JP2000197004A - 動画像記録装置 - Google Patents

動画像記録装置

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JP2000197004A
JP2000197004A JP36623898A JP36623898A JP2000197004A JP 2000197004 A JP2000197004 A JP 2000197004A JP 36623898 A JP36623898 A JP 36623898A JP 36623898 A JP36623898 A JP 36623898A JP 2000197004 A JP2000197004 A JP 2000197004A
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浩資 鍬田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所望する時間の静止画を表示できる動画像記
録装置を提供する。 【解決手段】 MPEGの符号化方式を適用して動画像
を圧縮記録する動画像記録装置において、MPEGのN
パラメータを変更する変更手段を設けたので、GOP内
のピクチャ数を自由に変化させることができ、例えば、
動画像の中から画質のよい画面を選んで静止画表示する
際の画面選択の自在性を向上することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動画像記録装置に
関し、詳しくは、MPEG(Moving Picture Experts G
roup)標準の符号化方式を適用して動画像の圧縮記録を
行う動画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】MPEGは、蓄積メディア系や通信メデ
ィア系への動画像適用を目的としてCCITT H.2
61(テレビ電話、テレビ会議用符号化)から発展した
符号化標準である。MPEGは、MC(Motion Compens
ation;動き補償)やDCT(Discrete Cosine Transfo
rm;離散コサイン変換)などの符号化ツールを持つ点で
基本的にH.261と共通するが、早送り、巻戻し、途
中再生及び逆転再生などのトリックモードを実現するた
めの特殊な構造、すなわち、GOP(Group Of Picture
s)構造を持つ点で相違する。
【0003】図7は、MPEGのシンタクス(構文;ビ
ット・ストリームの満たすべき順序と内容)である。こ
のシンタクスは、シーケンスヘッダとシーケンスエンド
の間に幾つかのGOPを持つシーケンス層と、その下位
のGOP層からなり、GOP層はGOPヘッダの後にn
個のピクチャフレーム(符号化された画面データ)を持
つ構造になっている。
【0004】一つのGOPがランダムアクセスの1単位
であり、この単位で上述のトリックモードを可能にす
る。n個のピクチャフレームのタイプ(ピクチャタイ
プ)は、Iピクチャ(略号:I)、Pピクチャ(略号:
P)又はBピクチャ(略号:B)の何れかであり、各ピ
クチャタイプの内容は、以下のとおりである。 (1)Iピクチャ フレーム内符号化画像(Intra-Coded Picture)の略。
画面の全てをイントラ符号化する画像である。GOP内
の独立性(参照画像を必要としない)を持つ点で他のピ
クチャタイプと異なる。 (2)Pピクチャ フレーム間順方向予測符号化画像(Predictive-Coded P
icture)の略。前のIピクチャ又はPピクチャから順方
向予測される画像である。 (3)Bピクチャ フレーム内挿双方向予測符号化画像(Bidirectionally
Predictive-Coded Picture)の略。前後のIピクチャ又
はPピクチャから双方向予測される画像である。
【0005】図8は、GOP構造の一例を示す図であ
り、GOPのピクチャ数(Nパラメータ)を“15”と
するとともに、IピクチャとPピクチャの周期(Mパラ
メータ)を“3”とした場合の例である。すなわち、1
GOPが15枚のフレームで構成されており、且つ、I
ピクチャ(又はPピクチャ)から次のPピクチャまでの
フレーム数が3枚の場合の例を示している。
【0006】図8において、Iピクチャは参照画像を必
要としないイントラ符号化画像であるが、Pピクチャと
Bピクチャは、それぞれ順方向と双方向の予測符号化画
像であり、図に示すように、Pピクチャは既に符号化済
みのIピクチャ又はPピクチャを参照画像とし、Bピク
チャは前後のIピクチャ又はPピクチャを参照画像とし
て、それぞれ順方向予測及び双方向予測された画像であ
る。
【0007】図9は、原画像の画面順(B0、B1、I
2、B3、B4、P5、……)が符号化処理の段階で一
部入れ替わり、再生画像の段階で元の並び順に復帰する
様子を表す図である。符号化処理段階におけるBピクチ
ャの挿入は、その前後のIピクチャ(又はPピクチャ)
とPピクチャの符号化後に行われる。例えば、原画像の
B3、B4に着目すると、I2とP5の符号化後、これ
らのI2とP5を参照画像にしてB3、B4が符号化さ
れ、I2とP5の後に挿入される結果、原画像の段階で
「I2、B3、B4、P5」であった並び順が、「I
2、……、P5、B3、B4」と入れ替わることにな
る。
【0008】ここで、GOP構造の重要なパラメータ
は、上述の“Nパラメータ”と“Mパラメータ”、すな
わち、GOP内のピクチャ数(N)と、I又はPピクチ
