JP2000196368A - 歪み低減システム - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 、少なくとも１つのキャリア信号の周波数帯
域を除去するために帯域阻止フィルタを使用して、パイ
ロット信号検出を改善する。 【解決手段】 パイロット信号検出システムは例えば、
フィードフォワード歪み低減システムにおいて、キャリ
ア信号は、キャリア信号の周波数帯域に隣接する周波数
における、メイン信号パスに注入されたパイロット信号
を伴うメイン信号パス上にある。キャリア信号およびパ
イロット信号は、メイン信号パス上で増幅されて、メイ
ン信号パス上で歪みを受ける。メイン信号パスからの歪
みを低減するために、フィードフォワード歪み低減シス
テム（６０）は、パイロット信号を検出しかつこれを低
減する。パイロット信号の検出を改善するために、パイ
ロット信号検出システム（６２）は、メイン信号パスか
らの歪みを伴うキャリア信号およびパイロット信号を表
す信号をパイロット検出パスに提供する。
域を除去するために帯域阻止フィルタを使用して、パイ
ロット信号検出を改善する。 【解決手段】 パイロット信号検出システムは例えば、
フィードフォワード歪み低減システムにおいて、キャリ
ア信号は、キャリア信号の周波数帯域に隣接する周波数
における、メイン信号パスに注入されたパイロット信号
を伴うメイン信号パス上にある。キャリア信号およびパ
イロット信号は、メイン信号パス上で増幅されて、メイ
ン信号パス上で歪みを受ける。メイン信号パスからの歪
みを低減するために、フィードフォワード歪み低減シス
テム（６０）は、パイロット信号を検出しかつこれを低
減する。パイロット信号の検出を改善するために、パイ
ロット信号検出システム（６２）は、メイン信号パスか
らの歪みを伴うキャリア信号およびパイロット信号を表
す信号をパイロット検出パスに提供する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、増幅器に係り、特
に帯域阻止フィルタを使用するフィードフォワード歪み
低減システムに関する。
に帯域阻止フィルタを使用するフィードフォワード歪み
低減システムに関する。
【０００２】
【従来の技術】増幅器は、歪みまたは非線形成分および
信号成分を含む出力信号を生成する信号に、しばしば望
ましくない歪みを加える。この歪みは、入力信号にたい
して加えられる、または悪影響を与える望ましくないい
かなる信号も含む。したがって、増幅器により生成され
る歪みを実質的に除去できるまたは大幅に低減できる技
術を考案するニーズがある。
信号成分を含む出力信号を生成する信号に、しばしば望
ましくない歪みを加える。この歪みは、入力信号にたい
して加えられる、または悪影響を与える望ましくないい
かなる信号も含む。したがって、増幅器により生成され
る歪みを実質的に除去できるまたは大幅に低減できる技
術を考案するニーズがある。
【０００３】フィードフォワード補正は、現在の増幅器
において、様々な入力パターンとの増幅器の線形性を改
善するために、ルーチン的に使用される。フィードフォ
ワード補正のエッセンスは、最終の加算点における歪み
がキャンセルされるように、増幅器により生成される相
互変調（ＩＭＤ）成分のような歪みを操作することであ
る。
において、様々な入力パターンとの増幅器の線形性を改
善するために、ルーチン的に使用される。フィードフォ
ワード補正のエッセンスは、最終の加算点における歪み
がキャンセルされるように、増幅器により生成される相
互変調（ＩＭＤ）成分のような歪みを操作することであ
る。
【０００４】入力ＲＦキャリアパターンおよび結果の歪
みロケーションの非予測性のために、既知の周波数成
分、即ちパイロット信号が、増幅プロセスにより生成さ
れた歪みと共にメイン信号パスに注入される。フィード
フォワード増幅器において、フィードフォワード歪み低
減回路が、歪みに伴うパイロット信号を最小化する。こ
のようにして、パイロット信号を検出しかつキャンセル
するようにフィードフォワード歪み低減回路を設計する
ことにより、歪みも除去されうる。
みロケーションの非予測性のために、既知の周波数成
分、即ちパイロット信号が、増幅プロセスにより生成さ
れた歪みと共にメイン信号パスに注入される。フィード
フォワード増幅器において、フィードフォワード歪み低
減回路が、歪みに伴うパイロット信号を最小化する。こ
のようにして、パイロット信号を検出しかつキャンセル
するようにフィードフォワード歪み低減回路を設計する
ことにより、歪みも除去されうる。
【０００５】パイロット信号は、電気回路の動作の周波
数帯域の近くにスペクトル的に位置する少なくとも１つ
の周波数成分を含む電気信号である。パイロット信号の
より完全な説明は図１に示されており、パイロット信号
の位置を含む無線周波数（ＲＦ）増幅器の周波数応答が
示されている。パイロット信号は、動作帯域の下側エッ
ヂに位置することができ（例えば、パイロット１）、お
よび／または動作帯域の上側エッヂの近くに位置するこ
とができる。
数帯域の近くにスペクトル的に位置する少なくとも１つ
の周波数成分を含む電気信号である。パイロット信号の
より完全な説明は図１に示されており、パイロット信号
の位置を含む無線周波数（ＲＦ）増幅器の周波数応答が
示されている。パイロット信号は、動作帯域の下側エッ
ヂに位置することができ（例えば、パイロット１）、お
よび／または動作帯域の上側エッヂの近くに位置するこ
とができる。
【０００６】パイロットは、その中心周波数がｆ0の動
作帯域のエッヂからΔｆのスペクトル距離に位置してい
る。パイロット信号の電気的特性（例えば、振幅、位相
応答、スペクトル的内容）は知られている。パイロット
信号は、所定の振幅の１つまたは２つ以上のスペクトル
成分を有するものとして示されているが、パイロット信
号は、様々な振幅を有する複数のスペクトル成分を含む
ことができる。
作帯域のエッヂからΔｆのスペクトル距離に位置してい
る。パイロット信号の電気的特性（例えば、振幅、位相
応答、スペクトル的内容）は知られている。パイロット
信号は、所定の振幅の１つまたは２つ以上のスペクトル
成分を有するものとして示されているが、パイロット信
号は、様々な振幅を有する複数のスペクトル成分を含む
ことができる。
【０００７】フィードフォワード歪み低減回路は、パイ
ロット信号をＲＦ増幅器に加えることにより、および与
えられたパイロット信号から得られる情報に基づく調節
を行うことにより、ＲＦ増幅器により生成された歪みを
低減する。図２は、フィードフォワード補正回路１０を
示す。これは、ＲＦ増幅器１２により生成された歪みを
低減するために、パイロット信号から得られた情報を使
用する。
ロット信号をＲＦ増幅器に加えることにより、および与
えられたパイロット信号から得られる情報に基づく調節
