JP2000195205A - 磁気記録再生装置のヘッドロ―ディング機構 - Google Patents

磁気記録再生装置のヘッドロ―ディング機構

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JP2000195205A
JP2000195205A JP10374196A JP37419698A JP2000195205A JP 2000195205 A JP2000195205 A JP 2000195205A JP 10374196 A JP10374196 A JP 10374196A JP 37419698 A JP37419698 A JP 37419698A JP 2000195205 A JP2000195205 A JP 2000195205A
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plunger
arm
solenoid
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magnetic head
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JP10374196A
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Takashi Nakai
隆 中井
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヘッドローディング機構にソレノイドを用い
ても記録再生時に懸念される消費電力の増大が回避でき
る磁気記録再生装置を提供すること。 【解決手段】 上側磁気ヘッドを搭載したアーム14が
支持可能なリフター16と、アーム14を磁気ディスク
から離反させる向きにリフター16を常時付勢する捩り
コイルばね25と、プランジャ17aを没入させること
で連結部材27を介してリフター16が駆動可能なソレ
ノイド17と、連結部材27と係脱するラッチ部26a
を有し、カム溝26bおよびガイドピン29からなるカ
ム機構により移動範囲が規定されるロック板26と、こ
のロック板26をプランジャ17aの突出方向と略同等
の向きに常時付勢するコイルばね28とを備え、プラン
ジャ17aの駆動力で連結部材27がロック板26を押
し込みラッチ部26aを乗り越えると、この連結部材2
7がラッチ部26aに係止されると共に、アーム14が
下降して上側磁気ヘッドが磁気ディスク6上にローディ
ングされ、そのローディング完了状態がソレノイド17
への通電を遮断しても維持されるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気記録再生装置の
ヘッドローディング機構に係り、特に、ソレノイドを使
用して上側磁気ヘッドを磁気ディスク上にローディング
したり磁気ディスクからアンローディングさせるヘッド
ローディング機構の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】両面記録型の磁気ディスクに対して情報
の記録や再生を行う磁気記録再生装置には、キャリッジ
に搭載された下側磁気ヘッドと、該キャリッジに揺動自
在に支持されているアーム(ホールドケース)に搭載さ
れた上側磁気ヘッドとが具備されており、装置内へ挿入
されたディスクカートリッジの内部に収納されている磁
気ディスクがローディングされると、上側磁気ヘッドと
下側磁気ヘッドとにより該磁気ディスクの表裏両面に対
して情報の記録再生が行えるようになっている。また、
このような磁気記録再生装置には、上側磁気ヘッドを昇
降させるヘッドローディング機構が設けられていて、デ
ィスクカートリッジの挿入時や排出時には該カートリッ
ジとの衝突を避けるため上側磁気ヘッドは上方へ持ち上
げられているが、記録再生時には回転駆動可能に装着さ
れている磁気ディスク上まで上側磁気ヘッドを下降させ
てヘッドローディングさせられるようになっている。
【0003】このようなヘッドローディング機構として
は、挿入されたディスクカートリッジを保持して昇降す
るカートリッジホルダで前記アームを支え、該ホルダの
昇降動作に上側磁気ヘッドを追従させるという単純な構
成のものも知られているが、磁気ディスクが回転駆動可
能に装着されていても上側磁気ヘッドによる記録再生を
行わないときには、磁気ディスクを保護するために上側
磁気ヘッドを該磁気ディスクの上方の待機位置に保持し
ておくことが望ましいので、カートリッジホルダの昇降
動作とは独立に上側磁気ヘッドを昇降させられるような
ヘッドローディング機構が高容量タイプの磁気記録再生
装置においては一般的である。そして、このように上側
磁気ヘッドを待機状態に保持しておくことのできるヘッ
ドローディング機構を比較的簡単な構成で実現するた
め、従来より、前記アームが支持可能な支持部材をソレ
ノイドで駆動して上側磁気ヘッドを昇降させるようにし
た磁気記録再生装置の実用化が検討されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ソレノイド
を使用した従来のヘッドローディング機構は、ソレノイ
ドに所定の電流を通電すると前記支持部材に大きな駆動
