JP2000200403A - 多層膜磁性体、それを用いた磁気ヘッドと磁気ヘッドの製造方法、及びこの磁気ヘッドを用いた磁気再生装置 - Google Patents

多層膜磁性体、それを用いた磁気ヘッドと磁気ヘッドの製造方法、及びこの磁気ヘッドを用いた磁気再生装置

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JP2000200403A
JP2000200403A JP11000740A JP74099A JP2000200403A JP 2000200403 A JP2000200403 A JP 2000200403A JP 11000740 A JP11000740 A JP 11000740A JP 74099 A JP74099 A JP 74099A JP 2000200403 A JP2000200403 A JP 2000200403A
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Sayuri Muramatsu
小百合 村松
Akio Murata
明夫 村田
Akio Kuroe
章郎 黒江
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異方性が強く、高周波特性の優れた磁性多層
膜と、それを用いた磁気ヘッドとその磁気ヘッドの製造
方法、及び磁気ヘッドを用いた磁気再生装置を提供する
こと。 【解決手段】 基板上に磁性層と非磁性層が交互に積層
された磁性多層膜であって、前記非磁性層は薄い膜厚の
第1の非磁性層と厚い膜厚の第2の非磁性層とを有し、
第1の非磁性層は磁性層間を静磁結合させるために十分
薄くなされ、第2の非磁性層は磁性層間の電気的絶縁が
十分に保たれるよう厚くなされている。第2の非磁性層
は磁気コア中で導体を絶縁する絶縁体を兼ねている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多層膜磁性体、高密度
記録情報を再生する磁気ヘッドとその製造方法、及びこ
の磁気ヘッドを用いた磁気再生装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、大容量の磁気記録装置の需要が拡
大し、情報を磁気記録媒体に高密度で記録し再生する磁
気ヘッドが要求されている。この要求に応じて、誘導型
ヘッドと、再生感度の高い再生専用ヘッドであるMRヘ
ッドとを組合せた複合型MRヘッドが実用化されてい
る。複合型MRヘッドは、磁気抵抗効果素子(MR:M
agneteto−Resistance)を用いたM
Rヘッドと誘導型薄膜ヘッドとを組合せたヘッドであ
り、記録時には、誘導型薄膜ヘッドを用い、再生時に
は、MRヘッドを用いる。MRヘッドよりも簡単な構造
で誘導型ヘッドよりも優れた再生感度が得られる、磁気
インピーダンス効果を用いたヘッドが特開平9−916
17号公報に示されている。このヘッドの動作原理につ
いて以下に図12及び図13を参照して説明する。
【0003】図12はこの磁気ヘッドの使用状態を示す
斜視図である。図において、軟磁性膜で構成された磁気
コア1が垂直磁気記録媒体8の磁気情報の磁化6の上に
ある時、磁気コア1を磁束が通る。磁気コア1はこの磁
束によって磁化され、透磁率が低下する。透磁率が低下
すると図13に示す磁気再生回路において、ヘッドの導
体線2に対応するインピーダンス素子21はそのインピ
ーダンスが低下したのと等価な状態になる。図12、図
13において絶縁体4によって磁気コア1から絶縁され
た導体線2にキャリア信号発生器22からキャリア信号
として交流の定電流を流しているので、端子23と24
間にはそのインピーダンスに比例した逆起電圧が発生す
る。逆起電圧は再生信号検出回路25により検出されそ
の出力端から出力される。再生信号検出回路25から出
力される電圧は、インピーダンスすなわち透磁率に比例
している。これにより、流入する磁束の量、すなわち磁
化6の強さに逆比例した電圧が、再生信号検出回路25
から出力されることとなり、磁束応答型の再生が行われ
る。出力される電圧値を大きくし再生感度を高くするに
は、インピーダンス変化を大きくする必要がある。周波
数特性の点から磁界応答性が高いことが望ましい。従っ
て、磁気コア1の透磁率が高い範囲内で、キャリア信号
の周波数はできるだけ高いほうが良い。