を行うことにより、ＲＦ増幅器により生成された歪みを
低減する。図２は、フィードフォワード補正回路１０を
示す。これは、ＲＦ増幅器１２により生成された歪みを
低減するために、パイロット信号から得られた情報を使
用する。
【０００８】例えば、少なくとも１つのキャリア信号を
含む入力信号が、スプリッタ１４に与えられる。スプリ
ッタ１４は、入力信号を、メイン信号パス１６およびフ
ィードフォワードパス１８上で複製する。スプリッタ１
４は、ループ＃１と呼ばれるフィードフォワードループ
の一部であり、ループ＃１は、スプリッタ１４に加え
て、利得および位相回路２０、カプラ２２、ＲＦ増幅器
１２、遅延回路２４およびカプラ２６および２８を含
む。
含む入力信号が、スプリッタ１４に与えられる。スプリ
ッタ１４は、入力信号を、メイン信号パス１６およびフ
ィードフォワードパス１８上で複製する。スプリッタ１
４は、ループ＃１と呼ばれるフィードフォワードループ
の一部であり、ループ＃１は、スプリッタ１４に加え
て、利得および位相回路２０、カプラ２２、ＲＦ増幅器
１２、遅延回路２４およびカプラ２６および２８を含
む。
【０００９】メインパス１６上の信号は、利得および位
相回路２０に加えられる。利得および位相回路２０の出
力およびパイロット信号は、カプラ２２に与えられる。
典型的には、パイロット信号の振幅は、増幅器１２の動
作と干渉しないように、入力信号の振幅よりも遙かに小
さい（例えば、３０ｄＢ小さい）。カプラ２２の出力
は、増幅器１２に与えられる。増幅器１２の出力は、増
幅された入力信号、増幅されたパイロット信号および増
幅器１２により生成された歪み信号を含む。
相回路２０に加えられる。利得および位相回路２０の出
力およびパイロット信号は、カプラ２２に与えられる。
典型的には、パイロット信号の振幅は、増幅器１２の動
作と干渉しないように、入力信号の振幅よりも遙かに小
さい（例えば、３０ｄＢ小さい）。カプラ２２の出力
は、増幅器１２に与えられる。増幅器１２の出力は、増
幅された入力信号、増幅されたパイロット信号および増
幅器１２により生成された歪み信号を含む。
【００１０】増幅器１２の出力の一部がカプラ２６から
得られて、結合パス３０を介してカプラ２８において、
フィードフォワードパス１８上の入力信号の遅延された
バージョンと結合されて、パイロット信号を、フィード
フォワードパス１８上の歪みと分離する。フィードフォ
ワードパス１８上の入力信号は、そのような信号がパス
３０を介してカプラ２８において表れる信号と同じ遅延
を有するように、遅延回路２４により十分遅延される。
得られて、結合パス３０を介してカプラ２８において、
フィードフォワードパス１８上の入力信号の遅延された
バージョンと結合されて、パイロット信号を、フィード
フォワードパス１８上の歪みと分離する。フィードフォ
ワードパス１８上の入力信号は、そのような信号がパス
３０を介してカプラ２８において表れる信号と同じ遅延
を有するように、遅延回路２４により十分遅延される。
【００１１】利得および位相回路２０は、パス３０を介
してカプラ２８において表れる信号が、カプラ２８にお
ける遅延された入力信号と実質的に逆となる（振幅は等
しく、１８０°の位相差を有する）ように、信号の利得
および／または位相を調節するために、制御パス３２を
介して、制御信号で制御される。利得および位相回路２
０の制御パス３２上に表れる制御信号は、検出回路３３
を使用して周知の方法で、カプラ２８の出力において、
信号から得られる。
してカプラ２８において表れる信号が、カプラ２８にお
ける遅延された入力信号と実質的に逆となる（振幅は等
しく、１８０°の位相差を有する）ように、信号の利得
および／または位相を調節するために、制御パス３２を
介して、制御信号で制御される。利得および位相回路２
０の制御パス３２上に表れる制御信号は、検出回路３３
を使用して周知の方法で、カプラ２８の出力において、
信号から得られる。
【００１２】検出回路３３は、ナリング（nulling）回
路に接続されたログ検出器を含むことができる。このよ
うにして、キャリア信号のような入力信号の振幅が検出
されて、ナリング回路は、制御パス３２に制御信号を提
供することにより、キャリア信号の振幅を減少させるよ
うに試みる。代替的な検出回路は、信号の振幅、位相お
よび／または周波数のような周知の電気信号特性を検出
することができる。
路に接続されたログ検出器を含むことができる。このよ
うにして、キャリア信号のような入力信号の振幅が検出
されて、ナリング回路は、制御パス３２に制御信号を提
供することにより、キャリア信号の振幅を減少させるよ
うに試みる。代替的な検出回路は、信号の振幅、位相お
よび／または周波数のような周知の電気信号特性を検出
することができる。
【００１３】カプラ２８へ与えられる入力信号は、互い
に実質的にうち消しあい、増幅器１２により生成された
歪みを有するパイロット信号をカプラ２８の出力におい
て渡す。したがって、ループ＃１は、フィードフォワー
ドパス１８において、増幅器１２により生成された歪み
とパイロット信号とを分離するように働くフィードフォ
ワードループである。
に実質的にうち消しあい、増幅器１２により生成された
歪みを有するパイロット信号をカプラ２８の出力におい
て渡す。したがって、ループ＃１は、フィードフォワー
ドパス１８において、増幅器１２により生成された歪み
とパイロット信号とを分離するように働くフィードフォ
ワードループである。
【００１４】カプラ２８の出力における歪みを有するパ
イロット信号は、利得および位相回路３４に供給され
る。利得および位相回路３４の出力は、その出力がカプ
ラ３８に与えられる増幅器３６に供給される。増幅器１
２の後のメイン信号パス１６上の信号（キャリア信号、
歪みを伴うパイロット信号）の一部は、その出力がカプ
ラ３８に供給される遅延回路４０に供給される。遅延回
路４０は、増幅器１２の出力からの信号が、カプラ３８
に与えられるように設計される。カプラ３８は、カプラ
３８に与えられる増幅器３６の出力からの信号と、実質
的に同じ遅延を受けるようになっている。
イロット信号は、利得および位相回路３４に供給され
る。利得および位相回路３４の出力は、その出力がカプ
ラ３８に与えられる増幅器３６に供給される。増幅器１
２の後のメイン信号パス１６上の信号（キャリア信号、
歪みを伴うパイロット信号）の一部は、その出力がカプ
ラ３８に供給される遅延回路４０に供給される。遅延回
路４０は、増幅器１２の出力からの信号が、カプラ３８
に与えられるように設計される。カプラ３８は、カプラ
３８に与えられる増幅器３６の出力からの信号と、実質
的に同じ遅延を受けるようになっている。
【００１５】パイロット信号の周波数、振幅および他の
電気的特性が既知であるので、パイロット検出回路４２
は、ログ検出器または他の周知の検出回路のような検出
回路を使用して、パイロット信号の振幅またはカプラ４
