JP2000195341A - フラットケ―ブル - Google Patents

フラットケ―ブル

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JP2000195341A
JP2000195341A JP10368685A JP36868598A JP2000195341A JP 2000195341 A JP2000195341 A JP 2000195341A JP 10368685 A JP10368685 A JP 10368685A JP 36868598 A JP36868598 A JP 36868598A JP 2000195341 A JP2000195341 A JP 2000195341A
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JP
Japan
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fused
flat cable
core
insulated
parallel
Prior art date
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Pending
Application number
JP10368685A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidekazu Ikeda
英一 池田
Yasuo Akita
靖雄 秋田
Atsushi Matsumura
厚 松村
Ikuo Kayama
郁夫 嘉山
Masanori Nakamura
政宣 中村
Yasuto Mimura
康人 三村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Cable Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Cable Co Ltd
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Publication date
Application filed by Oki Electric Cable Co Ltd filed Critical Oki Electric Cable Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】機器用配線ケーブルとして使用されるフラット
ケーブルは機器間の接続をコンパクトに行うため束ねた
り湾曲させて利用されることが多く可撓性が要求され
る。他方、従来構造のフラットケーブルにおいてこのよ
うな使用環境下で絶縁心線間距離が変動し、これにより
フラットケーブルの特性インピーダンスが変動し伝送特
性を損ねることがある。 【解決手段】本発明のフラットケーブルは従来フラット
ケーブルの絶縁心線相互の融着方式・構成を検討し特に
非融着部における絶縁心線融着方式を、フラットケーブ
ルを使用しての伝送が2心線、または3心線の絶縁心線
を使用して行われることに着目し、2心線または3心線
を単位に融着し絶縁心線間距離を常に一定に保ち特性イ
ンピーダンスの変動を抑えるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は機器用配線材としてコネ
クタ等の接続端子に絶縁体を剥離することなく一括して
圧着可能なフラットケーブルにおいて、束ねる、曲げる
等の操作を容易にさせる可撓性を有し、かつこのような
使用環境下における該フラットケーブルの電気性能とり
わけ特性インピーダンスの変動を抑えうる構造を有する
フラットケーブルである。
【0002】
【従来の技術】フラットケーブルは通信機器間、電子機
器間等の相互接続、またはこれら機器の内部を構成する
基板間相互の接続等々に利用するための機器用配線ケー
ブルとして広く使用されている。その構造は導体に絶縁
被覆を施した絶縁心線を並列状に所要本数整列させケー
ブル化したもので、隣接する絶縁心線間の被覆形状・構
造によりブリッジタイプ、すだれタイプ及びツイストペ
アタイプに区分され、ブリッジタイプは図3(イ)に示
される構造で、その断面構造が図3(ロ)の如く全ての
隣接する絶縁心線相互をその長手方向の全長にわたり融
着・一体化したフラットケーブルで、すだれタイプは図
4(イ)に示される構造で、長手方向に二種類の異なる
構造区間部、すなわち融着部及び非融着部を繰り返し有
する構造で、融着部の構造は図4(ハ)の断面図のよう
に全ての隣接する絶縁心線相互を当該区間全長にわたり
融着・一体化させた構造であり、非融着部の構造は図4
(ロ)の断面図のように隣接する全ての絶縁心線が互い
に遊離した構造を持つフラットケーブルである。またツ
イストペアタイプは前述のすだれタイプケーブルと類似
構造を有するが、非融着部において絶縁心線相互が遊離
する構造を取らず、隣接する絶縁心線2心線ずつを当該
区間全長にわたり所定のピッチで撚り合わせた構造を有
するフラットケーブル(図示せず)である。
【0003】前述構造を有するフラットケーブルを実際
に用い情報・データ等の信号を伝送する場合、一般的に
2心または3心の絶縁心線を一つの回線単位として区分
し使用するが、このうち2心線を使用する場合は相互の
絶縁心線を信号線として使用するSSモード(平衡モー
ド)として用い、3心線を使用し片端の絶縁心線をグラ
ウンド用(G)、中心の絶縁心線を信号用(S)、他端
の絶縁心線をグラウンド用(G)として電気信号の授受
に用いるGSGモード等がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】他方これらフラットケ
ーブルが実際に用いられるハードディスク等、パーソナ
ルコンピュータ等周辺機器上に使用されるケーブルへの
電気的要求特性としてデータ転送速度の高速化、複数機
器への接続の必要性から、周辺機器とのインピーダンス
整合としてフラットケーブルの高特性インピーダンス
化、及び該フラットケーブル実使用時に於ける特性イン
ピーダンスの変動を小さく抑える必要がある。またこの
ような使用用途故に機器間の接続または機器内の配線に
おいて、コンパクトに収納するためフラットケーブル自
体を自在に湾曲させたり束ねることが容易にできる可撓
性が要求される。更にこの様な使用環境においても前述
したフラットケーブルが本来有する電気性能を損なうこ
となく機器間の接続、電気信号の授受を維持することが
要求される。
【0005】しかるに「ブリッジタイプ」のフラットケ
ーブルは、隣接する絶縁心線間が長手方向全長にわたり
融着・一体化されているため他タイプのフラットケーブ
ルに比較し可撓性において不利となり、「すだれタイ
プ」フラットケーブルは図4(ロ)の如く隣接する絶縁
心線間が遊離する非融着部を有し、この区間で絶縁心線
が自在性を持つため可撓性に秀でたケーブルである。反
面、絶縁心線相が互いに遊離するため絶縁心線間距離が
不均等になりやすく、これにより絶縁心線間の静電容量
が変動し特性インピーダンスの変動を引き起こし易くな
り、SSモード、GSGモードいずれの伝送方式におい
ても伝送障害の原因となる。「ツイストペアタイプ」フ
ラットケーブルは非融着部において隣接する絶縁心線間
が所定のピッチで撚り合わされているため、可撓性も損
なわれずかつケーブル折り曲げ時等においても絶縁心線
間距離を一定に保持しやすい構造のため静電容量、特性
インピーダンスの変動が起こりにくい構造であるが、反
面絶縁心線を撚り合わせる工程を必要とし高コストとな
