JP2000200121A - デ―タ処理装置 - Google Patents

デ―タ処理装置

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JP2000200121A
JP2000200121A JP11282569A JP28256999A JP2000200121A JP 2000200121 A JP2000200121 A JP 2000200121A JP 11282569 A JP11282569 A JP 11282569A JP 28256999 A JP28256999 A JP 28256999A JP 2000200121 A JP2000200121 A JP 2000200121A
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bus
unit
input
data processing
units
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JP11282569A
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English (en)
Inventor
Masafumi Yamaguchi
雅史 山口
Takahiro Yamada
高裕 山田
Tomonori Kumagai
智憲 熊谷
Seiya Yamazaki
誠也 山崎
Takeshi Yonekura
健 米倉
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Fujitsu Ltd
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F13/00Interconnection of, or transfer of information or other signals between, memories, input/output devices or central processing units
    • G06F13/38Information transfer, e.g. on bus
    • G06F13/40Bus structure
    • G06F13/4063Device-to-bus coupling
    • G06F13/4068Electrical coupling
    • G06F13/4081Live connection to bus, e.g. hot-plugging

Abstract

(57)【要約】 【課題】 サービス中断時間を短縮するため、入出力バ
スを接続し直すことなく障害ユニットを保守交換可能な
通信制御データ処理装置を提供する。 【解決手段】 通信制御データ処理装置は、データを送
受信する入出力ユニット10a〜10b、データを処理
する制御ユニット11a〜11b、並びに、共通バス1
を含む共通バスユニット18を備える。各ユニット内の
機能カードは、活線挿抜に対応した特性を有する入出力
バス2a〜2dにデイジーチェーン接続され、入出力バ
スの両端には終端抵抗31a〜31dおよび32a〜3
2dが接続される。各ユニットは共通バス1にデイジー
チェーン接続され、共通バスの両端には終端抵抗30a
〜30bが接続される。ドライバ・レシーバ部40a〜
40dは、共通バスと入出力バスとの間でデータを送受
信するため、各バスをドライブする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バスに接続された
複数のユニットを備えたデータ処理装置に関するもので
あり、例えば、携帯電話等の移動体通信基地局用の通信
制御データ処理装置に適用される。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話等の移動体通信機器の急
激な増加に伴い、通話の開始、終了、位置の登録、無線
品質の監視等の膨大な情報を処理する移動体通信基地局
用の通信制御データ処理装置の重要性が増している。
【0003】従来の移動体通信基地局用の通信制御デー
タ処理装置については、例えば、「ディジタル自動車・
携帯電話システム用無線基地局装置」、FUJITS
U、45.2、pp.112−116に記載されてい
る。
【0004】図10は、従来の移動体通信基地局用の通
信制御データ処理装置の構成を示すブロック図である。
この通信制御データ処理装置は、入出力ユニット16と
制御ユニット17とを備える。各ユニットは、ユニット
の種類に応じて複数の機能カードを備える。入出力ユニ
ット16は入出力カード20を備え、制御ユニット17
はバスインタフェースカード21、プロセッサカード2
2、および、共有メモリカード23を備える。各機能カ
ードは、図10に示すように、両ユニットにまたがる入
出力バス6と、制御ユニット17内のメインバス7とに
接続される。入出力バス6は、入出力ユニット16の内
部配線6a、制御ユニット17の内部配線6c、およ
び、両ユニットを接続するケーブル6bから構成され
る。
【0005】この通信制御データ処理装置は、入出力回
線24を介して図示しない他の移動体通信基地局等との
間で通信制御データを送受信し、複数のプロセッサカー
ド22を用いて受信した通信制御データを並列に処理す
る。バスインタフェースカード21は、入出力ユニット
16と制御ユニット17との間の通信制御データの転送
を制御する。共有メモリカード23は、通信に関する各
種の情報を含んだ制御テーブルを記憶する。
【0006】通信制御データ処理装置には高い信頼性が
要求されるため、入出力バス6とメインバス7とは、次
の2つの特徴を有する。第1の特徴は、活線挿抜に対応
した特性を有することである。このような特性を有する
バスと活線挿抜可能な機能カードとを使用すれば、通信
制御データ処理装置の運用中であっても、機能カードを
活線挿抜し、保守することが可能となる。第2の特徴
は、各機能カードがバスにデイジーチェーン(dais
y chain)接続され、かつ、バスの両端に終端部
が接続されることである。このようなバスを使用すれ
ば、反射による伝送信号波形のひずみを適正化し、機能
カード間で信頼性の高いデータ転送を行うことができ
る。例えば、図10に示す通信制御データ処理装置で
は、各機能カードは入出力バス6にデイジーチェーン接
続され、かつ、入出力バス6の両端には終端抵抗38a
