JP2000197116A - 携帯型通信装置および携帯型通信装置セット - Google Patents

携帯型通信装置および携帯型通信装置セット

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JP2000197116A
JP2000197116A JP10367033A JP36703398A JP2000197116A JP 2000197116 A JP2000197116 A JP 2000197116A JP 10367033 A JP10367033 A JP 10367033A JP 36703398 A JP36703398 A JP 36703398A JP 2000197116 A JP2000197116 A JP 2000197116A
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wired communication
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wired
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JP10367033A
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Minoru Haruta
稔 春田
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Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信を実行できる範囲を拡大することがで
き、利便性の向上を図ることができる携帯型通信装置を
提供する。 【解決手段】 携帯電話装置1は、セルラー通信回線を
介してセルラー通信網との間で無線通信を実行する無線
通信部14に加えて、ISDN通信回線を介してISD
N通信網との間で有線通信を実行する有線通信部17を
備えている。このような携帯電話装置1によれば、無線
通信を実行できない地域(圏外)であっても、ISDN
通信網に接続することが可能な地域であれば、有線通信
を実行することが可能となる。このように、無線通信
(セルラー通信)と有線通信(ISDN通信)とを併用
することにより、通信を実行できる範囲を拡大すること
ができるので、利便性の向上を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送話信号を無線通
信網に送信すると共に無線通信網を介して受話信号を受
信する無線通信手段を備えた携帯型通信装置ならびに上
記携帯型通信装置を具備してなる携帯型通信装置セット
に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来より、通信方式と
してセルラー方式を採用した携帯電話装置や、PHS
(Personal Handyphone System)方式を採用した簡易型
携帯電話装置が供されている。これら携帯電話装置は、
無線基地局との間で電波を送信・受信可能なサービスエ
リア内(圏内)であれば、携帯して無線通信を実行でき
るものであるが、しかしながら、このことは、換言すれ
ば、サービスエリア外(圏外)であれば、無線通信を実
行できないということである。
【0003】このような事情は、近年、無線基地局の設
置数が増加し、サービスエリアが拡大傾向にあることに
より解消されつつあるが、それでも、サービスエリアで
ない地域は存在しており、上記したような不具合が完全
に解消されたとは言い難いというのが実情である。
【0004】本発明は、上記した事情に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、通信を実行できる範囲を拡大
することができ、それにより、利便性の向上を図ること
ができる携帯型通信装置ならびに携帯型通信装置セット
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の携帯型通
信装置によれば、制御手段が無線通信手段を動作させる
ように制御しているときには、無線通信手段は、送話音
声が送話音声入力手段に入力されて上記送話音声入力手
段から送話信号が与えられると、その与えられた送話信
号を無線通信網に送信すると共に、無線通信網を介して
受話信号が受信されると、その受話信号を受話音声出力
手段に出力し、受話音声出力手段は、その与えられた受
話信号を受話音声として出力する。
【0006】一方、制御手段が有線通信手段を動作させ
るように制御しているときには、有線通信手段は、送話
音声が送話音声入力手段に入力されて上記送話音声入力
手段から送話信号が与えられると、その与えられた送話
信号を有線通信網に送信すると共に、有線通信網を介し
て受話信号が受信されると、その受話信号を受話音声出
力手段に出力し、受話音声出力手段は、その与えられた
受話信号を受話音声として出力する。
【0007】すなわち、このものは、無線通信網との間
で無線通信を実行可能な無線通信手段に加えて、有線通
信網との間で有線通信を実行可能な有線通信手段をも備
えているので、無線通信を実行できない地域(圏外)で
あっても、有線通信網に接続することが可能な地域であ
れば、有線通信を実行することが可能となる。このよう
に、無線通信と有線通信とを併用することにより、通信
を実行できる範囲を拡大することができるので、利便性
の向上を図ることができる。
【0008】また、このように有線通信を実行するにあ
たっては、有線通信を実行するための電話装置(例えば
一般電話装置)を別途用意する必要がないので、その
分、経済性の向上をも図ることができる。
【0009】請求項2記載の携帯型通信装置によれば、
操作検出手段により所定操作が実行されたことが検出さ
れると、制御手段は、操作検出手段の検出結果に応じ
て、無線通信手段および有線通信手段の動作を選択的に
制御する。すなわち、このものは、所定操作を実行する
