JP2000199705A - 形状測定装置および形状測定方法 - Google Patents

形状測定装置および形状測定方法

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JP2000199705A
JP2000199705A JP11000641A JP64199A JP2000199705A JP 2000199705 A JP2000199705 A JP 2000199705A JP 11000641 A JP11000641 A JP 11000641A JP 64199 A JP64199 A JP 64199A JP 2000199705 A JP2000199705 A JP 2000199705A
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laser
measurement
laser light
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JP11000641A
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English (en)
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Hiroki Okawachi
浩喜 大川内
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】被測定対象物の立体形状をより正確に測定でき
る形状測定装置および形状を測定方法を提供する。 【解決手段】レーザ光源部2と、レーザ光源部2からの
レーザ光を接近した周波数の複数の測定用レーザ光と参
照用レーザ光とに変換する光周波数変更手段としての光
周波数シフター部6と、測定用レーザ光が入射され、ウ
ェハW上に集光して各測定用レーザ光に対応した複数の
異なる焦点を形成する集光手段としての対物レンズ24
と、測定用レーザ光をウェハW上で走査する走査手段と
してのレーザ走査部11と、反射光と参照用光との重ね
合わせ光の光強度を共焦点検出する受光手段としての光
検出部12および共焦点ピンホール板13と、光検出部
12の検出した光強度に基づいて、各焦点位置での走査
方向のコントラスト波形を生成、合成するコントラスト
波形生成手段としての解析部21とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、半導体
装置の積層されたパターンの重ね合わせ精度の測定等に
用いて好適な形状測定装置および形状測定方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体デバイスにおける各パター
ンの重なり具合(重ね合わせによる各パターンの位置ず
れ)を検査する、パターンの重ね合わせ精度の測定は、
たとえば半導体ウェーハ上に形成された合わせずれ測定
マーク、いわゆるボックスマークを二次元画像で検出す
ることで行われている。図4は、重ね合わせによる各パ
ターンの位置ずれを検査する二次元画像の重ね合わせ精
度測定装置の構成の要部を概略的に示す図である。図4
に示す重ね合わせ精度測定装置は、ランプ101からの
可視光をレンズ102、ハーフミラー103および対物
レンズ104を介して半導体ウェーハW上のボックスマ
ークBMに照射し、その反射光を上記対物レンズ10
4、上記ハーフミラー103、および結像レンズ105
を介してカメラ106で受光するように構成されてい
る。
【0003】図5は、上記の重ね合わせ精度測定装置に
よる検査に用いられるボックスマークBMの形状を概略
的に示す図であって、(a)は平面図であり、(b)は
断面図である。ボックスマークBMは、半導体デバイス
の製造プロセスにおいて、各パターンの形成にともなっ
て、半導体ウェーハWのダイシングライン上に立体的に
順次形成される。たとえば、レジストパターンとシリコ
ンオキサイドパターンとの重ね合わせによる位置ずれを
検査する場合にあっては、レジストパターンの形成時に
レジストにより形成されるインナボックスマーク(内側
正方形パターン)BMaと、シリコンオキサイドパター
ンの形成時にインナボックスマークBMaの外側にシリ
コンオキサイドにより形成されるアウタボックスマーク
(外側正方形パターン)BMbとからなる。
【0004】図6は、上記したボックスマークBMとそ
の反射光像から求められるコントラスト波形との関係を
示す図である。図6から分かるように、インナーボック
スマークBMaのX軸方向およびY軸方向の両端座標位
置Xil,Xir,Yil,Yirと、アウターボック
スマークBMbのX軸方向およびY軸方向の両端座標位
置Xol,Xor,Yol,Yorでは、それぞれ、半
導体ウェーハWとの間に段差があるため、求められるコ
ントラスト波形としては、その段差の部分にそれぞれ明
度の変化をともなったピークをもつ。したがって、カメ
ラ6で受光した反射光像の、1つのセクションのコント
ラスト波形を求めて、それを解析する。たとえば、求め
たコントラスト波形のボトム(ピークの頂点)の位置を
個々に検出して、アウタボックスマークBMbに対する
インナボックスマークBMaの、X方向およびY方向の
位置をそれぞれに算出することで、レジストパターンと
シリコンオキサイドパターンとの重ね合わせによる位置
ずれを検査できる。なお、インナボックスマークBMa
