JP2000197288A - モ―タの製造方法 - Google Patents

モ―タの製造方法

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JP2000197288A
JP2000197288A JP10372586A JP37258698A JP2000197288A JP 2000197288 A JP2000197288 A JP 2000197288A JP 10372586 A JP10372586 A JP 10372586A JP 37258698 A JP37258698 A JP 37258698A JP 2000197288 A JP2000197288 A JP 2000197288A
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rotor
permanent magnets
magnet
permanent magnet
permanent
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Toru Shimomura
徹 下村
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KUSATSU DENKI KK
KUSATSU ELECTRIC
Original Assignee
KUSATSU DENKI KK
KUSATSU ELECTRIC
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、基本マグネットと補助マグネット
とが順に交互に配設される配置のロータを有するモータ
を容易に作製できるモータの製造方法を提供することを
課題とする。 【解決手段】本発明に係わるモータの製造方法は、2M
個の永久磁石が取付けられてなるロータ本体1aと、ロ
ータ上装1cと、ロータ下装1dと、ステータ4とから
なり、M個の第1の永久磁石2と、第2の永久磁石と3
が、交互に順に取付けられてなるモータの製造方法にお
いて、前記M個の第1の永久磁石2を前記ロータ上装1
cに予め取付けてロータ上体Aとし、前記M個の第2の
永久磁石3を前記ロータ下装1dに取付けてロータ下体
Bとし、前記ロータ上体Aと前記ロータ下体Bとを組立
てたのち、ロータ本体1aを形成してロータを形成する
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロータとステータ
とからなるモータの製造方法に関する。さらに詳しく
は、基本マグネットと補助マグネットとが順に交互に配
設されるロータを有するモータの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、効率的な磁場構造を形成してモ
ータの効率を向上するために、例えば、永久磁石を高透
磁率材料からなるロータ内部に埋込む構造のモータにお
いて永久磁石により発生する磁束量を大きくし、マグネ
ットトルクをより効率的に利用して同一電流で発生する
トルクを最大にすることが考えられ、この考えに基づく
モータが、例えば、特開平10−191585号公報に
提案されている。
【0003】前記公報によれば、前記公報記載の発明
は、図4に示すように、ロータ86内部に永久磁石とし
てメイン磁石87及び補助磁石88を埋込む構造の永久
磁石埋込み型モータにおける各永久磁石の配置に関し、
SからNに向かう方向を極性の向きというものとして、
メイン磁石87の極性の向きに対して、それと垂直な方
向に極性の向きを有する補助磁石88を配置して磁場を
構成し、永久磁石が発生する磁束量を大きくすると記載
している。
【0004】また、前記公報記載のモータにおいて用い
られるけい素鋼板等の高透磁率材料は、一般的に比重が
高く、ロータ重量が重いので、同じ磁力線の強度で比較
するのであれば、重量が重い分、効率の向上に支障があ
るという問題があり、かかる問題を解決するためロータ
の材料を軽量化することが考えられ、透磁率(比透磁
率)の小さい材料をロータ本体に用いてロータを軽量化
できるとともに磁力の低下がなく、効率及びパワーの向
上したモータ及びその製造方法が、以下の如く、本出願
人によって提案されている。
【0005】前述したロータを軽量化したモータは、透
磁率が小さい材料を用いてロータの主要部であるロータ
本体を構成し、この材料で構成された部分には磁束が分
布しないようにし、当該部分の外周部に永久磁石を、漏
れ磁束が生じないように、且つショートが生じないよう
に配置して磁場構造を形成せしめてロータを構成するも
のである。
【0006】このような磁場構造を有するモータの例を
説明する。図5は、前述した軽量化したインナロータ型
のモータの構造の一例を概念的に示す平面断面説明図で
あり、また、図6は、前記インナロータ型モータに用い
られる永久磁石の極性の向きを含めた構成の配置を概念