ことにより、無線通信手段および有線通信手段のうちの
いずれかを選択して動作させることができるので、例え
ば携帯しながら通信を実行する必要があるときには、携
帯性に優れている無線通信手段を動作させ、一方、携帯
しながら通信を実行する必要がないときには、通信料金
が安価なことから経済性に優れている有線通信手段を動
作させるなど、使用形態に応じて柔軟に対応することが
でき、これにより、利便性の向上をより図ることができ
る。
【0010】請求項3記載の携帯型通信装置によれば、
接続検出手段により有線通信網が有線通信手段に接続し
ていることが検出されると、制御手段は、有線通信手段
を優先的に動作させるように制御する。すなわち、この
ものは、有線通信網に接続することが可能な地域であれ
ば、有線通信網を有線通信手段に接続することにより、
有線通信手段を優先的に動作させ、つまり、通信料金が
安価な方を自動的に選択して通信することができ、これ
により、経済性の向上を図ることができる。
【0011】請求項4記載の携帯型通信装置セットによ
れば、制御手段が無線通信手段を動作させるように制御
しているときには、無線通信手段は、送話音声が送話音
声入力手段に入力されて上記送話音声入力手段から送話
信号が与えられると、その与えられた送話信号を無線通
信網に送信すると共に、無線通信網を介して受話信号が
受信されると、その受話信号を受話音声出力手段に出力
し、受話音声出力手段は、その与えられた受話信号を受
話音声として出力する。
【0012】一方、外部装置が外部装置接続手段に接続
され、制御手段が有線通信手段を動作させるように制御
しているときには、有線通信手段は、送話音声が送話音
声入力手段に入力されて上記送話音声入力手段から送話
信号が与えられると、その与えられた送話信号を有線通
信網に送信すると共に、有線通信網を介して受話信号が
受信されると、その受話信号を受話音声出力手段に出力
し、受話音声出力手段は、その与えられた受話信号を受
話音声として出力する。
【0013】すなわち、このものは、外部装置を携帯型
通信装置に接続することにより、上述した請求項1に記
載したものと同様にして、無線通信を実行できない地域
であっても、有線通信網に接続することが可能な地域で
あれば、有線通信を実行することが可能となり、通信を
実行できる範囲を拡大することができるので、利便性の
向上を図ることができる。
【0014】また、携帯型通信装置に有線通信手段を設
けるのではなく、携帯型通信装置とは別体である外部装
置に有線通信手段を設けた構成であるので、種々の有線
通信網に個別に対応する外部装置を用意することによ
り、一つの携帯型通信装置で複数の有線通信網に対して
有線通信を実行することが可能となり、使い勝手を拡張
することができる。
【0015】請求項5記載の携帯型通信装置セットによ
れば、操作検出手段により所定操作が実行されたことが
検出されると、制御手段は、操作検出手段の検出結果に
応じて、無線通信手段および有線通信手段の動作を選択
的に制御する。すなわち、このものも、所定操作を実行
することにより、上述した請求項2に記載したものと同
様にして、例えば携帯しながら通信を実行する必要があ
るときには、携帯性に優れている無線通信手段を動作さ
せ、一方、携帯しながら通信を実行する必要がないとき
には、通信料金が安価なことから経済性に優れている有
線通信手段を動作させるなど、使用形態に応じて柔軟に
対応することができ、これにより、利便性の向上をより
図ることができる。
【0016】請求項6記載の携帯型通信装置セットによ
れば、接続検出手段により有線通信網が有線通信手段に
接続していることが検出されると、制御手段は、有線通
信手段を優先的に動作させるように制御する。すなわ
ち、このものも、上述した請求項3に記載したものと同
様にして、有線通信網に接続することが可能な地域であ
れば、有線通信網を有線通信手段に接続することによ
り、有線通信手段を優先的に動作させ、つまり、通信料
金が安価な方を自動的に選択して通信することができ、
これにより、経済性の向上を図ることができる。
【0017】請求項7記載の携帯型通信装置セットによ
れば、外部装置を周知の構成であるICカードにより簡
単に構成することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発
明をセルラー方式の携帯電話装置に適用した第1実施例
について、図1ないし図6を参照して説明する。まず、
携帯電話装置の外観を示す図2において、携帯電話装置
1にあって筐体2の表面側には、通話開始キー、リダイ
ヤルキー、通話終了キー、「0」〜「9」の数字キー、
*(アスタリスク)キー、#(シャープ)キー、F(フ
ァンクション)キーなどの各種キーが配設されてなるキ
ーパッド3、通信相手の電話番号などを表示するディス
プレイ4、送話音声を入力するマイク5(本発明でいう
送話音声入力手段)、受話音声を出力するレシーバ6
(本発明でいう受話音声出力手段)、着信したときに点
滅するLED7が設けられている。
【0019】また、筐体2の上部側には、アンテナケー
ス部2aが上方に突出するように一体に設けられてお
り、そのアンテナケース部2aの内部には、電波を放射
・捕捉するアンテナ8が配設されている。さらに、筐体
2の下部側には、ISDN(Integrated Services Digi
tal Network :サービス総合デジタル網)回線9に接続
されているコネクタ(モジュラージャック)10が挿入
可能なコネクタ11が配設されている。
【0020】次いで、上記した携帯電話装置1の電気的
な構成について、図1を参照して説明する。図1におい
て、制御部12(本発明でいう制御手段、操作検出手
段、接続検出手段)は、マイクロコンピュータを主体と
して構成されており、その制御部12には、オーディオ
インタフェース部13、無線通信部14(本発明でいう
無線通信手段)を構成する無線音声処理部15および無
線接続部16、有線通信部17(本発明でいう有線通信
