JP2000195340A - 自動車用の薄肉一次ケ―ブル - Google Patents

自動車用の薄肉一次ケ―ブル

Info

Publication number
JP2000195340A
JP2000195340A JP10373937A JP37393798A JP2000195340A JP 2000195340 A JP2000195340 A JP 2000195340A JP 10373937 A JP10373937 A JP 10373937A JP 37393798 A JP37393798 A JP 37393798A JP 2000195340 A JP2000195340 A JP 2000195340A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
thin
wires
automobile
primary cable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10373937A
Other languages
English (en)
Inventor
Tenorio Gutierrez Carlos
テノリオ グティエレス カルロス
Martinez Corona Arutemio
マルチネス コロナ アルテミオ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Servicios Condumex SA de CV
Original Assignee
Servicios Condumex SA de CV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Servicios Condumex SA de CV filed Critical Servicios Condumex SA de CV
Priority to JP10373937A priority Critical patent/JP2000195340A/ja
Publication of JP2000195340A publication Critical patent/JP2000195340A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Insulated Conductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量化のため、自動車ケーブルを薄肉にす
る。 【解決手段】 二重にねじられたバンドル状態となるよ
うに接合された銅ワイヤのコアによって、幾何学的に形
成された導線を備えることを特徴とする自動車用超肉薄
の一次ケーブルである。このケーブルは、無鉛のポリ塩
化ビニールの絶縁成分からなる同心状シースと共に押し
出すことにより、外周面が形成される。このケーブル
は、3つの工程、すなわち、単一列または多列装置で延
伸する工程と、接合装置で、単一ねじりまたは二重ねじ
りの接合を行う工程と、標準化された絶縁厚さで押し出
しする工程とによって製造される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーブルに関し、
より詳細には、ごく薄のケーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車業界では、自動車の分野だけでは
なく、新しい空気力学的モデルを絶えず要求している分
野の新技術を利用しなければならないことが多い。この
種の技術開発のうちでも、低電圧の自動車用一次ケーブ
ルの製造プロセスが着目されている。この種のケーブル
の品質、サービス、および価格は、世界市場で競争に耐
えうるものでなければならない。このことは、自動車業
界で行われている技術革新の面で挑戦することによって
しか達成されない。
【0003】超薄肉のケーブルは、このような新しい技
術の一例である。この新しい技術によると、適当な装置
による製造を行う上で、競争上有利であり、競争に堪え
うる価格で、高品質の製品を提供することができる。
【0004】この種のケーブルは、従来のケーブルに比
して、いくつかの利点を有し、自動車の重量の軽量化に
貢献することができる。このような軽量化により、燃料
効率および生産性は高められ、化学的−物理的および機
械的テストの回数は減少し、肉厚を薄くしたことによ
り、ハーネス内で従来より大きな回路を一体化すること
ができ、品質および快適性の点で、きわめて有利とな
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】今日では、22番より
も小さいゲージのものに使用される導線のほとんどは、
30%の伸び率、および60.750kg(135,0
00ポンド)/pgのスイッチ強度を有する、極めて精
製された電気分解銅または合金から製造されている。導
線の強度、すなわち剛性が不適当であると、自動車用ハ
ーネスを製造する際の回路の形成時にワイヤが伸びてし
まうことがある。剛性がこのように不十分であると、最
終的な利用段階において、ワイヤを配置する上で損失を
生じさせることがある。
【0006】導線の強度は、押し出し作業の際、主とし
て硬化作業と絶縁作業とを連続的に実施する際に重要で
ある。現在使用されているPVCの熱可塑性絶縁材料
は、例えば、約0.4mm(1000分の16インチ)
の厚さを有しており、この厚さをより小とするために
は、その他のPVC材料または特殊な混合物が必要であ
る。ワイヤのサイズを小さくするには、絶縁物の押し出
し工程を改善して、より精密な導線を製造できるように
し、かつ絶縁材料を改善することが必要である。
【0007】
【課題を解決するための課題】本願出願人は、このよう
な新しい要求を満たした、低電圧の一次ケーブルを開発