ャの現れる周期(M)である。これらのパラメータに使
用上の制限はない。ビットストリーム上でGOPの最
初がIピクチャであることと、原画像の並び順でGO
Pの最後がI又はPピクチャであるという条件を満たし
ている限り、値の選択は自由であるが、実際には画質や
動画像の動きなどから最適と思われる値が設定されてい
る。
【0009】例えば、Mは2〜3程度の値に選ばれるこ
とが多く、また、Nはランダムアクセス単位が0.4秒
〜1秒程度になるような値に選ばれることが多い。ちな
みに、Mの最適値は動画像の動き(激しい動きは小さな
M、穏やかな動きは大きなM)で決まるが、Nの最適値
は画質とランダムアクセス単位の妥協で決まる。これ
は、Nを小さくするとランダムアクセス単位がきめ細か
くなって、トリックモードの利便性向上を図ることがで
きる点で好ましい反面、符号化効率が低下して画質の劣
化を招くからである。
【0010】図10は、従来のGOP層生成処理を示す
原理的なフローチャートである。このフローチャートに
おいて、“CN”、“CM”、“i”及び“iΣ”は変
数であり、その用途は次のとおりである。 CN:Nパラメータ(GOP内のピクチャ数)の格納用
変数 CM:Mパラメータ(I又はPピクチャの現れる周期)
の格納用変数 i :I又はPピクチャの現れる周期を数えるためのカ
ウンタ変数 iΣ:GOP内のピクチャ数を数えるためのカウンタ変
【0011】このフローチャートでは、まず、変数CN
とCMにNパラメータとMパラメータをセットし(S
1)、変数iとiΣに初期値(0)をセット(S2、S
3)して初期化処理を実行した後、以降のピクチャ生成
処理(S4〜S13)を実行する。
【0012】ピクチャ生成処理では、まず、原画像の画
面GiΣを読み込み(S4)、次いで、iΣ=0である
か否かを判定し(S5)、その判定結果がYESであれ
ば画面GiΣのフレーム内符号化画像(Iピクチャ)を
生成し(S6)、NOであればi<CMであるか否かを
判定して(S8)、その判定結果がYESであれば画面
GiΣのフレーム内挿双方向予測符号化画像(Bピクチ
ャ)を生成し(S9)、NOであれば画面GiΣのフレ
ーム間順方向予測符号化画像(Pピクチャ)を生成する
(S10)。
【0013】そして、IピクチャとPピクチャを生成し
た場合は変数iとiΣの両方をカウントアップし(S
7、S12)、Bピクチャを生成した場合は変数iの初
期化(S11)と変数iΣのカウントアップ(S12)
を行い、何れの場合も、iΣ=CNであるか否かを判定
して(S13)、その判定結果がNOの場合にGiΣの
読み込み処理(S4)以降を繰り返すという処理を実行
する。
【0014】以上の処理によれば、iΣ=0のときの画
面GiΣはビットストリーム上でGOPの最初となる画
面であり、前述の条件に当てはまる画面であるから、
その画面GiΣはIピクチャでなければならないが、S
4、S5及びS6に至るステップによって、かかる条件
を満たすことができ、ビットストリーム上でGOPの
最初となる画面G0をIピクチャにすることができる。
さらに、ビットストリーム上でGOPの最初以降の画面
G1、G2、……については、変数iがMパラメータ
(I又はPピクチャの現れる周期)に満たないとき、そ
のときの画面GiΣをBピクチャにすることができ、且
つ、変数iがMパラメータを満たしたとき、そのときの
画面GiΣをPピクチャにすることができる。
【0015】したがって、例えば、Nを“21”、Mを
“3”と仮定した場合、原画像のG0〜G20までの画
面について、その最初の画面G0をIピクチャにできる
とともに、以降、i<CM、すなわち、i<3となると
きの画面GiΣ(例えば、G1とG2、G4とG5、G
7とG8、……)の全てをBピクチャにでき、且つ、i
=3となるときの画面GiΣ(例えば、G3、G6、G
9、……)の全てをPピクチャにできるから、あらかじ
め最適値に設定されたNパラメータとMパラメータに応
じたピクチャ配列のMPEG画像をメディア上に構成す
ることができる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術にあっては、特にNパラメータ(GOP内のピ
クチャ数)をあらかじめ最適と思われる値に設定するも
のであったため、例えば、メディア上の画面配列の中か
ら任意の画面を選択して静止画像として表示(又は出
力)する場合に選択画面の自由度が少ないという問題点
があった。
【0017】例えば、動画像をMPEG圧縮して記録す
るディジタルビデオカメラ(一部の電子スチルカメラを
含む)などの画像記録システムにおいては、動画像を構
成する1枚若しくは複数枚の画面を任意に抜き出して静
止画として画面表示することが行われているが、表示対
象の画面はI、B及びPの三つのピクチャタイプの画面
のうちIピクチャだけに限られている。これは、Iピク
チャの画面はフレーム内符号化画像であり、他のピクチ
ャタイプに比べて原画像の画質に近い(JPEG画像の
復号化画像程度の画質である)からである。
【0018】今、動画像を構成する各画像のフレーム周
期を便宜的に0.05秒とし、Nパラメータ(GOP内
のピクチャ数)を“21”とすると、ランダムアクセス
単位は0.05秒×21=1.05秒になる。このこと
は、1.05秒毎にIピクチャが現れることを意味して
いるから、1.05秒間隔で画面を抜き出すことによっ
て原画像の画質に近い静止画を表示することができる。
【0019】しかし、かかる選択画面の指定は、“1.
