JP2000202470A - 超臨界水酸化処理装置 - Google Patents

超臨界水酸化処理装置

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JP2000202470A
JP2000202470A JP513699A JP513699A JP2000202470A JP 2000202470 A JP2000202470 A JP 2000202470A JP 513699 A JP513699 A JP 513699A JP 513699 A JP513699 A JP 513699A JP 2000202470 A JP2000202470 A JP 2000202470A
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booster
supercritical
supercritical water
aqueous solution
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Takuichi Hanehiro
卓一 羽▲廣▼
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 反応生成物のオートクレーブ壁面への付着を
防止して、装置の簡素化と耐用寿命の延長,材料費の低
減を図り、作動油のブリードオフをなくして省エネルギ
が図れ、設定超臨界圧を容易に変更できる超臨界水酸化
処理装置を提供する。 【解決手段】 可変容量形油圧ポンプ1,2を2位置切
換弁21,22を介して第1,第2ブースタ3,4の油圧
シリンダ5a,5bに夫々接続して往復駆動する。被処理
水溶液Wを蓄えた水タンク9と第1オートクレーブ7を
第1ブースタ3のプランジャ室6aを介して接続し、第
1オートクレーブ7と第2オートクレーブ8を第2ブー
スタ4のプランジャ室6bを介して接続する。両オート
クレーブ7,8内を100MPa,750℃の超臨界状態に保ち、
ボンベ17から酸素を供給して、被処理流体を酸化,分
解処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有毒廃液等の被処
理水溶液を超臨界水状態で酸化処理する超臨界水酸化処
理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】水は、その臨界温度(Tc=374℃),臨界
圧力(Pc=22MPa)を超えて加熱,加圧されると、気体
でも液体でもない超臨界流体となり、密度が液体に近く
て物質をよく溶かすという液体の性質と、粘性が低くて
拡散しやく,化学反応を促進するという気体の性質を持
つことが知られている。超臨界水酸化処理(SCWO)
は、超臨界水のこのような性質を利用して、例えばPC
Bや環境ホルモン等の有害物質を酸化,分解処理して無
害化する方法であり、近年、産業界で注目を集め、種々
の処理装置が研究,開発されている。
【0003】従来、この種の超臨界水酸化処理装置とし
て、例えば特開平10−15666号公報に記載のもの
が知られている。この処理装置は、被処理廃液を酸化剤
および中和剤と共に定容量形油圧ポンプで25MPaの超
臨界圧に昇圧し、かつ、ヒータで650℃の超臨界温度に
昇温して、オートクレーブ内に供給し、このオートクレ
ーブ内で超臨界被処理流体を中和,酸化分解した後、処
理済液をタンクに蓄えるとともに、タンク内の処理済液
を必要に応じてオートクレーブに再処理のため供給する
ものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
オートクレーブ内の温度650℃,圧力25MPaという超臨
界状態は、水および塩化ナトリウム(NaCl)の状態図で
ある図3のT-P線図中に点P2で示すように、水の臨界
点CPw(374℃,22MPa)に比して、温度がかなり高いも
のの,圧力が略同じで比較的低いため、オートクレーブ
