JP2000194802A - 非接触型メモリラベルシステムおよび非接触型メモリラベル装置への記録方法と記録内容の検証方法および、非接触型のメモリラベル装置とメモリラベル用リーダライタ装置および、記録媒体および、システム・オン・チップ型集積装置 - Google Patents

非接触型メモリラベルシステムおよび非接触型メモリラベル装置への記録方法と記録内容の検証方法および、非接触型のメモリラベル装置とメモリラベル用リーダライタ装置および、記録媒体および、システム・オン・チップ型集積装置

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JP2000194802A
JP2000194802A JP10366420A JP36642098A JP2000194802A JP 2000194802 A JP2000194802 A JP 2000194802A JP 10366420 A JP10366420 A JP 10366420A JP 36642098 A JP36642098 A JP 36642098A JP 2000194802 A JP2000194802 A JP 2000194802A
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Tsukasa Saito
司 斎藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 広範な使用環境下で適用可能な、書込データ
の記録検証が容易な非接触型メモリラベルシステム及び
メモリラベル装置への記録と検証方法および、メモリラ
ベル装置とメモリラベル用リーダライタ装置および、記
録媒体および、システム・オン・チップ型集積装置を提
供する。 【解決手段】 メモリラベル用リーダライタ装置が書込
データを、記憶手段へ記憶させたのち、書込データをメ
モリラベル装置へ送信し(Pr1)、受信待機に入り
(Pr2)、メモリラベル装置がこれを受信して不揮発
性メモリへ書込み(Pr11)、ついでメモリラベル装
置が不揮発性メモリから書込まれたデータを読出し(P
r12)、送信し(Pr13)、メモリラベル用リーダ
ライタ装置がこれを受信し(Pr3)、受信データと記
憶手段内のデータとを比較検証する(Pr4)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データキャリアへ
の記録方法およびデータキャリア用リーダライタ装置に
関し、とりわけ非接触型メモリラベル装置への記録方法
と記録内容の検証方法および、非接触型のメモリラベル
装置とメモリラベル用リーダライタ装置および、非接触
型メモリラベル用リーダライタ装置に適用可能な記録媒
体および、非接触型のメモリラベル装置とメモリラベル
用リーダライタ装置に夫々適用可能なシステム・オン・
チップ型集積装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】データキャリアは、データの記憶機能と
データの伝送機能を備え、利用者が容易に携帯可能であ
るか、または商品等に容易に貼付可能に構成された小型
のデータ記憶装置の一般的な呼称である。このようなデ
ータキャリアは、その形状、構造、機能、データの伝送
方式、記憶容量およびアクセス速度、通信距離、駆動
源、利用分野及び利用目的などによって様々な種類のも
のが存在し、その呼称もメモリラベル、メモリタグ、メ
モリチップ、メモリプレート、メモリカード、メモリカ
セット、メモリモジュール、メモリパッケージ等があ
る。
【0003】これらの内でも、離れた位置からのデータ
読み書きを可能にするものが非接触データキャリアであ
る。非接触データキャリアの代表的な例としては、ウオ
レット(札入れ)寸法の非接触データカードがあり、例
えば運輸交通機関の料金決済手段、すなわち非接触方式
の定期券としての開発と実験的試用が進行している段階
にある。
【0004】一方、最近とりわけ注目されている非接触
データキャリアとして、非接触メモリラベルや非接触メ
モリタグがある。これらは非接触での通信機能とデータ
記憶機能を備える薄型の半導体チップを台紙に取り付
け、または埋め込んだもので、台紙ごと容易に商品や製
品に貼付可能になっている。この機能を利用して、予め
商品名や図案、デザインが活版印刷された台紙に薄型の
半導体チップを取り付けることで、非接触メモリ機能を
有する商品ラベルや商品タグとしての利用が試みられて
いる。
【0005】さらに、台紙に余白部を予め設け、この余
白部に補助データとして種々の情報を手書きでメモする
ことが可能なメモリラベルも提案されている。例えばビ
デオカセットテープの背表紙に貼付するメモリラベル
は、録画した内容に関する詳細データ等を半導体チップ
のメモリへ記憶するとともに、利用者はラベルの余白部
に手書きのタイトルなどを書き込むことが可能とされ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記のような台紙を有
するメモリラベルやメモリタグを用いて、例えば商品管
理をする際に、夫々の商品に貼付された各メモリラベル
やメモリタグの台紙への情報の記入または追記による更
新が必要になるが、こうした記入または追記を手書きで
行うには不便であり、また誤記が発生しやすいという問
題がある。
【0007】よって台紙ごとプリンタ等に装填して印字
記入または追記することが好ましいが、こうしたプリン
タはパーソナルコンピュータ(以下、パソコン)に接続
されているから、メモリラベルが貼付された各商品を売
場からパソコンの置かれている事務室へ移送して記入処
理をすることになり、このため手間を要する上に煩雑に
なっていた。すなわち、売場において直ちに記入処理す
るPOP(ポイント・オブ・プロセッシング)が本来な
されるべきであるのが、従来技術ではPOP対応となら
ないという欠点があった。
【0008】このように従来のメモリラベルシステムで
は、パソコンに接続された、パソコンの周辺機器として
位置づけされるリーダライタ機器を介して読み書きを実
行し、パソコンのモニタやビデオ機器の表示機能を利用
してデータ内容の確認を行うという、パソコンやビデオ
機器でシステム構成された環境下で構築されていたがた
めに、使用環境が広く拡大されるのに制約が大きく、限
られた用途の範囲に限定されるという欠点があった。
【0009】また売場の商品管理や代金決済システム
は、メモリラベルやメモリタグなどの非接触データキャ
リアの普及につれて在来のバーコードシステムからの移
行が進行することになるが、その移行過程においてメモ
リラベルやメモリタグとバーコードを併存させる機能を
備える効率的な商品管理や代金決済システムが従来では
存在しなかった。
【0010】さらに、リーダライタ装置とメモリラベル
間のデータ授受が非接触でなされ、両者間に電磁波等の
伝搬が介在するため、伝送エラーの発生によって正しい
データが伝達されず、よって正しくないデータがメモリ
ラベルに書き込まれる畏れがあるが、従来技術の構成で
はこれを検証する方途が準備されないか、または対応技
術が存在しても煩雑な処理手続を要するものであるゆえ
に、効率上の問題があった。
【0011】本発明は、前記のような従来技術における
問題点を解決するためなされたもので、現場など広範な
使用環境下において適用可能であり、しかも書込みデー
タの検証が容易な非接触型メモリラベルシステム及びメ
モリラベル装置への記録方法と記録内容の検証方法およ
び、非接触型のメモリラベル装置とメモリラベル用リー
ダライタ装置および、非接触型メモリラベル用リーダラ
イタ装置に適用可能な記録媒体および、非接触型のメモ
リラベル装置とメモリラベル用リーダライタ装置に夫々
適用可能なシステム・オン・チップ型集積装置を提供す
ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】以下、本発明に係る手段
を述べる。前記従来技術の課題を解決するとともに前記
目的を達成するべく、本発明に係る非接触型メモリラベ
ルシステムは、メモリラベル装置へ電磁波を介して非接
触でデータを送信するとともに、当該メモリラベル装置
における内蔵の不揮発性メモリへのデータ書込み時の情
報又は当該不揮発性メモリからのデータ読出し時の情報
を電磁波を介して非接触で受信するメモリラベル用リー
ダライタ装置と、前記メモリラベル用リーダライタ装置
からの送信データを電磁波を介して非接触で受信して前
記不揮発性メモリへのデータ書込み又は当該不揮発性メ
モリからデータ読出しを行う前記メモリラベル装置と、
を備えるメモリラベルシステムにおいて、前記メモリラ
ベル用リーダライタ装置が書込みデータを、内蔵する記
憶手段へ記憶させたのち、当該書込みデータを前記メモ
リラベル装置へ電磁波を介して非接触で送信する過程
と、前記メモリラベル装置が電磁波を介して非接触で受
信した前記書込みデータを前記不揮発性メモリへ書込む
過程と、ついで前記メモリラベル装置が前記不揮発性メ
モリから前記書込まれたデータを読出す過程と、前記メ
モリラベル装置が前記読出したデータを電磁波を介して
非接触で送信する過程と、前記メモリラベル用リーダラ
イタ装置が前記送信された前記データを電磁波を介して
非接触で受信する過程と、前記メモリラベル用リーダラ
イタ装置が前記受信したデータと前記記憶手段に記録さ
れている書込みデータとを比較検証する過程と、を備え
たことを特徴とする。
【0013】前記の構成によれば、メモリラベル装置へ
送られた書込データにより不揮発性メモリへの書込と、
同じデータのその後の読出し処理がなされ、読出しで得
られたデータがメモリラベル用リーダライタ装置へ戻さ
れて、予め記憶されていた当初の書込データとの照合が
なされることによって、メモリラベル装置へ書込データ
の記録がなされる。のみならず、メモリラベル装置へ当
初の書込データと同じデータが確実に記録されているこ
との検証がなされる。さらに、送受信機能を含む両装置
の機能の正常作動の確認がなされる。
【0014】本発明に係るメモリラベル用リーダライタ
装置のデータ記録及び記録内容の検証方法は、電磁波に
より非接触で送信されたデータを受信し内蔵する不揮発
性メモリへデータを書込み、また当該不揮発性メモリか
らデータを読出して電磁波により非接触で返信するメモ
リラベル装置に対して、電磁波により非接触でデータを
送信し、また当該メモリラベル装置からの返信を電磁波
により非接触で受信する構成の、メモリラベル用リーダ
ライタ装置に適用される、データ記録及び記録内容の検
証方法であって、内蔵する記憶手段へ書込みデータを記
憶させるとともに、当該書込みデータを前記メモリラベ
ル装置へ電磁波により非接触で送信する過程と、前記メ
モリラベル装置において受信された前記書込みデータが
内蔵する前記不揮発性メモリへ書込まれたのち当該不揮
発性メモリから読出され、且つ当該読出しデータが返信
されてきた際に、当該読出しデータを電磁波により非接
触で受信する過程と、受信した当該データと前記記憶手
段から読出した書込みデータとを比較検証する過程と、
を備えたことを特徴とする。
【0015】前記の方法によれば、メモリラベル装置へ
送られた書込データにより不揮発性メモリへの書込と、
同じデータのその後の読出し処理がなされ、読出しで得
られたデータがメモリラベル用リーダライタ装置へ戻さ
れて、予め記憶されていた当初の書込データとの照合が
なされることによって、メモリラベル装置への当初の書
込データの記録がなされたことが確認され、且つ、戻さ
れたデータとの照合によって、同じデータが確実に記録
されていることと、メモリラベル用リーダライタ装置が
正常作動していることの両方の検証がなされる。
【0016】本発明に係るメモリラベル用リーダライタ
装置は、電磁波により非接触で送信されたデータを受信
し内蔵する不揮発性メモリへデータを書込み、また当該
不揮発性メモリからデータを読出して電磁波により非接
触で返信するメモリラベル装置に対して、電磁波により
非接触で書込み又は読出しに関するデータを送信し、ま
た当該メモリラベル装置から返信されるデータを電磁波
により非接触で受信する構成のメモリラベル用リーダラ
イタ装置であって、少なくとも、外部から入力される書
込みデータを一時的に保持するレジスタと、前記書込み
データを記憶可能な記憶手段と、制御手段と、比較手段
と、を備え、前記制御手段は、前記レジスタに保持され
た書込みデータを前記記憶手段へ転写書込みしたのち、
当該書込みデータを前記メモリラベル装置へ送信し、前
記メモリラベル装置において伝送された前記書込みデー
タが内蔵する前記不揮発性メモリへ書込まれたのち直ち
に当該不揮発性メモリから書込まれたデータが読出され
て返信されてきた際に、当該読出しデータを受信する構
成であり、且つ前記比較手段は、前記受信されたデータ
と前記記憶手段から読出した書込みデータとを比較検証
する構成としたことを特徴とする。
【0017】前記の構成によれば、メモリラベル装置へ
送られた書込データにより不揮発性メモリへの記録と、
同じデータのその後の読出し処理がなされ、読出しで得
られたデータがメモリラベル用リーダライタ装置へ戻さ
れて、予め記憶手段に記憶されていた当初の書込データ
との照合がなされることによって、メモリラベル装置へ
の当初の書込データの記録がなされたことが確認され、
且つ、戻されたデータとの比較照合によって、同じデー
タが確実に記録されていることと、メモリラベル用リー
ダライタ装置が正常作動していることの両方の検証がな
される。
【0018】本発明に係るマイクロコンピュータ読み取
り可能な記録媒体は、電磁波により非接触で送信された
データを受信し内蔵する不揮発性メモリへデータを書込
み、また当該不揮発性メモリからデータを読出して電磁
波により非接触で返信するメモリラベル装置に対して、
電磁波により非接触でデータを送信し、また当該メモリ
ラベル装置からの返信を電磁波により非接触で受信し、
且つ少なくともマイクロコンピュータと、外部から入力
される書込みデータを一時的に保持するレジスタと、書
込みデータを記憶可能な記憶手段とを備えるメモリラベ
ル用リーダライタ装置に、適用される記録媒体であっ
て、前記マイクロコンピュータを、前記レジスタに保持
された書込みデータを前記記憶手段へ転写書込みしたの
ち、当該書込みデータを前記メモリラベル装置へ送信
し、前記メモリラベル装置において受信された前記書込
みデータが前記不揮発性メモリへ書込まれたのち当該不
揮発性メモリから前記書込まれたデータが読出され、読
出しデータとして返信されてきた際に、当該読出しデー
タを受信する制御手段として機能させるためのプログラ
ムと、前記マイクロコンピュータを、前記受信されたデ
ータと前記記憶手段から読出した書込みデータとを比較
検証する比較手段として機能させるためのプログラム
と、を記録したことを特徴とする。
【0019】前記の構成によれば、記録媒体にプログラ
ムとして記録された制御手段と比較手段がマイクロコン
ピュータによって実行されることで、メモリラベル装置
へ送られた書込データにより不揮発性メモリへの記録
と、同じデータのその後の読出し処理がなされ、読出し
で得られたデータがメモリラベル用リーダライタ装置へ
戻されて、予め記憶手段に記憶されていた当初の書込デ
ータとの照合がなされることによって、メモリラベル装
置への当初の書込データの記録がなされたことが確認さ
れ、且つ、戻されたデータとの比較照合によって、同じ
データが確実に記録されていることと、メモリラベル用
リーダライタ装置が正常作動していることの両方の検証
がなされる。
【0020】本発明に係るシステム・オン・チップ型集
積装置は、電磁波により非接触で送信されたデータを受
信し内蔵する不揮発性メモリへデータを書込み、また当
該不揮発性メモリからデータを読出して電磁波により非
接触で返信するメモリラベル装置に対して、電磁波によ
り非接触でデータを返信し、また当該メモリラベル装置
からの当該返信を電磁波により非接触で受信する構成の
メモリラベル用リーダライタ装置に組み込み可能な、シ
ステム・オン・チップ型集積装置であって、一個のチッ
プ上に少なくともマイクロコンピュータと、外部から入
力される書込みデータを一時的に保持するレジスタと、
書込みデータを記憶可能な記憶手段と、前記マイクロコ
ンピュータによって読み取りと実行が可能なプログラム
で構成された少なくとも制御手段と比較手段とが記録さ
れたメモリと、を備え、且つ前記制御手段は前記マイク
ロコンピュータを、前記レジスタに保持された書込みデ
ータを前記記憶手段へ転写書込みするとともに、当該書
込みデータを前記メモリラベル装置へ送信し、前記メモ
リラベル装置において受信された前記書込みデータが内
蔵する不揮発性メモリへ書込まれたのち当該不揮発性メ
モリから前記書込まれたデータが読出されて返信されて
きた際に、当該読出しデータを受信するよう機能させる
プログラムとして構成され、また前記比較手段は前記マ
イクロコンピュータを、前記受信されたデータと前記記
憶手段から読出した書込みデータとを比較検証するよう
機能させるためのプログラムとして構成されたことを特
徴とする。
【0021】前記の構成によれば、システム・オン・チ
ップ型集積装置上にプログラムとして記録された制御手
段と比較手段が、同じシステム・オン・チップ型集積装
置上に設けられたマイクロコンピュータによって実行さ
れることで、メモリラベル装置へ送られた書込データに
より不揮発性メモリへの記録と、同じデータのその後の
読出し処理がなされ、読出しで得られたデータがメモリ
ラベル用リーダライタ装置へ戻されて、予め記憶手段に
記憶されていた当初の書込データとの照合がなされるこ
とによって、メモリラベル装置への当初の書込データの
記録がなされたことが確認され、且つ、戻されたデータ
との比較照合によって、同じデータが確実に記録されて
いることと、メモリラベル用リーダライタ装置が正常作
動していることの両方の検証がなされる。
【0022】本発明に係るメモリラベル装置のデータ記
録方法は、電磁波により非接触でメモリラベル装置へデ
ータを送信し、また当該メモリラベル装置からの返信を
電磁波により非接触で受信する構成のメモリラベル用リ
ーダライタ装置によって書込と読出しの指示がなされ、
電磁波により非接触で送信されたデータを受信し内蔵す
る不揮発性メモリへ当該データを書込み、または当該不
揮発性メモリからデータを読出して電磁波により非接触
で返信する、メモリラベル装置に適用されるデータ記録
方法であって、前記メモリラベル用リーダライタ装置か
ら書込命令及び書込みデータが送信されると、当該書込
命令を受付け、内蔵する前記不揮発性メモリへ当該書込
みデータを書込む過程と、前記不揮発性メモリへ前記書
込みデータを書込み後、直ちに当該不揮発性メモリから
書込まれたデータを読出す過程と、読出した前記データ
を電磁波により非接触で前記メモリラベル用リーダライ
タ装置へ返信する過程と、を備えたことを特徴とする。
【0023】前記の方法によれば、メモリラベル装置に
おいてメモリラベル用リーダライタ装置から一度の送信
を受けるのみで、送られた書込データによる不揮発性メ
モリへの記録処理のみならず、同じデータのその後の読
出し処理が、メモリラベル用リーダライタ装置から再度
の指示を受けることなく自動的になされ、読出しで得ら