手段)を構成する有線音声処理部18および有線接続部
19、キー操作検出部20、表示制御部21、メモリ2
2が接続されている。
【0021】マイク5は、送話音声を入力すると、送話
音声を音声信号から電気信号に変換して送話信号を生成
し、送話信号をオーディオインタフェース部13に出力
するようになっており、オーディオインタフェース部1
3は、マイク5から送話信号が与えられると、その与え
られた送話信号を増幅してA/D変換し、制御部12に
出力するようになっている。制御部12は、オーディオ
インタフェース部13から送話信号が与えられると、そ
の与えられた送話信号を無線音声処理部15および有線
音声処理部18のうちのいずれかに出力するようになっ
ている。
【0022】無線音声処理部15は、制御部12から送
話信号が与えられると、その与えられた送話信号をセル
ラー方式の通信規格に準拠する符号化方式により符号化
し、無線接続部16に出力するようになっている。無線
接続部16は、無線通信回線、この場合には、セルラー
回線との間のユーザ・回線インタフェース機能を有して
おり、無線音声処理部15から送話信号が与えられる
と、その与えられた送話信号をセルラー方式の通信規格
に準拠する形式に変換し、送話信号をアンテナ8を介し
てセルラー通信網23に出力するようになっている(図
3参照)。
【0023】一方、有線音声処理部18は、制御部12
から送話信号が与えられると、その与えられた送話信号
をISDN通信規格に準拠する符号化方式により符号化
し、有線接続部19に出力するようになっている。有線
接続部19は、有線通信回線、この場合には、ISDN
回線との間のユーザ・回線インタフェース機能(レイヤ
1処理機能、LAPD(Link Access Procedure D-chan
nel )機能など)を有しており、有線音声処理部18か
ら送話信号が与えられると、その与えられた送話信号を
ISDN通信規格に準拠する形式に変換し、ISDN回
線9側のコネクタ10が携帯電話装置1側のコネクタ1
1に挿入されていることを条件として、送話信号をコネ
クタ11,10、ISDN回線9を介してISDN通信
網24に出力するようになっている(図3参照)。
【0024】また、無線接続部16は、セルラー通信網
23からアンテナ8を介して受話信号を受信すると、そ
の受信した受話信号をセルラー方式の通信規格に準拠す
る形式に変換し、無線音声処理部15に出力するように
なっている。無線音声処理部15は、無線接続部16か
ら受話信号が与えられると、その与えられた受話信号を
セルラー方式の通信規格に準拠する復号化方式により復
号化し、制御部12に出力するようになっている。
【0025】一方、有線接続部19は、ISDN通信網
24から受話信号を受信すると、その受信した受話信号
をISDN通信規格に準拠する形式に変換し、有線音声
処理部18に出力するようになっている。有線音声処理
部18は、有線接続部19から受話信号が与えられる
と、その与えられた受話信号をISDN通信規格に準拠
する復号化方式により復号化し、制御部12に出力する
ようになっている。
【0026】制御部12は、無線音声処理部15および
有線音声処理部18のうちのいずれかから受話信号が与
えられると、その与えられた受話信号をオーディオイン
タフェース部13に出力し、オーディオインタフェース
部13は、制御部12から受話信号が与えられると、そ
の与えられた受話信号をD/A変換して増幅し、レシー
バ6に出力するようになっている。そして、レシーバ6
は、オーディオインタフェース部13から受話信号が与
えられると、その与えられた受話信号を電気信号から音
声信号に変換して受話音声を生成し、受話音声を出力す
るようになっている。
【0027】このように、携帯電話装置1は、無線通信
部14が動作することにより、送話音声がマイク5に入
力されると、その送話音声を送話信号としてセルラー通
信網23に送信すると共に、セルラー通信網23から受
話信号を受信すると、その受信信号を受話音声としてレ
シーバ6から出力するようになり、一方、有線通信部1
7が動作することにより、送話音声がマイク5に入力さ
れると、その送話音声を送話信号としてISDN通信網
24に送信すると共に、ISDN通信網24から受話信
号を受信すると、その受信信号を受話音声としてレシー
バ6から出力するように構成されている。
【0028】キー操作検出部20は、上記キーパッド3
に接続されており、キーパッド3からキー操作に応じた
キー操作信号が与えられると、そのキー操作信号に応じ
た制御信号を制御部12に出力するようになっており、
制御部12は、キー操作検出部20から制御信号が与え
られると、その制御信号に応じた所定処理を実行するよ
うになっている。
【0029】表示制御部21は、上記ディスプレイ4に
接続されており、制御部12から制御信号が与えられる
と、その制御信号に応じた表示指令信号をディスプレイ
4に出力するようになっており、ディスプレイ4は、表
示制御部21から表示指令信号が与えられると、その表
示指令信号に応じた表示情報を表示するようになってい
る。
【0030】また、有線接続部19は、ISDN回線9
側のコネクタ10がコネクタ11に接続されている状態
では、接続されていることを示す制御信号を制御部12
に出力するようになっている。
【0031】さて、制御部12は、切換モードとして
「手動モード」および「自動モード」の2つのモードの
うちのいずれかが設定されるようになっている。この場
合、制御部12は、切換モードとして「手動モード」が
設定されているときには、所定のキー操作が実行される
ことに応じて、通信モードとして「セルラーモード」、
「ISDNモード」および「セルラー/ISDNモー
ド」の3つのモードのうちのいずれかが設定されるよう
になっている。
【0032】一方、制御部12は、切換モードとして
「自動モード」が設定されているときには、ISDN回
線9側のコネクタ10が携帯電話装置1側のコネクタ1