力が付与されて、該支持部材の前記アームに対する支持
状態が解除されるため上側磁気ヘッドが磁気ディスク上
にローディングされ、かかるヘッドローディング状態で
ソレノイドへの通電量をある程度低減させると前記支持
部材の復帰力で前記アームが若干押し上げられて、上側
磁気ヘッドを待機位置まで上昇(退避)させられるよう
になっている。それゆえ、従来のこの種のヘッドローデ
ィング機構では、上側磁気ヘッドのローディングが完了
して記録再生を行っている間、ソレノイドに所定の電流
を通電し続けねばならず、記録再生時にヘッドローディ
ング機構の消費電力が不所望に多くなるという問題点が
あった。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、ヘッド
ローディング機構のソレノイドに所定の電流を通電し
て、アームを支持する支持部材を駆動せしめ、上側磁気
ヘッドを磁気ディスク上にローディングさせると、この
支持部材がロック部材に係止(ロック)されるようにし
て、前記ソレノイドへの通電を遮断してもヘッドローデ
ィング状態が保たれるようにし、さらに前記ソレノイド
を制御して前記ロック状態が解除できるようにすること
により、ヘッドローディング機構にソレノイドを用いて
も記録再生時に懸念される消費電力の増大が回避できる
ようにした。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明による磁気記録再生装置の
ヘッドローディング機構は、シャーシに固定されたガイ
ドシャフトに案内されて、回転駆動可能に装着された磁
気ディスクの半径方向に沿って移送されるキャリッジ
と、このキャリッジに搭載された下側磁気ヘッドと、前
記キャリッジに揺動自在に取り付けられて前記磁気ディ
スクに対し近接離反するアームと、このアームに搭載さ
れた上側磁気ヘッドと、前記アームを前記磁気ディスク
に近接させる向きに常時付勢する第1の付勢手段と、こ
の第1の付勢手段の付勢力に抗して前記アームを支持可
能な支持部材と、前記アームを前記磁気ディスクから離
反させる向きに前記支持部材を常時付勢する第2の付勢
手段と、前記支持部材に連結されたプランジャを有し、
このプランジャを没入させることで該支持部材を前記第
2の付勢手段の付勢力に抗して駆動して前記アームに対
する前記支持状態が解除可能なソレノイドと、初期位置
において前記支持部材が係止可能なラッチ部を有しカム
機構により移動範囲が規定されるロック部材と、このロ
ック部材を前記プランジャの突出方向と略同等の向きに
常時付勢する第3の付勢手段とを備え、前記プランジャ
の没入動作に伴い前記支持部材が前記第3の付勢手段の
付勢力に抗して前記ロック部材を移動させて前記ラッチ
部を乗り越えると、このロック部材が前記初期位置に復
帰し、その状態で前記ソレノイドへの通電を遮断すると
前記ラッチ部が前記支持部材を係止したロック状態とな
り、且つ、前記ロック状態で前記ソレノイドに通電して
前記プランジャをさらに没入させると、前記第2および
第3の付勢手段の付勢力に抗して駆動される前記支持部
材が前記ラッチ部を遠ざける向きに前記ロック部材を移
動させ、その状態で前記ソレノイドへの通電量を所定値
以下に設定すると、前記第2の付勢手段の付勢力で前記
支持部材が移動して前記ロック状態が解除されるように
構成した。
【0007】このように構成されるヘッドローディング
機構では、ソレノイドに通電して、第2の付勢手段の付
勢力に抗してプランジャで支持部材を駆動することによ
り、上側磁気ヘッドを搭載しているアームを磁気ディス
ク側へ下降させることができる。そして、アームに対す
る前記支持状態が解除される位置まで支持部材をソレノ
イドで駆動した段階で、この支持部材が、カム機構によ
り位置決めされるロック部材のラッチ部に係止(ロッ
ク)されるようにしておくことにより、第1の付勢手段
の付勢力でアームを下降させて上側磁気ヘッドを磁気デ
ィスク上にローディングさせることができると共に、そ
のローディング完了状態をソレノイドへの通電を遮断し
ても維持することができる。その結果、このヘッドロー
ディング機構は、ソレノイドを用いて構成を簡素化して
いるにも拘らず、記録再生時に該ソレノイドに通電する
必要がないので消費電力が大幅に低減できる。
【0008】また、上側磁気ヘッドを磁気ディスクから
アンローディングさせる場合には、まずソレノイドに通
電してプランジャをさらに没入させ、前記ロック状態の
支持部材を第2および第3の付勢手段の付勢力に抗して
さらに移動させる。すると、プランジャに駆動された支
持部材が、ラッチ部を徐々に遠ざけるようにロック部材
を押し込んでいくので、前記カム機構に沿って移動する
ロック部材を所定量押し込んで該支持部材からラッチ部
を十分に離間させた時点で、ソレノイドへの通電を遮断
するか、あるいはその通電量を所望の値に低減させる
と、第2の付勢手段の付勢力で支持部材が復帰方向へ移
動するので、ソレノイドへの通電を制御するだけで前記
ロック状態を解除することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照しつつ
説明すると、図1は本実施例に係る磁気記録再生装置の
内部構成を示す平面図、図2は該磁気記録再生装置の正
面図、図3は該磁気記録再生装置に組み込まれているス