に対するアウタボックスマークBMbのX方向の位置ず
れ量dxは、たとえば、次式(1)により計算できる。
【0005】 dx={(Xil+Xir)/2}−{(Xol+Xor)/2}…(1)
【0006】同様に、インナボックスマークBMaに対
するアウタボックスマークBMbのY方向の位置ずれ量
dyは、たとえば、次式(2)によって計算できる。
【0007】 dy={(Yil+Yir)/2}−{(Yol+Yor)/2}…(2)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記した二次元画像の
重ね合わせ精度測定装置では、立体的に形成されたボッ
クスマークBMを用いて、重ね合わせによる各パターン
の位置ずれを検査するものであるため、以下のような不
利益が存在する。ここで、図7(a)は積層膜構造を有
する半導体デバイスの製造過程における断面図であり、
図7(b)はそのコントラスト波形を示す図である。図
7(a)は、たとえば、ウェハW上にシリコンオキサイ
ドパターンSPが形成され、このシリコンオキサイドパ
ターンSP上にアルミニウム配線パターンAPが形成さ
れている。図7(b)は、このアルミニウム配線パター
ンAP上に形成されたレジストパターンRPとアルミニ
ウム配線パターンAPとの重ね合わせによる位置ずれを
検査した結果得られるコントラスト波形である。
【0009】図7(a)および(b)から分かるよう
に、レジストパターンRPとアルミニウムの配線パター
ンAPとの間の段差におけるコントラスト波形は、アル
ミニウムのカバレッジ性により、実際の形状とは異なる
形状となる。このように、二次元画像の重ね合わせ精度
測定装置では、パターンに比較的深く、かつ傾斜する段
差がある場合には、求めたコントラスト波形からレジス
トパターンRPのエッジ位置とアルミニウム配線パター
ンAPのエッジ位置を正確に検出することは困難であ
り、現状では、図7に示すコントラスト波形のボトム位
置PA およびPr (ピークの頂点)をパターンのエッジ
と仮定している。このため、位置ずれの検査の結果は誤
差を含んだものとなりやすく、これが製品の歩留りを低
下させる一因となっていた。今後、半導体デバイスの製
造プロセスにおいては、集積回路の回路パターンの微細
化にともなって、さらなる積層膜構造の多用は避けられ
ず、半導体デバイスの製造プロセスにおける各パターン
の精度をより正確に検査できる装置の開発が必要となっ
ている。
【0010】本発明は、上述の問題に鑑みてなされたも
のであって、たとえば、半導体デバイスの製造プロセス
における各パターンの立体形状等の微細な被測定対象物
の立体形状をより正確に測定できる形状測定装置および
形状測定方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の形状測定装置
は、レーザ光源部と、前記レーザ光源部から放射された
レーザ光が入力され、レーザ光を互いに異なる接近した
周波数を有する複数の測定用レーザ光と参照用レーザ光
とに変換して出力する光周波数変更手段と、前記光周波
数変更手段から出力された測定用レーザ光が同一の光路
を通じて入射され、当該測定用レーザ光を被測定対象物
上に集光して前記各測定用レーザ光に対応した複数の異
なる焦点を形成する集光手段と、前記集光された測定用
レーザ光を被測定対象物上で走査する走査手段と、前記
測定用レーザ光の前記被測定対象物からの反射光と前記
参照用光とを重ね合わせる重ね合わせ手段と、前記反射
光と前記参照用光との重ね合わせ光が入射され、当該重
ね合わせ光の光強度を共焦点検出する受光手段と、前記
受光手段の検出した光強度に基づいて、前記各測定用レ
ーザ光についての前記走査方向のコントラスト波形を生
成し、前記各コントラスト波形を合成するコントラスト
波形生成手段とを有する。
【0012】前記受光手段は、前記重ね合わせ光を受光
する受光素子と、前記重ね合わせ光の前記受光素子への
入射光路に設けられた前記重ね合わせ光の光強度を共焦
点検出するための開口を有する開口板とを有する。
【0013】前記レーザ光源部は、可視帯域の可視レー
ザ光と、遠紫外線帯域の遠紫外レーザ光とを選択的に出
力可能である。
【0014】前記重ね合わせ手段は、前記光周波数変更
手段から出力される参照用レーザ光を前記受光手段に反
射させ、前記各測定用レーザ光と同一の光路を遡って入
射する前記被測定対象物からの反射光を透過して前記受
光手段に入射させるビームスプリッタを有する。
【0015】前記光周波数シフト手段は、それぞれ異な
る周波数の超音波によって前記レーザ光源部から放射さ
れるレーザ光の周波数を変える複数の音響光学変調手段
を有する。
【0016】また、本発明の形状測定装置は、レーザ光
源と、前記レーザ光源から放射されたレーザ光が入力さ
れ、レーザ光を互いに異なる接近した周波数を有する複
数の測定用レーザ光と参照用レーザ光とに変換して出力
する光周波数変更手段と、前記光周波数変更手段から出
力された測定用レーザ光が同一の光路を通じて入射さ
れ、当該測定用レーザ光を被測定対象物上に集光して前
記各測定用レーザ光に対応した複数の異なる焦点を形成
する集光手段と、前記集光された測定用レーザ光を被測
定対象物上で走査する走査手段と、前記測定用レーザ光
の前記被測定対象物からの反射光と前記参照用光とを重
ね合わせる重ね合わせ手段と、前記反射光と前記参照用
光との重ね合わせ光が入射され、当該重ね合わせ光の光
