JP2000199966A - レジスト塗布装置および基板端縁レジスト除去装置 - Google Patents

レジスト塗布装置および基板端縁レジスト除去装置

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JP2000199966A
JP2000199966A JP83099A JP83099A JP2000199966A JP 2000199966 A JP2000199966 A JP 2000199966A JP 83099 A JP83099 A JP 83099A JP 83099 A JP83099 A JP 83099A JP 2000199966 A JP2000199966 A JP 2000199966A
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resist
glass substrate
jetting
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Masahiro Misono
雅宏 御園
Shigeo Ishii
茂男 石井
Yoshio Miyama
嘉雄 深山
Mitsuaki Shiba
光明 柴
裕康 ▲柳▼瀬
Hiroyasu Yanase
Kazumi Kanesaka
和美 金坂
Yoshitaka Imabayashi
義考 今林
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Hitachi Ltd
Hitachi Consumer Electronics Co Ltd
Japan Display Inc
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Hitachi Device Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
Hitachi Consumer Electronics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 効率的な不要レジストの除去を達成する。 【解決手段】 基板上にレジストを均一に塗布するレジ
スト塗布装置において、該基板の周辺に該レジストの現
像液を噴出する手段を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレジスト塗布装置お
よび基板端縁レジスト除去装置に係り、たとえば液晶表
示装置の製造に適用されるに好適なレジスト塗布装置お
よび基板端縁レジスト除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば液晶表示装置は、液晶を介して
互いに対向配置される透明基板を外囲器とし、該液晶の
広がり方向に多数の画素が形成されて構成されている。
各画素には、それぞれ独立にその液晶に電界を発生させ
るための手段が備えられ、該電界の発生によって該液晶
の光透過率を制御するようになっている。このため、少
なくとも一方の透明基板の液晶側の面には各画素領域毎
に電界を発生させるための電子回路が組み込まれてお
り、この電子回路は所定の微細パターンからなる導電
層、半導体層、あるいは絶縁層等の積層構造から構成さ
れている。そして、これら各層の微細パターンはいわゆ
るホトリソグラフィ技術を用いた選択エッチング方法に
よって形成されるようなっている。
【0003】すなわち、透明基板の全域にたとえば導電
層を形成した後、この導電層の上面の全域にフォトレジ
ストを膜状に形成し、このフォトレジスト膜に所定のパ
ターンが描かれたフォトマスクを介して選択露光を行
う。その後、該フォトレジスト膜に現像処理を施して、
露光がなされた部分あるいは露光がなされなかった部分
を残存させる。そして、この残存されたフォトレジスト
膜をマスクとしてこのマスクから露出された導電層を適
当なエッチング液によってエッチングする。これによ
り、導電層はフォトマスクのパターンと同一のパターン
に形成される。
【0004】この場合、導電層を精度よく所定のパター
ンどおりに形成させるために、フォトレジスト膜を所定
の均一な膜厚で形成することが要求されることになる。
このため、このフォトレジスト膜の形成にはレジスト塗
布装置が用いられ、たとえば、載置台に載置された透明
基板のほぼ中央にフォトレジストを滴下させ、該載置台
を透明基板ごと回転させるようにして、余分なフォトレ
ジストを遠心力によって飛散させるいわゆるスピンコー
ティング方式のものが知られている。
【0005】また、この場合、遠心力によって飛散され