1に挿入されているか否か、つまり、ISDN回線9が
携帯電話装置1に接続されているか否かに応じて、通信
モードとして「セルラーモード」および「ISDNモー
ド」の2つのモードのうちのいずれかが設定されるよう
になっている。
【0033】この場合、制御部12は、「セルラーモー
ド」に設定されているときには、無線通信部14を動作
させることにより、セルラー通信網23に対して待受処
理を実行することができ、一方、「ISDNモード」に
設定されているときには、有線通信部17を動作させる
ことにより、ISDN通信網24に対して待受処理を実
行することができ、さらには、「セルラー/ISDNモ
ード」に設定されているときには、セルラー通信網23
およびISDN通信網24の双方の通信網に対して待受
処理を実行することができるようなっている。
【0034】このような構成により、ユーザは、切換モ
ードとして「手動モード」を設定しているときには、所
定のキー操作を実行することにより、通信モードとして
「セルラーモード」、「ISDNモード」および「セル
ラー/ISDNモード」の3つのモードのうちのいずれ
かを選択して、選択したモードにより待受を実行するこ
とができる。
【0035】一方、ユーザは、切換モードとして「自動
モード」を設定しているときには、ISDN回線9側の
コネクタ10を携帯電話装置1側のコネクタ11に対し
て挿抜することにより、通信モードとして「セルラーモ
ード」および「ISDNモード」の2つのモードのうち
のいずれかを選択して、選択したモードにより待受を実
行することができる。すなわち、ユーザは、切換モード
として「自動モード」を設定しているときには、ISD
N回線9側のコネクタ10を携帯電話装置1側のコネク
タ11に挿入すると、通信モードとして「セルラーモー
ド」を選択し、セルラー通信網23に対してのみ待受を
実行することができ、ISDN回線9側のコネクタ10
を携帯電話装置1側のコネクタ11から抜出すると、通
信モードとして「ISDNモード」を選択し、ISDN
通信網24に対してのみ待受を実行することができる。
尚、図4は、以上に説明した切換モードと通信モードと
の設定可能となる関係を示しているものである。
【0036】また、制御部12は、表示制御部21に制
御信号を出力することにより、自己が設定されている切
換モードと通信モードとをディスプレイ4に表示させる
ことができるようになっている。すなわち、制御部12
は、例えば自己が切換モードとして「手動モード」が設
定され、通信モードとして「セルラーモード」が設定さ
れているときには、図5(a)に示すような表示情報を
ディスプレイ4に表示させるようになっており、また、
例えば自己が切換モードとして「自動モード」が設定さ
れ、ISDN回線9側のコネクタ10が携帯電話装置1
側のコネクタ11に挿入されているとき、つまり、通信
モードとして「ISDNモード」が設定されているとき
には、図5(b)に示すような表示情報をディスプレイ
4に表示させるようになっている。
【0037】次に、上記した構成の作用について、特に
は、電源が投入されたときに、上記制御部12が実行す
る処理について、図6に示すフローチャートを参照して
説明する。制御部12は、電源が投入されたことを検出
すると、待受判定処理に移行する。待受判定処理に移行
した制御部12は、まず、前回の切換モード、つまり、
電源が投入された時点で設定されている切換モードが
「手動モード」であるか否かを判定する(ステップS
1)。
【0038】ここで、制御部12は、前回の切換モード
が「手動モード」であるときには、ステップS1におい
て「YES」と判定し、前回の通信モード、つまり、電
源が投入された時点で設定されている通信モードが「セ
ルラーモード」であるか否かを判定する(ステップS
2)。そして、制御部12は、前回の通信モードが「セ
ルラーモード」であるときには、ステップS2において
「YES」と判定し、「セルラーモード」による待受処
理を実行する(ステップS3)。
【0039】これにより、携帯電話装置1は、発信する
に際しては、発信処理を実行してセルラー通信網23に
発呼信号を送信することが可能となり、また、着信する
に際しては、セルラー通信網23から着呼信号を受信し
て着信処理を実行することが可能となり、つまり、セル
ラー通信網23との間で無線通信を実行することが可能
となる。
【0040】一方、制御部12は、前回の通信モードが
「セルラーモード」でないときには、ステップS2にお
いて「NO」と判定し、前回の通信モード、つまり、電
源が投入された時点で設定されている通信モードが「I
SDNモード」であるか否かを判定する(ステップS
4)。そして、制御部12は、前回の通信モードが「I
SDNモード」であるときには、ステップS4において
「YES」と判定し、「ISDNモード」による待受処
理を実行する(ステップS5)。
【0041】これにより、携帯電話装置1は、発信する
に際しては、発信処理を実行してISDN通信網24に
発呼信号を送信することが可能となり、また、着信する
に際しては、ISDN通信網24から着呼信号を受信し
て着信処理を実行することが可能となり、つまり、IS
DN通信網24との間で有線通信を実行することが可能
となる。
【0042】そして、制御部12は、前回の通信モード
が「セルラーモード」および「ISDNモード」のうち
のいずれでもないときには、ステップS4において「N
O」と判定し、「セルラー/ISDNモード」による待
受処理を実行する(ステップS6)。
【0043】これにより、携帯電話装置1は、発信する
に際しては、発信処理を実行してセルラー通信網23お
よびISDN通信網24のうちのいずれかに発呼信号を
送信することが可能となり、また、着信するに際して
は、セルラー通信網23およびISDN通信網24のう
ちのいずれかから着呼信号を受信して着信処理を実行す
ることが可能となり、つまり、セルラー通信網23およ
びISDN通信網24のうちのいずれかとの間で通信を
実行することが可能となる。