および38bが接続される。同様に、各機能カードはメ
インバス7にデイジーチェーン接続され、かつ、メイン
バス7の両端には終端抵抗(図示せず)が接続される。
なお、デイジーチェーン接続には、シングルドライバと
マルチレシーバとによる接続のみならず、双方向のマル
チポイント接続が含まれる。デイジーチェーン接続で
は、許容される支線の長さであるスタブ長が、伝送特性
に合わせて予め規定される。各機能カードがユニットの
内部配線に一筆書き状に接続される接続形態は、スタブ
長がゼロであるデイジーチェーン接続の1つの形態であ
る。また、デイジーチェーン接続された機能カードは、
特別な階位付けを有するものではない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年、移動体
通信の端末数の爆発的な増大に伴い、次世代の移動体通
信基地局においては、従来の端末収容数の数倍から十数
倍程度の能力が要望されている。また、次世代の移動体
通信基地局では、通信制御データ処理装置に対する信頼
性とサービスの無中断の要求は、処理性能に比例して増
大している。
【0008】従来の通信制御データ処理装置は、予備の
機能カードを備え、機能カードに故障が発生した場合に
は、故障した機能カードを切り離し、予備の機能カード
で運用を続けることにより、サービス中断時間の短縮を
図っていた。しかし、機能カードに発生した故障によっ
て、バスを用いたデータ転送を拘束する障害が発生する
場合がある。このような機能カードの予備カードへの切
り替えで対応できない故障が発生した場合、従来の通信
制御データ処理装置は、障害回復に多大な時間を要し、
サービスの中断を招くという問題があった。
【0009】この問題の解決方法の1つとして、ユニッ
トの種類ごとに予備のユニットを備え、機能カードの予
備カードへの切り替えで交換で対応できない故障が発生
した場合には、障害の原因となるユニットを切り離し、
予備のユニットで運用を続ける方法が考えられる。しか
しながら、図10に示すような通信制御データ処理装置
では、ユニットの内部配線6aおよび6cが、入出力バ
ス6の一部として使用されている。このため、障害ユニ
ットを切り離すためには、入出力バスを一旦切断し、サ
ービスを中断する必要があるという問題がある。
【0010】また、小型コンピュータ用周辺システムイ
ンタフェースであるSCSI(Small Compu
ter System Interface)等を採用
して、複数のユニットをケーブルを用いてデイジーチェ
ーン接続し、ケーブルの両端に終端部を接続する方法が
考えられる。しかしながら、この方法では、各ユニット
に含まれるSCSIドライブの数は、高々2つである。
また、各ユニット内でSCSIドライブ間を接続する内
部ケーブルの長さは、伝送特性から予め規定された支線
長であるスタブ長以内に制限される。このため、この方
法は、ユニット内に多数の機能カードを有する通信制御
データ処理装置には適用できない。
【0011】それ故に、本発明の目的は、複数のユニッ
トがバスにデイジーチェーン接続され、バスの両端に終
端部を接続された構成を備え、かつ、ユニットに障害が
発生した場合に、バスを接続し直すことなく障害ユニッ
トを迅速に活線挿抜できるデータ処理装置を提供するこ
とである。
【0012】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明は、ユニット構造を有するデータ処理装置であっ
て、1以上の機能要素と、前記機能要素を接続する個別
バスとを有する複数のユニットと、各前記ユニットをデ
イジーチェーン接続し、両端に終端部が接続された活線
挿抜可能な共通バスと、前記共通バスと各前記個別バス
との間でデータを中継するバス中継手段とを備える。
【0013】このような第1の発明によれば、共通バス
と各個別バスとは独立しているので、ユニットに故障が
発生しても、そのユニットのバス以外のバスの構成やデ
ータ転送には影響が及ばない。このため、運用中にユニ
ットに障害が発生した場合、バスを接続し直すことなく
障害ユニットを迅速に活線挿抜して保守することができ
る。
【0014】第2の発明は、第1の発明において、各前
記個別バスは、活線挿抜可能で、各前記ユニット内の前
記機能要素をデイジーチェーン接続し、かつ、各前記個
別バスの両端に終端部が接続されることを特徴とする。
【0015】このような第2の発明によれば、活線挿抜
可能な個別バスが各機能要素をデイジーチェーン接続
し、個別バスの両端に終端部が接続されるので、運用中
に機能要素に故障が発生した場合、バスを接続し直すこ
となく故障した機能要素を迅速に活線挿抜して保守する
ことができる。
【0016】第3の発明は、第1の発明において、前記
バス中継手段は、各前記個別バスからデータを受信する
第1のバスレシーバと、前記第1のバスレシーバが受信
したデータを前記共通バスへ送信する第1のバスドライ
バと、前記共通バスからデータを受信する第2のバスレ
シーバと、前記第2のバスレシーバが受信したデータを
各前記個別バスへ送信する第2のバスドライバとを含
む。
【0017】このような第3の発明によれば、活線挿抜
可能なバスドライバとバスレシーバを用いることによ
り、ノイズを発生させることなくユニットを活線挿抜可
能なバス中継手段を少ない回路量で容易に構成すること
ができる。
【0018】第4の発明は、第3の発明において、複数
の前記ユニットの1つが、各前記機能要素をポーリング
するバス調停部を含み、前記バス中継手段は、前記バス
調停部によるポーリング中は、前記共通バスのうちポー
リングに必要な信号について、前記バス調停部を含む前
記ユニットに対応した前記第1のバスドライバを駆動
し、その他の前記第1のバスドライバを駆動せず、前記
バス調停部によるポーリング応答中は、前記共通バスの
うちポーリング応答に必要な信号について、ポーリング
に応答した前記機能要素を含む前記ユニットに対応した
前記第1のバスドライバを駆動し、その他の前記第1の
バスドライバを駆動しないことを特徴とする。
【0019】このような第4の発明によれば、バス調停
部によるポーリングに従ってバス中継手段が制御される
ので、共通バスに含まれる信号が複数のドライバによっ
て同時に駆動されることがない。また、共通バスを経由
してデータ転送を行うユニット以外のユニットはデータ
転送と独立となるので、共通バスを経由したデータ転送
を停止することなく、データ転送を行うユニット以外の
ユニットを活線挿抜して保守することができる。
