JP2000198026A - 二つの同期されたねじ部を形成するための方法及び装置 - Google Patents
二つの同期されたねじ部を形成するための方法及び装置Info
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- JP2000198026A JP2000198026A JP11004170A JP417099A JP2000198026A JP 2000198026 A JP2000198026 A JP 2000198026A JP 11004170 A JP11004170 A JP 11004170A JP 417099 A JP417099 A JP 417099A JP 2000198026 A JP2000198026 A JP 2000198026A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 物体の筒状部分内又は上で二つの同期された
ねじ部の組を形成するための方法及び装置を付与する。 【解決手段】 物体上にねじ部を切るのに適した機械内
に物体を固定する段階と、物体上に所望のねじのリード
で切るように機械を調節する段階と、ねじ切り工具であ
って、取付シャンクと、内側ねじ切り面と、外側ねじ切
り面とを有し、内側ねじ切り面及び外側ねじ切り面は互
いに関連して配置されるねじ切り工具を付与する段階
と、第一組のねじ部が始まる物体上で回転零点を確定す
る段階と、従来の方法で第一組のねじ部を切り、回転零
点で開始する段階と、ねじ切り工具を、第二組のねじ部
が切られる回転零点に関連する物体上の第二点へ移動さ
せる段階と、(g)従来の方法で第二組のねじ部を切
り、第二点で開始する段階とを具備する物体上に二つの
同期されたねじ部を形成するための方法。
ねじ部の組を形成するための方法及び装置を付与する。 【解決手段】 物体上にねじ部を切るのに適した機械内
に物体を固定する段階と、物体上に所望のねじのリード
で切るように機械を調節する段階と、ねじ切り工具であ
って、取付シャンクと、内側ねじ切り面と、外側ねじ切
り面とを有し、内側ねじ切り面及び外側ねじ切り面は互
いに関連して配置されるねじ切り工具を付与する段階
と、第一組のねじ部が始まる物体上で回転零点を確定す
る段階と、従来の方法で第一組のねじ部を切り、回転零
点で開始する段階と、ねじ切り工具を、第二組のねじ部
が切られる回転零点に関連する物体上の第二点へ移動さ
せる段階と、(g)従来の方法で第二組のねじ部を切
り、第二点で開始する段階とを具備する物体上に二つの
同期されたねじ部を形成するための方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物体上に二つのね
じを形成するための方法及び装置に関し、特に、物体の
筒状部分内又は筒状部分上に二つの同期された内側ねじ
部及び外側ねじ部を形成するための方法及び装置に関す
る。この装置において、同期された内側ねじ部及び外側
ねじ部の両方の組は、内側ねじ部と外側ねじ部との間に
ねじ結合を行うために、係合する物体上で対応する同期
された外側係合ねじ部及び内側係合ねじ部を係合させる
のに適している。
じを形成するための方法及び装置に関し、特に、物体の
筒状部分内又は筒状部分上に二つの同期された内側ねじ
部及び外側ねじ部を形成するための方法及び装置に関す
る。この装置において、同期された内側ねじ部及び外側
ねじ部の両方の組は、内側ねじ部と外側ねじ部との間に
ねじ結合を行うために、係合する物体上で対応する同期
された外側係合ねじ部及び内側係合ねじ部を係合させる
のに適している。
【0002】
【従来の技術】二つの同期されたねじ部を組み込んでい
るパイプ又は他の物体を有することが公知である。この
ねじ部は、この筒状物体の外側の雄ねじ部の組でありか
つこの筒状物体の内側の雌ねじ部の組である。しかしな
がら、今まで、このような筒状物体の内側ねじ部及び外
側ねじ部は、互いに関連した関係をもたず、それゆえ、
同時に両方の組のねじ部を形成すること又は形成中に他
の方法で二つの組のねじ部の間の関係を確立することは
必要でなかった。それゆえ、筒状物体上又は筒状物体内
で外側ねじ部及び内側ねじ部を切る又は形成する従来の
方法は充分であった。換言すれば、外側ねじ部及び内側
ねじ部は、旋盤、フライス盤又はねじ切り盤内又は上に
ある時に、二つの組のねじ部間の任意の関係に関係な
く、従来の方法で形成される。
るパイプ又は他の物体を有することが公知である。この
ねじ部は、この筒状物体の外側の雄ねじ部の組でありか
つこの筒状物体の内側の雌ねじ部の組である。しかしな
がら、今まで、このような筒状物体の内側ねじ部及び外
側ねじ部は、互いに関連した関係をもたず、それゆえ、
同時に両方の組のねじ部を形成すること又は形成中に他
の方法で二つの組のねじ部の間の関係を確立することは
必要でなかった。それゆえ、筒状物体上又は筒状物体内
で外側ねじ部及び内側ねじ部を切る又は形成する従来の
方法は充分であった。換言すれば、外側ねじ部及び内側
ねじ部は、旋盤、フライス盤又はねじ切り盤内又は上に
ある時に、二つの組のねじ部間の任意の関係に関係な
く、従来の方法で形成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】それゆえ、本発明の目
的は、物体の筒状部分内又は上で二つの同期されたねじ
部の組を形成するための方法及び装置を付与することで
あり、内側ねじ部及び外側ねじ部は、異類のコネクタ材
料の異なる膨張率によって生ぜしめられるねじの分離問
題をなくす二つのコネクタ間の確実動作の(positive)
液状シールをもたらすために、二つの同期されたねじ部
が係合する二つのねじ部と係合するように、同一のリー
ド及び互いに関連した回転開始点で同期される。
的は、物体の筒状部分内又は上で二つの同期されたねじ
部の組を形成するための方法及び装置を付与することで
あり、内側ねじ部及び外側ねじ部は、異類のコネクタ材
料の異なる膨張率によって生ぜしめられるねじの分離問
題をなくす二つのコネクタ間の確実動作の(positive)
液状シールをもたらすために、二つの同期されたねじ部
が係合する二つのねじ部と係合するように、同一のリー
ド及び互いに関連した回転開始点で同期される。
【0004】
【課題を解決するための手段】物体の筒状部分上に二つ
の同期されたねじ部を形成するための一つの方法は、ま
ず従来の方法で一組のねじ部を切り、その後に第二の組
