JP2000198948A - 塗 料 - Google Patents

塗 料

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JP2000198948A
JP2000198948A JP37735598A JP37735598A JP2000198948A JP 2000198948 A JP2000198948 A JP 2000198948A JP 37735598 A JP37735598 A JP 37735598A JP 37735598 A JP37735598 A JP 37735598A JP 2000198948 A JP2000198948 A JP 2000198948A
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JP
Japan
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pigment
ink
printing
fluorescent
ocr
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JP37735598A
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English (en)
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Isao Ishita
勲 伊下
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MIDORI MARK KK
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MIDORI MARK KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 蛍光、蓄光インキ、示温インキ、通常は白色
に見えるが特殊波長の紫外線を励起光として受講し発光
する通称フラックライト、OCR用インキ、OMRイン
キ等特殊インキの顔料を任意の色彩、デザイン形状に成
形し、一回の印刷で多様な色彩、色調、デザインで出現
し、特殊塗料の用途を広げようとすることを目的とす
る。 【構成】 蛍光、蓄光材等特殊機能を有する微粉末の配
合剤を二液硬化型またはUV硬化型等の硬化後有機溶剤
不溶となる透明な硬化成形剤で混練し、離型紙上等の剥
離面にパターン印刷することにより成形される薄板状顔
料と、薄板状顔料を混練するとともに、印刷素材に定着
させるビヒクル、助剤とより構成されるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印刷、塗装に用いられ
る塗料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の印刷用インキ、塗装用インキ等の
塗料は、赤、黄、青、黒等の単色塗料であり、カラー写
真印刷・塗装等の場合には、これらの単色塗料の重ね刷
りにより所定の色を作り出していた。
【0003】また塗料として光で変化する蛍光、蓄光イ
ンキ、熱で作用変色する示温インキ、通常は白色に見え
るが特定波長の紫外線を励起光として受光し発光する通
称ブラックラト、OCR,OMR用Rインキ等があり、
可視光線以外でも判別を可能とする塗料も用いられ印刷
・塗装技術の多様性に対応してきていた。OCRインキ
とは、印刷文字や手書き文字を光学的に読み取る装置が
OCR(optical chareter read
er)で、OCRはコンピュータへの情報入力に利用さ
れている。OCR用の印刷物を印刷するのに用いるイン
キがOCRインキで、紙上の画像情報を光学的に確実に
読み取るためのインキと、確実に読み取られないための
インキの2種類がある。後者はドロップアウトカラーと
呼ばれ、OCRの文字記入枠の印刷などに使われてい
る。ドロップアウトカラーで印刷された画像は、人間の
目で識別できるが、OCRでは読み逃がしてしまう。O
CRに利用されている光源と受光素子にはいろいろのも
のがあるがあるので、その分光感度曲線に適応した青、
ダイダイ色、赤などのドロップアウトカラーが選ばれ
る。ドロッブアウトカラーは一般にオフセット印刷によ
って印刷され、その印刷濃度はPCS値(print
contrast signal)で表され、OCRテ
スタでこれを測定し、管理する。OCRに似たものに、
マークを光学的に読み取るOMR(optical m
ark reader)がある。OMS用印刷物の印刷
には、OCRの場合と同じ考え方によって、ドロップア
ウトカラーが選ばれる。
【0004】これら塗料は、液晶をマイクロカプセル化
して用いた示温インキ以外は、それぞれ特殊な顔料、染
料とビヒクル、添加剤を混練して製造された従来の印刷