れたデータがメモリラベル用リーダライタ装置へ戻され
る。これによりメモリラベル用リーダライタ装置側にお
ける、当初の書込データとの照合や、メモリラベル装置
への当初の書込データの記録がなされたことの確認や、
且つ、同じデータが確実に記録されていることの検証な
どが可能とされる。
【0024】本発明に係るメモリラベル装置は、電磁波
により非接触でメモリラベル装置へデータを送信し、ま
た当該メモリラベル装置からの返信を電磁波により非接
触で受信する構成のメモリラベル用リーダライタ装置に
よって書込と読出しの指示がなされ、電磁波により非接
触で送信されたデータを受信し内蔵する不揮発性メモリ
へ当該データを書込み、または当該不揮発性メモリから
データを読出して電磁波により非接触で返信する、メモ
リラベル装置であって、前記メモリラベル用リーダライ
タ装置から書込命令及び書込みデータが送信されると、
当該書込命令を受付け、内蔵する前記不揮発性メモリへ
当該書込みデータを書込み、ついで検証読出タイミング
制御手段からの指示に基づき、直ちに当該不揮発性メモ
リから書込まれたデータを読出し、読出した当該データ
を電磁波により非接触で前記メモリラベル用リーダライ
タ装置へ返信するメモリ読出書込手段と、前記メモリ読
出書込手段による、前記不揮発性メモリへの前記書込み
データの書込み完了を検出後、直ちに当該不揮発性メモ
リから書込まれたデータを読出す指示を前記メモリ読出
書込手段に与える検証読出タイミング制御手段と、を備
えたことを特徴とする。
【0025】前記の構成によれば、メモリラベル装置に
おいてメモリラベル用リーダライタ装置から一度の送信
を受けるのみで、送られた書込データによる不揮発性メ
モリへの記録処理のみならず、同じデータのその後の読
出し処理が、メモリラベル用リーダライタ装置から再度
の指示を受けることなく自動的になされ、読出しで得ら
れたデータがメモリラベル用リーダライタ装置へ戻され
る。これによりメモリラベル用リーダライタ装置側にお
ける、当初の書込データとの照合や、メモリラベル装置
への当初の書込データの記録がなされたことの確認や、
且つ、同じデータが確実に記録されていることの検証な
どが可能となる。
【0026】本発明に係るシステム・オン・チップ型集
積装置は、電磁波により非接触でメモリラベル装置へデ
ータを送信し、また当該メモリラベル装置からの返信を
電磁波により非接触で受信する構成のメモリラベル用リ
ーダライタ装置によって書込と読出しの指示がなされ、
電磁波により非接触で送信されたデータを受信し内蔵す
る不揮発性メモリへ当該データを書込み、または当該不
揮発性メモリからデータを読出して電磁波により非接触
で返信する構成のメモリラベル装置に組み込み可能な、
システム・オン・チップ型集積装置であって、一個のチ
ップ上に少なくともストアードプログラム式のデジタル
演算処理装置と、書込みデータを記録する不揮発性メモ
リと、前記デジタル演算処理装置によって読み取りと実
行が可能なプログラムで構成された少なくともメモリ読
出書込手段と検証読出タイミング制御手段とが記録され
たメモリと、を備え、且つ前記メモリ読出書込手段は前
記デジタル演算処理装置を、前記メモリラベル用リーダ
ライタ装置から書込命令及び書込みデータが送信される
と、当該書込命令を受付け、内蔵する前記不揮発性メモ
リへ当該書込みデータを書込み、ついで検証読出タイミ
ング制御手段からの指示に基づき、直ちに当該不揮発性
メモリから書込まれたデータを読出し、読出した当該デ
ータを電磁波により非接触で前記メモリラベル用リーダ
ライタ装置へ返信するよう機能させるプログラムとして
構成され、また前記検証読出タイミング制御手段は前記
デジタル演算処理装置を、前記メモリ読出書込手段によ
る、前記不揮発性メモリへの前記書込みデータの書込み
完了を検出後、直ちに当該不揮発性メモリから書込まれ
たデータを読出す指示を前記メモリ読出書込手段に与え
るよう機能させるためのプログラムとして構成されたこ
とを特徴とする。
【0027】前記の構成によれば、システム・オン・チ
ップ型集積装置上にプログラムとして記録されたメモリ
読出書込手段と検証読出タイミング制御手段が、同じシ
ステム・オン・チップ型集積装置上に設けられたマイク
ロコンピュータによって実行されることで、メモリラベ
ル装置においてメモリラベル用リーダライタ装置から一
度の送信を受けるのみで、送られた書込データによる不
揮発性メモリへの記録処理のみならず、同じデータのそ
の後の読出し処理が、メモリラベル用リーダライタ装置
から再度の指示を受けることなく自動的になされ、読出
しで得られたデータがメモリラベル用リーダライタ装置
へ戻される。これによりメモリラベル用リーダライタ装
置側における、当初の書込データとの照合や、メモリラ
ベル装置への当初の書込データの記録がなされたことの
確認や、且つ、同じデータが確実に記録されていること
の検証などが可能となる。
【0028】本発明に係る非接触型メモリラベルシステ
ムは、メモリラベル装置へ電磁波を介して非接触でデー
タを送信するとともに、当該メモリラベル装置における
内蔵の不揮発性メモリへのデータ書込み時の情報又は当
該不揮発性メモリからのデータ読出し時の情報を電磁波
を介して非接触で受信するメモリラベル用リーダライタ
装置と、前記メモリラベル用リーダライタ装置からの送
信データを電磁波を介して非接触で受信して前記不揮発
性メモリへのデータ書込み又は当該不揮発性メモリから
データ読出しを行う前記メモリラベル装置と、を備える
メモリラベルシステムにおいて、前記メモリラベル用リ
ーダライタ装置が書込みデータを前記メモリラベル装置
へ電磁波を介して非接触で送信する過程と、前記メモリ
ラベル装置が、電磁波を介して非接触で受信した前記書
込データを内蔵するテンポラリ・メモリへ記憶させたの
ち、前記書込データを内蔵する不揮発性メモリへ書込む
過程と、ついで前記メモリラベル装置が前記不揮発性メ
モリから前記書込まれたデータを読出す過程と、前記メ
モリラベル装置が当該読み出したデータと前記テンポラ
リ・メモリから読出した前記書込データとを比較検証す
る過程と、 前記メモリラベル装置が前記比較検証結果
を前記メモリラベル用リーダライタ装置に電磁波を介し
て非接触で送信する過程と、前記メモリラベル用リーダ
ライタ装置が前記送信された前記比較検証結果を電磁波
を介して非接触で受信する過程と、前記メモリラベル用
リーダライタ装置が受信された前記比較検証結果に基づ
いて正当な記録が為されたことを確認する過程と、を備
えたことを特徴とする。
【0029】前記の構成によれば、メモリラベル装置側
で、送られた書込データのテンポラリ・メモリへの暫定
記憶がなされ、ついで不揮発性メモリへの書込と、同じ
データのその後の読出し処理がなされ、読出しで得られ
たデータと暫定記憶されているデータとの比較がなされ
ることにより検証がなされる。したがって、メモリラベ
ル装置とメモリラベル用リーダライタ装置とのデータ量
の多い交信が高い頻度で反復されることなく、データ量
が少なくしかも交信頻度も低い処理によって、当初の書
込データのメモリラベル装置への記録がなされるととも
に、メモリラベル装置へ当初の書込データと同じデータ
が確実に記録されていることの検証への確認がなされ
る。
【0030】本発明に係るメモリラベル用リーダライタ
装置のデータ記録及び記録内容の検証方法は、電磁波に
より非接触で送信されたデータを受信し内蔵する不揮発
性メモリへデータを書込み、またデータを電磁波により
非接触で返信するメモリラベル装置に対して、電磁波に
より非接触でデータを送信し、また当該メモリラベル装
置からの返信を電磁波により非接触で受信する構成の、
メモリラベル用リーダライタ装置に適用される、データ
記録及び記録内容の検証方法であって、書込みデータを
前記メモリラベル装置へ電磁波により非接触で送信する
過程と、前記メモリラベル装置において受信された前記
書込みデータが内蔵するテンポラリ・メモリと前記不揮
発性メモリへ書込まれたのち両メモリから読出され、両
読出し値の比較結果が返信されてきた際に、当該比較結
果を電磁波により非接触で受信する過程と、受信した比
較結果に基づき書込結果を確認する過程と、を備えたこ
とを特徴とする。
【0031】前記の方法によれば、メモリラベル装置側
で、送られた書込データと記録後の読出しデータとの比
較による検証がなされた結果が、メモリラベル用リーダ
ライタ装置へ戻されて確認される。したがって、メモリ
ラベル装置とのデータ量の多い交信が何度も反復される
ことなく、データ量が少なくしかも交信頻度も低い処理
によって、当初の書込データのメモリラベル装置への記
録がなされるとともに、メモリラベル装置へ当初の書込
データと同じデータが確実に記録されていることへの確
認がなされる。
【0032】本発明に係るメモリラベル用リーダライタ
装置は、電磁波により非接触で送信されたデータを受信
し内蔵する不揮発性メモリ及び一時記憶メモリへデータ
を書込み、当該不揮発性メモリ及び一時記憶メモリから
の読出し値の比較結果を電磁波により非接触で返信する
メモリラベル装置に対して、電磁波により非接触で書込
み又は読出しに関するデータを送信し、また当該メモリ
ラベル装置から返信されるデータを電磁波により非接触
で受信する構成のメモリラベル用リーダライタ装置であ
って、少なくとも、制御手段と、合致確認手段と、を備
え、前記制御手段は、書込みデータを前記メモリラベル
装置へ送信し、前記メモリラベル装置から前記比較結果
が返信されてきた際に、当該比較結果を受信する構成で
あり、且つ前記合致確認手段は、前記受信された比較結
果に基づき前記メモリラベル装置の作動を確認する構成
としたことを特徴とする。
【0033】前記の構成によれば、メモリラベル装置側
で、送られた書込データと記録後の読出しデータとの比
較がなされた結果が、メモリラベル用リーダライタ装置
へ戻されて合致確認手段によって確認される。したがっ
て、メモリラベル装置とのデータ量の多い交信が何度も
反復されることなく、データ量が少なくしかも交信頻度
も低い処理によって、当初の書込データのメモリラベル
装置への記録がなされるとともに、メモリラベル装置へ
当初の書込データと同じデータが確実に記録されている
ことの確認がなされる。
【0034】本発明に係るマイクロコンピュータ読み取
り可能な記録媒体は、電磁波により非接触で送信された
データを受信し内蔵する不揮発性メモリ及び一時記憶メ
モリへデータを書込み、当該不揮発性メモリ及び一時記
憶メモリからの読出し値の比較結果を電磁波により非接
触で返信するメモリラベル装置に対して、電磁波により
非接触で書込み又は読出しに関するデータを送信し、ま
た当該メモリラベル装置から返信されるデータを電磁波
により非接触で受信し、且つ少なくともマイクロコンピ
ュータを備えるメモリラベル用リーダライタ装置に、適
用される記録媒体であって、前記マイクロコンピュータ
を、書込みデータを前記メモリラベル装置へ送信し、前
記メモリラベル装置から前記比較結果が返信されてきた
際に、当該比較結果を受信する制御手段として機能させ
るためのプログラムと、前記マイクロコンピュータを、
前記受信された比較結果に基づき前記メモリラベル装置
の作動を確認する合致確認手段として機能させるための
プログラムと、を記録したことを特徴とする。
【0035】前記の構成によれば、記録媒体にプログラ
ムとして記録された制御手段と合致確認手段がマイクロ
コンピュータによって実行されることで、メモリラベル
装置側で、送られた書込データと記録後の読出しデータ
との比較がなされた結果が、メモリラベル用リーダライ
タ装置へ戻されて合致確認手段によって確認される。し
たがって、メモリラベル装置とのデータ量の多い交信が
何度も反復されることなく、データ量が少なくしかも交
信頻度も低い処理によって、当初の書込データのメモリ
ラベル装置への記録がなされるとともに、メモリラベル
装置へ当初の書込データと同じデータが確実に記録され
ていることの確認がなされる。
【0036】本発明に係るシステム・オン・チップ型集
積装置は、電磁波により非接触で送信されたデータを受
信し内蔵する不揮発性メモリ及び一時記憶メモリへデー
タを書込み、当該不揮発性メモリ及び一時記憶メモリか
らの読出し値の比較結果を電磁波により非接触で返信す
るメモリラベル装置に対して、電磁波により非接触で書
込み又は読出しに関するデータを送信し、また当該メモ
リラベル装置から返信されるデータを電磁波により非接
触で受信する構成のメモリラベル用リーダライタ装置に
組み込み可能な、システム・オン・チップ型集積装置で
あって、一個のチップ上に少なくともマイクロコンピュ
ータと、前記マイクロコンピュータによって読み取りと
実行が可能なプログラムで構成された少なくとも制御手
段と合致確認手段とが記録されたメモリと、を備え、且
つ前記制御手段は前記マイクロコンピュータを、書込み
データを前記メモリラベル装置へ送信し、前記メモリラ
ベル装置から前記比較結果が返信されてきた際に、当該
比較結果を受信するよう機能させるプログラムとして構
成され、また前記合致確認手段は前記マイクロコンピュ
ータを、前記受信された比較結果に基づき前記メモリラ
ベル装置の作動を確認するよう機能させるためのプログ
ラムとして構成されたことを特徴とする。
【0037】前記の構成によれば、システム・オン・チ
ップ型集積装置上にプログラムとして記録された制御手
段と合致確認手段が、同じシステム・オン・チップ型集
積装置上に設けられたマイクロコンピュータによって実
行されることで、メモリラベル装置側で、送られた書込
データと記録後の読出しデータとの比較がなされた結果
が、メモリラベル用リーダライタ装置へ戻されて確認さ
れる。したがって、メモリラベル装置とのデータ量の多
い交信が何度も反復されることなく、データ量が少なく
しかも交信頻度も低い処理によって、当初の書込データ
のメモリラベル装置への記録がなされるとともに、メモ
リラベル装置へ当初の書込データと同じデータが確実に
記録されていることの確認がなされる。
【0038】本発明に係るメモリラベル装置のデータ記
録及び記録内容検証方法は、電磁波により非接触でメモ
リラベル装置へデータを送信し、また当該メモリラベル
装置からの返信を電磁波により非接触で受信する構成の
メモリラベル用リーダライタ装置によって書込と読出し
の指示がなされ、電磁波により非接触で送信されたデー
タを受信し内蔵する不揮発性メモリへ当該データを書込
み、または当該不揮発性メモリからデータを読出して電
磁波により非接触で返信する、メモリラベル装置に適用
されるデータ記録及び記録内容検証方法であって、前記
メモリラベル用リーダライタ装置から書込命令及び書込
データが送信されると、当該書込命令を受付け、内蔵す
る一時記憶メモリへ当該書込データを書込むとともに、
内蔵する前記不揮発性メモリへ当該書込データを書込む
過程と、前記不揮発性メモリへ前記書込データを書込み
後、当該不揮発性メモリから書込まれたデータを読出す
過程と、前記読出したデータと前記一時記憶メモリ内の
データとを比較して比較結果を得る過程と、前記比較結
果を電磁波により非接触で前記メモリラベル用リーダラ
イタ装置へ返信する過程と、を備えたことを特徴とす
る。
【0039】前記の方法によれば、メモリラベル装置に
おいてメモリラベル用リーダライタ装置から一度の送信
を受けるのみで、送られた書込データによる不揮発性メ
モリへの記録処理のみならず、一時記憶メモリへの一時
記憶と、不揮発性メモリからの読出し及び当該読出しデ
ータと一時記憶メモリ内のデータとの比較処理が、メモ
リラベル用リーダライタ装置から再度の指示を受けるこ
となく自動的になされ、しかも比較結果がメモリラベル
用リーダライタ装置へ自動的に戻される。
【0040】本発明に係るメモリラベル装置は、電磁波
により非接触でメモリラベル装置へデータを送信し、ま
た当該メモリラベル装置からの返信を電磁波により非接
触で受信する構成のメモリラベル用リーダライタ装置に
よって書込と読出しの指示がなされ、電磁波により非接
触で送信されたデータを受信し内蔵する不揮発性メモリ
へ当該データを書込み、またはデータを電磁波により非
接触で返信する、メモリラベル装置であって、前記メモ
リラベル用リーダライタ装置から書込命令及び書込みデ
ータが送信されると、当該書込命令を受付け、内蔵する
一時記憶メモリへ当該書込みデータを一時記憶させ、前
記不揮発性メモリへ当該書込みデータを書込み、前記書
込み完了後に比較手段へ起動信号を出力し、当該不揮発
性メモリから書込まれたデータを読出して当該比較手段
へ送るメモリ読出書込手段と、前記メモリ読出書込手段
からの起動信号を受けると、前記不揮発性メモリから読
出されたデータと前記一時記憶メモリに一時記憶された
データとを比較して、比較結果を電磁波により非接触で
前記メモリラベル用リーダライタ装置へ返信可能に編成
する比較手段と、を備えたことを特徴とする。
【0041】前記の構成によれば、メモリラベル装置に
おいてメモリラベル用リーダライタ装置から一度の送信
を受けるのみで、送られた書込データによる不揮発性メ
モリへの記録処理のみならず、一時記憶メモリへの一時
記憶と、不揮発性メモリからの読出し及び当該読出しデ
ータと一時記憶メモリ内のデータとの比較処理が、メモ
リラベル用リーダライタ装置から再度の指示を受けるこ
となく自動的になされ、しかも比較結果がメモリラベル
用リーダライタ装置へ自動的に戻される。
【0042】本発明に係るシステム・オン・チップ型集
積装置は、電磁波により非接触でメモリラベル装置へデ
ータを送信し、また当該メモリラベル装置からの返信を
電磁波により非接触で受信する構成のメモリラベル用リ
ーダライタ装置によって書込と読出しの指示がなされ、
電磁波により非接触で送信されたデータを受信し内蔵す
る不揮発性メモリへ当該データを書込み、またはデータ
を電磁波により非接触で返信する構成のメモリラベル装
置に組み込み可能な、システム・オン・チップ型集積装
置であって、一個のチップ上に少なくともストアードプ
ログラム式のデジタル演算処理装置と、受信した書込デ
ータを一時的に保持する一時記憶メモリと、当該書込デ
ータを記録する不揮発性メモリと、前記デジタル演算処
理装置によって読み取りと実行が可能なプログラムで構
成された少なくともメモリ読出書込手段と比較手段とが
記録されたメモリと、を備え、且つ前記メモリ読出書込
手段は前記デジタル演算処理装置を、前記メモリラベル
用リーダライタ装置から書込命令及び書込みデータが送
信されると、当該書込命令を受付け、内蔵する一時記憶
メモリへ当該書込みデータを一時記憶させ、前記不揮発
性メモリへ当該書込みデータを書込み、前記書込み完了
後に比較手段へ起動信号を出力し、当該不揮発性メモリ
から書込まれたデータを読出して当該比較手段へ送るよ
う機能させるプログラムとして構成され、また前記比較
手段は前記デジタル演算処理装置を、前記メモリ読出書
込手段からの起動信号を受けると、前記不揮発性メモリ
から読出されたデータと前記一時記憶メモリに一時記憶
されたデータとを比較して、比較結果を電磁波により非
接触で前記メモリラベル用リーダライタ装置へ返信可能
に編成するよう機能させるためのプログラムとして構成
されたことを特徴とする。
【0043】前記の構成によれば、システム・オン・チ