【0020】第5の発明は、第1の発明において、前記
共通バスが平衡型伝送系であることを特徴とする。
【0021】第6の発明は、第2の発明において、前記
個別バスが平衡型伝送系であることを特徴とする。
【0022】このような第5または第6の発明によれ
ば、共通バスまたは個別バスとして平衡型伝送系を用い
ることにより、バスを用いたデータ転送の信頼性を高
め、信頼性の高いデータ処理装置を得ることができる。
【0023】第7の発明は、第1の発明において、前記
共通バスと前記バス中継手段とを含んだ共通バスユニッ
トを前記ユニットの外部に実装したことを特徴とする。
【0024】このような第7の発明によれば、共通バス
ユニットと各ユニットとを1対1に接続することにより
構成されるので、ケーブル接続が容易となる。
【0025】第8の発明は、第1の発明において、前記
バス中継手段を各前記ユニットごとに分散して実装した
ことを特徴とする。
【0026】このような第8の発明によれば、各ユニッ
トを1本のケーブルで接続することにより構成されるの
で、実装が容易となる。
【0027】第9の発明は、第1の発明において、1以
上の前記ユニットが、入出力回線を介して通信制御デー
タを送受信する複数の入出力カードを含む入出力ユニッ
トであり、他の1以上の前記ユニットが、複数のプロセ
ッサカードと共有メモリカードとを含み、前記共有メモ
リカードに記憶された情報を参照して、複数の前記プロ
セッサカードを用いて前記通信制御データを処理する制
御ユニットである。
【0028】このような第9の発明によれば、通信制御
データを送受信する入出力ユニットと通信制御データを
処理する制御ユニットとを備えることにより、運用中に
ユニットに障害が発生した場合、バスを接続し直すこと
なく障害ユニットを迅速に活線挿抜して保守できる通信
制御データ処理装置を得ることができる。
【0029】第10の発明は、ユニット構造を有するデ
ータ処理装置であって、1以上の機能要素と、前記機能
要素をデイジーチェーン接続する活線挿抜可能な個別バ
スとを有する複数のユニットと、前記ユニット間をルー
プ状に接続し、前記個別バスと共にループ状バスを構成
する活線挿抜可能なユニット接続バスと、前記ユニット
の状態に基づき、制御信号を出力するスイッチ制御手段
と、前記制御信号に基づき、前記ループ状バスの少なく
とも1カ所を切り離し、前記切り離されたループ状バス
の両端に終端部を接続するスイッチ手段とを備える。
【0030】このような第10の発明によれば、各ユニ
ット内の機能要素がループ状のバスを切り離した結果と
して得られる直線状のバスにデイジーチェーン接続さ
れ、このバスの両端に終端部が接続される。このため、
運用中にユニットに障害が発生した場合、バスを接続し
直すことなく障害ユニットを迅速に活線挿抜して保守す
ることができる。
【0031】第11の発明は、第10の発明において、
前記ユニット接続バスが平衡型伝送系であることを特徴
とする。
【0032】このような第11の発明によれば、ユニッ
ト接続バスとして平衡型伝送系を用いることにより、バ
スを用いたデータ転送の信頼性を高め、信頼性の高いデ
ータ処理装置を得ることができる。
【0033】第12の発明は、第10の発明において、
1以上の前記ユニットが、入出力回線を介して通信制御
データを送受信する複数の入出力カードを含む入出力ユ
ニットであり、他の1以上の前記ユニットが、複数のプ
ロセッサカードと共有メモリカードとを含み、前記共有
メモリカードに記憶された情報を参照して、複数の前記
プロセッサカードを用いて前記通信制御データを処理す
る制御ユニットである。
【0034】このような第12の発明によれば、通信制
御データを送受信する入出力ユニットと通信制御データ
を処理する制御ユニットとを備えることにより、運用中
にユニットに障害が発生した場合、バスを接続し直すこ
となく障害ユニットを迅速に活線挿抜して保守できる通
信制御用データ処理装置を得ることができる。
【0035】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)図1から図4
を参照して、本発明の第1の実施形態に係る通信制御デ
ータ処理装置について説明する。本実施形態に係る通信
制御データ処理装置は、共通バスユニットを用いて複数
のユニットを接続し、ユニット単位での活線挿抜を可能
としたものである。
【0036】図1は、本発明の第1の実施形態に係る通
信制御データ処理装置のブロック図である。この通信制
御データ処理装置は、2重化された入出力ユニット10
aおよび10b、2重化された制御ユニット11aおよ
び11b、並びに、共通バスユニット18を備える。入
出力ユニット10bおよび制御ユニット11bは、耐故
障性向上のために設けられた予備のユニットであり、そ
れぞれ、入出力ユニット10aおよび制御ユニット11
aと同一の構造を有する。
【0037】各ユニットは、ユニットの種類に応じて、
複数の活線挿抜可能な機能カードを備える。入出力ユニ
ット10aは、入出力回線24を用いて通信を行う入出
力カード20を備える。入出力ユニット10aは、入出
力回線24を介して、図示しない移動体通信基地局等
(以下、対向装置という)との間で、通話の開始、終
了、位置登録、品質監視等に関する通信制御データを送
受信する。
【0038】制御ユニット11aは、バスインタフェー
スカード21、プロセッサカード22、および、共有メ
モリカード23を備える。これらの機能カードは、メイ
ンバス7に接続される。バスインタフェースカード21
は、入出力ユニット10aと制御ユニット11aとの間
で行われる通信制御データの転送を制御する。共有メモ
リカード23は、通信に関する各種の情報を含んだ制御
テーブルを記憶する。プロセッサカード22は、共有メ
モリカード23に記憶された制御テーブルを参照して、
入出力ユニット10aから入力された通信制御データを
処理し、その結果を入出力ユニット10aに出力する。
【0039】装置の対故障性を高め、サービス中断時間
を極力短くするため、ユニット内の機能カードは、多重
化されている。すなわち、ユニット内の機能カードは、
それぞれ予備の機能カードを備えている。図1では図面
の簡単化のために図示を省略しているが、入出力ユニッ
ト10a内の入出力カード20は、2重化されている。
また、制御ユニット11a内のバスインタフェースカー
ド21および共有メモリカード23は2重化され、プロ
セッサカード22は(N+1)重化されている。
【0040】入出力ユニット10aおよび10bと制御