る欠点を有する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため隣接する絶縁心線の融着部・非融着部の構造を
検討することによりフラットケーブルの可撓性を維持し
つつ、かつ実使用時において該フラットケーブルを湾曲
させたり、束ねたりしても絶縁心線間の距離を常に一定
に保つことにより特性インピーダンスの変動を抑えるも
ので、その要旨とするところはフラットケーブルの長手
方向所要間隔毎に、隣接する絶縁心線同士を融着、固定
させない非融着部を形成するにあたり、該フラットケー
ブルの横幅方向の片側端部より隣接する絶縁心線を、電
気信号を授受する2心並列線、もしくは3心並列線毎に
この区間全長にわたり並列に融着一体化させ、かつ隣接
するこれらの並列線相互を遊離させるものである。
【0007】
【実施例】以下 本発明の詳細について図面を引用しな
がら詳述する。図1は本発明の1番目の実施例を表すフ
ラットケーブル1の構造を表し電気信号伝送時、隣接す
る2心並列線を使用するSSモード伝送方式に適する。
その構造は隣接するすべての絶縁心線1cが融着・一体
化された融着部、及びフラットケーブル1の横幅方向の
片側端部より隣接する絶縁心線2心線ずつが並列状に融
着された2心並列線1dにより形成され、かつ隣接する
2心並列線1d相互が遊離している構造を持ち、これを
複数組並べた非融着部よりなり融着部、及び非融着部が
該フラットケーブル1の長手方向に交互に繰り返し連続
している構造を表す。上記特徴を有する本発明のフラッ
トケーブル1の形成方法についてさらに詳述する。
【0008】図1(ロ)において撚り線導体1aの外周
上に絶縁材サーモプラスチック・エラストマを用い絶縁
被覆1bを施し、1条の絶縁心線1cを得る。次にこの
絶縁心線1cを2条並列に配し、相互の絶縁被覆1bを
互いに融着させることにより、本実施例のフラットケー
ブル1の核となる2心並列線1dを形成する。その後、
該2心並列線1dを必要条数取りそろえ、図1(ロ)の
如くフラットケーブルの横方向に並列に配置することに
より、図1(イ)に示される非融着部を形成する。すな
わちこの非融着部においては、フラットケーブル1の横
方向の片側端部より2条の絶縁心線1cにより2心並列
線1dを形成し、かつ隣接する2心並列線1d相互は遊
離させる構造をなすものである。
【0009】次に前述構造を有する複数の2心並列線1
dを融着加工により、フラットケーブル1の長手方向所
定間隔毎に、隣接する2心並列線1d間相互の絶縁被覆
1bを融着させることにより図1(ハ)に示される融着
部を形成する。すなわちこの区間において、フラットケ
ーブル1の横方向の片側端部より他端部に至る全ての隣
接する絶縁心線相互を融着・一体化し融着部を形成す
る。
【0010】図2は本発明の2番目の実施例を表すフラ
ットケーブル2の構造を表し、電気信号伝送時において
隣接する3心並列線2dを使用するGSGモード伝送方
式に適する。その構造は隣接するすべての絶縁心線が融
着・一体化された融着部、及びフラットケーブル2の横
幅方向の片側端部より隣接する絶縁心線3心線ずつを並
列状に融着された3心並列線2dにより形成され、かつ
隣接する3心並列線2d相互が遊離する構造を持ち、こ
れを複数組並べた非融着部よりなり融着部、及び非融着
部が該フラットケーブル2の長手方向に交互に繰り返し
連続している構造を表す。
【0011】図2(ロ)において撚り線導体1aの外周
上に絶縁材サーモプラスチック・エラストマを用い絶縁
被覆1bを施し、1条の絶縁心線1cを得る。次にこの
絶縁心線1cを3条並列に配し、隣接する相互の絶縁被
覆1bを互いに融着させることにより、本発明のフラッ
トケーブル2の核となる3心並列線2dを形成する。そ
の後、該3心並列線2dを必要組数取りそろえ、図2
(ロ)の如く横方向に並列に配置することにより、図2
(イ)に示される非融着部を得る。すなわちこの非融着
部においては、フラットケーブル2の横方向の片側端部
より3条の絶縁心線1cにより3心並列線2dを形成
し、かつ隣接する3心並列線2d相互は遊離させる構造
をなすものである。
【0012】次に前述構造を有する複数の3心並列線2
dを実施例1と同様に融着加工により、フラットケーブ
ル2の長手方向所定間隔毎に、隣接する3心並列線2d
間相互の絶縁被覆1bを融着させることにより図2
(ハ)に示される融着部を形成する。すなわちこの区間
において、フラットケーブル2の横方向の片側端部より
他端部に至る全ての隣接する絶縁心線相互を融着・一体
化し融着部を形成する。
【0013】本発明のフラットケーブル1及びフラット
ケーブル2の応用例として該フラットケーブルを構成す
る絶縁心線1cの本数増減、融着部及び非融着部の長さ
の任意設定、また非融着部を構成する2心並列線、3心
並列線の混在等々があるがいずれも本発明の基本概念を
逸脱するものではない。さらに該フラットケーブルの形
成において、図3に示される「ブリッジタイプ」のフラ
ットケーブルを利用し、必要部分にスリットを入れ絶縁
心線相互を分離することにより非融着部を形成し、本発
明のフラットケーブル1又はフラットケーブル2を得る
こともまた応用例の一つである。
【0014】
【発明の効果】本発明のフラットケーブル1は、構造上
融着・一体化部を持つことにより、使用時における取り
扱い易さを確保し、非融着部を有することによりフラッ
トケーブルの可撓性を維持し、かつ非融着部が電気信号
を授受する絶縁心線数を1単位として融着されているた
め絶縁心線間の距離を常に一定に保つことが可能とな
り、該フラットケーブルの特性インピーダンスの変動を
抑えることが可能である。またこの様なフラットケーブ
ル1を作製するコストも従来品と変わることなく低コス
トでの生産が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ)本発明の第1実施例を示し、フラットケ
ーブル1の全体斜視図。 (ロ)非融着部が2心並列線よりなる断面図。 (ハ)隣接する絶縁心線全てがが融着されている融着部
の断面図。
【図2】(イ)本発明の第2実施例を示し、フラットケ
ーブル2の全体斜視図。 (ロ)非融着部が3心並列線よりなる断面図。 (ハ)隣接する絶縁心線全てが融着されている融着部の
断面図。
【図3】(イ)従来品「ブリッジタイプ」のフラットケ
ーブル全体斜視図。 (ロ)「ブリッジタイプ」のフラットケーブル断面図。
【図4】(イ)従来品「すだれタイプ」のフラットケー
ブル全体斜視図。 (ロ)隣接する絶縁心線が互いに遊離している非融着部
の断面図。 (ハ)隣接する全ての絶縁心線が融着されている融着部
の断面図。
【符号の説明】 1 本発明第一実施例のフラットケーブル。 1a 撚り線導体。 1b 絶縁被覆。 1c 絶縁心線。 1d 2条の絶縁心線を融着一体化した2心並列線。 2 本発明第2実施例のフラットケーブル。 2d 3条の絶縁心線を融着一体化した3心並列線。 3 従来品「ブリッジタイプ」のフラットケーブル。 4 従来品「すだれタイプ」のフラットケーブル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 嘉山 郁夫 神奈川県川崎市中原区下小田中2丁目12番 8号 沖電線株式会社内 (72)発明者 中村 政宣 神奈川県川崎市中原区下小田中2丁目12番 8号 沖電線株式会社内 (72)発明者 三村 康人 神奈川県川崎市中原区下小田中2丁目12番 8号 沖電線株式会社内 Fターム(参考) 5G311 CA01 CB02 CC01 CD02 CF06