【0044】また、制御部12は、前回の切換モード、
つまり、電源が投入された時点で設定されている切換モ
ードが「手動モード」でないときには、ステップS1に
おいて「NO」と判定し、ISDN回線9側のコネクタ
10が携帯電話装置1側のコネクタ11に挿入されてい
るか否か、つまり、ISDN回線9が携帯電話装置1に
接続されているか否かを判定する(ステップS7)。こ
こで、制御部12は、ISDN回線9側のコネクタ10
が携帯電話装置1側のコネクタ11に挿入され、つま
り、ISDN回線9が携帯電話装置1に接続されている
ときには、ステップS7において「YES」と判定し、
上述した「ISDNモード」による待受処理を実行する
(ステップS5)。
【0045】一方、制御部12は、ISDN回線9側の
コネクタ10が携帯電話装置1側のコネクタ11に挿入
されていない、ISDN回線9が携帯電話装置1に接続
されていないときには、ステップS7において「NO」
と判定し、上述した「セルラーモード」による待受処理
を実行する(ステップS3)。
【0046】すなわち、携帯電話装置1は、電源が投入
されると、その時点で切換モードとして「手動モード」
が設定されているときには、「セルラーモード」、「I
SDNモード」および「セルラー/ISDNモード」の
うちの設定されているいずれかの通信モードによる待受
処理を実行し、一方、切換モードとして「自動モード」
が設定されているときには、ISDN回線9側のコネク
タ10が携帯電話装置1側のコネクタ11に挿入されて
いる場合には、「ISDNモード」による待受処理を実
行し、ISDN回線9側のコネクタ10が携帯電話装置
1側のコネクタ11に挿入されていない場合には、「セ
ルラーモード」による待受処理を実行するようになる。
【0047】このように第1実施例によれば、セルラー
通信網23との間で無線通信を実行する無線通信部14
に加えて、ISDN通信網24との間で有線通信を実行
する有線通信部17を設けたので、無線通信を実行でき
ない地域(圏外)であっても、ISDN通信網24に接
続することが可能な地域であれば、有線通信を実行する
ことが可能となる。このように、無線通信(セルラー通
信)と有線通信(ISDN通信)とを併用することによ
り、通信を実行できる範囲を拡大することができるの
で、利便性の向上を図ることができる。
【0048】また、このように有線通信を実行するにあ
たっては、有線通信を実行するための電話装置(例えば
一般電話装置)を別途用意する必要がないので、その
分、経済性の向上をも図ることができる。
【0049】また、切換モードとして「手動モード」を
設定すると、所定のキー操作を実行することにより、通
信モードとして「セルラーモード」、「ISDNモー
ド」および「セルラー/ISDNモード」のうちのいず
れかを選択することができるように構成したので、例え
ば携帯しながら通信を実行する必要があるときには、携
帯性に優れている「セルラーモード」を選択して無線通
信を実行し、一方、携帯しながら通信を実行する必要が
ないときには、通信料金が安価なことから経済性に優れ
ている「ISDNモード」を選択して有線通信を実行す
るなど、使用形態に応じて柔軟に対応することができ、
これにより、利便性の向上をより図ることができる。
【0050】また、切換モードとして「自動モード」を
設定すると、ISDN回線9側のコネクタ10を携帯電
話装置1側のコネクタ11に対して挿抜することによ
り、通信モードとして「セルラーモード」および「IS
DNモード」のうちのいずれかを自動的に選択すること
ができるように構成したので、携帯しながら通信を実行
する必要がないときには、ISDN回線9側のコネクタ
10を携帯電話装置1側のコネクタ11に挿入すること
により、通信料金が安価な方を自動的に選択して通信す
ることができ、これにより、経済性の向上をも図ること
ができる。
【0051】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
実施例について、図7および図8を参照して説明する。
尚、上述した第1実施例と同一部分には同一符号を付し
て説明を省略し、以下、異なる部分について説明する。
この第2実施例では、上述した第1実施例で説明した有
線通信部17(有線音声処理部18および有線接続部1
9)に相当する部分が携帯電話装置とは別体のICカー
ドに内蔵されて構成されており、ICカードを携帯電話
装置に接続することにより、有線通信を実行できるよう
に構成されている。すなわち、図7において、携帯電話
装置31にあって筐体32の下部側には、ICカード3
3(本発明でいう外部装置)が挿入可能なスロット34
が形成されている。
【0052】そして、ICカード33は、一端側(図7
中、下端側)に上述した第1実施例で説明したコネクタ
11に相当するコネクタ35が配設されており、ISD
N回線9側のコネクタ10がICカード33側のコネク
タ35に挿入され、且つ、ICカード33がスロット3
4に挿入されている状態で、ISDN回線9が携帯電話
装置31に接続されるようになっている。
【0053】次いで、上記した携帯電話装置31の電気
的な構成について、図8を参照して説明する。図8にお
いて、制御部12には、上述した第1実施例で説明した
有線通信部17に代わって、カードインタフェース部3
6(本発明でいう外部装置接続手段)が接続されてい
る。ICカード33の電気的な構成としては、制御部3
7は、マイクロコンピュータを主体として構成されてお
り、その制御部37には、カードインタフェース部3
8、上述した有線通信部17に相当する有線通信部39
を構成する有線音声処理部40および有線接続部41が
接続されている。
【0054】このような構成によれば、携帯電話装置3
1は、ICカード33がスロット34に挿入されていな
い状態では、無線通信部14が動作することにより、セ
ルラー通信網23との間で無線通信を実行することが可
能となり、一方、ISDN回線9側のコネクタ10がI