内で処理されている超臨界被処理流体の塩化物の溶解度
が100ppm以下と低く、その結果、反応生成物である塩化
物が内壁面に析出して付着する。そのため、オートクレ
ーブの内壁をなす金属材料が、付着した塩化物で応力腐
食や隙間腐食を生じて耐用寿命が短かくなったり、付着
塩化物を掻き落とすべくオートクレーブ内に摺動ピスト
ン状のスクレーパを別途設ける必要があるという問題が
ある。
【0005】また、上記従来の超臨界水酸化処理装置で
は、被処理廃液等の圧縮に定容量形油圧ポンプを用いて
いるため、超臨界圧である25MPaまで昇圧するのに時
間がかかり、オートクレーブやその周辺の配管等が腐食
環境として最も苛酷な亜臨界状態に長時間曝されるた
め、これらの部材にハステロイ(Ni-Fe系合金)等の耐
食材料を使用しなければならず、コスト高を招くという
問題がある。さらに、定容量形油圧ポンプを用いている
ため、到達された超臨界圧を保持するには、吐出ライン
に設けたリリーフ弁を開いて作動油をタンクへ逃がさざ
るを得ず、エネルギ損失をもたらすうえ、オートクレー
ブ内の圧力を超臨界圧以上で例えば高,中,低と3段に設
定変更するのが難しいという問題がある。
【0006】そこで、本発明の目的は、オートクレーブ
内の超臨界状態の温度と圧力を適切に設定し、定容量形
油圧ポンプ以外の昇圧手段を選ぶことによって、超臨界
被処理流体の溶解度を高めて反応生成物の壁面への付着
を防止でき、装置の簡素化と耐用寿命の延長が図れ、超
臨界状態への迅速な昇圧で腐食を抑えて材料費の低減が
図れ、作動油のブリードオフをなくして省エネルギが図
れ、設定超臨界圧を容易に変更できる超臨界水酸化処理
装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の超臨界水酸化処理装置は、油圧駆動装置
によって往復駆動されるシリンダのプランジャ室に吸い
込んだ上記被処理水溶液を加圧して吐出するブースタ
と、このブースタから吐出される加圧された被処理水溶
液を収容して加熱するとともに、供給される酸素と超臨
界水状態下で反応させた後に排出するオートクレーブを
備えたことを特徴とする。
【0008】請求項1の超臨界水酸化処理装置では、被
処理水溶液を油圧駆動装置によって往復駆動されるシリ
ンダをもつブースタのプランジャ室で超臨界圧まで昇圧
してオートクレーブ内に供給している。従って、ブース
タの加圧ストロークを調整するなどして超臨界圧を容易
に適切な値に設定して、オートクレーブ内の超臨界被処
理流体の溶解度を高めて腐食性反応生成物の壁面への付
着を防止でき、それ故、壁面の応力腐食が抑えられて耐
用寿命が延び、かつ付着物を剥離するスクレーパ等が不
要になって装置が簡素化される。また、ブースタの採用
で亜臨界状態を一気に越えて迅速に超臨界状態に到達で
きるので、腐食性反応生成物による腐食が低減して安価
な耐食材料の使用が可能になる。
【0009】請求項2の超臨界水酸化処理装置は、上記
ブースタから吐出される被処理水溶液の圧力が、100
MPa以上であることを特徴とする。請求項2の超臨界
水酸化処理装置では、オートクレーブ内の超臨界被処理
流体の圧力が100MPa以上になる。この圧力は、従
来の超臨界水酸化処理装置における24MPaの4倍強
であり、塩化物等の腐食性反応生成物に対する超臨界被
処理流体の溶解度は、超臨界温度に応じて上記従来例の
溶解度の2〜5倍にもなることが確かめられている。従
って、腐食性反応生成物のオートクレーブ壁面への付着
を大幅に低減でき、装置の耐用寿命が更に延び,かつ構
造が更に簡素化される。また、発生圧力100MPa程
度のブースタは、高圧シリンダを収縮ばめ(焼きばめ,冷
却ばめ)または自緊処理等の応力低減法を用いずに製作
できるので、製造コストの低減を図ることができる。
【0010】請求項3の超臨界水酸化処理装置は、上記
オートクレーブによって加熱される被処理水溶液の温度
が、750℃以上であることを特徴とする。請求項3の