強度を検出する受光手段と、前記受光手段の検出した光
強度に基づいて、前記各焦点位置での前記走査方向のコ
ントラスト波形を生成し、前記各コントラスト波形を合
成するコントラスト波形生成手段とを有する。
【0017】また、本発明の形状測定装置は、レーザ光
源と、前記レーザ光源から放射されたレーザ光が入力さ
れ、レーザ光を互いに異なる接近した周波数を有する複
数の測定用レーザ光と参照用レーザ光とに変換して出力
する光周波数変更手段と、前記光周波数変更手段から出
力された測定用レーザ光を被測定対象物上に集光して焦
点を形成する集光手段と、前記集光された測定用レーザ
光を被測定対象物上で走査する走査手段と、前記測定用
レーザ光の前記被測定対象物からの反射光と前記参照用
光との重ね合わせる重ね合わせ手段と、前記反射光と前
記参照用光との重ね合わせ光が入射され、当該重ね合わ
せ光の光強度を共焦点検出する受光手段と、前記受光手
段の検出した光強度に基づいて、前記焦点位置での前記
走査方向のコントラスト波形を生成するコントラスト波
形生成手段とを有する。
【0018】前記受光手段は、重ね合わせ光の入射光路
に前記重ね合わせ光の光強度を共焦点検出するための開
口を有する開口板を有する。
【0019】本発明の形状測定方法は、レーザ光源から
放射されたレーザ光を互いに異なる接近した周波数を有
する複数の測定用レーザ光と参照用光とに変換し、前記
複数の測定用レーザ光を同一の光路を通じて被測定対象
物上に集光して前記各測定用レーザ光に対応した異なる
焦点を形成し、かつ、前記被測定対象物上で走査し、前
記測定用レーザ光の前記被測定対象物からの反射光と参
照用光とを重ね合わせ、当該重ね合わせ光の光強度を共
焦点検出し、検出された前記光強度に基づいて、前記各
焦点位置での前記走査方向のコントラスト波形を生成
し、前記各コントラスト波形を合成して、前記被測定対
象物の前記走査方向の表面形状を特定する。
【0020】前記レーザ光に遠紫外線帯域の遠紫外レー
ザ光を用いる。
【0021】前記レーザ光に前記被測定対象物の種類に
応じて遠紫外線帯域の遠紫外レーザ光および可視帯域の
可視レーザ光のいずれかを選択して用いる。
【0022】また、本発明の形状測定方法は、レーザ光
源から放射されたレーザ光を互いに異なる接近した周波
数を有する複数の測定用レーザ光と参照用光とに変換
し、前記複数の測定用レーザ光を同一の光路を通じて被
測定対象物上に集光して前記各測定用レーザ光に対応し
た複数の異なる焦点を形成し、かつ、前記被測定対象物
上で走査し、前記測定用レーザ光の前記被測定対象物か
らの反射光と参照用光とを重ね合わせ、当該重ね合わせ
光の光強度を検出し、検出された前記光強度に基づい
て、前記各焦点位置での前記走査方向のコントラスト波
形を生成し、前記各コントラスト波形を合成して、前記
被測定対象物の前記走査方向の表面形状を特定する。
【0023】また、本発明の形状測定方法は、レーザ光
源から放射されたレーザ光を互いに異なる接近した周波
数を有する測定用レーザ光と参照用光とに変換し、前記
測定用レーザ光を被測定対象物上に集光して焦点を形成
し、かつ、前記被測定対象物上で走査し、前記測定用レ
ーザ光の前記被測定対象物からの反射光と参照用光とを
重ね合わせ、当該重ね合わせ光の光強度を検出し、検出
された前記光強度に基づいて、前記焦点位置での前記走
査方向のコントラスト波形を生成し、前記被測定対象物
の前記走査方向の表面形状を特定する。
【0024】本発明では、レーザ光源から放射されたレ
ーザ光は、光周波数変更手段によって互いに異なる接近
した周波数を有する複数の測定用レーザ光と参照用レー
ザ光とに変換される。光周波数変更手段から出力された
複数の測定用レーザ光は同一の光路を通じて、集光手段
によって被測定対象物上に集光される。集光された測定
用レーザ光は、それぞれ異なる周波数を有するため、被
測定対象物に対して複数の異なる焦点が形成される。集
光された測定用レーザ光は、走査手段によって被測定対
象物を走査され、被測定対象物からの反射光は、重ね合
わせ手段によって、参照用レーザ光と重ね合わせられ、
重ね合わせによって差周波数のうなりが生じる。この差
周波数のうなりが受光手段によって検出される。この測
定用レーザ光と参照用レーザ光とを干渉させ、発生する
差周波数のうなりの検出は、いわゆる光ヘテロダイン検
出と呼ばれるものである。光ヘテロダイン検出によっ
て、得られる像のコントラスト特性が向上し、検出光の
S/N比が向上する。
【0025】また、光ヘテロダイン検出によって光強度
を検出する際に、受光手段は共焦点検出により検出され
る。共焦点検出は、反射光をピンホール、スリット等の
開口を通過させて受光手段の受光面に入射させ、反射光
強度分布の中央部を含む一部の範囲の強度を検出する検
出方法である。共焦点検出によって光学分解能が向上
し、得られる像のコントラスト特性が向上する。
【0026】光ヘテロダイン検出および共焦点検出によ
って受光手段で得られた反射光の強度情報には、複数の
異なる焦点位置における反射光の強度情報が含まれるた
め、コントラスト波形生成手段は、各焦点位置での走査
方向におけるコントラスト波形を生成し、生成された各
コントラスト波形を合成する。合成されたコントラスト
波形は、被測定対象物の表面形状にある程度の深さ方向
の凹凸が存在しても、被測定対象物の表面形状を忠実に
反映する形状となり、被測定対象物の立体的な表面形状