した。この一次ケーブルは、絶縁厚さがきわめて薄いこ
とを特徴とし、オーミック(ohmica)電流を自動
車の任意の部分に伝える場合のASTM B-3規格に従
って焼純された、表面が平滑な赤色銅線を有する自動車
用ケーブルとなっている。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明をよりよく理解しうるよう
に、図に従い、本発明について、より詳細に説明する。
図1は、ケーブルの横断面図、図2は、一部を切欠いた
斜視図である。
【0009】この超薄肉ケーブルの主な特徴は、ゲージ
が22〜18AWMの、対称的な(7本ワイヤ)の構造
体11を、ジョイントコードおよびケーブルとして利用
することにある。このケーブルは、摩耗およびピンチテ
ストに耐えうる無鉛のPVCのエコロジカルな成分であ
るPVC185LP(pm2317)を使用している。
【0010】このケーブルは、7本ワイヤの対称的な構
造体11を使用できるように、残留物の指標は相当に低
くなっており、容易かつ迅速に取り扱うことができ、機
械により7本のワイヤを配線することができ、かつ標準
的なセラミックを使用できるので、生産性は高くなって
いる。
【0011】本発明による自動車用の超薄壁10の一次
ケーブルの新規な特徴は、銅ワイヤ13を有し、かつ幾
何学的に形成された導線を使用していることにある。銅
ワイヤは、束の状態となるように接合され、コードの外
周面を優れた状態に仕上げられる。その結果、エコロジ
カルな絶縁体のカバー12を同軸状に硬化することがで
き、絶縁構造により、所要の化学的−物理的テストの結
果が得られる。
【0012】ケーブル(コード)を接合するプロセス
は、同じ品質の接合コードを得ようとする場合に限り、
単一および二重ねじりの接合装置で行うことができる。
【0013】2回ないし15回の工程15によりその他
のコードを製造することもある。この工程は、直線ライ
ン状であり、コードには、直線ラインに対して螺旋状に
延びる、類似した点に、同じワイヤのコードが現れる。
断面積は、1本のワイヤ当たり、π/4×d2である。
【0014製造 この一次ケーブルの製造は、次の工程に従って行われ
る。
【0015】延伸工程 米国ワイヤゲージ規格AWGに従い、7本ワイヤの接合
時に、26ゲージのワイヤを用いて、ゲージ18のケー
ブルを製造し、7本ワイヤの接合時に、28ゲージのワ
イヤを用いて、29ゲージのケーブルを製造し、30ゲ
ージのワイヤを用いて、22ゲージのケーブルを製造す
る。これらのケーブルは、一列または多列装置で延伸す
ることによって得られる。
【0016】このケーブルには、3本のワイヤが必要で
ある。各ワイヤの張力を良好に制御するには、別々のワ
イヤを使用することが必要である。
【0017】接合工程 この第2工程では、プレツイスター(pre−twis
ter)を用いたり、幾何学的な構造を採用したりする
ことなく、単一または二重ねじりの接合装置を使用す
る。これにより、接合コードの品質を同じにすることが
できる。
【0018】押し出し工程 最後に、第3工程として、PVC(ポリ塩化ビニール)
の熱可塑性成分から成るカバー、すなわち絶縁体を、同
軸状に配置し、所定の厚さの標準化された絶縁体を得
る。この結果、製品は、摩耗、ピンチ機械的テスト、お
よびエコロジカルテストに耐えることができるものとな
り、かつ絶縁性熱可塑材料押し出し装置で押し出すこと
ができ、非対称の構造の一次ケーブルと比較して、より
大きい生産性が得られる。
【0019】このケーブルのきわめて薄い壁は、10m
m容量の押し出し装置で、平均18ゲージのAWGで、
1000MPMの直線速度で押し出される。
【0020】超薄肉の一次ケーブルの利点として、次の
ことが挙げられる。
【0021】幾何学的構造を採用したことによって、す
ぐれた表面仕上げが可能となり、押し出し領域における
生産性は高められ、押し出し速度は大となり、かつ加工
時の残留物は低減する。その結果、自動車の所望の部分
に電流を伝えるための他の回路に組み込む際のハーネス
重量が低減する。
【0022】このケーブルは、双方のワイヤを接合する
際に、測定電圧が等しくなるように、注意深く作業する
べきであり、各ワイヤは、許容される最大の電気抵抗オ
ーミック(ohmica)を有していなければならな
い。その理由は、この電気抵抗は、ケーブルの構造を定
める特性であるからである。
【0023】この超薄肉のケーブルは、構造が非対称を
なす他の一次ケーブルに比して、いくつかの利点を有す
る。フィラメントのねじり工程の間で、中空部14を縮
小させると、絶縁厚さを大とすることができ、これによ
り、化学的−物理的および機械テストの結果を向上させ
ることができる。これらのテストは、義務的なものであ
り、また生産性はより高くなり、残留物はより少なくな
る。
【0024】このケーブルは、自動車の電気系統の設計
時に指定される−40℃〜105℃の範囲の温度にさら
される自動車用ハーネスの製造に使用しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のケーブルの横断面図である。
【図2】本発明のケーブルの一部を切り欠いた斜視図で
ある。
【符号の説明】
10 超薄壁 11 構造体 12 カバー 13 銅ワイヤ 14 中空部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 カルロス テノリオ グティエレス メキシコ国 クロ ケレタロ 76120 フ ーリカ パルク インデュストリアル カ ル・ア エセ・エレ・ペ カ・エメ 9. 6 (72)発明者 アルテミオ マルチネス コロナ メキシコ国 クロ ケレタロ 76120 フ ーリカ パルク インデュストリアル カ ル・ア エセ・エレ・ペ カ・エメ 9. 6 Fターム(参考) 5G309 LA05 LA06 LA13 RA10