４を介してパイロット信号の一部を検出することがで
き、ナリング回路を使用して、位相および利得回路３４
へ制御信号を提供することにより、パイロット信号の振
幅を減少させることができる。
電気的特性が既知であるので、パイロット検出回路４２
は、ログ検出器または他の周知の検出回路のような検出
回路を使用して、パイロット信号の振幅またはカプラ４
４を介してパイロット信号の一部を検出することがで
き、ナリング回路を使用して、位相および利得回路３４
へ制御信号を提供することにより、パイロット信号の振
幅を減少させることができる。
【００１６】一般に、検出回路４２は、パイロット信号
を検出して、この情報を、メインパス１６上のパイロッ
ト信号がカプラ３８におけるフィードフォワードパス１
８上のパイロット信号の実質的に逆である（振幅が等し
く位相が１８０°異なる）となるように、利得および位
相回路３４に、フィードフォワードパス１８上のパイロ
ット信号を修正させるために、制御信号をパス４６上に
生成するために使用する。
を検出して、この情報を、メインパス１６上のパイロッ
ト信号がカプラ３８におけるフィードフォワードパス１
８上のパイロット信号の実質的に逆である（振幅が等し
く位相が１８０°異なる）となるように、利得および位
相回路３４に、フィードフォワードパス１８上のパイロ
ット信号を修正させるために、制御信号をパス４６上に
生成するために使用する。
【００１７】対応するパイロット信号および歪みは、カ
プラ３８において互いにうち消し合い、システムの出力
にキャリア信号を渡す。したがって、カプラ２６、カプ
ラ２８、利得および位相回路３４、増幅器３６、カプラ
３８および遅延回路４０を含むループ＃２は、パイロッ
ト信号をキャンセルして、増幅器１２により生成された
歪みを実質的にキャンセルすることを試みるフィードフ
ォワードループである。
プラ３８において互いにうち消し合い、システムの出力
にキャリア信号を渡す。したがって、カプラ２６、カプ
ラ２８、利得および位相回路３４、増幅器３６、カプラ
３８および遅延回路４０を含むループ＃２は、パイロッ
ト信号をキャンセルして、増幅器１２により生成された
歪みを実質的にキャンセルすることを試みるフィードフ
ォワードループである。
【００１８】実際のシステムにおいて、しかし、歪みお
よびパイロット信号の完全な相殺はまれである。これ
は、相殺の後、パイロット信号を検出することが困難で
あることにより少なくとも部分的に説明される。パイロ
ット信号の振幅は、典型的には、パイロットの相殺およ
びインバンドキャリア信号の振幅に対するパイロット信
号の相対的な振幅の相殺のために、フィードフォワード
歪み低減システムの出力において、比較的小さい。
よびパイロット信号の完全な相殺はまれである。これ
は、相殺の後、パイロット信号を検出することが困難で
あることにより少なくとも部分的に説明される。パイロ
ット信号の振幅は、典型的には、パイロットの相殺およ
びインバンドキャリア信号の振幅に対するパイロット信
号の相対的な振幅の相殺のために、フィードフォワード
歪み低減システムの出力において、比較的小さい。
【００１９】
【発明が解決しようとする課題】したがって、パイロッ
ト信号の検出を改善するためのパイロット検出システム
に対するニーズが存在する。改善されたパイロット信号
検出で、パイロット信号の改善された低減が達成され
て、改善された歪み低減が得られる。
ト信号の検出を改善するためのパイロット検出システム
に対するニーズが存在する。改善されたパイロット信号
検出で、パイロット信号の改善された低減が達成され
て、改善された歪み低減が得られる。
【００２０】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも１
つのキャリア信号の周波数帯域を除去するために帯域阻
止フィルタを使用してパイロット信号検出を改善するパ
イロット信号検出システムである。例えば、フィードフ
ォワード歪み低減システムにおいて、キャリア信号は、
パイロット信号と共にメイン信号パス上にある。パイロ
ット信号は、キャリア信号の周波数帯域に隣接する周波
数において、メイン信号パスに注入される。キャリア信
号およびパイロット信号は、メイン信号パス上で増幅さ
れて、メイン信号パス上で歪みを生じる。
つのキャリア信号の周波数帯域を除去するために帯域阻
止フィルタを使用してパイロット信号検出を改善するパ
イロット信号検出システムである。例えば、フィードフ
ォワード歪み低減システムにおいて、キャリア信号は、
パイロット信号と共にメイン信号パス上にある。パイロ
ット信号は、キャリア信号の周波数帯域に隣接する周波
数において、メイン信号パスに注入される。キャリア信
号およびパイロット信号は、メイン信号パス上で増幅さ
れて、メイン信号パス上で歪みを生じる。
【００２１】メイン信号パスからの歪みを低減するため
に、フィードフォワード歪み低減システムは、パイロッ
ト信号を検出しこれを減少させる。パイロット信号の検
出を改善するために、パイロット信号検出システムは、
メイン信号パスからの歪みを伴うキャリア信号およびパ
イロット信号を表す信号を、パイロット検出パスに提供
する。パイロット検出パス上の帯域阻止フィルタは、キ
ャリア信号の周波数帯域を除去し、一方、パイロット信
号の周波数がパイロット検出回路に対して通過すること
を許容する。
に、フィードフォワード歪み低減システムは、パイロッ
ト信号を検出しこれを減少させる。パイロット信号の検
出を改善するために、パイロット信号検出システムは、
メイン信号パスからの歪みを伴うキャリア信号およびパ
イロット信号を表す信号を、パイロット検出パスに提供
する。パイロット検出パス上の帯域阻止フィルタは、キ
ャリア信号の周波数帯域を除去し、一方、パイロット信
号の周波数がパイロット検出回路に対して通過すること
を許容する。
【００２２】キャリア信号の存在なしに、パイロット検
出回路は、パイロット検出パス上のパイロット信号をよ
り正確に検出することができる。検出されたパイロット
信号に応答して、パイロット検出回路は、制御信号を提
供して、メイン信号パス上の信号とフィードフォワード
パス上の信号との間の相対的な位相および／または利得
を変化させることにより、パイロット信号の低減を改善
することができる。したがって、パイロット信号の検出
を改善することにより、パイロット検出システムは、パ
イロット信号の低減を改善し、したがって歪みの低減を
改善する。
出回路は、パイロット検出パス上のパイロット信号をよ
り正確に検出することができる。検出されたパイロット
信号に応答して、パイロット検出回路は、制御信号を提
供して、メイン信号パス上の信号とフィードフォワード
パス上の信号との間の相対的な位相および／または利得
を変化させることにより、パイロット信号の低減を改善
することができる。したがって、パイロット信号の検出