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】導体に絶縁材を被覆した絶縁心線を複数本
    並列状に並べ、該絶縁心線の長さ方向所要間隔毎に、隣
    接する絶縁心線相互を融着・一体化させた部分と非融着
    部分が交互に存在するフラットケーブルにおいて、非融
    着部分の構成が該フラットケーブルの横幅方向の片側端
    部より絶縁心線が2心線、又は3心線ずつがこの間の長
    さ方向にわたり並列に融着・一体化されていることを特
    徴とするフラットケーブル。
JP10368685A 1998-12-25 1998-12-25 フラットケ―ブル Pending JP2000195341A (ja)

Priority Applications (1)

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JP10368685A JP2000195341A (ja) 1998-12-25 1998-12-25 フラットケ―ブル

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JP10368685A JP2000195341A (ja) 1998-12-25 1998-12-25 フラットケ―ブル

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ID=18492475

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JP10368685A Pending JP2000195341A (ja) 1998-12-25 1998-12-25 フラットケ―ブル

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JP (1) JP2000195341A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014228688A (ja) * 2013-05-22 2014-12-08 住友電気工業株式会社 光ファイバテープ心線及び光ケーブル

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014228688A (ja) * 2013-05-22 2014-12-08 住友電気工業株式会社 光ファイバテープ心線及び光ケーブル

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