JP2000201049A - 弾性表面波装置 - Google Patents

弾性表面波装置

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JP2000201049A
JP2000201049A JP11003436A JP343699A JP2000201049A JP 2000201049 A JP2000201049 A JP 2000201049A JP 11003436 A JP11003436 A JP 11003436A JP 343699 A JP343699 A JP 343699A JP 2000201049 A JP2000201049 A JP 2000201049A
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surface acoustic
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elements
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Miki Ito
幹 伊藤
Kazuhiro Otsuka
一弘 大塚
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低実装面積のパッケージを用いて実装でき、
弾性表面波素子実装時の不良を抑え、弾性表面波装置の
電気特性のばらつきが小さくなり、電気特性の劣化を防
ぐ構造を有した優れた弾性表面波装置を提供すること。 【解決手段】 パッケージ2の底面に通過帯域が互いに
異なる複数の弾性表面波素子Sを並設した弾性表面波装
置A1であって、弾性表面波素子S,S間に配設した1
以上の突条体3bの少なくとも側部と弾性表面波素子S
の側部との間に接着材6を介在せしめ、弾性表面波素子
Sを配列固定して成るものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気通信分野にお
いて携帯電話やセルラー電話等の移動体用通信機器に搭
載される高周波用の弾性表面波装置に関する。
【0002】
【発明の背景】移動体通信用の弾性表面波装置は、携帯
電話端末の小型化のために低実装面積,低コストである
ことが望ましい。また、従来の複数部品で構成されてい
たものを1つにまとめ、部品点数を削減することが望ま
しい。
【0003】ここで、移動体通信に用いられる端末機器
のRF段のブロックダイアグラムを図12に示す。複数
の部品を1つにまとめる例としては、アンテナ50に接
続されたデュプレクサ51の送信部側のフィルタ53と
受信部側のフィルタ52、または、アンテナ段のフィル
タ52,53とローカルのフィルタ54、または、アン
テナ段のフィルタ52,53の帯域を2つ以上に分割し
た帯域別のフィルタなどがある。なお、図中55はロー
ノイズアンプ、56はパワーアンプ、57,58はミキ
サー、59はPLL回路、60はIFブロック、61は
信号処理部である。
【0004】図13及び図14に、2つの弾性表面波素
子S,Sを1つのパッケージ2に実装した弾性表面波装
置Jの構造を示す。これら図において、1は蓋体、2a
はパッケージ基体、2bはパッケージ枠体、4はワイ
ヤ、5はシールリング、9は接着材、10は仕切りであ
る。
【0005】2つの弾性表面波素子S,Sを仕切りのな
いパッケージ内に実装する際、2つの弾性表面波素子
S,Sの間に樹脂である接着材9が回り込んで弾性表面
波素子Sの表面に付着したり、樹脂の張力で2つの弾性
表面波素子S,Sが接し、弾性表面波素子Sが損傷する
などの問題が生じる。そこで、このような不具合を防ぐ
ために、パッケージ2のキャビティは中央に設けた弾性
表面波素子Sの厚みより高い仕切り10によって2つに
分割され、それぞれの分割されたキャビティ内に各弾性
表面波素子Sを実装することが考えられる。
【0006】また、弾性表面波素子Sを治具に固定して
パッケージ2に実装する工程において、治具がパッケー
ジ2の分割されたキャビティ内に入るように、分割され
たキャビティは弾性表面波素子実装機のマニュピュレー
タ先端のコレットより大きくしなければならない。
【0007】このため、パッケージ2が大型化したり、
実装可能な弾性表面波素子Sを極力小型にする必要があ
る。また、1つのパッケージ2に複数の弾性表面波素子