たフォトレジストは、透明基板の端面および裏面にも周
り込んでしまうことから、この部分において該フォトレ
ジストを溶解させるための溶剤を吐出させるための溶剤
ノズルを設けたものも知られるに到っている(特開平6
−310422参照)。
【0006】液晶表示装置の場合、その透明基板に不要
なフォトレジストが付着してしまうことは、表示品質の
劣化および製造歩留まりの低下等の種々の不都合を生じ
せしめるからである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したレジ
スト塗布装置は、ガラス基板の端面にレジスト残りが発
生したり、使用する溶剤の種類によっては、レジストの
除去部と未除去部との境界でレジストの盛り上がりが発
生し、該レジストの現像工程において除去部の境界でレ
ジストの残りが発生するといったことが指摘されるに到
った。この不都合は、溶剤を多量に使用することによっ
て回避できるが、大量生産を基本とする環境下では、よ
り効率的な不要レジストの除去が要望される。本発明
は、このような事情に基づいてなされたものであり、そ
の目的は、効率的に不要レジストの除去を達成し得るレ
ジスト塗布装置を提供することにある。また、本発明の
他の目的は、効率的に不要レジストの除去を達成し得る
基板端縁レジスト除去装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。 手段1.基板上にレジストを均一に塗布するレジスト塗
布装置において、該基板の周辺に該レジストの現像液を
噴出する手段を設けたことを特徴とするものである。こ
のように、基板上に塗布されたレジストの不要部分にそ
れを除去するのに、該レジストの現像液を用いることに
よって該レジストのたとえば盛り上がり等がなく除去で
きることが確かめられる。そして、該レジストの現像液
をある程度の高温とすることによって、該レジストを適
当な量で除去することができ、作業の効率化を測ること
ができるようになる。
【0009】手段2.基板端縁レジスト除去装置であっ
て、レジストが均一に塗布された基板を回転させる手段
と、該基板の周辺に該レジストの現像液を噴出する手段
とが備えられていることを特徴とするものである。この
ように構成した基板端縁レジスト除去装置は、レジスト
塗布装置とは独立した装置として用いられ、該レジスト
塗布装置によってレジストが塗布された基板をこの装置
に移行させ、その端面のレジストを除去できるようにな
る。この場合においても、基板上に塗布されたレジスト
の不要部分にそれを除去するのに、該レジストの現像液
を用いることによって該レジストのたとえば盛り上がり
等がなく除去できることが確かめられる。そして、該レ
ジストの現像液をある程度の高温とすることによって、
該レジストを適当な量で除去することができ、作業の効
率化を測ることができるようになる。
【0010】
【発明の実施の形態】実施例1.以下、本発明によるレ
ジスト塗布装置の実施例を図面を用いて説明をする。
【0011】〔全体概略構成〕図1において、載置台1
があり、この載置台1の上面にはガラス基板2が載置さ
れるようになっている。
【0012】このガラス基板2は、たとえば液晶表示装
置の外囲器を構成する一方の透明基板であり、その液晶
側の面において電子回路を形成しようとするものであ
る。
【0013】ガラス基板2はその中心が載置台1の中心
に一致づけられて配置されるようになっており、その際
の固定はたとえば真空吸着によってなされるようになっ
ている。
【0014】すなわち、載置台1の上面、換言すればガ
ラス基板2の搭載面には真空に引かれる真空チャックが
形成され、該ガラス基板2はこの真空チャックに吸引さ
れて載置台1上に固定されるようになっている。
【0015】また、載置台1のガラス基板2の搭載面と
は反対の面の中央に支軸3が取り付けられており、この
支軸は図示しない駆動手段によって回転できるようにな
っている。
【0016】この支軸3の回転によってガラス基板2は
その平面内で載置台1ごと回転できるようになってい
る。このレジスト塗布装置がいわゆるスピンコーティン
グ方式と称される所以である。
【0017】載置台1に載置されたガラス基板2のほぼ
中央の上方には比較的径の大きなノズル4が配置され、
このノズルからは若干粘性を有する液状のフォトレジス
トが滴下されるようになっている。
【0018】ガラス基板2のほぼ中央にフォトレジスト
が適当量滴下された後、このガラス基板2を回転させる
ことにより、該フォトレジストが遠心力によってガラス
基板2の周辺方向へ流動し、該ガラス基板2面には該遠
心力にほぼ対応する膜厚でフォトレジスト膜が形成さ
