JP2000195939A - ハ―ドディスクキャリア - Google Patents

ハ―ドディスクキャリア

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JP2000195939A
JP2000195939A JP10373191A JP37319198A JP2000195939A JP 2000195939 A JP2000195939 A JP 2000195939A JP 10373191 A JP10373191 A JP 10373191A JP 37319198 A JP37319198 A JP 37319198A JP 2000195939 A JP2000195939 A JP 2000195939A
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disk carrier
hard disks
hard
carrier according
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Yuichi Momotsuka
束 雄 一 百
Mitsugi Maekawa
川 貢 前
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MEDIA KENKYUSHO KK
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    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B17/00Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
    • G11B17/02Details
    • G11B17/022Positioning or locking of single discs
    • G11B17/028Positioning or locking of single discs of discs rotating during transducing operation
    • G11B17/0287Positioning or locking of single discs of discs rotating during transducing operation by permanent connections, e.g. screws, rivets
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B23/00Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハードディスクに塵埃や油分が付着するのを
阻止したうえで、搬送時におけるハードディスクの詰め
込みおよび取り出しを簡単かつ短時間で行えるようにす
る。 【解決手段】 所定の間隔をおいて軸方向に並べて配置
した複数枚のハードディスクDの中心孔Dhに挿入され
てこれらのハードディスクDを一括保持するコア部10
と、コア部10による複数枚のハードディスクDの保持
状態を一括解除する解除手段20と、コア部10に保持
された複数枚のハードディスクDを収容する容器本体2
と、容器本体2を密閉する蓋体3を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工場間や工場内に
おいてハードディスク(ディスク基板も含む)を搬送す
るのに好適なハードディスクキャリアに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、上記したハードディスクキャリア
としては、例えば、複数枚のハードディスクを所定の間
隔をおいて軸方向に並べて保持する複数のディスク係合
溝を具備したケースと、このケースを密閉するカバーを
備えたものがあり、このカバーは、その両端部に設けた
カバー側係止部をケースに設けたケース側係止部に係止
させることにより、ケースに取り付けられるようになっ
ている。
【0003】このハードディスクキャリアによってハー
ドディスクを搬送する場合には、ローディング側におい
て、ハードディスクを一枚ずつケースのディスク係合溝
にはめ込み、ケースにカバーを取り付けた後、ケースお
よびカバーの全体を樹脂でパッキングして搬出し、一
方、このハードディスクキャリアが搬入されたアンロー