のねじ部を切り、第一の組のねじ部の回転開始点に関し
て特別な関係である第二の組のねじ部の回転開始点を位
置決めすることである。
の同期されたねじ部を形成するための一つの方法は、ま
ず従来の方法で一組のねじ部を切り、その後に第二の組
のねじ部を切り、第一の組のねじ部の回転開始点に関し
て特別な関係である第二の組のねじ部の回転開始点を位
置決めすることである。
【0005】この方法は、互いに関連した特別な関係で
ある内側ねじ切り面及び外側ねじ切り面を有する特別に
形成されたねじ切り工具を使用し、それにより、物体上
で二つの同期されたねじ部の組が互いに関して特別な関
係で切られることを可能とする。
ある内側ねじ切り面及び外側ねじ切り面を有する特別に
形成されたねじ切り工具を使用し、それにより、物体上
で二つの同期されたねじ部の組が互いに関して特別な関
係で切られることを可能とする。
【0006】物体の筒状部分上に二つの同期されたねじ
部を形成するための第二の方法は、本発明のタップ及び
ダイの組み合わせを利用することである。このタップ及
びダイの組み合わせは、同時に内側ねじ部及び外側ねじ
部を切るように前もって形成される。これらのねじ部
は、同一のリードであり、特定化された(specified) 所
定の関係で各回転開始点を有する。この関係は、係合す
る同期されたねじ部の各回転開始点が同じであり、位相
を異にした特別な角度(例えば180°)であるか、位
相を異にした一組のねじ部の偶数の多数の回転(even mu
ltiple turns) であり、第一組の係合するねじ部は二つ
の同期されたねじ部の第二組の係合の前に、物体の多数
の回転によって確実動作で係合される。さらに、一つ又
は両方の組の係合する同期されたねじ部は、多数のねじ
部を具備することができ、唯一の限定する要素は、
(1)内側ねじ部及び外側ねじ部の両方のリードは同一
であるということと、(2)二つの同期されたねじ部の
各回転開始点は互いに関して特別な関係であるというこ
とである。
部を形成するための第二の方法は、本発明のタップ及び
ダイの組み合わせを利用することである。このタップ及
びダイの組み合わせは、同時に内側ねじ部及び外側ねじ
部を切るように前もって形成される。これらのねじ部
は、同一のリードであり、特定化された(specified) 所
定の関係で各回転開始点を有する。この関係は、係合す
る同期されたねじ部の各回転開始点が同じであり、位相
を異にした特別な角度(例えば180°)であるか、位
相を異にした一組のねじ部の偶数の多数の回転(even mu
ltiple turns) であり、第一組の係合するねじ部は二つ
の同期されたねじ部の第二組の係合の前に、物体の多数
の回転によって確実動作で係合される。さらに、一つ又
は両方の組の係合する同期されたねじ部は、多数のねじ
部を具備することができ、唯一の限定する要素は、
(1)内側ねじ部及び外側ねじ部の両方のリードは同一
であるということと、(2)二つの同期されたねじ部の
各回転開始点は互いに関して特別な関係であるというこ
とである。
【0007】
【発明の実施の形態】添付図面の図1を参照して、旋盤
上で二つの同期されたねじを切るためのねじ切り工具
は、全体として番号10で示される。ねじ切り工具10
は通常のように旋盤の刃物台内で工具を保持するための
取付シャンク12を具備する。ねじ切り工具10は、1
4で全体として示される切削端部を有する。切削端部1
4は、第一ねじ切刃16及び第二ねじ切刃18を有す
る。これらのねじ切刃16及び18は、ねじ切り工具の
取付シャンク12の幾何学的な長手軸線に沿って直径方
向の平面と同一平面である平坦な面20によって確定さ
れ、ねじ切刃の先端部16及び18はねじ切り工具のシ
ャンクの長手軸線と同一平面である。
上で二つの同期されたねじを切るためのねじ切り工具
は、全体として番号10で示される。ねじ切り工具10
は通常のように旋盤の刃物台内で工具を保持するための
取付シャンク12を具備する。ねじ切り工具10は、1
4で全体として示される切削端部を有する。切削端部1
4は、第一ねじ切刃16及び第二ねじ切刃18を有す
る。これらのねじ切刃16及び18は、ねじ切り工具の
取付シャンク12の幾何学的な長手軸線に沿って直径方
向の平面と同一平面である平坦な面20によって確定さ
れ、ねじ切刃の先端部16及び18はねじ切り工具のシ
ャンクの長手軸線と同一平面である。
【0008】ねじ切刃の先端部16及び18はさらに、
直角な長手軸線方向の面について対称であり、シャンク
の長手軸線に直角である平面内の同一平面である。さら
に、ねじの切刃先端部16及び18は、物体の外側の筒
状面及び内側の筒状面上及び内で二つの同期されたねじ
を切るためにねじ切り工具を使用する時に、ねじの深さ
を計算することをより容易にするために、取付シャンク
の長手軸線から等距離である。
直角な長手軸線方向の面について対称であり、シャンク
の長手軸線に直角である平面内の同一平面である。さら
に、ねじの切刃先端部16及び18は、物体の外側の筒
状面及び内側の筒状面上及び内で二つの同期されたねじ
を切るためにねじ切り工具を使用する時に、ねじの深さ
を計算することをより容易にするために、取付シャンク
の長手軸線から等距離である。
【0009】図2(a)は、物体の筒状部分の長手軸線
に沿った直径方向の断面図であり、筒状面の内側で雌ね
じを切るための回転開始点におけるねじ切り工具10の
位置を示す。内側雌ねじ部24又は外側雄ねじ部26で
あるか否かにかかわらず、切られるインチ毎のねじの数
を確定するために又は逆にねじのピッチ又はリードを確
定するために、旋盤のリードねじ(lead screw)の送り
速度を設定した後に、切られる第一組のねじは通常の方
法で旋盤上で切られる。一旦、これが確定されて適切な
調節がなされると、操作者は旋盤上のねじダイヤル(thr
ead dial) において回転零点を確定し、この確定はは、
結果として生じるねじが始まる筒状面上で回転開始点を
確定する。この回転零点が確立され、操作者は通常の方
法でねじ切り工具の第二ねじ切刃18内を用いて内側雌
ねじ部24を切る。
に沿った直径方向の断面図であり、筒状面の内側で雌ね
じを切るための回転開始点におけるねじ切り工具10の
位置を示す。内側雌ねじ部24又は外側雄ねじ部26で
あるか否かにかかわらず、切られるインチ毎のねじの数
を確定するために又は逆にねじのピッチ又はリードを確
定するために、旋盤のリードねじ(lead screw)の送り
