JP2000199339A - ハッカーリバーサー - Google Patents
ハッカーリバーサーInfo
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- JP2000199339A JP2000199339A JP11000993A JP99399A JP2000199339A JP 2000199339 A JP2000199339 A JP 2000199339A JP 11000993 A JP11000993 A JP 11000993A JP 99399 A JP99399 A JP 99399A JP 2000199339 A JP2000199339 A JP 2000199339A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- hook
- hole
- tip
- hook rod
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 く字形に屈曲した鉄筋結束具を用い結束具の
手元を把持し手首を利かして回転させ鉄筋同志を鉄線で
結止し鉄筋を組み立てているが、施工現場が狭隘な場所
のとき手元を回転させることができない。 【解決手段】 内周面に凹溝１ａを設けた握持部１に、
外周面に螺旋溝２ａを設けた回転子２を嵌挿し、凹溝と
螺旋溝の間の空間に鋼球４を遊嵌し、握持部先端部に内
突した係止縁１ｃと回転子頭部の鍔縁２ｂにわたり押圧
コイルばね３を弾支し、回転子頭部を被うキャップ１ｄ
を握持部基端の開口へ嵌着し、握持部先端から突出させ
た回転子の突出部に盲角孔２ｃと盲角孔に連通するネジ
孔５ｃを穿設しフック５ちを形成したフック杆５の基端
部に角柱部５ｂを形成して角柱部を盲角孔に着脱自在に
嵌挿し止着ボルト６で固定した。
手元を把持し手首を利かして回転させ鉄筋同志を鉄線で
結止し鉄筋を組み立てているが、施工現場が狭隘な場所
のとき手元を回転させることができない。 【解決手段】 内周面に凹溝１ａを設けた握持部１に、
外周面に螺旋溝２ａを設けた回転子２を嵌挿し、凹溝と
螺旋溝の間の空間に鋼球４を遊嵌し、握持部先端部に内
突した係止縁１ｃと回転子頭部の鍔縁２ｂにわたり押圧
コイルばね３を弾支し、回転子頭部を被うキャップ１ｄ
を握持部基端の開口へ嵌着し、握持部先端から突出させ
た回転子の突出部に盲角孔２ｃと盲角孔に連通するネジ
孔５ｃを穿設しフック５ちを形成したフック杆５の基端
部に角柱部５ｂを形成して角柱部を盲角孔に着脱自在に
嵌挿し止着ボルト６で固定した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は法面強化のためのコ
ンクリート製法枠用骨材の鉄筋を鉄線で結止し組み立て
て型枠を構築する際や、建築現場用の足場を鉄線で結止
し組み立て構築する際に使用する鉄筋結束具に関する。
ンクリート製法枠用骨材の鉄筋を鉄線で結止し組み立て
て型枠を構築する際や、建築現場用の足場を鉄線で結止
し組み立て構築する際に使用する鉄筋結束具に関する。
【０００２】
【従来の技術】コンクリート製法枠用骨材の鉄筋相互を
二つ折した鉄線で結束し組み立てる際に、先端にフック
を形成し、且つ、く字形に屈曲した杆体からなる鉄線結
束具の基部を作業者が手首を利かして回転させることに
よりフックに係止した鉄線を捩じり合わせ型枠を構築し
ている。
二つ折した鉄線で結束し組み立てる際に、先端にフック
を形成し、且つ、く字形に屈曲した杆体からなる鉄線結
束具の基部を作業者が手首を利かして回転させることに
よりフックに係止した鉄線を捩じり合わせ型枠を構築し
ている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】鉄筋の組み立て場所が
極めて狭隘である場合、作業者が手を差し入れることが
困難なため手首を回転させ鉄線を結束できない。
極めて狭隘である場合、作業者が手を差し入れることが
困難なため手首を回転させ鉄線を結束できない。