れ、しかも、その膜厚はガラス基板の全域にかけてほぼ
均一になる。
【0019】しかし、上述したように、該フォトレジス
トはガラス基板2の周辺にまで流動した後、該ガラス基
板2の終端面およびその裏面にかけてまでも周り込む現
象が発生する。
【0020】このため、この実施例では、該ガラス基板
2の周辺に4個(図面では2個しか示されていない)の
レジスト除去装置5が配置され、それぞれのレジスト除
去装置5は載置台1の支軸3に対して45°の間隔を有
している。
【0021】このレジスト除去装置5は、ガラス基板2
の周辺にレジスト除去液を噴出する機構が備えられ、該
ガラス基板2の回転中に該機構が駆動できるようになっ
ている。なお、このレジスト除去液噴出機構は後に詳述
する。
【0022】なお、同図の上述した各部材は蓋部を備え
る外枠に内蔵されて構成され、ガラス基板2の回転によ
るフォトレジストの飛散等を該外枠によって遮蔽できる
ようになっているとともに、該蓋部の開閉はガラス基板
2の出し入れの際になされるようになっている。
【0023】〔レジスト除去装置の移動および首振り機
構〕図2(a)ないし(d)は、レジスト除去装置5に
おいて、ガラス基板2の回転とともに移動および首振り
を行うことを示す説明図である。
【0024】このような機構を必要とするのは、液晶表
示装置を構成するためのガラス基板2は矩形状をなして
いるため、その回転に応じて各レジスト除去装置5を最
適な位置に常に位置づけておかなければならないからで
ある。
【0025】図2(a)は、ガラス基板2の回転寸前に
おけるレジスト除去装置5の位置を示している。なお、
この図のI−I線における断面図は図1に対応するもの
となっている。
【0026】それぞれのレジスト除去装置5は、ガラス
基板2の各辺のほぼ中央部に位置づけられ、各レジスト
除去装置5の先端部は載置台1の支軸3側に指向してい
る。
【0027】図2(b)は、ガラス基板2が時計回り方
向へ約30°回転した場合のレジスト除去装置5の位置
を示している。
【0028】各レジスト除去装置5は、後方へ若干移動
するとともに、時計回り方向へ約45°回転するように
なっている。
【0029】ガラス基板2が回転すると、各レジスト除
去装置5に対してガラス基板2の辺部が寄ってくるとと
もに、その辺部に対して各レジスト除去装置5に適切な
方向に指向させなければならないからである。
【0030】図2(c)は、ガラス基板2がさらに時計
回り方向へ約45°回転した場合のレジスト除去装置5
の位置を示している。
【0031】この場合、4個のレジスト除去装置5のう
ち2つの対向するレジスト除去装置5はガラス基板2の
角部に位置づけられ、他の2つの対向するレジスト除去
装置5はいまだガラス基板2の角部に到ってないように
なっている。
【0032】前者の2つの対向するレジスト除去装置5
は、その回転が反時計回り方向となり、その先端部は載
置台1の支軸3側に指向するようになる。また、他の2
つの対向するレジスト除去装置5は図2(b)に示した
移動および首振りを維持するようになる。
【0033】図2(d)は、ガラス基板2がさらに時計
回り方向へ約45°回転した場合のレジスト除去装置5
の位置を示している。
【0034】前者の2つの対向するレジスト除去装置5
は、その回転が時計回り方向を維持するとともに、載置
台1の支軸3側に近接する方向に移動するようになる。
【0035】また、後者の2つの対向するレジスト除去
装置5は、ガラス基板2の角部を通過した時点から時計
回り方向へ回転するとともに、載置台1の支軸3側に近
接する方向に移動するようになる。
【0036】以下、ガラス基板2の回転とともに、上述
した移動および首振りが繰り変えされることになる。
【0037】なお、図中には、レジスト除去装置5は4
つであるが、この数に限定されることはない。
【0038】〔ガラス基板の回転とレジスト除去装置の
駆動との関係〕図8および図9は、ガラス基板2(載置
台1)の回転とレジスト除去装置5の駆動との関係を示
した図である。
【0039】図8は、前記ガラス基板2の初期状態(二
点鎖線)から反時計廻りに角度θ1だけ回転した際の、
該ガラス基板2の四辺のそれぞれに配置されている各レ
ジスト除去装置5の位置を示している。
【0040】各レジスト除去装置5は、前記ガラス基板
2の回転とともに、該ガラス基板2の回転中心を通る仮
想線上20を移動するようになっており、その移動は該
ガラス基板2の一回転の間に往復移動するようになって
いる。
【0041】各レジスト除去装置5の往復移動幅は、ガ
ラス基板2の大きさ、より詳細には長辺と短辺との差に
よって決定されるが、比較的小さい幅として設定される
ようになる。