速度を設定した後に、切られる第一組のねじは通常の方
法で旋盤上で切られる。一旦、これが確定されて適切な
調節がなされると、操作者は旋盤上のねじダイヤル(thr
ead dial) において回転零点を確定し、この確定はは、
結果として生じるねじが始まる筒状面上で回転開始点を
確定する。この回転零点が確立され、操作者は通常の方
法でねじ切り工具の第二ねじ切刃18内を用いて内側雌
ねじ部24を切る。
【0010】そして、筒状部材22上の外側雄ねじ部2
6を切る用意をする。図2(b) について説明する。内
側雌ねじ部24のリードと同じリードで外側雄ねじ部2
6を切るために旋盤のリードねじの送り速度を維持し、
操作者は、筒状部材22の外面に隣接してねじ切り工具
の第一ねじ切刃16を位置決めするために、旋盤のねじ
ダイヤル上の同じ回転零点を使用する。両方の組のねじ
についてこの同じ回転零点を使用することによって、両
方のねじの組は、両方のねじの組について同じリード及
び同じ回転開始点によって、共に整列されて同期され
る。そして操作者は通常の方法で筒状部材上で外側雄ね
じ部26を切る。
6を切る用意をする。図2(b) について説明する。内
側雌ねじ部24のリードと同じリードで外側雄ねじ部2
6を切るために旋盤のリードねじの送り速度を維持し、
操作者は、筒状部材22の外面に隣接してねじ切り工具
の第一ねじ切刃16を位置決めするために、旋盤のねじ
ダイヤル上の同じ回転零点を使用する。両方の組のねじ
についてこの同じ回転零点を使用することによって、両
方のねじの組は、両方のねじの組について同じリード及
び同じ回転開始点によって、共に整列されて同期され
る。そして操作者は通常の方法で筒状部材上で外側雄ね
じ部26を切る。
【0011】筒状部材に沿って多数の通路を形成するこ
とはねじ切りにおいて普通であり、各切削通路を用いて
わずかな量の筒状部材の材料を除去するということを注
意すべきである。そのようにすることによって、筒状部
材22の真円度は維持され、結果として生じるねじは、
係合片上で係合する二つの同期されたねじときつく流体
的係合(fluid engagement)をするために滑らかな表面
を有する。
とはねじ切りにおいて普通であり、各切削通路を用いて
わずかな量の筒状部材の材料を除去するということを注
意すべきである。そのようにすることによって、筒状部
材22の真円度は維持され、結果として生じるねじは、
係合片上で係合する二つの同期されたねじときつく流体
的係合(fluid engagement)をするために滑らかな表面
を有する。
【0012】図3は、物体に形成された環状通路内で二
つの同期された雄ねじ部及び雌ねじ部を同時に切るため
のタップ及びダイの組み合わせの斜視図である。タップ
及びダイの組み合わせは番号30によって全体として示
される。タップ及びダイの組み合わせは、胴体部32及
びシャンク34を具備する。タップ及びダイの組み合わ
せのねじの切削端部は、溝部(番号を付けられていな
い)として機能する削除部分によって隣接する指部から
互いに各々が分離した四つの弧状のねじの切削指部36
を有する筒状部材に類似している。
つの同期された雄ねじ部及び雌ねじ部を同時に切るため
のタップ及びダイの組み合わせの斜視図である。タップ
及びダイの組み合わせは番号30によって全体として示
される。タップ及びダイの組み合わせは、胴体部32及
びシャンク34を具備する。タップ及びダイの組み合わ
せのねじの切削端部は、溝部(番号を付けられていな
い)として機能する削除部分によって隣接する指部から
互いに各々が分離した四つの弧状のねじの切削指部36
を有する筒状部材に類似している。
【0013】個々の弧状のねじの切削指部36は、物体
内に形成された環状通路の内面上に雌ねじ部を切るため
の指部の外面上にタップねじ部によって画定された「タ
ップ」部分を形成する。同様に、個々の弧状のねじの切
削指部36は、物体の環状通路の外面上で雄ねじ部を切
るための指部の内面上にダイねじ部によって画定される
「ダイ」部分を形成する。当然、これらのタップねじ3
8及びダイねじ40は、互いに同期され、特別な関係で
互いに関連する同一のリード及び回転ねじ開始点を有す
る。これらのタップねじ部38及びダイねじ部40の各
々は、タップねじ部とダイねじ部との間において、個々
の弧状のねじの切削指部36の間の溝部によって画定さ
れる結合された切刃42を有する。
内に形成された環状通路の内面上に雌ねじ部を切るため
の指部の外面上にタップねじ部によって画定された「タ
ップ」部分を形成する。同様に、個々の弧状のねじの切
削指部36は、物体の環状通路の外面上で雄ねじ部を切
るための指部の内面上にダイねじ部によって画定される
「ダイ」部分を形成する。当然、これらのタップねじ3
8及びダイねじ40は、互いに同期され、特別な関係で
互いに関連する同一のリード及び回転ねじ開始点を有す
る。これらのタップねじ部38及びダイねじ部40の各
々は、タップねじ部とダイねじ部との間において、個々
の弧状のねじの切削指部36の間の溝部によって画定さ
れる結合された切刃42を有する。
【0014】この切刃42は、図4においてより明白に
示されて説明され、図4は図3に示されるタップ及びダ
イの組み合わせの端面図である。このタップ及びダイの
組み合わせにおいて、弧状のねじの切削指部36は、半
径方向の線48に関して正の切刃角44及び46を形成
するように、弧状に湾曲した切刃42を使用して形成さ
れる。半径方向線は零切刃角を表す。
示されて説明され、図4は図3に示されるタップ及びダ
イの組み合わせの端面図である。このタップ及びダイの
組み合わせにおいて、弧状のねじの切削指部36は、半
径方向の線48に関して正の切刃角44及び46を形成
するように、弧状に湾曲した切刃42を使用して形成さ
れる。半径方向線は零切刃角を表す。
【0015】図5は、全体として50で示される本発明
のタップ及びダイの組み合わせの別の実施態様の端面図
である。この別の実施態様50は、タップねじ部38及
びダイねじ部40とは対照的に、タップ指部56及びダ
イ指部58の各々上に個々に形成されたタップねじ部5
2及びダイねじ部54を組み込み、両方のねじ部は、図
3及び4の実施態様の一つの弧状のねじの切削指部36
上に形成される。タップねじ部52は個々のタップ指部
56の外面に形成され、ダイねじ部54は、個々のダイ
指部58の内面に形成される。個々のタップ指部及びダ
イ指部を組み込むことによって、タップの切刃角60及