【０００４】
【課題を解決するための手段】内周面の直径方向へ多数
の凹溝を設けたシリンダ部材からなる握持部に、外周面
に螺旋溝を設けたピストン部材からなる回転子を嵌挿す
ると共に凹溝と螺旋溝との間に形成される空間へ鋼球を
遊嵌し、握持部の基端内周に段部を設けて回転子頭部に
設けた鍔縁を係止し、且つ、鍔縁を被うキャップを段部
に嵌着し、回転子の先端を握持部先端から突出させて突
出部に盲角孔と、盲角孔に交差する通孔を穿設し、先端
にフックを形成したフック杆の基端を盲角孔に嵌挿する
角柱部に形成すると共に角柱部に通孔と連通するネジ孔
を設けて止着ボルトでフック杆を回転子に着脱自在に装
着し、握持部の先端内周に内突した係止縁と鍔縁間に押
圧コイルばねを弾支させることにより鉄筋の組み立て場
所が極めて狭隘な場合に鉄線結束が容易に施工できる鉄
筋結束具を提供することを目的とする。
の凹溝を設けたシリンダ部材からなる握持部に、外周面
に螺旋溝を設けたピストン部材からなる回転子を嵌挿す
ると共に凹溝と螺旋溝との間に形成される空間へ鋼球を
遊嵌し、握持部の基端内周に段部を設けて回転子頭部に
設けた鍔縁を係止し、且つ、鍔縁を被うキャップを段部
に嵌着し、回転子の先端を握持部先端から突出させて突
出部に盲角孔と、盲角孔に交差する通孔を穿設し、先端
にフックを形成したフック杆の基端を盲角孔に嵌挿する
角柱部に形成すると共に角柱部に通孔と連通するネジ孔
を設けて止着ボルトでフック杆を回転子に着脱自在に装
着し、握持部の先端内周に内突した係止縁と鍔縁間に押
圧コイルばねを弾支させることにより鉄筋の組み立て場
所が極めて狭隘な場合に鉄線結束が容易に施工できる鉄
筋結束具を提供することを目的とする。
【０００５】
【発明の実施の形態】図１は本発明に係る鉄線結束具を
示す断面図であり、シリンダ部材の内周面に直径方向へ
多数の凹溝１ａを等間隔に設けると共に、基端開口部内
周に段部１ｂを設け、且つ、先端内周に係止縁１ｃを内
突して握持部１を形成する。ピストン部材の外周面に螺
旋溝２ａを凹設すると共に基部に鍔縁２ｂを突設し、係
止縁１ｃと鍔縁２ｂ間にわたり押圧コイルばね３を弾支
させ、更に、先端部に盲角孔２ｃと、盲角孔２ｃに交差
する通孔２ｄを穿設した回転子２を中空の握持部１に回
転自在に嵌挿し、凹溝１ａと螺旋溝２ａ間に形成される
空間へ鋼球４を遊嵌し回転子２の先端を握持部１から突
出させ、該突出部の前記盲角孔２ｃに、フック５ａを先
端に形成したフック杆５の基部に形成した角柱部５ｂを
嵌脱自在に嵌着し、角柱部５ｂにネジ孔５ｃを穿設して
回転子の通孔２ｄと連通させ止着ボルト６を螺挿して回
転子２の突出端にフック杆５を着脱自在に装着するので
あり、更に、握持部１の適所に回転子の螺旋溝２ａに嵌
脱自在に装入するストッパ片７ａを設けたストップ釦７
を設けた。本発明はこのように構成されるから、法枠施
工現場において鉄筋組立てが非常に困難な狭隘な場所で
あつても、フック杆５を差し入れることができれば、結
束用の鉄線にフック５ａを係止し手元の握持部１を前後
に引く、戻すという動作を繰り返すことにより握持部の
凹溝１ａと回転子の螺旋溝２ａとの間に形成される空間
を鋼球４が遊動するため回転子２が回転し、回転子と一
体のフック杆５も共回転してフック５ａに係止した鉄線
を鉄筋に結止するのである。握持部１を手元へ引くとき
は回転子の鍔縁２ｂと握持部のキャップ１ｄとの圧接が
離れると共に、鍔縁２ｂと握持部の係止縁１ｃにわたり
弾支した押圧コイルばね３が圧縮される。手元へ引いた
握持部１を戻すと押圧コイルばね３の弾発力によつて回
転子２が引き戻され鋼球４が逆方向へ遊動してフック杆
５が逆転するのである。フック杆５のストップ釦７を押
圧すると一体のストッパ片７ａが回転子の螺旋溝２ａへ
係止するため回転を阻止し、握持部１とフック杆５とが
固定される。
示す断面図であり、シリンダ部材の内周面に直径方向へ
多数の凹溝１ａを等間隔に設けると共に、基端開口部内
周に段部１ｂを設け、且つ、先端内周に係止縁１ｃを内
突して握持部１を形成する。ピストン部材の外周面に螺