が特定される。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は、本発明が適用され
た重ね合わせ精度測定装置の一実施形態の構成を示す図
である。図1に示す重ね合わせ精度測定装置1は、レー
ザ光源部2と、レーザ光の周波数をシフトさせる光周波
数シフター部6と、レーザビームを走査するレーザ走査
部11と、光検出部12と、共焦点ピンホール板13
と、カメラ部22と、結像レンズ23と、対物レンズ2
4とを具備するレーザ走査型共焦点顕微鏡部と、解析部
21と、カメラ部22と、結像レンズ23と、被測定対
象物としてのウェハWを保持し、ウェハWをX方向,Y
方向およびZ方向へ高精度に位置決め制御することが可
能なステージ25とを有している。
【0028】レーザ光源部2は、遠紫外線レーザ光源3
と、可視レーザ光源4とを有している。遠紫外線レーザ
光源3は、比較的波長の短い遠紫外線帯域の遠紫外線レ
ーザ光を出力する。可視レーザ光源4は、可視光帯域の
可視レーザ光を出力する。遠紫外線レーザ光源3から出
力されたレーザ光は、レーザ光源部2に設けられたビー
ムスプリッタBS2を透過してレーザ光源部2外の所定
の光路に出力される。可視レーザ光源4から出力された
レーザ光は、レーザ光源部2に設けられたビームスプリ
ッタBS1で反射されてビームスプリッタBS2に入射
し、ビームスプリッタBS2で反射されてレーザ光源部
2外の所定の光路に出力される。レーザ光源部2は、可
視光帯域の可視レーザ光と、比較的波長の短い遠紫外線
帯域の遠紫外線レーザ光と測定用途に応じて選択して放
射できる機構を有している。本実施形態では、たとえ
ば、400nm以下の短波長のレーザ光では分光反射率
の悪い、たとえば、ポリシリコン等で形成されたパター
ンの位置ずれの測定には比較的波長の長い可視レーザ光
を用いる。上記のような問題が発生しない、たとえば、
アルミニウム等で形成された配線パターンの位置ずれの
測定には光学分解能が高い短波長の遠紫外線レーザ光を
用いる。
【0029】光周波数シフター部6は、音響光学変調器
(AOM:Acousto-OpticModulator)AOM0,AOM
1,AOM2,AOM3と、レーザ光源部2から出力さ
れ、ビームスプリッタBS3によって2つに分岐された
レーザ光の一方を分岐させて各音響光学変調器AOM
0,AOM1,AOM2,AOM3に入射させるビーム
スプリッタBS4〜BS7とを有する。
【0030】各音響光学変調器AOM0,AOM1,A
OM2,AOM3は、それぞれ入射されたレーザ光Lに
異なる周波数の超音波を加えることで、互いに異なる接
近した周波数にシフトして、互いに異なる周波数のレー
ザ光出力する。音響光学変調器AOM0は、レーザ光L
を周波数をシフトさせて参照用レーザ光L0 に変換して
出力するが、レーザ光Lの周波数を変更せず素通りさせ
て参照用レーザ光L0 の周波数をレーザ光Lと同じ周波
数とする構成としてもよい。また、音響光学変調器AO
M1,AOM2,AOM3は、レーザ光Lを周波数をシ
フトさせてそれぞれ測定用レーザ光L1 、L2 、L3
出力する。
【0031】光周波数シフター部6の出力側には、各音
響光学変調器AOM0,AOM1,AOM2,AOM3
に対応してビームスプリッタBS8〜BS11が設けら
れている。ビームスプリッタBS8は、音響光学変調器
AOM0から出力される参照用レーザ光L0 を反射して
共焦点ピンホール板13の共焦点ピンホール13aに入
射させる。ビームスプリッタBS9〜BS11は、音響
光学変調器AOM1,AOM2,AOM3からそれぞれ
出力される測定用レーザ光L1 、L2 、L3 を反射して
同一の光路を通じてレーザ走査部11に入射させる。な
お、ビームスプリッタBS8〜BS11は、レーザ走査
部11から出力される反射光をそれぞれ透過して共焦点
ピンホール板13の共焦点ピンホール13aに入射させ
る。
【0032】レーザ走査部11は、それぞれビームスプ
リッタBS9〜BS11によって反射され、同一の光路
を通じて光周波数シフター部6からの測定用レーザ光L
1 、L2 、L3 が入射され、これら測定用レーザ光
1 、L2 、L3 を走査して出力する。レーザ走査部1
1は、ここでは機構は図示しないが、たとえば、ガルバ
ノミラーや、超音波光偏光素子等から構成することがで
きる。
【0033】対物レンズ24は、ステージ25に対して
光軸が垂直になるように設けられており、対物レンズ2
4にの上方に設けられたビームスプリッタBS13によ
って反射されるレーザ走査部11から出力された測定用
レーザ光L1 、L2 、L3 を集光してステージ25上に
保持されたウェハW上に焦点を形成する。音響光学変調
器AOM1,AOM2,AOM3からそれぞれ出力され
た測定用レーザ光L1 、L2 、L3 は、周波数が互いに
異なるため、たとえば、図2に示すように、対物レンズ
24によって集光された測定用レーザ光L1 、L2 、L
3の焦点は、Z方向、すなわち、ウェハWの高さ方向の
それぞれ異なる焦点位置f1、f2、f3に形成され
る。
【0034】光検出器12は、ウェハWに入射された測
定用レーザ光L1 、L2 、L3 の反射光と参照用レーザ
光L0 とを重ね合わせた重ね合わせ光の光強度を測定
し、電気信号に変換して解析部21に出力する。ウェハ
Wに入射された測定用レーザ光L1 、L2 、L3 の反射
光は、測定用レーザ光L1 、L2 、L3 の光路を遡って
光検出器12に入射する。すなわち、反射光は、対物レ
