JP2000197520A - 歯間ブラシ及びその製造方法 - Google Patents

歯間ブラシ及びその製造方法

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JP2000197520A
JP2000197520A JP11001788A JP178899A JP2000197520A JP 2000197520 A JP2000197520 A JP 2000197520A JP 11001788 A JP11001788 A JP 11001788A JP 178899 A JP178899 A JP 178899A JP 2000197520 A JP2000197520 A JP 2000197520A
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stick handle
shaped
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Hiroshi Morizaki
寛 森崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スティックハンドルの先端にスリ鉢状凹部を
有する形状にインサート成形された歯間ブラシを提供す
る。 【解決手段】 スティックハンドル(2)の先端に棒状
ブラシ(3)が設けられた歯間ブラシ(1)であって、
スティックハンドル(2)の先端には、棒状ブラシ
(3)の芯材(3A)を中心としたスリ鉢状凹部(2
A)が形成され、スティックハンドル(2)は、棒状ブ
ラシ(3)の基端部を埋込んだ状態にインサート成形さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯間ブラシ及びそ
の製造方法に関し、詳しくは、スティックハンドルの先
端にスリ鉢状凹部を有する形状にインサート成形された
歯間ブラシ、および、この歯間ブラシを特定のインサー
ト成形によって製造する歯間ブラシの製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】歯間ブラシは、短いスティックハンドル
(支持具)の先端から細い棒状ブラシが突出した形状の
歯間清掃用具であり、普通の歯ブラシでは除去し難い歯
間のプラーク除去などに使用されている。斯かる歯間ブ
ラシのスティックハンドルは、通常、熱可塑性樹脂によ
り成形され、また、棒状ブラシは、金属撚り線から成る
芯材にナイロン毛を撚り込んで構成されている。
【0003】ところで、従来の歯間ブラシにおいては、
棒状ブラシがスティックハンドルに対して屈曲する際、
棒状ブラシの芯材の基端部に集中荷重が作用するため、
芯材が疲労により折損し易いという傾向がある。そこ
で、芯材基端部への集中荷重を回避し、棒状ブラシの耐
曲げ強度を向上させるため、特開平4−97744号公
報に記載の歯間ブラシにおいては、スティックハンドル
の先端に芯材を中心とした漏斗状の窪みが形成されてい
る。
【0004】一方、スティックハンドルの先端に窪みが
形成された歯間ブラシの製造方法において、スティック
ハンドルに棒状ブラシを連結するには、スティックハン
ドルの先端に細孔を形成し、この細孔に棒状ブラシの芯
材を挿入し、接着、高周波溶着または熱溶着する方法、
前記細孔に芯材を圧入する方法などが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述の歯間
ブラシの製造方法においては、スティックハンドルの先
端に細孔を形成し、この細孔に棒状ブラシの芯材を挿入
して接着または溶着するという煩雑な工程が必要であ
り、製造コストが嵩むという問題がある。この問題を解
決するには、他の一般の樹脂製品の様に、棒状ブラシの
芯材が埋込まれる状態にスティックハンドルをインサー
ト成形することが考えられるが、スティックハンドルの
先端に窪み、すなわちアンダーカット部があると、金型
の離型が困難となり、事実上、インサート成形できない
という問題がある。
【0006】本発明は、先端に窪みのあるスティックハ
ンドルのインサート成形における金型の離型方法を種々
検討した結果なされたものであり、第1の目的は、ステ