旋溝２ａを凹設すると共に基部に鍔縁２ｂを突設し、係
止縁１ｃと鍔縁２ｂ間にわたり押圧コイルばね３を弾支
させ、更に、先端部に盲角孔２ｃと、盲角孔２ｃに交差
する通孔２ｄを穿設した回転子２を中空の握持部１に回
転自在に嵌挿し、凹溝１ａと螺旋溝２ａ間に形成される
空間へ鋼球４を遊嵌し回転子２の先端を握持部１から突
出させ、該突出部の前記盲角孔２ｃに、フック５ａを先
端に形成したフック杆５の基部に形成した角柱部５ｂを
嵌脱自在に嵌着し、角柱部５ｂにネジ孔５ｃを穿設して
回転子の通孔２ｄと連通させ止着ボルト６を螺挿して回
転子２の突出端にフック杆５を着脱自在に装着するので
あり、更に、握持部１の適所に回転子の螺旋溝２ａに嵌
脱自在に装入するストッパ片７ａを設けたストップ釦７
を設けた。本発明はこのように構成されるから、法枠施
工現場において鉄筋組立てが非常に困難な狭隘な場所で
あつても、フック杆５を差し入れることができれば、結
束用の鉄線にフック５ａを係止し手元の握持部１を前後
に引く、戻すという動作を繰り返すことにより握持部の
凹溝１ａと回転子の螺旋溝２ａとの間に形成される空間
を鋼球４が遊動するため回転子２が回転し、回転子と一
体のフック杆５も共回転してフック５ａに係止した鉄線
を鉄筋に結止するのである。握持部１を手元へ引くとき
は回転子の鍔縁２ｂと握持部のキャップ１ｄとの圧接が
離れると共に、鍔縁２ｂと握持部の係止縁１ｃにわたり
弾支した押圧コイルばね３が圧縮される。手元へ引いた
握持部１を戻すと押圧コイルばね３の弾発力によつて回
転子２が引き戻され鋼球４が逆方向へ遊動してフック杆
５が逆転するのである。フック杆５のストップ釦７を押
圧すると一体のストッパ片７ａが回転子の螺旋溝２ａへ
係止するため回転を阻止し、握持部１とフック杆５とが
固定される。
【０００６】
【発明の効果】鉄筋組立てが非常に困難な狭隘な場所で
あつてもフック杆５を差し入れることができれば、握持
部１を手元へ引き寄せる動作だけでフック杆５が回転
し、フック５ａで鉄線を捩って鉄筋同志を容易に結束で
きる。鉄筋結束後フック杆５の係止を解放すると、押圧
コイルばね３が弾発し、回転子２を引き戻して鍔縁２ｂ
がャップ１ｄに圧接し原位置に復帰するため鋼球４も亦
螺旋溝２ａを逆方向へ遊動しフック杆５が逆転する。
又、所望長さのフック杆５を選択して止着ボルト６で固
定し施工現場の状況に応じた鉄筋結束を容易に行うこと
ができる。
あつてもフック杆５を差し入れることができれば、握持
部１を手元へ引き寄せる動作だけでフック杆５が回転
し、フック５ａで鉄線を捩って鉄筋同志を容易に結束で
きる。鉄筋結束後フック杆５の係止を解放すると、押圧
コイルばね３が弾発し、回転子２を引き戻して鍔縁２ｂ
がャップ１ｄに圧接し原位置に復帰するため鋼球４も亦
螺旋溝２ａを逆方向へ遊動しフック杆５が逆転する。
又、所望長さのフック杆５を選択して止着ボルト６で固
定し施工現場の状況に応じた鉄筋結束を容易に行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明に係る鉄筋結束具を示す断面図。
１ 握持部 １ａ 凹溝 １ｂ 段部 １ｃ 係
止縁 １ｄ キャップ ２ 回転子 ２ａ 螺旋溝 ２ｂ 鍔縁 ２ｃ
盲角孔 ２ｄ 通孔 ３ 押圧コイルばね ４ 鋼球 ５ フック杆
５ａ フック ５ｂ 角柱部 ５ｃ ネジ孔 ６ 止着ボルト
７ ストップ釦
止縁 １ｄ キャップ ２ 回転子 ２ａ 螺旋溝 ２ｂ 鍔縁 ２ｃ
盲角孔 ２ｄ 通孔 ３ 押圧コイルばね ４ 鋼球 ５ フック杆
５ａ フック ５ｂ 角柱部 ５ｃ ネジ孔 ６ 止着ボルト
７ ストップ釦
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成１１年１１月２６日（１９９９．１１．
２６）
２６）
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 ハッカーリバーサー
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は法面強化のためのコ