05秒間隔”という制限の下で行わなければならず、上
記間隔以外の画面(例えば、0.5秒間隔の画面)を選
択できないという不都合があるので、任意の画面を選択
して静止画を表示(又は出力)するという点で使い勝手
が悪く、この点において、解決すべき問題点がある。
【0020】そこで本発明は、所望する時間の静止画を
表示(又は出力)できる動画像記録装置の提供を目的と
する。
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
MPEGの符号化方式を適用して動画像を圧縮記録する
動画像記録装置において、MPEGのNパラメータを変
更する変更手段を設けたことを特徴とする。請求項2記
載の発明は、フレーム内符号化及びフレーム間順方向予
測符号化並びにフレーム内挿双方向予測符号化を適用し
て動画像を圧縮記録する動画像記録装置において、前記
圧縮後の動画像の1GOPを構成するピクチャ数を規定
するNパラメータを変更する変更手段を設けたことを特
徴とする。請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項
2記載の動画像記録装置において、前記変更手段は、ラ
ンダムアクセス単位の目標時間及び又は原画像の画面生
成時間に基づいて前記Nパラメータを変更することを特
徴とする。請求項4記載の発明は、動画像を構成する各
画面を時系列的に取得する画面取得手段を備え、MPE
Gの符号化方式を適用して前記動画像を圧縮記録する動
画像記録装置において、前記各画面のうち任意の画面を
取得したときに取得イベントを発生するイベント発生手
段と、該取得イベントに応答してMPEGのGOPを強
制的に開始するGOP開始手段と、を設けたことを特徴
とする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、動
画(ムービー画像ともいう)記録モードを有する電子ス
チルカメラを例にして、図面を参照しながら説明する。
【0023】図1は、電子スチルカメラの外観図であ
る。図示の電子スチルカメラ1は、特に限定しないが、
本体部2と、本体部2に回動可能に取り付けられたカメ
ラ部3とに分かれており、カメラ部3の前面(図面の裏
面側)には図示を略した写真レンズが装着されている。
写真レンズの後ろには、これも図示を略したCCD(イ
メージセンサ)が取り付けられており、後述の撮影モー
ドの際に、写真レンズから取り込まれた被写体の像を映
像信号に変換して、高解像度のフレーム画像を生成でき
るようになっている。
【0024】一方、本体部2には、画像(構図調整のた
めのスルー画像や記録済みのキャプチャー画像若しくは
ムービー画像の再生画像若しくはムービー画像を構成す
る各画面のうちm個の静止画像)を確認するための平面
表示装置、例えば、液晶ディスプレイ4が取り付けられ
ているほか、シャッターキー5を始めとする各種の操作
キー類が適宜の位置に取り付けられている。操作キーの
種類や呼び方は製造会社や機種によってまちまちであり
一意に特定できないが、例えば、プラスキー6、マイナ
スキー7、メニューキー8、電源スイッチ9、ディスプ
レイキー10、撮影モードキー11、セルフタイマーキ
ー12、ストロボモードキー13、REC/PLAYキ
ー14などであり、これら各キーの機能(役割)は、以
下のとおりである。
【0025】(A)シャッターキー5:撮影モード時に
は、その名のとおり“シャッターキー"(半押しで露出
とフォーカスを固定し、全押しで画像をキャプチャーす
る又はムービー撮影を開始する)として働くキーである
が、撮影モードや再生モード時にメニューキー8が押さ
れた場合には、液晶ディスプレイ4に表示された様々な
選択項目を了解するためのYESキーとしても働くマル
チ機能キーである。 (B)プラスキー6:再生画像を選択したり、各種シス
テム設定を選択したりするために用いられるキーであ
る。“プラス"は、その選択方向を意味し、画像選択の
場合であれば最新画像の方向、システム設定選択の場合
であれば液晶ディスプレイ4の走査方向である。 (C)マイナスキー7:方向が逆向きである以外、プラ
スキーと同じ機能である。
【0026】(D)メニューキー8:各種システム設定
を行うためのキーである。再生モードにおいては、デリ
ートモード(画像の消去モード)をはじめとした各種項
目を液晶ディスプレイ4に表示し、撮影モードにおいて
は、画像の記録に必要な、例えば、記録画像の精細度や
オートフォーカスのオンオフなどに加え、さらに、本実
施の形態では、ムービー画像の撮影時間を指定するため
の選択項目を液晶ディスプレイ4に表示する。 (E)電源スイッチ9:カメラの電源をオンオフするス
イッチである。 (F)ディスプレイキー10:液晶ディスプレイ4に表
示された画像に様々な情報をオーバラップ表示するため
のキーであり、例えば、撮影モードでは、残り撮影可能
枚数や撮影形態(通常撮影、パノラマ撮影又はムービー
撮影)などの情報をオーバラップ表示し、再生モードで