を改善することにより、パイロット検出システムは、パ
イロット信号の低減を改善し、したがって歪みの低減を
改善する。
【００２３】
【発明の実施の形態】本発明の原理によるパイロット信
号検出システムの一実施形態が、フィードフォワード歪
み低減システムにおいて以下に説明される。図３は、パ
イロット信号の検出を改善するためにパイロット信号検
出システム６２を使用するフィードフォワード歪み低減
システム６０の概略ブロック図を示す。この実施形態に
おいて、パイロット信号検出システム６２は、カプラ６
４を含む。カプラ６４は、増幅されたキャリア信号およ
びメイン信号パス１６からのパイロット信号の無線周波
数（ＲＦ）表現を、パイロット信号検出パス６６に提供
する。
号検出システムの一実施形態が、フィードフォワード歪
み低減システムにおいて以下に説明される。図３は、パ
イロット信号の検出を改善するためにパイロット信号検
出システム６２を使用するフィードフォワード歪み低減
システム６０の概略ブロック図を示す。この実施形態に
おいて、パイロット信号検出システム６２は、カプラ６
４を含む。カプラ６４は、増幅されたキャリア信号およ
びメイン信号パス１６からのパイロット信号の無線周波
数（ＲＦ）表現を、パイロット信号検出パス６６に提供
する。
【００２４】帯域阻止フィルタ６８は、キャリア信号の
周波数帯域を除去するが、パイロット信号がパイロット
検出回路７０に対して通過することを許容する。キャリ
ア信号を除去することにより、帯域阻止フィルタ６８
は、パイロット信号に対するより広い範囲の振幅をパイ
ロット検出回路７０が検出可能とすることにより、キャ
リア信号がパイロット信号と干渉しないので、パイロッ
ト信号検出を改善する。
周波数帯域を除去するが、パイロット信号がパイロット
検出回路７０に対して通過することを許容する。キャリ
ア信号を除去することにより、帯域阻止フィルタ６８
は、パイロット信号に対するより広い範囲の振幅をパイ
ロット検出回路７０が検出可能とすることにより、キャ
リア信号がパイロット信号と干渉しないので、パイロッ
ト信号検出を改善する。
【００２５】パイロット信号がキャリア周波数に対する
振幅応答を正確に反映するように、パイロットを可能な
限りキャリア周波数帯域に近く位置させることが望まし
い。そのようにすることにおいて、しかし、キャリア信
号の存在は、より小さい振幅の低減されたパイロット信
号を検出する能力を妨げる。帯域阻止フィルタ６８を使
用することにより、キャリア信号は、パイロット信号検
出パス６６から除去され、低減されたパイロット信号
は、パイロット検出回路７０によりより正確に測定され
うる。
振幅応答を正確に反映するように、パイロットを可能な
限りキャリア周波数帯域に近く位置させることが望まし
い。そのようにすることにおいて、しかし、キャリア信
号の存在は、より小さい振幅の低減されたパイロット信
号を検出する能力を妨げる。帯域阻止フィルタ６８を使
用することにより、キャリア信号は、パイロット信号検
出パス６６から除去され、低減されたパイロット信号
は、パイロット検出回路７０によりより正確に測定され
うる。
【００２６】パイロット検出回路７０は、パイロット信
号の振幅の直流（ＤＣ）信号表現を提供するログ検出器
７２、およびフィードフォワードパス１８上の利得およ
び位相回路７８に対して、制御ライン７６上の利得およ
び／または位相調節を提供することにより、パイロット
信号の振幅を低減することを試みるナリング回路７４を
含む。帯域阻止フィルタ６８は、パイロット信号のより
多くの振幅がパイロット検出回路７０により検出される
ことを可能にするので、パイロット検出システム６２
は、利得および／または位相制御信号を提供して、カプ
ラ３８におけるパイロット信号のより正確なキャンセル
を可能し、メイン信号パス１６上の歪みのキャンセルを
改善する。
号の振幅の直流（ＤＣ）信号表現を提供するログ検出器
７２、およびフィードフォワードパス１８上の利得およ
び位相回路７８に対して、制御ライン７６上の利得およ
び／または位相調節を提供することにより、パイロット
信号の振幅を低減することを試みるナリング回路７４を
含む。帯域阻止フィルタ６８は、パイロット信号のより
多くの振幅がパイロット検出回路７０により検出される
ことを可能にするので、パイロット検出システム６２
は、利得および／または位相制御信号を提供して、カプ
ラ３８におけるパイロット信号のより正確なキャンセル
を可能し、メイン信号パス１６上の歪みのキャンセルを
改善する。
【００２７】動作において、フィードフォワード歪み低
減システム６０は、増幅されるべき信号Ｓを受信し、ス
プリッタ１４は、信号Ｓのアナログ表現を、メイン信号
パス１６およびフィードフォワードパス１８に提供す
る。メイン信号パス１６上の信号Ｓは、利得および位相
回路２０に与えられる。利得および位相回路２０の出力
は、カプラ２２のメインレグに与えられる。パイロット
信号ジェネレータ８０は、パイロット信号を生成し、こ
のパイロット信号をカプラ２２の第２レグに提供する。
カプラ２２は、パイロット信号をメイン信号パスに注入
する。
減システム６０は、増幅されるべき信号Ｓを受信し、ス
プリッタ１４は、信号Ｓのアナログ表現を、メイン信号
パス１６およびフィードフォワードパス１８に提供す
る。メイン信号パス１６上の信号Ｓは、利得および位相
回路２０に与えられる。利得および位相回路２０の出力
は、カプラ２２のメインレグに与えられる。パイロット
信号ジェネレータ８０は、パイロット信号を生成し、こ
のパイロット信号をカプラ２２の第２レグに提供する。
カプラ２２は、パイロット信号をメイン信号パスに注入
する。
【００２８】パイロット信号は、１つまたは２つ以上の
スペクトル成分または変化するスペクトル成分を有する
ことができる。この実施形態において、パイロットジェ
ネレータ８０は、キャリア周波数帯域に隣接し、かつそ
のいずれかの側にあるスペクトル成分を有するパイロッ
ト信号を生成する。例えば、パイロット信号は、８７０
ＭＨｚと９００ＭＨｚとの間にあるキャリア周波数帯域
と共に、約８５０ＭＨｚおよび／または９２０ＭＨｚに
おけるスペクトル成分を伴って生成されうる。この実施
形態に形態において、パイロット信号はキャリア信号よ
りも約３０ｄＢ低くなる。
スペクトル成分または変化するスペクトル成分を有する
ことができる。この実施形態において、パイロットジェ
ネレータ８０は、キャリア周波数帯域に隣接し、かつそ
のいずれかの側にあるスペクトル成分を有するパイロッ
ト信号を生成する。例えば、パイロット信号は、８７０
ＭＨｚと９００ＭＨｚとの間にあるキャリア周波数帯域
と共に、約８５０ＭＨｚおよび／または９２０ＭＨｚに
おけるスペクトル成分を伴って生成されうる。この実施
形態に形態において、パイロット信号はキャリア信号よ
りも約３０ｄＢ低くなる。
【００２９】メイン信号パス１６上のパイロット信号お