Sを実装するので、コレットの掴み方により弾性表面波
素子Sが割れ、カケ等の不良が非常に多くなる。
【0008】また、コレットクリアランス程度の大きさ
のキャビティ内に実装すると、弾性表面波素子Sとパッ
ケージ2との間の樹脂接着硬化時に、硬化熱により軟化
した樹脂により弾性表面波素子Sの最終固定位置をばら
つかせてしまい、ひいては弾性表面波装置の電気特性が
ばらついてしまうといった問題が発生する。また、不均
一な樹脂による応力の相違により弾性表面波素子Sの温
度特性が変化して特性がばらつくといった問題も考えら
れる。
【0009】さらに、図15に示すように、2つの弾性
表面波素子Sを1つのパッケージ2内に配置することに
より、一方の弾性表面波素子Sから発生する電磁波Eが
空中を介して他方の弾性表面波素子Sに到達し、例え
ば、図11のグラフに破線で示すように、通過帯域外の
減衰量が小さくなり電気特性が劣化する。
【0010】そこで本発明は、上述の諸問題を解消し、
低実装面積のパッケージを用いて実装可能であり、弾性
表面波素子の実装時の不良を極力抑え、弾性表面波装置
の電気特性のばらつきが小さく、電気特性の劣化を極力
防止した優れた弾性表面波装置を提供することを目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の弾性表面波装置は、パッケージ底面に複数の弾性表
面波素子を並設した弾性表面波装置であって、弾性表面
波素子間に配設した1以上の突条体の少なくとも側部と
前記弾性表面波素子の側部との間に接着材を介在せし
め、前記弾性表面波素子を配列固定して成ることを特徴
とする。
【0012】また、接着材は常温(25℃)における粘
度が500〜4000cps(センチポアズ)の熱硬化
性樹脂から成ることを特徴とする。
【0013】また、突条体に対向し且つ少なくとも表面
が導電性の凸部を備えた蓋体で弾性表面波素子を覆って
成ることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る弾性表面波装
置の実施形態について図面に基づいて詳細に説明する。
【0015】本発明の弾性表面波装置A1は、図1及び
図2に示すように、パッケージ2の底面に配設した内部
基板3上に、通過帯域が互いに異なる複数の弾性表面波
素子Sを並設したものであり、内部基板3には弾性表面
波素子間に配設した1以上の突条体(以下、凸部ともい
う)3aが形成されている。そして、この凸部3aの少
なくとも側部と弾性表面波素子Sの側部との間に接着材
6を介在せしめ、弾性表面波素子Sを正確に整列させ配
列固定している。
【0016】ここで、凸部3aは弾性表面波素子Sの厚
みより低く設定されており、接着材6は、常温(25
℃)における粘度が500〜4000cps(センチポ
アズ)のエポキシ系又はシリコーン系の熱硬化性樹脂を
使用する。粘度をこの範囲に設定するのは、樹脂の表面
張力及び弾性表面波素子Sと内部基板3との間の毛細管
現象等の作用により、弾性表面波素子Sを安定的にかつ
ばらつきなく整列させるためである。なお、弾性表面波
素子Sの圧電基板材料がタンタル酸リチウム単結晶やニ
オブ酸リチウム単結晶のように焦電性が非常に高く、小
さな温度変化で静電気が発生するような場合には、樹脂
に金属等の導電物を混入させて導電性とし、静電気の発
生を防止するようにしてもよい。なお、図中5はシール
リング、7は導電性樹脂である。
【0017】具体的には、まず、圧電基板上に金属膜か
ら成るすだれ状の励振電極を形成して成る弾性表面波素
子Sを作製し、圧電基板材料またはセラミック等を用い
て作製した内部基板3上に金属膜からなる導電膜11を
形成する。
【0018】次に、2つの弾性表面波素子Sを接着材6
を塗布した内部基板3上に実装する。このとき、内部基
板3には図2に示すように、弾性表面波素子2つを配置
した面積よりやや大きめに形成し、また、中央部に凸部
3aを設ける。凸部3aの高さ(凸部3a表面に形成す
る積層体を含めた外形部の高さ)は弾性表面波素子Sの
厚みより低くする。これにより、弾性表面波素子Sを内
部基板3に実装する際、治具が凸部3aに触れることが
ないため、弾性表面波素子Sを凸部3aに近づけて実装
することができ、弾性表面波素子Sの小型化が実現でき
る。
【0019】弾性表面波素子Sの実装は図3に示すよう
に行う。まず、図3(a)に示すように内部基板3上に