は、再生画像の属性情報(ページ番号や精細度等)をオ
ーバラップ表示する。
【0027】(G)撮影モードキー11:撮影モード時
のみ使用可能になるキーである。通常撮影やパノラマ撮
影を選択するほか、特に本実施の形態では、ムービー撮
影のモードを選択する。 (H)セルフタイマーキー12:セルフタイマー機能を
オンオフするキーである。 (I)ストロボモードキー13:ストロボに関する様々
な設定、例えば、強制発光させたり、発光を禁止した
り、赤目を防止したりするキーである。 (J)REC/PLAYキー14 撮影モードと再生モードを切り替えるためのキーであ
る。この例では、スライドスイッチになっており、上に
スライドすると撮影モード、下にスライドすると再生モ
ードになる。
【0028】図2は、本実施の形態における電子スチル
カメラのブロック図である。なお、本実施の形態の電子
スチルカメラは、自動露光機能及び自動焦点機能付きで
あり、これらの機能に特有の要素(例えば、光量測定用
センサ、測距センサ、オートフォーカス用駆動機構及び
これらの制御機構など)を備えているが、図示の簡単化
のためにブロック図には記載していない。
【0029】図2において、15は写真レンズ、16は
CCD(イメージセンサ)、17は水平・垂直ドライ
バ、18はタイミング発生器(TG)、19はサンプル
ホールド回路(S/H)、20はアナログディジタル変
換器(A/D)、21はカラープロセス回路、22はビ
デオトランスファー回路、23はバッファメモリ、24
は圧縮・伸長回路(発明の要旨に記載の変更手段に相
当)、25はフラッシュメモリ、26はCPU、27は
キー入力部、28はディジタルビデオエンコーダ、29
はバスである。
【0030】これら各部の機能は、概ね以下のとおりで
ある。 (a)写真レンズ15:CCD16の受光面上に被写体
の像を結ばせるためのものであり、自動焦点機能のため
の焦点合わせ機構を備えている。なお、ズーム機能を備
えたり、沈胴式であったりしてもよい。 (b)CCD16:電荷をアレイ状に転送する固体撮像
デバイスである。電荷結合素子とも呼ばれる。アナログ
遅延線などに用いられるものもあるが、本明細書では、
特に、二次元の光学情報を時系列(シリアル列)の電気
信号に変換する固体のイメージセンサーを指す。
【0031】一般にCCDは、多数の光電変換素子をア
レイ状に並べた光電変換部と、光電変換素子の出力電荷
を蓄積する電荷蓄積部と、電荷蓄積部の電荷を所定の方
式で読み出す電荷読み出し部とから構成されており、光
電変換素子の一つ一つが画素になる。例えば、有効画素
数が100万画素のCCDでは、少なくともアレイの桝
目が100万個並んでいることになる。以下、説明の都
合上、図示のCCD16の有効画素数を1280×96
0とする。すなわち、行方向(横方向)に1280個、
列方向(縦方向)に960個の画素で構成された、12
80列×960行のアレイ構造を有しているとする。
【0032】なお、本実施の形態のCCD16はカラー
CCDである。一般にCCDの画素情報そのものは色情
報を持っていないため、カラーCCDでは前面に色フィ
ルター(光の三原色を用いた原色フィルター又は色の三
原色を用いた補色フィルター)を装着する。
【0033】また、CCDは、電荷の読み出し方式によ
って二つのタイプに分けることができる。第1は、信号
を読み出すときに画素を一つずつ飛ばす「飛び越し読み
出し方式」(インターレースCCDとも言う)のタイプ
であり、第2は、全画素を順番に読み出す「全面読み出
し方式」(プログレッシブCCDとも言う)のタイプで
ある。電子スチルカメラでは第2のタイプがよく用いら
れるものの、昨今の100万画素を越えるメガピクセル
級の電子スチルカメラでは第1のタイプを用いることも
ある。以下、説明の便宜上、本実施の形態のCCD16
は、第2のタイプ(全面読み出し方式)とする。
【0034】(c)水平・垂直ドライバ17とタイミン
グ発生器18:CCD16の読み出しに必要な駆動信号
を生成する部分であり、本実施の形態のCCD16は、
全面読み出し方式と仮定されているから、CCD16の
各列を次々に指定しながら行単位に画素の情報を転送す
る(読み出す)ことができる駆動信号、要するに、12
80列×960行のアレイ構造の左上から右下の方向
(この方向はテレビジョンの走査方向に類似する)に画
素情報をシリアルに読み出すための水平・垂直それぞれ
の駆動信号を生成するものである。 (d)サンプルホールド回路19:CCD16から読み
出された時系列の信号(この段階ではアナログ信号であ
る)を、CCD16の解像度に適合した周波数でサンプ
リング(例えば、相関二重サンプリング)するものであ
る。なお、サンプリング後に自動利得調整(AGC)を
行うこともある。 (e)アナログディジタル変換器20:サンプリングさ
れた信号をディジタル信号に変換するものである。
【0035】(f)カラープロセス回路21:アナログ
ディジタル変換器20の出力から輝度・色差マルチプレ