超臨界水酸化処理装置では、オートクレーブ内の超臨界
被処理流体の温度が750℃以上になる。この温度は、
従来の超臨界水酸化処理装置における650℃よりも高
いので、被処理流体の酸化,分解反応を高速化でき、か
つ被処理流体の腐食性反応生成物に対する溶解度を、超
臨界圧力に応じて上記従来例のそれの2〜5倍にもでき
ることが確かめられている。従って、被処理水溶液の処
理を高速化および上述の理由から装置の耐用寿命の延
長,構造の簡素化および製造コストの低減を図ることが
できる。さらに、750℃という温度は、ハステロイ等
よりも安価な耐食材料として知られる耐熱マルテンサイ
ト系ステンレス鋼の使用上限温度以下なので、オートク
レーブを安価な耐食材料により低コストで作ることがで
きる。
【0011】請求項4の超臨界水酸化処理装置は、上記
油圧駆動装置が、可変容量形油圧ポンプであることを特
徴とする。請求項4の超臨界水酸化処理装置では、被処
理水溶液を加圧するブースタのシリンダが、可変容量形
油圧ポンプで往復駆動される。従って、定容量形油圧ポ
ンプのようにリリーフ弁を経て吐出油をタンクへ逃がさ
なくとも、斜板の傾角を零にしてオートクレーブ内の超
臨界圧を保持することができ、作動油のブリードオフが
なくなって省エネルギを図ることができるとともに、油
圧ポンプの吐出流量を変化させて、超臨界圧を容易に変
更でき、装置を汎用性に富むものにできる。
【0012】請求項5の超臨界水酸化処理装置は、上記
ブースタおよびオートクレーブが、複数あり、各オート
クレーブは、各ブースタのプランジャ室を介して互いに
直列に接続されていることを特徴とする。請求項5の超
臨界水酸化処理装置では、例えば第1のオートクレーブ
の入口側に第1のブースタのプランジャ室が、第1のオ
ートクレーブの出口側と第2のオートクレーブの入口側
の間に第2のブースタのプランジャ室が夫々接続されて
いる。従って、第1,第2のブースタで同じ超臨界圧(例
えば100MPa)を発生させれば、第1,第2のオートクレー
ブは上記同じ超臨界圧に保持され、1つのオートクレー
ブの処理能力や要処理時間を超える被処理水溶液のう
ち、第1のオートクレーブで処理し切れなかったものを
第2のオートクレーブで処理することができる。また、
第1のブースタで第1のオートクレーブ内を、第2のオ
ートクレーブ内の超臨界圧(例えば100MPa)よりも低い超
臨界圧(例えば50Mpa)に保持すれば、被処理水溶液は、
まず第1のオートクレーブによってその圧力,温度に応
じた第1の組成物が酸化,分解処理され、次いで第2の
オートクレーブによってその圧力,温度に応じた第2の
組成物が酸化,分解処理され、複数の組成物を含有する
被処理水溶液を段階的に酸化,分解処理することができ
る。
【0013】請求項6の超臨界水酸化処理装置は、上記
ブースタが、上記オートクレーブから排出される被処理
水溶液を再びこのオートクレーブに供給するようになっ
ていることを特徴とする。請求項6の超臨界水酸化処理
装置では、オートクレーブから排出される被処理水溶液
が、再びブースタによってこのオートクレーブに供給さ
れる。従って、オートクレーブ内で完全に酸化,分解処
理された被処理水溶液を一部を排出し、残りを再びオー
トクレーブに供給し、このオートクレーブ内で新たに加
えられた被処理水溶液と一緒に酸化,分解処理すること
により、被処理水溶液が高濃度の場合、処理負荷を軽減
したり、被処理水溶液から多量の腐食性反応生成物が析
出する場合、この生成物の析出を抑えて、オートクレー
ブの腐食を軽減し、耐用寿命を延ばすことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の請求項1〜5に
記載の超臨界水酸化処理装置の一例を示す回路図であ
る。この超臨界水酸化処理装置は、共通のモータM(ま
たはエンジンE)で回転駆動される油圧駆動装置として
の2つの可変容量形油圧ポンプ1,2と、この可変容量
形油圧ポンプ1,2によって夫々往復駆動される油圧シ