的に示す平面断面説明図であり、図7は、アウタロータ
型のモータの構造の一例を示す平面断面説明図である。
【0007】前記インナロータ型モータは、小さい透磁
率を有し、しかも、小さい導電率を有する低透磁率材料
でロータ本体6aを構成し、その周囲に永久磁石7及び
8を配設し、さらにその外周側にもロータヨーク6bと
して前記低透磁率材料を配設している。
【0008】前記一例において、図6に示したように、
永久磁石は、第1の永久磁石として8個の矩形の永久磁
石(以下、基本マグネットという)7a及び7bと、第
2の永久磁石として8個の台形の永久磁石(以下、補助
マグネットという)8a及び8bとを交互に配置し、基
本マグネット7a及び7bをロータ本体6aの外周側で
均等に間隔を保ってN極が外向き(7a)と、S極が外
向き(7b)とを交互に繰り返すように配置し、補助マ
グネット8a及び8bを、基本マグネット7a及び7b
の間をつなぐようにし、補助マグネットの極性の向き
が、ロータ本体6aの外周に沿っていて、基本マグネッ
トの外側極の磁極の極性と、これに対向する補助マグネ
ットの磁極とが同極性となって隣接する位置関係となる
ようにして配置されている。
【0009】以下、本明細書において、このような基本
マグネット7と補助マグネット8との前記位置関係に従
う配置により構成されるロータを、「組合せマグネット
ロータ」という。
【0010】また、アウタロータ型の場合も、図7に示
すように、ロータ本体1aに基本マグネット2及び補助
マグネット3が、インナロータ型の場合と同様に、前記
「組合せマグネットロータ」の配置となり、ステータ4
に対向するようにして配設されている。アウタロータ型
においても「組合せマグネットロータ」の構成は同じで
あるので、以下、インナロータ型の例に従って説明す
る。
【0011】尚、第1の永久磁石7の形状、及び第2の
永久磁石8の形状は前述した形状には限定されず、例え
ば、第1の永久磁石7及び第2の永久磁石8を、両者共
にその形状を矩形としたり、台形としたりすることもで
き、形状及び前述した配置は、ステータ9との位置関係
において、後述する磁束の分布の要件を満たす範囲で変
更して決定することができる。このとき、各永久磁石相
互の間隔は密接していてもよく、所定の間隔が採られて
いてもよい。また、基本マグネットの個数M及び補助マ
グネットの個数M(Mは正の偶数)は、平面的にみて左
右対称となる配置が可能な個数であれば任意に設定する
ことができる。
【0012】前記「組合せマグネットロータ」において
は、これらの基本マグネット7a及び7bと、補助マグ
ネット8a及び8bとのさらに外周側にもロータヨーク
6bとして前記低透磁率材料を配設し、全体としては前
記低透磁率材料の中に配設した構成とされている。尚、
符号6xは、ロータ回転軸を示す。
【0013】前記低透磁率材料としては、従来、いわゆ
る高透磁率材料として知られる材料以外の透磁率の小さ
い非磁性材料であり、且つ、導電率が小さい絶縁材料で
あるもの、例えば樹脂やゴム等を用いることができる。
しかも比重の小さい材料が好ましい。以上に説明した構
成により、ロータが軽量化され、効率の向上した優れた
モータを得ることができる。
【0014】以上説明した「組合せマグネットロータ」
を用いたモータの製造方法について、インナロータ型モ
ータの一例に従って説明する。ステータについては、従
来から知られた技術に従って作製する。本例において
は、合成樹脂中に永久磁石を埋込んだ形態のものを説明
する。図8は、合成樹脂中に永久磁石を一体に埋込む製
造方法を概念的に示した斜視説明図である。
【0015】同図8に示したように、所定の形状に形成
した基本マグネット7a及び7bと補助マグネット8a
及び8bとの永久磁石の配置を適当な治具等でセット
し、所定の金型等を用いて射出成形法等により、その周
辺に合成樹脂を注入するなどして前記永久磁石と一体に
形成してロータ6を得る。このとき、樹脂の注入を2回
に分け、前記治具等を省略することもできる。このの
ち、図示しないステータとロータ6とを組立てる。この
ように一体に成形する製造方法を採用することにより、
人手によるロータ6の組立ての工程が不要であり、製造
コストの低減により、安価なモータを提供することがで
きる。
【0016】また、図9は、前記所定の形状に形成した
基本マグネット7a及び7bと補助マグネット8a及び
8bとの永久磁石を挿入できる凹部11(図9には1箇
所のみを示した)を設けた前記合成樹脂の成形体を予め
形成し、その形成後にその凹部11に永久磁石7a´を
挿入したのち、上面側及び下面側から、前記合成樹脂か
らなる円盤状部材であるロータ上装6c及びロータ下装
6dを取付けてロータ6とする組立て型の製造方法を概
念的に示す斜視説明図である。かかる製造方法によれ
ば、前記凹部11への永久磁石の取付けは、接着、圧
入、充填など種々の方法のうちいずれかを、永久磁石及
びロータ全体の設計に応じて選択して行うことができ
る。