びダイの切刃角62の各々は、図3及び図4の実施態様
において各切刃角より大きくされることができ、より大
きな角度へ制御されることができる。さらに、タップね
じ部52及びダイねじ部54の各組は、それぞれ、個々
のタップ指部56及びダイ指部58に形成されるので、
ねじ切りの切屑は個々のタップ指部とダイ指部との間の
溝部を通してねじ切られた材料から容易に逃げることが
できる。
のタップ及びダイの組み合わせの別の実施態様の端面図
である。この別の実施態様50は、タップねじ部38及
びダイねじ部40とは対照的に、タップ指部56及びダ
イ指部58の各々上に個々に形成されたタップねじ部5
2及びダイねじ部54を組み込み、両方のねじ部は、図
3及び4の実施態様の一つの弧状のねじの切削指部36
上に形成される。タップねじ部52は個々のタップ指部
56の外面に形成され、ダイねじ部54は、個々のダイ
指部58の内面に形成される。個々のタップ指部及びダ
イ指部を組み込むことによって、タップの切刃角60及
びダイの切刃角62の各々は、図3及び図4の実施態様
において各切刃角より大きくされることができ、より大
きな角度へ制御されることができる。さらに、タップね
じ部52及びダイねじ部54の各組は、それぞれ、個々
のタップ指部56及びダイ指部58に形成されるので、
ねじ切りの切屑は個々のタップ指部とダイ指部との間の
溝部を通してねじ切られた材料から容易に逃げることが
できる。
【0016】図6は、図5のタップ及びダイの組み合わ
せの長手軸線方向に沿った、すなわち図5の6−6線に
沿って見られた断面図である。図6はタップ指部上に外
側のタップねじ部52を有するタップ指部56と、ダイ
指部の内面上にダイねじ部54を有するダイ指部58と
を示す。さらに図6は、各タップ指部及びダイ指部のタ
ップの切刃64及びダイの切刃66を示す。
せの長手軸線方向に沿った、すなわち図5の6−6線に
沿って見られた断面図である。図6はタップ指部上に外
側のタップねじ部52を有するタップ指部56と、ダイ
指部の内面上にダイねじ部54を有するダイ指部58と
を示す。さらに図6は、各タップ指部及びダイ指部のタ
ップの切刃64及びダイの切刃66を示す。
【0017】図7は、図6のタップ及びダイの組み合わ
せの長手軸線方向に沿った、すなわち図5の7−7線に
沿って見られた断面図である。図7は、ダイ指部の内側
の弧状面上に形成されたダイねじ部54を有する個々の
ダイ指部58をより明らかに示す。さらに、図7は、タ
ップ指部56の一つに形成されたタップの切刃64の先
端部を示す。
せの長手軸線方向に沿った、すなわち図5の7−7線に
沿って見られた断面図である。図7は、ダイ指部の内側
の弧状面上に形成されたダイねじ部54を有する個々の
ダイ指部58をより明らかに示す。さらに、図7は、タ
ップ指部56の一つに形成されたタップの切刃64の先
端部を示す。
【0018】図3〜7に示されるタップ及びダイの組み
合わせのいずれかを使用する時に、当然、以前は、環状
の通路はねじ切られる物体の胴体部に形成されなければ
ならなかった。当然、環状の通路の寸法、物体の材料の
機能及びねじの基準等。物体に二つの同期されたねじ部
を切るために、通常のねじ切りの方法が利用され、唯一
の違いは、当然タップ及びダイの組み合わせ上のタップ
及びダイの切るねじが互いに同期されているので、同期
されたねじ部の回転開始点にかかわらず、図3〜7のタ
ップ及びダイの組み合わせが同時に外側の雄ねじ部及び
内側の雌ねじ部を切って物体内へ進むということであ
る。
合わせのいずれかを使用する時に、当然、以前は、環状
の通路はねじ切られる物体の胴体部に形成されなければ
ならなかった。当然、環状の通路の寸法、物体の材料の
機能及びねじの基準等。物体に二つの同期されたねじ部
を切るために、通常のねじ切りの方法が利用され、唯一
の違いは、当然タップ及びダイの組み合わせ上のタップ
及びダイの切るねじが互いに同期されているので、同期
されたねじ部の回転開始点にかかわらず、図3〜7のタ
ップ及びダイの組み合わせが同時に外側の雄ねじ部及び
内側の雌ねじ部を切って物体内へ進むということであ
る。
【0019】図8は、パイプ又は管内のような筒状物体
上及び内で外側ねじ部及び内側ねじ部を同時に切る時に
使用するタップ及びダイの組み合わせ70の斜視図であ
る。理解可能なように、図8のタップ及びダイの組み合
わせは、図3〜7のタップ及びダイの組み合わせのいず
れかを使用してねじ切られた対応物をねじ係合すること
が意図された物体上にねじ切るために使用される。タッ
プ及びダイの組み合わせ70は、胴体部72及びシャン
ク74を具備し、この胴体部は、パイプの中心と同心に
配置されたタップを有する筒又はパイプに類似している
ねじ切り端部を有する。この筒状部材は、各々が溝部
(番号が付けられていない)として機能する削除部分に
よって隣接した指部から分離した四つの弧状のねじの切
削指部76を有する。
上及び内で外側ねじ部及び内側ねじ部を同時に切る時に
使用するタップ及びダイの組み合わせ70の斜視図であ
る。理解可能なように、図8のタップ及びダイの組み合
わせは、図3〜7のタップ及びダイの組み合わせのいず
れかを使用してねじ切られた対応物をねじ係合すること
が意図された物体上にねじ切るために使用される。タッ
プ及びダイの組み合わせ70は、胴体部72及びシャン
ク74を具備し、この胴体部は、パイプの中心と同心に
配置されたタップを有する筒又はパイプに類似している
ねじ切り端部を有する。この筒状部材は、各々が溝部
(番号が付けられていない)として機能する削除部分に
よって隣接した指部から分離した四つの弧状のねじの切
削指部76を有する。
【0020】個々の弧状のねじの切削指部76は、ねじ
切られるべき筒状部材又はパイプの外面上に雄ねじ部を
切るために、指部の内面上のダイねじ部82によって画
定される「ダイ」部分を形成する。さらに、タップ及び
ダイの組み合わせ70は、四つのねじ切られた同心のタ
ップ部分77を有する。このタップ部分の各々は対応す
る組の外側のタップねじ部80を有し、このねじ部80
は、各弧状のねじの切削指部76上に位置する各ダイね
じ部82に直接的に対向して配向している。当然、これ
らのタップねじ部80及びダイねじ部82は、互いに同
期されかつ特別な関係で互いに関連する同じリード及び
回転開始点を有する。タップねじ部80の組の各々は、
溝部84によって隣接する組から分離し、溝部84はさ
らにタップの切刃86を画定する。ダイねじ部82の各