【0042】そして、各レジスト除去装置5は、それぞ
れ、ガラス基板2に回転がなされるようなことがあって
も、該ガラス基板2の対応する辺に対して常時一定の方
向に指向するようになっている。図8では、ガラス基板
2の辺に対して90°の角度を有して指向されている
が、この角度は基板端面の洗浄の効率化を加味して設定
される値となっている。
【0043】これにより、各レジスト除去装置5は、そ
れら往復移動する軌跡上を中心軸として回転(揺動:首
振り運動)するようになっている。
【0044】図9は、ガラス基板2の回転角θ1(0°
≦θ1≦180°)を横軸に、そして、各レジスト除去
装置5の直線方向移動量Lとその際の首振り角度θ2
を縦軸にとったグラフを示している。
【0045】このグラフに相当する情報はいわゆる電子
カムファイルとしてコンピュータからなる制御手段に格
納され、それに基づいて、各レジスト除去装置5を往復
移動させるための駆動源(モータ)および首振り運動さ
せるめの駆動源(モータ)を動作させるようになってい
る。
【0046】この場合、ガラス基板2としては、その縦
および横の長さの異なる他の種類のものを対象とする場
合があることから、その縦および横の長さの情報を前記
コンピュータの入力手段から入力させることによって前
記電子カムファイルを再設定し、異なる種類のガラス基
板にも対応させるようにしてもよい。
【0047】このようにすることによって、大きさの異
なるガラス基板が対象となっても、各レジスト除去装置
5は無駄な軌跡を描くことなく該ガラス基板の各辺に沿
って移動(ガラス基板の回転に対する相対移動)できる
ようになる。
【0048】図10は、対象とするガラス基板2に対す
る各レジスト除去装置5の移動量(往復移動幅)を、従
来方式と比較した場合のグラフを示している。
【0049】このグラフから、各レジスト除去装置5の
移動量は大幅に減少させることが明らかになる。したが
って、各レジスト除去装置5に接続させて形成させなけ
ればならない現像液供給管等のレジスト除去装置5の動
きにともなう動きを大幅に減少させることができる。
【0050】このことは、ガラス基板2の周辺のごみの
飛散を減少させることができることを意味し、精密加工
しなければならないガラス基板2への前記ごみの付着を
減少させることができる効果を奏する。
【0051】〔レジスト除去装置のレジスト除去液噴出
機構〕図3は、前記レジスト除去装置5のレジスト除去
液噴出機構の一実施例を示す構成図であり、(a)は平
面図、(b)は断面図であり、この断面図は図1の点線
丸Aの部分の拡大図に相当している。
【0052】同図に示すように、レジスト除去装置5
は、基本的には、ガラス基板2の周辺において、その表
面および裏面のそれぞれの側に洗浄ヘッド6が配置され
て形成されている。
【0053】そして、これら洗浄ヘッド6のうちガラス
基板2の表面側に配置されたそれは、ガラス基板2の辺
に沿って配列された複数のニードルからなる現像液用ニ
ードル群7と、この現像液用ニードル群7に対して載置
台1の支軸3側に該現像液用ニードル群7と平行にリン
ス液用ニードル群8とから構成されている。
【0054】これら各ニードルは、その径が約0.2m
m以下の極細ニードルで構成されている。
【0055】さらに、これら現像液用ニードル群7およ
びリンス液用ニードル群8の各ニードルはガラス基板2
の端面側の方向に指向するように、その取付け部に対し
て傾くように配置されている。各ニードルから噴出する
現像液あるいはリンス液がそれぞれガラス基板2の周辺
部から端面にかけて流動させ、それ以外の方向へは流動
しないようにするためである。
【0056】また、前記洗浄ヘッド6のうちガラス基板
2の裏面側に配置されたそれは、同様に、ガラス基板2
の辺に沿って配列された複数のニードルからなる現像液
用ニードル群7と、この現像液用ニードル群7に対して
載置台1の支軸3側に該現像液用ニードル群7と平行に
リンス用ニードル群8とから構成されている。
【0057】そして、同様に、これら現像液用ニードル
群7およびリンス液用ニードル群8の各ニードルはガラ
ス基板2の端面側の方向に指向するように、その取付け
部に対して傾くように配置されている。
【0058】ここで、ガラス基板の裏面側に配置された
現像液用ニードル群7およびリンス液用ニードル群8
は、ガラス基板2の表面側に配置されたそれらと比べ
て、載置台1の支軸3側に設けられている。
【0059】この理由は、フォトレジスト膜を形成する
ガラス基板2の表面にはその周辺にかなり近接したフォ
トレジスト膜が形成されても特に弊害はなく、ガラス基
板の裏面においては、その端面から比較的遠い部分にフ