【0017】さらに、前記円盤状部材であるロータ上装
6c及びロータ下装6dの材質は前記成形体と同じでも
よく、異なっていてもよく、ロータ本体への取付けが容
易なようにロータの周縁部に段欠き等を設け、この段欠
きに対応してロータ上装6c及びロータ下装6dを段付
きにする等することもできる。
【0018】このように、成形体に凹部11を設けてお
いて永久磁石を挿入する等して取付ける製造方法を採用
することにより、一体に成形する場合よりも安価な金型
によってロータ本体を形成することができるので、少量
多品種等のモータを組立て工程により短納期で生産する
ことができる。
【0019】尚、本例の説明においては、凹部11をロ
ータ6上面から下面方向に凹となるように設けたが、ロ
ータ6本体の外周面からロータ軸方向に(径方向に沿っ
て)凹部を設けておいて永久磁石を同様にとりつけるこ
ともできる。
【0020】また、図10は、ロータ6本体に永久磁石
を取付けたのち、その周囲にリング状の部材12を取付
けてロータを得る製造方法を示す斜視説明図である。図
10に示したように、リング状部材12をはめ込む際、
リング状部材12と永久磁石との間に充填材を介在させ
てもよいし、ゴム状のリング状部材12により、結束す
るようにすることもできる。
【0021】このようにリング状部材12を利用する製
造方法によれば、特段のロータ用金型を準備することな
くロータ6を形成することができる。永久磁石をロータ
本体に取付ける際は、永久磁石が、ロータとしての回転
中に脱落することがないことが要件であり、ロータ本体
に永久磁石を接着してもよく、又は、はめ込むように取
付けることもできる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】以上に提案されたモー
タにおいては、着磁された永久磁石を1個ずつロータ本
体に取付けたり、挿入したりするため、組立てにかなり
多くの人手を要し、永久磁石同士の磁力による反発力又
は吸引力のため作業性が低いという問題がある。
【0023】また、かかる永久磁石の組立ての際、その
極性の向きを誤って組立ててしまう可能性があり、誤っ
た場合は、所望の回転特性が得られないという問題もあ
る。
【0024】本発明は、かかる問題点を解消すべくなさ
れたものであり、前述した基本マグネットと補助マグネ
ットとが順に交互に配設される配置のロータを有するモ
ータを容易に作製できるモータの製造方法を提供するこ
とを課題とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決すべ
く、本発明の請求項1に係わるモータの製造方法は、2
M(Mは正の偶数)個の永久磁石が取付けられてなるロー
タ本体1aと、ロータ上装1cと、ロータ下装1dと、
ステータ4とからなり、前記2M個の永久磁石のうち、
M個の第1の永久磁石2のそれぞれが、互いに所定の間
隔が保持され、それぞれの極性の向きが径方向の外向き
と径方向の内向きとが順に互いに逆になるように前記ロ
ータ本体1aに取付けられ、しかも、隣り合う2個の前
記第1の永久磁石2の間のそれぞれに第2の永久磁石3
が、該第2の永久磁石3の極性が円周方向に沿って前記
第1の永久磁石2の外側の磁極の極性と同極性となるよ
うに取付けられてなるモータの製造方法において、前記
M個の第1の永久磁石2を前記ロータ上装1cに予め取
付けてロータ上体Aとし、前記M個の第2の永久磁石3
を前記ロータ下装1dに取付けてロータ下体Bとし、前
記ロータ上体Aと前記ロータ下体Bとを組立てたのち、
ロータ本体1aを形成してロータを形成することを特徴
とする。
【0026】前記構成によれば、着磁された永久磁石
を、永久磁石同士の磁力による反発力又は吸引力の影響
を最小限にしてロータを組立てることができる。そし
て、永久磁石の組立ての際、その極性の向きを誤ってし
まう可能性がほとんどなくなる。
【0027】本発明の請求項2に係わるモータの製造方
法においては、前記M個の第1の永久磁石2を前記ロー
タ上装1cに接着して前記ロータ上体Aを形成し、前記
M個の第2の永久磁石3を前記ロータ下装1dに接着し
て前記ロータ下体Bを形成することができるので、取付
け作業性がよく、永久磁石をロータ上装1c又はロータ
下装1dに強固に取付けることができる。
【0028】本発明の請求項3に係わるモータの製造方
法においては、前記M個の第1の永久磁石2を前記ロー
タ上装1cにネジ止めして前記ロータ上体Aを形成し、
前記M個の第2の永久磁石3を前記ロータ下装1dにネ
ジ止めして前記ロータ下体Bを形成することができるの
で、永久磁石の取付け強度のばらつきを少なくすること
ができる。
【0029】本発明の請求項4に係わるモータの製造方
法においては、前記ロータ上装1c及び前記ロータ下装
1dのうち少なくとも1つに永久磁石取付け用の溝Rを
予め形成しておくことができるので、ロータ上体A及び
ロータ下体Bとを組立てる際、一旦位置決めしたのち永