ップ型集積装置上にプログラムとして記録されたメモリ
読出書込手段と比較手段が、同じシステム・オン・チッ
プ型集積装置上に設けられたマイクロコンピュータによ
って実行されることで、メモリラベル装置においてメモ
リラベル用リーダライタ装置から一度の送信を受けるの
みで、送られた書込データによる不揮発性メモリへの記
録処理のみならず、一時記憶メモリへの一時記憶と、不
揮発性メモリからの読出し及び当該読出しデータと一時
記憶メモリ内のデータとの比較処理が、メモリラベル用
リーダライタ装置から再度の指示を受けることなく自動
的になされ、しかも比較結果がメモリラベル用リーダラ
イタ装置へ自動的に戻される。
【0044】本発明に係るメモリラベル用リーダライタ
装置は、電磁波により非接触で送信されたデータを受信
し内蔵する不揮発性メモリへデータを書込み、また当該
不揮発性メモリからデータを読出して電磁波により非接
触で返信するメモリラベル装置に対して、電磁波により
非接触で書込み又は読出しに関するデータを送信し、ま
た当該メモリラベル装置から返信されるデータを電磁波
により非接触で受信する構成のメモリラベル用リーダラ
イタ装置であって、少なくとも前記メモリラベル装置の
不揮発性メモリに記録されたデータに対応するバーコー
ドパターンを編成して印字するバーコード印字機構を備
えたことを特徴とする。
【0045】前記の構成によれば、メモリラベル装置内
の情報をバーコードへ変換した印刷がなされる。
【0046】本発明に係るメモリラベル用リーダライタ
装置は、電磁波により非接触で送信されたデータを受信
し内蔵する不揮発性メモリへデータを書込み、また当該
不揮発性メモリからデータを読出して電磁波により非接
触で返信するメモリラベル装置に対して、電磁波により
非接触で書込み又は読出しに関するデータを送信し、ま
た当該メモリラベル装置から返信されるデータを電磁波
により非接触で受信する構成のメモリラベル用リーダラ
イタ装置であって、電源として太陽電池を備え、且つ前
記構成の全体を携帯型の筐体に格納したことを特徴とす
る。
【0047】前記の構成によれば、電源が入手できない
屋外や現場であっても太陽電池を電源としてメモリラベ
ル用リーダライタ装置が作動する。
【0048】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を添付図を参照して詳細に説明する。なお、以下に述べ
る実施形態は、この発明の本質的な構成と作用を示すた
めの好適な例の一部であり、したがって技術構成上好ま
しい種々の限定が付されている場合があるが、この発明
の範囲は、以下の説明において特にこの発明を限定する
旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものでは
ない。
【0049】図1は、本発明に係る非接触型のメモリラ
ベルシステムの一実施形態の機能構成の説明図である。
図1に示されるように、本発明に係る非接触型のメモリ
ラベルシステムML1は、メモリラベル用リーダライタ
装置30と、メモリラベル装置1を備えて構成される。
【0050】書込みモードWMにおいては、メモリラベ
ル用リーダライタ装置30が、書込みデータd*をバッ
ファレジスタへ受け付けたのちに、書込みデータd*を
バッファレジスタから暫定記憶部へ転写して一時記憶さ
せ、ついで書込み指示信号と書込みデータd*をメモリ
ラベル装置1へ非接触で電磁波により発信する。この発
信信号をT1とする(過程Pr1)。ここで暫定記憶部
には、テンポラリ・メモリまたはバッファメモリまたは
磁気記憶装置または光記録装置等が適用される。
【0051】メモリラベル用リーダライタ装置30は直
ちに、メモリラベル装置1からの非接触での電磁波によ
る信号の入信待機に入る(過程Pr2)。
【0052】一方、メモリラベル装置1は、書込み指示
信号と書込みデータd*が受信されると、メモリラベル
装置1に内蔵される不揮発メモリにd*を書き込む(過
程Pr11)。
【0053】上記書込み後、直ちに不揮発メモリから書
き込んだ値を読み出す(過程Pr12)。この読み出し
値をd’とする。
【0054】ついで、読み出した値d’を非接触で電磁
波により発信信号R1として発信する(過程Pr1
3)。
【0055】メモリラベル用リーダライタ装置30は、
メモリラベル装置1から送られてくる発信信号R1を受
信して、データd’を検出する(過程Pr3)。
【0056】データd’と、暫定記憶部に一時記憶され
た書込みデータd*とを読出して比較し、d’=d*で
あれば、メモリラベル装置1の不揮発性メモリに正常に
記録がなされたと確認する(過程Pr4)。
【0057】なお、上記のように正常記録が検証された
後に、暫定記憶部に一時記憶された書込みデータd*ま
たは復元データd’を、メモリラベル用リーダライタ装
置30によってメモリラベル装置1の台紙に印字するこ
とが好ましい。
【0058】また、読み出しモードRMにおいては、読
み出し指示信号を発信信号T2としてメモリラベル装置
1へ発信する(過程Pr5)。
【0059】一方、メモリラベル装置1では読み出し指
示信号が受信されると、内蔵の不揮発性メモリから書き
込まれている値を読み出す(過程Pr14)。この読み
出し値をd’とする。
【0060】読み出し値d’を非接触で電磁波により発
信信号R2として発信する(過程Pr15)。
【0061】メモリラベル用リーダライタ装置30は、
メモリラベル装置1から送られてくる発信信号R2を受
信して、データd’を検出する(過程Pr3)。
【0062】上記の過程により、本実施形態に係る非接
触型のメモリラベルシステムML1によれば、書込モー
ドにあって、メモリラベル用リーダライタ装置30とメ
モリラベル装置1との一往復の通信のみで、書込みのみ
ならず書込み検証までもが完了するものであり、書込み
と検証動作に要する時間の大幅な低減が可能になる。さ
らに、通信回数が少なくなることにより、通信時の不具
合によるエラー発生機会が減少するという効果がある。
【0063】これを従来技術の書込み及び書込み検証と
比較すると、従来においては先ず書込コマンド及び書込
データ送信のための通信過程と、ついで書込直後に書込
データの読出しと当該データ送信を命じるコマンドを送
信するための通信過程と、ついで送信されてくる読出し
データを受信するための通信過程とが必要であった。こ
のように、本実施形態に係る非接触型のメモリラベルシ
ステムML1によれば、通信回数の削減という改善が実
現される。
【0064】すなわち上記の過程によって、メモリラベ
ル装置1への書込みが正しく実行されたか否かの検証を
容易に、しかも少ない手続きで行うことができ、高い信
頼性のメモリラベルシステムを実現することが可能にな
る。
【0065】なお、メモリラベル装置1のメモリから読
み出したデータがメモリラベル装置1から伝送されてメ
モリラベル用リーダライタ装置30に受信される第一の
方法としては、メモリラベル装置1からの返信データ系
列に応じて生じる消費電力の変化を検出する方法があ
る。即ち、メモリラベル用リーダライタ装置30は伝送
波を介してメモリラベル装置1へ電力を供給する関係に
あるから、返信データ系列に応じてメモリラベル装置1
側の消費電力が変化すれば、メモリラベル用リーダライ
タ装置30側が供給する電力もそれに対応して変化する
ことになり、この供給電力の変化を検出することによっ
て返信データを受信することが可能になる。
【0066】メモリラベル装置1のメモリから読み出し
たデータがメモリラベル装置1から伝送されてメモリラ
ベル用リーダライタ装置30に受信される第二の方法と
しては、メモリラベル装置1内の制御器が返信データ信
号を載せた電磁波を自ら発射し、これをメモリラベル用
リーダライタ装置30が外来の電磁波による信号として
受信し、この信号を検波することによって返信データを
受信することが可能になる。
【0067】図2は、本発明に係るメモリラベルシステ
ムの一実施形態の機器構成の説明図である。本発明に係
るメモリラベルシステムは、メモリラベル装置1とメモ
リラベル用リーダライタ装置30を備えている。
【0068】メモリラベル装置1には台紙3に貼付され
た不揮発性メモリ2が具備され、不揮発性メモリ2は電
磁搬送波により非接触でメモリラベル用リーダライタ装
置30と通信可能に構成される。
【0069】メモリラベル用リーダライタ装置30は、
携帯可能な筐体30’内に、太陽から放射される太陽光
により励起される太陽電池部31、メモリラベル装置1
と送信/受信するためのアンテナ部PT42、数値や記
号を表示する表示部43、スイッチやキー類33〜3
6、赤外線通信ポート47、印字機構部51などを具備
する。赤外線通信ポート47は、外部のパーソナルコン
ピュータPCとの赤外線通信を行う。なお、この外部機
器との通信は、赤外線通信に限定されることなく、無線
通信によっても可能である。
【0070】メモリラベル用リーダライタ装置30は、
メモリラベル装置1から受信された、メモリラベル装置
1内蔵の不揮発性メモリ2に記憶されたデータを非接触
でアンテナ部PT42が受信し、その情報をメモリラベ
ル用リーダライタ装置30内部で印字データまたはバー
コードデータに変換し、印字機構部51がメモリラベル
装置1の台紙3に印刷する。
【0071】図3は、本発明に係るメモリラベルリーダ
ライタ装置の一実施形態のブロック構成図である。図4
は、図3のメモリラベルリーダライタ装置の正面図であ
り、図5はその側面図である。
【0072】各図に示されるように、本実施形態に係る
メモリラベル用リーダライタ装置30は、本体が小型軽
量に構成され、携帯至便な筐体30’(図2参照)に格
納されている。筐体30’は内部の回路や構成部品を外
部衝撃から保護すると同時に、不要輻射などの電波障害
を防止可能な構成となっている。
【0073】筐体30’の内部には、電源系として太陽
電池部31と、二次電池32が備えられている。この電
源系は、太陽電池セルなどで構成される太陽電池部31
が、光エネルギを太陽や蛍光灯等から得て発生させる電
力を電源とし、メモリラベル用リーダライタ装置30本
体の駆動を行うための電力を太陽光等の光線から確保し
て各部へ電力供給する構成となっている。太陽電池部3
1は、二次電池32をフローティング充電する。
【0074】二次電池32として小型高性能のリチウム
イオン電池が適する。リチウムイオン電池は体積エネル
ギ密度が大であり、自己放電が少なく、使用による放電
途中で充電することにより容量が減少する、所謂メモリ
現象がないという利点がある。
【0075】なお電源系としては、上記構成に限定され
ることなく、二次電池のみや一次電池のみ、または商用
電源のみ又は併用等の構成が可能である。
【0076】また操作入力系として、読込スイッチ3
3、書込スイッチ34、印字スイッチ35、操作キー3
6、外部通信スイッチ137、バーコード印字スイッチ
138を備える。これらスイッチや操作キーは、メモリ
ラベル装置のデータの書き換えや、メモリラベル用リー
ダライタ装置30の機能選択を行うために使用者が操作
して入力可能に構成されている。これらスイッチや操作
キーからの入力値は、バッファレジスタbfrで受けら
れ、後述の制御手段IP37へ供給される。
【0077】さらに機器/機構入出力系として、液晶パ
ネルなどで構成され、伝送されたメモリラベル装置内の
データ等を表示する表示部43、外部機器と通信する赤
外線通信ポート47、プリンタによって構成される印字
機構部51を備える。赤外線通信ポート47は、メモリ
ラベル装置から得たデータ等を、例えば外部のホストコ
ンピュータ等の機器へ転送する通信ポートである。
【0078】さらに、前記操作入力系からのバッファレ
ジスタbfrを介しての入力信号を検出処理するととも
に、後述する各手段や各回路へ制御信号を送り、またデ
ータを授受する制御手段IP37、制御手段IP37か
ら書込/読出コマンド(Cnt)が載った信号37aお
よび書込データ(d)が載った信号37bを受けて符号
化し、変調回路PT40へ出力する符号化手段IP3
9、制御手段IP37の制御下でバッファレジスタbf
rから転写された書込データ等を記憶し、また比較手段
IP52へ記憶内容を信号38bとして送付するテンポ
ラリ・メモリ38を備える。
【0079】さらに、符号化手段IP39からの出力に
基づいてキャリアを変調して送受信回路PT41へ出力
する変調回路PT40と、送信時にアンテナ部PT42
から電磁波を発信するとともに、受信時にアンテナ部P
T42によって捕捉された電磁波から受信電流を生成し
て復調回路PT44へ出力する送受信回路PT41と、
送受信回路PT41からの出力に基づいて復調して復合
化手段IP45へ出力する復調回路PT44を備える。
【0080】アンテナ部PT42は、メモリラベル用リ
ーダライタ装置30からメモリラベル装置へ電磁波とし
て非接触でデータを送信し、またメモリラベル装置から
伝送される、メモリラベル装置内の不揮発性メモリに記
憶されたデータを電磁波として非接触で受信する。
【0081】さらに、復調回路PT44からの出力を受
付けて復合化し、復元させたデータを制御手段IP37
からの制御信号37cに応じて、信号45aとして表示
部43へ、または信号45bとして赤外線通信手段IP
46やバーコード変換手段IP48や印字パターン編成
手段IP49へ、または信号45cとして比較手段IP
52へ出力する復合化手段IP45を備える。
【0082】さらに、制御手段IP37からの制御信号
37cの制御下で、復合化手段IP45から送付された
信号45cに載った復元データと、テンポラリ・メモリ
38から信号38bとして読出した書込データとを比較
して、比較結果を信号52aとして表示部43または赤
外線通信手段IP46へ送るか、または信号52bとし
て印字パターン編成手段IP49へ送る比較手段IP5
2を備える。
【0083】さらに、制御手段IP37からの制御信号
(不図示)の制御下で、信号45bとして復合化手段I
P45から受けた復元データをバーコードに変換してバ
ーコード信号48aを印字パターン編成手段IP49へ
出力するバーコード変換手段IP48を備える。
【0084】さらに、制御手段IP37からの制御信号
(不図示)の制御下で、信号45bとして復合化手段I
P45から受けた復元データまたは、信号52bとして
比較手段IP52から受けた比較結果に基づき、印字パ
ターンを編成し、この印字パターンを印字ドライバIP
50へ出力する印字パターン編成手段IP49と、印字
パターン編成手段IP49から受けた印字パターンを印
字機構部51に送って印字させる、印字ドライバIP5
0を備える。
【0085】このように印刷系は、印字パターン編成手
段IP49、印字ドライバIP50、印字機構部51か
らなり、さらにバーコード変換手段IP48を加えて構
成される。
【0086】また、制御手段IP37からの制御信号4
6aの制御下で、信号45bとして復合化手段IP45
から受けた復元データまたは、信号52aとして比較手
段IP52から受けた比較結果を赤外線信号として赤外
線通信ポート47へ送る赤外線通信手段IP46を備え
る。赤外線通信手段IP46はまた、外部機器等から赤
外線通信ポート47を経て入力された信号を、制御手段
IP37へ入力する機能を有する。
【0087】表示部43は、制御手段IP37から信号
37eを受けて各種スイッチや操作キーからの入力値を
表示し、またテンポラリ・メモリ38から読出した値を
表示し、または復合化手段IP45から信号45bとし
て受けた復元データを表示し、また比較手段IP52か
ら信号52aとして受けた比較結果を表示する。
【0088】メモリラベル用リーダライタ装置30は、
さらに、CPUコア140と、レジスタ類(たとえばバ
ッファレジスタbfrなど)と、RAM141と、RO
M142を備える。ROM142には、前記制御手段I
P37、符号化手段IP39、復合化手段IP45、赤
外線通信手段IP46、バーコード変換手段IP48、
印字パターン編成手段IP49、印字ドライバIP5
0、比較手段IP52が、CPUコア140によって読
出し及び実行可能なプログラムとして読出し専用に格納
されている。
【0089】RAM141はテンポラリ・メモリ38等
を構成しており、またCPUコア140は、前記制御手
段IP37を構成するプログラムの読出し実行の過程に
あって変調回路PT40、復調回路PT44、送受信回
路PT41等の専用回路のトリガといった駆動制御をも
実行可能に構成されている。
【0090】図6は、メモリラベル用リーダライタ装置
30の動作フローチャートである。同図および図3に基
づいて、メモリラベル用リーダライタ装置30の動作を
説明する。
【0091】使用者によって読出スイッチ33が押され
て読出し指示入力がなされるか、または書込スイッチ3
4が押されて書込み指示入力がなされると(ステップS
1)、先ず読出しの場合、制御手段IP37が読出コマ
ンドCntを編成し(ステップS2)、信号37aとし
て符号化手段IP39へ出力すると、符号化手段IP3
9は読出コマンドCntを符号化して変調回路PT40
へ送り、変調回路PT40はこれを変調して(ステップ
S3)、送受信回路PT41を経てアンテナ部PT42
から電磁波をメモリラベル装置へ発信する。
【0092】上記発信の完了後、メモリラベル用リーダ
ライタ装置30は直ちにメモリラベル装置からの電磁波
の受信待機ループに入る(ステップS4)。メモリラベ
ル装置1からの返信信号は、アンテナ部PT42および
送受信回路PT41を経て受信され、復調回路PT44
で復調され、さらに復合化手段IP45により復合化さ
れて返信データが復元される(ステップS5)。復合化
手段IP45はこの返信データを信号45aとして表示
部43へ出力し、表示部43はこの返信データを表示す
る(ステップS6)。
【0093】ここで外部通信スイッチ137がオンであ
ると(ステップS7)、制御手段IP37は制御信号3
7c、46aを夫々復合化手段IP45、赤外線通信手
段IP46へ送る。復合化手段IP45はこの制御信号
37cに基づき返信データを信号45bとして赤外線通
信手段IP46へ出力し、制御信号46aによってトリ
ガされた赤外線通信手段IP46は返信データを載せた
赤外線信号を赤外線通信ポート47を経て外部のホスト
コンピュータやパーソナルコンピュータ等へ発信する
(ステップS8)。
【0094】さらに、バーコード印字スイッチ138が
オンであると(ステップS9)、制御手段IP37は制
御信号(図示省略)をバーコード変換手段IP48へ送
ってバーコード変換手段IP48を作動させる。バーコ
ード変換手段IP48は復合化手段IP45から与えら
れる信号45bに基づき返信データをバーコードへ変換
し、信号48aとして印字パターン編成手段IP49へ
送り(ステップS10)、印字パターン編成手段IP4
9はこれをバーコードパターンに編成して印字ドライバ
IP50に送り(ステップS11)、印字ドライバIP
50は印字機構部51を駆動してメモリラベル装置の台
紙の余白部にバーコードを印字する(ステップS1
2)。
【0095】また印字スイッチ35がオンであると、制
御手段IP37は制御信号(図示省略)を印字パターン
編成手段IP49へ送り、印字パターン編成手段IP4
9は復合化手段IP45から与えられる信号45bに基
