JP2000196550A - ディジタル信号を受信再生するための装置およびデバイス - Google Patents

ディジタル信号を受信再生するための装置およびデバイス

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JP2000196550A
JP2000196550A JP37100298A JP37100298A JP2000196550A JP 2000196550 A JP2000196550 A JP 2000196550A JP 37100298 A JP37100298 A JP 37100298A JP 37100298 A JP37100298 A JP 37100298A JP 2000196550 A JP2000196550 A JP 2000196550A
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memory
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digital signal
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JP37100298A
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Satoshi Takashimizu
聡 高清水
Keisuke Inada
圭介 稲田
Hironori Komi
弘典 小味
Masuo Oku
万寿男 奧
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ディジタル信号受信再生装置のコストおよび回
路規模の低減を図る。 【解決手段】 異なる方法で多重された2種類のストリ
ームの再生を行うディジタル信号受信再生装置におい
て、第1の方法で多重されたストリームから所定のスト
リームを得る多重分離手段50と、前記所定のストリー
ムと第2の方法で多重されたストリームとを切り替え出
力する切替え手段52と、メモリ7と、前記切り替え手
段から出力されるストリームの前記メモリヘの書き込み
および読み出しを制御するメモリ制御手段6と、前記メ
モリ制御手段によって前記メモリから読み出されたスト
リームを解析して復号するための情報を抽出する解析手
段15と、前記情報に基づいて前記メモリから読み出さ
れたストリームを復号する復号手段8と、を設けたこと
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル信号受
信再生装置に係わり、特に、ディジタル変換され符号化
された映像信号と音声信号がストリームに多重された信
号を再生するとともに、異なる方法で多重化された2種
類以上のストリームの再生を行うディジタル信号受信再
生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】国際標準であるMPEG(Moving Pictu
re Experts Group)等に代表されるディジタル技術を用
いて、符号化した音声、映像および各種情報を1つのス
トリームに多重して放送するディジタル放送が始まって
おり、ディジタル放送受信機が普及しつつある。また、
音声、映像等を符号化し多重して記録したDigital Vers
atile Disc(以下DVDと略記)とその再生装置も普及
しつつある。
【0003】上記のディジタル放送においては、MPE
G2システム規格(IS0/IEC13818‐1 )に従って、符号
化された情報を多重している。
【0004】ディジタル放送における多重は、図2
(a)に示すように、トランスポートストリームパケッ
ト(以下TSパケットと略記する)のペイロードに符号
化した情報を格納し、これを、図2(b)に示すよう
に、多重してトランスポートストリーム(以下TSと略
記する)として送出している。このTSパケットは固定
長で、放送に用いられており、パケッタイズドエレメン
タリーストリーム(以下PESと略記する)と呼ばれる
可変長のパケットを分割したものにへッダが付加されて
構成されている。また、TSパケットは、格納されてい
るデータがどのようなデータであるか等を示すヘッダ
と、実際の放送においては伝送途中に発生したビット誤
りなどを受信機側で訂正するための誤り訂正符号が付加
されて送出される。
【0005】一方、DVDに記録する信号は、図2
(f)に示すように、プログラムストリーム(以下PS
と略記する)が用いられる。PSは、可変長のストリー