久磁石の反発力及び吸引力に影響を最小限にして両者を
容易に固定できる。
【0030】本発明の請求項5に係わるモータの製造方
法においては、前記ロータ上装1c及び前記ロータ下装
1dに永久磁石取付け用の凹部が予め形成され、該凹部
に圧入嵌合することによって前記M個の第1の永久磁石
2を前記ロータ上装1cに取付けて前記ロータ上体Aを
形成し且つ前記M個の第2の永久磁石3を前記ロータ下
装1dに取付けて前記ロータ下体Bを形成するので、永
久磁石をロータ上装1c(又はロータ下装1d)へ位置
決めさえすれば単純な工程だけで組立できる。
【0031】本発明の請求項6に係わるモータの製造方
法においては、前記M個の第1の永久磁石2と前記ロー
タ上装1cとを一体に形成し、前記M個の第2の永久磁
石3と前記ロータ下装1dとを一体に形成することがで
きるので、永久磁石をロータ上装1c又はロータ下装1
dに取付ける作業が必要ない。
【0032】本発明の請求項7に係わるモータの製造方
法においては、2M(Mは正の偶数)個の永久磁石が取付
けられてなるロータ本体1aと、ロータ上装1cと、ロ
ータ下装1dと、ステータ4とからなり、前記2M個の
永久磁石のうち、M個の第1の永久磁石2のそれぞれ
が、互いに所定の間隔が保持され、それぞれの極性の向
きが径方向の外向きと径方向の内向きとが順に互いに逆
になるように前記ロータ本体1aに配設され、しかも、
隣り合う2個の前記第1の永久磁石2の間のそれぞれに
第2の永久磁石3が、該第2の永久磁石3の極性が円周
方向に沿って前記第1の永久磁石2の外側の磁極の極性
と同極性となるように配設されてなるモータの製造方法
において、前記M個の第1の永久磁石2と前記ロータ上
装1cとロータ本体1aとを予め形成してロータ上体A
とし、前記M個の第2の永久磁石3と前記ロータ下装1
dとを予め形成してロータ下体Bとし、前記ロータ上体
Aと前記ロータ下体Bとを組立ててロータを形成するこ
とを特徴とする。
【0033】前記構成によれば、着磁された永久磁石
を、永久磁石同士の磁力による反発力又は吸引力の影響
を最小限にしてロータを組立てることができる。そし
て、永久磁石の組立ての際、その極性の向きを誤ってし
まう可能性がほとんどなくなる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しつつ、本
発明の実施の形態について説明する。
【0035】実施の形態1 図1は、本実施の形態におけるアウタロータ型の「組合
せマグネットロータ」の製造方法を概念的に示した説明
図であり、(a)は、基本マグネット2をロータ上装1c
に取付けて構成するロータ上体Aの平面断面説明図であ
り、(b)は、その側面説明図であり、(c)は、補助マグ
ネット3をロータ下装1dに取付けて構成するロータ下
体Bの平面断面説明図であり、(d)は、その側面説明図
である。
【0036】図1の(a)及び(b)に示したように、所望
の形状に成形され着磁された永久磁石である基本マグネ
ット2をロータ上装1cに取付ける。このとき、後述す
るような「組合せマグネットロータ」の配置となるよう
にロータ上装1cの所定の位置に基本マグネット2をそ
れぞれ取付ける。そして、ロータ上装1cに基本マグネ
ット2を取付けたものをロータ上体Aという。
【0037】かかる取付の方法は、ロータ上体Aと、後
述するロータ下体Bとを組立てる際に永久磁石同士の反
発力又は吸引力によって基本マグネット2の位置ずれが
生じない強度を有する手段を用いる方法である必要があ
る。
【0038】組立てる方法として、まず、前述した位置
ずれが生じない取付け強度を有するように強固に固着で
きる接着剤等(例えば、エポキシ系やアクリル酸エステ
ル系の接着剤)を用いて基本マグネット2をロータ上装
1cに接着することができる。このとき、接着剤を適切
に選定すれば、フェライト磁石のような焼結材料の永久
磁石をロータ上装1cに簡便且つ強固に固着できる。
【0039】また、ロータ上装1cの所定の位置にネジ
止め用の開口を設け基本マグネット2をロータ上装1c
にネジ止めすることができる。
【0040】また、ロータ上装1cの所定の位置に基本
マグネット2の形状寸法に適合する凹部を予め形成して
おき、この凹部に基本マグネット2を圧入嵌合して取付
けることができる。このとき凹部の寸法形状は、基本マ
グネット2を嵌合した際の固着強度を得るように適宜設
定する。
【0041】また、ロータ上装1cの所定の位置に基本
マグネット2の形状寸法に適合する凹部を予め形成して
おき、この凹部に基本マグネット2を圧入嵌合して取付
けることができる。このとき凹部の寸法形状は、基本マ
グネット2を嵌合した際の固着強度を得るように適宜決
定する。
【0042】次に、図1の(c)及び(d)に示したよう
に、所望の形状に成形され着磁された補助マグネット3
をロータ下装1dに取付ける。このとき、後述するよう
な「組合せマグネットロータ」の配置となるように、従