リンダ5a,5bのプランジャ室6a,6bに吸い込んだ被処
理水溶液Wを100MPaに加圧して吐出する第1ブースタ3
および第2ブースタ4と、この第1,第2ブースタ3,4
から夫々吐出される加圧された被処理水溶液を収容して
加熱するとともに、供給される酸素と超臨界水状態下で
反応させた後に排出する第1オートクレーブ7および第
2オートクレーブ8を備えている。
【0015】上記第1ブースタ3のプランジャ室6aの
端部には、水タンク9に連通する吸込用チェック弁10
aと、第1オートクレーブ7に連通する吐出用チェック
弁11aを設け、第2ブースタ4のプランジャ室6bの端
部には、開閉弁12を介設したライン13を経て第1オ
ートクレーブ7の底部に連通する吸込用チェック弁10
bと、第2オートクレーブ8に連通する吐出用チェック
弁11bを設けている。上記第1,第2オートクレーブ
7,8の外周および入口ラインには、内部の被処理水溶
液を750℃に加熱するヒータ14を設けるとともに、頂
部空間に夫々チェック弁15a,15bおよび開閉弁16
a,16bを経て酸素ボンベ17から反応に必要な酸素を
供給する一方、第2オートクレーブ8の底部から、クー
ラ18と開閉弁19を介設したライン20を経て処理済
の被処理水溶液を排出するようしている。
【0016】上記第1ブースタ3とこれに作動油を供給
する第1油圧ポンプ1の間、第2ブースタ4とこれに作
動油を供給する第2油圧ポンプ2の間には、各油圧シリ
ンダ5a,5bを往復動させるべく加圧,吸込の切換位置を
もつ2位置切換弁21,22を夫々介設している。各2
位置切換弁21,22のPポートは、吐出ライン23,2
4を経て対応する油圧ポンプ1,2に、Aポートは、ラ
イン25,26を経て対応する油圧シリンダ5a,5bのヘ
ッド室側ポートに夫々接続され、Rポートは、フィルタ
28を介設した共通の戻りライン27を経て油タンク2
9に連なる。また、各油圧シリンダ5a,5bのロッド室
側ポートは、順方向になるように背圧設定用のチェック
弁30を介設した共通のライン31によって戻りライン
27に接続され、上記チェック弁30よりも油圧シリン
ダ側の共通のライン31を、逆方向にチェック弁32,
33を介設したライン34,35によって、各2位置切
換弁21,22のBポートに接続している。
【0017】上記構成の超臨界水酸化処理装置は、次の
ように動作する。運転後の図1に示す状態で、第2オー
トクレーブ8内の超臨界被処理流体W"は、完全に酸化,
分解処理され、第1オートクレーブ7内の超臨界被処理
流体W'は、途中まで酸化,分解処理されているものとす
る。この状態で、第2オートクレーブ8の排出用の開閉
弁19は開き,2位置切換弁22は加圧位置にあるが油
圧ポンプ2は停止しているので、入口側への逆流をチェ
ック弁11b,15bで阻止された第2オートクレーブ8
内の超臨界被処理流体W"は、クーラ18で冷却され,出
口端の絞り36で減圧されて、完全処理済の液体となっ
て外部へ排出される。次いで、排出用の開閉弁19を閉
じ,第2ブースタ4の上流側の開閉弁12を開くと、第
1オートクレーブ7内の途中まで処理された超臨界被処
理流体W'が、第2ブースタ4のプランジャ室6bを経て
第2オートクレーブ8に流入し、平衡に達して流入が止
むと、第2オートクレーブ8側の酸素用の開閉弁16b
を開き、油圧ポンプ1,2とヒータ14を起動するとと
もに、モータM(またはエンジンE)の負荷を均一化すべ
く第1,第2ブースタ3,4の加圧行程が交互になるよう
なタイミングで2位置切換弁21,22を切換制御して
処理装置を運転する。
【0018】すると、第1ブースタ3の油圧シリンダ5
aの往復動により、水タンク9の被処理水溶液Wがプラ
ンジャ室6aに吸入され,超臨界圧力100MPaまで加圧され
て、第1オートクレーブ7内に吐出され、内部に残存し
ていた処理途中の被処理流体W'と混合後,ヒータ14に
より超臨界温度750℃まで加熱され、超臨界状態下で開