ユニット11aおよび11bとは、共通バスユニット1
8を介して、ケーブル2a2、2b2、2c2、およ
び、2d2により接続される。各ユニット内の機能カー
ドは、入出力バス2a〜2dに接続され、共通バス1と
入出力バス2a〜2dとを用いて通信制御データを送受
信する。
【0041】通信制御データ処理装置は、複数のプロセ
ッサカード22を用いて通信制御データを並列に処理す
る。入出力ユニット10aと制御ユニット11aとが運
用中で、他のユニットが待機中である場合、通信制御デ
ータ処理装置は、次のように通信制御データを処理す
る。運用系の入出力ユニット10aは、入出力回線24
を経由して、対向装置(図示せず)から通信制御データ
を受信する。受信された通信制御データは、入出力バス
2a、共通バス1、および、入出力バス2bを順に経由
して、運用系の制御ユニット11aに送信される。運用
系の制御ユニット11aに含まれるプロセッサカード2
2は、共有メモリカード23に記憶された制御テーブル
を参照して、受信した通信制御データを処理する。処理
結果は、入出力バス2b、共通バス1、および、入出力
バス2aを順に経由して、運用系の入出力ユニット10
aに送信される。運用系の入出力ユニット10aは、入
出力回線24を介して対向装置(図示せず)に処理結果
を送信する。
【0042】以下、本実施形態に係る通信制御データ処
理装置のバスについて説明する。入出力バス2aは、入
出力ユニット10aの内部配線2a1、共通バスユニッ
ト18の内部配線2a3、および、両ユニットを接続す
るケーブル2a2から構成される。入出力ユニット10
a内の入出力カード20は、入出力バス2aにデイジー
チェーン接続される。入出力バス2aの両端は、入出力
ユニット10a内と共通バスユニット18内にそれぞれ
配置され、その両端には終端抵抗31aおよび32aが
それぞれ接続される。他の入出力バス2b〜2dは、入
出力バス2aと同様に構成される。また、各ユニット内
の機能カードは、各ユニット内のメインバス7にデイジ
ーチェーン接続され、かつ、各メインバス7の両端には
終端抵抗(図示せず)が接続される。
【0043】共通バスユニット18は、入出力バス2a
〜2dから独立した共通バス1を備える。各ユニットは
共通バス1にデイジーチェーン接続され、かつ、共通バ
ス1の両端には終端抵抗30aおよび30bが接続され
る。共通バスユニット18は、共通バス1と入出力バス
2a〜2dとを接続するため、ドライバ・レシーバ部4
0a〜40d、および、ゲート制御部41a〜41dを
備える。
【0044】共通バス1および入出力バス2a〜2dと
して、活線挿抜に対応した特性を有するバス、例えば、
EIA STANDARDで規定された平衡型伝送系イ
ンタフェースであるRS485を使用する。
【0045】以上に示した通信制御データ処理装置で
は、入出力バス2a〜2dは、共通バス1から独立して
構成される。このため、ユニットに故障が発生した場合
に、あるユニットを切り離しても、そのユニットの入出
力バス以外のバスの構成やデータ転送には影響が及ばな
い。よって、通信制御データ処理装置の運用中であって
も、ユニットを活線挿抜して保守することができる。
【0046】また、機能カードが活線挿抜に対応した特
性を有する入出力バス2a〜2dにデイジーチェーン接
続され、かつ、入出力バス2a〜2dの両端にはそれぞ
れ終端抵抗31a〜31dおよび32a〜32dが接続
される。このため、機能カード間で信頼性の高いデータ
転送を行うことができ、通信制御データ処理装置の運用
中であっても、機能カードを活線挿抜して保守すること
ができる。また、ユニットが共通バス1にデイジーチェ
ーン接続され、かつ、共通バス1の両端にはそれぞれ終
端抵抗30aおよび30bが接続されるので、ユニット
間にまたがって機能カード間で信頼性の高いデータ転送
を行うことができる。
【0047】図2は、本実施形態に係る通信制御データ
処理装置の共通バス1の1つの信号についてのインタフ
ェースをより詳細に示す図である。なお、共通バスを経
由する他の信号インタフェースについても同様である。
図2に示すように、ドライバ・レシーバ部40aは、共
通バスドライバ50aと共通バスレシーバ51aとを備
える。共通バスドライバ50aは、入出力バス2aから
受信したデータを共通バス1に送信するため、共通バス
1をドライブする。共通バスレシーバ51aは、共通バ
ス1から受信したデータを入出力バス2aに送信するた
め、入出力バス2aをドライブする。他のドライバ・レ
シーバ部40b〜40dは、ドライバ・レシーバ部40
aと同一の構成を有する。共通バスドライバ50a〜5
0dおよび共通バスレシーバ51a〜51dとしては、
例えば、Texas Instruments社製SN
75176等の素子を用いることができる。また、終端
抵抗30a、30b、31a〜31d、および、32a
〜32dは、いずれも、例えば、100Ωとする。
【0048】図3は、本実施形態に係る通信制御データ
処理装置の共通バス1のタイミング図である。ここで、
*を付した信号は、負論理信号である。図3において、
*BCNTEN、*STB、および、PIDの各信号
は、運用系の制御ユニット11a内のバスインタフェー
スカード21により出力される。また、*SENDE
N、*PIDACK、C−DATA、および、CPID
の各信号は、データを送信する入出力カード20または
プロセッサカード22により出力される。
【0049】入出力カード20とプロセッサカード22
とは、バスインタフェースカード21によるポーリング
に従って通信制御データを送受信する。バスインタフェ
ースカード21は、データ送信を許可する機能カードの
番号を順にPID信号に送出し、併せて*STB信号を
ローレベルにドライブすることにより、PID信号が有
効であることを各機能カードに通知する。送信データを
持つ機能カードは、自カードの番号とPID信号とが一
致した時に、*PIDACK信号を出力し、送信先の機
能カードの番号およびデータをCPID信号およびC−
DATA信号にそれぞれ送出する。各機能カードは、自
カードの番号とCPID信号とが一致した時に、C−D
ATA信号を自カードあてのデータとして取り込む。
【0050】バスを用いたデータ転送の際、ゲート制御
部41a〜41dは、*BCNTEN信号と*SEND
EN信号とに基づき、ドライバ・レシーバ部40a〜4
0dを次のように制御する。バスインタフェースカード
21によるポーリング中には、ゲート制御部41a〜4