ンズ24、ビームスプリッタBS13、レーザ走査部1
1を介して、ビームスプリッタBS11〜BS8を透過
して光検出器12に入射する。このとき、音響光学変調
器AOM0から出力された参照用レーザ光L0 も反射光
と同一の光路を通って光検出器12に入射するため、参
照用レーザ光L0 と反射光とが重ね合わされる。光検出
器12は、たとえば、フォトダイオード等によって構成
することができる。
【0035】共焦点ピンホール板13は、光検出器12
によって重ね合わせ光の光強度を共焦点検出するための
開口である共焦点ピンホール13aが形成されており、
光検出器12に対して所定の位置に設けられている。
【0036】解析部21は、光検出器12の検出信号に
基づいて、ウェハW上の各焦点位置f1、f2およびf
3におけるレーザ走査部11の走査方向に沿ったコント
ラスト波形を生成する。また、解析部21は、生成され
た各焦点位置f1、f2およびf3における各コントラ
スト波形を合成する。さらに、解析部21は、合成され
たコントラスト波形に基づいて、ウェハW上に積層形成
された各パターンの重ね合わせによる各パターンの位置
ずれ(各パターンの重なり具合)を解析する。
【0037】カメラ部22は、レーザ光源部2から出射
されたレーザ光Lのうち、ビームスプリッタBS3で分
岐され、ビームスプリッタBS12、BS12および対
物レンズ24を介してウェハWに入射してレーザ光によ
って得られる一括照明画像やランプ等の照明画像を観察
するために設けられている。結像レンズ22は、カメラ
部22にウェハWの画像を結像させるためのレンズであ
る。
【0038】上記構成の重ね合わせ精度測定装置1で
は、たとえば、積層膜構造を有するウェハWをステージ
25に搭載し、このウェハWに、光周波数シフター部6
で周波数がシフトした測定用レーザ光L1 ,L2 ,L3
をレーザ走査部11で走査し対物レンズ24を介してウ
ェハWに照射する。ウェハWから反射した反射光は、対
物レンズ24を介して光周波数シフター部6で周波数が
シフトした参照用レーザ光L0 とともに共焦点ピンホー
ル板13の共焦点ピンホール13aを経て光検出部12
で受光される。すなわち、重ね合わせ精度測定装置1
は、ウェハWから反射した反射光は、参照用レーザ光L
0 と重ね合わされ、この重ね合わせ光のうなり(光の強
度が差周波数で時間的に変化する現象)を光検出部12
で検出する光ヘテロダイン検出を行う。これと同時に、
重ね合わせ光は、共焦点ピンホール13aを通過するこ
とによって、共焦点検出される。
【0039】光ヘテロダイン検出は、周波数の異なる二
つのレーザ光を干渉させ、これを光検出器によって受光
し、接近した周波数を持つ光波の重ね合わせによって生
ずる差周波数のうなりを発生させ、このうなりの位相変
化から距離を測定する検出方法である。光ヘテロダイン
検出を用いることにより、コントラスト特性および検出
光のS/N比を向上させることができる。また、重ね合
わせ精度測定装置1では、光ヘテロダイン検出を用いる
ことにより、微弱光での測定が可能となり、レーザ光源
部2に遠紫外レーザ光源3を用いることが可能となる。
短波長の遠紫外レーザ光を用いることにより、光学分解
能を向上させることができる。
【0040】共焦点検出は、反射光をピンホールやスリ
ット等の開口を通過させて受光し、反射光強度分布の中
央部を含む一部の範囲の強度を検出する検出方法であ
り、反射光に付随する各種のノイズ光が受光面に入らな
いようにカットし、いわゆるエアリーディスク内の強度
のみを測定するため、像のコントラスト特性を向上する
ことができ、光学分解能を向上させることができる。
【0041】次に、上記構成の重ね合わせ精度測定装置
1を用いた各パターンの重なり具合の検査方法の一例に
ついて説明する。ここでは、図3を参照して、積層膜構
造を有する半導体デバイスの製造過程において、集積回
路プロセス、たとえば、アルミニウム配線工程でのウェ
ハW上のシリコンオキサイドからなるパターンSP上の
アルミニウムからなる配線パターンAPと、レジストパ
ターンRPとの重ね合わせによる位置ずれを検査する場
合を例に説明する。
【0042】まず、重ね合わせ精度測定装置1のステー
ジ25上に、ウェハWを搭載する。ウェハWの所定のア
ライメントを行い、ステージ25を所定の位置に移動す
る。
【0043】この状態で、ウェハWに、光周波数シフタ
ー部6の音響光学変調器AOM1,AOM2,AOM3
で周波数がシフトした測定用レーザ光L1 ,L2 ,L3
をレーザ走査部11によってX方向に走査し、対物レン
ズ24を介してウェハWに照射する。 対物レンズ24
を介して照射された測定用レーザ光L1 ,L2 ,L
3は、ウェーハWに対して図2において説明したよう
に、異なる焦点位置f1,f2,f3で焦点を形成す
る。
【0044】図3は、ウェハW上に積層されたパターン
の断面構造と上記した解析部21において生成されたコ
ントラスト波形の一例とを示しており、(a)は焦点位
置f1、(b)は焦点位置f2、(c)は焦点位置f3
におけるコントラスト波形を示している。図3(a)〜
(c)からわかるように、各コントラスト波形は、各焦
点位置f1、f2、f3の近傍の形状を反映した波形と
なるが、各焦点位置f1、f2、f3から離れた位置の
形状は反映していない。このため、各コントラスト波形
からは、ウェハW上の積層されたパターンの立体形状は
特定できない。