ムであり、前述のPESを基本要素とし、図2(e)に
示すように、PESを複数まとめたパックと呼ばれる形
式の信号を更に複数多重した形式の信号である。
【0006】MPEG2システム規格に従ったディジタ
ル放送受信機に用いるデコーダのモデルは、テレビジョ
ン学会編「MPEG」オーム社出版局pp58−61に
記載のように、デコーダの前段にバッファメモリを有
し、これを用いてデコードタイミング制御を行う。さら
に、TSに含まれる情報からデコードのための基準時刻
を再生する機能を有する。一方、DVDから再生したP
Sをデコードするデコーダにおいても同様にバッファメ
モリと、PSに含まれる情報からデコードのための基準
時刻を再生する機能を有している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述のディジタル放送
から受信再生したTSは図2(c)〜(d)に示すよう
に、また、DVDから再生したPSは図2(d)〜
(f)に示すように、共にPESを基本要素としている
ので、一旦PESに変換することにより、同一のデコー
ダを用いてデコードし元の信号を再生することができ
る。従って、上記のディジタル放送受信機とDVD再生
装置とは、従来のビデオテープレコーダ(以下VTRと
略記する)と同様に、1つの装置として構成することに
より使い勝手の向上が期待される。
【0008】ところで、このような構成を実現しようと
した場合、デコーダに入力する信号を再生するためのい
わば前処理部分は、伝送媒体の違いに起因して異なる構
成が必要である。即ち、放送受信時は、例えば特開平9
−233428号公報に記載のように、複数の番組が多
重されたTSから目的の番組データのTSパケットだけ
を分離する多重分離手段が必要である。一方、DVDの
再生時は、ディジタル放送受信機で用いる多重分離手段
は必要ないが、例えば特開平10−134489号公報
に記載のように、読み出したデータの解析やオーディオ
データとビデオデータの分離などを行うデータプロセッ
サが必要である。従ってディジタル放送受信機とDVD
再生装置を1つの装置として構成しようとすると、コス
トや回路規模が大きくなるという問題がある。
【0009】本発明の目的は、上記の問題点に鑑みて、
ディジタル放送受信機とDVD等の蓄積メディア再生装
置とを一体化した際の回路規模やコストの増加を抑えた
ディジタル信号受信再生装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために、次のような手段を採用した。
【0011】異なる方法で多重された2種類のストリー
ムの再生を行うディジタル信号受信再生装置において、
ディジタル化および符号化された映像信号および音声信
号が第1の方法で多重されたストリームから所定のスト
リームを得る多重分離手段と、前記所定のストリームと
ディジタル化および符号化された映像信号および音声信
号が前記第1の方法とは異なる第2の方法で多重された
ストリームとを切り替え出力する切替え手段と、メモリ
と、前記切り替え手段から出力されるストリームの前記
メモリヘの書き込みおよび読み出しを制御するメモリ制
御手段と、前記メモリ制御手段によって前記メモリから
読み出されたストリームを解析して復号するための情報
を抽出する解析手段と、前記情報に基づいて前記メモリ
から読み出されたストリームを復号する復号手段とを設
けたことを特徴とする。
【0012】また、請求項1に記載のディジタル信号受
信再生装置において、前記多重分離手段は前記所定のス
トリームから受信再生時の基準となる第1の時間情報を
分離する機能を備え、前記解析手段は、前記分離された
第1の時間情報を読み取ると共に、前記第2の方法で多
重されたストリームから再生時の基準となる第2の時間
情報を読み取る機能を備え、前記第1の時間情報と第2
の時間情報を処理して前記復号のための時間情報管理を
行うことを特徴とする。
【0013】また、請求項1ないしは請求項2のいずれ
か1つの請求項に記載のディジタル信号受信再生装置お
いて、前記第1の方法で多重されたストリームはディジ
タル化および符号化された映像信号および音声信号を固
定長のパケットに分割して多重されたものであり、前記
第2の方法で多重されたストリームはディジタル化およ
び符号化された映像信号および音声信号が可変長のスト
リームとして多重されたものであることを特徴とする。
【0014】また、請求項1ないしは請求項3のいずれ
か1つの請求項に記載のディジタル信号受信再生装置に
おいて、前記第1の方法で多重されたストリームと前記
第2の方法で多重されたストリームを判別する判別手段