【0004】磁気コア1を構成する軟磁性膜は飽和磁束
密度が高く、異方性が強く、かつ比透磁率が高いことが
望ましい。これらの条件を満たすためには、磁気コアを
多層の磁性膜で構成するのが望ましい。磁性膜を多層化
した磁性体の従来例が、特開平5−144641号公報
に示されている。この従来例によれば、図14に示すよ
うに、ガラスやセラミックなどの基板31上に鉄、パー
マロイなどの磁性層32と、SiO2、Al23などの
非磁性材料を成膜した厚さの異なる2種の非磁性層33
及び34を交互に積層している。このような構造にする
と、薄い非磁性層をはさむ両側の磁性層間の静磁結合に
より異方性が強くなるとともに、厚い非磁性層により渦
電流損失が低減される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特開平9−91617
号公報に示されたものでは磁気コアを多層の磁性膜で構
成していないので、高い周波数で渦電流損失が増加しキ
ャリア信号の周波数を高くすることができない。従って
再生感度を高くすることができなかった。図14に示す
特開平5−144641号公報に示されたものでは、静
磁結合を強くするために非磁性層を薄くすると、隣り合
う磁性層間の電気的絶縁が不十分になり、高周波領域で
渦電流損失の低減が望めなくなる。そこで、磁性層間の
電気的絶縁を保つために、薄い非磁性層33を介して積
層した複数の磁性層32を、厚い非磁性層34で絶縁す
るように構成している。
【0006】磁気ヘッドのコアとして用いる多層の磁性
体は、各磁性層の磁化容易軸を所定の方向にそろえるこ
とにより、強い磁気異方性を生じさせるのが望ましい。
図14に示すものでは、厚さの異なる奇数又は偶数の磁
性層32が厚い非磁性層34で絶縁されているが、厚さ
の異なる奇数の磁性層32が静磁結合をすると、隣り合
う磁性層32の間で相互の磁界が影響し合い、磁界の状
態が不均衡になって各磁性層の磁化容易軸をそろえるこ
とが困難になる。また静磁結合をする複数の磁性層32
の総厚が、その磁性層の透磁率、抵抗率、磁界の周波
数、真空における透磁率及び比透磁率で定まる表皮深さ
よりも厚いと、渦電流損失が増加し、高周波特性が悪化
する。前記の特開平5−144641号公報にはこの点
については示されていない。本発明は、高周波特性の優
れた多層膜磁性体及びこの磁性体を用いた、比較的簡単
な構造で再生感度が高い磁気ヘッド、その磁気ヘッドの
製造方法、及びその磁気ヘッドを用いた磁気再生装置を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の多層膜磁性体
は、複数の磁性層と、各磁性層間に設けられた非磁性層
を有する。非磁性層は厚さの薄い第1の非磁性層と厚さ
の厚い第2の非磁性層とがあり、第1の非磁性層は隣り
合う磁性層間を静磁結合させるために十分に薄くなされ
ており、第2の非磁性層は隣り合う磁性層間の電気的絶
縁が十分に保たれるようにその厚さが選定されている。
第1の非磁性層を介して静磁結合される磁性層の層数は
偶数であり、その偶数の磁性層の膜厚の合計はこの磁性
体に与えられる交流磁界の周波数によって定まる表皮深
さの2倍以下になされている。
【0008】静磁結合される磁性層の数が偶数であるの
で、隣り合う磁性層の磁化容易軸が一定の方向にそろ
う。また偶数の磁性層の合計の厚さが表皮深さの2倍以
下であるので、静磁結合される偶数の磁性層内で生じる
渦電流が減少し、渦電流損失が低減される。これによ
り、高周波特性に優れた多層膜の磁性体を得ることがで
きる。前記多層の磁性層が鉄、タンタル及び窒素を含む
磁性体からなり、前記非磁性層がSiO2からなる。前
記第1の非磁性層の厚さと、第1の非磁性層をはさむ2
つの磁性層の厚さの合計が0.7μm以下であり、第1
の非磁性層の膜厚は0.01μm以下、第2の非磁性層
の膜厚は0.1μm以上であることを特徴とする。
【0009】上記のように構成することにより、1GH
z程度の交流磁界において高周波特性に優れた多層膜の
磁性体を得ることができる。本発明の磁気ヘッドは、磁
気コア中に絶縁物を介して配置した導体と、前記導体の
両端につながる一対の電極とを備えた磁気ヘッドであっ
て、磁気コアとして、前記の多層膜の磁性体を使用す
る。
【0010】上記のように構成することにより再生感度
の高い再生ヘッドを得ることができる。さらに本発明の