ライド板の側面図、図4は該磁気記録再生装置に組み込
まれているヘッド移送体の断面図、図5は該磁気記録再
生装置のヘッドローディング機構により上側磁気ヘッド
を上端位置に保持している状態を示す要部平面図、図6
は図5の状態でのリフターや該磁気ヘッド等の動作位置
を示す説明図、図7は該ヘッドローディング機構により
該磁気ヘッドを待機位置に保持している状態を示す要部
平面図、図8は図7の状態でのリフターや該磁気ヘッド
等の動作位置を示す説明図、図9は該ヘッドローディン
グ機構のリフターをロックさせる直前の動作状態を示す
要部平面図、図10は図9の状態でのリフターや該磁気
ヘッド等の動作位置を示す説明図、図11は該磁気ヘッ
ドを下端位置まで下降させた記録再生時の状態を示す要
部平面図、図12は図11の状態でのリフターや該磁気
ヘッド等の動作位置を示す説明図、図13は該ヘッドロ
ーディング機構のリフターをロック解除する際の動作状
態を示す要部平面図、図14は図13の状態でのリフタ
ーや該磁気ヘッド等の動作位置を示す説明図、図15は
該磁気記録再生装置の動作手順を示すフローチャートで
ある。
【0010】本実施例に係る磁気記録再生装置は、筐体
1と、この筐体1の前部開口に取り付けられた前面板2
と、筐体1の内部に収納されたメカニズム本体とで構成
されており、前面板2にはディスクカートリッジ3を挿
脱させるための挿入口2aが穿設されていると共に、デ
ィスクカートリッジ3の排出時に押圧操作されるイジェ
クト釦4が配設されている。また、前面板2の裏側には
扉5が回動自在に支承されており、この扉5は図示せぬ
コイルばねによって挿入口2aを閉鎖する向きに弾性付
勢されている。
【0011】なお、この磁気記録再生装置に用いられる
ディスクカートリッジ3は公知のもので、プラスチック
材で成形されたカートリッジケース3aの内部に磁気デ
ィスク6が回転自在に収納されている。そして、磁気記
録再生装置に装着されていないときには、ディスクカー
トリッジ3の図示せぬシャッタがカートリッジケース3
aの開口を蓋閉しているが、装着時には磁気記録再生装
置の図示せぬシャッタ開閉機構が前記シャッタを開放し
て、ディスクカートリッジ3の内部の磁気ディスク6が
露出するようになっている。
【0012】磁気記録再生装置の前記メカニズム本体
は、筐体1の内底面に固定されたシャーシ10と、この
シャーシ10の上面に前後進可能に載置されたスライド
板11と、このスライド板11に保持されて上下動可能
なカートリッジホルダ12と、下側磁気ヘッド7を搭載
したキャリッジ13に上側磁気ヘッド8を搭載したアー
ム(ホールドケース)14を揺動自在に取り付けてなる
ヘッド移送体9と、回転駆動可能に装着された磁気ディ
スク6の半径方向に沿ってヘッド移送体9を移送可能な
ステッピングモータ15等のヘッド移送機構と、アーム
14を介して上側磁気ヘッド8を昇降可能なリフター1
6やソレノイド17等のヘッドローディング機構と、磁
気ディスク6を回転駆動するためのスピンドルモータ1
8とによって主に構成されている。
【0013】スライド板11は断面U字状に折り曲げ形
成された金属板からなり、その両側の側面には図3に示
すようにカム溝11aが設けられている。また、カート
リッジホルダ12は断面逆U字状に折り曲げ形成された
金属板からなり、その両側の側面には前記カム溝11a
と係合する係合片12aが突設されている。そして、こ
のカートリッジホルダ12はスライド板11の両側の側
面の間に挿入されて、シャーシ10により上下方向のみ
に移動できるように規制されている。また、カートリッ
ジホルダ12の上面とスライド板11の一側面との間に
は引っ張りばね19が掛け止めされていて、この引っ張
りばね19によりスライド板11はシャーシ10の前端
方向(図1の左方向)へ弾性付勢されている。なお、ス
ライド板11の前端部には前記イジェクト釦4が固定さ
れている。
【0014】シャーシ10の後部に配置されているヘッ
ド移送体9は、プラスチック材で成形されたキャリッジ
13とアーム14とをヒンジ結合して構成されていて、
キャリッジ13の先端部には下側磁気ヘッド7が接着固
定されており、アーム14の先端部にはジンバルばね等
を介して上側磁気ヘッド8が固定されている。また、図
4に示すように、ヘッド移送体9の上面にはロードスプ
リング20が配設されていて、このロードスプリング2
0によりアーム14はキャリッジ13に向けて弾性付勢
されている。なお、アーム14には、その一側部にカー
トリッジホルダ12の上面に搭載される腕部14aが突
設されていると共に、他側部に前記リフター16の昇降
片16aに搭載される腕部14bが突設されている。
【0015】前記ヘッド移送機構は、キャリッジ13の
一側部を貫通してシャーシ10に固定されたガイドシャ
フト21と、キャリッジ13の他側部に突設されている
螺合部13aが弾接状態で螺合しているスクリューシャ
フト22と、シャーシ10に取り付けられてスクリュー
シャフト22を回転軸として回転するステッピングモー
タ15等によって構成されている。そして、ステッピン
グモータ15の駆動力でスクリューシャフト22を回転
させることにより、その回転が螺合部13aを介してキ
ャリッジ13に伝達されて、ヘッド移送体9がガイドシ
ャフト21に案内されながらシャーシ10の前後方向、