を設け、前記判別結果に基づいて前記切替え手段を切り
替えることを特徴とする。
【0015】また、異なる方法で多重された2種類のス
トリームの受信再生を行うディジタル信号受信再生装置
において、ディジタル化および符号化された映像信号お
よび音声信号が第1の方法で多重されたストリームとデ
ィジタル化および符号化された映像信号および音声信号
が前記第1の方法とは異なる第2の方法で多重されたス
トリームとを切り替え出力する第1の切替え手段と、前
記第1の切替え手段の出力端に接続される入力端、前記
入力端から入力され前記第1の方法で多重されたストリ
ームから所定のストリームを得る多重分離手段と、前記
所定のストリームと前記入力端から入力され前記第2の
方法で多重されたストリームとを切り替え出力する第2
の切替え手段と、メモリと、前記第2の切り替え手段か
ら出力されるストリームの前記メモリヘの書き込みおよ
び読み出しを制御するメモリ制御手段と、前記メモリ制
御手段によって前記メモリから読み出されたストリーム
を解析して復号するための情報を抽出する解析手段と、
前記情報に基づいて前記メモリから読み出されたストリ
ームを復号する復号手段とを設けたことを特徴とする。
【0016】また、請求項1ないしは請求項5のいずれ
か1つの請求項に記載のディジタル信号受信再生装置に
おいて、前記第2の方法で多重されたストリームを蓄積
する媒体を装着する蓄積媒体装着手段を備えることを特
徴とする。
【0017】また、請求項1ないしは請求項5のいずれ
か1つの請求項に記載のディジタル信号受信再生装置に
おいて、前記第2の方法で多重されたストリームが蓄積
される媒体には、前記第1の方法で多重されたストリー
ムと共通の基本ストリームからなる可変長のストリーム
が蓄積されていることを特徴とする。
【0018】また、半導体デバイスとして、請求項1に
記載の、前記多重分離手段と、前記切替え手段と、前記
メモリと、前記メモリ制御手段とを備えることを特徴と
する。
【0019】また、半導体デバイスとして、請求項1に
記載の、前記多重分離手段と、前記切替え手段と、前記
メモリと、前記メモリ制御手段と、前記解析手段とを備
えることを特徴とする。
【0020】また、半導体デバイスとして、請求項4に
記載の、前記判別手段と、前記多重分離手段と、前記切
替え手段と、前記メモリと、前記メモリ制御手段とを備
えることを特徴とする。
【0021】また、半導体デバイスとして、請求項5に
記載の、前記入力端と、前記判別手段と、前記多重分離
手段と、前記切替え手段と、前記メモリと、前記メモリ
制御手段とを備えることを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】はじめに、本発明の第1の実施形
態を図1から図3を用いて説明する。
【0023】図1は、本実施形態に係わるディジタル信
号受信再生装置の構成を示すブロック図である。
【0024】同図において、1は人工衛星(図示せず)
から送信された電波を受信するアンテナ、2は図示され
ていない蓄積媒体装着手段に装着されたDVD等の蓄積
媒体からストリームを再生する蓄積媒体再生手段、3は
選局・復調手段、4は誤り訂正手段、5は受信され多重
されたストリームを分離処理するとともに、前記分離処
理されたストリームまたは前記再生されたストリームを
選択して一時記憶する多重分離・選択手段、50は受信
され多重されたストリームを分離処理する多重分離部、
51は後述する制御CPUに従って、多重分離、選択切
換、メモリ制御を指令する内部設定レジスタ、52は前
記分離されたストリームまたは前記再生されたストリー
ムを選択するための切替え手段、6は選択されたストリ
ームの書き込みおよび読み出しを制御するメモリ制御手
段、7は選択されたストリームを一時記憶するメモリ、
15は入力されたストリームの解析手段、8は符号化さ
れた音声・映像信号を復号するMPEGデコーダ、9は
MPEGデコーダ8から出力される出力映像信号に文字
・図形情報を付加するOSD(On Screen Display)回
路、10はディジタル音声信号をアナログ信号に変換す
るD/Aコンバータ、11はディジタル映像信号をアナ
ログ信号に変換すると共に同期情報などを付加するビデ
オエンコーダ、12は当該ディジタル信号受信再生装置
を構成する各要素を制御する制御CPU、13は映像信
号出力端子、14は音声信号出力端子である。
【0025】なお、以下の説明において、多重分離・選
択手段5は、多重分離部50、内部設定レジスタ51、
切り替え手段51、メモリ制御手段6、およびメモリ7
からなる半導体デバイスとして構成可能であり、以下の