他の観点の磁気ヘッドは、第2の非磁性層が磁気コアを
貫通する導体の絶縁体を兼ねている。上記のように構成
することにより、導体を絶縁するために専用の絶縁体を
設ける必要がないので構造をより簡単にできる。本発明
の磁気ヘッドの製造方法は、磁性層、第1の非磁性層及
び第2の非磁性層からなる第1の磁性体の磁化容易軸を
所定の方向に配向しつつ、前記第1の磁性体を形成する
第1の磁性体形成工程と、第1の絶縁層を形成する第1
の絶縁層形成工程とを有する。さらに前記第1の絶縁層
の上に導体層を形成する導体形成工程と、前記第1の磁
性体及び導体の上に第2の絶縁層を兼ねた第2の非磁性
層とを形成する工程と、磁性層と第1の非磁性層及び第
2の非磁性層からなる多層膜からなる第2の磁性体の磁
化容易軸を所定の方向に配向しつつ、前記第2の磁性体
を形成する第2の磁性体形成工程とを有する。
【0011】上記のような工程により、薄膜形成技術で
各要素を製造できるので品質の安定した製品を安価に生
産できる。本発明の磁気再生装置は前記の磁気ヘッドを
備えるとともに、前記導体の両端の電極に定電流の高周
波信号を印加するキャリア信号発生器と、前記磁気コア
にバイアス磁界を発生させるバイアス磁界発生手段とを
有する。上記のように構成することにより、再生感度に
優れた磁気再生装置を得ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の多層膜磁性体、そ
れを使用した磁気ヘッド、及び磁気ヘッドの製造方法、
この磁気ヘッドを使用した磁気再生装置を、それぞれの
好ましい実施例について、図1ないし図11を参照して
説明する。 《第1実施例》本発明の第1実施例の多層膜磁性体を図
1ないし図2を参照して説明する。図1は、本発明の第
1実施例の多層膜磁性体40の断面図である。図におい
て、セラミックの基板41上にまず磁性層42を形成す
る。次に磁性層42の上に薄い第1の非磁性層43を形
成し、その上に更に磁性層42を形成する。非磁性層4
3をはさむ磁性層42は2個であるので偶数である。後
で詳しく説明する図11に示すように、薄い非磁性層8
5を介して4個(偶数)の磁性層84を形成してもよ
い。
【0013】次に上層の磁性層42の上に、第1の非磁
性層43より厚い第2の非磁性層44を形成する。上記
の磁性層42はFe−Ta−N、非磁性層43、44は
SiO2の膜である。磁性層42の厚さは0.35μ
m、第1の非磁性層43の厚さは0.005μm、第2
の非磁性層44の厚さは0.1μmである。第1の非磁
性層43の厚さを0.005μm程度にすると、隣り合
う磁性層42は静磁結合される。静磁結合される磁性層
42の数を偶数にすることにより、隣り合う磁性層42
の磁化容易軸を合わせることが容易となる。第2の非磁
性層44の厚さを0.1μm程度にすることにより、隣
り合う磁性層42の間の電気的絶縁が保たれ、渦電流を
減らすことができる。
【0014】図1の構成は、第1の非磁性層43を介し
て静磁結合された2つの磁性層42が第2の非磁性層4
4によって電気的に絶縁されているものであり、磁性層
42は合計で8層である。磁性層42の数は8層に限定
されるものではなく、必要な総厚になるようにさらに多
くの磁性層を重ねてもよい。上記の多層化の処理は2元
のスパッタリング装置にて行なう。Fe−Ta−Nのス
パッタリングは圧力4mtorr、流量100scc
m、のアルゴン(Ar)ガス中で静磁界を加えて行い、
このときのスパッタ電力は2kWである。静磁界中でス
パッタリングする事により磁性層42に異方性を付与す
ることができる。SiO2のスパッタリングは7mTo
rr、流量100sccmのアルゴンガス中で行い、そ
のときの電力は2kWである。スパッタリングの後、5
40度で1時間アニールする。Fe−Ta−Nの磁性膜
42の表皮深さδは式1によって表される。
【0015】
【数1】
【0016】ここに、ρは磁性体の抵抗率、fは周波
数、μ0は真空の透磁率、μrは比透磁率である。本実施
例の多層膜磁性体の抵抗率ρは70μΩ・cmである。
比較のために上記と同じ条件で、図14に示す従来の多
層膜の磁性体を、厚さ0.35μmのFe−Ta−N磁
性層32と、厚さ0.005μm及び0.1μmのSi
2の非磁性層を積層して形成した。磁性32はトータ
ルで8層である。この従来の多層膜の磁性体と本実施例
の多層膜磁性体との比透磁率(μr)を測定するため