ディング側において、ケースおよびカバーから樹脂を剥
がした後、ケースからカバーを取り外し、ハードディス
クを一枚ずつ取り出すようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記したハ
ードディスクキャリアでは、ケースに対するハードディ
スクの詰め込みおよび取り出しを一枚ずつ行っているこ
とから、これらの作業に費やされる時間が多くなってし
まううえ、ハードディスクの詰め込みおよび取り出しに
際しては、ハードディスクの外周縁部を掴まなくてはな
らないので、ハードディスクにとって好ましくない塵埃
や油分が付着してしまう恐れが多分にあるという問題を
有していた。
【0005】また、上記したハードディスクキャリアで
は、カバーのケースに対する取り付けおよび取り外し
が、カバー側係止部とケース側係止部との係脱によって
なされるようにしてあるため、カバーの着脱時に両係止
部同士が擦れ合って摩耗することにより生じる塵埃やイ
オンがハードディスク、とくに、ケースの両端部に位置
するハードディスクに不具合をもたらす可能性がないと
はいえないという問題があり、これらの問題を解決する
ことが従来の課題であった。
【0006】
【発明の目的】本発明は、上記した従来の課題に着目し
てなされたもので、搬送時におけるハードディスクの詰
め込み作業および取り出し作業を簡単かつ短時間のうち
に行うことができ、この際、ハードディスクに塵埃や油
分が付着するのを防止することが可能であり、加えて、
ハードディスクに不具合をもたらす塵埃やイオンの発生
を少なく抑えることができるハードディスクキャリアを
提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係わ
るハードディスクキャリアは、所定の間隔をおいて軸方
向に並べて配置した複数枚のハードディスクのうちの一
方の端部に位置するハードディスクの中心孔から他方の
端部に位置するハードディスクの中心孔にかけて挿入さ
れて複数枚のハードディスクを串刺し状態で一括して保
持するコア部と、このコア部による複数枚のハードディ
スクの保持状態を一括して解除する解除手段と、コア部
に保持された複数枚のハードディスクを収容する容器本
体と、この容器本体を密閉する蓋体を備えた構成として
おり、このハードディスクキャリアの構成を前述した従
来の課題を解決するための手段としている。
【0008】本発明の請求項2に係わるハードディスク
キャリアは、コア部の先端を容器本体に支持させると共
に、コア部の基端を蓋体に支持させ、ハードディスクを
容器本体に非接触状態で収容する構成とし、本発明の請
求項3に係わるハードディスクキャリアは、容器本体お
よび蓋体は有底円筒形状をなし、互いに嵌合する各々の
開口縁部のうちのいずれか一方の開口縁部を窄めると共
に、いずれか他方の開口縁部を拡げて、開口縁部同士を
密接可能とした構成とし、本発明の請求項4に係わるハ
ードディスクキャリアにおいて、容器本体の開口縁部を
窄めた構成としている。
【0009】本発明の請求項5に係わるハードディスク
キャリアにおいて、コア部は、略半割円筒形状をなす2
本の可動体と、各々の半割面同士を対向させた2本の可
動体を接近離間可能に連結するピンと、2本の可動体を
離間方向に付勢する弾性体を具備し、解除手段は、コア
部の基端に嵌合するコレットと、このコレットの内径を
窄めるライナを具備している構成とし、本発明の請求項
6に係わるハードディスクキャリアにおいて、コア部
は、略半割円筒形状をなしかつ各々の半割面同士を対向
させた状態で互いに接近離間可能に蓋体に支持される2
本の可動体と、2本の可動体間に挿入されて2本の可動
体を離間方向に押圧する押圧ピンを具備し、解除手段
は、2本の可動体を引き寄せる弾性体を具備している構
成としている。
【0010】本発明の請求項7に係わるハードディスク
キャリアにおいて、可動体は、ハードディスクがコア部
の軸方向に移動するのを規制する係止溝を具備している
構成とし、本発明の請求項8に係わるハードディスクキ
ャリアは、コア部の端部をロボットアームに着脱自在と
した構成としている。
【0011】本発明に係わるハードディスクキャリアに
おいて、コア部や容器本体や蓋体などの構成部材には、
静電気によって空中に浮遊する塵埃が付着するのを防ぐ
うえで、導伝性材料を用いることが望ましく、また、容
器本体や蓋体には、軽量化をも実現し得るアルミニウム
を用いることが望ましい。