説明では半導体デバイスとして構成されているものとし
て説明する。
【0026】次に、このディジタル信号受信再生装置の
動作について説明する。
【0027】はじめに、ディジタル放送を受信する際の
動作について説明する。アンテナ1で受信された信号は
選局・復調手段3によって選局され復調される。選局・
復調手段3で復調された信号は、誤り訂正手段4によっ
て、信号に付加されている誤り訂正符号に基づいて誤り
訂正が行われる。次に、受信されたストリームは多重分
離・選択手段5に入力され、多重分離部50において視
聴する番組の符号化音声データおよび符号化映像データ
が分離されて出力される。分離されたデータは、制御C
PUによって制御される内部設定レジスタ52の設定に
従い、切替え手段52において図示される側とは反対側
に切替えられ、メモリ制御手段6に接続される。これに
より、多重分離部50からは、図2(c)〜(d)に示
すように、TS中の同じPIDを有するペイロードを抽
出して構成されるPESが分離されて出力され、メモリ
制御手段6によってメモリ7に記憶される。MPEGデ
コーダ8は、データ処理可能な状態であれば、メモリ制
御手段6に対してデータ要求信号を出力して、メモリ制
御手段6を介してメモリ7に記憶されている符号化デー
タであるPESを解析手段15を介してMPEGデコー
ダに出力させる。
【0028】MPEGデコーダ8に入力されたPESは
復号されて元のディジタル信号に再生される。復号され
たディジタル映像信号出力は文字・図形情報を付加する
OSD手段9を経由して、ディジタル映像信号をアナロ
グ映像信号に変換するビデオエンコーダ11に印加さ
れ、アナログ信号に変換された映像信号が出力される。
MPEGデコーダ8のディジタル音声信号出力はD/A
コンバータ10に印加され、アナログ信号に変換された
音声信号が出力される。これによって送信側から送られ
たアナログ映像信号とアナログ音声信号は再生され、映
像信号出力端子13および音声信号出力端子14から出
力される。
【0029】次に、蓄積媒体再生手段2の出力再生信号
を入力する際の動作について説明する。蓄積媒体再生手
段2の出力再生信号は多重分離・選択手段5に入力さ
れ、内部設定レジスタ51の設定に従い、切替え手段5
2は蓄積媒体再生手段2のストリームをメモリ制御手段
6に接続するように図示する側に切り替えられる。入力
されたストリームは、メモリ制御手段6を介してメモリ
7に記憶される。MPEGデコーダ8は、前述の放送信
号を受信した場合と同様に、データ処理可能な状態であ
ればデータ要求信号を出力して、メモリ制御手段6に対
しデータを要求し、メモリ制御手段6を介してメモリ7
に記憶されているデータであるPSを出力させる。解析
手段15は、図2(d)〜(f)に示すように、DVD
から再生したPSを入力した場合は符号化データである
PESに変換してMPEGデコーダ8に出力する。
【0030】MPEGデコーダ8に入力されたPES
は、ディジタル放送におけるPESと同様に、復号され
て元のディジタル信号に再生される。復号されたディジ
タル映像信号出力は文字・図形情報を付加するOSD手
段9を経由して、ディジタル映像信号をアナログ映像信
号に変換するビデオエンコーダ11に印加される。MP
EGデコーダ8のディジタル音声信号出力はD/Aコン
バータ10に印加され、アナログ音声信号に変換され
る。ビデオエンコーダからはアナログ信号に変換された
映像信号が出力される。これによって送信側から送られ
たアナログ映像信号とアナログ音声信号が再生され、映
像信号出力端子13と、音声信号出力端子14に出力さ
れる。
【0031】上記のごとく、ディジタル放送を受信する
場合は、多重分離部50によって映像、音声情報、およ
び番組選局等に必要な各種の情報に分離する必要がある
が、蓄積媒体の信号は基本的に1つのプログラム(例え
ば1本の映画など)が記録されたものであり、放送と異
なって番組選局情報などは多重されていない。そのた
め、TS、PSは、共にPESを基本要素としている
が、多重形式が異なる信号である。そして、このメモリ
7から出力される信号の多重形式の違いは、解析手段1
5において吸収するように構成されている。即ち、放送
受信時は、解析手段15に入力されるPESをそのまま
出力し、DVDからの再生時は、PSをPESに変換し
て出力する。これにより、MPEGデコーダ8は同じ多
重形式の信号を処理して復号すればよい。
【0032】なお、MPEGデコーダ8によってPES
を復号する際には、図2(d)に示すPESヘッダ等を
除いたデータの部分だけを抜き出す必要があるが、この