づき返信データを印字パターンに編成して印字ドライバ
IP50に送り(ステップS11)、印字ドライバIP
50は印字機構部51を駆動してメモリラベル装置の台
紙の余白部に返信データを印字する(ステップS1
2)。
【0096】なお印字スイッチ35およびバーコード印
字スイッチ138が共にオンであると、メモリラベル装
置の台紙の余白部に返信データとバーコードの両方が印
字される。
【0097】一方、ステップS1において使用者によっ
て書込スイッチ34が押されて書込み指示入力がなされ
ると、制御手段IP37は外部通信スイッチ137がオ
ンであるか否かを確認する(ステップS15)。ここで
外部通信スイッチ137がオンであると、制御手段IP
37は書込データが外部のホストコンピュータやパーソ
ナルコンピュータ等から赤外線通信ポート47および赤
外線通信手段IP46を経て入力されると判断して、赤
外線通信手段IP46から信号46aをバッファレジス
タbfrに受付け(ステップS16)、書込データd*
を得る。
【0098】前記で外部通信スイッチ137がオフであ
れば、外部のホストコンピュータやパーソナルコンピュ
ータ等から書込みデータを受けることなく、かわりに操
作キー36から書込みデータが入力されると判断して、
操作キー36からの入力をバッファレジスタbfrに受
付け(ステップS17)、書込データd*を得る。
【0099】ついで制御手段IP37は、バッファレジ
スタbfrの内容を内部メモリであるRAMによるテン
ポラリ・メモリ(Tempoメモリ)に転写して暫定記
憶させる(ステップS18)。
【0100】この転写操作は、本発明の特徴的な構成と
して、書込みデータを後述の比較ステップで再度使用す
るのに対応するためであり、この比較処理が発生するま
での間に、例えば他のスイッチ(これも本発明の特徴的
な構成である、印字スイッチ35や外部通信スイッチ1
37やバーコード印字スイッチ138など)が操作され
ることで生じるバッファレジスタbfrの内容更新に、
対処するものである。なお従来の構成においては、書込
みデータの再度の使用がないから、バッファレジスタb
frから取出して使用した後は、バッファレジスタbf
rの内容更新がなされて書込みデータが消去されても差
し支えないものであった。
【0101】ついで制御手段IP37が書込コマンドC
ntを編成して信号37aとし、また書込データd*を
信号37bとして、両信号を符号化手段IP39へ出力
すると、符号化手段IP39は書込データd*を符号化
ののち書込コマンドCntを添付して変調回路PT40
へ送り、変調回路PT40はこれを変調して送受信回路
PT41を経てアンテナ部PT42から電磁波をメモリ
ラベル装置へ発信すると、直ちにメモリラベル装置から
の電磁波の返信待機に入る(ステップS19)。
【0102】メモリラベル装置からの返信信号が発生す
ると(ステップS20)、これがアンテナ部PT42お
よび送受信回路PT41を経て受信され、復調回路PT
44で復調され、さらに復合化手段IP45により復合
化されて返信データd’が復元される(ステップS2
1)。復合化手段IP45はこの返信データd’を信号
45cとして比較手段IP52へ出力する。
【0103】制御手段IP37が制御信号37cによっ
て比較手段IP52をトリガすると、比較手段IP52
はテンポラリ・メモリ38から書込データd*を信号3
8bとして読出し、返信データd’と書込みデータd*
とを比較検証する(ステップS22)。
【0104】返信データd’が書込データd*と合致す
れば、メモリラベル装置1へ正しい値が記憶されたと検
証できるから(ステップS23)、比較手段IP52は
検証結果データを信号52aとして表示部43へ送り、
表示部43は信号52aに基づき書込成立を表示する
(ステップS24)。一方、返信データd’が書込みデ
ータd*と合致しなければ、メモリラベル装置へ正しい
値が記憶されなかったと検証できるから、表示部43へ
エラー表示を行う(ステップS25)。
【0105】表示部43へエラー表示がなされると、使
用者は再度、前記の書込みを実行させることになる。再
度の書込みでメモリラベル装置の内蔵する不揮発メモリ
2の内容が更新によって消去され、再度、書込みデータ
d*が記憶される。
【0106】なお、比較手段IP52による検証結果
を、外部機器へ通信することもできる。外部通信スイッ
チ137がオンの場合に、制御手段IP37からの制御
信号37cに基づき、比較手段IP52が検証結果デー
タを信号52aとして赤外線通信手段IP46へ出力
し、制御信号46aによってトリガされた赤外線通信手
段IP46は検証結果データを載せた赤外線信号を赤外
線通信ポート47を経て外部のホストコンピュータやパ
ーソナルコンピュータ等へ発信する。
【0107】また、比較手段IP52による検証結果
を、印字させることもできる。印字スイッチ35がオン
の場合に、制御手段IP37からの制御信号37cに基
づき、比較手段IP52が検証結果データを信号52b
として印字パターン編成手段IP49へ送り、印字パタ
ーン編成手段IP49は比較手段IP52から与えられ
る信号52bに基づき検証結果を印字パターンに編成し
て印字ドライバIP50に送り、印字ドライバIP50
は印字機構部51を駆動して記録紙に検証結果を印字す
る。
【0108】前記のように本実施形態のメモリラベル用
リーダライタ装置30は、メモリラベル装置1との一往
復の通信のみで、書込みのみならず書込み検証までもが
完了するものであり、書込みと検証動作に要する時間の
大幅な低減が可能になる。さらに、通信回数が少なくな
ることにより、通信時の不具合によるエラー発生機会が
減少するという効果がある。
【0109】これを従来技術の書込み及び書込み検証と
比較すると、従来においては先ず書込コマンド及び書込
データ送信のための通信をなし、ついで書込直後に書込
データの読出しと当該データ送信を命じるコマンドを送
信するための通信をなし、ついで送信されてくる読出し
データを受信するための通信をそれぞれ実行していた。
このように、本発明のメモリラベル用リーダライタ装置
によれば通信回数の削減という改善が実現される。
【0110】すなわち上記の動作によって、メモリラベ
ル装置への書込みが正しく実行されたか否かの検証を容
易に、しかも少ない手続きで行うことができ、高い信頼
性のメモリラベルシステムを実現することが可能にな
る。
【0111】また、メモリラベル装置内の情報をバーコ
ードへ変換して出力印刷を可能にするバーコード印字機
能を備えることによって、現在のバーコードシステムを
大幅に変更することなく、メモリラベルシステムとバー
コードシステムを併用するシステムの実現が可能にな
る。
【0112】図14は、このようなバーコードシステム
併用方式のメモリラベル装置1の外観図であり、台紙に
バーコードが印字された状態が示されている。台紙3に
貼付された集積回路2には数値が記憶されており、メモ
リラベル用リーダライタ装置によってこの数値を読出す
ことができる。台紙3の余白部3Aには、この数値に対
応するバーコード50が印字されており、在来のバーコ
ードリーダ装置によって読み取り可能になっている。
【0113】さらに、メモリラベル用リーダライタ装置
に上記の各機能を具備させて複合化し、また電池等のバ
ッテリ駆動或いはソーラバッテリを具備し、しかも携帯
型に構成することで、広い使用環境での多用の用途に対
応可能にでき、印字機構を搭載してメモリラベル内の情
報を数字や文字として台紙に活字印字する機能に加え、
バーコード印字機能を具備する結果として、メモリラベ
ルシステムを広範に普及させることが可能になる。加え
るに、活字印字機能を搭載することで、例えばカセット
の背ラベル等のライブラリ管理において視認性が向上
し、効率的なカセット管理が可能になる。
【0114】また、例えばROM(読出し専用メモリ)
チップ等の記録媒体に、少なくとも制御手段IP37、
符号化手段IP39、復合化手段IP45、比較手段I
P52が、コンピュータによって読出し且つ実行可能な
プログラムとして記録されたものは、コンピュータによ
って各プログラムが実行されたときにコンピュータを少
なくとも制御手段、符号化手段、複合化手段、比較手段
として機能させるものであり、この際にあって前記詳述
したように各手段の実行過程にあってコンピュータのハ
ードウエア資源が論理的組み合わせによって有効利用さ
れる構成であるから、よって記録媒体構成として単独で
製品化が可能である。
【0115】このような記録媒体は、それ単独では前記
のような各手段として機能するものではないが、部品と
して組み込まれ、且つ内蔵の各手段であるプログラムが
コンピュータによって実行されたとき、所定の前記機能
をコンピュータによって実現するものである。
【0116】さらに、一つの半導体チップ上に少なくと
も、レジスタ類を含むCPUコア140のセル、少なく
とも制御手段IP37、符号化手段IP39、復合化手
段IP45、比較手段IP52がコンピュータによって
読出し且つ実行可能なプログラムとして記録されたRO
M(読出し専用メモリ)のセル142、少なくともテン
ポラリ・メモリ38を形成するRAM(随時書込読出メ
モリ)のセル、スイッチや操作キーや表示部や通信ポー
トや機構部や電源とのインタフェースのセル、変調回路
PT40や復調回路PT44や送受信回路PT41のア
ナログセル、アンテナ部PT42のアナログセルが配設
された構成のSOP(システム・オン・チップ)装置S
ysLも、これ単独で製品化が可能である。
【0117】なお通常、システム・オン・チップ装置の
上記の各セルは、複数のIPとして一枚の基板上に配置
形成される。
【0118】この構成によれば、本SOP装置SysL
を電源や画像表示部や操作入力機器および印字機構など
と組み合わせることにより、例えば図3に示されるメモ
リラベル用リーダライタ装置30を容易に製造すること
が可能となる。なお、このようなSOP装置はシステム
LSI(System LSI)と呼称されることが多
い。
【0119】このようなSOP装置すなわちシステムL
SIは、それ単独のみでは前記のような各機能を実現す
るものではないが、部品として組み込まれ、且つ内蔵の
各手段を含む各セルが内蔵するCPUコアによって実行
され又は制御されたとき、所定の前記各機能をCPUコ
アによって実現するものである。
【0120】次に、図7は、本発明に係るメモリラベル
装置の一実施形態のブロック構成図である。同図に示さ
れるように、本発明に係るメモリラベル装置1は、ラベ
ル台紙3に集積回路2が貼付されて構成されている。通
常、集積回路2はその寸法がラベル台紙3の寸法よりも
充分小さく、よってラベル台紙3には余白部3Aが形成
されている。この余白部3Aに種々の印字が可能であ
る。
【0121】集積回路2は極薄型のハイブリッド集積回
路であり、ワンチップに構成されている。集積回路2
は、電磁波を生成または電磁波に感応するアンテナ部2
1、送信時にアンテナ部21へ電磁波生成のための電流
を供給するとともに、受信時にアンテナ部21で発生す
る感応電流から信号を取り出す送受信回路22、アンテ
ナ部21が受信したキャリア波から電源電圧Vcを生成
して各部へ供給する整流回路23、送受信回路22から
提供された受信信号を復調させ、これを信号25aとす
る復調回路25、復調回路2から供給された信号25a
から読出しコマンドか、または書込コマンドと書込デー
タを抽出するとともに、抽出したコマンドに応じて不揮
発性メモリ27からの読出し動作又は不揮発性メモリ2
7への書込み動作を実行するメモリ読出書込手段26、
不揮発性メモリ27への書込直後に検証の為の読出しを
メモリ読出書込手段26に実行させる際のタイミングを
制御する信号をメモリ読出書込手段26に供給する検証
読出タイミング制御手段28、格納データd*を記憶す
る不揮発性メモリ27、メモリ読出書込手段26から提
供される読出信号26aに変調を施す変調回路29を備
える。また、全体を実行制御する、マイクロコンピュー
タに代表される、ストアードプログラム方式のデジタル
演算処理モジュール139(図7中で鎖線表示)を備え
て構成してもよい。
【0122】メモリ読出書込手段26および検証読出タ
イミング制御手段29は、いずれもデジタル演算処理モ
ジュール139で実行可能なプログラム構成とされるこ
とが好ましいが、専用のロジック回路で構成することも
可能である。
【0123】不揮発性メモリ27にはEEPROM(電
気的に消去可能なプログラマブルROM)やフラッシュ
メモリが適用されることが好ましい。
【0124】また、集積回路2のうち、メモリ読出書込
手段26、不揮発性メモリ27、検出読出タイミング制
御手段28は、ストアードプログラム処理型の中央演算
処理部を具備するデジタル半導体回路部と半導体ROM
部と不揮発性半導体メモリ部とD/Aインタフェース部
との組み合わせとして一枚のシリコン薄板上に組み込み
形成させ、SOP(システム・オン・チップ)装置2’
とすることが可能である。例えば半導体ROM部には、
メモリ読出書込動作のためのプログラムと検出読出タイ
ミング制御動作のためのプログラムとが、デジタル半導
体回路部を構成する中央演算処理部によって実行可能に
焼き込まれており、復調回路25および変調回路29と
の信号授受はD/AおよびA/D変換機能を備えるD/
Aインタフェース部を介して実行される。
【0125】なお通常、システム・オン・チップ装置の
上記の各部は、複数のIPセルとして一枚の基板上に組
み込み形成される。
【0126】SOP装置2’は構成部品として、これの
みで製品化が可能である。すなわちSOP装置2’は、
一枚の薄板上にアンテナ部21、送受信回路22、整流
回路23、復調回路25、変調回路29が形成されたア
ナログモジュールに、構成部品として組み込まれ、全体
としてハイブリッド集積回路2が構成される。
【0127】図7に示されたメモリラベル装置1の例と
して、ビデオカセットテープの背表紙に貼付するメモリ
ラベルは、例えば1枚で1KBの記憶容量の不揮発性メ
モリ27を内蔵し、撮影名、タイトル、日付、コメン
ト、重要シーンの記録時間など、録画した内容に関する
詳細データを不揮発性メモリ27へ記憶するとともに、
ラベルの台紙3余白部3Aに手書きやプリンタで印字す
ることができる。
【0128】したがって利用者はビデオカセットテープ
をVCRにセットして再生することなく映像情報を確認
することができ、とりわけ編集時のテープ検索が容易に
なる。
【0129】メモリラベル装置への書き込みと読み出し
は、非接触方式でメモリラベル用リーダライタ装置を近
づけるだけでアクセスできる。最大通信距離は約10c
m程度である。
【0130】図8は、メモリラベル装置1の動作フロー
チャートである。同図に基づいてメモリラベル装置1の
動作を説明する。メモリラベル用リーダライタ装置から
発信された電磁波がアンテナ部21によって受信される
と、アンテナ部21に発生したキャリア波が整流回路2
3により整流され、直流が生成される。これを電源とし
て集積回路2内の各回路22、25、28や各手段2
6、29や不揮発性メモリ27に電力供給されると、各
部が作動する。
【0131】復調回路25から入力信号25aが発生す
ると(ステップS31)、メモリ読出書込手段26によ
ってこの入力信号が読出し指示か、または書込み指示か
がチェックされる(ステップS32)。
【0132】読出し指示であれば、メモリ読出書込手段
26によって不揮発性メモリ27から格納されたデータ
d*が読出され(ステップS33)、このデータd*に
基づき変調回路28によって変調されたキャリア波が送
受信回路22を経てアンテナ部21から電磁波として送
信される(ステップS34)。
【0133】一方、書込み指示であれば、受信した書込
データd*を不揮発性メモリ27の所定領域にデータd
*として格納する(ステップS35)。
【0134】このとき、検証読出タイミング制御手段2
8がメモリ読出書込手段26と不揮発性メモリ27間の
書込に関わる信号を傍受してウオッチし、不揮発性メモ
リ27へのデータd*の記録が完了した時点で直ちに、
または必要に応じてさらに予め定めたアイドルタイム経
過後に、メモリ読出書込手段26に対して不揮発性メモ
リ27の所定領域に書き込まれたばかりのデータd*の
読出しを指示する。この指示を受けて、メモリ読出書込
手段26は不揮発性メモリ27からデータd*を読出
し、これをデータd’とした信号26aを変調回路29
へ出力する(ステップS36)。
【0135】変調回路29はデータd’に基づきキャリ
ア波を変調し、送受信回路22を経てアンテナ部21か
ら電磁波として送信する(ステップS37)。
【0136】なお上記のアイドルタイムは、メモリラベ
ル用リーダライタ装置における、データ送信態勢からデ
ータ受信態勢への移行時間と、メモリラベル装置1から
の読出しデータ送信のタイミングとの時間差を調整する
ためのものである。
【0137】上記のように本実施形態のメモリラベル装
置1は、メモリラベル用リーダライタ装置からの書込み
指示が入信すると、内蔵する不揮発性メモリ27への書
込データの書込みのみならず、メモリラベル装置1内に
おいて自発的に、すなわちメモリラベル用リーダライタ
装置からの追加指示を受けることなく、書き込んだデー
タを直ちに読出し、さらにこの読出したデータを、メモ
リラベル用リーダライタ装置からの追加指示を受けるこ
となく、メモリラベル用リーダライタ装置へデータd’
として返送する構成とすることを特徴としている。
【0138】この結果、メモリラベル用リーダライタ装
置との一往復の通信のみで、書込み指示及び書込データ
の入手のみならず書込み検証のためのデータ読み出しお
よび当該読出しデータの送信までをも一挙に実行するも
のであり、よって検証動作に必要なデータの読出しと搬
送のための手続きを簡略化でき、所要時間の大幅な低減
が可能になる。さらに、通信回数が少なくなることによ
り、通信時の不具合によるエラー発生機会が減少すると
いう効果がある。
【0139】これを従来技術の書込み及び書込み検証と
比較すると、従来においては先ず書込コマンド及び書込
データ授受のための通信をなし、ついで書込直後に書込
データの読出しと当該データ送信を命じるコマンドを授
受するための通信をなし、ついで読出しデータを授受す
るための通信をそれぞれ実行していた。このように、本
発明のメモリラベル装置によれば通信回数の削減という
改善が実現される。
【0140】すなわち上記の動作によって、メモリラベ
ル装置1への書込みが正しく実行されたか否かの検証を
容易に、しかも少ない手続きで行うことができ、高い信
頼性のメモリラベルシステムを実現することが可能にな
る。
【0141】つぎに図9は、本発明に係る非接触型のメ
モリラベルシステムの他の実施形態の機能構成の説明図
である。図9に示されるように、本発明に係る非接触型
のメモリラベルシステムML2は、メモリラベル用リー
ダライタ装置130と、メモリラベル装置131を備え
て構成される。
【0142】書込みモードWMにおいては、メモリラベ
ル用リーダライタ装置130が、書込みデータd*をバ
ッファレジスタへ受け付けたのちに、書込みデータd*
をバッファレジスタから暫定記憶部へ転写して一時記憶
させ、ついで書込み指示信号と書込みデータd*をメモ