ディスペンサー等でもって所定量(例えば0.01mg
〜0.1mg)の接着材6を塗布する。そして、この接
着材6上に弾性表面波素子Sを配設する。このとき、表
面波素子S,Sを接着材6の表面張力Fでもって2つの
弾性表面波素子Sが近接しても、凸部3aの高さが弾性
表面波素子Sの高さより低いため、接着材6が弾性表面
波素子Sの上面に回り込むことはない。また、接着材6
に常温(25℃)における粘度が500〜4000cp
s(センチポアズ)のエポキシ系又はシリコーン系の熱
硬化性樹脂を使用することにより、図3(b)に示すよ
うに、適度な表面張力及び弾性表面波素子Sと内部基板
3との間の毛細管現象等の作用により、弾性表面波素子
Sを内部基板3上に安定的にかつ正確に整列させること
ができる。
【0020】さらに、内部基板3の上面に導電膜11を
形成しており、図4に示すように、内部基板3に形成さ
れた導電膜11は、導電性樹脂7を介してグランド電極
に接続しているのでシールド電極として作用し、2つの
弾性表面波素子S,S間に発生し圧電基板を介して結合
する電磁波Eの伝搬がなくなり、電気特性の劣化がな
い。
【0021】次に、弾性表面波素子Sを実装した内部基
板3をコレットで掴み、パッケージ2に実装する。この
とき、内部基板は弾性表面波素子Sの2つ分の大きさよ
りやや大きめに作製しているので、治具が弾性表面波素
子Sに触れることがなくなり、弾性表面波素子Sが割れ
たりパッケージ2が損傷するという問題は皆無となる。
【0022】最後に、Au線等のワイヤボンディングを
行い封止を行う。以上の作製工程により弾性表面波フィ
ルタである弾性表面波装置A1を作製することができ
る。
【0023】上記の工程により作製された弾性表面波装
置A1は、弾性表面波素子Sの割れが発生せず安定して
パッケージ2内に実装できるため、電気特性のばらつき
がほとんどない。また、内部基板3の凸部3aが、弾性
表面波素子Sの厚み約0.35mmの半分以上の約0.
18mm以上であれば、実装機のコレットに触れてしま
う。また、約0.1mm以下であれば接着材6が凸部3
aに回り込むため、内部基板3の凸部3aの最適な高さ
(t3とする)は、0.1mm<t3<0.18mmが
好適である。
【0024】また、他の弾性表面波装置を図5及び図6
に示す。この弾性表面波装置A2は、凸部3aに対向し
且つ少なくとも表面が導電性の凸部1aを備えた蓋体1
を備えている点を除けば、弾性表面波装置A1と同様な
構成を成すものである。なお弾性表面波装置A1と同一
部材についての説明は省略する。
【0025】上記構成によれば、図10に示すように、
蓋体1の凸部1aも内部基板3と同様にシールド電極と
して作用し、2つの弾性表面波素子間に発生する電磁波
Eの伝搬がなくなり、電気特性の劣化がなくなる。
【0026】このとき、蓋体1の凸部1a(高さt1と
する)の最下点がチップの上面より下側に来るような高
さのときにシールド効果が見られる。また、蓋体1の凸
部1aの最下点が内部基板3の凸部3aに触れると、封
止の際、蓋体1の凸部1aと内部基板3の凸部3aの間
に異物が入り込んだ場合、蓋体1とパッケージ2に隙間
ができ封止不良が発生するので、弾性表面波素子Sの上
面から蓋体1の凸部1aの非形成面までの高さをh1、
内部基板3の凸部3aから蓋体1の凸部1aの非形成面
までの高さをh2とすると、h1<t1<h2が適して
いる。
【0027】なお、この場合においても、内部基板3の
凸部3aの最適な高さ(t3)は、上記実施形態と同様
に、0.1mm<t3<0.18mmである。
【0028】さらに、本発明に係る他の弾性表面波装置
を図7及び図8に示す。この弾性表面波装置A3も弾性
表面波装置A1と同様に、まず、圧電基板上に金属膜に
より作製したすだれ状電極指を形成して成る弾性表面波
素子Sを、圧電基板材料またはセラミック等を用いて作
製した内部基板3に実装する。このとき、内部基板3は
弾性表面波素子Sの2つを配置した面積よりやや大きめ
に形成し、また、中央部に凸部3aを設ける。そして、
この凸部3aの高さは弾性表面波素子Sの厚みより低
い。これにより、弾性表面波素子Sを内部基板3に実装
する際、治具が凸部3aに触れることがないため、弾性
表面波素子Sを凸部3aに近接させて実装することがで
き、弾性表面波素子Sの小型化が実現できる。また、パ