【0045】このため、解析部21では、各焦点位置f
1、f2、f3における各コントラスト波形を合成す
る。図3(d)は各焦点位置f1、f2、f3における
各コントラスト波形を合成したコントラスト波形を示し
ている。図3(d)からわかるように、各焦点位置f
1、f2、f3における各コントラスト波形を合成する
と、ウェハW上に積層されたパターンの断面構造を反映
したコントラスト波形を得ることができる。この結果、
ウェハW上に積層されたパターンの立体形状を特定する
ことが可能となる。
【0046】このように、ウェハWからの反射光は、各
焦点位置f1、f2、f3におけるウェハW上の積層膜
構造を形成する各パターンの段差に応じた情報をそれぞ
れにもつ。したがって、解析部21においてコントラス
ト波形を解析することで、各パターンの段差のエッジ位
置を求めることができる。合成されたコントラスト波形
に基づいて、パターンALを検出し、そのパターンAL
のエッジ位置(段差部分)を求める。同様に、レジスト
パターンRPを検出し、レジストパターンRPのエッジ
位置を求める。次いで、解析部21において、各パター
ンAL、RPの、重ね合わせによる位置ずれ量を算出す
る。
【0047】位置ずれ量の算出に関しては、たとえば、
パターンALのエッジの相互の中心位置と、レジストパ
ターンRPのエッジ間の中心位置との差を求めるなどの
方法を採ることができる。上述の処理を、半導体ウェー
ハWのY方向についても同様に実施することにより、積
層膜構造を形成する各パターンAL,RPの重なり具合
を正確に検出することが可能となる。
【0048】上記したように、本実施形態に係る重ね合
わせ精度測定装置1によれば、従来の二次元画像の重ね
合わせ精度測定装置では正確に計測できなかった段差の
大きいレジストパターンRPとアルミニウムのパターン
APの立体形状を正確に測定でき、この結果、レジスト
パターンRPとパターンAPとの重ね合わせずれを正確
に測定できる。また、本実施形態では、共焦点検出によ
って、光学分解能を向上させ、光ヘテロダイン検出と複
数の焦点位置における同時検出によって、リアルタイム
な三次元測定ができる。特に、本実施形態の重ね合わせ
精度測定装置1によれば、LSIなどの微細化が進む半
導体デバイスの製造において、平坦化された積層膜構造
の各パターンの、重ね合わせによる位置ずれをも容易に
検査することが可能となる。なお、上述した実施形態に
おいて、光周波数シフターは音響光学変調器を3個用い
たが、さらに個数を多くすると重ね合わせ精度を向上さ
せることができる。
【0049】また、光周波数シフター部6には、たとえ
ば、音響光学偏向器(Acousto-OpticDeflector ;AO
D)や表面弾性波(Surface Acoustic Wave;SAW)素
子による音響光学変調器などを用いてもよい。また、重
ね合わせ精度測定装置1は、アルミニウムの配線工程で
の、レジストパターンRPとアルミニウムのパターンA
Pとの各パターンの重ね合わせずれを検査する場合に限
らず、各種工程での、さまざまな積層膜構造の半導体デ
バイスにおける、各種パターンの重ね合わせ精度を測定
検査する場合に適用できる。
【0050】また、本実施形態によれば、光検出器12
に共焦点ピンホール板13を設けて反射光の強度を共焦
点検出することにより、光学分解能を向上させ、コント
ラスト特性を向上させることができる。また、周波数の
異なる測定用レーザ光と参照用レーザ光とを重ね合わ
せ、測定用レーザ光と参照用レーザ光との干渉によって
発生する差周波数のうなりを光検出器12で検出する光
ヘテロダイン検出を用いることにより、コントラスト波
形の精度が向上し、かつ検出する光のS/Nを向上させ
ることができる。また、本実施形態によれば、光ヘテロ
ダイン検出を用いることにより、レーザ光に比較的微弱
光を用いても精度の良いコントラスト波形が得られるた
め、レーザ光に比較的波長の短い遠紫外線レーザ光を使
用でき、光学分解能をさらに向上させることができる。
【0051】また、従来においては、立体的な形状を得
るためには、たとえば、ウェハを保持するステージを測
定用レーザの入射方向に移動させながら複数の二次元画
像を取得し、これらの画像を合成することにより立体画
像を合成する構成としているため、立体的な形状を得る
のに時間を要し、ステージを移動させるため得られる画
像の精度も低下するが、本実施形態では、立体的な形状
を瞬時に得ることができ、得られる画像の精度も高いも
のとなる。また、本実施形態では、光周波数シフター部
6には、測定用レーザ光を生成するために音響光学変調
器を3個用いたが、さらに個数を多くすると、さらに高
精度なコントラスト波形を得ることができ、重ね合わせ
精度測定を一層向上させることができる。
【0052】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れない。たとえば、共焦点ピンホール板13を用いず共
焦点検出を行わない構成とすることもできる。この場合
には、共焦点検出を行わないためコントラスト特性は多
少低下するが、装置構成を簡略化することができる。ま
た、上述した実施形態では、複数の音響光学変調器AO
M1〜AOM3を用いて、ウェハW上に異なる焦点位置
を形成したが、たとえば、単一の音響光学変調器AOM
を用いて複数の焦点を形成しない構成とすることも可能
である。たとえば、ウェハWの表面形状が比較的浅い段
差部を有する場合には、共焦点検出と光ヘテロダイン検