用インキと同様単色インキ、塗装用インキであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の一般の印刷用イ
ンキや塗装用インキは、それぞれ調色されることはあっ
ても単色であり、重ね刷りにより色彩、デザインを確定
していた。
【0006】また、蛍光、蓄光インキ、示温インキ、通
常は白色に見えるが特定波長の紫外専を励起光として受
光し発光する通称フラックライト、OCRインキ、OM
Rインキ等の特殊インキはそれぞれ個々の機能を優先さ
れてきたことから一般の印刷インキのように単色とはい
え、表現の幅を広げる重ね刷りによる色彩、色調等の表
現力も狭く、限定されるものになっていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明塗料は、蛍光、蓄
光インキ、示温インキ、通常は白色に見えるが特定波長
の紫外線を励起光として受光しい発光する通称ブラック
ライト、OMRインキ等の顔料を任意の色彩、デザイン
形状にし、一回の印刷・塗装で多様な色彩、色調、デザ
インを出現し、特殊インキの用途を広げようとするもの
である。
【0008】即ち、例えば、蛍光、蓄光等特殊機能を有
するインキ顔料用の微粉末配合剤を二液硬化型またはU
V硬化型等の硬化後有機溶剤不溶となる透明な硬化成形
剤で混練して成形される薄板状顔料と、薄板状顔料を混
練するとともに、印刷素材に定着させるビヒクル、助剤
とより構成するものである。
【0009】また薄板状顔料について、特定の波長を有
する紫外線を励起光として受光し、蛍光発光する蛍光、
蓄光材料で成形するものである。
【0010】また薄板状顔料について、結晶転移、異分
子間の電子授受等によって温度に応じて示温変色する感
熱材料で成形することも良い。
【0011】また薄板状顔料について、OCR用又はO
CR用のドロップアウトカラーで成形することも良い。
【0012】
【作用】薄板状顔料2は蛍光、蓄光材料、感熱材料、O
CR用またはOMR用のドロップアウトカラー、粉末磁
石剤等からなる微粉末の配合剤は硬化成形剤で混練され
離型紙上等の剥離面にパターン印刷され成形硬化した顔
料である。硬化成形剤で硬化した薄板状顔料2は有機溶
剤に不溶となり、インキを作る時に必要なビヒクルに対
し、溶けて薄板形状がくずれないようにされる。
【0013】
【実施例】図1は薄板状顔料を用いた本発明塗料の印刷
実施例図。図2は薄板状顔料を混練した本発明塗料の混
合状態説明図である。
【0014】はじめに薄板状顔料2を形成する材料のう
ち蛍光、蓄光材料より説明を加えるる。蛍光、蓄光材料
は特定の波長を有する紫外線を励起光として受け、蛍光
発光する光ルミネセンス作用を呈する素材で、(Sr,
Mg,Eu)227 ,(Ce,Tb)MgAl11
19,(Y,Eu)23 等希土類蛍光体が多く用いられ
る。この蛍光、蓄光材料の微粉末の配合剤11は二液硬
化型のポリアミド樹脂、エポキシ樹脂等に混入するかあ
るいはUV硬化型のエポキシアクリレートとベンゾイン
アキルエーデルとの組み合わせ剤等の硬化成形剤に混入
し固容体としたうえでプラスチックフィルムや離型紙面
上等に幾何学模様やアルファベット、マーク等のパター
ンを印刷等を行い、薄板状顔料2として固化される。こ
の時薄板状顔料2はビヒクル12を構成する有機溶剤に
対し不溶性を有する。もちろん複数の微粉末の配合剤を
重ね刷りし多様な色彩を作り出すこともできる。
【0015】図2において薄板状顔料2は、ビヒクル1
2、添加剤13とともに混練されて特殊インキを構成し
ている。ビヒクル12には有機溶剤、アルキド樹脂等の
樹脂、可塑剤等が複合して用いられる。また特殊インキ
を構成する顔料に、薄板状顔料2の他に一般の印刷イン
キに用いられる微粉末顔料14を加えることも色彩、デ
サインを広げられ用途を広げることができる。
【0016】図2に示される薄板状顔料2を含む特殊イ
ンキは凸版印刷、平版印刷(スクリーン印刷を含む)、
刷毛塗り等の手法により図1の印刷実施例図のように印
刷される。図1において薄板状顔料2は紫外線を受光し
それぞれが様々な色彩、パターンを呈する。また可視光
線下においては主に薄板状顔料2の周囲が微粉末顔料1
4によって色彩を呈する。また薄板状顔料2に微粉末顔
料14を加え薄板状顔料2の可視光線下での色彩と微粉
末顔料14を同一にすることも可能であり、一回の印刷
で可視光線下と紫外線下で異なった色彩、パターンを出
現することができる。
【0017】次に薄板状顔料2に感熱材料を用いた場合
について説明を加える。感熱材料には、結晶転移により
変色する金属錯塩、異分子間の電子の移動により変色す
るラクトン型等の染料とフェノール化合物等温度が元へ
戻れば復色する可逆性のもの、熱分解により変色する金
属塩等温度が元へ戻っても復色しない不可逆性のもの双
方共用いられる。これら感熱材料からなる微粉末の配合