ッケージ2の底部に形成された金属薄膜及び内部基板3
に形成された導電膜はシールド電極として作用し、2つ
の弾性表面波素子S,S間に発生する電磁波Eの伝搬が
なく、電気特性の劣化もない。
【0029】次に、これらの弾性表面波素子にAuまた
はSnはんだ等から成るバンプ8を形成し、その後、弾
性表面波素子Sを実装した内部基板3をパッケージ2に
実装する。この実装方法はフリップチップ実装法による
フェイスダウンで行う。このとき、内部基板3の主面は
弾性表面波素子Sの2つ分よりやや広めに作製している
ので、治具が素子に触れることがなく、弾性表面波素子
Sが割れてパッケージ2が損傷するという問題も生じな
い。最後に、封止を行うことにより、弾性表面波フィル
タである弾性表面波装置A3を作製できる。
【0030】また、弾性表面波素子Sを内部基板3へ実
装する方法として、図9に示すようごとくに行うことに
より、さらに生産性が向上する。すなわちこの方法は、
まず、内部基板3を個々に切断する前に、大基板12上
に複数条の凸部3aを形成する。次に、弾性表面波素子
Sの側部と凸部3aの側部との間に接着材を介在させて
実装する。そして、、弾性表面波素子Sが実装された大
基板12をダイシング法等により個々の内部基板3とな
るように切断する。
【0031】
【実施例】次に、本発明のより具体的な実施例について
説明する。図1に示した弾性表面波装置A1を基本構造
とする弾性表面波フィルタについて説明する。
【0032】42度回転YカットX伝搬のリチウムタン
タレート単結晶からなる圧電基板上に、フォトリソグラ
フィ及びエッチング法を行って、1.9GHz帯及び
2.1GHz帯を送信帯域とする2つの弾性表面波素子
を作製した。ここで、圧電基板上に形成した励振電極は
すだれ状電極を成すものであり、その電極指幅およびス
ペース幅は夫々約0.5μmとした。
【0033】そして、このような励振電極形状を成す弾
性表面波共振子を5個接続したT型のラダー型弾性表面
波フィルタとした。また、弾性表面波共振子の構成は、
すだれ状電極指の対数が約40対〜150対、交差幅が
10λ〜30λ(ただし、λ:弾性表面波の波長)、電
極の材質はスパッタリング法によって成膜した厚み約2
000ÅのAl−Cu合金電極を用いた。
【0034】また、電極の上部にはSiから成る厚み1
50Åの保護膜をスパッタリング法により形成した。ま
た、弾性表面波素子を作製したリチウムタンタレート圧
電基板は0.35mmの厚みのものを使用した。これ
は、圧電基板の厚みが0.5mm以上厚くなると低背位
化の妨げになり、0.1mm未満の厚みの場合には、電
極加工時にウエハが破損しやすくなるため歩留まりが著
しく低下するからである。
【0035】内部基板はグリーンシート状にラミネート
したアルミナセラミックを、パンチング加工し凸部を形
成し焼成したものを使用した。凸部の最終厚さ・幅は5
0μmとした。内部基板の厚みは凸部を含め約0.15
mmとした。この内部基板と圧電基板の厚みが0.5m
m以上厚くなると前述したように低背位化の妨げにな
り、内部基板0.1mm未満の厚みの場合には、加工時
に基板が破損し歩留まりが著しく低下するため上記適性
値で作製した。内部基板は圧電基板に使用したリチウム
タンタレート単結晶等でもよい。また、高温耐久性のあ
るシリコン樹脂やガラスエポキシ樹脂でも構わない。
【0036】フォトリソグラフィに加工で電極形成され
た圧電基板をダイシングし、この弾性表面波素子をマニ
ュピュレータのコレットで吸着し、内部基板へ整列させ
た。このとき、内部基板には素子と基板を接着するため
シリコン樹脂が接合部位に予め塗布されている。整列
後、オーブンでもって150℃,1.5時間の硬化を行
って弾性表面波素子と内部基板とを接合した。また、個
々のパッケージへの実装に際し、この素子付き内部基板
をダイシングし切り分けた。
【0037】内部基板のパッケージへの実装も、パッケ
ージ側接合部位にシリコン樹脂を塗布し、150℃、
1.5時間の硬化を行った。電気的接合を得るための配
線はAu線によるワイヤボンディングを行った。Au線
は直径30μmのものを使用した。最後に、パッケージ
にキャップを被せ、封止を行うことにより弾性表面波フ
ィルタを作製した。
【0038】かくして、図11の実線で示すように、複
数の弾性表面波素子を正確にばらつきなく、かつ不要な
応力を発生させることなく配列固定させることができた