ォトレジスト膜が形成されてしまった場合に表示領域と
なる部分を汚染してしまうことになるからである。
【0060】また、このレジスト除去装置5は、前記洗
浄ヘッド6の各ニードルからガラス基板2の周辺を伝わ
って流れ出る現像液およびリンス液をともに外部へ排出
させるための導出部9が設けられている。
【0061】このレジスト除去液噴出機構は、ガラス基
板2へのフォトレジスト滴下の後、ガラス基板が回転し
始めてから駆動し、まず、現像液用ニードル群7の各ニ
ードルから現像液が噴出されるようになっている。
【0062】この現像液は、いわゆるフォトリソグラフ
ィ技術で選択露光されたフォトレジスト膜において光が
露光された部分あるいは光が露光されなかった部分を除
去する際の現像液が用いられる。したがって、この現像
液はフォトレジストによって最適なものが選択されるこ
とが望ましい。
【0063】これにより、この現像液によってガラス基
板2の周辺に付着されるべくはずのフォトレジストは該
ガラス基板2の付着されるようなことはなくなる。
【0064】そして、現像液の噴出後において、その噴
出が停止され、リンス液用ニードル群8の各ニードルか
らリンス液が噴出されるようになっている。フォトレジ
ストが溶解された現像液も洗い流すためである。
【0065】なお、上述した説明から明らかになるよう
に、ガラス基板2に対してレジスト除去装置5は小さい
装置として構成されている。そして、この装置には、図
3に示すように複数(図面では4個であるがそれ以上で
あってもよい)のニードルが並設されている。
【0066】これは、フォトレジストの僅かな残存物が
後の微細加工に大きく影響することから、該レジスト除
去装置5はかなり精度のよいものとして加工されること
が要求されるからである。
【0067】該レジスト除去装置5が精度のよいものと
して加工されれば、図2に示すようにガラス基板2に対
する該レジスト除去装置5が所定通りに移動できる限
り、その移動の範囲でフォトレジストを僅かな残存物も
なく除去できるようになる。
【0068】このことから、図2に示すようにレジスト
除去装置5は必ずしも4個ある必要はなくそれ以下であ
ってもよい。
【0069】本実施例のようにレジスト除去装置5を4
個用いているのは、フォトレジスト除去処理の時間的短
縮を図らんとしているからである。
【0070】〔現像液供給機構〕図4は、各レジスト除
去装置5の現像液用ニードル群7へ現像液を供給する機
構の一実施例を示す構成図である。
【0071】同図(a)において、第1現像液タンク1
0と第2現像液タンク11とが備えられている。
【0072】第1現像液タンク10には現像液が供給さ
れるようになっており、その中は加圧されるようになっ
ている。
【0073】同様に、第2現像液タンク11にも現像液
が供給されるようになっており、その中も加圧されるよ
うになっている。
【0074】このように現像液が供給される現像液タン
クが複数個備えられている理由は、現像液の各レジスト
除去装置5への噴出をとぎれることなく行うことができ
るようにするためである。
【0075】すなわち、一方の現像液タンクに対して他
方の現像液タンクはスペアとして機能するようになり、
連続してなされる各ガラス基板へのホトレジスト塗布の
作業において、レジスト除去装置5を確実に駆動できる
ようになる。
【0076】第1現像液タンク10あるいは第2現像液
タンク11からの現像液は、切り替え手段12によっ
て、そのいずれかの現像液が流量計13によってその流
量が調整され各現像液ニードル7へ供給されるようにな
っている(図4(b)参照)。
【0077】この場合、第1現像液タンク10および第
2現像液タンク11には、加熱手段14が設けられてい
てもよく、このようにした場合、ホトレジストの除去作
業に要する時間を短くすることができるようになる。
【0078】なお、同図は、各現像液ニードルへの現像
液供給のための機構のみを示したものであるが、各リン
ス液ニードルへのリンス液供給のための機能においても
図4と同様の構成を採用している。
【0079】図5は、ガラス基板2の回転にともなうレ
ジスト除去装置5の移動位置および移動速度に対する現
像液とリンス液の噴出タイミングおよびその噴出強度を
示した動作フロー図である。
【0080】同図から明らかとなるように、最初、現像
液が噴射されてリンス液が噴射されていない状態となっ
ており、その後、リンス液が噴射されて現像液が噴射さ
れていない状態となっている。
【0081】そして、現像液およびリンス液の各噴射は
最初は弱く段階を経て強くなるようになっている。最小
の液量で現像およびリンスの効率を向上させんとせんが
ためである。
【0082】上述した実施例では、いわゆるスピンコー