閉弁16aを経て供給される酸素による酸化,分解反応が
進行する。同時に、第2ブースタ4の油圧シリンダ5b
の往復動により、第1オートクレーブ7の底部から相当
処理の進んだ被処理流体W'が、プランジャ室6bを経て
超臨界圧力100Mpaに加圧されて第2オートクレーブ8に
供給され、内部に残存していた処理途中の被処理流体
W'と混合後,ヒータ14により超臨界温度750℃まで加
熱され、超臨界状態下で開閉弁16bを経て供給される
酸素による酸化,分解反応が進行する。所要処理時間の
運転後、第2オートクレーブ8内の超臨界被処理流体
W"は、完全に酸化,分解処理され、第1オートクレーブ
7内の超臨界被処理流体W'は、途中まで酸化,分解処理
されるから、運転を停止して冒頭で述べた操作に戻る。
【0019】被処理流体W',W"の酸化,分解が進行する
第1,第2オートクレーブ7,8内の超臨界状態は、水・
NaCl-2成分系状態図である図3のT-P線図の点P1
で示す750℃,100Mpaであり、これは水の臨界点CPw(37
4℃,22MPa)および従来のオートクレーブ内の超臨界状態
2(650℃,25MPa)よりも高温,高圧である。なお、図中
の曲線Lw1は水の飽和蒸気圧曲線、点CPs,点TPs,曲
線Ls1,Ls2,Ls3は夫々NaClの臨界点,三重点,飽和蒸
気圧曲線,融解曲線,昇華曲線であり、2点鎖線で示す曲
線Lcp,Ltpは、水/NaCl組成比の変化に伴う臨界点
および三重点の変化を示している。
【0020】このように被処理流体が酸化,分解処理さ
れる超臨界状態P1は、従来処理の超臨界状態に比して
圧力が4倍強,かつ温度が100℃高いので、塩化物等の腐
食性反応生成物に対する超臨界流体の溶解度が、飛躍的
に増加して従来例の5倍にもなるうえ、被処理流体の酸
化,分解処理が高速化することが確かめられてる。従っ
て、第1,第2オートクレーブ7,8の内壁面への腐食性
反応生成物の析出,付着が大幅に抑えられ、付着物との
接触時間も短くなり、付着物を掻き落とす手間や設備も
不要になって、オートクレーブの耐用寿命が大幅に延
び、オートクレーブの構造を簡素化することができる。
また、往復駆動される油圧シリンダ5a,5bでプランジ
ャ室6a,6bを昇圧するブースタ3,4を用いて、100MPa
の超臨界圧を発生させるので、従来の定容量形油圧ポン
プで被処理水溶液を加圧する場合と異なり、亜臨界状態
を一気に越えて迅速に超臨界状態に到達でき、かつオー
トクレーブ7,8の750℃という温度は、耐熱マルテンサ
イト系ステンレス鋼の使用上限温度以下なので、このス
テンレス鋼を高価なハステロイ等に代えてオートクレー
ブの材料に用いて、製造コストを低減することができ
る。さらに、200Mpa以上の超高圧を発生する応力低減処
理を施したブースタがウォータージェット切断機等で実
用化されているが、100Mpaのブースタでは、高圧シリン
ダを収縮ばめ(焼きばめ,冷却ばめ)または自緊処理を用
いずに製作できるから、製造コストを低減することがで
きる。
【0021】上記実施の形態では、第1,第2ブースタ
3,4を駆動する油圧駆動装置を2つの可変容量形油圧
ポンプ1,2としているので、定容量形油圧ポンプを用
いていた従来例のように吐出油をリリーフ弁を経て油タ
ンクにブリードオフせずとも、斜板の傾角を零にして10
0MPaの超臨界圧を保持できるから、省エネルギを図れる
うえ、容易に吐出流量を変化させて容易に超臨界圧を変
更できるという利点がある。また、上記実施の形態で
は、水タンク9,第1オートクレーブ7,第2オートクレ
ーブ8を、第1ブースタ3のプランジャ室6aおよび第
2ブースタ4のプランジャ室6bを介して互いに直列に
接続し、両ブースタ3,4で同じ100MPaの超臨界圧を発
生させているので、第1オートクレーブ7の処理能力や
要処理時間を超える被処理水溶液を第2オートクレーブ
8で処理することができるという利点がある。
【0022】なお、上記実施の形態と異なり、油圧ポン