データを抜き出す動作は解析手段15で行うように構成
してもよいし、また、MPEGデコーダ8において行う
ように構成してもよい。
【0033】次に、図3を用いて、ストリームの再生に
必要な時間情報の管理について説明する。
【0034】図3は、符号化音声信号と符号化映像信号
を、同期を取りながら復号するために必要な時間情報を
処理する時間情報処埋部の構成を示す図である。なお、
この時間情報処理部は図1に示す解析手段15に含まれ
るものとして考える。
【0035】同図において、100はストリームの各種
処理を行うストリーム処埋部、101、102は切り換
え手段、103はAND回路、104はカウンタ、10
5は比較回路、106は電圧制御発振器(Voltage cotr
oled oscillator、以下VCOと略記する)、107は
放送受信時の時間情報取り込みを指示するPLoad信
号入力端、108はPES/PS入力端、109は放送
受信時の時間情報であるプログラム時刻基準参照値(Pr
ogram Clock Reference、以下PCRと略記する)入力
端、110は基準クロック出力端、111はPES/P
S切換え信号入力端である。
【0036】はじめに、放送受信時の時間情報を処理す
る場合について説明する。放送受信時には、図1に示す
多重分離手段50からPESが出力されると共に多重分
離手段50によってPCRが分離されて出力される。P
ES/PS切換え信号入力端111から入力される切換
え信号によりストリーム処理部100はPESの処理を
行うように設定され、PES/PS入力端108からP
ESが入力される。ストリーム処理部100は切換え手
段101、102を制御し、AND回路103にPlo
ad信号とPCRが印加されるようにする。AND回路
103はPLoad信号が“H”になった場合にPCR
をカウンタ104に印加する。カウンタ104は印加さ
れたPCRの値をセットしてカウントを行う。PCRの
カウンタ104へのセットは、例えば、ディジタル信号
受信再生装置の電源を入れた直後、または視聴者が番組
を変えたときに行われる。カウンタ104の出力はシス
テムの基本となる同期信号System Time Clock(以下S
TCと略記する)であり、ストリーム処理部100に印
加される。カウンタ104と比較回路105およびVC
O106はPLL(Phase Locked Loop) 回路を構成し
ており、比較回路105によってSTCとPCRの差分
を検出し、これに基いてVCOを制御している。PCR
は定められた間隔以内の時間間隔で送られており、これ
を比較回路5に印加することでVCOの制御が行われ
る。ストリーム処理部100は入力したPESに含まれ
る復号時刻管理情報(Decoding Time Stamp、以下DT
Sと略記する)とSTCを比較して、一致した場合に符
号化音声信号および符号化映像信号の復号が行われるよ
う制御する。このようにして、管理された時間情報に基
いて符号化音声信号および符号化映像信号の復号を行う
ので音声と映像の再生の同期を保つことができる。
【0037】次に、蓄積媒体から入力された信号を再生
する場合について説明する。PES/PS切換え信号入
力端111からの切換え信号により、ストリーム処理部
100はPSを処理するように設定される。ストリーム
処理部100は入力PSに多重された時間情報であるシ
ステム時刻基準参照値(System Clock Reference、以下
SCRと略記する)を分離し、切替え手段102にはS
CRを、101にはSCRをカウンタにセットするタイ
ミングを決めるSLoad信号を印加するとともに、切
替え手段101、102を制御してAND回路103に
SLoad信号およびSCRが印加されるようにする。
これにより、カウンタ104にはSCRがセツトされ、
出力をSTCとしてストリーム処理部100に印加す
る。
【0038】ここで、ディジタル放送においては、複数
の番組の各々が異なる基準時刻を有するので、視聴する
番組を変えた場合は、カウンタにPCRを設定し直す必
要がある。これに対し、蓄積媒体から再生したPSは唯
一つの基準時刻しか有しないので、一旦カウンタ104
にSCRをセットすれば、比較回路105での比較は必
要が無い。このため、PES/PS切換え信号によって
比較回路105の動作を停止させ、VCOの制御電圧を
一定値に固定して固定の周波数で発振させる。
【0039】以上で説明したように、時間情報処埋部に
よって、放送受信時のTSと蓄積媒体から再生したPS
のいずれを入力した場合でも、1つの回路で時間情報の
管理を行うことができる。