Cカード33側のコネクタ35に挿入され、且つ、IC
カード33がスロット34に挿入されている状態では、
ICカード33側の有線通信部39が動作することによ
り、ISDN通信網24との間で有線通信を実行するこ
とが可能となる。
【0055】このように第2実施例によれば、ISDN
通信網24との間で有線通信を実行する有線通信部39
をICカード33に設け、ISDN回線9側のコネクタ
10をICカード33側のコネクタ35に挿入し、IC
カード33をスロット34に挿入することにより、有線
通信を実行することが可能となるように構成したので、
上述した第1実施例と同様にして、無線通信を実行でき
ない地域(圏外)であっても、ISDN通信網24に接
続することが可能な地域であれば、有線通信を実行する
ことが可能となり、通信を実行できる範囲を拡大するこ
とができ、利便性の向上を図ることができる。
【0056】また、この場合には、携帯電話装置31に
有線通信部39を設けるのではなく、携帯電話装置31
とは別体であるICカード33に有線通信部39を設け
た構成であるので、ISDN回線に対応するICカー
ド、アナログ公衆回線に対応するICカードあるいはビ
ジネスホンの回線(内線)に対応するICカードという
ように種々の有線通信網に個別に対応するICカードを
用意することにより、一つの携帯電話装置で複数の有線
通信網に対して有線通信を実行することが可能となり、
使い勝手を拡張することができるという利点がある。
【0057】さらに、この場合には、外部装置をICカ
ード33により構成したので、ICカードが周知の構成
であることから、外部装置を簡単に構成することができ
るという利点がある。
【0058】(その他の実施の形態)本発明は、上記し
た実施例にのみ限定されるものでなく、次のように変形
または拡張することができる。携帯型通信装置として
は、セルラー方式の携帯電話装置に限らず、簡易型携帯
電話装置(PHS:Personal Handyphone System)であ
っても良く、つまり、無線通信網としては、セルラー通
信網に限らず、PHS通信網であっても良く、その場
合、無線通信部をPHS方式の通信規格に準拠する符号
化・復号化方式により符号化・復号化を実行するように
構成すれば良い。また、無線通信網としては、CDMA
(Code Division Multiple Access )通信網であっても
良く、その場合、無線通信部をCDMA方式の通信規格
に準拠する符号化・復号化方式により符号化・復号化を
実行するように構成すれば良い。
【0059】有線通信網としては、ISDN通信網に限
らず、アナログ通信網であっても良く、その場合、有線
通信部をアナログ通信方式の通信規格に準拠する符号化
・復号化方式により符号化・復号化を実行するように構
成すれば良い。また、有線通信網としては、ビジネスホ
ンの通信網などの事業所通信網であっても良い。
【0060】携帯電話装置にデータ通信端末を接続する
ことにより、無線通信網および有線通信網のうちのいず
れかを選択して電子メールの交換などデータ通信を実行
するように構成しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の電気的構成を示すブロッ
ク構成図
【図2】外観斜視図
【図3】通信網を概略的に示す図
【図4】制御部における切換モードと通信モードとの相
関関係を示す図
【図5】ディスプレイの表示画面を示す図
【図6】フローチャート
【図7】本発明の第2実施例を示す図2相当図
【図8】図1相当図
【符号の説明】
図面中、1は携帯電話装置(携帯型通信装置)、5はマ
イク(送話音声入力手段)、6はレシーバ(受話音声出
力手段)、12は制御部(制御手段、操作検出手段、接
続検出手段)、14は無線通信部(無線通信手段)、1
7は有線通信部(有線通信手段)、31は携帯電話装置
(携帯型通信装置)、33はICカード(外部装置)、
36はカードインタフェース部(外部装置接続手段)、
39は有線通信部(有線通信手段)である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年2月14日(2000.2.1
4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項4
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】一方、コネクタが有線通信網に繋がるコネ
クタに対して接続された状態で、制御手段が有線通信手
段を動作させるように制御しているときには、有線通信
手段は、送話音声が送話音声入力手段に入力されて上記
送話音声入力手段から送話信号が与えられると、その与
えられた送話信号を有線通信網に送信すると共に、有線
通信網を介して受話信号が受信されると、その受話信号
を受話音声出力手段に出力し、受話音声出力手段は、そ
の与えられた受話信号を受話音声として出力する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】しかも、制御手段は、無線通信手段と有線
通信手段とをともに動作させる態様および何れか一方を
動作させる態様の両態様によりこれら両通信手段を制御
することができるので、コネクタが有線通信網に繋がる
コネクタに対して接続された状態で前者の態様を用いた
場合、無線通信網および有線通信網の双方の通信網に対
して同時に待受処理や発信処理を実行することができ、
利便性が一層向上する。また、このように有線通信を実
行するにあたっては、有線通信を実行するための電話装
置(例えば一般電話装置)を別途用意する必要がないの
で、その分、経済性の向上をも図ることができる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】請求項2記載の携帯型通信装置によれば、
操作検出手段により所定操作が実行されたことが検出さ
れると、制御手段は、操作検出手段の検出結果に応じ
て、無線通信手段および有線通信手段の動作を選択的に