ので、特性の劣化がなく挿入損失が従来より優れた弾性
表面波フィルタとすることができた。
【0039】なお、本実施例では梯子型弾性表面波装置
を挙げたが、トランスバーサル型および共振器型等の弾
性表面波装置にも応用可能であることはいうまでもな
い。
【0040】また、本発明は複数の弾性表面波素子をセ
ラミックパッケージ内に収容したものであるが、これら
複数の弾性表面波素子は、RF段ブロックダイアグラム
中のデュプレクサ送受信素子、段間フィルタと別帯域段
間フィルタ、段間フィルタとローカル信号リジェクトフ
ィルタ、またはこれらの混合等の種々の組み合わせとす
ることができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の弾性表面
波装置によれば、弾性表面波素子間に配設した1以上の
突条体の少なくとも側部と前記弾性表面波素子の側部と
の間に粘度の最適な接着材を介在せしめて弾性表面波素
子を配列固定したので、接着材の表面張力等の作用によ
り、弾性表面波素子をばらつきなく正確に配列すること
ができ、弾性表面波素子実装時の不良を抑え、電気特性
のばらつきが小さく、しかも電気特性の劣化のない、特
性及び信頼性の優れた弾性表面波装置を提供できる。
【0042】また、突条体に対向し且つ少なくとも表面
が導電性の凸部を備えた蓋体で前記弾性表面波素子を覆
ったので、弾性表面波素子の電磁波の影響を極力防止し
た優れた弾性表面波装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る弾性表面波装置の一実施形態を示
す一部破断斜視図である。
【図2】本発明に係る弾性表面波装置の断面図である。
【図3】(a),(b)はそれぞれ本発明の弾性表面波
素子を配列させる様子を説明する断面図である。
【図4】本発明の弾性表面波装置における電磁波の様子
を説明する断面図である。
【図5】本発明に係る弾性表面波装置の一実施形態を示
す一部破断斜視図である。
【図6】本発明に係る弾性表面波装置の断面図である。
【図7】本発明に係る弾性表面波装置の一実施形態を示
す一部破断斜視図である。
【図8】本発明に係る弾性表面波装置の断面図である。
【図9】本発明の弾性表面波素子の内部基板への実装法
を示す斜視図である。
【図10】本発明の弾性表面波装置における電磁波の様
子を説明する断面図である。
【図11】弾性表面波装置の電気特性を示すグラフであ
る。
【図12】携帯電話のRF段のブロックダイアグラムであ
る。
【図13】弾性表面波装置の一部破断斜視図である。
【図14】弾性表面波装置の断面図である。
【図15】弾性表面波素子の電磁波の影響を説明する断
面図である。
【符号の説明】
1:蓋体 2:パッケージ 3:内部基板 4:ワイヤ 5:シールリング 6:接着材 7:導電性樹脂 8:バンプ 9:接着材 E:電磁波 F:表面張力 S:弾性表面波素子 A1,A2,A3:弾性表面波装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パッケージ底面に複数の弾性表面波素子
    を並設した弾性表面波装置であって、弾性表面波素子間
    に配設した1以上の突条体の少なくとも側部と前記弾性
    表面波素子の側部との間に接着材を介在せしめ、前記弾
    性表面波素子を配列固定して成ることを特徴とする弾性
    表面波装置。
  2. 【請求項2】 前記接着材は、常温における粘度が50
    0〜4000cpsの熱硬化性樹脂から成ることを特徴
    とする請求項1に記載の弾性表面波装置。
  3. 【請求項3】 前記突条体に対向し且つ少なくとも表面
    が導電性の凸部を備えた蓋体で前記弾性表面波素子を覆
    って成ることを特徴とする請求項1に記載の弾性表面波
    装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6713940B2 (en) 2001-01-10 2004-03-30 Murata Manufacturing Co., Ltd. Surface acoustic wave device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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