. Magnetic pulse welding of steel propshafts
JP2008521614A (ja) * 2004-11-24 2008-06-26 デーナ、コーポレイション 第1の部材の第1の部分を軟化するための予熱工程を用いて第1の金属部品および第2の金属部品を固定するための磁気パルス溶接作業を行う方法
US20060121994A1 (en) * 2004-12-03 2006-06-08 Douglass David M Stir welded drive shaft and method of making same
US20060131877A1 (en) * 2004-12-21 2006-06-22 The Boeing Company Electromagnetic mechanical pulse forming of fluid joints for high-pressure applications
US20060156776A1 (en) * 2004-12-27 2006-07-20 Yablochnikov Boris A Method and apparatus for performing a magnetic pulse forming process
US7467532B2 (en) * 2005-10-18 2008-12-23 Ford Global Technologies, Llc Apparatus for electromagnetically forming a workpiece
DE102006008440A1 (de) * 2006-02-23 2007-08-30 Mtu Aero Engines Gmbh Fügeverfahren
US7931448B2 (en) * 2006-08-01 2011-04-26 Federal Mogul World Wide, Inc. System and method for manufacturing a brushless DC motor fluid pump
US7847457B2 (en) * 2007-05-09 2010-12-07 Federal-Mogul World Wide, Inc BLDC motor assembly
US8035030B2 (en) * 2009-04-13 2011-10-11 Robert Bosch Gmbh Hermetically sealed electrical connection assembly
DE102010019577A1 (de) * 2010-05-05 2011-11-10 Johnson Controls Gmbh Strukturelement für ein Kraftfahrzeug
US9028164B2 (en) 2012-03-08 2015-05-12 Dana Automotive Systems Group, Llc Magnetic pulse formed vehicle driveshaft and method of making same
US9500304B2 (en) 2012-08-07 2016-11-22 Ford Global Technologies, Llc Assembly including parts made of dissimilar metals and the method of manufacturing the assembly
US20140127423A1 (en) 2012-11-07 2014-05-08 Dana Automotive Systems Group, Llc Method for preventing corrosion between two workpieces
US9266190B2 (en) 2014-07-02 2016-02-23 Ford Global Technologies, Llc Solid cartridge for a pulse weld forming electrode and method of joining tubular members
US9676054B2 (en) 2014-08-08 2017-06-13 Ford Global Technologies, Llc Electrode cartridge for pulse welding
US9421636B2 (en) 2014-12-19 2016-08-23 Ford Global Technologies, Llc Pulse joining cartridges
WO2016133871A1 (en) 2015-02-18 2016-08-25 Dana Automotive Systems Group, Llc Zinc metallized corrosion barrier for a driveshaft
FR3039085B1 (fr) 2015-07-23 2018-01-12 Airbus Helicopters Organe de liaison mecanique a souder par impulsion magnetique a un tube, et procede de fabrication d'un tel organe de liaison mecanique
US10265798B2 (en) * 2016-10-28 2019-04-23 Mahle International Gmbh Magnetic pulse welding of engine components
FR3058661B1 (fr) * 2016-11-14 2019-06-28 Adm28 S.Ar.L Procede de soudage par impulsion magnetique d’un empilement de feuillets
DE102017126530A1 (de) 2017-11-13 2019-05-16 Auto-Kabel Management Gmbh Verfahren und Vorrichtung zum Erstellen einer Schirmanbindung eines geschirmten Kabels
DE102019209901A1 (de) * 2019-07-05 2021-01-07 Volkswagen Aktiengesellschaft Verfahren zum Formen und Fügen eines Bauteils
CN113385803B (zh) * 2021-06-22 2022-09-16 南昌航空大学 一种重型运载火箭连接环电磁脉冲增材装置及方法
CN114589425B (zh) * 2022-03-09 2023-04-07 重庆大学 一种电磁脉冲固态焊接集成电路微互连焊点的方法