剤を硬化成形剤10に溶かし込み固容体としたうえで、
プラスチックフィルムや離型紙面上等に幾何学模様やア
ルファベット、マーク等を印刷し、薄板状顔料2として
固化される。固化された薄板状顔料2はインキのビヒク
ル12を構成する有機溶剤に対し不溶性を有する。以下
蛍光、蓄光材料と同様のビヒクル12、添加剤13を用
い特殊インキを作り、図1のように印刷される。印刷物
は所定の温度により色彩、パターンを出現することがで
きる。
【0018】次に薄板状顔料2にOCR用またはOMR
用ドロップアウトカラーを用いた場合について説明を加
える。幾何学模様やアルファベット、マーク等のインク
を光化学的に読み取るOCR用またはOMR装置に確実
に読み取られないOCR用またはOMR用ドロップアウ
トカラーを硬化成形剤に溶かし込み他の染料や微粉末顔
料14を入れずに固容体としたうえで、プラスチックフ
ィルムや離型紙面上等に幾何学模様やアルファベット、
マーク等を印刷し、薄板状顔料2として固化される。固
化され有機溶剤に不溶性を呈した薄板状顔料2はビヒク
ル12、添加剤13と混練し、塗料であるOCR用また
はOMRインキを製造する。OCR用またはOMRイン
キによる印刷部はOCR装置又はOMR装置により読み
取れなくなることから薄板状顔料2の部分を除いて読み
取られることになる。
【0019】
【発明の効果】以上説明のとうり、本発明特殊インキに
あっては、蛍光、蓄光材料、感熱材料、OCR用または
OMR用のドロップアウトカラー等の微粉末の配合剤を
硬化成形剤で混練した様々のパターンの薄板状顔料2を
用いた特殊インキにすることにより、また一般の印刷イ
ンキに用いられる微粉末顔料14を加えることにより一
回の印刷で複数の色彩、デザイン形状を表現できる。
【0020】また、可視光下ばかりでなく紫外線や所定
温度、あるいはOMR装置によって隠された色彩、デザ
インを読み取れるようになることから、包装や容器、ア
クセサリー、おもちゃ、インテリアさらには証券、金券
等偽造防止を必要とするもの等への印刷を安価にできる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 薄板状顔料を用いた本発明特殊塗料の印刷実
施例図。
【図2】 薄板状顔料を混練した本発明特殊塗料の混合
状態説明図。
【符号の説明】
2〜薄板状顔料 12〜ビヒクル 14〜微粉末顔料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J038 DB002 DD121 DH002 HA216 HA246 HA426 KA06 KA08 KA10 KA12 KA14 KA20 PB08 4J039 AD10 AE05 AE06 AE08 BA13 BA19 BA30 BA32 BA37 BA39 BD04 BE01 BE12 BE13 CA07 EA27 EA28 EA29 EA32 FA02 GA01 GA02 GA10 GA13 GA22

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インキ顔料用の微粉末の配合剤を二液硬
    化型またはUV硬化型等の硬化後溶剤不溶となる透明な
    樹脂ビヒクルで混練し、離型紙上等の剥離面にパターン
    印刷することにより成形される薄板状顔料と、当該薄板
    状顔料を混練し、印刷素材に定着させるビヒクル、助剤
    とより構成されたことを特徴とする塗料。
  2. 【請求項2】 薄板状顔料が、特定の波長を有する紫外
    線を励起光として受光し、蛍光発光する蛍光、蓄光材料
    で成形されることを特徴とする請求項1記載の塗料。
  3. 【請求項3】 薄板状顔料が温度に対応して変色する感
    熱材料で成形されることを特徴とする請求項1記載の塗
    料。
  4. 【請求項4】 薄板状顔料が、マーク等を光学的に読
    み取るOCR用または0MR用のドロップアウトカラー
    で成形されることを特徴とする請求項1記載の塗料。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100407255B1 (ko) * 2000-12-29 2003-11-28 한국조폐공사 여러가지 색상의 파장을 나타내는 특수 기능성 잉크 및이의 사용방법
JP2008308555A (ja) * 2007-06-13 2008-12-25 Dainippon Printing Co Ltd 蛍光物質を混入した感温変色インキ及び印刷物
KR101229806B1 (ko) 2009-12-08 2013-02-12 농업회사법인 주식회사 다비육종 열 및 광이력이 표시된 정액 보관 용기

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