組は、ダイねじ部間において、個々の弧状のねじの切刃
76の間の溝部によって画定されるダイの切刃88を有
する。タップの切刃86及びダイの切刃88は、このタ
ップ及びダイの組み合わせのタップ及びダイのねじ切り
を最適化するために、適切な切刃角で配向しているとい
うことが理解されることができる。
切られるべき筒状部材又はパイプの外面上に雄ねじ部を
切るために、指部の内面上のダイねじ部82によって画
定される「ダイ」部分を形成する。さらに、タップ及び
ダイの組み合わせ70は、四つのねじ切られた同心のタ
ップ部分77を有する。このタップ部分の各々は対応す
る組の外側のタップねじ部80を有し、このねじ部80
は、各弧状のねじの切削指部76上に位置する各ダイね
じ部82に直接的に対向して配向している。当然、これ
らのタップねじ部80及びダイねじ部82は、互いに同
期されかつ特別な関係で互いに関連する同じリード及び
回転開始点を有する。タップねじ部80の組の各々は、
溝部84によって隣接する組から分離し、溝部84はさ
らにタップの切刃86を画定する。ダイねじ部82の各
組は、ダイねじ部間において、個々の弧状のねじの切刃
76の間の溝部によって画定されるダイの切刃88を有
する。タップの切刃86及びダイの切刃88は、このタ
ップ及びダイの組み合わせのタップ及びダイのねじ切り
を最適化するために、適切な切刃角で配向しているとい
うことが理解されることができる。
【0021】図9は、図8のタップ及びダイの組み合わ
せの長手軸線に沿って、すなわち図8の9−9線に沿っ
て見られた断面図である。図9は弧状のねじの切削指部
76を示し、各切削指部76は各ダイねじ部82と、同
心のタップ部分77と、タップねじ部80の組の二つと
を有する。
せの長手軸線に沿って、すなわち図8の9−9線に沿っ
て見られた断面図である。図9は弧状のねじの切削指部
76を示し、各切削指部76は各ダイねじ部82と、同
心のタップ部分77と、タップねじ部80の組の二つと
を有する。
【0022】図8及び9のタップ及びダイの組み合わせ
70は、パイプ又は導管等の筒状物体上で外側雄ねじ部
と、筒状物体内で内側雌ねじ部とを同時に切るために使
用されている。通常のねじ切りの方法が、これらの二つ
の同期されたねじをパイプ内で切るために利用されてい
る。唯一の違いは、当然タップ及びダイの組み合わせ上
のねじを切るタップ及びダイが互いに同期されているの
で、同期されたねじ部の回転開始点にかかわらず、図8
及び9のタップ及びダイの組み合わせが同時に外側の雄
ねじ部及び内側の雌ねじ部を切って物体内へ進むという
ことである。
70は、パイプ又は導管等の筒状物体上で外側雄ねじ部
と、筒状物体内で内側雌ねじ部とを同時に切るために使
用されている。通常のねじ切りの方法が、これらの二つ
の同期されたねじをパイプ内で切るために利用されてい
る。唯一の違いは、当然タップ及びダイの組み合わせ上
のねじを切るタップ及びダイが互いに同期されているの
で、同期されたねじ部の回転開始点にかかわらず、図8
及び9のタップ及びダイの組み合わせが同時に外側の雄
ねじ部及び内側の雌ねじ部を切って物体内へ進むという
ことである。
【0023】図8及び9のタップ及びダイの組み合わせ
は、係合するねじ切られた物体内で二つの同期されたね
じ部の係合する組を形成するために、図3〜7に開示さ
れた実施態様と同様なタップ及びダイの組み合わせと共
に使用されなければならないということを認識すべきで
ある。特に、図8及び9のタップ及びダイの組み合わせ
は、パイプ又は導管の端部において二つの同期されたね
じ部を切るために利用され、その一方で、図3〜7のタ
ップ及びダイの組み合わせは、係合する同期された二つ
のねじ部を切るために流体装置(fluid device)の胴体
部分内に形成された環状通路内へ進められ、まさに述べ
られたパイプ又は流体の導管は、流体装置へねじ山を付
けられている。図示されかつ開示されたタップ及びダイ
の組み合わせは、任意の係合するねじ山の一組のねじ山
を一般に利用する液状コネクタ(fluid connector )に
おいて係合する同期された二つの傾斜したパイプのねじ
部やまっすぐなねじ部等を切るように形成されることが
できるということがさらに認識されるなければならな
い。
は、係合するねじ切られた物体内で二つの同期されたね
じ部の係合する組を形成するために、図3〜7に開示さ
れた実施態様と同様なタップ及びダイの組み合わせと共
に使用されなければならないということを認識すべきで
ある。特に、図8及び9のタップ及びダイの組み合わせ
は、パイプ又は導管の端部において二つの同期されたね
じ部を切るために利用され、その一方で、図3〜7のタ
ップ及びダイの組み合わせは、係合する同期された二つ
のねじ部を切るために流体装置(fluid device)の胴体
部分内に形成された環状通路内へ進められ、まさに述べ
られたパイプ又は流体の導管は、流体装置へねじ山を付
けられている。図示されかつ開示されたタップ及びダイ
の組み合わせは、任意の係合するねじ山の一組のねじ山
を一般に利用する液状コネクタ(fluid connector )に
おいて係合する同期された二つの傾斜したパイプのねじ
部やまっすぐなねじ部等を切るように形成されることが
できるということがさらに認識されるなければならな
い。
【0024】当然、ねじのリード及び回転開始点がタッ
プ及びダイの組み合わせによって設定されるので、二つ
の同期されたねじ部は、図3〜7のタップ及びダイの組
み合わせ及び従来のフライス盤で使用される図8及び9
のタップ及びダイの組み合わせを使用して形成されると
いうことを当業者は認識する。しかしながら、従来のフ
ライス盤は、本発明のタップ及びダイの組み合わせを除
いて旋盤のようにねじを切る能力を持たない。しかしな
がら、コンピュータによる数値制御(CNC)されたフ
ライス盤を使用して物体にねじ切ることが可能である。
CNCフライス盤上で二つの同期されたねじ部を切るた
めの手順は、図10〜12を参照して開示されている。
プ及びダイの組み合わせによって設定されるので、二つ
の同期されたねじ部は、図3〜7のタップ及びダイの組
み合わせ及び従来のフライス盤で使用される図8及び9
のタップ及びダイの組み合わせを使用して形成されると
いうことを当業者は認識する。しかしながら、従来のフ
ライス盤は、本発明のタップ及びダイの組み合わせを除
いて旋盤のようにねじを切る能力を持たない。しかしな