ンクリート製法枠用骨材の鉄筋を鉄線で結止し組み立て
て型枠を構築する際や、建築現場用の足場を鉄線で結止
し組み立て構築する際に使用するハッカーリバーサーに
関する。
ンクリート製法枠用骨材の鉄筋を鉄線で結止し組み立て
て型枠を構築する際や、建築現場用の足場を鉄線で結止
し組み立て構築する際に使用するハッカーリバーサーに
関する。
【０００２】
【従来の技術】コンクリート製法枠用骨材の鉄筋相互を
二つ折した鉄線で結束し組み立てる際に、先端にフック
を形成し、且つ、く字形に屈曲した杆体からなる鉄線結
束具の基部を作業者が手首を利かして回転させることに
よりフックに係止した鉄線を捩じり合わせ型枠を構築し
ている。
二つ折した鉄線で結束し組み立てる際に、先端にフック
を形成し、且つ、く字形に屈曲した杆体からなる鉄線結
束具の基部を作業者が手首を利かして回転させることに
よりフックに係止した鉄線を捩じり合わせ型枠を構築し
ている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】鉄筋の組み立て場所が
極めて狭隘である場合、作業者が手を差し入れることが
困難なため手首を回転させ鉄線を結束できない。
極めて狭隘である場合、作業者が手を差し入れることが
困難なため手首を回転させ鉄線を結束できない。
【０００４】
【課題を解決するための手段】内周面の直径方向へ多数
の凹溝を設けたシリンダ部材からなる握持部に、外周面
に螺旋溝を設けたピストン部材からなる回転子を嵌挿す
ると共に凹溝と螺旋溝との間に形成される空間へ鋼球を
遊嵌し、握持部の基端内周に段部を設けて回転子頭部に
設けた鍔縁を係止し、且つ、鍔縁を被うキャップを段部
に嵌着し、回転子の先端を握持部先端から突出させて突
出部に盲角孔と、盲角孔に交差する通孔を穿設し、先端
にフックを形成したフック杆の基端を盲角孔に嵌挿する
角柱部に形成すると共に角柱部に通孔と連通するネジ孔
を設けて止着ボルトでフック杆を回転子に着脱自在に装
着し、握持部の先端内周に内突した係止縁と鍔縁間に押
圧コイルばねを弾支させることにより鉄筋の組み立て場
所が極めて狭隘な場合に鉄線結束が容易に施工できるハ
ッカーリバーサーを提供することを目的とする。
の凹溝を設けたシリンダ部材からなる握持部に、外周面
に螺旋溝を設けたピストン部材からなる回転子を嵌挿す
ると共に凹溝と螺旋溝との間に形成される空間へ鋼球を
遊嵌し、握持部の基端内周に段部を設けて回転子頭部に
設けた鍔縁を係止し、且つ、鍔縁を被うキャップを段部
に嵌着し、回転子の先端を握持部先端から突出させて突
出部に盲角孔と、盲角孔に交差する通孔を穿設し、先端
にフックを形成したフック杆の基端を盲角孔に嵌挿する
角柱部に形成すると共に角柱部に通孔と連通するネジ孔
を設けて止着ボルトでフック杆を回転子に着脱自在に装
着し、握持部の先端内周に内突した係止縁と鍔縁間に押
圧コイルばねを弾支させることにより鉄筋の組み立て場
所が極めて狭隘な場合に鉄線結束が容易に施工できるハ
ッカーリバーサーを提供することを目的とする。
【０００５】
【発明の実施の形態】図１は本発明に係る鉄線結束具を
示す断面図であり、シリンダ部材の内周面に直径方向へ
多数の凹溝１ａを等間隔に設けると共に、基端開口部内
周に段部１ｂを設け、且つ、先端内周に係止縁１ｃを内
突して握持部１を形成する。ピストン部材の外周面に螺
旋溝２ａを凹設すると共に基部に鍔縁２ｂを突設し、係
止縁１ｃと鍔縁２ｂ間にわたり押圧コイルばね３を弾支
させ、更に、先端部に盲角孔２ｃと、盲角孔２ｃに交差
する通孔２ｄを穿設した回転子２を中空の握持部１に回
転自在に嵌挿し、凹溝１ａと螺旋溝２ａ間に形成される
空間へ鋼球４を遊嵌し回転子２の先端を握持部１から突
出させ、該突出部の前記盲角孔２ｃに、フック５ａを先
端に形成したフック杆５の基部に形成した角柱部５ｂを
嵌脱自在に嵌着し、角柱部５ｂにネジ孔５ｃを穿設して
回転子の通孔２ｄと連通させ止着ボルト６を螺挿して回