ィックハンドルの先端にスリ鉢状凹部を有する形状にイ
ンサート成形された歯間ブラシを提供することにある。
また、第2の目的は、この歯間ブラシを特定のインサー
ト成形によって製造する歯間ブラシの製造方法を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る歯間ブラシ
は、スティックハンドルの先端に棒状ブラシが設けられ
た歯間ブラシであって、スティックハンドルの先端に
は、棒状ブラシの芯材を中心としたスリ鉢状凹部が形成
され、スティックハンドルは、棒状ブラシの芯材基端部
を埋込んだ状態にインサート成形されていることを特徴
とする。
【0008】本発明に係る歯間ブラシにおいて、スティ
ックハンドルの先端に形成されたスリ鉢状凹部は、棒状
ブラシがスティックハンドルに対して屈曲する際、棒状
ブラシの芯材の大きな屈曲を許容し、芯材の基端部に大
きな曲げ荷重が集中するのを回避する。また、棒状ブラ
シの基端部を埋込んだ状態にインサート成形されたステ
ィックハンドルは、高い強度で棒状ブラシを連結する。
【0009】一方、本発明に係る歯間ブラシの製造方法
は、本発明の歯間ブラシを製造する方法であって、コア
ピンが付設されたインサート金型に棒状ブラシの芯材の
基端部をセットし、前記インサート金型に樹脂材料を注
入することにより、棒状ブラシの芯材の基端部を埋込む
状態にスティックハンドルを成形し、次いで、前記コア
ピンを引抜き方向に所定量移動させ、コアピンによって
形成された孔に負圧を生じさせることにより、スティッ
クハンドルの先端をコアピン側へ引寄せ、かつ、スティ
ックハンドルのスリ鉢状凹部をインサート金型の対応部
分から脱出させた後、インサート金型を離型することを
特徴とする。
【0010】本発明に係る歯間ブラシの製造方法におい
て、樹脂材料で成形されたスティックハンドルは、軸方
向の熱収縮によりインサート金型内でコアピン側へ移動
可能となる。そして、コアピンを引抜き方向に所定量移
動させ、コアピンによって形成された孔に負圧を生じさ
せることにより、スティックハンドルの先端がコアピン
側へ引寄せらる。その結果、スティックハンドルの先端
のスリ鉢状凹部がインサート金型の対応部分から脱出
し、インサート金型の離型が可能となる。
【0011】本発明の歯間ブラシの製造方法において
は、スティックハンドルの基端部外周に環状溝、括れ部
または凹部を形成するのが好ましい。この場合、樹脂材
料で成形されたスティックハンドルは、基端部外周の環
状溝、括れ部または凹部がインサート金型の対応部分に
係止された状態で軸方向に熱収縮する。そして、この熱
収縮により、スティックハンドルの先端を基端側へ移動
させ、その先端のスリ鉢状凹部をインサート金型の対応
部分から一層確実に脱出させ得る。
【0012】本発明の歯間ブラシの製造方法において、
注入する樹脂材料は、ポリオレフィン樹脂であるのが好
ましい。ポリオレフィン樹脂を使用した場合は、熱収縮
率が高いため、スティックハンドルのスリ鉢状凹部をよ
り一層確実に脱出させることが出来る。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明に係る歯間ブラシ及びその
製造方法を図面に基づいて説明する。図1は本発明の第
1実施形態に係る歯間ブラシの正面図である。図2は、
歯間ブラシの縦断面図である。図3は、歯間ブラシのス
ティックハンドルの先端部の部分断面図である。図4
は、スティックハンドルのグリップ部の横断面図であ
る。図5は、本発明に係る歯間ブラシの製造方法に使用
するインサート金型に棒状ブラシの芯材がセットされた
状態を示すインサート金型の分割面の平面図である。図
6は、芯材と一体にスティックハンドルが成形された状
態を示すインサート金型の分割面の平面図である。図7
は、コアピンが引抜き方向に所定量移動され、スティッ
クハンドルが棒状ブラシと共にコアピン側へ移動した離
型可能な状態を示すインサート金型の分割面の平面図で
ある。図8は、本発明の第2実施形態に係る歯間ブラシ
の正面図である。
【0014】先ず、本発明に係る歯間ブラシを説明す
る。本発明の第1実施形態に係る歯間ブラシは、図1及
び図2に符号(1)で示す様に、スティックハンドル
(2)の先端に棒状ブラシ(3)が設けられた歯間ブラ