がら、コンピュータによる数値制御(CNC)されたフ
ライス盤を使用して物体にねじ切ることが可能である。
CNCフライス盤上で二つの同期されたねじ部を切るた
めの手順は、図10〜12を参照して開示されている。
【0025】図10は物体内で切られる二つの同期され
たねじ部の長手軸線に沿って見られた半径方向の断面図
である。フライス盤を用いてねじを切る時に、通常のね
じ切り工具はホブと呼ばれる。ホブは茎部92及び切刃
94を有する。図10及び11は、物体内で切られた雌
ねじ部96のX−Y軸線上の回転零点における切刃94
の位置を示す。
たねじ部の長手軸線に沿って見られた半径方向の断面図
である。フライス盤を用いてねじを切る時に、通常のね
じ切り工具はホブと呼ばれる。ホブは茎部92及び切刃
94を有する。図10及び11は、物体内で切られた雌
ねじ部96のX−Y軸線上の回転零点における切刃94
の位置を示す。
【0026】CNCフライス盤は、X−Y平面内でこの
回転零点において、材料の表面に対応するZ平面(図1
0参照)において特定の垂直方向の距離で、ねじ切りを
始めるように前もってプログラムされる。このコンピュ
ータのプログラムはねじの直径及びねじのリードを有
し、フライスヘッド(Milling head)の回転を同期さ
せ、適切なピッチのリードを提供するために適切な垂直
な降下で、ねじ切られる表面周りにねじ切り工具を回転
させる。これは、CNCフライス盤によって実施される
通常のねじ切り操作であり、「らせん状の挿入(helica
l interpolation )」と呼ばれる。
回転零点において、材料の表面に対応するZ平面(図1
0参照)において特定の垂直方向の距離で、ねじ切りを
始めるように前もってプログラムされる。このコンピュ
ータのプログラムはねじの直径及びねじのリードを有
し、フライスヘッド(Milling head)の回転を同期さ
せ、適切なピッチのリードを提供するために適切な垂直
な降下で、ねじ切られる表面周りにねじ切り工具を回転
させる。これは、CNCフライス盤によって実施される
通常のねじ切り操作であり、「らせん状の挿入(helica
l interpolation )」と呼ばれる。
【0027】外側の雌ねじ部を切る時に、適切な回転零
点102は、三次元におけるこの点を位置決めするため
に、X平面、Y平面及びZ平面内で確定される。この開
始点を用いて、従来のらせん状の挿入は、物体の材料1
00内に前もって切られた又は前もって形成された環状
通路内で、適切な深さへ外側の雌ねじ部を切るという結
果を生じる。
点102は、三次元におけるこの点を位置決めするため
に、X平面、Y平面及びZ平面内で確定される。この開
始点を用いて、従来のらせん状の挿入は、物体の材料1
00内に前もって切られた又は前もって形成された環状
通路内で、適切な深さへ外側の雌ねじ部を切るという結
果を生じる。
【0028】内側の雄ねじ部98を切るために、操作者
は、例えば同じY及びZ位置でありかつ雌ねじ部96を
切る時に使用されたX位置より小さなX位置で、雌ねじ
部96に関連する雄ねじ部98を始めるように、ホブの
切刃の開始点をX平面、Y平面及びZ平面において再び
位置決めする。この第二回転零点が形成されて、コンピ
ュータ制御されたらせん状の挿入は、適切な深さに雄ね
じ部98の組を切る。二つの同期されたねじ部96及び
98は、特別に形成された係合するねじを付けられた物
体と係合するために、異なる回転零点を有するというこ
とがこの点において認識されるべきである。
は、例えば同じY及びZ位置でありかつ雌ねじ部96を
切る時に使用されたX位置より小さなX位置で、雌ねじ
部96に関連する雄ねじ部98を始めるように、ホブの
切刃の開始点をX平面、Y平面及びZ平面において再び
位置決めする。この第二回転零点が形成されて、コンピ
ュータ制御されたらせん状の挿入は、適切な深さに雄ね
じ部98の組を切る。二つの同期されたねじ部96及び
98は、特別に形成された係合するねじを付けられた物
体と係合するために、異なる回転零点を有するというこ
とがこの点において認識されるべきである。
【0029】らせん状の挿入において、ねじ切り操作中
に除去される材料の量は主軸速度及び送り速度によって
確定されるということが記述されるべきである。それゆ
え、ねじ部は、ねじ切り工具を負荷をかけ過ぎることな
く一つの通路内で十分な底の深さまで切られる。これは
標準の方法において通常である。
に除去される材料の量は主軸速度及び送り速度によって
確定されるということが記述されるべきである。それゆ
え、ねじ部は、ねじ切り工具を負荷をかけ過ぎることな
く一つの通路内で十分な底の深さまで切られる。これは
標準の方法において通常である。
【0030】らせん状の挿入は、図10及び11に示さ
れる二つの同期されたねじ付きの部材と係合する部材に
おいて、外側のねじ部及び内側のねじ部を切るように使
用されることができるということがさらに当業者に明ら
かになるはずである。
れる二つの同期されたねじ付きの部材と係合する部材に
おいて、外側のねじ部及び内側のねじ部を切るように使
用されることができるということがさらに当業者に明ら
かになるはずである。
【0031】図12は、図10と同様な部分断面図であ
り、同時に内側雌ねじ部96及び外側雄ねじ部104の
両方を同時に切ることについての概念を示す。雌ねじ部
96を切るようにねじ切り工具はフライス盤のヘッド内
で回転するので、当業者は、同期された雄ねじ部104
が同時に切られることができ、当然、雄ねじ部の直径及
び雌ねじ部の直径は相互に関連し、両方の直径はねじ切
りのホブ90の切刃94の半径に関連するということを
認識する。これは熟練した機械工の専門的技術の範囲内
である。
り、同時に内側雌ねじ部96及び外側雄ねじ部104の
両方を同時に切ることについての概念を示す。雌ねじ部
96を切るようにねじ切り工具はフライス盤のヘッド内
で回転するので、当業者は、同期された雄ねじ部104
が同時に切られることができ、当然、雄ねじ部の直径及
び雌ねじ部の直径は相互に関連し、両方の直径はねじ切
りのホブ90の切刃94の半径に関連するということを
認識する。これは熟練した機械工の専門的技術の範囲内
である。
【0032】上記から、本発明は、明らかでありかつ装
置に固有である他の利点と共に、本明細書に記述された
目的及び目標の全てを得るのに適した発明であるという
ことが理解されることができる。特定の特徴及び副組み
合わせが、有益でありかつ他の特徴及び副組み合わせを