転子２の突出端にフック杆５を着脱自在に装着するので
あり、更に、握持部１の適所に回転子の螺旋溝２ａに嵌
脱自在に装入するストッパ片７ａを設けたストップ釦７
を設けた。本発明はこのように構成されるから、法枠施
工現場において鉄筋組立てが非常に困難な狭隘な場所で
あつても、フック杆５を差し入れることができれば、結
束用の鉄線にフック５ａを係止し手元の握持部１を前後
に引く、戻すという動作を繰り返すことにより握持部の
凹溝１ａと回転子の螺旋溝２ａとの間に形成される空間
を鋼球４が遊動するため回転子２が回転し、回転子と一
体のフック杆５も共回転してフック５ａに係止した鉄線
を鉄筋に結束するのである。握持部１を手元へ引くとき
は回転子の鍔縁２ｂと握持部のキャップ１ｄとの圧接が
離れると共に、鍔縁２ｂと握持部の係止縁１ｃにわたり
弾支した押圧コイルばね３が圧縮される。手元へ引いた
握持部１を戻すと押圧コイルばね３の弾発力によつて回
転子２が引き戻され鋼球４が逆方向へ遊動してフック杆
５が逆転するのである。フック杆５のストップ釦７を押
圧すると一体のストッパ片７ａが回転子の螺旋溝２ａへ
係止するため回転を阻止し、握持部１とフック杆５とが
固定される。
示す断面図であり、シリンダ部材の内周面に直径方向へ
多数の凹溝１ａを等間隔に設けると共に、基端開口部内
周に段部１ｂを設け、且つ、先端内周に係止縁１ｃを内
突して握持部１を形成する。ピストン部材の外周面に螺
旋溝２ａを凹設すると共に基部に鍔縁２ｂを突設し、係
止縁１ｃと鍔縁２ｂ間にわたり押圧コイルばね３を弾支
させ、更に、先端部に盲角孔２ｃと、盲角孔２ｃに交差
する通孔２ｄを穿設した回転子２を中空の握持部１に回
転自在に嵌挿し、凹溝１ａと螺旋溝２ａ間に形成される
空間へ鋼球４を遊嵌し回転子２の先端を握持部１から突
出させ、該突出部の前記盲角孔２ｃに、フック５ａを先
端に形成したフック杆５の基部に形成した角柱部５ｂを
嵌脱自在に嵌着し、角柱部５ｂにネジ孔５ｃを穿設して
回転子の通孔２ｄと連通させ止着ボルト６を螺挿して回
転子２の突出端にフック杆５を着脱自在に装着するので
あり、更に、握持部１の適所に回転子の螺旋溝２ａに嵌
脱自在に装入するストッパ片７ａを設けたストップ釦７
を設けた。本発明はこのように構成されるから、法枠施
工現場において鉄筋組立てが非常に困難な狭隘な場所で
あつても、フック杆５を差し入れることができれば、結
束用の鉄線にフック５ａを係止し手元の握持部１を前後
に引く、戻すという動作を繰り返すことにより握持部の
凹溝１ａと回転子の螺旋溝２ａとの間に形成される空間
を鋼球４が遊動するため回転子２が回転し、回転子と一
体のフック杆５も共回転してフック５ａに係止した鉄線
を鉄筋に結束するのである。握持部１を手元へ引くとき
は回転子の鍔縁２ｂと握持部のキャップ１ｄとの圧接が
離れると共に、鍔縁２ｂと握持部の係止縁１ｃにわたり
弾支した押圧コイルばね３が圧縮される。手元へ引いた
握持部１を戻すと押圧コイルばね３の弾発力によつて回
転子２が引き戻され鋼球４が逆方向へ遊動してフック杆
５が逆転するのである。フック杆５のストップ釦７を押
圧すると一体のストッパ片７ａが回転子の螺旋溝２ａへ
係止するため回転を阻止し、握持部１とフック杆５とが
固定される。
【０００６】
【発明の効果】鉄筋組立てが非常に困難な狭隘な場所で
あつてもフック杆５を差し入れることができれば、握持
部１を手元へ引き寄せる動作だけでフック杆５が回転
し、フック５ａで鉄線を捩って鉄筋同志を容易に結束で
きる。鉄筋結束後フック杆５の係止を解放すると、押圧
コイルばね３が弾発し、回転子２を引き戻して鍔縁２ｂ
がキャップ１ｄに圧接し原位置に復帰するため鋼球４も
亦螺旋溝２ａを逆方向へ遊動しフック杆５が逆転する。
又、所望長さのフック杆５を選択して止着ボルト６で固
定し施工現場の状況に応じた鉄筋結束を容易に行うこと
ができる。更に、現場の状況に応じ適当な長さのものを
選択して取り替え使用でき、又、フック杆５のフック５
ａが折損したとき簡単に取り替えることができる。
あつてもフック杆５を差し入れることができれば、握持