クス信号(以下、YUV信号と言う)を生成する部分で
ある。YUV信号を生成する理由は、次のとおりであ
る。アナログディジタル変換器20の出力は、アナログ
かディジタルかの違い及びサンプリングやディジタル変
換の誤差を除き、実質的にCCD16の出力と一対一に
対応し、光の三原色データ(RGBデータ)そのもので
あるが、このデータはサイズが大きく、限られたメモリ
資源の利用や処理時間の点で不都合をきたす。そこで、
何らかの手法で多少なりともデータ量の削減を図る必要
がある。YUV信号は、一般にRGBデータの各要素デ
ータ(Rデータ、Gデータ、Bデータ)は輝度信号Yに
対して、G−Y、R−Y、B−Yの三つの色差信号で表
現できるうえ、これら三つの色差信号の冗長を取り除け
ば、G−Yを転送しなくてもよく、G−Y=α(R−
Y)−β(B−Y)で再現できる、という原理に基づく
一種のデータ量削減信号と言うことができる。ここで、
αやβは合成係数である。
【0036】なお、YUV信号をYCbCr信号(Cb
とCrはそれぞれB−YとR−Y)と言うこともある
が、本明細書ではYUV信号に統一することにする。ま
た、YUV信号の信号フォーマットは、輝度信号と二つ
の色差信号のそれぞれを独立して含む“コンポーネン
ト”と呼ばれる固定長の三つのブロックで構成されてお
り、各コンポーネントの長さ(ビット数)の比をコンポ
ーネント比と言う。変換直後のYUV信号のコンポーネ
ント比は1:1:1であるが、色差信号の二つのコンポ
ーネントを短くする、すなわち、1:x:x(但し、x
<1)とすることによってもデータ量を削減できる。こ
れは、人間の視覚特性は輝度信号よりも色差信号に対し
て鈍感であると言うことを利用したものである。
【0037】(g)ビデオトランスファー回路22:ビ
デオトランスファー回路22は、カラープロセス回路2
1、バッファメモリ23、ディジタルビデオエンコーダ
28及び圧縮・伸張回路24の間を行き来するデータの
流れをコントロールするものである。
【0038】なお、“流れ”とは、カラープロセス回路
21、バッファメモリ23、ディジタルビデオエンコー
ダ28及び圧縮・伸長回路24の間を行き来するデータ
の動きを概念的に捉えた便宜上の表現であり、その言葉
自体に格別の意味はないものの、一般にディジタルシス
テムにとっては、データの素早い動きはその性能を直接
に左右し、とりわけ大量の画素情報を取り扱う電子スチ
ルカメラにとっては、(データの素早い動きは)当然配
慮されなければならない設計条件の一つであるから、上
記流れのすべて又は一部は高速データ転送の手法を駆使
したデータの流れを意味するものである。すなわち、す
べての流れは、例えば、DMA(directmemory acces
s)転送による流れであり、ビデオトランスファー回路
22は、それに必要な制御部(DMAコントローラ)や
その他の周辺部分(例えば、転送速度調節のためのFI
FOメモリ及びインターフェース回路など)を含み、こ
れら各部の働きによって、カラープロセス回路21、バ
ッファメモリ23、ディジタルビデオエンコーダ28及
び圧縮・伸長回路24の間の“素早いデータ転送”(例
えば、DMA転送)を可能にするものである。
【0039】(h)バッファメモリ23:書き換え可能
な半導体メモリの一種であるDRAMで構成されてい
る。一般にDRAMは記憶内容を保持するために、デー
タの再書込み(リフレッシュ)をダイナミックに行う点
でスタティックRAM(SRAM)と相違するが、SR
AMと比べて書込みや読み出し速度が劣るものの、ビッ
ト単価が安く、大容量の一時記憶を安価に構成できるこ
とから、特に電子スチルカメラに好適である。但し、本
発明では、DRAMに限定しない。書き換え可能な半導
体メモリであればよい。
【0040】ここで、バッファメモリ23の記憶容量
は、以下の条件を全て満たさなければならない。第1の
条件は作業に必要な充分なワークエリア(作業空間)を
確保できる容量であるという点である。作業空間の大き
さはCPU26のアーキテクチャやOS(オペレーティ
ングシステム)及びそのOSの管理下で実行される各種
のアプリケーションプログラムによって決まるので、こ
れらの仕様を検討して過不足のない適切な大きさにすれ
ばよい。第2の条件は少なくともカラープロセス回路2
1で生成された高精細な画像の情報(640×480画
素の画像情報で且つ1:1:1のコンポーネント比をも
つYUV信号)を格納できる大きさのバッファ領域を確
保できる容量であるという点であり、さらに、第3の条
件は動画用の画像(640×480画素)を格納できる
大きさのバッファ領域を確保できる容量であるという点
である。
【0041】(i)圧縮・伸長回路24:通常撮影の画
像についてはJPEG圧縮と伸長を行い、ムービー撮影
の画像(ムービー画像)についてはMPEG圧縮と伸長
を行う部分である。なお、圧縮・伸長回路24は処理速
度の点で専用のハードウェアにすべきであるが、CPU
26でソフト的に行うことも可能である。なお、MPE