出とによって、コントラスト特性が向上したコントラス
ト波形を得ることができ、表面形状を正確に特定するこ
とができる。また、本発明は、半導体装置の重ね合わせ
精度の測定のみならず、様々な微細な測定物の形状の測
定に適用することが可能である。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、光ヘテロダイン検出を
用いることにより微弱光での計測が可能となり、レーザ
光源に遠紫外線レーザを使用できる。また、本発明によ
れば、複数の異なる焦点を形成して、各焦点位置でのコ
ントラスト波形を求めることにより、リアルタイムな3
次元形状の測定が可能となり、かつ測定時間の短縮も図
れる。また、本発明によれば、複数の異なる焦点を立体
的な被検体の深さ方向に移動させながら繰り返すことに
より高精細な立体情報が得られ、三次元画像観察にも応
用できる。たとえば、アスペクト比の大きいコンタクト
ホールの穴底の観察、測定も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る半導体検査装置の構
成を示す図である。
【図2】複数の測定用レーザ光を対物レンズで集光して
異なる複数の焦点を形成した状態を示す図である。
【図3】ウェハ上に積層されたパターンの断面構造と解
析部21において生成されたコントラスト波形の一例と
を示す図である。
【図4】重ね合わせによる各パターンの位置ずれを検査
する二次元画像の重ね合わせ精度測定装置の構成の要部
を概略的に示す図である。
【図5】重ね合わせ精度測定装置による検査に用いられ
るボックスマークBMの形状を概略的に示す図であっ
て、(a)は平面図であり、(b)は断面図である。
【図6】ボックスマークBMとその反射光像から求めら
れるコントラスト波形との関係を示す図である。
【図7】(a)は積層膜構造を有する半導体デバイスの
製造過程における断面図であり、(b)はそのコントラ
スト波形を示す図である。
【符号の説明】 1…重ね合わせ精度測定装置、2…レーザ光源部、3…
遠紫外レーザ光源、4…可視光レーザ光源、6…光周波
数シフター部、11…レーザ走査部、12…光検出器、
13…共焦点ピンホール板、21…解析部、22…カメ
ラ部、23…結像レンズ、24…対物レンズ、25…ス
テージ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F064 AA09 CC01 FF01 FF08 GG22 GG55 GG70 HH01 HH03 HH05 HH08 HH09 HH10 JJ05 2F065 AA04 AA12 AA17 AA20 AA53 AA56 BB02 BB17 CC19 DD04 DD06 FF01 FF04 FF52 GG04 GG21 GG23 GG25 HH04 JJ01 JJ03 JJ05 JJ18 JJ19 JJ26 LL13 LL30 LL57 LL62 MM16 NN06 NN08 PP12 PP24

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザ光源部と、 前記レーザ光源部から放射されたレーザ光が入力され、
    レーザ光を互いに異なる接近した周波数を有する複数の
    測定用レーザ光と参照用レーザ光とに変換して出力する
    光周波数変更手段と、 前記光周波数変更手段から出力された測定用レーザ光が
    同一の光路を通じて入射され、当該測定用レーザ光を被
    測定対象物上に集光して前記各測定用レーザ光に対応し
    た複数の異なる焦点を形成する集光手段と、 前記集光された測定用レーザ光を被測定対象物上で走査
    する走査手段と、 前記測定用レーザ光の前記被測定対象物からの反射光と
    前記参照用光とを重ね合わせる重ね合わせ手段と、 前記反射光と前記参照用光との重ね合わせ光が入射さ
    れ、当該重ね合わせ光の光強度を共焦点検出する受光手
    段と、 前記受光手段の検出した光強度に基づいて、前記各焦点
    位置での前記走査方向のコントラスト波形を生成し、前
    記各コントラスト波形を合成するコントラスト波形生成
    手段とを有する形状測定装置。
  2. 【請求項2】前記受光手段は、前記重ね合わせ光を受光
    する受光素子と、 前記重ね合わせ光の前記受光素子への入射光路に設けら
    れた前記重ね合わせ光の光強度を共焦点検出するための
    開口を有する開口板とを有する請求項1に記載の形状測
    定装置。
  3. 【請求項3】前記レーザ光源部は、可視帯域の可視レー
    ザ光と、遠紫外線帯域の遠紫外レーザ光とを選択的に出
    力可能である請求項1に記載の形状測定装置。
  4. 【請求項4】前記重ね合わせ手段は、前記光周波数変更
    手段から出力される参照用レーザ光を前記受光手段に反
    射させ、前記各測定用レーザ光と同一の光路を遡って入
    射する前記被測定対象物からの反射光を透過して前記受
    光手段に入射させるビームスプリッタを有する請求項1
    に記載の形状測定装置。
  5. 【請求項5】前記光周波数シフト手段は、それぞれ異な
    る周波数の超音波によって前記レーザ光源部から放射さ
    れるレーザ光の周波数を変える複数の音響光学変調手段
    を有する請求項1に記載の形状測定装置。
  6. 【請求項6】レーザ光源と、 前記レーザ光源から放射されたレーザ光が入力され、レ