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面が、凹凸の極めて少ない平らな管
    状壁となるように、束状に二重にねじられた銅ワイヤの
    コアによって、導線を幾何学的形状に形成し、これによ
    り、ポリ塩化ビニールの汚染を生じない絶縁成分から成
    る同軸状の薄いシースと共に、導線を押し出して形成し
    たことを特徴とする、自動車用の薄肉一次ケーブル。
  2. 【請求項2】 18〜22AWGのゲージの7本ワイヤ
    をもって、対称的構造に形成したコアを備えることを特
    徴とする、請求項1記載の自動車用の薄肉一次ケーブ
    ル。
  3. 【請求項3】 ポリ塩化ビニール絶縁体が、無鉛であ
    り、摩耗、及び剛性にすぐれるとともに、ピンチテスト
    に耐えることができ、かつ難燃性であることを特徴とす
    る、請求項1記載の自動車用の薄肉一次ケーブル。
JP10373937A 1998-12-28 1998-12-28 自動車用の薄肉一次ケ―ブル Pending JP2000195340A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10373937A JP2000195340A (ja) 1998-12-28 1998-12-28 自動車用の薄肉一次ケ―ブル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10373937A JP2000195340A (ja) 1998-12-28 1998-12-28 自動車用の薄肉一次ケ―ブル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000195340A true JP2000195340A (ja) 2000-07-14

Family

ID=18503004

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10373937A Pending JP2000195340A (ja) 1998-12-28 1998-12-28 自動車用の薄肉一次ケ―ブル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000195340A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105632594A (zh) * 2015-12-30 2016-06-01 合肥星辰电线电缆股份有限公司 一种汽车用薄壁热塑性绝缘低压电缆

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105632594A (zh) * 2015-12-30 2016-06-01 合肥星辰电线电缆股份有限公司 一种汽车用薄壁热塑性绝缘低压电缆

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4143087B2 (ja) 極細絶縁線と同軸ケーブル及びその製造方法並びにこれを用いた多芯ケーブル
CN110012676B (zh) 包覆电线、带端子电线、铜合金线和铜合金绞合线
KR20160070089A (ko) 구리 합금선, 구리 합금 연선, 피복 전선, 와이어 하니스 및 구리 합금선의 제조 방법
EP3576104B1 (en) Insulation cable
JP2012146431A (ja) 電線導体及び絶縁電線
WO2005052955A1 (ja) 自動車用電線
JP4043889B2 (ja) 自動車用アルミケーブル
JP2000195340A (ja) 自動車用の薄肉一次ケ―ブル
JP7265324B2 (ja) 絶縁電線、ケーブル
CA2232920C (en) Primary cable of ultra thin-wall for automotive service
JPH11329084A (ja) 自動車用の銅合金を基材とする高機械強度のたわみ電気導体及びその取得方法
US2787653A (en) Electric cables
JP4182850B2 (ja) 自動車用電線
JP2005093301A (ja) 自動車用電線
JPH0660739A (ja) 自動車用電線導体
JP2018045855A (ja) 平形ケーブル
JP2006032081A (ja) 自動車用電線
CN219800539U (zh) 适用于全自动剥线设备的新能源车辆用高压铝电缆
JP7294258B2 (ja) 複合ケーブル
US20230231326A1 (en) Electric wire and terminal-equipped electric wire
JP2005158451A (ja) 自動車用複合電線
JP2005197135A (ja) 自動車用電源線
JPH04289610A (ja) 円形圧縮導体
JP2006032076A (ja) 自動車用電線
JPH11224538A (ja) 自動車用電線導体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050809

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071009

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20080108

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20080111

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20080208

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20080214

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080312

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080513

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20081021