1dは、各入出力バス2a〜2dの*BCNTEN信号
を監視する。*BCNTEN信号がローレベルであるこ
とを検出したゲート制御部41bは、*STB信号とP
ID信号とについて、共通バスドライバ50bをイネー
ブルにして共通バス1をドライブする。ゲート制御部4
1aは、これらの信号について、共通バスレシーバ51
aをイネーブルにして入出力バス2aをドライブする。
ゲート制御部41cおよび41dは、ゲート制御部41
aと同様に動作する。これにより、運用系の制御ユニッ
ト11a内のバスインタフェースカード21から送出さ
れた*STB信号およびPID信号が、運用系の制御ユ
ニット11aから他のすべてのユニットへ送出される。
【0051】これに対して、ポーリングに対する応答中
は、ゲート制御部41a〜41dは、各入出力バス2a
〜2dの*SENDEN信号を監視する。入出力ユニッ
ト10a内の入出力カード20がポーリングに応答する
場合、*SENDEN信号がローレベルであることを検
出したゲート制御部41aは、*PIDACK、C−D
ATA、および、CPIDの各信号について、共通バス
ドライバ50aをイネーブルにして共通バス1をドライ
ブする。ゲート制御部41bは、これらの信号につい
て、共通バスレシーバ51bをイネーブルにして入出力
バス2bをドライブする。ゲート制御部41cおよび4
1dは、ゲート制御部41bと同様に動作する。これに
より、運用系の入出力ユニット10a内の入出力カード
20から送出された*PIDACK、C−DATA、お
よび、CPIDの各信号が、運用系の入出力ユニット1
0aから他のすべてのユニットへ送出される。
【0052】図4は、本実施形態に係る通信制御データ
処理装置の背面にあるユニット間のケーブル接続例を示
す図である。図4に示す通信制御データ処理装置は、2
重化された入出力ユニット10aおよび10b、2重化
された制御ユニット11aおよび11b、並びに、共通
バスユニット18を備え、各ユニットはケーブル2a
2、2b2、2c2および2d2により接続される。共
通バスユニット18内の共通バス、および、各ユニット
内の入出力バスとして、いずれもRS485を使用す
る。
【0053】入出力バスとしてRS485を使用するの
で、各ユニットと共通バスユニット18を結ぶケーブル
は、RS485で規定された範囲で距離を伸ばすことが
できる。このため、ユニットをシェルフに実装する際の
位置の自由度が高くなる。また、入出力バスとしてRS
485を使用し、かつ、各入出力バスの両端には終端抵
抗が接続されているので、入出力バスを用いて信頼性の
高いデータ転送を行うことができる。また、各ケーブル
が各ユニットと共通バスユニット18とを1対1に接続
するので、ケーブル接続を簡単に行うことができる。
【0054】以上に示すように、本実施形態に係る通信
制御データ処理装置は、複数の機能カードを含んだ複数
のユニットと共通バスユニットとを備える。また、各ユ
ニット内の機能カードは個別バスである入出力バスにそ
れぞれデイジーチェーン接続され、各個別バスの両端に
は終端抵抗が接続される。このような通信制御データ処
理装置によれば、個別バスが共通バスから独立して構成
されるので、ユニットに障害が発生した場合に、バスを
接続し直すことなく障害ユニットを迅速に活線挿抜して
保守することができる。
【0055】特に、入出力回線を介して通信制御データ
を送受信する入出力カードを含んだ入出力ユニットと、
共有メモリカードに記憶された情報を参照して通信制御
データをプロセッサカードで処理する制御ユニットを備
えることにより、ユニットに障害が発生した場合に、バ
スを接続し直すことなく障害ユニットを迅速に活線挿抜
して保守できる通信制御データ処理装置を構成すること
ができる。
【0056】また、各個別バスと共通バスを接続するた
め、共通バスユニット内にバス中継手段であるドライバ
・レシーバ部を設け、機能カードに対するポーリングに
基づいてドライバ・レシーバ部を制御することにより、
少ない回路量で各個別バスと共通バスとを接続すること
ができる。また、活線挿抜可能なバスドライバとバスレ
シーバを用いることにより、ノイズを発生させることな
くユニットを活線挿抜可能なバス中継手段を少ない回路
量で容易に構成することができる。さらに、共通バスを
経由してデータ転送を行うユニット以外のユニットはデ
ータ転送と独立となるので、共通バスを経由したデータ
転送を停止することなく、データ転送を行うユニット以
外のユニットを活線挿抜して保守することができる。
【0057】また、個別バスまたは共通バスとして、平
衡型伝送系を用いることにより、機能カード間で信頼性
の高いデータ転送を行うことができる。特に、平衡型伝
送系の一例であるRS485を入出力バスとして使用し
た場合は、ユニット間を結ぶケーブルの長さを所定の範
囲まで伸ばすことができるため、ユニットを実装する際
の位置の自由度が大きくなり、かつ、ケーブル接続を簡
単に行うことができる。
【0058】なお、本実施形態では、共通バスおよび個
別バスとして、いずれもRS485を使用するものとし
た。これに代えて、共通バスと個別バスとは、異なる仕
様のバスであってもよい。また、各個別バス同士は、異
なる仕様のバスであってもよい。例えば、入出力ユニッ
トの入出力バスと制御ユニットの入出力バスとは、異な
る仕様のバスであってもよい。また、本実施形態では、
共通バスドライバおよび共通バスレシーバは、いずれ
も、バスドライバとバスレシーバとが一体となった素子
を用いて構成されるものとした。これに代えて、バスド
ライバとバスレシーバとは別の素子であり、共通バスド
ライバおよび共通バスレシーバがこれらの別の素子を用
いて構成されてもよい。
【0059】(第2の実施形態)図5から図7を参照し
て、本発明の第2の実施形態に係る通信制御データ処理
装置について説明する。本実施形態に係る通信制御デー
タ処理装置は、第1の実施形態と異なる形態に共通バス
を実装したものである。本実施形態の構成要素のうち、
第1の実施形態と同一の構成要素については、同一の参
照符号を付して、説明を省略する。
【0060】図5は、本発明の第2の実施形態に係る通
信制御データ処理装置のブロック図である。図5に示す
通信制御データ処理装置は、2重化された入出力ユニッ
ト12aおよび12b、並びに、2重化された制御ユニ
ット13aおよび13bを備える。入出力ユニット12
bおよび制御ユニット13bは、耐故障性向上のために
設けられた予備のユニットであり、それぞれ、入出力ユ