に、図5に示す試料を作成した。図5において、非磁性
基板47の上に、幅20μm、長さ1mmの多層膜磁性
体48を、磁化容易軸が長手方向に直角となるように、
200本形成する。この試料を、成瀬科学器械株式会社
製の透磁率測定器(PHF−F1000BH)を用い
て、この透磁率測定器における規定の測定方法で、3M
Hzから2GHzまでの周波数範囲の交流磁界における
比透磁率(μr)を測定した。測定結果を図2に示す。
比透磁率は3MHzでの値を用いて規格化した。図2に
おいて、実線は本実施例の比透磁率を示し、点線は従来
のものの比透磁率を示す。1000MHzにおける比透
磁率は、本実施例では約0.3であり、従来例では約
0.06である。この測定結果から、本実施例の多層膜
磁性体は従来例のものに比べて高い周波数での比透磁率
が高く高周波特性に優れていることがわかる。
【0017】本実施例においては、前記のように静磁結
合された磁性層42の数が偶数であり、膜厚の合計が用
いる周波数における表皮深さの2倍以下であることが特
徴である。静磁結合される複数の磁性層の数が偶数でな
く奇数の場合は静磁結合が不安定となる。これは静磁結
合される各磁性層間は電気的に完全に絶縁されておら
ず、複数の磁性層があたかも単層の膜と同等の作用をす
るからである。従って静磁結合される複数の磁性層の合
計の厚さが表皮深さの2倍より厚いと、渦電流損失が生
じる。なお、各層の製法および材質は、ここに記載した
ものに限られるものではない。磁性層42の材質として
は、例えばNiFe合金膜や、Co系のアモルファス膜
でも良いし、Fe系の膜でも良い。また製膜法も、蒸
着、スパッター、メッキ等様々な薄膜技術を用いること
ができる。非磁性層43、44の材質については、Al
2O3,Si,C,Ti等であってもよい。
【0018】また、多層膜磁性体の各層の厚さ及び構成
もここに記載したものに限られるものではない。図1に
示すように基板41上に静磁結合が可能となる十分薄い
非磁性層43と磁性層42の多層体45を形成し、各多
層体45の間に、両者を電気的に絶縁するために、十分
な厚さの第2の非磁性層44が形成されていればよい。
さらに1個の多層体45の中の磁性層42の数は偶数で
あり、その合計の膜厚を表皮深さの2倍以下にする必要
があるが、基板の材質や保護膜の材質及び製法は本実施
例に限定されるものではない。図11の断面図で示す本
実施例の他の例の多層膜磁性体は、基板80の上に、4
個の磁性層84を3個の薄い第1の非磁性層85をそれ
ぞれ介して多層体81を形成する。多層体81の上に更
に3個の多層体81を、厚い第2の非磁性層82をそれ
ぞれ介して順次形成する。これによって、積層厚約6μ
mの磁性体を得ることができる。 《第2実施例》次に、本発明の第2実施例を図3及び図
4を参照して説明する。
【0019】図3の(a)ないし(d)及び図4の
(e)ないし(g)は、第1実施例の多層膜磁性体40
を磁気コアとして用いた磁気ヘッドの製造方法の各工程
を示す断面図である。図3の工程(a)において、基板
61は、主表面を鏡面加工した厚さ1mmのセラミック
板である。基板61の主表面上に膜厚0.35μmの磁
性層63−1をFe−Ta−Nのスパッタリングで形成
する。次に磁性層63−1の上に膜厚0.005μmの
第1の非磁性層64−1をSiO2のスパッタリングで
形成する。以下順次形成する磁性層はすべて0.35μ
m厚のFe−Ta−N膜であり、第1の非磁性層はすべ
て0.005μmのSiO2膜である。また形成法はス
パッタリングによる。第1の非磁性層64−1の上に磁
性層63−2を形成し、その上に膜厚0.1μmの第2
の非磁性層65−1を第1の非磁性層64−1と同じ材
料を用い同じ工法で形成する。第2の非磁性層65−1
の上にさらに、磁性層63−3、第1の非磁性層64−
2及び磁性層63−4を順次形成する。上記のようにし
て形成した7つの層によって第1の磁性体62が形成さ
れる。スパッタリングの条件は第1実施例と同様であ
る。この構成により、第1の非磁性層64−1、64−
2によってそれぞれ静磁結合された磁性層63−1と6
3−2及び磁性層63−3と63−4が第2の非磁性層
65−1によって電気的に絶縁される。
【0020】次に工程(b)において、基板61を54
0度で1時間アニールした後、イオンミリングにより所
定のパターンに形成する。この工程で図6の形状の磁性