すなわち磁気ディスク6の半径方向に沿って移送される
ようになっている。
【0016】前記ヘッドローディング機構は、図5〜図
14に示すように、シャーシ10に固定された取付板2
3と、この取付板23に取り付けられたソレノイド17
と、取付板23に固定された支軸24を中心に回動自在
で一端側に昇降片16aを形成し、且つ下端部にスタッ
ド16bをかしめ固定しているリフター16と、巻回部
が支軸24に保持されて両端部が取付板23とリフター
16とに掛け止めされている捩りコイルばね25と、前
記スタッド16bを上下方向に案内するガイド溝27a
を有してリフター16とスライド自在に連結され、且つ
ソレノイド17のプランジャ17aに接着固定された連
結部材27と、この連結部材27に係脱するラッチ部2
6aや所定形状のカム溝26bを有して取付板23の底
板部上で摺動可能なロック板26と、このロック板26
と取付板23との間に介設されて該ロック板26をプラ
ンジャ17aの突出方向と略同等の向きに弾性付勢して
いるコイルばね28と、取付板23の底板部に立設され
てロック板26のカム溝26b内に挿通されたガイドピ
ン29とによって構成されており、捩りコイルばね25
はリフター16を、その昇降片16aが上昇する向きに
弾性付勢している。そして、前述したようにリフター1
6の昇降片16a上にはアーム14の一方の腕部14b
が搭載されているので、他方の腕部14aがカートリッ
ジホルダ12から離間している状態のとき、リフター1
6の回動に伴ってアーム14を昇降させることができ
る。
【0017】なお、前記ロック板26は、連結部材27
と係合していない図5に示す状態が初期位置であるが、
この初期位置では図11に示すようにガイドピン29に
より図示右方向への移動が規制されているので、連結部
材27を介してリフター16をラッチ部26aにて係止
(ロック)できるようになっている。また、前記カム溝
26bは、プランジャ17aの出没方向に対して略平行
に延びる最奥移動案内部26b1と、この最奥移動案内
部26b1に対してプランジャ17aから離れる向きに
傾斜して延びる傾斜移動案内部26b2とを有する溝形
状に形成してある。そして、ロック板26が連結部材2
7を介してプランジャ17aに押し込まれて前記初期位
置から所定量移動するまでの範囲内では、ガイドピン2
9は必ず傾斜移動案内部26b2内に位置して最奥移動
案内部26b1内へ進入することはないが、ロック板2
6が該所定量以上移動すると図13に示すように、ガイ
ドピン29が最奥移動案内部26b1内を移動するよう
に設定してある。
【0018】すなわち、このヘッドローディング機構
は、図5,6に示すように、上側磁気ヘッド8が上端位
置に保持されているとき、前記初期位置にあるロック板
26のラッチ部26aのテーパ面に連結部材27が対向
しており、この状態でソレノイド17に所定の電流を通
電してプランジャ17aを没入させると、連結部材27
が前記テーパ面と摺接してラッチ部26aを押し込みな
がら、コイルばね28の付勢力に抗してロック板26を
傾斜移動案内部26b2に沿った向きに移動させてい
く。そして、連結部材27がラッチ部26aを乗り越え
ると、コイルばね28の付勢力でロック板26は前記初
期位置に復帰し、その状態でソレノイド17への通電を
遮断すると、前述したようにラッチ部26aが連結部材
27を介してリフター16を係止したロック状態となる
ようにしてある。また、かかるロック状態でソレノイド
17に通電してプランジャ17aをさらに没入させる
と、捩りコイルばね25およびコイルばね28の付勢力
に抗して駆動される連結部材27が、ラッチ部26aを
遠ざける向きにロック板26を移動させてガイドピン2
9を最奥移動案内部26b1内へ進入させるため、ロッ
ク板26はプランジャ17aから遠ざけられたまま後退
し、その状態でソレノイド17への通電を遮断するか、
あるいは通電量を所定値以下に設定すると、捩りコイル
ばね25の付勢力で連結部材27が逆向きに移動して前
記ロック状態が解除されるようにしてある。
【0019】次に、上述した磁気記録再生装置の動作
を、図15を参照しつつ説明する。
【0020】カートリッジホルダ12にディスクカート
リッジ3が装着されていないとき、即ち、磁気記録再生
装置が図15のイジェクト状態にあるときには、スライ
ド板11は図示せぬロック機構により係止されているの
で、引っ張りばね19の付勢力に抗して後退位置に配置
されている。また、カートリッジホルダ12は、その係
合片12aがスライド板11のカム溝11aの上端に係
止されているため、ディスクカートリッジ3の挿脱が可
能なアンローディング位置に配置されている。
【0021】そして、カートリッジケース3aで扉5を
押し開いてディスクカートリッジ3を前面板2の挿入口
2aから磁気記録再生装置の内部へ挿入していくと(図
15のメディアロード)、このディスクカートリッジ3
は、そのシャッタが前記シャッタ開閉機構により開放さ
れながら、カートリッジホルダ12内へ挿入されてい
き、ディスクカートリッジ3の先端部分がキャリッジ1
3とアーム14との間に入り込んでいく。このとき、上
側磁気ヘッド8は図6に示す上端位置に保持されている
ので、ディスクカートリッジ3が上側磁気ヘッド8に当