よびキャリア信号は、増幅器１２に与えられる。増幅器
１２の出力は、増幅された信号Ｓ、増幅されたパイロッ
ト信号Ｐおよび増幅器１２により生成された歪みＤを含
む。増幅器１２の出力Ｓ，ＰおよびＤの一部が、カプラ
２６を介して結合パス３０に置かれて、フィードフォワ
ードパス１８上の信号Ｓの遅延されたバージョンと結合
されて、フィードフォワードパス１８上でパイロットＰ
と歪みＤを分離する。
よびキャリア信号は、増幅器１２に与えられる。増幅器
１２の出力は、増幅された信号Ｓ、増幅されたパイロッ
ト信号Ｐおよび増幅器１２により生成された歪みＤを含
む。増幅器１２の出力Ｓ，ＰおよびＤの一部が、カプラ
２６を介して結合パス３０に置かれて、フィードフォワ
ードパス１８上の信号Ｓの遅延されたバージョンと結合
されて、フィードフォワードパス１８上でパイロットＰ
と歪みＤを分離する。
【００３０】利得および位相回路２０は、カプラ２８に
おけるＤを伴う増幅された信号Ｓ，Ｐが、パス１８上の
遅延された信号Ｓの実質的な逆数（振幅が等しく、位相
が１８０°異なる）となるように、増幅器１２の前で、
メイン信号パス１６上のキャリア信号Ｓの利得および位
相を調節するように、位相および利得コントローラ３３
により制御される。このように、信号を結合すること
は、フィードフォワードパス１８上のパイロットＰと歪
みＤとを分離するように打ち消し合う。
おけるＤを伴う増幅された信号Ｓ，Ｐが、パス１８上の
遅延された信号Ｓの実質的な逆数（振幅が等しく、位相
が１８０°異なる）となるように、増幅器１２の前で、
メイン信号パス１６上のキャリア信号Ｓの利得および位
相を調節するように、位相および利得コントローラ３３
により制御される。このように、信号を結合すること
は、フィードフォワードパス１８上のパイロットＰと歪
みＤとを分離するように打ち消し合う。
【００３１】利得および位相回路２０の制御パス３２上
に表れる制御信号は、結合パス３０上の増幅された信号
Ｓ，ＰおよびＤの一部およびパス１８上の信号Ｓの遅延
されたバージョンから得ることができ、および／または
カプラ２８の出力から得ることができる。この実施形態
において、利得コントローラ３３は、カプラ８２から、
カプラ２８の出力を表す信号を受信して、キャリア信号
Ｓのキャンセルがカプラ２８においてどのようにうまく
行われるかを決定する。
に表れる制御信号は、結合パス３０上の増幅された信号
Ｓ，ＰおよびＤの一部およびパス１８上の信号Ｓの遅延
されたバージョンから得ることができ、および／または
カプラ２８の出力から得ることができる。この実施形態
において、利得コントローラ３３は、カプラ８２から、
カプラ２８の出力を表す信号を受信して、キャリア信号
Ｓのキャンセルがカプラ２８においてどのようにうまく
行われるかを決定する。
【００３２】利得および位相コントローラ３３は、カプ
ラ８２からの信号の振幅の直流（ＤＣ）信号表現を提供
するログ検出器８４，およびメイン信号パス１６上の利
得および位相回路２０に対して制御ライン３２上の利得
および／または位相調節を提供することにより、信号Ｓ
の振幅を低減することを試みるナリング回路８４を含む
ことができる。結合信号Ｓのキャンセルが改善するの
で、フィードフォワード歪み低減は、フィードフォワー
ドパス１８上のパイロットＰと歪みＤとの分離を改善す
る。
ラ８２からの信号の振幅の直流（ＤＣ）信号表現を提供
するログ検出器８４，およびメイン信号パス１６上の利
得および位相回路２０に対して制御ライン３２上の利得
および／または位相調節を提供することにより、信号Ｓ
の振幅を低減することを試みるナリング回路８４を含む
ことができる。結合信号Ｓのキャンセルが改善するの
で、フィードフォワード歪み低減は、フィードフォワー
ドパス１８上のパイロットＰと歪みＤとの分離を改善す
る。
【００３３】フィードフォワードパス１８上の分離され
たパイロットＰおよび歪みＤは、メイン信号パス１６上
のパイロットＰおよび歪みＤとキャンセルするようにフ
ィードフォワードされる。この実施形態において、カプ
ラ８２の出力は、利得および位相調節器７８に与えられ
る。利得および位相調節器７８は、パイロット検出回路
７０からの位相および利得制御信号にしたがって、フィ
ードフォワードパス１８上のパイロット信号Ｐおよび歪
みＤを調節する。
たパイロットＰおよび歪みＤは、メイン信号パス１６上
のパイロットＰおよび歪みＤとキャンセルするようにフ
ィードフォワードされる。この実施形態において、カプ
ラ８２の出力は、利得および位相調節器７８に与えられ
る。利得および位相調節器７８は、パイロット検出回路
７０からの位相および利得制御信号にしたがって、フィ
ードフォワードパス１８上のパイロット信号Ｐおよび歪
みＤを調節する。
【００３４】利得および位相調節器７８の出力は、その
出力が増幅されたパイロット信号および歪みＤを含む増
幅器３６に与えられる。増幅されたパイロット信号およ
び歪みＤは、増幅器３６から出力されて、カプラ３８に
提供される。カプラ３８は、フィードフォワードパスか
らの信号ＰおよびＤの対応する部分とメイン信号パス１
６上の対応する部分とを破壊的に結合し、カプラ３８の
出力において、低減されたパイロット信号Ｐおよび歪み
Ｄを有する増幅された信号Ｓを生成する。
出力が増幅されたパイロット信号および歪みＤを含む増
幅器３６に与えられる。増幅されたパイロット信号およ
び歪みＤは、増幅器３６から出力されて、カプラ３８に
提供される。カプラ３８は、フィードフォワードパスか
らの信号ＰおよびＤの対応する部分とメイン信号パス１
６上の対応する部分とを破壊的に結合し、カプラ３８の
出力において、低減されたパイロット信号Ｐおよび歪み
Ｄを有する増幅された信号Ｓを生成する。
【００３５】パイロット信号Ｐの低減およびそれによる
歪みＤの低減を改善するために、増幅された信号Ｓおよ
び歪みＤを伴う低減されたパイロット信号Ｐの表現が、
システム６０の出力から得られて、カプラ６４を使用し
て、パイロット信号検出パス６６上に出力される。パイ
ロット検出パス６６上のパイロット信号の検出を改善す
るために、帯域阻止フィルタ６８が、パイロット検出パ
ス６６上に提供される。
歪みＤの低減を改善するために、増幅された信号Ｓおよ
び歪みＤを伴う低減されたパイロット信号Ｐの表現が、
システム６０の出力から得られて、カプラ６４を使用し
て、パイロット信号検出パス６６上に出力される。パイ
ロット検出パス６６上のパイロット信号の検出を改善す
るために、帯域阻止フィルタ６８が、パイロット検出パ
ス６６上に提供される。
【００３６】図４は、パイロット検出システム６２の一
実施形態における帯域阻止フィルタ６８についての周波
数応答のグラフ的表現を示す。図示されているように、
８５０ＭＨｚおよび９２０ＭＨｚのパイロット信号が、
帯域阻止フィルタ６８を通ってパイロット検出回路７０