体62が形成される。工程(c)において、第1の磁性
体62の磁性層63−4の上に絶縁層66を形成し、そ
の上に更に導体層67をスパッタリングで形成する。絶
縁層66はSiO2を厚さ0.1μmに形成し、導体膜
67はCuを厚さ1μmに形成する。Cuのスパッタリ
ング条件は、アルゴンガスの圧力は0.5Pa、流量は
20sccm、スパッタ電力は0.5kWである。工程
(d)において、絶縁層66と導体層67をイオンミリ
ングによりパターン加工する。この工程で図6に示す形
状の導体層67が形成される。
【0021】図4の工程(e)において、導体層67、
第1の磁性体62の磁性層63ー4及び基板61の端部
の表面に絶縁層を兼ねた第2の非磁性層65−2を形成
し、さらにその上に、前記の第1の磁性体62の形成時
と同じ工程により、第2の磁性体69を形成する。第2
の磁性体69の構成、及びスパッタリング条件は第1の
磁性体62と同様である。工程(f)において、540
度で1時間アニールした後、第2の非磁性層65−2及
び第2の磁性体69をイオンミリングによりパターン加
工する。この工程で図6に示す形状の磁性体69が形成
される。工程(g)において保護層60として、Al2
3を20μmの厚さで形成し、両端部を切断してラッ
プ加工をして完成する。図4の(g)の断面図におい
て、左側面68が図6に示す磁気記録媒体70に対向す
る。本実施例の製造方法によると、絶縁物の非磁性層6
5−2により導体層67を覆うので、特に絶縁層を設け
る必要はなく、そのための工程が省略できる。これに伴
い、製造時間の短縮、歩留まり及び特性の向上、コスト
ダウンが可能となる。
【0022】なお、各層の製法および材質は、ここに記
載したものに限られるものではない。磁性層の材質とし
ては、例えばNiFe合金、Co系の他のアモルファス
膜でも良いし、Fe系の膜でも良い。また製法も、蒸着
やスパッター、メッキ等様々な薄膜製法を用いてもよ
い。第1の磁性体62と第2の磁性体69は違う材質で
もよい。非磁性層の材質についてもAl23,Si,
C,Ti等を用いることができる。また、磁性多層膜の
膜厚及び構成もここに記載したものに限られるものでは
ない。基板の材質や保護膜の材質及び製法も本実施例に
限定されるものではない。
【0023】《第3実施例》次に、本発明の第3実施例
として、本発明の磁気ヘッドを搭載した磁気再生装置を
図6及び図7を用いて説明する。図6の(a)は、本実
施例の磁気再生装置を示す斜視図であり、(b)は
(a)の矢印K部の拡大図である。図8は本実施例の磁
気再生装置の再生回路のブロック図である。図6におい
て、磁気ヘッド71は第2の実施例の製造方法で製造し
た磁気ヘッドである。この磁気ヘッド71は、図示を省
略した既知の浮上型スライダー上に設置されている。磁
性体62、69を貫通しかつ絶縁を保って配置した導体
層67の両端に電極端子73、74が接続されている。
導体層67には磁性体62、69を一方向にバイアス磁
化するために所定の直流電流を流す。
【0024】ディスク状磁気記録媒体70は、媒体の面
に垂直な方向に磁化容易軸を有する垂直記録用の記録媒
体である。ディスク状磁気記録媒体70は、極めて平滑
な表面を持つ直径25mmのガラスディスク上に、記録
層として働く膜厚1μmのCoZrTa膜と、その上に
膜厚0.1μmのCoCrTa膜とを被着形成した二層
構造であり、既に記録がなされている。本実施例の磁気
再生装置では、図示を省略したスピンドルモーター等に
よってディスク状磁気記録媒体70を図6の矢印の方向
に回転させる。磁気ヘッド71は前記ディスク状磁気記
録媒体70の表面上に浮上し再生を行う。矢印75は、
ディスク状磁気記録媒体70に記録された磁気情報の磁
化ベクトルを示している。
【0025】図7は、本実施例の再生回路のブロック図
である。この再生回路は、磁気ヘッド71の端子73、
74に接続されたキャリア信号発生器55と、再生信号
検出回路56とを有する。再生信号検出回路56の出力
端に再生アンプ57の入力端が接続され、再生アンプ5
7の出力端に再生信号処理回路58の入力端が接続され
ている。
【0026】導体層67は、等価回路で示すと、直流抵
抗50とインピーダンス素子51を有する。インピーダ
ンス素子51は、再生時において、磁気コアに設けられ
た導体層67をインピーダンス素子として等価的に示し