って、ロータ上体Aと互いに嵌合できるように、ロータ
下装1dの所定の位置に補助マグネット3をそれぞれ取
付ける。そして、ロータ下装1dに補助マグネット3を
取付けたものをロータ下体Bという。
【0043】その取付方法は、ロータ上体Aの場合と同
様であり、しかも、ロータ上体Aの場合の方法と異なる
方の方法を採用してもよい。尚、ロータ上体Aとロータ
下体Bとのいずれを先にして取付け作業を行うかは、任
意である。
【0044】ここで、前述した「組合せマグネットロー
タ」における永久磁石の配置について説明する。すなわ
ち、2M個の永久磁石を取付ける場合、2M個の永久磁
石のうち、M個の基本マグネット2のそれぞれが、所定
の間隔が保持され、それぞれの極性の向きが径方向の外
向きと径方向の内向きとが順に互いに逆になるように前
記ロータ本体1aに配設され、しかも、隣り合う2個の
基本マグネット2の間のそれぞれに補助マグネット3
が、該基本マグネット3の極性が円周方向に沿って基本
マグネット2の外側の磁極の極性と同極性となるように
配設した位置関係の配置である。
【0045】かかる「組合せマグネットロータ」を用い
る本発明に係わるモータにおいても、永久磁石の材質、
個数、形状等は、従来のものと同様に設定することがで
きる。
【0046】そして、図1の(b)に示した矢印Xの方向
と、図1の(d)に示した矢印Yの方向とに従って、ロー
タ上体Aとロータ下体Bとを嵌め合せるようにして組立
てたのち、所望のロータの形状となるように、ロータ本
体1aの本来の形状に関しては空間又は隙間となってい
る部分に金型等を利用して樹脂を注入する等してロータ
本体1aを形成してロータ1を作製することができる。
またさらに、このときロータ上装1cとロータ下装1d
とを、図示しない連絡ネジを用いて一体とすることもで
きる。
【0047】以上説明した永久磁石の取付け方法によっ
て、前記「組合せマグネットロータ」の配置に従って、
着磁された永久磁石を、永久磁石同士の磁力による反発
力又は吸引力の影響を最小限にしてロータを組立てるこ
とができ、そして、永久磁石の組立ての際、その極性の
向きを誤ってしまう可能性がほとんどなくなるので、永
久磁石の取付け並びにロータ上体A及びロータ下体Bの
組立てにおいて作業の工数を低減し、コストダウンでき
る。さらに、永久磁石の極性の誤りをほとんどなくすこ
とができるので、信頼性を向上できる。
【0048】そして、前記接着剤を用いる場合は、取付
け作業性がよく、永久磁石をロータ上装1c又はロータ
下装1dに強固に取付けできる。しかも、作業工数を低
減でき、取付作業のコストダウンができる。
【0049】また、前記ネジ止めによる場合は、接着剤
を用いる場合よりも作業性はやや低いが、取付け強度の
ばらつきが少なく信頼性がより高い。そして、永久磁石
の材質として、後述するプラスチックマグネットを用い
る場合には、永久磁石とロータ上装1c(又はロータ下
装1d)との材質の組合せの種類を任意に選定できる。
【0050】また、永久磁石のロータ上装1c(又はロ
ータ下装1d)への取付けが、前記圧入嵌合や超音波溶
着による場合は、ロータの組立作業が永久磁石のロータ
上装1c(又はロータ下装1d)への位置決めさえすれ
ば、位置決めののちは、単純な工程だけで組立できるの
で、組立て作業が容易になり、組立て作業工数をさらに
コストダウンすることができる。
【0051】尚、本実施の形態においては、図2の(b)
及び(d)に示すように、前記ロータ上装1c及び前記ロ
ータ下装1dの少なくとも1つに永久磁石取付け用の溝
(又は凹部)Rを予め形成しておくことができる。
【0052】図2は、本実施の形態におけるアウタロー
タ型の「組合せマグネットロータ」の製造方法の他の例
を概念的に示した説明図であり、(a)は、ロータ上体A
の平面断面説明図であり、(b)は、その側面説明図であ
り、(c)は、ロータ下体Bの平面断面説明図であり、
(d)は、その側面説明図である。
【0053】かかる永久磁石取付け用の溝Rは、ロータ
上装1c又はロータ下装1dに切削等の機械加工で穿設
してもよく、又は溝Rを含んだ形状の金型を予め作製
し、該金型に樹脂等を射出せて成形する射出成形等によ
り作製してもよい。
【0054】そして、ロータ上体Aとロータ下体Bとを
組立てる際、永久磁石は、この溝に接着して取付けても
よく、また、圧入して取付けてもよい。
【0055】この溝Rにより、前述したようにロータ上
体Aとロータ下体Bとを嵌め合せるようにして組立てる
際、両者を一旦位置決めしたのち永久磁石の反発力及び
吸引力に影響を最小限にして両者を容易に固定できる。
【0056】従って、ロータ上体Aとロータ下体Bとを
嵌め合せるための位置決めが極めて容易であるので、組
立て作業が容易になり、組立て作業工数をさらにコスト
ダウンすることができる。
【0057】またさらに、永久磁石取付け用の溝Rは、
ロータ上体Aとロータ下体Bとを組立てるためのみなら
ず、永久磁石をロータ上装1c又はロータ下装1dに取