【0040】次に、本発明の第2の実施形態を図4を用
いて説明する。
【0041】図4は、本実施形態に係わるディジタル信
号受信再生装置の構成を示すブロック図である。
【0042】同図において、16は、制御CPU12に
従って、受信され誤り訂正手段4から出力されるストリ
ームと蓄積媒体再生手段2から出力されるストリームを
切り替える切替え手段、53は、内部設定レジスタ51
の設定に従って、切替え手段16から出力されたストリ
ームを多重分離部50またはメモリ制御手段6に切り替
える切替え手段である。なお、同図において図1に示す
符号と同一符号の箇所は同一部分を示すので説明を省略
する。
【0043】本実施形態は、第1の実施形態と比べて、
多重分離・選択手段5はストリーム入力端を1つしか持
たず、切替え手段16によって多重分離・選択手段5に
入力するストリームを選択するように構成されている点
で相違する。
【0044】同図において、制御CPU12は、切替え
手段16を制御して、多重分離・選択手段5に入力する
ストリームを選択する。多重分離・選択手段5は、内部
設定レジスタ51の設定に従って切替え手段52と切替
え手段53を制御し入力ストリームの経路を設定する。
これにより第1の実施形態と同様に、1つのメモリ7を
用いて多重分離部50からの出力処理と蓄積媒体再生手
段2からの出力処理とを行うことができると共に、多重
分離・選択手段5のストリーム入力端を1つにまとめる
ことができる。その結果、多重分離・選択手段5をLS
Iとした場合に入力ピンの数を減らすことができる。
【0045】次に、本発明の第3の実施形態を図5を用
いて説明する。
【0046】図5は、本実施形態に係わるディジタル信
号受信再生装置の構成を示すブロック図である。
【0047】同図において、17は、後述する判別手段
54に従って、受信され誤り訂正手段4から出力される
ストリームまたは蓄積媒体再生手段2から出力されるス
トリームを切り替える切替え手段、55は、判別手段5
4に従って、判別手段54から出力されたストリームま
たは多重分離部50から出力されたストリームを切り替
えてメモリ制御手段6に出力する切替え手段、54は、
受信され誤り訂正手段4から出力されたストリームか蓄
積媒体再生手段2から出力されたストリームかを判別す
る判別手段である。なお、同図において図1に示す符号
と同一符号の箇所は同一部分を示すので説明を省略す
る。
【0048】本実施形態は、第2の実施形態に比べて、
図4に示す切替え手段53に代えて判別手段54を設け
た点で相違する。判別手段54は、例えば、入力される
ストリーム(TSまたはPS)のヘッダを解析すること
で入力されたストリームを判別し、ストリームを多重分
離部50または切替え手段55に切り替え出力する。こ
れにより、制御CPU12は多重分離・選択手段5に入
力するストリームがTSであるか、PSであるかを設定
する必要がなく自動的に切り替えることができる。 次
に、本発明の第4の実施形態を図6を用いて説明する。
【0049】図6は、本実施形態に係わるディジタル信
号受信再生装置の構成を示すブロック図である。
【0050】同図において、56は、受信され誤り訂正
手段4から出力されたストリームと蓄積媒体再生手段2
から出力されたストリームとを判別し、受信され誤り訂
正手段4から出力されるストリームを多重分離部50ま
たは蓄積媒体再生手段2から出力されるストリームをメ
モリ制御手段6に出力する判別手段である。なお、同図
において図1に示す符号と同一符号の箇所は同一部分を
示すので説明を省略する。
【0051】本実施形態は、第3の実施形態に比べて、
図5に示す切替え手段17を用いずに、判別手段56に
よって多重分離・選択手段5に入力するストリームの選
択を行うようにした点で相違する。
【0052】これにより、第3の実施形態のように、切
替え手段17を制御する必要が無いので制御内容を簡単
化することができる。
【0053】なお、本実施形態において、誤り訂正手段
4からのストリームの入力と、蓄積媒体再生手段2から
のストリームの入力とが同時に行われる場合は、あらか
じめ判別手段56が、例えば、蓄積媒体再生手段2から
のストリームを優先して出力するように構成しておけば
よい。
【0054】また、上記各実施形態において、多重分離
・選択手段5として示されるブロックを1個の半導体デ
バイスとして構成するように説明したが、1個の半導体
デバイスに含まれるブロックの範囲は多重分離・選択手
段5の範囲に限られるものではなく、例えば、更に、解
析手段15やMPEGデコーダ8までをも含めて1個の