ティング方式と称されるレジスト塗布装置について説明
したものである。しかし、この方式に限定されることは
ない。ガラス基板等にレジストが均一に塗布されていれ
ば、その後において本発明を適用できるからである。
【0083】この場合、基板2は回転しない方式のもあ
ることから、たとえば、図6に示すように、レジスト除
去装置5を基板2の周辺を沿うようにして移動できる機
構を備えるようにすることによって、同様の効果を奏す
ることができるようになる。
【0084】また、本実施例では、液晶表示装置の製造
の際に用いられるレジスト塗布装置について説明したも
のである。しかし、この場合のレジスト塗布装置に限定
されないことはもちろんである。液晶表示装置以外の電
子装置の製造の際に用いられるレジスト塗布装置にも適
用できるからである。
【0085】実施例2.図7は、本発明による基板端縁
レジスト除去装置の一実施例を示す構成図である。
【0086】この基板端縁レジスト除去装置は、実施例
1に示したレジスト塗布装置と近似した構成となってお
り、基本的には、該レジスト塗布装置に対してフォトレ
ジストが滴下されるノズル4が取り付けられていない構
成となっている。
【0087】すなわち、実施例1のようにレジスト除去
装置5およびこれに関係する他の構成が備えられていな
い従来のレジスト塗布装置によって、基板の表面にレジ
ストを均一に塗布した後に、この基板を基板端縁レジス
ト除去装置の載置台1にセットし、その周辺のレジスト
を除去するように用いられる。
【0088】そして、このレジストを除去するためのレ
ジスト除去装置5およびこれに関係する他の構成は実施
例1に説明した構成と同様となっている。
【0089】そして、この基板端縁レジスト除去装置に
よってもたらされる効果は、実施例1に示したレジスト
塗布装置による効果と同様になっている。
【0090】なお、この明細書では、実施例1に示した
レジスト塗布装置、また実施例2に示した基板端縁レジ
スト除去装置、をそれぞれ基板端面洗浄装置と称する。
【0091】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明によるレジスト塗布装置および基板端縁レジスト
除去装置によれば、効率的に不要レジストの除去を達成
することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるレジスト塗布装置の一実施例を示
す概略要部構成図である。
【図2】本発明によるレジスト塗布装置の基板の回転と
レジスト除去装置の動きの関係を示した説明図である。
【図3】本発明によるレジスト塗布装置のレジスト除去
装置の一実施例を示す要部構成図である。
【図4】本発明によるレジスト塗布装置のレジスト除去
装置への現像液供給機構の一実施例を示す要部構成図で
ある。
【図5】本発明によるレジスト塗布装置のレジスト除去
装置への現像液の供給の一態様を示す要部構成図であ
る。
【図6】本発明によるレジスト塗布装置の他の実施例を
示す要部構成図である。
【図7】本発明による基板端縁レジスト除去装置の一実
施例を示す概略要部構成図である。
【図8】 本発明による基板端面洗浄装置のガラス基板
の回転とレジスト除去装置の駆動との関係を示す説明図
である。
【図9】 本発明による基板端面洗浄装置の制御手段に
組み込まれる電子カムファイルの一実施例を示す説明図
である。
【図10】 本発明による基板端面洗浄装置の効果を示
す説明図である。
【符号の説明】
1……載置台、2……ガラス基板、3……支軸、5……
レジスト除去装置、7……現像液ニードル、8……リン
ス液ニードル。
フロントページの続き (72)発明者 石井 茂男 千葉県茂原市早野3681番地 日立デバイス エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 深山 嘉雄 千葉県茂原市早野3681番地 日立デバイス エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 柴 光明 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所電子デバイス事業部内 (72)発明者 ▲柳▼瀬 裕康 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所電子デバイス事業部内 (72)発明者 金坂 和美 千葉県茂原市早野3681番地 日立デバイス エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 今林 義考 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所電子デバイス事業部内 Fターム(参考) 2H025 AA18 AB20 AD01 AD03 EA05 EA10 FA17 2H088 FA18 FA21 FA30 MA20 4F042 AA07 EB18 EB23 EB25 EC09 5F046 JA15 JA27