【0012】
【発明の作用】本発明の請求項1に係わるハードディス
クキャリアでは、上記した構成としていることから、搬
送時における複数枚のハードディスクの容器本体に対す
る詰め込みおよび取り出しが、いずれもコア部により一
括してなされることとなり、加えて、複数枚のハードデ
ィスクのコア部からの取り外しも解除手段によって一括
してなされることとなり、したがって、複数枚のハード
ディスクの詰め込み作業および取り出し作業の容易化お
よび時間の短縮化が図られることとなる。
【0013】また、複数枚のハードディスクの容器本体
に対する詰め込みおよび取り出しが、ハードディスクの
外周縁部を掴むことなくなされるので、ハードディスク
に塵埃や油分が付着することが回避されることとなる。
【0014】本発明の請求項2に係わるハードディスク
キャリアでは、容器本体に収容したハードディスクがこ
の容器本体に接触しないため、搬送時にハードディスク
の外周縁部に傷が着いたりすることが回避されることと
なり、本発明の請求項3に係わるハードディスクキャリ
アでは、上記した構成としているので、容器本体に対す
る蓋体の着脱時において、容器本体および蓋体の開口縁
部同士が擦れ合って摩耗することがほとんどなく、その
結果、ハードディスクに不具合をもたらす塵埃やイオン
の発生が極めて少なく抑えられることとなり、本発明の
請求項4に係わるハードディスクキャリアでは、容器本
体の窄めた開口縁部の外周側に蓋体の開口縁部が被さる
ことから、例え容器本体の開口縁部の外周側や蓋体の開
口縁部の内周側に塵埃が付着している場合であったとし
ても、容器本体に対する蓋体の着脱時にこの塵埃が容器
本体内に入り込むのを阻止し得ることとなる。
【0015】本発明の請求項5および6に係わるハード
ディスクキャリアでは、上記した構成としているため、
いずれもコア部による複数枚のハードディスクの一括し
た保持が簡単かつ確実になされると共に、コア部による
保持状態の解除が円滑になされることとなる。
【0016】本発明の請求項7に係わるハードディスク
キャリアでは、上記した構成としたから、コア部によっ
て一括保持された複数枚のハードディスクの位置ずれが
より一層確実に阻止されることとなり、本発明の請求項
8に係わるハードディスクキャリアでは、上記した構成
としているので、複数枚のハードディスクの容器本体に
対する詰め込み作業および取り出し作業の自動化に対応
し得ることとなる。
【0017】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。
【0018】図1ないし図4は本発明に係わるハードデ
ィスクキャリアの一実施例を示している。
【0019】図1に示すように、このハードディスクキ
ャリア1は、複数枚(通常25枚)のハードディスクD
を保持するコア部10と、このコア部10による複数枚
のハードディスクDの保持状態を解除する解除手段20
と、コア部10に保持された複数枚のハードディスクD
を収容する容器本体2と、この容器本体2を密閉する蓋
体3を備えている。
【0020】コア部10は、図3および図4にも示すよ
うに、略半割円筒形状をなす2本の可動体11,11
と、可動体11,11の両端部間にそれぞれ架設されて
各々の半割面11a,11a同士を対向させた可動体1
1,11を相互に接近離間可能に連結するピン12,1
2と、可動体11,11の両端部間にそれぞれ架設され
て可動体11,11に対して互いに離間する方向の力を
付与するコイルばね(弾性体)13,13を具備してい
る。
【0021】このコア部10は、所定の間隔をおいて軸
方向に並べて配置した複数枚のハードディスクDのうち
の一方の端部に位置するハードディスクD1の中心孔D
hから他方の端部に位置するハードディスクD2の中心
孔Dhにかけて挿入されて、コイルばね13,13から
付与される弾性力によって2本の可動体11,11をハ
ードディスクDの中心孔Dhに押し付けることにより、
複数枚のハードディスクDを串刺し状態で一括して保持
することができるようになっている。
【0022】この場合、可動体11には、一括保持した
複数枚のハードディスクDが軸方向に移動するのを規制
する複数の係止溝11bが設けてある。
【0023】一方、解除手段20は、ベース21と、こ
のベース21にスライド自在に支持されてコア部10の
可動体11,11間に引き抜き可能に挿入される芯材2
2と、この芯材22に嵌装されてコア部10の可動体1