半導体デバイスとして構成してもよい。また、このよう
な単体の半導体デバイスを作製して流通させることが可
能となり、本発明に係わるディジタル信号受信再生装置
を容易に構成することができる。
【0055】上記の各実施形態によれば、ディジタル放
送と蓄積媒体という異なる媒体の信号を再生する構成に
おいてメモリ制御手段6、メモリ7および時間情報管理
ブロックを共用することができ、回路規模を低減するこ
とができる。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、放送と蓄積媒体という
異なる媒体の信号を再生するディジタル信号受信再生装
置において、メモリ制御手段とメモリ、および時間情報
管理ブロックを共用することで回路規模やコストの低減
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係わるディジタル信
号受信再生装置の構成を示すブロック図である。
【図2】各種のディジタル多重ストリームの構成および
それらの関係を示す図である。
【図3】符号化音声信号と符号化映像信号を、同期を取
りながら復号するために必要な時間情報を処理する時間
情報処埋部の構成を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施形態に係わるディジタル信
号受信再生装置の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第3の実施形態に係わるディジタル信
号受信再生装置の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の第4の実施形態に係わるディジタル信
号受信再生装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 アンテナ 2 蓄積媒体再生手段 3 選局・復調手段 4 誤り訂正手段 5 多重分離・選択手段 6 メモリ制御手段 7 メモリ 8 MPEGデコーダ 9 OSD回路 10 D/Aコンバータ 11 ビデオエンコーダ 12 制御CPU 13 映像信号出力端子 14 音声信号出力端子 15 解析手段 16,17,52,53,55 切替え手段 50 多重分離部 54,56 判別手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小味 弘典 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マルチメディアシステム 開発本部内 (72)発明者 奧 万寿男 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マルチメディアシステム 開発本部内 Fターム(参考) 5C059 KK41 MA00 PP04 RB02 RB16 SS02 SS13 TA17 TB01 TC47 UA05 UA31 UA32 UA36 5C064 DA01 DA07 DA12 5K028 AA07 BB04 CC05 DD01 DD02 EE03 EE05 KK01 KK03 KK23 KK32 MM05 MM12 MM16 NN47 SS24

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる方法で多重された2種類のストリ
    ームの再生を行うディジタル信号受信再生装置におい
    て、 ディジタル化および符号化された映像信号および音声信
    号が第1の方法で多重されたストリームから所定のスト
    リームを得る多重分離手段と、前記所定のストリームと
    ディジタル化および符号化された映像信号および音声信
    号が前記第1の方法とは異なる第2の方法で多重された
    ストリームとを切り替え出力する切替え手段と、メモリ
    と、前記切り替え手段から出力されるストリームの前記
    メモリヘの書き込みおよび読み出しを制御するメモリ制
    御手段と、前記メモリ制御手段によって前記メモリから
    読み出されたストリームを解析して復号するための情報
    を抽出する解析手段と、前記情報に基づいて前記メモリ
    から読み出されたストリームを復号する復号手段と、を
    設けたことを特徴とするディジタル信号受信再生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記多重分離手段は前記所定のストリームから受信再生
    時の基準となる第1の時間情報を分離する機能を備え、
    前記解析手段は、前記分離された第1の時間情報を読み