シであって、スティックハンドル(2)の先端には、図
3に示す様に、棒状ブラシ(3)の芯材(3A)を中心
としたスリ鉢状凹部(2A)が形成されている。そし
て、スティックハンドル(2)は、棒状ブラシ(3)の
芯材(3A)の基端部を埋込んだ状態にインサート成形
されている。また、前記スティックハンドル(2)の基
端には、図2に示す様に、インサート成形の際に後述す
るコアピンによって形成された孔(2B)が開口されて
いる。
【0015】前記スティックハンドル(2)は、熱収縮
率の高いポリオレフィン樹脂、例えば、結晶性のポリプ
ロピレン、ポリエチレン等の樹脂材料により成形されて
いる。このスティックハンドル(2)は、全長が40m
m程度であり、その先端部には、棒状ブラシ(3)の芯
材(3A)を若干弾性的に支持し得る様に、直径2m
m、軸方向長さ5mm程度の細いネック部(2C)が形
成されている。また、スティックハンドル(2)の基端
部には、図示省略したキャップに嵌合した際にストッパ
として機能し得る様に、直径6mm、軸方向幅2mm程
度のストッパ部(2D)が形成されている。そして、前
記ネック部(2C)に連続するテーパ部(2E)と前記
ストッパ部(2D)との間の中間部には、図4に示す様
な角形断面のグリップ部(2F)が形成されている。こ
のグリップ部(2F)の各周面は、良好なグリップフィ
ーリングを得るため、軸方向の中央部が僅かに窪んだ緩
い円弧面に形成されている。
【0016】前記スリ鉢状凹部(2A)は、スティック
ハンドル(2)のネック部(2C)の先端に形成されて
おり、ネック部(2C)の先端外周には、0.5Rの面
取りが施されている。また、前記孔(2B)は、直径4
mm程度であり、スティックハンドル(2)の基端から
軸方向に沿ってテーパ部(2E)の基端部まで延びてい
る。前記スリ鉢状凹部(2A)は、図3に示す例では、
内壁面が45°のテーパ面で構成された深さ0.4m
m、開口直径1.5mm程度の凹部であるが、テーパ面
の角度は適宜選択することが出来る。また、内壁面は、
テーパ面に限らず、円弧状の凸断面を呈する曲面として
もよい。
【0017】前記棒状ブラシ(3)は、直径0.2mm
程度のステンレスワイヤなどから成る金属撚り線を芯材
(3A)とし、この芯材(3A)にナイロン毛などのブ
ラシ毛(3B)を撚り込んで構成されている。芯材(3
A)は、ネック部(2C)の先端から12mm程度突出
している。また、各ブラシ毛(3B)は、芯材(3A)
を中心として放射状に突出しており、例えば、直径3m
m程度の棒状を呈する様にカットされている。各ブラシ
毛(3B)は、テーパ棒状を呈する様にカットされてい
ても良い。
【0018】本発明の歯間ブラシ(1)は、例えば、普
通の歯ブラシでは除去し難い歯間のプラークを除去する
ために使用される。使用にあたっては、スティックハン
ドル(2)のグリップ部(2F)を摘み、棒状ブラシ
(3)を歯間に挿通して往復運動させる。この様な使用
状態において、棒状ブラシ(3)には、通常、曲げ力が
度々加わり、その度に棒状ブラシ(3)はスティックハ
ンドル(2)に対して屈曲する。その際、スティックハ
ンドル(2)のネック部(2C)の先端に形成されたス
リ鉢状凹部(2A)は、棒状ブラシ(3)の芯材(3
A)が大き屈曲するのを許容し、芯材(3A)の基端部
に大きな曲げ荷重が集中するのを回避する。従って、本
発明に係る歯間ブラシ(1)によれば、棒状ブラシ
(3)の耐曲げ強度として、高い強度が得られる。ま
た、棒状ブラシ(3)の芯材(3A)の基端部を埋込ん
だ状態にスティックハンドル(2)がインサート成形さ
れているため、棒状ブラシ(3)の取付け工程が不要と
なり、製造コストを低減できる。そして、スティックハ
ンドル(2)と棒状ブラシ(3)との連結強度として、
高い強度が得られる。
【0019】続いて、本発明に係る歯間ブラシの製造方
法を説明する。本発明に係る歯間ブラシの製造方法は、
前述した歯間ブラシ(1)を製造する方法であって、先
ず、図5に示す様に、コアピン(4A)が付設されたイ
ンサート金型(4)に棒状ブラシ(3)の芯材(3A)
の基端部をセットする。そして、図6に示す様に、イン
サート金型(4)に樹脂材料を注入することにより、棒
状ブラシ(3)の芯材(3A)の基端部を埋込む状態に