Gは冒頭で説明したとおり動画像の符号化標準であり、
JPEG(joint photographic experts group)はカラ
ー静止画(2値画像や動画像を含まないフルカラーやグ
レイスケールの静止画)の国際符号化標準である。
【0042】ちなみに、JPEGでは、圧縮されたデー
タを完全に元に戻すことができる可逆符号化と、元に戻
せない非可逆符号化の二つの方式が定められているが、
殆どの場合、圧縮率の高い後者の非可逆符号化が用いら
れている。JPEGの使い易さは、圧縮に用いられるパ
ラメータ(圧縮パラメータ)を調節することによって、
符号化に伴う画質劣化の程度を自在に変えられる点にあ
る。すなわち、符号化側では、画像品質とファイルサイ
ズのトレードオフの中から適当な圧縮パラメータを選択
できるし、あるいは、復号化側では、品質を多少犠牲に
して復号スピードを上げたり、時間はかかっても最高品
質で再生したりするなどの選択ができる点で使い易い。
JPEGの実用上の圧縮率は、非可逆符号の場合で、お
よそ10:1から50:1程度である。一般的に10:
1から20:1であれば視覚上の劣化を招かないが、多
少の劣化を許容すれば30:1から50:1でも十分実
用に供する。他の符号化方式の圧縮率は、例えば、GI
F(graphics interchangeformat)の場合で5:1程度
に留まるから、JPEGの優位性は明らかである。
【0043】(j)フラッシュメモリ25:書き換え可
能な読み出し専用メモリ(PROM:programmable rea
d only memory)のうち、電気的に全ビット(又はブロ
ック単位)の内容を消して内容を書き直せるものを指
す。フラッシュEEPROM(flash electrically era
sablePROM)とも言う。本実施の形態におけるフラ
ッシュメモリ25は、カメラ本体から取り外せない固定
型であってもよいし、カード型やパッケージ型のように
取り外し可能なものであってもよい。 (k)CPU26:所定のプログラムを実行してカメラ
の動作を集中制御するものである。プログラムは、CP
U26の内部のインストラクションROMに書き込まれ
ており、記録モードでは、そのモード用のプログラム
が、また、再生モードでは、そのモード用のプログラム
がインストラクションROMからCPU26の内部RA
Mにロードされて実行される。
【0044】(l)キー入力部27:カメラ本体に設け
られた各種キースイッチの操作信号を生成する部分であ
る。 (m)ディジタルビデオエンコーダ28:ビデオトラン
スファー回路22を介してバッファメモリ23のバッフ
ァ領域から読み出されたディジタル値の表示用画像をア
ナログ電圧に変換するとともに、液晶ディスプレイ4の
走査方式に応じたタイミングで順次に出力するものであ
る。 (n)バス29:以上各部の間で共有されるデータ(及
びアドレス)転送路である。図では省略しているが、各
部の間には所要の制御線(コントロールライン)も設け
られている。
【0045】次に、作用を説明する。 <通常撮影の記録モード>このモードでは、写真レンズ
15の後方に配置されたCCD16がドライバ17から
の信号で駆動され、写真レンズ15で集められた映像が
一定周期毎に光電変換されて1画像分の映像信号が出力
される。そして、この映像信号がサンプリングホールド
回路19でサンプリングされ、アナログディジタル変換
器20でディジタル信号に変換された後、カラープロセ
ス回路21でYUV信号が生成される。このYUV信号
は、ビデオトランスファー回路22を介してバッファメ
モリ23のバッファ領域に転送され、同バッファ領域へ
の転送完了後に、ビデオトランスファー回路22及びデ
ィジタルビデオエンコーダ28を介して液晶ディスプレ
イ4に送られ、スルー画像として表示される。
【0046】この状態でカメラの向きを変えると、液晶
ディスプレイ4に表示中のスルー画像の構図が変化し、
所望の構図が得られた時点でシャッターキー5を“半押
し”して露出とフォーカスをセットした後、“全押し”
すると、バッファメモリ23のバッファ領域に保存され
ているYUV信号がその時点のYUV信号で固定され、
かつ液晶ディスプレイ4に表示されているスルー画像も
同時点の画像で固定される。
【0047】そして、その時点でバッファメモリ23の
バッファ領域に保存されているYUV信号は、ビデオト
ランスファー回路22を介して圧縮・伸長回路24に送
られ、Y、Cb、Crの各コンポーネント毎に8×8画
素の基本ブロックと呼ばれる単位でJPEG符号化され
た後、フラッシュメモリ25に書き込まれ、1画像分の
キャプチャー画像として記録される。
【0048】<通常撮影の再生モード>このモードで
は、CCD16からバッファメモリ23までの経路が停
止されるとともに、最新のキャプチャー画像がフラッシ
ュメモリ25から読み出され、圧縮・伸長回路24で伸
張処理された後、ビデオトランスファー回路22を介し
てバッファメモリ23のバッファ領域に送られる。そし