制御する。すなわち、このものは、所定操作を実行する
ことにより、無線通信手段と有線通信手段とをともに動
作させる態様または一方を動作させる態様により通信を
行うことができる。一方を動作させる態様にあっては、
無線通信手段および有線通信手段のうちのいずれかを選
択して動作させることができるので、例えば携帯しなが
ら通信を実行する必要があるときには、携帯性に優れて
いる無線通信手段を動作させ、一方、携帯しながら通信
を実行する必要がないときには、通信料金が安価なこと
から経済性に優れている有線通信手段を動作させるな
ど、使用形態に応じて柔軟に対応することができ、これ
により、利便性の向上をより図ることができる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】一方、外部装置が外部装置接続手段に接続
され、外部装置に設けられたコネクタが有線通信網に繋
がるコネクタに対して接続された状態で、制御手段が有
線通信手段を動作させるように制御しているときには、
有線通信手段は、送話音声が送話音声入力手段に入力さ
れて上記送話音声入力手段から送話信号が与えられる
と、その与えられた送話信号を有線通信網に送信すると
共に、有線通信網を介して受話信号が受信されると、そ
の受話信号を受話音声出力手段に出力し、受話音声出力
手段は、その与えられた受話信号を受話音声として出力
する。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】すなわち、このものは、外部装置を携帯型
通信装置に接続することにより、上述した請求項1に記
載したものと同様にして、無線通信を実行できない地域
であっても、有線通信網に接続することが可能な地域で
あれば、有線通信を実行することが可能となり、さらに
無線通信網および有線通信網の双方の通信網に対して同
時に待受処理や発信処理を実行することも可能となるた
め、通信を実行できる範囲を拡大することができ、利便
性の向上を図ることができる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】また、携帯型通信装置に有線通信手段を設
けるのではなく、携帯型通信装置とは別体である外部装
置に有線通信手段とコネクタとを設けた構成であるの
で、種々の有線通信網に個別に対応する外部装置を用意
することにより、一つの携帯型通信装置で複数の有線通
信網に対して有線通信を実行することが可能となり、使
い勝手を拡張することができる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】請求項5記載の携帯型通信装置セットによ
れば、操作検出手段により所定操作が実行されたことが
検出されると、制御手段は、操作検出手段の検出結果に
応じて、無線通信手段および有線通信手段の動作を選択
的に制御する。すなわち、このものも、所定操作を実行
することにより、上述した請求項2に記載したものと同
様にして、無線通信手段と有線通信手段との一方を動作
させる態様にあっては、例えば携帯しながら通信を実行
する必要があるときには、携帯性に優れている無線通信
手段を動作させ、一方、携帯しながら通信を実行する必
要がないときには、通信料金が安価なことから経済性に
優れている有線通信手段を動作させるなど、使用形態に
応じて柔軟に対応することができ、これにより、利便性
の向上をより図ることができる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】さて、制御部12は、切換モードとして
「手動モード」および「自動モード」の2つのモードの
うちのいずれかが設定されるようになっている。この場
合、制御部12は、切換モードとして「手動モード」が
設定されているときには、所定のキー操作が実行される
ことに応じて、通信モードとして「セルラーモード」、
「ISDNモード」および「セルラー/ISDNモー
ド」の3つのモードのうちのいずれかが設定されるよう
になっている。この「手動モード」のうち「セルラーモ
ード」および「ISDNモード」は、本発明でいう無線
通信手段と有線通信手段との一方を動作させる態様に相
当し、「セルラー/ISDNモード」は、本発明でいう
無線通信手段と有線通信手段とをともに動作させる態様
に相当する。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】一方、制御部12は、切換モードとして
「自動モード」が設定されているときには、ISDN回
線9側のコネクタ10が携帯電話装置1側のコネクタ1
1に挿入されているか否か、つまり、ISDN回線9が
携帯電話装置1に接続されているか否かに応じて、通信
モードとして「セルラーモード」および「ISDNモー
ド」の2つのモードのうちのいずれかが設定されるよう
になっている。この「自動モード」は、本発明でいう無
線通信手段と有線通信手段との一方を動作させる態様に
相当する。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】一方、ユーザは、切換モードとして「自動
モード」を設定しているときには、ISDN回線9側の
コネクタ10を携帯電話装置1側のコネクタ11に対し
て挿抜することにより、通信モードとして「セルラーモ
ード」および「ISDNモード」の2つのモードのうち
のいずれかを選択して、選択したモードにより待受を実
行することができる。すなわち、ユーザは、切換モード
として「自動モード」を設定しているときには、ISD
N回線9側のコネクタ10を携帯電話装置1側のコネク
タ11から抜出すると、通信モードとして「セルラーモ
ード」を選択し、セルラー通信網23に対してのみ待受
を実行することができ、ISDN回線9側のコネクタ1
0を携帯電話装置1側のコネクタ11に挿入すると、通
信モードとして「ISDNモード」を選択し、ISDN
通信網24に対してのみ待受を実行することができる。
尚、図4は、以上に説明した切換モードと通信モードと