接する心配はない。また、かかるディスクカートリッジ
3の挿入過程で、前記ロック機構がカートリッジケース
3aに押し込まれてスライド板11に対する係止状態を
解除するので、引っ張りばね19の付勢力によってスラ
イド板11は前進位置へ移動する。そして、スライド板
11が前進すると、イジェクト釦4が前面板2から突出
すると共に、カートリッジホルダ12の係合片12aが
スライド板11のカム溝11aの下端へと移動するた
め、該ホルダ12がディスクカートリッジ3を保持した
まま図8,10,12等に示す位置まで下降していき、
磁気ディスク6がスピンドルモータ18によって回転駆
動可能な状態となる。
【0022】さて、装置内へ挿入されたディスクカート
リッジ3を保持したままカートリッジホルダ12が下降
していくと、アーム14の腕部14aが該ホルダ12の
上面から離間するので、アーム14はロードスプリング
20の付勢力に抗してリフター16の昇降片16aに支
持されることになる(図15のヘッド待機状態)。この
状態から、磁気ヘッド7または8による記録再生を行う
場合は、ソレノイド17に通電し(図15のソレノイド
通電ON)、捩りコイルばね25の付勢力に抗してプラ
ンジャ17aを没入させることにより、リフター16を
図6の時計回り方向へ回転させて、昇降片16aの下降
に伴いアーム14をキャリッジ13に近付けていく。そ
して、図12に示す状態までプランジャ17aを没入さ
せれば、アーム14はリフター16の支えがなくなって
ロードスプリング20により下方へ付勢されるので、上
側磁気ヘッド8は下端位置まで下降して磁気ディスク6
上に接触し(図15のヘッドロード状態)、情報の記録
や再生が可能となる。
【0023】こうしてリフター16をソレノイド17で
駆動して、アーム14に対する支持状態を解除した図1
2に示す位置まで移動させる過程での、ロック板26の
動作について説明すると、まず図5に示す初期位置にあ
ったロック板26が、図7,9に示すように連結部材2
7を介してプランジャ17aに駆動されるため、コイル
ばね28の付勢力に抗してロック板26は、カム溝26
bの傾斜移動案内部26b2に沿って図示左斜め下方へ
移動していく。そして、連結部材27とロック板26の
ラッチ部26aが図9に実線で示す位置関係になった直
後に、連結部材27がラッチ部26aを乗り越えるた
め、ロック板26はコイルばね28に付勢されて初期位
置に戻り、図11に示す状態となる。この状態でロック
板26はガイドピン29の規制力により図示右方向への
移動が規制されるので、ソレノイド17への通電を遮断
しても捩りコイルばね25が連結部材27を同方向へ移
動させることはできず、それゆえリフター16はロック
板26のラッチ部26aに係止(ロック)された状態に
なり、上側磁気ヘッド8のローディング状態は維持され
る。つまり、このヘッドローディング機構は、ソレノイ
ド17を用いて構成を簡素化してはいるものの、記録再
生時に該ソレノイド17に通電する必要がないので消費
電力が大幅に低減できる。
【0024】上側磁気ヘッド8が下降して磁気ディスク
6上に接触すると、磁気記録再生装置は、図示しない制
御装置から信号を出力して、下側磁気ヘッド7および上
側磁気ヘッド8を所望の記録トラックまでシークし(図
15のシークモード)、しかる後に下側磁気ヘッド7ま
たは上側磁気ヘッド8を駆動して、所望の記録再生動作
を実行する(図15のR/Wモード)。また、所望の記
録再生動作が終了すると、磁気記録再生装置は、図示し
ない制御装置からランダムシークコマンドを出力して、
上側磁気ヘッド8を毎回異なる不特定の記録トラックま
でシークさせ(図15の不特定のトラックにシーク)、
ランダムシーク終了後、連結部材27に対するラッチ部
26aのロック状態を解除して(図15のロック解
除)、上側磁気ヘッド8を図8に示す待機位置まで上昇
(退避)させる。
【0025】連結部材27に対するラッチ部26aのロ
ック解除は、以下のようにして行われる。即ち、まずソ
レノイド17に通電してプランジャ17aをさらに没入
させ、前記ロック状態の連結部材27を図13に示すよ
うに、捩りコイルばね25およびコイルばね28の付勢
力に抗してさらに移動させる。すると、プランジャ17
aに駆動された連結部材27が、ラッチ部26aを徐々
に遠ざけるようにロック板26を押し込んでいき、カム
溝26bの傾斜移動案内部26b2に沿って移動するロ
ック板26がある程度押し込まれるとガイドピン29が
最奥移動案内部26b1内へと進入し、前述したように
ロック板26はプランジャ17aから遠ざけられたまま
後退していく。そして、ロック板26が図13に実線で
示す位置まで押し込まれた時点で、ソレノイド17への
通電を遮断すると、リフター16が捩りコイルばね25
に付勢されて復帰方向へ移動するので、図13に鎖線で
示すように連結部材27に対するラッチ部26aのロッ
ク状態が解除される。すると、リフター16の復帰動作
に伴い昇降片16aがアーム14を押し上げるので、図
14に示すように、上側磁気ヘッド8は磁気ディスク6
上からアンローディングされることになる。
【0026】なお、連結部材27に対するロック状態を
解除するヘッドアンローディング時に、上側磁気ヘッド
8を図6に示す上端位置まで上昇させる場合には上述し
たように、ロック板26が図13に実線で示す位置まで