スティックハンドル(2)を成形する。次いで、図7に
示す様に、コアピン(4A)を引抜き方向に所定量移動
させ、コアピン(4A)によって形成された孔(2B)
に負圧を生じさせることにより、スティックハンドル
(2)の先端をコアピン(4A)側へ引寄せ、かつ、ス
ティックハンドル(2)のスリ鉢状凹部(2A)をイン
サート金型(4)の対応部分(4B)から脱出させた
後、インサート金型(4)を離型する。
【0020】本発明に係る歯間ブラシの製造方法におい
て、樹脂材料としては、熱収縮率の高いポリオレフィン
樹脂、例えば、結晶性のポリプロピレン、ポリエチレン
等を使用することが出来る。この様な樹脂材料で成形さ
れたスティックハンドル(2)は、軸方向の熱収縮によ
りインサート金型(4)内でコアピン(4A)側へ移動
可能となる。そして、コアピン(4A)を引抜き方向に
所定量移動させ、コアピン(4A)によって形成された
孔(2B)に負圧を生じさせることにより、スティック
ハンドル(2)の先端がコアピン(4A)側へ引寄せら
れる。その結果、スティックハンドル(2)の先端のス
リ鉢状凹部(2A)がインサート金型(4)の対応部分
(4B)から脱出し、インサート金型(4)の離型が可
能となる。従って、本発明の歯間ブラシの製造方法によ
れば、スティックハンドル(2)の先端にスリ鉢状凹部
(2A)が設けられた歯間ブラシ(1)を確実にインサ
ート成形できる。
【0021】次に、本発明の第2実施形態に係る歯間ブ
ラシを説明する。本発明の第2実施形態の歯間ブラシ
は、前述した第1実施形態の歯間ブラシ(1)に対し、
そのスティックハンドル(2)の基端部の形状が若干異
なる点を除き、歯間ブラシ(1)と同様に構成されてい
る。従って、同様の構成部分については同一符号を付し
て詳細な説明を省略する。
【0022】第2実施形態の歯間ブラシ(5)において
は、図8に示す様に、スティックハンドル(2)の基端
部外周に環状溝(2G)が形成されている。この環状溝
(2G)は、幅が2mm、深さが0.6mm程度の溝で
あり、ストッパ部(2D)とグリップ部(2F)との間
に形成されている。
【0023】本発明の歯間ブラシ(5)は、前述した歯
間ブラシ(1)と同様に使用され、その使用状態におい
て、棒状ブラシ(3)の耐曲げ強度および棒状ブラシ
(3)とスティックハンドル(2)との連結強度として
高い強度が得られる。そして、前記歯間ブラシ(1)と
同様に、インサート成形されているため、製造コストを
低減できる。なお、この歯間ブラシ(5)において、ス
ティックハンドル(2)の基端部外周には、環状溝(2
G)に代る括れ部や凹部が形成されていてもよい。
【0024】第2実施形態の歯間ブラシ(5)は、第1
実施形態の歯間ブラシ(1)と同様に、本発明の歯間ブ
ラシの製造方法によって製造される。この製造方法にお
いて、熱収縮率の高い樹脂材料で成形されたスティック
ハンドル(2)は、基端部外周の環状溝(2G)がイン
サート金型(4)の対応部分(図示省略)に係止された
状態で軸方向に熱収縮する。そして、この熱収縮により
スティックハンドル(2)の先端のネック部(2C)が
基端側に移動し、スリ鉢状凹部(図示省略)がインサー
ト金型(4)の対応部分(図示省略)から一層確実に脱
出する。従って、本発明の歯間ブラシの製造方法によれ
ば、第2実施形態の歯間ブラシ(5)を確実にインサー
ト成形できる。
【0025】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明に係る歯間ブ
ラシによれば、棒状ブラシがスティックハンドルに対し
て屈曲する際、スティックハンドルの先端に形成された
スリ鉢状凹部が棒状ブラシの芯材の大きな屈曲を許容
し、芯材の基端部に大きな曲げ荷重が集中するのを回避
するため、棒状ブラシの耐曲げ強度として高い強度が得
られる。また、スティックハンドルが棒状ブラシの基端
部を埋込んだ状態にインサート成形されているため、ス
ティックハンドルと棒状ブラシとの連結強度として高い
強度が得られる。しかも、従来の様に、スティックハン
ドルの先端に細孔を形成し、この細孔に棒状ブラシの芯
材を挿入して接着または溶着するという煩雑な工程が不
要であるため、製造コストを低減することが出来る。
【0026】また、本発明に係る歯間ブラシの製造方法