プ1の吐出量を減らして第1オートクレーブ7内を、第
2オートクレーブ8内の超臨界圧よりも低い超臨界圧
(例えば50MPa)に保持することもでき、その場合、被処
理水溶液W中の50Mpa,750℃で酸化,分解される第1成分
が第1オートクレーブ7内で処理され、次いで100Mpa,7
50℃で酸化,分解される第2成分が第2オートクレーブ
8内で処理されることになる。
【0023】図2は、本発明の請求項1〜4,6に記載
の超臨界水酸化処理装置の一例を示す回路図である。こ
の超臨界水酸化処理装置は、図1の開閉弁16b,チェッ
ク弁15b,ヒータ14をもつ第2オートクレーブ8を省
略し、第2ブースタ4の吐出用チェック弁11bを、ク
ーラ18を介設したライン20に直結し、かつ開閉弁3
9を介設したライン38によりオートクレーブ37に接
続した点を除いて、図1の処理装置と同じ構成である。
従って、図1と同じ部材には同一番号を付して説明を省
略する。上記処理装置は、第2ブースタ4を運転しつ
つ、排出用の開閉弁19を閉じ,還流用の開閉弁39を
開けば、オートクレーブ37の底部から吸い込んだ被処
理流体を加圧して再びオートクレーブ37に供給し、逆
に開閉弁19を開き,開閉弁39を閉じれば、オートク
レーブ37の底部からの被処理流体を加圧して外部へ排
出するようになっている。
【0024】図2の超臨界水酸化処理装置は、次のよう
に動作する。水タンク9内の被処理水溶液Wは、高濃度
または処理により多量の腐食性反応生成物が析出するも
のであり、運転後の図2に示す状態で、オートクレーブ
37内の超臨界被処理流体W'は、完全に酸化,分解処理
されているものとする。この状態で、第2ブースタ4を
運転すると、完全処理済の超臨界被処理流体W'は、オ
ートクレーブ37の底部からプランジャ室6bを通り,ク
ーラ18で冷却され,絞り36で減圧されて液体となっ
て外部へ排出される。オートクレーブ37内から例えば
半分の被処理流体W'が排出されたとき、開閉弁19を
閉じ,開閉弁39と開閉弁16cを開くとともに、第1,
第2ブースタ3,4を両者の加圧行程が交互になるよう
なタイミングで2位置切換弁21,22を切換制御して
運転する。
【0025】すると、第1ブースタ3の往復動により、
水タンク9の被処理水溶液Wがプランジャ室6aに吸入
され,超臨界圧力100MPaまで加圧されて、オートクレー
ブ37内に吐出され、第2ブースタ4の往復動でオート
クレーブ37の底部から上部へ加圧,循環される残存す
る完全処理済の被処理流体W'と混合するとともに,ヒー
タ14により超臨界温度750℃まで加熱され、超臨界状
態下で開閉弁16cを経て供給される酸素による酸化,分
解反応が進行する。所要処理時間の運転後、オートクレ
ーブ37内の超臨界被処理流体W'は、完全に酸化,分解
処理されるから、運転を停止して冒頭で述べた操作に戻
る。
【0026】オートクレーブ37内の超臨界状態は、図
1の処理装置で述べたと同様、図3のT-P線図の点P1
で示す750℃,100Mpaであるから、図1で既述の作用効果
が奏される。加えて、この処理装置では、完全処理済の
被処理流体W'の半分を排出し、残る半分と新たに加え
た被処理水溶液Wをオートクレーブ37内で混合しつつ
酸化,分解処理するので、特に高濃度の被処理水溶液の
場合オートクレーブの処理負荷が軽減され、被処理水溶
液からの腐食性反応生成物の析出が抑えられて、オート
クレーブの腐食軽減と耐用寿命の延長が図られる。
【0027】なお、図1の実施の形態では、水タンク9
と第1オートクレーブ7の間に第1ブースタ3を,第1
オートクレーブ7と第2オートクレーブ8の間に第2ブ
ースタ4を設けて、各オートクレーブ7,8を各ブース
タ3,4を介して互いに直列に接続したが、図1の第1
ブースタ7の排出ライン13を第2ブースタ8の排出ラ
イン20に直接接続し、水タンク9から供給ラインによ
り第2ブースタ4のプランジャ室6bに被処理水溶液W
を直接導いて、両オートクレーブを互いに並列接続する