押し込まれた時点でソレノイド17への通電を遮断すれ
ばよく、上側磁気ヘッド8を図8に示す待機位置まで上
昇(退避)させるには、捩りコイルばね25の付勢力で
連結部材27およびリフター16を図12の状態から図
8の状態まで反時計回り方向に所定量回転させればよ
い。
【0027】また、この磁気記録再生装置は、ディスク
カートリッジ3を外部へ排出するため前記イジェクト釦
4が押し込まれると(図15のイジェクト)、スライド
板11が後退動作を開始した直後にソレノイド17への
通電が遮断されて、捩りコイルばね25の付勢力でリフ
ター16の昇降片16aが図6に示す位置まで上昇する
ように設定してある。その結果、アーム14がリフター
16に押し上げられて、上側磁気ヘッド8が図6に示す
上端位置に保持されることになるので、スライド板11
の後退動作に伴ってカートリッジホルダ12が上昇して
も、該ホルダ12に保持されているディスクカートリッ
ジ3が上側磁気ヘッド8に当接する心配はない。ただ
し、スライド板11の後退動作に伴うカートリッジホル
ダ12の上昇動作は、前記係合片12aが前記カム溝1
1aに沿って上方へ移動するという動作である。また、
イジェクト釦4に押し込まれて後退位置へ移動したスラ
イド板11は、前記ロック機構により係止されるように
なっている。
【0028】
【発明の効果】本発明による磁気記録再生装置の磁気ヘ
ッド制御方法は、以上説明したような形態で実施され、
以下に記載されるような効果を奏する。
【0029】ソレノイドに通電してプランジャを没入さ
せ、上側磁気ヘッドを搭載しているアームを支持する支
持部材を駆動することにより、このアームを磁気ディス
ク側へ下降させることができ、アームに対する前記支持
状態が解除される位置まで支持部材をソレノイドで駆動
した段階で、この支持部材が、カム機構により位置決め
されるロック部材のラッチ部に係止(ロック)されるよ
うにしておくことにより、アームを下降させて上側磁気
ヘッドを磁気ディスク上にローディングさせることがで
きると共に、そのローディング完了状態をソレノイドへ
の通電を遮断しても維持することができる。その結果、
このヘッドローディング機構は、ソレノイドを用いて構
成を簡素化しているにも拘らず、記録再生時に該ソレノ
イドに通電する必要がないので消費電力が大幅に低減で
きる。
【0030】また、上側磁気ヘッドを磁気ディスクから
アンローディングさせる場合には、ソレノイドに通電し
てプランジャをさらに没入させることにより支持部材を
駆動し、この支持部材から前記ラッチ部を十分に離間さ
せた時点でソレノイドへの通電を制御すれば、前記ロッ
ク状態を解除することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る磁気記録再生装置の内
部構成を示す平面図である。
【図2】該磁気記録再生装置の正面図である。
【図3】該磁気記録再生装置に組み込まれているスライ
ド板の側面図である。
【図4】該磁気記録再生装置に組み込まれているヘッド
移送体の断面図である。
【図5】該磁気記録再生装置のヘッドローディング機構
により上側磁気ヘッドを上端位置に保持している状態を
示す要部平面図である。
【図6】図5の状態でのリフターや該磁気ヘッド等の動
作位置を示す説明図である。
【図7】該ヘッドローディング機構により該磁気ヘッド
を待機位置に保持している状態を示す要部平面図であ
る。
【図8】図7の状態でのリフターや該磁気ヘッド等の動
作位置を示す説明図である。
【図9】該ヘッドローディング機構のリフターをロック
させる直前の動作状態を示す要部平面図である。
【図10】図9の状態でのリフターや該磁気ヘッド等の
動作位置を示す説明図である。
【図11】該磁気ヘッドを下端位置まで下降させた記録
再生時の状態を示す要部平面図である。
【図12】図11の状態でのリフターや該磁気ヘッド等
の動作位置を示す説明図である。
【図13】該ヘッドローディング機構のリフターをロッ
ク解除する際の動作状態を示す要部平面図である。
【図14】図13の状態でのリフターや該磁気ヘッド等
の動作位置を示す説明図である。
【図15】磁気記録再生装置の動作手順を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 筐体 2 前面板 3 ディスクカートリッジ 4 イジェクト釦 6 磁気ディスク 7 下側磁気ヘッド 8 上側磁気ヘッド 9 ヘッド移送体 10 シャーシ 11 スライド板 12 カートリッジホルダ 13 キャリッジ 14 アーム(ホールドケース) 14a,14b 腕部 15 ステッピングモータ 16 リフター(支持部材) 16a 昇降片 16b スタッド 17 ソレノイド 17a プランジャ 18 スピンドルモータ 19 引っ張りバネ 20 ロードスプリング(第1の付勢手段) 21 ガイドシャフト 22 スクリューシャフト 23 取付板 24 支軸 25 捩りコイルばね(第2の付勢手段) 26 ロック板(ロック部材) 26a ラッチ部 26b カム溝 26b1 最奥移動案内部 26b2 傾斜移動案内部 27 連結部材 27a ガイド溝 28 コイルばね(第3の付勢手段) 29 ガイドピン
【手続補正書】