によれば、樹脂材料で成形されたスティックハンドルが
軸方向の熱収縮によりインサート金型内でコアピン側へ
移動可能となる。そして、コアピンを引抜き方向に所定
量移動させ、コアピンによって形成された孔に負圧を生
じさせることにより、スティックハンドルの先端部がコ
アピン側へ引寄せられる。その結果、スティックハンド
ルの先端のスリ鉢状凹部がインサート金型の対応部分か
ら脱出し、インサート金型の離型が可能となる。従っ
て、本発明の歯間ブラシの製造方法によれば、スティッ
クハンドルの先端にスリ鉢状凹部を有する形状にインサ
ート成形された本発明の歯間ブラシを確実に製造するこ
とが出来る。
【0027】本発明の歯間ブラシの製造方法において、
スティックハンドルの基端部外周に環状溝、括れ部また
は凹部が形成する場合、樹脂材料で成形されたスティッ
クハンドルは、基端部外周の環状溝、括れ部または凹部
がインサート金型の対応部分に係止された状態で軸方向
に熱収縮する。そして、この熱収縮によりスティックハ
ンドルの先端が基端側に移動し、スリ鉢状凹部がインサ
ート金型の対応部分から一層確実に脱出する。従って、
スティックハンドルの先端にスリ鉢状凹部を有する形状
にインサート成形された本発明の歯間ブラシをより一層
確実に製造することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る歯間ブラシの正面
図である。
【図2】歯間ブラシの縦断面図である。
【図3】歯間ブラシのスティックハンドルの先端部の部
分断面図である。
【図4】スティックハンドルのグリップ部の横断面図で
ある。
【図5】本発明に係る歯間ブラシの製造方法に使用する
インサート金型に棒状ブラシの芯材がセットされた状態
を示すインサート金型の分割面の平面図である。
【図6】芯材と一体にスティックハンドルが成形された
状態を示すインサート金型の分割面の平面図である。
【図7】コアピンが引抜き方向に所定量移動され、ステ
ィックハンドルが棒状ブラシと共にコアピン側へ移動し
た離型可能な状態を示すインサート金型の分割面の平面
図である。
【図8】本発明の第2実施形態に係る歯間ブラシの正面
図である。
【符号の説明】
1 :歯間ブラシ 2 :スティックハンドル 2A:スリ鉢状凹部 2B:孔 2C:ネック部 2D:ストッパ部 2E:テーパ部 2F:グリップ部 2G:環状溝 3 :棒状ブラシ 3A:芯材 3B:ブラシ毛 4 :インサート金型 4A:コアピン 4B:対応部分 5 :歯間ブラシ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スティックハンドルの先端に棒状ブラシ
    が設けられた歯間ブラシであって、スティックハンドル
    の先端には、棒状ブラシの芯材を中心としたスリ鉢状凹
    部が形成され、スティックハンドルは、棒状ブラシの芯
    材基端部を埋込んだ状態にインサート成形されているこ
    とを特徴とする歯間ブラシ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の歯間ブラシを製造する
    方法であって、コアピンが付設されたインサート金型に
    棒状ブラシの芯材の基端部をセットし、前記インサート
    金型に樹脂材料を注入することにより、棒状ブラシの芯
    材の基端部を埋込む状態にスティックハンドルを成形
    し、次いで、前記コアピンを引抜き方向に所定量移動さ
    せ、コアピンによって形成された孔に負圧を生じさせる
    ことにより、スティックハンドルの先端をコアピン側へ
    引寄せ、かつ、スティックハンドルのスリ鉢状凹部をイ
    ンサート金型の対応部分から脱出させた後、インサート
    金型を離型することを特徴とする歯間ブラシの製造方
    法。
  3. 【請求項3】 スティックハンドルの基端部外周に環状
    溝、括れ部または凹部を形成する請求項2に記載の歯間
    ブラシの製造方法。
  4. 【請求項4】 注入する樹脂材料がポリオレフィン樹脂
    である請求項2又は3に記載の歯間ブラシの製造方法。
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