リラベル装置131へ非接触で電磁波により発信する。
この発信信号をT101とする(過程Pr101)。こ
こで暫定記憶部には、テンポラリ・メモリまたはバッフ
ァメモリまたは磁気記憶装置または光記録装置等が適用
される。
【0143】メモリラベル用リーダライタ装置130は
直ちに、メモリラベル装置131からの非接触での電磁
波による信号の入信待機に入る(過程Pr102)。
【0144】一方、メモリラベル装置131は、書込み
指示信号と書込みデータd*が受信されると、書込みデ
ータd*を暫定記憶部へ一時記憶させ、ついで書込みデ
ータd*をメモリラベル装置131に内蔵される不揮発
メモリに書き込む(過程Pr111)。
【0145】上記書込み後、直ちに不揮発メモリから書
き込んだ値を読み出す(過程Pr112)。この読み出
し値をd’とする。
【0146】ついで、読み出した値d’と、暫定記憶部
から読出したデータd*とを比較し、比較結果を電磁波
により発信信号R101として発信する(過程Pr11
3)。
【0147】メモリラベル用リーダライタ装置130
は、メモリラベル装置131から送られてくる発信信号
R101を受信して、比較結果を検出する(過程Pr1
03)。
【0148】比較結果が合致を示すものであれば、メモ
リラベル装置131の不揮発性メモリに正常に記録がな
されたと確認する。また比較結果が不合致を示すもので
あれば、メモリラベル装置131の不揮発性メモリへの
正常な記録がなされなかったと確認でき、再発信を行う
(過程Pr104)。
【0149】また、読み出しモードRMにおいては、読
み出し指示信号を発信信号T102としてメモリラベル
装置131へ発信する(過程Pr105)。
【0150】一方、メモリラベル装置131では読み出
し指示信号が受信されると、内蔵の不揮発性メモリから
書き込まれている値を読み出す(過程Pr114)。こ
の読み出し値をd’とする。
【0151】読み出し値d’を非接触で電磁波により発
信信号R102として発信する(過程Pr115)。
【0152】メモリラベル用リーダライタ装置130
は、メモリラベル装置131から送られてくる発信信号
R102を受信して、データd’を検出する(過程Pr
106)。
【0153】上記の過程により、本実施形態に係る非接
触型のメモリラベルシステムML2によれば、書込モー
ドにあって、メモリラベル用リーダライタ装置130と
メモリラベル装置131との一往復の通信のみで、書込
みのみならず書込み検証までもが完了するものであり、
書込みと検証動作に要する時間の大幅な低減が可能にな
る。本実施形態では、メモリラベル装置131側での処
理における不具合を検証することができる。
【0154】これを従来技術の書込み及び書込み検証と
比較すると、従来においては先ず書込コマンド及び書込
データ送信のための通信過程と、ついで書込直後に書込
データの読出しと当該データ送信を命じるコマンドを送
信するための通信過程と、ついで送信されてくる読出し
データを受信するための通信過程とが必要であった。こ
のように、本実施形態に係る非接触型のメモリラベルシ
ステムML2によれば、通信回数の削減という改善が実
現される。
【0155】すなわち上記の過程によって、メモリラベ
ル装置131への書込みが正しく実行されたか否かの検
証を容易に、しかも少ない手続きで行うことができ、高
い信頼性のメモリラベルシステムを実現することが可能
になる。
【0156】図10は、本発明に係るメモリラベルリー
ダライタ装置の他の実施形態のブロック構成図である。
【0157】同図に示されるように、本実施形態に係る
メモリラベル用リーダライタ装置130は、本体が小型
軽量に構成され、携帯至便な筐体(図示されない)に格
納されている。筐体3は内部の回路や構成部品を外部衝
撃から保護すると同時に、不要輻射などの電波障害を防
止可能な構成となっている。
【0158】筐体の内部には、電源系として太陽電池部
31と、二次電池32が備えられている。この電源系
は、太陽電池セルなどで構成される太陽電池部31が、
光エネルギを太陽や蛍光灯等から得て発生させる電力を
電源とし、メモリラベル用リーダライタ装置130本体
の駆動を行うための電力を太陽光等の光線から確保して
各部へ電力供給する構成となっている。太陽電池部31
は、二次電池32をフローティング充電する。
【0159】二次電池32として小型高性能のリチウム
イオン電池が適する。リチウムイオン電池は体積エネル
ギ密度が大であり、自己放電が少なく、使用による放電
途中で充電することにより容量が減少する、所謂メモリ
現象がないという利点がある。
【0160】なお電源系としては、上記構成に限定され
ることなく、二次電池のみや一次電池のみ、または商用
電源のみ又は併用等の構成が可能である。
【0161】また操作入力系として、読込スイッチ3
3、書込スイッチ34、印字スイッチ35、操作キー3
6、外部通信スイッチ137、バーコード印字スイッチ
138を備える。これらスイッチや操作キーは、メモリ
ラベル装置のデータの書き換えや、メモリラベル用リー
ダライタ装置130の機能選択を行うために使用者が操
作して入力可能に構成されている。
【0162】さらに機器/機構入出力系として、液晶パ
ネルなどで構成され、書込みデータや読出されたメモリ
ラベル装置内のデータや、比較結果または合致確認等を
表示する表示部43、外部機器と通信する赤外線通信ポ
ート47、プリンタによって構成される印字機構部51
を備える。赤外線通信ポート47は、メモリラベル装置
から得たデータや、比較結果または合致確認等を、例え
ば外部のホストコンピュータ等の機器へ転送する通信ポ
ートである。
【0163】さらに、前記操作入力系からの入力信号を
検出処理するとともに、後述する各手段や各回路へ制御
信号を送り、またデータを授受する制御手段IP3
7’、制御手段IP37’から書込/読出コマンド(C
nt)が載った信号37aおよび書込データ(d)が載
った信号37bを受けて符号化し、変調回路PT40へ
出力する符号化手段IP39、制御手段IP37’の制
御下で書込データ等を記憶するとともに、バーコード変
換手段IP48へ記憶内容を信号38bとして送付する
テンポラリ・メモリ38を備える。
【0164】さらに、符号化手段IP39からの出力に
基づいてキャリアを変調して送受信回路PT41へ出力
する変調回路PT40と、送信時にアンテナ部PT42
から電磁波を発信するとともに、受信時にアンテナ部P
T42によって捕捉された電磁波から受信電流を生成し
て復調回路PT44へ出力する送受信回路PT41と、
送受信回路PT41からの出力に基づいて復調して復合
化手段IP45へ出力する復調回路PT44を備える。
【0165】アンテナ部PT42は、メモリラベル用リ
ーダライタ装置130からメモリラベル装置へ電磁波と
して非接触でデータを送信し、またメモリラベル装置か
ら伝送される、メモリラベル装置内の不揮発性メモリに
記憶されたデータまたは、比較結果を、電磁波として非
接触で受信する。
【0166】さらに、復調回路PT44からの出力を受
付けて復合化し、復元させたデータを制御手段IP3
7’からの制御信号37c’に応じて、信号45a’と
して表示部43へ、または信号45b’として赤外線通
信手段IP46’や印字パターン編成手段IP49’
へ、または信号45c’として合致確認手段IP53へ
出力する復合化手段IP45’を備える。
【0167】さらに、制御手段IP37’からの制御信
号37c’の制御下で、復合化手段IP45’から送付
された信号45c’に載った比較結果に基づき合致確認
して、確認結果を信号53aとして表示部43または赤
外線通信手段IP46’へ送るか、または信号53bと
して印字パターン編成手段IP49’へ送る合致確認手
段IP53を備える。
【0168】さらに、制御手段IP37’からの制御信
号(不図示)の制御下で、テンポラリ・メモリ38から
信号38bとして読出した書込データをバーコードに変
換してバーコード信号48aを印字パターン編成手段I
P49’へ出力するバーコード変換手段IP48を備え
る。
【0169】さらに、制御手段IP37’からの制御信
号(不図示)の制御下で、信号45b’として復合化手
段IP45’から受けた復元データまたは、信号53b
として合致確認手段IP53から受けた確認結果に基づ
き、印字パターンを編成し、この印字パターンを印字ド
ライバIP50へ出力する印字パターン編成手段IP4
9’と、印字パターン編成手段IP49’から受けた印
字パターンを印字機構部51に送って印字させる、印字
ドライバIP50を備える。
【0170】このように印刷系は、印字パターン編成手
段IP49’、印字ドライバIP50、印字機構部51
からなり、さらにバーコード変換手段IP48を加えて
構成される。
【0171】また、制御手段IP37’からの制御信号
46a’の制御下で、信号45b’として復合化手段I
P45’から受けた復元データまたは、信号53aとし
て合致確認手段IP53から受けた確認結果を赤外線信
号として赤外線通信ポート47へ送る赤外線通信手段I
P46’を備える。赤外線通信手段IP46’はまた、
外部機器等から赤外線通信ポート47を経て入力された
信号を、制御手段IP37’へ入力する機能を有する。
【0172】表示部43は、制御手段IP37’から信
号37e’を受けて各種スイッチや操作キーからの入力
値を表示し、またテンポラリ・メモリ38から読出した
値を表示し、または復合化手段IP45’から信号45
a’として受けた復元データを表示し、また合致確認手
段IP53から信号53aとして受けた確認結果を表示
する。
【0173】メモリラベル用リーダライタ装置130
は、さらに、バッファレジスタbfrを含めたCPUコ
ア140と、RAM141と、ROM142’を備え
る。ROM142’には、前記制御手段IP37’、符
号化手段IP39、復合化手段IP45’、赤外線通信
手段IP46’、バーコード変換手段IP48、印字パ
ターン編成手段IP49’、印字ドライバIP50、合
致確認手段IP53が、CPUコア140によって読出
し及び実行可能なプログラムとして読出し専用に格納さ
れている。
【0174】RAM141はテンポラリ・メモリ38や
バッファメモリ等を構成しており、またCPUコア14
0は、前記制御手段IP37’を構成するプログラムの
読出し実行の過程にあって変調回路PT40、復調回路
PT44、送受信回路PT41等の専用回路のトリガと
いった駆動制御をも実行可能に構成されている。
【0175】図11は、メモリラベル用リーダライタ装
置130の動作フローチャートである。同図および図1
0に基づいて、メモリラベル用リーダライタ装置130
の動作を説明する。
【0176】使用者によって読出スイッチ33が押され
て読出し指示入力がなされるか、または書込スイッチ3
4が押されて書込み指示入力がなされると(ステップS
51)、先ず読出しの場合、制御手段IP37’が読出
コマンドCntを編成し(ステップS52)、信号37
aとして符号化手段IP39へ出力すると、符号化手段
IP39は読出コマンドCntを符号化して変調回路P
T40へ送り、変調回路PT40はこれを変調して(ス
テップS53)、送受信回路PT41を経てアンテナ部
PT42から電磁波をメモリラベル装置へ発信する。
【0177】上記発信の完了後、メモリラベル用リーダ
ライタ装置130は直ちにメモリラベル装置からの電磁
波の受信待機ループに入る(ステップS54)。メモリ
ラベル装置からの返信信号は、アンテナ部PT42およ
び送受信回路PT41を経て受信され、復調回路PT4
4で復調され、さらに復合化手段IP45’により復合
化されて返信データが復元される(ステップS55)。
復合化手段IP45’はこの返信データを信号45a’
として表示部43へ出力し、表示部43はこの返信デー
タを表示する(ステップS56)。
【0178】ここで印字スイッチ35がオンであると、
復合化手段IP45’はこの返信データを信号45b’
として印字パターン編成手段IP49’へ出力し、この
返信データは印字パターンに編成されたのち印字ドライ
バIP50を経て印字機構部51において印字がなされ
る。
【0179】ここで外部通信スイッチ137がオンであ
ると(ステップS57)、制御手段IP37’は制御信
号37c’、46a’を夫々復合化手段IP45’、赤
外線通信手段IP46’へ送る。復合化手段IP45’
はこの制御信号37c’に基づき返信データを信号45
b’として赤外線通信手段IP46’へ出力し、制御信
号46a’によってトリガされた赤外線通信手段IP4
6’は返信データを載せた赤外線信号を赤外線通信ポー
ト47を経て外部のホストコンピュータやパーソナルコ
ンピュータ等へ発信する(ステップS58)。
【0180】さらに、バーコード印字スイッチ138が
オンであると(ステップS59)、制御手段IP37’
は制御信号(図示省略)をバーコード変換手段IP48
へ送ってバーコード変換手段IP48を作動させる。バ
ーコード変換手段IP48はテンポラリ・メモリ38か
ら書込データを信号38bとして読出し、この書込デー
タをバーコードへ変換し、信号48aとして印字パター
ン編成手段IP49’へ送り(ステップS60)、印字
パターン編成手段IP49’はこれをバーコードパター
ンに編成して印字ドライバIP50に送り(ステップS
61)、印字ドライバIP50は印字機構部51を駆動
してメモリラベル装置の台紙の余白部にバーコードを印
字する(ステップS62)。
【0181】なお印字スイッチ35およびバーコード印
字スイッチ138が共にオンであると、メモリラベル装
置の台紙の余白部に書込データの印字と、これをバーコ
ードに変換したバーコードパターンの両方が印字され
る。
【0182】一方、ステップS51において使用者によ
って書込スイッチ34が押されて書込み指示入力がなさ
れると、制御手段IP37’は外部通信スイッチ137
がオンであるか否かを確認する(ステップS71)。こ
こで外部通信スイッチ137がオンであると、制御手段
IP37’は書込データが外部のホストコンピュータや
パーソナルコンピュータ等から赤外線通信ポート47お
よび赤外線通信手段IP46’を経て入力されると判断
して、赤外線通信手段IP46’から信号46a’をバ
ッファレジスタbfrに受付け(ステップS)、書込デ
ータd*を得る。
【0183】前記で外部通信スイッチ137がオフであ
れば、外部のホストコンピュータやパーソナルコンピュ
ータ等から書込みデータを受けることなく、かわりに操
作キー36から書込みデータが入力されると判断して、
操作キー36からの入力をバッファレジスタbfrに受
付け(ステップS72)、書込データd*を得る。
【0184】ついで制御手段IP37’は、バッファレ
ジスタbfrの内容を内部メモリであるRAMによるテ
ンポラリ・メモリ(Tempoメモリ)38に転写して
暫定記憶させる(ステップS74)。
【0185】この転写操作は、本発明の特徴的な構成と
して、書込みデータを後述の印字ステップで再度使用す
るのに対応するためであり、この比較処理が発生するま
での間に、例えば他のスイッチ(これも本発明の特徴的
な構成である、印字スイッチ35や外部通信スイッチ1
37やバーコード印字スイッチ138など)が操作され
ることで生じるバッファレジスタbfrの内容更新に、
対処するものである。なお従来の構成においては、書込
みデータの再度の使用がないから、バッファレジスタb
frから取出して使用した後は、バッファレジスタbf
rの内容更新がなされて書込みデータが消去されても差
し支えないものであった。
【0186】ついで制御手段IP37’が書込コマンド
Cntを編成して信号37aとし、さらに書込データd
*を信号37bとして、両信号を符号化手段IP39へ
出力すると、符号化手段IP39は書込データd*を符
号化ののち読出コマンドCntを添付して変調回路PT
40へ送り、変調回路PT40はこれを変調して送受信
回路PT41を経てアンテナ部PT42から電磁波をメ
モリラベル装置へ発信し、ついで直ちに比較結果の返信
の待機状態に入る(ステップS75)。
【0187】メモリラベル装置からの比較結果の返信
は、アンテナ部PT42および送受信回路PT41を経
て受信され、復調回路PT44で復調され、さらに復合
化手段IP45’により復合化されて比較結果が復元さ
れる。復合化手段IP45’はこの比較結果を信号45
c’として合致確認手段IP53へ出力する。
【0188】制御手段IP37’が制御信号37c’に
よって合致確認手段IP53をトリガすると、合致確認
手段IP53は比較結果の内容を検討し、メモリラベル
装置によって為された比較結果が、正常記録を示すもの
か否かを検証する(ステップS77)。
【0189】検証結果が正常記録を示すものであれば、
メモリラベル装置へ正しい値が記憶されたと検証できる
から、合致確認手段IP53は検証結果を信号53aと
して表示部43へ送り、表示部43は信号53aに基づ
き書込成立を表示する(ステップS78)。
【0190】ついで制御手段IP37’が制御信号(不
図示)によって印字パターン編成手段IP49’をトリ
ガすると、印字パターン編成手段IP49’はテンポラ
リ・メモリ38から書込データを信号38bとして読出
し、印字パターンを編成して印字ドライバIP50を経
て印字機構部51により印字を実行する。この印字によ
って、メモリラベル装置のメモリへ書き込まれたデータ
がメモリラベル装置の台紙の余白部に印字される(ステ
ップS80)。
【0191】一方、検証結果が正常記録を示すものでな
ければ、メモリラベル装置へ正しい値が記憶されなかっ
たと検証できるから、表示部43へエラー表示を行う
(ステップS79)。
【0192】表示部43へエラー表示がなされると、使
用者は再度、前記の書込みを実行させることになる。再
度の書込みでメモリラベル装置の内蔵する不揮発メモリ
の内容が更新によって消去され、再度、書込データが記
憶される。
【0193】なお、合致確認手段IP53による検証結
果を、外部機器へ通信することもできる。外部通信スイ
ッチ137がオンの場合に、制御手段IP37’からの
制御信号37c’に基づき、合致確認手段IP53が検
証結果データを信号53aとして赤外線通信手段IP4
6’へ出力し、制御信号46a’によってトリガされた
赤外線通信手段IP46’は検証結果データを載せた赤
外線信号を赤外線通信ポート47を経て外部のホストコ
ンピュータやパーソナルコンピュータ等へ発信する。
【0194】また、合致確認手段IP53による検証結
果を、印字させることもできる。印字スイッチ35がオ
ンの場合に、制御手段IP37’からの制御信号37
c’に基づき、合致確認手段IP53が検証結果データ
を信号53bとして印字パターン編成手段IP49’へ
送り、印字パターン編成手段IP49’は合致確認手段
IP53から与えられる信号53bに基づき検証結果を
印字パターンに編成して印字ドライバIP50に送り、
印字ドライバIP50は印字機構部51を駆動して記録
紙に検証結果を印字する。
【0195】前記のように本実施形態のメモリラベル用
リーダライタ装置130は、メモリラベル装置との一往
復の通信のみで、書込みのみならず書込み検証までもが
完了するものであり、書込みと検証動作に要する時間の
大幅な低減が可能になる。