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3092165A (en) * 1961-01-11 1963-06-04 Gen Dynamics Corp Magnetic forming method and apparatus therefor
US3520049A (en) * 1965-10-14 1970-07-14 Dmitry Nikolaevich Lysenko Method of pressure welding
US3528596A (en) * 1966-09-30 1970-09-15 Us Army Apparatus for pulse forming
US3417456A (en) * 1966-09-30 1968-12-24 Army Usa Method for pulse forming
US3961739A (en) * 1972-04-17 1976-06-08 Grumman Aerospace Corporation Method of welding metals using stress waves
US4129846A (en) * 1975-08-13 1978-12-12 Yablochnikov B Inductor for magnetic pulse working of tubular metal articles
US4067216A (en) * 1976-04-12 1978-01-10 Lev Timofeevich Khimenko Inductor for magnetic pulse shaping of metals
FR2464424A1 (fr) * 1979-09-03 1981-03-06 Aerospatiale Procede pour munir une canalisation d'un embout de raccord et canalisation ainsi obtenue
US4513188A (en) * 1981-10-20 1985-04-23 Jack Katzenstein System and method for impact welding by magnetic implosion
US4504714A (en) * 1981-11-02 1985-03-12 Jack Katzenstein System and method for impact welding by magnetic propulsion
JPS63502571A (ja) * 1986-03-06 1988-09-29 インスティチュト エレクトロスバルキ イメニ イ−.オ−.パトナ アカデミイ ナウク ウクラインスコイ エスエスア−ル 磁気放電溶接用の円筒加工片整合器具
DE3779639D1 (de) * 1987-03-19 1992-07-09 Inst Elektroswarki Patona Entladungsanordnung fuer magneto-pulsierungen bei der behandlung und beim schweissen von metallen.
US4807351A (en) * 1988-02-18 1989-02-28 Asea Composites, Inc. Method for attaching an end-fitting to a drive shaft tube
US4930204A (en) * 1989-02-01 1990-06-05 A. O. Smith Corporation Method of forming composite tubular structure
DE19602951C2 (de) * 1996-01-27 2000-12-07 Steingroever Magnet Physik Verfahren und Vorrichtung zum Aufweiten von Rohren oder rohrförmigen Teilen durch das Magnetfeld eines Strom-Impulses

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007518564A (ja) * 2003-07-07 2007-07-12 パルサー・ウェルディング・リミテッド 容器を封止するための磁気パルス溶接方法および封止装置ならびに封止容器
JP4701170B2 (ja) * 2003-07-07 2011-06-15 パルサー・ウェルディング・リミテッド 容器を封止する方法
JP2009541059A (ja) * 2006-06-20 2009-11-26 パルサー・ウェルディング・リミテッド 第1および第2の金属被加工物を高い圧力/高い速度によって溶接または接合する方法、ならびにそれによって作製される製造品
US8393525B2 (en) 2006-06-20 2013-03-12 Infinity IP Commericalization (Israel) Ltd. Method for high pressure/high velocity welding or joining first and second metal workpieces before welding/joining; article of manufacture made thereby
JP2008230382A (ja) * 2007-03-20 2008-10-02 Honda Motor Co Ltd シャフトドライブ装置
JP2013531210A (ja) * 2010-07-19 2013-08-01 デーナ、オータモウティヴ、システィムズ、グループ、エルエルシー 等速ジョイントアセンブリおよびアセンブリにシャフトを固定する方法
KR101871736B1 (ko) * 2010-07-19 2018-06-27 데이나 오토모티브 시스템즈 그룹 엘엘씨 정속도 조인트 조립체 및 그 조립체에 축을 고정하는 방법
JP2016504193A (ja) * 2012-11-08 2016-02-12 デーナ、オータモウティヴ、システィムズ、グループ、エルエルシー 管のプロファイルの機械加工処理
US9956645B2 (en) 2012-11-08 2018-05-01 Dana Automotive Systems Group, Llc Tube profile machining process
JP2017507788A (ja) * 2013-12-31 2017-03-23 アデエム28 エス.アエール.エル 金属製のリングをフレームに固定する方法及び該方法により得られる誘導コイル
JP2021016863A (ja) * 2019-07-17 2021-02-15 マツダ株式会社 金属部材の接合構造

Also Published As

Publication number Publication date
DE19902122A1 (de) 2000-07-27
US5981921A (en) 1999-11-09
BR9803347A (pt) 1999-10-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000202640A (ja) 車両駆動軸アセンブリの各部品を固定する方法
US6703594B2 (en) Method of magnetic pulse welding an end fitting to a driveshaft tube of a vehicular driveshaft
US7256373B2 (en) Apparatus and method for manufacture of a driveshaft by a pulsed magnetic force process
US20060131300A1 (en) Method for performing a magnetic pulse welding operation
US5826320A (en) Electromagnetically forming a tubular workpiece
US6910617B2 (en) Method for securing a yoke to a tube using magnetic pulse welding techniques
EP1766727A1 (en) Bi-metallic connectors, method for producing the same, and method for connecting the same to a structure
JP2003019572A (ja) 磁気パルス溶接作業を行う方法
US20020108946A1 (en) Energy storage apparatus and inductor tools for magnetic pulse welding and forming
US20060156776A1 (en) Method and apparatus for performing a magnetic pulse forming process
US6908023B2 (en) Apparatus for securing a yoke to a tube using magnetic pulse welding techniques
AU763768B2 (en) Method of magnetic pulse welding an end fitting to a driveshaft tube of a vehicular driveshaft
MXPA99001201A (en) Method for pulse welding an end adjustment to a motor axle pipe of a vehicul motor shaft
CN117703943A (zh) 一种最短传动轴及通过磁脉冲焊接最短传动轴的方法
GB2094694A (en) Method and apparatus for arc butt welding
MXPA98004990A (en) Union or electromagnetic welding of metali objects

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081007

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20081226

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20090107

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20090212

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090623