まで通過するが、帯域阻止フィルタは、インバンドキャ
リア信号、例えば約８６９ＭＨｚと８９４ＭＨｚとの間
の信号を除去する。１．９−２．０ギガヘルツ（ＧＨ
ｚ）または２．１−２．２ＧＨｚのような他の周波数帯
域は、帯域阻止フィルタ６８により除去されうる。
実施形態における帯域阻止フィルタ６８についての周波
数応答のグラフ的表現を示す。図示されているように、
８５０ＭＨｚおよび９２０ＭＨｚのパイロット信号が、
帯域阻止フィルタ６８を通ってパイロット検出回路７０
まで通過するが、帯域阻止フィルタは、インバンドキャ
リア信号、例えば約８６９ＭＨｚと８９４ＭＨｚとの間
の信号を除去する。１．９−２．０ギガヘルツ（ＧＨ
ｚ）または２．１−２．２ＧＨｚのような他の周波数帯
域は、帯域阻止フィルタ６８により除去されうる。
【００３７】パイロット検出回路は、キャリア信号が、
パイロット信号の検出を妨害せずまたはこれと干渉しな
いので、低減されたパイロット信号のより広い範囲の帯
域幅を検出することができる。帯域阻止フィルタ６８を
使用することにより、キャリア信号は、パイロット信号
検出パス６６から除去され、低減されたパイロット信号
は、パイロット検出回路７０によりより正確に測定され
うる。例えば、図４において、帯域阻止フィルタ６８
は、約６０ｄＢだけキャリア信号を除去し、これはパイ
ロット信号を検出する能力を改善する。
パイロット信号の検出を妨害せずまたはこれと干渉しな
いので、低減されたパイロット信号のより広い範囲の帯
域幅を検出することができる。帯域阻止フィルタ６８を
使用することにより、キャリア信号は、パイロット信号
検出パス６６から除去され、低減されたパイロット信号
は、パイロット検出回路７０によりより正確に測定され
うる。例えば、図４において、帯域阻止フィルタ６８
は、約６０ｄＢだけキャリア信号を除去し、これはパイ
ロット信号を検出する能力を改善する。
【００３８】この実施形態において、パイロット検出回
路７０は、ログ検出器７２を含み、ログ検出器７２は、
帯域阻止フィルタ６８から、パイロット検出パス６６上
の低減されたパイロット信号を受信する。ログ検出器７
２は、パス６６上のパイロット信号の振幅を表すＤＣ信
号を生成する。ナリング回路７４は、パイロット信号の
振幅を表す信号を受信して、カプラ３８における信号結
合間の相対的な位相および／または利得を調節するため
に、利得および／または位相制御信号を提供することに
より、ログ検出器７２からの振幅信号の振幅を低減する
ことを試みる。
路７０は、ログ検出器７２を含み、ログ検出器７２は、
帯域阻止フィルタ６８から、パイロット検出パス６６上
の低減されたパイロット信号を受信する。ログ検出器７
２は、パス６６上のパイロット信号の振幅を表すＤＣ信
号を生成する。ナリング回路７４は、パイロット信号の
振幅を表す信号を受信して、カプラ３８における信号結
合間の相対的な位相および／または利得を調節するため
に、利得および／または位相制御信号を提供することに
より、ログ検出器７２からの振幅信号の振幅を低減する
ことを試みる。
【００３９】この実施形態において、パイロット検出回
路７０は、利得および／または位相制御信号を、フィー
ドフォワードパス１８上の利得および位相回路７８に提
供する。このようにして、パイロット信号検出回路７０
は、フィードフォワードパス１８上のパイロット信号Ｐ
および歪みＤについて実行される利得および／または位
相調節を調節するために、利得および／または位相制御
信号を提供して、カプラ３８におけるメイン信号パス１
６からのパイロット信号Ｐと歪みＤとのキャンセルを改
善する。
路７０は、利得および／または位相制御信号を、フィー
ドフォワードパス１８上の利得および位相回路７８に提
供する。このようにして、パイロット信号検出回路７０
は、フィードフォワードパス１８上のパイロット信号Ｐ
および歪みＤについて実行される利得および／または位
相調節を調節するために、利得および／または位相制御
信号を提供して、カプラ３８におけるメイン信号パス１
６からのパイロット信号Ｐと歪みＤとのキャンセルを改
善する。
【００４０】キャンセルまたは低減の後のパイロット信
号の検出を改善することにより、パイロット検出システ
ム６２は、パイロット信号の低減およびそれによる歪み
の低減を改善することができる。この実施形態におい
て、パイロット信号は、キャリア信号よりも約６０ｄＢ
振幅が低く低減される。
号の検出を改善することにより、パイロット検出システ
ム６２は、パイロット信号の低減およびそれによる歪み
の低減を改善することができる。この実施形態におい
て、パイロット信号は、キャリア信号よりも約６０ｄＢ
振幅が低く低減される。
【００４１】上述した実施形態に加えて、本発明の原理
による代替的なパイロット信号検出システムの構成が可
能であり、これは、ここに説明したシステムの構成要素
を除去および／または追加し、および／または変形また
は一部を使用する。また、このパイロット検出システム
の実施形態は、特定のフィードフォワードＲＦ増幅器構
成と共に使用するものとして説明したが、パイロット検
出システムは、パイロット信号を使用する他の増幅器ま
たは電気回路構成においてパイロット信号検出を改善す
るために使用することができる。
による代替的なパイロット信号検出システムの構成が可
能であり、これは、ここに説明したシステムの構成要素
を除去および／または追加し、および／または変形また
は一部を使用する。また、このパイロット検出システム
の実施形態は、特定のフィードフォワードＲＦ増幅器構
成と共に使用するものとして説明したが、パイロット検
出システムは、パイロット信号を使用する他の増幅器ま
たは電気回路構成においてパイロット信号検出を改善す
るために使用することができる。
【００４２】さらに、パイロット検出システムは、キャ
リア周波数帯域の両側または一方の側におけるパイロッ
ト信号の検出として説明されたが、パイロット検出シス
テムは、単一の変化するパイロット信号または複数のパ
イロット信号を検出するために使用でき、パイロット信
号は、複数のキャリアの周波数帯の外側または内側の単
一のキャリアの周波数帯域または複数のキャリアを伴う
周波数帯域に対して配置されうる。
リア周波数帯域の両側または一方の側におけるパイロッ
ト信号の検出として説明されたが、パイロット検出シス
テムは、単一の変化するパイロット信号または複数のパ
イロット信号を検出するために使用でき、パイロット信
号は、複数のキャリアの周波数帯の外側または内側の単
一のキャリアの周波数帯域または複数のキャリアを伴う
周波数帯域に対して配置されうる。
【００４３】パイロット検出システムは、図４に示され
ているように、キャリア信号の周波数帯域を除去しかつ
隣接する周波数を許容する帯域阻止フィルタと共に説明
された。キャリア周波数を除去し、かつパイロット信号
を通過させることを許容する異なる応答を有する他のフ