【0196】これを従来技術の書込み及び書込み検証と
比較すると、従来においては先ず書込コマンド及び書込
データ送信のための通信をなし、ついで書込直後に書込
データの読出しと当該データ送信を命じるコマンドを送
信するための通信をなし、ついで送信されてくる読出し
データを受信するための通信をそれぞれ実行していた。
このように、本発明のメモリラベル用リーダライタ装置
によれば通信回数の削減という改善が実現される。
【0197】すなわち上記の動作によって、メモリラベ
ル装置への書込みが正しく実行されたか否かの検証を容
易に、しかも少ない手続きで行うことができ、高い信頼
性のメモリラベルシステムを実現することが可能にな
る。
【0198】また、メモリラベル装置内の情報をバーコ
ードへ変換して出力印刷を可能にするバーコード印字機
能を備えることによって、現在のバーコードシステムを
大幅に変更することなく、メモリラベルシステムとバー
コードシステムを併用するシステムの実現が可能にな
る。
【0199】さらに、メモリラベル用リーダライタ装置
に上記の各機能を具備させて複合化し、また電池等のバ
ッテリ駆動或いはソーラバッテリを具備し、しかも携帯
型に構成することで、広い使用環境での多用の用途に対
応可能にでき、印字機構を搭載してメモリラベル内の情
報を数字や文字として台紙に活字印字する機能に加え、
バーコード印字機能を具備する結果として、メモリラベ
ルシステムを広範に普及させることが可能になる。加え
るに、活字印字機能を搭載することで、例えばカセット
の背ラベル等のライブラリ管理において視認性が向上
し、効率的なカセット管理が可能になる。
【0200】また、例えばROM(読出し専用メモリ)
チップ等の記録媒体に、少なくとも制御手段IP3
7’、符号化手段IP39、復合化手段IP45’、印
字パターン編成手段IP49’、合致確認手段IP53
が、コンピュータによって読出し且つ実行可能なプログ
ラムとして記録されたものは、コンピュータによって各
プログラムが実行されたときにコンピュータを少なくと
も制御手段、符号化手段、複合化手段、合致確認手段、
印字パターン編成手段として機能させるものであり、こ
の際にあって前記詳述したように各手段の実行過程にあ
ってコンピュータのハードウエア資源が論理的組み合わ
せによって有効利用される構成であるから、よって記録
媒体構成として単独で製品化が可能である。
【0201】このような記録媒体は、それ単独では前記
のような各手段として機能するものではないが、部品と
して組み込まれ、且つ内蔵の各手段であるプログラムが
コンピュータによって実行されたとき、所定の前記機能
をコンピュータによって実現するものである。
【0202】さらに、一つの半導体チップ上に少なくと
も、バッファレジスタbfrを含むCPUコア140の
セル、少なくとも制御手段IP37’、符号化手段IP
39、復合化手段IP45’、印字パターン編成手段I
P49’、合致確認手段IP53がコンピュータによっ
て読出し且つ実行可能なプログラムとして記録されたR
OM(読出し専用メモリ)のセル142’、少なくとも
テンポラリ・メモリ38を形成するRAM(随時書込読
出メモリ)のセル、スイッチや操作キーや表示部や通信
ポートや機構部や電源とのインタフェースのセル、変調
回路PT40や復調回路PT44や送受信回路PT41
のアナログセル、アンテナ部PT42のアナログセルが
配設された構成のSOP(システム・オン・チップ)装
置SysL’も、これ単独で製品化が可能である。この
構成によれば、本SOP装置SysL’を電源や画像表
示部や操作入力機器および印字機構などと組み合わせる
ことにより、例えば図10に示されるメモリラベル用リ
ーダライタ装置130を容易に製造することが可能とな
る。なお、このようなSOP装置はSystemLSI
と呼称されることが多い。
【0203】このようなSOP装置は、それ単独のみで
は前記のような各機能を実現するものではないが、部品
として組み込まれ、且つ内蔵の各セルが内蔵するCPU
コアによって実行され又は制御されたとき、所定の前記
各機能をCPUコアによって実現するものである。
【0204】次に、図12は、本発明に係るメモリラベ
ル装置の他の実施形態のブロック構成図である。同図に
示されるように、本発明に係るメモリラベル装置131
は、ラベル台紙3に集積回路132が貼付されて構成さ
れている。通常、集積回路132はその寸法がラベル台
紙3の寸法よりも充分小さく、よってラベル台紙3には
余白部3Aが形成されている。この余白部3Aに種々の
印字が可能である。
【0205】集積回路132は極薄型のハイブリッド集
積回路であり、ワンチップに構成されている。集積回路
132は、電磁波を生成または電磁波に感応するアンテ
ナ部21、送信時にアンテナ部21へ電磁波生成のため
の電流を供給するとともに、受信時にアンテナ部21で
発生する感応電流から信号を取り出す送受信回路22、
アンテナ部21が受信したキャリア波から電源電圧Vc
を生成して各部へ供給する整流回路23、送受信回路2
2から提供された受信信号を復調させ、これを信号25
aとする復調回路25、書込データd*を格納データと
して記憶する不揮発性メモリ27、書込コマンド抽出時
に抽出した書込データd*を一時記憶するテンポラリ・
メモリ137を備える。
【0206】集積回路132はさらに、復調回路25か
ら供給された信号25aから読出しコマンドか、または
書込コマンドと書込データを抽出するとともに、読出し
コマンドであれば不揮発性メモリ27から書込データd
*を読出して信号26aとして変調回路29’へ出力
し、書込コマンドであれば書込データd*をテンポラリ
・メモリ137へ一時記憶させるとともに、不揮発性メ
モリ27へ書込データd*を記録し、ついで比較手段1
38へ起動信号136aを送り、こののち、不揮発性メ
モリ27から格納されたデータを読出して、これをデー
タd’として比較手段138へ送付するメモリ読出書込
手段136を備える。
【0207】集積回路132はさらに、メモリ読出書込
手段136から入力された起動信号136aによって起
動し、メモリ読出書込手段136から入力されたデータ
d’と、テンポラリ・メモリ137から読出した書込デ
ータd*とを比較して、比較結果を信号138bとして
変調回路29’へ出力する比較手段138、メモリ読出
書込手段136から提供される読出信号26aまたは比
較手段138から提供される比較結果が載った信号13
8bに変調を施す変調回路29’、全体の動作を実行制
御する、ストアードプログラム方式のデジタル演算処理
モジュール139を備える。
【0208】メモリ読出書込手段136および比較手段
138は、いずれも、好ましくはマイクロコンピュータ
で構成される前記ストアードプログラム方式のデジタル
演算処理モジュール139によって読出し及び実行可能
なプログラムが記録された、例えば読出し専用メモリと
して構成される。
【0209】不揮発性メモリ27にはEEPROM(電
気的に消去可能なプログラマブルROM)やフラッシュ
メモリが適用されることが好ましい。
【0210】また、集積回路132のうち、デジタル演
算処理モジュール139、メモリ読出書込手段136、
不揮発性メモリ27、比較手段138、テンポラリ・メ
モリ137は、デジタル半導体回路部と半導体ROM部
と半導体RAM部と不揮発性半導体メモリ部とD/Aイ
ンタフェース部との組み合わせとして一枚のシリコン薄
板上に組み込み形成させ、SOP(システム・オン・チ
ップ)装置132’とすることが可能である。例えば半
導体ROM部には、メモリ読出書込動作のためのプログ
ラムと比較制御動作のためのプログラムとが、デジタル
演算処理モジュール139がテンポラリ・メモリ137
を使用して実行可能なように焼き込まれており、復調回
路25および変調回路29’との信号授受はD/Aおよ
びA/D変換機能を備えるD/Aインタフェース部(不
図示)を介して実行される。
【0211】なお通常、システム・オン・チップ装置の
上記の各部は、複数のIPセルとして一枚の基板上に組
み込み形成される。
【0212】SOP装置132’は構成部品として、こ
れのみで製品化が可能である。すなわちSOP装置13
2’は、一枚の薄板上にアンテナ部21、送受信回路2
2、整流回路23、復調回路25、変調回路29’が形
成されたアナログモジュールに構成部品として組み込ま
れ、ハイブリッド型の集積回路132が構成される。
【0213】図12に示されたメモリラベル装置131
の例として、ビデオカセットテープの背表紙に貼付する
メモリラベルは、例えば1枚で1KBの記憶容量の不揮
発性メモリ27を内蔵し、撮影名、タイトル、日付、コ
メント、重要シーンの記録時間など、録画した内容に関
する詳細データを不揮発性メモリ27へ記憶するととも
に、ラベルの台紙3余白部3Aにプリンタで印字するこ
とができる。
【0214】したがって利用者はビデオカセットテープ
をVCRにセットして再生することなく映像情報を確認
することができ、とりわけ編集時のテープ検索が容易に
なる。
【0215】メモリラベル装置131への書き込みと読
み出しは、非接触方式でメモリラベル用リーダライタ装
置を近づけるだけでアクセスできる。最大通信距離は約
10cm程度である。
【0216】図13は、メモリラベル装置131の動作
フローチャートである。同図に基づいてメモリラベル装
置131の動作を説明する。メモリラベル用リーダライ
タ装置から発信された電磁波がアンテナ部21によって
受信されると、アンテナ部21に発生したキャリア波が
整流回路23により整流され、直流が生成される。これ
を電源として集積回路132内の送受信回路22、復調
回路25、変調回路29’やメモリ読出書込手段13
6、比較手段138やテンポラリ・メモリ137および
不揮発性メモリ27に電力供給されると、各部が作動す
る。
【0217】復調回路25から入力信号25aが発生す
ると(ステップS81)、メモリ読出書込手段26によ
ってこの入力信号が読出し指示か、または書込み指示か
がチェックされる(ステップS82)。
【0218】読出し指示であれば、メモリ読出書込手段
26によって不揮発性メモリ27から格納されたデータ
d*が読出され(ステップS83)、このデータd*に
基づき変調回路29’によって変調されたキャリア波が
送受信回路22を経てアンテナ部21から電磁波として
送信される(ステップS84)。
【0219】一方、書込み指示であれば、メモリ読出書
込手段26によって、受信した書込データd*が不揮発
性メモリ27の所定領域にデータd*として格納される
(ステップS85)。
【0220】同時にメモリ読出書込手段26は、書込デ
ータd*をテンポラリ・メモリ137へ一時記憶させる
(ステップS86)。
【0221】ついでメモリ読出書込手段26は、比較手
段138へ起動信号136aを送り、こののち、不揮発
性メモリ27から書き込まれたばかりのデータを読出し
て、これをデータd’として比較手段138へ送付する
(ステップS87)。
【0222】比較手段138は、メモリ読出書込手段2
6から送られた起動信号136aによって起動して、テ
ンポラリ・メモリ137から書込データd*を読出し、
この書込データd*と、メモリ読出書込手段136から
入力されたデータd’とを比較し、比較結果を信号13
8bとして変調回路29’へ出力する(ステップS8
8)。
【0223】変調回路29’は、比較手段138から提
供される比較結果が載った信号138bに基づきキャリ
ア波を変調し、送受信回路22を経てアンテナ部21か
ら電磁波として送信する(ステップS89)。
【0224】上記のように本実施形態のメモリラベル装
置131は、メモリラベル用リーダライタ装置からの書
込み指示が入信すると、内蔵する不揮発性メモリ27へ
の書込データの書込みのみならず、書込データをテンポ
ラリ・メモリ38へ一時記憶させ、さらにメモリラベル
装置131内において自発的に、すなわちメモリラベル
用リーダライタ装置からの追加指示を受けることなく、
不揮発性メモリ27へ書き込んだデータを直ちに読出
し、さらにこの読出したデータと、テンポラリ・メモリ
38へ一時記憶された書込データとを比較して、この比
較結果をメモリラベル用リーダライタ装置からの追加指
示を受けることなく、メモリラベル用リーダライタ装置
へ伝送する構成としたことを特徴としている。
【0225】この結果、メモリラベル用リーダライタ装
置との一往復の通信のみで、書込み指示及び書込データ
の入手のみならず書込み検証のためのデータ読み出しお
よび比較と、比較結果の送信までをも一挙に実行するも
のであり、よって検証動作に必要なデータの読出しと搬
送のための手続きを簡略化でき、所要時間の大幅な低減
が可能になる。さらに、通信回数が少なくなることによ
り、通信時の不具合によるエラー発生機会が減少すると
いう効果がある。
【0226】これを従来技術の書込み及び書込み検証と
比較すると、従来においては先ず書込コマンド及び書込
データ授受のための通信をなし、ついで書込直後に書込
データの読出しと当該データ送信を命じるコマンドを授
受するための通信をなし、ついで読出しデータを授受す
るための通信をそれぞれ実行していた。このように、本
発明のメモリラベル装置によれば通信回数の削減という
改善が実現される。
【0227】すなわち上記の動作によって、メモリラベ
ル装置131への書込みが正しく実行されたか否かの検
証を容易に、しかも少ない手続きで行うことができ、高
い信頼性のメモリラベルシステムを実現することが可能
になる。
【0228】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
に係る非接触型メモリラベルシステムは、電磁波を介し
て非接触でデータを送信する、メモリラベル装置とメモ
リラベル用リーダライタ装置とを備えてシステムが構成
され、メモリラベル用リーダライタ装置が書込みデータ
を内蔵する記憶手段へ記憶させたのち送信し、メモリラ
ベル装置がこれを受信して不揮発性メモリへ書込んだ後
に、これを読出して送信し、メモリラベル用リーダライ
タ装置がこれを受信して、受信データと記憶手段へ記憶
されたデータを比較検証する構成とするものであるか
ら、メモリラベル装置へデータが正しく記録されたか否
かの検証が少ない通信回数で、しかも簡便に実現でき、
正しくないデータが書込まれたことが検出されないゆえ
後に生じる不都合を、確実に防止することができるとい
う効果を奏する。
【0229】さらに、メモリラベル装置およびメモリラ
ベル用リーダライタ装置の両方の正常作動を、通信機能
も含めて一挙に確認できるという顕著な効果がある。
【0230】本発明の請求項2に係るメモリラベル用リ
ーダライタ装置のデータ記録及び記録内容の検証方法
は、記憶手段へ書込データを記憶させるとともに、書込
データをメモリラベル装置へ送信し、メモリラベル装置
において受信した書込データが不揮発性メモリへ書込ま
れたのち、この不揮発性メモリから読出されて返信され
た際に、この読出しデータを受信して、これと記憶手段
内のデータとを比較検証するものであるから、メモリラ
ベル装置へデータが正しく記録されたか否かの検証が少
ない通信回数で、しかも簡便に実現可能な、メモリラベ
ル用リーダライタ装置のデータ記録及び記録内容の検証
方法を提供することができる。
【0231】本発明の請求項3に係るメモリラベル用リ
ーダライタ装置は、外部から入力される書込データを保
持するレジスタと、書込データを記憶可能な記憶手段
と、レジスタに保持されたデータを記憶手段へ転写後
に、書込データをメモリラベル装置へ送信し、メモリラ
ベル装置において書込データが不揮発性メモリへ書込ま
れたのち直ちに読出されて返信された際にこのデータを
受信する制御手段と、受信データと記憶手段内のデータ
とを比較検証する比較手段を備える構成とするものであ
るから、メモリラベル装置へデータが正しく記録された
か否かの検証を少ない通信回数で、しかも簡便に実現可
能なメモリラベル用リーダライタ装置を提供することが
できる。
【0232】本発明の請求項4に係るマイクロコンピュ
ータ読み取り可能な記録媒体は、マイクロコンピュータ
と、書込データを保持するレジスタと、書込データを記
憶可能な記憶手段とを備えるメモリラベル用リーダライ
タ装置に適用されるもので、マイクロコンピュータを、
レジスタに保持された書込データを記憶手段へ転写後
に、書込データをメモリラベル装置へ送信し、メモリラ
ベル装置において受信された書込データが不揮発性メモ
リへ書込まれたのち、このデータが読出されて返信され
た際に受信する制御手段として機能させるためのプログ
ラムと、受信したデータと記憶手段から読出したデータ
とを比較検証する比較手段として機能させるためのプロ
グラムとを記録した構成とするものであるから、メモリ
ラベル装置へデータが正しく記録されたか否かの検証の
ための比較をメモリラベル用リーダライタ装置側で自動
的に実施可能にする記録媒体を提供することができる。
【0233】本発明の請求項5に係るシステム・オン・
チップ型集積装置は、メモリラベル用リーダライタ装置
に組み込み可能なものであって、一個のチップ上にマイ
クロコンピュータと、書込データを一時的に保持するレ
ジスタと、書込データを記憶可能な記憶手段と、制御手
段と比較手段とが記録されたメモリとを備え、マイクロ
コンピュータが、制御プログラムと比較プログラムを実
行することにより、レジスタに保持された書込データを
記憶手段へ転写するとともに、書込データをメモリラベ
ル装置へ送信し、メモリラベル装置において書込データ
が不揮発性メモリへ書込まれたのちに読出されて返信さ
れた際に、この読出しデータを受信し、受信データと記
憶手段内のデータとの比較検証を可能にする構成とする
ものである。
【0234】したがって、このシステム・オン・チップ
型集積装置を部品として組み込むことにより、メモリラ
ベル装置へデータが正しく記録されたか否かの検証を少
ない通信回数で、しかも簡便に実現可能な構成の小型軽
量のメモリラベル装置を提供することができる。
【0235】本発明の請求項6に係るメモリラベル装置
のデータ記録方法は、メモリラベル用リーダライタ装置
から送信された書込データを不揮発性メモリへ記録し、
直ちにこの不揮発性メモリから書込まれたデータを読出
してメモリラベル用リーダライタ装置へ返信するもので
あるから、メモリラベル装置へデータが正しく記録され
たか否かの検証のための不揮発性メモリからのデータ読
出しを、メモリラベル用リーダライタ装置と追加通信す
ることなく、自動的に実施可能なメモリラベル装置のデ
ータ記録方法を提供することができる。
【0236】本発明の請求項7に係るメモリラベル装置
は、メモリラベル用リーダライタ装置から送信された書
込データを不揮発性メモリへ記録し、ついで検証読出タ
イミング制御手段からの指示で直ちに不揮発性メモリか
ら書込まれたデータを読出してメモリラベル用リーダラ
イタ装置へ返信するメモリ読出書込手段と、不揮発性メ
モリへのデータ書込み完了を検出後、メモリ読出書込手
段に不揮発性メモリからのデータ読出し指示を与える検
証読出タイミング制御手段とを備えた構成とするもので
あるから、メモリラベル装置へデータが正しく記録され
たか否かを検証するための上記データの読出しと送信を
メモリラベル装置側で自動的に実施でき、しかも少ない