参照して使用されるということが理解される。これは請
求の範囲によって熟慮されかつ請求の範囲内である。多
くの実施可能な実施態様が請求の範囲から逸脱すること
なく本発明を構成することができる。ここに記述される
又は添付図面に示される全てのことは、例示であり制限
する意味でなく判断されるべきであるということが理解
されることができる。
置に固有である他の利点と共に、本明細書に記述された
目的及び目標の全てを得るのに適した発明であるという
ことが理解されることができる。特定の特徴及び副組み
合わせが、有益でありかつ他の特徴及び副組み合わせを
参照して使用されるということが理解される。これは請
求の範囲によって熟慮されかつ請求の範囲内である。多
くの実施可能な実施態様が請求の範囲から逸脱すること
なく本発明を構成することができる。ここに記述される
又は添付図面に示される全てのことは、例示であり制限
する意味でなく判断されるべきであるということが理解
されることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】物体の内側筒状面及び外側筒状面上に二つの同
期されたねじ部を切るためのねじ切り工具の斜視図であ
る。
期されたねじ部を切るためのねじ切り工具の斜視図であ
る。
【図2】(a)は、二つの同期されたねじ部を有する筒
状物体の長手軸線に沿った直径方向に断面を取られた平
面図であり、筒状物体内で内側ねじ部を整列させて切る
ために図1のねじ切り工具を示す。(b)は、二つの同
期されたねじ部を有する筒状物体の長手軸線に沿った直
径方向に断面を取られた平面図であり、筒状物体上で内
側ねじ部を整列させて切るために図1のねじ切り工具を
示す。
状物体の長手軸線に沿った直径方向に断面を取られた平
面図であり、筒状物体内で内側ねじ部を整列させて切る
ために図1のねじ切り工具を示す。(b)は、二つの同
期されたねじ部を有する筒状物体の長手軸線に沿った直
径方向に断面を取られた平面図であり、筒状物体上で内
側ねじ部を整列させて切るために図1のねじ切り工具を
示す。
【図3】物体内で形成された環状通路内で二つの同期さ
れた雄ねじ部及び雌ねじ部を同時に切るためのタップ及
びダイの組み合わせの斜視図である。
れた雄ねじ部及び雌ねじ部を同時に切るためのタップ及
びダイの組み合わせの斜視図である。
【図4】図3のタップ及びダイの組み合わせの端面図で
ある。
ある。
【図5】本発明のタップ及びダイの組み合わせの別の実
施態様である。
施態様である。
【図6】図5のタップ及びダイの組み合わせの長手軸線
に沿って直径方向に取られた断面図である、すなわち図
5の6−6線に沿って取られた断面図である。
に沿って直径方向に取られた断面図である、すなわち図
5の6−6線に沿って取られた断面図である。
【図7】図5のタップ及びダイの組み合わせの長手軸線
に沿って直径方向に取られた断面図である、すなわち図
5の7−7線に沿って取られた断面図である。
に沿って直径方向に取られた断面図である、すなわち図
5の7−7線に沿って取られた断面図である。
【図8】図3のタップ及びダイの組み合わせを用いて形
成される物体と係合する物体の筒状部分に二つの同期さ
れたねじ部を形成するためのタップ及びダイの組み合わ
せの斜視図である。
成される物体と係合する物体の筒状部分に二つの同期さ
れたねじ部を形成するためのタップ及びダイの組み合わ
せの斜視図である。
【図9】図8のタップ及びダイの組み合わせの長手軸線
に沿って直径方向に取られた断面図である、すなわち図
5の7−7線に沿って取られた断面図である。
に沿って直径方向に取られた断面図である、すなわち図
5の7−7線に沿って取られた断面図である。
【図10】ここに形成された二つの同期されたねじ部を
有する物体の長手軸線に沿って直径方向に取られた断面
図であり、コンピュータ化されたフライス盤を使用して
二つの同期されたねじ部を切るためのねじ切り工具及び
方法を示す。
有する物体の長手軸線に沿って直径方向に取られた断面
図であり、コンピュータ化されたフライス盤を使用して
二つの同期されたねじ部を切るためのねじ切り工具及び
方法を示す。
【図11】図10内の10−10線に沿って取られる図
10に示される物体の平面図である。
10に示される物体の平面図である。
【図12】図10に類似した部分断面図であり、ねじ切
り工具が内側ねじ部及び外側ねじ部の両方を同時に切る
ために使用される時のねじ切り工具を示す。
り工具が内側ねじ部及び外側ねじ部の両方を同時に切る
ために使用される時のねじ切り工具を示す。
10…ねじ切り工具 24…内側雄ねじ部 26…外側雌ねじ部 34…シャンク
フロントページの続き (72)発明者 トム エム.シモンズ アメリカ合衆国,ユタ 84065,リバート ン,サウス 2040 ウエスト 12862
Claims (18)
- 【請求項1】 物体上に二つの同期されたねじ部を形成
するための方法であって、 (a)前記物体上にねじ部を切るのに適した機械内に前
記物体を固定する段階と、 (b)前記物体上に所望のねじのリードで切るように前
記機械を調節する段階と、 (c)ねじ切り工具であって、取付シャンクと、内側ね
じ切り面と、外側ねじ切り面とを有し、前記内側ねじ切
り面及び前記外側ねじ切り面は互いに関連して配置され
るねじ切り工具を付与する段階と、 (d)第一組のねじ部が始まる前記物体上で回転零点を
確定する段階と、 (e)従来の方法で前記第一組のねじ部を切り、前記回
転零点で開始する段階と、 (f)前記ねじ切り工具を、前記第二組のねじ部が切ら
れる前記回転零点に関連する前記物体上の第二点へ移動
させる段階と、 (g)従来の方法で前記第二組のねじ部を切り、前記第
二点で開始する段階とを具備する物体上に二つの同期さ
れたねじ部を形成するための方法。 - 【請求項2】 前記第二組のねじ部を開始するための前
記物体上の前記第二点は前記物体上の前記回転零点であ
る請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 前記第二組のねじ部は一組の多数のねじ
部を具備する請求項1に記載の方法。 - 【請求項4】 物体の内側筒状面及び外側筒状面におい
て二つの同期されたねじ部を形成するためのバイトであ
って、前記バイトは、取付シャンクと、内側ねじ切り面
と、外側ねじ切り面とを具備し、前記内側ねじ切り面及
び前記外側ねじ切り面は互いに関連して配置されるバイ
ト。 - 【請求項5】 前記内側ねじ切り面及び前記外側ねじ切