こともできる。この処理装置では、オートクレーブの並
列接続により装置の処理能力を増大できるとともに、既
に述べたと同様、オートクレーブ内の超臨界被処理流体
の腐食性反応生成物に対する溶解度を高めて、壁面への
付着を抑え、装置の簡素化と耐用寿命の延長が図れ、超
臨界状態への迅速な昇圧で腐食を抑えて製造費の低減が
図れ、作動油のブリードオフをなくして省エネルギが図
れ、設定超臨界圧を容易に変更することができる。
【0028】また、図2の実施の形態では、第2ブース
タ4によりオートクレーブ37からの処理済み流体を再
びブースタ37に供給するようにしたが、水タンク9か
ら供給ラインにより第2ブースタ4のプランジャ室6b
に被処理水溶液Wを直接導き、供給ライン38の開閉弁
39を省略するとともに、オートクレーブ37の排出ラ
イン13をブースタ37の排出ライン20に直接接続し
て、両ブースタ3,4でオートクレーブ37内を昇圧す
ることもできる。この処理装置では、オートクレーブ内
を迅速に昇圧できるとともに、上述と同様の作用効果を
得ることができる。
【0029】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
の超臨界水酸化処理装置では、被処理水溶液を油圧駆動
装置によって往復駆動されるシリンダをもつブースタの
プランジャ室で超臨界圧まで昇圧してオートクレーブ内
に供給し、このオートクレーブ内で加熱して超臨界水状
態下で酸素と反応させるので、超臨界圧を容易に適切な
値に設定してオートクレーブ内の超臨界被処理流体の溶
解度を高めて腐食性反応生成物の壁面への付着を防止で
き、壁面の応力腐食を抑えて耐用寿命を延ばせ、付着物
を剥離するスクレーパ等が不要になって装置が簡素化で
きるうえ、亜臨界状態を一気に越えて迅速に超臨界状態
に到達できるから、腐食性反応生成物による腐食が低減
して安価な耐食材料の使用が可能になる。
【0030】請求項2の超臨界水酸化処理装置は、オー
トクレーブ内の超臨界被処理流体の圧力が、腐食性反応
生成物に対する溶解度が飛躍的に高まることが確かめら
れている100MPa以上になるので、腐食性反応生成
物のオートクレーブ壁面への付着を大幅に低減でき、装
置の耐用寿命が更に延び,かつ構造が更に簡素化される
うえ、発生圧力100MPa程度のブースタが、高圧シ
リンダを収縮ばめ等を用いずに製作できるから、製造コ
ストの低減を図ることができる。
【0031】請求項3の超臨界水酸化処理装置は、オー
トクレーブ内の超臨界被処理流体の温度が、酸化,分解
反応が高速化し,腐食性反応生成物に対する溶解度が飛
躍的に高まることが確かめられている750℃以上にな
るので、処理の高速化,装置の耐用寿命の延長,構造の簡
素化および製造コストの低減を図ることができうえ、安
価な耐熱マルテンサイト系ステンレス鋼を耐食材料に用
いることができて、製造コストの低減を図ることができ
る。
【0032】請求項4の超臨界水酸化処理装置は、被処
理水溶液を加圧するブースタのシリンダが、可変容量形
油圧ポンプで往復駆動されるので、斜板の傾角を零にし
てオートクレーブ内の超臨界圧を保持することができ、
作動油のブリードオフがなくなって省エネルギを図るこ
とができるうえ、油圧ポンプの吐出流量を変化させて、
超臨界圧を容易に変更でき、装置を汎用性に富むものに
できる。
【0033】請求項5の超臨界水酸化処理装置は、上記
ブースタおよびオートクレーブが、複数あり、各オート
クレーブは、各ブースタのプランジャ室を介して互いに
直列に接続されているので、例えば2つのブースタで同
じ超臨界圧を発生させれば、一方のオートクレーブの処
理能力や要処理時間を超える被処理水溶液を他方のオー
トクレーブで処理することができ、また、一方のブース
タで一方のオートクレーブ内を、他方のオートクレーブ
内の超臨界圧よりも低い超臨界圧に保持すれば、両オー
トクレーブ内の圧力,温度に応じた第1,第2の組成物を
夫々酸化,分解処理することができる。