付ける際にも利用できるように予め設けることができ、
この場合、永久磁石取付けの際に位置決めが不要にな
る。
【0058】以上に説明した永久磁石取付け方法並び
に、ロータ上体及びロータ下体の組立て方法以外の点に
ついては、従来と同様にしてロータとステータとを構成
して本発明に係わるモータを得る。
【0059】実施の形態2 前記実施の形態1においては、ロータ上体Aとロータ下
体Bとを組立てた時点では、ロータ本体部分に空間又は
隙間となっている部分があるが、本実施の形態において
は、ロータ上体A又はロータ下体Bの一方を予めロータ
本体1bの形状に合せ、しかも、他方の磁石が嵌合され
る部分のみを図3の(b)にHで示す孔形状に形成したも
のを用いて、ロータ上体Aとロータ下体Bとを組立て
る。
【0060】図3は、かかる本実施の形態におけるアウ
タロータ型の「組合せマグネットロータ」の製造方法を
概念的に示した説明図であり、(a)は、基本マグネット
2を、ロータ本体1bとロータ上装1cとが一体となっ
た部材に取付けて構成するロータ上体Aの平面断面説明
図であり、(b)は、その側面説明図であり、(c)は、補
助マグネット3をロータ下装1dに取付けて構成するロ
ータ下体Bの平面断面説明図であり、(d)は、その側面
説明図である。前記図3には、ロータ上装とロータ本体
とを一体にした部材の場合を示したが、ロータ下装とロ
ータ本体とを一体にしておいてもよい。
【0061】前記実施の形態1による方法の場合は、ロ
ータ上体A又はロータ下体Bの一方を予めロータ本体の
形状に合せて作製しているので、所望のロータ本体の形
状が得られる。
【0062】実施の形態3 以上説明したアウタロータ型の場合と同様に、図5及び
図6に示すインナロータ型の場合も、実施の形態1及び
2に示した方法により、「組合せマグネットロータ」を
うることができる。すなわち、図5及び図6に示したイ
ンナロータ型のロータ本体6a、基本マグネット7a、
7b、補助マグネット8a、8bが、図1〜3に示した
ロータ本体1a、基本マグネット2、補助マグネット3
にそれぞれ相当するものである。
【0063】そして、本実施の形態においても、小さい
透磁率を有し、しかも、小さい導電率を有する低透磁率
材料でロータ本体6aを構成し、その外周側に永久磁石
7及び8を配設した。尚、図6に示す例の場合は、さら
にその外周側にもロータヨーク6bとして前記低透磁率
材料を配設している。ただし、基本マグネット7及び補
助マグネット8の形状及び配置は、ロータの外側に位置
するステータとの位置関係によって、アウタロータ型の
場合から適宜変更して設定される。以上のようにして、
インナロータ型の場合においても、実施の形態1及び2
において説明した場合と同様の効果を得る。
【0064】実施の形態4 以上に説明した「組合せマグネットロータ」は、ロータ
上装1c(又は下装1d)に基本マグネット2(又は補
助マグネット3)を取付ける構成(以下、本実施の形態
4の説明では、括弧内の内容に読み替える際、全ての括
弧を同時に読み替える)であったが、例えばプラスチッ
クマグネット材料のような磁石材料を用いて、ロータ上
装1c(又は下装1d)と基本マグネット2(又は補助
マグネット3)とを一体に成形し、着磁したのち、ロー
タ上体Aとロータ下体Bとを組立てることができる。
【0065】前述したプラスチックマグネット材料のよ
うな磁石材料は、バリウムフェライト磁石や希土類磁石
の粉末に合成ゴムや合成樹脂等を結合剤として加えて、
磁石としたものであり、ゴムを用いた場合には柔軟性を
有することもできるというものである。
【0066】本実施の形態の組立て方法は、ロータ上体
A又はロータ下体Bとの少なくとも一方に適用すること
ができる。そして、本実施の形態の組立て方法により、
永久磁石をロータ上装又はロータ下装に取付ける作業が
必要なく、組立て作業が容易になり、組立て作業工数を
さらにコストダウンすることができる。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係わるモ
ータの製造方法は、「組合せマグネットロータ」の配置
に従って、前記M個の第1の永久磁石を前記ロータ上装
に予め取付けてロータ上体とし、前記M個の第2の永久
磁石を前記ロータ下装に取付けてロータ下体とし、前記
ロータ上体と前記ロータ下体とを組立てたのち、ロータ
本体を形成してロータを形成することを特徴とする。
【0068】従って、着磁された永久磁石を、永久磁石
同士の磁力による反発力又は吸引力の影響を最小限にし
てロータを組立てることができ、しかも、永久磁石の組
立ての際、その極性の向きを誤ってしまう可能性がほと
んどなくなるので、永久磁石の取付け並びにロータ上体
及びロータ下体の組立てにおいて作業の工数を低減し、
コストダウンできる。さらに、永久磁石の極性の誤りを
ほとんどなくすことができるので、信頼性を向上でき
る。。
【0069】本発明に係わるモータの製造方法において