通信回数で簡便に実現可能なメモリラベル装置を提供す
ることができる。
【0237】本発明の請求項8に係るシステム・オン・
チップ型集積装置は、メモリラベル装置に組み込み可能
なものであって、デジタル演算処理装置と、書込データ
を記録する不揮発性メモリと、プログラムで構成された
メモリ読出書込手段と検証読出タイミング制御手段とが
記録されたメモリとを備え、デジタル演算処理装置が、
メモリラベル用リーダライタ装置から書込データを受け
て不揮発性メモリへ記録し、ついで検証読出タイミング
制御手段からの指示で不揮発性メモリから書込まれたデ
ータを読出し、メモリラベル用リーダライタ装置へ返信
するプログラムと、不揮発性メモリへの書込データの記
録完了を検出後、直ちに不揮発性メモリから書込まれた
データを読出す指示を与えるプログラムとを実行する構
成とするものである。
【0238】したがって、このシステム・オン・チップ
型集積装置を部品として組み込むことにより、メモリラ
ベル装置へデータが正しく記録されたか否かの検証のた
めのデータ読出しと送信を、メモリラベル用リーダライ
タ装置との追加通信を要さず、メモリラベル装置側で自
動的に実施可能な構成の小型軽量のメモリラベル装置を
容易に製造することができる。
【0239】本発明の請求項9に係る非接触メモリラベ
ルシステムは、電磁波を介して非接触でデータを送信す
る、メモリラベル装置とメモリラベル用リーダライタ装
置とを備えてシステムが構成され、メモリラベル用リー
ダライタ装置が書込データをメモリラベル装置へ送信
し、メモリラベル装置が受信した書込データをテンポラ
リ・メモリへ記憶させ、書込データを不揮発性メモリへ
記録し、ついでこのデータを読出して、これとテンポラ
リ・メモリ内の書込データとを比較検証して結果を送信
し、メモリラベル用リーダライタ装置が送信された比較
検証結果を受信し、これに基づいて正当な記録が為され
たことを確認する構成とするものであるから、メモリラ
ベル装置へデータが正しく記録されたか否かの確認が少
ない通信回数で、しかも簡便に実現可能な非接触型メモ
リラベルシステムを提供することができる。
【0240】これにより、正しくないデータが書込まれ
たことが検出されないゆえ後に生じる不都合を、確実に
防止することができるのみならず、さらに、メモリラベ
ル装置およびメモリラベル用リーダライタ装置の両方の
正常作動を、通信機能も含めて一挙に確認できるという
顕著な効果がある。
【0241】本発明の請求項10に係るメモリラベル用
リーダライタ装置のデータ記録及び記録内容の検証方法
は、書込データをメモリラベル装置へ送信し、メモリラ
ベル装置において受信した書込データがテンポラリ・メ
モリと不揮発性メモリへ書込まれたのち両メモリから読
出され、両読出し値の比較結果が返信された際に、この
比較結果を受信し、受信した比較結果に基づき書込結果
を確認するものであるから、メモリラベル装置へデータ
が正しく記録されたか否かの検証が少ない通信回数で、
しかも簡便に実現可能な、メモリラベル用リーダライタ
装置のデータ記録及び記録内容の検証方法を提供するこ
とができる。
【0242】本発明の請求項11に係るメモリラベル用
リーダライタ装置は、書込データをメモリラベル装置へ
送信し、メモリラベル装置から返信された比較結果を受
信する制御手段と、受信した比較結果に基づきメモリラ
ベル装置の作動を確認する合致確認手段を備える構成と
するものであるから、メモリラベル装置へデータが正し
く記録されたか否かの検証を少ない通信回数で、しかも
簡便に実現可能なメモリラベル用リーダライタ装置を提
供することができる。
【0243】本発明の請求項12に係るマイクロコンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体は、マイクロコンピュー
タを備えるメモリラベル用リーダライタ装置に適用され
るもので、マイクロコンピュータを、書込みデータをメ
モリラベル装置へ送信し、メモリラベル装置から比較結
果が返信された際に、比較結果を受信する制御手段とし
て機能させるためのプログラムと、受信した比較結果に
基づきメモリラベル装置の作動を確認する合致確認手段
として機能させるためのプログラムとを記録した構成と
するものであるから、メモリラベル装置へデータが正し
く記録されたか否かの確認をメモリラベル用リーダライ
タ装置側で自動的に実施可能にする記録媒体を提供する
ことができる。
【0244】本発明の請求項13に係るシステム・オン
・チップ型集積装置は、メモリラベル用リーダライタ装
置に組み込み可能なものであって、内蔵するマイクロコ
ンピュータが、内蔵する制御プログラムと合致確認プロ
グラムを実行することにより、書込みデータをメモリラ
ベル装置へ送信し、メモリラベル装置から返信される比
較結果を受信して、この受信された比較結果に基づきメ
モリラベル装置の作動を確認することを可能にする構成
とするものである。
【0245】したがって、このシステム・オン・チップ
型集積装置を部品として組み込むことにより、メモリラ
ベル装置へデータが正しく記録されたか否かの確認を少
ない通信回数で、しかも簡便に実現可能な構成の小型軽
量のメモリラベル用リーダライタ装置を提供することが
できる。
【0246】本発明の請求項14に係るメモリラベル装
置のデータ記録及び記録内容検証方法は、一時記憶メモ
リへ書込データを書込むとともに、不揮発性メモリへ書
込データを記録し、この記録の後に不揮発性メモリから
データを読出し、この読出したデータと一時記憶メモリ
内のデータとを比較して比較結果を得て、比較結果をメ
モリラベル用リーダライタ装置へ返信するものであるか
ら、メモリラベル装置へデータが正しく記録されたか否
かの検証を、メモリラベル用リーダライタ装置側に負担
をかけることなく、メモリラベル装置側で自動的に実施
可能なメモリラベル装置のデータ記録及び記録内容検証
方法を提供することができる。
【0247】本発明の請求項15に係るメモリラベル装
置は、一時記憶メモリへ書込データを記憶させ、不揮発
性メモリへの書込データの書込み後に比較手段を起動
し、不揮発性メモリからデータを読出して比較手段へ送
るメモリ読出書込手段と、不揮発性メモリから読出され
たデータと一時記憶メモリ内のデータとを比較して、比
較結果を編成する比較手段とを備えた構成とするもので
あるから、メモリラベル装置へデータが正しく記録され
たか否かの確認のための比較と比較結果の送信をメモリ
ラベル装置側で自動的に実施可能なメモリラベル装置を
提供することができる。
【0248】本発明の請求項16に係るシステム・オン
・チップ型集積装置は、メモリラベル装置に組み込み可
能なものであって、内蔵するデジタル演算処理装置が内
蔵するメモリ読出書込プログラムと比較プログラムを実
行することにより、メモリラベル用リーダライタ装置か
ら書込命令を受けて内蔵する一時記憶メモリへ書込デー
タを一時記憶させ、不揮発性メモリへ書込データを記録
し、ついで不揮発性メモリから書込まれたデータを読出
し、この読出しデータと一時記憶メモリ内のデータとを
比較した結果を返信可能にする構成とするものである。
【0249】したがって、このシステム・オン・チップ
型集積装置を部品として組み込むことにより、メモリラ
ベル装置へデータが正しく記録されたか否かの確認のた
めの比較と比較結果の送信をメモリラベル装置側で自動
的に実施可能な構成の小型軽量のメモリラベル装置を容
易に製造することができる。
【0250】本発明の請求項17に係るメモリラベル用
リーダライタ装置は、メモリラベル装置の不揮発性メモ
リに記録されたデータに対応するバーコードパターンを
編成して印字するバーコード印字機構を備えて構成する
ものであるから、メモリラベル装置内の情報をバーコー
ドへ変換して出力印刷が可能になり、メモリラベルシス
テムをバーコードシステムと併用させることができる。
【0251】本発明の請求項18に係るメモリラベル用
リーダライタ装置は、電源として太陽電池を備え、且つ
全体を携帯型の筐体に格納した構成とするものであるか
ら、商用電源の得られない、しかも電池電源が入手でき
ない屋外や現場であっても太陽電池を電源として作動さ
せることができ、よって適用範囲を大幅に拡張すること
ができる。
【0252】本発明の請求項19に係るメモリラベル用
リーダライタ装置は、請求項3、7、11または15い
ずれかに記載のものであって、メモリラベル装置の不揮
発性メモリに記録されたデータに対応するバーコードパ
ターンを編成して印字するバーコード印字機構を備えた
構成とするものであるから、メモリラベル装置への書込
み状態を容易に検証できるばかりか、メモリラベル装置
およびメモリラベル用リーダライタ装置の作動確認がで
き、さらにメモリラベル装置内の情報をバーコードへ変
換して出力印刷が可能になるから、メモリラベルシステ
ムをバーコードシステムと併用させることができる。
【0253】本発明の請求項20に係るメモリラベル用
リーダライタ装置は、請求項3、7、11または15い
ずれかに記載のものであって、電源として太陽電池を備
え、且つ全体を携帯型の筐体に格納した構成とするもの
であるから、メモリラベル装置への書込み状態を容易に
検証できるばかりか、メモリラベル装置およびメモリラ
ベル用リーダライタ装置の作動確認ができ、さらに商用
電源の得られない、しかも電池電源が入手できない屋外
や現場であっても太陽電池を電源として作動させること
ができ、よって適用範囲を大幅に拡張することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るメモリラベルシステムの一実施形
態の機能構成の説明図である。
【図2】本発明に係るメモリラベルの読み書き及び検証
システムの一実施形態の機器構成の説明図である。
【図3】本発明に係るメモリラベルリーダライタ装置の
一実施形態のブロック構成図である。
【図4】本発明に係るメモリラベルリーダライタ装置の
一実施形態の正面図である。
【図5】図4に示されるメモリラベルリーダライタ装置
の側面図である。
【図6】図3に示されるメモリラベルリーダライタ装置
のフローチャートである。
【図7】本発明に係るメモリラベル装置の一実施形態の
ブロック構成図である。
【図8】図7に示されるメモリラベル装置のフローチャ
ートである。
【図9】本発明に係るメモリラベルの読み書き及び検証
システムの他の実施形態の機能構成の説明図である。
【図10】本発明に係るメモリラベルリーダライタ装置
の他の実施形態のブロック構成図である。
【図11】図10に示されるメモリラベルリーダライタ
装置のフローチャートである。
【図12】本発明に係るメモリラベル装置の他の実施形
態のブロック構成図である。
【図13】図12に示されるメモリラベル装置のフロー
チャートである。
【図14】台紙にバーコードが印字されたメモリラベル
装置の外観図である。
【符号の説明】
30……メモリラベルリーダライタ装置、31……太陽
電池部、32……二次電池、33……読込スイッチ、3
4……書込スイッチ、35……印字スイッチ、36……
操作キー、IP37……制御手段、38……バッファメ
モリ、Ip39……符号化手段、PT40……変調回
路、PT41……送受信回路、PT42……アンテナ
部、43……表示部、PT44……復調回路、IP45
……復合化回路、IP46……赤外線通信手段、47…
…赤外線通信ポート、IP48……バーコード変換手
段、IP49……印字パターン編成手段、IP50……
印字ドライバ、51……印字機構部、IP52…比較手
段、137……外部通信スイッチ、138……バーコー
ド印字スイッチ、140……CPUコア、141……R
AM(随時書込み読出しメモリ)、142……ROM
(読出し専用メモリ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (54)【発明の名称】 非接触型メモリラベルシステムおよび非接触型メモリラベル装置への記録方法と記録内容の検証 方法および、非接触型のメモリラベル装置とメモリラベル用リーダライタ装置および、記録媒体 および、システム・オン・チップ型集積装置

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリラベル装置へ電磁波を介して非接
    触でデータを送信するとともに、当該メモリラベル装置
    における内蔵の不揮発性メモリへのデータ書込み時の情
    報又は当該不揮発性メモリからのデータ読出し時の情報
    を電磁波を介して非接触で受信するメモリラベル用リー
    ダライタ装置と、 前記メモリラベル用リーダライタ装置からの送信データ
    を電磁波を介して非接触で受信して前記不揮発性メモリ
    へのデータ書込み又は当該不揮発性メモリからデータ読
    出しを行う前記メモリラベル装置と、を備えるメモリラ
    ベルシステムにおいて、 前記メモリラベル用リーダライタ装置が書込みデータ
    を、内蔵する記憶手段へ記憶させたのち、当該書込みデ
    ータを前記メモリラベル装置へ電磁波を介して非接触で
    送信する過程と、 前記メモリラベル装置が電磁波を介して非接触で受信し
    た前記書込みデータを前記不揮発性メモリへ書込む過程
    と、 ついで前記メモリラベル装置が前記不揮発性メモリから
    前記書込まれたデータを読出す過程と、 前記メモリラベル装置が前記読出したデータを電磁波を
    介して非接触で送信する過程と、 前記メモリラベル用リーダライタ装置が前記送信された
    前記データを電磁波を介して非接触で受信する過程と、 前記メモリラベル用リーダライタ装置が前記受信したデ
    ータと前記記憶手段に記録されている書込みデータとを
    比較検証する過程と、を備えたことを特徴とする非接触
    型メモリラベルシステム。
  2. 【請求項2】 電磁波により非接触で送信されたデータ
    を受信し内蔵する不揮発性メモリへデータを書込み、ま
    た当該不揮発性メモリからデータを読出して電磁波によ
    り非接触で返信するメモリラベル装置に対して、電磁波
    により非接触でデータを送信し、また当該メモリラベル
    装置からの返信を電磁波により非接触で受信する構成
    の、メモリラベル用リーダライタ装置に適用される、デ
    ータ記録及び記録内容の検証方法であって、 内蔵する記憶手段へ書込みデータを記憶させるととも
    に、当該書込みデータを前記メモリラベル装置へ電磁波
    により非接触で送信する過程と、 前記メモリラベル装置において受信された前記書込みデ
    ータが内蔵する前記不揮発性メモリへ書込まれたのち当
    該不揮発性メモリから読出され、且つ当該読出しデータ
    が返信されてきた際に、当該読出しデータを電磁波によ
    り非接触で受信する過程と、 受信した当該データと前記記憶手段から読出した書込み
    データとを比較検証する過程と、を備えたことを特徴と
    するメモリラベル用リーダライタ装置のデータ記録及び
    記録内容の検証方法。
  3. 【請求項3】 電磁波により非接触で送信されたデータ
    を受信し内蔵する不揮発性メモリへデータを書込み、ま
    た当該不揮発性メモリからデータを読出して電磁波によ
    り非接触で返信するメモリラベル装置に対して、電磁波
    により非接触で書込み又は読出しに関するデータを送信
    し、また当該メモリラベル装置から返信されるデータを
    電磁波により非接触で受信する構成のメモリラベル用リ
    ーダライタ装置であって、少なくとも、 外部から入力される書込みデータを一時的に保持するレ
    ジスタと、 前記書込みデータを記憶可能な記憶手段と、 制御手段と、 比較手段と、を備え、 前記制御手段は、前記レジスタに保持された書込みデー
    タを前記記憶手段へ転写書込みしたのち、当該書込みデ
    ータを前記メモリラベル装置へ送信し、前記メモリラベ
    ル装置において伝送された前記書込みデータが内蔵する
    前記不揮発性メモリへ書込まれたのち直ちに当該不揮発
    性メモリから書込まれたデータが読出されて返信されて
    きた際に、当該読出しデータを受信する構成であり、 且つ前記比較手段は、前記受信されたデータと前記記憶
    手段から読出した書込みデータとを比較検証する構成と
    したことを特徴とするメモリラベル用リーダライタ装
    置。
  4. 【請求項4】 電磁波により非接触で送信されたデータ
    を受信し内蔵する不揮発性メモリへデータを書込み、ま
    た当該不揮発性メモリからデータを読出して電磁波によ
    り非接触で返信するメモリラベル装置に対して、電磁波
    により非接触でデータを送信し、また当該メモリラベル
    装置からの返信を電磁波により非接触で受信し、且つ少
    なくともマイクロコンピュータと、外部から入力される
    書込みデータを一時的に保持するレジスタと、書込みデ
    ータを記憶可能な記憶手段とを備えるメモリラベル用リ
    ーダライタ装置に、適用される記録媒体であって、 前記マイクロコンピュータを、 前記レジスタに保持された書込みデータを前記記憶手段
    へ転写書込みしたのち、当該書込みデータを前記メモリ
    ラベル装置へ送信し、前記メモリラベル装置において受
    信された前記書込みデータが前記不揮発性メモリへ書込
    まれたのち当該不揮発性メモリから前記書込まれたデー
    タが読出され、読出しデータとして返信されてきた際
    に、当該読出しデータを受信する制御手段として機能さ
    せるためのプログラムと、 前記マイクロコンピュータを、 前記受信されたデータと前記記憶手段から読出した書込
    みデータとを比較検証する比較手段として機能させるた
    めのプログラムと、を記録したことを特徴とするマイク
    ロコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  5. 【請求項5】 電磁波により非接触で送信されたデータ
    を受信し内蔵する不揮発性メモリへデータを書込み、ま
    た当該不揮発性メモリからデータを読出して電磁波によ
    り非接触で返信するメモリラベル装置に対して、電磁波
    により非接触でデータを返信し、また当該メモリラベル
    装置からの当該返信を電磁波により非接触で受信する構
    成のメモリラベル用リーダライタ装置に組み込み可能
    な、システム・オン・チップ型集積装置であって、 一個のチップ上に少なくともマイクロコンピュータと、
    外部から入力される書込みデータを一時的に保持するレ
    ジスタと、書込みデータを記憶可能な記憶手段と、前記
    マイクロコンピュータによって読み取りと実行が可能な
    プログラムで構成された少なくとも制御手段と比較手段
    とが記録されたメモリと、を備え、 且つ前記制御手段は前記マイクロコンピュータを、 前記レジスタに保持された書込みデータを前記記憶手段
    へ転写書込みするとともに、当該書込みデータを前記メ
    モリラベル装置へ送信し、前記メモリラベル装置におい
    て受信された前記書込みデータが内蔵する不揮発性メモ