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上にレジストを均一に塗布するレジ
    スト塗布装置において、該基板の周辺に該レジストの現
    像液を噴出する手段を設けたことを特徴とするレジスト
    塗布装置。
  2. 【請求項2】 レジストの現像液は加熱手段によって加
    熱されていることを特徴とする請求項1記載のレジスト
    塗布装置。
  3. 【請求項3】 基板の周辺にリンス液を噴出する手段が
    備えられ、この手段は、アルカリ現像液を噴出する手段
    の駆動後に駆動されることを特徴とする請求項1記載の
    レジスト塗布装置。
  4. 【請求項4】 基板の端面側から中心への方向に順次ア
    ルカリ現像液を噴出する手段およびリンス液を噴出する
    手段が備えられていることを特徴とする請求項2記載の
    レジスト塗布装置。
  5. 【請求項5】 基板はその上にレジストが滴下された後
    に回転がなされることを特徴とする請求項1記載のレジ
    スト塗布装置。
  6. 【請求項6】 レジストが均一に塗布された基板を回転
    させる手段と、該基板の周辺に該レジストの現像液を噴
    出する手段とが備えられていることを特徴とする基板端
    縁レジスト除去装置。
  7. 【請求項7】 レジストの現像液は加熱手段によって加
    熱されていることを特徴とする請求項6記載の基板端縁
    レジスト除去装置。
  8. 【請求項8】 基板の周辺にリンス液を噴出する手段が
    備えられ、この手段は、アルカリ現像液を噴出する手段
    の駆動後に駆動されることを特徴とする請求項6記載の
    基板端縁レジスト除去装置。
  9. 【請求項9】 基板の端面側から中心への方向に順次ア
    ルカリ現像液を噴出する手段およびリンス液を噴出する
    手段が備えられていることを特徴とする請求項7記載の
    基板端縁レジスト除去装置。
  10. 【請求項10】 レジストが塗布された基板を回転させ
    る回転手段と、該基板の周辺に該レジストの現像液を噴
    出する噴出手段と、前記基板の回転に対して前記噴出手
    段は該基板の周辺に沿った相対的移動がなされる手段と
    を備えることを特徴とする基板端面洗浄装置。
  11. 【請求項11】 噴出手段は、前記基板の回転中心を通
    る仮想線上を往復移動することを特徴とする請求項10
    に記載の基板端面洗浄装置。
  12. 【請求項12】 噴出手段は、前記基板の辺に対して一
    定の方向に指向することを特徴とする請求項11に記載
    の基板端面洗浄装置。
  13. 【請求項13】 噴出手段は、前記基板の回転中心を通
    る仮想線上を中心として首振り運動をすることを特徴と
    する請求項11に記載の基板端面洗浄装置。
  14. 【請求項14】 噴出手段は複数配置されていることを
    特徴とする請求項10に記載の基板端面洗浄装置。
  15. 【請求項15】 噴出手段は、前記基板の回転中心に対
    して等角度で複数配置されていることを特徴とする請求
    項14に記載の基板端面洗浄装置。
  16. 【請求項16】 レジストが塗布された基板を回転させ
    る回転手段と、該基板の周辺に該レジストの現像液を噴
    出する噴出手段と、前記基板の回転に対して前記噴出手
    段は該基板の周辺に沿った相対的移動がなされる手段
    と、前記基板の回転に対する噴出手段の移動を予め律す
    る制御手段とを備えることを特徴とする基板端面洗浄装
    置。
  17. 【請求項17】 制御手段による制御は、電子カムファ
    イルをデータとするコンピュータ処理によってなされる
    ことを特徴とする請求項16に記載の基板端面洗浄装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008155984A1 (ja) * 2007-06-18 2008-12-24 Sokudo Co., Ltd. 基板処理方法および基板処理装置

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