たものである。キャリア信号発生器55は、再生時に電
極端子73と74を経てインピーダンス素子51にキャ
リア信号として交流の定電流を流す。また、磁気ヘッド
71にバイアス磁界を発生させるために、導体層67に
微小な直流電流を流す。キャリア信号発生器55は内部
に、キャリア信号の発振回路と、定電流ドライブ回路
と、導体層67に直流電流を流す回路とを有する。キャ
リア信号の周波数は例えば1GHzである。
【0027】再生信号検出回路56は内部に、AM検出
回路とAM復調回路とを有する。AM検出回路は、電極
端子73と74との間に生じる信号を検出する。AM復
調回路は、前記AM検出回路で検出されたAM波を復調
して、再生信号を出力する。再生アンプ57は、再生信
号検出回路56で復調された再生信号を増幅する。再生
信号処理回路58は、再生アンプ57で増幅された再生
信号を、適切な出力信号に変換する。例えば符号復調な
どを行う。変換された信号は、出力端子59から出力さ
れる。
【0028】次に、本実施例の磁気再生装置の再生動作
を図6から図9を用いて詳細に説明する。図6に示す磁
気ヘッド71がディスク状磁気記録媒体70上の記録磁
化75の上を走査すると、磁性体62、69を記録磁化
75からの漏洩磁束が通る。磁性体62、69は、前記
磁束によって磁化され、透磁率が低下する。
【0029】電極端子73、74間には、図7に示すキ
ャリア信号発生器55により1GHzのキャリア信号電
流Iが流されている。この電流Iにより、電極端子7
3、74の間に生じる信号電圧Vは、電極端子73、7
4間のインピーダンスをZとすると、V=ZI(但し、
Iは一定)の関係式より決まる。このインピーダンスZ
は、磁性体62、69の透磁率が低下すると、それに応
じて低下する。即ち、磁気記録媒体70からの漏れ磁界
が大きいとき磁性体62、69の透磁率が低下しインピ
ーダンスZも小さくなる。漏れ磁界が小さいときは磁性
体62、69の透磁率が大きくなりインピーダンスZも
大きくなる。図8に示すように、磁気ヘッド71が検出
した磁気記録媒体の漏れ磁界が、−a〜+aの範囲で変
化しているとする。縦軸の−+の極性は、磁界の向きを
示す。図9に示すように、インピーダンスZの値は、磁
気記録媒体70からの漏れ磁界である外部磁界Hextが
0のときは、インピーダンス値は、大きな値b2をと
り、漏れ磁界が、−a又は+aのときは、小さい値b2
をとる。ただし、このインピーダンス値の変化は、記録
磁化75からの漏れ磁界の強さに反比例するが、記録磁
化75の極性には無関係であり、磁気ヘッド71を通過
する磁束量が同じであれば、電極端子73、74間の信
号電圧は同じ値になる。
【0030】従ってこの状態ではいかなる信号処理を行
っても記録磁化75の極性の変化を検出することができ
ない。そこで記録磁化75の極性に応じてインピーダン
ス値が変化するように、直流バイアスを与えて、磁性体
62、69を一方向に磁化している。具体的には図6に
示す導体層67に直流の微小電流を図8に示すキャリア
信号発生器55から流すことにより磁性体62、69を
一方向に磁化する。記録磁化75の極性に応じて信号電
圧が変化するようになる。その動作を図10を用いて説
明する。図10は、極性が負のバイアス磁界をかけたと
きの、インピーダンスZと外部磁界Hextの関係を示し
たグラフである。 図10を図9と比べてみると、バイ
アス磁界dに相当する距離だけ、曲線が右に移動してい
る。これによりインピーダンスZの値は、磁気記録媒体
からの漏れ磁界が−aのときは、インピーダンス値は最
小値c3となり、漏れ磁界が0のときは、インピーダ ン
スZの値は中間値c2となり、漏れ磁界が+aのとき
は、最大値c1となり、外部磁界の極性を反映したイン
ピーダンス値が得られる。
【0031】このように、外部磁界及びキャリア信号電
流に基づいて変化するインピーダンス値に基づいて変化
する電圧が、電極端子73、74に現れる。磁気ヘッド
71は、極性やその長さの異なる記録磁化75上を走行
するので、電極端子73、74間の電圧の変化は、1G
Hzのキャリア信号電流をキャリアーとするAM波とな
る。このAM波は、再生信号検出回路56において再生
信号として復調され、再生アンプ57に出力される。再
生アンプ57は、復調された再生信号を増幅し、再生信
号処理回路58に出力する。再生信号処理回路58は、
再生信号を出力するに適した信号に変換し、出力端子5