り面の各先端部は前記取付シャンクの長手方向軸線から
等距離である請求項4に記載のバイト。 - 【請求項6】 前記内側ねじ切り面及び前記外側ねじ切
り面は、前記取付シャンクの長手軸線と同一空間を占め
る請求項4に記載のバイト。 - 【請求項7】 前記内側ねじ切り面及び前記外側ねじ切
り面は、前記取付シャンクの長手軸線に関して直径方向
に対向しかつ前記取付シャンクに垂直な面内で同一平面
である請求項6に記載のねじ切り工具。 - 【請求項8】 物体の内側筒状面及び外側筒状面上で二
つの同期されたねじ部を同時に形成するためのタップ及
びダイの組み合わせであって、前記タップ及びダイの組
み合わせは、筒状部分を有する胴体部と、前記筒状部分
の外面の一部分上に形成される内側のねじ切りタップ
と、前記筒状部分の内面の一部分上に形成される外側の
ねじ切りのダイとを具備し、前記タップ及び前記ダイ
は、前記物体上に結果として生じる内側ねじ部及び外側
ねじ部のリードが同一であるように共に同期されるタッ
プ及びダイの組み合わせ。 - 【請求項9】 前記タップ及びダイの前記ねじ部の開始
点が関連する請求項8に記載のタップ及びダイの組み合
わせ。 - 【請求項10】 ねじを切る前記タップの前記回転開始
点及びねじを切る前記ダイの前記回転開始点が同一であ
る請求項9に記載のタップ及びダイの組み合わせ。 - 【請求項11】 ねじを切る前記タップ及びダイの組み
合わせの前記回転開始点が、位相を異にした180°で
ある請求項9に記載のタップ及びダイの組み合わせ。 - 【請求項12】 前記タップ及び前記ダイの部分の一方
又は他方が、前記物体上で多数のねじ部を形成するよう
に形成された請求項9に記載のタップ及びダイの組み合
わせ。 - 【請求項13】 物体の内側筒状面及び外側筒状面上で
二つの同期されたねじ部を同時に形成するためのタップ
及びダイの組み合わせであって、前記タップ及びダイの
組み合わせは、筒状部分を有する胴体部と、前記筒状部
分の内面の一部分上に形成された外側ねじ切りダイと、
前記筒状部分と同心である内側ねじ切りタップと、前記
タップ及び前記ダイが、前記物体上において、結果とし
て生じる内側ねじ部及び外側ねじ部のリードが同一であ
るように共に同期されたタップ及びダイの組み合わせ。 - 【請求項14】 前記タップ部分及び前記ダイ部分のね
じ切りの回転開始点が関連する請求項13に記載のタッ
プ及びダイの組み合わせ。 - 【請求項15】 ねじを切る前記タップ及び前記ダイの
組み合わせの前記回転開始点が同一である請求項14に
記載のタップ及びダイの組み合わせ。 - 【請求項16】 ねじを切る前記タップ及びダイの組み
合わせの前記回転開始点が、位相を異にした180°で
ある請求項14に記載のタップ及びダイの組み合わせ。 - 【請求項17】 前記タップ及び前記ダイの部分の一方
又は他方が、前記物体上で多数のねじ部を形成するよう
に形成された請求項14に記載のタップ及びダイの組み
合わせ。 - 【請求項18】 物体の内側筒状面及び外側筒状面上で
二つの同期されたねじ部を形成するための総形バイトで
あって、前記総形バイトは、取付シャンクと、内側のね
じを形成する面と外側のねじを形成する面とを具備し、
前記内側のねじを形成する面と前記外側のねじを形成す
る面は、取付シャンクの長手軸線から等距離に位置しか
つ前記取付シャンクの長手軸線と同じ空間を有する平面
内に位置しかつ前記取付シャンクの長手軸線に直角な平
面内の同一平面に位置しかつ前記取付シャンクの長手軸
線に関連して直径方向に対向して位置する総形バイト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11004170A JP2000198026A (ja) | 1999-01-11 | 1999-01-11 | 二つの同期されたねじ部を形成するための方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11004170A JP2000198026A (ja) | 1999-01-11 | 1999-01-11 | 二つの同期されたねじ部を形成するための方法及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000198026A true JP2000198026A (ja) | 2000-07-18 |
Family
ID=11577272
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11004170A Pending JP2000198026A (ja) | 1999-01-11 | 1999-01-11 | 二つの同期されたねじ部を形成するための方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000198026A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1832371A2 (de) * | 2006-03-06 | 2007-09-12 | EMUGE-Werk Richard Glimpel GmbH & Co.KG Fabrik für Präzisionswerkzeuge | Kombinationswerkzeug mit Stirnaussparung |
-
1999
- 1999-01-11 JP JP11004170A patent/JP2000198026A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1832371A2 (de) * | 2006-03-06 | 2007-09-12 | EMUGE-Werk Richard Glimpel GmbH & Co.KG Fabrik für Präzisionswerkzeuge | Kombinationswerkzeug mit Stirnaussparung |
EP1832371A3 (de) * | 2006-03-06 | 2010-07-14 | EMUGE-Werk Richard Glimpel GmbH & Co.KG Fabrik für Präzisionswerkzeuge | Kombinationswerkzeug mit Stirnaussparung |
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