1,11の基端に嵌合するコレット23と、ベース21
およびコレット23の間において芯材22に嵌装される
ライナ24を具備しており、この解除手段20は、図2
に示すように、コア部10の可動体11,11間に芯材
22を挿入した状態でライナ24をベース21から離間
する方向に移動させてコレット23の内径を窄めること
により、2本の可動体11,11をコイルばね13,1
3の弾性力に抗してハードディスクDの中心孔Dhから
それぞれ離間させて、コア部10による複数枚のハード
ディスクDの保持状態を一括して解除することができる
ようになっている。
【0024】容器本体2および蓋体3はいずれも有底の
円筒形状をなしており、容器本体2の底中心には、コア
部10の可動体11,11の先端と嵌合してこれを支持
する嵌合凹部2aが設けてあると共に、蓋体3の底中心
にも、コア部10の可動体11,11の基端と嵌合して
これを支持する嵌合凹部3aが設けてあって、容器本体
2を蓋体3で密閉した状態において、両嵌合凹部2a,
3aでコア部10の先端および基端をそれぞれ支持する
ようになすことにより、コア部10に保持された複数枚
のハードディスクDを容器本体2に非接触状態で収容す
ることができるようにしてある。
【0025】この場合、容器本体2の開口縁部2bは僅
かに窄めてあり、一方、蓋体3の開口縁部3bは僅かに
拡げてあり、容器本体2の開口縁部2bに蓋体3の開口
縁部3bを嵌合した状態では、双方の開口縁部2b,3
bは互いに密接するようになっている。
【0026】また、このハードディスクキャリア1で
は、その解除手段20を図外のロボットアームに装着可
能とすることにより、この解除手段20を介してコア部
10をロボットアームに着脱することができるようにし
ている。
【0027】なお、図2および図4における符号25は
補助コレット、符号26は補助ライナであり、これらの
補助コレット25および補助ライナ26は、解除手段2
0のコレット23およびライナ24とそれぞれ同一の機
能を具備し、そして、複数枚のハードディスクDの容器
本体2に対する詰め込み時および取り出し時、ならび
に、ハードディスクDのコア部10からの取り外し時に
解除手段20とともに使用するものとなっている。
【0028】上記したハードディスクキャリア1を用い
てハードディスクDを搬送する場合には、まず、ローデ
ィング側において、解除手段20の芯材22をコア部1
0の可動体11,11間に挿入すると共に、コレット2
3および補助コレット25をコア部10の基端および先
端にそれぞれ嵌合する。
【0029】そして、この状態でライナ24および補助
ライナ26を互いに接近させてコレット23および補助
コレット25の各内径を窄めることにより、2本の可動
体11,11をコイルばね13,13の弾性力に抗して
それぞれ接近させて、コア部10の径をハードディスク
Dの中心孔Dhの口径よりも小さくした後、図2に示す
ように、ローディング側で使用される両端解放型のケー
スCに所定の間隔をおいて軸方向に並べて配置した複数
枚のハードディスクDのうちの一方の端部に位置するハ
ードディスクD1の中心孔Dhから他方の端部に位置す
るハードディスクD2の中心孔Dhにかけてコア部10
を挿入する。
【0030】次いで、可動体11,11の各係止溝11
bの位置を複数枚のハードディスクDに合わせた後、解
除手段20のライナ24および補助ライナ26を互いに
離間させてコレット23および補助コレット25の各内
径を元に戻し、コイルばね13,13から付与される弾
性力によって2本の可動体11,11をハードディスク
Dの中心孔Dhに押し付けると、図3に示すように、コ
ア部10により複数枚のハードディスクDが所定の間隔
を保ったまま串刺し状態で一括保持されることとなる
(図3(a)において解除手段20および補助コレット
25は省略)。
【0031】次いで、図4に示すように、解除手段20
および補助コレット25により複数枚のハードディスク
Dを一括保持したコア部10をケースCから取り出して
補助コレット25を外した後、図1(a)に示すよう
に、開放された容器本体2にコア部10を挿入してその
先端を嵌合凹部2aに嵌合し、続いて、解除手段20を
コア部10から離間させた後、図1(b)に示すよう
に、蓋体3で容器本体2を密閉し、この状態でハードデ
ィスクキャリア1の全体を樹脂でパッキングして搬出す
る。
【0032】一方、このハードディスクキャリア1が搬
入されたアンローディング側において、ハードディスク