ニット12aおよび制御ユニット13aと同一の構造を
有する。
【0061】各ユニット内の機能カードは、それぞれ入
出力バス4a〜4dに接続される。入出力ユニット12
a内の入出力カード20は、入出力バス4aにデイジー
チェーン接続される。入出力バス4aの両端はいずれも
入出力ユニット12a内に配置され、その両端には終端
抵抗34aおよび35aが接続される。他の入出力バス
4b〜4dは、入出力バス4aと同様に構成される。
【0062】各ユニットは、1本のケーブルから構成さ
れる共通バス3にデイジーチェーン接続される。共通バ
ス3は活線挿抜に対応可能な特性を有し、共通バス3の
両端にはそれぞれ終端抵抗33aおよび33bが接続さ
れる。よって、通信制御データ処理装置の運用中であっ
ても、ユニットを活線挿抜して保守することができる。
また、ユニットを切り離した場合でも、共通バス3の両
端に終端抵抗33aおよび33bが接続されるので、機
能カード間で信頼性の高いデータ通信を行うことができ
る。
【0063】各ユニットは、共通バス3と入出力バス4
a〜4dとを接続するため、終端抵抗35a〜35d、
ドライバ・レシーバ部42a〜42d、および、ゲート
制御部43a〜43dを備える。これらの要素は、それ
ぞれ、第1の実施形態における終端抵抗32a〜32
d、ドライバ・レシーバ部40a〜40d、および、ゲ
ート制御部41a〜41dと同様に動作する。
【0064】図6は、本実施形態に係る通信制御データ
処理装置の共通バス3の1つの信号についてのインタフ
ェースをより詳細に示す図である。なお、共通バスを経
由する他の信号インタフェースについても同様である。
共通バス3としてRS485を、入出力バス4a〜4d
としてTTL等による非平衡型伝送系をそれぞれ使用す
る。これにより、共通バス3については、ケーブルの長
さを伸ばすことができる。また、入出力バス4a〜4d
については、バス長は短く制限されるが、高速なバスを
容易に構成することができる。
【0065】図7は、本実施形態に係る通信制御データ
処理装置の背面にあるユニット間のケーブル接続例を示
す図である。図7に示す通信制御データ処理装置は、2
重化された入出力ユニット12aおよび12b、並び
に、2重化された制御ユニット13aおよび13bを備
える。また、各ユニットは1本のケーブルから構成され
る共通バス3に接続され、共通バス3の両端には終端抵
抗33aおよび33bが接続される。共通バス3として
RS485を使用する。このため、各ユニットを結ぶケ
ーブルは、RS485で規定された範囲で距離を伸ばす
ことができる。
【0066】なお、本実施形態では、共通バス3として
RS485を、入出力バス4a〜4dとしてTTL等に
よる非平衡型伝送系をそれぞれ使用するものとした。こ
れに代えて、各ユニット内のバス同士は、異なる仕様の
バスであってもよい。例えば、入出力ユニット内の入出
力バス4aと制御ユニット内の入出力バス4bとは、異
なる仕様のバスであってもよい。
【0067】(第3の実施形態)図8および図9を参照
して、本発明の第3の実施形態に係る通信制御データ処
理装置について説明する。本実施形態に係る通信制御デ
ータ処理装置は、スイッチを用いてユニットの内部配線
を接続して1本のバスを構成し、ユニット単位での活線
挿抜を可能としたものである。本実施形態の構成要素の
うち、第1の実施形態と同一の構成要素については、同
一の参照符号を付して、説明を省略する。
【0068】図8は、本発明の第3の実施形態に係る通
信制御データ処理装置のブロック図である。図8に示す
通信制御データ処理装置は、2重化された入出力ユニッ
ト14aおよび14b、2重化された制御ユニット15
aおよび15b、並びに、監視制御部19を備える。入
出力ユニット14bおよび制御ユニット15bは、耐故
障性向上のために設けられた予備のユニットであり、そ
れぞれ、入出力ユニット14aおよび制御ユニット15
aと同一の構造を有する。各ユニットは、ユニットの種
類に応じて、活線挿抜可能な複数の機能カードを備え
る。
【0069】各ユニット内の機能カードは、ユニットご
とに内部配線5a〜5dにデイジーチェーン接続され
る。内部配線5a〜5dの両端には、終端抵抗を備えた
2つのスイッチ部44a〜44dおよび45a〜45d
がそれぞれ接続される。内部配線5a〜5dおよびユニ
ット間を接続する4本のケーブル5e〜5hは、スイッ
チ部44a〜44dおよび45a〜45dと共に、1本
のループ状の入出力バス5を構成する。入出力バス5と
して、活線挿抜に対応可能な特性を有するバス、例え
ば、平衡型伝送系インタフェースであるRS485を使
用する。
【0070】入出力ユニット14aは、2つのスイッチ
部44aおよび45aを備える。図9は、スイッチ部4
4aおよび45aの詳細を示す図である。スイッチ部4
4aは、終端抵抗36a、終端抵抗接続用のスイッチ5
2a、および、入出力バス接続用のスイッチ55aを備
える。スイッチ部45aは、終端抵抗37a、終端抵抗
接続用のスイッチ53a、および、入出力バス接続用の
スイッチ54aを備える。スイッチ部44b〜44dは
スイッチ部44aと同一の構成を有し、スイッチ部45
b〜45dはスイッチ部45aと同一の構成を有する。
各スイッチには、半導体スイッチ素子またはリレー等を
使用する。
【0071】監視制御部19は、入出力バス接続用のス
イッチ54a〜54dおよび55a〜55dを制御する
ことにより、ループ状の入出力バス5の少なくとも1カ
所を切り離す。以下、ループ状の入出力バス5が切り離
された結果として得られたバスを共通バスと呼ぶ。ま
た、監視制御部19は、終端抵抗接続用のスイッチ52
a〜52dおよび53a〜53dを制御することによ
り、共通バスの両端に終端抵抗を接続する。
【0072】例えば、すべてのユニットが実装され、か
つ、障害が発生していない場合には、監視制御部19
は、スイッチ54bまたは54dのいずれか一方、若し
くは、両方をオフに設定し、その他の入出力バス接続用
のスイッチをオンに設定する。加えて、監視制御部19
は、スイッチ53bおよび53dをオンに設定し、その
他の終端抵抗接続用のスイッチをオフに設定する。スイ
ッチ部44a〜44dおよび45a〜45dをこのよう
に制御することにより、ループ状の入出力バス5は、制
御ユニット15aと15bとの間で切り離され、直線状
の共通バスが得られる。すべての機能カードは、共通バ
スにデイジーチェーン接続され、かつ、共通バスの両端
には終端抵抗37bおよび37dが接続される。