て、このバッファ領域のデータがビデオトランスファー
回路22とディジタルビデオエンコーダ28を介して液
晶ディスプレイ4に送られ、再生画像として表示され
る。
【0049】<ムービー撮影の記録モード>基本的な動
作は通常撮影時と同じであるが、シャッターキー5を全
押した後、あらかじめ設定されたムービー撮影時間の
間、カラープロセス回路21からのYUV信号出力を圧
縮・伸長回路24でMPEG圧縮してフラッシュメモリ
25に記録する点で相違する。例えば、ムービー撮影時
間が9秒に設定されている場合、シャッターキー5を全
押ししてから9秒間のスルー画像を連続的にMPEG圧
縮してフラッシュメモリ25に記録できる。
【0050】<ムービー撮影の再生モード>この再生モ
ードでは二つのモードを選択することができる。その一
つはフラッシュメモリ25に記録されている動画像を再
生して液晶ディスプレイ4に表示するモードであり、い
わゆる動画再生のモードであるが、他の一つは動画像を
構成する各画面の中からm個の画面を選択して液晶ディ
スプレイ4にマルチ画面表示するモードである。画面の
選択数mは任意であるが、便宜的にm=9とした場合、
液晶ディスプレイ4に9枚の静止画を表示でき、例え
ば、ゴルフスィングを撮影した9秒間の動画像の中から
1秒毎の9枚の静止画を表示してフォームの矯正等を行
うことができる。
【0051】図3は、本実施の形態におけるMPEG圧
縮処理の動作フローチャートであり、冒頭で説明した従
来例(図10)との相違はS7とS13のステップの間
にNパラメータの更新処理(S20)を設けた点にあ
る。すなわち、I、B又はPピクチャを生成する度に、
図4に示す「N更新処理」を実行するようにした点にあ
る。
【0052】図4において、N更新処理は、所定のフラ
グ(FLG)を検査(S21)して“1”であれば、次
式(イ)を演算してCN(GOP内のピクチャ数)を更
新し(S22)、FLGのリセットと変数i及びiΣの
初期化を行う(S23〜S25)というものである。 CN←IT/GT …………(イ) ここに、ITはランダムアクセス単位の目標時間であ
り、GTは原画像の各画面の時間(フレーム時間相当)
である。例えば、IT=1.05秒、GT=0.05秒
とすると、CNは“21”となり、あるいは、IT=
0.5秒、GT=0.05秒とすると、CNは“10”
となる。
【0053】図示のN更新処理においては、ITやGT
に応じてNパラメータ(GOP内のピクチャ数)を変更
することができ、例えば、Nパラメータを“21”から
“10”に変更した場合は、Iピクチャの出現間隔を
1.05秒から0.5秒へと変化させることができ、液
晶ディスプレイ4に表示する静止画用Iピクチャ画面の
選択間隔を1.05秒から0.5秒へと変更して、より
きめ細かな時間間隔の静止画表示を行うことができる。
【0054】ちなみに、図5と図6は、Nパラメータを
それぞれ“21”及び“10”とした場合(何れもM=
3)のGOP構造図である。図5のGOP構造ではIピ
クチャの出現間隔が21画面ごとであるが、図6のGO
P構造では10画面ごとになっている。すなわち、GT
=0.05秒とすると、前者は1.05秒ごとの出現、
後者は0.5秒ごとの出現となり、明らかに後者の方が
短い時間間隔で静止画用のIピクチャ画面を選択するこ
とができる。したがって、ゴルフスィングを例にとれ
ば、0.5秒間隔のm個の静止画を表示でき、よりきめ
細かなフォーム分析を行うことができるという格別の効
果を得ることができる。
【0055】Nパラメータの変更、すなわち、「N変更
処理」の実行は、FLGをセットするだけでよい。例え
ば、図5のGOP生成処理中にFLGをセットするとと
もに、ITに0.5秒をセットすれば、以降のGOP構
造を図6のようにすることができる。
【0056】FLGのセット及びITへの所望時間の設
定は、例えば、キー入力部27のメニューキー8を操作
して液晶ディスプレイ4に所要のメニュー(Nパラメー
タ変更メニュー)を表示し、そのメニュー項目を、キー
入力部27のプラスキー6やマイナスキー7などを用い
て選択することによって直接的(ITの直接変更とFL
Gのセット)に行ってもよいし、または、キー入力部2
7のメニューキー8を操作してムービー画像の撮影時間
を指定する際に、その指定された撮影時間に関連付けて
Nパラメータ(IT)を間接変更するとともに、FLG
をセットしてもよい。いずれにしても、キー入力部27
は、圧縮・伸長回路24と共にMPEGのNパラメータ
を変更する機能を担うので、圧縮・伸長回路24と共に
発明の要旨に記載の変更手段として機能する。
【0057】なお、ムービー画像中の任意の画面を良好
な画質で静止画表示するという観点に立てば、当該任意
の画面をCCD16で撮影した時点で、例えば、シャッ
ターキー5を押して強制的にGOPを開始するようにし
てもよい。GOPの最初の画面は常にIピクチャになる
からである。この場合、シャッターキー5は発明の要旨