    リへ書込まれたのち当該不揮発性メモリから前記書込ま
    れたデータが読出されて返信されてきた際に、当該読出
    しデータを受信するよう機能させるプログラムとして構
    成され、 また前記比較手段は前記マイクロコンピュータを、 前記受信されたデータと前記記憶手段から読出した書込
    みデータとを比較検証するよう機能させるためのプログ
    ラムとして構成されたことを特徴とするシステム・オン
    ・チップ型集積装置。
  6. 【請求項6】 電磁波により非接触でメモリラベル装置
    へデータを送信し、また当該メモリラベル装置からの返
    信を電磁波により非接触で受信する構成のメモリラベル
    用リーダライタ装置によって書込と読出しの指示がなさ
    れ、電磁波により非接触で送信されたデータを受信し内
    蔵する不揮発性メモリへ当該データを書込み、または当
    該不揮発性メモリからデータを読出して電磁波により非
    接触で返信する、メモリラベル装置に適用されるデータ
    記録方法であって、 前記メモリラベル用リーダライタ装置から書込命令及び
    書込みデータが送信されると、当該書込命令を受付け、
    内蔵する前記不揮発性メモリへ当該書込みデータを書込
    む過程と、 前記不揮発性メモリへ前記書込みデータを書込み後、直
    ちに当該不揮発性メモリから書込まれたデータを読出す
    過程と、 読出した前記データを電磁波により非接触で前記メモリ
    ラベル用リーダライタ装置へ返信する過程と、を備えた
    ことを特徴とするメモリラベル装置のデータ記録方法。
  7. 【請求項7】 電磁波により非接触でメモリラベル装置
    へデータを送信し、また当該メモリラベル装置からの返
    信を電磁波により非接触で受信する構成のメモリラベル
    用リーダライタ装置によって書込と読出しの指示がなさ
    れ、電磁波により非接触で送信されたデータを受信し内
    蔵する不揮発性メモリへ当該データを書込み、または当
    該不揮発性メモリからデータを読出して電磁波により非
    接触で返信する、メモリラベル装置であって、 前記メモリラベル用リーダライタ装置から書込命令及び
    書込みデータが送信されると、当該書込命令を受付け、
    内蔵する前記不揮発性メモリへ当該書込みデータを書込
    み、ついで検証読出タイミング制御手段からの指示に基
    づき、直ちに当該不揮発性メモリから書込まれたデータ
    を読出し、読出した当該データを電磁波により非接触で
    前記メモリラベル用リーダライタ装置へ返信するメモリ
    読出書込手段と、 前記メモリ読出書込手段による、前記不揮発性メモリへ
    の前記書込みデータの書込み完了を検出後、直ちに当該
    不揮発性メモリから書込まれたデータを読出す指示を前
    記メモリ読出書込手段に与える検証読出タイミング制御
    手段と、を備えたことを特徴とするメモリラベル装置。
  8. 【請求項8】 電磁波により非接触でメモリラベル装置
    へデータを送信し、また当該メモリラベル装置からの返
    信を電磁波により非接触で受信する構成のメモリラベル
    用リーダライタ装置によって書込と読出しの指示がなさ
    れ、電磁波により非接触で送信されたデータを受信し内
    蔵する不揮発性メモリへ当該データを書込み、または当
    該不揮発性メモリからデータを読出して電磁波により非
    接触で返信する構成のメモリラベル装置に組み込み可能
    な、システム・オン・チップ型集積装置であって、 一個のチップ上に少なくともストアードプログラム式の
    デジタル演算処理装置と、書込みデータを記録する不揮
    発性メモリと、前記デジタル演算処理装置によって読み
    取りと実行が可能なプログラムで構成された少なくとも
    メモリ読出書込手段と検証読出タイミング制御手段とが
    記録されたメモリと、を備え、 且つ前記メモリ読出書込手段は前記デジタル演算処理装
    置を、 前記メモリラベル用リーダライタ装置から書込命令及び
    書込みデータが送信されると、当該書込命令を受付け、
    内蔵する前記不揮発性メモリへ当該書込みデータを書込
    み、ついで検証読出タイミング制御手段からの指示に基
    づき、直ちに当該不揮発性メモリから書込まれたデータ
    を読出し、読出した当該データを電磁波により非接触で
    前記メモリラベル用リーダライタ装置へ返信するよう機
    能させるプログラムとして構成され、 また前記検証読出タイミング制御手段は前記デジタル演
    算処理装置を、 前記メモリ読出書込手段による、前記不揮発性メモリへ
    の前記書込みデータの書込み完了を検出後、直ちに当該
    不揮発性メモリから書込まれたデータを読出す指示を前
    記メモリ読出書込手段に与えるよう機能させるためのプ
    ログラムとして構成されたことを特徴とするシステム・
    オン・チップ型集積装置。
  9. 【請求項9】 メモリラベル装置へ電磁波を介して非接
    触でデータを送信するとともに、当該メモリラベル装置
    における内蔵の不揮発性メモリへのデータ書込み時の情
    報又は当該不揮発性メモリからのデータ読出し時の情報
    を電磁波を介して非接触で受信するメモリラベル用リー
    ダライタ装置と、 前記メモリラベル用リーダライタ装置からの送信データ
    を電磁波を介して非接触で受信して前記不揮発性メモリ
    へのデータ書込み又は当該不揮発性メモリからデータ読
    出しを行う前記メモリラベル装置と、を備えるメモリラ
    ベルシステムにおいて、 前記メモリラベル用リーダライタ装置が書込みデータを
    前記メモリラベル装置へ電磁波を介して非接触で送信す
    る過程と、 前記メモリラベル装置が、電磁波を介して非接触で受信
    した前記書込データを内蔵するテンポラリ・メモリへ記
    憶させたのち、前記書込データを内蔵する不揮発性メモ
    リへ書込む過程と、 ついで前記メモリラベル装置が前記不揮発性メモリから
    前記書込まれたデータを読出す過程と、 前記メモリラベル装置が当該読み出したデータと前記テ
    ンポラリ・メモリから読出した前記書込データとを比較
    検証する過程と、 前記メモリラベル装置が前記比較検
    証結果を前記メモリラベル用リーダライタ装置に電磁波
    を介して非接触で送信する過程と、 前記メモリラベル用リーダライタ装置が前記送信された
    前記比較検証結果を電磁波を介して非接触で受信する過
    程と、 前記メモリラベル用リーダライタ装置が受信された前記
    比較検証結果に基づいて正当な記録が為されたことを確
    認する過程と、を備えたことを特徴とする非接触型メモ
    リラベルシステム。
  10. 【請求項10】 電磁波により非接触で送信されたデー
    タを受信し内蔵する不揮発性メモリへデータを書込み、
    またデータを電磁波により非接触で返信するメモリラベ
    ル装置に対して、電磁波により非接触でデータを送信
    し、また当該メモリラベル装置からの返信を電磁波によ
    り非接触で受信する構成の、メモリラベル用リーダライ
    タ装置に適用される、データ記録及び記録内容の検証方
    法であって、 書込みデータを前記メモリラベル装置へ電磁波により非
    接触で送信する過程と、 前記メモリラベル装置において受信された前記書込みデ
    ータが内蔵するテンポラリ・メモリと前記不揮発性メモ
    リへ書込まれたのち両メモリから読出され、両読出し値
    の比較結果が返信されてきた際に、当該比較結果を電磁
    波により非接触で受信する過程と、 受信した比較結果に基づき書込結果を確認する過程と、
    を備えたことを特徴とするメモリラベル用リーダライタ
    装置のデータ記録及び記録内容の検証方法。
  11. 【請求項11】 電磁波により非接触で送信されたデー
    タを受信し内蔵する不揮発性メモリ及び一時記憶メモリ
    へデータを書込み、当該不揮発性メモリ及び一時記憶メ
    モリからの読出し値の比較結果を電磁波により非接触で
    返信するメモリラベル装置に対して、電磁波により非接
    触で書込み又は読出しに関するデータを送信し、また当
    該メモリラベル装置から返信されるデータを電磁波によ
    り非接触で受信する構成のメモリラベル用リーダライタ
    装置であって、少なくとも、 制御手段と、 合致確認手段と、を備え、 前記制御手段は、書込みデータを前記メモリラベル装置
    へ送信し、前記メモリラベル装置から前記比較結果が返
    信されてきた際に、当該比較結果を受信する構成であ
    り、 且つ前記合致確認手段は、前記受信された比較結果に基
    づき前記メモリラベル装置の作動を確認する構成とした
    ことを特徴とするメモリラベル用リーダライタ装置。
  12. 【請求項12】 電磁波により非接触で送信されたデー
    タを受信し内蔵する不揮発性メモリ及び一時記憶メモリ
    へデータを書込み、当該不揮発性メモリ及び一時記憶メ
    モリからの読出し値の比較結果を電磁波により非接触で
    返信するメモリラベル装置に対して、電磁波により非接
    触で書込み又は読出しに関するデータを送信し、また当
    該メモリラベル装置から返信されるデータを電磁波によ
    り非接触で受信し、且つ少なくともマイクロコンピュー
    タを備えるメモリラベル用リーダライタ装置に、適用さ
    れる記録媒体であって、 前記マイクロコンピュータを、 書込みデータを前記メモリラベル装置へ送信し、前記メ
    モリラベル装置から前記比較結果が返信されてきた際
    に、当該比較結果を受信する制御手段として機能させる
    ためのプログラムと、 前記マイクロコンピュータを、 前記受信された比較結果に基づき前記メモリラベル装置
    の作動を確認する合致確認手段として機能させるための
    プログラムと、を記録したことを特徴とするマイクロコ
    ンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  13. 【請求項13】 電磁波により非接触で送信されたデー
    タを受信し内蔵する不揮発性メモリ及び一時記憶メモリ
    へデータを書込み、当該不揮発性メモリ及び一時記憶メ
    モリからの読出し値の比較結果を電磁波により非接触で
    返信するメモリラベル装置に対して、電磁波により非接
    触で書込み又は読出しに関するデータを送信し、また当
    該メモリラベル装置から返信されるデータを電磁波によ
    り非接触で受信する構成のメモリラベル用リーダライタ
    装置に組み込み可能な、システム・オン・チップ型集積
    装置であって、 一個のチップ上に少なくともマイクロコンピュータと、
    前記マイクロコンピュータによって読み取りと実行が可
    能なプログラムで構成された少なくとも制御手段と合致
    確認手段とが記録されたメモリと、を備え、 且つ前記制御手段は前記マイクロコンピュータを、 書込みデータを前記メモリラベル装置へ送信し、前記メ
    モリラベル装置から前記比較結果が返信されてきた際
    に、当該比較結果を受信するよう機能させるプログラム
    として構成され、 また前記合致確認手段は前記マイクロコンピュータを、 前記受信された比較結果に基づき前記メモリラベル装置
    の作動を確認するよう機能させるためのプログラムとし
    て構成されたことを特徴とするシステム・オン・チップ
    型集積装置。
  14. 【請求項14】 電磁波により非接触でメモリラベル装
    置へデータを送信し、また当該メモリラベル装置からの
    返信を電磁波により非接触で受信する構成のメモリラベ
    ル用リーダライタ装置によって書込と読出しの指示がな
    され、電磁波により非接触で送信されたデータを受信し
    内蔵する不揮発性メモリへ当該データを書込み、または
    当該不揮発性メモリからデータを読出して電磁波により
    非接触で返信する、メモリラベル装置に適用されるデー
    タ記録及び記録内容検証方法であって、 前記メモリラベル用リーダライタ装置から書込命令及び
    書込データが送信されると、当該書込命令を受付け、内
    蔵する一時記憶メモリへ当該書込データを書込むととも
    に、内蔵する前記不揮発性メモリへ当該書込データを書
    込む過程と、 前記不揮発性メモリへ前記書込データを書込み後、当該
    不揮発性メモリから書込まれたデータを読出す過程と、 前記読出したデータと前記一時記憶メモリ内のデータと
    を比較して比較結果を得る過程と、 前記比較結果を電磁波により非接触で前記メモリラベル
    用リーダライタ装置へ返信する過程と、を備えたことを
    特徴とするメモリラベル装置のデータ記録及び記録内容
    検証方法。
  15. 【請求項15】 電磁波により非接触でメモリラベル装
    置へデータを送信し、また当該メモリラベル装置からの
    返信を電磁波により非接触で受信する構成のメモリラベ
    ル用リーダライタ装置によって書込と読出しの指示がな
    され、電磁波により非接触で送信されたデータを受信し
    内蔵する不揮発性メモリへ当該データを書込み、または
    データを電磁波により非接触で返信する、メモリラベル
    装置であって、 前記メモリラベル用リーダライタ装置から書込命令及び
    書込みデータが送信されると、当該書込命令を受付け、
    内蔵する一時記憶メモリへ当該書込みデータを一時記憶
    させ、前記不揮発性メモリへ当該書込みデータを書込
    み、前記書込み完了後に比較手段へ起動信号を出力し、
    当該不揮発性メモリから書込まれたデータを読出して当
    該比較手段へ送るメモリ読出書込手段と、 前記メモリ読出書込手段からの起動信号を受けると、前
    記不揮発性メモリから読出されたデータと前記一時記憶
    メモリに一時記憶されたデータとを比較して、比較結果
    を電磁波により非接触で前記メモリラベル用リーダライ
    タ装置へ返信可能に編成する比較手段と、を備えたこと
    を特徴とするメモリラベル装置。
  16. 【請求項16】 電磁波により非接触でメモリラベル装
    置へデータを送信し、また当該メモリラベル装置からの
    返信を電磁波により非接触で受信する構成のメモリラベ
    ル用リーダライタ装置によって書込と読出しの指示がな
    され、電磁波により非接触で送信されたデータを受信し
    内蔵する不揮発性メモリへ当該データを書込み、または
    データを電磁波により非接触で返信する構成のメモリラ
    ベル装置に組み込み可能な、システム・オン・チップ型
    集積装置であって、 一個のチップ上に少なくともストアードプログラム式の
    デジタル演算処理装置と、受信した書込データを一時的
    に保持する一時記憶メモリと、当該書込データを記録す
    る不揮発性メモリと、前記デジタル演算処理装置によっ
    て読み取りと実行が可能なプログラムで構成された少な
    くともメモリ読出書込手段と比較手段とが記録されたメ
    モリと、を備え、 且つ前記メモリ読出書込手段は前記デジタル演算処理装
    置を、 前記メモリラベル用リーダライタ装置から書込命令及び
    書込みデータが送信されると、当該書込命令を受付け、
    内蔵する一時記憶メモリへ当該書込みデータを一時記憶
    させ、前記不揮発性メモリへ当該書込みデータを書込
    み、前記書込み完了後に比較手段へ起動信号を出力し、
    当該不揮発性メモリから書込まれたデータを読出して当
    該比較手段へ送るよう機能させるプログラムとして構成
    され、 また前記比較手段は前記デジタル演算処理装置を、 前記メモリ読出書込手段からの起動信号を受けると、前
    記不揮発性メモリから読出されたデータと前記一時記憶
    メモリに一時記憶されたデータとを比較して、比較結果
    を電磁波により非接触で前記メモリラベル用リーダライ
    タ装置へ返信可能に編成するよう機能させるためのプロ
    グラムとして構成されたことを特徴とするシステム・オ
    ン・チップ型集積装置。
  17. 【請求項17】 電磁波により非接触で送信されたデー
    タを受信し内蔵する不揮発性メモリへデータを書込み、
    また当該不揮発性メモリからデータを読出して電磁波に
    より非接触で返信するメモリラベル装置に対して、電磁
    波により非接触で書込み又は読出しに関するデータを送
    信し、また当該メモリラベル装置から返信されるデータ
    を電磁波により非接触で受信する構成のメモリラベル用
    リーダライタ装置であって、 少なくとも前記メモリラベル装置の不揮発性メモリに記
    録されたデータに対応するバーコードパターンを編成し
    て印字するバーコード印字機構を備えたことを特徴とす
    るメモリラベル用リーダライタ装置。
  18. 【請求項18】 電磁波により非接触で送信されたデー
    タを受信し内蔵する不揮発性メモリへデータを書込み、
    また当該不揮発性メモリからデータを読出して電磁波に
    より非接触で返信するメモリラベル装置に対して、電磁
    波により非接触で書込み又は読出しに関するデータを送
    信し、また当該メモリラベル装置から返信されるデータ
    を電磁波により非接触で受信する構成のメモリラベル用
    リーダライタ装置であって、 電源として太陽電池を備え、且つ前記構成の全体を携帯
    型の筐体に格納したことを特徴とするメモリラベル用リ
    ーダライタ装置。
  19. 【請求項19】 少なくとも前記メモリラベル装置の不
    揮発性メモリに記録されたデータに対応するバーコード
    パターンを編成して印字するバーコード印字機構を備え
    たことを特徴とする請求項3、7、11または15いず
    れか記載のメモリラベル用リーダライタ装置。
  20. 【請求項20】 電源として太陽電池を備え、且つ前記
    構成の全体を携帯型の筐体に格納したことを特徴とする
    請求項3、7、11または15いずれか記載のメモリラ
    ベル用リーダライタ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005159958A (ja) * 2003-11-28 2005-06-16 Sony Corp 無線情報通信システム,ユーザ端末,通信目的装置,無線情報通信方法,およびプログラム
WO2005101306A1 (ja) * 2004-04-12 2005-10-27 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha 無線タグ回路素子カートリッジ、電磁波反応体ラベル作成装置用ロール、及びタグラベル作成装置

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