【0073】障害ユニットを切り離す場合、監視制御部
19は、ループ状の入出力バス5が障害ユニットの両端
で切り離され、かつ、その結果得られた共通バスの両端
に終端抵抗が接続されるように、スイッチ部44a〜4
4dおよび45a〜45dを制御する。例えば、制御ユ
ニット15aに障害が発生した場合、監視制御部19
は、スイッチ54a、54d、55b、および、54b
をオフに設定し、その他の入出力バス接続用のスイッチ
をオンに設定する。加えて、監視制御部19は、スイッ
チ53aおよび53dをオンに設定し、その他の終端抵
抗接続用のスイッチをオフに設定する。スイッチ部44
a〜44dおよび45a〜45dをこのように制御する
ことにより、ループ状の入出力バス5は、制御ユニット
15aの両端で切り離され、直線状の共通バスが得られ
る。入出力ユニット14aおよび14b、並びに、制御
ユニット15bに含まれるすべての機能カードは、共通
バスにデイジーチェーン接続され、かつ、共通バスの両
端には終端抵抗37aおよび37dが接続される。
【0074】以上に示すように、本実施形態に係る通信
制御データ処理装置は、複数の機能カードを含んだ複数
のユニット、ユニット間を接続するケーブル、スイッチ
部、および、監視制御部を備える。ユニットの内部配線
およびケーブルは、スイッチ部と共に、ループ状のバス
を構成する。監視制御部は、ユニットの実装状態または
障害状態に応じて、スイッチ部を制御することにより、
ループ状のバスを切り離して直線状の共通バスを構成
し、かつ、共通バスの両端に終端抵抗を接続する。この
ような通信制御データ処理装置によれば、ユニットに障
害が発生した場合に、バスを接続し直すことなく障害ユ
ニットを迅速に活線挿抜して保守することができる。ま
た、共通バスとして平衡型伝送系を用いることにより、
機能カード間で信頼性の高いデータ転送を行うことがで
きる。
【0075】特に、入出力回線を介して通信制御データ
を送受信する入出力カードを含んだ入出力ユニットと、
共有メモリカードに記憶された情報を参照して通信制御
データをプロセッサカードで処理する制御ユニットを備
えることにより、ユニットに障害が発生した場合に、バ
スを接続し直すことなく障害ユニットを迅速に活線挿抜
して保守できる通信制御データ処理装置を構成すること
ができる。
【0076】本実施形態では、入出力バス5を構成する
内部配線5a〜5dおよびケーブル5e〜5hとして、
いずれも平衡型伝送系であるRS485を使用するもの
とした。これに代えて、入出力バス5を構成する各バス
は、互いに異なる仕様のバスであってもよい。このよう
な入出力バスは、異なる仕様を持つ2本のバスを接続す
る箇所に各バスのドライバ、レシーバおよび終端抵抗を
設けるよう、本実施形態を変形することで容易に実現で
きる。
【0077】また、本実施形態では、各ユニットがそれ
ぞれスイッチ部44a〜44dおよび45a〜45dを
備えるものとした。しかし、これに代えて、スイッチ部
44a〜44dおよび45a〜45d、並びに、監視制
御部19を1つのユニット内部に実装するものであって
もよい。
【0078】なお、第1から第3までの実施形態では、
いずれも、入出力ユニットと制御ユニットとを2重化し
た通信制御データ処理装置であって、2重化されたユニ
ットの一方が運用系、他方が待機系であるものについて
説明した。しかし、これに代えて、その他のユニット構
成を備えたデータ処理装置であってもよい。また、正常
運用時に2重化されたユニットの両方が運用され、障害
発生時にユニットの一方のみが運用されるデータ処理装
置であってもよい。本発明は、これらの構成を備えたデ
ータ処理装置にも適用でき、いずれに対しても同様の効
果を奏する。
【0079】また、第1から第3までの実施形態では、
いずれも、データ処理装置の各ユニットは、プリント配
線基板上に集積回路を搭載した機能カードを機能要素と
して有するものとした。しかし、各ユニットは、ハード
ディスク等のドライブユニット等や、PCカード等のカ
ード等の他の機能要素を含むものであってよい。また、
各バスの両端には、プルアップ型の終端抵抗が、終端部
として接続されるものとした。これに代えて、バスの両
端に接続される終端部は、テブナン型終端等の他の終端
回路や、非線形素子を用いたアクティブ終端等の他の終
端部であってもよい。また、平衡伝送系としてRS48
5を用いるものとしたが、これに代えて、IEEE15
96.3で規定されたSCI−LVDSや、ANSI/
TIA/EIA−644(RS−644)で規定された
LVDS(Low Voltage Differen
tial Signaling;低電圧差動信号)等の
高速伝送インタフェースを用いてもよい。また、RS4
85を用いたマルチラインによるバス構成を採用した
が、上記のLVDS等の高速伝送インタフェースを用い
ることにより、同等のデータ転送量をより少ない信号線
あるいはシングルラインによって構成することも可能で
ある。したがって、これまでに述べたバスは、その伝送
方式により、シリアルラインで構成することもできる
し、マルチラインで構成することもできるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る通信制御データ
処理装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る通信制御データ
処理装置の共通バスインタフェースの詳細を示す図であ
る。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る通信制御データ
処理装置の共通バスのタイミング図である。
【図4】本発明の第1の実施形態に係る通信制御データ
処理装置の背面にあるユニット間のケーブル接続例を示
す図である。
【図5】本発明の第2の実施形態に係る通信制御データ
処理装置の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の第2の実施形態に係る通信制御データ
処理装置の共通バスインタフェースの詳細を示す図であ
る。
【図7】本発明の第2の実施形態に係る通信制御データ
処理装置の背面にあるユニット間のケーブル接続例を示
す図である。
【図8】本発明の第3の実施形態に係る通信制御データ
処理装置の構成を示すブロック図である。
【図9】本発明の第3の実施形態に係る通信制御データ
処理装置のスイッチ部の詳細を示す図である。