ィルタも可能である。また、パイロット検出システム
は、パイロット信号振幅を検出するものとして説明され
たが、パイロット信号の他のパラメータまたは特性を検
出することもできる。
ているように、キャリア信号の周波数帯域を除去しかつ
隣接する周波数を許容する帯域阻止フィルタと共に説明
された。キャリア周波数を除去し、かつパイロット信号
を通過させることを許容する異なる応答を有する他のフ
ィルタも可能である。また、パイロット検出システム
は、パイロット信号振幅を検出するものとして説明され
たが、パイロット信号の他のパラメータまたは特性を検
出することもできる。
【００４４】このシステムは、カプラを使用するものと
して説明されたが、３ｄＢスプリッタおよび他の結合、
信号分割またはサンプリングデバイスが、加算器のよう
な他の結合デバイスと同様に使用することができる。ア
プリケーションに依存して、利得および／または位相回
路は、フィードフォワード増幅器構成内の異なる位置お
よび／またはパスに位置させることができる。パイロッ
ト検出システムは、個別構成要素の異なる構成を使用す
るものとしても説明されたが、フィードフォワードシス
テムおよびその部分は、用途特定集積回路、ソフトウェ
ア駆動の処理回路、ファームウェアまたは個別構成要素
の他の構成において、当業者により理解されるように、
具現化されうる。
して説明されたが、３ｄＢスプリッタおよび他の結合、
信号分割またはサンプリングデバイスが、加算器のよう
な他の結合デバイスと同様に使用することができる。ア
プリケーションに依存して、利得および／または位相回
路は、フィードフォワード増幅器構成内の異なる位置お
よび／またはパスに位置させることができる。パイロッ
ト検出システムは、個別構成要素の異なる構成を使用す
るものとしても説明されたが、フィードフォワードシス
テムおよびその部分は、用途特定集積回路、ソフトウェ
ア駆動の処理回路、ファームウェアまたは個別構成要素
の他の構成において、当業者により理解されるように、
具現化されうる。
【００４５】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
パイロット信号の検出を改善するためのパイロット検出
システムを提供することができる。
パイロット信号の検出を改善するためのパイロット検出
システムを提供することができる。
【図１】ＲＦ増幅器が動作する周波数を示すＲＦ増幅器
の周波数応答曲線の一例を示す図。
の周波数応答曲線の一例を示す図。
【図２】ＲＦ増幅器について使用される従来技術による
フィードフォワード歪み低減スキームを示すブロック
図。
フィードフォワード歪み低減スキームを示すブロック
図。
【図３】本発明の原理により利得および位相制御を使用
するフィードフォワード歪み低減システムを示すブロッ
ク図。
するフィードフォワード歪み低減システムを示すブロッ
ク図。
【図４】本発明の原理による帯域阻止フィルタの周波数
応答を示す図。
応答を示す図。
１２ 増幅器 １４ スプリッタ ３３ 利得および位相コントローラ ６０ フィードフォワード歪み低減システム ６２ パイロット信号検出システム ６４ カプラ ６８ 帯域阻止フィルタ ７０ パイロット検出回路 ７２，８４ ログ検出器 ７４，８６ ナリング回路 ７８ 利得および位相回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 596077259 600 Ｍｏｕｎｔａｉｎ Ａｖｅｎｕｅ, Ｍｕｒｒａｙ Ｈｉｌｌ， Ｎｅｗ Ｊｅ ｒｓｅｙ 07974−0636Ｕ．Ｓ．Ａ.
Claims (14)
- 【請求項１】 少なくとも１つのキャリア信号を運ぶメ
イン信号パス上のパイロット信号を低減させる方法にお
いて、 前記メイン信号パス上の前記少なくとも１つのキャリア
信号およびパイロット信号を表すパイロット検出信号
を、パイロット検出パスに提供するステップと、 前記少なくとも１つのキャリア信号の周波数帯域を前記
パイロット検出信号から除去する一方で、前記パイロッ
ト信号に対してある周波数を通過させるステップと、 前記パイロット検出信号の振幅を検出するステップと、 前記メイン信号パス上の前記パイロット信号の振幅を変
化させるために、少なくとも１つの制御信号を提供する
ことにより、前記パイロット検出信号の前記振幅に応答
するステップとを有することを特徴とする方法。 - 【請求項２】 前記少なくとも１つのキャリア信号を前
記メイン信号パスとフィードフォワードパスとに分割す
るステップと、 前記パイロット信号を前記メイン信号パスに注入するス
テップと、 前記メイン信号パス上の歪みを生成する前記メイン信号
パス上の前記少なくとも１つのキャリア信号およびパイ
ロット信号を増幅するステップと、 前記メイン信号パスからの歪みを伴う前記パイロット信
号および前記少なくとも１つのキャリア信号の一部を得
るステップと、 前記フィードフォワードパス上の歪みを伴うパイロット
信号を生成するために、前記パイロット信号および前記
少なくとも１つのキャリア信号の前記部分を、前記フィ
ードフォワードパス上の歪みおよび前記少なくとも１つ
のキャリア信号と結合するステップと、 前記メイン信号パス上の前記歪みを伴う前記パイロット
信号を低減させるために、前記フィードフォワードパス
上の前記歪みを伴う前記パイロット信号を使用するステ
ップとを有することを特徴とする請求項１記載の方法。 - 【請求項３】 前記フィードフォワードパス上の歪みを
伴う前記パイロット信号を増幅するステップと、 前記フィードフォワードパス上の前記歪みを伴う前記パ
イロット信号と前記メイン信号パス上の前記歪みを伴う
前記パイロット信号との間の相対的な位相および振幅を
調節するステップと、 前記メイン信号パス上の前記歪みを伴う前記パイロット
信号を低減させるために、フィードフォワードパスから
の前記歪みを伴う前記パイロット信号を、前記メイン信
号パス上の前記歪みを伴う前記パイロット信号と結合さ
せるステップをさらに含むことを特徴とする請求項２記
載の方法。 - 【請求項４】 前記メイン信号パス上の前記歪みを伴う
前記パイロット信号の振幅を低減させるために、前記フ
ィードフォワードパス上の前記歪みを伴う前記パイロッ
ト信号と、前記メイン信号パス上の前記歪みを伴う前記
パイロット信号との間の相対的な位相および／または振
幅を変化させるために、少なくとも１つの制御信号を提
供することにより、前記パイロット検出信号の前記振幅
に対して応答するステップをさらに含むことを特徴とす
る請求項３記載の方法。 - 【請求項５】 前記除去しかつ検出するステップは、前
記パイロット検出信号から、第１の周波数よりも低くか
つ第２の周波数よりも高い周波数帯域を除去するステッ
プと、 前記第１の周波数および前記第２の周波数のうちの少な
くとも１つにおいて、前記パイロット検出信号に対する