キャリア1から樹脂を剥がした後、容器本体2から蓋体
3を取り外し、解除手段20の芯材22をコア部10の
可動体11,11間に挿入すると共にコレット23をコ
ア部10の基端に嵌合して、容器本体2から複数枚のハ
ードディスクDを一括保持したコア部10を取り出し、
次いで、補助コレット25を装着してコア部10をアン
ローディング側で使用される両端解放型のケースまで運
んではめ込むと、複数枚のハードディスクDの搬送が完
了することとなる。
【0033】したがって、このハードディスクキャリア
1では、搬送時における複数枚のハードディスクDの容
器本体2に対する詰め込みおよび取り出しが、いずれも
コア部10により一括してなされることとなるのに加え
て、複数枚のハードディスクDのコア部10からの取り
外しも解除手段20によって一括してなされることか
ら、複数枚のハードディスクDの詰め込み作業および取
り出し作業の容易化および時間の短縮化が図られること
となる。
【0034】この際、複数枚のハードディスクDの容器
本体2に対する詰め込みおよび取り出しが、ハードディ
スクDの外周縁部を掴むことなくなされるため、ハード
ディスクDに塵埃や油分が付着することが回避されるこ
ととなる。
【0035】また、上記したハードディスクキャリア1
では、容器本体2に収容したハードディスクDがこの容
器本体2に接触しないため、搬送時にハードディスクD
の外周縁部に傷が着いたりすることが回避されることと
なる。
【0036】さらに、このハードディスクキャリア1で
は、容器本体2の開口縁部2bを僅かに窄めていると共
に、蓋体3の開口縁部3bを僅かに拡げており、容器本
体2の開口縁部2bに蓋体3の開口縁部3bを嵌合した
状態では、双方の開口縁部2b,3bが互いに密接する
ようにしてあることから、容器本体2に対する蓋体3の
着脱時には、容器本体2および蓋体3の開口縁部2b,
3b同士が擦れ合って摩耗することがほとんどなく、そ
の結果、ハードディスクDに不具合をもたらす塵埃やイ
オンの発生が極めて少なく抑えられることとなり、さら
にまた、この実施例では、容器本体2の窄めた開口縁部
2bの外周側に蓋体3の開口縁部3bが被さるようにし
ているため、容器本体2の開口縁部2bの外周側や蓋体
3の開口縁部3bの内周側に付着した塵埃が容器本体2
内に入り込むのを阻止し得ることとなる。
【0037】さらにまた、上記したハードディスクキャ
リア1では、一括保持した複数枚のハードディスクDが
軸方向に移動するのを規制する複数の係止溝11bを可
動体11に設けているので、コア部10によって一括保
持された複数枚のハードディスクDの位置ずれがより一
層確実に阻止されることとなり、加えて、このハードデ
ィスクキャリア1では、解除手段20を介してコア部1
0を図外のロボットアームに着脱することができるよう
にしていることから、複数枚のハードディスクDの容器
本体2に対する詰め込み作業および取り出し作業の自動
化に対応し得ることとなる。
【0038】図5は本発明に係わるハードディスクキャ
リアの他の実施例を示している。
【0039】図5に示すように、このハードディスクキ
ャリア51は、複数枚のハードディスクDを保持するコ
ア部60と、このコア部60による複数枚のハードディ
スクDの保持状態を解除する解除手段70と、コア部6
0に保持された複数枚のハードディスクDを収容する容
器本体52と、この容器本体52を密閉する蓋体53を
備えている。
【0040】コア部60は、略半割円筒形状をなす2本
の可動体61,61と、各々の半割面61a,61a同
士を対向させた2本の可動体61,61間に挿入される
押圧ピン62と、この押圧ピン62を図5(a),
(b)左方向に付勢するコイルばね63を具備してお
り、可動体61,61は、ブラケット64を介して各々
の基端を蓋体53に図5(b),(c)の上下方向に移
動可能に支持させることにより、互いに接近離間できる
ものとなっている。一方、押圧ピン62はその両端部に
円錐台形状をなすカム62b,62bを一体で備えてお
り、この押圧ピン62は、コイルばね63の弾性力によ
って図5(a),(b)左方向に移動した状態におい
て、カム62b,62bで可動体61,61の各半割面
61a,61aに形成した受圧斜面61b,61bを押
圧することにより、可動体61,61を互いに離間する
方向に移動させるようになっている。
【0041】このコア部60では、所定の間隔をおいて
軸方向に並べて配置した複数枚のハードディスクDのう