【図10】従来の通信制御データ処理装置の構成を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
1、3…共通バス 2a〜2d、4a〜4d、5…入出力バス 7…メインバス 10a〜10b、12a〜12b、14a〜14b…入
出力ユニット 11a〜11b、13a〜13b、15a〜15b…制
御ユニット 18…共通バスユニット 19…監視制御部 20…入出力カード 21…バスインタフェースカード 22…プロセッサカード 23…共有メモリカード 24…入出力回線 30a〜30b、31a〜31d、32a〜32d…終
端抵抗 33a〜33b、34a〜34d、35a〜35d…終
端抵抗 36a〜36d、37a〜37d…終端抵抗 40a〜40d、42a〜42d…ドライバ・レシーバ
部 41a〜41d、43a〜43d…ゲート制御部 44a〜44d、45a〜45d…スイッチ部 50a〜50d…共通バスドライバ 51a〜51d…共通バスレシーバ 52a〜52d、53a〜53d…スイッチ 54a〜54d、55a〜55d…スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 高裕 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 (72)発明者 熊谷 智憲 神奈川県川崎市中原区上小田中四丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 山崎 誠也 神奈川県川崎市中原区上小田中四丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 米倉 健 神奈川県川崎市中原区上小田中四丁目1番 1号 富士通株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユニット構造を有するデータ処理装置で
    あって、 1以上の機能要素と、前記機能要素を接続する個別バス
    とを有する複数のユニットと、 各前記ユニットをデイジーチェーン接続し、両端に終端
    部が接続された活線挿抜可能な共通バスと、 前記共通バスと各前記個別バスとの間でデータを中継す
    るバス中継手段とを備えた、データ処理装置。
  2. 【請求項2】 各前記個別バスは、活線挿抜可能で、各
    前記ユニット内の前記機能要素をデイジーチェーン接続
    し、かつ、各前記個別バスの両端に終端部が接続される
    ことを特徴とする、請求項1に記載のデータ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記バス中継手段は、 各前記個別バスからデータを受信する第1のバスレシー
    バと、 前記第1のバスレシーバが受信したデータを前記共通バ
    スへ送信する第1のバスドライバと、 前記共通バスからデータを受信する第2のバスレシーバ
    と、 前記第2のバスレシーバが受信したデータを各前記個別
    バスへ送信する第2のバスドライバとを含む、請求項1
    に記載のデータ処理装置。
  4. 【請求項4】 複数の前記ユニットの1つが、各前記機
    能要素をポーリングするバス調停部を含み、 前記バス中継手段は、前記バス調停部によるポーリング
    中は、前記共通バスのうちポーリングに必要な信号につ
    いて、前記バス調停部を含む前記ユニットに対応した前
    記第1のバスドライバを駆動し、その他の前記第1のバ
    スドライバを駆動せず、前記バス調停部によるポーリン
    グ応答中は、前記共通バスのうちポーリング応答に必要
    な信号について、ポーリングに応答した前記機能要素を
    含む前記ユニットに対応した前記第1のバスドライバを
    駆動し、その他の前記第1のバスドライバを駆動しない
    ことを特徴とする、請求項3に記載のデータ処理装置。
  5. 【請求項5】 前記共通バスが平衡型伝送系であること
    を特徴とする、請求項1に記載のデータ処理装置。
  6. 【請求項6】 前記個別バスが平衡型伝送系であること
    を特徴とする、請求項2に記載のデータ処理装置。
  7. 【請求項7】 前記共通バスと前記バス中継手段とを含
    んだ共通バスユニットを前記ユニットの外部に実装した
    ことを特徴とする、請求項1に記載のデータ処理装置。
  8. 【請求項8】 前記バス中継手段を各前記ユニットごと
    に分散して実装したことを特徴とする、請求項1に記載
    のデータ処理装置。
  9. 【請求項9】 1以上の前記ユニットが、入出力回線を
    介して通信制御データを送受信する複数の入出力カード
    を含む入出力ユニットであり、 他の1以上の前記ユニットが、複数のプロセッサカード
    と共有メモリカードとを含み、前記共有メモリカードに
    記憶された情報を参照して、複数の前記プロセッサカー
    ドを用いて前記通信制御データを処理する制御ユニット
    である、請求項1に記載のデータ処理装置。
  10. 【請求項10】 ユニット構造を有するデータ処理装置
    であって、 1以上の機能要素と、前記機能要素をデイジーチェーン
    接続する活線挿抜可能な個別バスとを有する複数のユニ
    ットと、 前記ユニット間をループ状に接続し、前記個別バスと共
    にループ状バスを構成する活線挿抜可能なユニット接続
    バスと、 前記ユニットの状態に基づき、制御信号を出力するスイ
    ッチ制御手段と、 前記制御信号に基づき、前記ループ状バスの少なくとも
    1カ所を切り離し、前記切り離されたループ状バスの両
    端に終端部を接続するスイッチ手段とを備えた、データ
    処理装置。
  11. 【請求項11】 前記ユニット接続バスが平衡型伝送系
    であることを特徴とする、請求項10に記載のデータ処
    理装置。
  12. 【請求項12】 1以上の前記ユニットが、入出力回線
    を介して通信制御データを送受信する複数の入出力カー
    ドを含む入出力ユニットであり、 他の1以上の前記ユニットが、複数のプロセッサカード
    と共有メモリカードとを含み、前記共有メモリカードに
    記憶された情報を参照して、複数の前記プロセッサカー
    ドを用いて前記通信制御データを処理する制御ユニット
    である、請求項10に記載のデータ処理装置。
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