は、前記M個の第1の永久磁石を前記ロータ上装に接着
して前記ロータ上体を形成し、前記M個の第2の永久磁
石を前記ロータ下装に接着して前記ロータ下体を形成す
ることができるので、取付け作業性がよく、永久磁石を
ロータ上装又はロータ下装に強固に取付けることができ
る。従って、永久磁石の取付け作業性がよく、強固に取
付けできるので、作業工数を低減し、取付作業のコスト
ダウンができる。
【0070】本発明に係わるモータの製造方法において
は、前記M個の第1の永久磁石を前記ロータ上装にネジ
止めして前記ロータ上体を形成し、前記M個の第2の永
久磁石を前記ロータ下装にネジ止めして前記ロータ下体
を形成することができるので、取付け強度のばらつきを
少なくすることができる。従って、ロータの信頼性がよ
り高くできる。
【0071】本発明に係わるモータの製造方法において
は、前記ロータ上装及び前記ロータ下装のうち少なくと
も1つに永久磁石取付け用の溝を予め形成しておくこと
ができるので、ロータ上体及びロータ下体とを組立てる
際、一旦位置決めしたのち永久磁石の反発力及び吸引力
に影響を最小限にして両者を容易に固定できる。従っ
て、ロータ上体Aとロータ下体Bとを嵌め合せるための
位置決めが極めて容易であるので、組立て作業が容易に
なり、組立て作業工数をさらにコストダウンすることが
できる。
【0072】本発明に係わるモータの製造方法において
は、前記ロータ上装及び前記ロータ下装に永久磁石取付
け用の凹部が予め形成され、該凹部に圧入嵌合すること
によって前記M個の第1の永久磁石を前記ロータ上装に
取付けて前記ロータ上体を形成し且つ前記M個の第2の
永久磁石を前記ロータ下装に取付けて前記ロータ下体を
形成するので、永久磁石をロータ上装(又はロータ下
装)へ位置決めさえすれば単純な工程だけで組立できる
ので、組立て作業が容易になり、組立て作業工数をさら
にコストダウンすることができる。
【0073】本発明に係わるモータの製造方法において
は、前記M個の第1の永久磁石と前記ロータ上装とを一
体に形成し、前記M個の第2の永久磁石と前記ロータ下
装とを一体に形成することができるので、永久磁石をロ
ータ上装又はロータ下装に取付ける作業が必要ない。従
って、組立て作業が容易になり、組立て作業工数をさら
にコストダウンすることができる。
【0074】本発明に係わるモータの製造方法において
は、「組合せマグネットロータ」の配置に従って、前記
M個の第1の永久磁石と前記ロータ上装とロータ本体と
を予め形成してロータ上体とし、前記M個の第2の永久
磁石と前記ロータ下装とを予め形成してロータ下体と
し、前記ロータ上体と前記ロータ下体とを組立ててロー
タを形成することを特徴とする。
【0075】従って、着磁された永久磁石を、永久磁石
同士の磁力による反発力又は吸引力の影響を最小限にし
てロータを組立てることができる。そして、永久磁石の
組立ての際、その極性の向きを誤ってしまう可能性がほ
とんどなくなるので、永久磁石の取付け並びにロータ上
体及びロータ下体の組立てにおいて作業の工数を低減
し、コストダウンできる。さらに、永久磁石の極性の誤
りをほとんどなくすことができるので、信頼性を向上で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係わるアウタロータ型
の「組合せマグネットロータ」の製造方法を概念的に示
した説明図であり、(a)は、ロータ上体の平面断面説明
図であり、(b)は、その側面説明図であり、(c)は、ロ
ータ下体の平面断面説明図であり、(d)は、その側面説
明図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係わるアウタロータ型
の「組合せマグネットロータ」の製造方法の他の例を概
念的に示した説明図であり、(a)は、ロータ上体の平面
断面説明図であり、(b)は、その側面説明図であり、
(c)は、ロータ下体の平面断面説明図であり、(d)は、
その側面説明図である。
【図3】本発明の他の実施の形態に係わるアウタロータ
型の「組合せマグネットロータ」の製造方法を概念的に
示した説明図であり、(a)は、ロータ上体の平面断面説
明図であり、(b)は、その側面説明図であり、(c)は、
ロータ下体の平面断面説明図であり、(d)は、その側面
説明図である。
【図4】従来のインナロータ型モータの構造を示す平面
断面説明図。
【図5】「組合せマグネットロータ」を有するインナロ
ータ型モータの構成を示す平面断面説明図。
【図6】図5に示したモータにおける永久磁石の配置を
示す平面断面説明図。
【図7】「組合せマグネットロータ」を有するアウタロ
ータ型モータの構成を示す平面断面説明図。
【図8】合成樹脂中に永久磁石を一体に埋込む製造方法
を概念的に示した斜視説明図。
【図9】凹部を設けた合成樹脂の成形体を予め形成し、
その凹部に永久磁石を挿入してロータとする製造方法を
示す斜視説明図。
【図10】ロータ本体に永久磁石を取付けたのち、その