【提出日】平成11年4月2日(1999.4.2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照しつつ
説明すると、図1は本実施例に係る磁気記録再生装置の
内部構成を示す平面図、図2は該磁気記録再生装置の正
面図、図3は該磁気記録再生装置に組み込まれているス
ライド板の側面図、図4は該磁気記録再生装置に組み込
まれているヘッド移送体の断面図、図5は該磁気記録再
生装置のヘッドローディング機構により上側磁気ヘッド
を上端位置に保持している状態を示す要部平面図、図6
は図5の状態でのリフターや該磁気ヘッド等の動作位置
を示す説明図、図7は該ヘッドローディング機構により
該磁気ヘッドを待機位置に保持している状態を示す要部
平面図、図8は図7の状態でのリフターや該磁気ヘッド
等の動作位置を示す説明図、図9は該ヘッドローディン
グ機構のリフターをロックさせる直前の動作状態を示す
要部平面図、図10は図9の状態でのリフターや該磁気
ヘッド等の動作位置を示す説明図、図11は該磁気ヘッ
ドを下端位置まで下降させた記録再生時の状態を示す要
部平面図、図12は図11の状態でのリフターや該磁気
ヘッド等の動作位置を示す説明図、図13は該ヘッドロ
ーディング機構のリフターをロック解除する際の動作状
態を示す要部平面図、図14は図13の状態でのリフタ
ーや該磁気ヘッド等の動作位置を示す説明図である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】次に、上述した磁気記録再生装置の動作
ついて説明する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】カートリッジホルダ12にディスクカート
リッジ3が装着されていないとき、スライド板11は図
示せぬロック機構により係止されているので、引っ張り
ばね19の付勢力に抗して後退位置に配置されている。
また、カートリッジホルダ12は、その係合片12aが
スライド板11のカム溝11aの上端に係止されている
ため、ディスクカートリッジ3の挿脱が可能なアンロー
ディング位置に配置されている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】そして、カートリッジケース3aで扉5を
押し開いてディスクカートリッジ3を前面板2の挿入口
2aから磁気記録再生装置の内部へ挿入していくと、
のディスクカートリッジ3は、そのシャッタが前記シャ
ッタ開閉機構により開放されながら、カートリッジホル
ダ12内へ挿入されていき、ディスクカートリッジ3の
先端部分がキャリッジ13とアーム14との間に入り込
んでいく。このとき、上側磁気ヘッド8は図6に示す上
端位置に保持されているので、ディスクカートリッジ3
が上側磁気ヘッド8に当接する心配はない。また、かか
るディスクカートリッジ3の挿入過程で、前記ロック機
構がカートリッジケース3aに押し込まれてスライド板
11に対する係止状態を解除するので、引っ張りばね1
9の付勢力によってスライド板11は前進位置へ移動す
る。そして、スライド板11が前進すると、イジェクト
釦4が前面板2から突出すると共に、カートリッジホル
ダ12の係合片12aがスライド板11のカム溝11a
の下端へと移動するため、該ホルダ12がディスクカー
トリッジ3を保持したまま図8,10,12等に示す位
置まで下降していき、磁気ディスク6がスピンドルモー
タ18によって回転駆動可能な状態となる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】さて、装置内へ挿入されたディスクカート
リッジ3を保持したままカートリッジホルダ12が下降
していくと、アーム14の腕部14aが該ホルダ12の
上面から離間するので、アーム14はロードスプリング
20の付勢力に抗してリフター16の昇降片16aに支
持されることになる(図8に示すヘッド待機状態)。こ
の状態から、磁気ヘッド7または8による記録再生を行
う場合は、ソレノイド17に通電し、捩りコイルばね2
5の付勢力に抗してプランジャ17aを没入させること
により、リフター16を図6の時計回り方向へ回転させ
て、昇降片16aの下降に伴いアーム14をキャリッジ
13に近付けていく。そして、図12に示す状態までプ
ランジャ17aを没入させれば、アーム14はリフター
16の支えがなくなってロードスプリング20により下
方へ付勢されるので、上側磁気ヘッド8は下端位置まで
下降して磁気ディスク6上に接触し、情報の記録や再生
が可能となる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】上側磁気ヘッド8が下降して磁気ディスク
6上に接触すると、磁気記録再生装置は、図示しない制
御装置から信号を出力して、下側磁気ヘッド7および上
側磁気ヘッド8を所望の記録トラックまでシークし、
かる後に下側磁気ヘッド7または上側磁気ヘッド8を駆
動して、所望の記録再生動作を実行する。また、所望の
記録再生動作が終了すると、磁気記録再生装置は、図示
しない制御装置からランダムシークコマンドを出力し
て、上側磁気ヘッド8を毎回異なる不特定の記録トラッ
クまでシークさせ、ランダムシーク終了後、連結部材2
7に対するラッチ部26aのロック状態を解除して、
側磁気ヘッド8を図8に示す待機位置まで上昇(退避)