ちの一方の端部に位置するハードディスクD1の中心孔
Dhから他方の端部に位置するハードディスクD2の中
心孔Dhにかけて挿入されて、押圧ピン62によって2
本の可動体61,61をハードディスクDの中心孔Dh
に押し付けることにより、複数枚のハードディスクDを
串刺し状態で一括して保持することができるようになっ
ている。
【0042】解除手段70は、2本の可動体61,61
の両端にはめ込んだゴムリング(弾性体)71,71を
具備しており、この解除手段70では、可動体61,6
1間の押圧ピン62をコイルばね63の弾性力に抗して
図5(a),(b)右方向に移動させた状態において、
ゴムリング71,71により可動体61,61同士を引
き寄せてハードディスクDの中心孔Dhからそれぞれ離
間させて、コア部60による複数枚のハードディスクD
の保持状態を一括して解除することができるようになっ
ている。
【0043】したがって、上記したハードディスクキャ
リア51においても、先の実施例におけるハードディス
クキャリア1と同じく、搬送時における複数枚のハード
ディスクDの容器本体52に対する詰め込みおよび取り
出しが、いずれもコア部60により一括してなされるこ
ととなるのに加えて、複数枚のハードディスクDのコア
部60からの取り外しも解除手段70によって一括して
なされることから、複数枚のハードディスクDの詰め込
み作業および取り出し作業の容易化および時間の短縮化
が図られることとなり、この際、複数枚のハードディス
クDの容器本体52に対する詰め込みおよび取り出し
が、ハードディスクDの外周縁部を掴むことなくなされ
るため、ハードディスクDに塵埃や油分が付着すること
が回避されることとなる。
【0044】なお、本発明に係わるハードディスクキャ
リアの詳細な構成は、上記した実施例に限定されるもの
ではない。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係わるハードディスクキャリアでは、上記した構成と
したため、複数枚のハードディスクの容器本体に対する
詰め込みおよび取り出しをいずれも一括して行うことが
できるうえ、複数枚のハードディスクをコア部から一括
して取り外すことができ、その結果、複数枚のハードデ
ィスクの詰め込み作業および取り出し作業の容易化が実
現可能であると共に、これらの作業に要する時間の短縮
化が実現でき、加えて、複数枚のハードディスクの容器
本体に対する詰め込みおよび取り出しに際して、ハード
ディスクの外周縁部に塵埃や油分が付着するのを防ぐこ
とが可能であるという非常に優れた効果がもたらされ
る。
【0046】また、本発明の請求項2に係わるハードデ
ィスクキャリアでは、上記した構成としたから、搬送時
にハードディスクの外周縁部に傷が着くのを防止するこ
とができ、本発明の請求項3に係わるハードディスクキ
ャリアにおいて、上記した構成としているので、容器本
体に対する蓋体の着脱時に生じる塵埃やイオンの量を極
めて少なく抑えることが可能であり、本発明の請求項4
に係わるハードディスクキャリアでは、上記した構成と
したことにより、例え容器本体の開口縁部の外周側や蓋
体の開口縁部の内周側に塵埃が付着していたとしても、
この塵埃が蓋体の着脱時に容器本体内に入り込むのを阻
止することができるという非常に優れた効果がもたらさ
れる。
【0047】さらに、本発明の請求項5および6に係わ
るハードディスクキャリアでは、上記した構成としてい
るため、いずれもコア部による複数枚のハードディスク
の一括した保持を簡単かつ確実に行うことができ、一
方、コア部による保持状態の解除をもスムーズに行うこ
とができるという非常に優れた効果がもたらされる。
【0048】さらにまた、本発明の請求項7に係わるハ
ードディスクキャリアでは、上記した構成としたことか
ら、コア部に一括保持されている複数枚のハードディス
クの位置ずれをより一層確実に阻止することができ、本
発明の請求項8に係わるハードディスクキャリアでは、
上記した構成としているので、複数枚のハードディスク
の容器本体に対する詰め込み作業および取り出し作業の
自動化に対応することが可能であるという優れた効果が
もたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるハードディスクキャリアの一実
施例を示すコア部により一括保持された複数枚のハード
ディスクを容器本体に収容した状態の断面説明図(a)