前記振幅を検出するステップとをさらに含むことを特徴
とする請求項１記載の方法。 - 【請求項６】 少なくとも１つのキャリア信号を運ぶた
めのメイン信号パス上のパイロット信号を低減させるた
めの歪み低減システムにおいて、 前記メイン信号パス上の前記少なくとも１つのキャリア
信号および前記パイロット信号を表すパイロット検出信
号をパイロット検出パスに提供する前記メイン信号パス
上の第１のスプリッティングデバイスと、 前記パイロット検出信号を受信し、前記パイロット検出
信号から、前記少なくとも１つのキャリア信号の周波数
帯を除去する一方で、前記パイロット信号に対してある
周波数を通過させる前記パイロット検出パス上の帯域阻
止フィルタと、 前記帯域阻止フィルタからの前記パイロット検出信号の
振幅を検出する信号検出器と、 前記メイン信号パス上の前記パイロット信号の振幅を変
化させるために、少なくとも１つの制御信号を提供する
ことにより、前記パイロット検出信号の前記振幅に応答
する制御回路とを有することを特徴とする歪み低減シス
テム。 - 【請求項７】 前記少なくとも１つのキャリア信号を受
信し、前記少なくとも１つのキャリア信号を、前記メイ
ン信号パスおよびフィードフォワードパスに提供するよ
うに構成された第２のスプリッティングデバイスと、 前記パイロット信号を前記メイン信号パスに注入する前
記メイン信号パス上の結合デバイスと、 前記少なくとも１つのキャリア信号および前記パイロッ
ト信号を増幅し、前記メイン信号パス上の歪みを生成す
る前記メイン信号パス上の増幅器と、 前記メイン信号パスからの前記少なくとも１つのキャリ
ア信号および前記増幅された信号の一部を提供する前記
メイン信号パス上の第３のスプリッティングデバイス
と、 前記フィードフォワードパス上の前記歪みを伴う前記パ
イロット信号を生成するために、前記少なくとも１つの
キャリア信号および前記パイロット信号の前記部分を、
前記フィードフォワードパス上の前記歪みおよび前記少
なくとも１つのキャリア信号と結合するように構成され
た第２の結合デバイスと、 前記メイン信号パス上の前記歪みを伴う前記パイロット
信号を低減するために、前記フィードフォワードパス上
の前記歪みを伴う前記パイロット信号を使用するように
構成された前記フィードフォワードパスを含むフィード
フォワードループとを有することを特徴する請求項６記
載のシステム。 - 【請求項８】 前記フィードフォワードループは、前記
フィードフォワードパス上の歪みを伴う前記パイロット
信号を増幅する前記フィードフォワードパス上の第２の
増幅器と、 前記フィードフォワードパス上の前記歪みを伴う前記パ
イロット信号と前記メイン信号パス上の前記歪みを伴う
前記パイロット信号との間の相対的な位相および振幅を
調節する利得および位相調節器と、 前記メイン信号パス上の前記歪みを伴う前記パイロット
信号を低減するために、前記フィードフォワードパスか
らの前記歪みを伴う前記パイロット信号を前記メイン信
号パス上の前記歪みを伴う前記パイロット信号と結合す
る前記メイン信号パス上の第３の結合デバイスとを有す
ることを特徴とする請求項７記載のシステム。 - 【請求項９】 前記制御回路は、前記メイン信号パス上
の前記歪みを伴う前記パイロット信号の振幅を低減する
ために、前記フィードフォワードパス上の前記歪みを伴
う前記パイロット信号と前記メイン信号パス上の前記歪
みを伴う前記パイロット信号との間の相対的な位相およ
び／または振幅を変化させるように、前記利得および位
相調節器に少なくとも１つの制御信号を提供することに
より、前記パイロット検出信号の前記振幅に応答するこ
とを特徴とする請求項８記載のシステム。 - 【請求項１０】 前記帯域阻止フィルタは、第１の周波
数および第２の周波数を通過させ、前記第１の周波数よ
りも低い周波数帯域および前記第２の周波数よりも高い
周波数帯域を前記パイロット検出信号から除去すること
を特徴とする請求項６記載のシステム。 - 【請求項１１】 メイン信号パス上の少なくとも１つの
キャリア信号の周波数帯域に隣接する少なくとも１つの
周波数成分を有するパイロット信号を、メイン信号パス
に注入するステップと、 前記メイン信号パス上の前記少なくとも１つのキャリア
信号および前記パイロット信号を表すパイロット検出信
号をパイロット検出パスに提供するステップと、 前記少なくとも１つのキャリア信号の前記周波数帯域に
隣接するパイロット信号の少なくとも１つのスペクトル
成分を通過させる一方で、前記少なくとも１つのキャリ
ア信号の周波数帯域を前記パイロット検出信号から除去
するステップと、 前記少なくとも１つのキャリア信号の前記周波数帯域に
隣接する前記パイロット信号の前記少なくとも１つのス
ペクトル成分の特性を、前記パイロット検出パス上で検
出するステップとを有することを特徴とするパイロット
信号を低減する方法。 - 【請求項１２】 前記除去するステップおよび検出する
ステップが、 前記周波数帯域よりも低い第１の周波数を通過させ、か
つ前記周波数帯域よりも高い第２の周波数を通過させる
一方で、前記周波数帯域を前記パイロット検出信号から
除去するステップと、 前記第１の周波数および前記第２の周波数のうちの少な
くとも１つにおいて、前記パイロット信号の前記少なく
とも１つのスペクトル成分の特性を検出するステップを
さらに含むことを特徴とする請求項１１記載の方法。 - 【請求項１３】 メイン信号パス上の少なくとも１つの
キャリア信号の周波数帯域に隣接する少なくとも１つの
スペクトル成分を有するパイロット信号を低減するため
の歪み低減システムにおいて、 前記メイン信号パス上の少なくとも１つのキャリア信号
およびパイロット信号を表すパイロット検出信号を、パ
イロット検出パスに提供する前記メイン信号パス上の第
１のスプリッティングデバイスと、 前記パイロット検出信号を受信し、前記少なくとも１つ
のキャリア信号の前記周波数帯域を前記パイロット検出
信号から除去する一方で、前記周波数帯域に隣接する前
記パイロット信号の前記少なくとも１つのスペクトル成
分を通過させる前記パイロット検出パス上の帯域阻止フ
ィルタと、 前記少なくとも１つのキャリア信号の前記周波数帯域に
隣接する前記パイロット信号の前記少なくとも１つのス
ペクトル成分の特性を検出する信号検出器とを有するこ
とを特徴とする歪み低減システム。 - 【請求項１４】 前記帯域阻止フィルタは、第１の周波
数および第２の周波数を通過させ、前記パイロット検出
信号から、前記第１の周波数よりも低い周波数帯域を除
去し、かつ前記第２の周波数よりも高い周波数帯域を除
去し、前記信号検出器は、前記第１の周波数および前記
第２の周波数のうちの少なくとも１つにおける前記パイ
ロット検出信号の特性を検出することを特徴とする請求
項１３記載のシステム。
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