9から出力する。
【0032】
【発明の効果】本発明の各実施例による説明から明らか
なように、多層膜の磁性体は、磁性層、薄い膜厚の第1
の非磁性層、及び厚い膜厚の第2の非磁性層を有し、第
1の非磁性層は、磁性層間を静磁結合させるために十分
薄くなされ、第2の非磁性層は磁性層間の電気的絶縁が
十分に保てるように十分厚くなされている。また、第1
の非磁性層にて静磁結合される磁性層の層数を偶数と
し、その膜厚の合計が表皮深さの2倍以下にすることに
よって、異方性が強く、渦電流損失の少ない、高周波特
性に優れた多層膜の磁性体を得ることができる。磁性多
層膜の磁性層が鉄、タンタル及び窒素からなる磁性体で
あり、非磁性層がSiO2であるので、高周波特性に優
れた磁性多層膜を得ることができる。
【0033】さらに他の観点の磁性多層膜は、鉄、タン
タル及び窒素からなる磁性体の第1の非磁性層にて静磁
結合される磁性層の合計膜厚を0.7μm以下とし、第
1の非磁性層の膜厚を10nm以下、第2の非磁性層の
膜厚を0.1μm以上とすることにより、高周波特性に
優れた磁性多層膜を得ることができる。本発明の磁気ヘ
ッドは、磁気コア中に絶縁配置した導体と、前記導体の
両端に一対以上の電極とを備えた磁気ヘッドであって、
磁気コアとして、前記磁性多層膜を使用することによ
り、再生信号の感度を向上することができる。
【0034】さらに他の観点の磁気ヘッドは第2の非磁
性層が磁気コア中での導体を絶縁配置するための絶縁体
を兼ねることにより、構造をより簡単にできる。
【0035】本発明の磁気ヘッドの製造方法では、磁性
層、第1の非磁性層及び第2の非磁性層からなる第1の
磁性体の磁化容易軸を、所定の方向に配向しつつ薄膜形
成技術を用いて製造する。従って、成膜工程が簡単にな
るとともに再生感度に優れた磁気ヘッドを得ることがで
きる。本発明の磁気再生装置は前記の磁気ヘッドを用
い、前記導体の両端の電極に定電流の高周波信号を印加
しかつ磁気コアにバイアス磁界を発生させることによ
り、再生感度の優れた磁気再生装置を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の多層膜の磁性体の断面
図である。
【図2】本発明の第1の実施例の磁性多層膜、と従来例
のものとの、比透磁率の周波数特性を示すグラフであ
る。
【図3】本発明の第2の実施例の磁気ヘッドの、製造方
法を説明するための工程(a)から(d)までの断面図
である。
【図4】図3に示す工程の続きの、工程(e)から
(g)までの断面図である。
【図5】特性測定用試料の多層膜磁性体の平面図
【図6】(a)は本発明の第3の実施例の磁気再生装置
の斜視図である。
【図7】(b)は(a)の矢印k部の拡大図である。本
発明の磁気再生回路のブロック図である。
【図8】記録媒体の磁化の位置と、漏れ磁界の変化を示
す図である。
【図9】磁気ヘッドにバイアス磁界がかけられていない
場合の、外部磁界とインピーダンスとの関係を示す図で
ある。
【図10】磁気ヘッドにバイアス磁界がかけられている
場合の、外部磁界とインピーダンスとの関係を示す図で
ある。
【図11】本発明の多層膜の磁性体の一例を表す断面図
である。
【図12】従来の技術の磁気インピーダンス効果を用い
た磁気ヘッドの斜視図である。
【図13】磁気インピーダンス効果を用いた磁気ヘッド
の等価回路図である。
【図14】従来の技術の磁性多層膜の断面図である。
【符号の説明】 1 磁気コア 2 導体線 3 電極端子 4 絶縁膜 5 磁化容易軸 6 磁化 8 磁気ディスク 21 磁気インピーダンス素子 22 キャリア信号発生器 23、24 電極端子 25 再生電圧出力回路 31 基板 32 磁性層 33 非磁性層 40 多層膜磁性体 41 基板 42 磁性層 43 第1の非磁性層 44 第2の非磁性層 45 多層体 50 磁気ヘッド 51 インピーダンス素子 55 キャリア信号発生器 56 再生信号検出回路 57 再生アンプ 58 再生信号処理回路 59 出力端子 60 保護層 61 基板 62 第1の磁性体 63−1、63−2、63−3、63−4 磁性層 64−1、64−2 第1の非磁性層 65−1、65−2 第2の非磁性層 66 絶縁層 67 導体層 69 第2の磁性体 70 ディスク状磁気記録媒体 71 磁気ヘッド 72 導体線 73 電極端子 74 電極端子 75 記録磁化 80 基板 81 磁性体 82 第2の非磁性層 84 磁性層 85 第1の非磁性層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒江 章郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5D034 BA21 BA30 BB01 BB14 DA07