させる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】また、この磁気記録再生装置は、ディスク
カートリッジ3を外部へ排出するため前記イジェクト釦
4が押し込まれると、スライド板11が後退動作を開始
した直後にソレノイド17への通電が遮断されて、捩り
コイルばね25の付勢力でリフター16の昇降片16a
が図6に示す位置まで上昇するように設定してある。そ
の結果、アーム14がリフター16に押し上げられて、
上側磁気ヘッド8が図6に示す上端位置に保持されるこ
とになるので、スライド板11の後退動作に伴ってカー
トリッジホルダ12が上昇しても、該ホルダ12に保持
されているディスクカートリッジ3が上側磁気ヘッド8
に当接する心配はない。ただし、スライド板11の後退
動作に伴うカートリッジホルダ12の上昇動作は、前記
係合片12aが前記カム溝11aに沿って上方へ移動す
るという動作である。また、イジェクト釦4に押し込ま
れて後退位置へ移動したスライド板11は、前記ロック
機構により係止されるようになっている。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図15
【補正方法】削除
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図15
【補正方法】削除

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャーシに固定されたガイドシャフトに
    案内されて、回転駆動可能に装着された磁気ディスクの
    半径方向に沿って移送されるキャリッジと、このキャリ
    ッジに搭載された下側磁気ヘッドと、前記キャリッジに
    揺動自在に取り付けられて前記磁気ディスクに対し近接
    離反するアームと、このアームに搭載された上側磁気ヘ
    ッドと、前記アームを前記磁気ディスクに近接させる向
    きに常時付勢する第1の付勢手段と、この第1の付勢手
    段の付勢力に抗して前記アームを支持可能な支持部材
    と、前記アームを前記磁気ディスクから離反させる向き
    に前記支持部材を常時付勢する第2の付勢手段と、前記
    支持部材に連結されたプランジャを有し、このプランジ
    ャを没入させることで該支持部材を前記第2の付勢手段
    の付勢力に抗して駆動して前記アームに対する前記支持
    状態が解除可能なソレノイドと、初期位置において前記
    支持部材が係止可能なラッチ部を有しカム機構により移
    動範囲が規定されるロック部材と、このロック部材を前
    記プランジャの突出方向と略同等の向きに常時付勢する
    第3の付勢手段とを備え、 前記プランジャの没入動作に伴い前記支持部材が前記第
    3の付勢手段の付勢力に抗して前記ロック部材を移動さ
    せて前記ラッチ部を乗り越えると、このロック部材が前
    記初期位置に復帰し、その状態で前記ソレノイドへの通
    電を遮断すると前記ラッチ部が前記支持部材を係止した
    ロック状態となり、 且つ、前記ロック状態で前記ソレノイドに通電して前記
    プランジャをさらに没入させると、前記第2および第3
    の付勢手段の付勢力に抗して駆動される前記支持部材が
    前記ラッチ部を遠ざける向きに前記ロック部材を移動さ
    せ、その状態で前記ソレノイドへの通電量を所定値以下
    に設定すると、前記第2の付勢手段の付勢力で前記支持
    部材が移動して前記ロック状態が解除されるように構成
    したことを特徴とする磁気記録再生装置のヘッドローデ
    ィング機構。
  2. 【請求項2】 前記カム機構が、前記ロック部材に設け
    られたカム溝と、前記シャーシに固定されて前記カム溝
    内に挿通されたガイドピンとを備え、且つ、このカム溝
    が、前記プランジャの出没方向に対して略平行に延びる
    最奥移動案内部と、この最奥移動案内部に対して前記プ
    ランジャから離れる向きに傾斜して延びる傾斜移動案内
    部とを有する溝形状に形成してあって、前記ロック部材
    が前記プランジャに押し込まれて、前記初期位置から所
    定量移動するまでの範囲内では前記ガイドピンが前記傾
    斜移動案内部に位置し、該所定量以上移動するときには
    前記ガイドピンが前記最奥移動案内部に位置するように
    設定したことを特徴とする請求項1記載の磁気記録再生
    装置のヘッドローディング機構。
  3. 【請求項3】 前記支持部材とスライド自在に連結され
    て前記プランジャに固定された連結部材を備え、この連
    結部材を介して、前記ロック部材に前記プランジャの駆
    動力が伝達されると共に、前記支持部材が前記ロック状
    態に係止されるように構成したことを特徴とする請求項
    1または2記載の磁気記録再生装置のヘッドローディン
    グ機構。
JP10374196A 1998-12-28 1998-12-28 磁気記録再生装置のヘッドロ―ディング機構 Withdrawn JP2000195205A (ja)

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