周囲にリング状の部材を取付けてロータを得る製造方法
を示す斜視説明図。
【符号の説明】
1…ロータ、1c…ロータ上装、1d…ロータ下装、2
…基本マグネット、3…補助マグネット、4…ステー
タ、A…ロータ上体、B…ロータ下体、R…溝、H…孔

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2M(Mは正の偶数)個の永久磁石が取付
    けられてなるロータ本体(1a)と、ロータ上装(1c)
    と、ロータ下装(1d)と、ステータ(4)とからなり、前
    記2M個の永久磁石のうち、M個の第1の永久磁石(2)
    のそれぞれが、互いに所定の間隔が保持され、それぞれ
    の極性の向きが径方向の外向きと径方向の内向きとが順
    に互いに逆になるように前記ロータ本体(1a)に取付け
    られ、しかも、隣り合う2個の前記第1の永久磁石(2)
    の間のそれぞれに第2の永久磁石(3)が、該第2の永久
    磁石(3)の極性が円周方向に沿って前記第1の永久磁石
    (2)の外側の磁極の極性と同極性となるように取付けら
    れてなるモータの製造方法において、前記M個の第1の
    永久磁石(2)を前記ロータ上装(1c)に予め取付けてロ
    ータ上体(A)とし、前記M個の第2の永久磁石(3)を前
    記ロータ下装(1d)に取付けてロータ下体(B)とし、前
    記ロータ上体(A)と前記ロータ下体(B)とを組立てたの
    ち、ロータ本体(1a)を形成してロータを形成すること
    を特徴とするモータの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記M個の第1の永久磁石(2)を前記ロ
    ータ上装(1c)に接着して前記ロータ上体(A)を形成
    し、前記M個の第2の永久磁石(3)を前記ロータ下装
    (1d)に接着して前記ロータ下体(B)を形成する請求項
    1記載のモータの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記M個の第1の永久磁石(2)を前記ロ
    ータ上装(1c)にネジ止めして前記ロータ上体(A)を形
    成し、前記M個の第2の永久磁石(3)を前記ロータ下装
    (1d)にネジ止めして前記ロータ下体(B)を形成する請
    求項1記載のモータの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記ロータ上装(1c)及び前記ロータ下
    装(1d)のうち少なくとも1つに永久磁石取付け用の溝
    (R)が予め形成されてなる請求項2又は3記載のモータ
    の製造方法。
  5. 【請求項5】前記ロータ上装(1c)及び前記ロータ下装
    (1d)に永久磁石取付け用の凹部が予め形成され、該凹
    部に圧入嵌合することによって前記M個の第1の永久磁
    石(2)を前記ロータ上装(1c)に取付けて前記ロータ上
    体(A)を形成し且つ前記M個の第2の永久磁石(3)を前
    記ロータ下装(1d)に取付けて前記ロータ下体(B)を形
    成する請求項1記載のモータの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記M個の第1の永久磁石(2)と前記ロ
    ータ上装(1c)とを一体に形成し、前記M個の第2の永
    久磁石(3)と前記ロータ下装(1d)とを一体に形成する
    請求項1記載のモータの製造方法。
  7. 【請求項7】 2M(Mは正の偶数)個の永久磁石が取付
    けられてなるロータ本体(1a)と、ロータ上装(1c)
    と、ロータ下装(1d)と、ステータ(4)とからなり、前
    記2M個の永久磁石のうち、M個の第1の永久磁石(2)
    のそれぞれが、互いに所定の間隔が保持され、それぞれ
    の極性の向きが径方向の外向きと径方向の内向きとが順
    に互いに逆になるように前記ロータ本体(1a)に配設さ
    れ、しかも、隣り合う2個の前記第1の永久磁石(2)の
    間のそれぞれに第2の永久磁石(3)が、該第2の永久磁
    石(3)の極性が円周方向に沿って前記第1の永久磁石
    (2)の外側の磁極の極性と同極性となるように配設され
    てなるモータの製造方法において、前記M個の第1の永
    久磁石(2)と前記ロータ上装(1c)とロータ本体(1a)
    とを予め形成してロータ上体(A)とし、前記M個の第2
    の永久磁石(3)と前記ロータ下装(1d)とを予め形成し
    てロータ下体(B)とし、前記ロータ上体(A)と前記ロー
    タ下体(B)とを組立ててロータを形成することを特徴と
    するモータの製造方法。
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