【0034】請求項6の超臨界水酸化処理装置は、上記
ブースタが、上記オートクレーブから排出される被処理
水溶液を再びこのオートクレーブに供給するようになっ
ているので、オートクレーブ内で完全に酸化,分解処理
された被処理水溶液を一部を排出し、残りを再びオート
クレーブに供給し、このオートクレーブ内で新たに加え
られた被処理水溶液と一緒に酸化,分解処理することに
より、被処理水溶液が高濃度の場合、処理負荷を軽減し
たり、被処理水溶液から多量の腐食性反応生成物が析出
する場合、この生成物の析出を抑えて、オートクレーブ
の腐食を軽減し、耐用寿命を延ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の請求項1〜5に記載の超臨界水酸化
処理装置の一例を示す回路図である。
【図2】 本発明の請求項1〜4,6に記載の超臨界水
酸化処理装置の一例を示す回路図である。
【図3】 水・NaCl-2成分系の臨界点付近の状態図を
示すT-P線図である。
【符号の説明】
1,2…可変容量形油圧ポンプ、3…第1ブースタ、4
…第2ブースタ、5a,5b…油圧シリンダ、6a,6b…プ
ランジャ室、7…第1オートクレーブ、8…第2オート
クレーブ、9…水タンク、10a,10b…吸込用チェッ
ク弁、11a,11b…吐出用チェック弁、12,16a,1
6b,16c,19…開閉弁、14…ヒータ、15a,15b,
30,32,33…チェック弁、17…ボンベ、21,2
2…2位置切換弁、29…油タンク、37…オートクレ
ーブ、38…ライン、39…開閉弁。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理水溶液を超臨界水状態で酸化処理
    する超臨界水酸化処理装置において、 油圧駆動装置によって往復駆動されるシリンダのプラン
    ジャ室に吸い込んだ上記被処理水溶液を加圧して吐出す
    るブースタと、 このブースタから吐出される加圧された被処理水溶液を
    収容して加熱するとともに、供給される酸素と超臨界水
    状態下で反応させた後に排出するオートクレーブを備え
    たことを特徴とする超臨界水酸化処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の超臨界水酸化処理装置
    において、上記ブースタから吐出される被処理水溶液の
    圧力は、100MPa以上であることを特徴とする超臨
    界水酸化処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の超臨界水酸化
    処理装置において、上記オートクレーブによって加熱さ
    れる被処理水溶液の温度は、750℃以上であることを
    特徴とする超臨界水酸化処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1つに記載の
    超臨界水酸化処理装置において、上記油圧駆動装置は、
    可変容量形油圧ポンプであることを特徴とする超臨界水
    酸化処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1つに記載の
    超臨界水酸化処理装置において、上記ブースタおよびオ
    ートクレーブは、複数あり、各オートクレーブは、各ブ
    ースタのプランジャ室を介して互いに直列に接続されて
    いることを特徴とする超臨界水酸化処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至4のいずれか1つに記載の
    超臨界水酸化処理装置において、上記ブースタは、上記
    オートクレーブから排出される被処理水溶液を再びこの
    オートクレーブに供給するようになっていることを特徴
    とする超臨界水酸化処理装置。
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