および複数枚のハードディスクを収容した容器本体を蓋
体で密閉した状態の断面説明図(b)である。
【図2】図1に示したハードディスクキャリアにおける
コア部の径を解除手段によって小さくしてハードディス
クの中心孔に挿入した状態の断面説明図(a)および図
2(a)の矢印A方向の矢視説明図(b)である。
【図3】図1に示したハードディスクキャリアにおける
コア部によって搬出側ケース内の複数枚のハードディス
クを一括保持した状態の平面説明図(a),同断面説明
図(b),図3(b)の矢印B方向の矢視説明図(c)
および搬出側ケースの正面説明図(d)である。
【図4】図1に示したハードディスクキャリアにおける
コア部によって搬出側ケースから複数枚のハードディス
クを一括して取り出す際の断面説明図(a)およびコア
部によって搬出側ケースから複数枚のハードディスクを
一括して取り出した状態の断面説明図(b)である。
【図5】本発明に係わるハードディスクキャリアの他の
実施例を示すコア部によって複数枚のハードディスクを
一括保持した状態の断面説明図(a),コア部によって
一括保持した複数枚のハードディスクを容器本体に収容
した状態の断面説明図(b)および蓋体の正面説明図
(c)である。
【符号の説明】
1,51 ハードディスクキャリア 2,52 容器本体 2b 容器本体の開口縁部 3,53 蓋体 3b 蓋体の開口縁部 10,60 コア部 11,61 可動体 11a,61a 半割面 11b 係止溝 12 ピン 13 コイルばね(弾性体) 20,70 解除手段 23 コレット 24 ライナ 62 押圧ピン 71 ゴムリング(弾性体) D ハードディスク Dh ハードディスクの中心孔

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の間隔をおいて軸方向に並べて配置
    した複数枚のハードディスクのうちの一方の端部に位置
    するハードディスクの中心孔から他方の端部に位置する
    ハードディスクの中心孔にかけて挿入されて複数枚のハ
    ードディスクを串刺し状態で一括して保持するコア部
    と、このコア部による複数枚のハードディスクの保持状
    態を一括して解除する解除手段と、コア部に保持された
    複数枚のハードディスクを収容する容器本体と、この容
    器本体を密閉する蓋体を備えたことを特徴とするハード
    ディスクキャリア。
  2. 【請求項2】 コア部の先端を容器本体に支持させると
    共に、コア部の基端を蓋体に支持させ、ハードディスク
    を容器本体に非接触状態で収容する請求項1に記載のハ
    ードディスクキャリア。
  3. 【請求項3】 容器本体および蓋体は有底円筒形状をな
    し、互いに嵌合する各々の開口縁部のうちのいずれか一
    方の開口縁部を窄めると共に、いずれか他方の開口縁部
    を拡げて、開口縁部同士を密接可能とした請求項1また
    は2に記載のハードディスクキャリア。
  4. 【請求項4】 容器本体の開口縁部を窄めた請求項3に
    記載のハードディスクキャリア。
  5. 【請求項5】 コア部は、略半割円筒形状をなす2本の
    可動体と、各々の半割面同士を対向させた2本の可動体
    を接近離間可能に連結するピンと、2本の可動体を離間
    方向に付勢する弾性体を具備し、解除手段は、コア部の
    基端に嵌合するコレットと、このコレットの内径を窄め
    るライナを具備している請求項1ないし4のいずれかに
    記載のハードディスクキャリア。
  6. 【請求項6】 コア部は、略半割円筒形状をなしかつ各
    々の半割面同士を対向させた状態で互いに接近離間可能
    に蓋体に支持される2本の可動体と、2本の可動体間に
    挿入されて2本の可動体を離間方向に押圧する押圧ピン
    を具備し、解除手段は、2本の可動体を引き寄せる弾性
    体を具備している請求項1に記載のハードディスクキャ
    リア。
  7. 【請求項7】 可動体は、ハードディスクがコア部の軸
    方向に移動するのを規制する係止溝を具備している請求
    項5または6に記載のハードディスクキャリア。
  8. 【請求項8】 コア部の端部をロボットアームに着脱自
    在とした請求項1ないし7のいずれかに記載のハードデ
    ィスクキャリア。
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