に記載のイベント発生手段として機能し、また、CCD
16とカラープロセス回路21は同要旨に記載の画面取
得手段として機能し、さらに、圧縮・伸長回路24とC
PU26は同要旨に記載のGOP開始手段として機能す
る。
【0058】
【発明の効果】請求項1又は請求項2記載の発明によれ
ば、MPEGの符号化方式を適用して動画像を圧縮記録
する動画像記録装置において、MPEGのNパラメータ
を変更する変更手段を設けたので、GOP内のピクチャ
数を自由に変化させることができ、例えば、動画像の中
から画質のよい画面を選んで静止画表示する際の画面選
択の自在性を向上することができる。請求項3記載の発
明によれば、請求項1又は請求項2記載の動画像記録装
置において、前記変更手段は、ランダムアクセス単位の
目標時間及び又は原画像の画面生成時間に基づいて前記
Nパラメータを変更するので、動画記録装置の用途や構
成などに適合したNパラメータを設定でき、例えば、動
きの速い被写体を撮影する場合や動きの穏やかな被写体
を撮影する場合に適したピクチャ数でGOPを構成する
ことができる。請求項4記載の発明によれば、動画像を
構成する各画面を時系列的に取得する画面取得手段を備
え、MPEGの符号化方式を適用して前記動画像を圧縮
記録する動画像記録装置において、前記各画面のうち任
意の画面を取得したときに取得イベントを発生するイベ
ント発生手段と、該取得イベントに応答してMPEGの
GOPを強制的に開始するGOP開始手段と、を設けた
ので、例えば、前記イベント発生手段を電子スチルカメ
ラのシャッターキーとすれば、そのキー操作に応答して
Iピクチャを強制的に生成でき、該ピクチャ画面を画質
のよい静止画として表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子スチルカメラの外観図である。
【図2】電子スチルカメラのブロック図である。
【図3】本実施の形態におけるMPEG圧縮処理の動作
フローチャートである。
【図4】本実施の形態におけるN更新処理の動作フロー
チャートである。
【図5】本実施の形態におけるGOP構造図(N=2
1)である。
【図6】本実施の形態におけるGOP構造図(N=1
0)である。
【図7】MPEGのシンタクス図である。
【図8】GOP構造の一例を示す図である。
【図9】原画像の画面順の入れ替わりを示す状態図であ
る。
【図10】従来のGOP層生成処理を示す原理的なフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
5 シャッターキー(イベント発生手段) 16 CCD(画面取得手段) 21 カラープロセス回路(画面取得手段) 24 圧縮・伸長回路(変更手段、GOP開始手段) 26 CPU(GOP開始手段) 27 キー入力部(変更手段)
フロントページの続き Fターム(参考) 5C052 AA16 AB04 AC02 CC01 CC11 DD02 EE02 5C053 FA08 FA14 GA11 GB06 GB37 HA22 JA21 KA04 KA21 KA24 LA01 LA06 5C059 KK40 MA00 MA02 MA04 MA05 MA14 PP01 RC22 SS14 SS16 UA05 UA32 5C080 AA10 BB05 CC03 DD01 DD13 EE19 EE29 EE30 FF09 GG07 GG12 JJ02 JJ06 JJ07 KK43

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 MPEGの符号化方式を適用して動画像
    を圧縮記録する動画像記録装置において、 MPEGのNパラメータを変更する変更手段を設けたこ
    とを特徴とする動画像記録装置。
  2. 【請求項2】 フレーム内符号化及びフレーム間順方向
    予測符号化並びにフレーム内挿双方向予測符号化を適用
    して動画像を圧縮記録する動画像記録装置において、 前記圧縮後の動画像の1GOPを構成するピクチャ数を
    規定するNパラメータを変更する変更手段を設けたこと
    を特徴とする動画像記録装置。
  3. 【請求項3】 前記変更手段は、ランダムアクセス単位
    の目標時間及び又は原画像の画面生成時間に基づいて前
    記Nパラメータを変更することを特徴とする請求項1又
    は請求項2記載の動画像記録装置。
  4. 【請求項4】 動画像を構成する各画面を時系列的に取
    得する画面取得手段を備え、MPEGの符号化方式を適
    用して前記動画像を圧縮記録する動画像記録装置におい
    て、 前記各画面のうち任意の画面を取得したときに取得イベ
    ントを発生するイベント発生手段と、 該取得イベントに応答してMPEGのGOPを強制的に
    開始するGOP開始手段と、 を設けたことを特徴とする動画像記録装置。
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