    ーザ光を互いに異なる接近した周波数を有する複数の測
    定用レーザ光と参照用レーザ光とに変換して出力する光
    周波数変更手段と、 前記光周波数変更手段から出力された測定用レーザ光が
    同一の光路を通じて入射され、当該測定用レーザ光を被
    測定対象物上に集光して前記各測定用レーザ光に対応し
    た複数の異なる焦点を形成する集光手段と、 前記集光された測定用レーザ光を被測定対象物上で走査
    する走査手段と、 前記測定用レーザ光の前記被測定対象物からの反射光と
    前記参照用光とを重ね合わせる重ね合わせ手段と、 前記反射光と前記参照用光との重ね合わせ光が入射さ
    れ、当該重ね合わせ光の光強度を検出する受光手段と、 前記受光手段の検出した光強度に基づいて、前記各焦点
    位置での前記走査方向のコントラスト波形を生成し、前
    記各コントラスト波形を合成するコントラスト波形生成
    手段とを有する形状測定装置。
  7. 【請求項7】レーザ光源と、 前記レーザ光源から放射されたレーザ光が入力され、レ
    ーザ光を互いに異なる接近した周波数を有する複数の測
    定用レーザ光と参照用レーザ光とに変換して出力する光
    周波数変更手段と、 前記光周波数変更手段から出力された測定用レーザ光を
    被測定対象物上に集光して焦点を形成する集光手段と、 前記集光された測定用レーザ光を被測定対象物上で走査
    する走査手段と、 前記測定用レーザ光の前記被測定対象物からの反射光と
    前記参照用光とを重ね合わせる重ね合わせ手段と、 前記反射光と前記参照用光との重ね合わせ光が入射さ
    れ、当該重ね合わせ光の光強度を共焦点検出する受光手
    段と、 前記受光手段の検出した光強度に基づいて、前記焦点位
    置での前記走査方向のコントラスト波形を生成するコン
    トラスト波形生成手段とを有する形状測定装置。
  8. 【請求項8】前記受光手段は、重ね合わせ光の入射光路
    に前記重ね合わせ光の光強度を共焦点検出するための開
    口を有する開口板を有する請求項7に記載の形状測定装
    置。
  9. 【請求項9】レーザ光源から放射されたレーザ光を互い
    に異なる接近した周波数を有する複数の測定用レーザ光
    と参照用光とに変換し、 前記複数の測定用レーザ光を同一の光路を通じて被測定
    対象物上に集光して前記各測定用レーザ光に対応した複
    数の異なる焦点を形成し、かつ、前記被測定対象物上で
    走査し、 前記測定用レーザ光の前記被測定対象物からの反射光と
    参照用光とを重ね合わせ、当該重ね合わせ光の光強度を
    共焦点検出し、 検出された前記光強度に基づいて、前記各焦点位置での
    前記走査方向のコントラスト波形を生成し、 前記各コントラスト波形を合成して、前記被測定対象物
    の前記走査方向の表面形状を特定する形状測定方法。
  10. 【請求項10】前記レーザ光に遠紫外線帯域の遠紫外レ
    ーザ光を用いる請求項9に記載の形状測定方法。
  11. 【請求項11】前記レーザ光に前記被測定対象物の種類
    に応じて遠紫外線帯域の遠紫外レーザ光および可視帯域
    の可視レーザ光のいずれかを選択して用いる請求項9に
    記載の形状測定方法。
  12. 【請求項12】レーザ光源から放射されたレーザ光を互
    いに異なる接近した周波数を有する複数の測定用レーザ
    光と参照用光とに変換し、 前記複数の測定用レーザ光を同一の光路を通じて被測定
    対象物上に集光し、前記各測定用レーザ光に対応した複
    数の異なる焦点を形成し、かつ、前記被測定対象物上で
    走査し、 前記測定用レーザ光の前記被測定対象物からの反射光と
    参照用光とを重ね合わせ、当該重ね合わせ光の光強度を
    検出し、 検出された前記光強度に基づいて、前記焦点位置での前
    記走査方向のコントラスト波形を生成し、 前記各コントラスト波形を合成して、前記被測定対象物
    の前記走査方向の表面形状を特定する形状測定方法。
  13. 【請求項13】レーザ光源から放射されたレーザ光を互
    いに異なる接近した周波数を有する測定用レーザ光と参
    照用光とに変換し、 前記測定用レーザ光を被測定対象物上に集光して焦点を
    形成し、かつ、前記被測定対象物上で走査し、 前記測定用レーザ光の前記被測定対象物からの反射光と
    参照用光とを重ね合わせ、当該重ね合わせ光の光強度を
    検出し、 検出された前記光強度に基づいて、前記焦点位置での前
    記走査方向のコントラスト波形を生成し、前記被測定対
    象物の前記走査方向の表面形状を特定する形状測定方
    法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6714892B2 (en) * 2001-03-12 2004-03-30 Agere Systems, Inc. Three dimensional reconstruction metrology
JP2007271300A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 表面形状測定方法および測定装置

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