    取ると共に、前記第2の方法で多重されたストリームか
    ら再生時の基準となる第2の時間情報を読み取る機能を
    備え、前記第1の時間情報と第2の時間情報を処理して
    前記復号のための時間情報管理を行うことを特徴とする
    ディジタル信号受信再生装置。
  3. 【請求項3】 請求項1ないしは請求項2のいずれか1
    つの請求項において、 前記第1の方法で多重されたストリームはディジタル化
    および符号化された映像信号および音声信号を固定長の
    パケットに分割して多重されたものであり、前記第2の
    方法で多重されたストリームはディジタル化および符号
    化された映像信号および音声信号が可変長のストリーム
    として多重されたものであることを特徴とするディジタ
    ル信号受信再生装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないしは請求項3のいずれか1
    つの請求項において、 前記第1の方法で多重されたストリームと前記第2の方
    法で多重されたストリームを判別する判別手段を設け、
    前記判別結果に基づいて前記切替え手段を切り替えるこ
    とを特徴とするディジタル信号受信再生装置。
  5. 【請求項5】 異なる方法で多重された2種類のストリ
    ームの受信再生を行うディジタル信号受信再生装置にお
    いて、 ディジタル化および符号化された映像信号および音声信
    号が第1の方法で多重されたストリームとディジタル化
    および符号化された映像信号および音声信号が前記第1
    の方法とは異なる第2の方法で多重されたストリームと
    を切り替え出力する第1の切替え手段と、前記第1の切
    替え手段の出力端に接続される入力端、前記入力端から
    入力され前記第1の方法で多重されたストリームから所
    定のストリームを得る多重分離手段と、前記所定のスト
    リームと前記入力端から入力され前記第2の方法で多重
    されたストリームとを切り替え出力する第2の切替え手
    段と、メモリと、前記第2の切り替え手段から出力され
    るストリームの前記メモリヘの書き込みおよび読み出し
    を制御するメモリ制御手段と、前記メモリ制御手段によ
    って前記メモリから読み出されたストリームを解析して
    復号するための情報を抽出する解析手段と、前記情報に
    基づいて前記メモリから読み出されたストリームを復号
    する復号手段と、を設けたことを特徴とするディジタル
    信号受信再生装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないしは請求項5のいずれか1
    つの請求項において、 前記第2の方法で多重されたストリームを蓄積する媒体
    を装着する蓄積媒体装着手段を備えることを特徴とする
    ディジタル信号受信再生装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないしは請求項5のいずれか1
    つの請求項において、 前記第2の方法で多重されたストリームが蓄積される媒
    体には、前記第1の方法で多重されたストリームと共通
    の基本ストリームからなる可変長のストリームが蓄積さ
    れていることを特徴とするディジタル信号受信再生装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の、前記多重分離手段
    と、前記切替え手段と、前記メモリと、前記メモリ制御
    手段とを備えることを特徴とする半導体デバイス。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載の、前記多重分離手段
    と、前記切替え手段と、前記メモリと、前記メモリ制御
    手段と、前記解析手段とを備えることを特徴とする半導
    体デバイス。
  10. 【請求項10】 請求項4に記載の、前記判別手段と、
    前記多重分離手段と、前記切替え手段と、前記メモリ
    と、前記メモリ制御手段とを備えることを特徴とする半
    導体デバイス。
  11. 【請求項11】 請求項5に記載の、前記入力端と、前
    記判別手段と、前記多重分離手段と、前記切替え手段
    と、前記メモリと、前記メモリ制御手段とを備えること
    を特徴とする半導体デバイス。
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