部１を手元へ引き寄せる動作だけでフック杆５が回転
し、フック５ａで鉄線を捩って鉄筋同志を容易に結束で
きる。鉄筋結束後フック杆５の係止を解放すると、押圧
コイルばね３が弾発し、回転子２を引き戻して鍔縁２ｂ
がキャップ１ｄに圧接し原位置に復帰するため鋼球４も
亦螺旋溝２ａを逆方向へ遊動しフック杆５が逆転する。
又、所望長さのフック杆５を選択して止着ボルト６で固
定し施工現場の状況に応じた鉄筋結束を容易に行うこと
ができる。更に、現場の状況に応じ適当な長さのものを
選択して取り替え使用でき、又、フック杆５のフック５
ａが折損したとき簡単に取り替えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明に係るハッカーリバーサーを示す断面
図。
図。
【符号の説明】 １ 握持部 １ａ 凹溝 １ｂ 段部 １ｃ 係
止縁 １ｄ キャップ ２ 回転子 ２ａ 螺旋溝 ２ｂ 鍔縁 ２ｃ
盲角孔 ２ｄ 通孔 ３ 押圧コイルばね ４ 鋼球 ５ フック杆
５ａ フック ５ｂ 角柱部 ５ｃ ネジ孔 ６ 止着ボルト
７ ストップ釦
止縁 １ｄ キャップ ２ 回転子 ２ａ 螺旋溝 ２ｂ 鍔縁 ２ｃ
盲角孔 ２ｄ 通孔 ３ 押圧コイルばね ４ 鋼球 ５ フック杆
５ａ フック ５ｂ 角柱部 ５ｃ ネジ孔 ６ 止着ボルト
７ ストップ釦
Claims (2)
- 【請求項１】内周面の直径方向へ多数の凹溝を設けたシ
リンダ部材からなる握持部に、外周面に螺旋溝を設けた
ピストン部材からなる回転子を嵌挿すると共に凹溝と螺
旋溝との間に形成される空間へ鋼球を遊嵌し、握持部の
基端内周に段部を設けて回転子頭部に設けた鍔縁を係止
し、且つ、鍔縁を被うキャップを段部に嵌着し、回転子
の先端を握持部先端から突出させて突出部に盲角孔と、
盲角孔に交差する通孔を穿設し、先端にフックを形成し
たフック杆の基端を盲角孔に嵌挿する角柱部に形成する
と共に角柱部に通孔と連通するネジ孔を設けて止着ボル
トでフック杆を回転子に着脱自在に装着し、握持部の先
端内周に内突した係止縁と鍔縁間に押圧コイルばねを弾
支して成る鉄筋結束具。 - 【請求項２】握持部の適所に、回転子に設けた螺旋溝に
嵌脱自在に係合して回転子の回転を阻止するストップ釦
を設けて成る請求項１記載の鉄筋結束具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11000993A JP3066435B1 (ja) | 1999-01-06 | 1999-01-06 | ハッカーリバーサー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11000993A JP3066435B1 (ja) | 1999-01-06 | 1999-01-06 | ハッカーリバーサー |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3066435B1 JP3066435B1 (ja) | 2000-07-17 |
| JP2000199339A true JP2000199339A (ja) | 2000-07-18 |
Family
ID=11489132
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11000993A Expired - Lifetime JP3066435B1 (ja) | 1999-01-06 | 1999-01-06 | ハッカーリバーサー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3066435B1 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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1999
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