の設定可能となる関係を示しているものである。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】変更
【補正内容】
【0049】また、切換モードとして「手動モード」を
設定すると、所定のキー操作を実行することにより、通
信モードとして「セルラーモード」、「ISDNモー
ド」および「セルラー/ISDNモード」のうちのいず
れかを選択することができるように構成したので、例え
ば携帯しながら通信を実行する必要があるときには、携
帯性に優れている「セルラーモード」を選択して無線通
信を実行し、一方、携帯しながら通信を実行する必要が
ないときには、通信料金が安価なことから経済性に優れ
ている「ISDNモード」を選択して有線通信を実行す
るなど、使用形態に応じて柔軟に対応することができ
る。さらに、「セルラー/ISDNモード」を選択すれ
ば、無線通信と有線通信の両方をともに実行することが
できるので、セルラー通信網23およびISDN通信網
24の何れに対しても発信でき、また何れからも着信が
可能となる。これにより、利便性の向上をより図ること
ができる。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0055
【補正方法】変更
【補正内容】
【0055】このように第2実施例によれば、ISDN
通信網24との間で有線通信を実行する有線通信部39
をICカード33に設け、ISDN回線9側のコネクタ
10をICカード33側のコネクタ35に挿入し、IC
カード33をスロット34に挿入することにより、有線
通信を実行することが可能となるように構成したので、
上述した第1実施例と同様にして、無線通信を実行でき
ない地域(圏外)であっても、ISDN通信網24に接
続することが可能な地域であれば、有線通信を実行する
ことが可能となり、通信を実行できる範囲を拡大するこ
とができ、利便性の向上を図ることができる。また、
「手動モード」のうち「セルラー/ISDNモード」を
選択すれば、セルラー通信網23およびISDN通信網
24の何れに対しても発信でき、また何れからも着信が
可能となるので、一層利便性が向上する。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送話音声を入力して送話信号を出力する
    送話音声入力手段と、この送話音声入力手段が出力した
    送話信号を無線通信網に送信すると共に無線通信網を介
    して受信した受話信号を出力する無線通信手段と、この
    無線通信手段が出力した受話信号を受話音声として出力
    する受話音声出力手段とを備えた携帯型通信装置におい
    て、 前記送話音声入力手段が出力した送話信号を有線通信網
    に送信すると共に有線通信網を介して受信した受話信号
    を前記受話音声出力手段に出力する有線通信手段と、 前記無線通信手段および有線通信手段の動作を選択的に
    制御する制御手段とを備えたことを特徴とする携帯型通
    信装置。
  2. 【請求項2】 所定操作が実行されたことを検出する操
    作検出手段を備え、 前記制御手段は、前記操作検出手段の検出結果に応じて
    前記無線通信手段および有線通信手段の動作を選択的に
    制御することを特徴とする請求項1記載の携帯型通信装
    置。
  3. 【請求項3】 前記有線通信網が前記有線通信手段に接
    続しているか否かを検出する接続検出手段を備え、 前記制御手段は、前記接続検出手段により前記有線通信
    網が前記有線通信手段に接続していることが検出されて
    いるときには、前記有線通信手段を優先的に動作させる
    ように制御することを特徴とする請求項1または2記載
    の携帯型通信装置。
  4. 【請求項4】 送話音声を入力して送話信号を出力する
    送話音声入力手段と、この送話音声入力手段が出力した
    送話信号を無線通信網に送信すると共に無線通信網を介
    して受信した受話信号を出力する無線通信手段と、この
    無線通信手段が出力した受話信号を受話音声として出力
    する受話音声出力手段と、外部装置接続手段とを備えた
    携帯型通信装置と、 この携帯型通信装置の外部装置接続手段に接続している
    ことを条件として前記送話音声入力手段が出力した送話
    信号を有線通信網に送信すると共に有線通信網を介して
    受信した受話信号を前記受話音声出力手段に出力する有
    線通信手段を備えた外部装置とを具備して構成され、 前記携帯型通信装置に、前記無線通信手段および有線通
    信手段の動作を選択的に制御する制御手段を備えたこと
    を特徴とする携帯型通信装置セット。
  5. 【請求項5】 前記携帯型通信装置に、所定操作が実行
    されたことを検出する操作検出手段を備え、 前記制御手段は、前記操作検出手段の検出結果に応じて
    前記無線通信手段および有線通信手段の動作を選択的に
    制御することを特徴とする請求項4記載の携帯型通信装
    置セット。
  6. 【請求項6】 前記携帯型通信装置に、前記有線通信網
    が前記有線通信手段に接続しているか否かを検出する接
    続検出手段を備え、 前記制御手段は、前記接続検出手段により前記有線通信
    網が前記有線通信手段に接続していることが検出されて
    いるときには、前記有線通信手段を優先的に動作させる
    ように制御することを特徴とする請求項4または5記載
    の携帯型通信装置セット。
  7. 【請求項7】 前記外部装置は、ICカードにより構成
    されていることを特徴とする請求項4ないし6のいずれ
    かに記載の携帯型通信装置セット。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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