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性基板上に、隣り合う磁性層間を静
    磁結合させるに必要な所定の厚さ以下の第1の非磁性層
    をそれぞれ介して、偶数個の磁性層を、隣り合う磁性層
    の磁化容易軸が同じ方向になり、かつ前記偶数個の磁性
    体の合計の厚さが、磁性体に与えられる交流磁場の周波
    数に応じて定まる表皮深さの2倍以下になるように、重
    ねて形成した多層体、及び前記多層体を複数個重ねると
    き、隣り合う多層体の間に設けられ、厚さが前記第1の
    非磁性層より厚い第2の非磁性層を備える多層膜磁性
    体。
  2. 【請求項2】 前記磁性層が鉄、タンタル及び窒素を含
    む磁性体であり、前記非磁性層がSiO2であることを
    特徴とする請求項1記載の多層膜磁性体。
  3. 【請求項3】 第1の非磁性層を介して静磁結合される
    鉄、タンタル及び窒素を含む磁性体の偶数の磁性層の合
    計の厚さが0.7μm以下であり、第1の非磁性層の厚
    さが0.01μm以下、第2の非磁性層の厚さが0.1
    μm以上であることを特徴とする請求項1記載の多層膜
    磁性体。
  4. 【請求項4】 前記請求項1記載の多層膜磁性体で形成
    した磁気コア内に磁気コアと絶縁して配置した導体と、
    前記導体の両端につながる一対の電極とを備えたことを
    特徴とする磁気ヘッド。
  5. 【請求項5】 第2の非磁性層が磁気コア中の導体を絶
    縁するための絶縁体を兼ねていることを特徴とする請求
    項4記載の磁気ヘッド。
  6. 【請求項6】 磁性層、第1の非磁性層及び第2の非磁
    性層を有する請求項1記載の第1の多層膜磁性体を、磁
    化容易軸を所定の方向に配向しつつ、基板上に形成する
    第1の磁性体形成工程、 前記第1の磁性体の上に絶縁層を形成する絶縁層形成工
    程、 前記絶縁層の上に導体層を形成する導体層形成工程、 前記第1の磁性体及び導体層の上に絶縁層としての第2
    の非磁性層を形成する工程、及び前記絶縁層の上に前記
    第1の多層膜磁性体と実質的に同じ構成の第2の多層膜
    磁性体を、磁化容易軸を所定の方向に配向しつつ、形成
    する第2の磁性体形成工程、 を備えることを特徴とする磁気ヘッドの製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項4記載の磁気ヘッドの前記導体の
    両端の電極に定電流の高周波信号を印加するキャリア信
    号発生器、及び前記磁気コアにバイアス磁界を発生させ
    るバイアス磁界発生手段、 を有することを特徴とする磁気再生装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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CN113453523A (zh) * 2020-03-26 2021-09-28 芝浦机械电子株式会社 电磁波衰减体、电子装置、成膜装置及成膜方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6888702B2 (en) 2001-01-04 2005-05-03 Tdk Corporation Thin film magnetic head device
CN113453523A (zh) * 2020-03-26 2021-09-28 芝浦机械电子株式会社 电磁波衰减体、电子装置、成膜装置及成膜方法
CN113453523B (zh) * 2020-03-26 2024-04-02 芝浦机械电子株式会社 电磁波衰减体、电子装置、成膜装置及成膜方法

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